JP4683229B2 - バックアップ管理装置 - Google Patents

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本発明は、ある記録媒体に格納されているデータを他の記録媒体にバックアップするための技術に関し、特に限られたメモリしか備えていないバックアップ処理装置において、大容量データを迅速にバックアップするための技術に関する。
電子式スチルカメラ(いわゆるデジタルカメラ)やデジタルビデオカメラなどで撮影した画像データは、まずカメラ内に格納されている半導体メモリなどに格納される。そして、ユーザは、この半導体メモリに格納されている画像データをCD−RあるいはDVDなどの他の記録媒体にバックアップした後、画像データを消去して、この半導体メモリを繰り返し利用する。
つまり、電子式スチルカメラやデジタルビデオカメラの普及により、一般ユーザが大容量データをバックアップする機会が急速に増加している。
ここで、オリジナルのデータが記憶されている記憶媒体と、バックアップ先の記憶媒体のファイルシステムが異なるときは、バックアップ処理装置がその変換を行わなければならない。ここで、PCなどを用いてバックアップするときは、PC内にバックアップ先の記憶媒体のデータイメージをPC上に生成した後、まとめてデータの書き込みを行っている(例えば特許文献1)。
特開平11−185375号公報
しかしながら、バックアップ処理装置内にデータイメージを生成するには、バックアップ先の記憶媒体の容量に匹敵するメモリ容量を必要とする。
そこで、本発明の目的は、限られた容量のメモリしか備えていないバックアップ処理装置で、大容量データを迅速にバックアップするための技術を提供する。
本発明の一実施態様に従う、第1の記憶媒体に記憶されているバックアップ対象データを第2の記憶媒体へバックアップするためのバックアップ処理装置は、前記バックアップ対象データに含まれるディレクトリデータを参照するためのバックアップ参照データを、前記第1の記憶媒体から取得する手段と、前記バックアップ参照データを記憶するメモリと、前記メモリに記憶されているバックアップ参照データに基づいて前記第1の記憶媒体のディレクトリデータを参照し、当該ディレクトリデータ及び当該ディレクトリデータが示すディレクトリ配下のファイル本体の前記第2記憶媒体上における記録位置を定め、当該記録位置を前記メモリに記憶する記録位置決定手段と、前記ディレクトリデータを第1の記憶媒体から取得し、前記メモリを参照して、前記第2の記録媒体上のディレクトリデータの記録位置に前記ディレクトリデータを書き込むとともに、前記第1の記録媒体からファイル本体データを読み出して、前記第2の記録媒体上のファイル本体の記録位置へ前記ファイル本体データを書き込む手段と、を備える。
これにより、バックアップ処理装置内に膨大なデータイメージを生成することなく、大容量データを迅速にバックアップすることができる。
好適な実施形態では、前記第1の記憶媒体は、FATファイルシステムに従う記憶媒体であり、前記バックアップ参照データは、前記第1の記憶媒体におけるディレクトリエントリを参照するためのデータであってもよい。
好適な実施形態では、前記第2の記憶媒体は、既存データが記憶されたCD−ROMファイルシステムに従う記憶媒体であり、前記バックアップ管理装置は、前記既存データに含まれる既存ディレクトリデータを参照するための既存ディレクトリ参照データを取得して、前記メモリに格納する手段と、前記メモリを参照して、前記バックアップ対象データのディレクトリデータが前記第2の記憶媒体へ記録される位置及び前記既存ディレクトリ参照データを取得することにより、前記バックアップ対象データを前記第2の記憶媒体へバックアップした後のパステーブルを作成する手段と、をさらに備えていてもよい。
以下、本発明の一実施形態に係るバックアップ処理装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るバックアップ処理装置1の機能構成図である。
バックアップ処理装置1は、第1の記憶媒体に格納されているバックアップ対象データを、第2の記憶媒体へコピーしてデータバックアップを行う。本実施形態では、メモリカード2に格納されているデータをCD−Rにバックアップする場合を例にあげて説明するが、第1及び第2の記憶媒体はこれら以外であってもよい。
また、バックアップ処理装置1は、例えば汎用的なコンピュータシステムにより構成され、以下に説明するバックアップ処理装置1内の個々の構成要素または機能は、例えば、コンピュータプログラムを実行することにより実現される。
さらに、バックアップ処理装置1は、この装置単体で実現することもできるし、プリンタ、デジタル複合機、ビューワなど他の装置に組み込み、その装置の一部の機能として実現することもできるし、電子式スチルカメラ、デジタルビデオカメラなどの一部機能を利用して、電子式スチルカメラ、デジタルビデオカメラと組み合わせて実現することもできる。
図1に示すバックアップ処理装置1は、バックアップ管理部11と、メモリカードリーダ/ライタ12と、CDリーダ/ライタ13と、メモリ15とを備える。
メモリカードリーダ/ライタ12は、メモリカード2に格納されているデータを読み出し、メモリカード2にデータを書き込む。
CDリーダ/ライタ13は、CD−R3に格納されているデータを読み出し、CD−R3にデータを書き込む。
バックアップ管理部11は、メモリカード2に格納されているバックアップ対象データを、CD−R3にバックアップするための処理を行う。例えば、バックアップ管理部11は、メモリカード2からバックアップ対象データのディレクトリ構造や各ディレクトリに含まれるファイルを管理するための情報を読み出してメモリ15に記憶する。そして、バックアップ管理部11は、メモリ15に記憶された情報を用いて、バックアップ対象データをCD−R3に書き込む際の書き込み位置を決定し、メモリカード2からCD−R3へのデータバックアップを行う。
特に、本実施形態では、メモリ15の容量があまり多くない場合であっても、メモリカード2へのアクセス回数を抑制し、効率的にバックアップを行うものである。
図2は、メモリカード2に記憶されたバックアップ対象データをCD−R3へバックアップする場合の一例を示す。
同図に示すように、メモリカード2にバックアップ対象データ20が格納されている。メモリカード2は、FATファイルシステムに従う記録媒体である。ここで、バックアップ対象データ20は、メモリカード2に格納されている全データであってもよいし、あるいは選択された一部のデータであってもよい。また、MPV(Music Photo/Video)用のファイルが含まれていてもよい。
CD−R3には、1セッション分の既存データ30が格納されている。CD−R3は、CD−ROMファイルシステムに従う記憶媒体である。そして、以下の実施形態では、既存データ30を有するCD−R3に、さらにバックアップ対象データ20を追記する場合を例にして説明する。
図3は、バックアップを行う前のCD−R3のデータ構造であって、既存データ30が格納されている場合のCD−R3のデータ構造を示す。
CD−R3は、CD−ROMファイルシステムに従った構造になっている。CD−R3に記録されるデータの位置はセクタ番号で特定される。
一方、既存データ30を保存した既存セッション30Aの先頭のLead−In領域にLead−In300が設けられ、末尾のLead−Out領域には、Lead−Out302が設けられている。Lead−In300及びLead−Out302は、下記のデータ301,310,320,330,340が書き込まれた後、セッションの最後にCDリーダ/ライタ13により書き込まれる。
Lead−In300及びLead−out302の間には、CD−ROMファイルシステムに従う管理領域301(セクタ1〜3)、ルートディレクトリレコード310(セクタ4)、ルートディレクトリ直下のディレクトリである「2005」ディレクトリのディレクトリレコード320(セクタ5)、「2005」ディレクトリに格納されているファイルのデータ本体330(セクタ6〜8)、及びCD−R3に格納されている全データのディレクトリ構造を示すパステーブル340(セクタ9)が設けられている。
なお、本実施形態ではISO9660レベル1の規格に従うCD−Rを例にして説明するが、本発明はこれ以外の規格(例えば、ISO9660レベル2,Joliet、UDF(Universal Disk Format)など)にも適用することが可能である。
これに対して、図4は、既存セッション30Aが格納されているCD−R3にバックアップ対象データ20を追記してバックアップして、追加セッション20Aを記録した後のCD−R3のデータ構造を示す。
すなわち、図4(a)は、図3に示すセクタ0から10までの既存セッション30Aのデータ構造であり、図4(b)が、セクタ11以降に追加された、追加セッション20Aのデータ構造を示す。
追加セッション20Aは、図4(b)に示すように、Lead−In300及びLead−out302の間に、管理領域301、ルートディレクトリレコード311(セクタ15)、「2006」ディレクトリレコード321(セクタ16)、ファイルのデータ本体331(セクタ17〜26)及びパステーブル350(セクタ27)を有する。
ここで、図5及び図6は、ルートディレクトリレコード310,311及びサブディレクトリを代表して「2005」ディレクトリレコード320のデータ構造をそれぞれ示す。
これらからわかるように、各ディレクトリレコード310,311,320には、直下のディレクトリ名及びファイル名が含まれている。従って、ディレクトリ構造に応じて、ディレクトリレコードのサイズが異なる。
ここで、追加セッション20Aに含まれるディレクトリレコード311,321及びパステーブル340の生成処理について説明する。
再び図1を参照すると、バックアップ管理部11は、メモリカード2から各ディレクトリエントリが格納されているクラスタ番号及びエントリオフセットを読み出す。そして、バックアップ管理部11は、メモリ15に次のようなメモリカードディレクトリ構造体700を生成して、クラスタ番号及びエントリオフセットを記憶する。
図7は、メモリカードディレクトリ構造体(DIRLIST_CARD)700のデータ構造を示す。メモリカードディレクトリ構造体700は、ディレクトリごとに生成される。メモリカードディレクトリ構造体700のクラスタ番号(ClusterNumber)706及びエントリオフセット(EntryOffset)707にだけ、メモリカード2から読み出した値がセットされるようにしてもよい。つまり、このときに少なくともメモリカード2内でディレクトリエントリにアクセスするために必要な情報が読み出される。
なお、メモリカードディレクトリ構造体700の他の項目には、必要に応じてバックアップ管理部11が算出した値が格納される。例えば、ディレクトリレコードセクタ(StartDirLBN)709は、後述するように、バックアップ管理部11によって算出された値が格納される。
また、バックアップ管理部11は、CD−R3から現在有効なセッションのパステーブル340のID及び各ディレクトリレコード310,340のセクタ番号を読み出す。そして、バックアップ管理部11は、メモリ15に次に示すようなCDディレクトリ構造体800を生成して、取得した情報を格納する。
図8は、CDディレクトリ構造体(DIRLIST_CDDVD)800のデータ構造を示す。CDディレクトリ構造体800は、ディレクトリごとに生成される。CDディレクトリ構造体800の旧パステーブルID(OldPathTableID)806及びディレクトリレコードセクタ(StartDirLBN)807にだけ、CD−R3から読み出した値がセットされる。つまり、このときに少なくともCD−R3からは、各ディレクトリのディレクトリレコードにアクセスするために必要な情報が読み出される。
なお、CDディレクトリ構造体800の他の項目には、必要に応じてバックアップ管理部11が算出した値が格納される。
また、バックアップ対象ディレクトリの書き込み開始セクタ(StartUDFDirLBN)808は、バックアップ対象データのディレクトリが書き込まれるセクタ番号を示す。
また、この構造体800のファイル情報ポインタ(*pucFileINFO)809には、各ディレクトリに属するファイル及びサブディレクトリに関する情報を格納したCDファイル構造体900へのポインタを有する。
図9は、CDファイル情報構造体(FILE_INFO)900のデータ構造を示す。CDファイル情報構造体900は、ファイル情報ポインタ809で参照しているディレクトリ及びこのディレクトリ内の各ファイルについてそれぞれ生成される。バックアップ管理部11は、CDファイル情報構造体900の各項目の情報を、CD−R3から取得する。
メモリカード2の内容をCD−R3へバックアップする際、バックアップ管理部11は、ファイル本体のデータをメモリ15に一旦読み込み、その後CD−R3へコピーする。また、バックアップ管理部11は、上述の構造体700,800,900をメモリ15上に構成し、これらを参照して、ディレクトリレコード及び新たなパステーブルを生成する。これにより、効率的にメモリカード2からCD−R3へバックアップすることができる。
次に、ディレクトリレコードの生成処理の手順について、図10を参照して説明する。
まず、バックアップ管理部11は、ルートディレクトリレコード311を生成する。このとき、バックアップ管理部11は、既にCD−R3に格納されている、ルートディレクトリ直下のディレクトリ及びファイルの名称906をCDファイル情報構造体900から取得する(1)。
また、バックアップ管理部11は、メモリカード2に格納されているデータの、ルートディレクトリ直下のディレクトリのディレクトリエントリのクラスタ番号706及びオフセット707をメモリカードディレクトリ構造体700から取得する(2)。そして、バックアップ管理部11は、このクラスタ番号706及びオフセット707に基づいて、メモリカード2にアクセスして、ディレクトリ名を取得する(3)。
バックアップ管理部11は、このようにして取得したルートディレクトリ直下のファイル及びディレクトリの名称に基づいて、追加セッション20A用のルートディレクトリレコード311を生成し、CD−R3へ書き込む。
また、メモリカード2からCD−R3へコピーされるディレクトリのディレクトリレコードを生成するときは、バックアップ管理部11は、メモリカード2の各ディレクトリの、ディレクトリエントリのクラスタ番号706及びオフセット707をメモリカードディレクトリ構造体700から取得する(2)。そして、バックアップ管理部11は、取得したクラスタ番号706及びオフセット707に基づいて、メモリカード2にアクセスして、ディレクトリ名を取得し、ディレクトリレコードを生成する。
このとき、CD−R3の既存セッション30Aに含まれているディレクトリのディレクトリレコードを追加セッション20Aの中に新たに生成することはせずに、既存セッション30Aに含まれているものをそのまま利用する。
なお、バックアップ管理部11は、追加セッション20Aのルートディレクトリレコード311及び他のディレクトリレコード321を書き込んだセクタ番号を、メモリカードディレクトリ構造体700のディレクトリレコード開始位置709へ格納する(4)。
次に、パステーブル340の生成処理の手順について、図11を参照して説明する。
まず、バックアップ管理部11は、既存セッション30Aに含まれるすべてのディレクトリレコードが記憶されているセクタ番号を、ディレクトリレコード開始位置807及び808から取得する(6)。また、バックアップ管理部11は、既存セッション30Aに含まれるすべてのディレクトリの名称及び日付をファイル情報構造体900から取得する(7)。そして、バックアップ管理部11は、既存セッション30Aに含まれるすべてのディレクトリのパステーブルレコードを生成し、パステーブル340へ登録する(8)。
また、バックアップ管理部11は、メモリカード2のディレクトリエントリのクラスタ番号706及びオフセット707を取得して(9)、メモリカード2から各ディレクトリの名称及び日付を取得する(10)。さらに、バックアップ管理部11は、追加セッション20Aに含まれるすべてのディレクトリレコードが記憶されているセクタ番号を、ディレクトリレコード開始位置709から取得する(11)。これらに基づいて、バックアップ管理部11は、追加セッション20Aに含まれるすべてのディレクトリのパステーブルレコードを生成し、パステーブル340へ登録する(8)。
このとき、バックアップ管理部11は、ディレクトリ階層の浅い順にパステーブルレコードを作成する。
上述のような構成を備えるバックアップ処理装置1において、メモリカード2のバックアップ対象データ20をCD−R3にバックアップするための処理について説明する。
図12及び図13は、バックアップ対象データ20をCD−R3にバックアップするために、バックアップ管理部11が行う1セッションに係る処理を示すフローチャートである。
図12を参照すると、まず、バックアップ管理部11はCD−R3に既存データ30があるか否かを判定する(S11)。既存データ30がないときは(S11:No)、ステップS13をスキップする。
既存データ30があるときは(S11:Yes)、バックアップ管理部11は、メモリ15に、CDディレクトリ構造体800及びCDファイル情報構造体900を生成する(S13)。
次に、バックアップ管理部11は、メモリ15にメモリカードディレクトリ構造体700を生成する(S14)。
バックアップ管理部11は、メモリ15に格納されている構造体700,800,900を参照し、バックアップ対象データに含まれる各ディレクトリ及びファイルをCD−R3へ記録するときの記録位置を算出する(S16)。この算出処理の詳細については後述する。
各ディレクトリ及びファイルの記録位置が定まると、バックアップ管理部11は、このセッションのために必要な管理領域301を生成して、CD−R3へ書き込みを行う(S17)。
バックアップ管理部11は、さらに、上述のようにしてバックアップ対象データに含まれるディレクトリのディレクトリレコード311,321を生成して、それぞれを、ステップS16で定められた記録位置へ書き込む。さらに、ファイル本体については、メモリカード2から読み出して、それぞれ、ステップS16で定められた記憶位置へ書き込みを行う(S18)。
最後に、バックアップ管理部11は、上述のようにして追加セッション20Aのパステーブル350を生成して、ステップS16で定められた記録位置へ書き込みを行って、バックアップのためのセッションを終了する(S19)。
ここで、ステップS16の記録位置の算出処理について、図13を参照しながら説明する。
バックアップ管理部11は、まず、データの記録位置として書き込みを開始するセクタ番号を特定する。本実施形態では本セッションの書き込み開始セクタはセッション11となる(図4参照)。この書き込み開始セクタを基準にして、以下の各セクタ番号を定める。
バックアップ管理部11は、このセッションに係るルートディレクトリレコード311に必要なセクタ数と、ルート直下のファイル本体に必要なセクタ数を、ディレクトリ構造、ファイル名及びファイルサイズなどに基づいて算出する。そして、ルートディレクトリレコード311及びルートディレクトリ直下にあるファイルのファイル本体の書き込み開始セクタを算出する(S31)。ここで算出された情報は、メモリ15に格納される。
図14は、書込マップ500の一例を示す。
ここでは、同図に示すように、ルートディレクトリレコード311に必要なセクタ数が1、ルート直下にはファイルがないのでファイルに必要なセクタ数は0であり、書き込み開始セクタがセクタ15と定まる。
つぎに、バックアップ対象データ20中のサブディレクトリのディレクトリレコードに必要なセクタ数と、各サブディレクトリ直下のファイルのファイル本体に必要なセクタ数を算出する。そして、各サブディレクトリレコード及び各サブディレクトリ直下にあるファイルのファイル本体の書き込み開始セクタを算出する(S32)。サブディレクトリが複数あるときは、ディレクトリの階層構造に従って、それぞれのサブディレクトリについて算出する。
ここでは、図14に示すように、「2006」ディレクトリレコード321に必要なセクタ数が1、直下のファイルに必要なセクタ数が10であり、書き込み開始セクタがセクタ16と定まる。ここで算出された書き込み開始セクタの位置が、メモリカードディレクトリ構造体700のディレクトリレコードセクタ709に格納される。
次に、バックアップ管理部11は、上述の処理により得られたディレクトリレコードの書込開始セクタと、既存セッション30Aのディレクトリレコードの開始セクタから、パステーブル350を生成する。そして、パステーブルの書込開始セクタを算出する(S33)。
その後、管理領域301の主ボリュームディスクリプタなどの内容を決定し、管理領域301の書込開始セクタを算出する(S34)。
これにより、このバックアップのためのセッションでCD−R3に書き込むべきすべての情報の書込セクタが確定する。
ここで、ステップS31〜S34の処理を行うときに必要な情報は、既にメモリ15に記憶されているので、バックアップ管理部11は、あらためてメモリカード2ないしはCD−R3にアクセスする必要がない。この結果、ステップS31〜S34の処理を迅速に行うことができる。
さらに、ステップS31〜S34で生成された書込マップ500もメモリ15に格納されているので、ステップS17以降でCD−R3への書込処理をするときも、ファイル本体情報以外は、メモリカード2から取得する必要がなく、この点でも処理の高速化を図ることができる。
上述した本発明の実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
本発明の一実施形態に係るバックアップ処理装置の機能構成図である。 本実施形態におけるバックアップ例を示す。 既存データが格納されている場合のCD−Rのデータ構造を示す。 既存データが格納されているCD−Rにバックアップ対象データを追記してバックアップした後のCD−Rのデータ構造を示す。 ルートディレクトリレコードのデータ構造を示す。 「2005」ディレクトリレコードのデータ構造を示す。 メモリカードディレクトリ構造体700のデータ構造を示す。 CDディレクトリ構造体800のデータ構造を示す。 CDファイル情報構造体900のデータ構造を示す。 ディレクトリレコードの生成処理の手順を示す パステーブルの作成処理の手順を示す。 バックアップ管理部が行う1セッションに係る処理を示すフローチャートである。 記録位置の算出処理の詳細な処理を示すフローチャートである。 書込セクタ番号を示す書込マップの一例を示す。
符号の説明
1…バックアップ処理装置、2…メモリカード、3…CD−R、20…バックアップ対象データ、30…既存データ、301,302…管理領域、310,311…ルートディレクトリレコード、320…「2005」ディレクトリレコード、321…「2006」ディレクトリレコード、330、331…データ本体、340、350…パステーブル、500…書込マップ、700…メモリカードディレクトリ構造体、800…CDディレクトリ構造体、900…ファイル情報構造体。

Claims (5)

  1. 第1の記憶媒体に記憶されているバックアップ対象データを第2の記憶媒体へバックアップするためのバックアップ処理装置であって、
    前記バックアップ対象データに含まれるディレクトリデータを参照するためのバックアップ参照データを、前記第1の記憶媒体から取得する手段と、
    前記バックアップ参照データを記憶するメモリと、
    前記メモリに記憶されているバックアップ参照データに基づいて前記第1の記憶媒体のディレクトリデータを参照し、当該ディレクトリデータの前記第2の記憶媒体上における記録開始位置を示す第1の記録開始位置及び当該ディレクトリデータが示すディレクトリ配下のファイル本体の前記第2記憶媒体上における記録開始位置を示す第2の記録開始位置を定め、前記第1及び第2の記録開始位置を前記メモリに記憶する記録位置決定手段と、
    前記ディレクトリデータを第1の記憶媒体から取得し、前記メモリを参照して、前記第1の記録開始位置から前記ディレクトリデータを書き込むとともに、前記第1の記録媒体からファイル本体データを読み出して、前記第2の記録開始位置から前記ファイル本体データを書き込む書込手段と、
    を備え
    前記書込手段が前記第2の記録媒体へ書き込みを開始する前に、前記記録位置決定手段が前記第1及び第2の記録開始位置を前記メモリに記録することを特徴とする、
    バックアップ処理装置。
  2. 前記第1の記憶媒体は、FATファイルシステムに従う記憶媒体であり、
    前記バックアップ参照データは、前記第1の記憶媒体におけるディレクトリエントリを参照するためのデータであることを特徴とする請求項1記載のバックアップ管理装置。
  3. 前記第2の記憶媒体は、既存データが記憶されたCD−ROMファイルシステムに従う記憶媒体であり、
    前記バックアップ管理装置は、
    前記既存データに含まれる既存ディレクトリデータを参照するための既存ディレクトリ参照データを取得して、前記メモリに格納する手段と、
    前記メモリを参照して、前記バックアップ対象データのディレクトリデータが前記第2の記憶媒体へ記録される位置及び前記既存ディレクトリ参照データを取得することにより、前記バックアップ対象データを前記第2の記憶媒体へバックアップした後のパステーブルを作成する手段と、をさらに備える請求項2記載のバックアップ管理装置。
  4. バックアップ対象データに含まれるディレクトリデータを参照するためのバックアップ参照データを第1の記憶媒体から取得するステップと、
    前記バックアップ参照データをメモリに記憶するステップと、
    前記メモリに記憶されているバックアップ参照データに基づいて前記第1の記憶媒体のディレクトリデータを参照し、当該ディレクトリデータの前記第2の記憶媒体上における記録開始位置を示す第1の記録開始位置及び当該ディレクトリデータが示すディレクトリ配下のファイル本体の前記第2記憶媒体上における記録開始位置を示す第2の記録開始位置を定め、前記第1及び第2の記録開始位置を前記メモリに記憶する記録位置決定ステップと、
    前記ディレクトリデータを第1の記憶媒体から取得し、前記メモリを参照して、前記第1の記録開始位置から前記ディレクトリデータを書き込むとともに、前記第1の記録媒体からファイル本体データを読み出して、前記第2の記録開始位置から前記ファイル本体データを書き込む書込ステップと、を有し
    前記書込ステップで前記第2の記録媒体へ書き込みを開始する前に、前記記録位置決定ステップで前記第1及び第2の記録開始位置を前記メモリに記録することを特徴とする、
    バックアップ方法。
  5. コンピュータに実行されると、
    バックアップ対象データに含まれるディレクトリデータを参照するためのバックアップ参照データを第1の記憶媒体から取得するステップと、
    前記バックアップ参照データをメモリに記憶するステップと、
    前記メモリに記憶されているバックアップ参照データに基づいて前記第1の記憶媒体のディレクトリデータを参照し、当該ディレクトリデータの前記第2の記憶媒体上における記録開始位置を示す第1の記録開始位置及び当該ディレクトリデータが示すディレクトリ配下のファイル本体の前記第2記憶媒体上における記録開始位置を示す第2の記録開始位置を定め、前記第1及び第2の記録開始位置を前記メモリに記憶する記録位置決定ステップと、
    前記ディレクトリデータを第1の記憶媒体から取得し、前記メモリを参照して、前記第1の記録開始位置から前記ディレクトリデータを書き込むとともに、前記第1の記録媒体からファイル本体データを読み出して、前記第2の記録開始位置から前記ファイル本体データを書き込む書込ステップと、を行い
    前記書込ステップで前記第2の記録媒体へ書き込みを開始する前に、前記記録位置決定ステップで前記第1及び第2の記録開始位置を前記メモリに記録することを特徴とする、
    バックアップのためのコンピュータプログラム。
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