JP4676655B2 - 深孔切削用スローアウエイドリル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に深孔切削用のスローアウエイチップを用いたスローアウエイドリルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】
この種のスローアウエイチップがドリルヘッドに回転軸心に対して半径方向に取着される場合に、該被削材の中心部分まで切削するためには、当然にチップ刃先部が正確に回転軸心を通らなければならない。しかし、ドリル中心部の切削速度は理論的にはゼロであるから、この部分の刃先部にはスラスト抵抗が負荷し、所謂チゼルエッジと言われ、切削力が働かない部分となっており、これが切削能力を上げることができない一因となっている。
【0003】
本発明は、上述の難点を完全に除去し、切削能力を飛躍的に向上することに成功したスローアウエイドリルを提案することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解消するために、請求項1に係る発明は、実施形態の参照符合を付して示せば、ドリルヘッド9の先端部にその軸心側から外周側にかけて複数のスローアウエイチップをボルト10によって取着してなる深孔切削用スローアウエイドリルにおいて、該スローアウエイチップは、中心部にボルト孔1を有し、周縁に刃先部2を有してなるチップ本体3の刃先部一端縁側の本体側面4に該刃先部一端縁を含む本体側面4の一部が没入した没入部5が形成され、該没入部5に没入端縁6と傾斜段部7とが形成されてなるチップ8からなり、軸心側に取着した該チップ8によって、該チップ8の没入端縁6とドリルヘッド9の回転軸心Oとの間に半径方向に若干の空隙が形成されて、該ドリルヘッド9の回転軸心付近に非切削ゾーン11が形成されると共に、該チップ8の刃先部2を上記半径方向からこれに直交する接線方向に突出して取着することによって、上記チップ8の没入端縁6のうち刃先部軸心側端縁12から回転軸心Oに到る距離l1 を刃先部以外の没入端縁6から回転軸心Oに至る距離l2よりも大きく取るようにした深孔切削用スローアウエイドリルに係る。
【0005】
【0006】
【0007】
また請求項2に係る発明は、前記没入部5はボルト孔1を挟んでチップ本体3の対称位置に一対形成されてなる請求項1に記載の深孔切削用スローアウエイドリルに係る。
【0008】
また請求項3に係る発明は、上記刃先部軸心側端縁12を回転軸心Oを通る半径方向に平面状に面取りして該端縁に軸心側平面状刃先部12aを形成してなる請求項1または2に記載の深孔切削用スローアウエイドリルに係る。
【0009】
また請求項4に係る発明は、上記刃先部軸心側端縁12を回転軸心Oを通る半径方向にアール状に面取りして該端縁に軸心側アール状刃先部12bを形成してなる請求項1または2に記載の深孔切削用スローアウエイドリルに係る。
【0010】
また請求項5に係る発明は、非切削ゾーン11に対面する上記チップ8の没入端縁6を平面状に面取りしてなる請求項1〜4の何れかに記載の深孔切削用スローアウエイドリルに係る。
【0011】
また請求項6に係る発明は、非切削ゾーン11に対面する上記チップ8の没入端縁6をアール状に面取りしてなる請求項1〜4の何れかに記載の深孔切削用スローアウエイドリルに係る。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1〜図4は、本発明の一実施形態のチップ8を示すもので、先ず図1に示すように、チップ本体3は、正面視略矩形状を呈し、その中心部に正面13から裏面14に向かって貫通するボルト孔1が形成され、図中上下部端縁は緩やかに平行に傾斜して、これに刃先部2,2が形成され、両刃先部2の正面側に図2をも参照してJ状に没入したチップブレーカー15,15が形成され、両刃先部2の背面側に逃げ面16,16が形成される。
【0013】
そして、図1、図2および図3に示すように、チップ本体3の刃先部2の一端縁側の本体側面4に刃先部一端縁を含む本体側面4の一部が没入した没入部5が形成される。即ち、本体側面4は、その正面13側から裏面14側にかけて前記逃げ面16と同じ傾斜度の傾斜面に形成され、正面13寄り部分が最も大きく突出しているが、この本体側面4の突出部分を切欠するように、本体側面4を図3に示すように裏面側に向かって正面側から直角αに切欠することによって本体側面4の一部に没入部5が形成され、これによって該没入部5に前記刃先部2、正確には刃先部一端縁に連続した没入端縁6と該端縁6に続く没入側面17と該没入側面17のから傾斜状に延びる傾斜段部7とが形成される。そして、以上の構造からなる没入部5は、図1、図3および図4から明らかなように、ボルト孔1を中心点としてチップ本体3の点対称位置に一対形成されている。なお、18,19はチップ本体3の正面側に両側面4にかけて形成される面取り部である。
【0014】
上記の実施形態からなるチップ8は、後述のようにドリルヘッド9に取着されて使用されるが、該チップ8の刃先部2がドリルヘッド9の半径線P上に来るように取り付けられてもよいが、好ましくは図5以下の取着位置がよい。
【0015】
図5〜図6は、上記構造からなるチップ8をドリル本体20の先端部のドリルヘッド9に取着した状態を示すもので、ドリルヘッド9の回転軸心Oから半径線P方向にその軸心側と中間部と外周側との3箇所に3つのチップ8(8a,8b,8c)がボルト10によって取着されており、このうち、軸心側のチップ8aがその回転軸心O付近に取着されることによって、図6、特に図7、更に図8に示すように、該軸心Oとチップ8の前記没入端縁6との間に若干の空隙、例えば幅が1mm程度の非切削ゾーン11が形成される。したも、該チップ8の刃先部2は、上記半径線P方向からこれに直交する接線Q方向に、例えば1mm程度の突出量aを有するよう突出して取着され、これによって回転軸心Oから刃先部2、正確には没入端縁6のうち、刃先部2の軸心側端縁12に至る距離l1 を、回転軸心Oから刃先部2以外の没入端縁6に至る距離l2よりも若干大きく取るようにしてある。なお、図5および図6において、21,22はドリルヘッド9およびドリル本体20にそれぞれ連通して開口される切屑排出用の孔、23はボルト止めされたガイドパッドである。
【0016】
次に孔明け切削過程において起きる現象について述べると、図8および図12に示すように、矢印方向に回転するチップ8によって切削が進行するにつれて、当然に被削材Wがチップ8の刃先部2で切削され、切削された切削屑はチップブレーカー15(図1、図2)に細かく折り取られ排出されるが、刃先部2が当たらない非切削ゾーン11において被削材は切削されることなくコアCが発生し成長することになる。即ち回転軸心Oから刃先部軸心側端縁12に至る距離l1 が成長するコアCの半径に相当する。ところが、回転軸心Oから非刃先部没入端縁6に至る距離l2は前述のように刃先部2に至る距離l1 よりも短いため、成長するコアCが漸次非刃先部没入端縁6に沿って侵入するときコアCは図7および図8のC1 で示す部分で弾性圧縮して食い込ませることになり、チップ8(8a)による押圧または摺動摩擦抵抗がコアCに負荷し、コアCの強度(剪断抵抗)が前記摩擦抵抗に負けたときにコアCは図12の2点鎖線に示すように折り取られて脱落することになる。
【0017】
特に、本発明の実施形態においては、前記没入部5には、その没入側面17から傾斜状に延びる傾斜段部7が形成されているため、非切削ゾーン11で成長するコアCは、図12に示すように、その成長途上で傾斜段部7に衝突し、コアCの成長にともなって傾斜段部7への衝突圧力が確実に強くなり、しかも、該段部7は傾斜面に形成されているため、傾斜面に沿う折り取り方向への負荷が強力に働いて、コアCは強制的に且つ確実に該傾斜段部7によって折り取られ脱落されることになる。
【0018】
前述のように、成長するコアCの半径は、回転軸心Oから刃先部軸心側端縁12に至る距離l1 に相当するため、この距離l1 は、チップ8の刃先部2が上記半径線P方向からこれに直交する接線Q方向への突出量aによって決まることになる。従って、図9に示すように、チップ8の刃先部2が接線方向Qに図8に示すものよりも大きな突出量bになるよう取着することによって、距離l1 は大きくなり、成長するコアCの半径は拡大する。従って、切削される被削材Wの材質が軟質の場合には前記距離l1 を大きく取って、半径の大きなコアCを成長させることができ、また図示の状態より明らかなように弾性圧縮領域C1 も拡大するから、この部分C1 での摩擦抵抗も増大し、より強力な折り取り力が働いて、一段と切削能力を上げることができる。
【0019】
また本発明の実施態様の特徴とする構造は、図1および図4に示すように、前記没入部5は前記ボルト孔2を挟んでチップ本体3の対称位置に一対形成されてなることである。
【0020】
これがために、チップ8、特に図15に示すように外周側のチップ8cをドリルヘッド9に取着した場合に、チップ8に形成してある一対の没入部5,5の内、外周側の没入部5の傾斜段部7は、ドリルヘッド9の外周面に沿ってなだらかな流線状に傾斜して連続することになる。
【0021】
ドリルヘッド9が被削材中に切削進行して、その切削作業が終了したときには、ドリルヘッド9を被削材中から引き抜くことになるが、その際に従来であればドリルヘッド9の外周面に位置するチップの外周面側に突出している部分が一種のかえりとなって、切削孔の切削壁を傷つけることがあったが、本発明の実施形態によれば、前述のようにドリルヘッド9の外周面側に突出している部分は傾斜段部7に形成され、ドリルヘッド9の外周面に対して流線状に連続しているため、ドリルヘッド9の引抜きの際に該チップ8cによって切削壁を傷つけることはない。
【0022】
なお、本発明の実施形態によれば、当然のことながら、一方側の刃先部2が摩耗すれば、チップ本体3を180°反転させて、他方の刃先部2を使用することができるから、それだけ長期間にわたって使用することができる。
【0023】
また従来であれば、チップをドリルヘッド9に取着する際に、その軸心側、中間側および外周面側に夫々構造や形状の異なった専用のチップを取着する必要があり、それだけ取着作業が面倒であったが、本発明の実施形態にあっては、図5および図6に示すように、同一構造及び形状の一種類のチップ8(8a,8b,8c)を、その軸心側、中間側および外周面側に夫々取着することができるから、それだけ部品点数を少なくすることができ、また取着作業も能率的に行うことができる。
【0024】
なおまた、切削進行にともない被削材Wがは切削される部分と切削されない部分(コアC)との境界、具体的には刃先部軸心側端縁12に過負荷がかかる恐れがあるため、図10の実施形態に示すように、上記刃先部軸心側端縁12を回転軸心Oを通る半径方向に面取りして該端縁に軸心側平面状刃先部12a或いは図11に示すようにアール状に面取りして該端縁にアール状刃先部12bを形成して軸心側刃先部の強度を増すようにすることが好ましい。。
【0025】
さらにまた図12に示すように、非切削ゾーン11に対面する没入端縁6は被削材Wに対して軸方向の押しつけ力が作用し、切削作用は殆どかからないのであるが、喰い込み作用による切削が若干行われる恐れがあるので、図13の実施形態に示すように、非切削ゾーン11に対面する上記チップ8の没入端縁6を平面状6aに、或いは図14に示すようにアール状6bに面取りして極力切削作用が働かないようにすることが好ましい。
【0026】
【発明の効果】
請求項1に係る発明の深孔切削用スローアウエイドリルによれば、ドリルヘッドの先端部にその軸心側から外周側にかけて複数のスローアウエイチップをボルトによって取着してなる深孔切削用スローアウエイドリルにおいて、該スローアウエイチップは、該スローアウエイチップは、中心部にボルト孔を有し、周縁に刃先部を有してなるチップ本体の刃先部一端縁側の本体側面に刃先部一端縁を含む本体側面の一部が没入した没入部が形成され、該没入部に没入端縁と傾斜段部とが形成されてなるチップからなり、ドリルヘッドの回転軸心を中心に半径方向に設けたチップの前記没入部によってドリルヘッドの回転軸心付近に非切削ゾーンを形成して、理論的に切削速度が零である部分の切刃(チゼルエッジ)を積極的に除去したため、それだけスラスト抵抗と該抵抗によるチップの損傷の発生を軽減して、切削速度を向上させることができる。
しかも、チップの刃先部を上記半径線上からこれに直交する接線方向に突出して形成することによって、成長するコアの半径に相当する回転軸心・刃先部軸心側端縁間距離を該コアが侵入する回転軸心・非刃先部没入端縁距離よりも大きく取るようにしたため、漸次成長するコアと没入端縁との間の摩擦または半径方向の押圧抵抗、即ち該コアを折に取るためのトルクの負荷によって、コアの成長途上において該コアを強制的に折り取り脱落させることができ、前記効果と相まって切削能力を飛躍的に上げることが可能である。
【0027】
特に、チップに設けられる没入部には前記傾斜段部が設けられているため、非切削ゾーンで成長するコアは、その成長途上で傾斜段部に衝突し、コアの成長にともなって傾斜段部への衝突圧力が確実に強くなり、しかも、該段部は傾斜面に形成されているため、傾斜面に沿う折り取り方向への負荷が強力に働いて、コアは強制的に且つ確実に該傾斜段部によって折り取られ脱落されることになり、この面からも切削能力を格段に向上させることができる。
【0028】
しかも、成長するコアの半径は、回転軸心から刃先部軸心側端縁に至る距離に相当するため、この距離は、チップの刃先部が上記半径線方向からこれに直交する接線方向への突出量によって決まることになる。従って、チップの刃先部が接線方向により大きな突出量になるよう取着することによって、前記距離は大きくなり、成長するコアの半径は拡大する。従って、切削される被削材の材質が軟質の場合には前記距離を大きく取って、半径の大きなコアを成長させることができ、なおまた非切削ゾーンも拡大するから、この部分での摩擦抵抗も増大し、より強力な折り取り力が働いて、一段と切削能力を上げることができる。
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
請求項2に係る発明の深孔切削用スローアウエイドリルによれば、前記没入部はチップ本体の中心部を中心として対称位置に一対形成されてなるため、該チップをドリルヘッドに取着する際に、その軸心側では、該没入部がチゼルエッジを除去する役割を果たすと共に、その外周面側では、該没入部の傾斜段部がドリルヘッドの外周面に沿う流線形を呈し、ドリルヘッドの切削孔からの引抜き時において切削壁を損傷させることなく円滑にドリルヘッドを被削材の切削孔から引き抜くことができる。
【0033】
また、チップ本体の中心部をが中心として没入部が対称状に設けられることによって、該チップをドリルヘッドの軸心側、中間側および外周面側の何れにも同じ構造及び形状の一種類のチップのみを取着することができることになり、それだ製造面で有利となり、且つチップをドリルヘッドに迅速容易に取着することができる。
【0034】
なおまた、ドリルヘッドが被削材中に切削進行して、その切削作業が終了したときには、ドリルヘッドを被削材中から引き抜くことになるが、その際に従来であればドリルヘッドの外周面に位置するチップの外周面側に突出している部分が一種のかえりとなって、切削孔の切削壁を傷つけることがあったが、本発明によれば、ドリルヘッドの外周面側に突出している部分は傾斜段部に形成され、ドリルヘッドの外周面に対して流線状に連続しているため、ドリルヘッドの引抜きの際に該チップによって切削壁を傷つけることがなく、正確な深孔を形成することができる。
【0035】
切削進行にともない被削材がは切削される部分と切削されないコアとの境界、具体的には刃先部軸心側端縁に過負荷がかかる恐れがあるが、請求項3または4に係る発明によれば、上記刃先部軸心側端縁を回転軸心を通る半径方向に平面状に或いはアール状に面取りして該端縁に軸心側平面状或いはアール状刃先部を形成して軸心側刃先部の強度を増すことができる。
【0036】
非切削ゾーンに対面する没入端縁は被削材に対して軸方向の押しつけ力が作用し、切削作用は殆どかからないのであるが、喰い込み作用による切削が若干行われる恐れがあるが、請求項5または6に係る発明によれば、非切削ゾーンに対面する上記チップの没入端縁を平面状に、或いはアール状に面取りして極力切削作用が働かないようにすることによって、被削材に対する没入端縁の摩擦抵抗を増大して、成長するコアを確実に折り取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るチップの正面図である。
【図2】 図1のIIーII線端面図である。
【図3】 同平面図である。
【図4】 図3のIVーIV線断面図である。
【図5】 本発明の他の実施形態の正面図である。
【図6】 平面図である。
【図7】 同要部の拡大平面図である。
【図8】 同要部の更に拡大した平面図である。
【図9】 同他の実施形態の拡大平面図である。
【図10】 同他の実施形態の要部拡大平面図である。
【図11】 同他の実施形態の要部拡大平面図である。
【図12】 本発明の作用を説明するための説明図である。
【図13】 同他の実施形態の作用を説明するための説明図である。
【図14】 同他の実施形態の作用を説明するための説明図である。
【図15】 本発明の実施形態の作用を説明するための要部正面図である。
【符合の説明】
1 ボルト孔
2 刃先部
3 チップ本体
4 本体側面
5 没入部
6 没入端縁
7 傾斜段部
8 深孔切削用スローアウエイチップ
9 ドリルヘッド
10 ボルト
11 非切削ゾーン
12 刃先部軸心側端縁
12a 軸心側平面状刃先部
12b 軸心側アール状刃先部
l1 距離
12 距離
Claims (6)
- ドリルヘッドの先端部にその軸心側から外周側にかけて複数のスローアウエイチップをボルトによって取着してなる深孔切削用スローアウエイドリルにおいて、該スローアウエイチップは、中心部にボルト孔を有し、周縁に刃先部を有してなるチップ本体の刃先部一端縁側の本体側面に刃先部一端縁を含む本体側面の一部が没入した没入部が形成され、該没入部に没入端縁と傾斜段部とが形成されてなるチップからなり、軸心側に取着した該チップによって、該チップの没入端縁とドリルヘッドの回転軸心との間に半径方向に若干の空隙が形成されて、該ドリルヘッドの回転軸心付近に非切削ゾーンが形成されると共に、該チップの刃先部を上記半径方向からこれに直交する接線方向に突出して取着することによって、上記チップの没入端縁のうち刃先部軸心側端縁から回転軸心に到る距離を、刃先部以外の没入端縁から回転軸心に至る距離よりも大きく取るようにした深孔切削用スローアウエイドリル。
- 前記没入部はボルト孔を挟んでチップ本体の対称位置に一対形成されてなる請求項1に記載の深孔切削用スローアウエイドリル。
- 上記刃先部軸心側端縁を回転軸心を通る半径方向に平面状に面取りして該端縁に軸心側平面状刃先部を形成してなる請求項1または2に記載の深孔切削用スローアウエイドリル。
- 上記刃先部軸心側端縁を回転軸心を通る半径方向にアール状に面取りして該端縁に軸心側アール状刃先部を形成してなる請求項1または2に記載の深孔切削用スローアウエイドリル。
- 非切削ゾーンに対面する上記チップの没入端縁を平面状に面取りしてなる請求項1〜4の何れかに記載の深孔切削用スローアウエイドリル。
- 非切削ゾーンに対面する上記チップの没入端縁をアール状に面取りしてなる請求項1〜4の何れかに記載の深孔切削用スローアウエイドリル。
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