JP4678361B2 - 無線通信端末 - Google Patents

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Description

本発明は無線通信端末および無線通信制御方法に関し、特に、送信側と受信側の通信装
置が所定のホッピングシーケンスに従って送受信周波数をホップさせながら通信する周波
数ホッピング無線通信システムに適用して好適なものである。
スペクトラム拡散無線通信技術の一つとして周波数ホッピング方式がある。この周波数
ホッピング方式では、ホッピングパターンを適切に選択することによって、限られた周波
数帯域の中に多くの独立した通信チャネルを確保することができる。
ここで、周波数ホッピング方式の通信システムでは、送信側通信装置と受信側通信装置
とが、同一のホッピングシーケンス(ホッピングパターン)に従って、送信周波数および
受信周波数を互いに同期してホップさせる。この時使用される送受信周波数のホッピング
シーケンスには、繰り返し周期の比較的短いものと、秘匿性を向上させるために長い繰返
し周期を持つものとがある。そして、ホッピングシーケンスが上記何れの場合であっても
、受信側通信装置では、送信側通信装置で現在使用されている送信周波数がホッピングシ
ーケンス中のどの周波数かを特定し、受信周波数のホッピングタイミングを送信側通信装
置に同期させる同期捕捉技術が重要となる。
周波数ホッピングスペクトラム通信方式は、データレートと周波数ホッピングレートの
関係から低速周波数ホッピングスペクトル拡散方式と高速周波数ホッピングスペクトル拡
散方式に分けられる。
低速周波数ホッピングスペクトル拡散通信方式は、周波数ホッピングレートがデータレ
ートよりも低い方式で、複数のシンボルを1つの周波数で伝送する。このような低速周波
数ホッピングスペクトル拡散通信方式として、特許文献1には、復調した情報のビット数
を数えることにより周波数の切り替えタイミングを決定し、送信機と受信機の周波数同期
を取る方式が開示されている。また、特許文献2には、次に使用する周波数情報をパケッ
ト中に含ませ、パケット中に含まれる周波数情報を使用することにより、送信機と受信機
の使用周波数の同期を取る方法が開示されている。さらに、特許文献3には、f−V変換
を行うことにより周波数のずれを検知し、受信側の周波数を設定する方式が開示されてい
る。
一方、高速周波数ホッピングスペクトル拡散通信方式は、周波数ホッピングレートがデ
ータレートよりも高い方式で、1つのシンボルを複数の周波数で伝送する。この方式では
1シンボルを複数の周波数で送信するため、マルチパスフェ−ジングなどの周波数選択性
フェ−ジングに対して良好な特性を得ることができる。このような高速周波数ホッピング
スペクトル拡散通信方式として、特許文献4には、ホッピング系列の同期獲得を短時間で
行うことができる高速周波数ホッピングスペクトル拡散受信機並びにそれに用いる相関器
及び同期装置が開示されている。
特開平7−30516号公報 特開平5−191378号公報 特開平11−8571号公報 特開平8−191260号公報
しかしながら、特許文献1、2に開示された方法では、受信機側において、復調器を通
過した信号から使用周波数を決定することになる。そのため、復調器で正しく復調された
信号がなければ初期同期捕捉ができない。従って、初期同期捕捉には、送信機と受信機の
周波数が一致するまで待たなければならないだけでなく、同期を取るためだけに必要とな
るプリアンブル信号を出力するような対策を講じなければならないという問題があった。
また、特許文献3に開示された方法では、f−V変換で周波数のずれを検知し、受信側
の周波数を設定するため、周波数のずれを検出してから受信局発の周波数が安定するまで
待たなければならない。また、この方式を非常に広い帯域を有する通信システムに用いた
場合、広帯域にわたって線形なf−V変換器を用いる必要がある。
また、特許文献4に開示された方法では、従来の高速ホッピングの同期捕捉にかかる時
間を短縮する方法が示されているが、その方法を用いたとしても相関を取る時間が必要で
あることに変わりないだけでなく、複数の相関をとる為の回路が必要となり受信機の回路
が複雑になるという問題があった。
そこで、本発明の第1の目的は、無線通信環境に依存することなく、周波数ホッピング
動作を送信側と受信側との間で安定して行わせることが可能であると共に、周波数ホッピ
ングの同期がすばやく行える無線通信端末および無線通信制御方法を提供することである

また、本発明の第2の目的は、周波数オフセットを伴うことなく送信側と受信側との間
で周波数ホッピング動作を行わせることが可能であるとともに、周波数同期のためのプリ
アンブル信号を不要とすることが可能な無線通信端末および無線通信制御方法を提供する
ことである。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、所定の周波数ホッピングシーケンスに従って送信データの送信処理を行う無線送信部と、所定の周波数ホッピングシーケンスに従って、前記無線送信部より送信された通信データの受信処理を行う無線受信部と、前記周波数ホッピングシーケンスに従って周波数ホッピングを行わせるための情報を前記無線送信部および前記無線受信部の双方に、少なくとも前記無線通信部と前記無線受信部との間で無線通信が行なわれている間は有線で送出するホッピング制御部とを備えることを特徴とする。

これにより、周波数ホッピングを行わせるための情報を無線送信部および無線受信部の
双方で有線にて共有することが可能となる。このため、周波数ホッピングを行わせるため
の情報を無線で送る必要がなくなり、受信信号からホッピングパターンを無線受信部側で
推定し、初期同期捕捉を行う必要がなくなるとともに、受信側でホッピングパターンに正
しく同期できないような劣悪な通信環境においても、無線送信部および無線受信部の双方
で周波数ホッピングを安定して行わせることが可能となる。この結果、無線受信部の回路
構成を簡略化することが可能となるとともに、同期を取るためだけに必要となるプリアン
ブル信号の出力が不要となり、通信スループットを向上させることができる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、第1の周波数ホッピングシーケンスに従って送信データの送信処理を行う第1無線送信部と、前記第1の周波数ホッピングシーケンスに従って受信データの受信処理を行う第1無線受信部と、前記第1の周波数ホッピングシーケンスで特定されるホッピング周波数と重ならないように送信時のホッピング周波数が設定された第2の周波数ホッピングシーケンスに従って送信データの送信処理を行う第2無線送信部と、前記第2の周波数ホッピングシーケンスに従って受信データの受信処理を行う第2無線受信部と、前記第1の周波数ホッピングシーケンスに従って周波数ホッピングを行わせるための情報を前記第1無線送信部および前記第1無線受信部の双方に、少なくとも前記第1無線通信部と前記第1無線受信部との間で無線通信が行なわれている間は有線で送出するとともに、前記第2の周波数ホッピングシーケンスに従って周波数ホッピングを行わせるための情報を前記第2無線送信部および前記第2無線受信部の双方に、少なくとも前記第2無線通信部と前記第2無線受信部との間で無線通信が行なわれている間は有線で送出するホッピング制御部とを備えることを特徴とする。
これにより、第1無線送信部から送信される送信データと第2無線送信部から送信され
る送信データとが同一帯域で衝突することを回避させることを可能としつつ、周波数ホッ
ピングを行わせるための情報を無線送信部および無線受信部の双方で共有することが可能
となる。このため、受信側でホッピングパターンに正しく同期できないような劣悪な通信
環境においても、周波数ホッピング方式による双方向通信を安定して行わせることができ
る。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、前記ホッピング制御部は、互いに重ならないようにホッピング周波数が配列されたホッピングパターンを取得するホッピングパターン取得部と、前記ホッピングパターンに含まれるホッピング周波数の出力を1スロット分だけ遅延させるホッピングパターン遅延部とを備え、前記ホッピングパターン取得部にて取得されたホッピングパターンを所定のホッピングタイミングに従って前記第1無線送信部および前記第1無線受信部の双方に、少なくとも前記第1無線通信部と前記第1無線受信部との間で無線通信が行なわれている間は有線で送出するとともに、前記ホッピングパターン遅延部から出力されたホッピングパターンを前記ホッピングタイミングに従って前記第2無線送信部および前記第2無線受信部の双方に、少なくとも前記第2無線通信部と前記第2無線受信部との間で無線通信が行なわれている間は有線で送出することを特徴とする。
これにより、ホッピングパターンに含まれるホッピング周波数の出力を遅延させること
で、第1無線送信部における送信時のホッピング周波数と第2無線送信部における送信時
のホッピング周波数が重ならないようにすることができる。このため、回路構成の簡略化
を可能としつつ、第1無線送信部から送信される送信データと第2無線送信部から送信さ
れる送信データとが同一帯域で衝突することを回避させることが可能となり、周波数ホッ
ピング方式による双方向通信を安定して行わせることができる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、前記第1および第2無線送信部な
らびに前記第1および第2無線受信部は、同一半導体チップ内、同一プリント基板上また
は同一筐体内または同一モジュール内または同一パッケージ内または一体的に使用される
機器内に配置されていることを特徴とする。
これにより、周波数ホッピングを行わせるための情報を第1および第2無線送信部なら
びに第1および第2無線受信部の双方で有線にて共有することを可能としつつ、同一製品
内におけるデータ伝送を無線にて行うことが可能となり、同一製品内におけるデータ伝送
を効率よく行うことが可能となる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、所定の周波数ホッピングシーケンスに従って送信データの送信処理を行う無線送信部と、所定の周波数ホッピングシーケンスに従って、前記無線送信部より送信された通信データの受信処理を行う無線受信部と、 前記無線送信部における周波数ホッピング制御を行う第1ホッピング制御部と、前記無線受信部における周波数ホッピング制御を行う第2ホッピング制御部と、前記無線送信部および前記無線受信部の周波数ホッピングシーケンスが一致するように、前記第1ホッピング制御部と前記第2ホッピング制御部との間で、少なくとも前記無線通信部と前記無線受信部との間で無線通信が行なわれている間は有線にて制御を行う有線制御部とを備えることを特徴とする。
これにより、無線送信部および無線受信部の周波数ホッピングシーケンスを一致させつ
つ、無線送信部および無線受信部のホッピング制御を個別に行わせることが可能となる。
このため、周波数ホッピングを行わせるための情報を無線で送る必要がなくなるとともに
、有線制御部による負荷を低減することが可能となり、高速ホッピングに対応しつつ、周
波数ホッピング方式による無線通信の品質の劣化を抑制することが可能となる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、前記第1ホッピング制御部側に設
けられ、ホッピング周波数が配列されたホッピングパターンを記憶する第1ホッピングパ
ターン記憶部と、前記第2ホッピング制御部側に設けられ、前記第1ホッピングパターン
記憶部に記憶されたホッピングパターンと同一のホッピングパターンを記憶する第2ホッ
ピングパターン記憶部とを備え、前記有線制御部は、前記無線送信部と前記無線受信部と
の間のホッピングパターンおよびホッピングタイミングがそれぞれ一致するように、ホッ
ピングパターンの選択と初期位相の設定を通信開始時に行うことを特徴とする。
これにより、無線送信部および無線受信部のホッピング制御を個別に行わせることが可
能となるとともに、ホッピングパターンの選択と初期位相の設定を通信開始時に行うこと
で、無線送信部および無線受信部の周波数ホッピングシーケンスを一致させることができ
る。このため、有線制御部による制御をホッピングタイミングごとに行うことなく、無線
送信部および無線受信部の双方で周波数ホッピングを安定して行わせることが可能となり
、高速ホッピングに対応しつつ、周波数ホッピング方式による無線通信の品質の劣化を抑
制することが可能となる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、前記第1ホッピング制御部は、ホ
ッピング周波数が配列されたホッピングパターンを生成する第1ホッピングパターン生成
部を備え、前記第2ホッピング制御部は、前記第1ホッピングパターン生成部にて生成さ
れるホッピングパターンと同一のホッピングパターンを生成する第2ホッピングパターン
生成部を備え、前記有線制御部は、前記ホッピングパターンのホッピングタイミングを一
致させるリセット信号を前記第1ホッピング制御部と前記第2ホッピング制御部との間で
送出させることを特徴とする。
これにより、無線送信部および無線受信部のホッピング制御を個別に行わせることが可
能となるとともに、通信開始時にリセット信号を有線にて送出することで、無線送信部お
よび無線受信部の周波数ホッピングシーケンスを一致させることができる。このため、有
線制御部による制御をホッピングタイミングごとに行うことなく、無線送信部および無線
受信部の双方で周波数ホッピングを安定して行わせることが可能となり、高速ホッピング
に対応しつつ、周波数ホッピング方式による無線通信の品質の劣化を抑制することが可能
となる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、データ通信のデータ量に基づいて
スロット長を設定するスロット長設定部をさらに備え、前記第1および第2ホッピング制
御部のいずれか少なくとも一方は、前記スロット長設定部にて設定されたスロット長に基
づいて、通信時のホッピング周波数を変更することを特徴とする。
これにより、周波数ホッピングを行わせるための情報を無線送信部および無線受信部の
双方で共有しながら、スロット長を変化させることが可能となる。このため、無線送信部
および無線受信部の双方で周波数ホッピングを安定して行わせることを可能としつつ、デ
ータ通信を効率よく行わせることが可能となり、受信側でホッピングパターンに正しく同
期できないような劣悪な通信環境においても、周波数ホッピング方式による無線通信の品
質の劣化を抑制することが可能となるとともに、通信スループットを向上させることがで
きる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、前記無線受信部にて受信された受
信データの誤り率を検出する誤り率検出部と、前記誤り率検出部にて検出された誤り率に
基づいて、前記周波数ホッピングシーケンスを変更するホッピングシーケンス変更部とを
さらに備えることを特徴とする。
これにより、周波数ホッピングを行わせるための情報を無線送信部および無線受信部の
双方で共有しながら、ホッピング周波数を適応的に変化させることが可能となる。このた
め、通信状況が悪い周波数を避けながら、無線送信部および無線受信部の双方で周波数ホ
ッピングを安定して行わせることが可能となり、受信側でホッピングパターンに正しく同
期できないような劣悪な通信環境においても、周波数ホッピング方式による無線通信の品
質の劣化を抑制することが可能となるとともに、通信スループットを向上させることがで
きる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、同一半導体チップに形成された第1および第2回路ブロックと、前記第1回路ブロックに対応して前記半導体チップに形成された第1の内部無線通信用アンテナと、前記第2回路ブロックに対応して前記半導体チップに形成された第2の内部無線通信用アンテナと、前記第1回路ブロックに対応して前記半導体チップに搭載され、前記第1および第2回路ブロック間におけるデータ伝送を所定の周波数ホッピングシーケンスに従って内部無線通信にて行う第1の内部無線通信制御部と、前記第2回路ブロックに対応して前記半導体チップに搭載され、前記第1および第2回路ブロック間におけるデータ伝送を所定の周波数ホッピングシーケンスに従って内部無線通信にて行う第2の内部無線通信制御部と、前記周波数ホッピングシーケンスに従って周波数ホッピングを行わせるための情報を前記第1および第2の内部無線通信制御部の双方に、少なくとも前記第1の内部無線通信用アンテナと前記第2の内部無線通信用アンテナとの間で無線通信が行なわれている間は有線で送出するホッピング制御部とを備えることを特徴とする。
これにより、同一半導体チップ上で様々の処理を行わせることを可能としつつ、半導体
チップに形成された回路ブロック間の通信を無線にて行わせることが可能となる。このた
め、半導体チップ上に形成される配線数を減らすことを可能となり、半導体チップ内にお
けるレイアウト設計の自由度を向上させることが可能となるとともに、大量のデータのや
り取りを半導体チップ内で高速に行わせることが可能となる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、実装基板上に実装された第1および第2半導体チップと、前記第1半導体チップに形成された第1の内部無線通信用アンテナと、前記第2半導体チップに形成された第2の内部無線通信用アンテナと、前記第1半導体チップに搭載され、前記第1および第2半導体チップ間におけるデータ伝送を所定の周波数ホッピングシーケンスに従って内部無線通信にて行う第1の内部無線通信制御部と、 前記第2半導体チップに搭載され、前記第1および第2半導体チップ間におけるデータ伝送を所定の周波数ホッピングシーケンスに従って内部無線通信にて行う第2の内部無線通信制御部と、前記周波数ホッピングシーケンスに従って周波数ホッピングを行わせるための情報を前記第1および第2の内部無線通信制御部の双方に、少なくとも前記第1の内部無線通信用アンテナと前記第2の内部無線通信用アンテナとの間で無線通信が行なわれている間は有線で送出するホッピング制御部とを備えることを特徴とする。
これにより、実装基板上に実装された半導体チップ間の通信を無線にて行わせることが可能となり、実装基板上に形成される配線数を減らすことを可能となる。このため、実装基板上におけるレイアウト設計の自由度を向上させることが可能となるとともに、大量のデータのやり取りを実装基板上で高速に行わせることが可能となる。
また、本発明の一態様に係る無線通信端末によれば、第1半導体チップが実装された第1実装基板と、第2半導体チップが実装された第2実装基板と、前記第1実装基板上に形成され、前記第1半導体チップに接続された第1の内部無線通信用アンテナと、前記第2実装基板上に形成され、前記第2半導体チップに接続された第2の内部無線通信用アンテナと、前記第1半導体チップに搭載され、前記第1および第2実装基板間におけるデータ伝送を所定の周波数ホッピングシーケンスに従って内部無線通信にて行う第1の内部無線通信制御部と、前記第2半導体チップに搭載され、前記第1および第2実装基板間におけるデータ伝送を所定の周波数ホッピングシーケンスに従って内部無線通信にて行う第2の内部無線通信制御部と、前記周波数ホッピングシーケンスに従って周波数ホッピングを行わせるための情報を前記第1および第2の内部無線通信制御部の双方に、少なくとも前記第1の内部無線通信用アンテナと前記第2の内部無線通信用アンテナとの間で無線通信が行なわれている間は有線で送出するホッピング制御部とを備えることを特徴とする。
これにより、実装基板間の通信を無線にて行わせることが可能となり、実装基板間に形成される配線数を減らすことを可能となる。このため、実装基板上におけるレイアウト設計の自由度を向上させることが可能となるとともに、大量のデータのやり取りを実装基板間で高速に行わせることが可能となる。
以下、本発明の実施形態に係る無線通信端末について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の無線通信制御方法が適用されるクラムシェル型携帯電話を開いたとき
の状態を示す斜視図、図2は、本発明の無線通信制御方法が適用されるクラムシェル型携
帯電話を閉じたときの状態を示す斜視図である。
図1および図2において、第1筐体部1の表面には、操作ボタン4が配置されるととも
に、第1筐体部1の下端にはマイク5が設けられ、第1筐体部1の上端には外部無線通信
用アンテナ6が取り付けられている。また、第2筐体部2の表面には、表示体8が設けら
れるとともに、第2筐体部2の上端にはスピーカ9が設けられている。また、第2筐体部
2の裏面には、表示体11および撮像素子12が設けられている。なお、表示体8、11
としては、例えば、液晶表示パネル、有機ELパネルまたはプラズマディスプレイパネル
などを用いることができる。また、撮像素子12としては、CCDまたはCMOSセンサ
などを用いることができる。また、第1筐体部1および第2筐体部2には、第1筐体部1
と第2筐体部2との間で内部無線通信を行う内部無線通信用アンテナ7、10がそれぞれ
設けられている。
そして、第1筐体部1および第2筐体部2はヒンジ3を介して連結され、第2筐体部2
をヒンジ3を支点として回転させることにより、第2筐体部2を第1筐体部1上に折り畳
むことができる。そして、第2筐体部2を第1筐体部1上に閉じることにより、操作ボタ
ン4を第2筐体部2にて保護することができ、携帯電話を持ち歩く時に操作ボタン4が誤
って操作されることを防止することができる。また、第2筐体部2を第1筐体部1から開
くことにより、表示体8を見ながら操作ボタン4を操作したり、スピーカ9およびマイク
5を使いながら通話したり、操作ボタン4を操作しながら撮像を行ったりすることができ
る。
ここで、クラムシェル構造を用いることにより、第2筐体部2のほぼ一面全体に表示体
8を配置することができ、携帯電話の携帯性を損なうことなく、表示体8のサイズを拡大
させることを可能として、視認性を向上させることができる。
また、内部無線通信用アンテナ7、10を第1筐体部1および第2筐体部2にそれぞれ
設けることにより、内部無線通信用アンテナ7、10を用いた内部無線通信にて第1筐体
部1と第2筐体部2との間のデータ伝送を行うことができる。例えば、外部無線通信用ア
ンテナ6を介して第1筐体部1に取り込まれた画像データや音声データを、内部無線通信
用アンテナ7、10を用いた内部無線通信にて第2筐体部2に送り、表示体8に画像を表
示させたり、スピーカ9から音声を出力させたりすることができる。また、撮像素子12
にて撮像された撮像データを、内部無線通信用アンテナ7、10を用いた内部無線通信に
て第2筐体部2から第1筐体部1に送り、外部無線通信用アンテナ6を介して外部に送出
させることができる。
これにより、第1筐体部1と第2筐体部2との間のデータ伝送を有線で行う必要がなく
なり、多ピン化されたフレキシブル配線基板をヒンジ3に通す必要がなくなる。このため
、ヒンジ3の構造の複雑化を抑制することが可能となるとともに、実装工程の煩雑化を防
止することが可能となり、コストアップを抑制しつつ、携帯電話の小型薄型化および高信
頼性化を図ることが可能となるとともに、携帯電話の携帯性を損なうことなく、携帯電話
の大画面化および多機能化を図ることができる。
なお、外部無線通信用アンテナ6は第1筐体部1に装着されているが、第2筐体部2に
装着してもよい。この場合の方が使用時において第2筐体部2によって外部無線通信用ア
ンテナ6が遮られることがなく、能率のよい通信が期待できる。この場合には、第1筐体
部1に内蔵される携帯電話の通信制御部から同軸ケーブルなどにより外部無線通信用アン
テナ6に給電することができる。
また、第1筐体部1と第2筐体部2との間で内部無線通信を行う場合、周波数ホッピン
グ方式を用いることができ、周波数ホッピングを行わせるための情報を第1筐体部1と第
2筐体部2との双方に有線で送出するようにしてもよい。これにより、周波数ホッピング
を行わせるための情報を第1筐体部1と第2筐体部2との間で無線にて送る必要がなくな
り、受信信号からホッピングパターンを推定し、初期同期捕捉を行う必要がなくなるとと
もに、受信側でホッピングパターンに正しく同期できないような劣悪な通信環境において
も、周波数ホッピングを安定して行わせることが可能となる。この結果、無線受信部の回
路構成を簡略化することが可能となるとともに、同期を取るためだけに必要となるプリア
ンブル信号の出力が不要となり、通信スループットを向上させることができる。
また、ホッピングまたはチャーピングにて周波数が変化する局部発振信号を第1筐体部
1と第2筐体部2との双方に有線で送出するようにしてもよい。これにより、高速伝送の
困難な信号群の伝送を無線により伝送し、送信データの高速化に伴う様々な問題を回避す
るとともに、無線伝送に必要な局部発振信号を有線で送信することで、無線化に伴うシス
テムの複雑化の回避ができる。
図3は、本発明の無線通信制御方法が適用される回転式携帯電話の外観を示す斜視図で
ある。
図3において、第1筐体部21の表面には、操作ボタン24が配置されるとともに、第
1筐体部21の下端にはマイク25が設けられ、第1筐体部21の上端には外部無線通信
用アンテナ26が取り付けられている。また、第2筐体部22の表面には、表示体28が
設けられるとともに、第2筐体部22の上端にはスピーカ29が設けられている。また、
第1筐体部21および第2筐体部22には、第1筐体部21と第2筐体部22との間で内
部無線通信を行う内部無線通信用アンテナ27、30がそれぞれ設けられている。
そして、第1筐体部21および第2筐体部22はヒンジ23を介して連結され、第2筐
体部22をヒンジ23を支点として水平に回転させることにより、第2筐体部22を第1
筐体部21上に重ねて配置したり、第2筐体部22を第1筐体部21からずらしたりする
ことができる。そして、第2筐体部22を第1筐体部21上に重ねて配置することにより
、操作ボタン24を第2筐体部22にて保護することができ、携帯電話を持ち歩く時に操
作ボタン24が誤って操作させることを防止することができる。また、第2筐体部22を
水平に回転させて、第2筐体部22を第1筐体部21からずらすことにより、表示体28
を見ながら操作ボタン24を操作したり、スピーカ29およびマイク25を使いながら通
話したりすることができる。
ここで、内部無線通信用アンテナ27、30を第1筐体部21および第2筐体部22に
それぞれ設けることにより、内部無線通信用アンテナ27、30を用いた内部無線通信に
て第1筐体部21と第2筐体部22との間のデータ伝送を行うことができる。例えば、外
部無線通信用アンテナ26を介して第1筐体部21に取り込まれた画像データや音声デー
タを、内部無線通信用アンテナ27、30を用いた内部無線通信にて第2筐体部22に送
り、表示体28に画像を表示させたり、スピーカ29から音声を出力させたりすることが
できる。
これにより、多ピン化されたフレキシブル配線基板をヒンジ23に通す必要がなくなり
、ヒンジ23の構造の複雑化を抑制することが可能となるとともに、実装工程の煩雑化を
防止することが可能となる。このため、コストアップを抑制しつつ、携帯電話の小型薄型
化および高信頼性化を図ることが可能となるとともに、携帯電話の携帯性を損なうことな
く、携帯電話の大画面化および多機能化を図ることができる。
なお、第1筐体部21と第2筐体部22との間で内部無線通信を行う場合、周波数ホッ
ピング方式を用いることができ、周波数ホッピングを行わせるための情報を第1筐体部2
1と第2筐体部22との双方に有線で送出するようにしてもよい。また、ホッピングまた
はチャーピングにて周波数が変化する局部発振信号を第1筐体部21と第2筐体部22と
の双方に有線で送出するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、携帯電話を例にとって説明したが、ビデオカメラ、PD
A(Personal Digital Assistance)、ノート型パーソナル
コンピュータなどに適用することもできる。
図4は、本発明の第1実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図である
図4において、第1筐体部K11には、第1筐体部K11と第2筐体部K12との間の
通信処理全体を制御する制御部101、周波数ホッピングパターンを記憶する周波数ホッ
ピングパターンメモリ112、制御部101からの制御に従って周波数指定信号を周波数
シンセサイザ114、115に有線にて送出するホッピング制御装置113、送信データ
をベースバンド信号に変換する変調回路102、ホッピング制御装置113から送られた
周波数指定信号に基づいて局部発振信号を生成する周波数シンセサイザ114、変調回路
102から出力されたベースバンド信号に周波数シンセサイザ114から出力された局部
発振信号を混合する混合器103、混合器103から出力された信号を増幅するアンプ1
04および内部無線通信用電波の送信を第1筐体部K11側で行う内部無線通信用アンテ
ナ105が設けられている。
また、第2筐体部K12には、内部無線通信用電波の受信を第2筐体部K12側で行う
内部無線通信用アンテナ106、内部無線通信用アンテナ106にて受信された受信信号
に含まれる不要な周波数成分を減衰させるバンドパスフィルタ107、バンドパスフィル
タ107から出力された受信信号を増幅するローノイズアンプ108、ホッピング制御装
置113から送られた周波数指定信号に基づいて局部発振信号を生成する周波数シンセサ
イザ115、ローノイズアンプ108から出力された受信信号に周波数シンセサイザ11
5から出力された局部発振信号を混合する混合器109、混合器109からの出力信号に
含まれる不要な高周波成分を減衰させるローパスフィルタ110、ローパスフィルタ11
0から出力された受信信号の復調処理を行う復調回路111および復調回路111から出
力された信号の処理を行う制御部116が設けられている。
図5は、周波数ホッピングパターンの構成例を示す図である。
図5において、周波数ホッピングパターンメモリ112には、複数のホッピングパター
ンP1〜PNが記憶され、各ホッピングパターンP1〜PNには、ホッピング周波数系列
が設定されている。例えば、ホッピングパターンP1には、f1、f10、f27、f7
、f9、f12、・・・、f22というホッピング周波数系列が設定され、ホッピングパ
ターンP2には、f14、f22、f31、f5、f24、f7、・・・、f3というホ
ッピング周波数系列が設定されている。
そして、制御部101が、送信データを変調回路102に送ると、変調回路102は送
信データをベースバンド信号に変換し、混合器103に出力する。また、制御部101は
、所定の周波数ホッピングシーケンスを特定する情報をホッピング制御装置113に送る
。なお、所定の周波数ホッピングシーケンスを特定する情報としては、図5のホッピング
パターンP1〜PNを選択する情報やホッピングタイミングを示す情報などを含むことが
できる。そして、ホッピング制御装置113は、周波数ホッピングシーケンスを特定する
情報を受け取ると、図5のホッピングパターンP1〜PNの中から1つのホッピングパタ
ーンを選択する。そして、選択したホッピングパターンに含まれるホッピング周波数系列
を周波数ホッピングパターンメモリ112から読み出し、そのホッピング周波数系列を周
波数指定信号として所定の周期で周波数シンセサイザ114、115に有線にて送出する
。そして、周波数シンセサイザ114、115は、周波数指定信号で特定される周波数の
局部発振信号をそれぞれ生成し、混合器103、109にそれぞれ出力する。
そして、混合器103は、変調回路102から出力されたベースバンド信号と、周波数
シンセサイザ114から供給された局部発振信号とを混合し、変調回路102から出力さ
れたベースバンド信号を搬送波に重畳させることにより、送信データのアップコンバート
を行う。そして、変調回路102から出力されたベースバンド信号が搬送波に重畳される
と、アンプ104にて増幅された後、内部無線通信用アンテナ105を介して送出される
。そして、内部無線通信用アンテナ105を介して送信データが送信されると、その送信
データが内部無線通信用アンテナ106を介して受信される。
そして、内部無線通信用アンテナ106を介して受信された受信信号は、バンドパスフ
ィルタ107にて不要な周波数成分が減衰された後、ローノイズアンプ108にて増幅さ
れる。そして、ローノイズアンプ108にて増幅された受信信号は、混合器109に送ら
れる。そして、混合器109は、ローノイズアンプ108から送られた受信信号と、周波
数シンセサイザ115から供給された局部発振信号とを混合し、受信信号のダウンコンバ
ートを行う。
そして、混合器109から出力された信号は、ローパスフィルタ110にて不要な高周
波成分が減衰された後、復調回路111に送られる。そして、復調回路111にて復調処
理が行われた後、制御部116を介して表示処理や記憶処理などの各種処理を施すことが
できる。
ここで、周波数ホッピングパターンメモリ112から読み出したホッピング周波数系列
を周波数指定信号として所定の周期で周波数シンセサイザ114、115に有線にて送出
することにより、周波数ホッピングを行わせるための情報を送信側および受信側の双方で
共有することが可能となる。このため、周波数ホッピングを行わせるための情報を無線で
送る必要がなくなり、受信側でホッピングパターンに正しく同期できないような劣悪な通
信環境においても、送信側および受信側の双方で周波数ホッピングを安定して行わせるこ
とが可能となる。
また、受信信号からホッピングパターンを受信側で推定する必要がなくなることから、
初期同期捕捉を行う必要がなくなり、受信回路の構成を簡略化することができる。さらに
、同期時間は周波数シンセサイザ114、115のセントリングタイムだけでよく、同期
を取るためだけに必要となるプリアンブル信号の出力が不要となることから、通信スルー
プットを向上させることができる。
なお、上述した実施形態では、周波数ホッピングパターンメモリ112およびホッピン
グ制御装置113を第1筐体部K11に設ける方法について説明したが、周波数ホッピン
グパターンメモリ112およびホッピング制御装置113を第2筐体部K12に設けるよ
うにしてもよい。また、ホッピング制御装置113がホッピングパターンP1〜PNを取
得できるようにするため、周波数ホッピングパターンメモリ112を設ける方法について
説明したが、特定のホッピングパターンを生成するホッピングパターン生成回路を設ける
ようにしてもよい。また、ホッピング制御装置113は一定の周期で周波数ホッピングを
行わせる方法について説明したが、周波数ホッピングをランダムに行わせるようにしても
よい。
図6は、本発明の第2実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図である

図6において、第1筐体部K21には、第1筐体部K21と第2筐体部K22との間の
通信処理全体を制御する制御部301、周波数ホッピングパターンを記憶する周波数ホッ
ピングパターンメモリ316、制御部301からの制御に従って周波数指定信号を周波数
シンセサイザ314、315に有線にて送出するホッピング制御装置317、送信データ
をベースバンド信号に変換したり、受信信号の復調処理を行ったりする変復調回路302
、ホッピング制御装置317から送られた周波数指定信号に基づいて局部発振信号を生成
する周波数シンセサイザ314、内部無線通信用アンテナ306を介して行われる無線送
信の制御を司る送信部303、内部無線通信用アンテナ306を介して行われる無線受信
の制御を司る受信部304、内部無線通信用電波の送受信を第1筐体部K21側で行う内
部無線通信用アンテナ306、内部無線通信用アンテナ306への切り替えを送信部30
3と受信部304との間で行うスイッチ305および周波数シンセサイザ314への切り
替えを送信部303と受信部304との間で行うスイッチ312が設けられている。
また、第2筐体部K22には、内部無線通信用電波の送受信を第2筐体部K22側で行
う内部無線通信用アンテナ307、ホッピング制御装置317から送られた周波数指定信
号に基づいて局部発振信号を生成する周波数シンセサイザ315、内部無線通信用アンテ
ナ307を介して行われる無線送信の制御を司る送信部309、内部無線通信用アンテナ
307を介して行われる無線受信の制御を司る受信部310、内部無線通信用アンテナ3
07への切り替えを送信部309と受信部310との間で行うスイッチ308および周波
数シンセサイザ315への切り替えを送信部309と受信部310との間で行うスイッチ
313、送信データをベースバンド信号に変換したり、受信信号の復調処理を行ったりす
る変復調回路311および変復調回路311から出力された信号の処理を行う制御部31
8が設けられている。
そして、第1筐体部K21から第2筐体部K22へのデータ伝送を行う場合、スイッチ
305、312を送信部303側に切り替えるとともに、スイッチ308、313を受信
部310側に切り替える。そして、制御部301から出力された送信データは変復調回路
302にてベースバンド信号に変換され、送信部303に送られる。
また、制御部301は、所定の周波数ホッピングシーケンスを特定する情報をホッピン
グ制御装置317に送る。そして、ホッピング制御装置317は、周波数ホッピングシー
ケンスを特定する情報を受け取ると、特定のホッピングパターンを選択する。そして、選
択したホッピングパターンに配列されたホッピング周波数系列を周波数ホッピングパター
ンメモリ316から読み出し、そのホッピング周波数系列を周波数指定信号として周波数
シンセサイザ314、315に有線にて送出する。そして、周波数シンセサイザ314、
315は、周波数指定信号で特定される周波数の局部発振信号をそれぞれ生成し、スイッ
チ312、313をそれぞれ介して送信部303および受信部310にそれぞれ出力する
そして、送信部303は、変復調回路302から出力されたベースバンド信号と、周波
数シンセサイザ314から供給された局部発振信号とを混合し、変復調回路302から出
力されたベースバンド信号を搬送波に重畳させることにより、送信データのアップコンバ
ートを行う。そして、変復調回路302から出力されたベースバンド信号が搬送波に重畳
されると、スイッチ305を介して内部無線通信用アンテナ306に送り、内部無線通信
用アンテナ306を介して送出させる。そして、内部無線通信用アンテナ306を介して
送信データが送信されると、その送信データが内部無線通信用アンテナ307を介して受
信される。
そして、内部無線通信用アンテナ307にて受信された受信信号は、スイッチ308を
介して受信部310に送られる。そして、受信部310は、内部無線通信用アンテナ30
7にて受信された受信信号と、周波数シンセサイザ315から供給された局部発振信号と
を混合し、受信信号のダウンコンバートを行う。そして、受信部310から出力された信
号は、変復調回路311に送られ、変復調回路311にて復調処理が行われた後、制御部
318を介して表示処理や記憶処理などの各種処理を施すことができる。
一方、第2筐体部K22から第1筐体部K21へのデータ伝送を行う場合、スイッチ3
05、312を受信部304側に切り替えるとともに、スイッチ308、313を送信部
309側に切り替える。そして、制御部318から出力された送信データは変復調回路3
11にてベースバンド信号に変換され、送信部309に送られる。
また、制御部301は、所定の周波数ホッピングシーケンスを特定する情報をホッピン
グ制御装置317に送る。そして、ホッピング制御装置317は、周波数ホッピングシー
ケンスを特定する情報を受け取ると、特定のホッピングパターンを選択する。そして、選
択したホッピングパターンに配列されたホッピング周波数系列を周波数ホッピングパター
ンメモリ316から読み出し、そのホッピング周波数系列を周波数指定信号として周波数
シンセサイザ314、315に有線にて送出する。そして、周波数シンセサイザ314、
315は、周波数指定信号で特定される周波数の局部発振信号をそれぞれ生成し、スイッ
チ312、313をそれぞれ介して送信部309および受信部304にそれぞれ出力する
そして、送信部309は、変復調回路311から出力されたベースバンド信号と、周波
数シンセサイザ315から供給された局部発振信号とを混合し、変復調回路311から出
力されたベースバンド信号を搬送波に重畳させることにより、送信データのアップコンバ
ートを行う。そして、変復調回路311から出力されたベースバンド信号が搬送波に重畳
されると、スイッチ308を介して内部無線通信用アンテナ307に送り、内部無線通信
用アンテナ307を介して送出させる。そして、内部無線通信用アンテナ307を介して
送信データが送信されると、その送信データが内部無線通信用アンテナ306を介して受
信される。
そして、内部無線通信用アンテナ306にて受信された受信信号は、スイッチ305を
介して受信部304に送られる。そして、受信部304は、内部無線通信用アンテナ30
6にて受信された受信信号と、周波数シンセサイザ314から供給された局部発振信号と
を混合し、受信信号のダウンコンバートを行う。そして、受信部304から出力された信
号は、変復調回路302に送られ、変復調回路302にて復調処理が行われた後、制御部
301を介して表示処理や記憶処理などの各種処理を施すことができる。
これにより、送信部303、309を第1筐体部K21および第2筐体部K22にそれ
ぞれ設けるとともに、および受信部304、310を第1筐体部K21および第2筐体部
K22にそれぞれ設けた場合においても、周波数シンセサイザ314、315でホッピン
グ制御装置317を共有することが可能となる。このため、受信側でホッピングパターン
に正しく同期できないような劣悪な通信環境においても、第1筐体部K21と第2筐体部
K22との間で双方向通信を行うことを可能としつつ、送信側および受信側の双方で周波
数ホッピングを安定して行わせることが可能となる。
図7は、本発明の第3実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図である

図7において、第1筐体部K31には、制御部401、変復調回路402、ホッピング
制御装置420、周波数シンセサイザ415、送信部403、受信部404、内部無線通
信用アンテナ406、スイッチ405、412、受信部404にて受信された受信信号の
誤り率を検出する誤り率検出回路414およびホッピングパターン制御部421が設けら
れている。ここで、ホッピングパターン制御部421には、誤り率検出回路414にて検
出された誤り率に基づいてホッピングパターンを更新する周波数ホッピングパターン更新
装置418および周波数ホッピングパターンメモリ419が設けられている。
また、第2筐体部K32には、内部無線通信用アンテナ407、周波数シンセサイザ4
16、送信部409、受信部410、スイッチ408、413、受信部410にて受信さ
れた受信信号の誤り率を検出する誤り率検出回路417、変復調回路411および制御部
422が設けられている。
そして、第1筐体部K31から第2筐体部K32へのデータ伝送を行う場合、スイッチ
405、412を送信部403側に切り替えるとともに、スイッチ408、413を受信
部410側に切り替える。そして、制御部401から出力された送信データは変復調回路
402にてベースバンド信号に変換され、送信部403に送られる。
また、制御部401は、所定の周波数ホッピングシーケンスを特定する情報をホッピン
グ制御装置420に送る。そして、ホッピング制御装置420は、周波数ホッピングシー
ケンスを特定する情報を受け取ると、特定のホッピングパターンを選択する。そして、選
択したホッピングパターンに含まれるホッピング周波数系列を周波数ホッピングパターン
メモリ419から読み出し、そのホッピング周波数系列を周波数指定信号として周波数シ
ンセサイザ415、416に有線にて送出する。そして、周波数シンセサイザ415、4
16は、周波数指定信号で特定される周波数の局部発振信号をそれぞれ生成し、スイッチ
412、413をそれぞれ介して送信部403および受信部410にそれぞれ出力する。
そして、送信部403は、変復調回路402から出力されたベースバンド信号と、周波
数シンセサイザ414から供給された局部発振信号とを混合し、変復調回路402から出
力されたベースバンド信号を搬送波に重畳させることにより、送信データのアップコンバ
ートを行う。そして、変復調回路402から出力されたベースバンド信号が搬送波に重畳
されると、スイッチ405を介して内部無線通信用アンテナ406に送り、内部無線通信
用アンテナ406を介して送出させる。そして、内部無線通信用アンテナ406を介して
送信データが送信されると、その送信データが内部無線通信用アンテナ407を介して受
信される。
そして、内部無線通信用アンテナ407にて受信された受信信号は、スイッチ408を
介して受信部410に送られる。そして、受信部410は、内部無線通信用アンテナ40
7にて受信された受信信号と、周波数シンセサイザ416から供給された局部発振信号と
を混合し、受信信号のダウンコンバートを行う。そして、受信部410から出力された信
号は、変復調回路411に送られ、変復調回路411にて復調処理が行われた後、制御部
422を介して表示処理や記憶処理などの各種処理を施すことができる。
また、誤り率検出回路417は、変復調回路411にて復調処理が行われた信号に基づ
いて受信信号の誤り率を検出し、検出された誤り率をホッピングパターン更新装置418
に出力する。なお、誤り率としては、例えば、BERまたはPERを用いることができる
。また、誤り率の代わりに、RSSIなどの電波の受信品質を用いるようにしてもよい。
そして、周波数ホッピングパターン更新装置418は、誤り率検出回路417から誤り
率を受け取ると、その誤り率に基づいて、周波数ホッピングパターンメモリ419に記憶
されているホッピングパターンを更新する。例えば、周波数ホッピングパターン更新装置
418は、受信信号の誤り率が所定値以上の場合には、現在の通信に使われているホッピ
ング周波数にフラグを立て、そのフラグを周波数ホッピングパターンメモリ419に記憶
することができる。そして、ホッピング制御装置420は、周波数ホッピングパターンメ
モリ419に記憶されているホッピングパターンからホッピング周波数を読み出す場合、
そのホッピング周波数にフラグが立っているかどうかを判断する。そして、フラグが立っ
ているホッピング周波数を飛ばしながら、ホッピングパターンのホッピング周波数系列を
周波数指定信号として周波数シンセサイザ415、416に有線にて送出することができ
る。
一方、第2筐体部K32から第1筐体部K31へのデータ伝送を行う場合、スイッチ4
05、412を受信部404側に切り替えるとともに、スイッチ408、413を送信部
409側に切り替える。そして、制御部422から出力された送信データは変復調回路4
11にてベースバンド信号に変換され、送信部409に送られる。
また、制御部401は、所定の周波数ホッピングシーケンスを特定する情報をホッピン
グ制御装置420に送る。そして、ホッピング制御装置420は、周波数ホッピングシー
ケンスを特定する情報を受け取ると、特定のホッピングパターンを選択する。そして、選
択したホッピングパターンに配列されたホッピング周波数系列を周波数ホッピングパター
ンメモリ419から読み出し、そのホッピング周波数系列を周波数指定信号として周波数
シンセサイザ415、416に有線にて送出する。そして、周波数シンセサイザ415、
416は、周波数指定信号で特定される周波数の局部発振信号をそれぞれ生成し、スイッ
チ412、413をそれぞれ介して送信部409および受信部404にそれぞれ出力する
そして、送信部409は、変復調回路411から出力されたベースバンド信号と、周波
数シンセサイザ416から供給された局部発振信号とを混合し、変復調回路411から出
力されたベースバンド信号を搬送波に重畳させることにより、送信データのアップコンバ
ートを行う。そして、変復調回路411から出力されたベースバンド信号が搬送波に重畳
されると、スイッチ408を介して内部無線通信用アンテナ407に送り、内部無線通信
用アンテナ407を介して送出させる。そして、内部無線通信用アンテナ407を介して
送信データが送信されると、その送信データが内部無線通信用アンテナ406を介して受
信される。
そして、内部無線通信用アンテナ406にて受信された受信信号は、スイッチ405を
介して受信部404に送られる。そして、受信部404は、内部無線通信用アンテナ40
6にて受信された受信信号と、周波数シンセサイザ415から供給された局部発振信号と
を混合し、受信信号のダウンコンバートを行う。そして、受信部404から出力された信
号は、変復調回路402に送られ、変復調回路402にて復調処理が行われた後、制御部
401を介して表示処理や記憶処理などの各種処理を施すことができる。
また、誤り率検出回路414は、変復調回路402にて復調処理が行われた信号に基づ
いて受信信号の誤り率を検出し、検出された誤り率を周波数ホッピングパターン更新装置
418に出力する。そして、周波数ホッピングパターン更新装置418は、誤り率検出回
路414から誤り率を受け取ると、その誤り率に基づいて、周波数ホッピングパターンメ
モリ419に記憶されているホッピングパターンを更新する。そして、ホッピング制御装
置420は、更新されたホッピングパターンをホッピングパターンメモリ419から読み
出し、そのホッピングパターンのホッピング周波数系列を周波数指定信号として周波数シ
ンセサイザ415、416に有線にて送出する。
これにより、周波数ホッピングを行わせるための情報を送信側および受信側の双方で共
有しながら、現在の通信環境に応じて、ホッピング周波数を適応的に変化させることが可
能となる。このため、通信状況が悪い周波数を避けながら、送信側および受信側の双方で
周波数ホッピングを安定して行わせることが可能となり、受信側でホッピングパターンに
正しく同期できないような劣悪な通信環境においても、周波数ホッピング方式による無線
通信の品質の劣化を抑制することが可能となるとともに、通信スループットを向上させる
ことができる。
なお、上述した実施形態では、誤り率検出回路414、417を第1筐体部K31およ
び第2筐体部K32にそれぞれ設ける方法について説明したが、第1筐体部K31側にの
み誤り率検出回路414を設けるようにしてもよい。また、図7の実施形態では、双方向
通信を例にとって説明したが、単方向通信に適用するようにしてもよい。また、過去の通
信に使用されたホッピング周波数とBERなどの情報のログを記憶し、BERが良いホッ
ピング周波数を優先して使用するようにしてもよい。また、BERが良い方のホッピング
周波数から順に一定数の使用可能なホッピング周波数を確保するようにしてもよい。
図8は、図7のホッピングパターン制御部421のその他の構成例を示すブロック図で
ある。
図8において、周波数ホッピングパターン制御部422には、ホッピングパターン生成
回路501およびホッピングパターン決定回路502が設けられている。そして、図7の
ホッピングパターン制御部421を図8のホッピングパターン制御部422に置き換える
ようにしてもよい。
ここで、ホッピングパターン生成回路501は特定のホッピングパターンを生成し、生
成したホッピングパターンを周波数ホッピングパターン決定回路502に出力する。そし
て、周波数ホッピングパターン決定回路502は、誤り率検出回路414、417にて検
出された誤り率に基づいて、ホッピングパターン生成回路501にて生成されたホッピン
グパターンのホッピング周波数を使用するかどうかを決定することができる。
なお、上述した実施形態では、1つの周波数に留まる時間(スロット長)は、予め決め
ておくことができ、この区間は同じ周波数で通信を行うことができる。例えば、Blue
toothでは、1スロットは625usと決められており、TDDによりマスタとスレ
ーブとが決まったスロットで通信を行う。
図9は、本発明の第4実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図である
図9において、第1筐体部K41には、制御部601、周波数ホッピングパターンメモ
リ616、変復調回路602、ホッピング制御装置617、周波数シンセサイザ614、
送信部603、受信部604、内部無線通信用アンテナ606およびスイッチ605、6
12が設けられている。
また、第2筐体部K42には、内部無線通信用アンテナ607、周波数シンセサイザ6
15、送信部609、受信部610、スイッチ608、613、変復調回路611および
制御部618が設けられている。
そして、第1筐体部K41から第2筐体部K42へのデータ伝送を行う場合、スイッチ
605、612を送信部603側に切り替えるとともに、スイッチ608、613を受信
部610側に切り替える。
そして、制御部601は、今回送信される送信データのデータ量に基づいてスロット長
を設定し、そのスロット長に対応したホッピングタイミングをホッピング制御装置617
に送る。そして、ホッピング制御装置617は、周波数ホッピングパターンメモリ616
から特定のホッピングパターンを選択し、制御部601にて指定されたホッピングタイミ
ングに従って、選択したホッピングパターンに含まれるホッピング周波数系列を周波数指
定信号として周波数シンセサイザ614、615に有線にて送出する。そして、周波数シ
ンセサイザ614、615は、周波数指定信号で特定される周波数の局部発振信号をそれ
ぞれ生成し、スイッチ612、613をそれぞれ介して送信部603および受信部610
にそれぞれ出力する。
そして、周波数シンセサイザ614、615は、局部発振信号の周波数が特定の周波数
にロックしたかどうかをそれぞれ検出し、局部発振信号の周波数がロックすると、ロック
検出信号を制御部601にそれぞれ送る。そして、制御部601は、周波数シンセサイザ
614、615からロック検出信号を受け取ると、送信データを変復調回路602に送る
。そして、変復調回路60は送信データをベースバンド信号に変換し、送信部603に送
る。
そして、送信部603は、変復調回路602から出力されたベースバンド信号と、周波
数シンセサイザ614から供給された局部発振信号とを混合し、変復調回路602から出
力されたベースバンド信号を搬送波に重畳させることにより、送信データのアップコンバ
ートを行う。そして、変復調回路602から出力されたベースバンド信号が搬送波に重畳
されると、スイッチ605を介して内部無線通信用アンテナ606に送り、内部無線通信
用アンテナ606を介して送出させる。そして、内部無線通信用アンテナ606を介して
送信データが送信されると、その送信データが内部無線通信用アンテナ607を介して受
信される。
そして、内部無線通信用アンテナ607にて受信された受信信号は、スイッチ608を
介して受信部610に送られる。そして、受信部610は、内部無線通信用アンテナ60
7にて受信された受信信号と、周波数シンセサイザ615から供給された局部発振信号と
を混合し、受信信号のダウンコンバートを行う。そして、受信部610から出力された信
号は、変復調回路611に送られ、変復調回路611にて復調処理が行われた後、制御部
618を介して表示処理や記憶処理などの各種処理を施すことができる。
これにより、周波数ホッピングを行わせるための情報を送信側および受信側の双方で共
有しながら、スロット長を変化させることが可能となる。このため、送信側および受信側
の双方で周波数ホッピングを安定して行わせることを可能としつつ、データ通信を効率よ
く行わせることが可能となり、受信側でホッピングパターンに正しく同期できないような
劣悪な通信環境においても、周波数ホッピング方式による無線通信の品質の劣化を抑制す
ることが可能となるとともに、通信スループットを向上させることができる。
また、データ通信の負荷状況によりスロット長を可変できるため、データ量が多い時は
スロット長を長くするとともに、データ量が少ない時はスロット長を短くすることができ
る。このため、データ量が少ない時にダミーデータを入れて送る必要がなくなり、無駄な
電力消費を防ぐことが可能となる。
一方、第2筐体部K42から第1筐体部K41へのデータ伝送を行う場合、スイッチ6
05、612を受信部604側に切り替えるとともに、スイッチ608、613を送信部
609側に切り替える。そして、制御部618から出力された送信データは変復調回路6
11にてベースバンド信号に変換され、送信部609に送られる。
また、制御部601は、所定の周波数ホッピングシーケンスを特定する情報をホッピン
グ制御装置617に送る。そして、ホッピング制御装置617は、周波数ホッピングシー
ケンスを特定する情報を受け取ると、特定のホッピングパターンを選択する。そして、選
択したホッピングパターンに配列されたホッピング周波数系列を周波数ホッピングパター
ンメモリ616から読み出し、そのホッピング周波数系列を周波数指定信号として周波数
シンセサイザ614、615に有線にて送出する。そして、周波数シンセサイザ614、
615は、周波数指定信号で特定される周波数の局部発振信号をそれぞれ生成し、スイッ
チ612、613をそれぞれ介して送信部609および受信部604にそれぞれ出力する
そして、送信部609は、変復調回路611から出力されたベースバンド信号と、周波
数シンセサイザ615から供給された局部発振信号とを混合し、変復調回路611から出
力されたベースバンド信号を搬送波に重畳させることにより、送信データのアップコンバ
ートを行う。そして、変復調回路611から出力されたベースバンド信号が搬送波に重畳
されると、スイッチ608を介して内部無線通信用アンテナ607に送り、内部無線通信
用アンテナ607を介して送出させる。そして、内部無線通信用アンテナ607を介して
送信データが送信されると、その送信データが内部無線通信用アンテナ606を介して受
信される。
そして、内部無線通信用アンテナ606にて受信された受信信号は、スイッチ605を
介して受信部604に送られる。そして、受信部604は、内部無線通信用アンテナ60
6にて受信された受信信号と、周波数シンセサイザ614から供給された局部発振信号と
を混合し、受信信号のダウンコンバートを行う。そして、受信部604から出力された信
号は、変復調回路602に送られ、変復調回路602にて復調処理が行われた後、制御部
601を介して表示処理や記憶処理などの各種処理を施すことができる。
なお、上述した実施形態では、周波数シンセサイザ614、615から出力されたロッ
ク検出信号を制御部601側にのみ送る方法について説明したが、周波数シンセサイザ6
14、615から出力されたロック検出信号を制御部618にも送り、第2筐体部K42
から第1筐体部K41へのデータ伝送を行う場合においても、スロット長を変えられるよ
うにしてもよい。
また、上述した実施形態では、制御部601は、周波数シンセサイザ614、615か
ら出力されたロック検出信号を受け取ってから、データ送信を開始する方法について説明
したが、予め設定された時間だけ待機した後に、データ送信を開始するようにしてもよい

図10は、図9の無線通信端末の変形例を示すブロック図である。
図10において、受信部604にて受信された受信信号の誤り率を検出する誤り率検出
回路701が設けられている。そして、制御部601は、誤り率検出回路701にて検出
された誤り率に基づいてスロット長を設定することができる。例えば、誤り率検出回路7
01は、特定の周波数の誤り率を監視し、制御部601は、誤り率が悪い時にはすぐに次
の周波数にホッピングするようにホッピング制御装置617に指示することができる。こ
れにより、誤り率の悪い周波数に留まる時間を短くすることができ、通信品質を向上させ
ることができる。その場合、片方向の誤り率のみで判断しても良いし、もう片方の誤り率
を制御部601へフィードバックするように構成してもよい。また、誤り率だけでなく、
RSSIなどの電波の受信品質から判断するようにしてもよい。
図11は、本発明の第5実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図であ
る。
図11において、第1筐体部K51には、制御部801、周波数ホッピングパターンメ
モリ816、変復調回路802、ホッピング制御装置817、受信周波数シンセサイザ8
12、送信周波数シンセサイザ813、送信部803、受信部804および内部無線通信
用アンテナ805、806が設けられている。
また、第2筐体部K52には、内部無線通信用アンテナ807、808、送信部809
、受信部810、送信周波数シンセサイザ814、受信周波数シンセサイザ815、変復
調回路811および制御部818が設けられている。
そして、第1筐体部K51と第2筐体部K52との間で双方向通信を行う場合、制御部
801、818は、送信データを変復調回路802、810にそれぞれ出力する。そして
、制御部801、818から出力された送信データは変復調回路802、810にてそれ
ぞれベースバンド信号に変換され、送信部803、809にそれぞれ送られる。
また、制御部801は、所定の周波数ホッピングシーケンスを特定する情報をホッピン
グ制御装置817に送る。そして、ホッピング制御装置817は、周波数ホッピングシー
ケンスを特定する情報を受け取ると、特定のホッピングパターンを選択する。そして、選
択したホッピングパターンに含まれるホッピング周波数系列を周波数ホッピングパターン
メモリ816から読み出し、そのホッピング周波数系列を周波数指定信号として送信周波
数シンセサイザ813、814および受信周波数シンセサイザ812、815に有線にて
送出する。そして、送信周波数シンセサイザ813、814および受信周波数シンセサイ
ザ812、815は、周波数指定信号で特定される周波数の局部発振信号をそれぞれ生成
し、送信部803、809および受信部804、810にそれぞれ出力する。
そして、送信部803、809は、変復調回路802、811からそれぞれ出力された
ベースバンド信号と、送信周波数シンセサイザ813、814からそれぞれ供給された局
部発振信号とを混合し、変復調回路802、811からそれぞれ出力されたベースバンド
信号を搬送波に重畳させることにより、送信データのアップコンバートを行う。そして、
変復調回路802、811からそれぞれ出力されたベースバンド信号が搬送波に重畳され
ると、内部無線通信用アンテナ806、808をそれぞれ介して送出される。そして、内
部無線通信用アンテナ806、808を介して送信データがそれぞれ送信されると、その
送信データが内部無線通信用アンテナ807、805を介してそれぞれ受信される。
そして、内部無線通信用アンテナ807、805にて受信された受信信号は、受信部8
10、804にそれぞれ送られる。そして、受信部810、804は、内部無線通信用ア
ンテナ807、805にてそれぞれ受信された受信信号と、受信周波数シンセサイザ81
5、812からそれぞれ供給された局部発振信号とを混合し、各受信信号のダウンコンバ
ートを行う。そして、受信部810、804から出力された信号は、変復調回路811、
802にそれぞれ送られ、変復調回路811、802にて復調処理がそれぞれ行われた後
、制御部818、801を介して表示処理や記憶処理などの各種処理を施すことができる
ここで、周波数ホッピングパターンメモリ816には、ホッピング周波数系列における
ホッピング周波数が互いに重ならないように設定されたホッピングパターンを格納するこ
とができる。そして、ホッピング制御装置817は、周波数ホッピングパターンメモリ8
16から読み出した特定のホッピングパターンを送信周波数シンセサイザ813および受
信周波数シンセサイザ815に出力するとともに、送信周波数シンセサイザ813および
受信周波数シンセサイザ815に出力されるホッピングパターンと異なるホッピングパタ
ーンを送信周波数シンセサイザ814および受信周波数シンセサイザ812に出力するこ
とができる。
これにより、送信部803から送信される送信データと送信部809から送信される送
信データとが同一帯域で衝突することを回避させることを可能としつつ、周波数ホッピン
グを行わせるための情報を送信部803、809および受信部804、810の双方で共
有することが可能となる。このため、受信側でホッピングパターンに正しく同期できない
ような劣悪な通信環境においても、周波数ホッピング方式による双方向通信を安定して行
わせることができる。また、初期同期捕捉を行うための機構が不要となることから、無線
受信部の回路構成を簡略化することが可能となるとともに、同期を取る為のプリアンブル
をなくすことで伝送効率を上げることができる。
図12は、図11の無線通信端末の変形例を示すブロック図である。
図12において、ホッピングパターン生成回路901およびホッピングパターン遅延部
902が設けられている。ここで、ホッピングパターン生成回路901は、ホッピング周
波数が互いに重ならないように配列されたホッピング周波数系列からなるホッピングパタ
ーンを生成することができる。また、ホッピングパターン遅延部902は、ホッピングパ
ターンに含まれるホッピング周波数の出力を1スロット分だけ遅延させることができる。
そして、ホッピング制御装置817は、ホッピングパターン生成回路901にて生成さ
れたホッピングパターンを送信周波数シンセサイザ813および受信周波数シンセサイザ
815に出力するとともに、ホッピングパターン生成回路901にて生成されたホッピン
グパターンをホッピングパターン遅延部902を介して送信周波数シンセサイザ814お
よび受信周波数シンセサイザ812に出力することができる。
これにより、回路構成の簡易化を図りつつ、同一のホッピング周波数が送信部803、
809に同時に割り当てられることを防止することができる。このため、送信部803か
ら送信される送信データと送信部809から送信される送信データとが同一帯域で衝突す
ることを回避させることができ、周波数ホッピング方式による双方向通信を安定して行わ
せることができる。
図13は、本発明の第6実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図であ
る。
図13において、第1筐体部K61には、制御部1001、周波数ホッピングパターン
メモリ1012、ホッピング制御装置1013、変調回路1002、周波数シンセサイザ
1014、混合器1003、アンプ1004および内部無線通信用アンテナ1005が設
けられている。
また、第2筐体部K62には、内部無線通信用アンテナ1006、周波数ホッピングパ
ターンメモリ1017、ホッピング制御装置1016、バンドパスフィルタ1007、ロ
ーノイズアンプ1008、周波数シンセサイザ1015、混合器1009、ローパスフィ
ルタ1010、復調回路1011および制御部1018が設けられている。
そして、制御部1001が、送信データを変調回路1002に送ると、変調回路100
2は送信データをベースバンド信号に変換し、混合器1003に出力する。また、制御部
1001は、所定の周波数ホッピングシーケンスを特定する情報をホッピング制御装置1
013に送る。そして、ホッピング制御装置1013は、周波数ホッピングシーケンスを
特定する情報を受け取ると、特定のホッピングパターンを選択する。そして、選択したホ
ッピングパターンに含まれるホッピング周波数系列を周波数ホッピングパターンメモリ1
012から読み出し、そのホッピング周波数系列を周波数指定信号として所定の周期で周
波数シンセサイザ1014に送出する。
また、ホッピング制御装置1013は、周波数ホッピングシーケンスを特定する情報を
制御部1001から受け取ると、特定のホッピングパターンの選択と初期位相の設定を行
うための情報をホッピング制御装置1016に有線にて送る。そして、ホッピング制御装
置1016は、特定のホッピングパターンの選択と初期位相の設定を行うための情報をホ
ッピング制御装置1013から受け取ると、そのホッピングパターンに含まれるホッピン
グ周波数系列を周波数ホッピングパターンメモリ1017から読み出し、そのホッピング
周波数系列を周波数指定信号として所定の周期で周波数シンセサイザ1015に送出する
そして、周波数シンセサイザ1014、1015は、周波数指定信号で特定される周波
数の局部発振信号をそれぞれ生成し、混合器1003、1009にそれぞれ出力する。
そして、混合器1003は、変調回路1002から出力されたベースバンド信号と、周
波数シンセサイザ1014から供給された局部発振信号とを混合し、変調回路1002か
ら出力されたベースバンド信号を搬送波に重畳させることにより、送信データのアップコ
ンバートを行う。そして、変調回路1002から出力されたベースバンド信号が搬送波に
重畳されると、アンプ1004にて増幅された後、内部無線通信用アンテナ1005を介
して送出される。そして、内部無線通信用アンテナ1005を介して送信データが送信さ
れると、その送信データが内部無線通信用アンテナ1006を介して受信される。
そして、内部無線通信用アンテナ1006を介して受信された受信信号は、バンドパス
フィルタ1007にて不要な周波数成分が減衰された後、ローノイズアンプ1008にて
増幅される。そして、ローノイズアンプ1008にて増幅された受信信号は、混合器10
09に送られる。そして、混合器1009は、ローノイズアンプ1008から送られた受
信信号と、周波数シンセサイザ1015から供給された局部発振信号とを混合し、受信信
号のダウンコンバートを行う。
そして、混合器1009から出力された信号は、ローパスフィルタ1010にて不要な
高周波成分が減衰された後、復調回路1011に送られる。そして、復調回路1011に
て復調処理が行われた後、制御部1018を介して表示処理や記憶処理などの各種処理を
施すことができる。
これにより、送信側および受信側のホッピング制御を個別に行わせることが可能となる
とともに、ホッピングパターンの選択と初期位相の設定を通信開始時に行うことで、送信
側および受信側の周波数ホッピングシーケンスを一致させることができる。このため、ホ
ッピング制御装置1013、1016間での有線での情報のやり取りをホッピングタイミ
ングごとに行うことなく、送信側および受信側の双方で周波数ホッピングを安定して行わ
せることが可能となり、高速ホッピングに対応しつつ、周波数ホッピング方式による無線
通信の品質の劣化を抑制することが可能となる。
また、初期同期捕捉を行うための機構が不要となることから、無線受信部の回路構成を
簡略化することが可能となるとともに、同期を取る為のプリアンブルをなくすことで伝送
効率を上げることができる。特に、高速ホッピング方式を用いた場合においても、相関を
取る時間が不要となるとともに、複数の相関をとるための回路が不要となることから、受
信機の回路構成の簡略化を図ることが可能となるとともに、伝送効率を劣化させることな
く、マルチパスフェ−ジングなどの周波数選択性フェ−ジングに対して良好な特性を得る
ことができる。
なお、上述した実施形態では、単方向通信を例にとって説明したが、双方向通信に適用
するようにしてもよい。
図14は、本発明の第7実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図であ
る。
図14において、第1筐体部K71には、制御部1101、ホッピング制御装置111
4、変調回路1102、周波数シンセサイザ1112、混合器1103、アンプ1104
および内部無線通信用アンテナ1105が設けられている。
また、第2筐体部K72には、内部無線通信用アンテナ1106、ホッピング制御装置
1115、バンドパスフィルタ1107、ローノイズアンプ1108、周波数シンセサイ
ザ1113、混合器1109、ローパスフィルタ1110、復調回路1111および制御
部1116が設けられている。ここで、ホッピング制御装置1114、1115は、互い
に共通なホッピング周波数系列を持つホッピングパターンを生成することができる。
そして、制御部1101が、送信データを変調回路1102に送ると、変調回路110
2は送信データをベースバンド信号に変換し、混合器1103に出力する。また、制御部
1101は、周波数ホッピングの初期位相を決定するリセット信号をホッピング制御装置
1114に送る。そして、ホッピング制御装置1114は、リセット信号を受け取ると、
特定のホッピングパターンを生成し、そのホッピングパターンに含まれるホッピング周波
数系列を周波数指定信号として所定の周期で周波数シンセサイザ1112に送出する。
また、ホッピング制御装置1114は、周波数ホッピングの初期位相を決定するリセッ
ト信号を制御部1101から受け取ると、その信号をホッピング制御装置1115に有線
にて送る。そして、ホッピング制御装置1115は、ホッピング制御装置1114からリ
セット信号を受け取ると、ホッピング制御装置1114にて生成されるホッピングパター
ンと同一のホッピングパターンを生成しながら、そのホッピングパターンに含まれるホッ
ピング周波数系列を周波数指定信号として所定の周期で周波数シンセサイザ1113に送
出する。
そして、周波数シンセサイザ1112、1113は、周波数指定信号で特定される周波
数の局部発振信号をそれぞれ生成し、混合器1103、1109にそれぞれ出力する。
そして、混合器1103は、変調回路1102から出力されたベースバンド信号と、周
波数シンセサイザ1112から供給された局部発振信号とを混合し、変調回路1102か
ら出力されたベースバンド信号を搬送波に重畳させることにより、送信データのアップコ
ンバートを行う。そして、変調回路1102から出力されたベースバンド信号が搬送波に
重畳されると、アンプ1104にて増幅された後、内部無線通信用アンテナ1105を介
して送出される。そして、内部無線通信用アンテナ1105を介して送信データが送信さ
れると、その送信データが内部無線通信用アンテナ1106を介して受信される。
そして、内部無線通信用アンテナ1106を介して受信された受信信号は、バンドパス
フィルタ1107にて不要な周波数成分が減衰された後、ローノイズアンプ1108にて
増幅される。そして、ローノイズアンプ1108にて増幅された受信信号は、混合器11
09に送られる。そして、混合器1109は、ローノイズアンプ1108から送られた受
信信号と、周波数シンセサイザ1113から供給された局部発振信号とを混合し、受信信
号のダウンコンバートを行う。
そして、混合器1109から出力された信号は、ローパスフィルタ1110にて不要な
高周波成分が減衰された後、復調回路1111に送られる。そして、復調回路1111に
て復調処理が行われた後、制御部1116を介して表示処理や記憶処理などの各種処理を
施すことができる。
これにより、送信側および受信側のホッピング制御を個別に行わせることが可能となる
とともに、通信開始時にリセット信号を有線にて送出することで、送信側および受信側の
周波数ホッピングシーケンスの位相を一致させることができる。このため、ホッピング制
御装置1114、1115間での有線での情報のやり取りをホッピングタイミングごとに
行うことなく、送信側および受信側の双方で周波数ホッピングを安定して行わせることが
可能となり、高速ホッピングに対応しつつ、周波数ホッピング方式による無線通信の品質
の劣化を抑制することが可能となる。
また、初期同期捕捉を行うための機構が不要となることから、無線受信部の回路構成を
簡略化することが可能となるとともに、同期を取る為のプリアンブルをなくすことで伝送
効率を上げることができる。特に、高速ホッピング方式を用いた場合においても、相関を
取る時間が不要となるとともに、複数の相関をとるための回路が不要となることから、受
信機の回路構成の簡略化を図ることが可能となるとともに、伝送効率を劣化させることな
く、マルチパスフェ−ジングなどの周波数選択性フェ−ジングに対して良好な特性を得る
ことができる。
図15は、本発明の第8実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図であ
る。
図15において、第1筐体部K111には、第1筐体部K111と第2筐体部K112
との間の通信処理全体を制御する制御部1201、周波数ホッピングパターンを記憶する
周波数ホッピングパターンメモリ1212、制御部1201からの制御に従って周波数を
ホッピングさせながら局部発振信号をPLL(Phase Locked Loop)回
路1214、1215に有線にて送出する局部発振器1213、送信データをベースバン
ド信号に変換する変調回路1202、局部発振器1213から有線にて送られた局部発振
信号を逓倍することにより、キャリア信号を生成するPLL回路1214、変調回路12
02から出力されたベースバンド信号にPLL回路1214から出力されたキャリア信号
を混合する混合器1203、混合器1203から出力された信号を増幅するアンプ120
4および内部無線通信用電波の送信を第1筐体部K111側で行う内部無線通信用アンテ
ナ1205が設けられている。
また、第2筐体部K112には、内部無線通信用電波の受信を第2筐体部K112側で
行う内部無線通信用アンテナ1206、内部無線通信用アンテナ1206にて受信された
受信信号に含まれる不要な周波数成分を減衰させるバンドパスフィルタ1207、バンド
パスフィルタ1207から出力された受信信号を増幅するローノイズアンプ1208、局
部発振器1213から有線にて送られた局部発振信号を逓倍することにより、検波信号を
生成するPLL回路1215、ローノイズアンプ1208から出力された受信信号にPL
L回路1215から出力された検波信号を混合する混合器1209、混合器1209から
の出力信号に含まれる不要な高周波成分を減衰させるローパスフィルタ1210、ローパ
スフィルタ1210から出力された受信信号の復調処理を行う復調回路1211および復
調回路1211から出力された信号の処理を行う制御部1216が設けられている。なお
、周波数ホッピングパターンとしては、図5と同様の構成を用いることができる。
そして、制御部1201が、送信データを変調回路1202に送ると、変調回路120
2は送信データをベースバンド信号に変換し、混合器1203に出力する。また、制御部
1201は、図5のホッピングパターンP1〜PNの中から1つのホッピングパターンを
選択し、選択したホッピングパターンに含まれるホッピング周波数系列を周波数ホッピン
グパターンメモリ1212から読み出し、そのホッピング周波数系列を周波数指定信号と
して所定の周期で局部発振器1213に送出する。そして、局部発振器1213は、周波
数指定信号で特定される周波数の局部発振信号を生成し、PLL回路1214、1215
に有線にて送出する。そして、PLL回路1214、1215は、局部発振器1213か
ら局部発振信号をそれぞれ受け取ると、局部発振信号をそれぞれ逓倍し、混合器1203
、1209にそれぞれ出力する。
そして、混合器1203は、変調回路1202から出力されたベースバンド信号と、P
LL回路1214から供給された信号とを混合し、変調回路1202から出力されたベー
スバンド信号を搬送波に重畳させることにより、送信データのアップコンバートを行う。
そして、変調回路1202から出力されたベースバンド信号が搬送波に重畳されると、ア
ンプ1204にて増幅された後、内部無線通信用アンテナ1205を介して送出される。
そして、内部無線通信用アンテナ1205を介して送信データが送信されると、その送信
データが内部無線通信用アンテナ1206を介して受信される。
そして、内部無線通信用アンテナ1206を介して受信された受信信号は、バンドパス
フィルタ1207にて不要な周波数成分が減衰された後、ローノイズアンプ1208にて
増幅される。そして、ローノイズアンプ1208にて増幅された受信信号は、混合器12
09に送られる。そして、混合器1209は、ローノイズアンプ1208から送られた受
信信号と、PLL回路1215から供給された信号とを混合し、受信信号のダウンコンバ
ートを行う。
そして、混合器1209から出力された信号は、ローパスフィルタ1210にて不要な
高周波成分が減衰された後、復調回路1211に送られる。そして、復調回路1211に
て復調処理が行われた後、制御部1216を介して表示処理や記憶処理などの各種処理を
施すことができる。
ここで、ホッピングにより周波数が変化する局部発振信号をPLL回路1214、12
15に有線にて送出することにより、同一の局部発振器1213にて生成された局部発振
信号を第1筐体部K111と第2筐体部K112との双方で共有することが可能となる。
このため、第1筐体部K111と第2筐体部K112との間で完全に同期した局部発振信
号を用いることが可能となり、局部発振器1213の出力に周波数誤差がある場合におい
ても、良好な受信性能を得ることができる。また、周波数ホッピングを行わせるための情
報を無線で送る必要がなくなり、受信側でホッピングパターンに正しく同期できないよう
な劣悪な通信環境においても、送信側および受信側の双方で周波数ホッピングを安定して
行わせることが可能となる。
また、受信信号からホッピングパターンを受信側で推定する必要がなくなることから、
初期同期捕捉を行う必要がなくなり、受信回路の構成を簡略化することができる。さらに
、同期時間はPLL回路1214、1215のセントリングタイムだけでよく、同期を取
るためだけに必要となるプリアンブル信号の出力が不要となることから、通信スループッ
トを向上させることができる。
なお、上述した実施形態では、周波数ホッピングパターンメモリ1212および局部発
振器1213を第1筐体部K111に設ける方法について説明したが、周波数ホッピング
パターンメモリ1212および局部発振器1213を第2筐体部K112に設けるように
してもよい。また、制御部1201がホッピングパターンP1〜PNを取得できるように
するため、周波数ホッピングパターンメモリ1212を設ける方法について説明したが、
特定のホッピングパターンを生成するホッピングパターン生成回路を設けるようにしても
よい。また、局部発振器1213は一定の周期で周波数ホッピングを行わせる方法につい
て説明したが、周波数ホッピングをランダムに行わせるようにしてもよい。
図16は、本発明の第9実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図であ
る。
図16において、第1筐体部K121には、第1筐体部K121と第2筐体部K122
との間の通信処理全体を制御する制御部1301、周波数ホッピングパターンを記憶する
周波数ホッピングパターンメモリ1316、制御部1301からの制御に従って周波数を
ホッピングさせながら局部発振信号をPLL回路1314、1315に有線にて送出する
局部発振器1317、送信データをベースバンド信号に変換したり、受信信号の復調処理
を行ったりする変復調回路1302、局部発振器1317から有線にて送られた局部発振
信号を逓倍することにより、キャリア信号を生成するPLL回路1314、内部無線通信
用アンテナ1306を介して行われる無線送信の制御を司る送信部1303、内部無線通
信用アンテナ1306を介して行われる無線受信の制御を司る受信部1304、内部無線
通信用電波の送受信を第1筐体部K121側で行う内部無線通信用アンテナ1306、内
部無線通信用アンテナ1306への切り替えを送信部1303と受信部1304との間で
行うスイッチ1305およびPLL回路1314への切り替えを送信部1303と受信部
1304との間で行うスイッチ1312が設けられている。
また、第2筐体部K122には、内部無線通信用電波の送受信を第2筐体部K122側
で行う内部無線通信用アンテナ1307、局部発振器1317から有線にて送られた局部
発振信号を逓倍することにより、検波信号を生成するPLL回路1315、内部無線通信
用アンテナ1307を介して行われる無線送信の制御を司る送信部1309、内部無線通
信用アンテナ1307を介して行われる無線受信の制御を司る受信部1310、内部無線
通信用アンテナ1307への切り替えを送信部1309と受信部1310との間で行うス
イッチ1308およびPLL回路1315への切り替えを送信部1309と受信部131
0との間で行うスイッチ1313、送信データをベースバンド信号に変換したり、受信信
号の復調処理を行ったりする変復調回路1311および変復調回路1311から出力され
た信号の処理を行う制御部1318が設けられている。
そして、第1筐体部K121から第2筐体部K122へのデータ伝送を行う場合、スイ
ッチ1305、1312を送信部1303側に切り替えるとともに、スイッチ1308、
1313を受信部1310側に切り替える。そして、制御部1301から出力された送信
データは変復調回路1302にてベースバンド信号に変換され、送信部1303に送られ
る。
また、制御部1301は、ホッピングパターンに含まれるホッピング周波数系列を周波
数ホッピングパターンメモリ1316から読み出し、そのホッピング周波数系列を周波数
指定信号として所定の周期で局部発振器1317に送出する。そして、局部発振器131
7は、周波数指定信号で特定される周波数の局部発振信号を生成し、PLL回路1314
、1315に有線にて送出する。そして、PLL回路1314、1315は、局部発振器
1317から局部発振信号をそれぞれ受け取ると、局部発振信号をそれぞれ逓倍し、スイ
ッチ1312、1313をそれぞれ介して送信部1303および受信部1310にそれぞ
れ出力する。
そして、送信部1303は、変復調回路1302から出力されたベースバンド信号と、
PLL回路1314から供給されたキャリア信号とを混合し、変復調回路1302から出
力されたベースバンド信号を搬送波に重畳させることにより、送信データのアップコンバ
ートを行う。そして、変復調回路1302から出力されたベースバンド信号が搬送波に重
畳されると、スイッチ1305を介して内部無線通信用アンテナ1306に送り、内部無
線通信用アンテナ1306を介して送出させる。そして、内部無線通信用アンテナ130
6を介して送信データが送信されると、その送信データが内部無線通信用アンテナ130
7を介して受信される。
そして、内部無線通信用アンテナ1307にて受信された受信信号は、スイッチ130
8を介して受信部1310に送られる。そして、受信部1310は、内部無線通信用アン
テナ1307にて受信された受信信号と、PLL回路1315から供給された検波信号と
を混合し、受信信号のダウンコンバートを行う。そして、受信部1310から出力された
信号は、変復調回路1311に送られ、変復調回路1311にて復調処理が行われた後、
制御部1318を介して表示処理や記憶処理などの各種処理を施すことができる。
一方、第2筐体部K122から第1筐体部K121へのデータ伝送を行う場合、スイッ
チ1305、1312を受信部1304側に切り替えるとともに、スイッチ1308、1
313を送信部1309側に切り替える。そして、制御部1318から出力された送信デ
ータは変復調回路1311にてベースバンド信号に変換され、送信部1309に送られる
また、制御部1301は、ホッピングパターンに含まれるホッピング周波数系列を周波
数ホッピングパターンメモリ1316から読み出し、そのホッピング周波数系列を周波数
指定信号として所定の周期で局部発振器1317に送出する。そして、局部発振器131
7は、周波数指定信号で特定される周波数の局部発振信号を生成し、PLL回路1314
、1315に有線にて送出する。そして、PLL回路1314、1315は、局部発振器
1317から局部発振信号をそれぞれ受け取ると、局部発振信号をそれぞれ逓倍し、スイ
ッチ1312、1313をそれぞれ介して送信部1309および受信部1304にそれぞ
れ出力する。
そして、送信部1309は、変復調回路1311から出力されたベースバンド信号と、
PLL回路1315から供給されたキャリア信号とを混合し、変復調回路1311から出
力されたベースバンド信号を搬送波に重畳させることにより、送信データのアップコンバ
ートを行う。そして、変復調回路1311から出力されたベースバンド信号が搬送波に重
畳されると、スイッチ1308を介して内部無線通信用アンテナ1307に送り、内部無
線通信用アンテナ1307を介して送出させる。そして、内部無線通信用アンテナ130
7を介して送信データが送信されると、その送信データが内部無線通信用アンテナ130
6を介して受信される。
そして、内部無線通信用アンテナ1306にて受信された受信信号は、スイッチ130
5を介して受信部1304に送られる。そして、受信部1304は、内部無線通信用アン
テナ1306にて受信された受信信号と、PLL回路1314から供給された検波信号と
を混合し、受信信号のダウンコンバートを行う。そして、受信部1304から出力された
信号は、変復調回路1302に送られ、変復調回路1302にて復調処理が行われた後、
制御部1301を介して表示処理や記憶処理などの各種処理を施すことができる。
これにより、送信部1303、1309を第1筐体部K121および第2筐体部K12
2にそれぞれ設けるとともに、受信部1304、1310を第1筐体部K121および第
2筐体部K122にそれぞれ設けた場合においても、PLL回路1314、1315で局
部発振器1317を共有することが可能となる。このため、受信側でホッピングパターン
に正しく同期できないような劣悪な通信環境においても、第1筐体部K121と第2筐体
部K122との間で双方向通信を行うことを可能としつつ、送信側および受信側の双方で
周波数ホッピングを安定して行わせることが可能となる。
図17は、本発明の第10実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図で
ある。
図17において、第1筐体部K131には、制御部1401、変復調回路1402、局
部発振器1420、PLL回路1415、送信部1403、受信部1404、内部無線通
信用アンテナ1406、スイッチ1405、1412、受信部1404にて受信された受
信信号の誤り率を検出する誤り率検出回路1414およびホッピングパターン制御部14
21が設けられている。ここで、ホッピングパターン制御部1421には、誤り率検出回
路414にて検出された誤り率に基づいてホッピングパターンを更新する周波数ホッピン
グパターン更新装置1418および周波数ホッピングパターンメモリ1419が設けられ
ている。
また、第2筐体部K132には、内部無線通信用アンテナ1407、PLL回路141
6、送信部1409、受信部1410、スイッチ1408、1413、受信部1410に
て受信された受信信号の誤り率を検出する誤り率検出回路1417、変復調回路1411
および制御部1422が設けられている。ここで、局部発振器1420は、PLL回路1
415、1416の双方と有線にて接続されている。
そして、第1筐体部K131から第2筐体部K132へのデータ伝送を行う場合、スイ
ッチ1405、1412を送信部1403側に切り替えるとともに、スイッチ1408、
1413を受信部1410側に切り替える。そして、制御部1401から出力された送信
データは変復調回路1402にてベースバンド信号に変換され、送信部1403に送られ
る。
また、制御部1401は、ホッピングパターンに含まれるホッピング周波数系列を周波
数ホッピングパターンメモリ1419から読み出し、そのホッピング周波数系列を周波数
指定信号として所定の周期で局部発振器1420に送出する。そして、局部発振器142
0は、周波数指定信号で特定される周波数の局部発振信号を生成し、PLL回路1415
、1416に有線にて送出する。そして、PLL回路1415、1416は、局部発振器
1420から局部発振信号をそれぞれ受け取ると、局部発振信号をそれぞれ逓倍し、スイ
ッチ1412、1413をそれぞれ介して送信部1403および受信部1410にそれぞ
れ出力する。
そして、送信部1403は、変復調回路1402から出力されたベースバンド信号と、
PLL回路1415から供給されたキャリア信号とを混合し、変復調回路1402から出
力されたベースバンド信号を搬送波に重畳させることにより、送信データのアップコンバ
ートを行う。そして、変復調回路1402から出力されたベースバンド信号が搬送波に重
畳されると、スイッチ1405を介して内部無線通信用アンテナ1406に送り、内部無
線通信用アンテナ1406を介して送出させる。そして、内部無線通信用アンテナ140
6を介して送信データが送信されると、その送信データが内部無線通信用アンテナ140
7を介して受信される。
そして、内部無線通信用アンテナ1407にて受信された受信信号は、スイッチ140
8を介して受信部1410に送られる。そして、受信部1410は、内部無線通信用アン
テナ1407にて受信された受信信号と、PLL回路1416から供給された検波信号と
を混合し、受信信号のダウンコンバートを行う。そして、受信部1410から出力された
信号は、変復調回路1411に送られ、変復調回路1411にて復調処理が行われた後、
制御部1422を介して表示処理や記憶処理などの各種処理を施すことができる。
また、誤り率検出回路1417は、変復調回路1411にて復調処理が行われた信号に
基づいて受信信号の誤り率を検出し、検出された誤り率を周波数ホッピングパターン更新
装置1418に出力する。なお、誤り率としては、例えば、BERまたはPERを用いる
ことができる。また、誤り率の代わりに、RSSIなどの電波の受信品質を用いるように
してもよい。
そして、周波数ホッピングパターン更新装置1418は、誤り率検出回路1417から
誤り率を受け取ると、その誤り率に基づいて、周波数ホッピングパターンメモリ1419
に記憶されているホッピングパターンを更新する。例えば、周波数ホッピングパターン更
新装置1418は、受信信号の誤り率が所定値以上の場合には、現在の通信に使われてい
るホッピング周波数にフラグを立て、そのフラグを周波数ホッピングパターンメモリ14
19に記憶することができる。そして、制御部401は、周波数ホッピングパターンメモ
リ1419に記憶されているホッピングパターンからホッピング周波数を読み出す場合、
そのホッピング周波数にフラグが立っているかどうかを判断する。そして、フラグが立っ
ているホッピング周波数を飛ばしながら、ホッピングパターンのホッピング周波数系列を
周波数指定信号として局部発振器1420に送出することができる。
一方、第2筐体部K132から第1筐体部K131へのデータ伝送を行う場合、スイッ
チ1405、1412を受信部1404側に切り替えるとともに、スイッチ1408、1
413を送信部1409側に切り替える。そして、制御部1422から出力された送信デ
ータは変復調回路1411にてベースバンド信号に変換され、送信部1409に送られる
また、制御部1401は、ホッピングパターンに含まれるホッピング周波数系列を周波
数ホッピングパターンメモリ1419から読み出し、そのホッピング周波数系列を周波数
指定信号として所定の周期で局部発振器1420に送出する。そして、局部発振器142
0は、周波数指定信号で特定される周波数の局部発振信号を生成し、PLL回路1415
、1416に有線にて送出する。そして、PLL回路1415、1416は、局部発振器
1420から局部発振信号をそれぞれ受け取ると、局部発振信号をそれぞれ逓倍し、スイ
ッチ1412、1413をそれぞれ介して送信部1409および受信部1404にそれぞ
れ出力する。
そして、送信部1409は、変復調回路1411から出力されたベースバンド信号と、
PLL回路1416から供給された局部発振信号とを混合し、変復調回路1411から出
力されたベースバンド信号を搬送波に重畳させることにより、送信データのアップコンバ
ートを行う。そして、変復調回路1411から出力されたベースバンド信号が搬送波に重
畳されると、スイッチ1408を介して内部無線通信用アンテナ1407に送り、内部無
線通信用アンテナ1407を介して送出させる。そして、内部無線通信用アンテナ140
7を介して送信データが送信されると、その送信データが内部無線通信用アンテナ140
6を介して受信される。
そして、内部無線通信用アンテナ1406にて受信された受信信号は、スイッチ140
5を介して受信部1404に送られる。そして、受信部1404は、内部無線通信用アン
テナ1406にて受信された受信信号と、PLL回路1415から供給された局部発振信
号とを混合し、受信信号のダウンコンバートを行う。そして、受信部1404から出力さ
れた信号は、変復調回路1402に送られ、変復調回路1402にて復調処理が行われた
後、制御部1401を介して表示処理や記憶処理などの各種処理を施すことができる。
また、誤り率検出回路1414は、変復調回路1402にて復調処理が行われた信号に
基づいて受信信号の誤り率を検出し、検出された誤り率を周波数ホッピングパターン更新
装置1418に出力する。そして、周波数ホッピングパターン更新装置1418は、誤り
率検出回路1414から誤り率を受け取ると、その誤り率に基づいて、周波数ホッピング
パターンメモリ1419に記憶されているホッピングパターンを更新する。そして、制御
部1401は、更新されたホッピングパターンを周波数ホッピングパターンメモリ141
9から読み出し、そのホッピングパターンのホッピング周波数系列を周波数指定信号とし
て局部発振器1420に有線にて送出する。
これにより、ホッピングにて周波数が変化する局部発振信号を送信側および受信側の双
方で共有しながら、現在の通信環境に応じて、ホッピング周波数を適応的に変化させるこ
とが可能となる。このため、通信状況が悪い周波数を避けながら、送信側および受信側の
双方で周波数ホッピングを安定して行わせることが可能となり、受信側でホッピングパタ
ーンに正しく同期できないような劣悪な通信環境においても、周波数ホッピング方式によ
る無線通信の品質の劣化を抑制することが可能となるとともに、通信スループットを向上
させることができる。
なお、上述した実施形態では、誤り率検出回路1414、1417を第1筐体部K13
1および第2筐体部K132にそれぞれ設ける方法について説明したが、第1筐体部K1
31側にのみ誤り率検出回路1414を設けるようにしてもよい。また、図17の実施形
態では、双方向通信を例にとって説明したが、単方向通信に適用するようにしてもよい。
また、過去の通信に使用されたホッピング周波数とBERなどの情報のログを記憶し、B
ERが良いホッピング周波数を優先して使用するようにしてもよい。また、BERが良い
方のホッピング周波数から順に一定数の使用可能なホッピング周波数を確保するようにし
てもよい。
図18は、図17のホッピングパターン制御部1421のその他の構成例を示すブロッ
ク図である。
図18において、ホッピングパターン制御部1422には、ホッピングパターン生成回
路1501および周波数ホッピングパターン決定回路1502が設けられている。そして
、図17のホッピングパターン制御部1421を図18のホッピングパターン制御部14
22に置き換えるようにしてもよい。
ここで、ホッピングパターン生成回路1501は特定のホッピングパターンを生成し、
生成したホッピングパターンを周波数ホッピングパターン決定回路1502に出力する。
そして、周波数ホッピングパターン決定回路1502は、誤り率検出回路1414、14
17にて検出された誤り率に基づいて、ホッピングパターン生成回路1501にて生成さ
れたホッピングパターンのホッピング周波数を使用するかどうかを決定することができる
なお、上述した実施形態では、1つの周波数に留まる時間(スロット長)は、予め決め
ておくことができ、この区間は同じ周波数で通信を行うことができる。例えば、Blue
toothでは、1スロットは625usと決められており、TDDによりマスタとスレ
ーブとが決まったスロットで通信を行う。
図19は、本発明の第11実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図で
ある。
図19において、第1筐体部K141には、制御部1601、周波数ホッピングパター
ンメモリ1616、変復調回路1602、局部発振器1617、PLL回路1614、送
信部1603、受信部1604、内部無線通信用アンテナ1606およびスイッチ160
5、1612が設けられている。また、第2筐体部K142には、内部無線通信用アンテ
ナ1607、PLL回路1615、送信部1609、受信部1610、スイッチ1608
、1613、変復調回路1611および制御部1618が設けられている。ここで、局部
発振器1617は、PLL回路1614、1615の双方と有線にて接続されている。
そして、第1筐体部K141から第2筐体部K142へのデータ伝送を行う場合、スイ
ッチ1605、1612を送信部1603側に切り替えるとともに、スイッチ1608、
1613を受信部1610側に切り替える。
そして、制御部1601は、今回送信される送信データのデータ量に基づいてスロット
長を設定し、そのスロット長に対応したホッピングタイミングを設定する。そして、制御
部1601は、ホッピングパターンに含まれるホッピング周波数系列を周波数ホッピング
パターンメモリ1616から読み出し、そのホッピング周波数系列を周波数指定信号とし
て局部発振器1617に送出する。そして、局部発振器1617は、周波数指定信号で特
定される周波数の局部発振信号を生成し、PLL回路1614、1615に有線にて送出
する。そして、PLL回路1614、1615は、局部発振器1617から局部発振信号
をそれぞれ受け取ると、局部発振信号をそれぞれ逓倍し、スイッチ1612、1613を
それぞれ介して送信部1603および受信部1610にそれぞれ出力する。
そして、PLL回路1614、1615は、キャリア信号の周波数が特定の周波数にロ
ックしたかどうかをそれぞれ検出し、キャリア信号の周波数がロックすると、ロック検出
信号を制御部1601にそれぞれ送る。そして、制御部1601は、PLL回路1614
、1615からロック検出信号を受け取ると、送信データを変復調回路1602に送る。
そして、変復調回路1602は送信データをベースバンド信号に変換し、送信部1603
に送る。
そして、送信部1603は、変復調回路1602から出力されたベースバンド信号と、
PLL回路1614から供給されたキャリア信号とを混合し、変復調回路1602から出
力されたベースバンド信号を搬送波に重畳させることにより、送信データのアップコンバ
ートを行う。そして、変復調回路1602から出力されたベースバンド信号が搬送波に重
畳されると、スイッチ1605を介して内部無線通信用アンテナ1606に送り、内部無
線通信用アンテナ1606を介して送出させる。そして、内部無線通信用アンテナ160
6を介して送信データが送信されると、その送信データが内部無線通信用アンテナ160
7を介して受信される。
そして、内部無線通信用アンテナ1607にて受信された受信信号は、スイッチ160
8を介して受信部1610に送られる。そして、受信部1610は、内部無線通信用アン
テナ1607にて受信された受信信号と、PLL回路1615から供給された検波信号と
を混合し、受信信号のダウンコンバートを行う。そして、受信部1610から出力された
信号は、変復調回路1611に送られ、変復調回路1611にて復調処理が行われた後、
制御部1618を介して表示処理や記憶処理などの各種処理を施すことができる。
これにより、ホッピングにて周波数が変化する局部発振信号を送信側および受信側の双
方で共有しながら、スロット長を変化させることが可能となる。このため、送信側および
受信側の双方で周波数ホッピングを安定して行わせることを可能としつつ、データ通信を
効率よく行わせることが可能となり、受信側でホッピングパターンに正しく同期できない
ような劣悪な通信環境においても、周波数ホッピング方式による無線通信の品質の劣化を
抑制することが可能となるとともに、通信スループットを向上させることができる。
また、データ通信の負荷状況によりスロット長を可変できるため、データ量が多い時は
スロット長を長くするとともに、データ量が少ない時はスロット長を短くすることができ
る。このため、データ量が少ない時にダミーデータを入れて送る必要がなくなり、無駄な
電力消費を防ぐことが可能となる。
一方、第2筐体部K142から第1筐体部K141へのデータ伝送を行う場合、スイッ
チ1605、1612を受信部1604側に切り替えるとともに、スイッチ1608、1
613を送信部1609側に切り替える。そして、制御部1618から出力された送信デ
ータは変復調回路1611にてベースバンド信号に変換され、送信部1609に送られる
また、制御部1601は、ホッピングパターンに含まれるホッピング周波数系列を周波
数ホッピングパターンメモリ1616から読み出し、そのホッピング周波数系列を周波数
指定信号として所定の周期で局部発振器1617に送出する。そして、局部発振器161
7は、周波数指定信号で特定される周波数の局部発振信号を生成し、PLL回路1614
、1615に有線にて送出する。そして、PLL回路1614、1615は、局部発振器
1617から局部発振信号をそれぞれ受け取ると、局部発振信号をそれぞれ逓倍し、スイ
ッチ1612、1613をそれぞれ介して送信部1609および受信部1604にそれぞ
れ出力する。
そして、送信部1609は、変復調回路1611から出力されたベースバンド信号と、
PLL回路1615から供給されたキャリア信号とを混合し、変復調回路1611から出
力されたベースバンド信号を搬送波に重畳させることにより、送信データのアップコンバ
ートを行う。そして、変復調回路1611から出力されたベースバンド信号が搬送波に重
畳されると、スイッチ1608を介して内部無線通信用アンテナ1607に送り、内部無
線通信用アンテナ1607を介して送出させる。そして、内部無線通信用アンテナ160
7を介して送信データが送信されると、その送信データが内部無線通信用アンテナ160
6を介して受信される。
そして、内部無線通信用アンテナ1606にて受信された受信信号は、スイッチ160
5を介して受信部1604に送られる。そして、受信部1604は、内部無線通信用アン
テナ1606にて受信された受信信号と、PLL回路1614から供給された検波信号と
を混合し、受信信号のダウンコンバートを行う。そして、受信部1604から出力された
信号は、変復調回路1602に送られ、変復調回路1602にて復調処理が行われた後、
制御部1601を介して表示処理や記憶処理などの各種処理を施すことができる。
なお、上述した実施形態では、PLL回路1614、1615から出力されたロック検
出信号を制御部1601側にのみ送る方法について説明したが、PLL回路1614、1
615から出力されたロック検出信号を制御部1618にも送り、第2筐体部K142か
ら第1筐体部K141へのデータ伝送を行う場合においても、スロット長を変えられるよ
うにしてもよい。
また、上述した実施形態では、制御部1601は、PLL回路1614、1615から
出力されたロック検出信号を受け取ってから、データ送信を開始する方法について説明し
たが、予め設定された時間だけ待機した後に、データ送信を開始するようにしてもよい。
図20は、図19の無線通信端末の変形例を示すブロック図である。
図20において、受信部1604にて受信された受信信号の誤り率を検出する誤り率検
出回路1701が設けられている。そして、図19の制御部1601は、誤り率検出回路
1701にて検出された誤り率に基づいてスロット長を設定することができる。例えば、
誤り率検出回路1701は、特定の周波数の誤り率を監視し、制御部1601は、誤り率
が悪い時にはすぐに次の周波数にホッピングするように局部発振器1617に指示するこ
とができる。これにより、誤り率の悪い周波数に留まる時間を短くすることができ、通信
品質を向上させることができる。その場合、片方向の誤り率のみで判断しても良いし、も
う片方の誤り率を制御部1601へフィードバックするように構成してもよい。また、誤
り率だけでなく、RSSIなどの電波の受信品質から判断するようにしてもよい。
図21は、本発明の第12実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図で
ある。
図21において、第1筐体部K151には、制御部1801、周波数ホッピングパター
ンメモリ1816、変復調回路1802、局部発振器1817a、1817b、PLL回
路1812、1813、送信部1803、受信部1804および内部無線通信用アンテナ
1805、1806が設けられている。また、第2筐体部K152には、内部無線通信用
アンテナ1807、1808、送信部1809、受信部1810、PLL回路1814、
1815、変復調回路1811および制御部1818が設けられている。ここで、局部発
振器1817aは、PLL回路1813、1815の双方と有線にて接続され、局部発振
器1817bは、PLL回路1812、1814の双方と有線にて接続されている。
そして、第1筐体部K151と第2筐体部K152との間で双方向通信を行う場合、制
御部1801、1818は、送信データを変復調回路1802、1811にそれぞれ出力
する。そして、制御部1801、1818から出力された送信データは変復調回路180
2、1811にてそれぞれベースバンド信号に変換され、送信部1803、1809にそ
れぞれ送られる。
また、制御部1801は、ホッピングパターンに含まれるホッピング周波数系列を周波
数ホッピングパターンメモリ1816から読み出し、そのホッピング周波数系列を周波数
指定信号として所定の周期で局部発振器1817a、1817bにそれぞれ送出する。そ
して、局部発振器1817a、1817bは、周波数指定信号で特定される周波数の局部
発振信号を生成し、PLL回路1813、1815およびPLL回路1812、1814
に有線にて送出する。そして、PLL回路1813、1815およびPLL回路1812
、1814は、局部発振器1817a、1817bから局部発振信号をそれぞれ受け取る
と、局部発振信号をそれぞれ逓倍する。そして、PLL回路1813、1815は、送信
部1803および受信部1810にキャリア信号をそれぞれ出力するとともに、PLL回
路1814、1812は、送信部1809および受信部1804にキャリア信号をそれぞ
れ出力する。
そして、送信部1803、1809は、変復調回路1802、1811からそれぞれ出
力されたベースバンド信号と、PLL回路1813、1814からそれぞれ供給されたキ
ャリア信号とを混合し、変復調回路1802、1811からそれぞれ出力されたベースバ
ンド信号を搬送波に重畳させることにより、送信データのアップコンバートを行う。そし
て、変復調回路1802、1811からそれぞれ出力されたベースバンド信号が搬送波に
重畳されると、内部無線通信用アンテナ1806、1809をそれぞれ介して送出される
。そして、内部無線通信用アンテナ1806、1809を介して送信データがそれぞれ送
信されると、その送信データが内部無線通信用アンテナ1807、1805を介してそれ
ぞれ受信される。
そして、内部無線通信用アンテナ1807、1805にて受信された受信信号は、受信
部1810、1804にそれぞれ送られる。そして、受信部1810、1804は、内部
無線通信用アンテナ1807、1805にてそれぞれ受信された受信信号と、PLL回路
1815、1812からそれぞれ供給された検波信号とを混合し、各受信信号のダウンコ
ンバートを行う。そして、受信部1810、1804から出力された信号は、変復調回路
1811、1802にそれぞれ送られ、変復調回路1811、1802にて復調処理がそ
れぞれ行われた後、制御部1818、1801を介して表示処理や記憶処理などの各種処
理を施すことができる。
ここで、周波数ホッピングパターンメモリ1816には、ホッピング周波数系列におけ
るホッピング周波数が互いに重ならないように設定されたホッピングパターンを格納する
ことができる。そして、制御部1801は、周波数ホッピングパターンメモリ1816か
ら読み出した特定のホッピングパターンを局部発振器1817aに出力するとともに、局
部発振器1817に出力されるホッピングパターンと異なるホッピングパターンを局部発
振器1817bに出力することができる。
これにより、送信部1803から送信される送信データと送信部1809から送信され
る送信データとが同一帯域で衝突することを回避させることを可能としつつ、局部発振器
1817aから出力された局部発振信号をPLL回路1813、1815で共有すること
が可能となるとともに、局部発振器1817bから出力された局部発振信号をPLL回路
1812、1814で共有することが可能となる。このため、受信側でホッピングパター
ンに正しく同期できないような劣悪な通信環境においても、周波数ホッピング方式による
双方向通信を安定して行わせることができる。また、初期同期捕捉を行うための機構が不
要となることから、無線受信部の回路構成を簡略化することが可能となるとともに、同期
を取る為のプリアンブルをなくすことで伝送効率を上げることができる。
なお、上述した実施形態では、局部発振信号を逓倍するためにPLL回路を用いる方法
について説明したが、DLL(Delay Locked Loop)回路を用いるよう
にしてもよい。
また、上述した実施形態では、無線通信データのスペクトルを拡散させるために、局部
発振信号をホッピングさせる方法について説明したが、局部発振信号をチャーピングさせ
ることにより、局部発振信号の周波数を連続的に変化させるようにしてもよい。これによ
り、周波数ホッピング方式と同様に他局からの干渉の影響を抑えるという効果が得られる
とともに、周波数ホッピングのように一定期間ごとに急激に周波数を変える必要がなくな
り、周波数を変える際の不要輻射を低減させて、EMCおよびEMIの低減に効果がある
図22は、本発明の第13実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図で
ある。
図22において、第1筐体部K161には、第1筐体部K161と第2筐体部K162
との間の通信処理全体を制御する制御部1901、周波数チャープパターンを記憶する周
波数チャープパターンメモリ1912、制御部1901からの制御に従って周波数をチャ
ーピングさせながら局部発振信号をN逓倍回路1914、1915に有線にて送出する局
部発振器1913、送信データをベースバンド信号に変換する変調回路1902、局部発
振器1913から有線にて送られた局部発振信号をN(Nは正の整数)逓倍することによ
り、キャリア信号を生成するN逓倍回路1914、N逓倍回路1914から出力された信
号の不要な周波数成分を減衰させるバンドパスフィルタ1917、変調回路1902から
出力されたベースバンド信号にN逓倍回路1914から出力されたキャリア信号を混合す
る混合器1903、混合器1903から出力された信号を増幅するアンプ1904および
内部無線通信用電波の送信を第1筐体部K161側で行う内部無線通信用アンテナ190
5が設けられている。
また、第2筐体部K162には、内部無線通信用電波の受信を第2筐体部K162側で
行う内部無線通信用アンテナ1906、内部無線通信用アンテナ1906にて受信された
受信信号に含まれる不要な周波数成分を減衰させるバンドパスフィルタ1907、バンド
パスフィルタ1907から出力された受信信号を増幅するローノイズアンプ1908、局
部発振器1913から有線にて送られた局部発振信号をN逓倍することにより、検波信号
を生成するN逓倍回路1915、N逓倍回路1915から出力された信号の不要な周波数
成分を減衰させるバンドパスフィルタ1918、ローノイズアンプ1908から出力され
た受信信号にN逓倍回路1915から出力された検波信号を混合する混合器1909、混
合器1909からの出力信号に含まれる不要な高周波成分を減衰させるローパスフィルタ
1910、ローパスフィルタ1910から出力された受信信号の復調処理を行う復調回路
1911および復調回路1911から出力された信号の処理を行う制御部1916が設け
られている。
図23は、本発明の一実施形態に係る周波数チャープパターンの構成例を示す図である

図23において、周波数チャープパターンメモリ1912には、周波数を連続的に変化
させるための周波数チャープパターンが記憶されている。
そして、図22において、制御部1901が、送信データを変調回路1902に送ると
、変調回路1902は送信データをベースバンド信号に変換し、混合器1903に出力す
る。また、制御部1901は、周波数チャープパターンを周波数チャープパターンメモリ
1912から読み出し、その周波数チャープパターンで特定される周波数を指定するため
の制御信号を局部発振器1913に送出する。そして、局部発振器1913は、制御部1
901から送られた制御信号で指定される周波数の局部発振信号を生成し、N逓倍回路1
914、1915に有線にて送出する。そして、N逓倍回路1914、1915は、局部
発振器1913から局部発振信号をそれぞれ受け取ると、局部発振信号をそれぞれN逓倍
し、バンドパスフィルタ1917、1918にて不要な周波数成分を除去してから、混合
器1903、1909にそれぞれ出力する。ここで、N逓倍回路1914、1915の逓
倍数Nを固定することにより、N逓倍された高周波信号が安定するまでの時間をきわめて
短くすることができる。
そして、混合器1903は、変調回路1902から出力されたベースバンド信号と、N
逓倍回路1914から供給された信号とを混合し、変調回路1902から出力されたベー
スバンド信号を搬送波に重畳させることにより、送信データのアップコンバートを行う。
そして、変調回路1902から出力されたベースバンド信号が搬送波に重畳されると、ア
ンプ1904にて増幅された後、内部無線通信用アンテナ1905を介して送出される。
そして、内部無線通信用アンテナ1905を介して送信データが送信されると、その送信
データが内部無線通信用アンテナ1906を介して受信される。
そして、内部無線通信用アンテナ1906を介して受信された受信信号は、バンドパス
フィルタ1907にて不要な周波数成分が減衰された後、ローノイズアンプ1908にて
増幅される。そして、ローノイズアンプ1908にて増幅された受信信号は、混合器19
09に送られる。そして、混合器1909は、ローノイズアンプ1908から送られた受
信信号と、N逓倍回路1915から供給された信号とを混合し、受信信号のダウンコンバ
ートを行う。
そして、混合器1909から出力された信号は、ローパスフィルタ1910にて不要な
高周波成分が減衰された後、復調回路1911に送られる。そして、復調回路1911に
て復調処理が行われた後、制御部1916を介して表示処理や記憶処理などの各種処理を
施すことができる。
図24は、本発明の第14実施形態に係る無線通信方式を示す斜視図である。
図24において、実装基板2000には半導体チップ2001、2002が実装され、
半導体チップ2001、2002には集積回路がそれぞれ形成されている。なお、半導体
チップ2001、2002を実装基板2000上に実装する方法としては、フェースダウ
ン実装またはフェースアップ実装のいずれでもよい。そして、半導体チップ2001には
、内部無線通信用アンテナ2004が形成されるとともに、半導体チップ2001、20
02間におけるデータ伝送を所定の周波数ホッピングシーケンスに従って内部無線通信に
て行う内部無線通信制御部が搭載されている。また、半導体チップ2002には、内部無
線通信用アンテナ2005が形成されるとともに、半導体チップ2001、2002間に
おけるデータ伝送を所定の周波数ホッピングシーケンスに従って内部無線通信にて行う内
部無線通信制御部が搭載されている。さらに、実装基板2000には、周波数ホッピング
シーケンスに従って周波数ホッピングを行わせるための情報を半導体チップ2001、2
002の双方に有線で送出する配線2003が形成されている。なお、周波数ホッピング
を行わせるための情報は半導体チップ2001、2002のいずれか一方に記憶すること
ができ、配線2003を介して他方の半導体チップ2001、2002に送信することに
より、周波数ホッピングを行わせるための情報を双方の半導体チップ2001、2002
にて共有することができる。
そして、半導体チップ2001、2002間でデータ伝送を行う場合、周波数ホッピン
グを行わせるための情報を配線2003を介して半導体チップ2001、2002間でや
り取りしながら、内部無線通信用アンテナ2004、2005を介して半導体チップ20
01、2002間で無線通信を行うことができる。
これにより、周波数ホッピングを行わせるための情報を無線で送ることなく、実装基板
2000上に実装された半導体チップ2001、2002間の無線通信を周波数ホッピン
グ方式にて行わせることが可能となる。このため、実装基板2000上に形成される配線
数を減らすことが可能となるとともに、受信回路の簡略化を図りつつ、大量のデータのや
り取りを半導体チップ2001、2002間で高速に行わせることが可能となる。
なお、図24の実施形態では、周波数ホッピングを行わせるための情報を半導体チップ
2001、2002の双方に有線で送出する方法について説明したが、ホッピングまたは
チャーピングにて周波数が変化する局部発振信号を半導体チップ2001、2002の双
方に有線で送出するようにしてもよい。これにより、高速伝送の困難な信号群の伝送を無
線により伝送し、送信データの高速化に伴う様々な問題を回避するとともに、無線伝送に
必要な局部発振信号を有線で送信することで、無線化に伴うシステムの複雑化の回避がで
きる。
図25は、本発明の第15実施形態に係る無線通信方式を示す斜視図である。
図25において、実装基板2010には半導体モジュール2011、2012が実装さ
れ、半導体モジュール2011、2012には半導体チップ2014、2015などの電
子部品がそれぞれ搭載されている。ここで、半導体チップ2014、2015には集積回
路がそれぞれ形成されている。そして、半導体チップ2014には、内部無線通信用アン
テナ2016が形成されるとともに、半導体モジュール2011、2012間におけるデ
ータ伝送を所定の周波数ホッピングシーケンスに従って内部無線通信にて行う内部無線通
信制御部が搭載されている。また、半導体チップ2015には、内部無線通信用アンテナ
2017が形成されるとともに、半導体モジュール2011、2012間におけるデータ
伝送を所定の周波数ホッピングシーケンスに従って内部無線通信にて行う内部無線通信制
御部が搭載されている。さらに、実装基板2010には、周波数ホッピングシーケンスに
従って周波数ホッピングを行わせるための情報を半導体チップ2014、2015の双方
に有線で送出する配線2013が形成されている。なお、周波数ホッピングを行わせるた
めの情報は半導体チップ2014、2015のいずれか一方に記憶することができ、配線
2013を介して他方の半導体チップ2014、2015に送信することにより、周波数
ホッピングを行わせるための情報を双方の半導体チップ2014、2015にて共有する
ことができる。
そして、半導体モジュール2011、2012間でデータ伝送を行う場合、周波数ホッ
ピングを行わせるための情報を配線2013を介して半導体チップ2014、2015間
でやり取りしながら、内部無線通信用アンテナ2016、2017を介して半導体チップ
2014、2015間で無線通信を行うことができる。これにより、周波数ホッピングを
行わせるための情報を無線で送ることなく、実装基板2010上に実装された半導体モジ
ュール2011、2012間の無線通信を周波数ホッピング方式にて行わせることが可能
となり、実装基板2010上に形成される配線数を減らすことが可能となる。
なお、図25の実施形態では、周波数ホッピングを行わせるための情報を半導体チップ
2014、2015の双方に有線で送出する方法について説明したが、ホッピングまたは
チャーピングにて周波数が変化する局部発振信号を半導体チップ2014、2015の双
方に有線で送出するようにしてもよい。
図26は、本発明の第16実施形態に係る無線通信方式を示す斜視図である。
図26において、実装基板2026、2027には半導体チップ2021、2022が
それぞれ実装され、半導体チップ2021、2022には集積回路がそれぞれ形成されて
いる。そして、実装基板2026、2027の端部は実装基板2020に接続され、実装
基板2026、2027は実装基板2020にて支持されながら積層されている。そして
、半導体チップ2021には、内部無線通信用アンテナ2024が形成されるとともに、
実装基板2026、2027間におけるデータ伝送を所定の周波数ホッピングシーケンス
に従って内部無線通信にて行う内部無線通信制御部が搭載されている。また、半導体チッ
プ2022には、内部無線通信用アンテナ2025が形成されるとともに、実装基板20
26、2027間におけるデータ伝送を所定の周波数ホッピングシーケンスに従って内部
無線通信にて行う内部無線通信制御部が搭載されている。さらに、実装基板2020、2
026、2027には、周波数ホッピングシーケンスに従って周波数ホッピングを行わせ
るための情報を半導体チップ2021、2022の双方に有線で送出する配線2023が
形成されている。なお、周波数ホッピングを行わせるための情報は半導体チップ2021
、2022のいずれか一方に記憶することができ、配線2023を介して他方の半導体チ
ップ2021、2022に送信することにより、周波数ホッピングを行わせるための情報
を双方の半導体チップ2021、2022にて共有することができる。
そして、実装基板2020、2026、2027間でデータ伝送を行う場合、周波数ホ
ッピングを行わせるための情報を配線2023を介して半導体チップ2021、2022
間でやり取りしながら、内部無線通信用アンテナ2024、2025を介して半導体チッ
プ2021、2022間で無線通信を行うことができる。これにより、周波数ホッピング
を行わせるための情報を無線で送ることなく、半導体チップ2021、2022がそれぞ
れ実装された実装基板2026、2027間の無線通信を周波数ホッピング方式にて行わ
せることが可能となり、実装基板2020、2026、2027上に形成される配線数を
減らすことが可能となる。
なお、図26の実施形態では、周波数ホッピングを行わせるための情報を半導体チップ
2021、2022の双方に有線で送出する方法について説明したが、ホッピングまたは
チャーピングにて周波数が変化する局部発振信号を半導体チップ2021、2022の双
方に有線で送出するようにしてもよい。
図27は、本発明の第17実施形態に係る無線通信方式を従来例と比較して示す斜視図
である。
図27(a)において、半導体チップ2034には回路ブロック2031、2032が
形成され、回路ブロック2031、2032の周囲にはパッド電極2035が配置されて
いる。そして、半導体チップ2034には、回路ブロック2031に対応して内部無線通
信用アンテナ2036が形成されるとともに、回路ブロック2031、2032間におけ
るデータ伝送を所定の周波数ホッピングシーケンスに従って内部無線通信にて行う内部無
線通信制御部が搭載されている。また、同一の半導体チップ2034には、回路ブロック
2032に対応して内部無線通信用アンテナ2037が形成されるとともに、回路ブロッ
ク2031、2032間におけるデータ伝送を所定の周波数ホッピングシーケンスに従っ
て内部無線通信にて行う内部無線通信制御部が搭載されている。さらに、半導体チップ2
034には、周波数ホッピングシーケンスに従って周波数ホッピングを行わせるための情
報を回路ブロック2031、2032の双方に有線で送出する配線2033が形成されて
いる。なお、周波数ホッピングを行わせるための情報は回路ブロック2031、2032
のいずれか一方に記憶することができ、配線2033を介して他方の回路ブロック203
1、2032に送信することにより、周波数ホッピングを行わせるための情報を双方の回
路ブロック2031、2032にて共有することができる。
そして、回路ブロック2031、2032間でデータ伝送を行う場合、周波数ホッピン
グを行わせるための情報を配線2033を介して回路ブロック2031、2032間でや
り取りしながら、内部無線通信用アンテナ2036、2037を介して回路ブロック20
31、2032間で無線通信を行うことができる。これにより、周波数ホッピングを行わ
せるための情報を無線で送ることなく、同一の半導体チップ2034上に形成された回路
ブロック2031、2032間の無線通信を周波数ホッピング方式にて行わせることが可
能となり、半導体チップ2034上に形成される配線数を減らすことが可能となる。
なお、図27(a)の実施形態では、周波数ホッピングを行わせるための情報を回路ブ
ロック2031、2302の双方に有線で送出する方法について説明したが、ホッピング
またはチャーピングにて周波数が変化する局部発振信号を回路ブロック2031、230
2の双方に有線で送出するようにしてもよい。
一方、図27(b)において、半導体チップ2044には回路ブロック2041、20
42が形成され、回路ブロック2041、2042の周囲にはパッド電極2045が配置
されている。また、半導体チップ2044には、回路ブロック2031、2302間でデ
ータ伝送を行うための配線2043が形成されている。
そして、図27(b)の構成では、配線2043を介して回路ブロック2041、20
42間で通信を行うことにより、回路ブロック2041、2042間でデータ伝送が行わ
れる。このため、大量のデータを高速に回路ブロック2041、2042間で伝送するた
めには、配線2043の数が膨大になり、半導体チップ2044上における配線スペース
の増大に対処する必要があるとともに、半導体チップ2044上で配線2043を引き回
す必要があり、レイアウト設計が複雑化する。
本発明の無線通信制御方法が適用されるクラムシェル型携帯電話を開いたときの状態を示す斜視図。 本発明の無線通信制御方法が適用されるクラムシェル型携帯電話を閉じたときの状態を示す斜視図。 本発明の無線通信制御方法が適用される回転式携帯電話の外観を示す斜視図。 本発明の第1実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図。 周波数ホッピングパターンの構成例を示す図。 本発明の第2実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図。 本発明の第3実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図。 図7のホッピングパターン制御部のその他の構成例を示すブロック図。 本発明の第4実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図。 図9の無線通信端末の変形例を示すブロック図。 本発明の第5実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図。 図11の無線通信端末の変形例を示すブロック図。 本発明の第6実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図。 本発明の第7実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図。 本発明の第8実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図。 本発明の第9実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図。 本発明の第10実施形態に係る無線通信端末の概略構成を示すブロック図。 図17のホッピングパターン制御部のその他の構成例を示すブロック図。 本発明の第11実施形態に係る無線通信端末の構成を示すブロック図。 図19の無線通信端末の変形例を示すブロック図。 本発明の第12実施形態に係る無線通信端末の構成を示すブロック図。 本発明の第13実施形態に係る無線通信端末の構成を示すブロック図。 周波数チャープパターンの構成例を示す図。 本発明の第14実施形態に係る無線通信方式を示す斜視図。 本発明の第15実施形態に係る無線通信方式を示す斜視図。 本発明の第16実施形態に係る無線通信方式を示す斜視図。 本発明の第17実施形態に係る無線通信方式を示す斜視図。
符号の説明
1,21,K11,K21,K31,K41,K51,K61,K71,K111,K
121,K131,K141,K151,K161…第1筐体部、2,22,K12,K
22,K32,K42,K52,K62,K72,K112,K122,K132,K1
42,K152,K162…第2筐体部、3,23…ヒンジ、4,24…操作ボタン、5
,25…マイク、6,26…外部無線通信用アンテナ、7,10,27,30,105,
106,306,307,406,407,606,607,805,806,807,
809,1005,1006,1105,1106,1205,1206,1306,1
307,1406,1407,1606,1607,1805,1806,1807,1
809,1905,1906,2004,2005,2016,2017,2024,2
025,2036,2037…内部無線通信用アンテナ、8,11,28…表示体、9,
29…スピーカ、12…撮像素子、101,116,301,318,401,422,
601,618,801,818,1001,1018,1101,1116,1201
,1216,1301,1318,1401,1422,1601,1618,1801
,1818,1901,1918,1901,1916…制御部、102,1002,1
102,1202,1902…変調回路、103,109,1003,1009,110
3,1109,1203,1209,1903,1909…混合器、104,1004,
1104,1204,1904…アンプ、107,1007,1107,1207,19
07,1917,1918…バンドパスフィルタ、108,1008,1108,120
8,1908…ローノイズアンプ、110,1010,1110,1210,1910…
ローパスフィルタ、111,1011,1111,1211,1911…復調回路、11
2,316,419,616,816,1012,1017,1212,1316,14
19,1616,1816,1912…周波数ホッピングパターンメモリ、113,31
7,420,617,817,1013,1016,1114,1115…ホッピング制
御装置、114,115,314,315,415,416,614,615,1014
,1015,1112,1113…周波数シンセサイザ、302,311,402,41
1,602,611,802,811,812,813,814,815,1302,1
311,1402,1411,1602,1611,1802,1811,1812,1
813,1814,1815…変復調回路、303,309,403,409,603,
609,803,809,1303,1309,1403,1409,1603,160
9,1803,1809…送信部、304,310,404,410,604,610,
804,810,1304,1310,1404,1410,1604,1610,18
04,1810…受信部、305,308,312,313,405,408,412,
413,605,608,612,613,1305,1308,1312,1313,
1405,1408,1412,1413,1605,1608,1612,1613…
スイッチ、414,416,701,1414,1416,1701…誤り率検出回路、
418,1418…周波数ホッピングパターン更新装置、421,422,1421,1
422…ホッピングパターン制御部、501,901,1501…ホッピングパターン生
成回路、502,1502…周波数ホッピングパターン決定回路、902…遅延素子、1
213,1317,1420,1617,1817,1913…局部発振器、1214,
1215,1314,1315,1415,1416,1614,1615…PLL回路
、1914,1915…N逓倍回路、2001,2002,2014,2015,202
1,2022,2034…半導体チップ、2003,2013,2023,2033…配
線、2000,2010,2020,2026,2027…実装基板、2011,201
2…モジュール、2031,2032…回路ブロック、2035…パッド電極。

Claims (13)

  1. 所定の周波数ホッピングシーケンスに従って送信データの送信処理を行う無線送信部と、
    所定の周波数ホッピングシーケンスに従って、前記無線送信部より送信された通信データの受信処理を行う無線受信部と、
    前記周波数ホッピングシーケンスに従って周波数ホッピングを行わせるための情報を前記無線送信部および前記無線受信部の双方に、少なくとも前記無線通信部と前記無線受信部との間で無線通信が行なわれている間は有線で送出するホッピング制御部とを備えることを特徴とする無線通信端末。
  2. 第1の周波数ホッピングシーケンスに従って送信データの送信処理を行う第1無線送信部と、
    前記第1の周波数ホッピングシーケンスに従って受信データの受信処理を行う第1無線受信部と、
    前記第1の周波数ホッピングシーケンスで特定されるホッピング周波数と重ならないように送信時のホッピング周波数が設定された第2の周波数ホッピングシーケンスに従って送信データの送信処理を行う第2無線送信部と、
    前記第2の周波数ホッピングシーケンスに従って受信データの受信処理を行う第2無線受信部と、
    前記第1の周波数ホッピングシーケンスに従って周波数ホッピングを行わせるための情報を前記第1無線送信部および前記第1無線受信部の双方に、少なくとも前記第1無線通信部と前記第1無線受信部との間で無線通信が行なわれている間は有線で送出するとともに、前記第2の周波数ホッピングシーケンスに従って周波数ホッピングを行わせるための情報を前記第2無線送信部および前記第2無線受信部の双方に、少なくとも前記第2無線通信部と前記第2無線受信部との間で無線通信が行なわれている間は有線で送出するホッピング制御部とを備えることを特徴とする無線通信端末。
  3. 前記ホッピング制御部は、
    互いに重ならないようにホッピング周波数が配列されたホッピングパターンを取得するホッピングパターン取得部と、
    前記ホッピングパターンに含まれるホッピング周波数の出力を1スロット分だけ遅延させるホッピングパターン遅延部とを備え、
    前記ホッピングパターン取得部にて取得されたホッピングパターンを所定のホッピングタイミングに従って前記第1無線送信部および前記第1無線受信部の双方に、少なくとも前記第1無線通信部と前記第1無線受信部との間で無線通信が行なわれている間は有線で送出するとともに、前記ホッピングパターン遅延部から出力されたホッピングパターンを前記ホッピングタイミングに従って前記第2無線送信部および前記第2無線受信部の双方に、少なくとも前記第2無線通信部と前記第2無線受信部との間で無線通信が行なわれている間は有線で送出することを特徴とする請求項2記載の無線通信端末。
  4. データ通信のデータ量に基づいてスロット長を設定するスロット長設定部をさらに備え、
    前記ホッピング制御部は、前記スロット長設定部にて設定されたスロット長に基づいて、通信時のホッピング周波数を変更することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の無線通信端末。
  5. 前記第1および第2無線送信部ならびに前記第1および第2無線受信部は、同一半導体チップ内、同一プリント基板上または同一筐体内または同一モジュール内または同一パッケージ内または一体的に使用される機器内に配置されていることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載の無線通信端末。
  6. 所定の周波数ホッピングシーケンスに従って送信データの送信処理を行う無線送信部と、
    所定の周波数ホッピングシーケンスに従って、前記無線送信部より送信された通信データの受信処理を行う無線受信部と、
    前記無線送信部における周波数ホッピング制御を行う第1ホッピング制御部と、
    前記無線受信部における周波数ホッピング制御を行う第2ホッピング制御部と、
    前記無線送信部および前記無線受信部の周波数ホッピングシーケンスが一致するように、前記第1ホッピング制御部と前記第2ホッピング制御部との間で、少なくとも前記無線通信部と前記無線受信部との間で無線通信が行なわれている間は有線にて制御を行う有線制御部とを備えることを特徴とする無線通信端末。
  7. 前記第1ホッピング制御部側に設けられ、ホッピング周波数が配列されたホッピングパターンを記憶する第1ホッピングパターン記憶部と、
    前記第2ホッピング制御部側に設けられ、前記第1ホッピングパターン記憶部に記憶されたホッピングパターンと同一のホッピングパターンを記憶する第2ホッピングパターン記憶部とを備え、
    前記有線制御部は、前記無線送信部と前記無線受信部との間のホッピングパターンおよびホッピングタイミングがそれぞれ一致するように、ホッピングパターンの選択と初期位相の設定を通信開始時に行うことを特徴とする請求項6記載の無線通信端末。
  8. 前記第1ホッピング制御部は、ホッピング周波数が配列されたホッピングパターンを生成する第1ホッピングパターン生成部を備え、
    前記第2ホッピング制御部は、前記第1ホッピングパターン生成部にて生成されるホッピングパターンと同一のホッピングパターンを生成する第2ホッピングパターン生成部を備え、
    前記有線制御部は、前記ホッピングパターンのホッピングタイミングを一致させるリセット信号を前記第1ホッピング制御部と前記第2ホッピング制御部との間で送出させることを特徴とする請求項6記載の無線通信端末。
  9. データ通信のデータ量に基づいてスロット長を設定するスロット長設定部をさらに備え、
    前記第1および第2ホッピング制御部のいずれか少なくとも一方は、前記スロット長設定部にて設定されたスロット長に基づいて、通信時のホッピング周波数を変更することを特徴とする請求項6から8のいずれか1項記載の無線通信端末。
  10. 前記無線受信部にて受信された受信データの誤り率を検出する誤り率検出部と、
    前記誤り率検出部にて検出された誤り率に基づいて、前記周波数ホッピングシーケンスを変更するホッピングシーケンス変更部とをさらに備えることを特徴とする請求項6から9のいずれか1項記載の無線通信端末。
  11. 同一半導体チップに形成された第1および第2回路ブロックと、
    前記第1回路ブロックに対応して前記半導体チップに形成された第1の内部無線通信用アンテナと、
    前記第2回路ブロックに対応して前記半導体チップに形成された第2の内部無線通信用アンテナと、
    前記第1回路ブロックに対応して前記半導体チップに搭載され、前記第1および第2回路ブロック間におけるデータ伝送を所定の周波数ホッピングシーケンスに従って内部無線通信にて行う第1の内部無線通信制御部と、
    前記第2回路ブロックに対応して前記半導体チップに搭載され、前記第1および第2回路ブロック間におけるデータ伝送を所定の周波数ホッピングシーケンスに従って内部無線通信にて行う第2の内部無線通信制御部と、
    前記周波数ホッピングシーケンスに従って周波数ホッピングを行わせるための情報を前記第1および第2の内部無線通信制御部の双方に、少なくとも前記第1の内部無線通信用アンテナと前記第2の内部無線通信用アンテナとの間で無線通信が行なわれている間は有線で送出するホッピング制御部とを備えることを特徴とする無線通信端末。
  12. 実装基板上に実装された第1および第2半導体チップと、
    前記第1半導体チップに形成された第1の内部無線通信用アンテナと、
    前記第2半導体チップに形成された第2の内部無線通信用アンテナと、
    前記第1半導体チップに搭載され、前記第1および第2半導体チップ間におけるデータ伝送を所定の周波数ホッピングシーケンスに従って内部無線通信にて行う第1の内部無線通信制御部と、
    前記第2半導体チップに搭載され、前記第1および第2半導体チップ間におけるデータ伝送を所定の周波数ホッピングシーケンスに従って内部無線通信にて行う第2の内部無線通信制御部と、
    前記周波数ホッピングシーケンスに従って周波数ホッピングを行わせるための情報を前記第1および第2の内部無線通信制御部の双方に、少なくとも前記第1の内部無線通信用アンテナと前記第2の内部無線通信用アンテナとの間で無線通信が行なわれている間は有線で送出するホッピング制御部とを備えることを特徴とする無線通信端末。
  13. 第1半導体チップが実装された第1実装基板と、
    第2半導体チップが実装された第2実装基板と、
    前記第1実装基板上に形成され、前記第1半導体チップに接続された第1の内部無線通信用アンテナと、
    前記第2実装基板上に形成され、前記第2半導体チップに接続された第2の内部無線通信用アンテナと、
    前記第1半導体チップに搭載され、前記第1および第2実装基板間におけるデータ伝送を所定の周波数ホッピングシーケンスに従って内部無線通信にて行う第1の内部無線通信制御部と、
    前記第2半導体チップに搭載され、前記第1および第2実装基板間におけるデータ伝送を所定の周波数ホッピングシーケンスに従って内部無線通信にて行う第2の内部無線通信制御部と、
    前記周波数ホッピングシーケンスに従って周波数ホッピングを行わせるための情報を前記第1および第2の内部無線通信制御部の双方に、少なくとも前記第1の内部無線通信用アンテナと前記第2の内部無線通信用アンテナとの間で無線通信が行なわれている間は有線で送出するホッピング制御部とを備えることを特徴とする無線通信端末。
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