JP4673691B2 - 裁断機コンベアテーブル開口部のカバー装置 - Google Patents

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本発明は、裁断するシート材を吸引して保持可能で、搬送も可能な裁断機で、コンベアテーブルの隅部に生じる開口部を塞ぐためのコンベアテーブル開口部のカバー装置に関する。
従来から、図9に示すような自動裁断機1が、シート材2の裁断のために用いられている。シート材2は、コンベアテーブル3の表面上に吸引して保持されながら裁断される。たとえばシート材2として衣服などの生地を使用して縫製用のパーツを裁断するときには、生地を延反して搬入側エアテーブル4からコンベアテーブル3上に広げる。コンベアテーブル3は、表面を剛毛ブラシで形成する無端状のベルトであり、搬入側エアテーブル4から供給されるシート材2を搬出側エアテーブル5に搬送することができる。コンベアテーブル3上に広げられたシート材2は、裁断ヘッド6に設けられる裁断刃によって裁断される。裁断ヘッド6は、コンベアテーブル3の搬送方向であるX軸方向と垂直な幅方向であるY軸方向に延びるYビーム7上を往復移動可能である。Yビーム7は、X方向に往復移動可能である。裁断ヘッド6に設けられる切断刃は、コンベアテーブル3の表面に垂直なZ軸方向に往復移動を繰返してシート材2を裁断する。
裁断ヘッド6の移動は、X軸およびY軸を基準とする座標で裁断線を指定する裁断データに基づいて行われる。搬入側エアテーブル4および搬出側エアテーブル5には多数の空気噴出孔が設けられ、シート材2の搬入時および裁断されたパーツの搬出時には、空気を噴出させて浮遊させ、円滑な搬入および搬出を可能とする。コンベアテーブル3は、静止状態で、広げられたシート材2を真空吸引し、裁断刃による裁断時に位置ずれを生じないように保持する。真空吸引を充分に行うため、シート材2を搬入側エアテーブル4からコンベアテーブル3上に広げるときに、裁断ビニールシート8で覆う。これによって、シート材2に通気性があっても、充分な吸引力でコンベアテーブル3上に保持することができる。
図10は、図9のコンベアテーブル3の搬送方向の一端側、たとえば下流側である搬出側エアテーブル5側の断面構成を示す。上流側である搬入側エアテーブル4も基本的に同様な構成を有する。コンベアテーブル3は、一定の形状の剛毛ブロック9を2次元状に配列して形成する。剛毛ブロック9は、多数の剛毛が立設されるようにプラスチック材料を用いて成形される。剛毛の先端はコンベアテーブル3の表面を形成し、通気性を有する。裁断刃が侵入する部分の剛毛は弾性変形して、裁断刃による切断を避けることができる。剛毛による通気性で、コンベアテーブル3の下方から空気を吸引して、シート材2を保持することができる。剛毛ブロック9は、Y軸方向の両端でリンク10で形成するチェーン11に固定されるブラシ取付材12に装着される。リンク10は、図では中間を省略しているけれども、1つのブラシ取付材12に対して3ピッチ分が対応して、全体が環状に連結されてチェーン11を形成する。チェーン11は、Y軸方向の両端にそれぞれ設けられる。環状の各チェーン11は、X軸方向の両端で、搬入側エアテーブル4および搬出側エアテーブル5の下方に設置されるスプロケットホイール13間に張架される。スプロケットホイール13を周回する部分で、剛毛ブロック9の両端の軌跡9aは、中央の軌跡よりも大径を描く。このため、搬出側エアテーブル5は、コンベアテーブル3の表面よりも高くしておく必要がある。コンベアテーブル3の表面と搬出側エアテーブル5との段差を、シート材料が円滑に乗越えられるように、コンベアテーブル3のX軸方向の両端には、傾斜面を有するコーム14が設置される。この段差は、小さくすることは可能であっても(たとえば、特許文献1参照。)、コンベアテーブル3に剛毛ブロック9を並べて形成する場合、なくすことはできない。
図9に示すコンベアテーブル3は、通気性を有する剛毛ブロック9を並べて形成されるけれども、通気性が必要なのは上面であり、X軸方向やY軸方向の端面の通気性は不要である。むしろ通気性があると、上面に対する空気の吸引力が低下してしまう。本件出願人は、X軸方向およびY軸方向の端面を封止する技術を、それぞれ開示している(たとえば、特許文献2、3参照。)。図9のコンベアテーブル3でも、Y軸方向に延びる形状のブラシ取付材12の両端には、ブラシガイド15を設け、特許文献3の技術を適用している。コーム14は、ブラシガイド15の部分には設けることができない。コンベアテーブル3を搬送する際に、剛毛ブロック9の部分であれば、剛毛が弾性変形してコーム14の部分を通過することができるけれども、ブラシガイド15の表面は変形しないので、コーム14があると通過することができなくなるからである。
図11は、コンベアテーブル3のX軸方向に垂直な断面構成を示す。コンベアテーブル3上には、被裁断材である布帛などのシート材2を乗載する。シート材2は、通常、複数枚が積層される。シート材2は、剛毛ブロック9の剛毛9bの先端で形成する表面上に載置される。シート材2の表面と剛毛9bのシート材2が乗載されていない表面とは、裁断ビニールシート8によって覆われる。コンベアテーブル3の側面は、ブラシガイド15によって外囲される。ゴム板15aの表面には通気孔15bが開口し、裁断ビニールシート8の側端部を吸引して保持することができる。通気孔15bには、ブラシガイド15内の通路15c,15dを介して、コンベアテーブル3の吸引力が作用する。ブラシガイド15の側方には、ローラ16が設けられる。ブラシガイド15は、ボルト17によってブラシ取付材12に固定される。ブラシ取付材12は、ボルト18によってチェーン11に固定される。ブラシガイド15の表面には、ゴム板15aが貼付けられている。ローラ16は、コンベアテーブル3の裏側で、ブラシ取付材12が下向きになったときに支持するために使用される。このようなブラシガイド15によるコンベアテーブル3の側端面の封止のため、図9に示すように、コンベアテーブル3のX軸方向およびY軸方向の端部、すなわち矩形形状のコンベアテーブル3の4つの隅部には、コーム14を設けることができない開口部19が生じてしまう。
特開平6−305620号公報 特許第2955796号公報 特許第2816780号公報
前述のように、図9に示すような、被裁断材(生地)となるシート材2を積み重ね、その上に裁断ビニールシート8を被せて吸引した後に裁断を行うタイプの裁断機では、コンベアテーブル3の表面と搬入側エアテーブル4および搬出側エアテーブル5の表面との間の段差を極力小さくしても段差が生じてしまう。この段差で、特に、搬出側では、裁断によって個々のパーツに分断され、各パーツは複数枚のシート材2が積層された状態であるので、倒れやすくなっている。しかしながら、段差をなくすことはできないので、コーム14を設ける。コーム14の先端は、剛毛ブロック9の剛毛内に入り、コーム14と剛毛ブロック9との間には段差が生じないようにすることができる。ただし、ブラシ取付材12の両端部でブラシガイド15が配置される部分には、コーム14を設けることができない。そこで、エアテーブルとコンベアテーブル3との段差を小さくしているので、スプロケットホイール13を回転させるときにブラシガイド15が搬入側エアテーブル4や搬出側エアテーブル5と干渉しないようにするために、エアテーブルとコンベアテーブル3との境界部には、エアテーブルを切欠いて開口部19が設けられている。
コンベアテーブル3を真空吸引する場合、裁断ビニールシート8の側端部はブラシガイド15上の通気孔15bに吸引される。コンベアテーブル3の隅部では、開口部19までブラシガイド15の通気孔15bで裁断ビニールシート8を吸引するのに対し、中間部では、コーム14の傾斜に沿って搬入側エアテーブル4や搬出側エアテーブル5に移行するので、吸引力を解除すると、裁断ビニールシート8が開口部19付近に溜まりやすくなる。この状態でコンベアテーブル3を送ると、溜まっている裁断ビニールシート8が噛み込まれて、開口部19内にもぐり込むおそれがある。また、弱い吸引状態でスプロケットホイール13を回転させてコンベアテーブル3による搬送を行うと、裁断ビニールシート8の側端部はブラシガイド15の上面で吸引され、コーム14がないので開口部19に溜まって噛み込まれてしまい、搬送動作の支障になる可能性がある。このように、裁断ビニールシート8が開口部19に噛み込まれると、作業者がそれを直す必要がある。また、裁断ビニールシート8を充分に吸引できないときは、ブラシガイド15上の通気孔15bからエア漏れを起こすことになる。
本発明の目的は、開口部からのエア漏れや裁断ビニールシートなどの噛み込みを防ぐことができる裁断機のコンベアテーブル開口部のカバー装置を提供することである。
本発明は、搬送方向に間隔をあけて配置される一対のスプロケットホイール間に掛け渡される無端状のチェーンを、搬送方向に垂直な幅方向に間隔をあけて対をなすように配置し、チェーン間に剛毛ブラシのブロックを配列して形成するコンベアテーブルの上面でシート材を吸引して保持しながら裁断する裁断機で、コンベアテーブルの隅部に生じる開口部に設けるカバー装置であって、
開口部でコンベアテーブルの表面を覆う閉位置、および開口部でコンベアテーブルの表面から間隔をあけて退避する開位置の間で変位可能なカバー部材と、
コンベアテーブルを静止させての吸引時にはカバー部材が閉位置となり、コンベアテーブルの非吸引時およびコンベアテーブルの送り時にはカバー部材が開位置となるように、カバー部材を変位させる変位機構とを、
含むことを特徴とする裁断機コンベアテーブル開口部のカバー装置である。
また本発明で、前記変位機構は、前記開口部近傍に設ける揺動支点を中心とする揺動変位で前記カバー部材を変位させることを特徴とする。
また本発明で、前記変位機構は、
一端が前記揺動支点で揺動変位可能に支持され、他端が遊端となり、中間にガイド溝を有するレバーと、
レバーのガイド溝と係合しながら、予め定める範囲を往復移動して、レバーを揺動変位させる往復部材とを、
含むことを特徴とする。
また本発明で、前記コンベアテーブルには、前記搬送方向の端部を開閉可能な負圧リーク防止装置が設けられ、
前記変位機構は、負圧リーク防止装置に連動して前記カバー部材を変位させることを特徴とする。
また本発明で、前記カバー部材は、前記閉位置で前記コンベアテーブルを覆う部分に、弾性材を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数の剛毛ブラシのブロックを配列して形成するコンベアテーブルの上面でシート材を吸引して保持しながら裁断する裁断機で、コンベアテーブルの隅部に生じる開口部を、カバー部材で開閉することができる。カバー部材は、開口部でコンベアテーブルの表面を覆う閉位置へ変位可能であるので、コンベアテーブルでシート材を吸引して保持する際に、密閉ビニールシートなどの開口部へのもぐり込みを防ぐことができる。変位機構は、コンベアテーブルを静止させての吸引時にはカバー部材が閉位置となり、コンベアテーブルの非吸引時およびコンベアテーブルの送り時にはカバー部材が開位置となるように、カバー部材を変位させるので、コンベアテーブルの送り時には、カバー部材をコンベアテーブルの表面から間隔をあける開位置に退避させることができる。
また本発明によれば、開口部をカバー部材の揺動変位で開閉するので、コンベアテーブルの隅の部分の狭いスペースでも、変位機構を容易に設置することができる。
また本発明によれば、往復部材の往復動に基づいて、レバーを揺動変位させ、カバー部材で開口部を開閉することができる。
また本発明によれば、変位機構の駆動源として負圧リーク防止装置の駆動源を利用することができるので、専用の駆動源は不要となる。
また本発明で、前記カバー部材は、前記閉位置で前記コンベアテーブルを覆う部分に、弾性材を有することを特徴とする。
本発明に従えば、カバー部材は、閉位置でコンベアテーブルを覆う部分に弾性材を有するので、エア漏れを確実に防止し、開位置から閉位置への変位時にカバー部材がコンベアテーブルに当接する際の衝撃を緩和することができる。
図1、図2および図3は、本発明の実施の一形態としての裁断機コンベアテーブル開口部のカバー装置20が設けられる自動裁断機21の部分的構成を示す。図1は平面視した構成を示し、図2および図3は正面視した構成を示す。ただし、図2は閉状態、図3は開状態をそれぞれ示す。また、図9〜図11で説明した部分に対応する部分には同一の参照符を付して重複する説明を省略する。
裁断機コンベアテーブル開口部のカバー装置20は、カバー部材22で開口部19を開閉する。カバー部材22は、レバー23に装着される。レバー23は、コンベアテーブル3の内部側に設ける揺動軸24で揺動変位可能に支持される。揺動軸24は、自動裁断機21の側壁に固定される。コーム14とカバー部材22との間には、仕切板25が設けられる。レバー23は、一端側が基端となって揺動軸24で揺動変位可能に支持され、他端側が遊端となる。レバー23の遊端側は、変位機構26に連結されている。
変位機構26は、往復動機構27およびリンク機構28を含み、揺動シリンダ29によって駆動される。往復動機構27は、案内軸30、支持部材31および摺動部材32を含む。支持部材31は、案内軸30をX軸方向に平行な状態で支持する。摺動部材32は、案内軸30に沿って、軸線方向に往復移動可能である。摺動部材32にはホロワ33が設けられ、レバー23に形成されるガイド溝34と係合する。摺動部材32の往復移動は、リンク機構28が揺動シリンダ29の揺動変位を変換して行われる。リンク機構28には、一端が揺動シリンダ29に連結される揺動アーム35と、揺動アーム35の他端および摺動部材32との間を連結する連結アーム36とを含む。揺動アーム35は、一端と他端との中間に設ける揺動支点37を中心として、揺動変位が可能である。
揺動シリンダ29自体は、流体圧や電力などで駆動され、ロッド38を伸縮させる動作を行う。揺動シリンダ29のケーシングは、自動裁断機21のフレームに揺動変位可能に支持される。図2では、揺動シリンダ29がロッド38を伸長させ、揺動アーム35を揺動支点37回りに、図の時計方向に駆動している。連結アーム36が摺動部材32を案内軸30に沿って押出し、ホロワ33がガイド溝34に沿ってレバー23を揺動変位させ、カバー部材22を、開口部19を塞ぐ閉位置に変位させている。カバー部材22は、図11に示すブラシガイド15の表面に当接して、開口部19を塞ぐ。図3では、揺動シリンダ29がロッド38を収縮させ、揺動アーム35を揺動支点37回りに、図の反時計方向に駆動している。連結アーム36が摺動部材32を案内軸30に沿って引戻し、ホロワ33がガイド溝34に沿ってレバー23を揺動変位させ、カバー部材22を、開口部19を開放する開位置に変位させている。この揺動変位の角度は、10度程度である。
すなわち、裁断機コンベアテーブル開口部のカバー装置20は、搬送方向に間隔をあけて配置される一対のスプロケットホイール13間に掛け渡される無端状のチェーン11を、搬送方向に垂直な幅方向に間隔をあけて対をなすように配置し、チェーン11間に剛毛ブラシの剛毛ブロック9を配列して形成するコンベアテーブル3の上面でシート材2を吸引して保持しながら裁断する自動裁断機21で、コンベアテーブル3の搬送方向および幅方向の端となる隅部に生じる開口部19に設けられる。裁断機コンベアテーブル開口部のカバー装置20は、カバー部材22と変位機構26とを含む。カバー部材22は、開口部19でコンベアテーブル3の表面を覆う閉位置へ変位可能であるので、コンベアテーブル3でシート材2を吸引して保持する際に、密閉ビニールシート8などの開口部19へのもぐり込みを防ぐことができる。変位機構26は、コンベアテーブル3を静止させての吸引時にはカバー部材22が閉位置となり、コンベアテーブル3の非吸引時およびコンベアテーブル3の送り時にはカバー部材22が開位置となるように、カバー部材22を変位させるので、コンベアテーブル3の送り時には、カバー部材22をコンベアテーブル3の表面から間隔をあける開位置に退避させることができる。
以上のように、変位機構26は、開口部19をカバー部材22の揺動変位で開閉するので、コンベアテーブル3の隅の部分の狭いスペースでも、変位機構26を容易に設置することができる。また、変位機構26は、一端が揺動軸24を支点として揺動変位可能に支持され、他端が遊端となり、中間にガイド溝34を有するレバー23と、レバー23のガイド溝34と係合しながら、予め定める範囲を往復移動して、レバー23を揺動変位させる往復部材である摺動部材32とを含む。摺動部材32の往復動に基づいて、レバー23を揺動変位させ、カバー部材22で開口部19を開閉することができる。
図4は、カバー部材22およびレバー23を組合わせた構成を示し、図5はカバー部材22の形状を示し、図6はレバー23の形状を示す。図4〜図6の(a)は平面視、(b)は正面視でそれぞれ示す。カバー部材22とレバー23とは、一体的に形成することもできる。
レバー23の一端側には、図1の揺動軸24に嵌合するボス39が設けられる。レバー23の他端側に形成されるガイド溝34は、閉位置側34aが開位置側34bよりも幅が広がっており、図2のように係合するホロワ33との間には余裕がある。ただし、図11に示すように、カバー部材23が当接するブラシガイド15の表面には、ゴム板15aが貼付けられている。ゴム板15aは、たとえば数mm程度の厚さを有する弾性部材であるので、カバー部材22が押圧されれば、弾性変形する。ガイド溝34の幅寸法に、閉位置側34aで余裕を持たせておくことで、ブラシガイド15毎の高さ誤差を吸収することができる。なお、カバー部材21の裏面側に弾性板を直接貼付けておけば、さらに封止の効果を向上させることができる。すなわち、カバー部材22は、閉位置でコンベアテーブル3を覆う部分に弾性材を有するようになるので、エア漏れを確実に防止し、開位置から閉位置への変位時にカバー部材22がコンベアテーブル3に当接する際の衝撃を緩和することができる。
図7および図8は、コンベアテーブル3の搬送方向の端部を開閉する負圧リーク防止装置40としての構成を示す。負圧リーク防止装置40は、特許文献2に開示され、パッキン41でコンベアテーブル3の端部を開閉することができる。パッキン41は、摺動部材32と、揺動部材42とによって支持される。揺動部材42は、基端が揺動支点43で自動裁断機21の側壁から支持され、遊端でパッキン41を支持する。すなわち、裁断機コンベアテーブル開口部のカバー装置20は、負圧リーク防止装置40がコンベアテーブル3の搬送方向の端部を開閉するのに連動して、開口部19を開閉することができる。変位機構26の駆動源として負圧リーク防止装置40の駆動源である揺動シリンダ29を利用することができるので、専用の駆動源は不要となる。
なお、カバー部材22の揺動変位を、レバー23に直接駆動源を設けて行うこともできる。また、往復動機構26をシリンダなどの往復駆動源で置き換えて、レバー23を揺動変位させることもできる。
本発明の実施の一形態としての裁断機コンベアテーブル開口部のカバー装置20が設けられる自動裁断機21の部分的構成を示す平面図である。 図1の自動裁断機21の正面図である。 図1の自動裁断機21の正面図である。 図1のカバー部材22およびレバー23を組合わせた構成の平面図および正面図である。 図1のカバー部材22の平面図および正面図である。 図1のレバー23の平面図および正面図である。 図1のコンベアテーブル3の搬送方向の端部を開閉する負圧リーク防止装置40の正面図である。 図1のコンベアテーブル3の搬送方向の端部を開閉する負圧リーク防止装置40の正面図である。 従来からの自動裁断機1の概略的な構成を示す斜視図である。 図9のコンベアテーブル3の搬送方向の下流側部分の構成を示す正面断面図である。 図9のコンベアテーブル3のX軸方向に垂直な構成を示す部分的な側面断面図である。
符号の説明
2 シート材
3 コンベアテーブル
4 搬入側エアテーブル
5 搬出側エアテーブル
8 裁断ビニールシート
9 剛毛ブロック
11 チェーン
12 ブラシ取付材
13 スプロケットホイール
14 コーム
15 ブラシガイド
15a ゴム板
20 裁断機コンベアテーブル開口部のカバー装置
21 自動裁断機
22 カバー部材
23 レバー
24 揺動軸
26 変位機構
27 往復動機構
28 リンク機構
29 揺動シリンダ
30 案内軸
32 摺動部材
33 ホロワ
34 ガイド溝
40 負圧リーク防止装置

Claims (5)

  1. 搬送方向に間隔をあけて配置される一対のスプロケットホイール間に掛け渡される無端状のチェーンを、搬送方向に垂直な幅方向に間隔をあけて対をなすように配置し、チェーン間に剛毛ブラシのブロックを配列して形成するコンベアテーブルの上面でシート材を吸引して保持しながら裁断する裁断機で、コンベアテーブルの隅部に生じる開口部に設けるカバー装置であって、
    開口部でコンベアテーブルの表面を覆う閉位置、および開口部でコンベアテーブルの表面から間隔をあけて退避する開位置の間で変位可能なカバー部材と、
    コンベアテーブルを静止させての吸引時にはカバー部材が閉位置となり、コンベアテーブルの非吸引時およびコンベアテーブルの送り時にはカバー部材が開位置となるように、カバー部材を変位させる変位機構とを、
    含むことを特徴とする裁断機コンベアテーブル開口部のカバー装置。
  2. 前記変位機構は、前記開口部近傍に設ける揺動支点を中心とする揺動変位で前記カバー部材を変位させることを特徴とする請求項1記載の裁断機コンベアテーブル開口部のカバー装置。
  3. 前記変位機構は、
    一端が前記揺動支点で揺動変位可能に支持され、他端が遊端となり、中間にガイド溝を有するレバーと、
    レバーのガイド溝と係合しながら、予め定める範囲を往復移動して、レバーを揺動変位させる往復部材とを、
    含むことを特徴とする請求項2記載の裁断機コンベアテーブル開口部のカバー装置。
  4. 前記コンベアテーブルには、前記搬送方向の端部を開閉可能な負圧リーク防止装置が設けられ、
    前記変位機構は、負圧リーク防止装置に連動して前記カバー部材を変位させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の裁断機コンベアテーブル開口部のカバー装置。
  5. 前記カバー部材は、前記閉位置で前記コンベアテーブルを覆う部分に、弾性材を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の裁断機コンベアテーブル開口部のカバー装置。
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