JP4694829B2 - モータ駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータ駆動装置およびその駆動方法に関し、特に、ステッピングモータをマイクロステップ駆動およびフルステップ駆動するモータ駆動装置、その駆動方法およびそのコンピュータプログラムに関する。
従来のステッピングモータ駆動装置は、ステッピングモータの各巻線に流す電流をON−OFFさせることにより回転させる2相ステッピングモータや3相ステッピングモータ等があるが、そのモータの振動や共振をより低減させることを可能にする5相ステッピングモータ等が存在する。
また、従来のステッピングモータ駆動方法では、ステッピングモータの各巻線に流す電流を電流設定データにより正弦波状、余弦波状にそれぞれ変化させることによりモータの振動や共振を低減させるマイクロステップ駆動方法が一般に知られている。
さらに、このマイクロステップ駆動方法において、ステッピングモータの低速回転では振動が少なく、かつ、より細かな制御ができる分解能の高い電流設定データを使用し、高速回転では、分解能の低い電流設定データを選択する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特公平08−8796号公報(図1)
しかしながら、上述した従来の技術においては、マイクロステップ駆動方法を採用し高速回転では分解能の低い電流設定データを選択する場合であっても、ステッピングモータの回転が高速域になるほど制御周期が短くなるためDSP(Digital Signal Processor)やCPU(Central Processing Unit)等の制御部への負担が大きくなり、一定回転以上の高速回転を得ることができないという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
そのため、本発明は、多相のステッピングモータの各相をそれぞれ励磁する励磁信号によりマイクロステップ駆動するモータ駆動装置において、前記ステッピングモータの回転軸に接続され、該ステッピングモータの回転速度を計測する回転速度計測手段と、前記回転速度が高速になるに連れて増加する分割数を該回転速度に対応させた制御テーブルを記憶する記憶部と、設定された分割数にしたがって励磁信号を生成し、前記ステッピングモータに印加する波形生成部と、前記波形生成部に分割数を設定し、前記波形生成部に該分割数にしたがって励磁信号を生成させる制御部とを備え、前記制御部は、前記分割数に相当する電気角が経過する毎に、前記回転速度計測手段で計測した回転速度に対応した分割数を前記記憶部から読み出すとともに、前記回転速度から振動数を算出し、前記振動数が許容範囲の上限値より大きい場合、前記記憶部から読み出した分割数に1より大きい係数を乗算した分割数を、前記振動数が許容範囲の上限値以下かつ下限値より大きい場合、前記記憶部から読み出した分割数を、前記振動数が許容範囲の下限値以下の場合、フルステップ駆動とする分割数を、前記波形生成部に設定することを特徴とする。
また、前記回転速度計測手段により計測した回転速度および電気角に基づいて電流値を算出する電流値算出部と、前記制御テーブルに加え、前記電流値算出部で予め算出された電流値を記憶する記憶部と、前記設定された分割数に加え、設定された電流値にしたがって励磁信号を生成し、前記ステッピングモータに印加する波形生成部と、前記波形生成部に、前記分割数に加え、電流値を設定し、前記波形生成部に該分割数および電流値にしたがって励磁信号を生成させる制御部とを備え、前記制御部は、前記分割数に相当する電気角が経過する毎に、前記電流値算出部により予め算出された電流値を前記記憶部から読み出し、前記分割数に加え、前記電流値を前記波形生成部に設定して励磁信号を生成させるとともに、前記回転速度計測手段により計測した回転速度および前記波形生成部に設定した分割数に基づいて算出された電気角から電流値算出部が算出した電流値を前記記憶部に記憶させておくことを特徴とする。
このようにした本発明は、ステッピングモータの振動数が小さいときは分割数を少なくし、振動数がさらに小さいときはフルステップ駆動とすることにより制御部の処理負荷を低減させることができるという効果が得られ、さらに、制御部の処理負荷を低減させることができるためステッピングモータをより高速回転させることができるという効果が得られる。
また、ステッピングモータの振動数が大きいときは分割数を大きくすることにより電流値を正弦波または余弦波に近い形にした励磁信号でステッピングモータを励磁することにより振動数を少なくすることができるという効果が得られる。
さらに、ステッピングモータの回転速度に応じた最適な第1の励磁信号の電流値および第2の励磁信号の電流値でステッピングモータ2を励磁することにより消費電力を少なくすることができるという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明によるモータ駆動装置およびその駆動方法の実施例を説明する。
図1は第1の実施例を示すモータ駆動装置のブロック図、図2は第1の実施例を示す波形生成部のブロック図、図3は第1の実施例を示すフローチャート、図4は第1の実施例を示す制御テーブルの説明図である。
図1において、1はモータ駆動装置であり、ステッピングモータの各相を励磁する各励磁信号の大きさを制御して回転駆動させるものである。
2はステッピングモータであり、ステータコイルにパルス状の励磁信号を与えることにより所定の方向に所定の回転角を回転するモータである。
3はタコジェネレータであり、ステッピングモータ2の回転軸に接続して回転速度を測定する回転速度計測手段である。なお、本実施例ではタコジェネレータを使用して説明するがこれに限るものでなく、レゾルバやエンコーダ等であってもよい。
4は制御部であり、DSPやCPU等のマイクロコンピュータで構成され、モータ駆動装置1全体を制御するものである。この制御部4は後述する記憶部、カウンタ、振動数測定部、電流値算出部、分割数算出部等の機能単位で構成されている。また、制御部4はタコジェネレータ3からの入力信号によりステッピングモータ2の回転速度を知ることができる。なお、制御部4は後述する記憶部に格納されたソフトウェアにより制御されるものである。
5は記憶部であり、メモリ等の記憶素子で構成されソフトウェアや各種情報等を記憶し、また、記憶したものを読み出すことができるものである。本実施例では、記憶部5にステッピングモータ2を制御するために回転速度に対応する電流値係数等の制御テーブルも記憶する。
6はカウンタであり、図示しないクロック信号発生器から一定周期で発生するクロック信号を入力し、そのクロック信号に同期して計数動作を行なうものである。このカウンタ6は入力されたクロック信号に同期して計数したクロック数と予め制御部4により設定したカウント値が一致したとき制御部4に一致したことを知らせる。したがって、制御部4により設定するカウント値を変えることにより所望の時間が経過したことを制御部4は知ることができる。
7は振動数測定部であり、タコジェネレータ3で計測したステッピングモータ2の単位時間あたりの回転速度の変動を測定するものである。この振動数測定部7はタコジェネレータ3で計測したステッピングモータ2の単位時間あたりの回転速度の分散値を求めそれを振動数とする。振動数測定部7は求めた振動数を記憶部5に記憶する。
8は電流値算出部であり、ステッピングモータ2に印加する最適な電流値をステッピングモータ2の回転速度および電気角等から算出するものである。
9は分割数算出部であり、ステッピングモータ2の回転速度および振動数測定部7で算出した振動数等に基づいて最適なマイクロステップ駆動の分割数を算出するものである。
10は波形生成部であり、D/A(Digital/Analogue)変換部、位相制御部および分割数制御部で構成され、ステッピングモータ2の各相を励磁する各励磁信号を制御するものである。この波形生成部10は制御部4から入力された設定データにしたがったステッピングモータ2へ印加する電流波形を生成する。
この波形生成部10を図2の第1の実施例を示す波形生成部のブロック図で詳細に説明する。
図2において、21はD/A変換部であり、入力されたデジタルである電流設定データをアナログの電流信号に変換して出力するものである。このD/A変換部21は制御部4の電流値算出部8で算出して設定された電流設定データを電流信号に変換してステッピングモータ2へ電流を印加し各相を励磁する。
また、このD/A変換部21はコンパレータが備えられ所定量を超える電流をステッピングモータ2へ流さないように制御される。
22は位相制御部であり、図示しないトランジスタ等からなるスイッチング素子等で構成されるものである。この位相制御部22は制御部4により設定された励磁パターンデータによりこれらのスイッチング素子のオンオフを切り換えてステッピングモータ2へ出力する電流波形の位相を制御する。例えば、2相のステッピングモータを起動するときは正弦波状の第1の励磁信号と余弦波状の第2の励磁信号の位相を所定量ずらしてステッピングモータ2へ出力する。
23は分割数制御部であり、制御部4により設定された分割数設定値にしたがって各相の励磁信号の電気角90度を分割するものである。例えば、2相のステッピングモータの場合、第1の励磁信号および第2の励磁信号が設定された分割数設定値にしたがって分割される。なお、この分割数制御部23は分割された電気角毎に制御部4へ割り込み信号を出力する。
ここで、マイクロステップ駆動について説明する。
マイクロステップ駆動はステッピングモータ2の巻線に印加する電流を変化させることにより回転させることをいい、例えば、2相のステッピングモータの場合は第1の励磁信号を正弦波として第2の励磁信号を余弦波として波形生成部10からステッピングモータ2へ出力して回転させるモータ回転駆動である。
この第1の励磁信号と第2の励磁信号の位相は電気角で90度ずれたものである。また、この第1の励磁信号および第2の励磁信号は分割数制御部23により電気角90度を所定数に分割され(以下、「分割数」という。)、その分割された電気角毎に位相制御部22に設定された励磁パターンデータおよびD/A変換部21に設定された電流設定データにしたがって生成される。
上述した構成の作用について図3の第1の実施例を示すフローチャートのSで示すステップにしたがって説明する。なお、本実施例は、2相のステッピングモータ2を制御する場合を説明する。
まず、制御部4は記憶部5に記憶した制御テーブルにしたがってステッピングモータ2の制御を開始して回転駆動する。ここで、制御テーブルを図4の第1の実施例を示す制御テーブルの説明図にしたがって説明する。SPは回転速度であり、タコジェネレータ3により測定することができる。Xは電流値係数であり、回転速度SPおよびステッピングモータ2の特性や装置に組み込んだときの負荷等により決定されるトルクに対応して最適な電流値を決定するための係数である。
この制御テーブルはステッピングモータ2の回転速度SP0に対応する電流値係数はX0が対応し、また、回転速度SPnに対応する電流値係数はXnが対応する。なお、このSP0、X0は初期値であり回転速度が0の場合の値である。また、X0≧Xn≧Xmの関係があり、電流値係数Xは0以上であって1以下の数値である。
制御部4の電流値算出部8はD/A変換部21に初期値として設定する第1の励磁信号の電流値であるIAおよび第2の励磁信号の電流値であるIBを算出する。この電流値IAおよびIBは、IA=|D×X0×sin0゜|、IB=|D×X0×cos0゜|で計算される。ここで、Dはステッピングモータ2に印加する最大電流値である。電流値IAおよびIBを算出すると、制御部4は算出した電流値IAおよびIBをD/A変換部21に設定する。
また、制御部4は第1の励磁信号が正弦波、第2の励磁信号が余弦波となる励磁パターンデータを位相制御部22に設定する。さらに、制御部4は分割数Bを分割数制御部23に設定する。ここで、分割数Bはマイクロステップ駆動でステッピングモータ2を駆動する場合に予め決定された最適の値である。通常は、ステッピングモータ2の回転速度および特性や装置に組み込んだときの負荷等により決定されるトルクを考慮して実験等を行い決定されるものである。
なお、このとき第1回目のパルス割り込みが発生したときに設定する第1の励磁信号の電流値IAおよび第2の励磁信号の電流値IBを予め算出し記憶部5に記憶しておく。この電流値IAおよびIBは、IA=|D×X0×sin(90゜÷B)|、IB=|D×X0×cos(90゜÷B)|で計算される。
制御部4は第1の励磁信号の電流値IAおよび第2の励磁信号の電流値IBをD/A変換部21に、励磁パターンデータを位相制御部22に、分割数Bを分割数制御部23に設定した後、波形生成部10へ出力される図示しないモータ駆動信号をオンすることによりステッピングモータ2へ第1の励磁信号および第2の励磁信号が印加されステッピングモータ2が回転を開始する。
S301:分割数制御部23は設定された分割数Bに相当する電気角が経過すると制御部4へ割り込み信号を出力する。その割り込み信号を受け付けた制御部4はパルス割り込みを発生させる。
S302:制御部4にパルス割り込みが発生すると、制御部4は記憶部5に記憶した第1の励磁信号の電流値IAおよび第2の励磁信号の電流値IBを波形生成部10のD/A変換部21に設定する。また、制御部4は第1の励磁信号が正弦波、第2の励磁信号が余弦波となる励磁パターンデータを位相制御部22に設定する。
S303:第1の励磁信号の電流値IAおよび第2の励磁信号の電流値IBを設定すると制御部4はタコジェネレータ3の出力から現在の回転速度SPnを検出する。回転速度を検出した制御部4は電流値算出部8で次回設定する第1の励磁信号の電流値IAおよび第2の励磁信号の電流値IBを算出する。この電流値IAおよびIBは、IA=|D×Xn×sin(パルス割り込み回数×90゜÷B)|、IB=|D×Xn×cos(パルス割り込み回数×90゜÷B)|で計算される。
S304:制御部4は算出した第1の励磁信号の電流値IAおよび第2の励磁信号の電流値IBを記憶部5に記憶する。記憶部5に記憶した第1の励磁信号の電流値IAおよび第2の励磁信号の電流値IBは次回のパルス割り込みが発生したときに制御部4は波形生成部10のD/A変換部21に設定する。
S305:制御部4はモータを停止させるまで上記S301からS304を継続する。
以上説明したように、第1の実施例では、図5(a)に示す低速回転での電流値のグラフおよび図5(b)に示す高速回転での電流値のグラフのようにステッピングモータ2が低速回転のときはより大きな電流値で励磁し、高速回転のときは小さな電流値で励磁する。つまり、ステッピングモータ2の回転速度に応じた最適な第1の励磁信号の電流値IAおよび第2の励磁信号の電流値IBでステッピングモータ2を励磁することにより消費電力を少なくすることができるという効果が得られる。
本発明の第2の実施例の構成は第1の実施例と同様であるので同一の符号を付してその説明を省略する。
上述した構成の作用について図6の第2の実施例を示すフローチャートのSで示すステップにしたがって説明する。なお、本実施例は、2相のステッピングモータ2を制御する場合を説明する。
まず、制御部4は記憶部5に記憶した制御テーブルにしたがってステッピングモータ2の制御を開始して回転駆動する。ここで、制御テーブルを図7の第2の実施例を示す制御テーブルの説明図にしたがって説明する。なお、SPは回転速度、Xは電流値係数であり第1の実施例と同様なのでその説明を省略する。
Bは電気角90度を分割する分割数であり、回転速度SPに対応して予め決定されている標準の値である。
この制御テーブルはステッピングモータ2の回転速度SP0に対応する分割数はB0、電流値係数はX0が対応し、また、回転速度SPnに対応する分割数はBn、電流値係数はXnが対応する。なお、このSP0、B0、X0は初期値であり回転速度が0の場合の値である。また、X0≧Xn≧Xmの関係があり、電流値係数Xは0以上であって1以下の数値である。さらに、B0≧Bn≧Bmの関係があり、分割数Bは1以上の整数値である。
制御部4の電流値算出部8はD/A変換部21に初期値として設定する第1の励磁信号の電流値であるIAおよび第2の励磁信号の電流値であるIBを算出する。この電流値IAおよびIBは、IA=|D×X0×sin0゜|、IB=|D×X0×cos0゜|で計算される。ここで、Dはステッピングモータ2に印加する最大電流値である。電流値IAおよびIBを算出すると、制御部4は算出した電流値IAおよびIBをD/A変換部21に設定する。
また、制御部4は第1の励磁信号が正弦波、第2の励磁信号が余弦波となる励磁パターンデータを位相制御部22に設定する。さらに、制御部4は分割数の初期値であるB0を分割数制御部23に設定する。
なお、このとき第1回目のパルス割り込みが発生したときに設定する第1の励磁信号の電流値IAおよび第2の励磁信号の電流値IBを予め算出し記憶部5に記憶しておく。この電流値IAおよびIBは、IA=|D×X0×sin(90゜÷B0)|、IB=|D×X0×cos(90゜÷B0)|で計算される。
制御部4は第1の励磁信号の電流値IAおよび第2の励磁信号の電流値IBをD/A変換部21に、励磁パターンデータを位相制御部22に、分割数B0を分割数制御部23に設定した後、波形生成部10へ入力される図示しないモータ駆動信号をオンすることによりステッピングモータ2へ第1の励磁信号および第2の励磁信号が印加されステッピングモータ2が回転を開始する。
ステッピングモータ2が回転すると制御部4はカウンタ6により所定の時間経過した毎にタコジェネレータ3から入力した信号によりステッピングモータ2の回転速度を取得し、その回転速度を記憶部5に記憶する。記憶部5に記憶する回転速度は所定数記憶しておくものとする。
S601:ステッピングモータ2が回転を開始すると分割数制御部23は設定された分割数に相当する電気角が経過、つまり、所定の電気角が経過すると制御部4へ割り込み信号を出力する。その割り込み信号を受け付けた制御部4はパルス割り込みを発生させる。なお、このパルス割り込みが発生する間隔は分割数制御部23に設定された分割数により決定される。
S602:制御部4の振動数測定部7は記憶部5に記憶した所定数の回転速度からその分散値を算出し、その分散値を振動数とする。
S603:制御部4はタコジェネレータ3の出力から現在の回転速度SPnを検出し、その回転速度SPnに対応する分割数Bnを制御テーブルから得る。算出した振動数が許容範囲の上限値αより大きい場合、分割数Bnに係数γを乗算して得た分割数を波形生成部10の分割数制御部23に設定する。算出した振動数が許容範囲の上限値α以下の場合は分割数Bnを分割数制御部23に設定する。
ここで、許容範囲とは算出した振動数が小さく制御テーブルから得た分割数Bnをさらに増加させる必要ない振動数の範囲をいう。αはその許容範囲の上限値である。したがって、算出した振動数が許容範囲の上限値αより大きい場合は分割数Bnに係数γを乗算して分割数を増加させる。
なお、許容範囲の上限値αおよび係数γはステッピングモータ2の特性や回転軸の負荷等により予め算出されるものである。また、γは1より大きな数値となるものである。
このように、ステッピングモータ2の振動数が大きい場合はマイクロステップ駆動の分割数を増加して制御する。
S604:制御部4は第1の励磁信号が正弦波、第2の励磁信号が余弦波となる励磁パターンデータを位相制御部22に設定する。
S605:制御部4にパルス割り込みが発生すると、制御部4は記憶部5に記憶した第1の励磁信号の電流値IAおよび第2の励磁信号の電流値IBを波形生成部10のD/A変換部21に設定する。
S606:第1の励磁信号の電流値IAおよび第2の励磁信号の電流値IBを設定すると制御部4はタコジェネレータ3の出力から現在の回転速度SPnを検出する。回転速度を検出した制御部4は電流値算出部8で次回設定する第1の励磁信号の電流値IAおよび第2の励磁信号の電流値IBを算出する。この電流値IAおよびIBは、IA=|D×Xn×sin(現在までの電気角の総和)|、IB=|D×Xn×cos(現在までの電気角の総和)|で計算される。
なお、電気角の総和は制御部4が分割数算出部9に分割数を設定する毎に電気角を累計して記憶部5に記憶しておく。
S607:制御部4は算出した第1の励磁信号の電流値IAおよび第2の励磁信号の電流値IBを記憶部5に記憶する。
S608:制御部4はモータを停止させるまで上記S301からS304を継続する。
以上説明したように、第2の実施例では、図8(a)に示す低振動での電流値のグラフおよび図8(b)に示す高振動での電流値のグラフのようにステッピングモータ2が高振動のときはより大きな分割数で制御する。つまり、ステッピングモータ2の振動数が大きいときは分割数を大きくすることにより電流値を正弦波または余弦波に近い形にした励磁信号でステッピングモータ2を励磁することにより振動数を少なくすることができるという効果が得られる。
また、ステッピングモータ2の振動数が小さいときは分割数を小さくすることにより制御部の処理負荷を低減させることができるという効果が得られる。
さらに、制御部の処理負荷を低減させることができるためステッピングモータ2をより高速回転させることができるという効果が得られる。
また、ステッピングモータ2の回転速度に応じた最適な第1の励磁信号の電流値IAおよび第2の励磁信号の電流値IBでステッピングモータ2を励磁することにより消費電力を少なくすることができるという効果が得られる。
本発明の第3の実施例の構成は第1の実施例と同様であるので同一の符号を付してその説明を省略する。
上述した構成の作用について図9の第3の実施例を示すフローチャートのSで示すステップにしたがって説明する。なお、本実施例は、2相のステッピングモータ2を制御する場合を説明する。
まず、制御部4は記憶部5に記憶した制御テーブルにしたがってステッピングモータ2の制御を開始して回転駆動する。ここで、制御テーブルは第2の実施例と同様であるためその説明を省略する。
制御部4の電流値算出部8はD/A変換部21に初期値として設定する第1の励磁信号の電流値であるIAおよび第2の励磁信号の電流値であるIBを算出する。この電流値IAおよびIBは、IA=|D×X0×sin0゜|、IB=|D×X0×cos0゜|で計算される。ここで、Dはステッピングモータ2に印加する最大電流値である。電流値IAおよびIBを算出すると、制御部4は算出した電流値IAおよびIBをD/A変換部21に設定する。
また、制御部4は第1の励磁信号が正弦波、第2の励磁信号が余弦波となる励磁パターンデータを位相制御部22に設定する。さらに、制御部4は分割数の初期値であるB0を分割数制御部23に設定する。
なお、このとき第1回目のパルス割り込みが発生したときに設定する第1の励磁信号の電流値IAおよび第2の励磁信号の電流値IBを予め算出し記憶部5に記憶しておく。この電流値IAおよびIBは、IA=|D×X0×sin(90゜÷B)|、IB=|D×X0×cos(90゜÷B)|で計算される。
制御部4は第1の励磁信号の電流値IAおよび第2の励磁信号の電流値IBをD/A変換部21に、励磁パターンデータを位相制御部22に、分割数B0を分割数制御部23に設定した後、波形生成部10へ入力される図示しないモータ駆動信号をオンすることによりステッピングモータ2へ第1の励磁信号および第2の励磁信号が印加されステッピングモータ2が回転を開始する。
ステッピングモータ2が回転すると制御部4はカウンタ6により所定の時間経過した毎にタコジェネレータ3から入力した信号によりステッピングモータ2の回転速度を取得し、その回転速度を記憶部5に記憶する。記憶部5に記憶する回転速度は所定数記憶しておくものとする。
S801:ステッピングモータ2が回転を開始すると分割数制御部23は設定された分割数に相当する電気角が経過、つまり、所定の電気角が経過すると制御部4へ割り込み信号を出力する。その割り込み信号を受け付けた制御部4はパルス割り込みを発生させる。なお、このパルス割り込みが発生する間隔は分割数制御部23に設定された分割数により決定される。
S802:制御部4の振動数測定部7は記憶部5に記憶した所定数の回転速度からその分散値を算出し、その分散値を振動数とする。
S803:制御部4はタコジェネレータ3の出力から現在の回転速度SPnを検出し、その回転速度SPnに対応する分割数Bnを制御テーブルから得る。
次に、算出した振動数が許容範囲の下限値βより大きいか否かを調べる。
S804:算出した振動数が許容範囲の下限値βより大きく、かつ、許容範囲の上限値αより大きい場合は許容範囲を超えたとして、分割数Bnに係数γを乗算して得た分割数を波形生成部10の分割数制御部23に設定する。算出した振動数が許容範囲の上限値α以下であって許容範囲の下限値βより大きい場合は分割数Bnを分割数制御部23に設定する。
ここで、許容範囲は算出した振動数が小さく制御テーブルから得た分割数Bnをさらに増加させる必要ない振動数の範囲をいうことは第2の実施例と同様である。また、αはその許容範囲の上限値であることも第2の実施例と同様である。
βは許容範囲の下限値であり、マイクロステップ制御を必要とする下限値を意味するものである。したがって、振動数がこの許容範囲の下限値βに到達するとマイクロステップ制御を不要とする。
S805:算出した振動数が許容範囲の下限値β以下の場合は分割数を1にして分割数制御部23に設定する。
なお、許容範囲の上限値α、許容範囲の下限値βおよび係数γはステッピングモータ2の特性や回転軸の負荷等により予め決定されている値である。また、許容範囲の上限値αと許容範囲の下限値βはα≧βの関係があり、係数γは1より大きな数値となるものである。
このように、ステッピングモータ2の振動数が許容範囲の下限値β以下である場合はマイクロステップ駆動の分割数を1として、つまり、マイクロステップ駆動からフルステップ駆動に切り換えて制御する。
S806:制御部4は第1の励磁信号が正弦波、第2の励磁信号が余弦波となる励磁パターンデータを位相制御部22に設定する。
S807:振動数が許容範囲の下限値β以下の場合は、制御部4は第1の励磁信号の電流値IAおよび第2の励磁信号の電流値IBをステッピングモータ2に印加できる最大の電流値として波形生成部10のD/A変換部21に設定する。
振動数が許容範囲の下限値βより大きい場合は、制御部4は記憶部5に記憶した第1の励磁信号の電流値IAおよび第2の励磁信号の電流値IBを波形生成部10のD/A変換部21に設定する。
S808:振動数が許容範囲の下限値βより大きい場合は、第1の励磁信号の電流値IAおよび第2の励磁信号の電流値IBを設定すると制御部4はタコジェネレータ3の出力から現在の回転速度SPnを検出する。回転速度を検出した制御部4は電流値算出部8で次回設定する第1の励磁信号の電流値IAおよび第2の励磁信号の電流値IBを算出する。この電流値IAおよびIBは、IA=|D×Xn×sin(現在までの電気角の総和)|、IB=|D×Xn×cos(現在までの電気角の総和)|で計算される。
なお、電気角の総和は制御部4が分割数算出部9に分割数を設定する毎に電気角を累計して記憶部5に記憶しておく。
振動数が許容範囲の下限値β以下の場合は、上記計算によらず第1の励磁信号の電流値IAおよび第2の励磁信号の電流値IBをステッピングモータ2に印加できる最大の電流値とする。
S809:制御部4は算出した第1の励磁信号の電流値IAおよび第2の励磁信号の電流値IBを記憶部5に記憶する。
S810:制御部4はモータを停止させるまで上記S301からS304を継続する。
なお、図10(a)は従来のマイクロステップ駆動での振動数のグラフであり、図10(b)は本実施例での振動数のグラフである。この実験結果であるふたつのグラフを比較すると、本実施例では、低回転速度および中回転速度において振動数を低下させることができることがわかる。
以上説明したように、第3の実施例では、ステッピングモータ2の振動数が大きいときは分割数を大きくすることにより電流値を正弦波または余弦波に近い形にした励磁信号でステッピングモータ2を励磁することにより振動数を少なくすることができるという効果が得られる。
また、ステッピングモータ2の振動数が小さいときは分割数を少なくし、振動数がさらに小さいときはフルステップ駆動とすることにより制御部の処理負荷を低減させることができるという効果が得られる。
さらに、制御部の処理負荷を低減させることができるためステッピングモータ2をより高速回転させることができるという効果が得られる。
また、ステッピングモータ2の回転速度に応じた最適な第1の励磁信号の電流値IAおよび第2の励磁信号の電流値IBでステッピングモータ2を励磁することにより消費電力を少なくすることができるという効果が得られる。
第1の実施例を示すモータ駆動装置のブロック図 第1の実施例を示す波形生成部のブロック図 第1の実施例を示すフローチャート 第1の実施例を示す制御テーブルの説明図 第1の実施例を示す電流値のグラフ 第2の実施例を示すフローチャート 第2の実施例を示す制御テーブルの説明図 第2の実施例を示す電流値のグラフ 第3の実施例を示すフローチャート 第3の実施例を示す振動数のグラフ
符号の説明
1 モータ駆動装置
2 ステッピングモータ
3 タコジェネレータ
4 制御部
5 記憶部
6 カウンタ
7 振動数測定部
8 電流値算出部
9 分割数算出部
10 波形生成部
21 D/A変換部
22 位相制御部
23 分割数制御部

Claims (2)

  1. 多相のステッピングモータの各相をそれぞれ励磁する励磁信号によりマイクロステップ駆動するモータ駆動装置において、
    前記ステッピングモータの回転軸に接続され、該ステッピングモータの回転速度を計測する回転速度計測手段と、
    前記回転速度が高速になるに連れて増加する分割数を該回転速度に対応させた制御テーブルを記憶する記憶部と、
    設定された分割数にしたがって励磁信号を生成し、前記ステッピングモータに印加する波形生成部と、
    前記波形生成部に分割数を設定し、前記波形生成部に該分割数にしたがって励磁信号を生成させる制御部とを備え、
    前記制御部は、前記分割数に相当する電気角が経過する毎に、前記回転速度計測手段で計測した回転速度に対応した分割数を前記記憶部から読み出すとともに、前記回転速度から振動数を算出し、
    前記振動数が許容範囲の上限値より大きい場合、前記記憶部から読み出した分割数に1より大きい係数を乗算した分割数を、
    前記振動数が許容範囲の上限値以下かつ下限値より大きい場合、前記記憶部から読み出した分割数を、
    前記振動数が許容範囲の下限値以下の場合、フルステップ駆動とする分割数を、
    前記波形生成部に設定することを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 請求項1のモータ駆動装置において、
    前記回転速度計測手段により計測した回転速度および電気角に基づいて電流値を算出する電流値算出部と、
    前記制御テーブルに加え、前記電流値算出部で予め算出された電流値を記憶する記憶部と、
    前記設定された分割数に加え、設定された電流値にしたがって励磁信号を生成し、前記ステッピングモータに印加する波形生成部と、
    前記波形生成部に、前記分割数に加え、電流値を設定し、前記波形生成部に該分割数および電流値にしたがって励磁信号を生成させる制御部とを備え、
    前記制御部は、前記分割数に相当する電気角が経過する毎に、前記電流値算出部により予め算出された電流値を前記記憶部から読み出し、前記分割数に加え、前記電流値を前記波形生成部に設定して励磁信号を生成させるとともに、前記回転速度計測手段により計測した回転速度および前記波形生成部に設定した分割数に基づいて算出された電気角から電流値算出部が算出した電流値を前記記憶部に記憶させておくことを特徴とするモータ駆動装置。
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