JP4684719B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4684719B2
JP4684719B2 JP2005111350A JP2005111350A JP4684719B2 JP 4684719 B2 JP4684719 B2 JP 4684719B2 JP 2005111350 A JP2005111350 A JP 2005111350A JP 2005111350 A JP2005111350 A JP 2005111350A JP 4684719 B2 JP4684719 B2 JP 4684719B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory device
semiconductor memory
charge
bit line
memory cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005111350A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006294102A5 (ja
JP2006294102A (ja
Inventor
敏夫 椋木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2005111350A priority Critical patent/JP4684719B2/ja
Priority to US11/398,771 priority patent/US7333368B2/en
Priority to CN2006100741837A priority patent/CN1845254B/zh
Publication of JP2006294102A publication Critical patent/JP2006294102A/ja
Priority to US12/007,298 priority patent/US7532519B2/en
Publication of JP2006294102A5 publication Critical patent/JP2006294102A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4684719B2 publication Critical patent/JP4684719B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/04Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS
    • G11C16/0408Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS comprising cells containing floating gate transistors
    • G11C16/0441Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS comprising cells containing floating gate transistors comprising cells containing multiple floating gate devices, e.g. separate read-and-write FAMOS transistors with connected floating gates

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Read Only Memory (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Description

本発明は、電圧を供給しない間もデータを保持することができるフラッシュEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)などの半導体記憶装置に関し、特定的には、MNOS(Metal Nitride Oxide Semiconductor) 型メモリセルのように、1セルに複数のデータが記憶できる複数ビット/セルのメモリセルを含む半導体記憶装置に関する。
半導体基板上に素子を集積してデータを記憶する半導体記憶装置には、大きく分けて、電圧を供給している間のみデータを保持できる揮発性半導体記憶装置と、電圧の供給が無い間もデータを保持できる半導体記憶装置との2つの種類があり、さらにそれぞれの中で方式や使い方によって分類される。
後者の半導体記憶装置の中で、現在最も良く用いられている方式の一つに、電気的に書込みと消去が可能なフラッシュEEPROMがある。フラッシュEEPROMは、現在、MOS (Metal Oxide Semiconductor) トランジスタのチャネル上に周りを酸化膜等で絶縁されたフローティングゲートを形成したフローティング型メモリセルを用いたものが主流である。フローティング型メモリセルは、フローティングゲートに電子を注入あるいは電子を引き抜くことにより、MOSトランジスタのソース−ドレイン間電流が流れ始めるゲート電圧しきい値(以下、Vtという)を変化させ、データを記憶する。
一方、近年、MNOS型メモリセルが再び脚光を浴び始めている。MNOS型メモリセルは、フローティング型メモリセルと異なり、MOSトランジスタのチャネル上にONO膜を形成し、ONO膜界面のトラップに電子またはホールを注入することにより、Vtを変化させている。MNOS型メモリセルは、トラップされた静電荷(電子やホール)がほとんど移動できないという特徴を持っている。このため、MNOS型メモリセルは、フローティング型メモリセルのように酸化膜欠陥があっても蓄えられている全ての静電荷が抜けることはない。このようなMNOS型メモリセルが持つ特徴は、酸化膜の薄膜化にともない、近年大きな問題になっている時間経過によるデータ消失の問題(リテンション問題)に対しに有利である。
また、MNOS型メモリセルは、注入された静電荷が移動しないので、静電荷がチャネル上に局在することが可能となる。一般的に、静電荷の注入は、ホットエレクトロンが発生するドレイン近傍で発生するので、MNOS型メモリセルにおいて、静電荷は、ドレイン近傍上のON膜界面に局在する。また、MNOS型メモリセルのソースとドレインは、バイアス条件によってきまるので、ソースとドレイン間のバイアス条件は半導体記憶装置の使用中に反転可能である。したがって、MNOS型メモリセルは、メモリセルのチャネルの両サイドに2箇所の電荷局在部を形成することができる。このため、MNOS型メモリセルは、2箇所の電荷局在部にそれぞれ1つのデータを割当てることにより1セルに2つのデータを記憶可能である。以上のような特徴から、MNOS型メモリセルへの期待が益々高まっている。
図13(a)は、一般的なMNOS型メモリセルの断面図である。図13(a)において、半導体基板Sub上に素子分離の為のLOCOS101と、ONO膜102と、ゲート103とが形成され、LOCOS101の下に拡散層104と、拡散層105とが形成されている。ゲート103は、一般にポリシリコンで形成され、メモリアレイを組んだ時はワード線として使用される。また、拡散層104と拡散層105とは、メモリセルのドレインもしくはソースであり、メモリアレイを組んだ時は埋め込み型ビット線として使用される。電荷局在部106及び107は、いずれも電荷を局在させる箇所である。
図13(b)は、図13(a)のMNOS型メモリセルの簡概略図であり、付与してある番号が同じ構成要素は、同一部分を指す。なお、すべての図面において、ゲート103と、拡散層104及び105(一方がドレイン、他方がソースに相当)と、電局在部106及び107とを、図13(b)に示した記号により表すことにする。
図14は、従来のメモリセルを用いて構成したメモリアレイ周辺部の模式図である。なお、図14では、紙面の都合でアレイの一部分しか記述していないが、実際のアレイは、縦横方向に多くメモリセルが存在するのが一般的である。図14に示すように、複数のメモリセルM01〜M06は、紙面横方向にアレイ状に配置されている。各メモリセルのゲートは、横方向に共通ノードであるワード線WL0に接続されている。すなわち、メモリセルM01〜M06のコントロールゲートは、ワード線WL0に接続されている。また、各メモリセルのソースもしくはドレインは、紙面縦方向に共通ノードであるビット線BL0〜BL6に接続されている。例えば、メモリセルM01のドレインもしくはソースは、ビット線BL0及びBL1にそれぞれ接続されている。また、メモリセルM02のドレインもしくはソースは、ビット線BL1及びBL2にそれぞれ接続されている。
各ビット線は、切替えスイッチ208によって、選択的にセンスアンプ209の一方の入力へ接続される。センスアンプ209の他方の入力は、リファレンスセルR01のドレインがリファレンスビット線RBLを通して接続される。リファレンスセルR01は、データ1状態のメモリセル電流とデータ0状態のメモリセル電流とのちょうど中間の電流が流れるように設計されたCMOSトランジスタが用いられる。また、リファレンスセルR01は、ソース線RSLと、ワード線RWLとを有する。リファレンスセルR01のゲートは、ワード線RWLに接続される。リファレンスセルR01のうち、センスアンプ109に接続されていない側は、ソースであり、ソース線RSLに接続される。
図14に示す従来例の場合、読み出し時にはメモリセルM01〜M06の電流をリファレンスセルR01の電流と比較し、大小関係によってメモリセルM01〜M06に記憶されているデータを判定する。どのメモリセルのデータを読み出すかは、センスアンプ209へ接続されるビット線を切替えることによって選択する。このとき、ビット線の選択時において、各メモリセル内に2つある電荷局在部106もしくは107のいずれを読み出すかに注意する必要がある。
例を示すと、メモリセルM02の右側の電荷局在部107に記憶された静電荷を読み出す時は、ビット線BL1をセンスアンプ209に接続し、ビット線BL2をグランドレベルに接続する。また、左側の電荷局在部106を読み出す時は、ビット線BL2をセンスアンプ209に接続し、ビット線BL1をグランドレベルに接続する。センスアンプ209に接続された側のビット線は、読み出し直前にHiレベルにプリチャージされる。すなわち、メモリセルに接続されているビット線のバイアス電圧の向きを逆にすることで、メモリセルのソースとドレインを変更し、読み出す側の電荷局在部を切替える。
一方、特許文献1は、フローティング型のメモリセルを2個含み、相補的に対になった電荷を記憶する不揮発性記憶回路を提案している。特許文献1に記載された不揮発性記憶回路は、2個のメモリセルによりデータを相補的に対になった電荷を記憶するため、データを高速かつ確実に読み出すことができるとしている。
特開2002−237191号公報
図14に示す従来例の場合、センスアンプ209においてデータが判定できるだけの十分な読み出し電流を確保するため、ビット線の電位を高くするか、もしくはリファレンスセルの電流を正確に中間電流に設定する必要がある。しかしながら、前者の対応は、半導体記憶装置の低電源電圧および低電力動作性能の向上に不利である。具体的には、半導体記憶装置を低電源電圧で動作させようとすれば、チャージポンプを用いたビット線の昇圧が必要となり、チップ面積の増加をもたらす。一方、後者の対応は、リファレンスセルやその周辺回路に高い精度が要求されるため、設計もしくはプロセス制御が困難になり、製造時の歩留りの低下をもたらす原因となる。また、図14に示す従来例の場合、上述のように読出し電流マージンの確保が困難であることは、読出し動作の高速化が困難であることを意味する。
また、特許文献1に記載された不揮発性記憶回路は、1つのデータを保持するために単純に2倍のメモリセルが必要になり、チップ面積が増大し歩留まりが低下することは避けられない。
本発明の目的は、信頼性が高く、低電圧動作と高速化を図ることができ、併せて製造の際の歩留まりが高い半導体記憶装置を提供することである。
上記目的は、以下の半導体記憶装置により達成される。データを書込み及び消去可能で、電圧が供給されない間も当該データを保持可能な不揮発性の半導体記憶装置であって、データに対応する静電荷をそれぞれ蓄えることが可能な複数の電荷局在部を含むメモリセルを複数備え、電荷局在部の内のいずれか2つが相補的な状態で電荷を蓄える。
上記構成によれば、相補的な状態にある電荷を、2つの電荷局在部に蓄えることによりデータを記憶するので、読出し電流マージンの拡大を実現することができ、低電圧動作と動作の高速化を図ることができる。また、読出し時のリファレンスセルが不要であるため、チップの歩留りを向上させることができる。
好ましくは、2つの電荷局在部は、それぞれ相異なるメモリセルに含まれる。また、好ましくは、2つの電荷局在部は、同一のメモリセルに含まれる。
また、好ましくは、相補的な状態で蓄えられた電荷は、各電荷局在部に接続されるそれぞれ相異なるビット線を用いて読み出される。
好ましくは、相補的な状態で蓄えられた電荷は、各電荷局在部に接続されていないダミービット線を用いて読み出される。上記構成によれば、安定した読出し動作を行うことができる。
好ましくは、2つの電荷局在部は、それぞれ相異なるメモリアレイに含まれるメモリセルに含まれる。上記の構成によれば、より安定した読出しが可能となる。
好ましくは、2つの電荷局在部は、それぞれ相異なるワード線に接続されるメモリセルに含まれる。上記の構成によれば、書込みベリファイ時のリファレンスセルが不要になるとともに、実際の読出し時に対応するメモリセル間の相対的なVt差を用いて書込みベリファイを行うので、より正確な書込みベリファイを実行することが可能となる。
好ましくは、相補的な状態で蓄えられた電荷を読み出すためのビット線とスイッチ素子を介して接続されるキャパシタを含む。上記構成によれば、書込まれるデータによらず、全メモリセルの電荷蓄積状態を同じにすることができ、高い信頼性を保証することができる。
好ましくは、電荷局在部が単独に電荷を蓄える状態に切替え可能である。好ましくはさらに、切替えは、フラグに基づき行われる。上記構成、特に電荷局在部が単独に電荷を蓄える状態に切替え可能な構成によれば、使用状況に応じて記憶方法を切替えることができ、より効率的なメモリエリアの活用を行うことができる。
好ましくは、相補的な状態で電荷を蓄えることが可能な電荷局在部のペアを複数用いて、1ビットを記憶する。上記構成によれば、半導体記憶装置のさらなる高速化と信頼性の向上がはかれる。
本発明によれば、信頼性が高く、低電圧動作と高速化を図ることができ、併せて製造の際の歩留まりが高い半導体記憶装置を提供することができる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る半導体記憶装置に含まれるメモリアレイ周辺部の模式図である。実施の形態1に係る半導体記憶装置は、図14を用いて説明した従来のメモリアレイと同様に、複数のメモリセルM01〜M06を中心に構成される。複数のメモリセルM01〜M06は、紙面横方向にアレイ状に配置されている。各メモリセルのゲートは、横方向に共通ノードであるワード線WL0に接続されている。すなわち、メモリセルM01〜M06のコントロールゲートは、ワード線WL0に接続されている。また、各メモリセルのソースもしくはドレインは、紙面縦方向に共通ノードであるビット線BL0〜BL6に接続されている。例えば、メモリセルM01のドレインもしくはソースは、ビット線BL0及びBL1にそれぞれ接続されている。また、メモリセルM02のドレインもしくはソースは、ビット線BL1及びBL2にそれぞれ接続されている。
実施の形態1に係る半導体記憶装置において、センスアンプ109は、3入力になっている。センスアンプ109の入力の二つは、各ビット線と切替えスイッチ108を介して接続される。センスアンプ109の入力は、1本スキップした隣接しないビット線と接続される。例えば、図1に示す場合、ビット線BL0とビット線BL2とが同時にセンスアンプ109に入力される。センスアンプ109の他方の入力は、リファレンスセルR01のドレインに接続されたリファレンスビット線RBLと、セレクタスイッチを介して接続される。
リファレンスセルR01は、一般的に、CMOSトランジスタが用いられる。また、リファレンスセルR01は、ソース線RSLと、ワード線RWLとを有する。リファレンスセルR01のゲートは、ワード線RWLに接続される。リファレンスセルR01のうち、センスアンプ109に接続されていない側は、ソースであり、ソース線RSLに接続される。
実施の形態1の半導体記憶装置において、リファレンスセルR01は、図14を用いて説明した従来のメモリアレイの場合とは異なり、メモリセルに記憶されたデータの読み出し時に使用されない。リファレンスセルR01は、書込みベリファイ時及び消去ベリファイ時にのみ動作する。ここで、書込みベリファイ時とは、メモリセルに正しくデータが記憶されたかどうかを確認するために、書込み時にVtレベルをチェックすることである。また、消去ベリファイ時とは、メモリセルから正しくデータが消去されたかどうかを確認するために、消去時にVtレベルをチェックすることである。リファレンスセルR01は、リファレンスビット線RBLに接続されるスイッチによりセンスアンプ109に接続して、書込みベリファイ時及び消去ベリファイ時に動作させられる。
実施の形態1に係る半導体記憶装置は、共通のビット線に接続されて隣り合うメモリセルのそれぞれ片側の電荷局在部(図中、破線で示した楕円内にある電荷局在部)同士が対を組み相補的状態で2つの静電荷が蓄えられている。相補的状態を、メモリセルM01の右側の電荷局在部107と、メモリセルM02の左側の電荷局在部106とを例に説明する。実施の形態1に係る半導体装置は、例えば、メモリセルM01の右側の電荷局在部107に電子を注入する場合、M02の左側の電荷局在部106にはホールを注入する。実施の形態1に係る半導体装置は、逆に、メモリセルM01の右側の電荷局在部107にホールを注入する場合、M02の左側の電荷局在部106には電子を注入する。すなわち、相補的状態とは、対を組む2つの電荷局在部にそれぞれ逆の極性を持つ電荷を注入して蓄えられている状態を意味する。
実施の形態1に係る半導体記憶装置は、対を組む2つの電荷局在部にそれぞれ逆の極性を持つ電荷を注入することにより、それぞれにデータ0とデータ1を割当ててデータを記憶する。実施の形態1に係る半導体記憶装置は、データに対応する静電荷が対を組む電荷局在部に相補的な状態で蓄えられているので、データを読み出す際に、リファレンスセルR01が不要になる。すなわち、データを読み出す場合、相補的な状態にある2つの電荷局在部同士を比較すればよいからである。このため、実施の形態1に係る半導体記憶装置において、リファレンスセルR01は、書込みベリファイ時及び消去ベリファイ時にのみ動作する。
実施の形態1に係る半導体記憶装置は、リファレンスセルR01を動作させてデータの読み出しを行わないので、読出し電流マージンの拡大を実現することができる。従来の半導体記憶装置は、データの読み出しに際して、電荷局在部106あるいは107に電子又はホールが蓄えられている状態と、その中間状態にあるリファレンスセルR01とを比較することが原理的に必要であった。これに対して、実施の形態1に係る半導体記憶装置は、例えば、電荷局在部106に電子が蓄積されている状態と、電荷局在部107にホールが蓄積されている状態とを比較するため、読出し電流マージンを倍にすることが可能である。
このように、実施の形態1に係る半導体記憶装置は、読出し電流マージンを倍にすることができるため、低電圧動作が可能であり、読出し電流不足でビット線を昇圧する必要がない。また、実施の形態1に係る半導体記憶装置は、読出し電流マージンを倍にすることができるため、動作の高速化を図ることができる。
また、実施の形態1に係る半導体記憶装置は、読出し時のリファレンスセルR01が不要であるため、製造時のリファレンスセルを形成する困難性が低減し、チップの歩留りを向上させることができる。なお、電荷局在部の一方にホールを注入する換わりに電荷が無い状態を実現し、電子が注入された状態との間で相補的な状態を実現してもよい。また、対を組むメモリセルの位置関係は、必ずしも隣接する必要はなく、異なるワード線やビット線に接続されているメモリセル同士や、アレイブロックを超えたメモリセル同士で対を組んでも問題はない。さらに、実施の形態1に係る半導体記憶装置を発展させると、複数の電荷局在部の対を使って1つのデータを記憶し、その読出し結果の多数決を判定したり、読出し電流の合計を判定したりすることも考えられ、より信頼性が高く、動作マージンの大きい半導体記憶装置を実現することができる。
図2は、本発明の実施の形態1に係る半導体記憶装置の読出し動作を説明する模式図である。図2を用いて、メモリセルM01の紙面右側の電荷局在部107と、メモリセルM02の左側の電荷局在部106との対に記憶されている動作を読み出す動作を説明する。図2において、メモリセルM01の右側の電荷局在部107にホール注入されていることを表すために、破線で描いた下三角形が描いてあり、メモリセルM02の左側の電荷局在部106に電子が注入されていることを表すために、破線で描いた上三角形が描いてある。また、図2において、ビット線BL0〜BL6の上には、読出し動作を開始する直前のビット線のバイアス電圧の状態が記載されている。以下、読出しの動作を順に説明する。
初期状態において、全てのノードは、グランドレベルGNDにある。まず、ビット線BL3〜BL6を高インピーダンス状態Hi−zにして、ビット線BL1をグランドGNDに接続する。次に、ビット線BL0とBL2とをハイレベルHi levelにプリチャージした後、高インピーダンス状態Hi−zにする。以上のバイアス条件を設定することにより、メモリセルM01のVtは、ソース側となる右側の電荷局在部107にホールが存在するため低くなる。逆に、メモリセルM02のVtは、ソース側となる左側の電荷局在部106に電子が存在するため高くなる。
したがって、ワード線WL0を開くと、ビット線BL0の電位は、メモリセルM01に流れるセル電流によって低下するが、ビット線BL2の電位はメモリセルM02にほとんどセル電流が流れないため低下しない。ビット線BL0とBL2との間の電位差を検知するため、切替えスイッチ108を用いてセンスアンプ109をビット線BL0とBL2に接続して起動し、差動増幅させる。
この時、リファレンスセル側のリファレンスビット線RBLは、センスアンプ109内部のセレクタスイッチによって、切り離された状態に維持される。以上の動作によって、メモリセルM01の紙面右側の電荷局在部107と、メモリセルM02の左側の電荷局在部106との対に記憶されているデータを読み出すことができる。なお、センスアンプ109を予めビット線BL0とBL2に接続してからワード線WL0を開くことも可能である。この手順の方が、センスアンプ109の起動タイミングの最適化が容易である場合があり得る。
図3は、本発明の実施の形態1に係る半導体記憶装置におけるカラム方向へのアドレスが遷移した場合のセンスアンプの接続状態を説明する模式図である。図3において、センスアンプ109周辺の構成要素は、紙面の都合上、一部省略してある。図3(a)は、メモリセルM02の紙面右側の電荷局在部107と、メモリセルM03の左側の電荷局在部106との対に記憶されているデータを読み出す場合のセンスアンプ109の接続を表している。図3(a)に示すように、メモリセルM02の紙面右側の電荷局在部107と、メモリセルM03の左側の電荷局在部106との対に記憶されているデータを読み出す場合、センスアンプ109は、ビット線BL1とビット線BL3とに接続される。
また、図3(b)は、メモリセルM05の紙面右側の電荷局在部107と、メモリセルM06の左側の電荷局在部106との対に記憶されているデータを読み出す場合のセンスアンプ109の接続を表している。図3(b)に示すように、メモリセルM05の紙面右側の電荷局在部107と、メモリセルM06の左側の電荷局在部106との対に記憶されているデータを読み出す場合、センスアンプ109は、ビット線BL4とビット線BL6とに接続される。図3(a)に示す接続状態から、図3(b)に示す接続状態への遷移は、切替えスイッチ108によるセンスアンプ109とビット線との接続を切替えにより実現する。
次に、実施の形態1に係る半導体記憶装置において、書込み及び消去の方法を説明する。以下、実際のデータ書換え手順に合わせて、プリライト・消去・データ書込みの順に説明する。なお、プリライトとは電子が注入されていない電荷局在部に対して、消去前に電子を注入することで、連続して消去を行うことによる信頼性劣化等を防止するための手順である。
図4は、本発明の実施の形態1に係る半導体記憶装置におけるプリライトのバイアス条件を説明する模式図である。図4において、センスアンプ109周辺の構成要素は、紙面の都合上、一部省略してある。
図4(a)は、実施の形態1に係る半導体記憶装置において、奇数ビット線に隣接している電荷局在部に電子を注入する場合のバイアス条件を示す模式図である。はじめに、図4(a)に示すように、ビット線BL1、BL3等の奇数ビット線をハイレベルHi levelとする。このようなバイアス条件により、奇数ビット線に隣接しているメモリセルM01の電荷局在部107、メモリセルM03の電荷局在部107等に電子が注入される。なお、電子が注入されるべき電荷局在部は、図中ハッチングを付した下三角形で表されている。
図4(b)は、実施の形態1に係る半導体記憶装置において、偶数ビット線に隣接している電荷局在部に電子を注入する場合のバイアス条件を示す模式図である。次に、図4(b)に示すように、ビット線BL1、BL3等の奇数ビット線をローレベルLow levelとし、ビット線BL0、BL2等の偶数ビット線をハイレベルHi levelとする。このようなバイアス条件により、偶数ビット線に隣接しているメモリセルM03の電荷局在部106、メモリセルM04の電荷局在部107等に電子が注入される。同様に、電子が注入されるべき電荷局在部は、図中ハッチングを付した下三角形で表されている。このようにして、電子が注入されていない電荷局在部に対して、消去前に電子を注入される。プリライトは、1つのセルに2つある電荷局在部対し、それぞれ交互に行われる。
図5は、本発明の実施の形態1に係る半導体記憶装置における消去時のバイアス条件を説明する模式図である。図5に示すように、データを消去する場合、すべての電荷局在部に一斉にホールが注入され、蓄積されている電子が中和される。電荷局在部にホールが蓄積された状態をデータ記憶に使用する場合、さらにホールを注入する。
次に、消去ベリファイにより、消去の状態を確認する。実施の形態1に係る半導体記憶装置は、リファレンスセルR01を用いて消去ベリファイを行う。具体的には、メモリセルM01の右側の電荷局在部107を消去ベリファイする時は、ビット線BL0を切替えスイッチ108によりセンスアンプ109に接続して、リファレンスセルR01を用いて読出し動作を行う。期待値通りのデータが読み出されれば、データが消去されていることが確認される。なお、一般的に、消去ベリファイ時は、ワード線WL0とリファレンスワード線RWLの電位は、メモリセルが所望のVtレベルであることをチェックできるように調整する。また、消去ベリファイは、上記の手順には限られず他の方法によっても実現される。
図6は、本発明の実施の形態1に係る半導体記憶装置におけるデータ書込み時のバイアス条件を説明する模式図である。図6は、メモリセルM01の紙面右側の電荷局在部107と、メモリセルM02の左側の電荷局在部106との対にデータを書込む場合のバイアス条件を示す。
図6に示すように、メモリセルM01の紙面右側の電荷局在部107と、メモリセルM02の左側の電荷局在部106との対にデータを書込む場合、ビット線BL0をローレベルLow levelとし、ビット線BL1をハイレベルHi levelとし、他のビット線BL2〜BL6を高インピーダンス状態Hi−zにする。この状態により、メモリセルM01の紙面右側の電荷局在部107に電子が注入される。
次に、書込みベリファイにより、書込みの状態が確認される。実施の形態1に係る半導体記憶装置は、リファレンスセルR01を用いて書込みベリファイを行う。具体的には、メモリセルM01の右側の電荷局在部107を書込みベリファイする時は、ビット線BL0を切替えスイッチ108によりセンスアンプ109に接続して、リファレンスセルR01を用いて読出し動作を行う。期待値通りのデータが読み出されれば、データが書込まれていることが確認される。なお、一般的に、書込みベリファイ時は、ワード線WL0とリファレンスワード線RWLの電位は、メモリセルが所望のVtレベルであることをチェックできるように調整する。また、書込みベリファイは、上記の手順には限られず他の方法によっても実現される。
以上説明したように、実施の形態1に係る半導体記憶装置は、相補的な状態にある電荷を2つの電荷局在部が蓄えることによりデータを記憶するので、読出し電流マージの拡大を実現することができ、低電圧動作と動作の高速化を図ることができる。また、実施の形態1に係る半導体記憶装置は、読出し時のリファレンスセルが不要であるため、チップの歩留りを向上させることができる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2に係る半導体記憶装置に含まれるメモリアレイ周辺部の模式図である。実施の形態2に係る半導体記憶装置は、概略構成が図2に示した実施の形態1に係る半導体記憶装置と等しいので、相違点のみ説明する。
実施の形態2に係る半導体記憶装置は、ダミービット線DBLが存在し、センスアンプ109の片方の入力がそのダミービット線DBLに接続されている点と、読出し動作時に各ビット線に加えるバイアス条件が異なる点で実施の形態1に係る半導体記憶装置と相違する。なお、実施の形態2に係る半導体記憶装置において、メモリセルM01の右側の電荷局在部106と、メモリセルM02の左側の電荷局在部107との対に記憶されているデータを読み出す場合を例に説明する。
初期状態において、全てのノードは、グランドレベルGNDにある。まず、ビット線BL3〜BL6を高インピーダンス状態Hi−zにし、ビット線BL0をグランドGNDに、BL2をハイレベルHi levelに接続する。次に、ビット線BL1をグランドレベルとハイレベルの中間の電位middle levelにプリチャージし、同時にダミービット線DBLを同じ中間電位middle levelにプリチャージする。
実施の形態2に係る半導体記憶装置は、ビット線BL1とダミービット線DBLとのプリチャージ電位middle levelが等しいことが安定した読出し動作に重要である。したがって、実施の形態2に係る半導体記憶装置は、スイッチ素子などを用いてビット線BL1とダミービット線DBLを電気的に接続することが望ましい。
プリチャージが完了した後に、まずプリチャージ電源を切り離し、次にビット線BL1とダミービット線DBLとを接続しているスイッチ素子等をオフにして、ビット線BL1とダミービット線DBLとを高インピーダンス状態Hi−zにする。この結果、図7に示すようなビット線のバイアス条件になる。すなわち、以上のバイアス条件を設定することにより、メモリセルM01のVtはソース側となる左側の電荷局在部106にホールが存在するため低く、逆にメモリセルM02のVtはソース側となる左側の電荷局在部106に電子が存在するため高い。したがって、ワード線WL0を開くと、メモリセルM01に流れるセル電流の方がメモリセルM02に流れるセル電流よりも大きいため、ビット線BL1の電位は中間電位からグランドレベルに低下する。その電位をダミービット線DBLに蓄えられている電位と比較すればデータを読み出すことができる。
以上のように、実施の形態2に係る半導体記憶装置は、ダミービット線DBLを備えているので、読出し対象となるビット線が読出し対象にならない他のビット線の容量の影響を受けることがなくなり、さらに安定した読出し動作を行うことができる。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3に係る半導体記憶装置に含まれるメモリアレイ周辺部の模式図である。実施の形態3に係る半導体記憶装置は、概略構成が図2に示した実施の形態1に係る半導体記憶装置と等しいので、相違点のみ説明する。
実施の形態3に係る半導体記憶装置は、メモリアレイブロックを超えたセルの間で電荷局在部同士が対を形成している点で、実施の形態1に係る半導体記憶装置と相違する。ここで、メモリアレイブロックとは、複数のメモリセルを含む単位である。図8において、実施の形態3に係る半導体記憶装置は、メモリアレイブロック110と、メモリアレイブロック111とを含む。
一般に、同一のメモリアレイブロック内のメモリセルは、例えばビット線BL0〜BL6の様にメモリセルを介してビット線が接続される。一方、異なるメモリアレイブロック間にあるメモリセルは、接続されていない。例えば、実施の形態3に係る半導体記憶装置では、ビット線BL6とビット線BL256とは、接続されていない。また、ワード線についても異なるメモリアレイブロック間では接続されていない場合もあるが、実施の形態3に係る半導体記憶装置は、共通のワード線WL0に接続されている。
なお、図8では省略されているが、メモリアレイブロック110とメモリアレイブロック111とは、ワード線が複数存在するアレイ構造を取っている。また、対を組む電荷局在部同士は、異なるメモリアレイブロック間で任意に組み合わせることが可能であるが、例えば、メモリアレイブロック110中のメモリセルM02の右側の電荷局在部107と、メモリアレイブロック111中のメモリセルM0257の右側の電荷局在部107との組み合わせのように、メモリアレイブロック内では同じ位置にあることが望ましい。
実施の形態3に係る半導体記憶装置の読出し動作は、ビット線BL1とBL257の様に異なるメモリアレイブロックのビット線にデータを読み出す以外、図2で示した実施の形態1と等しいので説明は割愛する。
以上のように、実施の形態3に係る半導体記憶装置は、異なるメモリアレイブロックにある電荷局在部同士で対を組んで電荷を相補的な状態で蓄えるので、読出し対象となる電荷局在部に接続されるビット線は、対を組んでいる2つ電荷局在部の間でほぼ同じ状態になる。したがって、実施の形態3に係る半導体記憶装置は、読出し対象でないビット線の容量の影響を、互いのメモリセル間でほぼ等しくできる。この結果、実施の形態3に係る半導体記憶装置は、センスアンプにおいて差動増幅する場合、両者に等しく与えられる影響はキャンセルされるのでより安定した読出しが可能となる。
(実施の形態4)
図9は、本発明の実施の形態4に係る半導体記憶装置に含まれるメモリアレイ周辺部の模式図である。実施の形態4に係る半導体記憶装置は、概略構成が図2に示した実施の形態1に係る半導体記憶装置と等しいので、相違点のみ説明する。
実施の形態4に係る半導体記憶装置は、ビット線及びワード線の異なるメモリセルにある電荷局在部同士で対を形成している点で、実施の形態1に係る半導体記憶装置と相違する。なお、実施の形態4に係る半導体記憶装置において、例えばメモリセルM01とM01Bの左側の電荷局在部106が対を形成している場合、ビット線BL1とBL1Bとがデータの読出しビット線に該当する。データの読出しビット線BL1とBL1Bとは、共にセンスアンプ112に入力されている。
実施の形態4に係る半導体記憶装置は、書込みベリファイ時の動作に特徴を有する。実施の形態4に係る半導体記憶装置は、書込みベリファイ時、対を形成する電荷局在部があるメモリセルに接続されたワード線WL0とWL0Bとの間の電位の条件を、読出し動作に対し厳しく設定し、書込みベリファイを行う。
書込みベリファイは、具体的に次のように行われる。例えば、メモリセルM01の左側の電荷局在部106に電子を注入する場合、ワード線WL0の電位をワード線WL0Bの電位よりも高くし、メモリセルに電流が流れやすい状態にする。この状態で、ビット線BL1に読み出されたデータ(電位)を、センスアンプ112を用いて、ビット線BL1Bに読み出されたメモリセルM01Bのデータ(電位)と比較し、期待値通りのデータが出てくるか確認する。
実施の形態4に係る半導体記憶装置は、以上のように、書込みベリファイ時のリファレンスセルが不要になる。また、実施の形態4に係る半導体記憶装置は、実際の読出し時に対応するメモリセル間の相対的なVt差を用いて書込みベリファイを行うので、より正確な書込みベリファイを実行することが可能となる。
(実施の形態5)
図10は、本発明の実施の形態5に係る半導体記憶装置に含まれるメモリセルのバイアス条件を説明する模式図である。実施の形態5に係る半導体記憶装置は、同一メモリセル内にある電荷局在部同士が対を形成している点を特徴としている。以下、実施の形態5に係る半導体記憶装置は、概略構成が実施の形態1に係る半導体記憶装置と等しいので、以下、相違する部分を中心に説明する。なお、図10(a)は、メモリセルM01の紙面右側の電荷局在部107にあるデータ(電荷)を読み出す場合のバイアス条件を示し、図10(b)は、メモリセルM01の紙面左側の電荷局在部106にあるデータ(電荷)を読み出す場合のバイアス条件を示している。
実施の形態5に係る半導体記憶装置のメモリセルM01は、ビット線BL0の一方端がキャパシタ113を介してグラウンドに接続され、ビット線BL1の一方端がキャパシタ114を介してグラウンドに接続されている。キャパシタ113とキャパシタ114とは、各ビット線の電位を一時的に蓄える機能を有する。また、ビット線BL0とビット線BL1とは、それぞれスイッチを介してセンスアンプ109に入力されている。
以下、実施の形態5に係る半導体記憶装置におけるデータの読出し手順を説明する。はじめに、グラウンドレベルGNDにある各ビット線の内、ビット線BL0をハイレベルHi levelにプリチャージし、プリチャージが完了した後に、プリチャージ電源を切り離し、ビット線BL0を高インピーダンス状態Hi−zにする。以上の状態が、図10(a)に示すバイアス条件である。図10(a)に示すバイアス条件でワード線WL0を開き、ビット線BL0にメモリセルM01の右側の電荷局在部107の状態を読み出し、それを電位の形でキャパシタ113へ転送して、ビット線BL0との接続を切る。
次に、再びビット線をグラウンドレベルGNDにした後、ビット線BL1をハイレベルHi levelにプリチャージし、プリチャージが完了した後に、プリチャージ電源を切り離し、ビット線BL1を高インピーダンス状態Hi−zにする。以上の状態が、図10(b)に示すバイアス条件である。図10(b)に示すバイアス条件でワード線WL0を開き、ビット線BL1にメモリセルM01の紙面左側の電荷局在部106の状態を読み出し、それを電位の形でキャパシタ114へ転送して、ビット線BL1との接続を切る。
ビット線BL0とビット線BL1を切り離した状態で、キャパシタ113と114と間の電位差をセンスアンプ109で増幅することにより、メモリセルM01内に相補的な状態で記憶されたデータ(電荷)を読み出すことができる。
実施の形態5に係る半導体記憶装置は、以上の構成を備えているので、書込まれるデータによらず、全メモリセルの電荷蓄積状態を同じにすることができ、高い信頼性を保証することができる。
(実施の形態6)
図11は、本発明の実施の形態6に係る半導体記憶装置に含まれるメモリアレイ周辺部の模式図である。実施の形態6に係る半導体記憶装置は、概略構成が図2に示した実施の形態1に係る半導体記憶装置と等しいので、相違点のみ説明する。
図11には、実施の形態1に係る半導体記憶装置を説明した図2において省略されていたメモリセルM11〜M16とワード線WL1が記載されている。また、実施の形態6に係る半導体記憶装置は、フラグセルF01及びF10と、フラグ用のソース線FSLとフラグ用のビット線FBLを備えている点で、実施の形態1に係る半導体記憶装置と相違する。フラグセルF01とF10は、メモリセルM01等と同じMNOS型のメモリセルである。
これまで、実施の形態1〜5の半導体記憶装置において、2つの電荷局在部に相補的な状態で記憶されたデータ(電荷)を記憶し読み出す方法(以下、第1の方法という)を説明してきた。実施の形態1〜5の半導体記憶装置は、全メモリセルを相補的な状態でデータを記憶する方法で用いることを前提としている。
一方、半導体記憶装置が、それぞれの電荷局在部に電荷を独立に記憶させる従来の方法(以下、第2の方法という)で使用される場合、信頼性や高速読出しなどの点で難点はあるものの、1つのメモリセルに記憶可能なデータが複数であるというメリットを有する。
そこで、半導体記憶装置のメモリセルを、実際の使用状況に応じて第1の方法と第2の方法を組み合わせて用いることにより、より効率的なメモリエリアの活用を行うことができる。具体的には、高い信頼性が要求される場合、低電圧が要求される場合、高速読出しが要求される場合などでは、第1の方法を選択する一方、記憶容量が要求される場合は第2の方法を用いる。実施の形態6に係る半導体記憶装置は、フラグセルを用いることにより、実際の使用状況に応じた、半導体記憶装置のデータ記憶方法の切替えを実現する。
図11において、フラグセルF01は、ワード線WL0に接続しているメモリセルM01〜M06が、第1の方法を用いて書込みを行っていることに対応するフラグビット(データ1)を記憶している。一方、フラグセルF11は、ワード線WL1に接続しているメモリセルM11〜M16が、第2の方法を用いて書込みを行っていることに対応するフラグビット(データ0)を記憶している。実施の形態6に係る半導体記憶装置は、フラグセルをワード線毎に配置しているため、ワード線毎にデータ記憶方式の切替えが可能である。なお、セクタ単位やチップ単位でデータ記憶方式の切替えを行えば十分である場合、それぞれセクタ毎やチップ毎にフラグセルを配置することにより、実現可能である。
実施の形態6の半導体記憶装置において、データを読み出す場合、はじめにフラグセルのフラグビットが読み出されチェックされる。フラグビットが、対応するメモリセルが第1の方法でデータを記憶していることを示す1である場合、実施の形態1〜5において説明したバイアス条件を設定し、データを読み出す。フラグビットが、対応するメモリセルが第2の方法でデータを記憶していることを示す0である場合、従来の方法でデータを読出す。
例えば、ワード線WL1に接続されているメモリセルM11は、第2の方法でデータが記憶されているので、メモリセルM11の右側の電荷局在部107のデータ(電荷)を読み出す場合、図11に示すバイアス条件で、ビット線BL0、センスアンプ109及びリファレンスセルR01を用いてデータの読出しを行う。一方、ワード線WL0に接続されているメモリセルM01の紙面右側の電荷局在部107とメモリセルM02の紙面左側の電荷局在部106とで形成される対により相補的な状態で記憶されるデータ(電荷)を読み出す場合、これまでに述べた読出し方法により、データを読み出す。
実施の形態6の係る半導体記憶装置は、以上の構成を備えているので、高い信頼性が要求される場合、低電圧が要求される場合、高速読出しが要求される場合などの使用状況に応じて記憶方法を切替えることができ、より効率的なメモリエリアの活用を行うことができる。
なお、データの読み出しに先だって、常にフラグ用メモリセルのフラグビットの読出し動作を行うとアクセスタイムが遅くなることが考えられる。しかしながら、この問題に対しては、予めデータ記憶方法をラッチ回路などに取りこみ、その論理計算によって動作方法を選択すればアクセスタイムへの影響は僅かである。また、データ記憶方法を切替える単位は、セクタ単位で行うことが効率的であるから、ラッチ回路等による面積増加も小さい。
なお、実施の形態6に係る半導体記憶装置において、フラグ用のセルF01とF10は、必ずしもNMOS型メモリセルである必要はなく、マスクROM等の他のメモリセルであっても問題はない。ただし、フラグ用のセルF01及びF10として、書換え可能なメモリを用いた方がより望ましい。
(実施の形態7)
図12は、本発明の実施の形態7に係る半導体記憶装置に含まれるメモリアレイ周辺部の模式図である。なお、図12において、センスアンプ周りの回路は紙面の都合上、省略してある。また、図12において、実施の形態1に係る半導体記憶装置を説明した図2において省略されていた、メモリセルM11〜M16及びM21〜26と、ワード線WL1及びWL2とが記載されている。
これまで、実施の形態1〜6の半導体記憶装置において、相補的な状態で記憶されたデータ(電荷)を記憶し読み出す方法(以下、第1の方法という)を説明する場合、いずれも2個の電荷局在部を用いて1個のデータを記憶することを述べた。これに対して、実施の形態7に係る半導体記憶装置は、3つ以上のメモリセルの電荷局在部を用いて1つのデータを相補的な状態で記憶することができる。
実施の形態7に係る半導体記憶装置において、メモリセルM01の紙面右側の電荷局在部107と、メモリセルM02の紙面左側の電荷局在部106とで形成される対1と、メモリセルM11の紙面右側の電荷局在部107と、メモリセルM12の紙面左側の電荷局在部106とで形成される対2と、メモリセルM21の紙面右側の電荷局在部107と、メモリセルM22の紙面左側の電荷局在部106とで形成される対3とに同一のデータが書込まれている。実施の形態7に係る半導体記憶装置において、データを読み出すときは、ワード線WL0、WL1、WL2の電位を一斉に上げて、メモリセル電流を読み出す。読み出されたメモリセル電流は合成された後、各対のメモリセル電流差の合計がセンスアンプで判定される。
このように、実施の形態7に係る半導体記憶装置は、センスアンプに入力される読出し電流の差が大きくなるので、さらなる高速化がはかれる。実施の形態7に係る半導体記憶装置は、1つの対のデータが何らかの原因により記憶中に失われた場合であっても、その他の2つの対が補うので、さらなる信頼性の向上がはかれる。
また、3つの対のデータ順々に読出し、その判定結果の多数決を取る方法もある。なお、同じデータを記憶する電荷局在部の対の数は、3つに限られず、2つであっても3つ以上であってもよい。
本発明は、携帯電話端末等のモバイル機器のプログラム用メモリや、デジタルカメラ等のデータ用メモリ等、不揮発性の半導体記憶装置が用いられている機器一般に適用可能である。
本発明の実施の形態1に係る半導体記憶装置に含まれるメモリアレイ周辺部の模式図 本発明の実施の形態1に係る半導体記憶装置の読出し動作を説明する模式図 本発明の実施の形態1に係る半導体記憶装置におけるカラム方向へのアドレスが遷移した場合のセンスアンプの接続状態を説明する模式図 本発明の実施の形態1に係る半導体記憶装置におけるプリライトのバイアス条件を説明する模式図 本発明の実施の形態1に係る半導体記憶装置における消去時のバイアス条件を説明する模式図 本発明の実施の形態1に係る半導体記憶装置におけるデータ書込み時のバイアス条件を説明する模式図 本発明の実施の形態2に係る半導体記憶装置に含まれるメモリアレイ周辺部の模式図 本発明の実施の形態3に係る半導体記憶装置に含まれるメモリアレイ周辺部の模式図 本発明の実施の形態4に係る半導体記憶装置に含まれるメモリアレイ周辺部の模式図 本発明の実施の形態5に係る半導体記憶装置に含まれるメモリセルのバイアス条件を説明する模式図 本発明の実施の形態6に係る半導体記憶装置に含まれるメモリアレイ周辺部の模式図 本発明の実施の形態7に係る半導体記憶装置に含まれるメモリアレイ周辺部の模式図 一般的なMNOS型メモリセルの断面図 従来のメモリセルを用いて構成したメモリアレイ周辺部の模式図
符号の説明
101 LOCUS
102 ONO膜
103 ゲート
104、105 散層
106、107 電荷局在
108 切替えスイッチ109、112 センスアンプ
110、111 メモリアレイブロック
113、114 キャパシタ
M01〜M06 メモリセル
M0256〜M0261 メモリセル
M01B〜M06B メモリセル
M11〜M16 メモリセル
M21〜M26 メモリセル
BL0〜BL6 ビット線
BL256〜BL262 ビット線
BL0B〜BL6B ビット線
WL0、WL1、WL2 ワード線
WL0B ワード線
R01 リファレンスセル
RSL リファレンスソース線
RBL リファレンスビット線
RWL リファレンスワード線
F01、F11 フラグセル
FSL フラグソース線
FBL フラグビット線

Claims (5)

  1. データを書込み及び消去可能で、電圧が供給されない間も当該データを保持可能な不揮発性の半導体記憶装置であって、
    前記データに対応する電荷をそれぞれ蓄えることが可能な複数の電荷局在部を含むメモリセルと、
    前記複数の電荷局在部の内の第1の電荷局在部に接続される第1のビット線と、
    前記複数の電荷局在部の内の前記第1の電荷局在部と異なる第2の電荷局在部に接続される前記第1のビット線と異なる第2のビット線と、
    第1のスイッチ素子と、
    前記第1のスイッチ素子と異なる第2のスイッチ素子と、
    第1のキャパシタと、
    前記第1のキャパシタと異なる第2のキャパシタと、
    センスアンプとを備え、
    同一の前記メモリセル内において前記電荷局在部の内のいずれか2つ相補的な状態で電荷を蓄え
    前記第1のスイッチ素子の一端は前記第1のビット線と接続され、
    前記第2のスイッチ素子の一端は前記第2のビット線と接続され、
    前記第1のキャパシタの一端は前記センスアンプの一端と前記第1のスイッチ素子の他端とに接続され、
    前記第2のキャパシタの一端は前記センスアンプの他端と前記第2のスイッチ素子の他端とに接続されることを特徴とする、半導体記憶装置。
  2. 前記2つの相補的な状態で蓄えられた電荷は、各前記電荷局在部に接続されるそれぞれ相異なるビット線を用いて読み出される、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記複数の電荷局在部が単独に電荷を蓄える状態に切替え可能である、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記切替えは、フラグに基づき行われる、請求項に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記相補的な状態で電荷を蓄えることが可能な前記2つの電荷局在部の対を複数用いて、1ビットを記憶する、請求項1に記載の半導体記憶装置。
JP2005111350A 2005-04-07 2005-04-07 半導体記憶装置 Expired - Fee Related JP4684719B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005111350A JP4684719B2 (ja) 2005-04-07 2005-04-07 半導体記憶装置
US11/398,771 US7333368B2 (en) 2005-04-07 2006-04-06 Semiconductor memory device
CN2006100741837A CN1845254B (zh) 2005-04-07 2006-04-07 半导体存储器件
US12/007,298 US7532519B2 (en) 2005-04-07 2008-01-09 Semiconductor memory device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005111350A JP4684719B2 (ja) 2005-04-07 2005-04-07 半導体記憶装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006294102A JP2006294102A (ja) 2006-10-26
JP2006294102A5 JP2006294102A5 (ja) 2008-04-03
JP4684719B2 true JP4684719B2 (ja) 2011-05-18

Family

ID=37064179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005111350A Expired - Fee Related JP4684719B2 (ja) 2005-04-07 2005-04-07 半導体記憶装置

Country Status (3)

Country Link
US (2) US7333368B2 (ja)
JP (1) JP4684719B2 (ja)
CN (1) CN1845254B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4523531B2 (ja) * 2005-09-29 2010-08-11 シャープ株式会社 半導体記憶装置及びその読出方法、並びに電子機器
JP2009266339A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Panasonic Corp 半導体記憶装置とその半導体記憶装置を用いた電子機器
US7916537B2 (en) * 2009-06-11 2011-03-29 Seagate Technology Llc Multilevel cell memory devices having reference point cells
JP2011216136A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Fujitsu Semiconductor Ltd 半導体集積回路装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08321190A (ja) * 1995-04-28 1996-12-03 Sgs Thomson Microelectron Srl センス増幅回路
JPH0922600A (ja) * 1995-05-02 1997-01-21 Yamaha Corp 半導体記憶装置
JP2001057096A (ja) * 1999-06-11 2001-02-27 Hitachi Ltd 多重化メモリ及びそれを用いたセンサ並びに制御システム
JP2002367390A (ja) * 2001-06-13 2002-12-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 不揮発性半導体記憶装置
JP2004247436A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Sharp Corp 半導体記憶装置、表示装置及び携帯電子機器
JP2005251384A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Infineon Technologies Ag 電気的に書き込みおよび消去が可能なメモリセルの動作方法および電気的なメモリのための記憶装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000005467A (ko) * 1996-08-01 2000-01-25 칼 하인쯔 호르닝어 저장 셀 장치의 동작 방법
US5803299A (en) * 1996-08-05 1998-09-08 Sealy, Jr.; Scott P. Container for multiple trash bags
IL125604A (en) * 1997-07-30 2004-03-28 Saifun Semiconductors Ltd Non-volatile electrically erasable and programmble semiconductor memory cell utilizing asymmetrical charge
US6269023B1 (en) * 2000-05-19 2001-07-31 Advanced Micro Devices, Inc. Method of programming a non-volatile memory cell using a current limiter
US6456536B1 (en) * 2000-06-23 2002-09-24 Advanced Micro Devices, Inc. Method of programming a non-volatile memory cell using a substrate bias
JP2002237191A (ja) 2001-02-13 2002-08-23 Seiko Instruments Inc 相補型不揮発性記憶回路
US7184298B2 (en) * 2003-09-24 2007-02-27 Innovative Silicon S.A. Low power programming technique for a floating body memory transistor, memory cell, and memory array
US7206224B1 (en) * 2004-04-16 2007-04-17 Spansion Llc Methods and systems for high write performance in multi-bit flash memory devices

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08321190A (ja) * 1995-04-28 1996-12-03 Sgs Thomson Microelectron Srl センス増幅回路
JPH0922600A (ja) * 1995-05-02 1997-01-21 Yamaha Corp 半導体記憶装置
JP2001057096A (ja) * 1999-06-11 2001-02-27 Hitachi Ltd 多重化メモリ及びそれを用いたセンサ並びに制御システム
JP2002367390A (ja) * 2001-06-13 2002-12-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 不揮発性半導体記憶装置
JP2004247436A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Sharp Corp 半導体記憶装置、表示装置及び携帯電子機器
JP2005251384A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Infineon Technologies Ag 電気的に書き込みおよび消去が可能なメモリセルの動作方法および電気的なメモリのための記憶装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN1845254B (zh) 2010-11-03
US20060250841A1 (en) 2006-11-09
US20080137434A1 (en) 2008-06-12
US7532519B2 (en) 2009-05-12
CN1845254A (zh) 2006-10-11
US7333368B2 (en) 2008-02-19
JP2006294102A (ja) 2006-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100446402B1 (ko) 불휘발성 반도체 기억 장치의 프로그램 방법
JP5295708B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
KR100474626B1 (ko) 불휘발성 반도체 기억 장치의 프로그램 방법
KR100374522B1 (ko) 메모리 어레이의 면적을 축소할 수 있는 비휘발성 반도체기억 장치
JP2004054966A (ja) 不揮発性半導体メモリ及びその動作方法
JP2007087441A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
KR20030009281A (ko) 비도전성 차지 트랩 게이트를 이용한 다중 비트 비휘발성메모리
CN101178936A (zh) 非易失性半导体存储器设备的译码器和译码方法
CN101441893A (zh) 抑制寄生电荷积累的非易失性存储器件及其操作方法
JP5015008B2 (ja) 半導体装置およびその制御方法
CN100426416C (zh) 非易失性半导体存储装置及其控制方法
US20090323427A1 (en) Semiconductor memory device
JP4392404B2 (ja) 仮想接地型不揮発性半導体記憶装置
US7436716B2 (en) Nonvolatile memory
JP4684719B2 (ja) 半導体記憶装置
US6980472B2 (en) Device and method to read a 2-transistor flash memory cell
US7961514B2 (en) Semiconductor device, a method of using a semiconductor device, a programmable memory device, and method of producing a semiconductor device
US6097631A (en) Electrically erasable floating-gate memory organized in words
JP2011192346A (ja) 半導体メモリ
JP2011216169A (ja) 半導体メモリ
JP4632713B2 (ja) 並列データ書き込み方法
JP2000031438A (ja) 半導体記憶装置
JP2011227960A (ja) 半導体メモリ
JP2006085839A (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびその制御方法
JPH11330429A (ja) 半導体メモリ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080219

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101008

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110209

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees