JP4689372B2 - スタッカクレーンの走行駆動制御方法 - Google Patents

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    • H02P23/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by a control method other than vector control
    • H02P23/22Controlling the speed digitally using a reference oscillator, a speed proportional pulse rate feedback and a digital comparator

Description

本発明は、液晶や半導体関連のウエーハカセット、ガラスカセット等を保管するクリーンルーム内で運用する低発塵のスタッカクレーンの走行駆動制御方法に関し、特に、マスト上部の振動を抑制することができるスタッカクレーンの走行駆動制御方法に関するものである。
クリーンルーム内に設置する自動倉庫内にスタッカクレーンを配置する場合、通常はフロアの床面から天井までの範囲内で保管や搬送を行うことから、上下方向の移動距離は比較的短い数mの範囲内であり、このため、スタッカクレーンのマスト下部のみに走行駆動装置を設置して走行レール上を移動するようにしている。
一方、複数階のフロア間を連結し、スタッカクレーンの昇降移動範囲を2フロア以上に拡張した自動倉庫の場合は、従来のように、スタッカクレーンのマスト下部のみに走行駆動装置を設置して走行方向の駆動を行うと、片端支持の弾性体の運動と同様に、スタッカクレーンのマストはその形状や材料特性で決まる弾性体として振る舞い、マストの上部が振動する。
マスト上部の振動を抑えるために、マスト上部を下部の走行駆動装置と同様に駆動すれば振動を抑制できるが、上部の駆動力を大きくすると、その駆動に必用な機械部分の質量のために振動が増加し、また、駆動力を大きくすることでマスト上部での発塵が増加する。このため、上部駆動の機械系質量は軽くし、小さな駆動力で振動を抑制することが望ましい。
本発明は、上記従来のスタッカクレーンが有する問題点に鑑み、マスト上部の上部走行駆動装置の負荷を減じて、この上部走行駆動装置に起因する振動や発塵を抑えながら、マスト上部の振動を抑制することができるスタッカクレーンの走行駆動制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のスタッカクレーンの走行駆動制御方法は、スタッカクレーンのマストの上部と下部とにそれぞれ上部走行駆動装置と下部走行駆動装置とを設け、下部走行駆動装置でスタッカクレーンの走行及び位置制御を行うとともに、該下部走行駆動装置の速度信号に基づいて上部走行駆動装置を駆動し、該上部走行駆動装置でマストの振動抑制を行うようにしたスタッカクレーンの走行駆動制御方法であって、下記式1において、比例定数n を調整して発生トルクTの絶対値が最小になるように、上部走行駆動装置の入力感度を調整するとともに、比例定数n を調整して発生トルクTが最大になるように、上部走行駆動装置の制御ゲインや応答を調整するようにしたことを特徴とする。
T=−n+nΔv−c ・・・(1)
T 上部駆動モータの発生トルク
比例定数
比例定数
下部駆動モータの走行速度
Δv 下部駆動モータと上部駆動モータの速度差
c 定数
この場合において、上部走行駆動装置の速度制御を、積分要素を含めない比例制御系により行うようにすることができる。
本発明のスタッカクレーンの走行駆動制御方法によれば、スタッカクレーンのマストの上部と下部とにそれぞれ上部走行駆動装置と下部走行駆動装置とを設け、下部走行駆動装置でスタッカクレーンの走行及び位置制御を行うとともに、該下部走行駆動装置の速度信号に基づいて上部走行駆動装置を駆動し、該上部走行駆動装置でマストの振動抑制を行うことから、マスト上部の上部走行駆動装置の負荷を減じて、この上部走行駆動装置に起因する振動や発塵を抑えながら、マスト上部の振動を抑制することができる。
そして、上記式1において、比例定数n を調整して発生トルクTの絶対値が最小になるように、上部走行駆動装置の入力感度を調整するとともに、比例定数n を調整して発生トルクTが最大になるように、上部走行駆動装置の制御ゲインや応答を調整するようにすることにより、上下の走行駆動装置の定常的な速度誤差の影響を回避することができる。
また、上部走行駆動装置の速度制御を、積分要素を含めない比例制御系により行うようにすることにより、走行駆動装置にスリップが生じた場合の影響を回避することができる。
また、上部走行駆動装置の上部駆動モータの出力容量を、下部走行駆動装置の下部駆動モータの出力容量の1/5以下にすることにより、上部走行駆動装置に起因する振動や発塵を抑えることができる。
また、マストの上部に、上部走行駆動装置から発生する微粉塵を除去する手段を備えることにより、ストッカ内のクリーン度を損なうことがないようにすることができる。
以下、本発明のスタッカクレーンの走行駆動制御方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に、本発明のスタッカクレーンの走行駆動制御方法を適用するスタッカクレーンの一実施例を示す。
本実施例のスタッカクレーンは、スタッカクレーンのマスト1の上部と下部とにそれぞれ上部走行駆動装置2と下部走行駆動装置3とを設け、下部走行駆動装置3でスタッカクレーンの走行及び位置制御を行うとともに、該下部走行駆動装置3の速度信号に基づいて上部走行駆動装置2を駆動し、該上部走行駆動装置2でマスト1の振動抑制を行うようにしている。
下部走行駆動装置3は、床側の走行レール4の上を走行する下部駆動輪31と、該下部駆動輪31を駆動する下部駆動モータ32とを走行台車5に備えている。
また、上部走行駆動装置2は、天井側の支持レール6に沿って走行する上部駆動輪21と、該上部駆動輪21を駆動する上部駆動モータ22とをマスト1の上部に備えている。
クレーンの昇降体7は、2本のマスト1に沿って上下移動し、走行台車5に固定した昇降モータ(図示省略)の巻上げドラム71によりワイヤ72を介して昇降する。ワイヤ72はマスト1の上部に取り付けたシーブ73により牽引方向を反転する。
このような構成のスタッカクレーンは、マスト1の剛性が小さく、マスト1の長さが長くなれば上部が振動を起こす。この力学モデルを簡略化すれば、図2に示すように、下部走行体30と上部走行体20をバネ10で連結したものとみなせる。
下部走行体30と上部走行体20を全く同等のものとして扱うのであれば、上下の走行体20、30を同一に制御すればよいが、その場合、上部走行駆動装置2のモータや減速機が下部走行駆動装置3と同程度に大型化する。
また、上部走行駆動装置2は、走行中に常に駆動力を発生するため、気流を天井から床方向にダウンフローで流すクリーンルーム環境では好ましくない発塵が増加する。
これに対し、本実施例では、制御装置11から下部走行駆動装置3の下部駆動モータ32に速度指令12を指令するとともに、応答遅れを含む実際の下部駆動モータ32の速度信号13(速度帰還信号)を、上部走行駆動装置2の上部駆動モータ22の回転指令(速度指令)として与えるようにする。
上下の駆動モータ22、32の速度差と上部駆動モータ22の発生トルクとの関係を、図3(a)に示す。
速度差が増大するにつれて発生トルクが増加するが、これには2つの要因が作用する。
1つは、上下の走行駆動装置2、3の定常的な速度誤差、例えば、磨耗による車輪系の相違などにより速度差により、上部駆動モータ22にブレーキ力が生じる現象である。
もう1つは、マスト上部の振動による過渡的な速度差による発生トルクで、このトルクにより振動を減衰させることを示している。
下部駆動モータ32による走行速度とトルクの関係は、図3(b)に示すように、速度比例の成分をもつ。これは駆動輪や減速機内の潤滑の粘性抵抗が支配要因となる。
この関係を一般化すると、
T=−n+nΔv−c ・・・(1)
T 上部駆動モータの発生トルク
比例定数
比例定数
下部駆動モータの走行速度
Δv 下部駆動モータと上部駆動モータの速度差
c 定数
と表すことができる。
ここで、比例定数nに着目すると、下部駆動モータ32の走行速度に無関係に上部駆動モータ22がトルクを発生すれば、定常的な力は発生せず、上部駆動輪21は支持レール6に接しているだけで力がないため磨耗による発塵が極めて少なくなる。したがって、比例定数nを調整して発生トルクTの絶対値が最小になるように、上部走行駆動装置2の入力感度を調整する。
また、比例定数nに着目すれば、マスト1の振動により速度差が生じた場合に、振動を抑制するトルク、すなわち、減衰力を発生するため、比例定数nを調整して発生トルクTが最大になるように、上部走行駆動装置2の制御ゲインや応答を安定に動作する範囲で調整する。
なお、下部走行駆動装置3の調整は、上部走行駆動装置2を接続しない状態で最適な制御性が得られるように調整するのは、従来と同じである。
本実施例では、上部走行駆動装置2は速度制御系の比例制御系で実現し、速度制御に積分要素は入れない。
支持レール6を走行する上部走行駆動装置2で駆動輪のスリップが生じる場合、又は制御系に内在する誤差の累積により上部走行駆動装置2の停止位置が狂う可能性のある場合には、積分系は好ましくないが、レールと車輪がラックとピニオンギア等で駆動され、上下の制御系でスリップが生じない場合には積分系を入れることも可能である。
そして、本実施例においては、上部走行駆動装置2の上部駆動モータ22は、専らマスト1の振動の抑制を行うことを目的とするものであるため、下部走行駆動装置3の下部駆動モータ32よりもはるかに出力容量の小さいモータを使用することで足りる。
具体的には、下部走行駆動装置3の下部駆動モータ32の出力容量が11kWの場合、上部走行駆動装置2の上部駆動モータ22の出力容量は1.5kW(下部走行駆動装置3の下部駆動モータ32の出力容量の約1/7)にでき、上部走行駆動装置2に起因する振動や発塵を抑えることができる。
次に、図4〜図6に、本発明のスタッカクレーンの走行駆動制御方法を適用するスタッカクレーンのより具体的な一実施例を示す。
このスタッカクレーンは、液晶製造工場等の床面等に配設した走行レール4に沿って走行可能とし、かつ速度及び停止位置を制御できるようにした下部走行駆動装置3を備えた走行台車5の上部に、所要長、特に限定されるものではないが、例えば、8m〜10m程度の長さを有するマスト1を直接取り付け、このマスト1に昇降体7を昇降可能に取り付けるとともに、該昇降体7に伸縮式の移載用アーム70aを備えた移載機70を搭載して構成するようにしている。
この移載機70の移載用アーム70aは、走行台車5の走行方向に沿ってその両側部に配設したストッカ8に向かって伸張できるように構成されている。
そして、移載用アーム70aを、出没及び/又は旋回するようにすることにより、カセットKを移載用アーム70aから多段式としたストッカ8の棚81、82、83、8nのいずれかへ、或いは反対にストッカのいずれかの棚からこの移載用アーム70aへと簡易に、確実に移載できるようにする。
この走行台車5に備えられた下部走行駆動装置3は、特に限定されるものではないが、例えば、図1に示すように、走行台車5の前後位置において、平行して敷設される2本の走行レール4の頂面に接触し、かつ走行台車5の全荷重を支持するようにした複数の下部駆動輪31を転動可能にして支持するとともに、いずれかの走行レール4の両側面と対峙し、かつ走行レール4の両側面を挟持するようにガイド車輪33を配設し、これにより、走行台車5が走行レール4に沿って安全に、かつ高速で走行できるようにする。
なお、走行レール4の頂面にて支持され、走行台車全体の荷重を走行可能に支持する下部駆動輪31のうち、いずれか1つ或いは複数を走行駆動装置としての下部駆動モータ32にて回転駆動するようにすることができる。
また、走行台車5の上部に取り付けるマスト1は、特に限定されるものではないが、1本柱の形状とすることも或いはフレーム状のものとすることもでき、これは移載するカセットKの荷重などにより適宜設定するようにする。
なお、マスト1の長さ(高さ)は、スタッカの最上段の棚へのカセットKの移載を可能とするものとする。
また、この走行台車5の走行、停止時に、マスト1の上部が許容範囲以上に振れることがなく安定して走行、停止(静止)することができるように、マスト1の上部に上部走行駆動装置2を備える。
この上部走行駆動装置2は、マスト1の上部に敷設した支持レール6を覆うようにケーシング23を配設し、このケーシング23内に、支持レール6の両側から挟持するように接触させた上部駆動輪21a、21bを配設し、このいずれか1方の上部駆動輪21a及び/又は双方の上部駆動輪21a、21bを、マスト1の揺動防止を行うようにする上部駆動モータ22にて制御駆動するように構成する。
また、上部駆動モータ22及び支持レール6と接触して駆動する上部駆動輪21a、21bにより発生する微粉塵を除去するために、ケーシング23には、高性能フィルタ(HEPAフィルタ)25を備えた排気ファン24を取り付け、これにより上部走行駆動装置2より排出される排気によってもストッカ8内のクリーン度を損なうことがないようにする。
なお、支持レール6は、走行台車5の走行方向に伴ってマスト1が移動する軌跡の上方位置で、前記走行レール4と上下に平行するように敷設する。
そして、走行台車5の下部に配設して主として下部駆動モータ32の出力容量を大に、上部駆動輪21a、21bのいずれか1つ及び/又は2つを駆動する上部駆動モータ22の出力容量を小とし、その比率は、特に限定されるものではないが、例えば、5:1〜10:1程度とすることにより、上部走行駆動装置2に起因する振動や発塵を抑えることができる。
また、図5に示すように、下部走行駆動装置3に内包する下部駆動モータ32と、上部走行駆動装置2に内包する上部駆動モータ22とを、サーボドライバ9を介して電気的に接続する。
このサーボドライバ9には上部駆動モータ速度制御回路Aを備え、下部駆動モータ32により走行駆動されるスタッカの速度信号Xと、上部駆動モータ22からの速度信号Yhとを与えるようにする。そしてこのスタッカの速度信号Xと上部駆動モータ22からの速度信号Yhとの両信号からの速度差Δvにより、上部駆動モータ速度制御回路Aにて上部駆動モータ出力トルク指令を、式(1)で示すトルクTとして上部駆動モータ22に与えて上部の振動抑制を行うようにする。
次に、このスタッカクレーンの動作について説明する。
下部駆動モータ32を駆動することにより走行台車5を走行させた場合、図6に示すように、マスト1も追従して走行するようになる。このとき、マスト1の上部に取り付けた上部駆動輪21a、21bが、上部駆動モータ22により制御されていないと、走行台車5の走行速度と、カセットKを搭載したマスト1の上部の速度に差が生じるようになり(通常、マスト1の上部の速度が走行台車5の走行速度よりも遅くなり)、図6の破線に示すように、マスト1の上部は走行台車5の走行方向と反対方向の後方へ傾く(後傾する)ように揺動する。
また、走行台車5が停止した場合、マスト1の上部は慣性によって直ちに静止せず、走行台車5の走行時と反対方向の走行台車5の走行方向と同じ方向の前方へ傾く(前傾する)ように揺動する。
これに対して、下部駆動モータ32と上部駆動モータ22とがサーボドライバ9を介して電気的に接続され、上部駆動モータ22の速度制御をするようにすることにより、走行台車5の走行時、下部駆動モータ32からの走行台車5(スタッカ)の速度信号Xを、サーボドライバ9に投入するとともに、上部駆動モータ22からの速度信号Yhも投入され、この速度差Δvが検出され、これらにより上部駆動モータ速度制御回路Aより上部駆動モータ出力トルク指令を上部駆動モータ22に与えて、上部駆動モータ22の回転を制御するようにし、走行台車5の走行速度と、マスト1の上部の速度とを一致させることができ、これにより、マスト1の進行方向に対して前後方向の振れDFをなくすことができる。
かくして、本実施例のスタッカクレーンは、スタッカクレーンのマスト1の上部と下部とにそれぞれ上部走行駆動装置2と下部走行駆動装置3とを設け、下部走行駆動装置3でスタッカクレーンの走行及び位置制御を行うとともに、該下部走行駆動装置3の速度信号に基づいて上部走行駆動装置2を駆動し、該上部走行駆動装置2でマスト1の振動抑制を行うことから、マスト上部の上部走行駆動装置2の負荷を減じて、この上部走行駆動装置2に起因する振動や発塵を抑えながら、マスト上部の振動を抑制することができる。
以上、本発明のスタッカクレーンの走行駆動制御方法について、スタッカクレーンの実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができる。
本発明のスタッカクレーンの走行駆動制御方法は、マスト上部の上部走行駆動装置の負荷を減じて、この上部走行駆動装置に起因する振動や発塵を抑えながら、マスト上部の振動を抑制するという特性を有していることから、マストが長いスタッカクレーンの用途に好適に用いることができる。
本発明のスタッカクレーンの走行駆動制御方法を適用するスタッカクレーンの一実施例を示す正面図である。 スタッカクレーンを上部走行体と下部走行体の連結モデルにした説明図である。 (a)は、上下の駆動モータの速度差と上部駆動モータの発生トルクとの関係を示すグラフ、(b)は、下部駆動モータによる走行速度とトルクの関係を示すグラフである。 本発明のスタッカクレーンの走行駆動制御方法を適用するスタッカクレーンのより具体的な一実施例を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 上部駆動モータの制御説明図である。 マストの防振の説明図である。
1 マスト
2 上部走行駆動装置
21 上部駆動輪
22 上部駆動モータ
3 下部走行駆動装置
31 下部駆動輪
32 下部駆動モータ
4 走行レール
5 走行台車
6 支持レール
7 昇降体
70 移載機
71 巻上げドラム
72 ワイヤ
73 シーブ
8 ストッカ
9 サーボドライバ
10 バネ
11 制御装置
12 速度指令
13 速度信号
20 上部走行体
30 下部走行体

Claims (2)

  1. スタッカクレーンのマストの上部と下部とにそれぞれ上部走行駆動装置と下部走行駆動装置とを設け、下部走行駆動装置でスタッカクレーンの走行及び位置制御を行うとともに、該下部走行駆動装置の速度信号に基づいて上部走行駆動装置を駆動し、該上部走行駆動装置でマストの振動抑制を行うようにしたスタッカクレーンの走行駆動制御方法であって、下記式1において、比例定数n を調整して発生トルクTの絶対値が最小になるように、上部走行駆動装置の入力感度を調整するとともに、比例定数n を調整して発生トルクTが最大になるように、上部走行駆動装置の制御ゲインや応答を調整するようにしたことを特徴とするスタッカクレーンの走行駆動制御方法
    T=−n+nΔv−c ・・・(1)
    T 上部駆動モータの発生トルク
    比例定数
    比例定数
    下部駆動モータの走行速度
    Δv 下部駆動モータと上部駆動モータの速度差
    c 定数
  2. 上部走行駆動装置の速度制御を、積分要素を含めない比例制御系により行うようにしたことを特徴とする請求項1記載のスタッカクレーンの走行駆動制御方法
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