JP4684963B2 - 歪み補正回路 - Google Patents

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Description

本発明は、信号波形の歪み補正を行う歪み補正回路に関し、特に、出力信号の3次相互変調歪み成分を抑制(抑圧)する技術に関するものである。
例えば携帯電話などの移動体通信機器では、通信可能時間を延ばすために、それに組み込まれる増幅器等の低消費電流化が要求される。移動体通信に用いられる増幅器の1つとして、エミッタ結合増幅回路(例えば非特許文献1)が知られている。
増幅回路の消費電流を減らすためには、そのバイアス電流を減らす必要があるが、出力信号のレベルを維持してバイアス電流を減らすには、トランジスタ等の増幅素子を、より非線形な領域で動作させなければならず、入力信号の波形に対して出力信号の波形が歪む現象が生じる。移動体通信の標準規格には通信信号の歪みを制限する規格があり、移動体通信に用いられる増幅回路は、出力信号のレベルを一定以上に維持しつつ、入力信号に対する出力信号の歪み成分を所定の値以下に抑えなければならない。
また、出力信号の歪みを抑制することを目的とした増幅回路は、種々提案されている(例えば特許文献1−3)。
P.R.グレイ/R.G.メイヤー共著「超LSIのためのアナログ集積回路設計技術(上)」培風館、2000年9月15日、初版第2刷発行、p.181−184 特表2000−510656号公報 実開平5−21518号公報 特開2003−179439号公報
従来のエミッタ結合増幅回路を移動体通信の増幅器に用いた場合、所望のレベルの信号を出力可能で、且つ差動対を構成するトランジスタが飽和しないようにするために必要な消費電流が、低消費電流化の限界となる。上述のように、出力信号レベルを維持しつつバイアス電流を下げると出力信号の歪み成分が増大するので、従来のエミッタ結合増幅回路において歪み成分の抑圧比(除去比)を所定値以下に抑えるためには、ある程度大きさのバイアス電流を確保する必要があった。
また、エミッタ結合増幅回路の出力信号における歪み成分の中で最も支配的になるのは3次相互変調(Third-Order Inter-Modulation:以下「IM3」と称す)歪みである。従って、エミッタ結合増幅回路におけるIM3歪み成分の抑圧比を所望の値以下に抑えるために必要なバイアス電流を小さくすることは、動作の信頼性の向上および消費電力の低減を図る上で重要な課題である。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、信号のIM3歪みの抑圧比の低減および低消費電力化を図ることが可能な歪み補正回路を提供することを目的とする。
本発明に係る歪み補正回路は、第1入力信号が入力される第1の差動対と、コレクタが前記第1の差動対のエミッタ側に接続し、前記第1入力信号と同位相の第2入力信号が入力される第2の差動対と、前記第1の差動対のコレクタ側に設けられた出力端子とを備え、前記第1入力信号と前記第2入力信号との大きさの比に応じて、前記出力端子に現れる出力信号における3次相互変調(IM3)歪み成分の抑圧比および位相が変化するものである。
本発明によれば、第1入力信号と第2入力信号との比を変化させることによって、出力信号におけるIM3歪み成分の抑圧比および位相を変化させることができるので、その比を制御することでIM3歪み成分を抑制することができる。そのため、消費電流を小さくしてもIM3歪みの発生を抑制でき、消費電力の低減に寄与できる。成分また、当該歪み補正回路の出力信号のIM3成分が、それに接続する他の増幅器が発生するIM3成分を打ち消すように、上記の比を調整すれば、プリディストータとして機能させることができる。
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態1に係る歪み補正回路10aの回路図である。同図に示すように、歪み補正回路10aは、第1の差動対1、第2の差動対2、バイアス回路3および負荷部5を備える。第1の差動対1はトランジスタQ1,Q2から成り、第2の差動対2は、第1の差動対1のエミッタ側に接続したトランジスタQ3,Q4から成る。負荷部5は、第1の差動対1のコレクタ側に接続した抵抗素子R1,R2から成っている。またバイアス回路3は、電流源4、トランジスタQ5,Q6および抵抗素子R3〜R5により構成されている。第2の差動対2とバイアス回路3とでカレントミラー回路を構成しており、電流源4はバイアス電流Io1を規定するための基準電流となる。
この歪み補正回路10aは、第1の差動対1に入力される第1入力信号V1および第2の差動対2に入力される第2入力信号V2という2つの信号が入力され、第1の差動対1のコレクタ側に設けられた出力端子から1つの出力信号V3を出力する。図1から分かるように、第1の差動対1と負荷部5とで従来のエミッタ結合増幅回路と同様の回路が構成されているので、出力信号V3は、基本的に第1入力信号V1を増幅した信号となる。
第1入力信号V1と第2入力信号V2とは、互いに位相および波形が同じ信号である。但し、第1入力信号V1の大きさと第2入力信号V2の大きさは同じとは限らず、両者の大きさの比は条件により異なる。本明細書においては、第1入力信号V1の大きさに対する第2入力信号V2の大きさの比を「電圧比α」と称する事とする。
第2入力信号V2は第2の差動対2を駆動し、この第2の差動対2の非線形性を利用して、第1の差動対1から第2の差動対2に引き込む電流Iaを、当該第2入力信号V2の振れに合わせて変動させる。それにより、出力信号V3に生じるIM3歪み成分(以下「IM3成分」)の大きさ(抑圧比)および位相を変化させる作用が得られ、この作用は電圧比αの値に依存する。以下、電圧比αによって出力信号V3のIM3成分に与えられる作用について説明する。
まず歪み補正回路10aにおいて、第2の差動対2が第1の差動対1から引き込む電流Iaは、第1入力信号V1、バイアス電流Io1およびトランジスタの熱電圧Vtを用いて、式(1)により表される。
Figure 0004684963
この場合、歪み補正回路10aの出力信号V3は、次の式(2)により表される。
Figure 0004684963
式(2)において、Zo1は負荷部5の差動インピーダンスである。
一方、従来のエミッタ結合増幅回路の出力信号は、上式(2)と同様の変数を用いると、下記の式(3)のように表すことができる。即ち、式(3)においては、エミッタ結合増幅回路の入力信号をV1、出力信号をV3、差動対に流すバイアス電流をIo1、負荷部の差動インピーダンスをZo1とそれぞれ表している。
Figure 0004684963
従来のエミッタ結合増幅回路の消費電流とIM3成分との関係を、式(3)に基づいて求める。ここで、負荷部の差動インピーダンス(Zo1)を200Ωとし、当該負荷部に1トーン当り0dBmの信号を2トーン出力した上で、その出力信号のIM3成分の抑圧比を−35dBc以下に抑える場合を想定する。
図2のグラフはその結果を表しており、負荷部に出力される電力が1トーン当り0dBmとなる信号を2トーン出力するときにおける、従来のエミッタ結合増幅回路の消費電流とIM3成分との関係を示している。図2から分かるように、従来のエミッタ結合増幅回路においてIM3成分の抑圧比を−35dBc以下に抑えるために最低限必要な消費電流は、34.3mAである。
次に、本実施の形態に係る歪み補正回路10aの場合に、その消費電流と同じ34.3mAのバイアス電流を流した上で、負荷部5(差動インピーダンスは200Ω)に0dBmの信号を2トーン出力するときにおける電圧比αとIM3成分との関係を、式(2)を用いて求める。その結果のグラフを図3に示す。図3から分かるように、電圧比αを0から大きくしていくとIM3成分の抑圧比が改善されていき、電圧比αが0.8のときにIM3成分が限りなく抑圧されることが分かる。そして電圧比αを0.8よりもさらに大きくすると、今度はIM3成分の抑圧比が劣化することが分かる。
またフーリエ変換により、歪み補正回路10aの出力信号V3のIM3成分の実数部と虚数部を求めると、IM3成分を限りなく抑圧する電圧比α(上の例では0.8)を境にして、電圧比αがそれよりも大きい場合と小さい場合とで実数部の符号が反転することが分かる。虚数部は電圧比αの大きさに関係なく常に0となる。つまり、IM3成分の位相は電圧比αに依存し、当該位相はIM3成分が限りなく抑圧される電圧比αの値を境にして反転するのである。以下、本明細書では、IM3成分が限りなく抑圧される電圧比αの値を、「IM3成分位相反転比」と称する事とする。
次に、電圧比αを0.8(IM3成分位相反転比)とし、負荷部5に0dBmの信号を2トーン出力するときの歪み補正回路10aの消費電流とIM3成分との関係を式(2)を用いて求め、従来のエミッタ結合増幅回路の場合と比較する。その結果を図4に示す。図4のように、本実施の形態に係る歪み補正回路10aにおいて電圧比αを0.8とした場合、IM3成分の抑圧比が−35dBc以下の条件を満たすのに最低限必要な消費電流は13.9mAに低減することができる。これは従来のエミッタ結合増幅回路の場合の半分以下の消費電流である。
このように、本実施の形態に係る歪み補正回路10aにおいては、第1入力信号V1と第2入力信号V2との比である電圧比αを変化させることによって、出力信号V3におけるIM3成分の抑圧比および当該IM3成分の位相を変化させることができる。そして電圧比αをIM3成分位相反転比に合わせれば、従来のエミッタ結合増幅回路と比較して、IM3成分の抑圧比を所定の値以下に抑えるために必要な消費電流を小さくできる。
先に述べたように、歪み補正回路10aの第1の差動対1および負荷部5から成る回路構成はエミッタ結合増幅回路と同様であり、基本的に出力信号V3は第1入力信号V1を増幅した信号となるので、当該歪み補正回路10aを増幅器として使用することもできる。歪み補正回路10aを増幅器として用いれば、消費電力を小さく抑えつつ出力信号のIM3成分を抑えることができるので、従来よりも消費電流を削減することができる。
本実施の形態においては、バイアス電流Io1の基準となる電流源4の電流値は固定であるので、歪み補正回路10aの利得(即ち、第1入力信号V1(あるいは第2入力信号V2)と出力信号V3との比、即ち増幅率)は一定値に固定されるが、例えばバイアス回路3の電流源4を可変電流源とし、それを流れる電流を制御すれば利得を変化させることができる。そのように修正した歪み補正回路10aにおいても、上記と同様の効果が得られる。
<実施の形態2>
実施の形態1においては、本発明に係る歪み補正回路10aを増幅器として用いることを示したが、実施の形態2においては、実施の形態1に示した歪み補正回路10aを増幅器の非線形歪みを補償するプリディストータに応用する例を示す。
図5は、実施の形態2に係る増幅装置14aの概略構成を示す図である。増幅装置14aは、本発明に係る歪み補正回路をプリディストータとして内蔵することにより、出力信号VoutのIM3成分を抑圧している。また増幅装置14aは、入力信号Vinを増幅して出力信号Voutを得るものであるが、出力信号Voutのレベル(すなわち利得)は可変であり、この利得の変化に応じてIM3成分の抑圧比を自己で補正することができるよう構成されている。図5の如く、増幅装置14aは、増幅回路15a、メモリ16、制御部17およびCPU18より構成される。
図6は、図5に示した増幅回路15aの構成を示す概略図である。増幅回路15aは、エミッタ結合増幅回路である増幅器23、プリディストータとして機能する本発明に係る歪み補正回路10b、可変増幅器24a,24b、温度乗算器25a,25b,25c、およびα制御回路26で構成されている。
また図7は、図6に示した歪み補正回路10bの回路図である。図7において、図1に示したものと同様の機能を有する要素には同一符号を付してある。図7の歪み補正回路10bは、図1の歪み補正回路10aに対し、負荷部5と第1の差動対1との間に、トランジスタQ7〜Q10から成る乗算回路6aが挿入されている点で異なる。当該乗算回路6aは、それに入力される所定の制御信号(Vgct2)に応じて利得を所定数倍し、それにより歪み補正回路10bの利得を変化させることができる。また本実施の形態においては、バイアス回路3が備える電流源4は、流れる電流が絶対温度に比例するものが使用されている。
次に、本実施の形態に係る増幅装置14aにおけるIM3成分の抑圧比の補正の動作について説明する。図5を参照し、制御部17は、CPU18からの命令に従いメモリ16に記憶されているIM3成分補正の制御データ(制御情報)を読み出し、当該制御データに応じた電圧比制御信号Vactおよび第1の利得制御信号Vgct1を増幅回路15aに出力する。なお、電圧比制御信号Vactおよび第1の利得制御信号Vgct1は絶対温度に影響しない信号である。
図6を参照し、α制御回路26は、制御部17から送られてくる電圧比制御信号Vactを受け、それに応じた第1の入力制御信号A1および第2の入力制御信号B1を出力する。第1の入力制御信号A1および第2の入力制御信号B1は、歪み補正回路10bに入力される第1入力信号V1および第2入力信号V2それぞれの大きさを制御するものである。即ちα制御回路26は、第1の入力制御信号A1および第2の入力制御信号B1を制御することにより、第1入力信号V1と第2入力信号V2との比である電圧比αを変化させることができる。
温度乗算器25aは、第1の入力制御信号A1を受け、増幅装置14aの動作環境の絶対温度Tを第1の入力制御信号A1の大きさに乗算し、その結果を出力する。また温度乗算器25bは、第2の入力制御信号B1を受け、同じく絶対温度Tを第2の入力制御信号B1の大きさに乗算し、その結果を出力する。以下、温度乗算器25aの出力信号(第1の入力制御信号A1の大きさと絶対温度Tとの積に比例した大きさを有する信号)を「第3の入力制御信号A2」と称し、温度乗算器25bの出力信号(第2の入力制御信号B1の大きさと絶対温度Tとの積に比例した大きさを有する信号)を「第4の入力制御信号B2」と称することとする。
可変増幅器24a,24bには、共に増幅装置14aの入力信号Vinが入力される。また上記の第3の入力制御信号A2および第4の入力制御信号B2は、それぞれ可変増幅器24a,24bの利得制御信号となる。即ち、可変増幅器24aは、第3の入力制御信号A2に比例した利得で入力信号Vinを増幅し、歪み補正回路10bに入力する第1入力信号V1を生成する。また可変増幅器24bは、第4の入力制御信号B2に比例した利得で入力信号Vinを増幅し、歪み補正回路10bに入力する第2入力信号V2を生成する。その結果、第1入力信号V1および第2入力信号V2は、共に入力信号Vinと同じ波形を有し、互いに位相が揃ったものとなる。
また、可変増幅器24a,24bの利得制御信号である第3の入力制御信号A2および第4の入力制御信号B2の大きさは絶対温度Tに比例するので、可変増幅器24a,24bの利得は、共に絶対温度Tに比例するようになる。従って、可変増幅器24a,24bが生成する第1入力信号V1および第2入力信号V2は、それぞれの信号の大きさが絶対温度Tに比例するようになる。そして第1入力信号V1に対する第2入力信号V2の比である電圧比αは、電圧比制御信号Vactの大きさに応じて変化するが、絶対温度Tには依存しない。
一方、温度乗算器25cは、制御部17からの第1の利得制御信号Vgct1を受け、絶対温度Tを第1の利得制御信号Vgct1の大きさに乗算し、その結果を出力する。以下、温度乗算器25cの出力信号(第1の利得制御信号Vgct1の大きさと絶対温度Tとの積に比例した大きさを有する信号)を「第2の利得制御信号Vgct2」と称する。図7を参照し、第2の利得制御信号Vgct2は、歪み補正回路10bの利得制御信号として乗算回路6aに入力される。
図7に示すように、第1入力信号V1は、歪み補正回路10bの第1の差動対1に入力され、第2入力信号V2は、歪み補正回路10bの第2の差動対2に入力される。また、第2の差動対2とバイアス回路3とでカレントミラー回路を構成しているので、電流源4はバイアス電流Io1の基準電流となる。上記のように本実施の形態では、電流源4が流す電流の値は絶対温度に比例するので、バイアス電流Io1は絶対温度Tに比例することになる。
図7の歪み補正回路10bの出力信号V3は、式(4)で表される。
Figure 0004684963
前述の通り本実施の形態では、第1入力信号V1は絶対温度Tに比例し、電圧比αは絶対温度Tに依存しないため、式(4)における「V1/Vt」と「α」はそれぞれ絶対温度Tに依存しない。つまり、出力信号V3の信号波形は、絶対温度Tの変化に対して不変となる。
またバイアス電流Io1と第2の利得制御信号Vgct2が絶対温度Tに比例するので、式(4)の「Io1」は絶対温度Tに比例し、「Vgct2/Vt」は絶対温度Tに依存しなくなる。従って出力信号V3は、信号の波形を不変に保ちつつ、大きさが絶対温度Tに比例することになる。
図6に示すように、歪み補正回路10bからの出力信号V3は増幅器23に入力され、増幅器23から増幅回路15aの出力信号Vout(増幅装置14aの出力信号)が出力される。
この出力信号Voutは次の式(5)で表される。
Figure 0004684963
この式(5)において、Zo2は増幅器23(エミッタ結合増幅回路)の負荷部の差動インピーダンスであり、Io2は増幅器23に流れるバイアス電流を表している。
前述のように、歪み補正回路10bの出力信号V3は信号波形を不変に保ったまま大きさが絶対温度Tに比例するので、式(5)の「V3/Vt」は絶対温度Tに依存しなくなる。よって出力信号Voutも信号波形の形状も絶対温度Tの変化に対して不変となる。即ち、出力信号VoutのIM3成分の抑圧比は、絶対温度Tの変化に対応して補償される。従って、歪み補正回路10bにより行なわれたIM3成分の抑圧比補正も、絶対温度Tの変化に対応して補償されることとなる。
さらに、増幅器23のバイアス電流(Io2)を、絶対温度Tに依存しないように設定すれば、出力信号Voutの大きさも絶対温度Tに依存しなくすることができる。
続いて、増幅回路15aがその出力信号VoutのIM3成分の抑圧比を補正する仕組みについて説明する。増幅回路15aの入力信号Vinとして同レベルの2トーン信号を入力し、出力信号Voutが1トーン当たり0dBmになるように第1の利得制御信号Vgct1を設定したと仮定する。この場合における、歪み補正回路10bに入力される第1入力信号V1と第2入力信号V2との比である電圧比αに対するIM3成分の抑圧比の関係を式(4)および式(5)から算出すると、その結果は図8のグラフのようになる。図8の一点鎖線のグラフは、歪み補正回路10bの出力信号V3におけるIM3成分の抑圧比を表しており、実線のグラフは増幅回路15aの出力信号VoutにおけるIM3成分の抑圧比を表している。なお、図8の結果の算出にあたっては、増幅器23のバイアス電流(Io2)は20mA、増幅器23の負荷部の差動インピーダンス(Zo2)は100Ωとして計算を行った。
図8に示すように、歪み補正回路10bの出力信号V3に発生するIM3成分は、電圧比αがIM3成分位相反転比(図8の例では0.8)から大きくなるにつれ劣化する。また実施の形態1の歪み補正回路10aと同様に、歪み補正回路10bにおいても、電圧比αがIM3成分位相反転比になるのを境にして、それよりも大きい場合と小さい場合とで出力信号V3のIM3成分の位相が反転する。さらに、増幅器23が単独で出力信号Voutに生じさせるIM3成分の位相は、上記電圧比αがIM3成分位相反転比よりも大きい場合における出力信号V3のIM3成分と逆位相である。従って、電圧比αがIM3成分位相反転比より大きい場合には、増幅器23単独で出力信号Voutに生じさせるIM3成分の位相と、出力信号V3のIM3成分が増幅器23により増幅されて出力信号Voutに重畳したIM3成分の位相とが逆位相になり、両者は打ち消し合う関係になる。
その結果、図8のように増幅回路15aにおける出力信号VoutのIM3成分の抑圧比は、電圧比αがIM3成分位相反転比(0.8)よりも大きくなるにつれ改善されていき、打ち消しあいの釣り合いが取れたところ(図8の例では電圧比αが2.0程度のとき)で限りなく抑えられる。以下、この打ち消しあいの釣り合いが取れる電圧比αを、「IM3成分補償比」と称する事とする。
本実施の形態に係る増幅装置14aにおいては、増幅回路15aの利得を制御することが可能である。増幅回路15aの利得の変化は、歪み補正回路10bの利得を変更することで行われる。先に述べたように、歪み補正回路10bには、利得制御信号として第2の利得制御信号Vgct2が入力されるので、増幅回路15aの利得は、制御部17が第1の利得制御信号Vgct1の大きさを変化させることで制御可能である。以下、増幅回路15aの利得を変化させる場合に、出力信号VoutのIM3成分の抑圧比を良好に保つ手法について説明する。
ここで、増幅回路15aの入力信号Vinのレベルを一定に保ちつつ、増幅回路15aの利得を変化させて出力信号Voutのレベルを変化させた場合における、出力信号Voutのレベルに対するIM3成分の特性を図9に示す。なお、図9においては、電圧比αを1.0,1.1,1.5,1.7および2.0とした場合のそれぞれの特性を図示している。
図9に示されるように、電圧比αが一定の場合、第1の利得制御信号Vgct1を用いて増幅回路15aの利得を変化させると、その出力信号Voutのレベルがある特定のレベルになるときにIM3成分が限りなく抑えられることが分かる。これは、歪み補正回路10bの出力信号V3のレベルが変化することで、増幅器23が単独で出力信号Voutに生じさせるIM3成分の抑圧比が変化し(このとき出力信号V3のIM3成分の抑圧比は変化しない)、出力信号V3のIM3成分と増幅器23が単独で生じさせるIM3成分との打ち消し合いの釣り合いがとれた状態になったことを意味している。また、IM3成分が限りなく抑えられる出力信号Voutレベルは、電圧比αによって異なることが分かる。このとは、上記の「IM3成分補償比」が、増幅回路15aの利得に応じて変化していることを示している。
従って、増幅回路15aの利得変化に伴うIM3成分補償比の変化に応じて、IM3成分の抑圧比が最適になるように電圧比αを適宜設定すれば、増幅回路15aの利得を変化させても出力信号VoutのIM3成分の抑圧比を良好に維持することができる。
上記のように本実施の形態に係る増幅装置14aにおいては、増幅回路15aの利得と電圧比αとは、制御部17が出力する電圧比制御信号Vactおよび第1の利得制御信号Vgct1によりそれぞれ制御される。従って、制御部17が、第1の利得制御信号Vgct1により増幅回路15aの利得を設定すると共に、その利得に対応した最適な電圧比αを電圧比制御信号Vactにより設定すれば、出力信号VoutのIM3成分の抑圧比を良好に維持することができる。即ち制御部17が、適切な組み合わせの第1の利得制御信号Vgct1および電圧比制御信号Vactを出力できるよう、その制御データを予めメモリ16に記憶させておけばよい。
ここで、増幅装置に設けられる従来のディジタルプリディストータにおいても、予めIM3成分の補正のための制御データをメモリに記憶しておく必要がある。但し、従来のディジタルプリディストータでは、増幅装置の出力信号のレベルと絶対温度という2つの条件に対応してIM3成分の抑圧比補正を行うために、その2つの条件の組み合わせ毎にIM3成分補正の制御データを記憶しておく必要があった。
それに対し、本実施の形態に係る増幅装置14aでは、IM3成分の抑圧比の絶対温度Tへの依存性を自己で補償しているので、出力信号Voutのレベル(即ち増幅回路15aの利得)という1つの条件に対応した電圧比αの制御データによりIM3成分の補正を行えばよい。つまり本実施の形態に係る増幅装置14aでは、メモリ16に蓄積させる制御データが従来よりも少なくて済むので、メモリ16の容量が小さくてよくコスト削減に寄与できる。
本実施の形態においては、図7の如く第1の差動対1と負荷部5との間に乗算回路6aを有し、当該乗算回路6aを第2の利得制御信号Vgct2により制御することで利得の調整を行う構成の歪み補正回路10bを用いた。しかし、本実施の形態に適用可能な、本発明の歪み補正回路は、それに限られるものではない。例えば図1の歪み補正回路10aの回路構成において、バイアス回路3の電流源4を可変電流源とし、それを流れる電流を利得制御信号Vgct2により制御しても、歪み補正回路10aの利得は制御できる。従って、そのように修正した歪み補正回路10aを、本実施の形態の歪み補正回路10bに変えて用いてもよい。
また、本実施の形態では、歪み補正回路10bをプリディストータとして用いた例を示したが、実施の形態1のように歪み補正回路10b単独で増幅回路として用いることも可能である。
<実施の形態3>
実施の形態3においては、実施の形態1に示した歪み補正回路10aを、入力信号を所定のローカル信号に混変調するミキサ装置(混合器)に応用する例を示す。なお、以下に示す図10〜図12においては、実施の形態2の図5〜図7と同様の機能を有する要素には、同一符号を付してあるので、それらの説明は省略する。
図10は実施の形態3に係るミキサ装置14bの概略構成を示す図である。ミキサ装置14bは、本発明に係る歪み補正回路をミキサ回路して内蔵することにより、出力信号VoutのIM3成分を抑圧している。図5の如く、ミキサ装置14bは、実施の形態2の増幅装置14aをミキサ回路15bに置き換えた構成となっている。ミキサ回路15bは入力信号Vinおよびローカル信号Vloが入力され、それらを混合した出力信号Voutを出力する。またミキサ装置14bは、出力信号Voutのレベル(すなわち利得)は可変な利得可変ミキサであり、この利得の変化に応じてIM3成分の抑圧比を自己で補正することができるよう構成されている。
また、ミキサ回路15bの構成の概略図を図11に示す。ミキサ回路15bは、実施の形態2の増幅回路15aの歪み補正回路10bを、本実施の形態に係る歪み補正回路10c(図12)に置き換えたものである。
本実施の形態に係る歪み補正回路10cの回路図を図12に示す。同図に示すように、歪み補正回路10cは、実施の形態2の歪み補正回路10b(図7)における乗算回路6aと負荷部5の接続関係を、図12に示すように変更したものである。また乗算回路6bには、ローカル信号Vloが入力される。ローカル信号Vloは、乗算回路6aのトランジスタQ7〜Q10をスイッチング動作させる程度の振幅を有する信号とする。それにより、歪み補正回路10cはミキサとしての機能を持つことになる。
また、歪み補正回路10cにおいては、バイアス回路3の電流源4として、第2の利得制御信号Vgct2の大きさに比例する電流を流すものである。つまり、歪み補正回路10cの利得は、第2の利得制御信号Vgct2に応じて可変する。これによって、歪み補正回路10cは、利得可変ミキサとしての機能を持つことになる。
歪み補正回路10cの出力信号V3は、次の式(6)により表される。
Figure 0004684963
ここで、ローカル信号Vloは、乗算回路6aのトランジスタをスイッチング動作させるだけの大きさを持った信号であるため、式(6)における「{exp(Vlo/Vt)−1}/{exp(Vlo/Vt)+1}」の項を、ローカル信号Vloが正の時は1に、負の時は−1に、それぞれ置き換えて考える事ができる。また、第2の利得制御信号Vgct2は、実施の形態2と同様に第1の利得制御信号Vgct1に絶対温度Tとを乗じた大きさを有する信号であり、即ちその大きさは絶対温度Tに比例する。また第2の差動対2とバイアス回路3とでカレントミラー回路を構成し、且つ、電流源4の電流は第2の利得制御信号Vgct2の大きさに比例するので、バイアス電流Io1は絶対温度Tに比例することになる。
従って、歪み補正回路10cの出力信号V3の大きさは絶対温度Tに比例し、且つ、その波形は絶対温度Tの変化に対して不変である。またミキサ回路15bの出力信号Vout(増幅器23の出力信号)は、上で示した式(5)と同様の式で表され、当該式(5)の「V3/Vt」の項は絶対温度Tに依存しない。よって本実施の形態においても、実施の形態2と同様の理論により、ミキサ装置14bは出力信号VoutのIM3成分の抑圧比補正は、動作環境の絶対温度Tの変化に影響されない。
また、歪み補正回路10cでは、乗算回路6bにおいて第1入力信号V1とローカル信号Vloとの混変調が行われ、乗算回路6bに流れる電流信号に基づいて出力信号V3が生成されるが、この乗算回路6bを流れる電流は第1の差動対1を通して第2の差動対2に引き込まれる電流Iaとなる。よって、第1入力信号V1と第2入力信号V2との比である電圧比αに応じて電流Iaが変化して出力信号V3のIM3成分の位相および抑圧比が変化するという実施の形態2で説明した作用は、本実施の形態の歪み補正回路10cにおいても生じる。つまり本実施の形態のミキサ装置14b、実施の形態2の増幅装置14aと同様に、電圧比αを適切に設定することにより出力信号VoutのIM3成分の抑圧比を小さくすることができる。
また、ミキサ装置14bの利得を変化させた場合でも、それに応じて電圧比αを適宜設定すれば、出力信号VoutのIM3成分の抑圧比を良好に維持することができる。またミキサ装置14bにおいても、IM3成分の抑圧比の絶対温度Tへの依存性は自己で補償されるので、出力信号Voutのレベル(即ちミキサ回路15bの利得)という1つの条件に対応した電圧比αの制御データによりIM3成分の補正を行えばよい。つまり本実施の形態に係るミキサ装置14bにおいても、メモリ16に蓄積させる制御データが従来よりも少なくて済むので、メモリ16の容量が小さくてよくコスト削減に寄与できる。
実施の形態1に係る歪み補正回路の回路図である。 エミッタ結合増幅回路の消費電流に対するIM3特性を示す図である。 実施の形態1に係る歪み補正回路の電圧比αに対するIM3特性を示す図である。 実施の形態1に係る歪み補正回路の消費電流に対するIM3特性を示す図である。 実施の形態2に係る増幅装置を示す図である。 実施の形態2に係る増幅装置歪が備える増幅回路を示す図である。 実施の形態2に係る歪み補正回路の回路図である。 実施の形態2に係る増幅回路の電圧比αに対するIM3特性を示す図である。 実施の形態2に係る増幅回路の出力信号のレベルに対するIM3特性を示す図である。 実施の形態3に係るミキサ装置を示す図である。 実施の形態3に係るミキサ装置が備えるミキサ回路を示す図である。 実施の形態3に係る歪み補正回路の回路図である。
符号の説明
1 第1の差動対、2 第2の差動対、3 バイアス回路、4 電流源、5 負荷部、6a,6b 乗算回路、10a〜10c 歪み補正回路、14a 増幅装置、14b ミキサ装置、、15a 増幅回路、15b ミキサ回路、16 メモリ、17 制御部、18 CPU、23 増幅器、24a〜24c 可変増幅器、25a〜25c 温度乗算器25c、26 α制御回路26、V1 第1入力信号、V2 第2入力信号、V3 出力信号、Vin 出力信号、Vout 出力信号、Vlo ローカル信号。

Claims (13)

  1. 第1入力信号が入力される第1の差動対と、
    コレクタが前記第1の差動対のエミッタ側に接続し、前記第1入力信号と同位相の第2入力信号が入力される第2の差動対と、
    前記第1の差動対のコレクタ側に設けられた出力端子とを備え、
    前記第1入力信号と前記第2入力信号との大きさの比に応じて、前記出力端子に現れる出力信号における3次相互変調(IM3)歪み成分の抑圧比および位相が変化する
    ことを特徴とする歪み補正回路。
  2. 請求項1記載の歪み補正回路であって、
    第3入力信号を増幅して前記第1入力信号を生成する第1の増幅回路と、
    前記第3入力信号を増幅して前記第2入力信号を生成する第2の増幅回路とをさらに備える
    ことを特徴とする歪み補正回路。
  3. 請求項2記載の歪み補正回路であって、
    前記第1および第2の増幅回路は、その利得を可変な可変増幅回路であり、
    前記第1および第2の増幅回路の利得を制御することにより、前記第1入力信号と前記第2入力信号との大きさの比を制御する制御回路をさらに備える
    ことを特徴とする歪み補正回路。
  4. 請求項3記載の歪み補正回路であって、
    前記制御回路は、
    前記第1および第2の増幅回路の利得のそれぞれを、動作環境の絶対温度に比例するように制御する
    ことを特徴とする歪み補正回路。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか記載の歪み補正回路であって、
    前記第1の差動対および第2の差動対に流すバイアス電流を規定する可変電流源をさらに備える
    ことを特徴とする歪み補正回路。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか記載の歪み補正回路であって、
    前記第1の差動対と前記出力端子との間に接続し、当該歪み補正回路の利得を所定数倍する乗算回路をさらに備える
    ことを特徴とする歪み補正回路。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか記載の歪み補正回路であって、
    前記第1入力信号を増幅した信号を前記出力端子に出力する増幅器として機能する
    ことを特徴とする歪み補正回路。
  8. 請求項1から請求項5のいずれか記載の歪み補正回路であって、
    前記第1の差動対と前記出力端子との間に接続し、所定のローカル信号が入力される乗算回路をさらに備え、
    前記乗算回路が前記第1入力信号と前記ローカル信号とを混変調した信号を前記出力端子に出力することにより、ミキサ回路として機能する
    ことを特徴とする歪み補正回路。
  9. 請求項1記載の歪み補正回路であって、
    前記出力信号を増幅する第3の増幅回路に接続され、前記出力信号のIM3歪み成分により当該第3増幅回路が発生するIM3歪み成分を打ち消すプリディストータとして機能する
    ことを特徴とする歪み補正回路。
  10. 請求項9記載の歪み補正回路であって、
    第3入力信号を増幅して前記第1入力信号を生成する第1の可変増幅回路と、
    前記第3入力信号を増幅して前記第2入力信号を生成する第2の可変増幅回路と、
    前記第1および第2の可変増幅回路の利得を制御することにより、前記第1入力信号と前記第2入力信号との大きさの比を制御する第1制御回路とをさらに備え、
    前記第1制御回路は、
    前記第1および第2の増幅回路の利得のそれぞれを、動作環境の絶対温度に比例するように制御する
    ことを特徴とする歪み補正回路。
  11. 請求項10記載の歪み補正回路であって、
    前記第1の差動対および第2の差動対に流すバイアス電流を規定する電流源と、
    前記第1の差動対と前記出力端子との間に接続し、当該歪み補正回路の利得を所定数倍する乗算回路と、
    前記乗算回路を制御することにより前記利得を制御する第2制御回路とをさらに備え、
    前記電流源の電流値は、動作環境の絶対温度に比例して変化し、
    前記第2制御回路は、前記利得を前記動作環境の絶対温度に比例して変化するように制御する
    ことを特徴とする歪み補正回路。
  12. 請求項10記載の歪み補正回路であって、
    前記第1の差動対および第2の差動対に流すバイアス電流を規定する可変電流源と、
    前記可変電流源の電流値を制御することにより、当該歪み補正回路の利得を制御する第2制御回路とをさらに備え、
    前記第2制御回路は、前記利得を動作環境の絶対温度に比例するように制御する
    ことを特徴とする歪み補正回路。
  13. 請求項9、請求項10および請求項12のいずれか記載の歪み補正回路であって、
    前記第1の差動対と前記出力端子との間に接続し、所定のローカル信号が入力される乗算回路をさらに備え、
    前記乗算回路が前記第1入力信号と前記ローカル信号との混変調した信号を前記出力端子に出力することにより、ミキサ回路としても機能する
    ことを特徴とする歪み補正回路。
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