JP4673530B2 - 出発地から目的地までのルート検出方法およびルート検出装置 - Google Patents

出発地から目的地までのルート検出方法およびルート検出装置 Download PDF

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    • G06Q10/047Optimisation of routes or paths, e.g. travelling salesman problem

Description

【0001】
技術分野
本発明は、請求項1の上位概念による、出発地から目的地までのルートを、デジタル地図を基礎にして検出する方法に関する。このデジタル地図は実際の道路網をそれぞれ抵抗とノードを有するエッジにマッピングする。ここではルート探索アルゴリズムによってルートに対して最適化されたエッジがルートテーブルに記憶され、このルートに対して少なくとも1つの中間目的地が予め定義される。
【0002】
本発明はさらに請求項11の上位概念による、出発地から目的地までのルートを、メモリに記憶されたデジタル地図を基礎にして検出する装置に関し、このデジタル地図は実際の道路網をそれぞれ抵抗とノードを有するエッジにマッピングする。
【0003】
従来の技術
移動手段、例えば自動車、飛行機または船舶では、固定的に設置されたナビゲーションシステムが移動手段の運転者を迅速、簡単かつ安全に所望の目的地へ案内する。このとき運転者は前もって時間を掛けてルートを計画したり、相応の地図材料を入手して研究する必要がない。このために例えば相応の地図または道路地図に基づくナビゲーションデータがナビゲーション装置に、例えばCD−ROMに記憶されて存在する。ナビゲーション装置は例えばGPS(Global Positioning System)を使用して瞬時の立地点を検出し、所定の目的地に至る相応のナビゲーション指示を計算する。ここでナビゲーションデータは有利には自動車用の道路および経路についてのデータを含んでいる。
【0004】
従来のナビゲーション装置で自動車の運転者は、計算すべきルートの経過を種々多様に調整することができる。すなわち、種々の最適化基準、例えば「最短ルート」、「高速ルート」、「一般道優先」などの選択によって、手動または情報通信により決められた道路区間(ルート計算の際にこの道路区間に迂回するか、またはこの道路区間が優先される)の制御によって、または1つまたは複数の中間目的地(これらを順に走行すると最終目的地に到達する)の定義によって調整することができる。しかし運転者の希望「カッセルからハノーバーを経由してミンデンまで走行したい」に対しては最後に述べた手段しか提供されていない。運転者はハノーバーの中に、例えば市街中心地である中間目的地を定義し、その後に2つのルート計算が行われる。すなわちカッセルからハノーバーまでの第1のルートと、ハノーバーからミンデンまでの第2のルートが計算される。2つのルートを相互につなぐことにより全体ルートが得られる。例えばアンパイン社のナビゲーションシステム“GPShuttle NVE-N055VP”では5つまでの中間目的地を選択することができる。
【0005】
しかし中間目的地を使用する場合に、中間目的地の数に相応して複数の相互に依存しないルート計算を行うことは欠点である。すなわちまず、実際位置から中間目的地までの部分ルートが決定され、次に後者の中間目的地から次の目的地までの部分ルートが、そして最後に本来の目的地までの部分ルートが決定される。しかしここでそれぞれの部分ルートは最適化されても、全体ルートは最適化されない。中間目的地として地点ではなく、地域、例えばハノーバー市街地域を入力しても、ルートの最適化はこの地域の周辺まで行われるだけである。したがって第1の部分ルートは冒頭に述べた場合では、ハノーバー周辺部のどこかで終了する。この地点が正確にはハノーバー周辺のどこに存在するかは、スタート点からこの中間目的地までのルートにだけ依存する。しかしハノーバー周辺にあるこの地点を以降のルート、例えば目的地または次の中間目的地を基準にして最適化することは行われない。そのため場合によっては、中間目的地の領域で不利なルート案内、無意味な転回、または強制的な市街地通過が生じる。
【0006】
本発明の説明、課題、解決手段、利点
本発明の課題は上記の形式の方法を改善し、上記の欠点を除去し、最適ルートの計算が、ナビゲーション方法の使用者が中間目的地を入力しても保証されるようにすることである。
【0007】
この課題は請求項1の特徴部分に記載した方法によって解決され、請求項11の特徴部分に記載した装置によって解決される。
【0008】
このために本発明の方法では、少なくとも1つの中間目的地を移行領域としてエッジ群の形態で定義する。ここではルートの決定の際に出発地から全ての中間目的地を介して目的地に至る全ルートの抵抗が最小化される。
【0009】
このことの利点は、計算すべきルートの区間案内が移行領域(経由エリア)の設定により所期のように調整できることである。中間目的地による従来の方法とは異なり、出発位置から移行領域を介して目的地に至るルートが全体として最適化され、部分毎に最適化されるのではない。さらに運転者は具体的な中間目的地定義について考える必要がない。本発明により、ルート計算の後では任意の時点で、いずれかの可能な出発点ないし可能な車両位置から目的地まで、移行領域を介した最適ルートの得られることが保証される。このことにより目的地までの相応の距離、並びに残留走行時間または予想到着時間を常に表示することができる。出発地から目的地までのルート計算の際には、従来の所定の基準、例えば「最短ルート」、「高速ルート」等の他に、1つまたは複数の経由エリアも考慮され、経由エリアはユーザにより予め決定された順序で、計算されたルートに組み込まれる。
【0010】
本発明の方法の有利な実施形態は請求項2から10に記載されている。
【0011】
有利な実施例では、各中間目的地が移行領域としてデジタル地図の平面領域の形態で定義され、これが相応する移行領域の平面領域にある相応のエッジに配属され、移行領域リストに記憶される。ここで第1のエッジ最適化は、目的地に相応する目的地エッジから始まって実行され、結果が第1のルートテーブルに記憶される。さらに所定の移行領域の数に相応する別の区間エッジ最適化が実行され、それぞれ別個の区間ルートテーブルに記憶され、第1エッジ最適化の終了時に、基本初期化および目的地初期化された移行領域リストに記憶された、相応の抵抗を有するエッジが第1のルートテーブルから更新される。そしてさらに各区間エッジ最適化の開始時にそれぞれ基本初期化された区間ルートテーブルに、移行領域リストのエッジの瞬時抵抗がエントリーされる。そしてさらに第1から最後の1つ前の区間エッジ最適化のそれぞれ終了時に、それぞれ瞬時の移行領域リストに記憶されたエッジの抵抗をそれぞれの区間ルートテーブルの相応するエッジの抵抗により更新する。そして最後の区間エッジ最適化の後、最後の区間ルートテーブルから始まって第1のルートテーブルまでこれらから1つのルートリストが合成されろ。その結果、出発地から1つまたは複数の中間目的地を介して目的地に至るルートの全体抵抗が最小となる。
【0012】
有利にはルートリストの合成は次のように行う。すなわち、最後に実行された区間エッジ最適化の区間ルートテーブルから始まって、順次相応するエッジをルートリストにエントリーし、このエントリーをエッジに対するそれぞれの区間ルートテーブルに後続エッジが定義されなくなるまで行い、次の区間ルートテーブルおよび別の区間ルートテーブルを有するこのエッジにより第1のルートテーブルまで同じように実行し、そして区間ルートテーブルが処理される順序を移行領域リストで予め定めるのである。
【0013】
有利な実施例では、移行領域リストには移行領域記述リストと移行領域インデクステーブルとが記憶される。ここで移行領域インデクステーブルは、移行領域と移行領域記述リストおよびルートテーブルとの配属関係を含む。またそれぞれの移行領域の移行領域記述リストは、所属の抵抗を備える配属されたエッジを含む。ここでは移行領域記述リストへの第1のエントリーとして抵抗0の目的地がエントリーされる。
【0014】
基本初期化のために、全ての抵抗が無限大にセットされ、場合により記憶された後続エッジが消去される。これに対して目的地初期化のためには目的地に相応するエッジの抵抗が0にセットされる。
【0015】
有利には移行領域は矩形、多角形、楕円または円形として、マークされた点、とりわけ都市、工業地帯、または高速道路出口の周辺に選択される。
【0016】
移行領域の記述は意識的に空間として不鮮明なままにすることができる。なぜなら運転者はルート全体の調整を達成したいだけだからである。
【0017】
有利には付加的な道路網影響を情報通信および/またはユーザにより定義された操作、例えば「前方に渋滞」−通行止めにより、ルート計算の際に考慮することができる。このことにより情報通信サービスプロバイダによるダイナミックなルート調整が可能であり、例えば交通量の多い部分を迂回することができる。ここでも車両のナビゲーション計算器は完全に自動のままであり、運転者のルートからの逸脱に対して自立的かつ迅速に応答することができる。
【0018】
上記形式の装置では本発明により、少なくとも1つの中間目的地を入力および定義するための装置と、記憶装置とが設けられる。ここで中間目的地は移行領域としてデジタル地図の平面領域の形態で定義される。また前記記憶装置は、移行領域の特性および場合により順序を記憶する。
【0019】
本発明の装置の有利な構成では、この装置はナビゲーション計算器、デジタル地図を実際の道路網のマップとして格納する大容量メモリ、センサ装置、位置決め装置、ルート探索装置、インデクスメモリ、インタフェース、スピーカ、表示装置、および入力装置を有する。
【0020】
図面の簡単な説明
以下本発明を添付図面に基づき詳細に説明する。
【0021】
図1は、デジタル地図の例を示す。
【0022】
図2は、最適化ステップの概要を示す。
【0023】
図3は、中間目的地なしの全体ルートを示す。
【0024】
図4は、出発地から中間目的地までの部分ルートを示す。
【0025】
図5は、中間目的地から目的地までの部分ルートを示す。
【0026】
図6は、中間目的地ルート探索による、中間目的地を備えた全体ルートを示す。
【0027】
図7は、中間目的地ルート探索なしでの、中間目的地を備えた全体ルートを示す。
【0028】
図8は、デジタル地図の領域を区間および経由エリアに分割する様子を示す。
【0029】
図9は、本発明によるルート探索のフローチャートである。
【0030】
図10は、経由エリアインデクステーブルと経由エリア記述リストとの関係を概略的に示す。
【0031】
図11は、最適化条件のフローチャートを示す。
【0032】
図12は、経由エリアリストとルートテーブルとの関係を概略的に示す。
【0033】
図13は、デジタル地図の道路網を例として示す。
【0034】
図14から図22は、種々の最適化ステップの概略図である。
【0035】
図23は、全体ルートを示す。
【0036】
図24は、本発明の経由エリアルータ探索方法のフローチャートである。
【0037】
図25は、本発明の方法を実施するための装置の有利な実施例を示す。
【0038】
図26は、単に出発地と目的地だけを入力した際に計算されたルートの道路地図である。
【0039】
図27および図27aは、出発地と目的地、並びに中間目的地を地点の形態で入力した際に計算されたルートの道路地図である。
【0040】
図28および図28aは、出発地と目的地、並びに中間目的地を本発明の移行領域の形態で入力した際に計算されたルートの道路地図である。
【0041】
本発明を実施するための最適手段
本発明の方法は、出発地から目的地までのルートを少なくとも1つのユーザ定義された中間目的地を介して、デジタル地図を基礎として検出する。このデジタル地図は相応に配属された抵抗を備えるエッジを含む。エッジは実際の道路網におけるそれぞれ実際の道路に相当する。ここで中間目的地は正確に入力されるのではなく、空間的に不鮮明に面領域として入力される。ルート計算の際には、ルートに所属する全てのエッジの全体抵抗が最小化される。ここでは中間目的地内でも複数のエッジを選択することができ、中間目的地内でのエッジ選択は本発明の方法によりルートの全体抵抗が最小になるよう行われる。
【0042】
以下本発明の方法を、例として具体的実施例に基づき詳細に説明する。まず図1から図7を参照して、デジタルデータないしデジタル地図による実際の道路網のマッピング、並びにルート探索アルゴリズムによるその使用について詳細に説明する。
【0043】
図1からわかるように、道路網は数学的処理のためルートアルゴリズムによって、エッジkとノードpを有するグラフに表示される。ここでエッジは相応の道路を表し、ノードは道路または道路網の相応の合流分岐点を表す。図1には8つのエッジk1,k2,k3,k4,k5,k6,k7,k8、並びに8つのノードp1,p2,p3,p4,p5,p6,p7,p8が示されている。実際の道路交通では、交通の流れは方向性を有するから、エッジkも方向性のあるベクトルとして示されなければならない。エッジkにはさらに抵抗、いわゆる区間抵抗が配属されている。この抵抗は、道路網においてノードから次のノードまで走行するための費やす測定量を表す。例えばエッジ長は区間抵抗として使用される。択一的に平均交通速度を算入して、エッジでの走行時間をそれぞれの区間抵抗と見なすこともできる。ノードには付加的に操縦抵抗を割り当てることができる。全ての最適経路アルゴリズムは最終的に、スタートエッジと目的地エッジとの間のルートを、方向性を有するグラフにおいて検出することである。すなわち求められたルートのエッジの区間抵抗の総和が最小であるような特性を有するグラフにおいて検出することである。
【0044】
ルート計算のための標準的アルゴリズムとして、FordないしMooreによるグラフ理論から公知の最適経路アルゴリズムに基づく方法が用いられる。ここでこのアルゴリズムは実際の車両ナビゲーションシステムでの使用に対する特別の要求に適合されている。
【0045】
この種の最適経路アルゴリズムはルート計算のために逆行反復性に動作し、グラフにおいて全てのエッジを調査し、目的地エッジへの最良経路を基準にして評価する。言い替えると、目的地エッジから出発して逆行性に各反復ステップにおいて、抵抗の点でより有利な経路をリスト上のエッジ(このエッジは先行する反復ステップで最適化されている)で調査するのである。結果としてこの方法は、グラフ内の各エッジから目的地エッジまでの最適ルートを提供する。計算結果を表示するためにナビゲーション装置のメモリにはいわゆるルートテーブルがファイルされている。この種のテーブルは、図1に示されたグラフに対する例として次のようなものである。
【0046】
【表1】
Figure 0004673530
【0047】
グラフ内の各エッジに対してテーブルには、目的地エッジまでの抵抗と、目的地方向に続く後続エッジが示されている。初期値として抵抗は無限大「∞」にセットされ、後続エッジは未定義「−」にセットされる。抵抗の行および後続エッジの行での正符号はそれぞれのエッジをその矢印方向で考察することを、負符号はそれぞれのエッジをその矢印方向とは反対の方向で考察することを意味する。
【0048】
反復的最適化の開始の前に、目的地エッジがルートテーブルで抵抗0により初期化される。目的地エッジの例としてまずエッジk1を用いる。このようにして目的地初期化の後の記憶されたルートテーブルは次のようになる。
【0049】
【表2】
Figure 0004673530
【0050】
さらに目的地エッジk1が、すでに最適化されたエッジのリストにエントリーされる。このリストはナビゲーション装置に記憶されている。これによりすでに最適化されたリストとして次のリスト1が得られる。
【0051】
【表3】
Figure 0004673530
【0052】
さらに、次の最適化ステップで検査すべきエッジを記憶するための第2のリストが設けられる。このリストは本方法の開始時には次のリスト2のように空である。
【0053】
【表4】
Figure 0004673530
【0054】
本方法は上記の初期化の後、リスト1に挙げられた全てのエッジを車両の仮想実際位置と見なし、この「実際エッジ」と合流分岐する全てのエッジ、いわゆる「合流エッジ」に対して最適化検査(O)を実行する。これらは前記の例(図1参照)では、実際エッジ+k1と合流分岐するエッジ−k1,+k2および−k3(=合流エッジ)がそうである。ここでは図2に示したような状況が生じる。ここでO1a、O1bおよびO2cはそれぞれ最適化検査を表す。エッジk1は実際エッジであるのに対し、エッジk2とk3は合流エッジである。最適化に対して、車両は合流エッジの1つに、実際エッジへの走行方向で存在することが仮定される。最適化検査では次にそれぞれの合流エッジの目的地までの抵抗が、その合流エッジが実際エッジを介して目的地まで至るとしたら有することとなる抵抗と比較される。これがいわゆる抵抗最適化条件である。
【0055】
抵抗(合流エッジ)>区間抵抗(合流エッジ)+抵抗(実際エッジ)
ここで「抵抗」は、ルートテーブルにエントリーされた抵抗および「区間抵抗」を表す。区間抵抗は、グラフ(図1参照)においてそれぞれのエッジに配属された区間抵抗である。言い替えると最適化条件として、合流エッジからの古い既存ルートが、実際エッジを使用した新たなルートより劣るか否かが検査される。実際エッジを介するルートがより最適であることが判明すると、最適化が行われる。図2に相応して、次の最適化関係が得られる。
【0056】
【表5】
Figure 0004673530
【0057】
各実際−合流エッジ関係に対して最適化検査が行われる。この最適化検査を合流エッジk2(最適化O1b)の例で説明する。最適化検査では、目的地までの合流エッジ+k2の古いルートテーブル抵抗が、この合流エッジが実際エッジを介して目的地に至るとしたら有することとなる抵抗と比較される。
【0058】
RT,Ist(+k1)+RKante,Ank(k2)<RRTalt,Ank(k2)
ここで、
RT,Ist(+k1)は、目的地までの実際エッジ+k1の、ルートテーブルからの抵抗、
Kante,Ank(k2)は、合流エッジk2のエッジ抵抗、
RTalt,Ank(k2)は、合流エッジ+k2の、ルートテーブルからの抵抗。
【0059】
条件が満たされるとき、すなわち合流エッジの新たな抵抗が古い抵抗より小さいときに最適化が行われる。合流エッジの抵抗はルートテーブルにおいて新たな比較的小さな値により置換され、後続エッジとして実際エッジがエントリーされ、最適化された合流エッジがリスト2に記録される。
【0060】
全てのエッジがリスト1から、すでに述べたように処理されれば、リスト1とリスト2が交換される。すなわち次の最適化に対する出発点は最後のステップで最適化されたエッジである。この方法は、リスト1が空であることが発見されるとき、すなわち先行する実行で最適化されたエッジが存在しないときに終了する。
【0061】
以下まず冒頭に述べた全体ルートを単に部分最適化した場合の問題点について説明する。すなわち個々の部分ルートを相互に依存しないで順次最適化する場合の問題点を説明する。引き続き本発明を説明することにより、従来技術に対する本発明の効果がより一層明りょうになるであろう。
【0062】
図3には考察する道路網が示されている。ここで矢印10はルート方向を示す。ここではエッジk2以外の全てのエッジが抵抗値10を有しており、エッジk2だけは抵抗値15を有することを前提とする。目的地はエッジk8である。ここでは瞬時の実際位置(エッジk1)から目的地k8までの最適ルートが検出される。前に述べたFord、Mooreによる最適経路アルゴリズムと、抵抗を基準にした相応の最適化規則を適用すると、同じように図3に示すルートが得られる。これの全体抵抗は45である。
【0063】
次にこの例を、エッジk4,k5,k6からなる中間目的地12だけ拡張する。これが図4から図6に示されている。瞬時の実際位置(エッジk1)から中間目的地12を介して目的地(エッジk8)に至るルートは、順次計算される2つの部分ルートに分割される。部分ルートの計算は両方の場合とも、冒頭に述べた方法および最適化規則に従って行われる。まず瞬時実際位置(エッジk1)から中間目的地12までの第1の部分ルートが決定される。図4に示すように第1の部分ルートの抵抗は20である。第2の部分ルートは、中間目的地12にある第1の部分ルートの終点から目的地までで決定される。これが図5に示されており、抵抗は40である。図4と図5の2つの部分ルートを順次追加することにより、図6に示した全体ルートが得られる。この全体ルートは出発地(エッジk1)から中間目的地12を介して目的地(エッジk8)に至る。このようにして得られたルートは20+40=60の抵抗を有する。
【0064】
この図6の全体ルートを冒頭に述べた図3のルートと比較すると、中間目的地12を介して発見されたルートは出発地(エッジk1)から中間目的地12を介して目的地(エッジk8)に至る最適全体ルートではないことがわかる。冒頭で検出された図3のルートは実際位置(エッジk1)から目的地(エッジk8)までの45の抵抗値を有しており、同じように中間目的地12を経由する。従ってこのルートは、図7に示したものよりも中間目的地12を介するルートとしてより適切なものであることがわかる。この例は、これまでのルート計算方法では実際位置から目的地までの所定の中間地点を介した最適ルートを求めることができないことを示すものである。
【0065】
次の本発明によれば、従来必要であった情報、すなわち例えばGPS位置決めから得られる出発地、およびユーザによりユーザインタフェースを介して入力された目的地の他に、1つまたは複数の所定の移行領域が使用される。この移行領域を以下、経由エリアと称する。経由エリアは例えば通常の地理的座標を介して特定される。この地理的座標には所定の幾何形状、例えば円形、矩形、多角形または楕円がマッピングされる。ナビゲーション装置のメニュー点を介してインデクスから選択するほかに、ユーザは有利には点を地図から選択することもできる。経由エリアの形状、例えば楕円、矩形または円形と大きさも有利にはメニューないしメニュー点を介して選択することができ、または地図で直接変更することができる。ここでは以下の周辺条件が与えられる。
【0066】
出発地、目的地および経由エリア間の相応の最短距離により領域の最大サイズと最小サイズが選択される。この領域をユーザないし運転者は経由エリアを介して選択することができる。距離の大きいことは比較的に大きな最小値および最大値を生ずる。経由エリアとして特定された領域で、経由エリアエッジとして適切なエッジが使用できない場合には、領域を拡大して少なくとも1つの適切なエッジが見出されるようにする。
【0067】
ルートから接触する経由エリアまでの順序はまず入力順序によって設定される。ユーザないし運転者はさらに経由エリアの順序を並び替えることができる。経由エリアとその順序は移行領域インデクステーブルないし経由エリアインデクステーブル(以下、VAITと称する)に記憶される。経由エリアの地理的記述に基づいて、この経由エリアに配属されたエッジが移行領域記述リストないし経由エリア記述リスト(以下、VADLと称する)に記憶される。このリストにはエッジ自体の他に、ルート計算に必要な所定の特性も記憶される。従って経由エリアの完全にな記述はVAITとVADLによって共通に与えられる。この2つは共に以下、移行領域リストないし経由エリアリストまたは単にVALと称する。
【0068】
目的地および場合により出発地を入力し、使用すべき経由エリアを特定した後、以下に説明するルート探索が所望の基準によりスタートする。
【0069】
経由エリアルート探索では、全体ルートが個々の区間に分割される。これが図8に示されている。しかし区間の境界は従来技術による中間目的地ルート探索とは異なり、鮮明に相互に隣接しているのではなくむしろ重なり合っている。しかし分かり易くするため、第1から第4の経由エリア41〜44を所定の区間に配属する。区間の標識と計数は観察の仕方による。区間ないしルート(以下、第1から第4のルート区間21〜24と称する)は瞬時の車両位置から目的地方向で計数される。最適化の観点では、区間を目的地から計数する。以下、第1から第4の最適化区間31〜34と称する。経由エリアの領域にはある程度の対応不鮮明さが生じる。なぜなら、ルートが両方の区間で記述されるからである。経由エリアのエッジ特性が目的地方向で既知である最適化から出発して、これらは以前に最適化された区間に常に加算計数される。従って目的地自体は区間には所属せず、第4の経由エリア44と見なされる。
【0070】
本発明の経由エリアルート探索が図9にフローチャートとして示されており、次の部分に分割されている。ステップ50でのスタート、ステップ51でのルートテーブルの初期化、ステップ52での経由エリアの初期化、ステップ53でのグラフのエッジの最適化、ステップ54での区間全体が最適化されたか否かの検出、ステップ54での否定の場合には(分岐58)ステップ55での経由エリアリストの更新、ステップ54での肯定の場合には(分岐59)ステップ56でのルートリストの合成、そしてステップ57での終了である。
【0071】
経由エリアルート探索の方法は、Ford、Mooreの最適経路アルゴリズムに基づく。ここではグラフのエッジの特性を記述するためにルートテーブルが使用される。各区間をそれ自体で記述することができるようにするため、各区間毎にルートテーブルが設けられる。これを以下、ルート区間テーブルと称する。これらルート区間テーブル間を参照するためにVALが使用される。さらに最適化すべきエッジおよびすでに最適化されたエッジを記憶するために2つのリストが設けられている。
【0072】
ルートテーブルは、道路網エッジ全体の特性を、目的地へのルートの区間に関して記述したものである。各エッジは、エッジの特性を矢印方向でも反対方向でも含むエントリーによってマッピングされる。次のテーブルはMエッジに対して基本初期化されたルートテーブルである。
【0073】
【表6】
Figure 0004673530
【0074】
経由エリアルート探索では、各ルート区間が別個のルートテーブルに記述される。なぜならエッジおよび後続エッジの目的地までの抵抗は区間が異なれば異なることがあるからである。
【0075】
経由エリアの記述、およびグラフ中の所属のエッジとの結合の記述は、相互に結合された経由エリアインデクステーブル(VAIT)および経由エリア記述リスト(VADL)によって行われる。VAITには経由エリア全体が含まれている。このテーブルへのエントリー順序によってルート中の順序(経由エリア1がルートの第1経由エリアである等々)が決定される。第1のエントリーは経由エリアを含まず、単に第1のルート区間のルートテーブルを参照するためにだけ用いる。VAITにある最後のエントリーは本来の目的地であり、従ってルート探索でのフロー制御が単純化される。各経由エリアにはVAITでルートテーブルが配属される。最後のエントリーは目的地に相当し、従って対応する区間を有していないから、これには取り決めとしてルート区間テーブルを割り当てない。
【0076】
【表7】
Figure 0004673530
【0077】
各経由エリアに対してVAITには、経由エリアに所属するエッジのリスト(VADL)への参照が記憶される。各エッジに対して経由エリアインデクスの他に、目的地までの抵抗が両方向の各々に対して記憶される。エッジをリストにエントリーする際には、両方向に対して抵抗が無限大にセットされる。
【0078】
【表8】
Figure 0004673530
【0079】
図10は、VAITとVADLの関係を示す。VAIT16の各経由エリア(VA)14には、VADL18の相応するエッジが配属される。VAITの第1エントリー60は空である。第1経由エリア61にはエッジK1(VA1)70とK2(VA1)71が配属される。第2経由エリア62にはエッジK1(VA2)72,K2(VA2)73およびK3(VA2)74が配属される。第3経由エリア63にはエッジK1(VA3)75とK2(VA3)76が配属される。(N−1)番目の経由エリア64にはエッジK1(VA(N−1))77、K2(VA(N−1))78およびK3(VA(N−1))79が配属される。N番目の経由エリア65は目的地に相当し、これにはエッジK1(目的地)80,K2(目的地)81,K2(目的地)82およびK3(目的地)83が配属される。
【0080】
経由エリアルート探索の最適化は部分的には従来のルート探索の最適化に相当する。すでに最適化されたエッジを記憶するために、従来のルート探索と同じようにリスト1が使用される。リスト2は、次の最適化ステップで検査すべきエッジを含んでいる。実際エッジから全合流エッジが検査される。これは前に図2に基づいて詳細に説明したのと同じである。本発明の経由エリアルート探索では各区間が固有のルートテーブルで最適化されるから、従来のルート探索の最適化に対する条件を使用することができる。
【0081】
次に本発明のルート探索、ないしグラフのエッジの最適化について詳細に説明する。まず瞬時区間のルートテーブルが基本初期化される。ここでは抵抗が無限大にセットされ、後続エッジが消去される(テーブル6参照)。ルートテーブルのこの基本初期化の後、最後の経由エリアのエッジの抵抗がVADL(テーブル8参照)からルートテーブルにエントリーされ、エッジが最適化すべきエッジのリストに記録される。このエッジの後続エッジは初期値、すなわち後続エッジなしにセットされ、これにより別のルート記述を次のルート区間のルートテーブル内で見出すべきことを指示する。第1の最適化すべき区間に対してはVAIT(テーブル7参照)の最後のエントリーが使用される。取り決めに従いここでは目的地自体が取り扱われる。これにより第1最適化区間に対して特別処理を実行する必要がない。
【0082】
ルートテーブルおよび経由エリアないしVAITとVADLの初期化の後に本来のルート探索が行われる。図11に示した最適化規則に基づいて、ルート区間の最適化が実行される。ステップ90でエッジ最適化が開始される。ステップ91で最適化に対する次の条件が検査される:
RT,Ist+RKante,Ank<RRTAlt,Ank
ここで、
RT,Istは、ルートテーブルからの、目的地までの実際エッジの抵抗、
Kante,Ankは、合流エッジのエッジ抵抗、
RTAlt,Ankは、ルートテーブルからの、合流エッジの抵抗である。
【0083】
言い替えると、ルートテーブルにエントリーされた実際エッジの抵抗と合流エッジのエッジ抵抗との和が、ルートテーブルにエントリーされた合流エッジの古い抵抗よりも小さいときには、それぞれのエッジを最適化しなければならない。この検査結果が「肯定」であれば分岐92へ進み、検査結果が「否定」であれば分岐93へ進む。分岐92ではステップ94で、相応するエントリーがルートテーブルで更新される。ここでは合流エッジの抵抗がルートテーブルで更新され、実際エッジが後続エッジとしてエントリーされる。ステップ95でエッジ最適化は終了する。
【0084】
図11によるエッジ最適化はリスト1にエントリーされた全てのエッジに対して行われる。これら全てのエッジが相応の処理されると、次にリスト1とリスト2が交換される。すなわち次の最適化に対する出発点は最後のステップで最適化されたエッジである。この方法は、リスト1が空であることが発見されるときに終了する。
【0085】
続いてVALが次のようにして更新される。上に述べた瞬時区間のグラフのエッジが最適化された後、後続区間の経由エリアの抵抗値がVADLで更新される。これらの値は次の区間の最適化の出発点をである。次の区間が最後に最適化すべき区間である場合には、すなわち第1ルート区間である場合には、VALの更新ではなく次のステップが実行される:
最後の最適化区間34(図8)の最適化の後、ルートリストが個々の区間の個々のルートテーブルおよびVALから形成される。瞬時の車両位置(出発地)のエッジに基づき、このエッジが第1ルートテーブル中の後続連鎖に相応してルートリストに記述される。次の経由エリアは後続エッジを有しない第1のエッジに到達する。VAITに相応して次のルート区間のルートテーブルが求められる。このルートテーブルでは、最後に処理されたエッジから始まって連鎖が目的地方向で、後続エッジのない次のエッジまで追跡される。この方法は各区間毎に実行される。最後のルート区間では、後続エッジのないエッジは目的地エッジ自体に相当する。VAITにはさらなるルートテーブルへの参照が存在しない。従ってルートリストの合成が終了する。ルートリストを個々のルートテーブルから、VALからの結合を用いて合成することが図12に示されている。ルートはスタート100(出発地)で始まる。そしてそれぞれのルート区間1,2,3の個々のルートテーブル110,120,130を、種々のルート探索後の瞬時のVAL102にある参照に従って繋ぎ合わせることによってルートが合成される。VALはエントリー「VA−」103,「VA1」104,「VA2」105をそれぞれの経由エリア(VA)に対して含み、さらに「目的地」106を含む。ルートテーブル110,l120,130は、エッジ+k1,+k2,+k3...+kn141〜144と−k1,−k2,−k3...−kn151〜154に対するそれぞれのエントリーを含む。
【0086】
本発明の方法をさらに説明するため、次に本発明の方法による具体的なルート探索を詳細に説明する。出発点として図6の例示道路網を用いる。この道路網に対しては、エッジk2以外の全てのエッジが10の抵抗を有し、エッジk2は15の抵抗を有することを前提とする。目的地はここでもk8である。瞬時位置から、この目的地までの最適ルートが経由エリア14を考慮して検出される。経由エリア14にはエッジk4,k5,k6が所属する。目的地と経由エリア14を定義した後、VALに含まれる次のようなVAITとVADLが得られる:
【0087】
【表9】
Figure 0004673530
【0088】
【表10】
Figure 0004673530
【0089】
次に第1最適化ステップのルートテーブルが目的地から経由エリアまでテーブル11に従って基本初期化される。ここでは各エントリーに対して抵抗が無限大にセットされ、後続エッジが消去される。
【0090】
【表11】
Figure 0004673530
【0091】
瞬時区間は最初に最適化すべき区間である。従ってVAITの最後のエントリーを使用しなければならない。取り決めに従ってこれは目的地自体である。基本初期化の後、目的地のエッジの抵抗がVADLからルートテーブルにエントリーされ、このエッジが最適化すべきエッジのリスト1(テーブル13)に記録される。次のテーブル12によるルートテーブルが得られる:
【0092】
【表12】
Figure 0004673530
【0093】
【表13】
Figure 0004673530
【0094】
瞬時区間を最適化する際には、図11による条件が基礎とされる。最適化ステップ1でリスト1トリスと2は次のようになる。
【0095】
【表14】
Figure 0004673530
【0096】
【表15】
Figure 0004673530
【0097】
最適化ステップ1では、図13に示された最適化ステップO1a161,O1b162,およびO1c163が実行される。最適化ステップO1a161では合流エッジ+k7に対して、このエッジの区間値と実際エッジのルートテーブルエントリーとから次の新たな値が得られる:
RTNew,Ank(+k7)=RRT,Ist(+k8)+RKante,Ank(+k7)
RTNew,Ank(+k7)=0+10
RTNew,Ank(+k7)=10
合流エッジの新たな抵抗値は最適化条件(図11)に相応して、このエッジの古い値と比較される。
【0098】
RTNew,Ank(+k7)<RRT,Alt,Ank(+k7)
10<∞
条件が満たされ、従ってエッジを最適化しなければならない。このために新たな抵抗と後続エッジ(実際エッジ)がルートテーブルにエントリーされる。合流エッジ+k8と−k8の最適化はステップO1b162とO1c163では行われない。なぜなら目的地エッジは常に最小の抵抗を有するからである。従って最適化ステップ1の後に、テーブル16から18に示すような状態が、ルートテーブルおよびリスト1とリスト2に対して得られる:
【0099】
【表16】
Figure 0004673530
【0100】
【表17】
Figure 0004673530
【0101】
【表18】
Figure 0004673530
【0102】
次の最適化ステップ2のためにリスト1とリスト2は相互に交換され、テーブル19と20のようになる。
【0103】
【表19】
Figure 0004673530
【0104】
【表20】
Figure 0004673530
【0105】
最適化ステップ2では、図14に示された最適化ステップO2a164とO2b165がエッジにより次のテーブル21に従って実行される:
【0106】
【表21】
Figure 0004673530
【0107】
最適化ステップO2a164とO2b165は実質的に最適化ステップ1のそれに相当する。従ってこれらについては詳細に説明しない。最適化ステップ2の後のルートテーブルおよびリスト1とリスト2はテーブル22から24のようになる:
【0108】
【表22】
Figure 0004673530
【0109】
【表23】
Figure 0004673530
【0110】
【表24】
Figure 0004673530
【0111】
次の最適化ステップ3のために再びリスト1とリスト2が相互の交換されテーブル25と26になる。
【0112】
【表25】
Figure 0004673530
【0113】
【表26】
Figure 0004673530
【0114】
最適化ステップ3では、図15に示した最適化ステップO3a166,O3b167,O3c168,O3d169とO3e170がエッジにより次のテーブル27に従って実行される:
【0115】
【表27】
Figure 0004673530
【0116】
合流エッジ+k7に対しては実際エッジ−k7を基準にして(O3d169)このエッジの区間値と、実際エッジのルートテーブルエントリーとから次の新たな値が得られる:
RTNeu,Ank(+k7)=RRT,Ist( - k7)+RKante,Ank(+k7)
RTNeu,Ank(+k7)=20+10
RTNeu,Ank(+k7)=30
合流エッジの新たな抵抗値は最適化条件(図11)に相応してこのエッジの古い値と比較される。
【0117】
RTNeu,Ank(+k7)<RRTAlt,Ank(+k7)
30<10
条件が満たされないから、最適化は行われない。合流エッジ−k8の最適化(O3e170)は行われない。なぜなら、目的地エッジは常に最小の抵抗を有するからである。最適化ステップ3の後にルートテーブルおよびリスト1トリスと2に対する以下の状態がテーブル28から30に示すように得られる:
【0118】
【表28】
Figure 0004673530
【0119】
【表29】
Figure 0004673530
【0120】
【表30】
Figure 0004673530
【0121】
次の最適化ステップ4のために再びリスト1トリスと2が互いに交換され、テーブル31と32のようになる。
【0122】
【表31】
Figure 0004673530
【0123】
【表32】
Figure 0004673530
【0124】
最適化ステップ4では図16からわかるように最適化ステップO4a171,O4b172,O4c173,O4d174,O4e175,O4f176およびO4g177がエッジにより次のテーブル33に従って行われる:
【0125】
【表33】
Figure 0004673530
【0126】
合流エッジ+k2と+k5(O4aからO4e)に対しては最適化が必要である。合流エッジ−k6(O4fとO4g)に対しては最適化は行われない。なぜなら、ルートテーブルにある合流エッジの瞬時抵抗が新たな抵抗より小さいからである。最適化ステップ4の後、ルートテーブルおよびリスト1トリスと2に対してテーブル34から36の状態が得られる:
【0127】
【表34】
Figure 0004673530
【0128】
【表35】
Figure 0004673530
【0129】
【表36】
Figure 0004673530
【0130】
次の最適化ステップ5のために再びリスト1とリスト2が互いに交換され、テーブル37および38のようになる。
【0131】
【表37】
Figure 0004673530
【0132】
【表38】
Figure 0004673530
【0133】
最適化ステップ5では図17に示した最適化ステップO5a178,O5b179,O5c180,O5d181,O5e182,O5f183,O5g184,O5h185,O5i186,O5k187およびO5l188がエッジにより次のテーブル39に従って行われる:
【0134】
【表39】
Figure 0004673530
【0135】
実際エッジ+k1を基準にした合流エッジ−k1に対しては最適化(O5a)が必要である。なぜならこの合流エッジの抵抗はまだ無限大の値を有するからである。最適化ステップO5bからO5dの合流エッジと実際エッジに対しては最適化が必要ない。なぜならルートテーブルにあるそれぞれの合流エッジの瞬時抵抗は新たな抵抗より小さいからである。最適化ステップO5eかO5fの合流エッジと実際エッジに対しては最適化が必要である。なぜならそれぞれの合流エッジの抵抗はまだ無限大の値を有するからである。
【0136】
O5aからO5fの最適化ステップの後、テーブル40に示すルートテーブルに対する状態が得られる:
【0137】
【表40】
Figure 0004673530
【0138】
合流エッジ+k3と−k4は以降の最適化ステップO5gおよびO5hで新たな合流エッジとなる。実際エッジ+k4を基準にした合流エッジ−k4と+k3に対しては、これらエッジの区間値と実際エッジのルートテーブルエントリーとから次の新たな値が得られる:
RTNeu,Ank( - k4)=RRT,Ist(+k4)+RKante,Ank( - k4)
RTNeu,Ank( - k4)=40+10
RTNeu,Ank( - k4)=50
RTNeu,Ank(+k3)=RRT,Ist(+k4)+RKante,Ank(+k3)
RTNeu,Ank(+k3)=40+10
RTNeu,Ank(+k3)=50
合流エッジの新たな抵抗値は最適化条件(図11)に相応してこのエッジの古い値と比較される。
【0139】
RTNeu,Ank( - k4)<RRTAlt,Ank( - k4)
50<55
RTNeu,Ank(+k3)<RRTAlt,Ank(+k3)
50<55
条件がそれぞれ満たされるから、両方の場合とも最適化を実行しなければならない。
【0140】
最適化ステップO5iからO5kの合流エッジと実際エッジに対しては最適化の必要はない。なぜならルートテーブルにあるそれぞれの合流エッジの瞬時抵抗が新たな抵抗より小さいからである。最適化ステップ5の後に、テーブル41から43に示す状態がルートテーブルおよびリスト1とリスト2に対して得られる:
【0141】
【表41】
Figure 0004673530
【0142】
【表42】
Figure 0004673530
【0143】
【表43】
Figure 0004673530
【0144】
次の最適化ステップ5のために再びリスト1とリスト2が互いに交換され、テーブル44および45のようになる。
【0145】
【表44】
Figure 0004673530
【0146】
【表45】
Figure 0004673530
【0147】
最適化ステップ5では図18に示すように最適化ステップO6a189,O6b190,O6c191,O6d192,O6e193,O6f194,O6g195およびO6h196がエッジにより次のテーブル46に従って行われる:
【0148】
【表46】
Figure 0004673530
【0149】
最適化ステップO6aからO6hのいずれでも最適化条件が満たされない。従ってさらなる最適化は行われない。最適化ステップ6の後にテーブル47から49に示す状態がルートテーブルおよびリスト1とリスト2に対して得られる:
【0150】
【表47】
Figure 0004673530
【0151】
【表48】
Figure 0004673530
【0152】
【表49】
Figure 0004673530
【0153】
従って最適化ステップ6の後では、検査すべきエッジのリスト、すなわちリスト2は空であり、本発明の経由エリアルート探索の第1区間に対する終了条件が満たされ、終了する。この区間のルートテーブル(テーブル47)は確保される。
【0154】
瞬時区間のグラフの全エッジを最適化した後、最後の区間の経由エリアの抵抗値および後続エッジがVADLで更新される。これらの値は、次に最適化すべき区間の最適化のための出発点となる。テーブル50と51のようなVALが得られる。
【0155】
【表50】
Figure 0004673530
【0156】
【表51】
Figure 0004673530
【0157】
経由エリアから出発する第2の最適化区間のために、再びルートテーブルの基本初期化がまず行われ、テーブル52のようになる。ここで抵抗は無限大にセットされ、後続エッジは消去される。
【0158】
【表52】
Figure 0004673530
【0159】
ルートテーブルのこの基本初期化の後、最後の経由エリアのエッジの抵抗がVADLからルートテーブルにエントリーされ、このエッジが最適化すべきエッジのリストに収められる。テーブル53のルートテーブルが得られる。
【0160】
【表53】
Figure 0004673530
【0161】
さらに経由エリア14に配属されたエッジがテーブル54のリスト1に書き込まれる。テーブル55のリスト2はまだ空である。
【0162】
【表54】
Figure 0004673530
【0163】
【表55】
Figure 0004673530
【0164】
第2の区間の最適化の際にも再び図11の条件が適用される。最適化ステップ7では図19に示した最適化ステップO7a201,O7b202,O7c203,O7d204,O7e205,O7f206,O7g207と、O7h208,O7i209,O7k210,O7l211,O7m212,O7n213およびO7o214がエッジにより次のテーブル56に従って行われる:
【0165】
【表56】
Figure 0004673530
【0166】
最適化ステップO7a201とO7b202については、合流エッジ+k3(O7b202)に対してだけ最適化が必要である。なぜならこれらの合流エッジはまだ無限大の抵抗を有するからである。合流エッジ−k4(O7a201)に対しては抵抗が改善されない。なぜなら、このエッジはすでに先行の区間で最適化されているからである。最適化ステップO7c203とO7d204では、それぞれの合流エッジ+k4と−k5については最適化が必要ない。なぜならこれらの合流エッジは最後の経由エリアのエッジとしてすでに最適だからである。同じことが合流エッジ+k4と−k5による最適化ステップO7e205とO7f206に対しても当てはまる。最適化ステップO7g207とO7i209の合流エッジ+k5と−k6に対しては最適化が必要でない。なぜならこれらの合流エッジは最後の経由エリアのエッジとしてすでに最適だからである。最適化ステップO7h208の合流エッジ+k2に対しては、このエッジの区間値と、実際エッジ−k5のルートテーブルエントリーとから次の新たな値が得られる:
RTNeu,Ank(+k2)=RRT,Ist( - k5)+RKante,Ank(+k2)
RTNeu,Ank(+k2)=40+10
RTNeu,Ank(+k2)=50
合流エッジの新たな抵抗値は最適化条件(図11)に相応してこのエッジの古い値と比較される。
【0167】
RTNeu,Ank(+k2)<RRTAlt,Ank(+k2)
50<∞
条件が満たされるので、このエッジを最適化しなければならない。
【0168】
最適化ステップO7k210とO7m212の合流エッジ+k5と−k6に対して、最適化は必要ない。なぜならこれらの合流エッジは最後の経由エリアのエッジとしてすでに最適だからである。最適化ステップO7l211の合流エッジ+k2に対しては、このエッジの区間値と実際エッジ+k6のルートテーブルエントリーとから次の新たな値が得られる:
RTNeu,Ank(+k2)=RRT,Ist(+k6)+RKante,Ank(+k2)
RTNeu,Ank(+k2)=30+10
RTNeu,Ank(+k2)=40
合流エッジの新たな抵抗値は最適化条件(図11)に相応してこのエッジの古い値と比較される。
【0169】
RTNeu,Ank(+k2)<RRTAlt,Ank(+k2)
40<50
条件が満たされるので、このエッジを最適化しなければならない。
【0170】
実際エッジ−k6(最適化ステップO7n213とO7o214)については、合流エッジ−k7(O7o214)に対してだけ最適化が必要である。なぜならこの合流エッジはまだ無限大の抵抗値を有しているからである。合流エッジ+k6(O7n213)に対しては抵抗は改善されない。なぜならこの合流エッジはすでに先行の第1区間で最適化されているからである。
【0171】
従って最適化ステップ7の後、テーブル57から59に示す状態がルートテーブルとリスト1およびリスト2に対して得られる。
【0172】
【表57】
Figure 0004673530
【0173】
【表58】
Figure 0004673530
【0174】
【表59】
Figure 0004673530
【0175】
次の最適化ステップ8のために再びリスト1とリスト2が互いに交換され、テーブル60と61のようになる。
【0176】
【表60】
Figure 0004673530
【0177】
【表61】
Figure 0004673530
【0178】
最適化ステップ8では、図20に示した最適化ステップO8a178,O8b179,O8c180,O8d181,O8e182,O8f183,O8g184およびO8h185がエッジにより次のテーブル62に従って行われる。
【0179】
【表62】
Figure 0004673530
【0180】
最適化ステップO7a215からO7c217の合流エッジに対しては最適化が必要である。なぜならこれらそれぞれの合流エッジの抵抗はまだ無限大だからである。同じことが最適化ステップO8d218の合流エッジ−k3に対しても当てはまる。最適化ステップO8e219の合流エッジ−k2に対して、このエッジの区間値と実際エッジ+k3のルートテーブルエントリーとから次の新たな値が得られる:
RTNeu,Ank( - k2)=RRT,Ist(+k3)+RKante,Ank( - k2)
RTNeu,Ank( - k2)=50+15
RTNeu,Ank( - k2)=65
合流エッジの新たな抵抗値は最適化条件(図11)に相応して、このエッジの古い値と比較される。
【0181】
RTNeu,Ank( - k2)<RRTAlt,Ank( - k2)
65<50
条件が満たされないから、このエッジを最適化してはならない。最適化ステップO8f220の合流エッジ+k1に対しては、同じ結果が生じる。最適化ステップO8g221とO8h222の合流エッジと実際エッジに対しては、最適化が必要である。なぜならそれぞれの合流エッジの抵抗はまだ無限大だからである。
【0182】
従って最適化8の後、ルートテーブルおよびリスト1とリスト2の状態がテーブル63から65のように得られる。
【0183】
【表63】
Figure 0004673530
【0184】
【表64】
Figure 0004673530
【0185】
【表65】
Figure 0004673530
【0186】
次の最適化ステップ8のために、再びリスト1とリスト2が互いに交換され、テーブル66と67のようになる。
【0187】
【表66】
Figure 0004673530
【0188】
最適化ステップ9では、図21に示した最適化ステップO9a223,O9b224,O9c225,O9d226,O9e227,O9f228,O9g229,O9h230およびO9i231がエッジにより次のテーブル67に従って行われる:
【0189】
【表67】
Figure 0004673530
【0190】
実際エッジ+k1を基準にした最適化ステップO9a223の合流エッジ−k1に対しては最適化が必要である。なぜなら、合流エッジーk1はまだ無限大の抵抗を有するからである。最適化ステップO9b224,O9c225,O9d226,O9e227,O9f228,O9g229およびO9h230の合流エッジと実際エッジに対しては、最適化は必要ない。なぜなら相応の合流エッジの瞬時抵抗はルートテーブルにおいて新たな抵抗よりも小さいからである。
【0191】
実際エッジ−k8(O9i231)については、合流エッジ+k8に対して最適化が必要である。なぜなら合流エッジ+k8はまだ無限大の抵抗値を有するからである。
【0192】
従って最適化ステップ9の後、ルートテーブルおよびリスト1とリスト2の状態はテーブル68から70のようになる。
【0193】
【表68】
Figure 0004673530
【0194】
【表69】
Figure 0004673530
【0195】
【表70】
Figure 0004673530
【0196】
次の最適化ステップ10のために、リスト1とリスト2が互いに交換され、テーブル71と72のようになる。
【0197】
【表71】
Figure 0004673530
【0198】
【表72】
Figure 0004673530
【0199】
最適化ステップ10では、図22に示した最適化ステップO10a232,O10b233,O10c234,O10d235,O10e236がエッジにより次のテーブル73に従って行われる。
【0200】
【表73】
Figure 0004673530
【0201】
全ての最適化ステップO10aからO10eに対して最適化は必要ない。なぜならそれぞれの合流エッジの瞬時抵抗はルートテーブルにおいて新たな抵抗よりも小さいからである。
【0202】
従って最適化ステップ10の後に次の状態がルートテーブルおよびリスト1とリスト2に対してテーブル75から77のように得られる。
【0203】
【表74】
Figure 0004673530
【0204】
【表75】
Figure 0004673530
【0205】
【表76】
Figure 0004673530
【0206】
第10最適化ステップにより検査すべきエッジのリストは空になり、従って本発明の経由エリアルート探索の第2と最後の区間に対する終了基準が満たされる。
【0207】
続いてルートリストが個々の区間の個々のルートテーブルとVALから合成される。瞬時走行位置のエッジに基づいて、最後の最適化区間のルートテーブルにあるエッジがルートリストに書き込まれる。従ってテーブル75の第1区間のルートテーブルから始まり、このテーブルからエッジ+k1が取り出され、第1のエントリーとしてルートリストに書き込まれる。テーブル75には後続エッジとしてエッジ+k2がエントリーされ、そしてこのエッジは第2のエントリーとしてルートリストに書き込まれる。+k2の後続エッジはエッジ+k6であり、このエッジは相応にして次のエッジとしてルートリストにエントリーされる。エッジ+k6は後続エッジをそれ以上有していない。従ってテーブル75による第1区間のルートテーブルの評価は終了する。ルートリストはテーブル78に示す内容となる:
【0208】
【表77】
Figure 0004673530
【0209】
第1経由エリアは第1エッジに後続エッジなしで到達する。この第1エッジはこの場合エッジ+k6である。VAIT(テーブル50)に相応して、次のルート区間のルートテーブルが検出される。これはテーブル47の第2区間のルートテーブルである。このルートテーブル(テーブル47)では最後に処理されたエッジ、すなわちエッジ+k6により続行され、目的方向への連鎖が、後続エッジを有しない次のエッジまでさらに追跡される。したがってこれらは連続するエッジ+k6,+k7,+k8である。従ってルートリストはテーブル79に示す内容となる:
【0210】
【表78】
Figure 0004673530
【0211】
この経由エリアルートは図23に示した経過を有する。
【0212】
図24は、上に具体例で説明した本発明の方法のフローチャートである。ステップ300で本発明の方法がスタートする。ブロック301では、目的地と経由エリアが定義される。さらにVALがVAITとVADLによって形成される。ブロック302で、実際に処理された区間のルートテーブルが初期化される。ブロック303では、VALがVAITとVADLにより初期化される。304で、区間のエッジの最適化が行われる。ブロック305で、リスト1が空であるか否かが問い合わされる。「否定」の場合には分岐306へ進み、「肯定」の場合は分岐307へ進む。分岐306のブロック308では、実際エッジがリスト1にある次のエッジとして検出される。ブロック309では続いて、この実際エッジに配属された合流エッジが検出される。ブロック310では、エッジ最適化が図11の条件に従って実行される。ブロック311では、全ての合流エッジが処理されたか否かが検出される。「否定」の場合は分岐312で、ブロック309の前の点313へリターンジャンプする。「肯定」の場合は、分岐314へ進み、ブロック315で、リスト1から全てのエッジが処理されたか否かが問い合わされる。「否定」の場合は分岐316によりブロック308の前の点317へリターンジャンプする。「肯定」の場合は分岐318へ進み、ブロック319でリスト1とリスト2が交換される。その後ブロック305の前の点320へリターンジャンプする。
【0213】
リスト1が空であることが発見されると直ちに、分岐307によりブロック321へ進み、このブロックで全ての区間が最適化されたか否かが問い合わされる。「否定」の場合は分岐322でブロック323へ分岐し、ここでVALが更新される。続いてブロック302の前の点324へリターンジャンプする。ブロック321で「肯定」が検出されると、さらに分岐325によりブロック326へ進む。このブロックではルーチンリストが合成される。そしてブロック327でこの方法は終了する。
【0214】
本発明の方法を実施するために構成された装置400が例として図25に示されている。この装置は、ナビゲーション計算器401,デジタル地図を実際の道路網のマッピングとして有する大容量データメモリ402,センサ装置404,位置決め装置406,ルート探索装置408,インデクスメモリ410,インタフェース412,スピーカ414,表示装置416および入力装置418を有する。インタフェース412は経由エリアを入力および定義するために相応に拡張されている。インデクスメモリ410も、VAITとVADLを有するVAL、並びに個々の区間の相応のルートテーブルを記憶するために相応に拡張されている。
【0215】
次に、図26〜図28に基づき本発明の方法を従来のルート計算と比較して説明する。図26から図28はそれぞれ道路510と地点512から520を有する道路地図を示す。図示の道路網は例として、実際に存在する地点「カッセル」512,「ミンデン」514,「ハノーバー」516,「ブラウンシュバイク」518,および「ビーレフェルト」520を有する道路網に相当する。地図500の各々は、道路510の他に計算されたルート522を含み、これは太線で示されている。
【0216】
図26は、ルート計算のために単に出発地「カッセル」512と目的地「ミンデン」514を入力した場合の状況を示す。言い替えると、これが「通常の」ルートである。計算されたルートは176kmの距離を有し、予想として1:44hの走行時間を必要とする。ルートリストは以下の内容である:“市街地地域カッセル、A44,A33,A2そしてミンデン周辺”。
【0217】
しかしハノーバーを経由するルートが所望の場合は、これまでのナビゲーション方法およびナビゲーション装置では、中間目的地「ハノーバー」516を付加的に出発地「カッセル」512と目的地「ミンデン」514に設定し、続いてルートを計算する。ここではまず「カッセル」512から「ハノーバー」516までの第1ルートが計算され、その後、「ハノーバー」516から「ミンデン」514への別個の第2ルートが計算される。そして続いて、これら2つのルートが単純に合成される。第1ルートは165kmの距離を有し、予想走行時間は1:36hである。第2ルートは75kmの距離を有し、予想走行時間は0:55hである。従って全体ルート522は240kmの距離を有し、予想走行時間は2:32hである。ルートリストには以下がエントリーされる:“市街地地域カッセル、A7,ハノーバー(市街地通過)、A2,ミンデン周辺”。
【0218】
単純に合成される2つの別個のルート計算では、2つのルートの接触領域、すなわち中間目的地「ハノーバー」516での最適化が行われないことが明らかである。分かり易くするために図27aと図28aに中間目的地「ハノーバー」の領域を概略的に拡大して示す。ルート522は市街中心領域を直接通過する(図27a)。このことは走行時間に相応に不利に作用する。これの原因は、ナビゲーションシステムが中間目的地を備えた真のルートを計算するのではなく、第1ルート計算では「ハノーバー」516が目的地であるためである。
【0219】
この重大な欠点は上に説明した本発明により除去され、真に“中間目的地を備えたルート”が計算される。これが図28と図28aに示されている。ここで「ハノーバー」516は移行領域524として定義される。全体ルート522の距離は245kmであり、図27によるルートよりやや長いが、しかし走行時間2:17hで格段に短縮されている。「カッセル」512と「ハノーバー」517との間の区間は164kmであり、予想走行時間は1:26hである。「ハノーバー」516から「ミンデン」514への区間の距離は今度は81kmであり、予想走行時間は0:51hである。ルートリストには次のようにエントリーされる:“市街地地域カッセル、A7,AKハノーバー東、A2、ミンデン周辺”。本発明では全体ルート522の計算の際に、最終目的地、すなわち「ミンデン」514への走行が見失われず、計算されたルート522は「ハノーバー」516の中心部を通過せずに「ハノーバー」516の市街地領域を迂回している。このことによりは相応に時間が短縮される。
【0220】
図28ないし図28aを図27ないし図27aと比較すれば、本発明の方法と従来のルート計算方法との相違が明らかである。図27の従来の方法では、「ハノーバー」516から「ミンデン」514へさらに走行することが考慮されておらず、従って「ハノーバー」516の市街地領域への経路が選択される。これはまるで「ハノーバー」516が最終的目的地であるかのようである。これに対して本発明の方法は、中間目的地「ハノーバー」516の移行領域514で、「ミンデン」514への走行続行について最適化されたルートを選択する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、デジタル地図の例を示す。
【図2】 図2は、最適化ステップの概要を示す。
【図3】 図3は、中間目的地なしの全体ルートを示す。
【図4】 図4は、出発地から中間目的地までの部分ルートを示す。
【図5】 図5は、中間目的地から目的地までの部分ルートを示す。
【図6】 図6は、中間目的地ルート探索による、中間目的地を備えた全体ルートを示す。
【図7】 図7は、中間目的地ルート探索なしでの、中間目的地を備えた全体ルートを示す。
【図8】 図8は、デジタル地図の領域を区間および経由エリアに分割する様子を示す。
【図9】 図9は、本発明によるルート探索のフローチャートである。
【図10】 図10は、経由エリアインデクステーブルと経由エリア記述リストとの関係を概略的に示す。
【図11】 図11は、最適化条件のフローチャートを示す。
【図12】 図12は、経由エリアリストとルートテーブルとの関係を概略的に示す。
【図13】 図13は、デジタル地図の道路網を例として示す。
【図14】 図14から図22は、種々の最適化ステップの概略図である。
【図15】 図14から図22は、種々の最適化ステップの概略図である。
【図16】 図14から図22は、種々の最適化ステップの概略図である。
【図17】 図14から図22は、種々の最適化ステップの概略図である。
【図18】 図14から図22は、種々の最適化ステップの概略図である。
【図19】 図14から図22は、種々の最適化ステップの概略図である。
【図20】 図14から図22は、種々の最適化ステップの概略図である。
【図21】 図14から図22は、種々の最適化ステップの概略図である。
【図22】 図14から図22は、種々の最適化ステップの概略図である。
【図23】 図23は、全体ルートを示す。
【図24】 図24は、本発明の経由エリアルータ探索方法のフローチャートである。
【図25】 図25は、本発明の方法を実施するための装置の有利な実施例を示す。
【図26】 図26は、単に出発地と目的地だけを入力した際に計算されたルートの道路地図である。
【図27】 図27、出発地と目的地、並びに中間目的地を地点の形態で入力した際に計算されたルートの道路地図である。
【図27a】 図27の拡大図である。
【図28】 図28は、出発地と目的地、並びに中間目的地を本発明の移行領域の形態で入力した際に計算されたルートの道路地図である。
【図28a】 図28の拡大図である。

Claims (11)

  1. 出発地(1)から目的地(8)までのルートを、デジタル地図を基礎にして検出する方法であって、
    該デジタル地図では、実際の道路網がそれぞれ抵抗とノード(p1,P2,...p8)を有するエッジ(k1,k2,...k8)にマッピングされており、
    ルート探索アルゴリズムを用いて、前記ルートに対してエッジ最適化を行い、当該最適化されたエッジがルートテーブルに記憶され、
    前記エッジ最適化の際に全体ルートの抵抗が、出発地(1)から中間目的地(12)を介して目的地(8)まで最小化される方法において、
    a)前記ルートに対して少なくとも1つの中間目的地(12)が、複数のエッジ(k4,k5,k6)からなるエッジ群を備える移行領域として入力装置を介して入力され、前記エッジ群のエッジ(k4,k5,k6)が移行領域リストに記憶され、
    b)第1のエッジ最適化が、前記移行領域リストに記憶されたエッジ群のエッジのうち、前記目的地エッジに最も近い第1のエッジ(k6)について実行され、
    前記第1のエッジ最適化の結果が第1の区間ルートテーブルに記憶され、
    前記第1のエッジ最適化が終了すると前記移行領域リストに記憶された第1のエッジ(k6)の抵抗が、前記第1の区間ルートテーブルからの前記第1のエッジ最適化の結果による抵抗によって更新され、
    c)らなるエッジ最適化が、前記第1のエッジ(k6)に合流するエッジ(k2,k5)について実行され、
    当該エッジ最適化は、前記エッジ群のエッジの数に相応する数で行われ、
    c1)ここでは、各エッジ最適化が開始される際に当該各エッジの区間ルートテーブルに、前記移行領域リストに記憶されたエッジの現在の抵抗が記憶され、
    c2)それぞれのエッジ最適化の結果がそれぞれ所属する区間ルートテーブルに記憶され、
    c3)第1のエッジ最適化から最後から1つ前のエッジ最適化まで、それぞれのエッジ最適化が終了すると、それぞれの移行領域リストに記憶されたエッジの現在の抵抗が、それぞれの区間ルートテーブルからの前記エッジ最適化の結果による抵抗によって更新され、
    d)最後のエッジ最適化の後、最後の区間ルートテーブルから始まって第1の区間ルートテーブルまで、これらの区間ルートテーブルから1つのルートリストを合成し、
    e)出発地(P1)から1つまたは複数の中間目的地(12)を介して目的地(P8)に至るルートの全体抵抗が最小となるようにする、
    ことを特徴とする方法。
  2. ルートリストの合成を次のように行う、すなわち、最後に実行されたエッジ最適化の区間ルートテーブルから始まって、相応するエッジをルートリストに順次登録し、当該登録は後続するエッジがなくなるまで行い、
    次の区間ルートテーブルおよび別の区間ルートテーブルのエッジにより、第1の区間ルートテーブルまで同じように実行し、
    区間ルートテーブルが処理される順序を移行領域リストで予め定める、請求項1記載の方法。
  3. 移行領域リストに、移行領域記述リストおよび移行領域インデクステーブルを記憶し、
    該移行領域インデクスリストは、移行領域と移行領域記述リストとの配属関係を含んでおり、
    それぞれ1つの移行領域の移行領域記述リストは、所属の抵抗を備える配属されたエッジを含む、請求項1または2記載の方法。
  4. 移行領域記述リストへの第1のエントリーとして、抵抗0の目的地をエントリーする、請求項3記載の方法。
  5. 移行領域リストの基本初期化のために、全ての抵抗を無限大にセットし、場合により記憶されている後続エッジを消去する、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 移行領域リストの目的地初期化のために、目的地に相応するエッジの抵抗を0にセットする、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 移行領域を、矩形、多角形、楕円または円形として、顕著な点、とりわけ都市、工業地帯または高速道路出口の周辺に選択する、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 移行領域を空間的に不鮮明に記述する、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 付加的に道路網影響を、情報通信および/またはユーザにより定義された操作、例えば「前方に渋滞」−通行止めにより、ルート計算の際に考慮する、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. 出発地から目的地までのルートを、メモリ(402)に記憶されたデジタル地図に基づいて検出する、請求項1から9までのいずれか一項記載の方法を実施する装置(400)であって、
    該デジタル地図は、実際の道路網をそれぞれ抵抗とノードを有するエッジにマッピングする形式の装置において、
    移行領域(14)としてデジタル地図の平面領域の形態で定義された中間目的地を入力および定義するための装置(412,418)と、
    移行領域の特性および場合により順序を記憶するための記憶装置(410)とが設けられている、
    ことを特徴とするルート検出装置。
  11. ナビゲーション計算器(401)、デジタル地図を実際の道路網のマッピングとして含む大容量メモリ(402)、センサ装置(404)、位置決め装置(406)、ルート探索装置(408)、インデクスメモリ(410)、インタフェース(412)、スピーカ(414)、表示装置(416)、および入力装置(418)を有する、請求項10記載の装置(400)。
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