JP4682079B2 - 配管システム及び配管システムの製造方法 - Google Patents
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Description
請求項3に記載の配管システムの製造方法は、給湯器に接続される第1メイン配管に継手を介して複数の分岐配管を分岐接続し、各分岐配管に水廻り設備を接続すると共に、給水源に接続される第2メイン配管にヘッダーを介して複数の分岐配管を分岐接続し、各分岐配管に水廻り設備を接続する配管システムの製造方法であって、前記第1メイン配管として、前記第2メイン配管の内径よりも内径が小さくなるように設定された配管を用いることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明の配管システムにおいては、給湯器に接続される第1メイン配管の内径が給水源に接続される第2メイン配管の内径より小さくなるように設定されている。このため、第1メイン配管の断面積が第2メイン配管の断面積よりも小さくなり、給湯器で加熱された湯水が第1メイン配管内を流れる流速が上昇する。従って、水廻り設備に供給される湯水について湯待ち時間を短くすることができる。また、給水源に接続される第2メイン配管の内径は従来と変わらないので、水廻り設備に供給される水の流量を維持することができる。
まず、給湯器又は給水源と各水廻り設備とをヘッダーを介して接続するヘッダー工法について説明する。図1に示すように、給湯器11には第1メイン配管12の一端が接続され、その他端が第1ヘッダー13の端部に設けられた継手14に接続されている。第1ヘッダー13の側部には7つの継手14が接続され、各継手14にはそれぞれ分岐配管15の一端が接続され、その他端が水廻り設備としての洗面設備16、トイレ設備17、シャワー設備18、風呂設備19、洗濯設備20、暖房設備21及び台所設備22の各継手14に接続されている。
・ 本実施形態の配管システムにおいては、給湯器11に接続される第1メイン配管12の内径が給水源23に接続される第2メイン配管24の内径より小さくなるように設定されている。従って、各水廻り設備に供給される湯水について湯待ち時間を短縮することができると共に、各水廻り設備に供給される水の流量を維持することができる。特に、第1メイン配管の内径が10〜14mm(口径13A:内径が12.8mm)であり、第2メイン配管の内径が15〜22mm(口径16A:内径が16.2mm、口径20A:内径が20.5mm)であることが好ましい。さらに、前記第1メイン配管12の内径が10〜14mm(口径13A:内径が12.8mm)であると共に、給湯側が分岐工法で、かつ給水側がヘッダー工法であることが最も好ましい形態である。
まず、本発明の配管システムにおける水廻り設備での湯待ち時間と湯水及び水の流量についての傾向を見極めるための参考例について説明する。なお、各例において、水圧(元圧)は0.2MPaで一定とした。
〔シャワー設備18を個別使用した場合の給水側の流量〕
(参考例1〜3)
ヘッダー工法で水廻り設備としてシャワー設備18のみを全開して使用し、その他は以下に示すように設定して給水側の流量を測定した。そして、その配管システムにおいて、給水源23から水を各水廻り設備に供給し、シャワー設備18での水の流量(L/分)を測定した。
参考例2:ヘッダー工法、第2メイン配管24の口径13A(内径が12.8mm)及び長さ2m。この結果を図6(a)に示した。
これらの結果より、外径シール及び内径シールのそれぞれについて、第2メイン配管24の内径による水の流量変化はほとんど見られなかった。また、水の流量は、第2メイン配管24の内径にかかわらず、外径シールの方が内径シールに比べて多い結果であった。
(参考例4〜6)
分岐工法で水廻り設備としてシャワー設備18のみを全開して使用し、その他は以下に示すように設定して給水側の流量を測定した。そして、その配管システムにおいて、給水源23から水を各水廻り設備に供給し、シャワー設備18での水の流量(L/分)を測定した。
参考例5:分岐工法(4分岐)、第2メイン配管24の口径13A及び長さ9.2m。この結果を図7(a)に示した。
これらの結果より、外径シール及び内径シールのそれぞれについて、水の流量は第2メイン配管24の内径が大きいほど多くなった。また、水の流量は、第2メイン配管24の内径にかかわらず、外径シールの方が内径シールに比べて多い結果であった。さらに、参考例4〜6の分岐工法では、前記参考例1〜3のヘッダー工法に比べてほぼ同等の水の流量であった。
(参考例7〜9)
分岐工法で水廻り設備としてシャワー設備18のみを全開して使用し、その他は以下に示すように設定して給水側の流量を測定した。そして、その配管システムにおいて、給水源23から水を各水廻り設備に供給し、シャワー設備18での水の流量(L/分)を測定した。
参考例8:分岐工法(7分岐)、第2メイン配管24の口径13A)及び長さ9.2m。この結果を図8(a)に示した。
これらの参考例7〜9の結果を参考例4〜6の結果と比較すると、ほぼ同等の結果であり、分岐工法において、4分岐の場合と7分岐の場合でほとんど変化がなかった。
〔シャワー設備18と台所設備22とを同時使用した場合の給水側の流量〕
(参考例10〜12)
ヘッダー工法で水廻り設備としてシャワー設備18を全開して使用し、台所設備22での水の流量を6(L/分)とし、その他は以下に示すように設定して給水側の流量を測定した。そして、その配管システムにおいて、給水源23から水を各水廻り設備に供給し、シャワー設備18での水の流量(L/分)を測定した。
参考例11:ヘッダー工法、第2メイン配管24の口径13A、その長さ2m及び分岐配管15の口径13A。この結果を図9(a)に示した。
これらの結果より、外径シール及び内径シールのそれぞれについて、第2メイン配管24の内径による水の流量の変化はほとんど見られなかった。また、水の流量は、第2メイン配管24の内径にかかわらず、外径シールの方が内径シールに比べて多い結果であった。さらに、参考例10〜12の同時使用の場合には、前記参考例1〜3の個別使用の場合に比較して水の流量は低下した。
(参考例13〜15)
分岐工法で水廻り設備としてシャワー設備18のみを全開して使用し、その他は以下に示すように設定して給水側の流量を測定した。そして、その配管システムにおいて、給水源23から水を各水廻り設備に供給し、シャワー設備18での水の流量(L/分)を測定した。
参考例14:分岐工法(4分岐)、第2メイン配管の口径13A、その分岐配管口径13A及び分岐配管15の口径13A。この結果を図10(a)に示した。
これらの結果より、外径シール及び内径シールのそれぞれについて、水の流量は第2メイン配管24の内径が大きいほど多くなった。また、水の流量は、第2メイン配管24の内径にかかわらず、外径シールの方が内径シールに比べて多い結果であった。さらに、参考例13〜15の分岐工法の場合には、前記参考例10〜12のヘッダー工法に比べて第2メイン配管24の口径が20A及び16Aではほぼ同等の水の流量であったが、13Aでは水の流量が低下した。
(参考例16〜18)
分岐工法で水廻り設備としてシャワー設備18のみを全開して使用し、その他は以下に示すように設定して給水側の流量を測定した。そして、その配管システムにおいて、給水源23から水を各水廻り設備に供給し、シャワー設備18での水の流量(L/分)を測定した。
参考例17:分岐工法(7分岐)、第2メイン配管24の口径13A、長さ9.2m及び分岐配管15の口径13A。この結果を図11(a)に示した。
これら参考例16〜18の結果を参考例13〜15の結果と比較すると、ほぼ同等の水の流量であり、分岐工法において、4分岐の場合と7分岐の場合でほとんど変化がなかった。
〔シャワー設備18を個別使用した場合の給湯側の流量〕
(参考例19〜21)
給湯器を作動させ、ヘッダー工法で水廻り設備としてシャワー設備18のみを全開して使用し、その他は以下に示すように設定して給湯側の流量を測定した。そして、その配管システムにおいて、給湯器11から湯水を各水廻り設備に供給し、シャワー設備18での湯水の流量(L/分)を測定した。
参考例20:ヘッダー工法、第1メイン配管12の口径13A及び長さ2m。この結果を図12(a)に示した。
これらの結果より、外径シール及び内径シールのそれぞれについて、第2メイン配管24の内径の相違による湯水の流量の変化はほとんど見られなかった。
(参考例22〜24)
給湯器11を作動させ、分岐工法で水廻り設備としてシャワー設備18のみを全開して使用し、その他は以下に示すように設定して給湯側の流量を測定した。そして、その配管システムにおいて、給湯器11から湯水を各水廻り設備に供給し、シャワー設備18での湯水の流量(L/分)を測定した。
参考例23:分岐工法(4分岐)、第1メイン配管12の口径13A及び長さ9.2m。この結果を図13(a)に示した。
これらの結果より、外径シール及び内径シールのそれぞれについて、湯水の流量は配管の内径が大きいほどわずかに多くなる傾向であった。
(参考例25〜27)
給湯器11を作動させ、分岐工法で水廻り設備としてシャワー設備18のみを全開して使用し、その他は以下に示すように設定して給湯側の流量を測定した。そして、その配管システムにおいて、給湯器11から湯水を各水廻り設備に供給し、シャワー設備18での湯水の流量(L/分)を測定した。
参考例26:分岐工法(7分岐)、第1メイン配管12の口径13A)及び長さ9.2m。この結果を図14(a)に示した。
これらの参考例25〜27の結果を参考例22〜24の結果と比較すると、ほぼ同等の結果であり、分岐工法において、4分岐の場合と7分岐の場合でほとんど変化が見られなかった。
〔シャワー設備18と台所設備22とを同時使用した場合の給湯側の流量〕
(参考例28〜30)
給湯器11を作動させ、ヘッダー工法で水廻り設備としてシャワー設備18を全開して使用し、台所設備22での水の流量を6(L/分)とし、その他は以下に示すように設定して給湯側の流量を測定した。そして、その配管システムにおいて、給湯器11から湯水を各水廻り設備に供給し、シャワー設備18での湯水の流量(L/分)を測定した。
参考例29:ヘッダー工法、第1メイン配管12の口径13A、その長さ2m及び分岐配管15の口径13A。この結果を図15(a)に示した。
これらの結果より、継手14の外径シールと内径シール、及び第2メイン配管24の内径による湯水の流量の変化はほとんど見られなかった。また、参考例28〜30の同時使用の場合には、前記参考例19〜21の個別使用の場合に比較して湯水の流量は6割程度に低下した。
(参考例31〜33)
給湯器11を作動させ、分岐工法で水廻り設備としてシャワー設備18のみを全開して使用し、その他は以下に示すように設定して給湯側の流量を測定した。そして、その配管システムにおいて、給湯器11から湯水を各水廻り設備に供給し、シャワー設備18での湯水の流量(L/分)を測定した。
参考例32:分岐工法(4分岐)、第1メイン配管12の口径13A、長さ9.2m及び分岐配管15の口径13A。この結果を図16(a)に示した。
これらの結果より、第2メイン配管24の口径が20A及び16Aではほぼ同等の湯水の流量であったが、13Aでは湯水の流量が低下した。また、参考例31〜33の分岐工法では、参考例28〜30のヘッダー工法に比べ、第2メイン配管24の口径が20A及び16Aでは湯水の流量が増加したが、13Aでは湯水の流量が低下した。
(参考例34〜36)
給湯器11を作動させ、分岐工法で水廻り設備としてシャワー設備18のみを全開して使用し、その他は以下に示すように設定して給湯側の流量を測定した。そして、その配管システムにおいて、給湯器11から湯水を各水廻り設備に供給し、シャワー設備18での湯水の流量(L/分)を測定した。
参考例35:分岐工法(7分岐)、第1メイン配管12の口径13A、長さ9.2m及び分岐配管15の口径13A。この結果を図17(a)に示した。
これら参考例34〜36の結果を参考例31〜33の結果と比較すると、湯水の流量は近い値を示しており、分岐工法において、4分岐の場合と7分岐の場合とで変化が少ない結果であった。
〔シャワー設備18を個別使用した場合の湯待ち時間〕
(参考例37〜39)
給湯器11を作動させ、ヘッダー工法で水廻り設備としてシャワー設備18のみを全開して使用し、その他は以下に示すように設定し、シャワー設備18における湯待ち時間を測定した。そして、その配管システムにおいて、給湯器11から湯水を各水廻り設備に供給し、シャワー設備18での湯待ち時間(秒)を測定した。
参考例38:ヘッダー工法、第1メイン配管12の口径13A及び長さ2m。この結果を図18(a)に示した。
これらの結果より、外径シール及び内径シールのそれぞれについて、第1メイン配管12の内径が小さくなるほど湯待ち時間が短くなる傾向が示された。その場合、継手14は外径シールの方が内径シールに比べて湯待ち時間が若干短くなった。
(参考例40〜42)
給湯器11を作動させ、分岐工法で水廻り設備としてシャワー設備18のみを全開して使用し、その他は以下に示すように設定し、シャワー設備18における湯待ち時間を測定した。そして、その配管システムにおいて、給湯器11から湯水を各水廻り設備に供給し、シャワー設備18での湯待ち時間(秒)を測定した。
参考例41:分岐工法(4分岐)、第1メイン配管12の口径13A及び長さ9.2m。この結果を図19(a)に示した。
これらの結果より、外径シール及び内径シールのそれぞれについて、湯待ち時間は配管の内径が小さいほど短くなる傾向であった。また、参考例40〜42の分岐工法の場合には、参考例37〜39のヘッダー工法の場合に比べ、第1メイン配管12の口径が20A及び16Aでは湯待ち時間が短くなった。
(参考例43〜45)
給湯器11を作動させ、分岐工法で水廻り設備としてシャワー設備18のみを全開して使用し、その他は以下に示すように設定し、シャワー設備18における湯待ち時間を測定した。そして、その配管システムにおいて、給湯器11から湯水を各水廻り設備に供給し、シャワー設備18での湯待ち時間(秒)を測定した。
参考例44:分岐工法(7分岐)、第1メイン配管12の口径13A及び長さ9.2m。この結果を図20(a)に示した。
これらの結果より、外径シール及び内径シールのそれぞれについて、湯待ち時間は配管の内径が小さいほど短くなると共に、外径シールの場合の方が内径シールの場合よりも短い傾向であった。また、これら参考例43〜45の結果を参考例40〜42の結果と比較すると、近似する結果であり、分岐工法において、4分岐の場合と7分岐の場合で変化は少なかった。
〔シャワー設備18と台所設備22とを同時使用した場合の湯待ち時間〕
(参考例46〜48)
給湯器11を作動させ、ヘッダー工法で水廻り設備としてシャワー設備18を全開して使用し、台所設備22での水の流量を6(L/分)とし、その他は以下に示すように設定し、シャワー設備18における湯待ち時間を測定した。そして、その配管システムにおいて、給湯器11から湯水を各水廻り設備に供給し、シャワー設備18での湯待ち時間(秒)を測定した。
参考例47:ヘッダー工法、第1メイン配管12の口径13A、その長さ2m及び分岐配管15の口径13A。この結果を図21(a)に示した。
これらの結果より、外径シール及び内径シールのそれぞれについて、湯待ち時間は配管の内径が小さいほど短くなる傾向であった。また、参考例46〜48の同時使用の場合には、参考例37〜39の個別使用の場合に比べ、湯待ち時間は第1メイン配管12の内径によりばらつきがあるが、近い値を示した。
(参考例49〜51)
給湯器11を作動させ、分岐工法で水廻り設備としてシャワー設備18のみを全開して使用し、その他は以下に示すように設定し、シャワー設備18における湯待ち時間を測定した。そして、その配管システムにおいて、給湯器11から湯水を各水廻り設備に供給し、シャワー設備18での湯待ち時間(秒)を測定した。
参考例50:分岐工法(4分岐)、第1メイン配管12の口径13A、長さ9.2m及び分岐配管15の口径13A。この結果を図22(a)に示した。
これらの結果より、外径シール及び内径シールのそれぞれについて、湯待ち時間は配管の内径が小さいほど短くなる傾向であると共に、外径シールの場合の方が内径シールの場合よりも短くなる結果であった。また、参考例49〜51の分岐工法の場合には、参考例46〜48のヘッダー工法の場合に比べ、湯待ち時間は明らかに短縮された。
(参考例52〜54)
給湯器11を作動させ、分岐工法で水廻り設備としてシャワー設備18のみを全開して使用し、その他は以下に示すように設定し、シャワー設備18における湯待ち時間を測定した。そして、その配管システムにおいて、給湯器11から湯水を各水廻り設備に供給し、シャワー設備18での湯待ち時間(秒)を測定した。
参考例53:分岐工法(7分岐)、第1メイン配管12の口径13A、長さ9.2m及び分岐配管15の口径13A。この結果を図23(a)に示した。
これらの参考例52〜54の結果を参考例49〜51の結果と比較すると、近似した結果であり、分岐工法において、4分岐の場合と7分岐の場合で差が少ない結果であった。
〔給湯側及び給水側が共にヘッダー工法の場合〕
(実施例1)
給湯側の第1メイン配管12の内径を給水側の第2メイン配管24の内径より小さくなるように、以下に示す条件で配管システムを構築した。そして、その配管システムにおいて、給湯器11を作動させて湯水を各水廻り設備に供給すると共に、給水源23から水を各水廻り設備に供給した。その場合、シャワー設備18での湯待ち時間(秒)及びシャワー設備18での湯水及び水の流量(L/分)を測定した。それらの結果を表1及び図24(a)及び(b)に示した。なお、全ての実施例及び比較例において、水圧を0.2MPaに設定した。
給水側:ヘッダー工法、第2メイン配管24の口径20A及び長さ8m。
(実施例2)
実施例1において、シャワー設備18と台所設備22とを同時使用した以外は、実施例1と同様に実施した。その場合、シャワー設備18を全開とし、台所設備22における流量を6(L/分)に設定した。そして、シャワー設備18での湯待ち時間(秒)及びシャワー設備18での湯水及び水の流量(L/分)を測定した。それらの結果を表1及び図27(a)及び(b)に示した。
(実施例3)
実施例1において、給水側の第2メイン配管24として口径16A及び長さ5mに設定した以外は、実施例1と同様に実施した。そして、シャワー設備18での湯待ち時間(秒)及びシャワー設備18での湯水及び水の流量(L/分)を測定した。それらの結果を表1及び図25(a)及び(b)に示した。
(実施例4)
実施例3において、シャワー設備18と台所設備22とを同時使用した以外は、実施例3と同様に実施した。その場合、シャワー設備18を全開とし、台所設備22における流量を6(L/分)に設定した。そして、シャワー設備18での湯待ち時間(秒)及びシャワー設備18での湯水及び水の流量(L/分)を測定した。それらの結果を表1及び図28(a)及び(b)に示した。
(比較例1)
実施例1において、給湯側の第1メイン配管12として口径20A及び長さ8mに設定した以外は実施例1と同様に実施した。そして、シャワー設備18での湯待ち時間(秒)及びシャワー設備18での湯水及び水の流量(L/分)を測定した。それらの結果を表1及び図26(a)及び(b)に示した。
(比較例2)
比較例1において、シャワー設備18と台所設備22とを同時使用した以外は、比較例1と同様に実施した。その場合、シャワー設備18を全開とし、台所設備22における流量を6(L/分)に設定した。そして、シャワー設備18での湯待ち時間(秒)及びシャワー設備18での湯水及び水の流量(L/分)を測定した。それらの結果を表1及び図29(a)及び(b)に示した。
〔給湯側及び給水側が共に分岐工法である場合〕
(実施例5)
給湯側の第1メイン配管12の内径を給水側の第2メイン配管24の内径より小さくなるように、以下に示す条件で配管システムを構築した。そして、その配管システムにおいて、給湯器11を作動させて湯水を各水廻り設備に供給すると共に、給水源23から水を各水廻り設備に供給した。その場合、シャワー設備18での湯待ち時間(秒)及びシャワー設備18での湯水及び水の流量(L/分)を測定した。それらの結果を表1及び図30(a)及び(b)に示した。
給水側:分岐工法、第2メイン配管24の口径20A及び長さ9.2m、水圧0.2MPa。
(実施例6)
実施例5において、シャワー設備18と台所設備22とを同時使用した以外は、実施例5と同様に実施した。その場合、シャワー設備18を全開とし、台所設備22における流量を6(L/分)に設定した。そして、シャワー設備18での湯待ち時間(秒)及びシャワー設備18での湯水及び水の流量(L/分)を測定した。それらの結果を表1及び図33(a)及び(b)に示した。
(実施例7)
実施例5において、給水側の第2メイン配管24として口径16Aに設定した以外は、実施例5と同様に実施した。そして、シャワー設備18での湯待ち時間(秒)及びシャワー設備18での湯水及び水の流量(L/分)を測定した。それらの結果を表1及び図31(a)及び(b)に示した。
(実施例8)
実施例7において、シャワー設備18と台所設備22とを同時使用した以外は、実施例7と同様に実施した。その場合、シャワー設備18を全開とし、台所設備22における流量を6(L/分)に設定した。そして、シャワー設備18での湯待ち時間(秒)及びシャワー設備18での湯水及び水の流量(L/分)を測定した。それらの結果を表1及び図34(a)及び(b)に示した。
(比較例3)
実施例5において、給湯側の第1メイン配管12として口径20Aのものを用い、給水側の第2メイン配管24と同じ内径になるように設定した以外は実施例1と同様に実施した。そして、シャワー設備18での湯待ち時間(秒)及びシャワー設備18での湯水及び水の流量(L/分)を測定した。それらの結果を表1及び図32(a)及び(b)に示した。
(比較例4)
比較例3において、シャワー設備18と台所設備22とを同時使用した以外は、比較例3と同様に実施した。その場合、シャワー設備18を全開とし、台所設備22における流量を6(L/分)に設定した。そして、シャワー設備18での湯待ち時間(秒)及びシャワー設備18での湯水及び水の流量(L/分)を測定した。それらの結果を表1及び図35(a)及び(b)に示した。
・ ヘッダー工法における第1ヘッダー13又は第2ヘッダー25からの分岐配管15の分岐数或いは分岐工法における継手14からの分岐配管15の分岐数を、水廻り設備の数に応じて例えば4分岐、10分岐等に変更することもできる。
・ 水廻り設備として洗面設備16、シャワー設備18等以外の設備を用いることができると共に、各水廻り設備を複数用いることもできる。
さらに、前記実施形態より把握される技術的思想について以下に記載する。
Claims (3)
- 給湯器に第1メイン配管を接続し、その第1メイン配管に継手を介して複数の分岐配管を分岐接続し、各分岐配管に水廻り設備を接続し、水廻り設備に湯水を供給すると共に、給水源に第2メイン配管を接続し、その第2メイン配管に継手を介して複数の分岐配管を分岐接続し、各分岐配管に水廻り設備を接続し、水廻り設備に水を供給するように構成した配管システムであって、
前記第1メイン配管の内径を第2メイン配管の内径より小さくなるように設定することを特徴とする配管システム。 - 前記継手における分岐配管のシールが分岐配管の外周面でシールする構造を有することを特徴とする請求項1に記載の配管システム。
- 給湯器に接続される第1メイン配管に継手を介して複数の分岐配管を分岐接続し、各分岐配管に水廻り設備を接続すると共に、給水源に接続される第2メイン配管にヘッダーを介して複数の分岐配管を分岐接続し、各分岐配管に水廻り設備を接続する配管システムの製造方法であって、
前記第1メイン配管として、前記第2メイン配管の内径よりも内径が小さくなるように設定された配管を用いることを特徴とする配管システムの製造方法。
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