JP2520864B2 - 研磨砂の分離回収機構 - Google Patents

研磨砂の分離回収機構

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JP2520864B2
JP2520864B2 JP6088055A JP8805594A JP2520864B2 JP 2520864 B2 JP2520864 B2 JP 2520864B2 JP 6088055 A JP6088055 A JP 6088055A JP 8805594 A JP8805594 A JP 8805594A JP 2520864 B2 JP2520864 B2 JP 2520864B2
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佐藤  修
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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硝子面に研磨砂を吹き
付けることにより模様を形成し、その使用済み研磨砂を
分離して再使用するために回収する機構に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】硝子の加工、例えば板硝子表面に、くも
り硝子のような消し面を部分的或いは全面的に設ける加
工や任意に模様を彫刻加工で形成する場合、従来は板硝
子を適当な速度で移動乃至停止させ、その表面を研磨砂
で打撃するようにしている。この加工では一旦使用され
た研磨砂を回収し、循環させて繰り返し使用することが
できるが、このことは実公平1−44300号にも開示
されているように公知である。
【0003】しかし一旦使用した研磨砂は、例えば40
番の粒度のものの場合、打撃により粉砕されるための6
0番、80番と次第に細かい粒子に変化し、その結果消
加工のものは薄消加工に、深彫の彫刻加工の場合は浅彫
りに仕上がるようになり、製品の仕がりに不揃いが発生
するという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に着
目してなされたもので、その課題とするところは加工に
関与しない粉塵等軽い粒子を回収分から分離することに
より、研磨砂のみによる加工を可能とし、加工の効率維
持乃至は品質の一定保持を図ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め本発明は、使用済み研磨砂を本体上部へ導く回収路1
1の端部に、そこから使用済み研磨砂を落下させる落下
路12の上端部を接続し、使用済み研磨砂の落下流に逆
行して下方から上方へ向けて流れ、重い研磨砂は下方へ
落下させ軽い粉塵は上方へ吸い上げる気流の吸引口13
を落下路12の上部に設け、下方へ落下する研磨砂の流
れとそれから分離して上方へ吸い上げられる粉塵の流れ
を分ける分離部材14を落下路12の下部に設けるとと
もに、前記研磨砂流と粉塵流との境界にていずれかの流
れの方向へ移動可能な調整部材15を分離部材14の上
部に設けるという手段を講じたものである。
【0006】
【実施例】各図は板硝子表面に研磨材である金剛砂を打
ちつけ、所謂消加工や彫刻加工を施す模様形成機に本発
明に係る研磨砂の分離回収機構を組み込んだ例を示して
いる。
【0007】模様形成機30は研磨砂を硝子面に打ちつ
ける構成を有するものが対象であるが、例示のものは搬
送手段31であるコンベアに板硝子Gを載置して必要に
より移動させ、その上面に吹きつけ手段32であるブラ
スト輪によって研磨砂を吹き付ける構成を有する(図
1、図3参照)。コンベアの移動速度は0〜2000m
m/secの範囲で調節することができれば十分であ
り、移動させながら或いは停止中にその上に載置されて
いる板硝子Gに対して加工できるようになっており、ま
たブラスト輪の回転速度は0〜2000r.p.mの範
囲で調節できるものとする。0r.p.mは模様を形成
しない面を設けるときなどに必要になる。上記板硝子G
の表面はゴム等柔軟材からなる型板によって、必要によ
り覆うことができる。その型板はゴムや軟質合成樹脂等
からなるシート状のものに研磨砂を通過させる型孔を必
要な形状、パターンで1又は2以上設けた構造を有し、
その型孔の長さにより研磨砂の打ちつけ時間が変化し、
したがって加工密度が変わるように作用する(特公平4
−59108号参照)。
【0008】ブラスト輪の後方には上下回動可能な調節
板33が配置され、これは多量の研磨砂を使用する平彫
加工などのときは跳ね上げ、少量の研磨砂を使用する模
様加工などのときは図示の如く下げられる。34は回収
砂の水平搬出手段であり、左右方向のスクリュコンベア
35が充当されていて、その下を覆う掃き板36に後方
の掃きあげ手段37によって掃きあげられ、残った研磨
砂をエア吹き込み管装置21によって掃きあげ手段37
に吹き込んで回収された使用済み研磨砂を本体上方へ送
る。38、39は加工部前後を閉じる可撓片であり、全
体を囲む本体覆い40の前後の部分を閉じている。搬出
手段34の上方に当たる部分は立ち覆い41によって覆
われ、内部を仕切る隔板42の両側の集塵室43、44
にわき上がる粉塵を吸引装置50の吸引力によって排出
口45より外部へ排出する。
【0009】故に本体入口側に設けられている、ホッパ
からなる供給部46より開閉口47を経て研磨砂が吹き
つけ手段32へ供給されると、板硝子Gの表面に所定の
模様が形成され、その研磨砂は水平搬出手段34によっ
て、模様形成機30の側部に設けてある上下方向の搬出
手段48により本発明に係る分離回収機構10へ送られ
る。使用済みの研磨砂を再使用するために回収する、左
右方向及び上下方向の搬出手段34、48は夫々適数設
けてあるが、それらはすべて本機構10の回収路11に
集められる。なお、49は供給スクリュを示す。
【0010】回収路11は本発明に係る分離回収を実施
するために、使用済み研磨砂を落下位置へ導く手段であ
り、その端部に上記研磨砂を落下させる開口11aを開
口してあり、そこへ落下路12の上端部が接続してい
る。図6中34はその落下路12中に直接接続したスク
リュコンベアを示す。この落下路12は途中に傾斜した
受け板16の部分を有しており、落下してくる使用済み
研磨砂の流れを一旦衝突、飛散させて再び自由落下させ
るようになっている。吸引口13は落下路12の上端に
設けてあり、また落下路12の下方の部分は上方より断
面積の拡大した分離室12Aとなっていて、そのやや下
部に分離手段として気流の導入口13′等が設けてあ
る。
【0011】上述の吸引口13は、落下流に逆行してそ
の下側から上側へ向けて下部の導入口13′から気流を
作用させ、重い研磨砂はそのまま下へ落下させる一方、
軽い粉塵は上方へ吸い上げるように気流を形成する手段
である。例示の導入口13′は、分離室12A内を分離
するように設けた分離部材14の一側14aに設けてあ
り、この部分は研磨砂流の落下路である。そして分離部
材14の他側14bは吹きとばされた粉塵の排出のため
の室となる。
【0012】このように分離部材14は吸引気流で吸い
上げられない研磨砂と吸い上げられる粉塵とを分ける仕
切りの機能を果たすが、研磨砂と粉塵との分離度合いに
応じて導入口13′の開口度を変化させるために調整部
材15を併設する。この調整部材15は軸19を中心に
回転することによって前記開口度を変化させることがで
き、変化の範囲は導入口13′についても他方の口につ
いても0〜100%の範囲で調整可能である。
【0013】落下路12の下端部には分離回収した研磨
砂Dを一時貯溜する貯砂槽17を設け、回収された研磨
砂Dを再使用するための搬送手段20の末端をそこへ通
じさせている。また分離部材14の他側14bの出口側
には分離された粉塵dを排出するための排出口18が設
けられる。18′は開閉板であり、粉塵dの排出・停止
を制御する。この開閉板18′や調整部材15等はすべ
て外部操作可能であり、任意の位置で固定することがで
きる。回収された研磨砂は搬送手段20を経て、そのま
ま、或いは適当な分級操作により粒度を揃えた上で再使
用される。
【0014】以上のように本発明の機構は、硝子に打ち
つけられた結果生じたその硝子の粉及び研磨砂の破片を
一旦すべて回収し、それを回収路11の末端部から落下
させ、それに逆行して吸引気流を作用させることによっ
て初期の粒度とほぼ同等の重い研磨砂と軽い粉塵に分離
する作用を行なう。落下する研磨砂流とそれ以外の粉塵
流との分離度合はそれらの流れの境界に設けた調整部材
15によって変えられるので研磨砂の精度や種類の変化
に対応し、最適の分離作用を実行させることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから、使用済み研磨砂を回収し、その中か
ら必要とされる加工能力を喪失した粒度の研磨砂及び硝
子粉等軽い粒子を排除して、所期の加工能力の残ってい
る研磨砂のみ分離回収することができるので、加工の効
率を高く維持すると同時に、加工品質のばらつきをなく
し、常にほぼ一定の幅の加工を行なうことができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る研磨砂の分離回収機構を組み込ん
だ模様形成装置の一部破断側面図。
【図2】図1の装置の平面図。
【図3】図2の上部構造を除いた状態の平面図。
【図4】本発明に係る研磨砂の分離回収機構の1例を示
す説明図。
【図5】同上要部の正面方向からみた断面説明図。
【図6】同じく側面方向からみた断面説明図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 俊隆 岩手県花巻市二枚橋6地割238番1号 (56)参考文献 実公 平1−44300(JP,Y2)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硝子面に研磨砂を吹き付けることにより
    模様を形成し、その使用済み研磨砂を再使用するために
    回収する機構において、使用済み研磨砂を本体上部へ導
    く回収路11の端部に、そこから使用済み研磨砂を落下
    させる落下路12の上端部を接続し、使用済み研磨砂の
    落下流に逆行して下方から上方へ向けて流れ、重い研磨
    砂は下方へ落下させ軽い粉塵は上方へ吸い上げる気流の
    吸引口13を落下路12の上部に設け、下方へ落下する
    研磨砂の流れとそれから分離して上方へ吸い上げられる
    粉塵の流れを分ける分離部材14を落下路12の下部に
    設けるとともに、前記研磨砂流と粉塵流との境界にてい
    ずれかの流れの方向へ移動可能な調整部材15を分離部
    材14の上部に設けたことを特徴とする研磨砂の分離回
    収機構。
  2. 【請求項2】 回収路11の端部開口11aから落下し
    た使用済み研磨砂流が衝突する、傾斜した受け板16を
    落下路12の上部に設けた構成を有する請求項第1項記
    載の研磨砂の分離回収機構。
  3. 【請求項3】 吸引気流の導入口13′が、分離回収し
    た重い研磨砂の落下流路に設けてあり、分離回収した研
    磨砂を一時貯溜するための貯砂槽17を導入口13′が
    設けられた落下路12の下端部に設け、回収された研磨
    砂を再使用のため吹き付け部方向へ般送する、搬送手段
    20の基端部を貯砂槽17に設けた請求項第1項記載の
    研磨砂の分離回収機構。
  4. 【請求項4】 分離部材14で区画された、粉塵の受け
    入れ部から粉塵を排出するための排出口18を落下路1
    2の他側部に設けた請求項第1項記載の研磨砂の分離回
    収機構。
  5. 【請求項5】 吸引口13に接続される吸引動力源とし
    て、硝子面の研磨砂を吹き付けたときに立ち上がる粉塵
    を吸引するために本体に設けられる吸引装置50を使用
    し、吸引口13に吸引力の調整のための弁51を設けた
    構成を有する請求項第1項記載の研磨砂の分離回収機
    構。
JP6088055A 1994-04-01 1994-04-01 研磨砂の分離回収機構 Expired - Lifetime JP2520864B2 (ja)

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JPH07277774A JPH07277774A (ja) 1995-10-24
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