JP4689468B2 - 錠剤およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、口腔内で速やかに崩壊する錠剤およびその製造方法に関する。
錠剤は携帯が容易であり、服用時に服用量を計測することなく一定量を服用することができる等の利点を有するが、一般にシロップ剤等に比べて服用しづらいという欠点を有する。特に嚥下力が弱い高齢者や小児の場合、飲み込みにくい、咽頭または食道につかえる等の理由から服用を敬遠する人も多い。そこで、このような問題を解決した錠剤として口腔内で速やかに崩壊する錠剤が知られており、水なしでも服用できる口腔内速崩壊錠も知られている。
一方、シクロデキストリン、例えばα−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、またはγ−シクロデキストリンは、それぞれ6、7、または8個のグルコース単位を含む環状分子であり、特に種々の化合物を可溶化または安定化する特性について検討されてきた。また、種々のシクロデキストリン誘導体も知られている。
これまでに、例えば、粉末のシクロデキストリン誘導体を他の賦形剤と錠剤化することによる錠剤の崩壊性の改善(ケミカル・アンド・ファルマシューティカル・ブリティン(Chemical & Pharmaceutical Bulletin),32(2),665(1984))、少ししか水溶性でない薬物化合物、シクロデキストリン、生理学的に許容しうる水溶性の酸、および生理学的に許容しうる水溶性有機ポリマーを含有する医薬組成物(特表2002−511073号公報)、微結晶セルロースのような錠剤用賦形剤とβ−シクロデキストリンのような結合剤を含む直接錠剤形成助剤(特開平5−339197号公報)、単糖類及び二糖類並びにそれらの糖アルコールからなる糖類に、シクロデキストリン類が完全に溶解した溶液を噴霧塗布し、造粒して得られる造粒物、並びに該造粒物に由来する圧縮錠剤(特開2002−255796号公報)等が開示され、シクロデキストリンを添加剤として錠剤の製造に用いることが知られている。
本発明の目的は、シクロデキストリンを含有する錠剤であって、口腔内で速やかに崩壊する錠剤、その製造方法等を提供することである。
本発明は、以下の(1)〜(35)に関する。
(1) 活性成分およびシクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体を含有する錠剤であって、該錠剤中の70質量%以上の成分がシクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体であることを特徴とする錠剤。
(2) さらに滑沢剤を含む前記(1)記載の錠剤。
(3) 滑沢剤が、錠剤の表面のみに存在していることを特徴とする前記(2)記載の錠剤。
(4) 滑沢剤が塗布された杵および/または臼を用いた打錠により製造されることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載の錠剤。
(5) さらに糖類を含む前記(1)〜(4)のいずれかに記載の錠剤。
(6) 糖類が、単糖類、二糖類、糖アルコールおよびオリゴ糖からなる群より選ばれる1成分または任意に組み合わされた複数の成分である前記(5)記載の錠剤。
(7) さらに甘味剤、酸味料、結合剤、抗酸化剤、着色剤、香料、賦形剤、流動化剤および崩壊剤からなる群より選ばれる1成分または任意に組み合わされた複数の成分を含有する前記(1)〜(6)のいずれかに記載の錠剤。
(8) 活性成分が、ビタミン、カロチノイド、ミネラル、アミノ酸、アミノ酸誘導体、医薬活性成分、植物エキスおよび健康食品素材からなる群より選ばれる1成分または任意に組み合わされた複数の成分である前記(1)〜(7)のいずれかに記載の錠剤。
(9) シクロデキストリンが、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、マルトシル−β−シクロデキストリンまたはγ−シクロデキストリンである前記(1)〜(8)のいずれかに記載の錠剤。
(10) 錠剤が口腔内速崩壊錠である前記(1)〜(9)のいずれかに記載の錠剤。
(11) 口腔内で40秒以内に崩壊する前記(1)〜(10)のいずれかに記載の錠剤。
(12) 錠剤硬度が25〜200Nである前記(1)〜(11)のいずれかに記載の錠剤。
(13) 構成成分として活性成分およびシクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体を含有し、全構成成分の70質量%以上がシクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体である錠剤の構成成分を混合する工程、次いで得られた混合物を打錠する工程を含む活性成分およびシクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体を含有する錠剤の製造方法。
(14) 錠剤が、さらに滑沢剤を含む前記(13)記載の製造方法。
(15) 混合物が滑沢剤を含まない混合物であり、滑沢剤を錠剤の表面のみに存在させる工程を含むことを特徴とする前記(14)記載の錠剤の製造方法。
(16) 打錠が滑沢剤を塗布した杵および/または臼を用いて行う打錠である前記(13)〜(15)のいずれかに記載の錠剤の製造方法。
(17) 混合物が、さらに糖類を含む前記(13)〜(16)のいずれかに記載の錠剤の製造方法。
(18) 糖類が、単糖類、二糖類、糖アルコールおよびオリゴ糖からなる群より選ばれる1成分または任意に組み合わされた複数の成分である前記(17)記載の錠剤の製造方法。
(19) 混合物が、さらに甘味剤、酸味料、結合剤、抗酸化剤、着色剤、香料、賦形剤、流動化剤および崩壊剤からなる群より選ばれる1成分または任意に組み合わされた複数の成分を含有する前記(13)〜(18)のいずれかに記載の錠剤の製造方法。
(20) 活性成分が、ビタミン、カロチノイド、ミネラル、アミノ酸、アミノ酸誘導体、医薬活性成分、植物エキスおよび健康食品素材からなる群より選ばれる1成分または任意に組み合わされた複数の成分である前記(13)〜(19)のいずれかに記載の錠剤の製造方法。
(21) シクロデキストリンが、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、マルトシル−β−シクロデキストリンまたはγ−シクロデキストリンである前記(13)〜(20)のいずれかに記載の錠剤の製造方法。
(22) 錠剤が口腔内速崩壊錠である前記(13)〜(21)のいずれかに記載の錠剤の製造方法。
(23) 錠剤が口腔内で40秒以内に崩壊する錠剤である前記(13)〜(22)のいずれかに記載の錠剤の製造方法。
(24) 錠剤が25〜200Nの錠剤硬度を有する錠剤である前記(13)〜(23)のいずれかに記載の錠剤の製造方法。
(25) 活性成分およびシクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体を含有する錠剤において、錠剤の全構成成分の65質量%以上をシクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体とすることを特徴とする該錠剤の崩壊性を速やかにする方法。
(26) 錠剤が構成成分としてさらに滑沢剤を含有する錠剤である前記(25)記載の錠剤の崩壊性を速やかにする方法。
(27) 滑沢剤を錠剤の表面のみに存在させることを特徴とする前記(26)記載の錠剤の崩壊性を速やかにする方法。
(28) 滑沢剤が塗布された杵および/または臼を用いて打錠して製造することを特徴とする前記(25)〜(27)のいずれかに記載の錠剤の崩壊性を速やかにする方法。
(29) さらに錠剤の構成成分として糖類を存在させることを特徴とする前記(25)〜(28)のいずれかに記載の錠剤の崩壊性を速やかにする方法。
(30) 糖類が、単糖類、二糖類、糖アルコールおよびオリゴ糖からなる群より選ばれる1成分または任意に組み合わされた複数の成分である前記(29)記載の錠剤の崩壊性を速やかにする方法。
(31) 錠剤が構成成分としてさらに甘味剤、酸味料、結合剤、抗酸化剤、着色剤、香料、賦形剤、流動化剤および崩壊剤からなる群より選ばれる1成分または任意に組み合わされた複数の成分を含有する錠剤であることを特徴とする前記(25)〜(30)のいずれかに記載の錠剤の崩壊性を速やかにする方法。
(32) 活性成分が、ビタミン、カロチノイド、ミネラル、アミノ酸、アミノ酸誘導体、医薬活性成分、植物エキスおよび健康食品素材からなる群より選ばれる1成分または任意に組み合わされた複数の成分である前記(25)〜(31)のいずれかに記載の錠剤の崩壊性を速やかにする方法。
(33) シクロデキストリンが、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、マルトシル−β−シクロデキストリンまたはγ−シクロデキストリンである前記(25)〜(32)のいずれかに記載の錠剤の崩壊性を速やかにする方法。
(34) 錠剤が口腔内速崩壊錠である前記(25)〜(33)のいずれかに記載の錠剤の崩壊性を速やかにする方法。
(35) 錠剤が25〜200Nの錠剤硬度を有する錠剤である前記(25)〜(34)のいずれかに記載の錠剤の崩壊性を速やかにする方法。
本発明の錠剤、好ましくは口腔内速崩壊錠は、活性成分とシクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体を含有する。
シクロデキストリンとしては、例えばα−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、マルトシル−β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン等があげられる。
シクロデキストリン誘導体としては、前述のシクロデキストリンの骨格を有するシクロデキストリン誘導体であれば特に制限されないが、例えばWO98/55148号公報に記載の誘導体等があげられる。具体的には、シクロデキストリンの水酸基の1個以上が、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、カルボキシアルキル、カルボキシアルコキシアルキル、アルキルカルボニルオキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキルもしくはヒドロキシアルコキシアルキルによって置換されている誘導体等があげられる。
ここで、該アルキルおよびアルコキシのアルキル部分としては、炭素数1〜6のアルキルが好ましく、例えばメチル、エチル、1−メチルエチル、1,1−ジメチルエチル、プロピル、2−メチルプロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル等が好ましい。
また、シクロデキストリン誘導体としては、例えば米国特許第3,459,731号公報に記載されているようなポリエーテル類も包含され、例えば、シクロデキストリンの1個以上の水酸基の水素が、炭素数1〜6のアルキル、ヒドロキシル化された炭素数1〜6のアルキル、カルボキシル化された炭素数1〜6のアルキルもしくは炭素数1〜6のアルキルオキシカルボニル化された炭素数1〜6のアルキルによって置換されているエーテル類、またはそれらの混合エーテル類等があげられ、好ましくは炭素数1〜3のアルキル、ヒドロキシル化された炭素数2〜4のアルキルまたはカルボキシル化された炭素数1〜2のアルキルによって、さらに好ましくは、メチル、エチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシブチル、カルボキシメチルまたはカルボキシエチルによって、置換されているエーテル類等があげられる。
また、シクロデキストリン誘導体としては、例えばスルホブチルシクロデキストリン(米国特許第5,134,127号)等も含まれる。
シクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体のうち、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、マルトシル−β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン、メチル−β−シクロデキストリン、モノクロロトリアジル−β−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリンまたはトリアセチル−β−シクロデキストリンが好ましく、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、マルトシル−β−シクロデキストリンまたはγ−シクロデキストリンがより好ましく、β−シクロデキストリンがさらに好ましい。
シクロデキストリンおよびシクロデキストリン誘導体の平均粒子径は、特に限定されないが、例えば1〜150μmであり、5〜100μmであるのが好ましく、10〜80μmであるのがより好ましく、30〜60μmであるのが特に好ましい。平均粒子径は、例えばレーザー回折型粒度分布測定装置(HEROS&RODOS、日本電子製)等を用いて測定することができる。
また、シクロデキストリンおよびシクロデキストリン誘導体の密度は、特に限定されないが、粉体を容器に静かに入れたときの容積を元に測定される密度(緩め嵩密度)で、0.7g/mL以下であるのが好ましく、0.6g/mL以下であるのがより好ましく、0.5g/mL以下であるのが特に好ましい。粉体を入れた容器に粉体容量の減少がなくなるまで振動(例えばタッピング等)を与えて得られる容積を元に測定される密度(固め嵩密度)では、0.80g/mL以下であるのが好ましく、0.75g/mL以下であるのがより好ましく、0.70g/mL以下であるのが特に好ましい。緩め嵩密度および固め嵩密度は、例えば見掛け比容積減少度測定器(RHK型タッピングマシーン、小西製作所製)等を用いて測定することができる。タッピング条件としては、例えばシリンダー落差2cm、処理時間1分等の条件があげられる。
シクロデキストリンおよびシクロデキストリン誘導体の水分含量は、10質量%以下であるのが好ましく、5質量%以下であるのがより好ましい。
錠剤中にシクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体が占める割合は、70質量%以上100質量%未満であり、75〜99.9質量%であるのが好ましく、80〜99.0質量%であるのがより好ましく、85〜95質量%であるのが特に好ましい。
シクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体は、1種でまたは複数種を任意に混合して用いることができるが、1種で用いることが好ましい。
活性成分としては、特に制限されないが、例えばビタミン、カロチノイド、ミネラル、アミノ酸、アミノ酸誘導体、医薬活性成分、植物エキス、健康食品素材等があげられる。
ビタミンとしては、例えばビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、ビタミンK2、ビタミンD3、葉酸、ピロロキノリンキノン等があげられる。
カロチノイドとしては、例えばβ−カロチン、α−カロチン、ルテイン、クリプトキサンチン、ゼアキサンチン、リコペン、アスタキサンチン、マルチカロチン等があげられる。
ミネラルとしては、例えばカルシウム、マグネシウム、ドロマイト、マンガン、亜鉛、鉄、銅、セレン、クロム、硫黄、ヨウ素等があげられる。
アミノ酸としては、例えば脂肪族アミノ酸(具体的には、グリシン、アラニン等)、分岐鎖アミノ酸(具体的には、バリン、ロイシン、イソロイシン、ノルロイシン等)、ヒドロキシアミノ酸(具体的には、セリン、トレオニン等)、酸性アミノ酸(具体的には、アスパラギン酸、グルタミン酸等)、酸性アミノ酸アミド(具体的には、アスパラギン、グルタミン等)、塩基性アミノ酸(具体的には、リジン、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン等)、含硫アミノ酸(具体的には、システイン、シスチン、メチオニン等)、芳香族アミノ酸(具体的には、フェニルアラニン、チロシン、チロニン等)、複素環式アミノ酸(具体的には、トリプトファン、ヒスチジン等)、イミノ酸(具体的には、プロリン、4−ヒドロキシプロリン等)等があげられる。
アミノ酸誘導体としては、例えばアセチルグルタミン、アセチルシステイン、カルボキシメチルシステイン、アセチルチロシン、アセチルヒドロキシプロリン、5−ヒドロキシプロリン、グルタチオン、クレアチン、S−アデニルメチオニン、グリシルグリシン、グリシルグルタミン、ドーパ、アラニルグルタミン、カルニチン、γ−アミノ酪酸等があげられる。
医薬活性成分としては、例えばアスピリン、アセトアミノフェン、エテンザミド、イブプロフェン、ジフェンヒドラミン、クロルフェニラミン、ジヒドロコデイン、ノスカピン、メチルエフェドリン、カフェイン、セラペプターゼ、リゾチーム、ジクロフェナクナトリウム、ケトプロフェン、インドメタシン、ブコローム、ペンタゾシン、クロルプロマジン、レセルピン、アルプラゾラム、クロルジアゼポキシド、ジアゼパム、イミプラミン、マプロチリン、エスタゾラム、ニトラゼパム、ジアゼパム、フェノバルビタールナトリウム、スコポラミン、パパベリン、シチコリン、メクロフェノキサート、フェニトイン、カルバマゼピン、イソプロテレノール、ジアスターゼ、ランソプラゾール、オメプラゾール、ラベプラゾール、ファモチジン、シメチジン、ラニチジン、デキストロメトルファン、グアンファシン、コデイン、ジフェニドール、メトクロプラミド、レバロルファン、テオフィリン、サルブタモール、アンレキサノクス、セラトロダスト、オキシテトラサイクリン、トリアムシノロンアセトニド、クロルヘキシジン、リドカイン、ジフェンヒドラミン、プロメタジン、イソチペンジル、ジゴキシン、プロカインアミド、プロプラノロール、ピンドロール、イソソルビド、フロセミド、デラプリル、カプトプリル、ヒドララジン、ラベタロール、マニジピン、カンデサルタンシレキセチル、メチルドパ、ロサルタン、バルサルタン、エプロサルタン、イルベサルタン、タソサルタン、テルミサルタン、フォラサルタン、フェニレフリン、カルボクロメン、モルシドミン、ベラパミル、シンバスタチン、プラバスタチン、トレピブトン、セファレキシン、アモキシシリン、ピプメシリナム、セフォチアム、セフォゾプラン、セフメノキシム、セフスロジンナトリウム、アンピシリン、シクラシリン、スルベニシリンナトリウム、ナリジクス酸、エノキサシン、カルモナムナトリウム、トルブタミド、ボグリボース、ビオグリタゾン、トログリタゾン、アカルボース、ミグリトール、エミグリテート、イプリフラボン、メトカルバモール、メクリジン、ジメンヒドリナート、リオチロニンナトリウム、デキサメタゾン、プレドニゾロン、オキセンドロン、リュープロレリン、アヘン、モルヒネ、トコン、オキシコドン、アヘンアルカロイド、コカイン、アロプリノール、コルヒチン、5−フルオロウラシル、マイトマイシン等があげられる。
植物エキスとしては、例えばアロエ、クロレラ、プルーン、プロポリス、アガリクス、高麗人参、イチョウ葉、ケール、レイシ、ノコギリヤシ、ウコン、クルクミン、梅肉エキス、ブドウ種子、松樹脂抽出物、発芽玄米、椎茸菌糸体、舐茶、甘茶、メシマコブ、ごま、にんにく、シャンピニオン、ガルシニア、マリアアザミエキス、シリマリン、セントジョーンズワート、桑葉、ギムネマシルベスタ、シソ、オオバコ、杜仲茶、ウーロン茶、クマザサ、グァバ、田七人参、シトラス、キャッツクロー、エゾウコギ、ベニコウジ、マカ、冬虫夏草、カミツレ、トウガラシ等があげられる。また、植物エキスには、植物エキスの原料植物およびその加工品等も包含される。
健康食品素材としては、例えばローヤルゼリー、食物繊維、プロテイン、ビフィズス菌、乳酸菌、キトサン、健康酢、酵母、核酸、グルコサミン、レシチン、ポリフェノール、卵黄油、フィトステロール、ドコサヘキサエン酸、動物魚介軟骨、スッポン、フォスファチジルセリン、ラクトフェリン、シジミ、エイコサペンタン酸、ゲルマニウム、酵素、ナットウキナーゼ、クレアチン、カルニチン、クエン酸、ラズベリーケトン、コエンザイムQ10、メチルスルホニルメタン、リン脂質結合大豆ペプチド等があげられる。
錠剤中に活性成分が占める割合は、通常0.01〜30質量%であり、0.05〜29質量%であるのが好ましく、0.1〜25質量%であるのがより好ましく、1〜20質量%であるのがさらに好ましく、2〜15質量%であるのが特に好ましい。
活性成分の形状は、特に制限されないが、微結晶または微粒子の形態であるのが好ましく、その平均粒子径は、例えば1〜100μmであり、5〜80μmであるのが好ましく、10〜60μmであるのがより好ましく、30〜50μmであるのが特に好ましい。
本発明の錠剤は、活性成分およびシクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体を含有し、必要に応じて製剤添加剤を含有していてもよい。製剤添加剤としては、滑沢剤、糖類、甘味剤、酸味料、結合剤、抗酸化剤、着色剤、香料、賦形剤、流動化剤、崩壊剤等があげられ、好ましくは、滑沢剤、糖類、甘味剤、結合剤、賦形剤、流動化剤、崩壊剤等があげられ、より好ましくは、滑沢剤、糖類、流動化剤等があげられる。本発明の錠剤は、製剤添加剤の1成分または任意に組み合わされた複数の成分を含有していてもよい。
滑沢剤としては、食品等に使用できるものであれば特に制限されないが、例えば、ステアリン酸や、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム等のステアリン酸金属塩、ショ糖脂肪酸エステルまたはグリセリン脂肪酸エステル、硬化油脂等があげられる。
錠剤中に滑沢剤が占める割合は、0〜20質量%であるのが好ましく、0.01〜10質量%であるのがより好ましく、0.05〜5質量%であるのが特に好ましい。
また、滑沢剤は、錠剤の表面のみにあっても、錠剤内部に分散していてもよいが、錠剤の表面のみに滑沢剤が存在しているのが好ましく、この場合、錠剤の表面にある滑沢剤が錠剤中に占める割合は、0.001〜5質量%であるのが好ましく、0.005〜3質量%であるのがより好ましく、0.01〜2質量%であるのが特に好ましい。
糖類としては、食品等に使用できるものであれば特に制限されないが、例えば単糖類、二糖類、糖アルコール、オリゴ糖等があげられる。
単糖類としては、例えばグルコース、キシロース、ガラクトース、フラクトース等があげられる。二糖類としては、例えばトレハロース、蔗糖、乳糖、パラチノース等があげられる。糖アルコールとしては、例えばマルチトール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール等があげられる。オリゴ糖としては、例えばラフィノース、イヌロオリゴ糖(チコリオリゴ糖)、パラチノースオリゴ糖等があげられる。
糖類の形状は、特に制限されないが、微結晶または微粒子の形態であるのが好ましく、その平均粒子径は、例えば1〜100μmであり、5〜80μmであるのが好ましく、10〜60μmであるのがより好ましく、30〜50μmであるのが特に好ましい。
錠剤中に糖類が占める割合は、0〜29.9質量%であるのが好ましく、0.1〜25質量%であるのがより好ましく、1〜20質量%であるのがさらに好ましく、2〜15質量%であるのが特に好ましい。
甘味剤としては、食品等に使用できるものであれば特に制限されないが、例えば、サッカリンナトリウム、グリチルリチン二カリウム、アスパルテーム、ステビア、ソーマチン、スクラロース等があげられる。錠剤中に甘味剤が占める割合は、製剤における一般的な使用の量の範囲内であれば特に限定されない。
酸味料としては、食品等に使用できるものであれば特に制限されないが、例えば、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸等があげられる。錠剤中に酸味料が占める割合は、製剤における一般的な使用の量の範囲内であれば特に限定されない。
結合剤としては、食品等に使用できるものであれば特に制限されないが、例えば、ゼラチン、プルラン等があげられる。錠剤中に結合剤が占める割合は、製剤における一般的な使用の量の範囲内であれば特に限定されない。
抗酸化剤としては、食品等に使用できるものであれば特に制限されないが、例えば、トコフェロール、塩酸システイン、L−アスコルビン酸ステアリン酸エステル等があげられる。錠剤中に抗酸化剤が占める割合は、製剤における一般的な使用の量の範囲内であれば特に限定されない。
着色剤としては、食品等に使用できるものであれば特に制限されないが、例えば、食用黄色5号、食用赤色2号、食用青色2号等があげられる。錠剤中に着色剤が占める割合は、製剤における一般的な使用の量の範囲内であれば特に限定されない。
香料としては、食品等に使用できるものであれば特に制限されないが、例えば、レモンフレーバー、レモンライムフレーバー、グレープフルーツフレーバー、アップルフレーバー、オレンジフレーバー等があげられる。錠剤中に香料が占める割合は、製剤における一般的な使用の量の範囲内であれば特に限定されない。
賦形剤としては、食品等に使用できるものであれば特に制限されないが、例えば、結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース等があげられる。錠剤中に賦形剤が占める割合は、0〜25質量%であるのが好ましく、0.01〜20質量%であるのがより好ましく、0.1〜15質量%であるのがさらに好ましく、1〜10質量%であるのが特に好ましい。
流動化剤としては、食品等に使用できるものであれば特に制限されないが、例えば、リン酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、微粒二酸化ケイ素等があげられる。錠剤中に流動化剤が占める割合は、0〜20質量%であるのが好ましく、0.01〜10質量%であるのがより好ましく、0.05〜5質量%であるのが特に好ましい。
崩壊剤としては、食品等に使用できるものであれば特に制限されないが、例えば、コーンスターチ、バレイショデンプン、部分アルファー化デンプン等があげられる。錠剤中に崩壊剤が占める割合は、0〜25質量%であるのが好ましく、0.01〜20質量%であるのがより好ましく、0.1〜15質量%であるのがさらに好ましく、1〜10質量%であるのが特に好ましい。
本発明の錠剤は、例えば錠剤のかけ、くずれ等が生じない硬度を有しているのが好ましい。錠剤の硬度は、一般的に錠剤硬度計で錠剤の直径方向の破壊強度として測定されるが、その値は15〜300Nであるのが好ましく、25〜200Nであるのがより好ましく、40〜100Nであるのが特に好ましい。錠剤の硬度は、市販の錠剤破壊強度測定機、例えば、富山産業製TH−203CP型等により測定できる。
本発明の錠剤は、口腔内で、咀嚼なしに唾液により速やかに崩壊する口腔内速崩壊性の口腔内速崩壊錠であるのが好ましく、口腔内での崩壊時間は、60秒以内であるのが好ましく、40秒以内であるのがより好ましく、30秒以内であるのがさらに好ましく、20秒以内であるのが特に好ましい。
口腔内崩壊時間は、例えば複数の成人健常者、例えば5名が、錠剤を咀嚼なしに舌下に含み、錠剤が崩壊するまでの時間(口腔内で異物感が無くなるまでの時間または水なしで咀嚼しないで飲み込むことが可能となるまでの時間)を複数回、例えば5回測定し、それら値の平均値として求めることができる。
本発明の錠剤は、服用するものの好みに応じて、水を用いておよび/または咀嚼して服用することもできるが、口腔内を湿らす程度の少量の水を用いてまたは水を用いずに服用することができる。
本発明の錠剤の形状としては、特に制限されないが、例えば丸錠、三角錠、砲丸錠等があげられる。本発明の錠剤の大きさは、特に制限されないが、例えば質量で0.1〜2g、直径で0.3〜2.0cmであるのが好ましい。
本発明の錠剤は、例えば上述した該錠剤の各構成成分のすべてを粉末のまま混合するか、該構成成分の一部を造粒物とした後に残りの構成成分を混合するか、該構成成分のすべてを造粒する工程、次いで得られた混合物または造粒物を圧縮成形することにより錠剤を製造する工程を含む製造方法等で製造することができる。より具体的には、活性成分およびシクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体、必要に応じて滑沢剤、糖類、甘味剤、酸味料、結合剤、抗酸化剤、着色剤、香料、賦形剤、流動化剤および崩壊剤からなる群より選ばれる1成分または任意に組み合わされた複数の成分を混合し、得られた混合物を直接打錠法により圧縮成形する製造方法でも、該錠剤の各構成成分の一部を造粒物とした後に残りの成分を混合するか、該構成成分のすべてを造粒して、得られた混合物または造粒物を圧縮成形する製造方法(間接打錠法により圧縮成形する製造方法)でも、製造することができる。圧縮成形に用いる機器は、特に限定されず、例えばロータリー圧縮成形機、油圧プレス機等の圧縮機を用いることができる。前記の直接打錠法により圧縮成形する製造方法は、錠剤の各構成成分をただ単に混合するだけで圧縮成形に付する極めて簡便な製造方法であるので好ましく、製造工程中に該構成成分に水分等の添加をしていないので、錠剤の構成成分の安定性等においても好ましい。
また、本発明の錠剤は、前記各混合物または造粒物に滑沢剤を混合しても製造することができるが、圧縮成形機の杵および/または臼にあらかじめ極微量の滑沢剤を塗布し、滑沢剤が塗布された杵および/または臼を有する圧縮成形機で、滑沢剤を含有しない混合物または造粒物を圧縮成形する、いわゆる外部滑沢打錠方法を用いても製造することができ、該方法は使用する滑沢剤が極微量なので、該錠剤の服用後の崩壊性や該錠剤の構成成分の安定性において好ましい。具体的には、活性成分およびシクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体、必要に応じて糖類、甘味剤、酸味料、結合剤、抗酸化剤、着色剤、香料、賦形剤、流動化剤および崩壊剤からなる群より選ばれる1成分または任意に組み合わされた複数の成分を混合し、滑沢剤は混合しないで混合物を得て、ついで該混合物を、滑沢剤が塗布された杵および/または臼を有する、例えばロータリー打錠機、油圧プレス機等の圧縮機で直接打錠することにより本発明の錠剤を得ることができる。杵および/または臼に滑沢剤を塗布する方法としては、滑沢剤が杵および/または臼に塗布された状態にする方法であれば特に限定されないが、例えば滑沢剤の粉末または滑沢剤を含む液を圧縮空気等により吹き付ける方法、滑沢剤の粉末または滑沢剤を刷毛やブラシ等で塗る方法、滑沢剤の粉末または滑沢剤を含む液に、杵および/または臼を浸す方法、滑沢剤の粉末を打錠する方法等があげられる。
本発明の錠剤の各構成成分の一部またはすべてを造粒する場合(例えば前記の間接打錠法により圧縮成形する製造方法等)においての造粒方法としては、例えば精製水、エタノール等を用いた湿式造粒法、乾式造粒法等をあげることができる。造粒に用いる機器は、特に限定されず、例えば流動層造粒機、転動撹拌造粒機、押し出し造粒機等を用いることができる。
打錠の際の打錠圧は、特に制限されないが、所望の錠剤の硬度および崩壊時間になるよう適至に設定し、好ましくは錠剤の硬度が15〜300N、より好ましくは25〜200N、特に好ましくは40〜100Nで、好ましくは口腔内での崩壊時間が60秒以内、より好ましくは40秒以内、さらに好ましく30秒以内、特に好ましいは20秒以内となるように設定する。
また、活性成分およびシクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体を含有する錠剤において、錠剤の全構成成分の65質量%以上をシクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体とすることにより、活性成分およびシクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体を含有する錠剤の崩壊性、好ましくは口腔内における崩壊性を速やかにすることができ、例えば、本発明の錠剤および錠剤の製造方法に関する上記説明において、シクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体の錠剤中に占める割合を、65質量%以上とすることにより、活性成分およびシクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体を含有する錠剤の崩壊性、好ましくは口腔内における崩壊性を速やかにする本発明の方法を実施することができる。
第1図 錠剤中のβ−シクロデキストリン含量(質量%)と錠剤の口腔内崩壊時間(秒)の関連を示す。
以下に具体的な実施例をあげる
平均粒子径が49μm、緩め嵩密度が0.46g/mLおよび固め嵩密度が0.72g/mLであるβ−シクロデキストリン(セルデックスB−100、日本食品加工製)とマルトース(サンマルトS、林原製)を第1表に示す配合比で、ポリエチレン袋内で十分に混合した後、滑沢剤としてショ糖脂肪酸エステル(DKエステルF20W、第一工業製薬製)を杵および臼に塗布し、単発打錠機(竪型成型機6B−2M、菊水製作所製)を用いて直径15mm、750mgの錠剤を打錠した。打錠圧は、それぞれ錠剤硬度が49Nとなるように調整した。
なお、錠剤硬度はKHT−20N硬度測定器(藤原製作所製)を用いて計測した。
Figure 0004689468
錠剤中のβ−シクロデキストリン含量(質量%)と錠剤の口腔内崩壊時間(秒)の関連を第1図に示す。第1図に示すように、実施例1で得られた各錠剤の口腔内崩壊時間は、β−シクロデキストリンとマルトースの配合比が60:40まではβ−シクロデキストリンの含量の増加と共に直線的にわずかずつ減少するのに対し、70:30からはβ−シクロデキストリンの含量の増加と共に顕著に減少した。すなわち、シクロデキストリンを含有する錠剤は、シクロデキストリンの含有量を65%以上とすることで、口腔内における速やかな崩壊性を有するようになることがわかる。
第2表に示す組成Aの組成で配合し、混合後、錠剤硬度が29.4Nとなるように打錠圧を調整した以外は、実施例1と同様の方法で、β−シクロデキストリンを71.33質量%含有するビタミンC入り錠剤Aを製造した。なお、β−シクロデキストリン(セルデックスB−100、日本食品加工製)、乳糖(SUPER−TAB、旭化成製)、ビタミンC(ロッシュビタミンジャパン製)、リン酸水素カルシウム(太平化学産業製)、オレンジフレーバー(長谷川香料製)、スクラロース(三栄源エフエフアイ製)、ショ糖エステル(DKエステルF20W、第一工業製薬製)を使用した。
Figure 0004689468
比較例1
第2表に示す組成Bの組成で配合し、混合後、錠剤硬度が29.4Nとなるように打錠圧を調整した以外は、実施例1と同様の方法で、部分アルファー化澱粉を71.33質量%含有するビタミンC入り錠剤Bを製造した。なお、部分アルファー化澱粉(PCSFC−30、旭化成製)、乳糖(SUPER−TAB、旭化成製)、ビタミンC(ロッシュビタミンジャパン製)、リン酸水素カルシウム(太平化学産業製)、オレンジフレーバー(長谷川香料製)、スクラロース(三栄源エフエフアイ製)、ショ糖エステル(DKエステルF20W、第一工業製薬製)を使用した。
実施例2で製造した錠剤Aおよび比較例1で製造した錠剤Bの口腔内崩壊時間(口腔内の異物感が無くなるまで崩壊したか、または水なしで咀嚼しないで飲み込むことが可能となるまで崩壊したと感じるまでの時間)を測定した。測定は、健常人7名で行った。
Figure 0004689468
第3表に示すように、比較例1で得られた錠剤Bに比べ、実施例2で得られた錠剤Aは口腔内における速やかな崩壊性を示した。
本発明によれば、口腔内で速やかに崩壊する錠剤、その製造方法等が提供される。

Claims (24)

  1. 活性成分およびシクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体を含有する錠剤であって、さらに単糖類、二糖類、糖アルコールおよびオリゴ糖からなる群より選ばれる1成分または任意に組み合わされた複数の成分を含有し、該錠剤中の70質量%以上の成分がシクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体であることを特徴とする口腔内速崩壊錠
  2. さらに滑沢剤を含み、滑沢剤が、錠剤の表面のみに存在していることを特徴とする請求項1記載の口腔内速崩壊錠
  3. 滑沢剤が塗布された杵および臼を用いた打錠により製造されることを特徴とする請求項2記載の口腔内速崩壊錠
  4. さらに甘味剤、酸味料、結合剤、抗酸化剤、着色剤、香料、賦形剤、流動化剤および崩壊剤からなる群より選ばれる1成分または任意に組み合わされた複数の成分を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の口腔内速崩壊錠
  5. 活性成分が、ビタミン、カロチノイド、ミネラル、アミノ酸、アミノ酸誘導体、医薬活性成分、植物エキスおよび健康食品素材からなる群より選ばれる1成分または任意に組み合わされた複数の成分である請求項1〜4のいずれかに記載の口腔内速崩壊錠
  6. シクロデキストリンが、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、マルトシル−β−シクロデキストリンまたはγ−シクロデキストリンである請求項1〜5のいずれかに記載の口腔内速崩壊錠
  7. 口腔内で60秒以内に崩壊する請求項1〜のいずれかに記載の口腔内速崩壊錠
  8. 錠剤硬度が25〜200Nである請求項1〜のいずれかに記載の口腔内速崩壊錠
  9. 構成成分として活性成分およびシクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体を含有し、さらに単糖類、二糖類、糖アルコールおよびオリゴ糖からなる群より選ばれる1成分または任意に組み合わされた複数の成分を含有し、全構成成分の70質量%以上がシクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体である錠剤の構成成分を混合する工程、次いで得られた混合物を打錠する工程を含む活性成分およびシクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体を含有する口腔内速崩壊錠の製造方法。
  10. 打錠が滑沢剤を塗布した杵および臼を用いて行う打錠である請求項記載の口腔内速崩壊錠の製造方法。
  11. 混合物が滑沢剤を含まない混合物であることを特徴とする請求項10記載の口腔内速崩壊錠の製造方法。
  12. 混合物が、さらに甘味剤、酸味料、結合剤、抗酸化剤、着色剤、香料、賦形剤、流動化剤および崩壊剤からなる群より選ばれる1成分または任意に組み合わされた複数の成分を含有する請求項9〜11のいずれかに記載の口腔内速崩壊錠の製造方法。
  13. 活性成分が、ビタミン、カロチノイド、ミネラル、アミノ酸、アミノ酸誘導体、医薬活性成分、植物エキスおよび健康食品素材からなる群より選ばれる1成分または任意に組み合わされた複数の成分である請求項9〜12のいずれかに記載の口腔内速崩壊錠の製造方法。
  14. シクロデキストリンが、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、マルトシル−β−シクロデキストリンまたはγ−シクロデキストリンである請求項9〜13のいずれかに記載の口腔内速崩壊錠の製造方法。
  15. 口腔内速崩壊錠が口腔内で60秒以内に崩壊する口腔内速崩壊錠である請求項9〜14のいずれかに記載の口腔内速崩壊錠の製造方法。
  16. 口腔内速崩壊錠が25〜200Nの錠剤硬度を有する口腔内速崩壊錠となるように打錠することを特徴とすることを特徴とする請求項9〜15のいずれかに記載の口腔内速崩壊錠の製造方法。
  17. 活性成分およびシクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体を含有する錠剤において、さらに単糖類、二糖類、糖アルコールおよびオリゴ糖からなる群より選ばれる1成分または任意に組み合わされた複数の成分を含有させ、錠剤の全構成成分の65質量%以上をシクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体とすることを特徴とする該錠剤の口腔内での崩壊性を速やかにする方法。
  18. 錠剤が構成成分としてさらに滑沢剤を含有する錠剤であり、滑沢剤を錠剤の表面のみに存在させることを特徴とする請求項17記載の錠剤の口腔内での崩壊性を速やかにする方法。
  19. 錠剤の製造において、滑沢剤が塗布された杵および臼を用いて打錠して製造することを特徴とする請求項18記載の錠剤の口腔内での崩壊性を速やかにする方法。
  20. 錠剤が構成成分としてさらに甘味剤、酸味料、結合剤、抗酸化剤、着色剤、香料、賦形剤、流動化剤および崩壊剤からなる群より選ばれる1成分または任意に組み合わされた複数の成分を含有する錠剤である請求項17〜19のいずれかに記載の錠剤の口腔内での崩壊性を速やかにする方法。
  21. 活性成分が、ビタミン、カロチノイド、ミネラル、アミノ酸、アミノ酸誘導体、医薬活性成分、植物エキスおよび健康食品素材からなる群より選ばれる1成分または任意に組み合わされた複数の成分である請求項17〜20のいずれかに記載の錠剤の口腔内での崩壊性を速やかにする方法。
  22. シクロデキストリンが、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、マルトシル−β−シクロデキストリンまたはγ−シクロデキストリンである請求項17〜21のいずれかに記載の錠剤の口腔内での崩壊性を速やかにする方法。
  23. 錠剤が口腔内速崩壊錠である請求項17〜22のいずれかに記載の錠剤の口腔内での崩壊性を速やかにする方法。
  24. 錠剤が25〜200Nの錠剤硬度を有する錠剤である請求項17〜23のいずれかに記載の錠剤の口腔内での崩壊性を速やかにする方法。
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