JP4678820B2 - 温度センサ - Google Patents

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本発明は温度センサに関するものである。更に詳しくは、高圧のガスボンベ等に取り付けられ、高圧力の被検出ガスの温度検出を行う温度センサに関する。
従来より、サーミスタ素子の電極線と接続される芯線をシースパイプ内に絶縁保持してなるシースピンを、有底筒状の金属カバー内に挿入しつつ、サーミスタ素子を金属カバーの先端側内部に配置させた構造の温度センサが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、水素ガスやCNG(圧縮天然ガス)等の可燃性ガスをガスボンベ内に充填する際、可燃性ガスをガスボンベ内に高密度に充填するために、ガスボンベ内に充填される可燃性ガスの圧力が上昇すると共に、可燃性ガスの温度も上昇する。このとき、可燃性ガスの温度が異常高温となると、可燃性ガスが爆発する危険性がある。このため、可燃性ガスの異常高温による爆発等が発生することを防止する目的で、ガスボンベに温度センサを取り付け、可燃性ガスの温度を検出することが検討されている。
特開2002−350241号公報
ところが、上記従来の温度センサを高圧の可燃性ガス雰囲気に配置すると、温度センサの金属カバー内部の圧力は大気圧であるために、金属カバーの内部と外部とで大きな圧力差が生ずる。この結果、金属カバーがこの圧力差に耐えられず、金属カバーに凹みや潰れ等の変形が発生して、金属カバーの内部に収納されているサーミスタ素子、ひいては温度センサが破損するという問題があった。
これに対応するため、上記圧力差に耐え得るように金属カバーの肉厚を大きくすれば、圧力差によるサーミスタ素子の破損を防止することはできる。しかしながら、単に金属カバーの肉厚を大きくしたのでは、センサの応答性が悪化するという別の問題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、高圧力の被検出ガスの温度を検出するときにも温度センサが破損することを防止しつつ、高応答性を実現することができる温度センサを提供することを目的とする。
その解決手段は、先端側が閉塞した軸線方向に延びる筒状の金属キャップと、前記金属キャップの内部に収納され、温度によって電気的特性が変化する感温部とこれに設けられ前記金属キャップの後端側に延びる一対の電極線とを有した感温素子と、前記金属キャップの後端側に収納され、前記感温素子の前記一対の電極線と接続される一対の金属芯線をシースパイプ内に絶縁保持してなるシース部材と、を備える温度センサにおいて、前記金属キャップは、先端側に位置し軸線方向断面が円弧形状の先端部と、該先端部よりも後端側に位置し該先端部よりも平均肉厚が大きい後端部と、を有し、前記感温部の少なくとも一部は、前記金属キャップの前記先端部に配置され、前記金属キャップの前記後端部の後端側には、前記先端部の外径よりも大径であって、前記感温素子よりも大径の前記シース部材が収納される収納部が形成されており、前記先端部と前記収納部との間の部位は、後端側に向けて外径が増大するように形成されたテーパ部となっていることを特徴とする温度センサである。
本発明の温度センサでは、金属キャップの先端部の軸線方向断面が円弧形状となっていると共に、後端部の肉厚が先端部よりも大きくなっている。このように、先端部の軸線方向断面が円弧形状であるため、金属キャップの先端部の肉厚を後端部に比べ小さくすることができる。
これは、以下の理由によると考えられる。即ち、温度センサが高圧力雰囲気内に配置された際、金属キャップ内部の圧力は大気圧であるために、温度センサの金属キャップには、金属キャップの内部と外部との圧力差によって金属キャップを圧縮する方向に圧力(圧縮力)が発生する。このとき、金属キャップの先端部の軸線方向断面が円弧形状であると、圧縮力が先端部全体にわたって分散し、先端部の各部位に作用する圧縮力が小さくなると考えられる。従って、先端部の肉厚を大きくしなくても、換言すれば、先端部の肉厚が小さくても、先端部は上記圧縮力に耐えられると考えられる。一方、金属キャップの後端部は、先端部に比べ上記圧縮力が分散し難いと考えられる。従って、先端部に比べ肉厚を大きくすることで、上記圧縮力による後端部の凹みや潰れ等の変形を防止している。
そして、本発明の温度センサでは、金属キャップのうち肉厚の小さい先端部に感温部の少なくとも一部が配置されるようになっている。金属キャップの先端部はその肉厚が小さいことから、金属キャップの先端部外壁に伝わった熱は速やかに先端部内壁まで伝わる。このため、先端部に感温部を配置することにより、金属キャップの先端部に伝わった熱が感温部まで速やかに伝達される。従って、応答性の良い温度センサとすることができる。
さらに本発明の温度センサでは、金属キャップの先端部と収納部との間に位置する部位を、後端側に向けて外径が増大するテーパ部となっており、金属キャップの先端側部位のサイズを小さくすることができる。このため、金属キャップの先端側部位の熱容積を小さくすることができ、温度センサの応答性を更に向上させることができる。
以上のように、本発明の温度センサによれば、高圧力の被検出ガスの温度を検出するときにも感温部、或いは、温度センサが破損することを防止しつつ、高応答性を実現することができる。
また、本発明の温度センサは、前記テーパ部は、後端側に向けて肉厚が増大するように形成されていることを特徴とする。
このように、テーパ部が、後端側に向けて肉厚が増大するように形成されていることで、テーパ部のサイズを小さくすることができる。従って、テーパ部の熱容量を小さくすることができ、温度センサの応答性を更に向上させることができる。
また、本発明の温度センサは、前記テーパ部の内孔は、前記先端部の最大内径と同一である内径の孔ことを特徴とする。
このように、テーパ部の内孔が先端部の最大内径と同一の内径の孔であることから、テーパ部のサイズを小さくすることができる。従って、テーパ部の熱容量を小さくすることができ、温度センサの応答性を更に向上させることができる。
また、本発明の温度センサは、前記収納部は、先端側に位置し前記シース部材の外径よりも小径の先端側内孔と、該先端側内孔よりも後端側に位置し前記シース部材の外径よりも大径の後端側内孔と、前記先端側内孔と前記後端側内孔との間の部位に位置する段差部と、を有し、前記シース部材は、前記段差部に当接しつつ前記後端側内孔に配置されることを特徴とする。
このように、収納部がその内孔に段差部を有するので、シース部材がこの段差部に直接或いは他部材を介して当接することにより、シース部材の軸線方向の位置決めができる。従って、シース部材の先端側に接続された感温素子の感温部と金属キャップの先端内壁との軸線方向の位置決めを容易にすることができ、温度センサを製造する際の効率が向上する。
また、本発明の温度センサは、前記金属キャップの前記先端部の平均肉厚は、0.2mm〜0.6mmであることを特徴とする。
このように、金属キャップの先端部の平均肉厚を0.2mm〜0.6mmとすることにより、温度センサが破損することを防止しつつ、高応答性を実現できる温度センサとすることができる。
ここで、平均肉厚を0.2mm以上としたのは、0.2mm未満であると、上記圧縮力によって金属キャップが変形してしまうからである。また、平均肉厚を0.6mm以下としたのは、これ以上大きくなると、センサの応答性が悪化するためである。
また、上記平均肉厚とは、金属キャップの先端部の軸線方向の異なる部位(例えば、軸線方向の異なる10箇所)においてそれぞれ測定された先端部の肉厚の平均値を意味する。尚、後端部の平均肉厚も上記先端部の平均肉厚と同様の方法により得られた平均値を意味する。
また、本発明の温度センサは、前記電極線及び前記金属芯線の少なくともいずれかと前記金属キャップとの間には、セラミック成形体が介在していることを特徴とする。
このように、セラミック成形体が電極線及び金属芯線の少なくともいずれかと金属キャップとの間に介在していることにより、電極線或いは金属芯線と金属キャップとの短絡を防止することができる。
また、金属キャップに上記圧縮力が作用しても、金属キャップの内部にセラミック成形体が配置されていることにより、金属キャップの変形を抑制することができる。
また、本発明の温度センサは、前記金属キャップの内部であって、少なくとも前記感温部と前記先端部との間には、絶縁部材が充填されていることを特徴とする。
このように、絶縁部材が少なくとも感温部と金属キャップの先端部との間に充填されていることにより、感温部と金属キャップの先端部との短絡を防止することができる。また、金属キャップの先端部と感温部とが絶縁部材を介して互いに接しているので、金属キャップに伝わった熱を金属キャップの先端部から感温部まで速やかに伝達することが可能となる。
また、本発明の温度センサは、前記温度センサは高圧ボンベに取り付けられ、高圧力の被検出ガスの温度を検出することを特徴とする。
本発明は、温度センサが、高圧ボンベに取り付けられ、高圧力の被検出ガスの温度を検出する温度センサであることを例示したものである。本発明の温度センサは、上記した構成を備えることにより、被検出ガスの圧力が140MPa程度の高圧力であっても、センサが破損することなく良好に温度検知を行うことができる。
以下、本発明の実施形態である温度センサ1について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施の形態温度センサ1の構造を示す部分破断断面図である。また、図2は、図1に示した温度センサ1の要部であるサーミスタ素子2近傍の拡大図である。この温度センサ1は、サーミスタ素子2を感温素子として用いたものであり、同温度センサ1を高圧の水素ボンベに取り付けることにより、サーミスタ素子2を高圧力の水素ガスが充填されている水素ボンベ内に配置させて、水素ガスの温度検出に使用するものである。このような水素ボンベは、例えば、自動車用の燃料電池システムに取り付けられる。
金属キャップ3は、先端側(図1における下側)が閉塞した有底筒状に形成されており、金属キャップ3の内部にサーミスタ素子2を収納している。この金属キャップ3は、先端側が閉塞する一方、後端側が開口する有底筒状をなしている。また、この金属キャップ3は、SUS316により形成されている。そして、この金属キャップ3は、軸線方向先端側から順に、先端部31、テーパ部32、及び収納部33が形成されている。
金属キャップ3の先端部31は、軸線方向断面が円弧形状、より詳細には、軸線方向断面が半円形状であり、外形が半球形状に形成されており、その平均肉厚はテーパ部32や収納部33に比べ小さくなっている。本実施形態では、先端部31の平均肉厚は0.2mmとなっている。
テーパ部32は、先端部31よりも後端側に位置しており、略筒状形状に形成されている。より詳細には、テーパ部32は、後端側に向けて外径が増大すると共に、後端側に向けて肉厚が増大するように形成されている。ここで、テーパ部32の先端の外径は先端部31の後端の外径と一致しており、また、テーパ部32の後端の外径は収納部33の先端の外径と一致しており、テーパ部32の外径は先端部31から収納部33まで徐々に増大するように形成されている。本実施形態では、テーパ部32の先端の外径は2.1mm、テーパ部32の後端の外径は3.0mmとなっている。また、テーパ部32の平均肉厚は0.6mmとなっている。
テーパ部32は、内孔32aを有しており、この内孔32aの内径は先端部31の後端の内径、即ち、先端部31の最大内径と同一となっている。本実施形態では、テーパ部32の内孔の内径は1.7mmとなっている。
収納部33は、テーパ部32よりも後端側に位置しており、後述するシース部材8を収納する部位である。収納部33は略筒状形状に形成されており、その外径は先端部31の外径よりも大径となっている。
収納部33には、先端側内孔33aと後端側内孔33cとが形成されており、先端側内孔33aの内径はテーパ部32の内孔32aと同一となっている。ここで、先端側内孔33aの内径は、後述するシースパイプ9の外径よりも小径となっている。また、後端側内孔33cの内径は、先端側内孔33aの内径よりも大径となっている。更に、先端側内孔33aと後端側内孔33cとの間には、段差部33bが形成されており、この段差部33bにて、先端側内孔33a及び後端側内孔33cの内径が不連続に変化している。ここで、本実施形態では、収納部33の平均肉厚は0.3mmとなっている。
尚、テーパ部32及び収納部33をまとめて後端部34という。また、後端部34であるテーパ部32及び収納部33の平均肉厚は、いずれも先端部31の平均肉厚よりも大きくなっている。
サーミスタ素子2は、感温部である酸化物セラミック製のサーミスタ焼結体21と、このサーミスタ焼結体21から後端側に突出し、被検出ガスの温度変化に応じたサーミスタ焼結体21からの電気的出力信号を取り出すための一対のPt/Rh合金製の電極線22とを備えている。また、サーミスタ焼結体21はその表面をガラスにより覆われている。更に、一対の電極線22のうち、サーミスタ焼結体21の側に位置する部位は、他部材との短絡を防止する目的でアルミナ製のセラミック碍管23が取り付けられている。
サーミスタ素子2のサーミスタ焼結体21の一部は、金属キャップ3の先端部31に収納されており、その他サーミスタ素子2の残部は、金属キャップ3の後端部34に収納されている。ここで、金属キャップ3の先端部31及びテーパ部32には、エポキシ樹脂製の絶縁部材6が充填されている。従って、サーミスタ焼結体21と金属キャップ3との間には、絶縁部材6が充填されている。
金属キャップ3の収納部33の後端側(開口側)には、電極線22からの出力信号を取り出すためのシース部材8が、収納部33の後端側から挿入される形態で収納部33に配置されている。このシース部材8は、外径3.0mm、肉厚0.5mmでSUS316L製のシースパイプ9と、一対のSUS316L製の金属芯線7と、シースパイプ9と各金属芯線7の間に充填されるセラミック製の絶縁粉末とから形成され、金属芯線7が絶縁状態でシースパイプ9に保持されている。
ここで、シースパイプ9の先端は、収納部33の段差部33bに後述する絶縁ホルダ10を介して当接している。また、サーミスタ素子2の一対の電極線22とシースパイプ9の先端側から突出するの一対の先端側金属芯線71とは、互いに抵抗溶接されることで接続される。更に、金属キャップ3とシース部材8とは、金属キャップ3の収納部33にシース部材8が挿入された後、収納部33の外側からシース部材8に向けて加締めることによって、収納部33の後端側に周方向にわたって形成される加締め部39によって加締め固定されると共に、この加締め部39の後端に全周電子ビーム溶接されることによって一体化されている。
更に、金属キャップ3の収納部33であって、サーミスタ素子2のセラミック碍管23とシースパイプ9との間の部位には、電極線22及び先端側金属芯線71を覆うようにアルミナ製の絶縁ホルダ10が介在している。
シース部材8の後端側は、図1に示すように、取り付け部材4の内側に挿通される形態で、同取り付け部4に固定される。この取り付け部材4は、SUS316により形成されていると共に、軸線方向先端側から順に、鞘部41、補強部42、ネジ部43、六角部44、継手部45が一体に形成されている。
シース部材8と取り付け部材4とは、鞘部41にシース部材8が挿入された後、鞘部41の外側からシース部材8に向けて加締めることによって、鞘部41に周方向にわたって形成される加締め部41a、41bによって固定されると共に、その加締め部41a、41bに周方向にわたって電子ビーム溶接されることによって一体化されている。
ここで、シース部材8の取り付け部材4の先端からの突出量が大きい場合、温度センサ1に加わった振動によるシース部材の共振振動によって、シース部材8が曲がったり折れたりして、シース部材8が破損するおそれがある。このため、鞘部41とネジ部43との間に鞘部41よりも大径の補強部42を形成することにより、温度センサ1に振動が加わってもシース部材8が破損することを防止することができる。
また、ネジ部43及び六角部44は、水素ボンベのセンサ取り付け部への温度センサ1の取り付けのためのものであり、センサ取り付け部に形成されたボス部にネジ部43を締め付けることにより、温度センサ1が水素ボンベに取り付けられる。尚、ネジ部43と六角部44との間には、外径がネジ部43の外径よりも小径の部位が形成されており、この部位にフッ素ゴム或いはシリコンゴム製のOリング5が嵌め込まれている。このOリング5により、被検出ガスである水素ガスが外部に漏れることを防止している。
ネジ部43、六角部44及び継手部45の内孔は、鞘部41及び補強部42の内孔よりも大径となっている。そして、ネジ部43及び六角部44の内孔内にてシースパイプ9の後端側から突出する後端側金属芯線72は、加締め端子11を介して一対の外部回路接続用のリード線12に接続されている。ここで、リード線12は、中央に配置されたステンレス線と、この周囲を取り囲むニッケルメッキ軟銅線とを、PTFE樹脂製の被覆部材にて被覆したものである。一対の後端側金属芯線72、一対の加締め端子11及び一対のリード線12の先端部は、PTFE製の絶縁チューブ15により覆われることで、互いに絶縁される。尚、ネジ部43及び六角部44の内孔と絶縁チューブ15との間に絶縁樹脂等を充填しても良い。リード線12は、継手部45に備えられるシリコンゴム製の補助リング13に挿通される。また、リード線12のうち継手部45の後端から突出している部位は、ガラス編組からなる絶縁チューブ16にて覆われている。更に、継手部45及び絶縁チューブ16の外周は、シリコンゴム製の収縮チューブ14により覆われている。尚、補助リング13は、継手部45の上から丸加締め或いは多角加締めされることにより、これら継手部45及び補助リング13が気密性を保ちながら互いに固定される。
そして、被検出ガスである水素ガスの温度変化に応じたサーミスタ焼結体21からの信号出力は、電極線22、シース部材8の金属芯線7、リード線12を介して図示しない外部回路に取り出され、水素ガスの温度検出に用いられる。
ここで、この温度センサ1は、水素ガスの温度検出のために使用されるため、各々の構成部材は優れた水素脆性を有している必要がある。このため、本実施形態では、金属キャップ3や取り付け部材4は、SUS316により形成されており、また、シースパイプ9や金属芯線7がSUS316Lにより形成されている。尚、構成部材は、上記材料の他、SUS310S等により形成されていても良い。
この温度センサ1は、以下のようにして製造される。
まず、SUS316製の鋼板に深絞り加工を施して、或いは、SUS316製の金属体に対して冷間鍛造又は/及び切削加工を施して、先端部31、テーパ部32及び収納部33を有した金属キャップ3を形成する。また、SUS316製の金属体に対して冷間鍛造又は/及び切削加工を施して、鞘部41、補強部42、ネジ部43、六角部44及び継手部45を有した取り付け部材4を形成する。
次に、サーミスタ素子2の電極線22とシース部材8の先端側金属芯線71とを所定寸法だけ重なるように重ね合わせ、互いを抵抗溶接することによって、シース部材8の先端側にサーミスタ素子2が接続された感温素子組立体を作製する。
次に、シース部材8を取り付け部材4の内孔に挿入する。このとき、取り付け部材4の後端からシース部材8の後端側金属芯線72が突出する形態となるように、シース部材8及び取り付け部材4を配置しておく。その後、加締め端子11を用いて、シース部材8の後端側金属芯線72とリード線12とを電気的に接続する。次いで、一対の後端側金属芯線72、一対の加締め端子11及び一対のリード線12の先端部を絶縁チューブ15により覆う。その後、取り付け部材4のネジ部43及び六角部44の内孔に絶縁チューブ15が位置するように取り付け部材4を移動させる。次いで、鞘部41の外側からシース部材8に向けて加締めた後、加締め部41a、41bに周方向にわたって電子ビーム溶接する。
その後、補助リング13に形成されている一対の各挿通孔に一対の各リード線12を挿通しつつ、補助リング13を継手部45の後端側から継手部45内に挿入する。次いで、継手部45の外側から補助リング13に向けて丸加締め或いは多角加締めを行い、継手部45と補助リング13とを気密的に固定する。その後、リード線12のうち補助リング13の後端から突出している部位を絶縁チューブ16にて覆うと共に、継手部45と絶縁チューブ16との継ぎ目を覆うように、継手部45及び絶縁チューブ16の外周を収縮チューブ14により覆う。
次に、感温素子組立体に対して金属キャップ3を組み付けて、サーミスタ素子2を有底筒状の金属チューブ3の内部に収納させる工程を行う。まず、サーミスタ焼結体21とシースパイプ9との間に外部に露出している電極線21及び先端側金属芯線71を覆うように、絶縁ホルダを取り付ける。金属キャップ3への感温素子組立体の挿入に先立ち、金属キャップ3の内孔に固形のエポキシ樹脂からなる絶縁部材を入れて加熱して、液状の絶縁部材が金属キャップ3の内孔に存在する状態にしておく。次いで、感温素子組立体の先端側(サーミスタ素子2側)を液状の絶縁部材が入った金属キャップ3の開口側から遊嵌状に且つ同軸状に挿入し、金属キャップ3の収納部33がシース部材8のシースパイプ9の先端部の外側面を取り囲むように、配置させる。このとき、シースパイプ9の先端部に遊嵌状態で所定寸法の重なり部を生ずるように、且つサーミスタ素子2のサーミスタ焼結体21が先端部31に収納されるように、感温素子組立体を金属キャップ3に対して配置させる。尚、金属キャップ3内の液状の絶縁部材は、その後の工程中に自然冷却されて固化し、絶縁部材6となる。
ここで、本実施形態では、感温素子組立体を金属キャップ3に挿入するにあたって、金属キャップ3の収納部33の段差部33bにシースパイプ9の先端が絶縁ホルダ10を介して当接するまで挿入を行うことで、感温素子組立体と金属キャップ3との軸線方向における位置決めを行っている。つまり、本実施形態では、感温素子組立体を金属キャップ3に遊嵌状且つ同軸状に挿入していき、感温素子組立体の先端が金属キャップ3の収納部33の段差部33bに絶縁ホルダ10を介して当接した時点で、所定寸法の重なり部が生ずるように、金属キャップ3の各寸法を予め調整しているのである。これにより、感温素子組立体に対する金属キャップ3の軸線方向における重なり寸法を一義的に決めることができる。その結果、サーミスタ焼結体21を金属キャップ3の先端部31の狙い位置に確実に配置させることが可能となる。
ついで、金属キャップ3の収納部33の後端部とシースパイプ9の先端部との重なり部において、外側に位置する金属キャップ3を内側に位置するシース部材8に向けて周方向に加締め、加締め部39を形成する。なお、この加締めは、八方丸加締めにて行った。このようにして形成される加締め部39は、後述する全周電子ビーム溶接による溶接部形成部位にあたるが、この加締め部39を形成することで、金属キャップ3とシース部材8との間の隙間量を減少させることができ、溶接強度に優れる溶接を行うことができる。
そして、この加締め部39に対して、電子ビームを照射して全周電子ビーム溶接を行い、金属キャップ3とシース部材8とに跨るレーザー溶接部を形成して、両筒状部3、8を一体化することで、温度センサ1を得る。このようにして、温度センサ1の製造を完了する。
このような本実施形態の温度センサ1においては、金属キャップ3の先端部33の軸線方向断面が円弧形状となっていると共に、後端部34の肉厚が先端部よりも大きくなっている。このため、金属キャップ3に金属キャップ3の内部と外部との圧力差による圧縮力が作用したとしても、先端側31は軸線方向断面が円弧形状であるために、後端部34に比べ肉厚が小さくても上記圧縮力に耐えられる。そして、この肉厚が小さい先端部31にサーミスタ焼結体21を配置することで、上記圧縮力による温度センサの破損を防止しつつ、高応答性を実現できる温度センサとすることができる。
また、金属キャップのテーパ部32は、後端側に向けて外径が増大すると共に、後端側に向けて肉厚が増大するように形成されている。このため、金属キャップ3の先端側部位(具体的には、先端部31及びテーパ部32の先端側)のサイズを小さくすることができる。従って、金属キャップ3の先端側部位の熱容積を小さくすることができ、温度センサの応答性を更に向上させることができる。
また、金属キャップ3の収納部33であって、サーミスタ素子2のセラミック碍管23とシースパイプ9との間の部位には、電極線22及び先端側金属芯線71を覆うようにアルミナ製の絶縁ホルダ10が介在している。このため、電極線22或いは金属芯線7と金属キャップ3との短絡を防止することができる。更に、金属キャップ3に上記圧縮力が作用しても、金属キャップ3の内部に絶縁ホルダ10が配置されていることにより、金属キャップ3の変形を抑制することができる。
更に、金属キャップ3の先端部31の平均肉厚を0.2mm〜0.6mmとすることにより、温度センサ1が破損することを防止しつつ、高応答性を実現できる温度センサとすることができる。
以上において、本発明を実施の形態に即して説明したが、本発明は上記した具体的な実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、温度センサ1は水素ガスの温度を検出するのみならず、被検出ガスとして、CNG等の他のガス種の温度検出にも適用可能である。また、温度センサ1は、液化ガスボンベに取り付けることも可能である。更に、温度センサ1は、高圧力の被検出ガスのみならず、被検出ガスとして内燃機関の排気ガスが流れる排気管、水や油等の液体が流れる流通路に取り付けられる温度センサにも適用可能である。
実施形態における温度センサ1の全体構造を示す部分破断断面図である。 図1に示す温度センサにおいて、要部であるサーミスタ素子2近傍の拡大図である。
符号の説明
1・・・温度センサ
2・・・サーミスタ素子
21・・・サーミスタ焼結体
22・・・電極線
3・・・金属キャップ
31・・・先端部
32・・・テーパ部
33・・・収納部
34・・・後端部
39・・・加締め部
4・・・取り付け部材
41・・・鞘部
42・・・補強部
43・・・ネジ部
44・・・六角部
45・・・継手部
6・・・絶縁部材
7・・・金属芯線
8・・・シース部材
9・・・シースパイプ
10・・・絶縁ホルダ
12・・・リード線

Claims (8)

  1. 先端側が閉塞した軸線方向に延びる筒状の金属キャップと、
    前記金属キャップの内部に収納され、温度によって電気的特性が変化する感温部とこれに設けられ前記金属キャップの後端側に延びる一対の電極線とを有した感温素子と、
    前記金属キャップの後端側に収納され、前記感温素子の前記一対の電極線と接続される一対の金属芯線をシースパイプ内に絶縁保持してなるシース部材と、
    を備える温度センサにおいて、
    前記金属キャップは、先端側に位置し軸線方向断面が円弧形状の先端部と、該先端部よりも後端側に位置し該先端部よりも平均肉厚が大きい後端部と、を有し、
    前記感温部の少なくとも一部は、前記金属キャップの前記先端部に配置され、
    前記金属キャップの前記後端部の後端側には、前記先端部の外径よりも大径であって、前記感温素子よりも大径の前記シース部材が収納される収納部が形成されており、
    前記先端部と前記収納部との間の部位は、後端側に向けて外径が増大するように形成されたテーパ部となっている
    ことを特徴とする温度センサ。
  2. 前記テーパ部は、後端側に向けて肉厚が増大するように形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の温度センサ。
  3. 前記テーパ部の内孔は、前記先端部の最大内径と同一である内径の孔である
    ことを特徴とする請求項2に記載の温度センサ。
  4. 前記収納部は、先端側に位置し前記シース部材の外径よりも小径の先端側内孔と、該先端側内孔よりも後端側に位置し前記シース部材の外径よりも大径の後端側内孔と、前記先端側内孔と前記後端側内孔との間の部位に位置する段差部と、を有し、
    前記シース部材は、前記段差部に当接しつつ前記後端側内孔に配置される
    ことを特徴とする請求項2又は3のいずれか1項に記載の温度センサ。
  5. 前記金属キャップの前記先端部の平均肉厚は、0.2mm〜0.6mmである
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の温度センサ。
  6. 前記電極線及び前記金属芯線の少なくともいずれかと前記金属キャップとの間には、セラミック成形体が介在している
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の温度センサ。
  7. 前記金属キャップの内部であって、少なくとも前記感温部と前記先端部との間には、絶縁部材が充填されている
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の温度センサ。
  8. 前記温度センサは高圧ボンベに取り付けられ、高圧力の被検出ガスの温度を検出する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の温度センサ。
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