JP2003001639A - 成形品のバリ除去装置 - Google Patents

成形品のバリ除去装置

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JP2003001639A
JP2003001639A JP2001186951A JP2001186951A JP2003001639A JP 2003001639 A JP2003001639 A JP 2003001639A JP 2001186951 A JP2001186951 A JP 2001186951A JP 2001186951 A JP2001186951 A JP 2001186951A JP 2003001639 A JP2003001639 A JP 2003001639A
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deburring
burr
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fluid pressure
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Tomoji Yamada
智司 山田
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Nihon Plast Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な形状の成形品に発生したバリでも、能
率よく除去できる成形品のバリ除去装置を提供する。 【解決手段】 成形品14のバリ除去位置にバリ除去刃
11を位置決めするバリ除去手段2と、バリ除去手段2
に設けられ、かつ成形品14のバリ14dに沿ってバリ
除去刃11を移動させるバリ除去ユニット5と、バリ除
去ユニット5に設けられ、かつバリ除去ユニット5を成
形品14の接離方向へ直線移動させるガイド手段6及び
バリ除去ユニット5を成形品方向へ付勢して、バリ除去
刃11を成形品14のバリ発生位置に当接させる流体圧
シリンダ7aとからなる押圧手段7と、成形品14を支
持し、かつ成形品14をバリ除去刃11に対し相対移動
させる成形品支持手段3とから構成したもので、複雑な
形状の成形品であっても、バリ14dの除去が容易かつ
能率よく行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂成形品に発生し
たバリを自動的に除去する成形品のバリ除去装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来金型を使用して樹脂を成形する場
合、成形型の型合せ部に微小な隙間があると、成形後成
形品にバリが発生して、成形品の品質を低下させる。
【0003】特に射出反応成形などにおける、液状の混
合液を金型内に注入して金型内で固化させる成形方法に
あっては、混合液の粘性が極めて低いため、金型の合わ
せ部の微小な隙間に液が侵入しやすく、そこにバリが発
生することがある。
【0004】また低粘性の混合液を金型内に適切に充填
するためには、製品部分に残留気泡を残さないようにす
る必要があり、そのため金型内部の空気を前記液状樹脂
で完全に置換すべく、金型内部の空気を混合液の一部と
ともに合わせ部や、オーバーフロー溜まりへバリとして
流出させている。
【0005】このため成形品からバリを除去する工程が
必要となると共に、例えばポリウレタン樹脂などの場合
紫外線の影響を受けやすいため、保護膜(バリヤコー
ト)を形成する場合があるが、保護膜を予め金型内面に
形成した後混合液を注入して一体成形する成形法(IM
C法)にあっては、金型の合わせ面に塗布された保護膜
の余部もまたバリとして除去する仕上げ加工が必要であ
る。
【0006】このため成形品の成形後、成形品よりバリ
を除去する工程が必要になるが、従来では成形品に発生
したバリを手作業で除去しており、手作業によるバリ除
去作業は手間がかかるため、量産される樹脂成形品の場
合、生産性が悪い上、成形品のコストが高くなるなどの
問題がある。
【0007】かかる問題を解消するため、例えば特開昭
62‐288602号公報で、ステアリングホイールの
外周リングを樹脂成形した際に発生したバリを除去する
成形品のバリ取り装置が提案されている。
【0008】前記公報のバリ取り装置は、加熱装置によ
り加熱したバリ取り刃を、加圧装置によりステアリング
ホイールの外周リングに押し当てた状態で、バリ取り刃
を水平及び上下方向へスライドさせながら、ステアリン
グホイールを所定の速度で回転させることにより、外周
リングに発生したバリを除去するように構成されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記公報のバリ
取り装置では、バリ取り刃を支持するスライド杆や、ス
ライド杆に設けられた加熱装置の自重を利用して、バリ
取り刃をステアリングホイールの外周リングに押し当て
る構造のため、外周リングの外周面に発生したバリの除
去には有効であるが、比較的真円度の高いリング状の成
形品でなければバリ取り刃を押し当て部の変化に十分追
従させることができないことから、バリ取り中にバリ取
り刃が成形品の基部にまで深く入り込む虞があると共
に、特に軟質の樹脂により成形された成形品の仕上げ作
業などでは、適用可能な成形品の個所が限定され、適用
できない個所については手作業でバリを除去しなければ
ならないため、省力化の点で十分でないなどの問題があ
る。
【0010】またV字形をした特殊な形状のバリ取り刃
を使用しているため、バリ取り中バリ取り刃の芯に対し
バリの位置がずれるとバリが除去できなくなって、バリ
の一部が残ってしまうと共に、特殊形状のバリ取り刃は
高価なため、ランニングコストが上るなどの問題もあ
る。
【0011】一方例えば特開2001−18238号公
報などで、ロボットを使用して成形品に発生したバリを
除去するバリ取り方法や、レーザビームを使用して成形
品のバリを除去する方法が提案されている。
【0012】しかし特開2001−18238号公報の
バリ取り方法では、成形品のバリをロボットで剥ぎ取る
ようにしているため、強度を有し、かつまとまった量の
バリを除去するのには有効であるが、ステアリングホイ
ールなどの成形品に発生する薄皮状のバリについては、
確実に除去できないなどの問題がある。
【0013】またレーザビームを使用してバリを焼き切
る方法では、切断面に焼け焦げ跡が残るため、成形品の
品質を低下させる上、ステアリングホイールのように、
成形部を握って使用するものでは、バリの除去面に違和
感が生じるため、適用できないなどの問題がある。
【0014】本発明はかかる従来の問題点を解消するた
めになされたもので、複雑な形状の成形品に発生したバ
リでも、自動的かつ能率よく除去できる成形品のバリ除
去装置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の成形品のバリ除去装置は、樹脂成形品を成形し
た際に発生するバリを自動的に除去する成形品のバリ除
去装置であって、成形品のバリ除去位置にバリ除去刃を
位置決めするバリ除去手段と、バリ除去手段に設けら
れ、かつ成形品に沿ってバリ除去刃を移動させるバリ除
去ユニットと、バリ除去ユニットに設けられ、かつバリ
除去ユニットを成形品の接離方向へ直線移動させるガイ
ド手段及びバリ除去ユニットを成形品方向へ付勢して、
バリ除去刃を成形品のバリ発生位置に当接させる押圧手
段と、成形品を支持し、かつ成形品をバリ除去刃に対し
相対移動させる成形品支持手段とから構成したものであ
る。
【0016】前記構成により、バリ除去刃を成形品のバ
リに沿って移動させながらバリを除去することができる
ため、複雑な形状の成形品であっても、バリの除去が容
易かつ確実に行えると共に、特殊な形状のバリ除去刃を
使用せずにバリの除去が行えるため、バリの一部が残っ
てしまうことがない上、ランニングコストの低減も図れ
るようになる。
【0017】また成形品支持手段により成形品をバリ除
去刃に対し相対移動させながらバリを除去することがで
きるため、バリの除去が短時間で能率よく行えると共
に、レーザビームによりバリを焼き切るものに比べて良
好なバリ除去面が得られるため、特にステアリングホイ
ールのように成形部を握って使用する成形品の場合、使
用時違和感が生じないので好適である。
【0018】さらに押圧手段により成形品のバリ発生部
分に確実にバリ除去刃を当接させることができるため、
バリの切り残しが発生することがないと共に、バリ発生
面に対するバリ除去刃の追従性を向上させることができ
るようになる。
【0019】前記目的を達成するため本発明の成形品の
バリ除去装置は、バリ除去ユニットにバリ除去刃を振動
させる振動発生手段を設けたものである。
【0020】前記構成により、振動するバリ除去刃によ
りバリの除去が効率よく行えるようになると共に、仕上
げ面の品質も向上する。
【0021】前記目的を達成するため本発明の成形品の
バリ除去装置は、押圧手段に設けられた流体圧シリンダ
内の流体圧を検出し、かつ流体圧シリンダ内の流体圧が
所定圧となるよ流体圧シリンダを帰還制御するようにし
たものである。
【0022】前記構成により、流体圧シリンダによりバ
リ除去刃を常に適切な押圧力で成形品に押し付けること
ができるため、バリの一部が残ったり、バリ除去刃が成
形品を深切りすることがないため、良好な仕上げ面が得
られると共に、成形品の深切りにより生じる不良品の発
生を低減することができる。
【0023】前記目的を達成するため本発明の成形品の
バリ除去装置は、押圧手段に設けられた流体圧シリンダ
内の流体圧を、予め成形品の形状に応じて作成された加
工プログラムにより変化させ、同時に流体圧シリンダ内
の流体圧を検出して、その差分を補正するよう流体圧シ
リンダを制御するようにしたものである。
【0024】前記構成により、金型により成形された成
形品に寸法的なバラツキが生じても、バラツキに応じて
バリ除去刃と成形品間の押圧力を補正しながらバリの除
去が行えるためバリ除去刃の追従性が向上し、これによ
って精度の高いバリの除去作業が行えるようになる。
【0025】前記目的を達成するため本発明の成形品の
バリ除去装置は、成形品は弧状部を有し、また成形品支
持手段は成形品を弧状部の弧心の周りに成形品を回転さ
せて、バリ除去刃を相対移動させるようにしたものであ
る。
【0026】前記構成により、弧形状を有する成形品の
バリを効率よく除去することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して詳述する。
【0028】図1はバリ除去装置の平面図、図2は正面
図、図3はバリ除去ユニットの拡大図、図4は制御系の
ブロック図、図5の(イ)はバリを除去する成形品の平
面図、図5の(ロ)は同要部の拡大斜視図、図6はバリ
を除去する際の作用説明図、図7はバリ除去刃の先端形
状の拡大図である。
【0029】バリ除去装置の本体1は、バリ除去手段2
と、成形品支持手段3よりなり、成形品14を出し入れ
するための開口部4aを上面に有する箱状のケース4内
に設置されている。
【0030】バリ除去手段2は、例えば6軸型のロボッ
トより構成されていて、基台2aに下端が回動自在に支
承された第1アーム2bの上端に第2アーム2cの基端
部が回動自在に支承されており、第2アーム2cの先端
部に、ハンドに相当するバリ除去ユニット5が取付けら
れている。
【0031】バリ除去ユニット5は、図3に示すように
ガイド手段6と、流体圧シリンダ7aよりなる押圧手段
7を有している。
【0032】ガイド手段6は、バリ除去ユニット5の基
板5a上に水平に設置されたLMガイドよりなるガイド
レール6aと、ガイドレール6aに摺動自在に支承され
たスライド部材6bとを有していて、スライド部材6b
上に支持部材5bが立設されており、支持部材5bの上
部には、水平方向に設けられたガイド杆6cの一端が固
着されていて、ガイド杆6cの他端側は、基板5aに下
端が固着された支柱5cの上部に設けられたガイド筒6
dに摺動自在に支承されている。
【0033】ガイド杆6cの下方には、これと平行する
よう流体圧シリンダ7aが設置されている。
【0034】流体圧シリンダ7aは、例えば低摩擦のエ
アシリンダより構成されていて、支柱5cに水平に固定
されたシリンダ部7bよりピストン杆7cが突出されて
おり、ピストン杆7cの先端部は継手7dを介して支持
部材5bに接続されていて、流体圧シリンダ7aにより
ガイドレール6aに沿って、スライド部材6b及び支持
部材5bを成形品支持手段3の接離方向へ直線的に移動
できるようになっている。
【0035】また支持部材5bの成形品支持手段3と対
向する面には、振動発生手段8が取付けられている。
【0036】振動発生手段8は、板ばねなどの弾性板よ
りなる一対の平行リンク8aを有していて、これら平行
リンク8aは支持部材5b側が高くなるよう一端側がブ
ラケット8bを介して支持部材5bに固着され、他端側
はブラケット8cを介してカッタ取付け部材8dに固着
されており、各平行リンク8aの間には、一端側が支持
部材5bに取付けられた振動ユニット8eが設けられて
いる。
【0037】振動ユニット8eは、振動周期が例えば5
0Hzの電磁式バイブレータにより構成されていて、カ
ッタ取付け部材8dに取付けられた磁性体8fを吸着及
び解放することにより、後述するバリ除去刃11に、バ
リ除去刃11の進行方向と平行または交差する方向に振
動を付与できるようになっている。
【0038】カッタ取付け部材8dの、磁性体8f取付
け面と反対の面には、ロータリアクチュエータよりなる
旋回手段10が旋回軸10aを上に向けて取付けられて
いる。
【0039】旋回手段10の旋回軸10a先端には、先
端部が鋭利となったブレード状のバリ除去刃11が着脱
自在に取付けられていると共に、旋回軸10a内にはバ
リ除去刃11を加熱する加熱手段12が設けられてい
る。
【0040】一方成形品14を支持する成形品支持手段
3は、昇降及び旋回が自在な1軸のNCロータリテーブ
ルより構成されていて、ケース4内に垂直に設置されて
おり、上方に突設された昇降及び旋回自在な支持杆3a
の先端には、ほぼ皿状の受け台3bが取付けられてい
る。
【0041】受け台3bの中心部にはチャック3cが設
けられていて、バリ14dを除去する成形品14の中心
部が把持できるようになっている。
【0042】成形品14は図5に示すように、例えばT
字状のスポーク14aを有するステアリングホイールで
あって、リング状のリム部14b全体と、スポーク14a
の一部が例えばポリウレタン樹脂よりなる被覆層14c
により被覆されており、被覆層14cを成形した際に、被
覆層14cの外周や内周にバリ14dが発生している。
【0043】またステアリングホイールは、スポーク1
4a及びリム部14bなどに寸法誤差があったり、被覆
層14cを成形した際、被覆層14cがリム部14bの
円周方向に収縮し、もしくは操作性を向上するためリム
部14bは予め真円ではないリング状に形成されてい
る。
【0044】このため成形品14を受け台3bに精度よ
く固定しても、成形品14を旋回させた場合、バリ14d
が発生したパーティングライン14eは上下、左右に微
少なずれが生じて、バリ除去刃11を仮に成形品14の
最初のバリ除去位置に精度よく位置決めしても、成形品
支持手段3により成形品14を旋回させると、バリ除去
刃11がパーティングライン14eよりずれてしまうた
め、パーティングライン14eにバリ14dの一部が残
ったり、バリ除去刃11が被覆層14cを深く切り過ぎ
て不良品の原因となる。
【0045】そこで本発明の実施の形態では、図4に示
す制御系により、バリ除去手段2及び成形品支持手段3
を制御することにより、成形品14のバリ14dを自動
的に除去している。
【0046】それでは前記構成よりなるバリ除去装置に
より成形品14のバリ14dを自動的に除去する方法
を、制御系による制御動作を交えて説明する。
【0047】成形品14のバリ除去に当っては図2の仮
想線で示すように、受け台3bを上昇させた位置、すな
わち作業員の安全を確保するため設けたケース4の開口
部4より上方へ受け台3bを上昇させて、成形品14を
成形品支持手段3の受け台3b上にリム部14bが水平
となるように載置し、成形品14の中心部をチャック3
cにより図1及び図2に示すように把持する。
【0048】次にこの状態から受け台3bを図2の実線
に示す位置まで下降させたら、制御系の制御手段(シー
ケンサ)16によりバリ除去手段2を制御して、第2ア
ーム2cの先端に取付けられたバリ除去ユニット5を成
形品14の近傍まで移動させ、バリ除去ユニット5に取
付けられたバリ除去刃11を成形品14のバリ除去位置
に位置決めする。
【0049】すなわち図6の(イ)に示す成形品14の
ポイントP1からバリ取りを開始する場合は、ポイント
P1にバリ除去刃11を位置決めする。
【0050】そしてこの状態で制御手段16により押圧
手段7に接続された圧力制御弁17を制御して、圧力調
整弁18により調圧された所定圧力のエアを押圧手段7
の流体圧シリンダ7aへ供給し、押圧手段7により支持
部材5bを成形品14側へ移動させて、バリ除去刃11
を被覆層14cのポイントP1に当接させる。
【0051】次にこの状態で、振動発生手段8を動作さ
せて、加熱手段12により所定温度、例えば160℃に
加熱されたバリ除去刃11を上下に振動させ、同時に制
御手段16により成形品支持手段3を制御して、成形品
14を右方向へ約1.1回転(約400°)させる。
【0052】これによってポイントP1から1周した後
のポイントP2までのパーティングライン14eに発生
したバリ14dがバリ除去刃11により除去されると共
に、その間バリ除去工程中被覆層14cよりバリ除去刃
11が離れようとすると、流体圧シリンダ7aの圧力に
より押圧手段7は被覆層14c側へ移動され、その結果
流体圧シリンダ7aの圧力が低下する。
【0053】そこで流体圧シリンダ7a内の圧力は圧力
センサ21により検出されて制御手段16へ常時送られ
ているため、流体圧シリンダ7a内の圧力が低下すると
制御手段16は圧力制御弁17を制御して、流体圧シリ
ンダ7a内の圧力が所定圧になるまで、流体圧シリンダ
7aにエアを供給する。
【0054】これによってバリ除去刃11は常に一定し
た圧力で被覆層14cに当接されて、被覆層14cより
バリ除去刃11が離間することがないため、成形品14
に寸法バラツキがあったり、被覆層14cが円周方向に
収縮し、もしくはリム部14bが真円でない場合でも、
バリ14dの一部が残ることがない上、バリ除去面が一
定となるため、良好な仕上り面が得られるようになる。
【0055】また被覆層14cがバリ除去刃11に向か
って強く押し当ると、流体圧シリンダ7a内の圧力が上
昇するが、このとき制御手段16は圧力制御弁17を制
御して流体圧シリンダ7a内の圧力が所定圧となるよう
補正するため、バリ除去刃11は被覆層14cに食い込
むことなく、これによって前記と同様に良好な仕上り面
が得られるようになる。
【0056】以上のようにして被覆層14cの外周面に
発生したバリ14dを除去したら、次に被覆層14cの
内周面に発生したバリ14dの除去を行う。
【0057】被覆層14c内周に発生したバリ14dの
除去に当っては、まず制御手段16によりバリ除去手段
2及び成形品支持手段3を制御して、バリ除去刃11を
図6(ロ)に示す被覆層14cのポイントP3にバリ除
去刃11が当接するよう位置決めする。
【0058】そしてこの状態で振動発生手段8によりバ
リ除去刃11に上下方向の振動を加えながら、成形品支
持手段3により成形品14を右回転させて、ポイントP
4までのバリ14dを除去する。
【0059】その後ポイントP4からポイントP5まで
は、成形品支持手段3の回転成形を停止させた状態で、
制御手段16によりバリ除去手段2を制御して、バリ除
去刃11を成形品14のパーチングライン14eに沿っ
てポイントP4からポイントP5まで移動させ、バリ除
去刃11でバリ14dを除去するが、リム部14bから
スポーク14aにかけては、径の小さい円弧状となって
おり、この部分のバリ14dを除去する場合、バリ除去
刃11を上下に振動させながら、制御手段16により旋
回手段10に接続された圧力制御弁19を制御して、ス
ポーク14a部及びその近傍のリム部14b内周の曲線
に沿ってバリ除去刃11を移動させる。
【0060】これによって複雑な形状の成形品14であ
っても、バリ14dを残すことなく除去することができ
る。
【0061】ポイントP4からポイントP5までのバリ
14dを除去したら、制御手段16によりバリ除去手段
2を制御して、バリ除去刃11をポイントP7へ移動さ
せて停止し、成形品支持手段3により成形品14を右回
転させて、ポイントP8までのバリ14dを除去する。
【0062】ポイントP8までのバリ14dを除去した
ら、制御手段16によりバリ除去手段2を制御して、ポ
イントP4からポイントP5までと同様に、ポイントP
8からポイントP9までのバリ14dを除去する。
【0063】その後同様な動作を繰返してポイントP1
1からポイントP12、ポイント12からポイント13
までのバリ14dを除去したら、バリ除去刃11を旋回
手段10により逆向きに方向を変えながら、同時にバリ
除去手段2によりバリ除去刃11をポイントP4へ移動
させて、この状態で今度は成形品支持手段3により成形
品14を左回転させて、図6の(ロ)に示すようにポイ
ントP4からポイントP3までバリ除去の済んだ被覆層
14cに沿って、バリ除去面の再仕上げをしながら相対
的な移動を行う。
【0064】以下成形品14を右回転させてバリ14d
を除去したときと同様な動作で、残りの個所、すなわち
ポイントP3からポイントP6までと、ポイントP12
からポイントP11まで、ポイントP11からポイント
P13までと、ポイントP8からポイントP7を経て最
後にポイントP7からポイントP10までの間に切り残
したバリ14dの除去を行った後、バリ除去手段2によ
りバリ除去刃11を成形品14と離間した位置である原
点位置へと復帰させて、成形品14のバリ除去工程を完
了する。
【0065】以上のようにして成形品14の被覆部14
cに発生したバリ14dを自動的に除去するが、被覆層
14cの内周面は、成形品14を右回転させたときと、
左回転させたときの2回バリ除去作業が繰返され、かつ
継ぎ目ない加工が施されことから、より滑らかなバリ除
去面が得られるようになる。
【0066】一方以上の制御において、バリ除去刃11
を被覆面14cに当接される押圧手段7を構成する流体
圧シリンダ7aの制御は、0.5〜1.5kgf/cm2
の比較的低いエア圧で行っており、流体圧シリンダ7a
に低摩擦シリンダを使用することにより、被覆層14c
にバリ除去刃11が追従する際の応答性を向上させてい
る。
【0067】また成形品支持手段3が専ら単純な回転動
作を行い、バリ除去手段2が比較的複雑な動作を行う
が、以上説明した通りバリ除去手段2に設けられたバリ
除去刃11の正味の移動範囲は、成形品14の大きさの
ほんの数分の一にしか相当しない極狭い範囲に過ぎな
い。
【0068】すなわち一度原点から成形品14に当たる
位置までバリ除去刃11を移動させると、ほんの狭い範
囲を移動するだけでバリ14dの除去が完了することか
ら、バリ除去手段2の制御が格段に容易になる上、動作
ポイント間を移動するのに要する時間のロスも極めて小
さくできる。
【0069】またバリ除去刃11には、例えば刃先角度
が20度程度の三角刃であるBM−1P(材質:SK
S、エヌティー(株)製)や、刃先角度14.5度の一
般的なカミソリ刃(材質:銀6)などを使用していると
共に、被覆層12cがポリウレタンの場合、常温より加
熱した方がバリ14dの除去効率が上るため、加熱手段
12により160℃に加熱しているが、被覆層14cが
他の材質であったり、バリ14dの強(こわ)さや厚さ
などが変わる場合、これらに合せて加熱温度を設定する
ことができる。
【0070】さらにバリ除去刃11に振動を加えること
により、バリ14dの除去効率が上るため、前記実施の
形態では、電磁式の振動発生手段8により振動を加えて
おり、振動の振幅は1mm程度から、0.001mm程
度、周波数は10Hzから100KHz程度の範囲が実
施に利用可能であり、実施の形態では50Hzを採用し
ているが、この値に限定されるものではなく、また高い
周波数を利用する場合は、超音波振動発生手段を使用し
てバリ除去刃11に振動を加えるようにしてもよい。
【0071】次の表1はバリ除去刃11の先端形状(図
7参照)と、バリ除去刃11に加える振動の周波数及び
振幅の関係を示したもので、周波数が50Hzの振動発
生手段には、前記実施の形態で使用した電磁式バイブレ
ータを、675Hzの振動発生手段には、エア式バイブ
レータを、そして2200Hzの振動発生手段8には超
音波発振器を使用した場合を示している。
【0072】
【表1】 この表1から明らかなように、刃先の角度(θ1)、刃
先の移動速度(V)(mm/sec)と振動周波数の関
係から、刃を全く振動させなければ、刃先固有の角度
(θ1)がそのままバリ除去に作用することになるのに
比べて、振動を加えることによって、実質的な角度(θ
2)の鋭利さが増し、これによっていわゆる切れ味がよ
くなるため、バリ14dの除去跡が滑らかになる上、バ
リ除去刃11に振動が加わることによって、1枚で加工
できる成形品14の数を大幅に増すことができる。
【0073】例えば振動を加える以外は同一条件で成形
品14のバリ除去を行った場合、振動を加えないと2個
目以降はバリ除去跡が途中から不整となって不良品とな
ったが、22,000ヘルツの振動を加えると、20個
までバリ除去跡に不整が発生しなかった。
【0074】このように1枚のバリ除去刃11で処理で
きる成形品14の数が大幅に増加することから、バリ除
去刃11の消費量を削減できると共に、バリ除去刃11
の交換は、装置を停止して手作業で行うことから、バリ
除去刃11に振動を加えてバリの除去を行うことによ
り、装置の稼働率が向上する上、作業者のいわゆる装置
持ち台数を増やすことができることから、自動化による
生産性の向上が図れると共に、バリ除去刃11の交換回
数を少なくできることによって、バリ除去刃11の自動
交換を考慮する必要がなくなるため、装置のコスト削減
も図れるようになる。
【0075】なお前記実施の形態では、被覆部12cが
バリ除去刃11を押す力を流体シリンダ7aの内圧変化
として捕らえて、これを安定化させるという、いわゆる
パッシブ制御方式を採用したが、予め標準値としての内
圧変化パターンをプログラムし、成形品14の動きに対
応してエアを送るか排気する、いわゆるアクティブ制御
を組み合わせてもよく、この場合は、必要とされる値よ
り小さ目に設定し、不足を差分として検出して一定圧を
得るようにすればよい。
【0076】また成形品14であるステアリングホイー
ルのリム部14bは真円ではなく、周方向に直径が微妙
に変えてあり、その傾向は人間工学に基づい手設計がな
されるものであって、製品固有のものである。
【0077】従って回転方向の特定位置でバリ除去ポイ
ントが特定の傾向(パターン)を持っていることから、
これを基礎に押圧手段7の制御を行うことにより、フリ
クション等の影響を相殺し、あるいは完全にキャンセル
することができるようになる。
【0078】さらに学習機能を付加すれば、成形品14
の形状のバラツキを統計的に処理し、標準値をリアルタ
イムで補正することもできることから、アクティブ制御
を組み合わせることにより、生産数量の増加に伴って加
工精度を改善できるという二次的な効果も得られるよう
になる。
【0079】以上説明した実施の形態では、例えば図5
の(ロ)に示すような片刃のバリ除去刃11を使用した
場合であるが、図8に示すような両刃のバリ除去刃11
を使用してもよい。
【0080】また成形品14のバリ14dを除去する
際、例えばポイントP3からポイントP4までの移動
と、ポイントP4からポイントP5までの移動を別の動
作としたが、ポイントP3からポイントP4を経てポイ
ントP5までを一連の動作としても勿論よいと共に、ポ
イントP4まで成形品14を回転させる間、バリ除去刃
11を停止させてバリ14dの除去を行い、ポイントP
4からポイントP5までは成形品支持手段3を回転させ
ながら、成形品支持手段3の動作各信号に基づいてバリ
除去手段2を動作させてバリ14dを除去するようにし
てもよく、バリ14dの除去を一連の動作で行うことに
より、成形品14のバリ除去が連続的に行えるため、一
層滑らかな仕上げ面が得られる上、バリ除去手段2の動
作範囲をさらに狭くすることができるため、装置の小型
化が図れるようになる。
【0081】なお、以上の説明においては、流体圧シリ
ンダを使用して成形品にバリ除去刃を押圧し、そのとき
の流体圧シリンダの内圧を検出して所定の押圧力を得る
よう制御する構成をとったが、例えばサーボモーター等
を利用した電動アクチュエータと歪センサーとを組み合
わせて、電気信号によって駆動制御を行う等の構成を採
用することもできる。
【0082】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように、樹脂成形
品を成形した際に発生するバリを自動的に除去する成形
品のバリ除去装置であって、成形品のバリ除去位置にバ
リ除去刃を位置決めするバリ除去手段と、バリ除去手段
に設けられ、かつ成形品のバリに沿ってバリ除去刃を移
動させるバリ除去ユニットと、バリ除去ユニットに設け
られ、かつバリ除去ユニットを成形品の接離方向へ直線
移動させるガイド手段及びバリ除去ユニットを成形品方
向へ付勢して、バリ除去刃を成形品のバリ発生位置に当
接させる流体圧シリンダとからなる押圧手段と、成形品
を支持し、かつ成形品をバリ除去刃に対し相対移動させ
る成形品支持手段とより構成したことから、バリ除去刃
を成形品のバリに沿って移動させながらバリを除去する
ことができるため、複雑な形状の成形品であっても、バ
リの除去が容易かつ確実に行えると共に、特殊な形状の
バリ除去刃を使用せずにバリの除去が行えるため、バリ
の一部が残ってしまうことがない上、ランニングコスト
の低減も図れるようになる。
【0083】また成形品支持手段により成形品をバリ除
去刃に対し相対移動させながらバリを除去することがで
きるため、バリの除去が短時間で能率よく行えると共
に、レーザビームによりバリを焼き切るものに比べて良
好なバリ除去面が得られるため、特にステアリングホイ
ールのように成形部を握って使用する成形品の場合、使
用時違和感が生じないので好適である。
【0084】さらに押圧手段により成形品のバリ発生部
分に確実にバリ除去刃を当接させることができるため、
バリの切り残しが発生することがない上、流体圧シリン
ダに低摩擦のエアシリンダを使用することにより、バリ
発生面に対するバリ除去刃の追従性を向上させることが
できると共に、バリ除去ユニットにバリ除去刃を振動さ
せる振動発生手段を設けたことから、振動するバリ除去
刃によりバリの除去が効率よく行える上、仕上げ面の品
質も向上する。
【0085】また押圧手段に設けられた流体圧シリンダ
内の流体圧を検出し、かつ流体圧シリンダ内の流体圧が
所定圧となるよう流体圧シリンダを帰還制御するように
したことから、流体圧シリンダによりバリ除去刃を常に
適切な押圧力で成形品に押し付けることができるため、
バリの一部が残ったり、バリ除去刃が成形品を深切りす
ることがないため、良好な仕上げ面が得られると共に、
成形品の深切りにより生じる不良品の発生を低減するこ
とができる。
【0086】さらに押圧手段に設けられた流体圧シリン
ダ内の流体圧を、予め成形品の形状に応じて作成された
加工プログラムにより変化させ、同時に流体圧シリンダ
内の流体圧を検出して、その差分を補正するよう流体圧
シリンダを制御するようにしたことから、金型により成
形された成形品に寸法的なバラツキが生じても、バラツ
キに応じてバリ除去刃と成形品間の押圧力を補正しなが
らバリの除去が行えるためバリ除去刃の追従性が向上
し、これによって精度の高いバリの除去作業が行えるよ
うになる。
【0087】さらに、弧状部を有する樹脂成形品を、成
形品支持手段により弧状部の弧心の周りに回転させてバ
リ除去刃を相対移動させるようにしたことから、樹脂成
形品の弧形状を利用して、樹脂成形品の動作を単純かつ
合理的にし、バリ除去を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態になる成形品のバリ除去装
置を示す一部切欠平面図である。
【図2】本発明の実施の形態になる成形品のバリ除去装
置を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態になる成形品のバリ除去装
置に設けられたバリ除去ユニットの拡大側面図である。
【図4】本発明の実施の形態になる成形品のバリ除去装
置を制御する制御系の回路図である。
【図5】(イ)は本発明の実施の形態になる成形品のバ
リ除去装置によりバリを除去する成形品の平面図であ
る。(ロ)は図5の(イ)のA−A位置を断面した状態
斜視図である。
【図6】(イ)及び(ロ)は本発明の実施の形態になる
成形品のバリ除去装置の作用説明図である。
【図7】本発明の実施の形態になる成形品のバリ除去装
置に使用するバリ除去刃の拡大図である。
【図8】本発明の実施の形態になる成形品のバリ除去装
置に使用するバリ除去刃の変形例を示す説明図である。
【符号の説明】
2 バリ除去手段 3 成形品支持手段 5 バリ除去ユニット 6 ガイド手段 7 押圧手段 7a 流体圧シリンダ 8 振動発生手段 10 旋回手段 11 バリ除去刃 14 成形品 14d バリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成形品を成形した際に発生するバリ
    を自動的に除去する成形品のバリ除去装置であって、前
    記成形品のバリ除去位置にバリ除去刃を位置決めするバ
    リ除去手段と、前記バリ除去手段に設けられ、かつ前記
    成形品に沿って前記バリ除去刃を移動させるバリ除去ユ
    ニットと、前記バリ除去ユニットに設けられ、かつ前記
    バリ除去ユニットを前記成形品の接離方向へ直線移動さ
    せるガイド手段及び前記バリ除去ユニットを前記成形品
    方向へ付勢して、前記バリ除去刃を前記成形品のバリ発
    生位置に当接させる押圧手段と、前記成形品を支持し、
    かつ前記成形品を前記バリ除去刃に対し相対移動させる
    成形品支持手段とを具備したことを特徴とする成形品の
    バリ除去装置。
  2. 【請求項2】 前記バリ除去ユニットに、前記バリ除去
    刃を振動させる振動発生手段を設けてなる請求項1に記
    載の成形品のバリ除去装置。
  3. 【請求項3】 前記押圧手段は、前記バリ除去刃を前記
    成形品のバリ発生位置に当接させる流体圧シリンダを有
    し、前記流体圧シリンダ内の流体圧を検出し、かつ前記
    流体圧シリンダ内の流体圧が所定圧となるよう前記流体
    圧シリンダを帰還制御してなる請求項1または2に記載
    の成形品のバリ除去装置。
  4. 【請求項4】 前記押圧手段に設けられた前記流体圧シ
    リンダ内の流体圧を、予め成形品の形状に応じて作成さ
    れた加工プログラムにより変化させ、同時に前記流体圧
    シリンダ内の流体圧を検出して、その差分を補正するよ
    う前記流体圧シリンダを制御してなる請求項1または2
    に記載の成形品のバリ除去装置。
  5. 【請求項5】 前記成形品は弧状部を有し、また前記成
    形品支持手段は前記成形品を弧状部の弧心の周りに前記
    成形品を回転させて、前記バリ除去刃を相対移動させて
    なる請求項1ないし4の何れか1項に記載の成形品のバ
    リ除去装置。
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