JP4684446B2 - ダイカストマシンの射出制御方法及び射出装置 - Google Patents

ダイカストマシンの射出制御方法及び射出装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はダイカストマシンの射出充填方法に係わり、特に溶湯量に対応させて射出スリーブ内のプランジャチップ先端位置を調整可能とした射出制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ダイカストマシンにおいて、溶湯の供給口を有する射出スリーブ内へ同供給口を介して溶湯を入れこれを射出プランジャの先端部即ち、プランジャチップにより金型キャビティ内へ射出・充填する場合、そのプランジャチップは予め供給口より後方の待機位置に位置決めされている。この待機位置は射出プランジャと一体に進退する射出シリンダのピストンロッドのストロークエンドに対応されており、従来はこの位置を任意に変えるようなことはなされていない。
【0003】
一方、異なる成形品を成形する場合、それに必要な溶湯量が大幅に変化する、例えばそれまで3kg重の溶湯を必要としていた成形品から別の成形品として1.5kg重の溶湯量に変えるという場合のように大幅に溶湯量が減少するときには、同一ダイカストマシンにおいて射出スリーブ自体を別のショートスリーブで置き換えるということがなされており、その際スリーブのみでなく射出プランジャロッドの長さもそれに見合うものへの取換えが必要でありさらに新しい射出プランジャをピストンロッドと結合させるためのカップリング部の結合作業を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の方法においては、溶湯量に応じて射出スリーブを交換し且つ又、プランジャロッドの長さをそれに見合うものと交換するなどの作業はその作業自体大変であるだけでなくダイカストマシンをその間停止させて行うため、マシンとしての稼動は全く期待できない。さらに、成形品の種類に応じた必要溶湯量が変わる場合を想定し、ダイカストマシンのユーザ側においては金型の種類に応じたスリーブ及びプランジャロッド及びチップを種々用意しておく必要があった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、溶湯量に応じたスリーブ交換の頻度を大幅に減らすことを実現して上記従来方法の欠点を解消する新規なダイカストマシンの射出制御方法を提案せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのため、本発明の請求項1記載の発明は成形品成形用の溶湯を射出スリーブ内へその開口部を介して注湯し、次いで射出プランジャチップを前進させその所望ストロークを低速から高速および停止に到る速度パターンにより前記スリーブ内溶湯を金型キャビティ内へ射出・充填するダイカストマシンの射出制御方法において、成形品の成形に必要な溶湯量に関連づけて前記プランジャチップの注湯前待機位置を定めるようにするものである。
【0007】
上記請求項1記載の発明による射出制御方法においては、プランジャチップの注湯前待機位置を、成形品の必要溶湯量の大小に関連づけて設定することによって、射出スリーブの交換作業射出プランジャロッド及びカップリング部の交換・結合作業を大幅に減少させるものである。
【0008】
さらに、本発明の請求項2記載の発明は、成形品成形用の溶湯を射出スリーブ内へその開口部を介して注湯し、次いで射出プランジャチップを前進させその所望ストロークを低速から高速および停止に到る速度パターンにより前記スリーブ内溶湯を金型キャビティ内へ射出・充填するダイカストマシンの射出制御方法において、成形品の成形に必要な溶湯量に関連づけられた前記スリーブ内の溶湯充填率Frを予めパラメータの1つとして指定し、指定された充填率Frを実現すべく前記スリーブ内の溶湯収納空間長さHを算出し、前記算出された長さHにもとづいて前記プランジャチップの注湯前待機位置を定めるようにするものである。
【0009】
上記請求項2記載の発明による射出制御方法においては、プランジャチップの注湯前待機位置を前記射出スリーブに対する溶湯の充填率Frを指定することにより同スリーブ内での溶湯収納空間の長さHを算出して定めるようにするものであり、これにより射出スリーブ内へ注油された溶湯が保有している熱量の散逸を考慮して前記プランジャチップの注湯前待機位置を定めるようにするものである。
【0010】
さらに又、請求項3記載の発明は、成形品成形用の溶湯を射出スリーブ内へその開口部を介して注湯し、次いで射出プランジャチップを前進させその所望ストロークを低速から高速および停止に到る速度パターンにより前記スリーブ内溶湯を金型キャビティ内へ射出・充填するダイカストマシンの射出方法において、前記成形品の成形に必要な溶湯量に関連づけられた前記スリーブ内のモジュラスMを予めパラメータの1つとして指定し、前記指定されたモジュラスMを実現すべく前記スリーブ内の溶湯収納空間の長さHを算出し、前記算出された長さHにもとづいて前記プランジャチップの注湯前待機位置を定めるようにするものである。
【0011】
上記請求項3記載の発明による射出制御方法においては、プランジャチップの注湯前待機位置を、当該射出スリーブに対する溶湯のモジュラスMを指令することにより同スリーブ内での溶湯収納空間の長さHを算出して定めるようにするものであり、これにより射出スリーブ内へ注湯された溶湯の保有熱量の散逸を予め考慮して前記プランジャチップの注湯前待機位置を定めるようにするものである。
【0012】
さらに又、請求項4記載の発明は、請求項2又は3における溶湯収納空間の長さHを、予め充填率Fr,モジュラスM,射出スリーブ内径Dsを含む各パラメータに基づいて形成されたデータテーブルを参照して求めるようにするものであり、これにより特別な演算ステップを経ることなく前記長さH即ち、プランジャチップの注湯前待機位置を定めるようにするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明に関る射出スリーブ近傍の構成部分を示しており、同図において、射出スリーブ11の左方側は固定ダイプレート17に挿通されており、その左端は移動金型19と固定金型18とで形成されるキャビティCVに通じるランナ部Rに開口している。この射出スリーブ11にはラドルLDから注湯される溶湯MLを受け入れる開口部12が設けられている。一方、射出シリンダ14内のピストンロッド22はカップリング23を介して射出プランジャ21と連結されており同プランジャ21左端に設けたプランジャチップ13が前記スリーブ11の左端からその内部へ挿入されている。プランジャチップ13の注湯前待機位置は開口部12の右端よりも右方に位置している。20は射出プランジャ21の位置を検出するセンサであって例えばプランジャロッド21の外周面の軸方向に磁極を一定ピッチで形成したものを用い、センサ20はその磁極の変化を検出する方式のものが既に実用化されている。
【0014】
15は射出シリンダ14への圧油の供給を行う油圧回路である。16はコントローラであって本実施例に直接関与する部分のみ明示してある。即ちコントローラ16の入出力部であるi/oユニットではセンサ20からの信号および射出シリンダ14の油圧回路15への制御信号をそれぞれ取り扱うようになっている。DMはデータメモリエリアであってその各ブロックは各データのメモリに対応しておりそのうち、Dsは射出スリーブ11の内径データ又、Hは同スリーブ11内の溶湯収納空間の長さを表わす。さらにMは溶湯MLのモジュラスであり、Frは射出スリーブ11の充填率である。PXはプランジャチップ13の注湯前待機位置を表わす。TABLはデータテーブルを表わしその詳細は後述する。PCはセンサ20の出力信号から得られる射出プランジャ21の現在位置を表わし、24はラドルLDの注湯完了信号に対応するメモリエリアである。さらにFORMは長さHを演算で求める演算式群に対応している。CPUは図1に示される射出シリンダ14への指令を与えるべくプログラムメモリPRG内にストアされている指令プログラムによって制御される。
【0015】
図2は一般的な、1ショット中の射出プランジャ21の速度波形を示しており、その横軸Xは射出プランジャ21のストロークエンドXOからの距離即ち位置を示し、縦軸Yは射出速度を示す。同図の位置X1にて射出速度はY1から急激に上昇してY2レベルに達し高速射出・充填が行われることを示している。
【0016】
図3は射出スリーブ内の溶湯の充填率を説明するモデルであって、同図中、円筒体CYLDは射出スリーブ内の溶湯収納空間に対応している。さらに溶湯MLが円筒体CYLDの半分ぐらいの高さまで占めていることを示しており、S1,S2は溶湯MLが円筒体CYLDの両端と接する面積を表わしS3は溶湯MLが接するスリーブ内周面の面積,S4は溶湯MLの上面が空気と接する面積をそれぞれ表わしている。符号Hは射出スリーブ内の溶湯収納空間の軸方向長さを示す。
【0017】
同図において円筒体CYLDの右端にはプランジャチップ13が位置している。同図で溶湯MLの各表面の面積の和S0はS0=S1+S2+S3+S4で表わされる。
【0018】
ここで溶湯MLは表面S1,S2,S3からは熱伝導、S4からは熱放射(輻射)により熱を失う。今伝導により失う単位時間当りの熱量をq1cal/cm・secとし、熱放射によるものをq2とすると溶湯が単位時間に失う熱量Q(cal/sec)は次式で与えられる。
Q=q1(S1+S2+S3)+q2・S4
従って、Q/q1=Se , q2/q1=Zとおけば
Se=S1+S2+S3+Z・S4 ・・・(1)
となる。ここでSeはq1とq2にもとづく放熱量のレベルの相違(q1≫q2)を見込んだ見かけの実効冷却表面積である。詳細は略すがZの値は1/100程度であるので
S1+S2+S3>>Z・S4
と仮定することができる。即ちZ・S4を無視しても実用上さしつかえない。上述のことから射出スリーブ内の溶湯の体積すなわち溶湯量をVとすると、この溶湯のモジュラスMは
M=V/Se ・・・(2)
と定めることができる。ここでモジュラスMはその値が大きい程溶湯が冷却・凝固しにくいことを示すものである。
【0019】
図4は横型の射出スリーブにおける溶湯の充填率を説明するためのスリーブ断面を示す図である。同図において、射出スリーブの断面積をAs,スリーブ内の溶湯の断面積をAmとすると
As=π・R
θをラジアンとすると
Am=1/2・R(θ−Sinθ)
となる。ここで溶湯のスリーブ充填率Frは
Fr=Am/As=(θ−Sinθ)/2π ・・・(3)
と表わされる。次にスリーブ充填率とモジュラスの関係について説明する。
【0020】
図3及び図4を参照すると
S1=S2=Am , Am=Fr・As=1/2・R(θ−Sinθ)
S3=R・θ・H
S4=2R・Sinθ/2・H
となり、モジュラスM=V/Seであるので
V=Am・H=1・2・R(θ−Sinθ)・H
Figure 0004684446
である。図5はHの値を360mmと固定した場合で、且つスリーブ内径Ds=2R=50〜80mmの場合について、スリーブ充填率とモジュラスの関係をプロットしたグラフである。
【0021】
上述した図5に示すグラフでは溶湯収納空間の長さHを一定としたが上記各式(1),(2),(3)を用いてスリーブ内の半径RすなわちDs/2を一定とした場合におけるFr又はMならびにMをそれぞれ変数として上記長さHの値を定めることが可能である。前述した図1中のTABLは、このようなHと他のパラメータFr,Mとの関係を予め必要とするデータ群として算出しておき参照データテーブルとして形成された場合を示している。このTABLはここの射出スリーブに対応して且つ又、同一の射出スリーブに関しても溶湯量Vに対応して形成されることができる。図6には例としてスリーブ内径Ds=Ds1として、種々の溶湯量ViにおけるFrとH,MとHの値をデータとして予め記憶させたテーブルを示す。
【0022】
次に図7に示すフローチャートを参照してプランジャチップの注湯前待機位置PXを定めるプロセスを説明する。先ずスタートで処理プログラムPRGが有効にされる。表示エリア26には、CPUからオペレータに対し処理に先立って、射出スリーブの内径Dsの値及び注湯すべき溶湯量Vの値を入力するよう表示される。そこで処理フローのステップSTP1,STP2にてオペレータはそれぞれDs,L,Vをキーコード25から入力する。STP3は入力された各値から求まる溶湯収納空間の最大許容値が溶湯量Vより大きいことを確認するステップである。同ステップSTP3でNOの場合は再度STP1に戻り修正値を入力することになる。又、YESの場合は、ステップSTP4において所望の充填率FrまたはモジュラスMを指定する。
【0023】
次いで、ステップSTP5において、長さHを参照テーブルTABL又は演算式群のいずれから求めるかを選択するよう指示される。ここで参照テーブルを選択すると、STP6において予めデータメモリDMの中に設定されている複数のデータテーブルTABLの中から上記スリーブの各値に該当するデータテーブルTABL(i)が特定される。次いでSTP7において特定されたデータテーブルTABL(i)の中で、前記入力されたFr又はMの値に対応する長さHを抽出する。又、STP5で演算式を選択したときはSTP8へ移り、演算式群(図1のFORM)を用いて長さHの値が算出される。
【0024】
次いで、STP9において長さHの値から注湯前待機位置PXが求められさらにコントローラ16からの指令にもとづいて油圧回路15を駆動して射出シリンダ14のピストン即ちプランジャロッド21の左端にあるプランジャチップ13の左端位置がPXとなるよう位置決めが行われる。(STP10)このときSTP11においてセンサ20からの信号により射出プランジャ21の現在位置カウンタPCの値としてPXとなっていることが確認されると所望の注湯前待機位置設定完了となり、メモリエリア24にはこの設定完了に対応するビット(1)が立つ。
【0025】
なお、図1に示される射出スリーブ11の開口部12位置はショートスリーブタイプにおける開口部とし、同開口部位置より右方(後方)側にスリーブ部分が長く伸びるようにしてロングスリーブとして形成されるようにして、溶湯量Vの変更に柔軟に対応させることが可能となる。又、図1におけるプランジャチップ13の設定位置PXは油圧を用いる射出シリンダのピストンロッド22の位置決めによって行われるため、所望の精確な位置決め自体は困難である。しかしセンサ20からの信号による現在位置PC自体が精確であれば、注湯後の射出制御において高速射出位置X1はストロークエンドX0からカウントされているのでその途上の位置PX自体が多少変動しても位置X1の精度には影響しない。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係わる本発明によれば溶湯量の変更に対し、ダイカストマシンを停止させ射出スリーブやプランジャロッドの取換え作業を必要とせず又、射出スリーブや射出プランジャロッドの予備としての在庫を大幅に減らすことが可能である。
さらに請求項2,又は3に係わる本発明においては使用する射出スリーブの溶湯量に対する溶湯充填率又はモジュラスの値を指定することにより、使用している射出スリーブとその中へ注湯された溶湯との関係を熱的にあるいは射出中好ましい状態となるようプランジャチップの注湯前待機位置を溶湯量の変化に応じて設定することが可能となる。
さらに請求項4記載の本発明によれば溶湯収納空間の長さHを予め作成され制御装置内にストアされている参照テーブルから抽出するだけでよいので都度演算をさせる必要もなく瞬時に求めることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるダイカストマシンの射出スリーブ近傍の構成を示す図である。
【図2】射出速度の一般的な波形を示す図である。
【図3】溶湯の充填率及びモジュラスを説明するためのモデルを示す図である。
【図4】射出スリーブ内の溶湯の充填率を説明するための断面を示す図である。
【図5】充填率とモジュラスの関係を射出スリーブ内径をパラメータとした場合の変化を示すグラフである。
【図6】充填率又はモジュラスから溶湯収納空間の長さを抽出する参照テーブルを示す図である。
【図7】本発明における注湯前待機位置を設定する処理プロセスを説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
11 射出スリーブ
12 開口部
13 プランジャチップ
14 射出シリンダ
15 油圧回路
16 コントローラ
17 固定ダイプレート
18 固定金型
19 移動金型
20 センサ
21 プランジャロッド
22 ピストンロッド
23 カップリング
24 注湯完了信号用メモリエリア
25 キーボード
26 表示位置
LD ラドル
CV キャビティ
R ランナー部
ML 溶湯
DM データメモリ
PRG プログラムメモリ

Claims (5)

  1. 成形品成形用の溶湯を水平な射出スリーブ内へその開口部を介して注湯し、次いで射出プランジャチップを前進させ前記スリーブ内溶湯を金型キャビティ内へ射出・充填するダイカストマシンの射出制御方法において、前記成形品の成形に必要な溶湯量の値と、前記スリーブ内の溶湯充填率Frの値とを指定し、前記指定された溶湯量の値及び充填率Frの値に基づいてこれらの値を実現できる前記スリーブ内の溶湯収納空間長さHの値を算出し、前記算出された長さHの値にもとづいて前記プランジャチップの注湯前待機位置を定めるようにしたダイカストマシンの射出制御方法。
  2. 成形品成形用の溶湯を射出スリーブ内へその開口部を介して注湯し、次いで射出プランジャチップを前進させ前記スリーブ内溶湯を金型キャビティ内へ射出・充填するダイカストマシンの射出制御方法において、前記成形品の成形に必要な溶湯量の値と、前記スリーブ内のモジュラスMの値とを指定し、前記指定された溶湯量の値及びモジュラスMの値に基づいてこれらの値を実現できる前記スリーブ内の溶湯収納空間長さHの値を算出し、前記算出された長さHの値にもとづいて前記プランジャチップの注湯前待機位置を定めるようにしたダイカストマシンの射出制御方法。
  3. 成形品成形用の溶湯を射出スリーブ内へその開口部を介して注湯し、次いで射出プランジャチップを前進させ前記スリーブ内溶湯を金型キャビティ内へ射出・充填するダイカストマシンの射出制御方法において、前記成形品の成形に必要な溶湯量と、前記スリーブの内径と、前記溶湯量の充填率ないしはモジュラスとを変数として対応する前記溶湯収納空間長さを予めデータとして記憶しておき、一意の、前記溶湯量の値と、前記内径の値と、前記充填率又はモジュラスの値とを指定し、前記データを参照して、前記指定された、前記溶湯量の値と、前記内径の値と、充填率又はモジュラスの値とに対応する前記溶湯収納空間長さの値を求め、同長さの値から前記プランジャチップの注湯前待機位置を定めるようにしたダイカストマシンの射出制御方法。
  4. キャビティに連通し、開口部から成形材料が供給される水平な射出スリーブと、
    前記スリーブを前記キャビティ側へ前進して前記スリーブ内の成形材料を前記キャビティに射出・充填する射出プランジャチップと、
    前記プランジャチップを位置制御するコントローラと、
    を有し、
    前記コントローラは、前記スリーブ内の成形材料の量の値及び前記スリーブ内の充填率の値の入力を受け付け、成形材料の前記スリーブへの供給前に、前記入力された量の値及び充填率の値を実現できる位置に、前記プランジャチップを待機させる
    射出装置。
  5. キャビティに連通し、開口部から成形材料が供給される射出スリーブと、
    前記スリーブを前記キャビティ側へ前進して前記スリーブ内の成形材料を前記キャビティに射出・充填する射出プランジャチップと、
    前記プランジャチップを位置制御するコントローラと、
    を有し、
    前記コントローラは、前記スリーブ内の成形材料の量の値及び前記スリーブ内のモジュラスの値の入力を受け付け、成形材料の前記スリーブへの供給前に、前記入力された量の値及びモジュラスの値を実現できる位置に、前記プランジャチップを待機させる
    射出装置。
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