JP2016050715A - 吸着式冷凍機を備える空調システム - Google Patents

吸着式冷凍機を備える空調システム Download PDF

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Abstract

【課題】冷却途上での冷却性能を向上させる。【解決手段】吸着式冷凍機1は、蒸発器3で蒸発させた冷媒M2の吸着/放出が可能な吸着材Sを有する吸着器4を備えると共に、吸着器4による蒸発させた冷媒M2の吸着/放出を切り替えながら蒸発器3で冷媒M2を蒸発させて、冷凍能力を発揮するように構成されており、吸着材Sは、空調空気Airの温度と吸着器4の温度との差に応じて決まる蒸気圧力比Rが大きくなるにつれて、冷媒M2の吸着量が増大する特性を有しており、空調空気Airの温度を目標温度に向けて冷却している途上であるときに相当する蒸気圧力比Rの領域(過渡領域)での吸着材Sの吸着率Cの変化率ΔXが、空調空気Airの温度を目標温度周りで保持しているときに相当する蒸気圧力比Rの領域(安定領域)での吸着材Sの吸着率Cの変化率ΔYよりも大きいことを特徴とする吸着式冷凍機1を備える空調システムとした。【選択図】図1

Description

本発明は、吸着式冷凍機を備える空調システムに関する。
特許文献1には、車両用の空調装置に適用される吸着式冷凍機が開示されている。
特許第4467856号公報
この吸着式冷凍機では、蒸発器で蒸発させた冷媒の気化熱を利用して、冷凍能力が発揮されるようになっており、この吸着式冷凍機を採用した車両用の空調装置では、吸着式冷凍機が発揮する冷凍能力により、空調装置内を通って車室内に供給される空気を冷却している。
吸着式冷凍機は、蒸発させた冷媒の吸着/放出が可能な吸着材を有しており、蒸発させた冷媒を吸着材に吸着させて蒸発器内の圧力上昇を抑えることで、蒸発する冷媒量を増やしている。
吸着式冷凍機の冷凍能力は、蒸発させることができる冷媒の量に応じて決まるからである。
ここで、吸着材が蒸発した冷媒を吸着できる量には上限がある。
そのため、吸着式冷凍機では、吸着材を収容した吸着器を少なくとも2つ備えており、一方の吸着器の吸着材に蒸発した冷媒を吸着させている間は、他方の吸着器の吸着材に吸着されている冷媒を放出させるようにして、蒸発した冷媒を吸着させる吸着器を交互に切り替えることで、冷媒の連続的な蒸発を可能にして、蒸発する冷媒の総量を増やしている。
特許文献1では、吸着材に冷媒を吸着させるときの温度と、吸着材から冷媒を放出させるときの温度との差に着目して、温度に応じて吸着量が変化するようにした吸着材を吸着式冷凍機に採用している。
しかし、特許文献1の吸着材は、空調空気の温度を目標温度周りで保持しているときの空調が安定している状態(安定領域)での利用を念頭に置いたものであり、空調空気の温度を目標温度に向けて冷却している時の空調が安定していない状態(過渡領域)での利用が考慮されていなかった。
そこで、空調空気の温度を目標温度に向けて冷却しているときの空調が安定していない状態(過渡領域)で、十分な冷却性能を発揮できるようにすることが求められている。
本発明は、
吸着式冷凍機が発揮する冷凍能力を用いて空調空気を冷却するように構成された吸着式冷凍機を備える空調システムにおいて、
前記吸着式冷凍機は、
蒸発器で蒸発させた冷媒の吸着/放出が可能な吸着材を有する吸着器を備えると共に、前記吸着器による前記蒸発させた冷媒の吸着/放出を切り替えながら前記蒸発器で前記冷媒を蒸発させて、冷凍能力を発揮するように構成されており、
前記吸着材は、
前記空調空気の温度と前記吸着器の温度との差に応じて決まる前記吸着器内の蒸気圧力比が大きくなるにつれて、前記冷媒の吸着量が増大する特性を有しており、
前記空調空気の温度を目標温度に向けて冷却している途上であるときに相当する蒸気圧力比の領域での前記吸着材の吸着率の変化率が、
前記空調空気の温度を前記目標温度周りで保持しているときに相当する蒸気圧力比の領域での前記吸着材の吸着率の変化率よりも大きい
ことを特徴とする吸着式冷凍機を備える空調システム。
本発明によれば、空調空気の温度を目標温度に向けて冷却している途上であるときに相当する蒸気圧力比の領域での吸着材の吸着量が、空調空気の温度を目標温度周りで保持しているときに相当する蒸気圧力比の領域での吸着材の吸着量よりも多くなる。
ここで、吸着材の吸着量が多くなると、蒸発器から蒸発させることができる冷媒の総量が多くなるので、吸着式冷凍機の冷凍能力が高くなる。
よって、例えば夏季での冷房運転の開始直後のように、空調空気の温度と目標温度との差が大きく、最も冷房性能が必要とされる状況下での冷凍性能が高くなる。これにより、空調空気の温度を、目標温度まで速やかに冷却できるので、空調空気の温度を目標温度に向けて冷却しているときの空調が安定していない状態(過渡領域)で、十分な冷却性能を発揮できる。
実施の形態にかかる吸着式冷凍機を備える空調システムの概略図である。 冷媒の温度と飽和蒸気圧との関係を説明する図である 従来例にかかる吸着材の冷媒吸着率と、蒸気圧力比との関係を説明する図である。 実施の形態にかかる吸着材の冷媒吸着率と、蒸気圧力比との関係を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、実施の形態にかかる吸着式冷凍機1を備える空調システムの概略図である。
空調システムでは、車室内に吹き出す空気(空調空気)の流路R1上にクーラコア2が設けられており、クーラコア2を通過する空気Airと、クーラコア2内を通流する熱交換媒体M1との間での熱交換により、クーラコア2を通過する空気Airを冷却するようになっている。
そして、空気Airとの熱交換により暖められた熱交換媒体M1は、クーラコア2から蒸発器3に戻されて、蒸発器3が備える蒸発コア3aで冷却されたのち、クーラコア2に再び供給されて、クーラコア2を通過する空気Airとの間での熱交換に利用されるようになっている。
蒸発器3は、減圧下で熱交換媒体M2(以下、冷媒M2と表記する)を蒸発させた際の気化熱で、クーラコア2側から戻された熱交換媒体M1を冷却するように構成されている。
ここで、実施の形態では、冷媒M2として例えば水を用いており、熱交換媒体M1として、例えば、水にエチレングリコール系の不凍液を混合した流体を用いている。
蒸発器3で蒸発させた冷媒M2(冷媒蒸気M2g)を吸着する吸着器4は、吸着材Sが表面に密に固定された吸着コア41と、吸着コア41を収容すると共に吸着材Sが充填された容器42と、を有している。
吸着材Sは、蒸発器3で蒸発させた冷媒蒸気M2gの吸着と、吸着した冷媒蒸気M2gの放出が可能な特性を発揮する有機系の高分子材料から構成されている。
ここで、本明細書における用語「吸着材」は、冷媒蒸気M2gを保持する特性を有する有機系の高分子材料であって、この材料の表面に、冷媒蒸気M2gを吸着させるもの(一般的な吸着材)だけではなく、材料の内部に冷媒蒸気M2gを収容するもの(いわゆる収着材)の両方を意味している。
吸着コア41には、切替弁67の操作により、室外熱交換器8で冷却された熱交換媒体M3、または排熱回収器7で加熱された熱交換媒体M4が供給されるようになっており、吸着コア41に熱交換媒体M3が供給されると、容器42内の吸着材Sが吸着コア41を介して冷却され、吸着コア41に熱交換媒体M4が供給されると、容器42内の吸着材Sが吸着コア41を介して加熱されるようになっている。
実施の形態では、熱交換媒体M2、M3として、水を用いている。
ここで、室外熱交換器8は、熱交換媒体M3と室外空気との間での熱交換により、後記する凝縮器9で加熱された熱交換媒体M3を冷却する放熱器である。
室外熱交換器8では、熱交換媒体M3が外気温(室外空気の温度)に応じた温度に冷却されるようになっており、例えば夏季のように外気温が約35度の場合には、熱交換媒体M3は、外気温に応じて決まる所定温度(例えば約40度)に冷却(調温)される。
排熱回収器7は、エンジンENGから延びる排気ガス管75の途上に設けられており、排熱回収器7は、高温の排気ガスと、熱交換媒体M4との間での熱交換により、熱交換媒体M4を加熱するように構成されている。
実施の形態では、熱交換媒体M4は、当該熱交換媒体M4の沸点よりも低い温度に加熱されるようになっており、熱交換媒体M4が水である場合には、約80度に加熱されるようになっている。
吸着式冷凍機1は、吸着器4を少なくとも二つ以上有しており、これら複数の吸着器4は、蒸発器3と凝縮器9とを接続する配管6(61、62)の途上で、並列に設けられている。
実施の形態では、吸着器4の各々は、蒸発器3から延びる上流側の配管61と、凝縮器9まで延びる下流側の配管62とに、バルブ65、66を介して接続されており、バルブ65、66の開閉により、配管61、62との連通/遮断が切り替えられるようになっている。
そして、蒸発器3で蒸発させた冷媒蒸気M2gを吸着材Sに吸着させる際には、バルブ65、66の操作により、冷媒蒸気M2gを吸着させる方の吸着器4を、配管61のみに連通させると共に、切替弁67、68の操作により、室外熱交換器8から供給される熱交換媒体M3を吸着器4に供給して、吸着器4(吸着材S)を冷却するように構成されている。
また、吸着材Sに吸着させた冷媒蒸気M2gを放出させる際には、バルブ65、66の操作により、冷媒蒸気M2gを放出させる方の吸着器4を、配管62のみに連通させると共に、切替弁67、68の操作により、排熱回収器7で加熱された熱交換媒体M4を吸着器4に供給して、吸着器4(吸着材S)を加熱するように構成されている。
凝縮器9は、吸着器4から放出させた冷媒蒸気M2gが流入する凝縮コア9aを有しており、凝縮器9に供給された冷媒蒸気M2gは、凝縮コア9aでの熱交換媒体M3との熱交換により冷却されて、気体状態から液体状態に変化するようになっている。
これにより、凝縮器9で液化した冷媒M2は、凝縮器9と蒸発器3とを接続する配管51を通って、蒸発器3に供給されるようになっており、液化した冷媒M2は、蒸発器3で再び蒸発して(気化して)、熱交換媒体M1の冷却に用いられるようになっている。
また、凝縮器9で冷媒M2との間での熱交換に用いられた熱交換媒体M3は、凝縮器9の後段に位置する室外熱交換器8で冷却されたのち、吸着器4に供給されて、吸着器4(吸着材S)の冷却に用いられるようになっている。
以下、冷房運転時の吸着式冷凍機1の動作を説明する。
空調システムにおいて冷房運転が開始されると、吸着式冷凍機1では、図示しないポンプが稼働して、クーラコア2と蒸発器3とを接続する配管55内の熱交換媒体M1が、クーラコア2と蒸発器3との間で循環する。
これと同時に、蒸発器3での冷媒M2の蒸発が開始されて、蒸発コア3aでは、冷媒M2の蒸発による気化熱で、クーラコア2との間を循環する熱交換媒体M1が冷却されることになる。
そうすると、冷却された熱交換媒体M1がクーラコア2を通流する際に、クーラコア2を通過する空気Airと熱交換媒体M1との間で熱交換が行われて、クーラコア2を通って車室内側に供給される空気Airが冷却されることになる。
一方、蒸発器3内で蒸発した冷媒蒸気M2gは、配管61を通って吸着器4まで移動したのち、吸着器4の容器42内に充填された吸着材Sに吸着される。
蒸発器3で冷媒M2を連続的に蒸発させるためには、蒸発器3内の圧力上昇を抑える必要があるので、蒸発器3で発生した冷媒蒸気M2gを、吸着器4の吸着材Sに吸着させることで、蒸発器3内の圧力上昇を抑えている。
ここで、吸着材Sが吸着できる冷媒蒸気M2gの量には上限がある。
そのため、吸着式冷凍機1では、冷媒蒸気M2gの吸着を行っている吸着器4での冷媒蒸気M2gの吸着量が上限吸着量まで到達すると、冷媒蒸気M2gの供給先を、他の吸着器4に切り替えるようになっている。
これは、冷媒蒸気M2gを吸着させる吸着器4を変更することで、冷媒蒸気M2gの連続吸着が可能になるので、蒸発器3内の圧力を上昇させずに、蒸発器3内で冷媒M2を連続して蒸発させて、吸着式冷凍機1による冷凍能力を連続して発揮させるためである。
なお、冷媒蒸気M2gの吸着量が上限吸着量まで達した吸着材Sを収容する吸着器4では、他の吸着器4で冷媒蒸気M2gの吸着を行っている間、吸着材Sに吸着されている冷媒蒸気M2gの脱着(放出)を実施する。
具体的には、冷媒蒸気M2gの脱着を行う吸着器4と、凝縮器9とを、配管62を介して連通させると共に、排熱回収器7で加熱された熱交換媒体M4で、吸着器4の吸着コア41を加熱する。
これにより、吸着器4内の吸着材Sが加熱されて、吸着材Sに吸着されていた冷媒蒸気M2gが吸着材Sから脱離するので、吸着材Sが、冷媒蒸気M2gを吸着可能な状態に賦活されることになる。
よって、吸着式冷凍機1を備える空調システムでは、吸着を実行する吸着器4と脱着(放出)を実行する吸着器4とを交互に入れ換えることで、蒸発器3で蒸発させた冷媒蒸気M2gの連続吸着を可能にしている。
また、吸着器4において、冷媒蒸気M2gの吸着と、冷媒蒸気M2gの放出とを交互に繰り返すことで、吸着式冷凍機1で使用する吸着器4の数を抑えて、吸着式冷凍機1の大型化を防止している。
吸着器4で用いられている吸着材Sの特性を説明する。
吸着式冷凍機1の蒸発器3で得られる冷却能力(冷凍能力)は、蒸発器3と吸着器4と凝縮器9との間を循環する冷媒M2の流量と、冷媒M2の潜熱量に応じて決まる。
ここで、実施の形態の吸着式冷凍機1では、同じ冷媒M2が、蒸発器3と吸着器4と凝縮器9との間を循環するので、蒸発器3が発揮する冷却能力は、冷媒M2の流量に依存する。そのため、冷媒M2の流量を増やすことで、冷却能力を向上させることができる。
そして、吸着式冷凍機1では、吸着器4での冷媒蒸気M2gの吸着/脱着(放出)による圧力変化を利用して、蒸発器3と吸着器4と凝縮器9との間での冷媒M2を循環させているので、吸着材Sでの冷媒M2の吸着量/脱着量を増やすことで、冷媒M2の流量を増やすことができる。
しかし、蒸発器3での冷媒M2の気化量を増やさないと、冷媒M2の吸着量/脱着量を増やしただけでは、冷却能力を向上させることができない。
これは、(1)冷媒M2の吸着量/脱着量を増やしただけで、蒸発器3での冷媒M2の気化量が増えていない場合には、冷媒M2の流量を増やすことができないために冷却能力を向上させることができない、(2)蒸発器3では、冷媒M2の気化熱を用いて、空気Airとの間で熱交換を行う熱交換媒体M1を冷却しており、気化量が少ないと熱交換媒体M1の冷却に必要な冷却能力を確保できない、ためである。
蒸発器3で蒸発させることができる冷媒M2の最大量は、冷媒M2の飽和蒸気圧に応じて決まり、この冷媒M2の飽和蒸気圧は、蒸発器3内の温度が低下するにつれて、2次曲線的な傾向で小さくなる(図2参照)。
例えば、図2の熱交換媒体(冷媒M2)の飽和蒸気圧曲線に示すように、冷媒M2の飽和蒸気圧は、排熱回収器7で加熱された熱交換媒体M4の温度(例えば80度)から、室外熱交換器8で冷却された熱交換媒体M3の温度(例えば40度)を経て、車室内の冷房の目標温度(例えば25度)に向けて温度が低下するにつれて、2次曲線的な傾向で低下する。
ここで、蒸発器3内の温度は、冷房運転の開始直後は外気温と略同じ温度(例えば35度)であるが、冷房運転により車室内の温度が目標冷房温度(例えば、25度)に向けて低下すると、車室内の温度の低下に伴って低下する。
一方、吸着器4内の温度は、冷房運転により車室内の温度が低下しても、熱交換媒体M3の温度周りで保持される。
これは、吸着材Sに冷媒蒸気M2gを吸着させる際には、室外熱交換器8で冷却された熱交換媒体M3により吸着器4が冷却されるが、熱交換媒体M3は、室外熱交換器8において、室内温度に関係なく略一定である外部空気との熱交換により冷却されるので、熱交換媒体M3の温度が外気温に応じて決まる温度周りで保持されるからである。
そのため、現時点の車室内の温度よりも低い目標冷房温度に向けた冷房運転が開始されると、車室内の温度が目標冷房温度に向けて低下するにつれて、蒸発器3内の温度と、吸着器4内の温度との間の差が大きくなる結果、蒸発器3内での冷媒M2の飽和蒸気圧と、吸着器4内での冷媒M2の飽和蒸気圧との差が大きくなる。
ここで、図2を用いて説明をすると、冷房運転の開始時の蒸発器3内と吸着器4内の温度が約40度である場合、蒸発器3内の温度が目標設定温度に向けて低下する一方で、吸着器4の温度は、当初の約40度の温度のままで保持される。
そうすると、蒸発器3内での冷媒M2の飽和蒸気圧P(図2参照)が、冷房運転の開始時の飽和蒸気圧Plから、温度が25度であるときの飽和蒸気圧Peに向けて低下する一方で、吸着器4内での冷媒M2の飽和蒸気圧が、冷房運転の開始時の飽和蒸気圧Plのままで保持される。
ここで、上記した先行技術文献では、蒸気圧力比Rと、吸着材Sにおける冷媒の吸着率との関係で、吸着材の特性を規定している(図3)。
蒸気圧力比Rは、吸着器4での飽和蒸気圧Plに対する蒸発器3での飽和蒸気圧Peの比率(R=Pe/Pl)である。
ここで、図2と、吸着材の冷媒吸着率Cと蒸気圧力比Rとの関係を示す図3とを参照して説明すると、外気温と目標冷房温度との差が大きい(例えば、5度以上)である冷房運転の開始直後では、蒸発器3内の温度と、吸着器4内の温度がほぼ同じであり、吸着器4での飽和蒸気圧Plと、蒸発器3での飽和蒸気圧Peもまたほぼ同じとなるので、蒸気圧力比Rは、1に近い値となる。
そして、冷房運転により車室内の温度が低下すると、クーラコア2を通過する空気Airの温度が低下するので、この空気Airとの間で熱交換を行う熱交換媒体M1の温度もまた低下する。
そうすると、熱交換媒体M1が循環する蒸発器3内の温度もまた低下するので、蒸発器3内の温度の低下に伴って蒸発器3での飽和蒸気圧Peもまた低下する。
よって、冷房運転により、車室内の温度が目標冷房温度に向けて低下して、外気温との差が大きくなると、蒸発器3での飽和蒸気圧Peが、吸着器4での飽和蒸気圧Plよりも小さくなる結果、蒸気圧力比Rは、0に向けて低下する。
そして、この蒸気圧力比Rは、外気温と車室内の目標冷房温度との差が大きい時に冷房運転を開始すると、冷房運転の開始直後の「1」に近い値から、「0」に向けて低下することになり、車室内の温度が目標冷房温度周りに到達すると、蒸気圧力比Rは、0.3〜0.4の範囲で安定する。
ここで、上記した先行技術文献の場合には、車室内の温度を目標冷房温度周りで維持する安定領域(低冷房負荷時)での吸着材Sに対する冷媒蒸気M2gの吸着率/脱着率が、温度により異なるように設定した吸着材を採用している。
図3の場合には、温度が40度(吸着時の温度)の時の吸着材Sの特性が、Ct40で示されており、温度が90度(脱着時の温度)の時の吸着材の特性が、Ct90で示されている。
図3に示す特性の吸着材Sでは、低冷房負荷時(蒸気圧力比Rが0.4)における吸着材での冷媒の吸着率の温度による差(図2、Δa)を大きくすることで、冷却能力を確保している。
しかし、車室内の温度を目標冷房温度に向けて変化させている途上の過渡領域(高冷房負荷時)での、吸着量については考慮されていない。
そのため、外気温と目標冷房温度との差が大きい際に冷房運転を開始した直後の蒸気圧力比Rが0.5よりも大きい領域では、吸着材での冷媒の吸着率Cの温度による差(図3、Δb)が小さいために、十分な冷房能力を確保することができなかった。
本願発明者は、例えば夏季での冷房運転開始直後、具体的には外気温と目標冷房温度との差が大きいときの冷房運転の開始直後のように、最も冷房能力(冷凍能力)が必要とされる領域での冷凍能力の向上を念頭において、吸着材Sの吸着特性が、図4に示すような特性となるような材料で吸着材Sを構成している。
図4は、実施の形態にかかる吸着材Sでの冷媒吸着率と、蒸気圧力比との関係を説明する図であり、温度が30度(吸着時の温度)の時の吸着材Sの特性が、Ct30で示されており、温度が80度(脱着時の温度)の時の吸着材の特性が、Ct80で示されている。
具体的には、
(A)車室内を空調する空気の温度を、目標冷房温度に向けて冷却している途上であるときに相当する蒸気圧力比Rの領域(図中、蒸気圧力比が0.4〜1.0の過渡領域)での吸着材Sの冷媒吸着率Cが、空調空気の温度を目標冷房温度周りで保持しているときに相当する蒸気圧力比Rの領域(図中、蒸気圧力比が0.3〜0.4の安定領域)での吸着材Sの冷媒吸着率Cよりも大きい。
過渡領域では、車室内の温度を目標冷房温度に向けて速やかに移行させるために、強力な冷凍能力が必要とされ、安定領域では、車室内の温度を目標冷房温度周りの温度で保持するだけで良いので、強力な冷凍能力は必要とされない。
そのため、過渡領域での吸着材Sの冷媒吸着率Cを、安定領域での吸着材Sの冷媒吸着率Cよりも大きくすることで、過渡領域において蒸発器3で蒸発させる冷媒M2の総量を増やして、冷凍能力を向上させることができるからである。
(B)過渡領域での蒸気圧力比Rの変化量に対する吸着材Sの冷媒吸着率Cの変化量△X(=dC/dR)が、安定領域での蒸気圧力比Rの変化量に対する吸着材Sの冷媒吸着率Cの変化量△Y(=dC’/dR’)よりも大きい(図4参照)。
吸着材Sの冷媒吸着率Cの変化量が大きいほど、吸着式冷凍機1での冷媒M2の流量変化が大きくなる。上記(B)のように構成すると、蒸気圧力比が「1」に近い領域での冷媒M2流量を確保しつつ、過渡領域から安定領域に向かうにつれて、吸着材Sの冷媒吸着率Cの変化量が徐々に小さくなるようにすることができるので、冷媒M2の流量を、過渡領域で必要とされている流量(大流量)から、安定領域で必要とされる流量(小流量)に向けて徐々に減少させることができる。
過渡領域と安定領域とで、吸着材Sの冷媒吸着率Cが大きく異なる場合には、冷媒M2の流量が、過渡領域から安定領域に移行する際に急激に変化することに伴って、車室内に供給される空気Airの温度調整が難しくなるが、冷媒M2の流量を徐々に減少させることで、車室内に供給される空気Airの温度調整が精度良く行えるようになる。
(C)過渡領域での吸着材Sの冷媒吸着率Cが0.4以上である。
過渡領域での吸着材Sの冷媒吸着率Cを0.4以上にすると、強力な冷凍能力が必要とされる過渡領域での吸着材Sへの冷媒蒸気M2gの吸着量を増やすことができる。
これにより、蒸発器3では、より多くの冷媒の連続的な蒸発が可能になるので、強力な冷凍能力が必要となる過渡領域での冷媒M2の流量を確保して、車室内の温度を目標設定温度に向けて速やかに変化させることが可能になる。
(D)脱着時(吸着材Sから冷媒蒸気M2gを脱着させる時の蒸気圧力比の領域)の吸着材Sの冷媒吸着率(C)は、0.2以下である。
ここで、脱着時の蒸気圧力比Rは、脱着温度における冷媒M2の飽和蒸気圧を、吸着温度における冷媒M2の飽和蒸気圧で除算して求められる(脱着時の蒸気圧力比R=脱着温度における冷媒M2の飽和蒸気圧/吸着温度における冷媒M2の飽和蒸気圧)。
脱着時の吸着材Sの冷媒吸着率Cが0.2以下であると、吸着材Sに吸着されている冷媒蒸気M2gを速やかに吸着材Sから離脱させて、吸着材Sの賦活化処理を速やかに実行できる。
(E)過渡領域での吸着材Sの冷媒吸着率Cが、安定領域における冷媒吸着率の1.2倍以上である。
過渡領域での吸着材Sの冷媒吸着率Cと、安定領域での吸着材Sの冷媒吸着率Cとの差が大きいほど、過渡領域での冷媒M2の流量を増やすことができ、吸着式冷凍機1による冷凍性能(冷房性能)が流量を増やした分だけ向上する。
なお、冷媒吸着率Cの上限は、吸着材Sの特性にて実現可能な最大の数値である。
以上の通り、実施の形態では、
(1)吸着式冷凍機1が発揮する冷凍能力を用いて車室内の空調に用いられる空気Airを冷却するように構成された吸着式冷凍機1を備える空調システムにおいて、
吸着式冷凍機1は、蒸発器3で蒸発させた冷媒M2の吸着/放出が可能な吸着材Sを有する吸着器4を備えると共に、吸着器4による媒蒸気M2gの吸着/放出を切り替えながら蒸発器3で冷媒M2を蒸発させて、冷凍能力を発揮するように構成されており、
吸着材Sは、
空気Airの温度と吸着器4の温度との差に応じて決まる蒸気圧力比Rが大きくなるにつれて(1に近づくにつれて)、冷媒M2の吸着量が増大する特性を有しており、
空気Airの温度を目標冷房温度(目標温度)に向けて冷却している途上であるときに相当する蒸気圧力比Rの領域(過渡領域)での吸着材Sの吸着率Cの変化率ΔXが、
空気Airの温度を目標温度周りで保持しているときに相当する蒸気圧力比Rの領域(安定領域)での吸着材Sの吸着率Cの変化率ΔYよりも大きい
ことを特徴とする吸着式冷凍機1を備える空調システムとした。
このように構成すると、空気Airの温度を目標温度に向けて冷却している途上であるときに相当する蒸気圧力比Rの領域(過渡領域)での吸着材Sでの冷媒蒸気M2gの吸着量が、空気Airの温度を目標温度周りで保持しているときに相当する蒸気圧力比Rの領域(安定領域)での吸着材Sでの冷媒蒸気M2gの吸着量よりも大きくなる。
ここで、吸着材Sに対する冷媒蒸気M2g吸着量が多くなると、蒸発器3から蒸発させることができる冷媒M2の総量が多くなるので、吸着式冷凍機1の冷凍能力が高くなる。
よって、例えば夏季での冷房運転の開始直後のように、車室内を空調するための空気Airの温度(車室内の実際の温度)と目標温度との差が大きく、吸着式冷凍機1の冷凍性能の発揮が最も必要とされる状況下での冷凍性能が高くなるので、空気Airの温度を、目標温度まで速やかに冷却できる。これにより、空気Airの温度を目標温度に向けて冷却しているときの空調が安定していない状態(過渡領域)で、十分な冷凍性能を発揮して、車室内の空間を適切に冷房できる。
特に、過渡領域での吸着率Cの変化量が、蒸気圧力比Rが1に近づくにつれて小さくなる特性(いわゆるサチュレートする特性:図3参照)を持つ従来例に係る吸着材の場合には、夏季の車両始動初期で車室内温度が高く、高い冷凍能力を必要とする状況での蒸気圧力比Rが過渡領域である際に、冷媒吸着率Cが向上しないために、冷凍能力(空気Airの冷却能力)が不足する場合がったが、上記のような特性の吸着材Sを採用することで、蒸気圧力比Rが過渡領域であるときに、冷凍能力を十分に発揮させて、車室内の温度を目標設定温度に向けて速やかに変化させることができる。
よって、夏季の車両始動初期で車室内温度が高い状態で、高い冷凍能力を発揮させることができるので、車室内の温度を速やかに目標設定温度まで下げたい意向を持つユーザの要求に速やかに応えることができる。
さらに、吸着器4における吸着材Sの量は、過渡領域で必要とされる冷凍性能に応じて決まるため、必要とされる冷凍性能が高いほど、吸着材Sの量も多くなって、吸着器4が大型化してしまう。
上記のように構成して、過渡領域での吸着率Cを向上させた吸着材とすることで、必要とされる冷凍性能が同じであっても、従来の吸着材よりも少ない量の吸着材で必要とされる冷凍性能を発揮できる。
これにより、吸着器4の小型化が可能になるので、吸着式冷凍機1を備える空調システム全体のサイズの小型化が可能となり、空調システムの車両への搭載性が向上する。
前記した実施の形態では、吸着式冷凍機1が2つの吸着器4を備えている場合を例示したが、吸着器4の数は2つ以上であっても良い。また、1つの吸着器で吸着と脱着を速やかに切り替えることができる場合には、吸着器の数は1つであっても良い。
1 吸着式冷凍機
2 クーラコア
3 蒸発器
3a 蒸発コア
4 吸着器
6 配管
7 排熱回収器
8 室外熱交換器
9 凝縮器
9a 凝縮コア
41 吸着コア
42 容器
50 30度以上
51 配管
55 配管
61 配管
62 配管
65 バルブ
67 切替弁
75 排気ガス管
90 70度以上
Air 空気
C 冷媒吸着率
ENG エンジン
M1、M3、M4 熱交換媒体
M2 熱交換媒体(冷媒)
R1 流路
S 吸着材

Claims (3)

  1. 吸着式冷凍機が発揮する冷凍能力を用いて空調空気を冷却するように構成された吸着式冷凍機を備える空調システムにおいて、
    前記吸着式冷凍機は、
    蒸発器で蒸発させた冷媒の吸着/放出が可能な吸着材を有する吸着器を備えると共に、前記吸着器による前記蒸発させた冷媒の吸着/放出を*1切り替えながら前記蒸発器で前記冷媒を蒸発させて、冷凍能力を発揮するように構成されており、
    前記吸着材は、
    前記空調空気の温度と前記吸着器の温度との差に応じて決まる前記吸着器内の蒸気圧力比が大きくなるにつれて、前記冷媒の吸着量が増大する特性を有しており、
    前記空調空気の温度を目標温度に向けて冷却している途上であるときに相当する蒸気圧力比の領域での前記吸着材の吸着率の変化率が、
    前記空調空気の温度を前記目標温度周りで保持しているときに相当する蒸気圧力比の領域での前記吸着材の吸着率の変化率よりも大きい
    ことを特徴とする吸着式冷凍機を備える空調システム。
  2. 前記冷媒の吸着時の吸着材温度における吸着率が、前記冷媒の放出時の吸着材温度における吸着率よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の吸着式冷凍機を備える空調システム。
  3. 前記空調空気の温度を目標温度に向けて冷却している途上であるときに相当する蒸気圧力比の領域での前記吸着材の吸着率は、
    前記空調空気の温度を前記目標温度周りで保持しているときに相当する蒸気圧力比の領域での前記吸着材の吸着率の1.2倍以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の吸着式冷凍機を備える空調システム。
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