JP4687877B2 - Ledランプ - Google Patents

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Description

本発明はLEDランプに関するものであり、詳しくは、照明用光源、表示用光源あるいは光通信用光源等の各種光源に使用されるLEDランプに関する。
LEDランプの発光源となるLEDチップは、一辺の長さが0.5mm程度の6面体(サイコロ状)の形状をしており、小さくて発光光量が少なく、点光源に近い光学特性を有している。したがって、このような特性のLEDチップを光源にしたLEDランプを設計・製作するにあたっては、LEDチップの活性層で発光された光の量に対するLEDチップから出射される光の量の割合(光取り出し効率)を高め、且つLEDチップから出射されてLEDランプの外部(大気中)に放出される光を一方向に集めてLEDの軸上光度を高めるような手法が施されている。
具体的には、リードフレームやプリント基板等の基材に実装されたLEDチップを透光性樹脂によって封止するものである。その場合、LEDチップの光出射面と透光性樹脂とが界面を形成することになるため、LEDチップの光出射面を形成する半導体材料の屈折率に近い屈折率の透光性樹脂を採用することによってLEDチップの発光光を透光性樹脂内に効率良く導入することができる。
また、LEDチップの発光光の出射方向に於いて、透光性樹脂を球面または非球面等のレンズ形状に成形することによってLEDチップから出射されてLEDランプの外部に放出される光の集光及び/又は配光制御を行なうことができる。
ところで、図5に示すように、リードフレーム50の一方の端面にLEDチップ51を実装し、該LEDチップ51を砲弾形に成形した透光性樹脂52で封止したタイプのLEDランプ53に於いて、砲弾形の先端レンズ面54の光軸と端面にLEDチップ51を実装したリードフレーム50とが同一線上にない場合(通常、軸ずれと称する現象)、つまり砲弾形の先端レンズ面54の光軸と端面にLEDチップ51を実装したリードフレーム50とが平行、交差またはねじれの位置関係にある場合、先端レンズ面54の光軸とLEDチップ51の光軸とが一致しないためにLEDランプ53から放出される光の指向特性や光度等の光学特性に不具合が生じ、品質の低下を招くと共に不良の原因ともなるものである。
リードフレームに実装されたLEDチップを透光性樹脂で樹脂封止する一般的な方法は、端面にLEDチップが実装されたリードフームをリードフレーム固定治具に取り付けると共に、注型ブロックに設けられた注型に透光性樹脂を注入する。そして、リードフレーム固定治具を注型ブロックの上方から徐々に下降させてリードフレームのLEDチップが実装された部分を注型に挿入して透光性樹脂内に埋設させる。注型とリードフレームは注型ブロックにリードフレーム固定治具を固定することによって所定の位置関係を保持することになる。そして、その状態で透光性樹脂を加熱硬化させ、注型から取り出すとLEDランプが完成する(例えば、特許文献1参照。)。
また、砲弾形に樹脂封止されたLEDランプを基板に搭載する場合は、プリント基板のリード孔にリードフレー部を挿入し、砲弾形に成形された透光性樹脂の底面がプリント基板の表面に当接した状態にLEDランプをプリント基板上に載置する。そして、プリント基板のLEDランプが載置された面(部品面)の反対面(ハンダ面)にフラックスを塗布し、ハンダ面を噴流ハンダ槽等に浸漬してリードフレームをプリント基板にハンダ付け接続する。
このとき、図6に示すように、リードフレーム50には封止樹脂52がリードフレーム50の表面に沿って這い上がってできた樹脂フィレット55が形成されており、プリント基板56のリード孔57の部品面58側の開口部59を樹脂フィレット55が塞いだ状態でリードフレーム50がプリント基板56にハンダ付け60される。
ところが、ハンダ付けを行なう前に塗布されたフラックスが一方の開口部を樹脂フィレットで塞がれたリード孔内に残留しており、他方のリード孔開口部がハンダ付けによって塞がれるときの熱によってリード孔内に閉じ込められたフラックスが気化してリード孔内の気圧が上昇し、高圧フラックスガスはリード孔を塞ぐ溶融したハンダ付け部から外部に噴出することになる。その結果、ハンダ付け部にブローホールを生じることになり、ハンダ付けの信頼性を損なう要因となるものである。
そこで、上記ブローホールの問題に対応するために、ブローホール発生防止手段を施したLEDランプや、ブローホールを発生させないハンダ付け方法が提案されている。
前者の例として、砲弾形の封止樹脂の底面部周縁の一部に凹形状の切り欠き部を設け、ハンダ付け時に前記切り欠き部からフラックスガスを外部に放出するようにしたものがある(例えば、特許文献2参照。)。
また、後者の例としては、プリント基板と該プリント基板に搭載する回路部品との間に、プリント基板のリード孔に連通する溝を設けたスペーサを配置し、ハンダ付け時に前記溝からフラックスガスを外部に放出するようにしたものがある(例えば、特許文献3参照。)。
特開2002−9348号公報 特許第3126210号 特開昭63−229896号公報
しかしながら、上記リードフレームに実装されたLEDチップを樹脂封止する方法に於いては、注型とLEDチップとの位置関係が注型を設けた注型ブロックとLEDチップが実装されたリードフレーム固定治具の位置関係のみによって間接的に保持されるものであり、注型とリードフレームとが直接支持関係にあるわけではない。従って、リードフレームがリードフレーム固定治具の取り付け位置からLEDチップが実装された先端方向に向かって歪み、撓み、屈曲等が生じている場合、いわゆる軸ずれを起こすことになる。
また、ブローホール発生問題の対策として、砲弾形の封止樹脂の底面部周縁の一部に凹形状の切り欠き部を設ける方法は、依然としてリードフレームに形成された樹脂フィレットによるブローホールの問題か解決されておらず、不十分な対策といわざるを得ない。
更に、プリント基板と該プリント基板に搭載する回路部品との間にスペーサを配置する方法は、プリント基板に回路部品を搭載する前にプリント基板上にスペーサを載置する工程が必要となる。そのため、組立工数が増大して生産効率が低下し、製造コストの上昇を招くことになる。
そこで、本発明は上記問題に鑑みて創案なされたもので、その目的とするところは、LEDチップの光軸と該LEDチップの封止樹脂で形成されたレンズの光軸との軸ずれが少なく、且つハンダ付け時にハンダ付け部分でのブローホールを発生させないLEDランプを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載された発明は、一列に、且つ平行に配置された複数本のリードフレームのうちの少なくとも1本以上の前記リードフレームの先端部にLEDチップが実装され、前記LEDチップを含む前記リードフレームの先端部を封止する透光性樹脂と略筒形状のリングとが一体化されたLEDランプであって、前記複数本のリードフレームのうちの該リードフレームの最外側に位置する一対のリードフレームの夫々の外側面のLEDチップが実装された近傍には突出部が設けられ、前記リングの側壁の対向する位置には一端が開放されて該リングの円周方向に直交する方向に延びる一対のスリットが前記側壁を貫通するように設けられ、前記スリットに前記リードフレームの突出部が挿入されて、該スリットの底面と前記突出部とが接触し、前記透光性樹脂は前記スリット内にも充填されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載された発明は、請求項1において、前記リング内には透光性樹脂が充填されており、前記リングの前記スリットが開放された端部と前記リング内に充填された透光性樹脂の表面との間に隙間が形成されていること特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載された発明は、請求項1または2の何れか1項において、前記スリットの開放された端部の幅が前記突出部の厚みよりも広いことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載された発明は、請求項1〜3の何れか1項において、前記一対のスリット底面の外周の一部を構成するリング外側辺間の距離が前記一対の突出部の先端部間の距離よりも長いことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に記載された発明は、請求項1〜4の何れか1項において、前記リングが、高反射率を有する材料および前記透光性樹脂よりも低屈折率を有する材料のうちのどちらか1つからなることを特徴とするものである。
本発明のLEDランプは、透光性樹脂に一体化されたリングに設けられたスリットに、リードフレームのLEDチップが実装された近傍に設けられた突出部を嵌め込んでLEDチップの位置合わせを行なっている。そのため、リードフレームに歪み、撓み、屈曲等が生じている場合でも、従来のLEDランプに比べて透光性樹脂のレンズ面に対するLEDチップの位置精度が向上(軸ずれが減少)し、その結果、良好な指向特性、光度等の光学特性を実現することができる。
また、リング内に充填した透光性樹脂の表面とリングの一方の端部との間に隙間が形成されている。そのため、LEDランプをプリント基板に実装するときに、リードフレームの樹脂フィレットの頂点とプリント基板の表面との間には距離が確保されていために樹脂フィレットがリード孔の開口部を塞ぐことがなく、リード孔に残留したフラックスが気化したフラックスガスがリード孔の開口部からリングのスリットを介して外部(大気中)に放出される。その結果、ハンダ内にハンダブローホールが生じることがなくなり、ハンダ不良が減少して信頼性が向上することになる。
また、リングを高反射率を有する樹脂あるいは透光性樹脂よりも低い屈折率を有する樹脂で形成することによってリングの反射効率が向上し、光取り出し効率が高まることによってLEDランプの高輝度化を実現することができる。
以下、この発明の好適な実施形態を図1から図5を参照しながら、詳細に説明する(同一部分については同じ符号を付す)。尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施形態に限られるものではない。
図1は本発明のLEDランプに係わる実施形態の分解図である。この分解図を使用して製造工程を説明すると、製造工程は主に、樹脂型1、透光性樹脂2、リング3、リードフレーム4及びリードフレーム支持体5によって構成されている。
以下に夫々の構成部材について詳細に説明する。まず、樹脂型1は、ポッティングモールド用の型であり、キャビティ6を有する筒体7が複数個所定の間隔で直線上に配置されており、それらは連結体8を介して一体に形成されている。キャビティ6は上下2つのキャビティで構成されており、下側キャビティ6aは球面あるいは非球面を底面とする円柱状である。一方、上側キャビティ6bは下側キャビティ6aに連設されており、キャビティ6の長手方向に対する垂直断面が下側キャビティ6aよりも大きい円の一部を直線で切断した形状(切断部15を有する)の柱状である。
透光性樹脂2は、エポキシ系樹脂、シリコーン系樹脂、アクリル系樹脂、エラストマー系樹脂、及びこれら樹脂の誘導体から選ばれた1種類からなっている。また、透光性樹脂に1種類以上の蛍光体を混入してLEDチップの光源色とは異なる色調の光を放出するようなLEDランプを実現することも可能である。
リング3は、下側キャビティ6aと上側キャビティ6bの円の略半径差を肉厚とし、上側キャビティ6bよりも長さが長い筒状であり、リング3の長手方向に対する垂直断面は円の一部を直線で切断した形状(切断部16を有する)をしている。また、筒状リング3の円の中心を挟んで対向する位置の側壁には、リング3の一方の端部9が開放されてリング3の長手方向(円周方向に直交する方向)に伸びる一対のスリット10が側壁を貫通するように形成されている。そして、リング3の外側面の長手方向に対する垂直断面と上側キャビティ6bの内側面の長手方向に対する垂直断面とは形状は同一であるが、寸法はリング3の方が小さく作製されている。
リードフレーム4は、LEDチップ(図示せず)が導電部材を介して第一のリードフレーム4aに載置され、LEDチップの下側電極と第一のリードフレーム4aとの電気的導通が図られている。一方、LEDチップの上側電極はボンディングワイヤ11を介して第二のリードフレーム4bに接続され、LEDチップの上側電極と第二のリードフレーム4bとの電気的導通が図られている。そして、このようにLEDチップを実装した一対のリードフレーム4a、4bは、複数個所定の間隔で同一直線上に配置されており、それらは連結バー12を介して一体に形成されている。また、第一のリードフレーム4a及び第二のリードフレーム4bの夫々には、LEDチップが実装された近傍の互いに対向する面の反対面にリードフレーム4a、4bからなる突出部13が形成されている。
リードフレーム支持体5は、中央部に断面Y字状の貫通するスリット14が直線状に形成され、スリット14内にリードフレーム4の位置合わせと固定を行なう手段(図示せず)が施されている。
次に、製造工程について説明する。まず、樹脂型1のキャビティ6内にリング3をスリット10の開放部を上側に向け、夫々の切断部15、16が一致する方向で挿入する。すると、リング3の下端面17が下側キャビティ6aと上側キャビティ6bとの境の段差18に当接して止まる。このとき、上側キャビティ6bの深さよりも筒状のリング3の長さが長いために、リング3の一部が上側キャビティ6bの開口面19から上方に飛び出した状態でセットされることになる。
次に、透光性樹脂2をキャビティ6内に注入し、下側キャビティ6a及び上側キャビティ6bを透光性樹脂で満たす。このとき、リング3の上側キャビティ6bから飛び出した部分は透光性樹脂2に浸されることはない。
次に、LEDチップが実装されたリードフレーム4を取り付けたリードフレーム支持体5を樹脂型1の上方から徐々に下降させてリードフレーム4のLEDチップが実装された部分を透光性樹脂2で満たされたキャビティ6内に挿入して透光性樹脂2内に埋設させる。
すると、リードフレーム4a、4bの夫々に設けられた突出部13がリング3に設けられたスリット10の底面20に当接して止まり、LEDチップがキャビティ6の深さ方向の予め設定された位置にセットされることになり、LEDチップのキャビティ6の深さ方向に対する高い位置決め精度を確保することができる。
また、リードフレーム4a、4bの厚み方向はリードフレーム支持体5とリング3に設けられたスリット10の2箇所によって固定される。特に、LEDチップ近傍のリードフレーム4a、4bに設けられた突出部13と樹脂型1のキャビティ6に挿入されたリング3のスリット10とで位置決めが行なわれるため、LEDチップのリードフレーム4の厚み方向に対する高い位置決め精度を確保することができる。
そして、この状態を樹脂型1とリードフレーム支持体5とを直接的あるいは間接的に固定することによって保持する。なお、リードフレーム4の列方向は樹脂型1とリードフレーム支持体5とを直接的あるいは間接的に固定することによって自動的に位置決めが行なわれるように設定せれており、樹脂型1とリードフレーム支持体5とを直接的あるいは間接的に固定した時点でLEDチップのリードフレーム4の列方向に対する高い位置決め精度を確保することができる。
次に、リードフレーム4がセットされた状態で恒温槽等の加熱装置に入れて透光性樹脂を加熱硬化し、硬化後加熱装置から取り出してリードフレーム4をキャビティ6から引き上げ、リードフレーム4の不要な部分を切断除去してリードフレーム4a、4bを分離し、LEDランプが完成する。
なお、キャビティ内に透光性樹脂を注入するタイミングは、キャビティ内にリングを挿入した後でも良いし、キャビティ内にリングを挿入する前に透光性樹脂を注入してその後にリングをキャビティ内に挿入しても良い。
図2はキャビティに透光性樹脂を注入し、リードフレームを樹脂型にセットした状態を示す断面図である。透光性樹脂2が満たされたキャビティ6の深さ方向に対するLEDチップ21の位置決めは、リードフレーム4a、4bの夫々に設けられた突出部13がリング3に設けられたスリット10の底面20に当接することによって行なわれている。
また、LEDチップ21のリードフレーム4a、4bの厚み方向に対する位置決めは、リードフレーム支持体5とリング3に設けられたスリット10の2箇所によって行なわれている。リング3のスリット10による位置決めは、LEDチップ21近傍のリードフレーム4a、4bに設けられた突出部13が樹脂型1のキャビティ6に挿入されたリング3のスリット10に嵌め込まれることによっておこなわれている。
図3は、上記製造工程を経て完成したLEDランプの斜視図である。樹脂型の下側キャビティで成形された透光性樹脂2は、上方に凸状の球面または非球面のレンズ面22を有する砲弾形に形成されており、下方にはリング3が砲弾形に形成せれた透光性樹脂2と一体化されている。透光性樹脂2はリング3内の途中まで充填されており、リードフレーム4a、4bの樹脂フィレットの頂点とリング3の端部9との間には距離が確保されている。
図4は本実施形態のLEDランプをプリント基板に実装したときの断面図である。リードフレーム4a、4bがプリント基板23のリード孔24に挿入され、透光性樹脂2と一体となったリング3の端部9がプリント基板23の部品面25に接している。この状態でプリント基板23のハンダ面27にリードフレーム4a、4bをハンダ付けすると、リードフレーム4a、4bの夫々の樹脂フィレットの頂点26とプリント基板23の部品面25との間には距離が確保されていために樹脂フィレットがリード孔24の開口部を塞ぐことがなく、リード孔24に残留したフラックスが気化したフラックスガスはリード孔24の開口部からリング3のスリット10を介して外部(大気中)に放出される。よって、ハンダ内にブローホールを生じることなくハンダ付けを行なうことができる。
なお、本実施形態では2本のリードフレームで構成されるLEDランプについて説明してきたが、必ずしも2本のリードフレームに限られるものではなく、3本以上のリードフレームで構成されるLEDランプにおいても実施可能である。その場合、一直線上に配置された3本以上のリードフレームのうち、最外側に位置する一対のリードフレームの夫々の外側面のLEDチップが実装された近傍に突出部を設けることによって実現できる。
また、透光性樹脂と一体化するリングは樹脂で形成するのが望ましいが、高反射率を有する樹脂(例えば白色の樹脂)あるいは透光性樹脂よりも低い屈折率を有する樹脂が更に望ましい。それによって、LEDチップから横方向あるいは斜め横方向に発せられてリングの内側面に至った光が内側面で反射して透光性樹脂のレンズ面に向かうようになり、光の取り出し効率が向上して明るいLEDランプを実現することができる。
以上説明したように、本発明のLEDランプは、透光性樹脂に一体化されたリングに設けられたスリットに、リードフレームのLEDチップが実装された近傍に設けられた突出部を嵌め込んでLEDチップの位置合わせを行なっている。そのため、リードフレームに歪み、撓み、屈曲等が生じている場合でも、従来のLEDランプに比べて透光性樹脂のレンズ面の光軸に対するLEDチップの位置精度が向上(軸ずれが減少)し、その結果、良好な指向特性、光度等の光学特性を実現することができる。
また、LEDランプをプリント基板に実装するときに、リードフレームの樹脂フィレットの頂点とプリント基板の表面との間には距離が確保されていために樹脂フィレットがリード孔の開口部を塞ぐことがなく、リード孔に残留したフラックスが気化したフラックスガスがリード孔の開口部からリングのスリットを介して外部(大気中)に放出される。その結果、ハンダ内にハンダブローホールが生じることがなくなり、ハンダ不良が減少して信頼性が向上することになる。
また、リングを高反射率を有する樹脂あるいは透光性樹脂よりも低い屈折率を有する樹脂で形成することによってリングの反射効率が向上し、光取り出し効率が高まることによってLEDランプの高輝度化を実現することができる。
更に、LEDランプを製造するにあたり、従来の製造工程がそのまま使用できるために特別な設備投資が不要であり、大幅なコストアップを伴なわないで優れた効果を奏するLEDランプを実現することができる。
本発明のLEDランプに係わる実施形態の分解図である。 本発明のLEDランプに係わる実施形態の製造工程に於いて、リードレームを樹脂型にセットしたときの断面図である。 本発明のLED装置に係わる実施形態を示す斜視図である。 本発明のLED装置に係わる実施形態をプリント基板にハンダ付けしたときの断面図である。 従来のLEDランプの断面図である。 従来のLEDランプをプリント基板にハンダ付けしたときの断面図である。
符号の説明
1 樹脂型
2 透光性樹脂
3 リング
4 リードフレーム
4a 第一のリードフレーム
4b 第二のリードフレーム
5 リードフレーム支持体
6 キャビティ
6a 下側キャビティ
6b 上側キャビティ
7 筒体
8 連結体
9 端部
10 スリット
11 ボンディングワイヤ
12 連結バー
13 突出部
14 スリット
15 切断部
16 切断部
17 下端面
18 段差
19 開口部
20 底面
21 LEDチップ
22 レンズ面
23 プリント基板
24 リード孔
25 部品面
26 樹脂フィレットの頂点
27 ハンダ面

Claims (5)

  1. 一列に、且つ平行に配置された複数本のリードフレームのうちの少なくとも1本以上の前記リードフレームの先端部にLEDチップが実装され、前記LEDチップを含む前記リードフレームの先端部を封止する透光性樹脂と略筒形状のリングとが一体化されたLEDランプであって、前記複数本のリードフレームのうちの該リードフレームの最外側に位置する一対のリードフレームの夫々の外側面のLEDチップが実装された近傍には突出部が設けられ、前記リングの側壁の対向する位置には一端が開放されて該リングの円周方向に直交する方向に延びる一対のスリットが前記側壁を貫通するように設けられ、前記スリットに前記リードフレームの突出部が挿入されて、該スリットの底面と前記突出部とが接触し、前記透光性樹脂は前記スリット内にも充填されていることを特徴とするLEDランプ。
  2. 前記リング内には透光性樹脂が充填されており、前記リングの前記スリットが開放された端部と前記リング内に充填された透光性樹脂の表面との間に隙間が形成されていること特徴とする請求項1に記載のLEDランプ。
  3. 前記スリットの開放された端部の幅が前記突出部の厚みよりも広いことを特徴とする請求項1または2の何れか1項に記載のLEDランプ。
  4. 前記一対のスリット底面の外周の一部を構成するリング外側辺間の距離が前記一対の突出部の先端部間の距離よりも長いことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のLEDランプ。
  5. 前記リングが、高反射率を有する材料および前記透光性樹脂よりも低屈折率を有する材料のうちのどちらか1つからなることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のLEDランプ。
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