JP4685976B1 - スクレイパー式バリ取り装置 - Google Patents

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Abstract

ワーク表面に傷をつけることなく、バリを正確に切削し、面取り部の仕上がり感を向上させることができるスクレイパー式バリ取り装置を提供する。
ロボット1の先端アームに、フローティング機構5を介してスクレイパー9を支持し、フローティング機構5がスクレイパー9に対し互いに交差する方向に推力FX、FZを付与する複数の推力付与部材21、31、32を備え、スクレイパー9の刃先部41、42を樹脂成形品100の面取り部100Dに押し当て、複数の推力付与部材21、31による各推力の合力Fを面取り部100Dの法線150方向に指向させながら、ロボット1により刃先部41、42を面取り部100Dに沿って送って面取りを行うように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、樹脂成形品の面取りに好適なスクレイパー式バリ取り装置に関する。
従来、樹脂成形品の角部などに生じるバリを切削する装置として、倣いガイド部材をワーク表面の倣い基準面に押圧しながら移動させることにより、ワークに対する刃物の相対位置を一定として、バリを正確に切削するバリ取り装置が提案されている。(例えば、特許文献1参照)。このバリ取り装置によれば、バリを正確に切削して仕上がり感を向上させることができる。
特許3587171号公報
しかし、例えば薄型テレビジョンやノートパソコンなどの樹脂製枠体など、表側の面がすべて意匠面で構成される化粧板のバリ取り、面取り加工においては、バリを正確に切削して、面取り部の仕上がり感を向上させたいというニーズがあるが、化粧板のバリ取り、面取り加工に特許文献1記載のバリ取り装置を適用した場合、倣いガイド部材が意匠面に押圧されながら移動することになり、工具痕が残ってしまう。
そのため、従来、テレビジョン枠やノートパソコン枠などの化粧板のバリ取り加工は、例えばスクレイパーを加工面に押し当てて、これを加工面に沿って移動させて手作業による人海戦術でバリの除去、及び面取り作業を行うのが一般的である。
このような手作業によるバリ取り、面取り加工では、スクレイパー加工面の仕上がりにばらつきが生じるうえ、加工不良が発生し易く、歩留まりが大きく低下するという問題がある。また、手作業に適した工具では、加工部の曲率半径が小さい場合、加工が困難になるなどの問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ワーク表面に傷をつけることなく、バリを正確に切削し、面取り部の仕上がり感を向上させることができるスクレイパー式バリ取り装置を提供することを目的とする。
本発明は、ロボットの先端アームにフローティング機構を介して平板のスクレイパーを支持し、フローティング機構が複数の推力付与部材を備え、複数の推力付与部材のそれぞれが上記スクレイパーを樹脂成形品の面取り部に押し付けるように互いに交差する方向に動作し、スクレイパーの刃先部を樹脂成形品の面取り部に5°〜30°の負のすくい角を有して押し当て、複数の推力付与部材による各推力の合力を面取り部の法線方向に指向させながら、負のすくい角を維持した状態でロボットにより刃先部を面取り部に沿って送って面取りを行うように構成したことを特徴とする。
本発明では、フローティング機構が、複数の推力付与部材を有し、面取り部の面取り加工時には、推力付与部材の各推力の合力が、面取り部の法線方向を指向するため、例えば、一つの推力付与部材の推力を法線方向に指向させた場合と比べ、面取り部の法線方向に安定した合力(推力)を付与できる。したがって、面取り部の削り込み寸法などが一定となり、加工面の仕上がり感が向上する。
また、樹脂成形品の面取り部にはバリが発生するが、一般的には、樹脂成形機における金型のパーティング面の位置に応じて、縦バリや横バリなど、バリの発生方向が異なる。面取り時にはバリも一体に除去するため、バリの発生方向に応じ、スクレイパーの刃先部に作用する反力が変化し、この構成では、例えばバリの除去のために反力が大きくなる方向の推力付与部材の推力を、他よりも大きく調整することで、加工面の削り込み寸法が一定となるなど、加工面の仕上がり感が向上する。
この構成では、ロボットの姿勢制御により、面取り部の面取りを行うが、面取り部が直線部の場合より、曲線部となっている場合において、大きな効果を発揮する。例えば、一方向に推力を作用させた場合では、この推力が働かない方向にロボットで姿勢制御されると、法線方向への推力が低下し、加工面の仕上がり感が低下する。この構成では、交差する方向に推力が作用するため、いずれかの推力が働かない方向にロボットで姿勢制御されても、残りの推力付与部材の推力によって、スクレイパーの刃先部が法線方向に押されるため、曲線部の面取り時においても常時推力が働くこととなり、曲線部の加工面の仕上がり感が向上する。
前記スクレイパーが幅広の平板で形成され、前記スクレイパーの刃先部が、前記平板の側縁に一体に形成されていてもよい。
この構成では、スクレイパーが幅広の平板で形成されるため、幅広の分だけスクレイパーの剛性が高くなり、この平板の側縁に刃先部が形成されているため、切削時のひびり振動などが発生せず、加工面の仕上がり感が向上する。
前記スクレイパーの刃先部が、負のすくい角に対応するすくい面を備えてもよい。
この構成では、負のすくい角に対応するすくい面を有するため、切削抵抗が減少する。
前記スクレイパーの刃先部が、曲面部の面取りを行うときの当該曲面部からの逃げ角に対応する逃げ面を備えていてもよい。
前記逃げ面が、スクレイパーの板厚よりも小さい半径の曲面部の面取りを行うときに機能する構成としてもよい。
前記樹脂成形品が外周部及び内周部を有する枠状ワークであり、前記スクレイパーが幅広の平板で形成され、一側縁に外周部の面取り用の刃先部が形成され、他側縁に内周部の面取り用の刃先部が形成されていてもよい。
前記スクレイパーの刃先部にR面取り用の湾曲部を備えてもよい。
本発明によれば、ワーク表面に傷をつけることなく、バリを正確に切削し、面取り部の仕上がり感を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るスクレイパー式バリ取り装置の構成を示す斜視図である。 バリ取り装置の正面図である。 図2におけるIII−III断面図である。 (A)は、スクレイパー近傍の拡大正面図、(B)は(A)におけるB−B断面図、(C)は(A)におけるC―C断面図である。 (A)は、内周の面取り加工におけるバリ取り装置の姿勢とワークとの関係を模式的に示す斜視図、(B)は、外周の面取り加工における同斜視図である。 図5におけるVI−VI断面図である。 (A)は図6の要部拡大図、(B)は(A)におけるB矢視図である。 曲面部の面取り加工におけるスクレイパーの姿勢とワークとの関係を模式的に示す図である。 図4(A)対応図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、スクレイパー式バリ取り装置の一実施形態を示す斜視図である。
図1において、1は多関節ロボットを示している。多関節ロボット1の手首軸3には先端アーム4が連結され、先端アーム4にフローティング機構5が取り付けられ、フローティング機構5に超硬製のスクレイパー9が支持されている。多関節ロボット1は制御装置(不図示)と接続され、多関節ロボット1の動作は、ティーチング又はプログラムにより予め入力されるデータにより決定され、当該制御装置により制御される。
フローティング機構5は、図1〜図3を参照し、取り付けプレート11を備え、この取り付けプレート11を介して多関節ロボット1の先端アーム4に取り付けられている。取り付けプレート11の4隅には手首軸3と平行方向に延びる四本のラジアルリニアシャフト13が固定されている。取り付けプレート11の一側縁11A側のラジアルリニアシャフト13,13は、ラジアル可動プレート19に固定されたラジアルリニアブッシュ14,14を摺動自在に貫通し、各先端が抜け止め部材15により連結されている。
また、取り付けプレート11の他側縁11B側のラジアルリニアシャフト13,13は、同じくラジアル可動プレート19に固定されたラジアルリニアブッシュ16,16を摺動自在に貫通し、各先端部が、抜け止め部材17により連結されている。これら抜け止め部材15,17により、隣り合う二本のラジアルリニアシャフトが連結されることで、剛性が高められている。
ラジアル可動プレート19の一側縁19A側、及び他側縁19B側には、手首軸3と平行な軸線を有するラジアルエアシリンダ(推力付与部材)21,21が固定され、各ラジアルエアシリンダのピストンロッド21A,21Aの先端が、取り付けプレート11の固定部11Cにそれぞれ連結されている。ラジアルエアシリンダ21,21の動作で、ラジアル可動プレート19は、エアー圧により、常時、矢印Z1の方向に押圧され、矢印Z2方向にエアー圧以上の圧力が作用すると、ラジアル可動プレート19が押し返され、フローティング状態となる。ラジアルエアシリンダ21、21は制御装置(不図示)に接続されており、それぞれのエアー圧を同時に同量に制御することができるように構成されている。
ラジアル可動プレート19の一側縁19A、他側縁19B以外の、残りの側縁端19C,19Dには一対の側面プレート23,23がボルト24で固定され、側面プレート23,23間には一対のスラストリニアシャフト25,25が設けられている。各スラストリニアシャフト25,25には、それぞれ一対のスラストリニアブッシュ26,26が摺動自在に嵌合し、スラストリニアブッシュ26,26は、スラスト可動プレート27に固定されている。スラストリニアブッシュ26,26が、スラストリニアシャフト25,25に沿って摺動することで、スラスト可動プレート27が手首軸3と垂直な方向に案内される。すなわち、スラスト可動プレート27は、矢印X1及び矢印X2の双方向にスライド可能に支持されている。
側面プレート23,23には、図3に示すように、スラストリニアシャフト25,25の軸線と平行な軸線を有する外周用スラストエアシリンダ(推力付与部材)31、及び内周用スラストエアシリンダ(推力付与部材)32が対向して取り付けられている。外周用スラストエアシリンダ31,内周用スラストエアシリンダ32のピストンロッド31A,32A間には、受け部材33が配置され、受け部材33はスラスト可動プレート27のプレート面に突設されている。
図3に破線示するように、外周用スラストエアシリンダ31のピストンロッド31Aを伸長させて受け部材33を押圧し、内周用スラストエアシリンダ32のピストンロッド32Aを縮退させて受け部材33から離間させることで、スラスト可動プレート27は、エアー圧により、矢印X2の方向に押圧され、矢印X1方向にエアー圧以上の圧力が作用すると、スラスト可動プレート27が押し返され、フローティング状態となる。一方、図3において実線示するように、内周用スラストエアシリンダ32のピストンロッド32Aを伸長させて受け部材33を押圧し、外周用スラストエアシリンダ31のピストンロッド31Aを縮退させて受け部材33から離間させることで、スラスト可動プレート27は、エアー圧により、矢印X1の方向に押圧され、矢印X2方向にエアー圧以上の圧力が作用すると、スラスト可動プレート27が押し返され、フローティング状態となる。
外周用スラストエアシリンダ31、内周用スラストエアシリンダ32はそれぞれ制御装置(不図示)に接続されている。外周用スラストエアシリンダ31、内周用スラストエアシリンダ32および前述した一対のラジアルエアシリンダ21、21は、例えばレギュレータなどの圧力調整機器に接続され、それぞれのシリンダに供給されるエアー圧を独立して制御可能に構成されている。
なお、フローティング状態でないときには、外周用スラストエアシリンダ31、内周用スラストエアシリンダ32のいずれか一方を動作させることで、受け部材33がピストンロッド31A,32A間に挟持され、スラスト可動プレート27のがたつきを防止できるように構成されている。
スラスト可動プレート27には、図1、図2を参照し、フランジ状のホルダ支持部材35が取り付けられ、ホルダ支持部材35にはホルダ36が固定されている。ホルダ36の先端部には、刃物取り付け面36Aが形成され、刃物取り付け面36Aは内周用スラストエアシリンダ31、外周用スラストエアシリンダ32の軸線および手首軸3の軸線3Aを含む平面と平行に延出している。刃物取り付け面36Aには、二つのねじ37,37により、超硬製のスクレイパー9が位置決めされて固定されている。ホルダ支持部材35の中央部には、スクレイパー9側に向かって延びる二本のエアブローノズル38,38が取り付けられている。エアブローノズル38,38は、加工面から切りくずを除去するために、その先端から圧縮空気を噴出させる。
スクレイパー9は、図4Aに示すように、正面視で略三角形をなす平板状刃物であり、超硬合金で形成され、刃の折損や刃欠けが防止されている。超硬合金は固有振動数が高いためびびり振動が防止される。スクレイパー9の基端9A側には、開口方向が90°異なる二つの切り欠き9B,9Cが形成されており、この切り欠き9B,9Cに上記ねじ37,37を螺合することで、スクレイパー9が位置決めされ、刃物取り付け面36Aに取り付けられている。刃物取り付け面36Aは、手首軸3の軸線3Aと平行、かつ手首軸3の軸線3Aとの距離がスクレイパー9の板厚tの半分となるように形成されている。したがって、スクレイパー9の板厚t中央の面は手首軸3の軸線3Aを含んでいる。スクレイパー9は、手首軸3の軸線3Aと略垂直な底面9Dと、矢印X1方向側に設けられ底面9Dと傾き角度θ1をなす第1斜面9Eと、矢印X2方向側に設けられ底面9Dと傾き角度θ2をなす第2斜面9Fとを備え、第1斜面9Eの先端側には内周用刃先部41が形成され、第2斜面9Fの先端側には外周用刃先部42が形成されている。傾き角度θ1、傾き角度θ2は、ワークの加工予定面の角度に従って一義的に設定されている。
図4Bは、図4AのB−B断面図で、内周用刃先部41の断面図である。図4Cは、図4AのC−C断面図で、外周用刃先部42の断面図である。
内周用刃先部41は、すくい面41Aと逃げ面41Bとを有し、すくい面41Aとスクレイパー表面9Gとのなす角α1が5〜30°に設定され、すくい面41Aと逃げ面41Bとのなす角(刃先角)β1が60°〜120°に設定されている。また、外周用刃先部42は、すくい面42Aと逃げ面42Bとを有し、すくい面42Aとスクレイパー表面9Gとのなす角α2が5〜30°に設定され、すくい面42Aと逃げ面42Bとのなす角(刃先角)β2が60°〜120°に設定されている。
つぎに、この実施の形態の作用を説明する。
図5A、Bは、面取り加工におけるスクレイパー式バリ取り加工装置の姿勢とワーク(樹脂成形品)100との関係を模式的に示す図である。
このワーク100は、例えばテレビジョン枠やノートパソコン枠などの樹脂射出成形品であり、表側の面100Aがすべて意匠面で構成されているため、裏面を下向きとして裏面に例えば吸着治具を宛がって吸着保持されている。このワーク100においては、内周部100Bの角部や、外周部100Cの角部に、射出成形時に生じたバリが残存しており、スクレイパー式バリ取り装置により、これら内周部100Bや外周部100Cのバリ取り、面取り加工が行われる。
図5Aに示すように、ワーク100の内周部100Bのバリ取り、面取り加工(以下、内周部の面取り加工)は、スクレイパー9の内周用刃先部41によって行われ、図5Bに示すように、外周部100Cのバリ取り、面取り加工(以下、外周部の面取り加工)は、スクレイパー9の外周用刃先部42によって行われる。
ワーク100の面取り加工手順を、内周部100Bの面取り加工を例にとって説明する。以下の説明では、ワーク100を水平に保持して加工する場合について説明する。なお、ワーク100の保持姿勢は、水平に限定されない。
内周部100Bの加工予定面100Dは、図5Aに示すように、略矩形をなしており、四方の平面部100DLと、隣接する平面部100DLを接続する曲面部100DRとから構成される。内周部100Bの面取り加工は、四方いずれかの平面部100DLたとえばX1方向の平面部100DLから開始される。そして、平面部100DLの加工と、曲面部100DRの加工を交互に繰り返して、加工予定面100Dを一周して終了する。
平面部100DLの面取り加工をバリ取り開始時を例にとって詳細に説明する。
図6に破線示するように、まず、手首軸3の軸線3Aの向きを鉛直方向に保ったまま、ワーク100の内周部100Bに干渉しないように、ワーク100の上方からスクレイパー9を降下させる。
ついで、図6に実線示するように、スクレイパー9をX1方向に移動させ、内周用刃先部41をワーク100の内周部100Bに当接させる。そして、図7Aに示すように、内周用スラストエアシリンダ32の動作で推力FXを発生し、ラジアルエアシリンダ21、21の動作で推力FZを発生し、推力FX、FZの合力Fでスクレイパー9の内周用刃先部41を平面部100DLに押し付ける。
このとき、制御装置(不図示)により、内周用スラストエアシリンダ32のエアー圧は、一つのラジアルエアシリンダ21から出力されるエアー圧の2tanθ1倍となるように制御され、図7A、Bに示すように、内周用スラストエアシリンダ32による押し付け力FXと、ラジアルエアシリンダ21、21による押し付け力FZとの合力Fの方向が、ワークの平面部100DLの法線150方向となる。
推力FXと推力FZとの合力Fは、例えば0.5〜50(N)の範囲内で、所定の力に設定される。合力Fを0.5〜50(N)の範囲内とすると、十分な切削量を確保しつつ、仕上がり感に優れた面取り加工を実行できることが判明した。例えば、押し付け力が50(N)を超える荷重になると切削量が増加してスクレイパー9にびびり振動が生じ、加工面の仕上がりが悪化し、押し付け力が0.5(N)未満の場合には、切削量が少なく、バリを十分に除去できないことが判明した。
そして、図5Aを参照し、スクレイパー9の内周用刃先部41をワーク100に押し付けたまま、スクレイパー9を平面部100DLに沿って、Y1方向へ所定の移動速度(例えば10〜1500mm/sec)で移動させ平面部100DLの面取り加工を行う。
スクレイパーの移動速度は、例えば10〜1500mm/secの範囲内で、所定の速度に設定される。移動速度を10〜1500mm/secの範囲内とすると、十分な切削量を確保しつつ、仕上がり感に優れた面取り加工を実行できることが判明した。一方、移動速度が10mm/sec未満の場合には、切削量が増加してびびり振動が生じ、加工面の仕上がりが悪化し、移動速度が1500mm/secを超える場合には、切削量が少なく、バリを十分に除去できないことが判明した。
また、このとき、図7Bに示すように、スクレイパー表面9Gがワーク100の内周部100Bの加工面に直交するように、多関節ロボット1でスクレイパー9の姿勢が制御される。スクレイパー表面9Gが加工予定面100Dの平面部100DLに直交するので、面取り加工におけるすくい角γは、すくい面41Aとスクレイパー表面9Gとのなす角α1(例えば5°〜30°)と同一角度の負のすくい角となる。
すくい角を5°〜30°の負のすくい角とすると、十分な切削量を確保しつつ、仕上がり感に優れた面取り加工を実行できることが判明した。すくい角を正のすくい角あるいは5°未満の負のすくい角とすると、切削量が増加してびびり振動が生じ、加工面の仕上がりが悪化し、30°を超える負のすくい角とすると、切削量が少なく、バリを十分に除去できないことが判明した。
本実施形態では、フローティング機構5が、スクレイパー9に対し手首軸3の軸線3A方向(垂直方向)の推力FZと、手首軸3の軸線3Aと直交する方向(水平方向)の推力FXとを付与し、推力FXと推力FZとの合力Fを、加工予定面100Dの法線150方向に指向させ、スクレイパー9をワーク100の加工予定面100Dに押し付けながら、スクレイパー9を加工予定面100Dに沿って移動させて面取り加工を行う。
従って、例えば、スクレイパー9に対して、水平方向の推力FXのみを付与する場合と比較して、加工予定面100Dの法線150方向に安定して推力(合力)を付与できる。よって、加工予定面100Dの削り込み寸法などが一定となり、加工予定面100Dの仕上がり感が向上する。
本実施形態では、つねにスクレイパー表面9Gが、加工予定面100Dの平面部100DLに直交し、かつ、刃先部41が負のすくい角γを備えるため、多関節ロボット1でスクレイパー9を平面部100DLに沿って移動させるだけで、精度の良い、仕上がり感にすぐれた面取り加工を実行できる。
また、多関節ロボット1の動作は、手首軸3の軸線3Aを鉛直下向きに向けたままの簡単な動作となり、ティーチングが簡単となるうえ、ロボット動作速度に変化が生じることがないので、安定した加工を実行できる。
つぎに、曲面部100DRの面取り加工を詳細に説明する。
まず、平面部100DLの面取り加工においては、図8Aで実線示するように、スクレイパー表面9Gがワーク100の内周部100Bの加工面である平面部100DLに直交するように、多関節ロボット1でスクレイパー9の姿勢が制御され、この姿勢を保ったままスクレイパー9を移動させることで面取り加工が行われる。
ついで、図8Aで破線示するように、ワーク100の終点すなわちR部の始点に刃先が到達した後は、ロボット動作により、スクレイパー9の刃先位置が移動されるとともに、スクレイパー9が手首軸3の軸線3A周りに回転され、スクレイパー表面9Gが、刃先接触部110における曲面部100DRの接面120と直交するように、スクレイパー9の位置および姿勢が制御される。
すなわち、つねにスクレイパー表面9Gが、刃先接触部110における曲面部100DRの接面120と直交するので、曲面部100DRの加工においても、面取り加工のすくい角γが、すくい面41Aとスクレイパー表面9Gとのなす角α1と同一角度の負のすくい角γとなる。本実施形態では、つねにスクレイパー表面9Gが、刃先接触部110における曲面部100DRの接面120と直交し、刃先部が負のすくい角γを備えるため、ロボットでスクレイパー9を面取り部に沿って移動させるだけで、精度の良い、仕上がり感にすぐれた面取り加工を実行できる。また、曲面部100DRの加工においても、多関節ロボット1の動作は、手首軸3の軸線3Aを鉛直下向きに向けたままの簡単な動作となるため、ティーチングが簡単となるうえ、ロボット動作速度に変化が生じることがないので、安定した加工を実行できる。
また、本実施形態では、多関節ロボット1の姿勢および位置を制御することにより、加工予定面100Dの面取り加工を行うが、平面部100DLの場合より、曲面部100DRにおいて、大きな効果を発揮する。
例えば、水平方向のみに推力FXを作用させた場合では、この推力FXが働かない方向に多関節ロボット1で姿勢制御されると、刃先接触部110における曲面部100DRの接面120の法線150方向への推力FXが低下し、曲面部100DRの仕上がり感が低下する。これに対し、本実施形態では、手首軸3の軸線3A方向の推力FZと、手首軸3の軸線3Aと直交する方向の推力FXとがスクレイパー9に作用するため、推力FZまたは推力FXのいずれかが働かない方向に多関節ロボット1で姿勢制御されても、残りの推力によって、スクレイパー9の内周用刃先部41が、刃先接触部110における曲面部100DRの接面120の法線150方向に押されるため、曲面部100DRの面取り加工時においても常時推力が働くこととなり、曲面部100DRの仕上がり感を向上させることができる。なお、以上は、内周用刃先部41の作用について説明したが、外周用刃先部42も切削時に同様に作用することは云うまでもない。
また、本実施形態では、ワーク100の見栄え向上のため、ワーク100内周の曲面部100DRの曲率半径は1mm程度と非常に小さい。
スクレイパー型の刃物は、その板厚が1mmを下回ると剛性の確保が難しく、刃の折損や刃欠けが生じやすいうえ、びびり振動が生じて加工面の仕上がりが悪化する。そこで、本実施形態では、スクレイパーの板厚tは1mm以上に設定され、刃の折損や刃欠けが防止されている。しかし、図8において、加工面の曲率半径rを超える板厚tを有するスクレイパー9で曲面部100DRを加工する場合、進行方向後ろ側のスクレイパー9の角部9H(すなわち刃物の2番)がワーク100に干渉しやすい。
この干渉を回避するため、第一に、図8A〜図8Cに示すように、平面部100DLから曲面部100DRにおいて、スクレイパー9の刃先部が、常に、各面部(曲面部100DR、平面部100DL)に対し直角に当てられる。スクレイパー9を傾けると、その分だけ、進行方向後ろ側のスクレイパー9の角部9H(すなわち刃物の2番)がワーク100に干渉しやすくなるからである。
第二に、すくい面41の反対側に逃げ角φを有する逃げ面42が形成される。逃げ面42が形成されているので、図8B、図8Cに示すように平面部100DLの加工に続いて曲面部100DRを加工し、さらに連続して平面部100DLの加工を行う場合にも、角部9H(刃物の2番)がワーク100に干渉することがない。従って、曲率半径rの小さい曲面部を精度良く仕上げられる。
この一連の加工段階においては、図1を参照し、ホルダ支持部材35に、加工予定面100D近傍まで伸びるエアブローノズル38、38が設けられるため、エアブローノズル38、38の先端からエアーが噴出されて、面取り加工の際、切りくずがワーク100に付着することがない。
ところで、ワーク100の面取り部に発生するバリの発生方向は、樹脂成形機における金型の構造に依存し、ワークの種類によって、図7Aで実線示する横バリ131が発生したり、鎖線示する縦バリ132が発生したりする。バリの向きが異なる場合には、スクレイパー9がワーク100から受ける反力の方向が異なるため、各推力FX、FZの調整が必要となる。本構成では、たとえば、横バリ131が発生している場合には、横バリの方向に対応する推力FXを増加できるように、制御装置(不図示)により、内周用スラストシリンダ32の圧力を増加させる。一方、縦バリ132が発生している場合には縦バリの方向に対応する推力FZを増加できるように、ラジアルエアシリンダ21、21の圧力を増加させる。いずれかの推力FX、FZを増加したとき、合力Fは、法線150方向よりも推力FX、FZ側にわずかに傾いて作用するが、本明細書では、この作用方向もほぼ法線150方向の推力と定義される。これにより、バリの向きによる影響を排除して面取り部の仕上がりを向上させることができる。
本実施形態によれば、フローティング機構5が、スクレイパー9に対し手首軸3の軸線3A方向(垂直方向)の推力FZと、手首軸3の軸線3Aと直交する方向(水平方向)の推力FXとを付与し、推力FXと推力FZとの合力Fを、加工予定面100Dの法線150方向に指向させ、スクレイパー9を加工予定面100Dに押し付けながら、ロボットが、スクレイパー9を加工予定面100Dに沿って移動させて面取り加工を行う。
従って、加工予定面100Dの法線150方向に安定して推力(合力)を付与でき、加工予定面100Dの削り込み寸法が一定となる。これにより、ワーク100の意匠面である表側の面100A、内周部100B、外周部100Cに傷をつけることなく、バリ131(132)を正確に切削し、加工予定面(面取り部)100Dの仕上がり感を向上させることができる。
また、本実施形態では、推力FXを発生させる内周用スラストエアシリンダ32と、推力FZを発生させるラジアルエアシリンダ21、21とは独立して制御され、各エアー圧力を調整可能である。従って、例えばバリ131(132)の向きや高さ、幅が異なるなどして、面取り加工時にスクレイパー9に加わる反力の方向や大きさが変動したとしても、推力FX,FZを調整できるので、加工予定面(面取り部)100Dの仕上がり感を維持することができる。
加工予定面100Dは水平面で説明したが、水平面でなくてもよく、あるいは水平でない部位を含む予定面であっても良い。
いずれの場合であっても、レギュレータなどの空気圧力調整機構により合力Fを適正な方向に付与できる。
本実施形態では、スクレイパー9が幅広の平板で形成されているので、幅広の分だけ刃物剛性を高めることができ、刃物剛性を高めたスクレイパー9の両側縁に内周用刃先部41および外周用刃先部42を一体に形成したため、内周用刃先部41で切削するときのびびり振動、ならびに外周用刃先部42で切削するときのびびり振動を抑制して加工予定面100Dの仕上がり感を向上させることができる。
本実施形態では、スクレイパー9の内周用刃先部41には、スクレイパー表面9Gとのなす角がα1となるようにすくい面41Aが形成され、外周用刃先部42には、スクレイパー表面9Gとのなす角がα1となるようにすくい面42Aが形成されている。
従って、スクレイパー表面9Gが加工予定面100Dと垂直になるようにスクレイパー9の姿勢を制御して、すくい面42A側にスクレイパー9を移動させて面取り加工するときには、すくい角γが角度α1の負のすくい角となり、内周用刃先部41の加工予定面100Dへの食い込みを防止して、加工予定面100Dの削り込み寸法を一定とすることができる。したがって、びびり振動を抑制でき、加工予定面100Dの仕上がり感を向上させることができる。
本実施形態では、スクレイパー9の内周用刃先部41が、曲面部100DRの面取りを行うときの曲面部100DRからの逃げ角φを有する逃げ面41Bを備えている。
従って、スクレイパー表面9Gが、曲面部100DRの刃先接触部110における接面120と直交するようにスクレイパー9の姿勢を制御しながら曲面部100DRを加工するとき、曲面部100DRの曲率半径よりも板厚tの大きなスクレイパー9を用いてもスクレイパー9の角部9H(刃物の2番)が曲面部100DRと干渉することがない。これにより、刃物剛性を向上させつつ、角部9H(刃物の2番)のワーク100への干渉を避けることができ、びびり振動を抑制して加工予定面100Dの仕上がり感を向上させることができる。
上記実施の形態では、図4Aに示すように、スクレイパー9の刃先部41,42が直線状である。このときには、ワーク100の内周部100Bまたは外周部100CがC面取りされる。これに限定されず、例えば、図9に示すように、スクレイパー9の刃先部41,42に湾曲部9Iを設けてもよい。この湾曲部9Iに内周部100Bまたは外周部100Cを宛がって面取り加工したときには、内周部100Bまたは外周部100Cが湾曲部9Iの形状に対応してR面取りされる。
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
本実施形態では、スクレイパー9に対して、手首軸3の軸線3Aと直交する方向(水平方向)の推力FXと、手首軸3の軸線3A方向(垂直方向)の推力FZとを、独立して制御可能なフローティング機構5を設け、推力FXと推力FZとの合力Fを、加工予定面100Dの法線150方向に指向させてスクレイパー9をワーク100の加工予定面100Dに押し付けながら、スクレイパー9を加工予定面100Dに沿って移動させて面取り加工を行う構成を説明したが、フローティング機構5により付与される推力の方向はこれに限定されず、交差していればよい。たとえば手首軸3の軸線3A方向の推力と、手首軸3の軸線3Aと45°をなす方向の推力であってもよい。
この場合にも、この2方向の推力の合力によりスクレイパー9を加工予定面100Dに押し付けるので、加工予定面100Dの法線150方向に安定して推力(合力)を付与でき、加工予定面100Dの削り込み寸法が一定となる。これにより、ワーク100の意匠面である表側の面100A、内周部100B、外周部100Cに傷をつけることなく、バリ131(132)を正確に切削し、加工予定面(面取り部)100Dの仕上がり感を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、平板状のスクレイパー9を例示したが、スクレイパー9の形状は平板状に限定されず、すくい面と逃げ面とを有する、例えばくさび形状のスクレイパーであってもよい。
1 多関節ロボット
4 先端アーム
5 フローティング機構
9 スクレイパー
9G スクレイパー表面
9I 湾曲部
21 ラジアルエアシリンダ(推力付与部材)
31 スラストエアシリンダ(推力付与部材)
32 スラストエアシリンダ(推力付与部材)
41 内周用刃先部(刃先部)
42 外周用刃先部(刃先部)
41A、42A すくい面
41B、42B 逃げ面
100 ワーク(樹脂成形品)
100B 内周面(内周部)
100C 外周面(外周部)
100D 加工予定面(面取り部)
100DL 平面部
100DR 曲面部
t 板厚

Claims (7)

  1. ロボットの先端アームにフローティング機構を介して平板のスクレイパーを支持し、
    フローティング機構が複数の推力付与部材を備え、
    複数の推力付与部材のそれぞれが上記スクレイパーを樹脂成形品の面取り部に押し付けるように互いに交差する方向に動作し、
    スクレイパーの刃先部を樹脂成形品の面取り部に5°〜30°の負のすくい角を有して押し当て、複数の推力付与部材による各推力の合力を面取り部の法線方向に指向させながら、負のすくい角を維持した状態でロボットにより刃先部を面取り部に沿って送って面取りを行うように構成した
    ことを特徴とするスクレイパー式バリ取り装置。
  2. 前記スクレイパーが幅広の平板で形成され、前記スクレイパーの刃先部が、前記平板の側縁に一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスクレイパー式バリ取り装置。
  3. 前記スクレイパーの刃先部が、負のすくい角に対応するすくい面を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスクレイパー式バリ取り装置。
  4. 前記スクレイパーの刃先部が、曲面部の面取りを行うときの当該曲面部からの逃げ角に対応する逃げ面を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のスクレイパー式バリ取り装置。
  5. 前記逃げ面が、スクレイパーの板厚よりも小さい半径の曲面部の面取りを行うときに機能することを特徴とする請求項4に記載のスクレイパー式バリ取り装置。
  6. 前記樹脂成形品が外周部及び内周部を有する枠状ワークであり、前記スクレイパーが幅広の平板で形成され、一側縁に外周部の面取り用の刃先部が形成され、他側縁に内周部の面取り用の刃先部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のスクレイパー式バリ取り装置。
  7. 前記スクレイパーの刃先部にR面取り用の湾曲部を備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のスクレイパー式バリ取り装置。
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