JP4696924B2 - フレキシブル回路基板 - Google Patents

フレキシブル回路基板 Download PDF

Info

Publication number
JP4696924B2
JP4696924B2 JP2006012143A JP2006012143A JP4696924B2 JP 4696924 B2 JP4696924 B2 JP 4696924B2 JP 2006012143 A JP2006012143 A JP 2006012143A JP 2006012143 A JP2006012143 A JP 2006012143A JP 4696924 B2 JP4696924 B2 JP 4696924B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexible substrate
plating layer
copper foil
surface side
mounting land
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006012143A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007194459A (ja
Inventor
守保 市野
智 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2006012143A priority Critical patent/JP4696924B2/ja
Priority to US11/623,597 priority patent/US7484967B2/en
Publication of JP2007194459A publication Critical patent/JP2007194459A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4696924B2 publication Critical patent/JP4696924B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、フレキシブル回路基板に関し、さらに詳しくは、電子機器等の筐体内部で折り曲げて使用されるフレキシブル回路基板に関する。
例えば光通信ネットワークにより通信を行う電子機器等が提供されている。このような電子機器の筐体は、省スペース化の要求に伴い益々小型化が求められる反面、電子機器に要求される性能が益々高度化され、電子機器の筐体内に搭載される電子部品が多くなってきている。このような小型化と高密度実装化の二つの相反する命題を解決する一手段として、複数の回路基板を筐体内に三次元的に配置し、その各々の回路基板をフレキシブル基板(以下、フレキ基板とする)で電気的に接続する形態が一般化されている。
フレキ基板を使用した従来の一般的な形態では、フレキ基板の柔軟性に注目してフレキ基板を鋭角に曲げて用いる、という構成は採用されていなかった。通常は、フレキ基板を電子機器の可動部に適用して、その耐久性に期待する用いられ方が一般的であったといえる。
これに対して電子機器の筐体の小型化に伴い、フレキ基板を鋭角に曲げて複数の回路基板を最短距離で接続する形態が提案されている。フレキ基板に導体として設けられている銅箔は柔らかいため、折り曲げることが可能である。さらに、上記導体として圧延銅箔を用いれば、折り曲げの繰り返しに対する信頼性も向上する。また、銅箔部がカバーレイに保護されていれば、カバーレイ部を鋭角に折り曲げたときに銅箔部の曲率半径が大きくなり、銅箔の信頼性がさらに向上する。
しかしながら、例えばフレキ基板を相手基板に接続するために設けられる実装ランド部では、カバーレイを設けることができず、構成によっては銅箔が露出している。このような領域でフレキ基板が折り曲げられると、銅箔が断線することがある。
図5は、フレキ基板の構成例と断線のメカニズムを説明するための要部構成図で、図中、400はフレキ基板、401はフレキ材、402は銅箔、403はニッケルメッキ層、404は無電解金メッキ層、405は表面側接着剤層、406は表面側カバーレイ、407は裏面側接着剤層、408は裏面側カバーレイ、409は実装ランド部である。
図5のフレキ基板400は、接続先の回路基板に対する接続部となる実装ランド部409を備えている。ここで実装ランド部409が設けられた面を表面とし、実装ランド部409と反対の面を裏面とする。またフレキ基板400の実装ランド部409の先端側(図5の左側)を外側とし、その反対方向(図5の右側)を内側とする。後述する本発明の実施形態においても同様とする。
フレキ材401の表面側には銅箔402が積層され、銅箔402によって配線パターンが形成される。そして銅箔402を保護するためのポリイミド等の絶縁体による表面側カバーレイ406が、表面側接着剤層405を介して銅箔402上に形成される。
但しフレキ基板400を他の回路基板と電気的に接続するために、実装ランド部409には表面側カバーレイ406を形成しない。この場合、実装ランド部409では、銅箔402の酸化を防止するために、銅箔402を別のもので保護する必要がある。
一般に実装ランド部409では、銅箔402の酸化を防止するために、ニッケルメッキ層403を介して銅箔402の表面に無電解金メッキ層404を形成する。ニッケルメッキ層403は、無電解金メッキ層404と銅箔402との密着性を向上させるために設けられる。
無電解金メッキ層404は、酸化防止のために少なくとも銅箔402が露出しない程度の厚さで形成すればよく、一般的にその厚さは0.1μm以下である。これに対して、ニッケルメッキ層403の厚さは3.0〜8.0μmになる。因みに銅箔402の厚さは18μm程度である。
またフレキ材401の裏面側には、裏面側接着剤層407を介して裏面側カバーレイ408が積層される。裏面側では、裏面側カバーレイ408が全体の領域を覆っている。
図6は、図5に示したフレキ基板400と、フレキ基板400を接続するメイン基板200の構成例を説明するための図で、図中、200はメイン基板、201はメインボード基材、202は銅箔、203はニッケルメッキ層、204は無電解金メッキ層、205はレジスト、206は実装ランド部である。
メイン基板200は、例えばガラスエポキシ材によるメインボード基材201の表面に、銅箔202により配線パターンが形成されている。また実装ランド部206及び実装ランド部206以外の電極部を除く領域は、レジスト205によって保護されている。レジスト205が形成されていない領域では、上記のフレキ基板400と同様に、ニッケルメッキ層203を形成した上に、無電解金メッキ層204が形成されている。
図7は、メイン基板に対してフレキ基板を接続したときの状態を説明するための図で、上記図6に示したようなフレキ基板400の実装ランド部409と、メイン基板200の実装ランド部206とを半田300によって接続した構成を示している。この状態で、例えば電子機器の筐体内部等に実装するために、フレキ基板400を矢印A方向に鋭角に折り曲げるものとする。
この場合、フレキ基板400は、実装ランド部409を覆う半田300の内側外縁部(図7の位置P1)で折れ曲がる。半田300が塗布された領域、及び表面側カバーレイ406に覆われている領域は機械的に強くなっているので、フレキ基板400が折れ曲がることはなく、それ以外の領域、すなわち表面側カバーレイ406が存在しない領域のうちの半田300の内側外縁部の位置P1でフレキ基板400が折れ曲がる。
フレキ基板400が折れ曲がる位置P1では、銅箔402によるパターン上にニッケルメッキ層403及び無電解金メッキ層404が形成されている。
この構成では、フレキ基板400を折り曲げたときに、ニッケルメッキ層403が鋭角に折れ曲がるため、銅箔402及びニッケルメッキ層403にクラックが入り、最悪の場合には銅箔402による配線パターンに断線を生じてしまう。
図8は、図7の接続基板を接着剤で補強したときの構成例を説明するための図で、図中、301は接着剤である。
上記銅箔402及びニッケルメッキ層403に対するクラックの発生に対処するため、図8の例では、ニッケルメッキ層403を介した無電解金メッキ層404が露出している領域うち、半田300が塗布されていない領域を覆うように接着剤301を付与して固定する。
しかしながら接着剤301を使用すると、製造工数が増えて非合理的となる。またこの構成では、フレキ基板400を矢印A方向に鋭角に折り曲げたときに、その折れ曲がる位置は、接着剤301の付与領域の内側外縁部(位置P2)となる。この場合、上記図7のように実装ランド部409の内側外縁部(位置P1)で折れ曲がることはなく、高密度実装に不適となる。
この他、フレキ基板400を矢印B方向に折り曲げる構成をとることもできる。この場合、実装時には図7,または図8の天地が逆になり、フレキ基板400がメイン基板200の下側になって、フレキ基板400が上方に折り曲げられる構成となる。
しかしながらこの場合は、フレキ基板400が折れ曲がる位置は、さらに実装ランド部409から内側方向に離れていくため、高密度実装に不適となる。
上記のようなフレキ基板の接続構成に関し、例えば特許文献1には、電気部品基板のリード電極に接続して折り曲げて使用したときに、その導電パターンに断線が生じることがないように、電極端子部とカバーフィルムの境界部分にさらに他のカバーフィルムを被覆したフレキシブル基板が開示されている。
また特許文献2には、液晶パネル基板の端子にフレキ基板を導電接着剤で導電接続後、フレキ基板を紫外線硬化樹脂で覆って紫外線硬化させることにより、接続部分を補強する導電接続方法が開示されている。
さらに特許文献3には、フレキ基板のニッケルメッキ及び金メッキの一部をカバーレイで覆い、電極として接続された領域を除く露出領域をシリコン樹脂からなる端子モールドにて保護することにより、カバーフィルムの端縁近傍の折り曲げ箇所に集中しやすい応力を分散させるようにしたフレキシブル回路基板が開示されている。
特開2005−050971号公報 特開平5−061063号公報 特開2004−193466号公報
上述のように、電子機器の小型化及び高密度実装化の要求に対して、フレキ基板を鋭角に曲げて複数の回路基板を最短距離で接続する形態を採用する場合、フレキ基板が鋭角に折れ曲がる部分で、ニッケルメッキ層や銅箔にクラックが生じて断線等の問題が生じることがある。
また上記特許文献1のフレキシブル回路基板では、電極端子部とカバーフィルムとの境界部分にさらに他のカバーフィルムを被覆することにより、折り曲げ時の曲率半径が大きくなるようにしている。しかしながら、他のカバーフィルムをさらに付与する構成は、製造時の工程が増えて非合理的となる。またカバーフィルム被覆側を外側とする方向に折り曲げると、カバーフィルムが被覆されていない位置で折れ曲がるため、断線する危険性が生じる。すなわち、特許文献1のフレキシブル基板は、カバーフィルムの被覆側を内側とする一定の方向にしか折り曲げることができず、汎用性に乏しいという課題がある。
また上記特許文献2の導電接続方法は、フレキシブル基板と外部回路との接続部分をUV硬化樹脂で補強するため、接続後にUV硬化樹脂を塗布して紫外線により硬化させる必要が生じ、工程が増える。また特許文献2の導電接続方法は、本質的にフレキシブル基板と外部回路との接続部を保護するためのものであり、フレキシブル基板の折り曲げによる断線対策には適用することができない。
さらに上記特許文献3のフレキシブル基板は、カバーフィルムの端縁近傍の折り曲げ箇所に集中しやすい応力を分散させるために、端子モールド用のシリコン樹脂を付与する必要が生じる。この場合、フレキシブル基板の電極端子部を電気部品基板に接続した後に、端子モールドのシリコン樹脂を塗布する工程が増えて非合理的となる。
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、電子機器の筐体等の内部で鋭角に折り曲げて用いることにより、筐体の小型化と筐体内部の高密度実装化を可能とするフレキシブル基板であって、断線対策のために余分な部材を付加する必要がなく、折り曲げ時の電極パターンの破損を高い信頼性をもって防ぐことができるようにしたフレキシブル基板の提供を課題とする。
本発明のフレキシブル回路基板は、実装電極部を有する被接続体に接続し第1の面とこれと反対の第2の面を有している。そしてフレキシブル回路基板は、実装ランド部と配線部とを有しており、実装ランド部は第1の面に被接続体の実装電極と接続する電極部を、第2の面に該配線部の配線パターンと電気的に接続する引き出し電極部を有している。電極部および引き出し電極部は銅/ニッケル/金の多層構造を有し、前記配線パターンは銅により形成されている。また電極部と該引き出し電極部とがスルーホールにより接続される。フレキシブル回路基板は、実装ランド部の端縁部で配線パターンとともに前記第2の面を内側として鋭角に曲げられており、当該鋭角に曲げられた箇所において、第1の面には前記配線パターンは形成されてなく、第2の面に設けられた前記配線パターンはカバーレイに覆われていることを特徴としている。
本発明によれば、電子機器の筐体等の内部で鋭角に折り曲げて用いることにより、筐体の小型化と筐体内部の高密度実装化を可能とし、このときに断線対策のために余分な部材を付加する必要がなく、折り曲げ時の電極パターンの破損を高い信頼性をもって防ぐことができるようになる。
特に本発明によれば、電極をスルーホールにより裏面側に引き出して配線パターンを構成し、本来であれば折れ曲がる裏面側の位置にニッケル層ではなくカバーレイを配置する。これによりフレキシブル基板を折り曲げたときにも堅いニッケル層が折り曲がることはなく、ニッケル層が積層された銅箔等の配線パターンに断線等を起こすことがない。またこのときに、補強用もしくは応力分散用のUV硬化樹脂等やシリコン樹脂、あるいは他のカバーフィルム等の余分な部材を付与する必要がなく、合理的で信頼性の高い構成を提供することができる。
図により本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明によるフレキシブル回路基板の一実施形態を示す断面構成図で、図中、100はフレキシブル基板(フレキ基板)、101はフレキ材、102は表面側銅箔、103は表面側ニッケルメッキ層、104は表面側無電解金メッキ層、105は裏面側銅箔、106は裏面側ニッケルメッキ層、107は裏面側無電解金メッキ層、108は裏面側接着剤層、109は裏面側カバーレイ、110はスルーホール(ヴィアホール)、111は実装ランド部である。
フレキ基板100の実装ランド部111となる領域には、フレキ材101の表面に表面側銅箔102が積層され、その上に表面側ニッケルメッキ層103を介して、表面側無電解金メッキ層104が形成されている。表面側ニッケルメッキ層103は、表面側無電解金メッキ層104と表面側銅箔102との密着性を向上させるために設けられる。
実装ランド部111には、スルーホール110が設けられている。また実装ランド部111の裏面側では、フレキ材101の上に裏面側銅箔105が設けられ、この裏面側銅箔105によって配線パターンが形成される。すなわち裏面側銅箔105によって形成された配線パターンは、スルーホール110を介して表面側無電解金メッキ層104に電気的に接続し、さらに後述するメイン基板の実装ランド部に電気的に接続される。なおスルーホール110の内部は、図示しないが銅/ニッケル/金の三層構造となっている。
また裏面側無電解金メッキ層107及び裏面側ニッケルメッキ層106の内側の領域には、裏面側銅箔105を保護するための裏面側カバーレイ109が設けられる。裏面側カバーレイ109は裏面側接着剤層108によって裏面側銅箔105に積層固定されている。
ここで表面側銅箔102、表面側ニッケルメッキ層103及び表面側無電解金メッキ層104が積層された領域の内側端縁をqとする。端縁qは、図1の紙面の奥行き方向に線上に存在する。そしてqを通りフレキ材101の面方向に直交する面を境界Qとする。
境界Qは、裏面側銅箔105による配線パターンが横断する境界である。このときに本実施形態では、裏面側カバーレイ109は、実装ランド部111の電極領域の裏面側に相当する領域の少なくとも一部を覆うものとし、特にその実装ランド部111の裏面側に相当する領域と他の領域との境界線のうち、スルーホール110に接続する配線パターンが横断する境界Qを少なくとも含む領域を覆うものとする。
なお、上記実装ランド部111の裏面側に相当する領域とは、実装ランド部111の電極領域を、フレキ基板100の面方向に直交する方向に投影した裏面側の領域である。
図2は、上記図1に示したフレキ基板100と、フレキ基板100を接続するメイン基板200の構成例を説明するための図である。
メイン基板200は、従来例で説明した図6と同様の構成を有している。すなわち、ガラスエポキシ材等によるメインボード基材201の上に、銅箔202により配線パターンが形成されている。また実装ランド部206及び実装ランド部206以外の電極部を除く領域は、レジスト205によって保護されている。レジスト205が塗布されていない領域では、上記のフレキ基板100と同様に、ニッケルメッキ層203を形成した上に無電解金メッキ層204による電極が形成されている。
フレキ基板100の実装ランド部111は、メイン基板200の実装ランド部206と同等もしくは小さい構造とされ、フレキ基板100とメイン基板200とは、それぞれの実装ランド部111,206により互いに電気的に接続される。
図3は、メイン基板に対してフレキ基板を接続して実装したときの状態を説明するための図で、上記図2に示したようなフレキ基板100の実装ランド部111と、メイン基板200の実装ランド部206とを半田300によって接続した構成を示している。この状態で、例えば電子機器の筐体内部等に実装するために、フレキ基板100を鋭角に折り曲げるものとする。
本実施形態の構成では、フレキ基板100を折り曲げたときに、フレキ基板100は、ほぼ実装ランド部111の境界Qの位置で折れ曲がる。
フレキ基板100の境界線Qは、表面側ニッケルメッキ層103の内側端部位置にあるため、表面側ニッケルメッキ層103、及び裏面側ニッケルメッキ層106が折れ曲がることはない。また配線パターンは、裏面側カバーレイ109で覆われている裏面側銅箔105により形成されているため、配線パターンが断線することはなく、折り曲げの信頼性を確保することができる。
また上記の構成において、メイン基板200とフレキ基板100の位置合わせ精度が低下することにより、フレキ基板100とメイン基板200との位置が相対的にずれる場合が想定される。例えば、図3において、フレキ基板100がメイン基板200に対して右側(内側)にずれて接続された状態などが該当し、このときフレキ基板100の表面側無電解金メッキ層104に、半田300に覆われない部分が生じる。
このような場合、半田300による接続部の直近内側でフレキ基板100を折り曲げた際には、表面側ニッケルメッキ層103にクラックが入る可能性を否定できない。しかしながら、そのような場合であっても、表面側ニッケルメッキ層103は、裏面側銅箔105による配線に直接積層されていないため、フレキ基板100とメイン基板200との電気的な接続特性には何等影響を与えることはない。
図4は、フレキ基板の実装ランド部近傍の要部平面図で、図4(A)はフレキ基板の表面側(実装ランド部側)を示す図、図4(B)はフレキ基板の実装ランド部の裏面側(非接続側)を示す図である。図4において、112はフレキ基板の表面側に付与された表面側カバーレイ、120は表面側のランド実装部に形成された電極部、120´は他の電極部、121は裏面側の引き出し電極部である。
図4(A)に示すように、フレキ基板100の表面側には、実装ランド部111が形成され、電極部120がパターン形成される。電極部120は、上記表面側銅箔102,表面側ニッケルメッキ層103及び表面側無電解金メッキ層104による多層金属構造を有している。この電極部120がメイン基板200の実装ランド部206に半田接続される。
また図4の例では、フレキ基板100の表側の実装ランド部111の内側に、他の電極部120´が設けられているため、これを保護するために表面側カバーレイ112が付与されている。
表面側の電極部120は、スルーホール110を介して裏面側に引き出される。図4(B)に示す引き出し電極部121は、図4(A)の電極部120を裏面側にそれぞれ引き出したものである。引き出し電極部121は、裏面側銅箔105,裏面側ニッケルメッキ層106及び裏面側無電解金メッキ層107による多層金属構造を有している。
各電極部120は、例えば0.5〜0.7mm(幅)×1mm以下(長さ)程度の寸法で形成される。
そして図4(A)に示すように、表面側では実装ランド部111の全ての領域は、表面側カバーレイ112に覆われることなく露出している。この場合、実装ランド部111の内側端縁部の境界Qの位置まで表面側カバーレイ112が覆っている。
一方、裏面側では、実装ランド部111に相当する裏面側領域のうち、一部の所定領域を除いて裏面側のカバーレイ109に覆われる。カバーレイ109は、境界Qの位置を超えて引き出し電極部121が配列した領域を囲むよう設けられる。
すなわち上述のように、裏面側のカバーレイ109は、実装ランド部111の電極領域の裏面側に相当する領域の少なくとも一部を覆うものとし、特にその実装ランド部111の裏面側に相当する領域と他の領域との境界のうち、スルーホール110に接続する配線パターンが横断する境界Qを少なくとも含む領域を覆うものとする。
この場合、裏面側では全ての領域がカバーレイ109で覆われていてもよいが、本例では表面側を半田接続する際に裏面側から昇温する必要があるため、具体的には裏面側から半田コテを当てる必要があるため、その部分にはカバーレイ109を設けないようにしている。
本発明によるフレキシブル回路基板の一実施形態を示す断面構成図である。 図1に示したフレキ基板と、フレキ基板を接続するメイン基板の構成例を説明するための図である。 メイン基板に対してフレキ基板を接続して実装したときの状態を説明するための図である。 フレキ基板の実装ランド部近傍の要部平面図である。 フレキ基板の構成例と断線のメカニズムを説明するための要部構成図である。 図5に示したフレキ基板と、フレキ基板を接続するメイン基板の構成例を説明するための図である。 メイン基板に対してフレキ基板を接続したときの状態を説明するための図である。 図7の接続基板を接着剤で補強したときの構成例を説明するための図である。
符号の説明
100…フレキ基板、101…フレキ材、102…表面側銅箔、103…表面側ニッケルメッキ層、104…表面側無電解金メッキ層、105…裏面側銅箔、106…裏面側ニッケルメッキ層、107…裏面側無電解金メッキ層、108…裏面側接着剤層、109…裏面側カバーレイ、110…スルーホール、111…実装ランド部、112…表面側カバーレイ、120…電極部、121…引き出し電極部、200…メイン基板、201…メインボード基材、202…銅箔、203…ニッケルメッキ層、204…無電解金メッキ層、205…レジスト、206…実装ランド部、300…半田、301…接着剤、400…フレキ基板、401…フレキ材、402…銅箔、403…ニッケルメッキ層、404…無電解金メッキ層、405…表面側接着剤層、406…表面側カバーレイ、407…裏面側接着剤層、408…裏面側カバーレイ、409…実装ランド部。

Claims (1)

  1. 実装電極部を有する被接続体に接続し第1の面とこれと反対の第2の面を有するフレキシブル回路基板であって、
    実装ランド部と配線部とを有し、
    前記実装ランド部は該第1の面に前記被接続体の実装電極と接続する電極部を、前記第2の面に前記配線部の配線パターンと電気的に接続する引き出し電極部を有し、前記電極部および前記引き出し電極部は銅/ニッケル/金の多層構造を有し、
    前記配線パターンは銅により形成され、
    前記電極部と該引き出し電極部とがスルーホールにより接続され、
    前記フレキシブル回路基板は、前記実装ランド部の端縁部で前記配線パターンとともに前記第2の面を内側として鋭角に曲げられ、
    当該鋭角に曲げられた箇所において、前記第1の面には前記配線パターンは形成されてなく、前記第2の面に設けられた前記配線パターンはカバーレイに覆われていることを特徴とするフレキシブル回路基板。
JP2006012143A 2006-01-20 2006-01-20 フレキシブル回路基板 Active JP4696924B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006012143A JP4696924B2 (ja) 2006-01-20 2006-01-20 フレキシブル回路基板
US11/623,597 US7484967B2 (en) 2006-01-20 2007-01-16 Optical module with a flexible printed circuit board to be electrically connected with a host board

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006012143A JP4696924B2 (ja) 2006-01-20 2006-01-20 フレキシブル回路基板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007194459A JP2007194459A (ja) 2007-08-02
JP4696924B2 true JP4696924B2 (ja) 2011-06-08

Family

ID=38449905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006012143A Active JP4696924B2 (ja) 2006-01-20 2006-01-20 フレキシブル回路基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4696924B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5150761B1 (ja) 2011-11-10 2013-02-27 株式会社東芝 電子機器
JP2015216385A (ja) * 2015-06-17 2015-12-03 株式会社フジクラ プリント配線板及び該配線板を接続するコネクタ
JP6715703B2 (ja) * 2016-03-29 2020-07-01 日本碍子株式会社 金属配線接合構造の製法
WO2018235971A1 (ko) * 2017-06-20 2018-12-27 스템코 주식회사 연성 회로 기판, 이를 포함하는 전자 장치 및 연성 회로 기판의 제조 방법
CN109587945B (zh) * 2018-12-26 2024-03-01 珠海超群电子科技有限公司 一种fpc板及其制作工艺
JP2020127054A (ja) * 2020-05-14 2020-08-20 ステムコ カンパニー リミテッド フレキシブルプリント基板、これを含む電子装置、及びフレキシブルプリント基板の製造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS641291A (en) * 1987-06-24 1989-01-05 Fujikura Ltd Flexible circuit board and manufacture thereof
JPH01319993A (ja) * 1988-06-22 1989-12-26 Furukawa Electric Co Ltd:The プリント回路基板の接続方法
JPH0343762U (ja) * 1989-09-04 1991-04-24
JPH05152692A (ja) * 1991-11-25 1993-06-18 Nitto Denko Corp フレキシブルプリント基板
JP2001210919A (ja) * 1999-11-17 2001-08-03 Sharp Corp フレキシブル配線板およびそれを用いた電子機器
JP2003197676A (ja) * 2001-12-28 2003-07-11 Optrex Corp フレキシブル配線基板
JP2005050971A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Optrex Corp フレキシブル回路基板

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS641291A (en) * 1987-06-24 1989-01-05 Fujikura Ltd Flexible circuit board and manufacture thereof
JPH01319993A (ja) * 1988-06-22 1989-12-26 Furukawa Electric Co Ltd:The プリント回路基板の接続方法
JPH0343762U (ja) * 1989-09-04 1991-04-24
JPH05152692A (ja) * 1991-11-25 1993-06-18 Nitto Denko Corp フレキシブルプリント基板
JP2001210919A (ja) * 1999-11-17 2001-08-03 Sharp Corp フレキシブル配線板およびそれを用いた電子機器
JP2003197676A (ja) * 2001-12-28 2003-07-11 Optrex Corp フレキシブル配線基板
JP2005050971A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Optrex Corp フレキシブル回路基板

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007194459A (ja) 2007-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4150396B2 (ja) リジッドフレキシブル基板の製造方法
JP4552565B2 (ja) フレキシブル配線基板及び折り畳み式電子機器
US20080179079A1 (en) Printed-Wiring Board, Bending Processing Method for Printed-Wiring Board, and Electronic Equipment
JP4696924B2 (ja) フレキシブル回路基板
JP2006324406A (ja) フレックスリジッド多層配線板
JP2009290020A (ja) フレキシブルプリント配線板、同配線板のシールド加工方法および電子機器
US8779292B2 (en) Substrate and substrate bonding device using the same
CN112533367A (zh) 柔性电路板、显示屏及电子设备
WO2018235730A1 (ja) 表示モジュール
JP5567362B2 (ja) 表示装置及び電子機器
CN104768318A (zh) 软硬结合电路板及其制作方法
JP5075568B2 (ja) シールド付回路配線基板及びその製造方法
KR20220064117A (ko) 플렉서블 인쇄회로기판 및 이를 포함하는 전자장치
JP2006066772A (ja) フレキシブルプリント配線板
KR20130055990A (ko) 리지드-플렉서블 인쇄회로기판 및 그 제조방법
JP5003113B2 (ja) フレキシブル配線基板の接続構造
JP4622308B2 (ja) フレキシブルプリント配線板
JP5307473B2 (ja) コネクタ、及びその製造方法
JP4899804B2 (ja) フレキシブルプリント配線基板
JP2013105810A (ja) フレキシブルプリント基板
KR20120004088A (ko) 인쇄회로기판 제조 방법
KR102082133B1 (ko) 연성 인쇄회로기판 및 표시소자
KR101224665B1 (ko) 카메라 모듈
JP4189808B2 (ja) フレックスリジット配線板の配設方法
JP2007179940A (ja) 接続ケーブル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081016

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4696924

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250