JP4693630B2 - 扉閉止具 - Google Patents

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Description

この発明は、トイレ室の扉などに利用される扉閉止具に関する。
従来から、この種の扉閉止具の中には、扉の戸先側内面に取り付けられる内ベースと、扉の戸先側外面に取り付けられる外ベースとを備え、内ベースに、ラッチをスライド可能に支持させ、外ベースに、板面に複数の表示部を有する表示板を回転自在に支持させ、ラッチのスライドに応じて表示板が回転することにより表示板を覆うカバーの表示窓に示される表示部が切り換わるようにしたものがある(例えば、特許文献1)。
例えば、内ベースと外ベースとは、扉を前後に挟んで締着される。内ベースと外ベースとの間には、扉を通して回転軸が設けられる。表示板は、回転軸の外側端部に設けられており、外ベースの内部空間に収められる。
回転軸の外周には、ピニオンが設けられている。ピニオンは、通常、ラッチに設けられたラックと噛合わず、ラッチに設けられた表示板回転用のギヤ部に噛合う高さとなるようにバネで付勢されている。このため、ラッチが施錠位置と解錠位置の間をスライドされる間に、ピニオンと表示板回転用のギヤ部が噛合って回転軸が回転し、これに伴い表示板が回転して表示窓に示される表示部が切り換わる。
また、表示板には、外ベースの操作孔より露出する係合穴が形成されている。非常時に外部から扉を開放させたいとき、係合穴に解除具を係合させて回転軸を解除側に押し回すことにより、ピニオンがラックと噛合う高さとなり、ラッチを解錠側にスライドさせることができるようになっている。
特に、前掲の特許文献1のものでは、ラッチの溝部底面に、ラックよりも深い位置にあり、かつラックと平行な向きで回転規制溝が設けられている。回転軸には、その内側端面に角穴が穿設されており、この角穴に圧縮コイルばねを巻装したガイドピースが出没自在に挿設されている。ピニオンがラックの表示切換用ギヤ部を通り過ぎるのと同時に、ガイドピースが回転規制溝に係合する。この係合により回転軸の回転が回り止めされる。その結果、回転軸は、表示切換用ギヤ部の通過後に遠心力の影響で回り過ぎることがなくなり、表示板が正規の回転位置に停止する。
特開2005−120767号公報(図1、段落番号[0012]、[0013])
しかしながら、前掲の特許文献1のような扉閉止具には、非常時に外側から扉を開放させるとき、係合穴に解除具を係合させて解除具を押し回す必要があり、この操作を行い難い問題がある。
また、公衆トイレなどの扉では、表示窓に先尖りの棒材などを差し込んで表示板を突き回すことにより、表示窓に示された表示部を無理やり切り換える悪戯を受ける場合がある。
このとき、前掲の特許文献1の扉閉止具では、回転規制溝と軸方向に出没自在のガイドピースとが互いのテーパ面で係合するため、表示板を強く突き回されると、回転力を受けたガイドピースが回転規制溝のテーパ面に斜め当りして没方向に押し上げられる結果、ガイドピースと回転規制溝の係合が外れ、表示板が回転して表示部が切り換わる恐れがある。
そこで、この発明の第1の課題は、非常時に外側から扉を開放させるときに扉閉止具の解除操作を行い易くすることにあり、第2の課題は、さらに、表示窓から表示板を突き回そうとされたときに表示板が回転することを確実に防止することにある。
上記第1の課題を解決するこの発明は、扉の戸先側内面に取り付けられる内ベースと、扉の戸先側外面に取り付けられる外ベースとを備え、上記内ベースにラッチをスライド可能に支持させ、上記外ベースに、複数の表示部を有する表示板を回転自在に支持させ、上記ラッチのスライドに応じて上記表示板が回転することにより上記表示板を覆うカバーの表示窓に示される表示部が切り換わるようにした扉閉止具において、上記内ベースと上記外ベースとの間に2つの回転軸を設け、その第1の回転軸と上記ラッチとの間に、このラッチのスライドによる直線運動を上記第1の回転軸の回転運動に変換する運動変換機構を設け、上記表示板を上記第1の回転軸に設け、その第2の回転軸と上記ラッチとの間に、上記第2の回転軸の回転運動を上記ラッチのスライド運動に変換するラックーピニオン機構を常時噛合うように設け、上記第2の回転軸に軸回し用具との係合部を設けたことを特徴とするものである。
具体的には、上記内ベースと上記外ベースとの間に2つの回転軸を設けた構成の採用により、表示部の切り換えに利用する回転軸と、非常時のラッチ操作に利用する回転軸とを、互いに独立に回転させることが可能になる。
すなわち、表示部の切り換えに関しては、その第1の回転軸と上記ラッチとの間に、このラッチのスライドによる直線運動を上記第1の回転軸の回転運動に変換する運動変換機構を設け、上記表示板を上記第1の回転軸に設けた構成の採用により、ラッチのスライド運動を利用して上記表示板に所定の回転が与えられる。
また、非常時のラッチ操作に関しては、その第2の回転軸と上記ラッチとの間に、上記第2の回転軸の回転運動を上記ラッチのスライド運動に変換するラックーピニオン機構を常時噛合うように設けた構成の採用により、第2の回転軸を押してラックーピニオン機構を噛合い状態にすることが不要になる。
上記第2の回転軸に軸回し用具との係合部を設けた構成の採用により、非常時に外側から扉を開放させるとき、上記第2の回転軸に軸回し用具を係合させて回転させるだけで解錠することができ、押し回しによる解除操作に比して容易に解錠を行うことができる。
なお、上記の構成では、前掲の特許文献1のように回転軸を付勢するバネ構造が不要になる結果、部材数の削減と組立ての容易化を図ることができる。
上記第2の課題を解決するこの発明は、上記の構成において、上記運動変換機構を、上記表示部の切り換わり前後で非変換状態になるように設け、上記ラッチに、上記の非変換状態で上記第1の回転軸の外周が壁間に位置する対壁部を設け、上記第1の回転軸の外周に、上記対壁部との当りで上記第1の回転軸を回り止めする規制部を設け、上記対壁部と上記規制部との位置関係を、上記第1の回転軸の軸方向に関して固定したものである。
具体的には、上記運動変換機構を、上記表示部の切り換わり前後で非変換状態になるように設けた構成の採用により、表示部の切り換え前後に、第1の回転軸に回転力が生じない状態を得られる。
上記ラッチに、上記の非変換状態で上記第1の回転軸の外周が壁間に位置する対壁部を設け、上記第1の回転軸の外周に、上記対壁部との当りで上記第1の回転軸を回り止めする規制部を設けた構成の採用により、表示部の切り換わり前後に第1の回転軸が回り止めされる結果、その第1の回転軸に設けられた表示板も回り止めされた状態になる。
上記対壁部と上記規制部との位置関係を、上記第1の回転軸の軸方向に関して固定した構成の採用により、表示窓から表示板が突かれて第1の回転軸に回転力が加えられた場合でも上記の当たりが外れる恐れはない。したがって、この発明は、表示窓から表示板を突き回そうとされたときに表示板が回転することを確実に防止することができる。
なお、上記の固定には、上記の当りが外れない範囲で幅をもたせることができる。
ここで、上記運動変換機構を、上記第1の回転軸の外周と上記ラッチとがこの第1の回転軸の回転中心を外れて接触することにより上記第1の回転軸が回転する機構とし、上記第1の回転軸の内側端部外周に上記ラッチとの当接部を設け、上記第2の回転軸の内側端部外周にピニオンを設け、上記第1の回転軸と上記第2の回転軸の一方を筒軸とし、他方を筒軸内周に支持させた構成を採用することができる。
この構成によれば、各軸の内側端部外周にラッチ側との接触による変換機構を配設したことで両軸を互いの内側端部を除いて2重構造にすることが可能になり、上記第1の回転軸と上記第2の回転軸の一方を筒軸とし、他方を筒軸内周に支持させることで、第1の回転軸と第2の回転軸とを互い離間させた2列構成にする場合に比して、上記外ベースと上記内ベースに設ける軸支構造部を1箇所で済ますことができる。
なお、上記運動変換機構としては、例えば、上記ラッチ側の当接部を、第2のラック、または直進カムとして構成し、上記第1の回転軸側の当接部を、これらに対応する第2のピニオン、または摩擦当接部として構成することができる。
上述のように、この発明は、上記内ベースと上記外ベースとの間に2つの回転軸を設け、その第1の回転軸と上記ラッチとの間に、このラッチのスライドによる直線運動を上記第1の回転軸の回転運動に変換する運動変換機構を設け、上記表示板を上記第1の回転軸に設け、その第2の回転軸と上記ラッチとの間に、上記第2の回転軸の回転運動を上記ラッチのスライド運動に変換するラックーピニオン機構を常時噛合うように設け、上記第2の回転軸の外側端部を外部に臨ませた構成により、非常時に外側から扉を開放させるときに扉閉止具の解除操作を行い易くすることができる。
また、この発明は、上記運動変換機構を、上記表示部の切り換わり前後で非変換状態になるように設け、上記ラッチに、上記の非変換状態で上記第1の回転軸の外周が壁間に位置する対壁部を設け、上記第1の回転軸の外周に、上記対壁部との当りで上記第1の回転軸を回り止めする規制部を設け、上記対壁部と上記規制部との位置関係を、上記第1の回転軸の軸方向に関して固定した構成により、表示窓から表示板を突き回そうとされたときに表示板が回転することを確実に防止することができる。
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、この実施形態に係る扉閉止具は、扉Aの戸先側内面に取付けられる内ベース1と、扉Aの戸先側外面に取付けられる外ベース2とを備えている。両ベース1、2は、扉Aの中を前後に通される取付脚3を介して着脱自在に連結されている。
取付脚3は、内ベース1に設けられたねじ筒3aと、このねじ筒3aにねじ係合されるねじ軸3bとから構成されている。
内ベース1は左右方向に細長く、その上下面には内ベース1の両端に至る案内溝4が設けられている。
内ベース1には、左右方向に長いラッチ5が支持させられている。ラッチ5は断面コの字形をなし、その上板5aおよび下板5bの側縁には上記案内溝4にスライド自在に嵌合されるフランジ5cが設けられている。
上記ラッチ5は、その先端部が扉Aの戸先よりも突出しない解除位置と、出入口aが形成された壁パネルWの内面に先端部が臨む閉止位置との間を上記案内溝4に沿って左右方向にスライド可能とされ、その閉止位置において壁パネルWの内面に設けられたフランジ付き突部Pに先端部が嵌合するようになっている。
上記内ベース1と外ベース2との間には、2つの回転軸10、20が設けられている。
上記第1の回転軸10は、筒軸として構成されており、内ベース1に回転自在に支持された原動筒軸11と、外ベース2に回転自在に支持された従動筒軸12とからなる。原動筒軸11には角軸筒部11aが設けられ、その角軸筒部11aが従動筒軸12に形成された角孔12aに抜き差し自在に挿入されている。
従動筒軸12の外側端部には、円形状に形成された表示板13が一体に設けられており、この表示板13も上記外ベース2に回転自在に支持されている。
表示板13の外側板面には、使用中表示部13aと不使用表示部13bとが第1の回転軸10の回転中心回りで180度の回転対称となる関係で設けられている(図4(b)参照のこと)。
図1、図2に示すように、表示板13は、外ベース2の上下の各壁面に形成された左右方向の溝にスライド嵌合されたカバー6に覆われている。このカバー6と外ベース2とで引手が構成されている。
第1の回転軸10の軸方向内側動は、表示板13が外ベース2と当ることで規制されている。第1の回転軸10の軸方向外側動は、表示板13とカバー6の当り、また第1の回転軸10の内側端部14と内ベース1との当りで規制されている。
一方、上記第2の回転軸20は、その内側端部の外周にピニオン21が一体に設けられており、ピニオン21よりも外側に上記第1の回転軸10の内周に支持される内通部22を有する挿通軸として構成されている。上記第2の回転軸20は、内通部22において上記第1の回転軸10により回転自在に支持されており、第2の回転軸20と第1の回転軸10の回転中心は同一軸線上に設定されている(以下、両軸の各軸方向に関しては、単に軸方向と呼ぶ)。
上記ラッチ5の側板には、ピニオン21の移動空間となるスライド方向の溝部5dが一体に設けられている。この溝部5dの一方側の溝側壁には、図3に示すように、ピニオン21と噛合うラック5eが一体に設けられている。この実施形態では、ラッチ5のスライドストロークがラック5eの全長で決められている。また、ピニオン21は、図1に示すように、ラッチ5の軸方向動および上下動が上記フランジ5cと上記案内溝4とにより規制されており、また、第1の回転軸10の軸方向動が規制されているため、上記ラック5eから外れることはない。したがって、ピニオン21とラック5eとにより、第2の回転軸20とラッチ5との間には、第2の回転軸20の回転運動をラッチ5のスライド運動に変換するラックーピニオン機構が常時噛合うように構成される。なお、ラック5eの全長をラッチ5のスライドストロークよりも長くしても支障はない。
この実施形態では、上記内通部22の外側端部が、上記カバー6に形成された孔6aより外部に臨む溝状の係合部23となっている。この係合部23の溝に嵌合する軸回し用具(図示省略)を用いると、第2の回転軸20に回転力を付与することができる。なお、係合部23は、カバー6から露出している必要はなく、外部から軸回し用具が接続可能であればよい。また、係合部23と軸回し用具の係合構造は適宜に変更することができる。
非常時に外側から扉を開放させるときには、上記係合部23に軸回し用具を接続して第2の回転軸を解除側に回転させると、上記ラック5eの全長でスライドストロークが決められているため(図3(b)参照のこと)、ラッチ5を解除位置まで移動させることができる。なお、第2の回転軸20は、上記ラックーピニオン機構が常時噛合いのため、ラッチ5のスライド運動により回転することになる。
一方、図1、図3(a)に示すように、上記第1の回転軸10と上記ラッチ5との間には、このラッチ5のスライドによる直線運動を第1の回転軸10の回転運動に変換する運動変換機構が設けられている。この運動変換機構は、第1の回転軸10の外周とラッチ5とがこの第1の回転軸10の回転中心を外れて接触することにより第1の回転軸10が回転する機構とされている。
具体的には、ラッチ5側の当接部5f(以下、ラッチ側当接部5fという)は、複数のギヤからなる第2のラックとして構成されており、軸方向に関して上記ラック5eと上記フランジ5cとの間に位置し、ラック5eの長さ中心、つまりラッチ5のスライドストローク中心上に位置するようにラッチ5と一体に設けられている。また、ラッチ5には、スライド方向に関してラッチ側当接部5fの両側に位置し、かつスライド方向に平行な対壁部5g、5hが、軸方向に関してラッチ側当接部5fと同高さで一体に設けられている。
一方、第1の回転軸10の内側端部14は、ラッチ側当接部5fに噛合する複数のギヤを備えた軸側当接部14aと、対壁部5gの壁間幅に対応するスライド方向の平行面を有する規制部14bとからなる。規制部14bの平行面は、軸側当接部14aの周方向前後に連設されている。軸側当接部14aと規制部14bの軸方向厚みは、対壁部5gの軸方向高さと略同一長さになっている。
ラッチ5が施錠位置にある状態では、上記軸側当接部14aが、対壁部5gに位置して上記ラッチ側当接部5fと非変換状態にあり、ラッチ側当接部5fの側を向いている。このとき、上記規制部14bは対壁部5gの壁間に位置しており、その平行面と対壁部5gとの当りで第1の回転軸10が回り止めされている。
ここで、ラッチ5と一体に設けられた対壁部5gと、第1の回転軸10と一体に設けられた規制部14bとの位置関係は、ラッチ5の軸方向動が上記フランジ5cと上記案内溝4とにより規制されており、また、第1の回転軸10の軸方向動も規制されているため、第1の回転軸10の軸方向に関して固定されている。このため、規制部14bと対壁部5gの当りが外れることはない。したがって、表示窓6bから表示板13が突かれて第1の回転軸10に回転力が加えられた場合でも、表示板13が回転することは確実に防止される。
ラッチ5が施錠位置にある状態から解錠側にスライドされると、図4(a)、(b)に示すように、上記軸側当接部14aの一端部が上記ラッチ側当接部5fのフランクに当り接触して第1の回転軸10に回転力が生じ、上記規制部14bがラッチ側当接部5fの向かいに設けられた回転空間5iに入る。この当り接触により、第1の回転軸10が1/4回転し、表示板13が一体回転することから、上記カバー6の表示窓6bに示されていた使用中表示部13aも移動する。
また、上記当り接触により、上記軸側当接部14aのギヤは、図4(c)、(d)に示すように、ラッチ側当接部5fと噛合い接触状態となり、そのラックーピニオン変換により、第1の回転軸10がさらに回転する。
上記の噛合いが外れて非変換状態になったとき、図4(e)、(f)に示すように、第1の回転軸10が1/2回転した状態になっている。この状態では、第1の回転軸10に回転力がなくなっており上記不使用表示部13bが上記表示窓6bに示されている。すなわち、表示部13a、13b間の切り換えが完了している。
上記の非変換状態になって間も無く、上記軸側当接部14aと上記規制部14bは、施錠位置にあるときとは反転した逆向き姿勢で、上記対壁部5gとスライド方向に関して対称構造に設けられた対壁部5hに進入してその壁間に位置する。このため、規制部14bの平行面と対壁部5hとの当りにより、第1の回転軸10が回り止めされた状態で、ラッチ5が図3(a)に想像線で示すように解錠位置に至る。したがって、ラッチ5が解錠位置にある場合においても施錠位置にある場合と同様にして表示板13の回転が確実に防止される。
ここまでは、ラッチ5が施錠位置にある状態から解錠側にスライドされる場合を例に説明したが、ラッチ5が解錠位置にある状態から施錠側にスライドされる場合は、第1の回転軸10の回転方向が逆になる点のみが相違するため、その説明を省略する。
なお、この実施形態では、部材数を抑制し、組立ての容易化を図るため、上記表示板13、軸側当接部14a、規制部14bを第1の回転軸10を構成する原動筒軸11、従動筒軸12に一体に設けたが、適宜別体に設けて第1の回転軸10に固着する構成も可能である。また、ラッチ5には、ラック5e、ラッチ側当接部5f、および対壁部5g、5hを一体に設けたが、別体に設けてラッチ5に固着する構成も可能である。
また、この実施形態では、ラッチ側当接部5fを直進カムとし、軸側当接部14aを摩擦接触部とすることもできる。正確性、耐久性を考慮すると、この実施形態のようにラックーピニオン機構を採用する方がよい。
また、この実施形態では、第1の回転軸10の方を筒軸として表示板13を一体に設けることにより、部品数を抑制したが、第1の回転軸10を挿通軸とし、第2の回転軸20を筒軸とすることもできる。
また、第1の回転軸10と第2の回転軸20とを、互い離間させてそれぞれ内ベース1と外ベース2に支持させた2列構成にすることができる。この構成の場合、ピニオン21、軸側当接部14aは、第1の回転軸10と第2の回転軸20の軸方向中間部に設けることもできる。例えば、ラック5e、ラッチ側当接部5fは、上記フランジ5cに設けることができる。
(a)実施形態に係る扉閉止具の横断面図、(b)図1(a)に示したb−b線の断面図 図1の扉閉止具の分解斜視図 (a)図1(b)のIIIa−IIIa線の断面図、(b)図1(b)のIIIb−IIIb線の断面図 (a)図3(a)に示す状態からラッチが施錠位置から解錠側にスライドされ、ラッチ側当接部と軸側当接部とが当り接触したときの様子を示した作用図、(b)図4(a)のときの表示窓を示した作用図、(c)ラッチ側当接部と軸側当接部とが噛合い接触したときの様子を示した作用図、(d)図4(c)のときの表示窓を示した作用図、(e)ラッチ側当接部と軸側当接部との噛合い接触が外れたときの様子を示した作用図、(f)図4(e)のときの表示窓を示した作用図
符号の説明
1 内ベース
2 外ベース
5 ラッチ
5e ラック
5f ラッチ側当接部
5g、5h 対壁部
6b 表示窓
10 第1の回転軸
13 表示板
13a、13b 表示部
14a 軸側当接部
14b 規制部
20 第2の回転軸
21 ピニオン
23 係合部

Claims (3)

  1. 扉の戸先側内面に取り付けられる内ベースと、扉の戸先側外面に取り付けられる外ベースとを備え、上記内ベースにラッチをスライド可能に支持させ、上記外ベースに、複数の表示部を有する表示板を回転自在に支持させ、上記ラッチのスライドに応じて上記表示板が回転することにより上記表示板を覆うカバーの表示窓に示される表示部が切り換わるようにした扉閉止具において、
    上記内ベースと上記外ベースとの間に2つの回転軸を設け、その第1の回転軸と上記ラッチとの間に、このラッチのスライドによる直線運動を上記第1の回転軸の回転運動に変換する運動変換機構を設け、上記表示板を上記第1の回転軸に設け、その第2の回転軸と上記ラッチとの間に、上記第2の回転軸の回転運動を上記ラッチのスライド運動に変換するラックーピニオン機構を常時噛合うように設け、上記第2の回転軸に軸回し用具との係合部を設けたことを特徴とする扉閉止具。
  2. 上記運動変換機構を、上記表示部の切り換わり前後で非変換状態になるように設け、上記ラッチに、上記の非変換状態で上記第1の回転軸の外周が壁間に位置する対壁部を設け、上記第1の回転軸の外周に、上記対壁部との当りで上記第1の回転軸を回り止めする規制部を設け、上記対壁部と上記規制部との位置関係を、上記第1の回転軸の軸方向に関して固定した請求項1の記載の扉閉止具。
  3. 上記運動変換機構を、上記第1の回転軸の外周と上記ラッチとがこの第1の回転軸の回転中心を外れて接触することにより上記第1の回転軸が回転する機構とし、上記第1の回転軸の内側端部外周に上記ラッチとの当接部を設け、上記第2の回転軸の内側端部外周にピニオンを設け、上記第1の回転軸と上記第2の回転軸の一方を筒軸とし、他方を筒軸内周に支持させた請求項1または2に記載の扉閉止具。
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