JP4677208B2 - 共焦点顕微鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、試料に対して点光源からの光を2次元走査し、試料からの光を検出する共焦点顕微鏡に関するものである。
共焦点顕微鏡は、点光源からの光を対物レンズにより試料上に集光させ、その集光点をスキャナを用いて光学的に2次元走査し、試料からの光(特に蛍光)を対物レンズを通して光検出器で検出し、2次元の情報を得る。
ところで、このような共焦点顕微鏡では、蛍光色素や蛍光タンパクで標識された試料を、標識に対応した励起波長を用いて励起する。
このため、点光源として、レーザ光源を用いる場合、励起波長域毎にレーザ光源を用意する必要がある。そして、複数のレーザ光源からのレーザ光を走査光学系に導入し、それぞれ励起波長域毎にコリメートレンズを介して対物レンズにより試料上に集光させる。
この場合、各コリメートレンズにより試料上の焦点位置を調整する。また、走査光学系には、各コリメートレンズより出射したそれぞれの波長領域毎のレーザ光を対物レンズに導入するため、これらのレーザ光をダイクロイックミラーなどを用いて合成する光線方向変換エレメントなどが設けられている。
特開平11−231222号公報 特開平9−127424号公報
ところが、各波長領域毎にコリメートレンズを有する光学系が用いられると、仮に、これら光学系にばらつきがあると、これらのばらつきにより、試料上の焦点位置にXY方向、さらにはZ方向のズレが発生することがある。このため、これら試料上の焦点位置のズレを調整するのに精密な調整が必要となり、多大な手間と時間がかかる。また、レーザ光を合成するための光線方向変換エレメントを用いることは、価格的にも高価になるという問題がある。
特許文献1では、複数のレーザ光源からのレーザ光を混合して1本の光ファイバに入射し、光ファイバからの出射光をコリメートレンズを介して対物レンズにより試料上に集光させている。
この場合、光ファイバには、コアとグラッドとのわずかな屈折率差を利用して、コア中に光を閉じ込めて光伝搬させるシングルモードファイバが用いられている。ところが、このようなシングルモードファイバは、シングルモード伝搬させるためのカットオフ周波数があり、次式の制約を受ける。
V=kf・a・NA
ここで、Vは、シングルモード伝搬させるための値であり、V<2.405である必要がある。kfは、kf=2π/λで表わされ、ファイバに入れる波長λによって変わる。aは、コアの半径を表している。さらに、NAは、ファイバに取り込める開口数である。
このようにシングルモードファイバは、波長依存性があり、波長域に応じたファイバが必要となる。この傾向は、短波長域になればなるほど顕著で、波長依存性が大きくなるため、例えば、短波長域の400nmをシングル伝搬すると、長波長域の波長は、550nm程度しか使用できない。
このことは、一般に、共焦点顕微鏡では、励起光用光源として、UVレーザを始め、VIOLETレーザ、可視域レーザ、近赤外波長以上のレーザなど幅広い波長域のレーザ光が用いられるが、このような場合、特許文献1に開示された考えのものでも、適用する波長域の広さによっては、ファイバが複数本必要になってしまい、上述したと同様な問題点を依然生じる。
一方、特許文献2には、シングルモードファイバを利用して、異なる発光色のLEDの光を光伝搬する方法が開示されている。
しかし、このような方法に用いられるファイバについても、上述したシングルモード伝搬の式に当てはめると、コア径が数μmになる。このため、このように非常に小さなコア径のファイバに光源からの光を導入しようとすると、カップリング効率が悪くなり、必要とするシングルモードの光を得るのが困難になる。ちなみに、一般に利用されるレーザ光のBeam Diameterは、0.5〜2程度、Beam Divergenceは、0.2〜2程度である。
この問題を解決するためには、レーザ光の発光点をファイバのコア径のとほぼ同程度にする必要があるが、このことは、光学的に困難になるという問題を生じる。また、ファイバのコア径を大きくすることも考えられるが、これでは、共焦点顕微鏡で必要なシングルモード動作が困難になってしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、広波長帯域の光伝搬を可能としたファイバを用いることで、波長帯域毎の光学系およびそれぞれの光学調整を不要にできる共焦点顕微鏡を提供することを目的とする。
本発明の局面に係る共焦点顕微鏡は、波長の異なる光を発生する少なくとも2つの光源を有する光源ユニットと、前記光源ユニットからの光を試料上に集光させる対物レンズと、前記光源ユニットからの光を前記試料上で2次元走査する光走査手段と、前記光源ユニットと前記光走査手段との間に配置され、前記光源ユニットから導入される光を前記走査手段側に伝搬する一つのフォトニック結晶ファイバと、前記フォトニック結晶ファイバから出射した光をコリメートして前記光走査手段へ導くコリメート手段と、前記光走査手段による2次元走査により前記試料上から発生する蛍光を共焦点観察する蛍光観察手段と、前記光源ユニットからの光を用いてDIC観察を行うDIC観察手段とを具備し、前記光源ユニットにより発生する光は、波長405nm付近の光と波長635nm付近の光を含み、かつ偏光特性を有する光であり、前記フォトニック結晶ファイバは、コアの周囲に設けられるクラッドに配置された複数のエアーホールを有するとともに、このエアーホールの配置が鉛直方向と水平方向で異なることにより偏波特性を維持した光伝播を可能にしたことを特徴とする。
本発明の実施の形態によれば、広波長帯域の光伝搬を可能としたファイバを用いることで、波長帯域毎の光学系およびそれぞれの光学調整を不要にできる共焦点顕微鏡を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る共焦点顕微鏡共焦点顕微鏡の概略構成を示す図である。図1に示す共焦点顕微鏡は、顕微鏡ユニットM、走査ユニットSU、光源ユニットとしてのレーザユニットLにより構成されている。
レーザユニットLは、近赤外波長以上のレーザ1a、可視域レーザ1b、VIOLETレーザ1c、及びUVレーザ1dなどを備えている。
近赤外波長以上のレーザ1aからのレーザ光の光路上には、反射ミラー2が配置されている。また、可視域レーザ1bからのレーザ光の光路上には、反射ミラー2で反射されるレーザ光との交点上にダイクロイックミラー3が配置されている。ダイクロイックミラー3は、これら2つのレーザ光路を合成するもので、反射ミラー2で反射されるレーザ光を透過し、可視域レーザ1bからのレーザ光を反射する。
VIOLETレーザ1cからのレーザ光の光路上には、ダイクロイックミラー3で合成された光との交点上にダイクロイックミラー4が配置されている。ダイクロイックミラー4は、これら2つのレーザ光路を合成するもので、ダイクロイックミラー3で合成されたレーザ光を透過し、VIOLETレーザ1cからのレーザ光を反射する。
UVレーザ1dからのレーザ光の光路上には、ダイクロイックミラー4で合成された光との交点上にダイクロイックミラー5が配置されている。ダイクロイックミラー5は、これら2つのレーザ光路を合成するもので、ダイクロイックミラー4で合成されたレーザ光を反射し、UVレーザ1からのレーザ光を透過し、同一光軸上のマルチ波長のレーザ光を出射する。
レーザユニットLのダイクロイックミラー5からのマルチ波長のレーザ光の出射光路には、カップリングレンズ6を介してフォトニック結晶ファイバ(以下、「PCF」と略称する。)7の入射端が配置されている。
カップリングレンズ6は、ダイクロイックミラー5から出射されたレーザ光をPCF7の入射端へ集光する。PCF7は、多数のエアーホールを規則正しく配列した構造のクラッドを持つ。PCF7の詳細は、後述する。また、PCF7は、マルチ波長のシングルモード光を出力する。
PCF7の出射端には、コリメートレンズ8が配置されている。コリメートレンズ8は、マルチ波長のシングルモード光を平行光束に変換する。
コリメートレンズ8からの平行光束は、走査ユニットSUに導かれる。
走査ユニットSUには、コリメートレンズ8からの平行光束の光路上に波長分割素子9が配置されている。波長分割素子9は、平行光束の光のうち、後述する試料21を励起するために必要な励起波長を透過し、試料21で励起されて蛍光を発した蛍光波長を反射する特性を有している。
波長分割素子9を透過したレーザ光(励起波長光)の光路には、ガルバノミラーユニット10が配置されている。ガルバノミラーユニット10は、直交する2方向に光を偏向するための2枚のガルバノミラー10a、10bを有する。これらのガルバノミラー10a、10bによりレーザ光(励起波長光)が2次元方向に偏向される。
波長分割素子9の試料21からの蛍光の反射光路には、共焦点観察手段を構成するコンフォーカルレンズ11、共焦点ピンホール12、ダイクロイックミラー13および光電変換素子14,15が配置されている。光電変換素子14,15には、例えばフォトマルチプライアが用いられる。
走査ユニットSUには、リレーレンズ16を介して顕微鏡ユニットMが接続されている。
顕微鏡ユニットMでは、ガルバノミラーユニット10により偏向されたレーザ光(励起波長光)の光路に、ミラー17が配置されている。ミラー17の反射光路には、結像レンズ18および対物レンズ19が配置されている。
この場合において、リレーレンズ16を介してミラー17で反射し、さらに結像レンズ18を通ったレーザ光(励起波長光)は、対物レンズ19を透過して、ステージ20に載置された試料21に照射される。このとき、結像レンズ18により対物レンズ19を透過する光は、先のコリメートレンズ8の光束径で試料21上に集光され、ガルバノミラー10a、10bの動きにより試料21上の所定の範囲で走査される。
なお、試料21上に集光されるレーザ光(励起波長光)は、用途に応じて、静止させてスポット的に照射させてもよいし、走査ユニットSUを瞬間的にスキップ作動させて複数の任意の位置にスポット的に照射させるようにしてもよい。
試料21は、レーザ光(励起波長光)により、蛍光指示薬が励起され蛍光を発する。この蛍光は、先の光路とは逆方向に、対物レンズ19から結像レンズ18、ミラー17、リレーレンズ16、ガルバノミラー10a、10bを通って波長分割素子9に達し、波長分割素子9で反射してコンフォーカルレンズ11で集光される。そして、この集光位置にあるピンホール12で焦点面だけの蛍光が選択され、ダイクロイックミラー13で蛍光波長を分割した光が光電変換素子14,15により受光され画像化される。
なお、近赤外波長以上のレーザ1aとして、IRパルスレーザを用いることができる。このようなIRパルスレーザを用いると、2光子吸収により蛍光画像を取得することができる。このときの2光子吸収現象は、結像位置でのみ発生するので、ピンホール12は、理論的には不要にできる。
次に、PCF(フォトニック結晶ファイバ)7について説明する。
図2は、PCF7の断面図を示す図である。例えばGeからなるコア7aの周囲にSiからなるクラッド7bが設けられている。また、コア7a周囲のクラッド7bには、多数のエアーホール7cが規則正しく配列されている。この場合、PCF7は、コア7aとクラッド7bともに同じ材質(例えばシリカ)で形成されたものでもよい。
PCF7は、クラッド7bのエアーホール7cの配列、エアーホール7cの数、クラッド7bの面積全体の中でエアーホール7cが占める割合、コア7aの径およびコア7aの材質などにより特性が決定される。
また、PCF7は、
格子間隔Λ:エアーホール7cの中心間隔、
エアーホール径d:クラッド7bのエアーホール径、
コア径2a:中心欠陥の高屈折率部の最小径で第一層エアーホールと外接する円の径、
比エアーホール径d/Λ:dとΛの比(この値は、クラヅドの実効的な屈折率と関係することから、構造の規格化パラメータとしてしばしば使われる)、
空隙率(AIR FILLING FRACTION)F:高屈折率触媒に対するエアーの割合、
規格化周波数Λ/λ:波長に対するエアーホール中心間隔の相対的な大きさ(導波特性の記述にはΛそのものより規格化周波数を用いる。)
とすると、これらの関係式は、
Figure 0004677208
で表わされる。
ここでの屈折率導波型PCFは、導波原理が全反射である点は、通常のファイバと同じである。両者の特性の違いは、PCF7では、クラッド7bの実効屈折率が光の波長により大きく変化する点である。クラッド7bの実効屈折率は、エアホール7cの径やピッチと波長との大小関係により変化する。これによって、波長が短くてもシングルモード動作することや、コア7aの面積をどんなに大きくてもシングルモード動作するという特性が生まれる(果てしないシングルモードESM:ENDLESSLY-SINGLEMODE)。
もう1つの違いは、コア7aとの屈折率差を通常の光ファイバよりもはるかに大きくできるという点である。クラッド7bの実効屈折率は、エアホール7cの直径やピッチによって制御でき、エアホール7cを大きくすることで空気の影響を高めれば実効屈折率は大きく下がる。すなわち、従来の光ファイバに比べて、屈折率差の変化の自由度が大変大きい。
コア7aとクラッド7bの屈折率差は、光の導波構造(光の封じ込め構造)に関係し、光の導波構造は、光ファイバの導波路分散と相関を持つ。このことから、PCF7では、導波路分散を広い範囲に亘って変えることが可能である。したがって、この導波路分散と材料分散(ファイバの素材自身が持つ分散)を組み合わせることによって、例えば、短波長でゼロ分散を持つ光ファイバや広い波長帯域に亘って分散がフラットな光ファイバを実現できる。
さらに、クラッド7bのエアーホール径をXY方向で異ならせる構造異方性を持たせたり、コア径を非円とすることなどで大きな偏波保持性が生まれ、偏波保持ファイバを実現することもできる。
通常の光ファイバの導波モードの数は、次式のV値で与えら、V値が2.4以下の場合にシングルモード動作する。
Figure 0004677208
通常のシングルモードファイバでは、nc0とnc1が材料分散により波長とともに同等に変化する。そのため(3)式の√の中の値は、ほとんど波長に対して一定となる。その結果、V値は波長λに反比例して変化することになり、波長が短くなるとシングルモード条件であるV<2.4が成り立たなくなる。
一方、PCF7は、この式が次式で表される。
Figure 0004677208
Λ:格子間隔、√n:シリカの屈折率、neff:クラッドの実効屈折率
この(4)式では、√の中のneffの値が波長依存性があるためにVeff値は、通常の光ファイバと異なった波長依存性を示す。これは、波長が短くなるとコアとクラッドの実効屈折率の差が小さくなり、(4)式中のλと√の値が共に小さくなり、それぞれ相殺し合う。つまり、通常の光ファイバのようにλに反比例するのでなく、波長による変化が小さくなり、波長が短くなるにしたがい変化が鈍くなり、一定の値(最大値)に近づく。比エアーホール径d/Λ:dとΛの比が小さい場合、Veff値の最大値は、より小さな値に収束する。Veff値はPCFの場合、4.1以下でシングルモード動作することが示されており、この条件を満たすd/Λ値は、約0.4以下になる。
また、NAは、次式で与えられる。
Figure 0004677208
通常の光ファイバでは、コアとクラッドの屈折率差△nは、波長によりほとんど変化しないため、NAも波長による変化はほとんどない。これに対し、PCF7では、neffが短波長になるほど、nc0に近づくため、顕著な波長依存性を示し、短波長になるほどNAは小さくなる。
よって、通常の光ファイバでは、短波長でシングルモードにするには、コア径を小さくする必要があるが、PCF7では、短波長でシングルモードにするのに、コア径を小さくしなくても可能である。また、通常の光ファイバでは、NAは、波長による変化がないままであるが、PCF7では、(5)式から明らかなように、短波長になるほどNAを小さくすることが可能である。
このようなPCF7を用いることにより、共焦点顕微鏡として、例えば、405nm近辺のVIOLETレーザ1と440〜635nmまでの可視域レーザを同時に使用することがあっても、1本のPCF7のみで走査ユニットSU側に光伝搬することができる。勿論、350nm程度の紫外域から1200nmの近赤外波長以上であっても、1本のPCF7のみで対応することが可能である。
従って、このようにすれば、レーザユニットLと走査ユニットSUとの間を接続するファイバとしてPCF7を用いることで、近赤外波長域からUV波長域までの広い波長域の光を1本のPCF7のみで走査ユニットSU側に光伝搬することができる。つまり、従来では、波長域が広がると、所定の波長域毎にファイバを分けて、走査ユニットに光伝搬させる必要があったが、これを最小1本のPCF7のみで光伝搬することができる。
このことは、レーザユニットLを各波長域毎に、それぞれ用意する必要がなく、1つに纏めることができるので、レーザ光をコントロールするための制御系も構成が簡単になるばかりか、配線数を減らすことも可能であり、価格的に安価にできるとともに、配線数を減らせることで、信頼性の向上も図れる。
また、1本のPCF7で走査ユニットSU側に光伝搬できることで、走査ユニットに光を導入した後も、所定の波長域毎にコリメートレンズなどの光学系を用意する必要がなくなり、波長域毎の光軸調整を必要としない。従来、各波長域毎の光学系の光軸調整は、物理的に行われるため、熱膨張などによって、光軸ずれ発生し易かったが、1本のPCF7のみで同軸上に光を導入し、光軸調整を省略できるので、光軸のずれがなくなり、光軸ずれによる試料上の走査位置が変わることがないため、取得される画像の信頼性が高い。
さらに、顕微鏡を納入後、新たに他の波長領域のレーザを追加した場合も、レーザユニットLで光学調整をすればよく、PCF7については、そのまま対応できるので、ユーザ先でのセットアップも容易である。また、ファイバが何らかの影響で壊れた場合も、従来であれば、ファイバのカップリング調整と走査ユニットに導入するための光学調整の他に、さらに走査ユニット内での光学調整も必要であるが、PCF7であれば、交換の後、PCF7のカップリング調整と走査ユニットに導入するための光学調整だけで済むためメンテナンス性が高い。
さらにまた、従来では、走査ユニット内で各波長領域毎のコリメートレンズより出射したレーザ光を対物レンズに導入するため、これらのレーザ光をダイクロイックミラーなどを用いた光線方向変換エレメントで合成するようにしていたが、これら光線方向変換エレメントを必要としないので、走査ユニットをコンパクトにすることができるとともに、光線方向変換エレメントでの光の損失も防止でき、効率のよい光伝搬を行なうことができる。
図3は、PCF7の端面処理について説明する図である。図3において、PCF7は、Geからなるコア7aの周囲に、シリカからなるクラッド7bが設けられ、さらに、コア7a周囲のクラッド7bに、多数のエアーホール7cが配置されている。この場合において、カップリングレンズ6やコリメートレンズ8との光学的な接続をするために、PCF7の両端にコネクタ(図示しない)が取り付けられる。コネクタを取り付ける際に、PCF7の両端を研磨する必要がある。しかし、PCF7は屈折率差を持たせるために微小な穴(エアーホール7c)が開いており、端面処理のためクラッド7b端面を研磨すると、エアーホール7cが埋まってしまい本来の性能を出せなくなってしまう。そこで、予めクラッド7b端面において、10〜500μm程度の範囲だけエアーホール7c部分を無くし、この部分で端面研磨できるようにする。この場合、カップリングレンズ6を介して入射されるレーザ光は、コア7a上の、該コア7a先端からエアーホール7c先端までの間のエアーホール7cが存在しない部分で焦点を結ばせるようにすればよいが、望ましくは、コア7a上のエアーホール7c先端に相当する位置がよい。
第1の実施の形態では、レーザユニットLとして、近赤外波長以上のレーザ1a、可視域レーザ1b、VIOLETレーザ1c、UVレーザ1dなどが設けられる例を述べたが、レーザが2個以上存在すれば、上述したと同様な効果を得られる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
図4は、本発明の第2の実施の形態の概略構成を示す図であり、図1と同一部分には、同符号を付している。
図4において、共焦点顕微鏡は、顕微鏡ユニットM、走査ユニットSUの他、光源ユニットとしてLED光源ユニットLEを備えている。
LED光源ユニットLEには、発光ダイオードとして、それぞれ発光色の異なる青色のLED31a、緑色のLED31b、赤色のLED31cが設けられている。
LED31a、31b、31cから発せられる光は、図示しない合成手段で合成され、マルチ波長の光として、カップリングレンズ6を介してPCF7の入射端へ集光する。PCF7は、マルチ波長のシングルモード光の光を出力する。
以下、第1の実施の形態で述べたと同様で、コリメートレンズ8で平行光束になって、波長分割素子9で、平行光束の光の内、試料21を励起するために必要な励起波長が透過する。
波長分割素子9で励起波長光となった光は、ガルバノミラーユニット10で、試料21面上のXY方向に偏向され、リレーレンズ16を透過してミラー17に入射する。ミラー17で反射した光は、結像レンズ18より対物レンズ19を透過して試料21上に集光され、ガルバノミラー10a、10bの動きにより試料21上の所定の範囲で走査される。
第1の実施の形態と同様に、試料21上に集光されるレーザ光(励起波長光)は、用途に応じて、静止させてスポット的に照射させてもよいし、走査ユニットSUを瞬間的にスキップ作動させて複数の任意の位置にスポット的に照射させるようにしてもよい。
試料21上に照射されるレーザ光(励起波長光)により、蛍光指示薬が励起されると、蛍光が発する。この蛍光は、先の光路とは逆方向に、対物レンズ19から結像レンズ18、ミラー17、リレーレンズ16、ガルバノミラー10a、10bを通って波長分割素子9で反射してコンフォーカルレンズ11で集光される。そして、この集光位置にあるピンホール12で焦点面だけの蛍光が選択され、ダイクロイックミラー13で蛍光波長を分割した光が光電変換素子14,15により受光され画像化される。
このようにすれば、光源ユニットとして、発光色の異なるLED31a、31b、31cを有するLED光源ユニットLEを用い、走査ユニットSUとの間をPCF7で接続するようにしたので、レーザを使わないポイントスキャン方式の走査型共焦点顕微鏡を実現できる。
LED光源ユニットLEからのLED光をPCF7に導入するが、PCF7は、従来のシングルモードファイバに比べてコア径を大きくすることが可能(例えば数十μm程度)なので、カップリング効率をよくすることができ、共焦点顕微鏡で必要なシングルモードの光を確実に得ることができる。
LED光源ユニットLEのLED31a、31b、31cを光源として使用して共焦点顕微鏡を構成できるので、価格的にも安価にできる。また、LED31a、31b、31cは、レーザに比べて消費電力が小さく、省エネルギー化が可能である。さらに、LED31a、31b、31cは、非常に小さいため、コンパクトな光源を実現できる。このため、図4では、LED光源ユニットLEは、走査ユニットSUと分けて構成されていたが、走査ユニットSU内に組み込むことも可能になり、一体化によるさらなるコンパクト化が実現できる。
LED光源ユニットLEのLED31a、31b、31cは、電圧のオンオフのみで点灯、消灯が可能であり、また、輝度を変化させるために、電流を可変したり、パルス状にON/OFFすることなどの変調により、輝度を変えることも可能で、これによって調光も簡単にできる。このことは、従来においては、調光制御するために特別の機構が必要であったが、電気制御回路だけで実現できるので、コンパクトになるとともに、安価にできる。
LED31a、31b、31cは、レーザに比べて、寿命が長く、システムの維持コストが安いという効果もある。
LEDは、レーザに比べて、いろいろな波長のものも実用化されており、試料21の励起波長に対して、波長選択自由度が高いというメリットもある。
LEDは、レーザと比べると波長幅が広い。よって、BAフィルタやAOTFなどの波長選択素子と組み合わせて、必要な波長幅に変換して使用することで、波長の選択性を向上させることができる。
一方、図4では、LED光源ユニットLEには、LED31a、31b、31cのみを設けたが、レーザ光源を組み合わせることで、強い光が必要な場合は、レーザを利用し、弱い光でも構わない場合は、LEDを利用するという利便性の向上も可能である。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
従来のファイバを用いる場合は、カップリングレンズおよびコリメートレンズの波長補正を行わない。これは、これまでのファイバでは、NAが波長依存性をほとんど持たないからである。
しかし、第1の実施の形態に用いられるPCF7は、NAが波長依存性を持っている。このためカップリングレンズ6とコリメートレンズ8は、波長依存性を考慮した設計が必要である。つまり、これらカップリングレンズ6とコリメートレンズ8は、PCF7のコア7aに対してカップリング作用又はコリメート作用が波長依存しないものにする必要がある。このため、短波長域についてNAが小さく、長波長域についてはNAが大きくなるように特性を補正するレンズ構成とする必要がある。ちなみに、コリメートレンズ8は、図5に示すように、PCF7のNAがほぼ一定の場合、異なる波長λ1、λ2、λ3によって光の広がりが異なる。ここでの波長は、λ1<λ2<λ3である。
そこで、第3の実施の形態では、カップリングレンズ6およびコリメートレンズ8として、波長によってNAが変化するようなレンズ(例えば、所定量の色収差を持たせたレンズ)を用いる。このようにすれば、カップリングレンズ6によるカップリング効率とコリメートレンズ8によるコリメート光の平行度を最適化することが可能になる。つまり、カップリングレンズ6については、カップリング効率を改善できるので、PCF7へ入射する光の損失を少なくすることが可能となり、光の強度が強い光源を使う必要がなく省エネルギー化が図ることができる。また、コリメートレンズについても、光の平行度を保ったまま、光束径をほぼ一定にすることができるので、対物レンズ19に入射する光の損失を最小限にして試料21に導くことができ、励起効率を良くすることが可能である。
(第3の実施の形態の変形例)
また、対物レンズ19で形成されるビームスポット径は、光の波長λと開口数NAに依存する。波長λが短いほど、ビームスポット径は小さくなる。そこで、光の波長λによるスポット径の変動を開口数NA(すなわち、対物レンズへの入射ビーム径)の調節によって相殺するように、PCF7以降のコリメートレンズ8を含む光学系の波長特性を光学的にコンペンセート(補償)する。これによって、対物レンズ19からの光のスポット径は、波長λに関わらず等しく揃えることができる。従って、分解能に対する波長の影響をなくすことができる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。
ところで、PCF7は、規則正しいエアーホールが開いているが、これでは、共焦点顕微鏡で必要とする偏波特性を持たせた光伝播が得られないことがある。
そこで、第4の実施の形態のPCF7には、図6(a)及び図6(b)に示すようにコア7a周囲のクラッド7bに形成されるエアーホール7cの配置を鉛直V方向と水平H方向で異ならしたものが用いられる。
このようなPCF7によれば、偏波特性を持った波長の光を、偏波特性を維持したままシングルモード伝播することが可能となる。
なお、エアーホール7cの鉛直V方向と水平H方向の配置は、例えば、図7(a)に示すように六角形状、図7(b)に示す長方形状、図7(c)に示す楕円状など各種のものが考えられる。
従って、このようにすれば、PCF7により偏波特性を維持した波長の光伝播が可能になるので、共焦点顕微鏡では、DIC観察が、簡単に可能である。仮に、PCF7で偏波特性を維持できなければ、別途波長板などが必要となるが、PCF7で偏波特性を維持した光伝播を可能とすることで、波長板が不要になる。このことは、波長板での光の損失を無くすことができるので、さらに明るく効率の良いシステムの構築が可能である。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
なお、以上述べた実施の形態には、以下の発明も含まれる。
(1) 前記フォトニック結晶ファイバは、入射端側にカップリングレンズ、出射端側にコリメートレンズがそれぞれ配置されること。
(2) 前記フォトニック結晶ファイバは、少なくとも2つの光源に対して1本設けられること。
本発明の実施の形態によれば、例えば、近赤外波長域からUV波長域までの広い波長域の光を1本のPCFのみで光走査手段側にシングルモードで光伝搬することができるので、光走査手段側に光を導入した後も、波長域毎に光学系を用意する必要がなくなり、波長域毎の光軸調整を必要としない。これにより、光軸のずれがなくなり、光軸ずれによる試料上の走査位置が変わることがない。さらに、顕微鏡を納入後、新たに他の波長領域のレーザを追加した場合も、光源ユニットで光学調整をすればよく、PCFについては、PCF自身の交換や増設を必要とせずに、そのまま対応できるので、ユーザ先でのセットアップも容易である。なお、上記の実施の形態では、PCFで近赤外波長域からUV波長域までの波長域の光を光走査手段側にシングルモードで光伝搬する例を説明したが、赤外波長域からUV波長域までの波長域の光を光伝搬しても良い。
また、本発明の実施の形態によれば、コア径を太くした(例えば数十μm程度)PCFを用いることで発光ダイオードのように比較的大きな点光源を使用できる。また、光源ユニットとして、発光色の異なる発光ダイオードを用いることで、ポイントスキャン方式の共焦点顕微鏡を実現できる。
さらに、本発明の実施の形態によれば、対物レンズからの光のスポット径を揃えることができ、波長分解能の影響をなくすことができる。
さらに、本発明の実施の形態によれば、PCFにより偏波特性を維持した波長の光伝播が可能になる。
本発明の第1の実施の形態に係る共焦点顕微鏡の概略構成を示す図。 第1の実施の形態で使用されるPCFの概略構成を示す図。 第1の実施の形態で使用されるPCFの端面処理を説明するための図。 本発明の第2の実施の形態に係る共焦点顕微鏡の概略構成を示す図。 本発明の第3の実施の形態に用いられるコリメートレンズの特性を説明するための図。 本発明の第4の実施の形態に用いられるPCFの概略構成を示す図。 第4の実施の形態の変形例の概略構成を示す図
符号の説明
M…顕微鏡ユニット
SU…走査ユニット
L…レーザユニット
1a…近赤外波長以上のレーザ、1b…可視域レーザ、1c…VIOLETレーザ、1d…UVレーザ
2…反射ミラー、3、4、5…ダイクロイックミラー
6…カップリングレンズ、7…PCF
7a…コア、7b…クラッド、7c…エアーホール
8…コリメートレンズ、9…波長分割素子
10…ガルバノミラーユニット、10a.10b…ガルバノミラー
11…コンフォーカルレンズ、12…共焦点ピンホール
13…ダイクロイックミラー、14.15…光電変換素子
16…リレーレンズ、17…ミラー、18…結像レンズ
19…対物レンズ、20…ステージ、21…試料
31a.31b、31d…LED

Claims (8)

  1. 波長の異なる光を発生する少なくとも2つの光源を有する光源ユニットと、
    前記光源ユニットからの光を試料上に集光させる対物レンズと、
    前記光源ユニットからの光を前記試料上で2次元走査する光走査手段と、
    前記光源ユニットと前記光走査手段との間に配置され、前記光源ユニットから導入される光を前記走査手段側に伝搬する一つのフォトニック結晶ファイバと
    前記フォトニック結晶ファイバから出射した光をコリメートして前記光走査手段へ導くコリメート手段と、
    前記光走査手段による2次元走査により前記試料上から発生する蛍光を共焦点観察する蛍光観察手段と、
    前記光源ユニットからの光を用いてDIC観察を行うDIC観察手段とを具備し、
    前記光源ユニットにより発生する光は、波長405nm付近の光と波長635nm付近の光を含み、かつ偏光特性を有する光であり、
    前記フォトニック結晶ファイバは、コアの周囲に設けられるクラッドに配置された複数のエアーホールを有するとともに、このエアーホールの配置が鉛直方向と水平方向で異なることにより偏波特性を維持した光伝播を可能にしたことを特徴とする共焦点顕微鏡。
  2. 請求項に記載の共焦点顕微鏡において、前記フォトニック結晶ファイバの端面から所定の距離まで、前記複数のエアーホールが形成されていないことを特徴とする共焦点顕微鏡。
  3. 請求項2に記載の共焦点顕微鏡において、前記所定の距離は、50から500μmであることを特徴とする共焦点顕微鏡。
  4. 請求項1または2に記載の共焦点顕微鏡において、前記複数のエアーホールは、第1の径を有するエアーホールと、第1の径と異なる第2の径を有するエアーホールとを有することを特徴とする共焦点顕微鏡。
  5. 請求項に記載の共焦点顕微鏡において、前記光源ユニットの少なくとも2つの光源のうち、少なくとも1つが発光ダイオードであることを特徴とする共焦点顕微鏡。
  6. 請求項に記載の共焦点顕微鏡において、前記光源ユニットの少なくとも2つの光源は、発光ダイオードであることを特徴とする共焦点顕微鏡。
  7. 請求項に記載の共焦点顕微鏡において、
    前記光源ユニットは可視域の光と、バイオレット、紫外域、近赤外または赤外の少なくとも1つの帯域の光とを発生し、
    前記フォトニクス結晶ファイバは、前記光源ユニットが発生した光を1本のフォトニクス結晶ファイバのみで前記光走査ユニットに伝送することを特徴とする共焦点顕微鏡。
  8. 請求項1または2に記載の共焦点顕微鏡において、前記コリメート手段はコリメートレンズ備え、
    前記コリメートレンズを所定量の色収差をもたせたレンズ構成とすることにより、波長によらずコリメートされた光の平行度を保ったまま光束径をほぼ一定にすることを特徴とする共焦点顕微鏡。
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