JP4695136B2 - ディスクブレーキ - Google Patents

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Description

本発明は、車両に固定可能なブレーキキャリアを有し、ブレーキキャリアが、ブレーキライニングをブレーキディスクに対して軸方向に案内するスタッドを含み、制動中にブレーキライニングがスタッドに引張力および/または圧縮力を加える、ディスクブレーキに関する。
こうしたタイプのブレーキは、一般に知られている。通常、支持プレートおよび摩擦ライニングを備えたブレーキライニングは、ブレーキキャリアに固定されたスタッドによりブレーキディスクに対して軸方向に案内される。ディスクブレーキの場合、「軸方向」とは一般にブレーキディスクの回転軸に平行な方向を意味する。したがって、「径方向」は、上述の意味の軸方向に対して直角の方向を意味する。
現況技術のこのようなディスクブレーキは、例えば以下の特許文献、すなわちドイツ特許第1238284号、ドイツ特許第1505491号、ドイツ特許第1575920号、ドイツ特許第2804808号、ドイツ特許第2845404号、ドイツ特許第19652936号、ドイツ特許第4115064号およびドイツ特許第4416815号によって代表される。
ディスクブレーキの設計において絶えることのない技術的課題は、ブレーキの製造コストおよび重量を低減し、同時に動作の信頼性を高め保守コストを抑えることである。最後に述べた2つの目的は、特に、さびによるブレーキの故障しやすさを防止することも必要とする。すべてのブレーキの構造に影響を及ぼす特定の問題は、振動によって起こる金属音(screeching noise)を避けることである。
本発明は、これらの技術的な目的をも対象としている。
本発明によるディスクブレーキは、既知のようにブレーキキャリアを含み、このブレーキキャリアは、車両フレームに固定可能であり、少なくとも1つのブレーキライニングをブレーキディスクに対して軸方向に案内するためのスタッドを備えており、ブレーキライニングは、スタッドが係合する、スタッド用の取付部を含み、制動中、ブレーキライニングが取付部の内側表面でスタッドに引張力および/または圧縮力を加える。少なくとも1つの取付部の内側表面が、ブレーキ作動中に引張力または圧縮力を作用させるためにスタッドに寄りかかり、前記表面に作用する力の1成分がブレーキライニングを押し込んでスタッドに対する安定位置にこさせるように、ブレーキの中心面に対して傾斜している本発明によって、上述の技術的な目的が達成される。
本発明の好ましい諸発展形態は、従属請求項に記載されている。
特に、ディスクブレーキの好ましい一実施形態では、スタッドとブレーキライニングの相対寸法および形状が、約0.1Gまでの値だけ車両を減速できる制動力が導入されたとき、回入(run−in)側スタッドから受ける引張力のみがブレーキライニングに作用するようなものとされる。0.lGより大きい減速度の制動力が導入されたときは、回出(run−out)側スタッドから受ける圧縮力もブレーキライニングに作用する。
ディスクブレーキの好ましい一実施形態では、取付部はU字形凹部である。U字形凹部である場合、ブレーキライニングは、関連するスタッドを取り囲み、スタッド上でブレーキディスクに対して軸方向に移動可能に案内される。
本発明の上述の実施形態では、好ましくは、ブレーキライニングは、U字形凹部内でブレーキキャリアの関連スタッドと線接触しかしないものとされる。したがって、保持スタッド上でのブレーキライニングの支持接触面積は、好ましくはできるだけ小さくあるべきであり、このことが「線接触」という用語によって表される。
本発明の他の実施形態では、ブレーキライニングを支持するスタッドは、ブレーキキャリアとは異なる材料製である。スタッドの材料としては、例えば42CrMoS4V、材料番号1.7227、または17CrNiMo6、材料番号1.6587の名称(表示された材料番号は、DINドイツ工業規格に関するものである)を有する材料など、高防錆材料が特に考慮される。ブレーキライニングを支持するためのスタッドは、腐食防止剤で被覆されてもよい。また、例えば道路用の塩など、化学的に侵食性の激しい条件下でも、ブレーキライニングの移動性を長期間保証するために被覆材を設けてもよい。これらのスタッドは、耐腐食性の高品質のねじ用スチールから製造してもよい。
本発明の他の実施形態では、ディスクブレーキは、既知のようにブレーキキャリアを含み、このブレーキキャリアは、車両フレームに固定可能であり、ブレーキライニングをブレーキディスクに対して軸方向に案内するためのスタッドを備え、ブレーキライニングは、スタッドが係合する、スタッド用U字形凹部を含み、制動中に、引張力および/または圧縮力が凹部の内側表面から伝達される。これらの技術的目的は、少なくとも1つのU字形凹部の内側表面が、ブレーキ作動中にスタッドの1つに寄りかかり、ブレーキライニングの中心面(または対称面)に対してある角度で延びる本発明によって達成される。前記表面は、制動中にこの表面と対応するスタッドの間に生じる力が、ブレーキライニングをスタッドに対する安定位置にこさせるように設けられる。この点に関して、この力は、ブレーキディスク軸に関して、径方向内側に向いた成分を有する。
本発明は、また、ブレーキライニングを2本のスタッド上で支持するディスクブレーキ内で使用するためのブレーキライニングであって、これらのスタッド用の取付部を含み、制動中、スタッドがそれに係合し、引っ張り力および/または圧縮力が、その内側表面に対してかかる、ブレーキライニングに関する。これらの技術的な目的は、少なくとも1つの取付部の内側表面が、ブレーキ作動中にスタッドのそれぞれ1つを支持し、ブレーキライニングの中心面(または対称面)に対しある角度で延びるようになっている本発明によって達成される。取付部のこの内側表面は、その平面に対して鋭角に配置される。その角度は、0.5°と10°の間、好ましくは2°と8°の間、より好ましくは3°と6°の間でよい。この実施形態では、この角度は約4°である。
すでに説明したように、この表面および対応するスタッドの形状は、制動中にこの表面とスタッドの間で発生する力が、ブレーキライニングをスタッドに対する安定位置にこさせるという結果をもたらす。この点に関して、この力は、ブレーキディスク軸に関しおよそ径方向内側に向いた成分を有する。
本発明のさらなる好ましい形態は、従属請求項および実施形態についての以下の説明に示されている。
以下の図において、機能が互いに同一のまたは同様である構成要素が同じ参照符号で示された実施形態が示される。
特に図1、図2、図5、図6に示されるように、ブレーキキャリア10は、2本のアーム10a、10bを有する。ブレーキキャリア10の上方に浮動キャリパ12が配置され、そのキャリパは、図示した実施形態では2部片構成として設計されている。この浮動キャリパ12は、車両に対して内側の部分12aおよび外側の部分12bを備える。これらの部分12aおよび12bは、ねじ26a、26b、26c、26d(図2および図7を参照)によって互いに堅固に連結されている。ブレーキキャリア10は、従来の方法で車両に堅く固定され、この目的で、穴14a、14bおよびねじ(図示せず)が使用される。
特に図6および図1、図3、図4、図5に示すように、ねじ切りスタッド16a、16b、18a、18bが、ブレーキキャリア10に堅固に連結されている。これらのねじ切りスタッドは、その長手方向の長さの一部におねじを備え、このおねじは、ブレーキキャリア10の合致するめねじにねじ込まれている。ねじ切りスタッドの、図6で露出している部分(すなわち図6でブレーキキャリアによって隠されていない部分)は、ねじ切りされていない。ねじ切りスタッド16a、16b、18a、18bのこれらのねじ切りされていない部分は、以下により詳細に説明するように、ブレーキライニングを支持するために使用される。ブレーキライニングがその上で支持されるねじ切りスタッドのスタッド部分は、円筒形である。
特に図3、図4、図7から明らかなように、浮動キャリパ12は、案内輪に沿って摺動し、これらの案内輪は、ねじ20a、20bにより、車両の内側に位置するねじ切りスタッド18a、18b内に同軸に固定される。この場合、ねじ切りスタッド18a、18bは、ねじ20a、20bのおねじがそれぞれその中にねじ込み可能なめねじをその中心に備える。したがって、ねじ20aとねじ切りスタッド18a、ならびにねじ20bとねじ切りスタッド18bは、互いにそれぞれ同軸である(図3を参照)。同様に、ねじ切りスタッド16a、18aおよびねじ切りスタッド16b、18b(図6)も同軸である。
図2および図7によれば、2つのキャリパ部分12a、12bは、ねじ26a、26b、26c、26dによって互いに堅固に連結されている。この2つのキャリパ部分12a、12bの取付表面は、図2の12cによって示される。
ピストン28を動かすためのブレーキ液が、従来の方法で液入口22を介して作動シリンダ30内に導入される(図4参照)。したがって、作動シリンダ30内の液圧が上昇すると、ピストン28は図4の右へ動き、浮動キャリパ12はそれに対応して左へ動く。
図8は、同一構造の2つのブレーキライニング32a、32bの一方(32a)を示す(図4も参照)。ブレーキライニング32aは、支持プレート34a(金属製)および摩擦ライニング36aを備える。この摩擦ライニング36aは、制動中の摩擦の結果、磨耗する。図8はまた、摩擦ライニング32aの領域の中心Fを示す。ブレーキの回入側および回出側ブレーキライニングは、それぞれU字形凹部40、40’を有する。また、図8は、ブレーキディスク38の回転軸Aを図式的に示す(ブレーキディスクは図8に図示せず、図4を参照のこと)。
ブレーキライニング32a、32bは、そのU字形凹部40、40’により、上方からねじ切りスタッド16a、16bおよび/または18a、18bのねじ切りされていない部分に取り付けられている。これにより、凹部40、40’の壁とそれぞれのスタッド16a、16b、18a、18bの表面の間での線接触がもたらされる。
ねじ切りスタッド16a、16b、18a、18bの長手方向軸を通って延びる平面が、図1および図5にPで示される。ブレーキディスクの軸Aの位置もまた、図5に概略的に示される。この軸Aは、図面の平面に対して垂直に延びる。
さらに、ブレーキ構成要素の前記寸法は、車両をおよそ0.1Gだけ減速することができる制動力を導入するとき、引張力のみがブレーキライニングに作用するように選択される。図8で、ブレーキディスクが軸Aの周りを反時計回りに回転するとき、ブレーキの回入側は、右側、すなわち凹部40に相当する側にあり、ブレーキの回出側は、左側、凹部40’に相当する側にある。したがって、タイヤと道路の間の摩擦係合が良好な状況下で、前述の約0.1Gの最大車両減速度を超えない制動力が与えられた場合、引張力のみがブレーキライニング32aに生じ、すなわち図8の回入側において、制動力は、右側でブレーキライニングのローブ42の回入側表面44によって受けられる。ブレーキ摩擦力は、図8の左方向に作用し、領域の中心Fを通って作用する制動力Bとして示される。減速度0.1Gより大きい制動力Bが導入されるときにだけ、ブレーキライニングの表面46は、ブレーキの回出側の凹部40’で関連するスタッドに寄りかかる。このとき、制動力Bは、表面44では引張力として、表面46では圧縮力として働く。
ブレーキの寸法はまた、ブレーキライニング32a、32bが、およそ1m/sまでの車両減速度に相当する、およそ0.1MPa(10バール)までの油圧ブレーキ圧力によって生じる制動力を伝達するとき、ブレーキライニングにおいて有効な前述の引張力のみを有し、一方、3m/sより大きい車両減速度に相当する0.3MPa(30バール)より大きい油圧ブレーキ圧力が与えられた場合、(上述のように)引張力もかなりの圧縮力も、スタッドからブレーキライニングに作用するように選択することもできる。0.1MPa(10バール)と0.3MPa(30バール)の間の移行範囲では、両方のスタッドからのゆっくり増加する荷重の分配が起こる。そのため、ブレーキキャリアは、軽く(軽量に)構成することができる。より大きな接線方向力は、有利には両方のキャリアアームに分配される。
車両の外側のブレーキライニングには、前に示した、引っ張りおよび圧縮を介する力の伝達が、好ましくは選択される。車両の内側に配置されたブレーキライニングの場合も、その寸法はそのように選択してよいが、このブレーキライニングは、好ましくは主に引っ張りを受ける。
図9、図10、図11および図12は、制動中の車両の外側ブレーキライニング32aの凹部40、40’内における引っ張りおよび圧縮を介する上述の力の伝達の詳細を示す。
図9は、ブレーキの回入側に配置された凹部40を示し、その内側表面44は、ブレーキ作動中にスタッド16bに寄りかかる。スタッド16bに伝達される制動力Bは、減速度が低い場合は制動力Bであり、減速度が高い場合は全制動力Bの一部である。
図8〜図12では、ブレーキディスクが反時計回りに回転すると仮定する。したがって、ブレーキライニングは、図では左向きの力を受ける。これは、車両前進中の制動に関するものである。後進中は、力のベクトルは反対方向に向く。図9による内側表面44は、本質的に平坦であり、1本の線に沿って円筒形スタッド16bに接触するが、この内側表面において、前進しているときの制動中に制動力が引っ張り力として吸収される。これは、図9および図11に49で示される。
図8は、ブレーキライニング32a、32bに関する中心面を表す対称面Xを示す。ブレーキライニング32aの中心面Xはまた、ディスクブレーキの対称面X(図1および図7を参照)と一致する。ブレーキの回入側と回出側は、ブレーキライニング32aの平面Xに関して面対称である。ブレーキディスク軸Aもブレーキライニングの領域の中心Fも、この対称面X上にある。
図9〜図12は、図8による対称中心面Xに平行に延びる平面X’およびX”を示す。
図9から推測できるように、凹部40の内側表面44は、平面X’と鋭角をなし、また平面X’に平行な平面Xとも鋭角をなす。この角度αは、0.5°と10°の間、好ましくは2°と8°の間、より好ましくは3°と6°の間でよい。この実施形態では、この角度は約4°である。
スタッド16bとブレーキライニング32aのローブ42の間の接触線49は、図9に示すように、スタッドの中心軸を通る平面Pが前記内側表面と交わる位置よりディスク軸Aに近い位置に延びる。
図9は、スタッド16bに伝達される制動力Bを示す。制動力Bは、表面44に直角に延びる成分Kと表面44に平行な方向に向かう成分Kとを有する力の平行四辺形に分解することができる。表面44に直角に延びる力の成分Kは、ブレーキライニング32aとスタッド16bの相対移動を引き起こさない。しかし、表面44に平行な方向に向かう力の成分Kは、ブレーキライニング32aとスタッド16bの相対移動を引き起こし、それにより、図9による例示的実施形態のブレーキライニング32aが押し下げられて径方向内側に接近し安定位置にくる。ブレーキライニング32aは、凹部40でスタッド16bに押し付けられる。それにより、スタッド16bに対するブレーキライニング32aの安定位置への配置が達成される。
図11は、スタッド16bに対するブレーキライニング32aの安定位置への配置が達成されたU字形凹部40内における反作用力を示す。
図11は、ブレーキの回入側に配置された凹部40を示し(図9を参照)、その内側表面44でスタッド16bと協働して反作用力Rが発生する。反作用力Rは、制動中にスタッド16bと表面44の間に生じ、表面44に直角に延びる力である。この反作用力Rは、スタッドとブレーキライニングの間の接触線49で作用し、平面X’に直角に延びる成分Kと径方向内側に中心面X(および同様に平行な平面X’それぞれ)に平行な方向に向かう成分Kとを有する力の平行四辺形に分解することができる。
平面X’に直角に延びる力Kは、図9のベクトルBの方向とは反対であり、スタッド16bがブレーキライニング32aにかける圧縮力である。ブレーキライニング32aとスタッド16bの間の力の成分Kは、図11による例示的実施形態のブレーキライニング32aが径方向内側に安定位置まで押し下げられ、そこに保持されるようにする。ブレーキライニング32aはスタッド16b上のその取付部から逃れることはできず、望ましくない振動をもたらすこともできない。スタッド16bに対するブレーキライニング32aの安定位置が達成され、それどころか、摩擦ライニングの領域の中心Fが、スタッド16a、16b、18a、18bの中心軸を含む平面Pを越えてその径方向上方にあるときにも達成される。ブレーキライニング32aがこの安定位置にあるとき、凹部40の基部が、スタッド16bの上側表面と接触し、平面X’に平行に延びる反作用力Zがそこに生成される。
同様に、図10および図12は、前進方向における制動中に、ブレーキの回出側のブレーキライニング32aとスタッド16aの間における力の伝達を示す。対応する構成要素には、必要に応じてダッシュを加えた、同じ参照符号が付けてある。より大きな制動力、例えば0.1Gを超える減速度をもたらす制動力Bが実際に存在する場合、制動力B’がスタッド16aにかかり、圧縮力が図12にしたがって回出側で導入される。
図10は、ブレーキの回出側に配置された凹部40’を示し、その内側表面46がより強いブレーキ作動中にはスタッド16aに寄りかかる。スタッド16aに伝達される制動力B’は、全制動力Bの一部である。ブレーキライニング32aの凹部40’の表面46との間の接触線50(図8を参照)は、表面44の場合と類似して、中心面Xに平行な方向に向かう平面X”に対して角度βだけ傾斜している。
制動力B’も、表面46に直角に延びる成分K’と表面46に平行な方向に向かう成分K’とを有する力の平行四辺形に分解することができる(図9を参照)。表面46に対して直角に延びる力の成分K’は、ブレーキライニング32aとスタッド16aの相対移動を引き起こさない。しかし、表面46に平行な方向に向かう力の成分K’は、ブレーキライニング32aとスタッド16aの相対移動を引き起こす。これは、図10による例示的実施形態のブレーキライニング32aが、押し下げられて径方向内側に接近し安定位置にくる効果を有する。ブレーキライニング32aは、凹部40’でスタッド16aに押しつけられる。それにより、スタッド16aに対するブレーキライニング32aの安定位置への配置が達成される。
図12は、スタッド16aに対するブレーキライニング32aの安定位置が達成されたU字形凹部40’における反作用力を示す。
図12は、ブレーキの回出側に配置された凹部40’を示し(図10を参照)、その内側表面44からスタッド16aと協働して反作用力R’が発生する。この反作用力R’は、制動中にスタッド16aと表面46の間に生じ、表面46に直角に延びる力である。反作用力R’は、スタッド16aとブレーキライニング32aの間の接触線50で作用し、平面46に直角な力K’とそれぞれ平面X”および中心面Xに平行な方向に向かう力K’とを有する力の平行四辺形に分解することができる。スタッド16aがブレーキライニング32aにかける圧縮力は、力の成分K’であり、平面Pに平行に延び、図10による力のベクトルB’と反対方向である。
力の成分K’は、スタッド16a上のブレーキライニング32aを安定位置に保持する。したがって、安定化力は、やはり本質的に径方向に向いており、ディスク軸Aに関して径方向の成分を生成する。角度βは、上述の角度αと同じ好ましい大きさをもつ。ブレーキライニング32aがこの安定位置にあるとき、凹部40’の基部は、スタッド16aの外側表面と接触し、平面X”に平行に延びる反作用力Z’をもたらす。
図8によれば、それぞれの基部におけるU字形凹部40、40’は、側面間に角の丸い移行部分を含み、その移行部分の半径(図9および10の参照番号48を参照)は、支持スタッド16a、16b、18a、18bの半径より小さい。それにより、ブレーキライニング32a、32bとスタッドの間の接触線49、50をより正確に画定することが可能となる。U字形凹部40、40’内のスタッドの狭い好ましくは線接触の領域49、50により、単位面積当たりの圧縮負荷が高くなるのでどんな腐食生成物も取り除くことが可能になる。振動は実質的に避けられる。
図による実施形態では、ブレーキライニング32a、32bがその上で支持されるスタッド16a、16b、18a、18bは、支持領域内でそれぞれ円筒形である。図9および10から推測できるように、スタッド16a、16b、18a、18bは、スリーブ68、例えば弾性(弾力のある)スリーブを備えてもよく、それにより同様に防振性を高めることができる。こうしたスリーブ68は、ブレーキライニングとスタッドの間の腐食抑制および/または防振の特徴を示すことができる。
上に実施形態として説明した浮動キャリパブレーキの修正形態において、本発明は、固定キャリパブレーキとして実現することもできる。この点に関連して、ブレーキキャリアおよびスタッドならびにブレーキライニングの関連する特徴は、浮動キャリパブレーキのそれに対応する。固定キャリパブレーキでは、ブレーキライニングへの力の導入が異なるだけにすぎない。本発明のこれらの実施形態では、ブレーキライニングが引っ張られるので、4ピストンブレーキ内の全てのピストン半径を同じサイズにすることができ、特定の利点が認められる。回出側により大きなピストン半径を提供する必要はない。
車両の外側から見た、組み立てられた状態のディスクブレーキの正面図である。 図1によるディスクブレーキの平面図である。 図1および2によるディスクブレーキの側面図である。 図3によるディスクブレーキの断面図である。 ブレーキキャリアの正面図である。 ブレーキキャリアの平面図である。 車両の内側から見た、組み立てられた状態の、図1〜3によるディスクブレーキの背面図である。 図1〜7によるディスクブレーキで使用するブレーキライニングを示す図である。 ブレーキライニングの回入側における作用力の向きを示す図である。 ブレーキライニングの回出側における作用力の向きを示す図である。 ブレーキライニングの回入側における反作用力の向きを示す図である。 ブレーキライニングの回出側における反作用力の向きを示す図である。
符号の説明
10 ブレーキキャリア
10a、10b ブレーキキャリアブレーキ
12 浮動キャリパ
12a、12b 浮動キャリパ部分
12c 浮動キャリパ部分の取付表面
14a、14b 穴
16a、16b ブレーキライニングを案内するためのねじ切りスタッド
18a、18b ブレーキライニングを案内するためのねじ切りスタッド
20a、20b ねじ
22 フルード入口
26a、26b、16c、26d ねじ
28 ピストン
30 作動シリンダ
32a、32b ブレーキライニング
34a、34b ブレーキライニングのキャリアプレート
36a、36b ブレーキライニングの摩擦ライニング
40、40’ U字形凹部
42、42’ ブレーキライニングのローブ
44、46 凹部の内側接触表面
48 凹部の移行部分半径
49、50 接触線
68 スタッドスリーブ
A ディスク軸または回転軸
P スタッドの長手方向軸を通る平面
全制動力
B、B’ スタッドにかかる制動力
、K’ 接触表面に対して直角の制動力成分
、K’ 接触表面に平行な制動力成分
R、R’ 接触表面におけるスタッドの反作用力
、K’ ディスク軸の接線方向にある反作用力の成分
、K’ ディスク軸に対し径方向の反作用力成分
ディスクブレーキの中心面
X ブレーキライニングの中心面
X’、X” ブレーキライニングの中心面に平行に延びる平面
Z、Z’ 凹部の基部におけるスタッドの反作用力

Claims (24)

  1. 少なくとも1つのブレーキライニング(32a、32b)をブレーキディスクに対して軸方向に案内するためのスタッド(16a、16b、18a、18b)を備えるとともに車両フレームに固定可能であるブレーキキャリア(10)を有するディスクブレーキであって、前記ブレーキライニング(32a、32b)が、前記スタッド(16a、16b、18a、18b)が係合する前記スタッド(16a、16b、18a、18b)用の取付部(40、40’)を含み、前記ブレーキライニング(32a、32b)が、制動中に前記取付部(40、40’)の内側表面(44、46)を介して前記スタッド(16a、16b、18a、18b)に引張力および圧縮力をかける、ディスクブレーキにおいて、
    ブレーキ作動中にそれぞれのスタッド(16a、16b、18a、18b)に寄りかかる、前記取付部(40、40’)のうち少なくとも一方の取付部の内側表面(44、46)が、前記表面(44、46)で作用する力(B、B’、R、R’)の成分(K、K’、K、K’)が前記ブレーキライニング(32a、32b)を前記スタッド(16a、16b、18a、18b)に対する安定位置に押し込むように、ブレーキの中心面(X)に対して傾斜していることを特徴とするディスクブレーキ。
  2. 請求項1記載のディスクブレーキにおいて、
    前記取付部(40、40’)の前記内側表面(44、46)と前記ディスクブレーキの前記中心面(X)の間の、接触線(49、50)における角度(α、β)が、1°と10°の間にあることを特徴とする、ディスクブレーキ。
  3. 請求項1記載のディスクブレーキにおいて、
    前記取付部(40、40’)の前記内側表面(44、46)と前記ディスクブレーキの前記中心面(X )の間の、接触線(49、50)における角度(α、β)が、2°と8°の間にあることを特徴とする、ディスクブレーキ。
  4. 請求項1記載のディスクブレーキにおいて、
    前記取付部(40、40’)の前記内側表面(44、46)と前記ディスクブレーキの前記中心面(X )の間の、接触線(49、50)における角度(α、β)が、3°と6°の間にあることを特徴とする、ディスクブレーキ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のディスクブレーキにおいて、
    前記ディスクブレーキの前記中心面(X)が、前記ブレーキライニング(32a、32b)の中心面(X)でもあることを特徴とする、ディスクブレーキ。
  6. 請求項1〜のいずれか一項記載のディスクブレーキにおいて、
    前記内側表面(44、46)が平坦であることを特徴とする、ディスクブレーキ。
  7. 請求項1〜のいずれか一項記載のディスクブレーキにおいて、
    前記内側表面(44、46)の接触線(49、50)、前記スタッド(16a、16b、18a、18b)の中心軸を通って延びる平面(P)が前記内側表面と交わる位置よりディスク軸(A)に近い位置にあることを特徴とする、ディスクブレーキ。
  8. 請求項1〜のいずれか一項記載のディスクブレーキにおいて、
    前記ブレーキライニング(32a、32b)が前記取付部(40、40’)で前記スタッド(16a、16b、18a、18b)上に前記ブレーキディスクの径方向に挿入可能であることを特徴とする、ディスクブレーキ。
  9. 請求項1〜のいずれか一項記載のディスクブレーキにおいて、
    前記取付部(40、40’)が、それぞれ関連するスタッド(16a、16b、18a、18b)と線接触することを特徴とする、ディスクブレーキ。
  10. 請求項1〜のいずれか一項記載のディスクブレーキにおいて、
    前記スタッド(16a、16b、18a、18b)および関連する前記取付部(40、40’)が前記ブレーキの回入側および回出側に配置され、少なくともブレーキの回入側の前記取付部(40)が、前記力(B、R)の前記成分(K、K)がそこで発生するように形成されることを特徴とする、ディスクブレーキ。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項記載のディスクブレーキにおいて、
    前記回入側のスタッド(16b、18b)および前記取付部(40)が、車両の前進方向に制動するときに、前記ブレーキライニング(32a、32b)の引張力が前記内側表面(44)から前記スタッド(16b、18b)に作用するように、互いに配置されることを特徴とする、ディスクブレーキ。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項記載のディスクブレーキにおいて、
    前記取付部(40、40’)がU字形であることを特徴とする、ディスクブレーキ。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項記載のディスクブレーキにおいて
    前記スタッド(16a、16b、18a、18b)と前記ブレーキライニング(32a、32b)の相対寸法および形状が、約0.1Gの値まで車両を減速することのできる制動力(B)を導入するときに、引張力のみが前記ブレーキライニング(32a、32b)に作用するようなものであることを特徴とする、ディスクブレーキ。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項記載のディスクブレーキにおいて、
    前記内側表面(46)から圧縮力が伝達される前記取付部(40’)が、反作用力(R’)が成分(K’)を生成するような形状であることを特徴とする、ディスクブレーキ。
  15. 請求項14記載のディスクブレーキにおいて、
    0.1Gより大きい減速度を生成する制動力(B)の場合に、ブレーキライニング(32a、32b)からの圧縮力が、回出側スタッド(16a、18a)に作用することを特徴とする、ディスクブレーキ。
  16. 請求項1〜15のいずれか一項に記載のディスクブレーキにおいて、
    スタッド(16a、16b、18a、18b)が、ブレーキキャリア(10)とは異なる材料からなることを特徴とする、ディスクブレーキ。
  17. 請求項1〜15のいずれか一項に記載のディスクブレーキにおいて、
    スタッド(16a、16b、18a、18b)が、防錆性鋼からなることを特徴とする、ディスクブレーキ。
  18. 請求項1〜15のいずれか一項に記載のディスクブレーキにおいて、
    スタッド(16a、16b、18a、18b)が、防錆性材料の被覆を備えることを特徴とする、ディスクブレーキ。
  19. 請求項1〜18のいずれか一項に記載のディスクブレーキにおいて、
    前記ブレーキが、浮動キャリパブレーキ、浮動フレームブレーキ、または固定キャリパブレーキであることを特徴とする、ディスクブレーキ。
  20. 少なくとも1つのブレーキライニング(32a、32b)をブレーキディスクに対して軸方向に案内するためのスタッド(16a、16b、18a、18b)を備えるとともに車両フレームに固定可能であるブレーキキャリア(10)を有するディスクブレーキであって、前記ブレーキライニング(32a、32b)が、前記スタッド(16a、16b、18a、18b)が係合する前記スタッド(16a、16b、18a、18b)用のU字形凹部(40、40’)を含み、制動中に引張力および圧縮力が前記凹部(40、40’)の内側表面(44、46)から伝達されるディスクブレーキにおいて、
    ブレーキ作動中にそれぞれのスタッド(16a、16b、18a、18b)に寄りかかる、前記U字形凹部(40、40’)のうち少なくとも一方の凹部の内側表面(44、46)が、制動中に前記表面(44、46)と前記それぞれのスタッド(16a、16b、18a、18b)との間に作用する制動力(B、B’)の成分(K、K’)がブレーキライニング(32a、32b)を前記スタッド(16a、16b、18a、18b)に対する安定位置に押し込むように、前記ブレーキライニング(32a、32b)の中心面(X)に対してある角度(α、β)で延びる、
    ことを特徴とする、ディスクブレーキ。
  21. ブレーキライニング(32a、32b)を2本のスタッド(16a、16b、18a、18b)上で支持するディスクブレーキで使用するためのブレーキライニング(32a、32b)であって、前記ブレーキライニング(32a、32b)が、スタッド(16a、16b、18a、18b)が係合する取付部(40、40’)を備え、制動中に前記取付部(40、40’)の内側表面(44、46)から引張力および圧縮力が作用する、ブレーキライニング(32a、32b)において、
    ブレーキ作動中にそれぞれのスタッド(16a、16b、18a、18b)に寄りかかる、前記取付部(40、40’)のうち少なくとも一方の取付部の内側表面(44、46)が、前記ブレーキライニング(32a、32b)の中心面(X)に対してある角度で延び、それにより前記取付部(40、40’)の前記内側表面(44、46)が前記中心面(X)と鋭角(α、β)を形成することを特徴とする、ブレーキライニング。
  22. 請求項21に記載のブレーキライニングにおいて、
    前記角度(α、β)が0.5°と10°の間にあることを特徴とする、ブレーキライニング。
  23. 請求項21に記載のブレーキライニングにおいて、
    前記角度(α、β)が、2°と8°の間にあることを特徴とする、ブレーキライニング。
  24. 請求項21に記載のブレーキライニングにおいて、
    前記角度(α、β)が、3°と6°の間にあることを特徴とする、ブレーキライニング。
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