JP2003001641A - 成形品のバリ除去装置 - Google Patents

成形品のバリ除去装置

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JP2003001641A
JP2003001641A JP2001186993A JP2001186993A JP2003001641A JP 2003001641 A JP2003001641 A JP 2003001641A JP 2001186993 A JP2001186993 A JP 2001186993A JP 2001186993 A JP2001186993 A JP 2001186993A JP 2003001641 A JP2003001641 A JP 2003001641A
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burr
molded product
deburring
blade
boundary line
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JP2001186993A
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Tomoji Yamada
智司 山田
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Nihon Plast Co Ltd
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Nihon Plast Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形品に発生したバリを能率よく、しかもロ
ーコストで除去できる成形品のバリ除去装置をを提供す
る。 【解決手段】 樹脂成形品14のバリ14dを除去する
成形品のバリ除去装置であって、成形品14とバリの境
界線に沿った一方向と、この一方向と逆向きの他方向の
いずれかに選択的にバリ除去刃11を相対的に移動させ
るバリ除去ユニット5と、バリ除去ユニット5に設けら
れ、かつバリ除去刃11をバリ除去ユニット5の移動方
向へ向ける旋回手段10とから構成したもので、成形品
14に発生したバリ14dを往復動作の中で除去できる
ので、無駄な動作がなくなり、これによって加工時間を
短縮できるため、成形品14に発生したバリ14dを能
率よく、しかもローコストで除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂成形品に発生し
たバリを自動的に除去する成形品のバリ除去装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来金型を使用して樹脂を成形する場
合、成形型の型合せ部に微小な隙間があると、成形後成
形品にバリが発生して、成形品の品質を低下させる。
【0003】特に射出反応成形などにおける、液状の混
合液を金型内に注入して金型で固化させる成形方法にあ
っては、混合液の粘性が極めて低いため、金型の合わせ
部の微小な隙間に液が侵入しやすく、そこにバリが発生
することがある。
【0004】また低粘性の混合液を金型内に適切に充填
するためには、製品部分に残留気泡を残さないようにす
る必要があり、そのため金型内部の空気を前記液状樹脂
で完全に置換すべく、金型内部の空気を混合液の一部と
ともに合わせ部や、オーバーフロー溜まりへバリとして
流出させている。
【0005】このため成形品からバリを除去する工程が
必要となると共に、例えばポリウレタン樹脂などの場合
紫外線の影響を受けやすいため、保護膜(バリヤコー
ト)を形成する場合があるが、保護膜を予め金型内面に
形成した後混合液を注入して一体成形する成形法(IM
C法)にあっては、金型の合わせ面に塗布された保護膜
の余部もまたバリとして除去する仕上げ加工が必要であ
る。
【0006】このため成形品の成形後、成形品よりバリ
を除去する工程が必要になるが、従来では成形品に発生
したバリを手作業で除去しており、手作業によるバリ除
去作業は手間がかかるため、量産される樹脂成形品の場
合、生産性が悪い上、成形品のコストが高くなるなどの
問題がある。
【0007】かかる問題を解消するため、例えば特開平
8‐126939号公報で、ステアリングホイールの外
周リングを樹脂成形した際に発生したバリを除去する成
形品のバリ取り装置が提案されている。
【0008】前記公報のバリ取り装置は、力センサによ
り固定切削刃(平刃物)に加わる反力を検出して制御手
段へ送り、制御手段により位置決め機構を制御するよう
にしたもので、複数のサーボモータにより固定切削刃の
位置や角度及び押し圧を制御することにより、被覆材の
キャビティラインに発生したバリを除去するように構成
されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記公報のバリ
取り装置では例えば図2に示すように、X,Y,Z軸方
向に平刃物を長い距離移動させながら、被加工物のバリ
を除去する構成のため、被加工物であるステアリングホ
イールに対して、平刃物を移動させる機構が大規模なた
め、装置が大型かつ高価になると共に、加工位置に平刃
物を移動させるのに時間がかかるため、加工のサイクル
タイムが長くなって生産性が悪いなどの問題がある。
【0010】また高速で平刃物を移動させ、かつ目的位
置に正確に停止させるためには、構成部品の剛性が不可
欠であるが、前記公報のような構成では、構成部品の剛
性を上げると構成部品が大きくかつ重量が重くなるた
め、駆動機構や制動機構などが大型かつ大重量となっ
て、装置の高速化や小型化が困難であるなどの問題もあ
る。
【0011】一方例えば特開2001−18238号公
報などで、ロボットを使用して成形品に発生したバリを
除去するバリ取り方法や、レーザビームを使用して成形
品のバリを除去する方法が提案されている。
【0012】しかし特開2001−18238号公報の
バリ取り方法では、成形品のバリをロボットで剥ぎ取る
ようにしているため、強度を有し、かつまとまった量の
バリを除去するのには有効であるが、ステアリングホイ
ールなどの成形品に発生する薄皮状のバリについては、
確実に除去できないなどの問題がある。
【0013】またレーザビームを使用してバリを焼き切
る方法では、切断面に焼け焦げ跡が残るため、成形品の
品質を低下させる上、ステアリングホイールのように、
成形部を握って使用するものでは、バリの除去面に違和
感が生じるため、適用できないなどの問題がある。
【0014】本発明はかかる従来の問題点を解消するた
めになされたもので、成形品に発生したバリを自動的か
つ能率よく、しかもローコストで除去できる成形品のバ
リ除去装置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の成形品のバリ除去装置は、樹脂成形品のバリを
除去する成形品のバリ除去装置であって、成形品とバリ
の境界線に沿った一方向と、この一方向と逆向きの他方
向のいずれかに選択的にバリ除去刃を相対的に移動させ
るバリ除去ユニットと、バリ除去ユニットに設けられ、
かつバリ除去刃をバリ除去ユニットの移動方向へ向ける
旋回手段とから構成したものである。
【0016】前記構成により、成形品に発生したバリを
往復動作の中で除去できるので、無駄な動作がなくな
り、これによって加工時間を短縮できると共に、製品の
一方の部位に対して好ましい加工方向と、他方の部位に
対して好ましく、かつ前記一方の部位に対して好ましく
ない加工方向とのいずれの方向にも選択的な設定ができ
るため、より効率的な加工が可能となる。
【0017】前記目的を達成するため本発明の成形品の
バリ除去装置は、樹脂成形品のバリを除去する成形品の
バリ除去装置であって、成形品とバリの境界線に沿った
一方向と、この一方向と逆向きの他方向にバリ除去刃を
相対的に移動させるバリ除去ユニットと、一方向及び他
方向に対向する一対の刃部を有するバリ除去刃とから構
成したものである。
【0018】前記構成により、成形品に発生したバリを
往復動作の中で除去できるので、無駄な動作がなくな
り、これによって加工時間を短縮できると共に、製品の
一方の部位に対して好ましい加工方向と、他方の部位に
対して好ましく、かつ前記一方の部位に対して好ましく
ない加工方向とのいずれの方向にも対応できるため、さ
らに効率的な加工が可能となる。
【0019】またバリ除去刃の方向を切りかえる手段を
必要としないため、装置の簡略化が図れる上、動作が単
純化されるため、一層高速な動作によるバリ除去作業が
可能になる。
【0020】前記目的を達成するため本発明の成形品の
バリ除去装置は、樹脂成形品のバリを除去する成形品の
バリ除去装置であって、成形品とバリの境界線に沿って
バリを除去するバリ除去刃の刃部に向かって成形品を移
動させる成形品支持手段と、成形品とバリの境界線に沿
ってバリ除去刃を移動させるバリ除去ユニットとから構
成したものである。
【0021】前記構成により、成形品とバリ除去刃を同
時に動作させることにより、成形品の周りを長い距離に
わたってバリ除去刃を移動させる必要がないため、バリ
除去刃に対して加工しやすい位置に成形品を合わせるこ
とができ、これによって無駄な動作をなくなると共に、
適切な切れ味を得やすいようにバリ除去刃を制御できる
ため、より一層設備の小型化と高速化が可能になる。
【0022】前記目的を達成するため本発明の成形品の
バリ除去装置は、成形品支持手段及びバリ除去ユニット
の何れか一方の移動量に応じて他方を移動させることに
より、成形品とバリの境界線に沿ってバリを除去するよ
うにしたものである。
【0023】前記構成により、一方の動作によって変化
する成形品のバリ加工点の位置とバリ除去刃とのあるべ
き位置との差分を他方の動作によって補うように制御し
て、同時に双方を動かし、かつ双方の動きを合理的に組
み合わせることにより、無駄な動作を抑制することがで
きるため、生産性が向上する。
【0024】前記目的を達成するため本発明の成形品の
バリ除去装置は、リング状のリム部と、前記リム部の内
側に設けられた車体取付け用のボス部と、リム部及びボ
ス部の間を連結するスポークと、リム部を被覆する被覆
層とよりなるステアリングホイール本体の被覆層に発生
したバリを除去する成形品のバリ除去装置であって、ス
テアリングホイール本体を支持し、かつ被覆層とバリと
の境界線上の加工点を相対移動させる成形品支持手段
と、加工点にバリ除去刃を位置させ、かつバリの境界線
に沿ってバリ除去刃を相対移動させるバリ除去ユニット
とから構成したものである。
【0025】前記構成により、リング状の部分の加工動
作を単純化することにより、高速かつ高品質の加工を施
すことができ、また非単純円弧曲線状をなす部分につい
ては、適切に制御された動作によって加工を施すことに
より、トータルの加工時間を短縮することができるた
め、生産性が向上する。
【0026】また複数の非単純円弧曲線状の部分の間、
及び単純円弧状の部分の加工を通じて、常に非単純円弧
曲線状の部分がバリ除去刃に向かって移動するので、移
動時間に無駄がない上、リング状をなすステアリングホ
イールを回転させ、また停止させる機構は単純な軸支駆
動機構により構成できるため、精度の高い制御が容易に
行えると共に、ステアリングホイールは本来回転中心を
自ら有し、かつ被加工部分の相当箇所が円周上に存在す
るので、回転加工によって高品質かつ高速の加工が可能
になる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して詳述する。
【0028】図1はバリ除去装置の平面図、図2は正面
図、図3はバリ除去ユニットの拡大図、図4は制御系の
ブロック図、図5の(イ)はバリを除去する成形品の平
面図、図5の(ロ)は同要部の拡大斜視図、図6はバリ
を除去する際の作用説明図、図7はバリ除去刃の先端形
状の拡大図である。
【0029】バリ除去装置の本体1は、バリ除去手段2
と、成形品支持手段3よりなり、成形品14を出し入れ
するための開口部4aを上面に有する箱状のケース4内
に設置されている。
【0030】バリ除去手段2は、例えば6軸型のロボッ
トより構成されていて、基台2aに下端が回動自在に支
承された第1アーム2bの上端に第2アーム2cの基端
部が回動自在に支承されており、第2アーム2cの先端
部に、ハンドに相当するバリ除去ユニット5が取付けら
れている。
【0031】バリ除去ユニット5は、図3に示すように
ガイド手段6と、流体圧シリンダ7aよりなる押圧手段
7を有している。
【0032】ガイド手段6は、バリ除去ユニット5の基
板5a上に水平に設置されたLMガイドよりなるガイド
レール6aと、ガイドレール6aに摺動自在に支承され
たスライド部材6bとを有していて、スライド部材6b
上に支持部材5bが立設されており、支持部材5bの上
部には、水平方向に設けられたガイド杆6cの一端が固
着されていて、ガイド杆6cの他端側は、基板5aに下
端が固着された支柱5cの上部に設けられたガイド筒6
dに摺動自在に支承されている。
【0033】ガイド杆6cの下方には、これと平行する
よう流体圧シリンダ7aが設置されている。
【0034】流体圧シリンダ7aは、例えば低摩擦のエ
アシリンダより構成されていて、支柱5cに水平に固定
されたシリンダ部7bよりピストン杆7cが突出されて
おり、ピストン杆7cの先端部は継手7dを介して支持
部材5bに接続されていて、流体圧シリンダ7aにより
ガイドレール6aに沿って、スライド部材6b及び支持
部材5bを成形品支持手段3の接離方向へ直線的に移動
できるようになっている。
【0035】また支持部材5bの成形品支持手段3と対
向する面には、振動発生手段8が取付けられている。
【0036】振動発生手段8は、板ばねなどの弾性板よ
りなる一対の平行リンク8aを有していて、これら平行
リンク8aは支持部材5b側が高くなるよう一端側がブ
ラケット8bを介して支持部材5bに固着され、他端側
はブラケット8cを介してカッタ取付け部材8dに固着
されており、各平行リンク8aの間には、一端側が支持
部材5bに取付けられた振動ユニット8eが設けられて
いる。
【0037】振動ユニット8eは、振動周期が例えば5
0Hzの電磁式バイブレータにより構成されていて、カ
ッタ取付け部材8dに取付けられた磁性体8fを吸着及
び解放することにより、後述するバリ除去刃11に、バ
リ除去刃11の進行方向と平行または交差する方向に振
動を付与できるようになっている。
【0038】カッタ取付け部材8dの、磁性体8f取付
け面と反対の面には、ロータリアクチュエータよりなる
旋回手段10が旋回軸10aを上に向けて取付けられて
いる。
【0039】旋回手段10の旋回軸10a先端には、先
端部が鋭利となったブレード状のバリ除去刃11が着脱
自在に取付けられていると共に、旋回軸10a内にはバ
リ除去刃11を加熱する加熱手段12が設けられてい
る。
【0040】一方成形品14を支持する成形品支持手段
3は、昇降及び旋回が自在な1軸のNCロータリテーブ
ルより構成されていて、ケース4内に垂直に設置されて
おり、上方に突設された昇降及び旋回自在な支持杆3a
の先端には、ほぼ皿状の受け台3bが取付けられてい
る。
【0041】受け台3bの中心部にはチャック3cが設
けられていて、バリ14dを除去する成形品14の中心
部が把持できるようになっている。
【0042】成形品14は図5に示すように、例えばT
字状のスポーク14aを有するステアリングホイールで
あって、リング状のリム部14b全体と、スポーク14a
の一部が例えばポリウレタン樹脂よりなる被覆層14c
により被覆されており、被覆層14cを成形した際に、被
覆層14cの外周や内周にバリ14dが発生している。
【0043】またステアリングホイールは、スポーク1
4a及びリム部14bなどに寸法誤差があったり、被覆
層14cを成形した際、被覆層14cがリム部14bの
円周方向に収縮し、もしくは操作性を向上するためリム
部14bは予め真円ではないリング状に形成されてい
る。
【0044】このため成形品14を受け台3bに精度よ
く固定しても、成形品14を旋回させた場合、バリ14d
が発生したパーティングライン14eは上下、左右に微
少なずれが生じて、バリ除去刃11を仮に成形品14の
最初のバリ除去位置に精度よく位置決めしても、成形品
支持手段3により成形品14を旋回させると、バリ除去
刃11がパーティングライン14eよりずれてしまうた
め、パーティングライン14eにバリ14dの一部が残
ったり、バリ除去刃11が被覆層14cを深く切り過ぎ
て不良品の原因となる。
【0045】そこで本発明の実施の形態では、図4に示
す制御系により、バリ除去手段2及び成形品支持手段3
を制御することにより、成形品14のバリ14dを自動
的に除去している。
【0046】それでは前記構成よりなるバリ除去装置に
より成形品14のバリ14dを自動的に除去する方法
を、制御系による制御動作を交えて説明する。
【0047】成形品14のバリ除去に当っては図2の仮
想線で示すように、受け台3bを上昇させた位置、すな
わち作業員の安全を確保するため設けたケース4の開口
部4より上方へ受け台3bを上昇させて、成形品14を
成形品支持手段3の受け台3b上にリム部14bが水平
となるように載置し、成形品14の中心部をチャック3
cにより図1及び図2に示すように把持する。
【0048】次にこの状態から受け台3bを図2の実線
に示す位置まで下降させたら、制御系の制御手段(シー
ケンサ)16によりバリ除去手段2を制御して、第2ア
ーム2cの先端に取付けられたバリ除去ユニット5を成
形品14の近傍まで移動させ、バリ除去ユニット5に取
付けられたバリ除去刃11を成形品14のバリ除去位置
に位置決めする。
【0049】すなわち図6の(イ)に示す成形品14の
ポイントP1からバリ取りを開始する場合は、ポイント
P1にバリ除去刃11を位置決めする。
【0050】そしてこの状態で制御手段16により押圧
手段7に接続された圧力制御弁17を制御して、圧力調
整弁18により調圧された所定圧力のエアを押圧手段7
の流体圧シリンダ7aへ供給し、押圧手段7により支持
部材5bを成形品14側へ移動させて、バリ除去刃11
を被覆層14cのポイントP1に当接させる。
【0051】次にこの状態で、振動発生手段8を動作さ
せて、加熱手段12により所定温度、例えば160℃に
加熱されたバリ除去刃11を上下に振動させ、同時に制
御手段16により成形品支持手段3を制御して、成形品
14を右方向へ約1.1回転(約400°)させる。
【0052】これによってポイントP1から1周した後
のポイントP2までのパーティングライン14eに発生
したバリ14dがバリ除去刃11により除去されると共
に、その間バリ除去工程中被覆層14cよりバリ除去刃
11が離れようとすると、流体圧シリンダ7aの圧力に
より押圧手段7は被覆層14c側へ移動され、その結果
流体圧シリンダ7aの圧力が低下する。
【0053】そこで流体圧シリンダ7a内の圧力は圧力
センサ21により検出されて制御手段16へ常時送られ
ているため、流体圧シリンダ7a内の圧力が低下すると
制御手段16は圧力制御弁17を制御して、流体圧シリ
ンダ7a内の圧力が所定圧になるまで、流体圧シリンダ
7aにエアを供給する。
【0054】これによってバリ除去刃11は常に一定し
た圧力で被覆層14cに当接されて、被覆層14cより
バリ除去刃11が離間することがないため、成形品14
に寸法バラツキがあったり、被覆層14cが円周方向に
収縮し、もしくはリム部14bが真円でない場合でも、
バリ14dの一部が残ることがない上、バリ除去面が一
定となるため、良好な仕上り面が得られるようになる。
【0055】また被覆層14cがバリ除去刃11に向か
って強く押し当ると、流体圧シリンダ7a内の圧力が上
昇するが、このとき制御手段16は圧力制御弁17を制
御して流体圧シリンダ7a内の圧力が所定圧となるよう
補正するため、バリ除去刃11は被覆層14cに食い込
むことなく、これによって前記と同様に良好な仕上り面
が得られるようになる。
【0056】以上のようにして被覆層14cの外周面に
発生したバリ14dを除去したら、次に被覆層14cの
内周面に発生したバリ14dの除去を行う。
【0057】被覆層14c内周に発生したバリ14dの
除去に当っては、まず制御手段16によりバリ除去手段
2及び成形品支持手段3を制御して、バリ除去刃11を
図6(ロ)に示す被覆層14cのポイントP3にバリ除
去刃11が当接するよう位置決めする。
【0058】そしてこの状態で振動発生手段8によりバ
リ除去刃11に上下方向の振動を加えながら、成形品支
持手段3により成形品14を右回転させて、ポイントP
4までのバリ14dを除去する。
【0059】スポーク14aのパーティングライン14
eを図7及び図8に示すように傾斜させてあり、従って
バリ除去刃11はリム部14bのパーティングライン1
4eをそのまま延長させた図8の仮想線Sよりも下方へ
向かって形成される。
【0060】このため仮想線Sに沿ってバリ除去刃11
を移動させる場合、例えば図7に示すようにほぼ垂直
(矢印Z)にバリ除去刃11を立てた状態でパーティン
グライン14eに沿ったバリ除去作業が可能であるが、
ポイントP4からポイントP5にかけてはバリ除去刃1
1を例えば角度αだけ倒すように移動させることによ
り、バリ除去刃11をカット方向に対して適切かつ一定
の角度でバリ14dに当接することができる。
【0061】その後ポイントP4からポイントP5まで
は、成形品支持手段3の回転成形を停止させた状態で、
制御手段16によりバリ除去手段2を制御して、バリ除
去刃11を成形品14のパーチングライン14eに沿っ
てポイントP4からポイントP5まで移動させ、バリ除
去刃11でバリ14dを除去するが、リム部14bから
スポーク14aにかけては、径の小さい円弧状となって
おり、この部分のバリ14dを除去する場合、バリ除去
刃11を上下に振動させながら、制御手段16により旋
回手段10に接続された圧力制御弁19を制御して、ス
ポーク14a部及びその近傍のリム部14b内周の曲線
に沿ってバリ除去刃11を移動させる。
【0062】これによって複雑な形状の成形品14であ
っても、バリ14dを残すことなく除去することができ
る。
【0063】ポイントP4からポイントP5までのバリ
14dを除去したら、制御手段16によりバリ除去手段
2を制御して、バリ除去刃11をポイントP7へ移動さ
せて停止し、成形品支持手段3により成形品14を右回
転させて、ポイントP8までのバリ14dを除去する。
【0064】ポイントP8までのバリ14dを除去した
ら、制御手段16によりバリ除去手段2を制御して、ポ
イントP4からポイントP5までと同様に、ポイントP
8からポイントP9までのバリ14dを除去する。
【0065】その後同様な動作を繰返してポイントP1
1からポイントP12、ポイント12からポイント13
までのバリ14dを除去したら、バリ除去刃11を旋回
手段10により逆向きに方向を変えながら、同時にバリ
除去手段2によりバリ除去刃11をポイントP4へ移動
させて、この状態で今度は成形品支持手段3により成形
品14を左回転させて、図6の(ロ)に示すようにポイ
ントP4からポイントP3までバリ除去の済んだ被覆層
14cに沿って、バリ除去面の再仕上げをしながら相対
的な移動を行う。
【0066】以下成形品14を右回転させてバリ14d
を除去したときと同様な動作で、残りの個所、すなわち
ポイントP3からポイントP6までと、ポイントP12
からポイントP11まで、ポイントP11からポイント
P13までと、ポイントP8からポイントP7を経て最
後にポイントP7からポイントP10までの間に切り残
したバリ14dの除去を行った後、バリ除去手段2によ
りバリ除去刃11を成形品14と離間した位置である原
点位置へと復帰させて、成形品14のバリ除去工程を完
了する。
【0067】以上のようにして成形品14の被覆部14
cに発生したバリ14dを自動的に除去するが、被覆層
14cの内周面は、成形品14を右回転させたときと、
左回転させたときの2回バリ除去作業が繰返され、かつ
継ぎ目ない加工が施されことから、より滑らかなバリ除
去面が得られるようになる。
【0068】一方以上の制御において、バリ除去刃11
を被覆面14cに当接される押圧手段7を構成する流体
圧シリンダ7aの制御は、0.5〜1.5kgf/cm2
の比較的低いエア圧で行っており、流体圧シリンダ7a
に低摩擦シリンダを使用することにより、被覆層14c
にバリ除去刃11が追従する際の応答性を向上させてい
る。
【0069】また成形品支持手段3が専ら単純な回転動
作を行い、バリ除去手段2が比較的複雑な動作を行う
が、以上説明した通りバリ除去手段2に設けられたバリ
除去刃11の正味の移動範囲は、成形品14の大きさの
ほんの数分の一にしか相当しない極狭い範囲に過ぎな
い。
【0070】すなわち一度原点から成形品14に当たる
位置までバリ除去刃11を移動させると、ほんの狭い範
囲を移動するだけでバリ14dの除去が完了することか
ら、バリ除去手段2の制御が格段に容易になる上、動作
ポイント間を移動するのに要する時間のロスも極めて小
さくできる。
【0071】またバリ除去刃11の動作する位置は、常
にステアリングホイール14の回転中心に対して図8の
右側で行われる。
【0072】従ってバリ除去刃11の傾斜角度は常に角
度αなどの「+」方向に振れ角度を与えればよく、例え
ば左右スポーク14aと下スポーク14aとの傾斜角度
に僅かな違いがあっても、動作に大差はなく、基本的に
共通した動作に基づいてバリ除去手段2のティーチング
が可能になる。
【0073】さらにスポーク14aの対向側、すなわち
ポイントP4からポイントP10までの動作も角度αの
振れ角を与えればよい。
【0074】なお図8に破線で示したステアリングホイ
ール14の回転中心の左側においてバリ除去作業させる
場合は、右側に比べて大幅に異なる動作をさせなければ
ならず、振れ角も逆方向である「−α」としなければな
らない。
【0075】またバリ除去刃11には、例えば刃先角度
が20度程度の三角刃であるBM−1P(材質:SK
S、エヌティー(株)製)や、刃先角度14.5度の一
般的なカミソリ刃(材質:銀6)などを使用していると
共に、被覆層12cがポリウレタンの場合、常温より加
熱した方がバリ14dの除去効率が上るため、加熱手段
12により160℃に加熱しているが、被覆層14cが
他の材質であったり、バリ14dの強(こわ)さや厚さ
などが変わる場合、これらに合せて加熱温度を設定する
ことができる。
【0076】さらにバリ除去刃11に振動を加えること
により、バリ14dの除去効率が上るため、前記実施の
形態では、電磁式の振動発生手段8により振動を加えて
おり、振動の振幅は1mm程度から、0.001mm程
度、周波数は10Hzから100KHz程度の範囲が実
施に利用可能であり、実施の形態では50Hzを採用し
ているが、この値に限定されるものではなく、また高い
周波数を利用する場合は、超音波振動発生手段を使用し
てバリ除去刃11に振動を加えるようにしてもよい。
【0077】次の表1はバリ除去刃11の先端形状(図
9参照)と、バリ除去刃11に加える振動の周波数及び
振幅の関係を示したもので、周波数が50Hzの振動発
生手段には、前記実施の形態で使用した電磁式バイブレ
ータを、675Hzの振動発生手段には、エア式バイブ
レータを、そして2200Hzの振動発生手段8には超
音波発振器を使用した場合を示している。
【0078】
【表1】 この表1から明らかなように、刃先の角度(θ1)、刃
先の移動速度(V)(mm/sec)と振動周波数の関
係から、刃を全く振動させなければ、刃先固有の角度
(θ1)がそのままバリ除去に作用することになるのに
比べて、振動を加えることによって、実質的な角度(θ
2)の鋭利さが増し、これによっていわゆる切れ味がよ
くなるため、バリ14dの除去跡が滑らかになる上、バ
リ除去刃11に振動が加わることによって、1枚で加工
できる成形品14の数を大幅に増すことができる。
【0079】例えば振動を加える以外は同一条件で成形
品14のバリ除去を行った場合、振動を加えないと2個
目以降はバリ除去跡が途中から不整となって不良品とな
ったが、22,000ヘルツの振動を加えると、20個
までバリ除去跡に不整が発生しなかった。
【0080】このように1枚のバリ除去刃11で処理で
きる成形品14の数が大幅に増加することから、バリ除
去刃11の消費量を削減できると共に、バリ除去刃11
の交換は、装置を停止して手作業で行うことから、バリ
除去刃11に振動を加えてバリの除去を行うことによ
り、装置の稼働率が向上する上、作業者のいわゆる装置
持ち台数を増やすことができることから、自動化による
生産性の向上が図れると共に、バリ除去刃11の交換回
数を少なくできることによって、バリ除去刃11の自動
交換を考慮する必要がなくなるため、装置のコスト削減
も図れるようになる。
【0081】なお前記実施の形態では、被覆部12cが
バリ除去刃11を押す力を流体シリンダ7aの内圧変化
として捕らえて、これを安定化させるという、いわゆる
パッシブ制御方式を採用したが、予め標準値としての内
圧変化パターンをプログラムし、成形品14の動きに対
応してエアを送るか排気する、いわゆるアクティブ制御
を組み合わせてもよく、この場合は、必要とされる値よ
り小さ目に設定し、不足を差分として検出して一定圧を
得るようにすればよい。
【0082】また成形品14であるステアリングホイー
ルのリム部14bは真円ではなく、周方向に直径が微妙
に変えてあり、その傾向は人間工学に基づいて設計がな
されるものであって、製品固有のものである。
【0083】従って回転方向の特定位置でバリ除去ポイ
ントが特定の傾向(パターン)を持っていることから、
これを基礎に押圧手段7の制御を行うことにより、フリ
クション等の影響を相殺し、あるいは完全にキャンセル
することができるようになる。
【0084】さらに学習機能を付加すれば、成形品14
の形状のバラツキを統計的に処理し、標準値をリアルタ
イムで補正することもできることから、アクティブ制御
を組み合わせることにより、生産数量の増加に伴って加
工精度を改善できるという二次的な効果も得られるよう
になる。
【0085】以上説明した実施の形態では、例えば図5
の(ロ)に示すような片刃のバリ除去刃11を使用した
場合であるが、図10に示すような両刃のバリ除去刃1
1を使用してもよい。
【0086】また成形品14のバリ14dを除去する
際、例えばポイントP3からポイントP4までの移動
と、ポイントP4からポイントP5までの移動を別の動
作としたが、ポイントP3からポイントP4を経てポイ
ントP5までを一連の動作としても勿論よいと共に、ポ
イントP4まで成形品14を回転させる間、バリ除去刃
11を停止させてバリ14dの除去を行い、ポイントP
4からポイントP5までは成形品支持手段3を回転させ
ながら、成形品支持手段3の動作各信号に基づいてバリ
除去手段2を動作させてバリ14dを除去するようにし
てもよく、バリ14dの除去を一連の動作で行うことに
より、成形品14のバリ除去が連続的に行えるため、一
層滑らかな仕上げ面が得られる上、バリ除去手段2の動
作範囲をさらに狭くすることができるため、装置の小型
化が図れるようになる。
【0087】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように、成形品と
バリの境界線に沿った一方向と、この一方向と逆向きの
他方向のいずれかに選択的にバリ除去刃を相対的に移動
させるバリ除去ユニットと、バリ除去ユニットに設けら
れ、かつバリ除去刃をバリ除去ユニットの移動方向へ向
ける旋回手段とから構成したことから、成形品に発生し
たバリを往復動作の中で除去できるので、無駄な動作が
なくなり、これによって加工時間を短縮できると共に、
製品の一方の部位に対して好ましい加工方向と、他方の
部位に対して好ましく、かつ前記一方の部位に対して好
ましくない加工方向とのいずれの方向にも選択的な設定
ができるため、より効率的な加工が可能となる。
【0088】また成形品とバリの境界線に沿った一方向
と、この一方向と逆向きの他方向にバリ除去刃を相対的
に移動させるバリ除去ユニットと、一方向及び他方向に
対向する一対の刃部を有するバリ除去刃とから構成した
ことから、成形品に発生したバリを往復動作の中で除去
できるので、無駄な動作がなくなり、これによって加工
時間を短縮できると共に、製品の一方の部位に対して好
ましい加工方向と、他方の部位に対して好ましく、かつ
前記一方の部位に対して好ましくない加工方向とのいず
れの方向にも対応できるため、さらに効率的な加工が可
能となる上、バリ除去刃の方向を切りかえる手段を必要
としないため、装置の簡略化と動作の単純化が図れ、こ
れによって一層高速な動作によるバリ除去作業が可能に
なる。
【0089】さらに成形品とバリの境界線に沿ってバリ
を除去するバリ除去刃の刃部に向かって成形品を移動さ
せる成形品支持手段と、成形品とバリの境界線に沿って
バリ除去刃を移動させるバリ除去ユニットとから構成し
たことから、成形品とバリ除去刃を同時に動作させるこ
とにより、成形品の周りを長い距離にわたってバリ除去
刃を移動させる必要がないため、バリ除去刃に対して加
工しやすい位置に成形品を合わせることができ、これに
よって無駄な動作をなくなると共に、適切な切れ味を得
やすいようにバリ除去刃を制御できるため、より一層設
備の小型化と高速化が可能になる。
【0090】また成形品支持手段及びバリ除去ユニット
の何れか一方の移動量に応じて他方を移動させることに
より、成形品とバリの境界線に沿ってバリを除去するよ
うにしたことから、一方の動作によって変化する成形品
のバリ加工点の位置とバリ除去刃とのあるべき位置との
差分を他方の動作によって補うように制御して、同時に
双方を動かし、かつ双方の動きを合理的に組み合わせる
ことにより、無駄な動作を抑制することができるため、
生産性が向上する。
【0091】さらにリング状のリム部と、リム部の内側
に設けられた車体取付け用のボス部と、リム部及びボス
部の間を連結するスポークと、リム部を被覆する被覆層
とよりなるステアリングホイール本体の被覆層に発生し
たバリを除去するため、ステアリングホイール本体を支
持し、かつ被覆層に発生したバリの境界線上の加工点を
相対移動させる成形品支持手段と、加工点にバリ除去刃
を位置させ、かつバリの境界線に沿ってバリ除去刃を相
対移動させるバリ除去ユニットとから構成したことか
ら、リング状の部分の加工動作を単純化することによ
り、高速かつ高品質の加工を施すことができ、また非単
純円弧曲線状をなす部分については、高精度に制御され
た動作によって加工を施すことにより、トータルの加工
時間を短縮することができるため、生産性が向上する。
【0092】また複数の非単純円弧曲線状の部分の間、
及び単純円弧状の部分の加工を通じて、常に非単純円弧
曲線状の部分がバリ除去刃に向かって移動するので、移
動時間に無駄がない上、リング状をなすステアリングホ
イールを回転させ、また停止させる機構は単純な軸支駆
動機構により構成できるため、精度の高い制御が容易に
行えると共に、ステアリングホイールは本来回転中心を
自ら有し、かつ被加工部分の相当箇所が円周上に存在す
るので、回転加工によって高品質かつ高速の加工が可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態になる成形品のバリ除去装
置を示す一部切欠平面図である。
【図2】本発明の実施の形態になる成形品のバリ除去装
置を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態になる成形品のバリ除去装
置に設けられたバリ除去ユニットの拡大側面図である。
【図4】本発明の実施の形態になる成形品のバリ除去装
置を制御する制御系の回路図である。
【図5】(イ)は本発明の実施の形態になる成形品のバ
リ除去装置によりバリを除去する成形品の平面図であ
る。(ロ)は図5の(イ)のA−A位置を断面した状態
斜視図である。
【図6】(イ)及び(ロ)は本発明の実施の形態になる
成形品のバリ除去装置の作用説明図である。
【図7】本発明の実施の形態になる成形品のバリ除去装
置の作用説明図である。
【図8】本発明の実施の形態になる成形品のバリ除去装
置の作用説明図である。
【図9】本発明の実施の形態になる成形品のバリ除去装
置に使用するバリ除去刃の拡大図である。
【図10】本発明の実施の形態になる成形品のバリ除去
装置に使用するバリ除去刃の変形例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
3 成形品支持手段 5 バリ除去ユニット 10 旋回手段 11 バリ除去刃 14 成形品 14a スポーク 14b リム部 14c 被覆層 14d バリ 14f ボス部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成形品のバリを除去する成形品のバ
    リ除去装置であって、前記成形品とバリの境界線に沿っ
    た一方向と、この一方向と逆向きの他方向のいずれかに
    選択的にバリ除去刃を相対的に移動させるバリ除去ユニ
    ットと、前記バリ除去ユニットに設けられ、かつ前記バ
    リ除去刃を前記バリ除去ユニットの移動方向へ向ける旋
    回手段とを具備したことを特徴とする成形品のバリ除去
    装置。
  2. 【請求項2】 樹脂成形品のバリを除去する成形品のバ
    リ除去装置であって、前記成形品とバリの境界線に沿っ
    た一方向と、この一方向と逆向きの他方向にバリ除去刃
    を相対的に移動させるバリ除去ユニットと、前記一方向
    及び他方向に対向する一対の刃部を有するバリ除去刃と
    を具備したことを特徴とするの成形品のバリ除去装置。
  3. 【請求項3】 樹脂成形品のバリを除去する成形品のバ
    リ除去装置であって、前記成形品とバリの境界線に沿っ
    てバリを除去するバリ除去刃の刃部に向かって前記成形
    品を移動させる成形品支持手段と、前記成形品とバリの
    境界線に沿って前記バリ除去刃を移動させるバリ除去ユ
    ニットとを具備したことを特徴とするの成形品のバリ除
    去装置。
  4. 【請求項4】 前記成形品支持手段及び前記バリ除去ユ
    ニットの何れか一方の移動量に応じて他方を移動させる
    ことにより、前記成形品とバリの境界線に沿ってバリを
    除去するようにしてなる請求項3に記載の成形品のバリ
    除去装置。
  5. 【請求項5】 リング状のリム部と、前記リム部の内側
    に設けられた車体取付け用のボス部と、前記リム部及び
    ボス部の間を連結するスポークと、前記リム部を被覆す
    る被覆層とよりなるステアリングホイール本体の前記被
    覆層に発生したバリを除去する成形品のバリ除去装置で
    あって、前記ステアリングホイール本体を支持し、かつ
    被覆層とバリとの境界線上の加工点を相対移動させる成
    形品支持手段と、前記加工点にバリ除去刃を位置させ、
    かつ前記バリの境界線に沿って前記バリ除去刃を相対移
    動させるバリ除去ユニットとを具備したことを特徴とす
    るの成形品のバリ除去装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4685976B1 (ja) * 2010-08-09 2011-05-18 日本省力機械株式会社 スクレイパー式バリ取り装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4685976B1 (ja) * 2010-08-09 2011-05-18 日本省力機械株式会社 スクレイパー式バリ取り装置
WO2012020446A1 (ja) * 2010-08-09 2012-02-16 日本省力機械株式会社 スクレイパー式バリ取り装置

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