JP4398294B2 - 裁断機のクリーナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、布帛などの被裁断材を裁断刃で裁断する際に発生する裁断屑を、吸引して清掃する裁断機のクリーナ装置に関する。
従来から、布帛などのシート材を裁断する際には裁断機が使用される。裁断機は、裁断データに従って裁断する自動式と、作業者が直接操作する手動式とに大別することができる。また、シート材などの被裁断材を一枚ずつ裁断するものと、複数を積層している状態で裁断するものとがある。自動式で被裁断材を一枚ずつ裁断する裁断機としては、裁断刃として丸刃を使用するものがある(たとえば、特許文献1参照。)。
手動式の裁断機は、複数枚のシート材料などの生地を積層している状態で、積層方向に往復動する直刃でシート材料を複数枚同時に裁断するために用いられる。生地の裁断中には、生地が切られて切屑などの粉塵が生じる。手動の裁断機では、生地の表面を生地押えで押えながら切刃で切るので、生地押えに吸引パイプを固定し、吸引パイプにフレキシブルチューブを連結してコンプレッサに接続し、吸引パイプの吸引口から切屑等を吸引する技術も提案されている(たとえば、特許文献2参照。)。
また、回転する丸刃で裁断する裁断機で、生地を裁断する際に、生地を吸上げて丸刃に接触させるバキューム吸い上げ式裁断機も提案されている(たとえば、特許文献3参照。)。特許文献3に開示されている裁断機では、生地の引きずりを防ぐために、網状の分離リングが生地とエアーノズルとの間で生地と接触し、裁断速度と同速で転がって、生地を引きずらないようにすることができる旨が記載されている。また、生地を載置する下敷き板に触れずに生地のみを切る目的で空気を吸引しているけれども、裁断屑なども同時に吸引されると考えられる。
自動式の裁断機で、裁断テーブル側を裁断マットによる無端状のベルトとして構成し、裁断マットに付着した裁断屑を回転ブラシで掻き出して掃除する構成も開示されている(たとえば、特許文献4参照。)。
特許第3164496号公報 特開平9−67762号公報 特開2001−3262号公報 国際公開第03/095733号パンフレット
裁断機で生地などの被裁断材を裁断する場合、生地によっては細かい糸屑や、毛羽状や紛状の裁断屑が発生する。特に、丸刃を使用して被裁断材を一枚ずつ裁断し、被裁断材の表面を非通気性フィルムで覆わない場合は、裁断屑が裁断されたパーツの表面に付着するおそれがある。裁断屑は、裁断部から被裁断材の表面に直接付着したり、丸刃の回転に伴って舞い上がり、その後落下して付着したりする。裁断したパーツの用途によっては、裁断屑の付着が問題となることがある。たとえば、衣服などの用途で、黒色部分と白色部分など、明度や彩度や色相などの際が大きい模様を有する生地を裁断する場合、黒色部分に白色部分の裁断屑が付着したり、白色部分に黒色部分の裁断屑が付着すると汚れとして目立ってしまう。産業資材としての用途で、表面に裁断屑が付着していると、ゴミとなって、使用環境を汚すおそれがある。パーツの表面に付着する裁断屑などを、裁断後に除去するには手間がかかる。
本発明の目的は、簡単な構造で、裁断中に裁断屑を被裁断材には付着させないようにすることができる裁断機のクリーナ装置を提供することである。
本発明は、裁断テーブルの表面上で支持される被裁断材を裁断する裁断刃と、裁断刃の支持機構と、支持機構を角変位させて裁断方向を変える角変位機構と、支持機構を裁断テーブルに接近または離隔させるように変位させる接離機構とを裁断ヘッドに備える裁断機で、裁断に伴って発生する裁断屑を吸引して清掃する裁断機のクリーナ装置であって、
支持機構で裁断テーブルに臨む側の端部に設けられ、支持機構とともに角変位機構および接離機構による変位を受け、裁断刃を外囲する内周面、および少なくとも一部に角変位機構による角変位の中心軸を中心とする外周面を有し、内周面および外周面には開口部がそれぞれ設けられ、内周面の開口部と外周面の開口部とは内部で連通する可動手段と、
可動手段の外方に配置され、可動手段の外周面に設けられる開口部と連通する開口部を内周側に有し、該開口部を介して吸引を行う吸引手段とを含むことを特徴とする裁断機のクリーナ装置である。
また本発明で、前記吸引手段の内周側に有する開口部と前記可動手段の外周面に設けられる開口部とは、可動手段が接離機構、または角変位機構、または接離機構および角変位機構のいずれかによって変位させられる間に、少なくとも一時的に連通することを特徴とする。
また本発明で、前記可動手段の外周面には、前記開口部が複数、所定の角度毎に設けられ、
前記吸引手段の内周側に設けられる開口部は、可動手段が所定の角度の位置にあるときのみ、可動手段の開口部と連通することを特徴とする。
また本発明で、前記吸引手段の内周側には、前記開口部が周方向に延びる形状で形成されていることを特徴とする。
また本発明で、前記可動手段は、前記裁断テーブルに臨む側を覆う蓋体を備え、
該蓋体には、裁断テーブル側に前記裁断刃が突出する突出口を有することを特徴とする。
また本発明で、前記蓋体は、前記裁断テーブルに臨む側の表面に対向する裏面側で、前記突出口の周囲に、裁断屑を集積させるスペースを有することを特徴とする。
また本発明で、前記裁断刃は、前記裁断テーブルの表面に平行な軸線まわりに回転する丸刃であることを特徴とする。
本発明によれば、裁断機のクリーナ装置は、裁断に伴って発生する裁断屑を吸引して清掃するために、可動手段と吸引手段とを含み、吸引手段は、開口部から、その開口部と連通する可動手段の外周面に設けられる開口部を介して吸引を行うので、裁断で発生する裁断屑を吸引して、被裁断材への付着を防ぐことができる。可動手段を裁断刃とともに変位させ、可動手段の外周面の開口部が吸引手段の開口部と連通する位置になると吸引手段の吸引力が裁断刃の周辺にも及ぶので、簡単な構造で、裁断中に裁断屑を被裁断材には付着させないように、吸引して除去することができる。
また本発明によれば、可動手段が接離機構または角変位機構のいずれか、またはこれらの両方によって変位させられる間に、少なくとも一時的に吸引手段を連通させることができる。
また本発明によれば、可動手段の外周面には、開口部が複数、所定の角度毎に設けられるので、可動手段が所定の角度の位置にあるときには、可動手段の開口部と連通し、裁断刃の変位の過程で、裁断刃の周囲へ吸引手段からの吸引力が及ぶようにすることができる。
また本発明によれば、吸引手段の開口部と可動手段の開口部とが連通する時間を延長させることができ、開口部の形状を調整すれば、たとえば複数の開口部のうちのいずれかが連通するようになり、吸引手段の吸引力を常時裁断刃の周辺に作用させることができる。
また本発明によれば、可動手段の裁断テーブルに臨む側を覆う蓋体には、裁断テーブル側に裁断刃が突出する突出口を有するので、被裁断材を裁断する際に発生する裁断屑を、突出口から吸引して、裁断部分から除去することができる。さらに、裁断される被裁断材は、裁断テーブル側への吸引力の低下などが原因で、めくれや浮き上がりが起きることがある。蓋体の表面は被裁断材に接近しているので、めくれや浮き上がりの程度が大きくなるのを抑制することができる。
また本発明によれば、蓋体は、裁断テーブルに臨む側の表面に対向する裏面側で、突出口の周囲に、裁断屑を集積させるスペースを有するので、裁断刃に伴って舞い上がる裁断屑を集めて、再付着を防ぐことができる。
また本発明によれば、被裁断材を一枚ずつ、非通気性フィルムで覆わない状態で丸刃で裁断しても、裁断屑を、吸引して、被裁断材への付着を防ぐことができる。
図1は、本発明の実施の一形態であるクリーナ装置1を備える裁断機2の裁断ヘッド3の概略的な構成を示す。裁断機ヘッド3は、裁断刃4として、回転して外周でシート材5を裁断する丸刃を備える。被裁断材であるシート材5は、裁断テーブル6上に載置される。裁断テーブル6は、裁断されるシート材5がずれないように、下方から真空吸引で保持する。シート材5の通気性が大きく、シート材5のみでは保持力が充分でない場合は、シート材5の表面を非通気性の合成樹脂フィルムで覆う。この非通気性フィルムは、シート材5とともに裁断刃4で裁断される。裁断刃4でシート材5を裁断するためには、裁断刃4はシート材5を完全に貫通し、刃先が裁断テーブル6側に出る必要がある。このため、下地シート7をシート材5と裁断テーブル6との間に介在させ、刃先が裁断テーブル6の表面には達しないようにしておく。
クリーナ装置1は、裁断の際に発生する裁断屑を裁断刃4の周囲から除去するために、可動手段8と吸引手段9とを含む。吸引手段9には吸引管10が接続され、吸引力を作用させることができる。可動手段8は、裁断刃4とともに裁断ヘッド3に対して変位可能である。
裁断テーブル6は、大略的に矩形の平面形状を有する。裁断ヘッド3は、裁断テーブル6の長辺の方向であるX軸方向に移動可能で、短辺の方向、すなわちX軸方向に垂直なY軸方向に延びるビーム11に沿ってY軸方向に移動可能である。ビーム11のX軸方向への移動と、ビーム11に沿うY軸方向への移動とを組合わせて、裁断ヘッド3は、裁断テーブル6の表面に沿って、XY2軸方向の移動を行うことができる。
裁断ヘッド3は、ハウジング12内に主要部分を収納している。ハウジング12内で固定されるベース13には、制御回路基板14が取付けられ、R軸用モータ15およびカム用モータ16も取付けられる。裁断刃4を回転させる駆動源となる丸刃用モータ17は、裁断テーブル6の表面に垂直なZ軸方向に変位可能なホルダ18に取付けられる。丸刃用モータ17の回転軸は、下方に突出し、駆動プーリ19が取付けられている。駆動プーリ19には歯付ベルト20が掛けられる。歯付ベルト20は、転換プーリ21まで裁断テーブル6の表面にほぼ平行な方向に掛り、転換プーリ21から裁断テーブル6に向う方向に転換されて従動プーリ22に掛る。ホルダ18は、ベース13との間に設置される調整ばね23で上方に吊り上げられるように付勢される。ホルダ18の下端には、Z軸に平行なR軸まわりに角変位が可能な角変位部材24が軸支される。角変位部材24は、外周側にR軸用モータ15からの回転駆動を受け、R軸まわりに角変位する。角変位部材24に対するR軸用モータ15の回転駆動は、ホルダ18のZ軸方向への変位に付随して角変位部材24がZ軸方向に変位しても、駆動力の伝達状態が維持されるように、厚みがある歯車を介して行われる。
角変位部材24には、軸受25が備えられ、裁断テーブル6の表面に平行な方向に延びる回転軸26を軸支する。回転軸26は、R軸の中心から径方向に配置され、中心側には裁断刃4が装着される。回転軸26の径方向での外方には、従動プーリ22が装着される。従動プーリ22は、歯付ベルト20を介して丸刃用モータ17からの回転駆動力が伝達されるので、裁断刃4も回転駆動される。Z軸方向の変位は、カム用モータ16で駆動されるカム機構27がホルダ18を変位させることによって行われる。
クリーナ装置1で、裁断刃4の周囲を吸引する吸引力は、吸引管10に図示を省略している吸引ホースなどを接続して、図示を省略しているフィルタを備える吸引ブロアから発生させる。フィルタや吸引ブロアは、裁断テーブル6でシート材5を吸引する吸引ブロアと並べて、裁断テーブル6の下方に配置することができる。可動手段8は、角変位部材24の下端に装着される基体30と、基体30が裁断テーブル6に臨む側を覆う蓋体31とを有する。蓋体31は、裁断刃4の中間部を覆う位置に設けられ、裁断刃4が裁断テーブル6側に突出し、裁断刃4の周囲から吸引するための吸引口32が形成されている。裁断されるシート材5は、裁断テーブル6側への吸引力の低下などが原因で、めくれや浮き上がりが起きることがある。蓋体31の表面はシート材5に接近しているので、めくれや浮き上がりの程度が大きくなるのを抑制することができる。
図2は、図1のホルダ18をカム機構27で上方に変位させている状態を示す。ホルダ18の上昇で、角変位部材24および可動手段8も上昇し、裁断刃4は、裁断テーブル6の表面から離隔する状態となる。後述するように、可動手段8の外周面と吸引手段9の内周側とにはそれぞれ開口部が設けられ、図1に示すような下降状態で、R軸が特定の方向に向いているときに開口部同士が連通して、吸引力が可動手段8に作用する。可動手段8が上昇すると、どの角度でも開口部は連通しなくなる。なお、昇降、すなわち裁断テーブル6の表面への接近または離隔のための機構は、カム機構27ばかりではなく、シリンダ機構やボールねじ機構などを利用することもできる。
図3は、図1の切断面線III−IIIから見た可動手段8および吸引手段9の断面構成を示す。可動手段8の基体30には、90°の角度毎に内周側開口部33および外周側開口部34が形成され、連通路35で連通している。基体30は、たとえば合成樹脂材料で形成される。基体30の中央で、裁断刃4の周辺には、蓋体31が配置され、裁断テーブル6の表面側を覆う。蓋体31で裁断テーブル6の表面に臨む表面側の裏面では、吸引口32の周辺にスペース36が設けられる。このスペース36には、裁断屑を一時的に集積させることができる。
基体30の外周側開口部34は、吸引手段9の内周側に設けられる開口部37と、裁断刃4の向きがX軸方向またはY軸方向に一致するときに、それぞれ連通する。裁断刃4の向きが他の角度のときは、吸引手段9の開口部37と基体30の外周側開口部34とは一致しない。また、図2に示すように、ホルダ18がカム機構27で上昇しているときは、裁断刃4がX軸方向またはY軸方向に一致しても、開口部37と外周側開口部34とは一致しない。しかしながら、四角形状のパーツを裁断するなど、X軸方向やY軸方向の裁断が多いような場合は、開口部37と外周側開口部34とが一致して、吸引力が裁断刃4の周辺に及び、裁断屑などが除去される。曲線部などの裁断時には、開口部37と外周側開口部34とが一致しなくて吸引力が作用しない状態があっても、裁断刃4の回転に伴って舞い上がる裁断屑は、スペース36上に一時的に集積させ、裁断中に裁断刃4がR軸まわりに角変位し、X軸方向またはY軸方向に向いた際に開口部37と外周側開口部34とが連通して裁断屑を除去することができる。
なお、本実施形態の吸引手段9は裁断ヘッドに対して固定されているけれども、吸引手段9も可動手段8と同様に昇降変位させたり、開口部37や外周側開口部34の形状などで、開口部37と外周側開口部34とがより長時間、または常時連通するようにすることもできる。
すなわち、裁断機2のクリーナ装置1は、裁断テーブル6の表面上で支持される被裁断材であるシート材5などを裁断する裁断刃4と、裁断刃4の支持機構である軸受25および回転軸26などと、支持機構を角変位させて裁断方向を変える角変位機構である角変位部材24およびR軸用モータ15などと、支持機構を裁断テーブル6に接近または離隔させるように変位させる接離機構であるカム用モータ16およびカム機構27などとを備える裁断機2で、裁断に伴って発生する裁断屑を吸引して清掃するために、可動手段8と吸引手段9とを含む。可動手段8は、支持機構で裁断テーブル6に臨む側の端部に設けられ、支持機構とともに角変位機構および接離機構による変位を受ける。可動手段8は、裁断刃4を外囲する内周面と、角変位機構による角変位の中心軸であるR軸を中心とする少なくとも一部が円筒状の外周面とを有する。可動手段の内周面および外周面の円筒状の部分には内周側開口部33および外周側開口部34がそれぞれ設けられ、内周側開口部33と外周側開口部34とは内部の連通路35で連通する。吸引手段9は、可動手段8の周囲に配置され、可動手段8が角変位機構および接離機構によって変位させられる間に、可動手段8の外周面に設けられる外周側開口部34と、少なくとも一時的に連通する開口部37を内周側に有する。吸引手段9は、開口部37から、その開口部37と連通する可動手段8の外周面に設けられる外周側開口部34を介して吸引を行うので、可動手段8で外周側開口部34と連通する内周側開口部33から裁断刃4の周囲の吸引を行うことができ、裁断で発生する裁断屑を吸引して、被裁断材への付着を防ぐことができる。可動手段8を裁断刃4とともに変位させ、可動手段8の外周側開口部34が吸引手段9の開口部37と連通する位置になると吸引手段9の吸引力が裁断刃4の周辺にも及ぶので、簡単な構造で、裁断中に裁断屑を被裁断材には付着させないようにすることができる。
可動手段8の基体30の外周面には、外周側開口部34が複数、たとえば4つで90°おきなど、所定の角度毎に設けられる。吸引手段9の内周側に設けられる開口部37は、可動手段8が所定の角度の位置にあるときのみ、可動手段8の外周側開口部34と連通するので、裁断刃4の変位の過程で、開口部同士が連通している通路を通って、裁断刃4の周囲へ吸引手段9からの吸引力が及ぶようにすることができる。
図4は、蓋体31の形状を、(a)は平面視、(b)は(a)の切断面線IV−IVからの断面視でそれぞれ示す。可動手段8は、裁断テーブル6に臨む側を覆う蓋体31を備える。蓋体31には、裁断テーブル6側に裁断刃4が突出し、裁断刃4の周囲から吸引を行う吸引口32を有するので、被裁断材を裁断する際に発生する裁断屑を、吸引口32から吸引して、裁断部分から除去することができる。
また蓋体31は、裁断テーブル6に臨む側の表面に対向する裏面側で、吸引口32の周囲に、裁断屑を集積させるスペース36を有するので、裁断刃4に伴って舞い上がる裁断屑を集めて、再付着を防ぐことができる。スペース36に集積される裁断屑などは、可動手段8の外周側開口部34と吸引手段9の開口部37とが連通して吸引が行われるときに、吸引される空気流に運ばれて除去される。
図5は、本発明の実施の他の形態のクリーナ装置に使用する可動手段48および吸引手段49の構成を示す。可動手段48および吸引手段49を除く他の部分は、図1の実施形態のクリーナ装置1と同様であり、図示を省略する。また、図示している部分で、対応する部分には同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。
可動手段48は、基本的に図3の可動手段8と同様であり、基体40には、4つずつの内周側開口部43、外周側開口部44および連通路45が形成される。蓋体31は同一のものを使用する。吸引手段49には、周方向に長く延びる開口部50が形成され、裁断刃4の向きがどのような方向であっても、開口部50と外周側開口部44とは連通し、吸引手段49による裁断刃4の周辺の吸引が可能になっている。なお、可動手段48側の開口部44を周方向に長く延びる形状としてもよい。吸引手段49の内周側の開口部50、または可動手段の外周側開口部44を、周方向に延びる形状で形成するので、吸引手段49の開口部50と可動手段48の外周側開口部44とが連通する時間を延長させることができる。開口部44,50の形状を調整すれば、たとえば複数の開口部44,50のうちのいずれかが連通するようになり、吸引手段49の吸引力を常時裁断刃4の周辺に作用させることができる。
以上で説明している実施の形態で、裁断刃4は、裁断テーブル6の表面に平行な軸線まわりに回転する丸刃であるので、被裁断材を一枚ずつ、非通気性フィルムで覆わない状態で裁断するような場合もありうる。そのような場合でも、裁断刃4による裁断部で発生したり、裁断刃4に伴われて舞い上がる裁断屑を、吸引して、被裁断材への付着を防ぐことができる。なお、裁断刃が丸刃ではない場合であっても、裁断刃の周囲の清掃に、本発明を同様に適用することができる。
なお、吸引手段9,49に対して吸引力を作用させる吸引ブロアは、吸引手段9,49の開口部37,50と可動手段8,48の外周側開口部34,44が連通時にONとなるように制御したり、単に連通時のみではなく、さらに吸引の必要時にONするように制御することができる。また、開口部の連通に関係なく、常時吸引ブロアをONにしておくこともできる。
本発明の実施の一形態であるクリーナ装置1を備える裁断機2の裁断ヘッド3の概略的な構成を示す断面図である。 図1のホルダ18をカム機構27で上方に変位させている状態を示す断面図である。 図1の切断面線III−IIIから見た可動手段8および吸引手段9の断面である。 図1の蓋体31の形状を示す平面図および側面断面図である。 本発明の実施の他の形態のクリーナ装置に使用する可動手段48および吸引手段49の構成を示す断面図である。
符号の説明
1 クリーナ装置
2 裁断機
3 裁断ヘッド
4 裁断刃
5 シート材
6 裁断テーブル
8,48 可動手段
9,49 吸引手段
15 R軸用モータ
16 カム用モータ
17 丸刃用モータ
18 ホルダ
24 角変位部材
25 軸受
26 回転軸
30,40 基体
31 蓋体
32 吸引口
33,43 内周側開口部
34,44 外周側開口部
35,45 連通路
36 スペース
37,50 開口部

Claims (7)

  1. 裁断テーブルの表面上で支持される被裁断材を裁断する裁断刃と、裁断刃の支持機構と、支持機構を角変位させて裁断方向を変える角変位機構と、支持機構を裁断テーブルに接近または離隔させるように変位させる接離機構とを裁断ヘッドに備える裁断機で、裁断に伴って発生する裁断屑を吸引して清掃する裁断機のクリーナ装置であって、
    支持機構で裁断テーブルに臨む側の端部に設けられ、支持機構とともに角変位機構および接離機構による変位を受け、裁断刃を外囲する内周面、および少なくとも一部に角変位機構による角変位の中心軸を中心とする外周面を有し、内周面および外周面には開口部がそれぞれ設けられ、内周面の開口部と外周面の開口部とは内部で連通する可動手段と、
    可動手段の外方に配置され、可動手段の外周面に設けられる開口部と連通する開口部を内周側に有し、該開口部を介して吸引を行う吸引手段とを含むことを特徴とする裁断機のクリーナ装置。
  2. 前記吸引手段の内周側に有する開口部と前記可動手段の外周面に設けられる開口部とは、可動手段が接離機構、または角変位機構、または接離機構および角変位機構のいずれかによって変位させられる間に、少なくとも一時的に連通することを特徴とする請求項1記載の裁断機のクリーナ装置。
  3. 前記可動手段の外周面には、前記開口部が複数、所定の角度毎に設けられ、
    前記吸引手段の内周側に設けられる開口部は、可動手段が所定の角度の位置にあるときのみ、可動手段の開口部と連通することを特徴とする請求項2記載の裁断機のクリーナ装置。
  4. 前記吸引手段の内周側には、前記開口部が周方向に延びる形状で形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の裁断機のクリーナ装置。
  5. 前記可動手段は、前記裁断テーブルに臨む側を覆う蓋体を備え、
    該蓋体には、裁断テーブル側に前記裁断刃が突出する突出口を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の裁断機のクリーナ装置。
  6. 前記蓋体は、前記裁断テーブルに臨む側の表面に対向する裏面側で、前記突出口の周囲に、裁断屑を集積させるスペースを有することを特徴とする請求項5記載の裁断機のクリーナ装置。
  7. 前記裁断刃は、前記裁断テーブルの表面に平行な軸線まわりに回転する丸刃であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の裁断機のクリーナ装置。
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