JP4697413B2 - 吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材及び該吸着材を用いた吸着型ヒートポンプ装置 - Google Patents

吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材及び該吸着材を用いた吸着型ヒートポンプ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4697413B2
JP4697413B2 JP2005234603A JP2005234603A JP4697413B2 JP 4697413 B2 JP4697413 B2 JP 4697413B2 JP 2005234603 A JP2005234603 A JP 2005234603A JP 2005234603 A JP2005234603 A JP 2005234603A JP 4697413 B2 JP4697413 B2 JP 4697413B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adsorption
adsorbent
polymer gel
heat pump
water vapor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005234603A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007044673A (ja
Inventor
浩一 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurita Water Industries Ltd filed Critical Kurita Water Industries Ltd
Priority to JP2005234603A priority Critical patent/JP4697413B2/ja
Publication of JP2007044673A publication Critical patent/JP2007044673A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4697413B2 publication Critical patent/JP4697413B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/10Process efficiency
    • Y02P20/129Energy recovery, e.g. by cogeneration, H2recovery or pressure recovery turbines

Landscapes

  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)

Description

本発明は、感温性高分子を含む吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材、該吸着材を用いた吸着型ヒートポンプ装置及び該ヒートポンプ装置を用いた熱駆動空調システムに関する。
吸着型ヒートポンプ装置や除湿空調装置においては吸着材が用いられ、吸着材は吸着質としての水蒸気を吸着及び脱着(離脱)可能である。
例えば、吸着型ヒートポンプは、蓄熱(再生)動作と放熱(冷熱生成)動作とを交互に繰り返し、蓄熱動作は、吸着材を加熱して吸着質を脱着させることにより行われ、一方、放熱動作は吸着材に吸着質を吸着させることにより行われる。
吸着材としては、一般に、シリカゲルや低シリカアルミナ比のゼオライトが用いられており、これら無機系の吸着材を用いた吸着型ヒートポンプ装置は、その蓄熱動作時に吸着材を100℃以上の高温まで加熱する加熱用媒体を必要とする。
ところで、省エネや環境性能といった観点からは、吸着型ヒートポンプ装置には、工場、コジェネレーション機器、燃料電池若しくは自動車エンジンからの排熱や、太陽の輻射熱を蓄熱することが求められる。しかし、これらの熱を単独で利用した場合、吸着型ヒートポンプ装置の加熱用媒体の温度は100℃まで到達せず、とりわけ、工場の余剰なプロセス排熱を利用した場合、加熱用媒体の温度は50℃にも到達しない。このため、無機系の吸着材を用いた吸着型ヒートポンプ装置は、これらの熱を効率的に蓄熱することができず、吸着材を加熱するための電力が別途必要になったり、多量の吸着材を必要として装置が大型化するなどの問題点があった。
そこで、近年、無機系の吸着材よりも低温で吸着質を脱着可能な吸着材の開発が進められている。例えば、特許文献1は、感温性高分子からなる吸着材を開示し、この感温性高分子は、相転移温度以下で吸着質を吸着し、相転移温度以上で吸着質を脱着させる。この感温性高分子は100℃以下の温度で相転移することから、特許文献1の吸着材は、従来の無機系吸着材に比べ、より低い温度範囲での脱着が可能である。しかし、この吸着材には、吸着質の吸着量及び脱着量が少ないという問題があった。
かかる問題を解決すべく、特許文献2は、多孔質体の表面上に感温性高分子の薄膜を形成した吸着材を開示している。この吸着材によれば、多孔質体の表面上に感温性高分子の薄膜を形成することで感温性高分子の比表面積が増大し、もって感温性高分子に対する吸着質の吸・脱着量が増大するものと考える。
また、特許文献2は、吸着質に対して感温性高分子の薄膜を不溶化すべく、N,N’−メチレンビスアクリルアミドなど、アクリロイル基、メタクリロイル基、及び/又はアリル基を分子内に2箇所以上有する有機系の架橋剤で感温性高分子を架橋し、感温性高分子ゲルにすることを開示している。
特開平3-286973号公報 特開2005-9703号公報
しかしながら、特許文献2の吸着材を製造するには、多孔質体の表面に感温性高分子の薄膜を形成せねばならず、製造工程が煩雑であり、製造コストも嵩むという問題がある。
また、特許文献2の感温性高分子ゲルにあっては、感温性高分子の架橋時に、N,N’−メチレンビスアクリルアミド等の架橋剤同士が架橋して局在化することから、感温性高分子を十分に架橋するには多くの架橋剤が必要となる。この結果、N,N’−メチレンビスアクリルアミド等を架橋剤として用いた場合、感温性高分子ゲル中の感温性高分子の割合が低下するのみならず、その網目構造は十分な伸縮性を有さず、水蒸気の吸着量及び脱着量が低下してしまう。
本発明は、上記した課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、水蒸気を低温にて脱着可能であり且つ水蒸気の吸・脱着量が多い吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材、及び該吸着材を用いた効率の良い吸着型ヒートポンプ装置を提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決すべく種々検討を行い、層状粘土鉱物で架橋された感温性高分子ゲルにおいて吸着質の吸・脱着量が増大することを見出し、本発明に想到した。
すなわち、本発明によれば、感温性高分子ゲルを含む吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材であって、前記感温性高分子ゲルの高分子間は層状粘土鉱物により架橋され、前記感温性高分子ゲルは、アクリルアミド誘導体及びメタクリルアミド誘導体よりなる群から選ばれた一種又は二種以上の誘導体モノマーとアクリル酸及びメタクリル酸のうちの一方との共重合体を前記高分子として含み、相転移点を境にして親水性と疎水性が可逆的に変化することを特徴とする吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材が提供される(請求項1)。
また、前記共重合体は、前記誘導体モノマーに対して、前記アクリル酸及び前記メタクリル酸のうちの一方を0.1〜30質量%導入して共重合させて得られたものである構成とすることが好ましい(請求項2)。
好適な態様として、前記層状粘土鉱物はスメクタイトである(請求項
好適な態様として、前記誘導体モノマーのうち一種はN−イソプロピルアクリルアミドである(請求項)。
また、上記した目的を達成すべく、本発明によれば、請求項1乃至の何れかに記載の吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材を収容した吸脱着器と、前記吸着材に対する熱の給排を実施し、前記感温性高分子ゲルを親水性及び疎水性のうち一方に保持する熱給排手段と、前記吸脱着器に対して断続可能に連通し、前記感温性高分子ゲルが疎水性に保持されているときに前記吸着材から脱着した吸着質を凝縮させる凝縮器と、前記吸脱着器に対して前記凝縮器と交互に連通し、前記感温性高分子ゲルが親水性に保持されているときに、前記吸着材に吸着させるべく、蒸発した吸着質を前記吸脱着器に向けて流出させる蒸発器とを具備したことを特徴とする吸着型ヒートポンプが提供される(請求項)。
発明の吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材は感温性高分子ゲルを含み、感温性高分子ゲルは層状粘土鉱物により架橋されている。この感温性高分子ゲルでは、層状粘土鉱物により架橋したことで、N,N’−メチレンビスアクリルアミドなど、アクリロイル基、メタクリロイル基、及び/又はアリル基を分子内に2箇所以上有する有機系の架橋剤により架橋された従来の感温性高分子ゲルを主成分とする吸着材に比べ、水蒸気の吸着量及び脱着量は増大する。これは以下の理由による。
層状粘土鉱物は、表面がマイナスに帯電しているため水溶液中で均一に分散可能であることから、架橋した感温性高分子ゲル中で局在化しない。このため、層状粘土鉱物で架橋する場合、N,N’−メチレンビスアクリルアミド等の架橋剤で架橋する場合に比べて、少量の架橋剤で均一に架橋することができ、感温性高分子ゲルの網目構造では大きな伸縮性が確保される。この結果として、層状粘土鉱物で架橋された感温性高分子ゲルは、その網目構造が大きく伸縮することにより、多量の水蒸気を吸・脱着可能である。
また、本発明の吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材によれば、感温性高分子ゲルがスメクタイトにより架橋されたことで、吸・脱着速度が好適に増大する。
また、本発明の吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材は、感温性高分子ゲルの高分子がアクリルアミド誘導体及びメタクリルアミド誘導体よりなる群から選ばれた一種又は二種以上の誘導体モノマーの重合体からなることから、従来の無機系吸着材よりも低い温度範囲、例えば、50℃〜80℃の温度範囲であっても吸着質を脱着させる。
また、本発明の吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材によれば、感温性高分子ゲルが、アクリルアミド誘導体及びメタクリルアミド誘導体よりなる群から選ばれた一種又は二種以上の誘導体モノマーと水溶性ビニル系ノニオンモノマー及び水溶性ビニル系アニオンモノマーのうち一方又は両方との共重合体を含むことで、吸・脱着量が更に増大する。
また、本発明の吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材の感温性高分子ゲルは、N−イソプロピルアクリルアミドの重合体又は共重合体を含むが、N−イソプロピルアクリルアミドのモノマーを用いた場合、重合速度が速くなり、分子量のより大きな重合体又は共重合体が生成される。重合体又は共重合体の分子量の増大は、感温性高分子ゲルにおける架橋密度の低下をもたらし、この結果として、感温性高分子ゲル、つまり吸着材に対する水蒸気の吸着量及び脱着量が更に増大する。
また、本発明の吸着型ヒートポンプ装置は、上述した請求項1乃至の何れかに記載の吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材を含むことから、吸着材での吸着量及び脱着量が多く、このヒートポンプ装置によれば、装置の大型化を招くことなく、より多量の熱を効率的に蓄熱及び放熱することができる。
吸着型ヒートポンプ装置は、吸着材が吸着質を脱着(離脱)させる能力を駆動源として利用している。吸着型ヒートポンプ装置においては、吸着質として、水、エタノール及びアセトン等を使用することができるが、中でも安全性、価格、蒸発潜熱の大きさから、水を用いるのが最も好ましい。
以下、本発明に係る吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材について説明する。
この水蒸気吸着材は、吸着質としての水(水蒸気)を吸着及び脱着可能な高分子ゲルを主成分として含み、高分子ゲルは、例えば32℃〜80℃の温度範囲にある相転移点(相転移温度)にて、親水性の低温相(親水相)と疎水性の高温相(疎水相)との間を可逆的に相転移可能である。つまり、この高分子ゲルは、その相状態が低温相にあるときに水蒸気を吸着し、高温相であるときに水蒸気を脱着させるという感温性を有した高分子ゲル(感温性高分子)である。
この感温性高分子ゲルは、その高分子間が層状粘土鉱物を用いて架橋され、網目構造を有した高分子架橋体であり、また、溶媒としての水分を含んでいる。
感温性高分子ゲルを構成する高分子としては、アクリルアミド誘導体モノマーの重合体、メタクリルアミド誘導体モノマーの重合体、またはアクリルアミド誘導体モノマーとメタクリルアミド誘導体モノマーの共重合体などを好適に用いることができる。
より詳しくは、アクリルアミド誘導体としては、N−メチルアクリルアミド、N−メチル−N−エチルアクリルアミド、N−アクリロイルピロリジン、N−ジクロロプロピルアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N−メチル−N−イソプロピルアクリルアミド、N−ノルマルプロピルアクリルアミド、N−メチル−N−ノルマルアクリルアミド、N−アクリロイルピペリジンなどを用いることができる。
また、メタクリルアミド誘導体としては、例えばN−シクロプロピルメタクリルアミド、N−エチルメタクリルアミド、N−イソプロピルメタクリルアミド、N−ノルマルプロピルメタクリルアミドなどを用いることができる。
これら誘導体のうち、N−イソプロピルアクリルアミドは重合速度が大きく、高分子量化が可能であることや、他のモノマーとの共重合性が良好であるという点で特に好適である。なお、N−イソプロピルアクリルアミドはモノマーのときには親水性を示すが、ポリマーになると感温性高分子を示すようになる。N−イソプロピルアクリルアミドゲルの代表的な相転移温度は32℃であるが、合成条件により相転移温度を32℃以上の温度にすることができる。
上記したアクリルアミド誘導体モノマーのうちから1種または2種以上のモノマーを適宜選択し、選択したモノマーを重合させるとともに架橋することにより、アクリルアミド誘導体の重合体又は共重合体を含む感温性高分子ゲルを得ることができる。また、上記したメタクリルアミド誘導体モノマーのうちから1種または2種以上のモノマーを適宜選択し、選択したモノマーを重合させるとともに架橋することにより、メタクリルアミド誘導体の重合体又は共重合体を含む感温性高分子ゲルを得ることができる。更に、上記したアクリルアミド誘導体のうちから1種または2種以上のモノマーを適宜選択し、上記したメタクリル誘導体のうちから1種または2種以上のモノマーを適宜選択し、これら選択したモノマー同士を共重合させるとともに架橋することにより、アクリルアミド誘導体とメタクリルアミド誘導体との共重合体を含む感温性高分子ゲルを得ることもできる。
また、感温性高分子ゲルの高分子は、アクリルアミド誘導体モノマー及びメタクリルアミド誘導体モノマーから選択された1種又は2種以上のモノマー(誘導体モノマー)と、水溶性ビニル系ノニオンモノマー及び水溶液ビニル系アニオンモノマーの一方又は両方とを共重合させた共重合体であることが好ましい。これら水溶性ビニル系ノニオンモノマーや水溶性ビニル系アニオンモノマーを誘導体モノマーと共重合させることにより、合成された感温性高分子ゲルの相転移点の高低、並びに、水蒸気の吸着量及び脱着量の大小を制御することができるからである。
なお、水溶性ビニル系ノニオンモノマーとしては、アクリルアミド及びメタクリルアミド等を用いることができ、水溶性ビニル系アニオンモノマーとしてはアクリル酸及びメタクリル酸等を用いることができる。
また、水溶性ビニル系ノニオンモノマー及び水溶性ビニル系アニオンモノマーのうち一方又は両方を誘導体モノマーと共重合させる場合は、誘導体モノマーに対して、水溶性ビニル系ノニオンモノマー及び水溶性ビニル系アニオンモノマーを0.1〜30質量%導入するのが好ましい。感温性高分子ゲルの感温性を維持するのは勿論、感温性高分子ゲルに対する水蒸気の吸着速度と脱着速度とのバランスを適当に保ちつつ、相転移点が適当な温度範囲に入るよう制御するためである。
なお、アクリルアミド誘導体モノマー、メタクリルアミド誘導体モノマー、水溶液ビニル系ノニオンモノマー及び水溶液ビニル系アニオンモノマーの種類や共重合比などが変わると、合成された感温性高分子ゲルの相転移点も変化するので、感温性高分子ゲルの使用温度との関係で、上記した各成分の種類や共重合比などを適宜に選択することが必要になる。
また、感温性高分子ゲルの高分子の分子量は、通常、10万〜2000万程度の範囲にあるが、分子量が200万以上であるのが好ましい。分子量が大きいほど感温性高分子ゲルにおける架橋密度が小さくなって、感温性高分子ゲルに対する水蒸気の吸着量及び脱着量が大きくなるからである。
なお、分子量が2000万を超えると、感温性高分子ゲルにおけるポリマー鎖の絡み合いによって、相転移の応答速度が低下するなどの問題が生じる。
一方、感温性高分子ゲルの合成時には、層状粘土鉱物からなる架橋剤が用いられる。層状粘土鉱物を架橋剤として用いることにより、合成された感温性高分子ゲルにあっては、その架橋密度が均一化して機械的強度や形態保持力が高くなり、また水蒸気の吸着量及び脱着量も大きくなるからである。
なお、層状粘土鉱物としては、例えば、スメクタイト、カオリナイト、アロフェン、イモゴライト、ハロサイト、イライト、バーミュライト及びクロライト等を用いることができる。
そして、上記した効果を顕著に示す2−8面体型スメクタイトや3−8面体型スメクタイトなどのスメクタイトを好適に用いることができる。これらのスメクタイトは、Naを交換性陽イオンとして含む膨潤型であり、有機物をインターカレート(層間に取り込む)することができる。
より詳しくは、2−8面体型スメクタイトとしては、モンモリロナイトやバイデライトを用いることができ、3−8面体型スメクタイトとしては、サホナイト、ヘクトナイト、ソーコナイトなどを用いることができる。
なお、スメクタイトとして、天然スメクタイト及び合成スメクタイトのいずれも用いることができるが、10nm〜1μm程度の粒径を有した合成スメクタイトを用いるのが好ましい。10nm〜1μm程度の粒径を有した合成スメクタイトを用いた場合、合成した感温性高分子ゲルにおける架橋密度が均一化して当該ゲルの強度が増大し、また当該ゲルに対する水蒸気の吸着量及び脱着量が増大するからである。
また、感温性高分子ゲルの合成時、架橋剤としての層状粘土鉱物の配合量は、架橋対象のアクリルアミド誘導体モノマー及びメタクリルアミド誘導体モノマーの総量に対し、1〜50質量%の範囲にあるのが好ましい。層状粘土鉱物の配合量が少なすぎると、架橋点が少なくなって機械的強度の高い高分子ゲルが得られず、また配合量が多すぎると、高分子ゲルの強度は高くなるとはいえ、高分子ゲルに対する水蒸気の吸着量及び脱着量が小さくなるからである。
上述した感温性高分子ゲルは、上記した各成分を含む反応系に対するラジカル重合方法で製造することができる。
例えば、感温性高分子ゲルを光重合方法で製造する場合、上記した各成分を含む反応系に対して、ベンゾイン、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテルなどを光重合開始剤として更に添加した上で、波長365nmの紫外線を照射すればよい。
また、重合促進法の場合には、重合促進剤として、例えば、N,N,N,N−テトラメチルエチレンジアミンを用い、又は、重合開始剤として、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウムなどを用いて感温性高分子ゲルを製造可能である。
これらのラジカル重合方法においては、用いる各薬品の量、照射する紫外線の強度、重合温度などを制御することにより、合成される感温性高分子ゲルの重合度や分子量を調節することができる。
上述した本発明に係る水蒸気吸着材は、吸着型ヒートポンプ装置に適用した場合、50〜80℃の温度に加熱するだけで水蒸気を脱着させることができるのみならず、感温性高分子ゲルが多孔質体の表面に薄膜状に堆積されていなくても、より多くの水蒸気を効率良く吸着及び脱着させることができる。
これは、感温性高分子ゲルが層状粘土鉱物で架橋されていることによりその網目構造が大きな伸縮性を有し、感温性高分子ゲルに対する水蒸気の吸着反応及び脱着反応が速やかに進行するのみならず、当該感温性高分子ゲルに対する蒸気の吸着量及び脱着量が、N,N’−メチレンビスアクリルアミドなど、アクリロイル基、メタクリロイル基、及び/又はアリル基を分子内に2箇所以上有する有機系の架橋剤で架橋された従来技術の感温性高分子ゲルに対する水蒸気の吸着量及び脱着量に比べて増大したためである。
このように網目構造が大きな伸縮性を有するのは、その表面がマイナスに帯電しているため水溶液中で均一に分散する、という層状粘土鉱物の性質に起因している。この性質に基づき、層状粘土鉱物は架橋した感温性高分子ゲル中で局在化しないため、層状粘土鉱物で架橋する場合、N,N’−メチレンビスアクリルアミドなどで架橋する場合に比べて、少量の架橋剤で均一に架橋することができ、もって網目構造の伸縮性が大きくなる。
その上、上述した水蒸気吸着材の形状は、感温性高分子ゲルがシリカゲルやゼオライト等の多孔質体と比較して柔軟であることから、様々なタイプの熱交換器の内部形状に合わせて容易に成形することができる。また、感温性高分子ゲルが層状粘土鉱物で架橋されていることにより、感温性高分子ゲルの機械的強度が従来技術の感温性高分子の機械的強度に比べて高くなっており、一旦成形された水蒸気吸着材の形状は長い間保持される。
ここで、図1は、熱駆動空調システムに適用された本発明に係る吸着型ヒートポンプ装置を示している。ヒートポンプ装置は、吸着質としての水が流れる環状の環状流路2を有し、環状流路2には、吸着質が流れる方向でみて、二つの三方切換弁4a,4b、凝縮器6及び蒸発器8が順次介挿されている。
三方切換弁4a,4b間の環状流路2の部分は、これら三方切換弁4a,4b同士をそれぞれ接続する一対の管路10a,10bにより形成されている。これら管路10a,10bにはそれぞれ吸脱着器12a,12bが介挿され、これら吸脱着器12には、環状流路2を流れる吸着質を吸着及び脱着可能な脱着材として、上述した本発明に係る吸着型ヒートポンプ用吸着材が収容されている。なお、吸着材の主成分である感温性高分子ゲルの相転移点は、例えば40〜50℃の範囲にある。また、感温性高分子ゲルは、例えば平均粒径が1〜10000μmの範囲にある粒状をなしているが、感温性高分子ゲルの形状は、繊維状若しくは薄膜状であってもよい。
また、ヒートポンプ装置は、吸脱着器12に対して熱の給排を行う熱給排手段を備える。より詳しくは、熱給排手段は、2つの環状の切換流路14a,14bを有し、各切換流路14には一対の三方切換弁16a,16b,18a,18bがそれぞれ介挿されている。各切換流路14の一方の三方切換弁16a,18aには加熱用流体の給排路20a,20bが接続され、他方の三方切換弁16b,18bには冷却用流体の給排路22a,22bが接続されている。なお、加熱用流体としては、工場内で発生した排熱を吸収した、例えば温度が50〜80℃の範囲にある熱交換水を用いることができ、冷却用媒体としては、工場の冷却塔で冷却され、例えば温度が30〜40℃の範囲にある循環冷却水を用いることができる。
これら切換流路14は、2つの熱交換流路24a,24bにより互いに接続され、各切換流路14における2つの熱交換流路24a,24bの接続箇所は、三方切換弁16,18を介して互いに区画された切換流路14の2つの流域に別々に位置付けられている。各熱交換流路24の一部は、吸脱着器12の内部流路26a,26bにより構成され、吸脱着器12においては、内部流路26の回りに吸着材が配置されている。
なお、冷却用流体の給排路22a,22b間にはバイパス流路28が設けられ、バイパス流路28は凝縮器6の内部を通過している。また、蒸発器8と室内機30との間にはブラインの循環流路32が延びている。
以下、上述した吸着型ヒートポンプ装置の動作について説明する。
ヒートポンプ装置では、熱給排手段が一方の吸脱着器12の吸着材に対し熱を供給する間、他方の吸脱着器12の吸着材から熱を排出させる。つまり、三方切換弁16,18を切換作動させることで、一方の熱交換流路24に加熱用流体を供給し、他方の熱交換流路24に冷却用流体を供給する。
これにより、一方の吸脱着器12にて、吸着材が感温性高分子ゲルの相転移点以上の温度まで加熱され、高温相の感温性高分子ゲルから吸着質が脱着する。脱着した吸着質は、一方の吸脱着器12と凝縮器6との間の圧力差に基づいて一方の吸脱着器12から流出し、三方切換弁4bを通じて凝縮器6に流入する。凝縮器6に流入した吸着質は、冷却用流体との間での熱交換により凝縮器6内で凝縮し、凝縮した吸着質は、凝縮器6から流出して蒸発器8に流入する。吸着質はブラインと熱交換することで蒸発器8内で蒸発し、蒸発した吸着質は、一方の蒸発器8と他方の吸脱着器12との間の圧力差に基づいて蒸発器8から流出する。蒸発器8から流出した吸着質は、三方切換弁4aを通じて他方の吸脱着器12に流入するが、この際、他方の吸脱着器12の吸着材は、感温性高分子ゲルの相転移点以下の温度まで冷却されており、低温相の感温性高分子ゲルに吸着質が吸着する。なお、この吸着により吸着材は発熱するけれども、吸着材は冷却用流体により冷却されているので、吸着材の温度が上昇することはない。
このようにして一方の吸脱着器12の吸着材から吸着質を脱着させながら、他方の吸脱着器12の吸着材に吸着質を所定時間だけ吸着させた後、三方切換弁4,16,18を切換作動させ、他方の吸脱着器12の吸着材から、先に吸着した吸着質を脱着させながら、一方の吸脱着器12の吸着材に吸着質を所定時間だけ吸着させる。そして、この後、三方切換弁4,16,18を元の開閉位置に切換作動させ、一方の吸脱着器12の吸着材から吸着質を脱着させながら、他方の吸脱着器12の吸着材に吸着質を所定時間だけ吸着させる。
つまり、この吸着型ヒートポンプ装置によれば、切換流路14aに加熱用流体及び冷却用流体を供給しながら、三方切換弁4,16,18を周期的に切換作動させることで、吸着質が2つの吸脱着器12から交互に流出し、蒸発器8内で吸着質が連続的に蒸発する。蒸発器8で吸着質が蒸発すると、吸着質に気化熱を奪われることでブラインが冷却され、この冷却されたブラインを介して室内機30を配置した室内が冷房される。
ここで、上述した吸着型ヒートポンプ装置の吸脱着器12には、本発明に係る吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材が収容されており、この吸着材に対する水蒸気の吸・脱着量は従来の感温性高分子ゲルに比べて大きく、且つ、従来の無機系吸着剤であるシリカゲルやゼオライトよりも低温で再生(脱着)可能である。このため、このヒートポンプ装置によれば、装置の大型化を招くことなく、より多量の熱を効率的に蓄熱及び放熱することができ、上述した熱駆動空調システムにあっては、ヒートポンプ装置の放熱に伴い生成される冷熱により室内を効率的に冷房することができる。
1.試料作製
(1)参考例
脱イオン水90gに、N−イソプロピルアクリルアミド10gと、合成スメクタイトであるヘクトライト(Rockwood社製、粒径72〜148nm)3gとを添加した溶液を用意した。この用意した溶液に対し、ベンゾインイソプロピルエーテル(光重合開始剤)10mgをアセトン0.1gに溶解させた溶液を添加した後、100mL/minの流量で窒素ガスを2時間送入する撹拌処理を施した。この後、撹拌した溶液を、透明なガラス製の蓋を有する幅10cm、長さ20cm、高さ5cmのステンレス鋼製の容器に流し込んだ。それから、蓋を介して容器内の溶液に対し、波長365nmの紫外線を2時間に亘って照射して光重合を進行させ、感温性高分子ゲルを合成した。これを参考例の感温性高分子ゲルとする。
(2)実施例
脱イオン水90gに、N−イソプロピルアクリルアミド9.9gと合成スメクタイト3gとを添加した溶液を用意した。この用意した溶液に対し、ベンゾインイソプロピルエーテル10mgをアクリル酸(水溶性ビニル系アニオンモノマー)0.1gに溶解させた溶液を添加した後、更に水酸化ナトリウムを添加して中和した。この後、中和された溶液に対し、参考例の場合と同様にして撹拌処理及び紫外線照射を施し、実施例の感温性高分子ゲルを合成した。
(3)比較例
層状粘土鉱物である合成スメクタイトに代えて、N,N’−メチレンビスアクリルアミドを架橋剤として用いたこと以外は参考例と同じ条件にて、比較例の感温性高分子ゲルを用意した。
2.水蒸気吸着等温線の測定
表に示した測定条件にて、参考例、実施例及び比較例の感温性高分子ゲルの水蒸気吸着等温線を測定し、この測定結果を図2、図3及び図4にそれぞれ示した。
Figure 0004697413
3.測定結果
(1)図2から明らかなように、参考例の感温性高分子ゲルは、相対蒸気圧の上昇に伴い吸着量が比例的に増加する傾向を示した。吸着型ヒートポンプ装置の運転には、低相対蒸気圧での吸着量、とりわけ相対蒸気圧0.3以下での水蒸気吸着量が重要であるが、相対蒸気圧が0.3のときに、参考例の感温性高分子ゲルの水蒸気吸着量は0.08g/gであった。
(2)図2及び図3から明らかなように、実施例の感温性高分子ゲルの吸湿能は、参考例の感温性高分子ゲルに比べて高く、相対蒸気圧0.8以上で急激に高くなる。一方、相対蒸気圧が0.3のとき、実施例の感温性高分子ゲルの水蒸気吸着量は0.14g/gであった。実施例の感温性高分子ゲルは、N−イソプロピルアクリルアミドモノマーと水溶性ビニル系アニオンモノマーであるアクリル酸とを共重合させたポリマーであり、アクリル酸との共重合によりポリマーの親水性が増し、参考例の感温性高分子ゲルよりも吸湿能が向上したと考えられる。
(3)図4から明らかなように、比較例の感温性高分子ゲルは、参考例の感温性高分子ゲルと同様に、相対蒸気圧の上昇に伴い、吸着量が比例的に増加する傾向を示した。相対蒸気圧が0.3のときの水蒸気吸着量は0.03g/gであり、比較例の感温性高分子ゲルは、参考例及び実施例1の感温性高分子ゲルに比べ、吸湿能が劣っていた。
以上のように、本発明の感温性高分子ゲルによれば、効果的に水蒸気吸着を行うことができ、且つ、低温で再生可能となり、効率的な吸着型ヒートポンプシステムを提供することが可能となる。
最後に、本発明は上記した実施形態及び実施例に限定されることはなく、種々変形が可能であるのは勿論である。
熱駆動空調システムに適用した本発明に係る吸着型ヒートポンプ装置の概略構成を示す図である。 参考例の高分子ゲルの水蒸気吸着等温線を示すグラフである。 実施例の高分子ゲルの水蒸気吸着等温線を示すグラフである。 比較例の高分子ゲルの水蒸気吸着等温線を示すグラフである。
符号の説明
6 凝縮器
8 蒸発器
12a,12b 吸脱着器

Claims (5)

  1. 感温性高分子ゲルを含む吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材であって、
    前記感温性高分子ゲルの高分子間は層状粘土鉱物により架橋され、
    前記感温性高分子ゲルは、アクリルアミド誘導体及びメタクリルアミド誘導体よりなる群から選ばれた一種又は二種以上の誘導体モノマーとアクリル酸及びメタクリル酸のうちの一方との共重合体を前記高分子として含み、相転移点を境にして親水性と疎水性が可逆的に変化する
    ことを特徴とする吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材。
  2. 前記共重合体は、
    前記誘導体モノマーに対して、前記アクリル酸及び前記メタクリル酸のうちの一方を0.1〜30質量%導入して共重合させて得られたものである
    ことを特徴とする請求項1記載の吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材。
  3. 前記層状粘土鉱物はスメクタイトであることを特徴とする請求項1又は2記載の吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材。
  4. 前記誘導体モノマーのうち一種はN−イソプロピルアクリルアミドであることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材を収容した吸脱着器と、
    前記吸着材に対する熱の給排を実施し、前記感温性高分子ゲルを親水性及び疎水性のうち一方に保持する熱給排手段と、
    前記吸脱着器に対して断続可能に連通し、前記感温性高分子ゲルが疎水性に保持されているときに前記吸着材から脱着した吸着質を凝縮させる凝縮器と、
    前記吸脱着器に対して前記凝縮器とは交互に連通し、前記感温性高分子ゲルが親水性に保持されているときに、前記吸着材に吸着させるべく、蒸発した吸着質を前記吸脱着器に向けて流出させる蒸発器と
    を具備したことを特徴とする吸着型ヒートポンプ装置。
JP2005234603A 2005-08-12 2005-08-12 吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材及び該吸着材を用いた吸着型ヒートポンプ装置 Expired - Fee Related JP4697413B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005234603A JP4697413B2 (ja) 2005-08-12 2005-08-12 吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材及び該吸着材を用いた吸着型ヒートポンプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005234603A JP4697413B2 (ja) 2005-08-12 2005-08-12 吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材及び該吸着材を用いた吸着型ヒートポンプ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007044673A JP2007044673A (ja) 2007-02-22
JP4697413B2 true JP4697413B2 (ja) 2011-06-08

Family

ID=37847973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005234603A Expired - Fee Related JP4697413B2 (ja) 2005-08-12 2005-08-12 吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材及び該吸着材を用いた吸着型ヒートポンプ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4697413B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5694116B2 (ja) * 2011-10-11 2015-04-01 本田技研工業株式会社 車両用空気調和装置
WO2015083733A1 (ja) * 2013-12-06 2015-06-11 シャープ株式会社 除湿機
JP6309087B2 (ja) * 2014-05-09 2018-04-11 シャープ株式会社 冷却装置
JP2016050715A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 カルソニックカンセイ株式会社 吸着式冷凍機を備える空調システム
MY177708A (en) * 2014-09-03 2020-09-23 A School Corporation Kansai Univ Humidity controlling apparatus
JP6671559B2 (ja) 2018-04-05 2020-03-25 三菱電機株式会社 蓄熱材、その製造方法及び蓄熱槽
WO2019244202A1 (ja) * 2018-06-18 2019-12-26 三菱電機株式会社 蓄熱器、蓄熱システム及び蓄熱方法
CN109179543B (zh) * 2018-10-17 2023-09-12 中国科学院工程热物理研究所 一种高效聚光太阳能海水淡化技术及系统
JP6704545B1 (ja) * 2019-10-04 2020-06-03 三菱電機株式会社 ヒートパイプ及び電子デバイス
WO2021064990A1 (ja) * 2019-10-04 2021-04-08 三菱電機株式会社 蓄熱装置
WO2021064993A1 (ja) * 2019-10-04 2021-04-08 三菱電機株式会社 熱輸送コンテナ及び熱輸送システム
WO2021064991A1 (ja) * 2019-10-04 2021-04-08 三菱電機株式会社 蓄熱装置、蓄熱装置を用いる方法、及び、蓄熱装置を備えた内燃機関暖機システム
WO2021064992A1 (ja) * 2019-10-04 2021-04-08 三菱電機株式会社 ヒートポンプ装置及び電気機器

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11165064A (ja) * 1997-12-04 1999-06-22 Ebara Corp 除湿空調装置
JPH11262621A (ja) * 1998-03-17 1999-09-28 Ebara Corp 除湿空調装置
JP2002053762A (ja) * 2000-05-29 2002-02-19 Kawamura Inst Of Chem Res 有機・無機複合ヒドロゲル及びその製造方法
JP2002336694A (ja) * 2001-05-15 2002-11-26 Kawamura Inst Of Chem Res 水溶液吸収材料、及び衛生用品
JP2003500530A (ja) * 1999-05-26 2003-01-07 アルバータ リサーチ カウンシル インコーポレイテッド 強化ネットワークポリマー/粘土アロイ複合体
JP2003160604A (ja) * 2001-11-27 2003-06-03 Kurita Water Ind Ltd 水溶性ビニル系モノマーの重合体の製造方法
JP2004091755A (ja) * 2002-09-04 2004-03-25 Kawamura Inst Of Chem Res 収縮性高分子ヒドロゲル及びその製造方法
JP2004300250A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 低温吸水性−高温放水性可逆型ケイ酸質鉱物材料及びその製造方法
JP2005009703A (ja) * 2003-06-17 2005-01-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 吸放出体及びそれを用いた冷温熱システム

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11165064A (ja) * 1997-12-04 1999-06-22 Ebara Corp 除湿空調装置
JPH11262621A (ja) * 1998-03-17 1999-09-28 Ebara Corp 除湿空調装置
JP2003500530A (ja) * 1999-05-26 2003-01-07 アルバータ リサーチ カウンシル インコーポレイテッド 強化ネットワークポリマー/粘土アロイ複合体
JP2002053762A (ja) * 2000-05-29 2002-02-19 Kawamura Inst Of Chem Res 有機・無機複合ヒドロゲル及びその製造方法
JP2002336694A (ja) * 2001-05-15 2002-11-26 Kawamura Inst Of Chem Res 水溶液吸収材料、及び衛生用品
JP2003160604A (ja) * 2001-11-27 2003-06-03 Kurita Water Ind Ltd 水溶性ビニル系モノマーの重合体の製造方法
JP2004091755A (ja) * 2002-09-04 2004-03-25 Kawamura Inst Of Chem Res 収縮性高分子ヒドロゲル及びその製造方法
JP2004300250A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 低温吸水性−高温放水性可逆型ケイ酸質鉱物材料及びその製造方法
JP2005009703A (ja) * 2003-06-17 2005-01-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 吸放出体及びそれを用いた冷温熱システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007044673A (ja) 2007-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4697413B2 (ja) 吸着型ヒートポンプ用水蒸気吸着材及び該吸着材を用いた吸着型ヒートポンプ装置
JP6349556B2 (ja) 吸湿材およびこれを用いた除湿機
JP4975970B2 (ja) 収着式熱交換モジュールおよびその製法
JP7244122B2 (ja) ガス吸収材料、そのガス吸収への使用、ガス吸収体およびガス吸収方法、並びに、酸性ガス吸収装置、酸性ガス回収装置、水蒸気吸収装置、水蒸気回収装置、熱交換器および熱回収装置
JP4840685B2 (ja) 収着式熱交換モジュールおよびその製法
JP2005009703A (ja) 吸放出体及びそれを用いた冷温熱システム
CN100419345C (zh) 固体吸附式制冷装置
JP6528687B2 (ja) 吸湿性ポリマー粒子、ならびに、該粒子を有するシート、素子および全熱交換器
JP2008281281A (ja) 収着モジュールおよびその製造方法
WO2016163160A1 (ja) 調湿装置
JP7344474B2 (ja) 高速吸放湿性重合体、ならびに該重合体を含有する繊維構造物、樹脂成型物、空調用素子、収着式熱交換モジュールおよび吸着式ヒートサイクル
WO2021064990A1 (ja) 蓄熱装置
US11413602B2 (en) Organic polymer adsorbent, composition of organic polymer adsorbent and method of manufacturing thereof
CN104710719A (zh) 热敏性复合材及其用途与使用该热敏性复合材的制冷装置
Bai et al. Performance evaluation of PVA/PEO/LiCl composite as coated heat exchangers desiccants
JP2021031635A (ja) 多孔質吸放湿性重合体粒子、該重合体粒子の製造方法、ならびに該重合体粒子を含有する吸放湿性シート、積層体、空調用素子、収着式熱交換モジュールおよび吸着式ヒートサイクル
JP6704549B1 (ja) ヒートポンプ装置及び電気機器
WO2021112025A1 (ja) 除湿装置及び除湿方法
JP2011202950A (ja) 収着式熱交換モジュールおよびその製法
Elsafi et al. A novel spherical micro-absorber for dehumidification systems
賀方 Study on the Performance Enhancement of the Adsorption Heat Pump applied Natural Meso-porous Material
WO2021064991A1 (ja) 蓄熱装置、蓄熱装置を用いる方法、及び、蓄熱装置を備えた内燃機関暖機システム
JP2001048673A (ja) 無機質多孔体及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080811

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110215

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees