JP4672847B2 - PCa壁版接合部の構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上下のPCa壁版の接合部と成る下端部及び上端部より各々鍵型定着筋を突出させ、現場打ちコンクリートによりスラブを形成すると同時に、該鍵型定着筋を当該スラブ厚内で定着することを目的とするPCa壁版の接合部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、PCa壁版相互を連結して耐震壁等を構築するには、当該PCa壁版の連結部が位置する床スラブを打設した後、下部のPCa壁版上に上部のPCa壁版を建て込み、該上部PCa壁版の下部に取り付けたスリーブジョイントを利用して下部のPCa壁版と一体化することが一般的な工法であった。
これは、図7に示すスリーブ接合のように、下階のPCa壁版Aから突出している差し筋Bを、上階のPCa壁版Cの下部に埋め込まれたスリーブジョイントDへ挿入し、モルタル等の固定手段により差し筋Bを埋設固定し、上下のPCa壁版C、A間にジョイントコンクリートを打設して上下のPCa壁版C、Aを接合している。
【0003】
また、図8に示す溶接接合のように、下階のPCa壁版Eから突出している差し筋Fを、上階のPCa壁版Gに埋め込まれた接合鉄筋や接合プレート或いは添え鋼板J等を使用して溶接し、更にその上下PCa壁版G、Eの間隙にコンクリート等を充填することにより上下のPCa壁版G、Eを接合している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のスリーブ接合は、スリーブジョイントを予めPCa壁版に取り付けておく必要があると同時に、上下PCa壁版の連結にはジョイントコンクリートの打設前にモルタル等の充填作業が必要となりジョイント形成にコストと手間がかかっていた。
また、上記従来の溶接接合は、溶接作業が必要となり位置合わせや溶接等に熟練工を必要とし、上記同様にジョイント形成にコストと手間がかかっていた。
その他、上記従来例以外にも様々な上下PCa壁版の連結手段が提案され実行されているが、いずれもPCa壁版相互を一体化するのみのものであり、スラブの完成と同時に壁を完成させる構造のものはなかった。
【0005】
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて成されたもので、スリーブジョイントの形成や充填作業及び溶接作業等の工程を省略し、スラブの完成と同時に上下のPCa壁版の連結を得ることが出来るものである。また、精度の高い施工を可能とし、上下のPCa壁版とスラブとをコンクリートにより強力に一体とすることが可能と成り、耐震性に優れた構築物を完成させることを可能とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決したもので、上下のPCa壁版及び該上下のPCa壁版より突出した鍵型定着筋等を使用し、十分な厚さの現場打ちスラブ厚の完成と同時に、上下のPCa壁版の鍵型定着筋を定着し、耐震壁を構築することにある。
【0007】
その具体的な構成として、スラブが位置する上下のPCa壁版の接合部に於いて、上方部に位置するPCa壁版の下端部より下方へ突出形成した直線状突出定着筋と、その先端側を該PCa壁版の厚手方向に90度折り曲げ形成した折り曲げ定着筋とより下方突出定着筋を形成し、他方、下方部に位置するPCa壁版の上端部より上方へ突出形成した直線状突出定着筋と、その先端側を該PCa壁版の厚手方向に90度折り曲げ形成した折り曲げ定着筋とより上方突出定着筋を形成し、該上下のPCa壁版をほぼスラブ厚に相当する高さが得られる間隔を有する空間を設け、且つ該空間において該上下方突出定着筋を相互にPCa壁版の壁面方向で千鳥状にずれるように配設し、更に該折り曲げ定着筋の折り曲げ部の内角部又は/及び該上下方直線状突出定着筋と該折り曲げ定着筋の先端部側とで形成される内角部にPCa壁版の壁面方向へ延長する梁主筋を配筋して該定着筋に固定し、上記定着筋及び梁主筋で形成された空間をスラブの一部を形成する補強空間とし、該空間及びそれに連続するスラブ形成部にコンクリートを打設することにより上下PCa壁版及びスラブとを一体化して成るPCa壁版接合部の構造を特徴とする。
【0008】
また、上記上下方突出定着筋をPCa壁版の各々の上下端部より、該PCa壁版の上下方向に沿って所定長突出した直線状突出定着筋と、その先端側をPCa壁版厚方向に90度折り曲げ形成した折り曲げ定着筋を形成し、更にその先端側をPCa壁版に向かって折り返して折り返し定着筋を形成して成るPCa壁版接合部の構造を特徴とする。
【0009】
更に、上記上下方突出定着筋をPCa壁版の各々の上下端部より、該PCa壁版の上下方向に沿って所定長突出した直線状突出定着筋と、その先端側をPCa壁版厚方向に90度折り曲げ形成した折り曲げ定着筋を形成し、更にその先端側をPCa壁版に向かって折り返して折り返し定着筋を形成し、該折り返し定着筋の先端部をPCa壁版に埋め込み形成して成るPCa壁版接合部の構造を特徴とする。
【0010】
また、上記下方PCa壁版側にスラブ型枠を組み、スラブ及び上下のPCa壁版間の空間にコンクリートを打設してスラブと上下PCa壁版とを一体化して成るPCa壁版接合部の構造を特徴とする。
【0011】
更に、上記下方PCa壁版側に型枠を兼ねたハーフPCaスラブ版を設け、該ハーフPCaスラブ版及び上下のPCa壁版間の空間にコンクリートを打設して該ハーフPCaスラブ版と上下PCa壁版とを一体化して成るPCa壁版接合部の構造を特徴とする。また、そのスラブ形成には、上方部に位置するPCa壁版の下端部がスラブ中に少し埋め込まれるようにスラブ厚を設定してコンクリートを打設し、スラブと上下PCa壁版とを一体化して成るPCa壁版接合部の構造を特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【実施例1】
図1〜3は、本発明の接合部と成る上部に位置するPCa壁版の下方部の構造を示している。
壁版としてPCa壁版が使用され、該PCa壁版の下端部より鍵型の定着筋を突出形成している。上記鍵型の定着筋は、その定着長さを「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説」(日本建築学会編 1999年改定)の第17条の定着の項で規定された必要定着長さと、必要余長とを確保するように構成している。
【0013】
上記規準には、鉄筋が突出する仕口面(接合面)での鉄筋端の有効的な定着長さの確保は、極めて重要な事項であり、定着破壊が生じると落階等の甚大な被害を生じることに成るとし、鉄筋の定着長さ(La)を、必要定着長さ(Lab)以上とするように規定している。該必要定着長さは(Lab)は次式で得られる長さである。
【0014】
また、上記規準では、鉄筋折り曲げ部以降と成る余長部分は、折り曲げ部分で伝達される引張力に見合った長さを有することが重要であり、90度折り曲げた場合のその長さは鉄筋径の10〜12倍あれば定着性能としては十分であるとしている。それを踏まえ、鉄筋の必要余長(Le)は10倍以上としている。
【0015】
図1は、上側に位置するPCa壁版1の下端部2より定着筋3を下方へ突出形成したもので、該定着筋3は、PCa壁版1の上下方向に沿って該下端部2より所定長突出した直線状突出部4と、その先端側をPCa壁版厚方向に90度折り曲げ形成した折り曲げ部5とより形成している。
【0016】
PCa壁版1の下端部2より下方へ突出する直線状突出部4の長さ(Laに相当)、及び折り曲げ部5の長さ(Lに相当)は、下式を満足するものとする。
【式1】
Figure 0004672847
【式2】
Figure 0004672847
【式3】
Figure 0004672847
上記式にあって、各記号は以下の通りである。
Lab;必要投影定着長さ
S ; 側面かぶり厚さによる必要投影定着長さの修正係数
横補強筋で拘束されたコア内に定着する場合は更に0.8を乗じてよい。
σt; 仕口面に於ける鉄筋存在応力度
db; 異形鉄筋の呼び名に用いた数値
fb; 鉄筋の許容付着応力度
Fc; コンクリートの設計基準強度
Bs; 定着筋1本あたりの仕口部の幅で鉄筋径の5倍を超える場合は5dbとする。
【0017】
図2は、PCa壁版6の下端部7より定着筋8を下方へ突出形成した他の実施例を示すもので、該定着筋8は、PCa壁版6の上下方向に沿って該下端部7より所定長突出した直線状突出部9と、その先端側をPCa壁版厚方向に90度折り曲げ形成した折り曲げ部10を形成し、更にその先端側をPCa壁版6に向かって折り返して折り返し部11を形成している。PCa壁版下端部7より下方へ突出する直線状突出部9の長さ(La)は、上記式の必要投影定着長さ(Lab)を満足するものとし、折り曲げ部10、及び折り返し部11の長さ(L)は必要余長(Le)を満足するものとする。
【0018】
図3は、PCa壁版12の下端部13より定着筋14を下方に突出形成した他の実施例を示すもので、該定着筋14は、PCa壁版12の上下方向に沿って該下端部13より所定長突出した直線状突出部15と、その先端側をPCa壁版厚方向に90度折り曲げ形成した折り曲げ部16を形成し、更にその先端側をPCa壁版12に向かって折り返して折り返し部17を形成している。当該折り返し部17の先端部18はPCa壁版12に少し埋め込まれた状態とする。必要に応じて、図3の点線で示すように、先端部をPCa壁版12の内側に進入させた状態の延出部19として埋め込み固定してもよい。
上記PCa壁版12の下端部13より下方へ突出する直線状突出部15の長さ(La)は、上記式を満足するものとし、折り曲げ部16、及び折り返し部17の長さ(L)は、必要余長を満足するものとする。
【0019】
上記図1〜3に示すPCa壁版1、6、12は、上方部に配設されるPCa壁版1、6、12を示しているが、下方部に配設されるPCa壁版は、上記図1〜3のものと同様の形状に形成され、鍵型定着筋を上方へ突出形成している。
図4に示すように、下部のPCa壁版20は、その上端部21より定着筋22をPCa壁版20の上下方向に沿って上方へ突出形成している。該上端部21より所定長突出した直線状突出部23と、その先端側をPCa壁版厚方向に90度折り曲げ形成した折り曲げ部24を形成し、更にその先端側をPCa壁版20に向かって折り返して折り返し部25を形成している。当該折り返し部25の先端部26はPCa壁版20に少し埋め込まれた状態とされる。
上記図4は、図3に対応した鍵型定着筋の構成を示しているが、前記図1、2と同様の形状を有する鍵型定着筋のものも使用される。
【0020】
図4は、上部に位置するPCa壁版12と、下側に位置するPCa壁版20とを対向させた断面図を示している。上記下側PCa壁版と上側PCa壁版とを所定間隔を有して近接させることになるが、各々の直線状突出部15、23、その先端側をPCa壁版厚方向に90度折り曲げ形成した折り曲げ部16、24、更にその先端側をPCa壁版12、20に向かって折り返した折り返し部17、25等の鍵型定着筋は、図5に示すように上下に重ねた状態で横方向に於いて相互に隣接位置で当接するように配設される。また、場合によっては相互にずらして等間隔或いは適宜間隔を有して配設されることも可能である。
図5に示すのは図3の鍵型定着筋のものを示しているが、図1や図2に示す鍵型定着筋を使用して上下に重ねてもよいことは言うまでもない。
【0021】
上記上下のPCa壁版として、図1や図2に示すPCa壁版を採用した場合は、該PCa壁版の上端部或いは下端部に並設する鍵型定着筋の直線状突出部の突出位置を交互にずらすことにより、その開放部が左右千鳥状に交互に配置され、定着耐力のバランスを図ることができる。壁とスラブとの接合部内に上下PCa壁版の鍵型定着筋が配設され、梁型の拘束された空間26が形成されることに成る。梁主筋27等の横筋を該鍵型定着筋のフック角部等に配筋固定することにより、上下PCa壁版の鍵型定着筋部の定着耐力を向上させることができる。
【0022】
図6に示すように、上部PCa壁版12と下部PCa壁版20とを、スラブ形成部位に於いてスラブ厚(図6のHの状態)、或いは図6の点線で示すように上部のPCa壁版がスラブに少し埋め込まれるような状態(図6のH'の状態)となるように近接させて配置し、上下のPCa壁版12、20の鍵型定着筋相互を梁主筋27等により連結して一体化する。上記鍵型定着筋相互の連結により、上部PCa壁版12と下部PCa壁版20との上下端部相互間に所定の高さHとPCa壁版厚の幅Wを有する空間26が形成されることになる。
上記空間26は、スラブ形成位置と一致し、且つ上記所定の高さHは、その後完成するスラブのスラブ厚Tと一致するように形成されることに成る。従って、スラブ形成時のコンクリート打設と同時に上記空間26もコンクリートが流れ込み、接合部全体がコンクリートによって充填され一体化することに成る。
【0023】
スラブへのコンクリート打設に先だって、PCa壁版の建て方を行い、スラブ型枠又はハーフPCaスラブ版28等により型枠を構築し、上下PCa壁版の鍵型定着筋の固定等を行い、スラブ部分にコンクリートを打設することによりスラブと上下のPCa壁版とが一体化され耐震構造体が完成することに成る。
上記スラブの形成として、スラブ型枠を組んで、現場に於いてコンクリートを打設する方法、ハーフPCaスラブ版28を下部のPCa壁版20に掛け渡してそれを下型枠とし、その上方部にコンクリートを打設する方法等が考えられる。
いずれにしても、スラブが完成すると同時に、PCa壁版相互の接合部も完成することに成る。
【0024】
【発明の効果】
本発明は、PCa壁版の接合部を現場打ちのコンクリートの打設のみでスラブ完成と同時に上下のPCa壁版及びスラブとを一体化することができるので、上下のPCa壁版の一体化のためのモルタルやジョイントコンクリート等の充填作業が必要なく、それらの工程を省くことが可能となった。
また、コンクリートの打設により上下のPCa壁版とスラブとの一体化が確実に行われ、耐震壁として強度のある壁体を得ることが可能と成った。
更に、充填作業や溶接作業等の工程を省くことにより工期を短縮でき、且つ熟練工を必要としないので、壁の接合部の構築にあたって大幅にコストを低減することが可能と成った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接合部を構成するPCa壁版の断面図。
【図2】本発明の接合部を構成するPCa壁版の他の実施例の断面図。
【図3】本発明の接合部を構成するPCa壁版の他の実施例の断面図。
【図4】本発明の接合部を構成する上下のPCa壁版を示す断面図。
【図5】本発明の上下のPCa壁版の接合部を示す斜視図。
【図6】本発明の上下のPCa壁版及びスラブとの接合部を示す断面図。
【図7】従来例の上下のPCa壁版の接合部を示す断面図。
【図8】従来例の上下のPCa壁版の接合部を示す斜視図。
【符号の説明】
1、6、12・・PCa壁版
2、7、13・・下端部
3、8、14・・定着筋
4、9、15・・直線状突出部
5、10、16・・折り曲げ部
11、17・・折り返し部
20・・PCa壁版
21・・上端部
22・・定着筋
23・・直線状突出部
24・・折り曲げ部
25・・折り返し部
26・・空間
27・・梁主筋
28・・ハーフPCaスラブ版

Claims (6)

  1. スラブが位置する上下のPCa壁版の接合部に於いて、上方部に位置するPCa壁版の下端部より下方へ突出形成した直線状突出定着筋と、その先端側を該PCa壁版の厚手方向に90度折り曲げ形成した折り曲げ定着筋とより下方突出定着筋を形成し、他方、下方部に位置するPCa壁版の上端部より上方へ突出形成した直線状突出定着筋と、その先端側を該PCa壁版の厚手方向に90度折り曲げ形成した折り曲げ定着筋とより上方突出定着筋を形成し、該上下のPCa壁版をほぼスラブ厚に相当する高さが得られる間隔を有する空間を設け、且つ該空間において該上下方突出定着筋を相互にPCa壁版の壁面方向で千鳥状にずれるように配設し、更に該折り曲げ定着筋の折り曲げ部の内角部又は/及び該上下方直線状突出定着筋と該折り曲げ定着筋の先端部側とで形成される内角部にPCa壁版の壁面方向へ延長する梁主筋を配筋して該定着筋に固定し、上記定着筋及び梁主筋で形成された空間をスラブの一部を形成する補強空間とし、該空間及びそれに連続するスラブ形成部にコンクリートを打設することにより上下PCa壁版及びスラブとを一体化して成ることを特徴とするPCa壁版接合部の構造。
  2. 上下方突出定着筋をPCa壁版の各々の上下端部より、該PCa壁版の上下方向に沿って所定長突出した直線状突出定着筋と、その先端側をPCa壁版厚方向に90度折り曲げ形成した折り曲げ定着筋を形成し、更にその先端側をPCa壁版に向かって折り返して折り返し定着筋を形成して成ることを特徴とする請求項1に記載のPCa壁版接合部の構造。
  3. 上下方突出定着筋をPCa壁版の各々の上下端部より、該PCa壁版の上下方向に沿って所定長突出した直線状突出定着筋と、その先端側をPCa壁版厚方向に90度折り曲げ形成した折り曲げ定着筋を形成し、更にその先端側をPCa壁版に向かって折り返して折り返し定着筋を形成し、該折り返し定着筋の先端部をPCa壁版に埋め込み形成して成ることを特徴とする請求項1に記載のPCa壁版接合部の構造。
  4. 下方PCa壁版側にスラブ型枠を組み、スラブ及び上下のPCa壁版間の空間にコンクリートを打設してスラブと上下PCa壁版とを一体化して成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載のPCa壁版接合部の構造。
  5. 下方PCa壁版側に型枠を兼ねたハーフPCaスラブ版を設け、該ハーフPCaスラブ版及び上下のPCa壁版間の空間にコンクリートを打設して該ハーフPCaスラブ版と上下PCa壁版とを一体化して成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載のPCa壁版接合部の構造。
  6. 上方部に位置するPCa壁版の下端部がスラブ中に少し埋め込まれるようにスラブ厚を設定してコンクリートを打設し、スラブと上下PCa壁版とを一体化して成ることを特徴とする請求項4又は5記載のPCa壁版接合部の構造。
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