JP4692877B2 - アーム付表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、主として自動車をはじめとする乗り物の室内天井部等に装置されるアーム付表示装置に係わり、特に室内天井部から下げられる表示パネルの高さ調整を可能にしたアーム付表示装置に関する。
近年、カーナビゲーションシステムの普及が顕著であるが、これを構成する表示パネルを利用してナビゲーション画面のみならず、自動車内でテレビ放送やディスクに記録された映画を観賞することも一般に広く行われている。係る表示パネルはダッシュボード上に固定されるか、又はダッシュボード内に格納されて使用に際し外部に開放される方式が主流となっているが、ダッシュボード上に固定されるものでは体裁を損ない、非使用時にダッシュボード内に格納されるタイプでも後部座席の搭乗者にとって表示画像を視認し難いという問題がある。
そこで、自動車の室内天井部に表示パネルを配し、これに表示される情報を後部座席の乗員に提供するという装置が提案されている。
その種の装置として、移動体の天井部に回動自在に設けられた回動部と、この回動部に支持されたアーム部と、このアーム部に支持された表示部とを備えたものが知られる(例えば、特許文献1)。
尚、上記の特許文献1に開示される表示装置において、アーム部(スイングアーム)は回動部により上下に回動可能に支持されると共に、表示部(表示パネル)はアーム部の先端でヒンジユニットにより上下左右に回動可能に支持されて水平面に対する角度(仰角及び俯角)と左右方向の向きを調整可能とされる。
特開2001−157144号公報
しかしながら、特許文献1の表示装置によれば、アーム部を上下に回動させるためのヒンジユニットが摩擦部材を備え、その摩擦部材によりアーム部に所定の回転抵抗力(摩擦トルク)が付与される構成とされていることから、係る回転抵抗力の設定が小さいと自動車の走行振動を受けるなどしてアーム部が不用意に下方回動し、これを防止するべく回転抵抗力を大きく設定するとアーム部の円滑な回動運動が損なわれてしまうという問題がある。
又、以上のようなヒンジユニットによれば、アーム部の回動運動が繰り返し行われるうちに摩擦部材が摩擦作用により擦り減り、アーム部を所定角度に保持するに足るグリップ力が早期に失われてしまうという欠点があり、しかも係るヒンジユニットにはアーム部から大きな回転トルクが直接作用するので、これに対抗するような摩擦力を得ることは至極困難である。
このため、特許文献1の表示装置では、自動車の天井部にアーム部を嵌め込む凹溝を放射状に形成し、その何れか一つにアーム部を嵌合させたまま表示部を乗員に対向する状態に変位させるようにしているので、座高の低い搭乗者では表示パネルを見上げる状態となり、短時間で首が疲れることになるので表示部を長らく正視することはできない。
本発明は以上のような事情に鑑みて成されたものであり、その目的は自動車内などで映画やテレビを観賞する場合やナビゲーション画面を見る場合に表示パネルの高さ等の位置調整をして快適な視聴環境を実現することのできるアーム付表示装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、所定の位置(例えば、自動車の室内天井部R)に取り付けられる固定ベース1と、この固定ベース1により一端部を支持されて該一端部を中心にして前記固定ベースに対する接離方向に回動可能とされるスイングアーム2と、このスイングアーム2の他端部側に設けられる表示パネル4とを備え、その表示パネル4が前記スイングアーム2との間に配されるヒンジ機構3により前記固定ベース1に対する回動角度を調整可能に支持される構成のアーム付表示装置において、前記固定ベース1の部位に設けられるラック24と、このラック24と前記スイングアーム2との間に架されてスイングアーム2の回動運動を前記ラック24の直線運動に変換する動作変換手段(リンク23)と、前記ラック24と噛み合う状態で前記固定ベース1に回動可能に設けられる従動ギア30と、前記スイングアーム2から前記従動ギア30に与えられる伝達トルクに抗して前記従動ギア30の回動を抑制する保持手段とを備え、
前記保持手段は、従動ギア30の内方に向かうロック方向と従動ギア30から離れるリリース方向とに移動可能にして固定ベース1に設けられるロックレバー40と、このロックレバー40を前記ロック方向に付勢する弾性部材50とを備え、前記ロックレバー40は前記弾性部材50の弾力によって従動ギア30の外周端面部30Aに押し付けられる係止部41を有すると共に、前記従動ギア30の外周端面部30Aには前記係止部41を受け入れる切欠部33が該従動ギアの周方向に所定の間隔で形成される一方、前記固定ベース1には前記弾性部材50の弾力に抗して前記ロックレバー40を前記リリース方向に移動せしめるための操作部(摘み74)が設けられていることを特徴とする。
又、前記保持手段として、従動ギア30の内方に向かうロック方向と従動ギア30から離れるリリース方向とに移動可能にして固定ベース1に設けられるロックレバー40と、このロックレバー40を前記ロック方向に付勢する弾性部材50とを備え、前記ロックレバー40は前記弾性部材50の弾力によって従動ギア30の外周端面部30Aに圧接して該従動ギアを回動不能状態に保持する摩擦制動片45を有すると共に、前記固定ベース1には前記弾性部材50の弾力に抗して前記ロックレバー40を前記リリース方向に移動せしめるための操作部(摘み74)が設けられていることを特徴とする。
又、前記保持手段として、固定ベース1に設けられる第1弾性部材81と第2弾性部材84を備え、前記第1弾性部材81にはその弾力により従動ギア30の厚さ方向から該従動ギアの平面部に押し付けられる凸部81Aが設けられると共に、前記従動ギア30の平面部には前記凸部81Aと嵌合する嵌合部34が該従動ギアの周方向に所定の間隔で形成される一方、前記第2弾性部材84はスイングアーム2の先端部が固定ベース1に近接する位置にある場合に前記従動ギア30にスイングアーム2から与えられる伝達トルクとは逆向きのトルクを与えることを特徴とする。
本発明によれば、固定ベースにラックと従動ギアを設け、その従動ギアの回動を抑制することによりスイングアームを固定ベースから隔てた回動位置に保持するようにしていることから、従動ギアに対してスイングアームから大きな回転トルクが直接作用せず、このため従動ギアの回動を小さな力で確実に抑制し、以ってスイングアームを使用者により選定された回動位置にしっかり保持することができる。
従って、スイングアームの先端部に設けられる表示パネルを使用者の視線の位置に合わせ、これをその位置に保ったまま、その表示パネルに表示される映像などを楽な姿勢で観ることができる。
特に、請求項1の発明では、従動ギアの回動を抑制する保持手段として、従動ギアに形成される切欠部にロックレバーの係止部を嵌め込み、その状態を弾性部材により保持するようにしているので、切欠部の位置と数の設定により表示パネルの高さ位置を段階的に切り換えることができ、しかもロックレバーをリリース方向に移動させるための操作部を有していることから、従動ギアとロックレバーの係合を絶って表示パネルの高さ調整を容易に行うことができる。
又、請求項2の発明では、ロックレバーに摩擦制動片を設け、これを弾性部材の弾力により従動ギアの外周端面部に圧接せしめるようにしていることから、表示パネルの高さを無段階で調整することができ、しかもロックレバーをリリース方向に移動させるための操作部を有していることから、表示パネルの高さ調整に際して従動ギアに対する摩擦制動片の擦過を防止し、そのグリップ力を長期にわたって維持することができる。
又、請求項3の発明では、保持手段が固定ベースに設けられる第1弾性部材と第2弾性部材とを備え、第1弾性部材に設けられる凸部が従動ギアに形成される嵌合部と嵌合するようにしているので、嵌合部の位置と数の設定により表示パネルの高さ位置を段階的に切り換えることができる。又、スイングアームの先端部が固定ベースに近接した位置にあって、第2弾性部材により従動ギアにスイングアームから与えられる伝達トルクとは逆向きのトルクが与えることから、室内天井部に固定ベースを取り付けてその近傍に表示パネルを位置付けした場合でも、これが不用意に下方移動することを防止できる。
以下、図面に基づいて本発明を詳しく説明する。先ず、図1は本発明に係るアーム付表示装置の使用態様を示す。図1において、1は所定の位置(本例において自動車をはじめとする乗り物若しくは建物などの室内天井部R)に取り付けられるパネル状の固定ベース、2は固定ベースにより一端部を支持されて該一端部を中心に固定ベース1に対する接離方向(上下方向)に回動(揺動)可能とされるスイングアームであり、このスイングアーム2の自由端となる他端部側(先端部)には後述するヒンジ機構3を介して表示パネル4が設けられる。
固定ベース1は、室内天井部Rに固定する背部プレート1Aと、その下面を覆うカバープレート1Bから成り、カバープレート1Aには表示パネル4を対面状にして収容するパネル収容部5が形成され、そのパネル収容部5にはスイングアーム2を水平状にして格納するためのアーム収容部6と、後述する操作部を操作可能に露出させるための孔7が形成される。又、カバープレート1Bには、パネル収容部5の一端縁から突出して表示パネル4をパネル収容部5に対面する状態に保持するフック8と、これによる表示パネル4の保持を解除する開錠ボタン9とが設けられる。
尚、表示パネル4は、液晶パネルなどから成る表示部4Aとこれを保持する筺体4B(ベゼル)から構成され、その筺体4Bにはヒンジ機構3とは逆の端面にフック8によって係止される図示せぬ被係止部が形成される。
そして、以上のようなアーム付表示装置によれば、図1のように表示パネル4を固定ベース1から吊下がった状態に開放してテレビ放送などを視聴することができ、視聴後には係る表示パネル4を図2のようにパネル収容部5に収容した状態に閉じて該表示パネル4が視界の妨げ等になることを防止することができる。
尚、表示パネル4は、ヒンジ機構3により上下に回動可能に支持されて固定ベース1に対する回動角度(表示部4Aの仰角及び俯角)を調整可能とされるが、ヒンジ機構3が有する摩擦抵抗力(回転抵抗力)により係る表示パネル4はその回動可能範囲において使用者が選定した姿勢を保持できるようになっている。
又、図3のように、表示パネル4はスイングアーム2内に通される帯状のフレキシブル配線10(FPC)を介して固定ベース内に配される回路基板11と接続されるが、固定ベースにはフレキシブル配線10を巻き掛ける2つの巻掛部12,13が設けられる。特に、一方の巻掛部12は円柱状にしてその両端にバネ14が繋げられ、これによって表示パネル4を上下に回動させた場合にもフレキシブル配線10にテンションが作用してその弛みが防止されるようにしてある。尚、本装置を自動車内で利用する場合、回路基板11はダッシュボード内に組み込まれるテレビ受信機やディスクプレーヤと図示せぬ信号線で繋がれるが、ディスクプレーヤなどを固定ベース1内に設けることも可能である。
次に、ヒンジ機構3について説明すると、係るヒンジ機構3は図4のようにスイングアーム2の先端部両側に相対向して形成されるブラケット15と、そのブラケット15,15の間で水平状を成す第1の枢軸16により両端を支持されるヒンジ胴17とを備え、そのヒンジ胴17に第1の枢軸16と直交する第2の枢軸18を介して表示パネル4が取り付けられる構成としてある。しかして、ヒンジ胴17が第1の枢軸16回りに回動することにより表示パネル4の上下の回動角度が調整可能とされるが、係る表示パネル4は第2の枢軸18回りの回動により図4の想像線に示すよう左右の向きを調整することも可能とされる。
更に、表示パネル4は上下左右の角度調整のみならず、図5のようにスイングアーム2の回動により高さ調整も可能とされる。図5において、20はスイングアームの回動中心を成す支持部であり、この支持部20はスイングアーム2の一端部両側に挿入される水平状の支点軸21を有して構成される。又、支点軸21の近傍において、スイングアーム2には支点軸21と平行する軸部22が設けられ、その軸部22にリンク23の一端が連接される構成としてある。
次に、図6において、24は直線状の歯部24Aを有するラックであり、このラック24は固定ベースの背部プレート1Aに取り付けられて該背部プレートに沿って支点軸21と直交する方向に摺動可能とされている。そして、そのラック24に固定した軸部25とスイングアームに設けられる軸部22とをリンク23で連結することにより、スイングアーム2の回動運動をラック24の直線運動に変換する動作変換手段を構成している。
又、図6のように、固定ベースの背部プレート1Aには支点軸21を支持するブラケット26が固設されており、これによりスイングアーム2の一端部を支持する支持部20が構成されている。
尚、固定ベースの背部プレート1Aには、スイングアーム2の先端部を挟持する左右一対の保持ピン27が設けられており、その両保持ピン27,27は図示せぬバネにより互いに向かい合う方向に付勢され、スイングアーム2が図1などに示したアーム収容部6内に収容されたとき、係る保持ピン27の先端がスイングアーム2の先端部に形成されるブラケット15の凹部に挿入してスイングアーム2が下方に回動することを防止できるようにしてある。そして、その保持ピン27による保持力に抗してスイングアーム2の先端部に下向き(図6の手前側)の引張力を作用せしめたときには、スイングアーム2が支持部20により支持された一端部を中心に下方に回動しながら、その回動運動が上記リンク23を介してラック24の直線運動に変換されるようになっている。
ここで、固定ベースの背部プレート1Aには、ラック24に隣接して扇形の従動ギア30が背部プレート1Aに沿って回動可能に設けられる。従動ギア30は図6及び図7のようにその回動用支点軸31側にこれを中心とする円弧状の歯部32を有したもので、係る歯部32はラックの歯部24Aに噛み合わされている。従って、スイングアーム2を上下に回動させると、これに連動してラック24の直線運動が行われるほか、そのラック24を介してスイングアーム2から従動ギア30に対し該従動ギアを回動させるような伝達トルクが与えられるが、従動ギア30には支点軸31から隔たる円弧状の外周端面部30Aに該従動ギアの周方向(回動方向)に沿って所定の間隔で切欠部33,・・を形成している。
そして、本例によれば、切欠部33に嵌め込むためのピン状の係止部41を有するロックレバー40を、従動ギア30の内方に向かう方向(ロック方向)と従動ギア30から離れる方向(リリース方向)とに移動可能にして固定ベース(背部プレート1A)に設けると共に、そのロックレバー40をロック方向に付勢する図8のような弾性部材50(本例において引張コイルバネ)を固定ベースに設けて、従動ギア30の回動を抑制する保持手段を構成している。
尚、ロックレバー40は直進移動する方式とすることもできるが、本例ではこれを図6に示す支点軸42回りに回動する形態とし、係るロックレバー40に弾性部材50の一端を係止する爪部43と、リリース方向への回動力を作用せしめるための押圧部44とを突設している。
一方、固定ベースの背部プレート1Aには、従動ギア30を挟んで図8及び図9のような押え板60と、図8及び図10のようなスライド板70が取り付けられる。押え板60は、従動ギア30を被覆する状態で固定ベースの背部プレート1Aにねじ止めされるものであり、その側縁部には図8、図9の如くスリット61が形成され、従動ギア30に対して逆側となる面には3つの案内ピン62が突設される。
図6、図8から明らかなように、ラック24には押え板のスリット61に嵌る案内ピン24Bが突設され、これによりラック24がスリット61に沿って移動案内されるようにしてある。又、図8、図10のように、スライド板70は押え板の案内ピン62を嵌め込むスリット71を有して該スリットの長さ方向に移動可能とされており、押え板60との間にはスリット71の長さ方向に沿う弾性部材51(引張コイルバネ)が掛け渡される。更に、スライド板に70は、ロックレバーの押圧部44を嵌め込む誘導孔72と、弾性部材50の一端を係止するための爪部73が形成される。
しかして、ロックレバー40は、弾性部材50の弾力により従動ギア30の内方に向かうロック方向(図6において支点軸42を中心とする反時計回り)に付勢されて係止部41が従動ギアの外周端面部30Aに押し付けられ、これにより従動ギア30に形成した切欠部33,・・・の何れかに係止部41が嵌合すると、従動ギア30の回動が抑制されるために、スイングアーム2も所定の回動位置においてその状態に保持されることになる。
又、スライド板70を弾性部材50,51の弾力に抗して図8の右方に強制移動せしめたときには、ロックレバー40がその押圧部44を誘導孔72で押圧されることにより従動ギアから離れるリリース方向に回転移動され、これにより図6に示されるロックレバーの係止部41が従動ギアの切欠部33から離脱して従動ギア30の回動抑制が解除されるために、スイングアーム2を上下方向に自由に回動させることが可能となる。
尚、図8及び図10のように、スライド板70にはロックレバー40をリリース方向に移動させるための操作部として摘み74をもつ板材が取り付けられ、その摘み74が図1などに示した孔7の位置に配されるようになっている。又、図8のようにスライド板70の先端は、保持ピン27の端面と対向する位置にあって、図4などに示したアーム収容部6からスイングアーム2の先端部が不用意に抜け出すことがないように保持ピン27の移動を規制しているが、スライド板70の先端付近には切欠部75が形成され、摘み74の押圧操作によりスライド板70を図8の右方に移動せしめたときには切欠部75が保持ピン27の位置に移動して該保持ピンの移動を許容するようになっている。
ここで、以上のように構成されるアーム付表示装置の自動車内における使用例について説明すると、自動車内において後部座席に着座する搭乗者がテレビ放送などを視聴する場合には、図1のように表示パネル4を開放してその表示部4Aを後部座席側に向ける。尚、表示パネル4を開放するには、開錠ボタン9を上方に押圧して手動により表示パネル4を下方に回動させればよい。
図1の状態でも、表示パネル4の表示部4Aを下向きにして該表示部4Aを後部座席から正視することはできるが、表示パネル4のみを回動しただけではその位置が高く、座高の低い者にとって首が疲れ、長時間の視聴が困難になるので、その場合には表示パネル4の開放により現れる操作部(摘み74)を前方に押圧しながら表示パネル4を下方に引っ張ってその高さ調整を行う。
つまり、摘み74を前方に押圧すると、図8のようにスライド板70による保持ピン27のロックが解除され、これによりスイングアーム2を下方に回動させることが許容される。そして、スイングアーム2の先端部から保持ピン27が外された状態で摘み74から手を離し、表示パネル4を下方に引き続けると、これに接続するスイングアーム2が下方に回動し、従動ギア30の切欠部33(図6参照)にロックレバー40の係止部41が嵌まり込んだ位置でスイングアーム2が保持される。
しかして、複数の切欠部33の何れかに係止部41を嵌め込むことにより、スイングアーム2の先端部に設けられる表示パネル4の高さ設定を行い、係る表示パネル4を設定した高さに保ったまま、これに表示される映像などを楽な姿勢で観ることができる。
(変更例1)
次に、図11は保持手段の変更例として、係る保持手段をフリクション方式とした例を示す。尚、本例において、図示せぬ部分は上記例と同一であり、図示した部材も上記例と変更なき部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図11において、従動ギア30はその支点軸31から隔たる外周端面部30Aが支点軸31を中心とする円弧状とされ、ロックレバー40には上記例の係止部41に代わって摩擦制動片45が固着される。
摩擦制動片45は、例えばゴムや合成樹脂から形成される扁平な円形の突起物であり、これがロックレバー40をロック方向に付勢する弾性部材50の弾力によって従動ギアの外周端面部30Aに圧接されるようにしてある。尚、本例においても、上記例と同じく固定ベースの背部プレート1Aに、従動ギア30を挟んで図9のような押え板60と図10のようなスライド板70が取り付けられ、そのスライド板70とロックレバー40との間(爪部43,73)に弾性部材50が掛け渡される。
そして、本例によれば、従動ギアの外周端面部30Aに対する摩擦制動片45の圧接力により、従動ギア30を任意の位置で回動不能状態に保持し、これによりスイングアームを所望の回動位置に保持して表示パネルの高さを無段階で調整することができる。
又、操作部としての上記例の摘みの押圧操作により、ロックレバー40をリリース方向に移動させて摩擦制動片45を従動ギアの外周端面部30Aから離脱されることにより、表示パネルの高さ調整に際して従動ギア30に対する摩擦制動片45の擦過を防止し、そのグリップ力を長期にわたって維持することができる。尚、本例の場合、従動ギアの外周端面部30Aには所謂「ぎざ」を形成することが好ましく、これによって摩擦制動片45に対する従動ギア30のスリップを確実に防止することができる。
(変更例2)
次に、図12及び図13は保持手段の他の変更例を示す。尚、本例において、図示せぬ部分は上記例と概ね同一とされるが、本例では図10のような操作部付のスライド板はなく、図9のような押え板も省略して差し支えない。
図12及び図13において、固定ベースの背部プレート1Aには従動ギア30を挟んで第1弾性部材81が取り付けられる。本例において、第1弾性部材81はコ字形の板バネであり、その中央部分には該第1弾性部材の弾力により従動ギア30の外周平面部に押し付けられる凸部81Aが設けられる。尚、凸部81Aは第1弾性部材81に形成されるものでも、その凸部81Aを形成した部材を第1弾性部材81に固着するものでもよい。
一方、従動ギア30の外周平面部には凸部81Aに対応してこれに嵌合する嵌合部34が形成される。嵌合部34は従動ギア30を貫通する透孔もしくは凹状の有底孔であり、これは支点軸31を中心とする従動ギア30の周方向(回動方向)に所定の間隔で形成され、従動ギア30の回動によってその各嵌合部34に凸部81Aが順次嵌まり込むようになっている。ここで、凸部81Aの先端には丸みが付けられ、スイングアームから従動ギア30に対して一定以上のトルクが作用したとき、凸部81Aが嵌合部34により抜け出してスイングアームの回動が許容されるようにしてある。
又、固定ベースの背部プレート1Aには、従動ギア30との間に揺動リンク82が設けられる。揺動リンク82の一端側には長孔82Aが形成され、その長孔82Aに対して固定ベースの背部プレート1Aに突設したピン83が嵌め込まれている。更に、背部プレート1Aの部位と揺動リンク82の一端部には第2弾性部材84(引張コイルバネ)が掛け渡されると共に、揺動リンク82の他端部にはピン82Bが突設され、そのピン82Bが従動ギア30に形成される長孔35に嵌め込まれる構成としてある。
尚、図13において、82Cは従動ギア30に対して逆側となる面で揺動リンク82に突設されるピンで、このピン82Cは背部プレート1Aに形成した案内溝85に嵌め込まれている。
そして、本例の保持手段によれば、第1弾性部材81の弾力に抗して従動ギア30及びスイングアーム(図12、図13では不図示)を回動し、凸部81Aと嵌合部34が嵌合した状態で従動ギア30とスイングアームが回動抑制された状態に保持されるようになっている。
特に、スイングアームの先端部が固定ベース1に近接する位置にあって、従動ギア30にはスイングアームから与えられる伝達トルクとは逆向きのトルクが第2弾性部材84により与えられるようになっている。つまり、図12はスイングアームの先端部が固定ベースに近接する位置にあるときの保持手段の状態、詳しくはスイングアームの先端部が図6の保持ピン27から外れた直後の保持手段の状態を示しているが、この状態で従動ギア30にはスイングアームから図12における反時計回りのトルクが伝達されるのに対し、第2弾性部材84からは揺動リンク82を介して従動ギア30に図12における時計回りのトルクが与えられるようになっている。
又、図13はスイングアームが下限付近まで回動したときの保持手段の状態を示しているが、この状態でも従動ギア30に対してスイングアームから与えられる伝達トルクとは逆向きのトルクが第2弾性部材84により与えられるようになっている。詳しくは、図13において、従動ギア30にはスイングアームから反時計回りのトルクが伝達されるのに対し、第2弾性部材84からは揺動リンク82を介して従動ギア30に時計回りのトルクが与えられるようになっている。
従って、本例の保持手段によれば、スイングアームの上下のストロークエンド付近において、第1弾性部材81と第2弾性部材84により従動ギア30の回動を抑制し、スイングアームを上部回動位置と下部回動位置に保持することができる。このため、固定ベースを室内天井部に取り付けてその近傍に表示パネルを位置付けた場合でも、これが不用意に下方移動することはない。
尚、第1弾性部材81に高弾性の板バネなどを用いれば、スイングアームのストローク中間位置においても従動ギア30の回動を確実に抑制してスイングアームを保持することができるが、本例では従動ギア30の外周端面部に支点軸31を中心とする円弧状の歯部36を形成すると共に、固定ベースの背部プレート1Aに所定の回転抵抗力を有する歯車86を設け、その歯車86を従動ギアの歯部36と噛み合わせるようにしている。これによれば、スイングアームのストローク中間位置においても、従動ギア30の回動を確実に抑制してスイングアームをしっかりと保持することができる。
以上、本発明について説明したが、固定ベースを取り付ける所定の位置とは、自動車その他の室内天井部のみならず、構造物の壁面部や上面部などを含む。例えば、図14、図15のように、乗り物などに配される座席Sにおける背もたれ部S1の背面側に固定ベース1を取り付け、その後方における座席に着座する者に表示パネルの表示部4Aが向けられた状態にして、スイングアーム2が上下に回動する態様としてもよい。
又、図16のように、自動車のダッシュボードやテーブルなどの上面部Tに固定ベース1を取り付け、スイングアーム2の上下の回動によって表示パネル4が上方に起き上がったり下方に倒伏したりする態様としてもよい。
本発明に係るアーム付表示装置の使用態様を示す斜視図 表示パネルの開閉動作(水平面に対する角度調整)を示す説明図 表示パネルに対する配線方式を示す説明図 固定ベースの底面図(設置時において下向きとなる面) スイングアームの回動動作を示す説明図 保持手段の構成例を示す平面図 従動ギアを示す平面図 保持手段の構成例を示す組図 固定ベースに設けられる部品(押え板)を示す平面図 固定ベースに設けられる部品(操作部付のスライド板)を示す平面図 保持手段の変更例を示す平面概略図 保持手段の変更例を示す平面概略図 保持手段の変更例を示す平面概略図 本発明に係るアーム付表示装置の他の使用態様を示す説明図 本発明に係るアーム付表示装置の他の使用態様を示す説明図 本発明に係るアーム付表示装置の他の使用態様を示す説明図
1 固定ベース
1A 背部プレート
1B カバープレート
2 スイングアーム
3 ヒンジ機構
4 表示パネル
20 支持部(スイングアームの回動中心)
23 リンク(動作変換手段)
24 ラック
30 従動ギア
31 支点軸(従動ギアの回動中心)
33 切欠部
34 嵌合部
40 ロックレバー
41 係止部
42 支点軸(ロックレバーの回動中心)
45 摩擦制動片
50 弾性部材
60 押え板
70 スライド板
74 摘み(操作部)
81 第1弾性部材
81A 凸部
84 第2弾性部材

Claims (3)

  1. 所定の位置に取り付けられる固定ベースと、この固定ベースにより一端部を支持されて該一端部を中心にして前記固定ベースに対する接離方向に回動可能とされるスイングアームと、このスイングアームの他端部側に設けられる表示パネルとを備え、その表示パネルが前記スイングアームとの間に配されるヒンジ機構により前記固定ベースに対する回動角度を調整可能に支持される構成のアーム付表示装置において、
    前記固定ベースの部位に設けられるラックと、このラックと前記スイングアームとの間に架されてスイングアームの回動運動を前記ラックの直線運動に変換する動作変換手段と、前記ラックと噛み合う状態で前記固定ベースに回動可能に設けられる従動ギアと、前記スイングアームから前記従動ギアに与えられる伝達トルクに抗して前記従動ギアの回動を抑制する保持手段とを備え、
    前記保持手段は、前記従動ギアの内方に向かうロック方向と前記従動ギアから離れるリリース方向とに移動可能にして前記固定ベースに設けられるロックレバーと、このロックレバーを前記ロック方向に付勢する弾性部材とを備え、
    前記ロックレバーは、前記弾性部材の弾力によって前記従動ギアの外周端面部に押し付けられる係止部を有すると共に、前記従動ギアの外周端面部には前記係止部を受け入れる切欠部が該従動ギアの周方向に所定の間隔で形成される一方、前記固定ベースには前記弾性部材の弾力に抗して前記ロックレバーを前記リリース方向に移動せしめるための操作部が設けられていることを特徴とするアーム付表示装置。
  2. 所定の位置に取り付けられる固定ベースと、この固定ベースにより一端部を支持されて該一端部を中心にして前記固定ベースに対する接離方向に回動可能とされるスイングアームと、このスイングアームの他端部側に設けられる表示パネルとを備え、その表示パネルが前記スイングアームとの間に配されるヒンジ機構により前記固定ベースに対する回動角度を調整可能に支持される構成のアーム付表示装置において、
    前記固定ベースの部位に設けられるラックと、このラックと前記スイングアームとの間に架されてスイングアームの回動運動を前記ラックの直線運動に変換する動作変換手段と、前記ラックと噛み合う状態で前記固定ベースに回動可能に設けられる従動ギアと、前記スイングアームから前記従動ギアに与えられる伝達トルクに抗して前記従動ギアの回動を抑制する保持手段とを備え、
    前記保持手段は、前記従動ギアの内方に向かうロック方向と前記従動ギアから離れるリリース方向とに移動可能にして前記固定ベースに設けられるロックレバーと、このロックレバーを前記ロック方向に付勢する弾性部材とを備え、
    前記ロックレバーは前記弾性部材の弾力によって前記従動ギアの外周端面部に圧接して該従動ギアを回動不能状態に保持する摩擦制動片を有すると共に、前記固定ベースには前記弾性部材の弾力に抗して前記ロックレバーを前記リリース方向に移動せしめるための操作部が設けられていることを特徴とするアーム付表示装置。
  3. 所定の位置に取り付けられる固定ベースと、この固定ベースにより一端部を支持されて該一端部を中心にして前記固定ベースに対する接離方向に回動可能とされるスイングアームと、このスイングアームの他端部側に設けられる表示パネルとを備え、その表示パネルが前記スイングアームとの間に配されるヒンジ機構により前記固定ベースに対する回動角度を調整可能に支持される構成のアーム付表示装置において、
    前記固定ベースの部位に設けられるラックと、このラックと前記スイングアームとの間に架されてスイングアームの回動運動を前記ラックの直線運動に変換する動作変換手段と、前記ラックと噛み合う状態で前記固定ベースに回動可能に設けられる従動ギアと、前記スイングアームから前記従動ギアに与えられる伝達トルクに抗して前記従動ギアの回動を抑制する保持手段とを備え、
    前記保持手段は、前記固定ベースに設けられる第1弾性部材と第2弾性部材を備え、前記第1弾性部材にはその弾力により前記従動ギアの厚さ方向から該従動ギアの平面部に押し付けられる凸部が設けられると共に、前記従動ギアの平面部には前記凸部と嵌合する嵌合部が該従動ギアの周方向に所定の間隔で形成される一方、前記第2弾性部材は前記スイングアームの先端部が前記固定ベースに近接する位置にある場合に前記従動ギアに前記スイングアームから与えられる伝達トルクとは逆向きのトルクを与えることを特徴とするアーム付表示装置。
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