JP4677979B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4677979B2
JP4677979B2 JP2006341750A JP2006341750A JP4677979B2 JP 4677979 B2 JP4677979 B2 JP 4677979B2 JP 2006341750 A JP2006341750 A JP 2006341750A JP 2006341750 A JP2006341750 A JP 2006341750A JP 4677979 B2 JP4677979 B2 JP 4677979B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
internal combustion
gas
combustion engine
supplied
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006341750A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008151071A (ja
Inventor
雄介 伯耆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2006341750A priority Critical patent/JP4677979B2/ja
Publication of JP2008151071A publication Critical patent/JP2008151071A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4677979B2 publication Critical patent/JP4677979B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関し、特に過給機を備えた内燃機関において過給を促進させる内燃機関の制御装置に関する。
過給機(例えばターボチャージャー)を備えた内燃機関において、過給機の過給遅れが生じることがある。排気ガスのエネルギーを利用して吸気を加圧する過給機においては、排気ガスのエネルギーがある程度大きくないと過給の効果があらわれない。このため、過給遅れを抑制するためには排気ガスのエネルギーを早期に増加させることが有効である。
排気ガスのエネルギーを増加させて過給遅れを抑制するために、吸気経路に外部から追加的に空気を供給するなどの方法により吸気量を補助的に増加させることが考えられる。この場合、短時間のうちに吸気量を増加させるほど、排気ガスのエネルギーを早期に増加させることができる。しかしながら、吸気量が急速に増加された場合には、内燃機関の出力が急に増加する。このため、出力トルクの変動による衝撃が大きくなり、駆動力を伝達する装置に対する負荷が大きくなる等の問題が生じるので好ましくない。
特開2005−69143号公報 特開平7−139353号公報 特許第3365533号公報 実公平8−9381号公報
過給機を備えた内燃機関において過給を促進させることが要求される場合に、内燃機関の出力が大きく変動することを抑制しつつ排気ガスのエネルギーの増加を促進できることが望まれている。
本発明の目的は、過給機を備えた内燃機関において過給を促進させることが要求される場合に、内燃機関の出力が大きく変動することを抑制しつつ排気ガスのエネルギーの増加を促進させることが可能な内燃機関の制御装置を提供することである。
本発明の内燃機関の制御装置は、前記内燃機関の筒内に前記筒内よりも相対的に高圧の気体を供給する気体供給手段を備え、前記内燃機関の膨張行程及び排気行程の少なくともいずれか一方において、前記気体供給手段により、前記筒内に前記気体が供給されることを特徴とする。
本発明の内燃機関の制御装置であって、前記気体供給手段は、前記気体を蓄える蓄圧部と、前記筒内と前記蓄圧部とを連通させる蓄圧通路とを有し、前記蓄圧部に蓄えられる前記気体は、前記筒内で圧縮された前記気体であることを特徴とする。
本発明の内燃機関の制御装置であって、前記気体供給手段により前記筒内に前記気体が供給される場合には、前記気体が供給されない場合に比べて、前記内燃機関の吸気行程で前記筒内に導入される吸気に対する燃料の噴射量が予め増量され、前記気体供給手段により前記筒内に供給された前記気体により、前記燃料の燃焼が行われることを特徴とする。
本発明の内燃機関の制御装置であって、前記気体供給手段により前記筒内に前記気体が供給される場合には、前記膨張行程及び前記排気行程の少なくともいずれか一方において前記筒内に燃料が噴射され、前記気体供給手段により前記筒内に供給された前記気体により、前記燃料の燃焼が行われることを特徴とする。
本発明の内燃機関の制御装置であって、前記気体供給手段は、前記気体を冷却する冷却器と、前記冷却器を通過した前記気体及び前記冷却器を通過していない前記気体のいずれか一方を選択的に前記筒内に供給する供給気体切替え手段とを備え、前記内燃機関の運転状況に基づいて前記供給気体切替え手段が制御されることを特徴とする。
本発明の内燃機関の制御装置であって、前記内燃機関の運転状況とは、前記筒内の温度状態であることを特徴とする。
本発明の内燃機関の制御装置であって、更に、前記内燃機関の吸気行程において、前記気体供給手段により前記内燃機関に前記気体が供給されることを特徴とする。
本発明の内燃機関の制御装置であって、前記気体供給手段は、前記気体を蓄える蓄圧部と、前記蓄圧部と吸気経路とを連通させる供給通路と、前記供給通路を開閉する供給通路開閉手段と、前記蓄圧部と前記筒内とを連通させる蓄圧通路と、前記蓄圧通路を開閉する蓄圧通路開閉手段とを有し、前記膨張行程及び前記排気行程の少なくともいずれか一方、及び前記吸気行程において前記蓄圧通路開閉手段を開いて前記筒内に前記気体を供給し、前記蓄圧通路開閉手段に要求される開閉周期が予め定められた所定の開閉周期よりも短い場合には、前記吸気行程において、前記蓄圧通路開閉手段に代えて前記供給通路開閉手段を開いて前記吸気経路に前記気体を供給することを特徴とする。
本発明の内燃機関の制御装置によれば、過給機を備えた内燃機関において過給を促進させることが要求される場合に、排気ガスのエネルギーの増加が促進される。
以下、本発明の内燃機関の制御装置の一実施形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1から図5を参照して、第1実施形態について説明する。本実施形態は、過給機を備えた内燃機関において過給を促進させる内燃機関の制御装置に関する。
図1は、本実施形態の主要部の構成を示すブロック図である。本実施形態では、過給機30を備えた内燃機関において、筒内に相対的に高圧な空気(気体)を供給する気体供給手段(気体供給手段)が設けられる。過給機30の過給遅れが生じた(または生じる)場合には、気体供給手段により、膨張行程において筒内に空気が供給される。これにより、過給機30に送られる排気ガスのエネルギーが増加し、過給機30の回転数が上昇することで過給遅れが抑制される。
図2は、第1実施形態に係る装置の概略構成図を示す。図2において、符号1は、内燃機関(エンジン)を示す。エンジン1は、シリンダブロック2を有する。シリンダブロック2には、シリンダブロック2の内部を往復動可能なピストン4が設けられている。ピストン4の上方には、燃焼室5が形成されている。
シリンダブロック2の上方には、シリンダヘッド3が設けられている。シリンダヘッド3には、吸気管(吸気経路)6が接続されている。吸気管6と燃焼室5との接続部には、吸気弁7が設けられている。図2には、吸気弁7が閉じた状態が示されている。吸気管6には、吸気圧センサ22が設けられている。吸気圧センサ22により、吸気管6内の圧力が検出される。
シリンダヘッド3には、排気管8が接続されている。排気管8と燃焼室5との接続部には、排気弁9が設けられている。図2には、排気弁9が閉じた状態が示されている。シリンダヘッド3には、筒内の圧力を検出する筒内圧センサ16が設けられている。
エンジン1は、過給機(ターボチャージャー)30を備える。ターボチャージャー30は、タービン30a及びコンプレッサー30bを有する。タービン30aは、排気管8に設けられている。コンプレッサー30bは、吸気管6に設けられている。排気管8を流れる排気ガスのエネルギーによりタービン30aが回転される。コンプレッサー30bはタービン30aにより駆動されて回転し、吸気管8を流れる吸気を加圧する。
次に、筒内で圧縮された気体(圧縮空気)を蓄圧すると共に、蓄えられた圧縮空気を筒内に供給する蓄圧システム(気体供給手段)について説明する。符号10は、圧縮空気を蓄圧する蓄圧タンク(蓄圧部)を示す。蓄圧タンク10と燃焼室5とは、第1通路(蓄圧通路)11を介して連通されている。第1通路11には、冷却器(熱交換器)12が設けられている。第1通路11と燃焼室5との接続部には、蓄圧弁(蓄圧通路開閉手段)14が設けられている。図2には、蓄圧弁14が開いた状態が示されている。
第1通路11には、通路内圧センサ15が設けられている。通路内圧センサ15により、第1通路11内の圧力が検出される。蓄圧タンク10と第1通路11とは連通されているので、タンク内圧センサ15の検出結果は蓄圧タンク10内に蓄えられている空気の圧力として用いられることができる。
エンジン1が搭載された車両(図示せず)には、車両各部を制御するECU(Electronic Control Unit)を有する車両制御部20が設けられている。蓄圧弁14は、車両制御部20に接続されており、車両制御部20により制御される。車両には、図示しないアクセルの開度を検出するアクセルポジションセンサ21が設けられている。通路内圧センサ15、筒内圧センサ16、アクセルポジションセンサ21、及び吸気圧センサ22は、車両制御部20に接続されており、それぞれの測定結果が車両制御部20に入力される。
本実施形態では、筒内で圧縮された空気が蓄圧タンク10に蓄えられ、必要なときに蓄えられた圧縮空気が筒内に供給される。
図3は、圧縮された空気が蓄圧タンク10に蓄えられる際(以下、蓄圧時とする)の動作を示す図である。蓄圧時には、例えば、エンジン1の圧縮行程において蓄圧弁14が開かれる。これにより、ピストン4の上昇により圧縮された筒内の空気が、符号Y1に示す矢印のように、燃焼室5から第1通路11に流入する。第1通路11に流入した圧縮空気は、冷却器12を通過して蓄圧タンク10に流入する。
冷却器12が設けられることで、圧縮空気が蓄圧タンク10に効率的に蓄えられる。筒内で圧縮された空気は高温であるが、冷却器12を通過する際に冷却される。このため、蓄圧タンク10に流入する段階では、空気の温度は筒内から流出するときに比べて十分に低下している。その結果、筒内の空気が冷却されずにそのまま蓄圧タンク10に導かれる場合に比べて、蓄圧タンク10に密度の高い空気が蓄えられる。これにより、冷却器12が設けられた場合には、蓄圧タンク10の容量が同じであっても、蓄えられる空気の量(質量)が増加する。
蓄圧タンク10に蓄えられた圧縮空気は、必要とされる場合に筒内に供給される。図4は、圧縮空気が筒内に供給される際(以下、供給時とする)の動作を示した図である。供給時には、蓄圧弁14が開かれる。蓄圧弁14の開弁は、蓄圧タンク10内の圧力が筒内の圧力よりも相対的に高圧の状態で行われる。これにより、符号Y2に示す矢印のように、圧縮空気は第1通路11から燃焼室5へ供給される。
本実施形態では、ターボチャージャー30による過給遅れが生じた(または生じる)と判断された場合に、蓄圧タンク10から筒内に圧縮空気が供給される。圧縮空気が供給される時期は、エンジン1の膨張行程に設定される。筒内に圧縮空気が供給されることにより、筒内のガスの量及びガスの圧力が増加する。このため、排気行程において筒内から排気管8に排出される排気ガスの量及び速度、即ち排気ガスのエネルギーが増加する。
上記のように排気ガスのエネルギーが増加することにより、ターボチャージャー30による過給が促進されて、過給遅れが抑制される。また、筒内に圧縮空気が供給されて筒内圧が上昇することにより、エンジン1の出力が増加させられることができる。これにより、車両の加速が促進される。
図5は、本実施形態の動作を示すフローチャートである。ステップS10において、排気ガスのエネルギーを増加させるか否かが判定される。排気ガスのエネルギーを増加させると判定されるのは、過給遅れが生じた(または生じる)と判定された場合である。過給遅れが生じた(または生じる)か否かの判定は、例えば、アクセルポジションセンサ21により検出されたアクセルの開度及び吸気圧センサ22により検出された吸気管6内の圧力に基づいて行われる。この場合、アクセルの開度に対して、吸気管6内の圧力が予め定められた所定の圧力よりも低い場合には過給遅れが生じた(または生じる)と判定される。
ステップS10において排気ガスのエネルギーを増加させると判定された(ステップS10肯定)場合には、ステップS20へ移行する。なお、ステップS10において排気ガスのエネルギーを増加させないと判定された(ステップS10否定)場合には、ステップS10が繰り返される。
ステップS20では、蓄圧タンク10内の空気が、膨張行程における筒内に供給される。蓄圧弁14が開かれた際に筒内の圧力が蓄圧タンク10内の圧力よりも高圧の場合には、筒内から蓄圧タンク10にガスが逆流してしまい、筒内に圧縮空気を供給することができない。このようにガスが逆流することを防ぐために、蓄圧弁14が開弁される時期は、膨張行程において筒内圧Pcylが蓄圧タンク10内の圧力P1と概ね等しい圧力となる時期に設定される。
ここで、筒内圧Pcylは、筒内圧センサ16により検出された結果、または計算により求められた値が用いられることができる。筒内圧Pcylが計算により求められる場合、例えば、クランク角、吸気管6内の圧力、吸気温度、EGR率、及び冷却水温度等に基づいて求められることができる。筒内圧Pcylが計算により求められる場合には、蓄圧タンク10内の圧力P1と筒内圧Pcylとが概ね等しくなるときのクランク角が予測され、上記クランク角において蓄圧弁14が開弁される。
本実施形態によれば、過給遅れが生じた(または生じる)と判定された(ステップS10肯定)場合に、膨張行程において蓄圧タンク10内の空気が筒内に供給される(ステップS20)。これにより、排気ガスのエネルギーの増加が促進されるので、過給遅れが改善される。
本実施形態では膨張行程において筒内に空気が供給されて排気ガスのエネルギーが増加される。このため、吸気量が増加されて排気ガスのエネルギーが増加される場合のようなエンジン1の出力の急増が生じにくい。過給遅れを抑制するために吸気量が増加される場合に、短時間のうちに吸気量が増加された場合には、エンジン1の出力の変動が大きくなってしまう。これに対して、膨張行程において筒内に空気が供給される場合には、供給された空気はエンジン1の出力を大きく変化させることなく排気管8に排出される。このため、エンジン1の出力の急増による衝撃の発生等を伴うことなく、排気ガスのエネルギーが短時間のうちに増加して過給遅れが抑制されることが可能である。
なお、ステップS20において、膨張行程で蓄圧タンク10内の空気が筒内に供給されたが、これに代えて、またはこれに加えて、排気行程において蓄圧タンク10内の空気が筒内に供給されることができる。
(第2実施形態)
図6及び図7を参照して第2実施形態について説明する。本実施形態については、上記第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
上記第1実施形態では、蓄圧タンク10に蓄えられた空気が膨張行程において筒内に供給されて排気ガスのエネルギーが増加された。第2実施形態では、これに加えて、膨張行程において追加的に燃料の燃焼(以下、追加燃焼とする)が行われる。より具体的には、燃料の噴射量が、通常の燃焼(吸気行程において供給された吸気による燃焼)において燃焼可能な量よりも増量される。これにより、通常の燃焼の後に筒内に未燃燃料が存在する状態とされる。その上で、膨張行程における通常の燃焼の後で、蓄圧タンク10に蓄えられた空気が筒内に供給される。これにより、未燃燃料と供給された空気による追加燃焼が行われる。追加燃焼で発生するエネルギーにより、排気ガスのエネルギーが増加される。本実施形態の機械的な構成は、上記第1実施形態と同様である。
図6は、本実施形態の動作を示すフローチャートである。ステップS110において、排気ガスのエネルギーを増加させるか否かが判定される。ステップS110における判定方法は、上記第1実施形態(図5のステップS10)と同様であることができる。
ステップS110において排気ガスのエネルギーを増加させると判定された(ステップS110肯定)場合には、ステップS120へ移行する。なお、ステップS110において排気ガスのエネルギーを増加させないと判定された(ステップS110否定)場合には、ステップS110が繰り返される。
ステップS120では、吸気行程において筒内に導入される吸気に対する燃料の噴射において、燃料の噴射量が増量される。燃料の噴射量は、例えば、吸気行程において筒内に導入される吸気量に対して理論空燃比となる量よりも大きな値に設定される。これにより、通常の燃焼の後で、筒内に燃焼しきれなかった未燃燃料が存在する状態となる。
次にステップS130において、蓄圧タンク10内の空気が、膨張行程における筒内に供給される。筒内に供給された空気に含まれる酸素と未燃燃料とが反応して追加燃焼が行われる。筒内に空気が供給される時期については、上記第1実施形態(図5のステップS20)と同様であることができる。
なお、ステップS130において蓄圧タンク10内の空気が筒内に供給される際に、供給が開始される時期が膨張行程において早い時期であるほど、追加燃焼が早く始まる。この場合、追加燃焼が早く始まるほど、追加燃焼により発生するエネルギーのうちの多くがエンジン1の出力に変換されてしまい、排気ガスのエネルギーが低下することとなる。このため、エンジン1の出力の急激な増加を抑制しつつ排気ガスのエネルギーを増加させるためには、筒内圧Pcylが蓄圧タンク10内の圧力P1と概ね等しい圧力となる時期よりも遅い時期に蓄圧弁14が開かれることができる。この場合、例えば、蓄圧弁14が開かれる時期が膨張行程の後半に設定されることができる。
本実施形態によれば、排気ガスのエネルギーを増加させると判定された(ステップS110肯定)場合に、燃料の噴射量が増量され(ステップS120)、膨張行程において筒内に空気が供給される(ステップS130)ことで、追加燃焼が行われる。これにより、追加燃焼により発生するエネルギーで排気ガスのエネルギーが増加される。
本実施形態では、追加燃焼される未燃燃料は予め筒内で高温となっているため、膨張行程で筒内に空気が供給された場合に着火が容易に行われることができる。
なお、ステップS130において、膨張行程で蓄圧タンク10内の空気が筒内に供給されたが、これに代えて、またはこれに加えて、排気行程において蓄圧タンク10内の空気が筒内に供給されることができる。
(第2実施形態の変形例)
第2実施形態では、追加燃焼を行うために、通常の燃焼が行われる際の燃料噴射量が増量されたが、本変形例では、これに代えて、追加燃焼のための燃料が膨張行程において筒内に噴射される。
上記第2実施形態のように通常の燃焼の前に予め多くの燃料を噴射しておいた場合、筒内の温度が高くなる運転状態においては、未燃燃料からすすが多く発生することがある。すすに変化した未燃燃料は燃焼しにくいため、膨張行程において蓄圧タンク10から空気が筒内に供給されても追加燃焼において未燃燃料(すす)の燃焼が十分に行われない可能性がある。これに対して、本変形例では膨張行程において新たに追加燃焼のための燃料が噴射されるため、上記の問題は生じにくい。
図7は、本変形例の動作を示すフローチャートである。排気ガスのエネルギーを増加させると判定された(ステップS210肯定)場合に、ステップS220において、膨張行程及び排気行程のうち少なくともいずれか一方において筒内に燃料が噴射される。燃料が噴射されるタイミングは、例えば、通常の燃焼の終了後のタイミング(後噴射)に設定される。その他の動作については上記第2実施形態と同様である。
(第3実施形態)
図8及び図9を参照して第3実施形態について説明する。第3実施形態については上記実施形態と異なる点についてのみ説明する。
上記各実施形態では、蓄圧タンク10内の空気は第1通路11を経て筒内に供給される構成とされた。本実施形態では、さらに蓄圧タンク10と吸気管6とを連通させる供給通路(後述する第2通路17)が設けられ、蓄圧タンク10内の空気は筒内及び吸気管6のいずれにも供給されることが可能な構成とされている。
上記各実施形態では膨張行程において蓄圧タンク10内の空気が筒内に供給されたが、本実施形態では、さらに、吸気行程において蓄圧タンク10内の空気がエンジン1に供給される。上記のように膨張行程に加えて吸気行程において蓄圧タンク10内の空気がエンジン1に供給されるのは、例えば、特に加速力が必要とされる場合である。吸気行程において蓄圧タンク10内の空気がエンジン1に供給されることで、吸気量が増え、エンジン1の出力が増加する。なお、吸気行程において蓄圧タンク10から供給される空気の供給量は、エンジン1の出力トルクの変動による衝撃が大きくならない程度に制限される。
吸気行程において蓄圧タンク10内の圧縮空気がエンジン1に供給される場合に、通常は筒内に供給される。これにより、吸気管6に圧縮空気が供給される場合に比べて、速やかに吸気量が増加する。エンジン回転数が高速な場合など、蓄圧弁14に要求される開閉速度(周期)が蓄圧弁14の開閉速度の能力を上回る場合には、膨張行程と吸気行程の両方において蓄圧弁14の開閉を行うことが困難となる。この場合、吸気行程における蓄圧タンク10内の空気の供給は筒内に代えて吸気管6に行われる。
図8は、本実施形態に係る装置の概略構成図である。上記実施形態の装置(図2)に加えて、蓄圧タンク10内と吸気管6内とを連通させる第2通路17が設けられている。第2通路17と吸気管6との接続部には、三方弁(供給通路開閉手段)18が設けられている。三方弁18により、第2通路17と吸気管6とが連通した状態及び連通していない状態の切り替えが行われる。第2通路17と吸気管6とが連通された場合には、蓄圧タンク10内の空気は符号Y3に示すように吸気管6に流入し、エンジン1に供給される。上記実施形態における車両制御部20に代えて、車両制御部40が設けられている。三方弁18は、車両制御部40に接続されており、車両制御部40により制御される。
図9は、本実施形態の動作を示すフローチャートである。ステップS310において、排気ガスのエネルギーを増加させるか否かが判定される。ステップS310の判定の結果、排気ガスのエネルギーを増加させると判定された(ステップS310肯定)場合には、ステップS320へ移行する。一方、排気ガスのエネルギーを増加させないと判定された(ステップS310否定)場合には、ステップS310が繰り返される。
ステップS320では、蓄圧弁14をエンジン1の1回のサイクルにおいて吸気行程と膨張行程とで連続して開閉させることが可能であるか否かが判定される。上記判定は、例えば、エンジン回転数が予め定められた所定回転数以上であるか否かに基づいて行われることができる。この場合、エンジン回転数が上記所定回転数よりも小さな値である場合に、蓄圧弁14を連続して開閉させることが可能であると判定される。
ステップS320の判定の結果、蓄圧弁14を連続して開閉可能であると判定された(ステップS320肯定)場合には、ステップS330へ移行する。
ステップS330では、吸気行程及び膨張行程のそれぞれにおいて、蓄圧弁14が開かれて蓄圧タンク10内の空気が筒内に供給される。
一方、ステップS320の判定の結果、蓄圧弁14を連続して開閉可能であると判定されなかった(ステップS320否定)場合には、ステップS340へ移行する。
ステップS340では、蓄圧タンク10内の空気は、吸気行程において吸気管6に供給されると共に、膨張行程において筒内に供給される。
本実施形態によれば、蓄圧弁14を吸気行程と膨張行程とで連続して開閉可能であると判定された(ステップS320肯定)場合に、吸気行程及び膨張行程のそれぞれにおいて、蓄圧弁14が開かれて蓄圧タンク10内の空気が筒内に供給される(ステップS330)。一方、蓄圧弁14を連続して開閉可能であると判定されなかった(ステップS320否定)場合には、蓄圧タンク10内の空気は、吸気行程において吸気管6に供給されると共に、膨張行程において筒内に供給される(ステップS340)。
これにより、エンジン回転数が高回転である場合など、蓄圧弁14を吸気行程と膨張行程とで連続して開閉することが困難な場合であっても、エンジン1の吸気量を増加させて出力の増加を促進させることが可能となる。
なお、ステップS330及びS340において、膨張行程で蓄圧タンク10内の空気が筒内に供給されたが、これに代えて、またはこれに加えて、排気行程において蓄圧タンク10内の空気が筒内に供給されることができる。
(第4実施形態)
図10から図16を参照して第4実施形態について説明する。第4実施形態については、上記実施形態と異なる点についてのみ説明する。
上記第2実施形態においては、膨張行程において蓄圧タンク10内の圧縮空気が筒内に供給されて追加燃焼が行われた。この場合、冷却器12により冷却された空気が筒内に供給されるので、運転状況によっては筒内の温度が低くなり過ぎて追加燃焼が困難となる可能性がある。
そこで、第4実施形態では、蓄圧タンク10を含む蓄圧システムに蓄えられた圧縮空気のうちで、相対的に低温の空気及び相対的に高温の空気から選択的にいずれか一方の空気が筒内に供給されることが可能な構成とされる。
より具体的には、冷却器を通過した圧縮空気(以下、低温空気ACとする)及び冷却器を通過していない圧縮空気(以下、高温空気AHとする)のいずれか一方を筒内に導くことが可能な供給気体切替え手段(後述する供給気体切替え弁)が第1通路11に設けられる。筒内が比較的低温となる運転状況の場合には、高温空気AHが筒内に供給され、それ以外の場合には低温空気ACが筒内に供給される。
図10は、本実施形態に係る装置の概略構成図である。上記第3実施形態の装置(図8)に加えて、第1通路11と第2通路17とを連通させる第3通路24が設けられている。第1通路11と第3通路24との接続部には、供給気体切替え弁(三方弁)23が設けられている。後述するように、供給気体切替え弁23により、筒内に低温空気AC及び高温空気AHのいずれが供給されるかが切替えられる。
上記第3実施形態では、第1通路11に冷却器12が設けられていたが、これに代えて、本実施形態では第2通路17に冷却器25が設けられている。冷却器25は、第2通路17における第3通路24との接続部17aよりも蓄圧タンク10側に設けられている。
第3実施形態の車両制御部40に代えて、車両制御部50が設けられている。供給気体切替え弁23は、車両制御部50に接続されており、車両制御部50により制御される。
供給気体切替え弁23により、第1通路11と第3通路24との連通状態が2つの状態に切替えられる。第1の状態は、図11に示すように、第1通路11における供給気体切替え弁23の設置位置よりも蓄圧タンク10側の部分11aと、供給気体切替え弁23の設置位置よりも筒内側の部分11bとが連通されると共に、第1通路11と第3通路24とが連通されていない状態である。
第2の状態は、図12に示すように、第1通路11における筒内側の部分11bと第3通路24とが連通されるとともに、第1通路11における蓄圧タンク10側の部分11aが筒内側の部分11b及び第3通路24のいずれにも連通されていない状態である。
蓄圧タンク10への蓄圧時には、供給気体切替え弁23は、図11に示すように第1の状態(第1通路11における蓄圧タンク10側の部分11aと筒内側の部分11bとが連通され、第1通路11と第3通路24とが連通されていない状態)とされる。この状態において蓄圧弁14が開かれると、筒内で圧縮された空気は図10に符号Y4で示す矢印のように第1通路11を経て蓄圧タンク10に流入する。
上記各実施形態(図3、図8)では、蓄圧時に、圧縮された空気は冷却器12を通過してから蓄圧タンク10に流入していた。このため、蓄圧タンク10に流入する段階では、空気の温度は筒内から流出するときに比べて十分に低下している。
一方、本実施形態(図10)では、圧縮された空気は冷却器25を通過せずに蓄圧タンク10に流入する。このため、冷却されていない比較的高温の空気が蓄圧タンク10に蓄えられる。また、第1通路11における蓄圧タンク10側の部分11aにも比較的高温の空気が存在する状態となる。
次に、蓄圧タンク10に蓄えられた空気が筒内に供給される際の動作について説明する。図13は、高温空気AHが筒内に供給される場合の様子を示す図である。図14は、低温空気ACが筒内に供給される場合の様子を示す図である。
筒内温度が比較的低温となる運転状況において、蓄圧タンク10に蓄えられた空気が追加燃焼のために筒内に供給される場合には、高温空気AHが供給される。具体的には、供給気体切替え弁23は、図11に示すように第1の状態(第1通路11における蓄圧タンク10側の部分11aと筒内側の部分11bとが連通され、第1通路11と第3通路24とが連通されていない状態)とされる。
この場合、蓄圧弁14が開かれると、図13に符号Y5で示すように、蓄圧タンク10に蓄えられた空気が第1通路11における蓄圧タンク側の部分11aから供給気体切替え弁23を介して筒内側の部分11bへ流れて筒内に供給される。このため、冷却器25を通過していない圧縮空気(高温空気AH)が筒内に供給される。
一方、筒内温度が比較的低温となる運転状況以外の場合において、蓄圧タンク10に蓄えられた空気が追加燃焼のために筒内に供給される場合には、低温空気ACが供給される。具体的には、供給気体切替え弁23は、図12に示すように、第2の状態(第1通路11における筒内側の部分11bと第3通路24とが連通されるとともに、第1通路11における蓄圧タンク10側の部分11aが筒内側の部分11b及び第3通路24のいずれにも連通されていない状態)とされる。
この場合、蓄圧弁14が開かれると、図14に符号Y6で示すように、蓄圧タンク10に蓄えられた空気は、第2通路17、冷却器25、第3通路24、供給気体切替え弁23、及び第1通路11における筒内側の部分11bを経て筒内に供給される。このため、冷却器25を通過した圧縮空気(低温空気AC)が筒内に供給される。
図15は、本実施形態の動作を示すフローチャートである。ステップS410において、排気ガスのエネルギーを増加させるか否かが判定される。ステップS410の判定の結果、排気ガスのエネルギーを増加させると判定された(ステップS410肯定)場合には、追加燃焼のための燃料が噴射された上でステップS420へ移行する。一方、排気ガスのエネルギーを増加させないと判定された(ステップS410否定)場合には、ステップS410が繰り返される。
ステップS420では、低温空気ACが筒内に供給されたとしても追加燃焼において失火が生じる可能性が低い(失火に対して余裕がある)か否かが判定される。ここで、失火とは、追加燃焼において未燃燃料の燃焼が生じないこと、及び未燃燃料の燃焼が十分に行われないことを含む。失火に対して余裕があるか否かは、例えば、筒内の温度が比較的低温となる運転状況であるか否かに基づいて判定される。
筒内の温度が比較的低温となる運転状況であるか否かが判定される場合には、例えば、図16に示すマップが参照される。図16には、エンジン回転数及び燃料の噴射量の組合せと筒内温度との対応関係が示されている。図16において、符号R1は、筒内温度が比較的低温となる運転状況の領域を示している。符号R2は、筒内温度が比較的低温となる運転状況以外の運転状況の領域を示している。上記マップは、例えば、実験の結果に基づいて設定される。
エンジン回転数及び燃料の噴射量の組合せに基づいて、現在の運転状況が図16に符号R1で示す運転状況の領域に含まれていると判定された場合には、筒内温度が比較的低温であり、失火に対して余裕がないと判定される。一方、現在の運転状況が図16に符号R2で示す運転状況の領域に含まれていると判定された場合には、失火に対して余裕があると判定される。
ステップS420の判定の結果、失火に対して余裕があると判定された(ステップS420肯定)場合には、ステップS430へ移行する。ステップS430では、膨張行程において、低温空気ACが筒内に供給される。この場合、上記において図14を参照して説明したように、蓄圧タンク10から冷却器25を通過した低温空気ACが筒内に供給される。
一方、ステップS420の判定の結果、失火に対して余裕がないと判定された(ステップS420否定)場合には、ステップS440へ移行する。ステップS440では、膨張行程において、高温空気AHが筒内に供給される。この場合、上記において図13を参照して説明したように、蓄圧タンク10に蓄えられた高温空気AHは、冷却器25を通過しないままで筒内に供給される。
本実施形態によれば、排気ガスのエネルギーを増加させる(ステップS410肯定)ために蓄圧タンク10内に蓄えられた空気が筒内に供給される際に、失火に対して余裕があると判定された(ステップS420肯定)場合には低温空気ACが筒内に供給される(ステップS430)。一方、失火に対して余裕がないと判定された(ステップS420否定)場合には、高温空気AHが筒内に供給される(ステップS440)。これにより、筒内温度が比較的低温となり追加燃焼において失火が生じる可能性が高くなる運転状況においては、筒内に高温空気AHが供給される。その結果、蓄圧タンク10内に蓄えられた空気が筒内に供給されて追加燃焼が行われる際に、失火が生じることが抑制される。
上記各実施形態は、適宜組み合わせて行われることができる。
本発明の内燃機関の制御装置の第1実施形態の主要部分を示すブロック図である。 本発明の内燃機関の制御装置の第1実施形態に係る装置の概略構成図である。 本発明の内燃機関の制御装置の第1実施形態における蓄圧時の様子を示す図である。 本発明の内燃機関の制御装置の第1実施形態における供給時の様子を示す図である。 本発明の内燃機関の制御装置の第1実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の内燃機関の制御装置の第2実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の内燃機関の制御装置の第2実施形態の変形例の動作を示すフローチャートである。 本発明の内燃機関の制御装置の第3実施形態に係る装置の概略構成図である。 本発明の内燃機関の制御装置の第3実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の内燃機関の制御装置の第4実施形態に係る装置の概略構成図である。 本発明の内燃機関の制御装置の第4実施形態における供給気体切替え弁の第1の状態を示す図である。 本発明の内燃機関の制御装置の第4実施形態における供給気体切替え弁の第2の状態を示す図である。 本発明の内燃機関の制御装置の第4実施形態における高温空気の供給時の状態を示す図である。 本発明の内燃機関の制御装置の第4実施形態における低温空気の供給時の状態を示す図である。 本発明の内燃機関の制御装置の第4実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の内燃機関の制御装置の第4実施形態における筒内温度を推定するためのマップを示す図である。
符号の説明
1 エンジン
2 シリンダブロック
3 シリンダヘッド
4 ピストン
5 燃焼室
6 吸気管
7 吸気弁
8 排気管
9 排気弁
10 蓄圧タンク
11 第1通路
11a 第1通路における蓄圧タンク側の部分
11b 第1通路における筒内側の部分
12 冷却器
14 蓄圧弁
15 通路内圧センサ
16 筒内圧センサ
17 第2通路
17a 第2通路における第3通路との接続部
18 三方弁
20 車両制御部
21 アクセルポジションセンサ
22 吸気圧センサ
23 供給気体切替え弁
24 第3通路
25 冷却器
30 ターボチャージャー
30a タービン
30b コンプレッサー
40 車両制御部
50 車両制御部

Claims (8)

  1. 過給機が設けられた内燃機関を制御する内燃機関の制御装置であって、
    前記内燃機関の筒内に前記筒内よりも相対的に高圧の気体を供給する気体供給手段を備え、
    前記内燃機関の膨張行程及び排気行程の少なくともいずれか一方において、前記気体供給手段により、前記筒内に前記気体が供給される
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 請求項1記載の内燃機関の制御装置において、
    前記気体供給手段は、前記気体を蓄える蓄圧部と、前記筒内と前記蓄圧部とを連通させる蓄圧通路とを有し、
    前記蓄圧部に蓄えられる前記気体は、前記筒内で圧縮された前記気体である
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置において、
    前記気体供給手段により前記筒内に前記気体が供給される場合には、前記気体が供給されない場合に比べて、前記内燃機関の吸気行程で前記筒内に導入される吸気に対する燃料の噴射量が予め増量され、
    前記気体供給手段により前記筒内に供給された前記気体により、前記燃料の燃焼が行われる
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  4. 請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置において、
    前記気体供給手段により前記筒内に前記気体が供給される場合には、前記膨張行程及び前記排気行程の少なくともいずれか一方において前記筒内に燃料が噴射され、
    前記気体供給手段により前記筒内に供給された前記気体により、前記燃料の燃焼が行われる
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  5. 請求項3または4に記載の内燃機関の制御装置において、
    前記気体供給手段は、前記気体を冷却する冷却器と、前記冷却器を通過した前記気体及び前記冷却器を通過していない前記気体のいずれか一方を選択的に前記筒内に供給する供給気体切替え手段とを備え、
    前記内燃機関の運転状況に基づいて前記供給気体切替え手段が制御される
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  6. 請求項5記載の内燃機関の制御装置において、
    前記内燃機関の運転状況とは、前記筒内の温度状態である
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置において、
    更に、前記内燃機関の吸気行程において、前記気体供給手段により前記内燃機関に前記気体が供給される
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  8. 請求項7記載の内燃機関の制御装置において、
    前記気体供給手段は、前記気体を蓄える蓄圧部と、
    前記蓄圧部と吸気経路とを連通させる供給通路と、
    前記供給通路を開閉する供給通路開閉手段と、
    前記蓄圧部と前記筒内とを連通させる蓄圧通路と、
    前記蓄圧通路を開閉する蓄圧通路開閉手段とを有し、
    前記膨張行程及び前記排気行程の少なくともいずれか一方、及び前記吸気行程において前記蓄圧通路開閉手段を開いて前記筒内に前記気体を供給し、
    前記蓄圧通路開閉手段に要求される開閉周期が予め定められた所定の開閉周期よりも短い場合には、前記吸気行程において、前記蓄圧通路開閉手段に代えて前記供給通路開閉手段を開いて前記吸気経路に前記気体を供給する
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
JP2006341750A 2006-12-19 2006-12-19 内燃機関の制御装置 Expired - Fee Related JP4677979B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006341750A JP4677979B2 (ja) 2006-12-19 2006-12-19 内燃機関の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006341750A JP4677979B2 (ja) 2006-12-19 2006-12-19 内燃機関の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008151071A JP2008151071A (ja) 2008-07-03
JP4677979B2 true JP4677979B2 (ja) 2011-04-27

Family

ID=39653507

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006341750A Expired - Fee Related JP4677979B2 (ja) 2006-12-19 2006-12-19 内燃機関の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4677979B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60187331U (ja) * 1984-05-23 1985-12-12 日産ディーゼル工業株式会社 内燃機関の過給装置
JP2001107761A (ja) * 1999-09-15 2001-04-17 Robert Bosch Gmbh 排ガスターボ過給機を備えた直接噴射式の内燃機関においてトルクを高めるための装置および方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60187331U (ja) * 1984-05-23 1985-12-12 日産ディーゼル工業株式会社 内燃機関の過給装置
JP2001107761A (ja) * 1999-09-15 2001-04-17 Robert Bosch Gmbh 排ガスターボ過給機を備えた直接噴射式の内燃機関においてトルクを高めるための装置および方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008151071A (ja) 2008-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9638110B2 (en) Natural gas engine and operation method for natural gas engine
US8417437B2 (en) Control method and system of engine
US20140298802A1 (en) Control Device for Internal Combustion Engine
WO2002014665A1 (fr) Moteur a combustion interne par compression
JP2006233898A (ja) Egr装置
WO2012001888A1 (en) Engine control device and control method
JP2009191659A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2007205181A (ja) 4サイクル内燃機関
JP2010024865A (ja) エンジンの制御装置
JP2019090378A (ja) 過給機付エンジン
JP2009085053A (ja) 圧縮着火内燃機関の制御装置
JP2008069667A (ja) 2サイクルエンジンの始動方法
JP5556956B2 (ja) 内燃機関の制御装置及び方法
JP5741345B2 (ja) エンジンの制御装置
JP2009191727A (ja) エンジンの過給装置
JP4677979B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4265475B2 (ja) 予混合圧縮着火内燃機関の制御装置
JP2009108693A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2008051017A (ja) 予混合圧縮自着火内燃機関
JP4831039B2 (ja) ディーゼルエンジンの制御装置
JP2018096264A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP6740744B2 (ja) エンジンの制御装置
JP2010112301A (ja) 内燃機関の燃料供給制御装置
JP2010127087A (ja) 内燃機関の燃焼制御装置
JP5206355B2 (ja) 内燃機関の出力トルク制御装置及び制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090903

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101227

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110117

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4677979

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees