JP4696378B2 - 金属を含む有機化合物廃液の処理装置とその処理方法 - Google Patents

金属を含む有機化合物廃液の処理装置とその処理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属加工、あるいは金属配管、金属容器等の洗浄工程で生じる金属微粒子あるいは有機金属を含む有機化合物廃液の処理装置と処理方法に係わり、特に有害金属や放射性核種などを含む有機化合物廃液の濃縮減容処理装置と処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
金属加工工程、あるいは金属配管、金属容器等の洗浄工程で生じる金属微粒子あるいは有機金属を含む有機化合物廃液、特に原子力発電所等で生じる有害金属、放射性核種などを含む有機化合物廃液、例えば、金属微粉末やアルコラート類を含んだアルコール類、金属微粉末や有機金属類を含んだ有機溶剤類等の有機化合物廃液は、容易に廃棄処分にすることができず、通常、貯蔵施設に保管されている。しかしながら貯蔵施設までの輸送や、貯蔵施設での保管には多大な費用を要するので、これらの金属を含む有機化合物廃液の減容・無害化手段の確立が急務の課題となっている。
従来、この種の有機化合物廃液の減容方法としては、蒸発させて分離する方法、あるいは吸着材に吸着させて分離する方法等が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、蒸発させて分離する方法の場合、発生する有機性ガスを完全に無害化することは困難で、安全上の問題が大きいという難点がある。また吸着材などによって分離する方法の場合には、有害物を含む二次廃棄物が新たに生成され、別途この二次廃棄物を処理が必要となるので、本質的な問題の解決にはならない。
【0004】
本発明は、この技術の現状を考慮してなされたもので、上記のごとき課題を解決して、金属性微粒子あるいは有害金属等を含む有機化合物廃液を、実用的な処理速度で、安全かつ安定に、さらには連続的に、減容処理することのできる処理方法、ならびに処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の参考例においては、
(1)金属を含む有機化合物廃液の処理方法として、金属を含む有機化合物廃液を反応ガスのプラズマと反応させて有機成分を分解させるとともに、含有金属を残さとして分離除去する処理方法を用いることとし、特に、上記の反応ガスとして、空気または酸素を用いることとする。
【0006】
本発明によれば、金属を含む有機化合物廃液の処理装置を、
(2)請求項1に記載のごとく、金属を含む有機化合物廃液を貯槽から定量供給する有機化合物廃液供給手段と、有機化合物廃液と反応させる反応ガスを定量供給する反応ガス供給手段と、有機化合物廃液供給手段により供給された有機化合物廃液を反応ガス供給手段により供給された反応ガスのプラズマと反応させて分解処理するプラズマ反応処理手段と、プラズマ反応処理手段を構成するプラズマ反応容器を減圧排気する排気手段と、排気手段により排気される排ガスを洗浄する排ガス洗浄手段と、前記の各種構成手段の運転を管理・制御する運転制御手段とを備えてなる金属を含む有機化合物廃液の処理装置であって、前記のプラズマ反応処理手段が、有機化合物廃液と反応ガスの導入部を備えた電気絶縁性のプラズマ反応容器と、対向する電極とを用いて構成され、対向する電極に高周波電圧を印加して電気絶縁性のプラズマ反応容器の内部に容量結合プラズマを発生し、有機化合物廃液と反応ガスを反応させる手段であるものとする。さらに請求項2に記載のごとく、反応ガス供給手段により供給される前記反応ガスが、空気または酸素であるものとする。
【0007】
(3)さらに、請求項3に記載のごとく、金属を含む有機化合物廃液を貯槽から定量供給する有機化合物廃液供給手段と、有機化合物廃液と反応させる反応ガスを定量供給する反応ガス供給手段と、有機化合物廃液供給手段により供給された有機化合物廃液を反応ガス供給手段により供給された反応ガスのプラズマと反応させて分解処理するプラズマ反応処理手段と、プラズマ反応処理手段を構成するプラズマ反応容器を減圧排気する排気手段と、排気手段により排気される排ガスを洗浄する排ガス洗浄手段と、前記の各種構成手段の運転を管理・制御する運転制御手段とを備えてなる金属を含む有機化合物廃液の処理装置であって、前記のプラズマ反応処理手段が、有機化合物廃液と反応ガスの導入部を備え、かつ対向電極を内蔵したプラズマ反応容器を用いて構成され、対向電極に直流あるいは交流電圧を印加してプラズマ反応容器の内部にプラズマを発生し、有機化合物廃液と反応性ガスを反応させる手段であるこの請求項3の構成においても、反応ガス供給手段により供給される前記反応ガスが、空気または酸素であることが好ましい。
【0008】
(4)あるいは、請求項5に記載のごとく、金属を含む有機化合物廃液を貯槽から定量供給する有機化合物廃液供給手段と、有機化合物廃液と反応させる反応ガスを定量供給する反応ガス供給手段と、有機化合物廃液供給手段により供給された有機化合物廃液を反応ガス供給手段により供給された反応ガスのプラズマと反応させて分解処理するプラズマ反応処理手段と、プラズマ反応処理手段を構成するプラズマ反応容器を減圧排気する排気手段と、排気手段により排気される排ガスを洗浄する排ガス洗浄手段と、前記の各種構成手段の運転を管理・制御する運転制御手段とを備えてなる金属を含む有機化合物廃液の処理装置であって、前記の有機化合物廃液供給手段が、有機化合物廃液に含まれる金属を予め分離させるための化学的処理手段および/あるいは物理的処理手段を備えてなるものとする。ここで、反応ガス供給手段により供給される前記反応ガスが、空気または酸素であること、前記のプラズマ反応処理手段が、有機化合物廃液と反応ガスの導入部を備えた円筒状の電気絶縁管と、該電気絶縁管の外側に同軸に巻かれた誘導コイルを備えてなり、該誘導コイルに高周波電流を通電して電気絶縁管の内部に誘導結合プラズマを発生し、有機化合物廃液と反応ガスとを反応させる手段であること、反応ガス供給手段により供給された反応ガスが円筒状の電気絶縁管の内壁に沿って周方向に流入するように前記の反応ガスの導入部が構成され、かつ有機化合物廃液供給手段より供給された有機化合物廃液が円筒状の電気絶縁管の中心軸上に沿って流れるように前記の有機化合物廃液の導入部が構成されていること、前記のプラズマ反応処理手段が、有機化合物廃液と反応ガスの導入部を備えた電気絶縁性のプラズマ反応容器と、対向する電極とを用いて構成され、対向する電極に高周波電圧を印加して電気絶縁性のプラズマ反応容器の内部に容量結合プラズマを発生し、有機化合物廃液と反応ガスを反応させる手段であること、前記のプラズマ反応処理手段が、有機化合物廃液と反応ガスの導入部を備え、かつ対向電極を内蔵したプラズマ反応容器を用いて構成され、対向電極に直流あるいは交流電圧を印加してプラズマ反応容器の内部にプラズマを発生し、有機化合物廃液と反応性ガスを反応させる手段であること、が好ましい。
(4)あるいは、請求項12に記載のごとく、金属を含む有機化合物廃液を貯槽から定量供給する有機化合物廃液供給手段と、有機化合物廃液と反応させる反応ガスを定量供給する反応ガス供給手段と、有機化合物廃液供給手段により供給された有機化合物廃液を反応ガス供給手段により供給された反応ガスのプラズマと反応させて分解処理するプラズマ反応処理手段と、プラズマ反応処理手段を構成するプラズマ反応容器を減圧排気する排気手段と、排気手段により排気される排ガスを洗浄する排ガス洗浄手段と、前記の各種構成手段の運転を管理・制御する運転制御手段とを備えてなる金属を含む有機化合物廃液の処理装置であって、プラズマ反応容器を減圧排気する排気手段が水封式ポンプを備えてなり、真空封止用の水を化学調整して循環使用し、排気系へ散逸する有害物質を循環水に捕捉し、循環水から有害物質を分離回収することとする。ここでも、反応ガス供給手段により供給される前記反応ガスが、空気または酸素であること、前記のプラズマ反応処理手段が、有機化合物廃液と反応ガスの導入部を備えた円筒状の電気絶縁管と、該電気絶縁管の外側に同軸に巻かれた誘導コイルを備えてなり、該誘導コイルに高周波電流を通電して電気絶縁管の内部に誘導結合プラズマを発生し、有機化合物廃液と反応ガスとを反応させる手段であること、反応ガス供給手段により供給された反応ガスが円筒状の電気絶縁管の内壁に沿って周方向に流入するように前記の反応ガスの導入部が構成され、かつ有機化合物廃液供給手段より供給された有機化合物廃液が円筒状の電気絶縁管の中心軸上に沿って流れるように前記の有機化合物廃液の導入部が構成されていること、前記のプラズマ反応処理手段が、有機化合物廃液と反応ガスの導入部を備えた電気絶縁性のプラズマ反応容器と、対向する電極とを用いて構成され、対向する電極に高周波電圧を印加して電気絶縁性のプラズマ反応容器の内部に容量結合プラズマを発生し、有機化合物廃液と反応ガスを反応させる手段であること、前記のプラズマ反応処理手段が、有機化合物廃液と反応ガスの導入部を備え、かつ対向電極を内蔵したプラズマ反応容器を用いて構成され、対向電極に直流あるいは交流電圧を印加してプラズマ反応容器の内部にプラズマを発生し、有機化合物廃液と反応性ガスを反応させる手段であること、が好ましい。
【0009】
(5)また、請求項18に記載のごとく、請求項1ないし請求項17のいずれか一項に記載の金属を含む有機化合物廃液の処理装置を用い、有機化合物廃液に含まれる、ナトリウムを含有したアルコラートからアルコールを取り除き、酸化ナトリウムを回収することとする。
【0010】
上記の(1)のごとき処理方法を用いることとし、有機化合物廃液を空気または酸素からなる反応ガスのプラズマと反応させれば、例えば有機化合物がエチルアルコールである場合には、次式のごとき反応が生じて、エチルアルコールは二酸化炭素と水に分解される。
【0011】
【化1】
C2H5OH + 3O2 → 2CO2 + 3H2O
また、例えば有機化合物が揮発性有機金属のアルコラートである場合には、次式のごとき反応が生じて、二酸化炭素と水、および酸化ナトリウムとなり、有害金属は金属酸化物となるので、水洗いにより容易に回収できる。
【0012】
【化2】
2C2H5ONa + 6O2 → 4CO2 + 5H2O + Na2O
上記の請求項1、2のごとく処理装置を構成すれば、上記の(1)のごとき処理方法による金属を含む有機化合物廃液の処理が可能となる。すなわち、プラズマ反応処理手段内に供給された有機化合物廃液は、例えば酸素プラズマと反応して二酸化炭素や水となり、無害化されて排出される。また、有機金属としてプラズマ反応処理手段内に供給された微量金属類は金属酸化物に変換される。生成された生成物は排気手段により、プラズマ反応処理手段外に排出される。
【0013】
特に、上記の請求項7、8のごとくとすれば、一般に誘導結合プラズマと呼ばれるプラズマを発生させて、金属を含む有機化合物廃液の処理を行うことができる。なお、このとき、反応ガスが円筒状の電気絶縁管の内壁に沿って周方向に流入するように上記の反応ガスの導入部を構成し、かつ有機化合物廃液が円筒状の電気絶縁管の中心軸上に沿って流れるように上記の有機化合物廃液の導入部を構成すれば、有機化合物廃液のガスは、通常プラズマからの熱保護のために水冷されている絶縁管の管壁より隔たって通過し、かつ、絶縁管の中心軸に対象に形成される誘導プラズマに偏心することなく導入されるので、高い反応効率が得られ、かつ、プラズマの安定性が維持される。
【0014】
また、上記の請求項1のごとくとすれば、一般に容量結合プラズマと呼ばれるプラズマを発生させて、金属を含む有機化合物廃液の処理を行うことができる。この方式では、上記の請求項7,8の方式と同様に、プラズマ反応容器内に電極を設置する必要がないので、プラズマ反応容器内の雰囲気を酸化性あるいは還元性等自由に選定できる。
【0015】
また、上記の請求項10のごとく、プラズマ反応容器内に電極を配置して、プラズマを発生させることも可能である。この場合の利点は、プラズマ反応容器を全て金属で構成することができること、また、プラズマ用電源として安価な直流電源あるいは商用周波数程度の交流電源が利用できることにある。
【0016】
また、上記の請求項17のごとくとすれば、廃液中に含まれる金属微粒子や有機金属として存在する金属類が予め効果的に分離された有機化合物廃液がプラズマ反応容器内に供給されるので、プラズマ反応容器内に持ちこまれる金属類が低減し、金属酸化物に変換される量も低減されるので処理が容易となる。
【0017】
また、プラズマ反応容器内において反応生成物として形成された二酸化炭素と水は真空ポンプによってプラズマ反応容器の外部へと排出されるが、このとき、上記の請求項11のごとく真空ポンプとして水封ポンプを用いることとし、真空封止用の水を循環して使用すれば、特別の洗浄手段を用いることなく、有機化合物廃液処理後に残る金属残さを循環水に捕捉して回収することができる。
【0018】
また、請求項18に記載の方法を採用すれば、有機化合物が揮発性有機金属のアルコラートである場合には、二酸化炭素と水、および酸化ナトリウムとなり、有害金属は金属酸化物となるので、水洗いにより容易に回収できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施例を揚げて説明する。
<第1の実施例>
図1は、本発明の金属を含む有機化合物廃液の処理装置の第1の実施例の構成図である。図に見られるごとく、本実施例の処理装置は、基本的に有機化合物廃液供給手段1と反応ガス供給手段2とプラズマ反応処理手段3と排気手段4と排ガス洗浄手段5、ならびにこれらの各手段の運転を管理・制御する図示しない運転制御手段から構成されている。
【0020】
このうち、プラズマ反応処理手段3は、電気絶縁内管31aと電気絶縁外管31bよりなる円筒状の電気絶縁管の一端に反応ガスの導入部34と有機性液体廃液の導入部35を配して構成されたプラズマ反応容器36と、電気絶縁管の外側に同軸に巻かれた高周波誘導コイル32と、この高周波誘導コイル32に高周波電流を通電する高周波電源33から構成されている。電気絶縁内管31aと電気絶縁外管31bはいずれも電気絶縁性と耐熱性を兼ね備えた石英によって形成されており、電気絶縁内管31aの内径はφ36 mm である。また、電気絶縁内管31aと電気絶縁外管31bの隙間には冷却するための冷却水が流されている。上記の反応ガスの導入部34は、反応ガスを絶縁管の周方向に導入するノズルと絶縁管の径方向に導入するノズルを備えている。また、上記の有機化合物廃液の導入部35は、有機化合物廃液を絶縁管の軸方向に導入するよう構成されており、プラズマ80の熱から保護するために図示しない冷媒によって冷却されている。高周波誘導コイル32は、通常、3 〜 10 ターン巻装して構成されるが、本実施例においては 5ターン巻装して構成した。また、高周波電源33の出力周波数は13.56 MHz、定格出力は 3 kW である。
【0021】
図2は、本実施例に用いた有機化合物廃液供給手段1の構成図である。図において、11は、有機化合物廃液を貯留するための廃液タンク、12は、廃液タンク11の内部に設置された廃液加熱用のヒーター、13は、ヒーター12を加熱するためのヒーター電源である。また、14は、廃液タンク11で生じた廃液蒸気を加熱してプラズマ反応処理手段3へと移送する加熱配管である。したがって、本構成においては、ヒーター12の加熱により廃液タンク11で生じた廃液蒸気が、加熱配管14で加熱され、凝縮することなく連続的にプラズマ反応処理手段3へ供給される。
【0022】
図3は、本実施例に用いた排気手段4と排ガス洗浄手段5の構成図である。図において、41は排気ポンプ、51は水シャワー装置、52はシャワー水循環装置である。プラズマ反応処理手段3のプラズマ反応容器36は排気ポンプ41によって排気されて減圧状態に保持される。また、排気ポンプ41によって排気された排ガスは水シャワー装置51に導かれ、排ガス中に含まれる微量の金属物質はこの水シャワーに捕捉され、その後、金属物質は回収のための化学調整を行なうことにより除去される。
【0023】
本構成における金属を含む有機化合物廃液の処理は以下のごとく行われる。まず、反応ガス供給手段2より反応ガス、例えば酸素あるいは空気を反応ガスの導入部34より電気絶縁管の一端に導入し、排気ポンプ41によって排気して減圧状態に保持し、高周波電源33の出力電圧を高周波誘導コイル32に印可する。電気絶縁管の内部に導入された反応ガスは、高周波誘導コイルにより形成される電界により電離し、プラズマ80が形成される。このようにプラズマ80が形成されている状態において、図2に示した有機化合物廃液供給手段1のヒーター12を加熱させて生じた有機化合物廃液の蒸気を加熱配管14を介して輸送し、有機化合物廃液の導入部35より電気絶縁管の内部へと導入する。導入された有機化合物廃液の蒸気は、プラズマ80により加熱され、瞬時に熱分解し、酸素と反応を起こして二酸化炭素と水蒸気になる。有機化合物廃液中に含まれていた微量の金属は、二酸化炭素および水蒸気とともに排気ポンプ41を通して水シャワー装置51に導かれ、シャワー水に捕捉された後、金属物質は回収のための化学調整を行なうことにより除去される。
【0024】
本構成の処理装置において、エチルアルコールを有機化合物とする金属微粒子を含む廃液を、酸素を反応ガスとして用いて処理した結果によれば、エチルアルコールの供給量を 7.6 g/min、酸素供給量を 11.4l/min 、高周波電力を 1 kW 、プラズマ反応容器の圧力を 26.6 kPa として処理したときのアルコールの分解率は 99 %以上に達し、装置外に排出されるガスは二酸化炭素と水(水蒸気)のみであった。
【0025】
<第2の実施例>
図4は、本発明の金属を含む有機化合物廃液の処理装置の第2の実施例のプラズマ反応処理手段の構成図である。
本構成のプラズマ反応処理手段は、図に見られるように、反応ガスの導入部34と有機化合物廃液の導入部35を備え、開口部に電気絶縁性窓37を備えた金属製のプラズマ反応容器36Aと、電気絶縁性窓37に対向して配置された電極38と、高周波電源33Aにより構成されている。
【0026】
本構成においては、反応ガスの導入部34よりプラズマ反応容器36Aの内部へ反応ガス、例えば空気あるいは酸素を導入し、図示しない排気手段によって減圧排気し、高周波電源33Aにより電極38とプラズマ反応容器36Aとの間に高周波電圧を印加することによって、プラズマ反応容器36Aの内部に容量結合プラズマ80が発生する。したがって、この状態において、図示しない有機化合物廃液供給手段から供給された有機化合物廃液、例えばアルコール廃液を導入部35を介してプラズマ反応容器36Aの内部に導入すれば、有機化合物廃液はプラズマ80によって加熱され、瞬時に熱分解し、酸素と反応を起こして二酸化炭素と水蒸気に分解されることとなる。
【0027】
<第3の実施例>
図5は、本発明の金属を含む有機化合物廃液の処理装置の第3の実施例のプラズマ反応処理手段の構成図である。
本構成のプラズマ反応処理手段は、図に見られるように、反応ガスの導入部34と有機化合物廃液の導入部35を備えた金属製のプラズマ反応容器36Bと、このプラズマ反応容器36Bの内部に対向して配置された電極38Aと、電源33Bにより構成されている。
【0028】
本構成においては、プラズマ反応容器36Bの内部へ反応ガスを導入し、図示しない排気手段によって減圧排気し、電源33Bにより電極38Aとプラズマ反応容器36Bとの間に直流あるいは交流電圧を印加することによって、プラズマ80が発生する。したがって、この状態において、有機化合物廃液、例えばアルコール廃液を導入部35を介してプラズマ反応容器36Aの内部に導入すれば、有機化合物廃液はプラズマ80によって加熱され、瞬時に熱分解し、酸素と反応を起こして二酸化炭素と水蒸気に分解されることとなる。
【0029】
なお、上記の第1〜第3の実施例に用いられているプラズマ反応処理手段は、いずれも、排気配管を含めてすべて冷却されており、また、一般の焼却炉などと異なり、装置自体は室温で運転可能であるので安全性が極めて高い。
<第4の実施例>
図6は、本発明の金属を含む有機化合物廃液の処理装置の第4の実施例の有機化合物廃液供給手段の構成図である。本図において、11Aは有機化合物廃液を貯えた廃液タンク、15は廃液輸送ポンプであり、プラズマ反応処理手段3の有機化合物廃液の導入部に組み込まれているのは加熱用のヒーター39である。
【0030】
本構成では、廃液タンク11Aに貯えられた有機化合物廃液を廃液輸送ポンプ15によって吸引し、液相の状態でプラズマ反応処理手段3へと送り、ヒーター39によって加熱して気相(蒸気)とし、この有機化合物廃液の蒸気をプラズマにより加熱して処理を行うものである。
<第5の実施例>
図7は、本発明の金属を含む有機化合物廃液の処理装置の第5の実施例の有機化合物廃液供給手段の構成図である。本図において、11Bは有機化合物廃液を貯えた廃液タンクである。廃液タンク11Bの内部には上部と下部を区画するフィルター16が組み込まれており、廃液タンク11Bの下部には薬液注入用の図示しない供給口が、また底部にはドレインが備えられている。また、15は、有機化合物廃液をプラズマ反応処理手段3へと供給する廃液輸送ポンプである。
【0031】
本構成では、廃液タンク11Bの下部において薬液処理によって有機化合物廃液に含まれる金属等の微粒子が化学的に分離処理され、フィルター16による物理的分離処理を経て廃液タンク11Bの上部に達した有機化合物廃液が、廃液輸送ポンプ15によってプラズマ反応処理手段3へと送られることとなる。したがって、プラズマ反応処理手段3へ持ちこまれる金属等の微粒子は本質的に微量に押さえられる。
【0032】
<第6の実施例>
図8は、本発明の金属を含む有機化合物廃液の処理装置の第6の実施例の排気手段と排ガス洗浄手段の構成図である。本図において、42は、プラズマ反応処理手段3のプラズマ反応容器を減圧排気するための排気装置として用いられる水封ポンプ、53は、水封ポンプ42の真空封止用の水を化学調整して循環使用するための水循環装置である。
本構成では、特別の洗浄手段を用いることなく、有機化合物廃液処理後に残る金属残さを循環水に補足して回収することができる。
【0033】
【発明の効果】
上述のように、本発明においては、
(1)金属性微粒子あるいは有害金属等を含む有機化合物廃液を、実用的な処理速度で、安全かつ安定に、さらには連続的に、減容処理することが可能となった。
【0036】
(2)また、金属性微粒子あるいは有害金属等を含む有機化合物廃液を、実用的な処理速度で、安全かつ安定に、さらには連続的に、減容処理する処理装置が得られることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属を含む有機化合物廃液の処理装置の第1の実施例の構成図
【図2】第1の実施例に用いた有機化合物廃液供給手段の構成図
【図3】第1の実施例に用いた排気手段と排ガス洗浄手段の構成図
【図4】本発明の金属を含む有機化合物廃液の処理装置の第2の実施例のプラ ズマ反応処理手段の構成図
【図5】本発明の金属を含む有機化合物廃液の処理装置の第3の実施例のプラ ズマ反応処理手段の構成図
【図6】本発明の金属を含む有機化合物廃液の処理装置の第4の実施例の有機 化合物廃液供給手段の構成図
【図7】本発明の金属を含む有機化合物廃液の処理装置の第5の実施例の有機 化合物廃液供給手段の構成図
【図8】本発明の金属を含む有機化合物廃液の処理装置の第6の実施例の排気 手段と排ガス洗浄手段の構成図
【符号の説明】
1 有機化合物廃液供給手段
2 反応ガス供給手段
3 プラズマ反応処理手段
4 排気手段
5 排ガス洗浄手段
11,11A,11B 廃液タンク
12 ヒーター
13 ヒーター電源
14 加熱配管
15 廃液輸送ポンプ
16 フィルター
31a 電気絶縁内管
31b 電気絶縁外管
32 高周波誘導コイル
33,33A 高周波電源
33B 電源
34 導入部(反応ガス)
35 導入部(有機化合物廃液)
36,36A,36B プラズマ反応容器
37 電気絶縁性窓
38,38A 電極
39 ヒーター
41 排気ポンプ
42 水封ポンプ
51 水シャワー装置
52 シャワー水循環装置
53 水循環装置
80 プラズマ

Claims (18)

  1. 金属を含む有機化合物廃液を貯槽から定量供給する有機化合物廃液供給手段と、有機化合物廃液と反応させる反応ガスを定量供給する反応ガス供給手段と、有機化合物廃液供給手段により供給された有機化合物廃液を反応ガス供給手段により供給された反応ガスのプラズマと反応させて分解処理するプラズマ反応処理手段と、プラズマ反応処理手段を構成するプラズマ反応容器を減圧排気する排気手段と、排気手段により排気される排ガスを洗浄する排ガス洗浄手段と、前記の各種構成手段の運転を管理・制御する運転制御手段とを備えてなる金属を含む有機化合物廃液の処理装置であって、前記のプラズマ反応処理手段が、有機化合物廃液と反応ガスの導入部を備えた電気絶縁性のプラズマ反応容器と、対向する電極とを用いて構成され、対向する電極に高周波電圧を印加して電気絶縁性のプラズマ反応容器の内部に容量結合プラズマを発生し、有機化合物廃液と反応ガスを反応させる手段であることを特徴とする金属を含む有機化合物廃液の処理装置。
  2. 反応ガス供給手段により供給される前記反応ガスが、空気または酸素であることを特徴とする請求項1に記載の金属を含む有機化合物廃液の処理装置。
  3. 金属を含む有機化合物廃液を貯槽から定量供給する有機化合物廃液供給手段と、有機化合物廃液と反応させる反応ガスを定量供給する反応ガス供給手段と、有機化合物廃液供給手段により供給された有機化合物廃液を反応ガス供給手段により供給された反応ガスのプラズマと反応させて分解処理するプラズマ反応処理手段と、プラズマ反応処理手段を構成するプラズマ反応容器を減圧排気する排気手段と、排気手段により排気される排ガスを洗浄する排ガス洗浄手段と、前記の各種構成手段の運転を管理・制御する運転制御手段とを備えてなる金属を含む有機化合物廃液の処理装置であって、前記のプラズマ反応処理手段が、有機化合物廃液と反応ガスの導入部を備え、かつ対向電極を内蔵したプラズマ反応容器を用いて構成され、対向電極に直流あるいは交流電圧を印加してプラズマ反応容器の内部にプラズマを発生し、有機化合物廃液と反応性ガスを反応させる手段であることを特徴とする金属を含む有機化合物廃液の処理装置。
  4. 反応ガス供給手段により供給される前記反応ガスが、空気または酸素であることを特徴とする請求項3に記載の金属を含む有機化合物廃液の処理装置。
  5. 金属を含む有機化合物廃液を貯槽から定量供給する有機化合物廃液供給手段と、有機化合物廃液と反応させる反応ガスを定量供給する反応ガス供給手段と、有機化合物廃液供給手段により供給された有機化合物廃液を反応ガス供給手段により供給された反応ガスのプラズマと反応させて分解処理するプラズマ反応処理手段と、プラズマ反応処理手段を構成するプラズマ反応容器を減圧排気する排気手段と、排気手段により排気される排ガスを洗浄する排ガス洗浄手段と、前記の各種構成手段の運転を管理・制御する運転制御手段とを備えてなる金属を含む有機化合物廃液の処理装置であって、前記の有機化合物廃液供給手段が、有機化合物廃液に含まれる金属を予め分離させるための化学的処理手段および/あるいは物理的処理手段を備えてなることを特徴とする金属を含む有機化合物廃液の処理装置。
  6. 反応ガス供給手段により供給される前記反応ガスが、空気または酸素であることを特徴とする請求項5に記載の金属を含む有機化合物廃液の処理装置。
  7. 前記のプラズマ反応処理手段が、有機化合物廃液と反応ガスの導入部を備えた円筒状の電気絶縁管と、該電気絶縁管の外側に同軸に巻かれた誘導コイルを備えてなり、該誘導コイルに高周波電流を通電して電気絶縁管の内部に誘導結合プラズマを発生し、有機化合物廃液と反応ガスとを反応させる手段であることを特徴とする請求項5に記載の金属を含む有機化合物廃液の処理装置。
  8. 反応ガス供給手段により供給された反応ガスが円筒状の電気絶縁管の内壁に沿って周方向に流入するように前記の反応ガスの導入部が構成され、かつ有機化合物廃液供給手段より供給された有機化合物廃液が円筒状の電気絶縁管の中心軸上に沿って流れるように前記の有機化合物廃液の導入部が構成されていることを特徴とする請求項5に記載の金属を含む有機化合物廃液の処理装置。
  9. 前記のプラズマ反応処理手段が、有機化合物廃液と反応ガスの導入部を備えた電気絶縁性のプラズマ反応容器と、対向する電極とを用いて構成され、対向する電極に高周波電圧を印加して電気絶縁性のプラズマ反応容器の内部に容量結合プラズマを発生し、有機化合物廃液と反応ガスを反応させる手段であることを特徴とする請求項5に記載の金属を含む有機化合物廃液の処理装置。
  10. 前記のプラズマ反応処理手段が、有機化合物廃液と反応ガスの導入部を備え、かつ対向電極を内蔵したプラズマ反応容器を用いて構成され、対向電極に直流あるいは交流電圧を印加してプラズマ反応容器の内部にプラズマを発生し、有機化合物廃液と反応性ガスを反応させる手段であることを特徴とする請求項5に記載の金属を含む有機化合物廃液の処理装置。
  11. 金属を含む有機化合物廃液を貯槽から定量供給する有機化合物廃液供給手段と、有機化合物廃液と反応させる反応ガスを定量供給する反応ガス供給手段と、有機化合物廃液供給手段により供給された有機化合物廃液を反応ガス供給手段により供給された反応ガスのプラズマと反応させて分解処理するプラズマ反応処理手段と、プラズマ反応処理手段を構成するプラズマ反応容器を減圧排気する排気手段と、排気手段により排気される排ガスを洗浄する排ガス洗浄手段と、前記の各種構成手段の運転を管理・制御する運転制御手段とを備えてなる金属を含む有機化合物廃液の処理装置であって、プラズマ反応容器を減圧排気する排気手段が水封式ポンプを備えてなり、真空封止用の水を化学調整して循環使用し、排気系へ散逸する有害物質を循環水に捕捉し、循環水から有害物質を分離回収することを特徴とする金属を含む有機化合物廃液の処理装置。
  12. 反応ガス供給手段により供給される前記反応ガスが、空気または酸素であることを特徴とする請求項11に記載の金属を含む有機化合物廃液の処理装置。
  13. 前記のプラズマ反応処理手段が、有機化合物廃液と反応ガスの導入部を備えた円筒状の電気絶縁管と、該電気絶縁管の外側に同軸に巻かれた誘導コイルを備えてなり、該誘導コイルに高周波電流を通電して電気絶縁管の内部に誘導結合プラズマを発生し、有機化合物廃液と反応ガスとを反応させる手段であることを特徴とする請求項11に記載の金属を含む有機化合物廃液の処理装置。
  14. 反応ガス供給手段により供給された反応ガスが円筒状の電気絶縁管の内壁に沿って周方向に流入するように前記の反応ガスの導入部が構成され、かつ有機化合物廃液供給手段より供給された有機化合物廃液が円筒状の電気絶縁管の中心軸上に沿って流れるように前記の有機化合物廃液の導入部が構成されていることを特徴とする請求項11に記載の金属を含む有機化合物廃液の処理装置。
  15. 前記のプラズマ反応処理手段が、有機化合物廃液と反応ガスの導入部を備えた電気絶縁性のプラズマ反応容器と、対向する電極とを用いて構成され、対向する電極に高周波電圧を印加して電気絶縁性のプラズマ反応容器の内部に容量結合プラズマを発生し、有機化合物廃液と反応ガスを反応させる手段であることを特徴とする請求項11に記載の金属を含む有機化合物廃液の処理装置。
  16. 前記のプラズマ反応処理手段が、有機化合物廃液と反応ガスの導入部を備え、かつ対向電極を内蔵したプラズマ反応容器を用いて構成され、対向電極に直流あるいは交流電圧を印加してプラズマ反応容器の内部にプラズマを発生し、有機化合物廃液と反応性ガスを反応させる手段であることを特徴とする請求項11に記載の金属を含む有機化合物廃液の処理装置。
  17. 前記の有機化合物廃液供給手段が、有機化合物廃液に含まれる金属を予め分離させるための化学的処理手段および/あるいは物理的処理手段を備えてなることを特徴とする請求項11に記載の金属を含む有機化合物廃液の処理装置。
  18. 請求項1ないし請求項17のいずれか一項に記載の金属を含む有機化合物廃液の処理装置を用い、有機化合物廃液に含まれる、ナトリウムを含有したアルコラートからアルコールを取り除き、酸化ナトリウムを回収することを特徴とする金属を含む有機化合物廃液の処理方法。
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