JP4692330B2 - 重合トナーの製造方法 - Google Patents
重合トナーの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4692330B2 JP4692330B2 JP2006054226A JP2006054226A JP4692330B2 JP 4692330 B2 JP4692330 B2 JP 4692330B2 JP 2006054226 A JP2006054226 A JP 2006054226A JP 2006054226 A JP2006054226 A JP 2006054226A JP 4692330 B2 JP4692330 B2 JP 4692330B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- colored resin
- resin particles
- surfactant
- aqueous dispersion
- washing step
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
近年、電子写真法を用いた複合機、ファクシミリ、及びプリンター等の画像形成装置に対し、カラー化のニーズが高まってきている。カラー印刷では、写真等の高解像度且つ鮮明な色調の再現が求められる画像の印刷も行うことから、それに対応しうるカラートナーが求められている。
また、このようなトナーに対しては、温度や湿度などの環境の変化による画質劣化防止の観点からの環境安定性や、印刷コストの低減の観点から印字耐久性、消費電力低減の観点から低温定着性等、様々な特性が要求されている。
懸濁重合法では、まず、重合性単量体、着色剤、及び必要に応じてその他の添加物を混合して、重合性単量体組成物とし、それを、分散安定化剤を有する水系媒体中に分散する。次に、重合性単量体組成物が分散した水系媒体を、高速攪拌機等を用い、高いシェアをかけることにより、重合性単量体組成物の液滴形成を行なう。その後、液滴形成された重合性単量体組成物が分散した水系媒体を重合開始剤の存在下に重合し、濾過材による濾過、洗浄、乾燥を経て、着色樹脂粒子を得る。さらに、この着色樹脂粒子に、キャリアや無機微粒子等の外添剤を混合し、重合トナーとしている。
しかし、重合トナーの製造において、着色樹脂粒子の重合の際に、目的とする着色樹脂粒子のほかに、サブミクロンオーダーの着色剤の含まれていない微小な樹脂粒子が副生してしまう(本発明では、以下、この副生する微小な樹脂粒子のことを、副生微粒子ともいう。)。
また、副生微粒子を多く含んだ着色樹脂粒子から重合トナーを製造し、その重合トナーを印刷に用いると、副生微粒子は粒径が非常に小さいことから付着力が大きく、現像機内の部材に付着しやすい。多数枚の印字を行なうと、この付着した副生微粒子が次第に蓄積し、部材にフィルミング(固着)する。現像ブレードにフィルミングした場合、現像ロール上の均一なトナー層形成が出来なくなり、画像に縦スジが発生しやすくなる。現像ロールや感光体にフィルミングした場合、紙等の転写材上にかぶりが発生し、トナーの耐久性低下をもたらす。
このため、トナーの製造工程において、副生微粒子の発生を抑制する方法、或いは、副生微粒子を効率良く除去する方法の開発が望まれている。
すなわち本発明は、重合性単量体及び着色剤を含有する重合性単量体組成物を、分散安定化剤を含有する水系媒体中に分散させた状態で重合することにより着色樹脂粒子を含有する水系分散液(1)を得る重合工程、及び該重合工程で得られた着色樹脂粒子を洗浄する洗浄工程を含む重合トナーの製造方法において、
該洗浄工程が、界面活性剤洗浄工程、該界面活性剤洗浄工程後の水洗浄工程、及び該水洗浄工程後の脱水工程を有し、
該界面活性剤洗浄工程において、該重合工程により得られた着色樹脂粒子を含有する水系分散液(1)に界面活性剤を添加した後、該水系分散液(1)から、液体サイクロン、及び/又はデカンタ型遠心分離機を用いて液相を分離して界面活性剤洗浄した着色樹脂粒子を得て、
該水洗浄工程において、該界面活性剤洗浄した着色樹脂粒子を水系媒体に分散させて水系分散液(2)を調製した後、該水系分散液(2)を、ベルトフィルター、ロータリーフィルター、及びフィルタープレスからなる群より選ばれる少なくとも1つを用いて濾過して液相を分離して水洗浄した着色樹脂粒子を得て、
該脱水工程において、該水洗浄した着色樹脂粒子そのものを脱水するか、又は該着色樹脂粒子を水系媒体に分散させて水系分散液(3)を調製した後、該水系分散液(3)を脱水することにより、脱水した着色樹脂粒子を得ることを特徴とする重合トナーの製造方法である。
重合工程により得られた着色樹脂粒子を含有する水系分散液(1)に界面活性剤を添加することによって、着色樹脂粒子の表面に付着していた副生微粒子が液相中に脱離し、再付着を起こさずに安定な浮遊状態を維持するため、該水系分散液(1)の固液分離を行うと、大量の副生微粒子を含有する液相を容易に分離、除去することができ、副生微粒子の残留が非常に少ない着色樹脂粒子を回収できる。
また、界面活性剤洗浄工程においては、固液分離処理される分散液中に多量の副生微粒子が存在するので、濾過を行う方法では濾過材の目詰まりが起こりやすい。そのため、遠心力をかけた強制的沈殿を行う液体サイクロン、及び/又はデカンタ型遠心分離機を用いることにより、副生微粒子を効率良く除去することができる。
さらに、水洗浄工程においては、該水洗浄工程で洗浄される水系分散液は、すでに副生微粒子の混在量が非常に少なくなっているので、濾過原理に基づく分離方式又は分離装置を用いるとしても、濾過材の目詰まりは生じ難い。そのため、濾過原理を利用したベルトフィルター、ロータリーフィルター、及びフィルタープレスからなる群より選ばれる少なくとも1つを用いることにより、洗浄作業を効率良く行うことができる。
この場合は、界面活性剤洗浄工程で必要な固液分離と、分散安定化剤除去工程で必要な固液分離を一つの固液分離作業で行なうので、作業の効率がよい。
本発明では、着色樹脂粒子中に混在する副生微粒子の量を非常に少なくしてから脱水工程を行うので、脱水装置の濾過材の目詰まり、及び脱水不良が極めて起こり難い。
上記製造方法の界面活性剤洗浄工程においては、該デカンタ型遠心分離機を用い、遠心力1000〜3000Gの範囲内、且つ、外側回転筒とスクリューコンベアの回転数の差が1分間当たり5〜30回転の範囲内の条件下で該水系分散液(1)から該液相を分離することが好ましい。
そのため、洗浄工程の最後に行われる脱水工程において脱水装置の濾過材の目詰まり、及び脱水不良を起こしにくくなり、トナーの生産性が向上する。
さらに、副生微粒子の混在量が非常に少ない重合トナーが得られるため、印字耐久性が向上する。
従って、本発明の製造方法によれば、優れた印字性能を有する重合トナーを安定的かつ効率良く製造することができる。
該洗浄工程が、界面活性剤洗浄工程、該界面活性剤洗浄工程後の水洗浄工程、及び該水洗浄工程後の脱水工程を有し、
該界面活性剤洗浄工程において、該重合工程により得られた着色樹脂粒子を含有する水系分散液(1)に界面活性剤を添加した後、該水系分散液(1)から液相を分離して界面活性剤洗浄した着色樹脂粒子を得て、
該水洗浄工程において、該界面活性剤洗浄した着色樹脂粒子を水系媒体に分散させて水系分散液(2)を調製した後、該水系分散液(2)から液相を分離して水洗浄した着色樹脂粒子を得て、
該脱水工程において、該水洗浄した着色樹脂粒子そのものを脱水するか、又は該着色樹脂粒子を水系媒体に分散させて水系分散液(3)を調製した後、該水系分散液(3)を脱水することにより、脱水した着色樹脂粒子を得ることを特徴とする。
本発明は、洗浄工程において、界面活性剤を用いて洗浄することを特徴とし、トナーの製造方法のなかでも重合法に属する手法全般に適用できるが、特に、懸濁重合法により得られた反応生成液を洗浄するために好適に用いられる。
以下、重合工程において懸濁重合法を行う場合を例に挙げて、各手順を順次説明する。
懸濁重合法による場合は、先ず、重合性単量体、着色剤、さらに必要に応じて帯電制御剤やその他の添加物を混合し、重合性単量体組成物を調製する。着色剤及びその他の添加物は、重合性単量体に溶解、または可能な限り均一且つ微細に分散されるように、混合が行なわれることが好ましい。このような混合を行なうため、メディア式分散機を用いることが好ましい。
重合性単量体の主成分として、モノビニル単量体を使用することが好ましい。モノビニル単量体としては、例えば、スチレン;ビニルトルエン、及びα−メチルスチレン等のスチレン誘導体;アクリル酸、及びメタクリル酸;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、及びアクリル酸ジメチルアミノエチル等のアクリル酸エステル;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、及びメタクリル酸ジメチルアミノエチル等のメタクリル酸エステル;アクリルアミド、メタクリルアミド等のアミド化合物;エチレン、プロピレン、及びブチレン等のオレフィン;塩化ビニル、塩化ビニリデン、及びフッ化ビニル等のハロゲン化ビニル及びハロゲン化ビニリデン;酢酸ビニル、及びプロピオン酸ビニル等のビニルエステル;ビニルメチルエーテル、及びビニルエチルエーテル等のビニルエーテル;ビニルメチルケトン、及びメチルイソプロペニルケトン等のビニルケトン;2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、及びN−ビニルピロリドン等の含窒素ビニル化合物;が挙げられる。これらのモノビニル単量体は、単独で用いてもよいし、複数を組み合わせて用いてもよい。これらのうち、モノビニル単量体として、スチレン、スチレン誘導体、及びアクリル酸もしくはメタクリル酸の誘導体が、好適に用いられる。
本発明では、架橋性単量体を、モノビニル単量体100重量部に対して、通常、0.1〜5重量部、好ましくは0.3〜2重量部の割合で用いることが望ましい。
マクロモノマーは、モノビニル単量体を重合して得られる重合体のTgよりも、高いTgを有する重合体を与えるものが好ましい。マクロモノマーの量は、モノビニル単量体100重量部に対して、通常、0.01〜10重量部、好ましくは0.03〜5重量部、さらに好ましくは0.05〜1重量部である。
帯電制御剤は、モノビニル単量体100重量部に対して、通常0.01〜10重量部、好ましくは0.03〜8重量部の割合で用いられる。
本発明では、以上のようにして得られた、重合性単量体組成物を、分散安定化剤を含む水系媒体中に分散させ、重合開始剤を添加した後、重合性単量体組成物の液滴形成を行なう。液滴形成の方法は特に限定されないが、例えば、インライン型乳化分散機(荏原製作所製、商品名「エバラマイルダー」)、高速乳化・分散機(特殊機化工業製、商品名「T.K.ホモミクサー MARK II型」)等の強攪拌が可能な装置を用いて行なう。
上記分散安定化剤の中でも、金属化合物、特に難水溶性の金属水酸化物のコロイドを含有する分散安定化剤は、着色樹脂粒子の粒径分布を狭くすることができ、洗浄後の分散安定化剤残存量が少ないので、得られる重合トナーは、画像を鮮明に再現することができ、環境安定性を悪化させないので好ましい。
分散安定化剤は水系媒体100部に対して0.1〜20部、好ましくは0.2〜10部用いることが好ましい。
重合開始剤は、重合性単量体組成物が水系媒体中へ分散される前に、重合性単量体組成物へ添加されても良く、前記のように分散された後、液滴形成前に添加されても良い。
重合性単量体組成物の重合に用いられる、重合開始剤の添加量は、モノビニル単量体100重量部に対して、好ましくは0.1〜20重量部であり、さらに好ましくは0.3〜15重量部であり、最も好ましくは1.0〜10重量部である。
上記のとおり液滴形成工程で得られた、重合性単量体組成物の液滴を含有する水系媒体を加熱し、重合を開始する。重合性単量体組成物の重合温度は、好ましくは50℃以上であり、更に好ましくは60〜95℃である。また、重合の反応時間は好ましくは1〜20時間であり、更に好ましくは2〜15時間である。
なお、液滴を安定に分散させた状態で重合を行うために、重合工程において液滴を形成又は安定化するための分散処理を継続しながら重合反応を進行させても良い。
着色樹脂粒子が分散している水系媒体中に、シェル層を形成するための重合性単量体(シェル用重合性単量体)と重合開始剤を添加し、重合することでコアシェル型の着色樹脂粒子を得ることができる。
本発明において、洗浄工程は、少なくとも界面活性剤洗浄工程と、該界面活性剤洗浄工程後の水洗浄工程、及び該水洗浄工程後の脱水工程とを含む。界面活性剤洗浄工程は、主に副生微粒子を除去するために行い、水洗浄工程は仕上げの洗浄を行い、脱水工程は、できるだけ多くの水系媒体を除去するために行う。
洗浄工程は、必要に応じて、さらに何らかの特別な洗浄工程を含んでいても良い。特別な洗浄工程は、界面活性剤洗浄工程又は水洗浄工程では充分に除去できない不純物を除去するために行い、例えば、分散安定化剤を除去するために酸洗浄工程又はアルカリ洗浄工程が行われる。
重合工程により得られた着色樹脂粒子には、着色樹脂粒子と共に大量の副生微粒子を含んでいる場合がある。この副生微粒子を除去するために、本発明においては、洗浄工程中比較的初期の段階に界面活性剤洗浄工程を設ける。該界面活性剤洗浄工程においては、重合工程により得られた着色樹脂粒子を含有する水系分散液(1)に界面活性剤を添加した後、該水系分散液(1)から液相を分離して界面活性剤洗浄することによって、大量の副生微粒子を容易に除去し、その残留を非常に少なくすることができる。
水系分散液(1)に含まれる着色樹脂粒子の質量を正確に特定できない場合には、水系分散液(1)に含まれる固形分の質量を着色樹脂粒子の質量とみなしても良いし、重合工程に用いる重合性単量体の仕込み量に、着色剤の仕込み量を加えた質量を着色樹脂粒子の質量とみなしても良い。
界面活性剤の添加量が上記範囲よりも多い場合には、最終的に得られるトナー中に多量の界面活性剤が残留して高温高湿下での印字品質に悪影響を及ぼし、かぶり等の問題を生じるおそれがある。一方、添加量が上記範囲よりも少ない場合には、副生微粒子の除去が効率良く行われないために、洗浄工程の最終段階で行う脱水工程で濾布等の濾過材の目詰まりが頻発するおそれがある。また、副生微粒子の除去が効率良く行われないことにより、フィルミングを発生させて印字耐久性の劣化を招き、印字面のかぶりや白筋等を引き起こすおそれがある。
これは処理する分散液の固形分濃度が極端に低い場合(たとえば5%未満)には1000G未満の遠心力で強制的沈殿を行っても、着色樹脂粒子と副生微粒子を分離する能力が保てるが、5%以上の固形分濃度の場合は、十分な分離能力を保てない恐れがある。また、固形分濃度が低ければそれに伴って単位時間あたりの生産量も低下するため好ましくない。上記の観点から生産性と分離能力の両方を維持するため1000G以上、より好ましくは1500G(外側回転筒の半径が7.50cmのデカンタ型遠心分離機を用いた場合4229rpmに相当)以上の遠心力で処理を行う事が好ましい。遠心力が大きいほど、分散液の固形分濃度が高くとも、高い分離能力を維持できる。
また、3000Gより大きい遠心力を与えると、分離能力は向上するが、得られる着色樹脂粒子に対しての機械的衝撃が強すぎるため、亀裂が入ったり、粉砕が起こったりしてしまう。上記の観点から3000G以下、より好ましくは2800G(外側回転筒の半径が7.50cmのデカンタ型遠心分離機を用いた場合5778rpmに相当)以下の遠心力で処理を行う事が好ましい。
遠心力が上記下限と上限の範囲内である場合には、分離性を維持しつつ、着色樹脂粒子へのダメージも抑制でき、非常に好ましい。
また、分離液の液面を調整するダムプレートは、処理物の濾過性に応じて適宜調整可能である。
RCF=11.18(N/1000)2R・・・(1)
(1)式においてRCFは遠心力(G)、Nは一分間あたりの回転数(rpm)、R:外側回転筒の半径(cm)を表す。
水系媒体分散液の固形分濃度が上記範囲よりも低い場合は、固液分離に要する時間が非常に長くなり生産性の面で好ましくない。一方で、固形分濃度が上記範囲を超える場合には、分離能力が低下するおそれがある。
本発明においては、重合工程を行うために用いた分散化安定剤が界面活性剤洗浄工程又は水洗浄工程により充分に除去できない場合に、洗浄工程の一部として、分散安定化剤除去工程を設けても良い。
分散安定化剤除去工程は、仕上げの水洗浄工程より前に行われるが、界面活性剤洗浄工程との順序は特に制限されず、界面活性剤洗浄工程の前又は後に、界面活性剤洗浄工程とは別個独立に行ってもよいし、界面活性剤洗浄工程と分散安定化剤除去工程を同時並行に行ってもよい。界面活性剤洗浄工程と分散安定化剤除去工程を同時並行に行う場合には、固液分離工程を一度で済ますことにより洗浄工程の効率が向上させることができるので好ましい。
一方、界面活性剤洗浄工程と分散安定化剤除去工程を同時並行に行う場合には、重合工程により得られた着色樹脂粒子を含有する水系分散液(1)に、分散安定化剤を溶解する酸、アルカリ成分又はその他の可溶化成分を添加した後、上記した界面活性剤洗浄工程で行うのと同様の方法で固液分離を行って、着色樹脂粒子よりも小粒径の副生微粒子と分散安定化剤を含有する液相を除去し、着色樹脂粒子を回収する。分散安定化剤を溶解する成分は、界面活性剤の添加前、又は添加後のどちらの順序で水系分散液(1)に添加しても良い。
界面活性剤洗浄工程、及び必要に応じて分散安定化剤除去工程等の特別な洗浄工程を行った後、仕上げの洗浄を行うために、水洗浄工程を行う。水洗浄工程においては、水系媒体のみ用いて洗浄を行い、分散安定化剤、副生微粒子、界面活性剤等の最終トナーにとっては不純物となるものの残留を、さらに少なくする。
本発明においては、特に、この洗浄工程においても、できるだけ多くの副生微粒子を液相と共に除去して、副生微粒子の混在量が非常に少ないトナーを製造することが好ましい。かかる観点から、水系媒体による洗浄を2回以上繰り返すことが好ましいが、あまり数多く繰り返すと洗浄効率が落ちていくので、2回〜4回の範囲内で繰り返し洗浄することが好ましい。
水系分散液(2)を調製した後、不純物を含む液相を分離し、不純物の残留が非常に少ない着色樹脂粒子を回収する。洗浄を繰り返す場合には、回収した着色樹脂粒子を新しい水系媒体で再分散し、再び固液分離を行う。
ただし、水洗浄工程で洗浄される水系分散液は、すでに副生微粒子の混在量が非常に少なくなっているので、濾過原理に基づく分離方式又は分離装置を用いるとしても、濾過材の目詰まりは生じ難い。そのため、この段階においては、洗浄作業を効率良く行う観点から濾過原理を利用することが好ましく、より具体的な分離方式又は分離装置としては、例えば、ベルトフィルター、ロータリーフィルター、又はフィルタープレスが挙げられる。これらの分離装置の中から、異なるものを2種以上組み合わせて用いても良い。
脱水工程は、洗浄工程の最終段階であり、その後の乾燥工程を効率良く行うために、できるだけ多くの水系媒体を除去する工程である。
該脱水工程においては、通常、水洗浄工程により回収した着色樹脂粒子を水系媒体に分散させて水系分散液(3)を調製した後、該水系分散液(3)を脱水するが、水洗浄工程により回収した着色樹脂粒子そのものを脱水してもよい。
脱水工程においては、濾過脱水が行われる。濾過脱水の方法は特に制限されず、遠心濾過法、真空濾過法、加圧濾過法などを挙げることができる。これらのうち、脱水を効率良く行う観点から、着色樹脂粒子又は水系分散液(3)に、遠心力をかけた強制的濾過を行って脱水する遠心濾過法が好適である。具体的な脱水の方式又は装置としては、ピーラー遠心分離機、サイホンピーラー型遠心分離機が挙げられ、サイホンピーラー遠心分離機が特に好適である。
脱水工程の前にも、界面活性剤洗浄工程や水洗浄工程での固液分離で濾過原理に基づく装置が用いられるが、脱水工程では水系媒体をできるだけ効率良く除去する目的に合った装置を用いるため、他の工程で用いる濾過原理の固液分離装置と比べて、特に濾過材の目詰まりを起こしやすい。
一方、脱水工程でサイホンピーラー型遠心分離機を用いる場合には、該遠心分離機の濾布としては、通常、通気度が250cc/cm2/min程度のものを装着する。このように、通気度が非常に大きいことに加えて、遠心力をかけて強制的濾過を行うため、副生微粒子は濾布の奥深くまで入り込み、目詰まりを起こしやすい。また、脱水工程では、通常、水系媒体の含有率が8〜25重量%と非常に低い湿潤状態の着色樹脂粒子が回収される。
これに対して、本発明では、着色樹脂粒子中に混在する副生微粒子の量を非常に少なくしてから脱水工程を行うので、脱水不良が極めて起こり難い。
乾燥の方法は、特に限定されず種々の公知の方法を用いることができ、例えば、真空乾燥、気流乾燥、スプレードライヤーなど種々の方法が使用できる。
以上の各工程を経て得られた着色樹脂粒子(以下の着色樹脂粒子は、コアシェル型のものとそうでないもの両方を含む)は、副生微粒子の混在量が非常に少ない。
本発明によれば、洗浄工程を経た着色樹脂粒子1個あたりの表面に存在する、粒子径50nm〜300nmの副生微粒子の個数(副生微粒子数)を40個以下とすることができる。
本発明において得られる着色樹脂粒子の体積平均粒径Dvは、好ましくは5〜10μmであり、更に好ましくは6〜8μmである。Dvがこれらの範囲未満であると重合トナーの流動性が低下し、転写性が悪化したり、カスレが発生したり、印字濃度が低下する場合があり、これらの範囲を超えると画像の解像度が低下する場合がある。
上記各工程を経て得られた着色樹脂粒子は、そのままで重合トナーとして電子写真の現像に用いることもできるが、重合トナーの帯電性、流動性、保存性等を調整するために、ヘンシェルミキサー等の高速撹拌機を用いて着色樹脂粒子、外添剤、及び必要に応じてその他の粒子を混合し一成分重合トナーとすることができる。また、着色樹脂粒子、外添剤及び必要に応じてその他の粒子に加えて、さらに、公知となっている種々の方法により、フェライトや鉄粉等のキャリア粒子を混合し、二成分重合トナーとすることもできる。
外添剤の添加量は、特に限定されないが、着色樹脂粒子100重量部に対して、通常、0.1〜6重量部である。
本実施例において行った試験方法は以下のとおりである。
(1)副生微粒子の個数
電界放射型走査型電子顕微鏡(日立製作所、商品名「S−4700」)を用い、着色樹脂粒子の表面を5,000倍に拡大して観察した。
各サンプルについて5視野の画像撮影を行ない、各画像において無作為に10個の着色樹脂粒子を選び、これらの50個の着色樹脂粒子表面に観察される、副生微粒子の個数を数えた。これより、着色樹脂粒子1個あたりの副生微粒子の個数を算出した。
印字試験には、市販の非磁性一成分現像方式のプリンター(18枚機)を用いた。このプリンターの現像装置に、試験に供する重合トナーを入れ、温度23℃及び湿度50%の環境下で24時間放置後、1%印字濃度で連続印字を5,000枚行なった。500枚ごとにベタ画像(印字濃度100%)を印字し、印字面の縦筋発生の有無を確認した。ベタ画像に縦筋が初めて確認された枚数を、フィルミングによる白筋発生枚数とした。
水洗浄終了後の着色樹脂粒子の水分散液をサンプリングして、得られた濾液を25℃±0.5℃の条件で電気伝導度計(堀場製作所社製、商品名「ES−12」)を用いて測定した。
モノビニル単量体としてスチレン82部及びn−ブチルアクリレート18部、着色剤としてC.I.PigmentYellow180(クラリアント社製、商品名「TonerYellowHG」)5部、をメディア式分散機(ターボ工業製、商品名「OBビーズミル」)にて分散処理を行ない、重合性単量体分散液を得た。得られた重合性単量体分散液に、正帯電制御樹脂として4級アンモニウム塩基を持つモノマーのモノマー組成が2重量%を有する4級アンモニウム塩基含有スチレン/アクリル樹脂(藤倉化成製、商品名「FCA−207P」)1.5部、離型剤としてペンタエリスリトールテトラステアレート(DSC最大吸熱ピーク:66.2℃、分子量:1514)8部、ポリメタクリル酸エステルマクロモノマー(東亜合成化学工業社製、商品名「AA6」、Tg=94℃)0.25部、を混合して、重合性単量体組成物を得た。
先ず、この着色樹脂粒子の水分散液600kg(うち固形分重量:160.2kg)に、ノニオン系界面活性剤(花王株式会社製、商品名「エマルゲン123P」)を0.33kg(固形分重量100gに対して0.21gに相当)添加し、pH6.0になるまで硫酸を加えた。
<分離条件>
遠心力:2,100 G(4,950 rpm)
外側回転筒とスクリューコンベアとの回転数の差:20 rpm
水分散液供給量:100 l/hr
<分離条件>
濾過面積:1m2
着色樹脂粒子の水分散液の供給量:200 kg/hr
ベルトスピード:0.6 m/min
洗浄水の供給量:600 kg/hr
真空度:35.7〜42.4 kPa
濾布の通気度:60 cc/cm2・min
この水洗浄で得られた着色樹脂粒子を、固形分濃度20wt%となるようにイオン交換水で再分散し、水分散液を得た。この水分散液の重量は865kgであった。なお、得られた水分散液の一部をサンプリングして濾過したところ、濾液の電気伝導度は、32μS/cmであった。
<脱水条件>
濾過面積:0.25 m2
1バッチ当たりの水分散液供給量:8.65 kg/バッチ
遠心力:1900 G(2930rpm)
濾布の通気度:250 cc/cm2・min
この脱水工程後の着色樹脂粒子の含水率は12重量%であり、粒径は、Dv50(体積粒径分布の50%累積値)が6.7μmで、Dp50(個数粒径分布の50%累積値)が5.5μmであった。
実施例1において、界面活性剤をノニオン系界面活性剤(花王株式会社製、商品名「エマルゲン109P」)に変更し、添加量0.41kg(固形分重量100gに対して0.26gに相当)としたこと以外は実施例1と同様に処理を行い、実施例2の重合トナーを得た。
この際、界面活性剤及び酸による洗浄工程後の着色樹脂粒子の副生微粒子の個数は5個であった。水洗浄工程後の着色樹脂粒子の副生微粒子数の個は、2個であった。脱水工程においては濾布の目詰りは生じなかった。脱水工程後の着色樹脂粒子の含水率は12重量%であった。
実施例1において、界面活性剤をノニオン系界面活性剤(花王株式会社製、商品名「エマルゲン106」)に変更し、添加量0.25kg(固形分重量100gに対して0.16gに相当)とした以外は実施例1と同様に処理を行い、実施例3の重合トナーを得た。
この際、界面活性剤及び酸による洗浄工程後の着色樹脂粒子の副生微粒子の個数は30個であった。水洗浄工程後の着色樹脂粒子の副生微粒子の個数は、5個であった。脱水工程においては濾布の目詰りは生じなかった。脱水工程後の着色樹脂粒子の含水率は15重量%であった。
実施例1において、界面活性剤をアニオン系界面活性剤(花王株式会社製、商品名「エマール2F」)に変更し、添加量0.35kg(固形分重量100gに対して0.22gに相当)とした以外は実施例1と同様に処理を行い、実施例4の重合トナーを得た。
この際、界面活性剤及び酸による洗浄工程後の着色樹脂粒子の副生微粒子の個数は10個であった。水洗浄工程後の着色樹脂粒子の副生微粒子の個数は、4個であった。脱水工程においては濾布の目詰りは生じなかった。脱水工程後の着色樹脂粒子の含水率は14重量%であった。
実施例1において、界面活性剤を添加しない以外は実施例1と同様に処理を行い、比較例1の重合トナーを得た。
この際、界面活性剤及び酸による洗浄工程後の着色樹脂粒子の副生微粒子の個数は80個であった。水洗浄工程後の着色樹脂粒子の副生微粒子の個数は、62個であった。脱水工程においては連続処理14バッチ目に濾布の目詰りを生じ、脱水不良が起こった。濾布を張り替え再度、脱水処理を行ったが、再び同様の脱水不良が起こった。このような脱水不良が、865kgの水分散液全ての脱水を終えるまでの全100バッチ処理の間に、計7回起こった。脱水工程後の着色樹脂粒子の含水率は28重量%であり、乾燥工程で多大な乾燥時間を要した。
実施例及び比較例で得られた重合トナーを市販の非磁性一成分方式のプリンターにて印字試験を実施した。試験結果を表1に示す。
これに対して、比較例1では、重合工程の反応生成液に界面活性剤を添加せずに酸成分のみ添加し、初回の洗浄を行ったが、酸洗浄工程の終了時点で、着色樹脂粒子に付着している副生微粒子の個数は、実施例と比べて極めて多かった。その後の洗浄工程により着色樹脂粒子に付着している副生微粒子の個数は減少したが、実施例の同じ時点での副生微粒子の個数と比べると、極めて多かった。そのため、脱水工程では濾布の目詰まりによる脱水不良が頻発し(7回/100バッチ)、脱水後の着色樹脂粒子の含水率は、実施例と比べて極めて多く、脱水能力が劣っていた。また、得られた重合トナーによるフィルミング発生が観察された。
2 外側回転筒
3 スクリューコンベア
4 固形物排出口
5 ダムプレート
6 駆動モーター
7 ギアボックス
8 供給口
9 スクリュー羽根
Claims (9)
- 重合性単量体及び着色剤を含有する重合性単量体組成物を、分散安定化剤を含有する水系媒体中に分散させた状態で重合することにより着色樹脂粒子を含有する水系分散液(1)を得る重合工程、及び該重合工程で得られた着色樹脂粒子を洗浄する洗浄工程を含む重合トナーの製造方法において、
該洗浄工程が、界面活性剤洗浄工程、該界面活性剤洗浄工程後の水洗浄工程、及び該水洗浄工程後の脱水工程を有し、
該界面活性剤洗浄工程において、該重合工程により得られた着色樹脂粒子を含有する水系分散液(1)に界面活性剤を添加した後、該水系分散液(1)から、液体サイクロン、及び/又はデカンタ型遠心分離機を用いて液相を分離して界面活性剤洗浄した着色樹脂粒子を得て、
該水洗浄工程において、該界面活性剤洗浄した着色樹脂粒子を水系媒体に分散させて水系分散液(2)を調製した後、該水系分散液(2)を、ベルトフィルター、ロータリーフィルター、及びフィルタープレスからなる群より選ばれる少なくとも1つを用いて濾過して液相を分離して水洗浄した着色樹脂粒子を得て、
該脱水工程において、該水洗浄した着色樹脂粒子そのものを脱水するか、又は該着色樹脂粒子を水系媒体に分散させて水系分散液(3)を調製した後、該水系分散液(3)を脱水することにより、脱水した着色樹脂粒子を得ることを特徴とする重合トナーの製造方法。 - 該重合工程後、且つ、該水洗浄工程前に、前記分散安定化剤を除去する分散安定化剤除去工程をさらに含み、該分散安定化剤除去工程は、該界面活性剤洗浄工程とは別個独立して、又は該界面活性剤洗浄工程と同時並行に行われることを特徴とする請求項1に記載の重合トナーの製造方法。
- 該界面活性剤洗浄工程において、重合工程により得られた着色樹脂粒子を含有する水系分散液(1)にさらに分散安定化剤を溶解させる成分を添加した後、該水系分散液(1)から液相を分離することにより、該界面活性剤洗浄工程と同時並行に、分散安定化剤除去工程を行うことを特徴とする請求項2に記載の重合トナーの製造方法。
- 該界面活性剤洗浄工程において用いる界面活性剤の添加量が、水系分散液(1)に含まれる固形分重量100重量部に対して、0.01〜0.4重量部の範囲にあることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の重合トナーの製造方法。
- 該脱水工程において、該着色樹脂粒子又は該水系分散液(3)に、遠心力をかけた強制的濾過を行って脱水することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の重合トナーの製造方法。
- 該脱水工程において、該着色樹脂粒子又は該水系分散液(3)を、サイホンピーラー型遠心分離機を用いて脱水することを特徴とする請求項5に記載の重合トナーの製造方法。
- 該洗浄工程により得られた着色樹脂粒子1個あたりの表面に存在する、粒子径50nm〜300nmの副生微粒子の個数が40個以下であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の重合トナーの製造方法。
- 該重合工程における重合が、懸濁重合であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の重合トナーの製造方法。
- 該界面活性剤洗浄工程において、該デカンタ型遠心分離機を用い、遠心力1000〜3000Gの範囲内、且つ、外側回転筒とスクリューコンベアの回転数の差が1分間当たり5〜30回転の範囲内の条件下で該水系分散液(1)から該液相を分離することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の重合トナーの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006054226A JP4692330B2 (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | 重合トナーの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006054226A JP4692330B2 (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | 重合トナーの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007233016A JP2007233016A (ja) | 2007-09-13 |
JP4692330B2 true JP4692330B2 (ja) | 2011-06-01 |
Family
ID=38553681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006054226A Active JP4692330B2 (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | 重合トナーの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4692330B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5113464B2 (ja) * | 2007-09-14 | 2013-01-09 | 株式会社リコー | 静電荷像現像用非磁性トナー |
JP5071050B2 (ja) * | 2007-10-31 | 2012-11-14 | 日本ゼオン株式会社 | 重合トナーの製造方法 |
JP5667724B1 (ja) * | 2014-08-20 | 2015-02-12 | 巴工業株式会社 | デカンタ型遠心分離機及びデカンタ型遠心分離機の運転方法 |
JP6859141B2 (ja) * | 2016-03-24 | 2021-04-14 | キヤノン株式会社 | トナー粒子の製造方法 |
JP6644656B2 (ja) * | 2016-08-29 | 2020-02-12 | 信越化学工業株式会社 | ヒプロメロース酢酸エステルコハク酸エステルの製造方法 |
JP6742197B2 (ja) * | 2016-08-29 | 2020-08-19 | 信越化学工業株式会社 | ヒプロメロースフタル酸エステルの製造方法 |
JP7130484B2 (ja) * | 2018-07-24 | 2022-09-05 | キヤノン株式会社 | トナー粒子の製造方法 |
US11971684B2 (en) * | 2018-10-31 | 2024-04-30 | Zeon Corporation | Toner |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005070574A (ja) * | 2003-08-27 | 2005-03-17 | Nippon Zeon Co Ltd | 重合トナーの製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006013847A1 (ja) * | 2004-08-02 | 2006-02-09 | Zeon Corporation | 重合トナー及びその製造方法 |
-
2006
- 2006-02-28 JP JP2006054226A patent/JP4692330B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005070574A (ja) * | 2003-08-27 | 2005-03-17 | Nippon Zeon Co Ltd | 重合トナーの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007233016A (ja) | 2007-09-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4692330B2 (ja) | 重合トナーの製造方法 | |
JP3935315B2 (ja) | 重合法トナーの製造方法 | |
CN110446981B (zh) | 品红调色剂 | |
JP2006330519A (ja) | 重合トナーの製造方法 | |
US7709176B2 (en) | Method for producing polymerized toner | |
WO2006014007A1 (ja) | 静電荷像現像用現像剤及びその製造方法 | |
CN107533309B (zh) | 黄色调色剂 | |
JP2007065426A (ja) | 重合トナーの製造方法 | |
JP3972842B2 (ja) | 重合トナーの製造方法 | |
JP5444890B2 (ja) | 重合トナーの製造方法 | |
JP3684075B2 (ja) | 重合トナー粒子の製造方法 | |
JP5071050B2 (ja) | 重合トナーの製造方法 | |
JP6743929B2 (ja) | イエロートナーの製造方法 | |
JP4003495B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
JP4867499B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP2007010928A (ja) | 重合トナーの製造方法 | |
JP4033020B2 (ja) | 重合トナーの製造方法 | |
JP2007322687A (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
CN107430363B (zh) | 黄色调色剂 | |
JP6720965B2 (ja) | 負帯電性トナーの製造方法及び負帯電性トナー | |
JP4609294B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP6756118B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JPWO2005122700A1 (ja) | 重合トナーの製造方法 | |
JP2021086101A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP2009036904A (ja) | 重合トナーの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080811 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100915 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100921 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101115 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110125 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110207 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4692330 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20120703 |
|
A072 | Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination] |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072 Effective date: 20121030 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |