JP4682078B2 - 配管システムの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、給水、給湯系の配管システムにおいて、水廻り設備に供給される水の流量を維持しつつ、水廻り設備に供給される湯水について湯待ち時間の短い配管システムの製造方法に関するものである。
従来、この種の配管システムとして、主管をヘッダーを介して複数の枝管に分岐し、それらの枝管を対応する水廻り設備に接続するようにしたヘッダー式給水配管が知られている(例えば、特許文献1を参照)。すなわち、主管の口径を、屋外に設置された量水器の口径や水廻り設備の同時使用頻度に応じて設定してヘッダー本体の口径とほぼ同じかそれよりも小さくすると共に、枝管の口径を、水廻り設備の必要水量に応じてヘッダー本体の口径よりも小さくするようにしたものである。そして、水廻り設備で適正な水量を確保することができるようになっている。
また、給水主管から量水器を経て住戸内の各用途別の各水栓に給水する給水配管の各枝管及び給湯器から各水栓に給湯する給湯配管の各枝管に個別の流量特性を持つ定流量器を設けた給水、給湯用配管システムが知られている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2001−146772号公報(第2頁及び第4頁) 特開平8−296258号公報(第2頁及び第3頁)
ところが、特許文献1に記載されているヘッダー式給水配管においては次のような問題があった。すなわち、係るヘッダー式給水配管では水廻り設備で適正な水量を確保することはできるが、そのヘッダー式給水配管を給湯配管に適用した場合には、水量が多くなる傾向があり、必要な温度の湯水が得られるまでの湯待ち時間が長くなるという欠点があった。従って、給湯と給水との双方において、水廻り設備で十分な湯水又は水を確保し、かつ給湯の場合における湯待ち時間を短縮することはできなかった。
また、特許文献2に記載されている給水、給湯用配管システムにおいては、各水栓毎に個別の定流量器が設けられているが、それらの定流量器に必要量の湯水又は水が供給されると共に、必要な温度の湯水が供給されなければならない。しかし、そのような点が特許文献2には明らかにされておらず、特に湯待ち時間を短くする手段が不明であり、単に定流量器で各水栓に一定流量の湯水又は水を供給しているに過ぎない。
そこで本発明の目的とするところは、水廻り設備に供給される水の流量を維持しつつ、水廻り設備に供給される湯水の湯待ち時間を短くすることができる配管システムの製造方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の配管システムの製造方法は、給湯器に接続される第1メイン配管に継手を介して複数の分岐配管を分岐接続し、各分岐配管に水廻り設備を接続すると共に、給水源に接続される第2メイン配管にヘッダーを介して複数の分岐配管を分岐接続し、各分岐配管に水廻り設備を接続することを特徴とするものである。
本発明によれば、次のような効果を発揮することができる。
請求項1に記載の発明の配管システムの製造方法においては、給湯側の分岐配管は継手を介して第1メイン配管に接続されると共に、給水側の分岐配管はヘッダーを介して第2メイン配管に接続される。このため、給湯側では一旦ヘッダーに貯留されることなく、湯水が第1メイン配管から分岐配管を経て水廻り設備に直接供給される。従って、水廻り設備に供給される湯水の湯待ち時間を短くすることができる。しかも、水廻り設備に供給される水の流量を従来と同様に維持することができる。
以下、本発明の最良と思われる実施形態につき、図面を用いて詳細に説明する。
まず、給湯器と各水廻り設備とを継手を介して分岐接続する分岐工法について説明する。図1に示すように、給湯器11には第1メイン配管12の一端が接続され、その他端が水廻り設備側に位置する分岐用の継手(チーズ)14に接続されている。係る継手14には分岐配管15の一端が接続され、分岐配管15の他端は水廻り設備としての洗面設備16、トイレ設備17、シャワー設備18、風呂設備19、洗濯設備20、暖房設備21及び台所設備22に設けられた各継手14に接続されている。
続いて、給水源と各水廻り設備とをヘッダーを介して接続するヘッダー工法について説明する。図1に示すように、給水源23には第2メイン配管24の一端が接続され、その他端がヘッダー25の端部に設けられた継手14に接続されている。ヘッダー25の側部には7つの継手14が螺合接続されている。各継手14にはそれぞれ分岐配管15が接続され、水廻り設備としての洗面設備16、トイレ設備17、シャワー設備18、風呂設備19、洗濯設備20、暖房設備21及び台所設備22の各継手14に接続されている。
このように、本実施形態の配管システムでは、給湯側でヘッダー25を用いない分岐工法を採り、給水側でヘッダー25を用いるヘッダー工法を採っている。そのため、水廻り設備に供給される水の流量を確保し、各水廻り設備における湯水の湯待ち時間を短縮する機能を簡単な構成の変更で効果的に発揮することができる。
次いで、前記継手14について説明する。継手14には配管(パイプ)の外周部でシールする外径シール継手と、配管の内周部でシールする内径シール継手とがある。まず、外径シール継手について説明する。
図2に示すように、継手14を構成する継手本体31の貫通孔31aの内周面には、段差部31bが形成され、貫通孔31aの内部に挿入された内筒32の内端部に形成されたフランジ部32aが当接されている。前記継手本体31の貫通孔31aの内周面に形成された複数(本実施形態では2つ)の環状溝31cにはシールリング33がそれぞれ収容されている。前記継手本体31の開口端の段差部31dには、一対の抜け止めリング(ロックリング)34がスペーサ35を介して係止され、継手本体31の一端部内周面に形成された雌ネジ穴31eに螺合された締付ナット36によって、前記抜け止めリング34の外周縁が所定位置に保持されている。
該抜け止めリング34は、円環状をなす外周側の該ベースリング34aと、そのベースリング34aの内周部から折曲げられて斜めに延びる複数枚の保持爪34bとを備えている。抜け止めリング34はステンレス鋼により厚さ0.2〜0.4mmに形成され、保持爪34bは配管の差し込み方向に傾斜し、その傾斜角度(継手本体31の軸線方向に対する傾斜角度)は約45度に設定されている。継手本体31の他端部(図2の左端部)の外周面には、雄ねじ部37が螺刻され、ヘッダー、配管等の管体と螺合可能になっている。
そして、前記内筒32の外周面と、継手本体31及び締付ナット36の内周面との間に形成された配管差し込み用の差し込み空間38に分岐配管15等の配管を差し込むことによって、継手14に配管を接続できるようになっている。配管は、ポリオレフィン(架橋ポリエチレン、ポリブテン等)等の合成樹脂や、合金(真鍮、青銅等)等の金属により形成されている。この接続状態では、抜け止めリング34の保持爪34bが配管の外周面に食い込むため、配管が前記差し込み空間38から抜け出ないようになっている。
続いて、内径シール継手について説明する。図3に示すように、継手本体31の基端部にはヘッダー、配管等の管体に螺合される雄ねじ部37が設けられるとともに、先端部には縮径されて延びる案内筒部41が設けられている。継手本体31はほぼ円筒状に形成され、その内部の貫通孔31aを湯水又は水が流通するようになっている。前記案内筒部41には配管の端部が外嵌されて接続されるようになっている。継手本体31の先端側には、継手本体31を構成するほぼ円筒状の胴筒体43が雄ねじと雌ねじとの螺合関係により連結されている。
胴筒体43の先端外周のねじ部44には継手本体を構成する締付ナット36が螺合され、胴筒体43の先端面と締付ナット36内周の第1段部45との間に抜け止めリング34のベースリング34aが保持されている。締付ナット36の内周面には、前記第1段部45より先端側に連なる第2段部46が形成され、さらにその第2段部46より先端側に連なる傾斜面47が形成されている。前記案内筒部41の外周面と、胴筒体43及び締付ナット36の内周面との間の空間部に配管が差し込まれる差し込み空間38が形成されている。
締付ナット36の内側空間で前記抜け止めリング34と締付ナット36の第2段部46及び傾斜面47との間には、金属製の補助リング48が介装されている。補助リング48は軸線方向から見てほぼC字状に形成され、縮径可能になっている。この補助リング48は、抜け止めリング34の保持爪34bに接触して保持爪34bの縮径により縮径方向に付勢される接触部49と、差し込み空間38に差し込まれた配管を周囲から締め付けてその抜け出しを抑える締付部50とを備えている。補助リング48の接触部49には約45度の傾斜角度を有する斜面が形成され、差し込まれた配管に引き抜き力が加わって抜け止めリング34の保持爪34bの傾斜が大きくなったとき保持爪34bの傾斜を制限するようになっている。
補助リング48の基端側外周面には、その軸線方向と直交方向に延び、抜け止めリング34のベースリング34aに係合する保持突起51が設けられ、補助リング48が抜け止めリング34の軸線に対して傾かないように保持されている。前記抜け止めリング34のベースリング34aは、胴筒体43の先端面と補助リング48の保持突起51基端面との間に保持されている。この場合、ベースリング34aの外周部先端面と締付ナット36の第1段部45との間には隙間が形成され、抜け止めリング34が配管の回動によって回動できるようになっている。前記案内筒部41の基端側には2つの環状溝52が凹設され、それぞれ異なる形状のシールリング33が嵌着され、案内筒部41の外周面と差し込み空間38に差し込まれた配管の内周面との間で湯水又は水をシールするようになっている。
そして、配管を締付ナット36の開口端より差し込み空間38に差し込むと、配管は補助リング48の内部を通り、抜け止めリング34の保持爪34bに摺接し、保持爪34bを拡径変形させながら差し込み空間38の最も奥に到って止まるようになっている。このとき、補助リング48の内径は配管の外径より大きく設定されているため、配管差し込み時の抵抗はなく、抜け止めリング34を通過するときには抜け止めリング34が1枚であるため、差し込み時の抵抗は少なく、配管の差し込みを円滑に行うことができる。
その状態で、配管に引き抜き力が加わったときには、抜け止めリング34の保持爪34bが配管の外周部に食い込み、その軸線方向に対する保持爪34bの傾斜角度が大きくなる。そのため、補助リング48の斜面に保持爪34bの傾斜による力が加えられ、補助リング48は縮径方向(内方)へ付勢されると同時に、先端側へ付勢される。このとき、補助リング48のテーパ面が締付ナット36の傾斜面47に係合しているため、補助リング48の先端部は締付ナット36の傾斜面47に沿って斜め下方へ移動する。従って、補助リング48が配管の外周面を押圧して締付ける。
次に、前記ヘッダー25について説明する。図4に示すように、ヘッダー25は、略円筒状をなすヘッダー本体55と、該ヘッダー本体55の側部に開口された複数(本実施形態では7つ)の雌ねじ孔56に螺合接続される複数(本実施形態では7つ)の継手14とから構成されている。前記ヘッダー本体55は金属材料又は樹脂材料により形成され、その内部にはヘッダー本体55の軸線方向に延びる流路57が形成されている。ヘッダー本体55の両開口端部には雌ねじ孔56が形成され、一端の雌ねじ孔56には継手14を介して前記第2メイン配管24が接続され、他端の雌ねじ孔56には図示しない閉塞部材が螺合接続されている。前記ヘッダー本体55側部の継手14には、分岐配管15が接続される。
さて、本実施形態の作用について説明すると、給湯側は分岐工法が採られ、給湯器11からの湯水は第1メイン配管12、継手14及び分岐配管15を通って各水廻り設備に給湯される。一方、給水側はヘッダー工法が採られ、給水源23から供給される水は第2メイン配管24を通り、一旦ヘッダー25に貯留され、そこから7本の分岐配管15に分岐されて各水廻り設備に給水される。このため、給湯側では一旦ヘッダー25に貯留されることなく、湯水が第1メイン配管12から分岐配管15を経て水廻り設備に直接供給される。従って、各水廻り設備には湯水が速やかに供給され、湯水の湯待ち時間が短縮されると共に、湯温も高く保持される。
以上詳述した実施形態によって発揮される効果を以下にまとめて説明する。
・ 本実施形態の配管システムにおいては、給湯側の分岐配管15は継手14を介して第1メイン配管12に接続されると共に、給水側の分岐配管15はヘッダー25を介して第2メイン配管24に接続されている。従って、水廻り設備に供給される湯水の湯待ち時間を短くすることができる。しかも、水廻り設備に供給される水の流量を従来と同様に維持することができる。特に、第1メイン配管12及び第2メイン配管24の内径が10〜14mm(口径13A:内径が12.8mm)である場合、上記の効果を十分に発揮することができる。また、第1メイン配管12内の体積と第2メイン配管24内の体積が同じになるように設定することで、上記効果を向上させることができる。
・ 前記継手14における分岐配管15のシールが分岐配管15の外周面でシールする構造(外径シール構造)を有している。このため、継手14におけるシールが分岐配管15の内周面でシールする構造(内径シール構造)に比べて、湯水又は水の流路を大きくすることができる。従って、各水廻り設備への湯水及び水の流量を増加させることができる。
以下に、実施例及び比較例を挙げて前記実施形態をさらに具体的に説明するが、本発明はそれらの実施例に限定されるものではない。なお、各例において、水圧(元圧)は0.2MPaで一定とした。また、分岐工法とヘッダー工法とを比較できるようにするために、第1メイン配管12内の体積と第2メイン配管24内の体積とが同じになるように設定した。
〔給湯側が分岐工法及び給水側がヘッダー工法で、シャワー設備18を個別に使用した場合〕
(実施例1)
給湯側を分岐工法とし、給水側をヘッダー工法とし、以下に示す条件で配管システムを構築した。そして、その配管システムにおいて、給湯器11を作動させて湯水を各水廻り設備に供給すると共に、給水源23から水を各水廻り設備に供給した。その場合、シャワー設備18での湯待ち時間(秒)及びシャワー設備18での湯水及び水の流量(L/分)を測定した。それらの結果を表1及び図5(a)、(b)に示した。
給湯側:分岐工法、第1メイン配管12の口径13A(内径が12.8mm)及び第1メイン配管12内の体積480cm
給水側:ヘッダー工法、第2メイン配管24の口径13A及び第2メイン配管24内の体積480cm、ヘッダー25内の体積103cm
〔給湯側が分岐工法及び給水側がヘッダー工法で、シャワー設備18と台所設備22とを同時に使用した場合〕
(実施例2)
実施例1において、シャワー設備18と台所設備22とを同時使用した以外は、実施例1と同様に実施した。その場合、シャワー設備18を全開とし、台所設備22における湯水又は水の流量を6(L/分)に設定した。そして、シャワー設備18での湯待ち時間(秒)及びシャワー設備18での湯水及び水の流量(L/分)を測定した。それらの結果を表1及び図8(a)、(b)に示した。
〔給湯側及び給水側が共に分岐工法で、シャワー設備18を個別に使用した場合〕
(比較例1)
実施例1において、給水側を分岐工法とした以外は実施例1と同様に実施した。そして、シャワー設備18での湯待ち時間(秒)及びシャワー設備18での湯水及び水の流量(L/分)を測定した。それらの結果を表1及び図6(a)、(b)に示した。
〔給湯側及び給水側が共に分岐工法で、シャワー設備18と台所設備22とを同時に使用した場合〕
(比較例2)
実施例2において、給水側を分岐工法とした以外は、実施例2と同様に実施した。そして、シャワー設備18での湯待ち時間(秒)及びシャワー設備18での湯水及び水の流量(L/分)を測定した。それらの結果を表1及び図9(a)、(b)に示した。
〔給湯側及び給水側が共にヘッダー工法で、シャワー設備18を個別に使用した場合〕
(比較例3)
実施例1において、給湯側をヘッダー工法とした以外は実施例1と同様に実施した。そして、シャワー設備18での湯待ち時間(秒)及びシャワー設備18での湯水及び水の流量(L/分)を測定した。それらの結果を表1及び図7(a)、(b)に示した。
〔給湯側及び給水側が共にヘッダー工法で、シャワー設備18と台所設備22とを同時に使用した場合〕
(比較例4)
実施例2において、給湯側をヘッダー工法とした以外は、実施例2と同様に実施した。そして、シャワー設備18での湯待ち時間(秒)及びシャワー設備18での湯水及び水の流量(L/分)を測定した。それらの結果を表1及び図10(a)、(b)に示した。
Figure 0004682078
表1に示したように、実施例1を比較例1と比較すると、実施例1では給水側にヘッダー工法を採用したことから、分岐工法を採用した比較例1に比べて給水側における水の流量を増加させることができた。また、実施例2を比較例2と比較すると、実施例2では給水側にヘッダー工法を採用したことから、分岐工法を採用した比較例2に比べて給水側における水の流量を明らかに増加させることができた。このような結果は、ヘッダー25に貯留された水が水廻り設備での急な水の使用に追従できたためと考えられる。
また、実施例1を比較例3と比較すると、実施例1では給湯側に分岐工法を採用したことから、ヘッダー工法を採用した比較例3に比べてシャワー設備18での湯水の湯待ち時間を明らかに短縮させることができた。さらに、実施例2を比較例4と比較すると、実施例2では給湯側に分岐工法を採用したことから、ヘッダー工法を採用した比較例4に比べて、シャワー設備18と台所設備22との同時使用においても、シャワー設備18での湯水の湯待ち時間を有意に短縮させることができた。これらの結果は、給湯側に分岐工法を採用したことにより、ヘッダー25での湯水の貯留が回避されるためと考えられる。
なお、前記実施形態を次のように変更して構成することもできる。
・ ヘッダー工法におけるヘッダー25からの分岐配管15の分岐数或いは分岐工法における継手14からの分岐配管15の分岐数を、水廻り設備の数に応じて例えば4分岐、10分岐等に変更することもできる。この分岐数は、通常4〜7分岐である。
・ 水廻り設備として洗面設備16、シャワー設備18等以外の設備を用いることができると共に、各水廻り設備を複数用いることもできる。
・ 配管システムにおける水圧(元圧)を、例えば0.1〜0.4MPaの範囲で変動させることができる。
・ 第1メイン配管12及び第2メイン配管24として、口径20A(内径が20.5mm)、口径16A(内径が16.2mm)等の配管を用いることができる。
・ 給湯側における分岐配管15の内径を、給水側における分岐配管15の内径よりも小さくなるように設定することもできる。
さらに、前記実施形態より把握される技術的思想について以下に記載する。
・ 前記第1メイン配管及び第2メイン配管は、内径が10〜14mmのものであることを特徴とする配管システム
・ 前記第1メイン配管内の体積と第2メイン配管内の体積が同じになるように設定することを特徴とする配管システム
・ 前記継手又はヘッダーに接続される複数の分岐配管はそれぞれ4〜7本であることを特徴とする配管システム
給湯側に分岐工法及び給水側にヘッダー工法を採用した実施形態の配管システムを示す説明図。 外径シールの継手に配管を差し込む状態を示す断面図。 内径シールの継手に配管を差し込む状態を示す半断面図。 ヘッダーに継手を接続する状態を示す一部破断した正面図。 実施例1において、(a)は配管のシール形態を変えた場合の湯待ち時間を示すグラフ及び(b)は給湯側及び給水側で配管のシール形態を変えた場合の湯水及び水の流量を示すグラフ。 比較例1において、(a)は配管のシール形態を変えた場合の湯待ち時間を示すグラフ及び(b)は給湯側及び給水側で配管のシール形態を変えた場合の湯水及び水の流量を示すグラフ。 比較例3において、(a)は配管のシール形態を変えた場合の湯待ち時間を示すグラフ及び(b)は給湯側及び給水側で配管のシール形態を変えた場合の湯水及び水の流量を示すグラフ。 実施例2において、(a)は配管のシール形態を変えた場合の湯待ち時間を示すグラフ及び(b)は給湯側及び給水側で配管のシール形態を変えた場合の湯水及び水の流量を示すグラフ。 比較例2において、(a)は配管のシール形態を変えた場合の湯待ち時間を示すグラフ及び(b)は給湯側及び給水側で配管のシール形態を変えた場合の湯水及び水の流量を示すグラフ。 比較例4において、(a)は配管のシール形態を変えた場合の湯待ち時間を示すグラフ及び(b)は給湯側及び給水側で配管のシール形態を変えた場合の湯水及び水の流量を示すグラフ。
符号の説明
11…給湯器、12…第1メイン配管、13…第1ヘッダー、14…継手、15…分岐配管、16…水廻り設備としての洗面設備、17…水廻り設備としてのトイレ設備、18…水廻り設備としてのシャワー設備、19…水廻り設備としての風呂設備、20…水廻り設備としての洗濯設備、21…水廻り設備としての暖房設備、22…水廻り設備としての台所設備、23…給水源、24…第2メイン配管、25…ヘッダー。

Claims (1)

  1. 給湯器に接続される第1メイン配管に継手を介して複数の分岐配管を分岐接続し、各分岐配管に水廻り設備を接続すると共に、給水源に接続される第2メイン配管にヘッダーを介して複数の分岐配管を分岐接続し、各分岐配管に水廻り設備を接続することを特徴とする配管システムの製造方法
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