JP2008139820A - 顕微鏡照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出射波長域、発光部の面形状及び大きさが異なり、特に、紫外波長域を出射波長とする光源を含む3種類以上の光源のいずれから出射される光も、光量ロスを最大限に抑えて効率よく顕微鏡本体に供給可能な顕微鏡照明装置を提供する。
【解決手段】出射波長域と発光部の形状及び大きさが異なる3種類以上の光源21〜24、コリメートレンズ25〜28、各コリメートレンズから出射された光を共通の光路に導く手段29、共通の光路上に配置された結像レンズ30、結像レンズを経て結像される各光源像の結像位置に入射端面31aが位置する光ファイバ31を有し、各コリメートレンズは、結像レンズを経て光ファイバに入射される光線の入射角が光ファイバの臨界角よりも小さく、且つ、結像レンズを経て結像される光源像が光ファイバの入射端面を超えない範囲で最大となるように、夫々異なる光学特性を有している。
【選択図】図4

Description

本発明は、出射波長域及び発光部の形状が異なる3種類以上の光源を有し、所望の蛍光観察に応じて所望波長の光を顕微鏡本体に供給することが可能な顕微鏡照明装置に関するものである。
従来、この種の顕微鏡照明装置としては、例えば、次の特許文献1に記載の蛍光顕微鏡の光源部がある。
特開2005−10296号公報
図9は特許文献1に記載されている顕微鏡照明装置の一構成例の要部を示す説明図である。
図9の顕微鏡照明装置では、夫々波長域の異なる3つの光源(赤色LD151、緑色LED152及び青色LED153からなるLED群)と、コリメートレンズ群154と、ミラー155と、ダイクロイックミラー156と、レンズ157及び光ファイバ158を有している。そして、夫々の光源151〜153から出射した光をミラー154及びダイクロイックミラー155を介して一つの光路に導き、レンズ157を介して光ファイバ158の入射端面に入射させている。また、このとき射出光線が拡散し易い光源(緑色LED152、青色LED153)についてはコリメートレンズ154を介して平行光線に変換している。
そして、光ファイバ158から出射した光が、図示省略したコリメートレンズ等の投射手段を介して顕微鏡本体部へ供給されるようになっている。
ところで、LEDやLDなどの光源は、出射波長域が異なるごとに発光部の形状や大きさが異なる。
しかるに、発光部の形状や大きさが異なると、光ファイバの入射端面に結像される光源の像の大きさや入射光線の角度が各光源によって異なる。また、光ファイバにおいて、入射光が全反射する最小角度(臨界角)は、入射波長に応じて異なる。
しかし、特許文献1のような従来の3種類以上の光源を用いた顕微鏡照明装置には、光源における出射波長、発光部の形状や大きさの相違による光ファイバ入射端面への光の入射角、光源像の大きさの相違に配慮して、共通光路上に配置される光ファイバ等の伝送手段に効率よく光を導くようにするという着想がない。
このため、従来の3種類以上の光源を用いた顕微鏡照明装置では、光源における出射波長、発光部の形状や大きさによっては、共通の光路から共通のレンズを用いて光ファイバ等に入射させる場合、光源の像が光ファイバ端面よりも大きくなり、あるいは、光ファイバ端面への入射角度が光ファイバの臨界角以上になって、一部の光が光ファイバの内部に入射できず、光量をロスし、顕微鏡本体へ効率よく光を供給することができなくなり易い。
また、顕微鏡照明装置の照明光源として紫外波長を用いる場合、紫外光は他の顕微鏡用照明波長に比べて光路内で通過する光学部材に吸収されやすい。
しかし、従来、この種の顕微鏡照明装置の先行技術文献においては、3種類以上の光源の一つに紫外光を出射波長域とする光源を含む構成であって、他の照明波長の光と共に紫外光の光量ロスを抑えて効率よく顕微鏡本体に導くようにするという着想が記載されたものは存在しない。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、出射波長域、発光部の面形状及び大きさが異なる3種類以上の光源、特に、紫外波長域を出射波長とする光源を含む3種類以上の光源のいずれの光源から出射される光についても、光量ロスを最大限に抑えて効率よく顕微鏡本体に供給可能な顕微鏡照明装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による顕微鏡照明装置は、出射波長域と発光部の形状及び大きさが異なる3種類以上の光源を有し、該各光源からの出射光を顕微鏡本体に標本を観察するための照明光として供給する顕微鏡照明装置において、前記各光源の射出側に夫々配置された、入射光線を平行光線に変換するコリメートレンズと、前記各コリメートレンズから出射された光を共通の光路に導く光路共通化手段と、共通の光路上に配置された、前記光路共通化手段を介して該共通の光路に導かれた前記各光源の像を共通位置に結像する結像レンズと、前記結像レンズを経て結像される前記各光源の像の結像位置に入射端面が位置するように配置された光ファイバを有し、前記各コリメートレンズは、対応する前記光源から出射した光が前記結像レンズを経て前記光ファイバに入射される該光線の入射角が該光ファイバの臨界角よりも小さくなり、且つ、該結像レンズを経て結像される該光源の像が該光ファイバの入射端面を超えない範囲で最大の大きさとなるように、前記各光源の出射波長域と発光部の形状及び大きさに対応して夫々異なる光学特性を有して構成されていることを特徴としている。
また、本発明の顕微鏡照明装置においては、前記結像レンズを経て結像される前記各光源の像倍率が、該各光源の出射波長域と発光部の形状及び大きさに対応して夫々異なるように、前記各コリメートレンズが構成されているのが好ましい。
また、本発明の顕微鏡照明装置においては、前記3種類以上の光源のうちの一つが、紫外波長域の波長を出射する光源であり、前記紫外波長域の波長を出射する光源から前記光ファイバの入射端面までの光路長が他の前記光源から該光ファイバの入射端面までの光路長に比べて短くなるように、該紫外波長域の波長を出射する光源及び対応する前記コリメートレンズが配置されているのが好ましい。
また、本発明の顕微鏡照明装置においては、前記光路共通化手段が、二つの光路が交差する位置に配置されたダイクロイックミラーで構成されているのが好ましい。
また、本発明の顕微鏡照明装置においては、前記ダイクロイックミラーが、前記3種類以上の光源のうち、照明光として用いる光源が通る光路を含む前記二つの光路が交差する位置に挿脱可能に構成されているのが好ましい。
また、本発明の顕微鏡照明装置においては、前記光路共通化手段が、前記3種類以上の光源及び対応するコリメートレンズを保持し、中心軸を中心として回転することによって、前記各光源及び対応するコリメートレンズの光軸を前記結像レンズの光軸に時分割で位置合わせ可能なターレットであるのが好ましい。
また、本発明の顕微鏡照明装置においては、前記光路共通化手段が、前記3種類以上の光源のうち、照明光として用いる光源が通る光路を含む前記二つの光路が交差する位置に挿脱可能なミラーであるのが好ましい。
本発明の顕微鏡照明装置によれば、出射波長域、発光部の面形状及び大きさが異なる3種類以上の光源、特に、紫外波長域を出射波長とする光源を含む3種類以上の光源のいずれの光源から出射される光についても、光量ロスを最大限に抑えて効率よく顕微鏡本体に供給可能な顕微鏡照明装置が得られる。
実施形態の説明に先立ち、本発明の作用効果について説明する。
図1は本発明の顕微鏡照明装置における基本的な概念を説明するための前段階として、光ファイバと入射光との一般的な関係を示した説明図であり、(a)は光ファイバの入射端面と臨界角を示す説明図、(b)は光源の大きさ、指向角、光ファイバ入射端面への入射角、及び光源像の大きさ等を用いて光ファイバ入射端面での光源の投影倍率を示す説明図、(c)は光源の投影倍率が小さすぎて、光ファイバ入射端面への入射角が光ファイバの臨界角以上になっている状態を示す説明図、(d)は光ファイバ入射端面への入射角が光ファイバの臨界角よりも小さくしても光源の投影倍率が大きすぎて光ファイバの入射端面に結像される光源像の大きさが光ファイバのコア径よりも大きくなっている状態を示す説明図、(e)は上記(a)〜(d)とは異なる出射波長の光源を用いた場合において、光ファイバ入射端面への入射角が上記(a)〜(d)の光源を用いた場合における光ファイバの臨界角より小さいものの、この上記(a)〜(d)とは異なる出射波長の光源を用いた場合における光ファイバの臨界角以上になっている状態を示す説明図である。
図1(a)に示すように、所定の出射波長域を持つ光源の光が直径Rのコア径の光ファイバで全反射する最小角(臨界角)をθとする。この場合は、光源から出射された光線は、θよりも小さい入射角であるものが光ファイバの内部へ入射する。
一方、光源における発光部の形状及び大きさLと指向角φは、光源の出射波長域に応じて所定の角度に定まっている。
ここで、図1(b)に示すように、光源からの光を入射されて光ファイバの入射端面へ光源像を結像する光学系の前側焦点距離をf1、後側焦点距離f2、光ファイバ入射端面への光線の入射角をφ’、光ファイバ入射端面における光源像の大きさをL’としたとき、光ファイバ入射端での大きさLの光源の投影倍率βは、
β=L’/L=f2/f1=tanφ/tanφ’
β・tanφ’=tanφ
の関係となる。
ここで、指向角φは光源の出射波長域に応じて定まるから、tanφは固定された値である
よって、倍率βを大きくするとtanφ’が小さくなり、tanφ’を大きくすると倍率βが小さくなる。
しかるに、光源の投影倍率βを小さくすると入射角φ’が大きくなるが、投影倍率βを大きくし過ぎて入射角φ’が、光ファイバの臨界角θ以上になると、図1(c)に示すように、光ファイバの入射端面に入射する光線のうち、光ファイバの臨界角θ以上の入射角となる光線(図1(c)において斜線部分で示してある)は光ファイバの内部に入射しない。
一方、光ファイバの臨界角θよりも小さくなるように入射角φ’を設定しても、倍率βで光ファイバの入射端面に投影された光源の像L’が光ファイバのコア径Rよりも大きくなると、図1(d)に示すように、光ファイバの入射端面に入射する光線のうち、光ファイバのコア径Rよりも大きな像部分の光線(図1(d)において斜線部分で示してある)は、光ファイバの内部に入射しない。
さらに、光源の出射波長が異なると、光ファイバの臨界角θも入射する波長に応じて異なる。
このため、出射波長、発光部の大きさや形状が図1(b)に示した光源とは異なる別の光源(ここではその光源の大きさをL2とする)については、光ファイバ入射端面へ光線の入射角が上記光ファイバの臨界角θよりも小さく、かつ、光源の像が光ファイバのコア径R以下となるように設定しても、図1(e)に示すように、光ファイバ入射端面へ光線の入射角φ2’が光ファイバの臨界角θ2以上になると、その光ファイバの臨界角θ2以上の入射角となる部分の光線は光ファイバの内部に入射しない。
しかるに、本発明は、これらの点に鑑みて、出射波長域、発光部の大きさや形状が異なる3種類以上の光源のいずれからの出射光も、光ファイバの入射端面に全て入射することができるようにしたものである。
図2は本発明の顕微鏡照明装置の基本構成を示す概念図、図3は図2の顕微鏡照明装置における光ファイバ入射端面への光線の入射角及び光源像の大きさを示す説明図であり、(a)は第1の光源からの光が光ファイバ入射端面に入射する状態、(b)は第2の光源からの光が光ファイバ入射端面に入射する状態、(c)は第3の光源からの光が光ファイバ入射端面に入射する状態を夫々示している。
本発明の顕微鏡照明装置は、光源11,12,13と、コリメートレンズ14,15,16と、光路共通化手段17と、結像レンズ18と、光ファイバ19を有している。
光源11,12,13は、夫々、出射波長域と発光部の形状及び大きさが異なっている。なお、ここでは、便宜上、3種類の光源を有した構成について説明するが、光源は3種類以上であってもよい。
コリメートレンズ14,15,16は、夫々、光源11,12,13の射出側に夫々配置されていて、光源11,12,13からの入射光線を平行光線に変換するように構成されている。
光路共通化手段17は、コリメートレンズ14,15,16から出射された光を共通の光路に導くように構成されている。
結像レンズ18は、光路共通化手段17を介して共通の光路に導かれた光源11,12,13の像を共通位置に結像するように構成されている。
光ファイバ19は、結像レンズ18を経て結像される光源11,12,13の像の結像位置に入射端面19aが位置するように配置されている。
さらに、コリメートレンズ14,15,16は、対応する光源11,12,13から出射した光が結像レンズ18を経て光ファイバ19に入射される光線の入射角が光ファイバ19の臨界角よりも小さくなり、且つ、結像レンズ18を経て結像される光源の像が光ファイバ19の入射端面を超えない範囲で最大の大きさとなるように、光源11,12,13の出射波長域と発光部の形状及び大きさに対応して夫々異なる光学特性を有して構成されている。
この構成を、関係式を用いて次のように示すことができる。
光ファイバ19のコア径をR、結像レンズ18の焦点距離をf2とする。
また、光源11の出射波長域をW11、発光部の大きさをL11、指向角をφ11、コリメートレンズ14の焦点距離をf11、光ファイバ19の入射端面19aへの光線の入射角をφ11’、光ファイバ19の出射波長域W11の光に対する臨界角をθ11とし、コリメートレンズ14、結像レンズ18を経て光ファイバ19の入射端面19aに投影される光源11の像の大きさをL11’、投影倍率をβ11とする。
また、光源12の出射波長域をW12、発光部の大きさをL12、指向角をφ12、コリメートレンズ15の焦点距離をf12、光ファイバ19の入射端面19aへの光線の入射角をφ12’、光ファイバ19の出射波長域W12の光に対する臨界角をθ12とし、コリメートレンズ15、結像レンズ18を経て光ファイバ19の入射端面19aに投影される光源12の像の大きさをL12’、投影倍率をβ12とする。
また、光源13の出射波長域をW13、発光部の大きさをL13、指向角をφ13、コリメートレンズ16の焦点距離をf13、光ファイバ19の入射端面19aへの光線の入射角をφ13’、光ファイバ19の出射波長域W13の光に対する臨界角をθ13とし、コリメートレンズ16、結像レンズ18を経て光ファイバ19の入射端面19aに投影される光源13の像の大きさをL13’、投影倍率をβ13とする。
このとき本発明の顕微鏡照明装置は、次の条件式(1)〜(6)を全て満足するように、コリメートレンズ14,15,16が夫々構成されている。
φ11’<θ11 …(1)
L11’≦R …(2)
φ12’<θ12 …(3)
L12’≦R …(4)
φ13’<θ13 …(5)
L11’≦R …(6)
但し、β11=L11’/L11=f2/f11=tanφ11/tanφ11’
β12=L12’/L12=f2/f12=tanφ12/tanφ12’
β13=L13’/L13=f2/f13=tanφ13/tanφ13’
このようにすれば、出射波長、発光部の大きさや形状が異なる光源11,12,13から出射した夫々の光を光ファイバ19の入射端面19aにおいて全反射することなく極力大きな像として結像させて入射させることができる。このため、光量ロスを最大限に抑えて効率よく顕微鏡本体に供給することが可能な顕微鏡照明装置が得られる。
なお、光ファイバ19の端面19aに入射した光源11,12,13からの互いに異なる波長の光は、光ファイバ19内を通過することによって分布が均一化される。
また、出射波長域に応じて発光部の形状及び大きさL11,L12,L13が互いに異なる場合、投影倍率β11,β12,β13も互いに異なるようにするのがよい。
このようにすれば、光ファイバ19の入射端面19aにおいて各光源11,12,13からの像の大きさをほぼ同じになるようにすることができ、照明光の波長分布をより均一化できる。
なお、3種類以上の光源11,12,13のうちの一つが、紫外波長域の波長を出射する光源である場合には、その紫外波長域の波長を出射する光源から光ファイバ19の入射端面までの光路長が他の光源から光ファイバ19の入射端面までの光路長に比べて短くなるように、紫外波長域の波長を出射する光源及び対応するコリメートレンズを配置するのが好ましい。
このようにすれば、上記効果に加えて、紫外波長の光を通過させる光学部材を最小限に抑えることができ、紫外波長のロスを最小限に抑えることができる。
なお、光路共通化手段17は、二つの光路が交差する位置に配置されたダイクロイックミラーで構成するとよい。
その場合、ダイクロイックミラーは、3種類以上の光源11,12,13の光が通る二つの光路が交差する位置に固定配置することができる。
また、ダイクロイックミラーは、3種類以上の光源11,12,13のうち、照明光として用いる光源が通る光路を含む二つの光路が交差する位置に挿脱可能に構成してもよい。
または、光路共通化手段17は、3種類以上の光源11,12,13及び対応するコリメートレンズ14,15,16を保持し、中心軸を中心として回転することによって、各光源11,12,13及び対応するコリメートレンズ14,15,16の光軸を結像レンズ18の光軸に時分割で位置合わせ可能なターレットで構成してもよい。
さらには、光路共通化手段17は、3種類以上の光源11,12,13のうち、照明光として用いる光源が通る光路を含む二つの光路が交差する位置に挿脱可能なミラーで構成してもよい。
第1実施形態
図4は本発明の第1実施形態にかかる顕微鏡照明装置の概略構成図である。
第1実施形態の顕微鏡照明装置は、光源21,22,23,24と、コリメートレンズ25,26,27,28と、光路共通化手段29と、結像レンズ30と、光ファイバ31を有している。なお、図4中、32〜35はフィルタ等の平行平板である。
光源21は、赤色LEDで構成されている。光源22は、緑色LEDで構成されている。光源23は青色LEDで構成されている。光源24は紫外LEDで構成されている。また、光源21〜24は、互いに発光部の形状及び大きさが異なっている。
コリメートレンズ25,26,27,28は、夫々、光源21,22,23,24の射出側に夫々配置されていて、光源21,22,23,24からの入射光線を平行光線に変換するように構成されている。
光路共通化手段29は、ダイクロイックミラー29a,29b,29cで構成されている。ダイクロイックミラー29aは、光源21からの光路と、光源22からの光路とが交差する位置に配置されていて、光源21からの光を透過し、光源22からの光を反射するように構成されている。ダイクロイックミラー29bは、ダイクロイックミラー29aを介して共通化された光路と、光源23からの光路とが交差する位置に配置されていて、光源21,22からの光を透過し、光源23からの光を反射するように構成されている。ダイクロイックミラー29cは、ダイクロイックミラー29bを介して共通化された光路と、光源24からの光路とが交差する位置に配置されていて、光源21,22,23からの光を透過し、光源24からの光を反射するように構成されている。
結像レンズ30は、光路共通化手段29を介して共通の光路に導かれた光源21,22,23,24の像を共通位置に結像するように構成されている。
光ファイバ31は、結像レンズ30を経て結像される光源21,22,23,24の像の結像位置に入射端面31aが位置するように配置されている。
さらに、コリメートレンズ25,26,27,28は、対応する光源21,22,2324から出射した光が結像レンズ30を経て光ファイバ31に入射される光線の入射角が光ファイバ31の臨界角よりも小さくなり、且つ、結像レンズ30を経て結像される光源の像が光ファイバ31の入射端面を超えない範囲で最大の大きさとなるように、光源21,22,23,24の出射波長域と発光部の形状及び大きさに対応して夫々異なる光学特性を有して構成されている。
詳しくは、ここで、光ファイバ31のコア径をR、結像レンズ30の焦点距離をf2とする。
また、光源21の出射波長域をW21、発光部の大きさをL21、指向角をφ21、コリメートレンズ25の焦点距離をf21、光ファイバ31の入射端面31aへの光線の入射角をφ21’、光ファイバ31の出射波長域W21の光に対する臨界角をθ21とし、コリメートレンズ25、結像レンズ30を経て光ファイバ31の入射端面31aに投影される光源21の像の大きさをL21’、投影倍率をβ21とする。
また、光源22の出射波長域をW22、発光部の大きさをL22、指向角をφ22、コリメートレンズ26の焦点距離をf22、光ファイバ31の入射端面31aへの光線の入射角をφ22’、光ファイバ31の出射波長域W22の光に対する臨界角をθ22とし、コリメートレンズ26、結像レンズ30を経て光ファイバ31の入射端面31aに投影される光源22の像の大きさをL22’、投影倍率をβ22とする。
また、光源23の出射波長域をW23、発光部の大きさをL23、指向角をφ23、コリメートレンズ27の焦点距離をf23、光ファイバ31の入射端面31aへの光線の入射角をφ23’、光ファイバ31の出射波長域W23の光に対する臨界角をθ23とし、コリメートレンズ27、結像レンズ30を経て光ファイバ31の入射端面31aに投影される光源33の像の大きさをL23’、投影倍率をβ23とする。
また、光源24の出射波長域をW24、発光部の大きさをL24、指向角をφ24、コリメートレンズ28の焦点距離をf24、光ファイバ31の入射端面31aへの光線の入射角をφ24’、光ファイバ31の出射波長域W24の光に対する臨界角をθ24とし、コリメートレンズ28、結像レンズ30を経て光ファイバ31の入射端面31aに投影される光源34の像の大きさをL24’、投影倍率をβ24とする。
このとき第1実施形態の顕微鏡照明装置は、次の条件式(1')〜(8')を全て満足するように、コリメートレンズ25,26,27,28が夫々構成されている。
φ21’<θ21 …(1')
L21’≦R …(2')
φ22’<θ22 …(3')
L22’≦R …(4')
φ23’<θ23 …(5')
L23’≦R …(6')
φ24’<θ24 …(7')
L24’≦R …(8')
但し、β21=L21’/L21=f2/f21=tanφ21/tanφ21’
β22=L22’/L22=f2/f22=tanφ22/tanφ22’
β23=L23’/L23=f2/f23=tanφ23/tanφ23’
β24=L24’/L24=f2/f24=tanφ24/tanφ24’
また、第1実施形態の顕微鏡照明装置では、出射波長域に応じて発光部の形状及び大きさL11,L12,L13,L24が互いに異なっており、投影倍率β21,β22,β23,β24も互いに異なっている。
また、紫外波長域の波長を出射する光源24及び対応するコリメートレンズ28は、紫外波長域の波長を出射する光源24から光ファイバ31の入射端面31aまでの光路長が、他の光源21,22,23から光ファイバ31の入射端面31aまでの光路長に比べて短くなるように、配置されている。
その他、各光源21,22,23,24からファイバ31に入射した光は、不図示の投射光学系等を介して、顕微鏡本体に標本を観察するための照明光として供給することができるようになっている。
このように構成した第1実施形態の顕微鏡照明装置では、各光源21,22,23,24から出射した光は、対応する夫々のコリメートレンズ25,26,26,28を介して平行光線に変換されて、対応するダイクロイックミラー29a,29b,29cに入射し、ダイクロイックミラー29a,29b,29cを介して結像レンズ30側に偏向させられて、共通の光路を通り、結像レンズ30を介して光ファイバ31の入射端面31aに夫々の光源21,22,23,24の像が結像され、光ファイバ31の内部を通ることで均一な波長分布となり、不図示の投射光学系等を介して、顕微鏡本体側へ供給される。
このとき第1実施形態の顕微鏡照明装置によれば、コリメートレンズ25,26,27,28が上記条件式(1')〜(8')を満足するので、出射波長、発光部の大きさや形状が異なる光源21,22,23,24から出射した夫々の光を光ファイバ31の入射端面31aにおいて全反射することなく極力大きな像として結像させて入射させることができる。このため、光量ロスを最大限に抑えて効率よく顕微鏡本体に供給することが可能な顕微鏡照明装置が得られる。
また、第1実施形態の顕微鏡照明装置では、投影倍率β21,β22,β23,β24が互いに異なるようにしたので、光ファイバ31の入射端面31aにおいて各光源21,22,23,24からの像の大きさをほぼ同じになるようにすることができ、照明光の波長分布をより均一化できる。
しかも、第1実施形態の顕微鏡照明装置では、紫外波長域の波長を出射する光源24及び対応するコリメートレンズ28を、紫外波長域の波長を出射する光源24から光ファイバ31の入射端面31aまでの光路長が、他の光源21,22,23から光ファイバ31の入射端面31aまでの光路長に比べて短くなるように、配置したので、紫外波長の光を通過させる光学部材を最小限に抑えることができ、紫外波長のロスを最小限に抑えることができる。
なお、第1実施形態の顕微鏡照明装置において、ダイクロイックミラー29a,29b,29cは、夫々固定配置すれば足りるが、夫々中心軸29a’,29b’,29c’を中心として矢印方向に回動可能する等、二つの光路が交差する位置に挿脱可能に構成してもよい。
このようにすれば、ダイクロイックミラーの光路への挿脱により、全ての光源を点灯させたままの状態で光源25以外に使用する光源を選択できる。
また、ダイクロイックミラー29a,29b,29cの代わりに、夫々中心軸29a’,29b’,29c’を中心として矢印方向に回動可能する等、二つの光路が交差する位置に挿脱可能なミラーを用いてもよい。
このようにした場合には、ミラーの光路への挿脱により、全ての光源を点灯させたままの状態で使用する光源を選択できる。
なお、この場合は、ミラーで選択できる光源は1種類であるが、図示省略した顕微鏡本体において撮像素子で撮像される画像について、夫々異なる光源を選択したときの画像と重ね合わせることにより、複数種類の蛍光波長の観察像を得ることができる。
なお、第1実施形態の顕微鏡照明装置では、光源としてLEDを用いたが、本発明の顕微鏡照明装置の光源としては、LEDの他にも、LD、ガスレーザー(ArやHeNe等)、キセノン、ハロゲン、メタルハライド、水銀、水銀キセノン等を用いた光源が適用可能である。
第2実施形態
図5は本発明の第2実施形態にかかる顕微鏡照明装置の要部を示す概略構成図である。
なお、図5中、41,42は図4における光源21,22,23,24に対応する光源、43,44は図4におけるコリメートレンズ25,26,27,28に対応するコリメートレンズである。また、45は図4における結像レンズ30に対応する結像レンズ、46は図4における光ファイバ31に対応する光ファイバである。
第2実施形態の顕微鏡照明装置は、光路共通化手段47がターレット47aで構成されている。
ターレット47aには、出射波長域、発光部の形状及び大きさの異なる3種類の光源及び夫々の光源の出射側に配置されたコリメートレンズの組合せを同心円状に備えて保持している。なお、図5では、便宜上、2種類の光源41,42及び夫々に対応するコリメートレンズ43,44を示すにとどめ、もう1種類の光源及びコリメートレンズは図示を省略してある。
ターレット47は、図示省略した電動の回転駆動機構を介して中心軸47a’を中心として回転することによって、3種類の光源及び夫々の光源の出射側に配置されたコリメートレンズの組合せの光軸を結像レンズ45の光軸に時分割で位置合わせできるように構成されている。
その他の構成は図4の顕微鏡照明装置とほぼ同様である。
このように構成された第2実施形態の顕微鏡照明装置によれば、ダイクロイックミラーを光源から光ファイバに至るまでの光路上にダイクロイックミラーやミラーを設けずに済み、しかも、光路長を短くすることができるため、その分、光量の損失を少なくすることができる上、省スペース化でき、顕微鏡照明装置全体を小型化することができる。
その他の作用及び効果は、第1実施形態の顕微鏡照明装置とほぼ同様である。
第3実施形態
図6は本発明の第3実施形態にかかる顕微鏡照明装置を備えた顕微鏡の概略構成図である。
第3実施形態の顕微鏡照明装置は、3種類のLED光源51,52,53と、コリメートレンズ55,56,57と、光路共通化手段59と、結像レンズ60と、光ファイバ61と、励起フィルタ62,63,64を有している。なお、図6中、65は投影レンズ系、66はダイクロイックミラー、67は吸収フィルタ、68は対物レンズ、69は撮像レンズ、70は標本面、71はCCDである。
LED光源51,52,53は、図4における光源21,22,23に対応する光源である。そして、LED光源51は赤色LED、LED光源52は緑色LED、LED光源53は青色LED53で、それぞれ構成されている。
コリメートレンズ55,56,57は、図4におけるコリメートレンズ25,26,27に対応するコリメートレンズである。そして、コリメートレンズ55,56,57は、それぞれのLED光源51,52,53からの入射光線を平行光線に変換するように構成されている。
励起フィルタ62,63,64は、図4におけるフィルタ等の平行平板に対応するフィルタである。そして、励起フィルタ62,63,64は、それぞれのLED光源51,52,53から出射された特定の波長の光のみ通過させる特性を有している。
光路共通化手段59は、ダイクロイックミラー59a,59b,59cで構成されており、それぞれのLED光源51,52,53から出射される光の光軸と結像レンズ60の中心軸とが交差する位置に配置されている。ダイクロイックミラー59b,59cは、図4におけるダイクロイックミラー29a,29bに対応するダイクロイックミラーである。そして、ダイクロイックミラー59aはLED光源51(赤色LED)からの光を反射する。ダイクロイックミラー59bはLED光源52(緑色LED)からの光を反射し、LED光源51(赤色LED)からの光を透過する。ダイクロイックミラー59cはLED光源53(青色LED)からの光を反射し、LED光源51,52(赤色LED及び緑色LED)からの光を透過する。
結像レンズ60は、図4における結像レンズ30に対応するレンズである。そして、結像レンズ60は、光路共通化手段59を介して共通の光路に導かれたLED光源51,52,53の像を共通位置に結像するように構成されている。
光ファイバ61は、図4における光ファイバ31に対応する光ファイバである。そして、光ファイバ61は、結像レンズ60を経て結像されるLED光源51,52,53の像の結像位置に入射端面61aが位置するように配置されている。
そして、第3実施形態の顕微鏡照明装置においても、第1実施形態の顕微鏡照明装置と同様、コリメートレンズ59a,59b,59cは、対応するLED光源51,52,53から出射した光が結像レンズ60を経て光ファイバ61に入射される光線の入射角が光ファイバ61の臨界角よりも小さくなり、且つ、結像レンズ60を経て結像される光源の像が光ファイバ61の入射端面を超えない範囲で最大の大きさとなるように、LED光源51,52,53の出射波長域と発光部の形状及び大きさに対応して夫々異なる光学特性を有して構成されている。
その他の顕微鏡照明装置としての構成も、図4の顕微鏡照明装置とほぼ同様である。
そして、第3実施形態の顕微鏡照明装置を備えた顕微鏡では、顕微鏡照明装置からの光は次のような経路を辿る。
光ファイバ61を通過して伝送される光は、投影レンズ系65を経てダイクロイックミラー66に入射する。
ダイクロイックミラー66は、赤色LED光源51、緑色LED光源52、青色LED光源53のいずれか一つの光源、又はいずれか二つの光源、又は全ての光源から出射された光を全て反射するように、夫々異なる透過特性を有する複数のダイクロイックミラーを備えてなり、これらのダイクロイックミラーのうち所望のダイクロイックミラーに切り替えて使用することができるように構成されている。
ダイクロイックミラー66で反射された光は、吸収フィルタ67、対物レンズ68を経て標本面70に照射される。標本面70から光は、対物レンズ68を通り、吸収フィルタ67に入射する。吸収フィルタ67は、入射した光のうち、蛍光を透過し、その他の光を吸収する。吸収フィルタ67を透過した蛍光は、撮像レンズ69を介して結像され、CCD71で撮像される。
従来の顕微鏡照明装置を用いた顕微鏡で細胞の多重染色を行う場合、照明に用いる光源がキセノン光源や水銀光源であると、光源に広域の波長の光を含んでいるため、ダイクロイックミラーの前にダブルバンド以上の励起フィルタを設ける必要がある。
しかるに、第3実施形態の顕微鏡照明装置によれば、光源部に励起フィルタ62,63,64を設けているので、ダイクロイックミラー66の前に励起フィルタを設けなくて済む。
そして、ダイクロイックミラー66として、赤色LED光源51、緑色LED光源52、青色LED光源53の全ての光源から出射される光を全て反射するダイクロイックミラーを使用すれば、2重染色または多重に染色された細胞の観察を容易に観察することができる。
その他の顕微鏡照明装置としての作用及び効果は、第1実施形態の顕微鏡照明装置とほぼ同様である。
第4実施形態
図7は本発明の第4実施形態にかかる顕微鏡照明装置の概略構成図、図8は図7の一変形例にかかる顕微鏡照明装置の概略構成図である。
第4実施形態の顕微鏡照明装置は、第1実施形態や第3実施形態の顕微鏡照明装置と同様に構成された、LED光源からの光を光ファイバにより伝送する顕微鏡照明装置(便宜上、図7、図8においては要部の構成を省略して示してある)と、キセノン光源73とコリメートレンズ74からなる顕微鏡照明装置(図7参照)又は変形例としてキセノン光源73と結像レンズ77と光ファイバ78とからなり、キセノン光源からの光を光ファイバにより伝送する顕微鏡照明装置(図8参照)とを、ダイクロイックミラー75を介して、投影レンズ76の光軸上に配置した、顕微鏡用落射照明装置として構成されている。なお、図7中、72はコリメートレンズ、図7、図8中、79はコリメートレンズである。
そして、顕微鏡用落射照明装置では、細胞に光を照射する場合、LED光源、キセノン光源のうちのいずれか一方の光源を備えた顕微鏡照明装置の光源から出た光のみを照射することができるようになっている。
このように構成された第4実施形態の顕微鏡照明装置によれば、1つの装置で、多様な光源の選択が可能となる。例えば、標識された細胞が紫外域の波長の照明によって褪色してしまう場合、赤外域の波長の照明を使用することにより、長時間の露光を行っても、褪色せず細胞の観察を行うことができる。また、光ファイバによって構成上配置スペースの減少に有利になる。投影レンズを共通化できる。
その他、LED光源を備えた顕微鏡照明装置の部分についての作用効果は、第一実施形態の顕微鏡照明装置とほぼ同様である。
本発明の顕微鏡照明装置は、顕微鏡を用いて複数種類の微弱な蛍光を観察することが求められる生物学や、医学の分野に有用である。
本発明の顕微鏡照明装置における基本的な概念を説明するための前段階として、光ファイバと入射光との一般的な関係を示した説明図であり、(a)は光ファイバの入射端面と臨界角を示す説明図、(b)は光源の大きさ、指向角、光ファイバ入射端面への入射角、及び光源像の大きさ等を用いて光ファイバ入射端面での光源の投影倍率を示す説明図、(c)は光源の投影倍率が小さすぎて、光ファイバ入射端面への入射角が光ファイバの臨界角以上になっている状態を示す説明図、(d)は光ファイバ入射端面への入射角が光ファイバの臨界角よりも小さくしても光源の投影倍率が大きすぎて光ファイバの入射端面に結像される光源像の大きさが光ファイバのコア径よりも大きくなっている状態を示す説明図、(e)は上記(a)〜(d)とは異なる出射波長の光源を用いた場合において、光ファイバ入射端面への入射角が上記(a)〜(d)の光源を用いた場合における光ファイバの臨界角より小さいものの、この上記(a)〜(d)とは異なる出射波長の光源を用いた場合における光ファイバの臨界角以上になっている状態を示す説明図である。 本発明の顕微鏡照明装置の基本構成を示す概念図である。 図2の顕微鏡照明装置における光ファイバ入射端面への光線の入射角及び光源像の大きさを示す説明図であり、(a)は第1の光源からの光が光ファイバ入射端面に入射する状態、(b)は第2の光源からの光が光ファイバ入射端面に入射する状態、(c)は第3の光源からの光が光ファイバ入射端面に入射する状態を夫々示している。 本発明の第1実施形態にかかる顕微鏡照明装置の概略構成図である。 本発明の第2実施形態にかかる顕微鏡照明装置の要部を示す概略構成図である。 本発明の第3実施形態にかかる顕微鏡照明装置を備えた顕微鏡の概略構成図である。 本発明の第4実施形態にかかる顕微鏡照明装置の概略構成図である。 図7の一変形例にかかる顕微鏡照明装置の概略構成図である。 特許文献1に記載されている顕微鏡照明装置の一構成例の要部を示す説明図である。
符号の説明
11,12,13,21,22,23,24,41,42,51,52,53
光源
14,15,16,25,26,27,28,43,44,55,56,57
コリメートレンズ
17,29,47 光路共通化手段
18,30,45,60,77 結像レンズ
19,31,46,61,78 光ファイバ
19a,31a,61a 入射端面
29a,29b,29c,59a,59b,59c ダイクロイックミラー
29a’,29b’,29c’ 中心軸
32,33,34,35 平行平板
47a ターレット
62,63,64 励起フィルタ
65 投影レンズ系
66 ダイクロイックミラー
67 吸収フィルタ
68 対物レンズ
69 撮像レンズ
70 標本面
71 CCD
72,74,79 コリメートレンズ
73 キセノンランプ
75 ダイクロイックミラー
76 投影レンズ
151 赤色LD
152 緑色LED
153 青色LED
154 コリメートレンズ群
155 ミラー
156 ダイクロイックミラー
157 レンズ
158 光ファイバ

Claims (7)

  1. 出射波長域と発光部の形状及び大きさが異なる3種類以上の光源を有し、該各光源からの出射光を顕微鏡本体に標本を観察するための照明光として供給する顕微鏡照明装置において、
    前記各光源の射出側に夫々配置された、入射光線を平行光線に変換するコリメートレンズと、
    前記各コリメートレンズから出射された光を共通の光路に導く光路共通化手段と、
    共通の光路上に配置された、前記光路共通化手段を介して該共通の光路に導かれた前記各光源の像を共通位置に結像する結像レンズと、
    前記結像レンズを経て結像される前記各光源の像の結像位置に入射端面が位置するように配置された光ファイバを有し、
    前記各コリメートレンズは、対応する前記光源から出射した光が前記結像レンズを経て前記光ファイバに入射される該光線の入射角が該光ファイバの臨界角よりも小さくなり、且つ、該結像レンズを経て結像される該光源の像が該光ファイバの入射端面を超えない範囲で最大の大きさとなるように、前記各光源の出射波長域と発光部の形状及び大きさに対応して夫々異なる光学特性を有して構成されていることを特徴とする顕微鏡照明装置。
  2. 前記結像レンズを経て結像される前記各光源の像倍率が、該各光源の出射波長域と発光部の形状及び大きさに対応して夫々異なるように、前記各コリメートレンズが構成されていることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡照明装置。
  3. 前記3種類以上の光源のうちの一つが、紫外波長域の波長を出射する光源であり、
    前記紫外波長域の波長を出射する光源から前記光ファイバの入射端面までの光路長が他の前記光源から該光ファイバの入射端面までの光路長に比べて短くなるように、該紫外波長域の波長を出射する光源及び対応する前記コリメートレンズが配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の顕微鏡照明装置。
  4. 前記光路共通化手段が、二つの光路が交差する位置に配置されたダイクロイックミラーで構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の顕微鏡照明装置。
  5. 前記ダイクロイックミラーが、前記3種類以上の光源のうち、照明光として用いる光源が通る光路を含む前記二つの光路が交差する位置に挿脱可能に構成されていることを特徴とする請求項4に記載の顕微鏡照明装置。
  6. 前記光路共通化手段が、前記3種類以上の光源及び対応するコリメートレンズを保持し、中心軸を中心として回転することによって、前記各光源及び対応するコリメートレンズの光軸を前記結像レンズの光軸に時分割で位置合わせ可能なターレットであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の顕微鏡照明装置。
  7. 前記光路共通化手段が、前記3種類以上の光源のうち、照明光として用いる光源が通る光路を含む前記二つの光路が交差する位置に挿脱可能なミラーであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の顕微鏡照明装置。
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