JP4688063B2 - ブラスト媒体の回収装置 - Google Patents

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Description

本発明はブラスト媒体の回収装置及びその方法に係り、特に研削材が多孔質弾性体内に固着されたスポンジ片状のブラスト媒体の回収装置及びその方法に関する。
塗装壁面を再塗装する際にその事前工事として、壁面の塗膜を研削し、塗装面を粗面化して素地調整するブラスト作業が行われる。
このようなブラスト作業は、特許文献1等に記載されているようなサンドブラスト工法により行われている。サンドブラスト工法とは、ノズルから高速エアーで噴射したサンド(砂:ブラスト材)を塗装面に衝突させ、その衝撃力で塗装面の塗膜を研削し粗面化する工法である。
しかしながら、サンドブラスト工法では、ブラスト材が強力な力で跳ね返るため、粉塵が飛散するという問題があった。また、ノズルを操作する作業者は、強力な力で跳ね返るブラスト材から身を守るために重装備を強いられ、作業性が悪いという欠点があった。更に、作業者は、飛散した粉塵によって視野が劣悪となるため、作業を均一な品質で行うことが困難であった。
そこで、このような問題を解消するために、研削材が多孔質弾性体内に固着されたスポンジ片状のブラスト媒体を使用した工法、いわゆるスポンジブラスト工法が従来から知られている。
このスポンジブラスト工法によれば、ノズルから高速エアーで噴射したスポンジブラスト媒体が塗装面に衝突するとブラスト媒体が偏平になり、混入した研削材が塗装面に直接高速で衝突する。これにより、サンドブラスト工法と同様に、塗膜を研削し除去することができる。また、通常では空中に漂うことになる粉塵がスポンジ片中に取り込まれてそのまま落下するので、粉塵飛散を低減できるという利点がある。更に、反発力もスポンジ片によって吸収されるため跳ね返りが激減し、よって、ノズルを操作する作業者の装備も軽くて済むという利点もある。
なお、特許文献2には、サンドブラスト材として使用される銅スラグを、ジャンピングスクリーンによって、サンドブラスト材として有用な1500〜3500μm付近の粒度のものに篩別する分級方法が開示されている。
特開平9−109029号公報 特開2003−222475号公報
ところで、スポンジブラスト媒体は、その一部が数回であるが再利用が可能であるため、噴射したスポンジブラスト媒体を回収し、その中で再利用可能なものを分離選別し、再利用することが望まれている。しかしながら、従来では、ブラスト媒体の回収、分離選別を効率よく実施する装置は提案されていない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ブラスト媒体の回収、分離選別を効率よく実施することができるブラスト媒体の回収装置及びその方法を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、加工対象物に噴射されて落下した使用後のブラスト媒体を、吸引ブロアによって吸引することにより固気分離槽に回収するブラスト媒体の回収装置であって、前記固気分離槽は、前記ブラスト媒体の吸引部と、前記吸引部と槽本体とを接続するとともに鉛直方向に設けられた鉛直上昇管と、前記鉛直上昇管の上部出口に対向配置された緩衝部材と、前記緩衝部材に衝突して速度が低下した前記ブラスト媒体が落下し、再利用可能なブラスト媒体と再利用不可能なブラスト媒体とを振動して選別する篩と、前記篩によって選別された再利用可能なブラスト媒体の取出部、及び再利用不可能なブラスト媒体の取出部と、前記篩の気流方向下流側に設けられ、前記吸引ブロアに接続されるエア流路と、を有し、前記エア流路の体積を可変してエア流路を流れる気流の速度を調整するブロック状ゲート部材と、前記エア流路の出口から排出されるブラスト媒体の単位時間当たりの数量を計測する数量計測手段と、が設けられ、前記鉛直上昇管内の圧力が一定範囲になるように、且つ前記数量計測手段によって計測されたブラスト媒体の数量が一定値以下となるように前記ブロック状ゲート部材が駆動機構により自動で移動されることを特徴としている。
発明によれば、吸引された使用後のブラスト媒体は、まず、固気分離槽の入口である吸引部に導入され、ブラスト媒体と供に吸引された比較的大型の塵が、吸引部に内蔵された目の大きいメッシュ又は篩部材によって分離される。そして、メッシュ又は篩部材を通過したブラスト媒体は、鉛直上昇管を上昇することで速度が落とされ、鉛直上昇管の出口から上方に噴射される。これにより、ブラスト媒体は緩衝部材に衝突し、破損することなく速度が更に低下して篩に落下する。篩は、加振器によって篩全体が加振されている。したがって、篩に落下したブラスト媒体のうち再利用不可能なブラスト媒体は、振動する篩によって篩を通過し、篩88の下方に形成された取出部に落下して取り出される。一方、篩に落下したブラスト媒体のうち再利用可能なブラスト媒体は、篩を通過することなく篩を滑落して取出部落下し、取り出される。これにより、本発明によれば、ブラスト媒体の回収、分離選別を効率よく実施することができる。
発明によれば、数量計測手段によって計測されたブラスト媒体の数量に基づいて、エア流路の体積をブロック状ゲート部材によって可変し、エア流路を流れる気流の速度を調整する。すなわち、ブラスト媒体の数量が多い場合には、ブロック状ゲート部材によりエア流路の体積を大きくしてエア流路を流れる気流の速度を落とす。これにより、固気分離を確実に行うことができる。
発明は前記鉛直上昇管を流れる気流の風速を測定する風速測定手段と、前記鉛直上昇管内の圧力を測定する圧力測定手段と、前記風速測定手段からの風速に基づいて、風速が一定範囲内になるように前記吸引ブロアの回転数を制御するとともに、前記圧力測定手段からの圧力に基づき前記鉛直上昇管内の圧力が一定値を超えると吸引ブロアの回転数を一定値以下に制御する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
発明によれば、鉛直上昇管を流れる気流の風速、及び圧力を計測し、この計測値に基づきブロアの回転数を制御したので、鉛直上昇管の詰まりに起因するブロアの故障を未然に防止できる。
発明は前記緩衝部材前記篩の傾斜角度の少なくとも何れか一方が調整可能であることを特徴としている。
発明によれば、緩衝部材の傾斜角度が調整可能なので、緩衝部材に向けて上昇してきたブラスト媒体と緩衝部材に衝突して落下するブラスト媒体とを衝突させない傾斜角度に緩衝部材の角度を調整できる。また、ブラスト媒体の種類に応じて篩の傾斜角度を調整可能なので、緩衝部材によって篩に落下したブラスト媒体を適切に選別することができる。
発明は、前記鉛直上昇管の上下端部が伸縮自在に構成され、前記エア流路の入口の開口面積を調整するスライドゲートが上下移動自在に設けられ、前記吸引部と前記鉛直上昇管との間に配置されてブラスト媒体が衝突する緩衝板の、吸引部との距離が調整自在に設けられていることを特徴とする。
発明によれば、鉛直上昇管の上下端部の伸縮量、スライドゲートによるエア流路の入口開口面積、吸引部と鉛直上昇管との間に配置されてブラスト媒体が衝突する緩衝板の、吸引部との距離を調整することにより、体積や質量の異なるブラスト媒体の種類に応じた最適な吸引、固気分離を実施できる。例えば、質量の重いブラスト媒体では、鉛直上昇管の下端部を伸長させて吸引力を高め、スライドゲートによるエア流路の入口開口面積を小さくし、且つ、緩衝板と吸引部との距離を短めに設定する。また、質量の軽いスポンジ状のブラスト媒体の場合は、先の逆に設定すればよい。
発明は、前記鉛直上昇管の上部の流路が迷路状に形成されていることを特徴としている。
発明によれば、鉛直上昇管を上昇する、ブラスト媒体を含んだ気流の速度が低下するので、鉛直上昇管内で固気分離効果を得ることができる。
本発明によれば、上昇管内の圧力が一定範囲になるように、且つ数量計測手段によって計測されたブラスト媒体の数量が一定値以下となるようにブロック状ゲート部材を、駆動機構により自動で移動させるこれにより、自動制御運転が可能となる。
本発明に係るブラスト媒体の回収装置及びその方法、ブラスト媒体の回収、分離選別を効率よく実施することができる。
以下添付図面に従って、本発明に係るブラスト媒体の回収装置及びその方法の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、実施の形態のブラスト媒体の回収装置を説明するためのスポンジブラスト装置10の全体構成を示した参考図である。なお、本発明のブラスト媒体の回収装置は、スポンジブラスト装置に限定されるものではなく、サンドブラスト装置に適用することもできる。
図1のスポンジブラスト装置10は、スポンジ片状のブラスト媒体を噴射するノズル12、ノズル12から噴射されたブラスト媒体を吸引回収する自走回収装置14、自走回収装置14によって吸引回収されたブラスト媒体を再利用可能なブラスト媒体と再利用不可能なブラスト媒体とに選別する固気分離槽(ブラスト媒体の回収装置)16、自走回収装置14に固気分離槽16を介して吸引力を与えるブロア18、ブロア18の吸引力によって固気分離槽16から排気された排気空気中の塵埃を除去するバグフィルタ20、固気分離槽16によって選別された再利用可能なブラスト媒体が投入される少なくとも二槽の貯留タンク22、24を備え、二槽のタンク22、24を交互に切り替えてそのタンク22、24に貯留されたブラスト媒体をノズル12に連続供給する連続供給装置26、及び固気分離槽16によって選別された再利用可能なブラスト媒体を連続供給装置部26にエア搬送するブロア28等から構成される。
まず、スポンジブラスト装置10を用いたスポンジブラスト工法について説明する。
この工法で使用するブラスト媒体は、図2に示すように用途に応じて異なる材質(スチールグリット、アルミナ、スターライト、ユリア樹脂等)の研削材30をスポンジ片32に固着させたものであり、このブラスト媒体34を高圧エアによって加工対象物36の塗膜38に噴射し、塗膜38を研削するとともに塗装面40を粗面化して素地調整を行う。
このスポンジブラスト工法によれば、図2(A)の如くブラスト媒体34が塗膜38に衝突すると、図2(B)の如くブラスト媒体34が偏平になり、固着させた研削材30、30…が塗膜38に直接高速で衝突する。これにより、サンドブラスト工法と同様に、図2(C)の如く塗膜38を研削することができる。また、通常では空中に漂うことになる粉塵42、42…がスポンジ片32の中に取り込まれてそのまま落下するので、粉塵飛散も防止することができる。また、反発力もスポンジ片32によって吸収されるため、ブラスト媒体34の跳ね返りは極めて少ない。
したがって、図3の如くスポンジブラスト装置10を取り扱う作業者44の装備46も軽装で済む。図3は、スポンジブラスト装置10のノズル12近傍のホース48を作業者44が両手で把持し、加工対象物36に向けてブラスト媒体34を噴射している図が示されている。この作業者44は、サンドブラスト工法のようにプロテクタを全身に装備する必要はなく、また、ヘルメット50についても、頭部、顔部全てを覆うフルフェイス型のヘルメットではなく、作業現場で使用する通常のヘルメットに透明アクリル板からなるフェイスプロテクタ52が取り付けられたものが使用され、いたって軽量な装備46となっている。これにより、装備の重量が軽くなるので、作業者44の労力を大幅に低減することができる。
図4は、図1に示した自走回収装置14の拡大斜視図である。この自走回収装置14は図4〜図6に示すようにセンタ台54、リールの機能を有する回転体56、牽引部材として機能する電力供給用ケーブル58、ブラスト媒体34の吸引ホース60、及び吸引口62が設けられた吸引車両64から構成されている。
センタ台54は、ブラスト媒体34が落下するシート66の所定の位置に自身の重量にて設置される。また、センタ台54には不図示のモータと、このモータに電力を供給するバッテリが内蔵されている。前記モータの回転軸68(図6参照)は、センタ台54の上部から突出され、その上部に回転体56が固定されている。したがって、回転体56は、センタ台54に内蔵されたモータの駆動力によって所定の回転数で回転駆動される。
なお、センタ台54及び回転体56は、ブラスト媒体34の照射作業前にシート66上に設置される。この場合、落下してくるブラスト媒体34がセンタ台54及び回転体56に積もるのを防止するため、図6の如く回転体56の上部に傘部材70が取り付けられている。この傘部材70は、回転体56の上部から不図示の軸受を介して配設されたパイプ72に固定されている。また、パイプ72に電力供給用ケーブル58及び吸引ホース60が挿通され、これによって電力供給用ケーブル58及び吸引ホース60が外部から回転体56を介して吸引車両64に配設されている。
一方、回転体56には、回転体56から吸引車両64に配設されている電力供給用ケーブル58及び吸引ホース60を、回転体56の自転に伴って巻き取り及び巻き戻すリール装置(不図示)が内蔵されている。このリール装置を回転体56の自転に連動させることにより、電力供給用ケーブル58及び吸引ホース60に連結された吸引車両64は、回転軸68を中心に略螺旋状に走行移動される。また、このリール装置は、回転体56が一回転する毎に吸引口62の大きさ(吸引口が円形の場合は直径、矩形状の場合は辺長)の分だけ吸引車両64が径方向に移動するように、電力供給用ケーブル58及び吸引ホース60の巻き取り及び巻き戻し速度を制御している。これにより、シート66に落下したブラスト媒体34を取り残すことなく回収できる。
また、吸引車両64に設けられた吸引口62は、4輪駆動の吸引車両64の前輪74、74と後輪76、76との間の底部に配置されている。なお、吸引口62の数は1個に限定されず、吸引車両64の底部に複数個取り付けてもよい。
図1の如く固気分離槽16は、自走回収装置14の吸引ホース60に連結された吸引部80、吸引部80と槽本体82とを接続するとともに鉛直方向に設けられた鉛直上昇管84、鉛直上昇管84の上部出口に対向配置された、例えば厚さ5mmのウレタン貼りプレート(緩衝部材)86、ウレタン貼りプレート86に衝突して速度が低下したブラスト媒体34が落下し、再利用可能なブラスト媒体と再利用不可能なブラスト媒体とを振動して選別する篩88、篩88によって選別された再利用可能なブラスト媒体34の取出装置90、及び再利用不可能なブラスト媒体34の取出装置92等から構成される。
吸引ホース60を介して吸引された使用後のブラスト媒体34は、固気分離槽16の入口である吸引部80に導入され、ブラスト媒体34と供に吸引された比較的大型の木切れ等の塵が、吸引部80に内蔵された不図示のメッシュ又は目の大きい金網等によって分離される。そして、前記メッシュ又は金網を通過したブラスト媒体34は、ブロア18の吸引力(例えば、−47kPa、303 /分、30kW)によって鉛直上昇管84を上昇することで速度が落とされ、鉛直上昇管84の出口から上方に噴射される。これにより、ブラスト媒体34は、ウレタン貼りプレート86に衝突し、破損することなく速度が更に低下して、槽本体82の体積の大きい固気分離室94に投入される。ここでブラスト媒体34は終速度以下となり自由落下し、固気分離室94に設置された篩88に落下する。
篩88は、例えばスチールグリット、アルミナ、スターライト、ユリア樹脂等の研削材の種類の異なるブラスト媒体34の種類、及びブロア18の吸引力等の諸条件に応じてその傾斜角度が最適な角度に設定される。また、篩88の下面の略中央部には、加圧エア式のバイブレータ96とバイブレータ96の振動を篩88全体に伝達する振動伝達部材(不図示)が取り付けられ、バイブレータ86によって篩88全体が加振されている。したがって、篩88に落下したブラスト媒体34のうち再利用不可能なブラスト媒体34は、振動する篩88によって篩88を通過し、篩88の下方に形成されたホッパ状貯留部(取出部)98に落下して貯められる。そして、ホッパ状貯留部98に連結されたロータリーフィーダ100が駆動されることにより、廃棄容器102に排出される。
一方、篩88に落下したブラスト媒体34のうち再利用可能なブラスト媒体34は、篩88を通過することなく、振動する篩88に沿って降下し、槽本体82の後段に設けたホッパ状貯留部(取出部)104に滑落して貯められる。
ホッパ状貯留部104に貯められたブラスト媒体34は、自己の湿気により塊状となるため、このままの状態では連続供給装置26に供給することができない。そこで、実施の形態では、取出装置90を構成する、ほぐし装置106に落下させ、ここで細かくほぐすようにしている。ほぐし装置106によって、バラバラにほぐされたブラスト媒体34は、ダブルダンパ108を介して正圧供給管110に供給され、この正圧供給管110に連結されたブロア28の圧縮空気によって、連続供給装置26に向けてエア搬送される。
ダブルダンパ108は、負圧に設定されている固気分離槽16と正圧の正圧供給管110とを遮断するダンパであり、上部ダンパ130と下部ダンパ132とを備えている。
これらのダンパ130、132は閉状態に保持されているが、ほぐし装置106が駆動され、バラバラに分離されたブラスト媒体34がダンパ130に所定量貯まると、ダンパ130が開放される。これにより、ブラスト媒体34がダンパ132上に落下して貯められる。この後、ダンパ130が閉鎖されるとともにダンパ132が開放されると、ブラスト媒体34が正圧供給管110に落下し、落下したブラスト媒体34は、ブロア28からの圧縮空気により、連続供給装置26に向けてエア搬送される。また、ダンパ132上のブラスト媒体34が全て正圧供給管110に落下したタイミングで、ダンパ132は閉鎖される。この動作を繰り返すことにより、再利用可能でバラバラに分離されたブラスト媒体34を続供給装置26に向けて供給することができる。
ところで、ほぐし装置106から落下したブラスト媒体34のうち、一部のブラスト媒体34は、バルブ133が開放されることにより、粒度測定機135に送り込まれ、粒度が測定される。
一方、図1に示すように、ブロア18の吸引力によって固気分離槽16から排気された排気空気は、出口ダクト134を介してバグフィルタ20に導入される。ここで廃棄空気は、バグフィルタ20のフィルタ136、136を通過することにより、排気空気中に含まれるブラスト媒体の粉塵、その他の塵埃等が除去されて大気に放出される。よって、作業環境が大幅に改善する。なお、フィルタ136、136に付着した塵埃は、フィルタ136、136を逆洗処理することによりフィルタ136、136から剥離されて、下部ホッパ138に落下する。そして、下部ホッパ138の蓋140を開放することにより、塵埃をバグフィルタ20から廃棄することができる。
ところで、正圧供給管110にエア搬送されたブラスト媒体34は、連続供給装置26の上流側に設置されたサイクロン142に投入され、ここでエアと分離される。
エアと分離されたブラスト媒体34は、サイクロン142の下部ホッパ144に設けられたダンパ146に落下する。ダンパ146上にブラスト媒体34が所定量貯まると、ダンパ146が開放される。これにより、ブラスト媒体34がダンパ146の下方に設けられたダンパ148上に落下して貯められる。この後、ダンパ146が閉鎖され、サイクロン142と連続供給装置26とが遮断される。この後にダンパ148が開放されると、ブラスト媒体34が連続供給装置26に落下する。ダンパ148上のブラスト媒体34が全て連続供給装置26に落下したタイミングで、ダンパ148は閉鎖される。この動作を繰り返すことによって、サイクロン142から続供給装置26にブラスト媒体34が供給される。
連続供給装置26は、サイクロン142からブラスト媒体34が投入される二槽の貯留タンク22、24、二槽のタンク22、24のうち一つのタンク22(24)にブラスト媒体34が投入されるようにサイクロン142からのブラスト媒体34を案内する切替弁147、二槽のタンク22、24を交互に切り替えてそのタンク22(24)に貯留されたブラスト媒体34をノズル12に連続供給するブロア149等から構成されている。
次に、前記の如く構成されたスポンジブラスト装置10の作用について説明する。
まず、このスポンジブラスト装置10は、図1の如く自走回収装置14、固気分離槽16、バグフィルタ20、及びブロア18が直列状態で連結されて構成されている。よって、このスポンジブラスト装置10によれば、ブロア18の吸引力がバグフィルタ20から固気分離槽16を介して自走回収装置14に伝達され、その吸引力によって自走回収装置14がブラスト媒体34を回収する。
この回収されたブラスト媒体34は、固気分離槽16において、再利用可能なブラスト媒体34と再利用不可能なブラスト媒体34とに選別される。そして、再利用可能なブラスト媒体34は、固気分離槽16から取り出され、ブロア28によって連続供給装置26に搬送される。
連続供給装置26では、再利用可能なブラスト媒体34が投入される二槽の貯留タンク22、24を備えており、一つ目のタンク22に貯留されたブラスト媒体34をノズル12に供給している際には、二つ目のタンク24に再利用可能なブラスト媒体が搬送され、一つ目のタンク22が空になると、二つ目のタンク24に貯留されたブラスト媒体をノズル12に供給する。
これにより、実施の形態のスポンジブラスト装置10によれば、再利用可能なブラスト媒体をノズルに連続供給部することができる。
なお、図1に示した実施の形態のスポンジブラスト装置10では、3台のブロア18、28、149を設置したが、一台のブロアで兼用することが好ましい。
また、図1では、再利用可能なブラスト媒体34をダブルダンパ108を介して正圧供給管110に供給するように構成したが、これに限定されるものではない。
例えば、図7の如く、ほぐし装置106の出口部に正圧供給管110を直結するとともに、正圧供給管110にエジェクタ111を介してブロア28を連結し、ブロア28からの圧縮エアによるエジェクタ効果を利用して、ほぐし装置106から落下したブラスト媒体34を連続供給装置26に向けて搬送してもよい。
図8は、第2の実施の形態の固気分離槽(ブラスト媒体の回収装置)150の縦断面図であり、図1に示した第1の実施の形態の固気分離槽16と同一又は類似の部材については同一の符号を付して説明する。
図8に示す固気分離槽150は、ブラスト媒体34の吸引部80、吸引部80と槽本体82とを接続するともとに鉛直方向に設けられた鉛直上昇管84、鉛直上昇管84の上部出口に対向配置されたウレタン貼りプレート(緩衝部材)86、ウレタン貼りプレート86に衝突して速度が低下したブラスト媒体34が落下し、再利用可能なブラスト媒体と再利用不可能なブラスト媒体とを振動して選別する篩88、篩88によって選別された再利用可能なブラスト媒体34の取出用扉(取出部)171、再利用不可能なブラスト媒体34の取出用扉(取出部)173、篩88の気流方向下流側に設けられ、吸引ブロア18(図1参照)に接続されるラビリンス状のエア流路156、158、160等から構成される。
この固気分離槽150によれば、図1の自走回収装置14によって吸引された使用後のブラスト媒体34は、まず、固気分離槽150の入口である吸引部80に導入される。ここで、ブラスト媒体34と供に吸引された比較的大型の塵(木切れ等)が、吸引部80に内蔵された図9(a)の目の大きいメッシュ162又は篩部材によって分離される。
そして、メッシュ162又は篩部材を通過したブラスト媒体34は、ホース60(図1参照)よりも断面積の大きい図8の鉛直上昇管84を上昇することで速度が落とされ、鉛直上昇管84の出口から上方に噴射される。これにより、ブラスト媒体34はウレタン貼りプレート86に衝突し、破損することなく速度が更に低下して篩88に落下する。
篩88は、バイブレータ96によって篩88全体が加振されている。したがって、篩88に落下したブラスト媒体34のうち再利用不可能な粉状のブラスト媒体34は、振動する篩88によって篩88を通過し、篩88の下方に形成された取出部164に落下する。この後、取出部164の底部に設けられた扉154をヒンジ166を利用して開放することにより、固気分離槽150から取り出される。
一方、篩88に落下したブラスト媒体34のうち再利用可能なブラスト媒体は、エア流路156、158、160の通過中に終速度以下となり、エア流路160の下部に設けられた取出部171に貯まる。そして、このブラスト媒体は、取出部171に設けられた扉173をヒンジ175を利用して開放することにより、固気分離槽150から取り出される。これにより、実施の形態の固気分離槽150によれば、再利用可能、及び再利用不可能なブラスト媒体34の回収、分離選別を効率よく実施することができる。
なお、ブラスト媒体34のうち流動性の悪いブラスト媒体34を回収する場合は、篩88をA位置に傾斜させる。これにより、流動性の悪いブラスト媒体34のうち再利用可能なブラスト媒体34は、篩88を滑落し、篩88の下流側端部の取出部168に貯まる。そして、ブラスト媒体34は、取出部168に設けられた扉152をヒンジ170を利用して開放することにより、固気分離槽150から取り出される。
また、実施の形態の固気分離槽150は、図10に示すようにエア流路156の体積を可変してエア流路156を流れる気流の速度を調整する一対の水平ブロックゲート(ブロック状ゲート部材)172、172が設けられる。更にまた、図8の如く、エア流路156の出口ダクト134から排出されるブラスト媒体34の単位時間当たりの数量を計測するパーティクルカウンタ(数量計測手段)174が設けられている。
図10の如く、一対の水平ブロックゲート172、172は、その外側に配置された上下一対のシリンダ装置176、176のピストン178、178に連結され、ピストン178、178が同時に伸縮されることにより、エア流路156に対して進退移動される。すなわち、一対の水平ブロックゲート172、172がエア流路156に対して進出移動されると、一対の水平ブロックゲート172、172によってエア流路156の体積が小さくなるため、エア流路156を流れる気流の速度が速くなる。これに対して、一対の水平ブロックゲート172、172がエア流路156に対して退出移動されると、エア流路156の体積が大きくなるため、エア流路156を流れる気流の速度が遅くなる。この水平ブロックゲート172は、水平ブロックゲート172に取り付けられた不図示のシールを介して、エア流路156を閉塞することができる体積を有するブロック体であり、エア流路158、160においても各々設けられている。
水平ブロックゲート172及びパーティクルカウンタ174を備えた固気分離槽150によれば、パーティクルカウンタ174によって計測されたブラスト媒体34の数量に基づいて、エア流路156の体積を水平ブロックゲート172、172によって可変し、エア流路156を流れる気流の速度を調整する。すなわち、ブラスト媒体34の数量が多い場合には、水平ブロックゲート172、172によりエア流路156の体積を大きくしてエア流路156を流れる気流の速度を落とす。これにより、ブラスト媒体34とエアとの固気分離が促進され、ブラスト媒体34とエアとを確実に分離することができる。
また、パーティクルカウンタ174を備えた固気分離槽150によれば、パーティクルカウンタ174によって計測されたブラスト媒体34の数量が一定値以下となるように、水平ブロックゲート172、172の移動量を制御部によって制御してもよい。これにより、自動制御運転が可能となる。例えば、エア流路156、158、160の各水平ブロックゲート172、172を作動させ、エア流路156、158、160内の空気流速を媒体終速度より遅い速度とし、パーティクルカウンタ174によって計測されるブラスト媒体34の数量を最小値とする。
なお、図10の符号180は、エア流路156を上昇したブラスト媒体34が衝突するウレタン貼りプレートである。また、図8の符号182は、ウレタン貼りプレート86に衝突して落下するブラスト媒体34をほぐして篩88に落下させるためのほぐし用ブレートであり、3段の階段状に配置されている。
ところで、この固気分離槽150は、図8の如く鉛直上昇管84を流れる気流の風速を測定するアネモマスター風速計(風速測定手段)184、及び鉛直上昇管84内の圧力を測定する圧力センサ(圧力測定手段)186を備えるとともに、アネモマスター風速計184からの風速に基づいて、風速が一定範囲内になるようにブロア18の回転数を制御するとともに、圧力センサ186からの圧力に基づき鉛直上昇管84内の圧力が一定値を超えるとブロア18の回転数を一定値以下に制御する制御部(制御手段)188を備えている。
この制御部188を備えた固気分離槽150によれば、鉛直上昇管84を流れる気流の風速をアネモマスター風速計184によって計測し、且つ鉛直上昇管84内の圧力を圧力センサ186によって計測し、この計測値に基づきブロア18の回転数を制御部188によって制御したので、鉛直上昇管84の詰まりに起因するブロア18の故障を未然に防止することができる。
また、固気分離槽150のウレタン貼りプレート86は、軸190を介して回動自在なベースプレート191に貼り付けられており、ウレタン貼りプレート86の傾斜角度が調整自在となっている。更にまた、篩88の上流側端がヒンジ192に介して槽本体82に回動自在に取り付けられ、篩88の傾斜角度が調整可能となっている。
この固気分離槽150によれば、ウレタン貼りプレート86に向けて上昇してきたブラスト媒体34とウレタン貼りプレート86に衝突して落下するブラスト媒体34とを衝突させない傾斜角度にウレタン貼りプレート86の角度を調整できる。また、ブラスト媒体34の前記種類に応じた傾斜角度に、篩88の傾斜角度を適宜設定できる。よって、篩88に落下したブラスト媒体34を適切に選別することができる。
更に、この固気分離槽150は、その鉛直上昇管の上下端部が外筒194、196からなる二重管構成により伸縮自在に構成されている。また、エア流路156、158、160の入口155、157、159の開口面積を調整するスライドゲート198、200、202が上下移動自在に設けられている。更に、図9(a)の如く、吸引部80と鉛直上昇管84との間に配置されてブラスト媒体34が衝突する緩衝板204の、ホース60との距離(α)が調整自在に設けられている。
この固気分離槽150によれば、鉛直上昇管84の上下端部に設けられた外筒194、196の伸縮量を図9(b)の如くボルト206によって調整し、スライドゲート198、200、202によるエア流路156、158、160の入口155、157、159の開口面積、緩衝板204のホース60との距離(α)を調整することにより、体積や質量の異なるブラスト媒体34の種類に応じた最適な吸引、固気分離を実現できる。例えば、質量の重いブラスト媒体では、鉛直上昇管84の下端部の外筒196を伸長させて吸引力を高め、スライドゲート198、200、202による156、158、160の入口155、157、159の開口面積を小さくし、且つ、緩衝板204とホース60との距離を短めに設定する。また、質量の軽いスポンジ状のブラスト媒体の場合は、先の逆に設定すればよい。
図11は、第3の実施の形態の固気分離槽210の縦断面図が示されている。
この固気分離槽210は、鉛直上昇管84の上部の流路が、邪魔板212、212…を千鳥状に交互に配置することによりラビリンス状に形成されている。このように流路をラビリンス状に構成することにより、鉛直上昇管84を上昇する、ブラスト媒体34を含んだ気流の速度が低下するので、鉛直上昇管84内で固気分離効果を得ることができる。
また、この固気分離槽210は、鉛直上昇管84の上部に大気吸入弁214が設けられている。鉛直上昇管84内でブラスト媒体34が詰まると、ブロア18(図1参照)に過電流が流れてブロア18が故障する場合があるが、このように鉛直上昇管84の上部に大気開放弁214を設け、鉛直上昇管84の詰まりに起因するブロア18に過電流が流れた際に、大気開放弁214を開放させる。これにより、ブロア18は安定的に稼働するので、ブロア18の故障を防止できる。
また、実施の形態で説明した固気分離槽16、150、210は、ブラスト媒体34の前述した種類毎に再使用回数及びその使用回数に応じた運転条件を示す履歴情報を制御部の記録部に取得している。そして、次回運転する際に、前記履歴情報からそのブラスト媒体34の使用回数に応じた運転条件が自動で再現設定されるように制御部が固気分離槽16、150、210の各駆動部を制御する。これにより、選定したブラスト媒体に応じた、最適な自動制御運転が可能となる。
第1の実施の形態に係る固気分離槽が適用されたスポンジブラスト装置の全体構成図 スポンジブラストのメカニズムを説明した図 スポンジブラストの作業者装備を説明した図 図1のスポンジブラスト装置に適用された自走回収装置の斜視図 図4に示した自走回収装置の平面図 図4に示した自走回収装置の側面図 スポンジブラスト装置の他の実施の形態の全体構成図 第2の実施の形態に係る固気分離槽の縦断面図 図8に示した固気分離槽の吸引部の構成を示した構造図 図8のA−A’で示す断面図 第3の実施の形態に係る固気分離槽の縦断面図
符号の説明
10…スポンジブラスト装置、12…ノズル、14…自走回収装置、16、150、210…固気分離槽、18…ブロア、20…バグフィルタ、22、24…貯留タンク、26…連続供給装置、28…ブロア、30…研削材、34…ブラスト媒体、80…吸引部、82…槽本体、84…鉛直上昇管、86…ウレタン貼りプレート、88…篩、90、92…取出装置、94…固気分離室、96…バイブレータ、98…ホッパ状貯留部、100…ロータリーフィーダ、106…ほぐし装置、108…ダブルダンパ、110…正圧供給管、172…水平ブロックゲート、198、200、202…スライドゲート

Claims (5)

  1. 加工対象物に噴射されて落下した使用後のブラスト媒体を、吸引ブロアによって吸引することにより固気分離槽に回収するブラスト媒体の回収装置であって、
    前記固気分離槽は、
    前記ブラスト媒体の吸引部と、
    前記吸引部と槽本体とを接続するとともに鉛直方向に設けられた鉛直上昇管と、
    前記鉛直上昇管の上部出口に対向配置された緩衝部材と、
    前記緩衝部材に衝突して速度が低下した前記ブラスト媒体が落下し、再利用可能なブラスト媒体と再利用不可能なブラスト媒体とを振動して選別する篩と、
    前記篩によって選別された再利用可能なブラスト媒体の取出部、及び再利用不可能なブラスト媒体の取出部と、
    前記篩の気流方向下流側に設けられ、前記吸引ブロアに接続されるエア流路と、を有し、
    前記エア流路の体積を可変してエア流路を流れる気流の速度を調整するブロック状ゲート部材と、
    前記エア流路の出口から排出されるブラスト媒体の単位時間当たりの数量を計測する数量計測手段と、が設けられ、
    前記鉛直上昇管内の圧力が一定範囲になるように、且つ前記数量計測手段によって計測されたブラスト媒体の数量が一定値以下となるように前記ブロック状ゲート部材が駆動機構により自動で移動されることを特徴とするブラスト媒体の回収装置。
  2. 前記鉛直上昇管を流れる気流の風速を測定する風速測定手段と、
    前記鉛直上昇管内の圧力を測定する圧力測定手段と、
    前記風速測定手段からの風速に基づいて、風速が一定範囲内になるように前記吸引ブロアの回転数を制御するとともに、前記圧力測定手段からの圧力に基づき前記鉛直上昇管内の圧力が一定値を超えると吸引ブロアの回転数を一定値以下に制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のブラスト媒体の回収装置。
  3. 前記緩衝部材と前記篩の傾斜角度の少なくとも何れか一方が調整可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載のブラスト媒体の回収装置。
  4. 前記鉛直上昇管の上下端部が伸縮自在に構成され、前記エア流路の入口の開口面積を調整するスライドゲートが上下移動自在に設けられ、前記吸引部と前記鉛直上昇管との間に配置されてブラスト媒体が衝突する緩衝板の、吸引部との距離が調整自在に設けられていることを特徴とする請求項1、2、又は3に記載のブラスト媒体の回収装置。
  5. 前記鉛直上昇管の上部の流路が迷路状に形成されていることを特徴とする請求項1、2、3、又は4に記載のブラスト媒体の回収装置。
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