JP4671789B2 - ステアリングロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等のステアリングをロックするための電動ステアリングロック装置に関ものである。
従来、盗難防止を目的として自動車などのステアリングをロックするために用いられるステアリングロック装置は、ステアリング操作に伴って回動するステアリングシャフトの外周に係合凹部が設けられている。そして、運転者がキーにより自動車のエンジンの停止操作をすると、この係合凹部に進退可能なロックボルトが進入して係合することにより、ステアリングシャフトの回動が規制されてステアリングがロックされる。一方、運転者がキーによりエンジンの始動操作をすると、前記係合凹部から前記ロックボルトが後退して係合解除されることにより、ステアリングシャフトの回動規制が解除されてステアリングがアンロックされる。
このようなステアリングロック装置に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
特開2004−299658号公報
この特許文献1には、一対のスイッチからなる位置検出手段を設け、これらスイッチから出力される信号に基づいて、ロックボルトがロック状態およびアンロック状態のいずれの状態に位置しているのか検出できるようにしたロック装置が記載されている。具体的には、図14に示すように、このロック装置では、ロックボルトがロック状態である場合、スイッチS1からはLOW信号が出力され、スイッチS2からはHI信号が出力される。逆に、ロックボルトがアンロック状態である場合、スイッチS1からはHI信号が出力され、スイッチS2からはLOW信号が出力される。そのため、マイコンは、これらスイッチS1,S2に接続したポートに入力されるLOW信号またはHI信号を検出することにより、ロックボルトの作動状態を検出できる。
また、この特許文献1のロック装置では、前記スイッチから入力された信号により、スイッチS1,S2の故障の有無を判断できる。即ち、スイッチS1がオープン(遮断)状態で故障した場合、スイッチS1からはHI信号が出力され続ける。そのため、マイコンは、アンロック状態では異常を判断できないが、ロック状態では、スイッチS1,S2の両方からHI信号が入力されるため、異常を判断することができる。また、スイッチS1がショート(短絡)状態で故障した場合、スイッチS1からはLOW信号が出力され続ける。そのため、マイコンは、ロック状態では異常を判断できないが、アンロック状態では、スイッチS1,S2の両方からLOW信号が入力されるため、異常を判断することができる。また、スイッチS2がオープン(遮断)状態で故障した場合、スイッチS2からはHI信号が出力され続ける。そのため、マイコンは、ロック状態では異常を判断できないが、アンロック状態では、スイッチS1,S2の両方からHI信号が入力されるため、異常を判断することができる。また、スイッチS2がショート(短絡)状態で故障した場合、スイッチS2からはLOW信号が出力され続ける。そのため、マイコンは、アンロック状態では異常を判断できないが、ロック状態では、スイッチS1,S2の両方からLOW信号が入力されるため、異常を判断することができる。
しかしながら、この特許文献1のロック装置では、いずれか一方のスイッチS1,S2が故障した場合、ロック状態およびアンロック状態のいずれかに動作しなければ異常を判断できない。そのため、作動中にいずれかのスイッチが故障した場合、次の作動が完了するまで異常を検出できない場合がある。
例えば、ロック状態(S1=LOW,S2=HI)からアンロック状態(S1=HI,S2=LOW)に作動している過程でスイッチS1がオープン状態(HI)で故障した場合、アンロック状態では故障を検出することはできない。そして、次にロック状態への作動を行われると、その作動完了後に故障を検出可能な状態になる。ここで、両方のスイッチがHI信号を出力する状態は、ロックボルトがロック状態でスイッチS1がオープン状態で故障した場合、および、ロックボルトがアンロック状態でスイッチS2がショート状態で故障した場合の2通りがある。そして、マイコンは、いずれの作動中に、いずれのスイッチS1,S2が故障したのか判断できないため、このような故障状況の場合にロックボルトが動作不能な状態になることがある。そして、この場合には、ステアリングのロック状態を解除できないため、修理するまで走行不可能になるという問題がある。
本発明は、従来の問題に鑑みてなされたもので、ロックボルトの作動位置を検出するスイッチの故障を迅速に判断でき、故障時の対応性を向上できるステアリングロック装置を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明のステアリングロック装置は、ステアリングシャフトに対して係合または係合解除されることにより前記ステアリングシャフトをロックまたはアンロックするロックボルトと、該ロックボルトの作動位置を検出する第1および第2の位置検出手段と、これら位置検出手段からの検出信号に基づいて前記ロックボルトの作動状態を判定する位置判定手段とを備えたステアリングロック装置において、前記第1および第2の位置検出手段は、前記ロックボルトがロック位置およびアンロック位置の作動位置となったときに動作し、互いにロック位置およびアンロック位置を検出する構成とし、前記第1の位置検出手段によるロック位置およびアンロック位置の検出時点と、前記第2の位置検出手段によるロック位置およびアンロック位置の検出時点とに、時間差を有するように第1および第2の位置検出手段を配設するとともに、前記第1の位置検出手段によるロック位置の検出時点から前記第2の位置検出手段によるロック位置の検出時点までの実際の検出時間差と、前記第2の位置検出手段によるアンロック位置の検出時点から前記第1の位置検出手段によるアンロック位置の検出時点までの実際の検出時間差と、予め設定した許容時間差範囲とに基づいて、前記第1または第2の位置検出手段の故障の有無を判断する故障判断手段を設けた構成としている。
このステアリングロック装置では、2つの位置検出手段により、ロックボルトのロック状態またはアンロック状態を確実に判断できる。しかも、第1および第2の位置検出手段は、互いに検出時点が異なり、時間差が発生するように配設され、その実際の時間差と、予め設定した許容時間範囲とに基づいて、位置検出手段の故障状態を更に判断するため、確実にその一作動中に位置検出手段の故障の発生の有無を判断できる。その結果、その故障後の対応を迅速に行うことができる。
具体的には、ロックボルトがロック状態からアンロック状態への作動中に位置検出手段の故障が発生した場合、ロックボルトがロック位置へ再び作動することを防止することができる。その結果、ロックボルトがロック位置で故障停止して走行不能となってしまうことを防止することができる。
このステアリングロック装置では、前記故障判断手段により第1または第2の位置検出手段が故障している判断すると、前記ロックボルトによるロック状態への作動を禁止することが好ましい。
この場合、前記ロックボルトをロック状態からアンロック状態に作動させる工程で、前記第1または第2の位置検出手段が故障していると判断した場合、アンロック作動の終了後にロック状態への作動を禁止することが好ましい。
また、前記ロックボルトをアンロック状態からロック状態に作動させる開始時に、前記第1または第2の位置検出手段が故障していると判断した場合、そのロック状態への作動を禁止することが好ましい。
さらに、前記ロックボルトをアンロック状態からロック状態に作動させる開始後に、前記第1または第2の位置検出手段が故障していると判断した場合、そのロック状態への作動が完了した後に、アンロック状態への作動が完了すると、次のロック状態への作動を禁止することが好ましい。
本発明のステアリングロック装置では、第1および第2の位置検出手段によるロック状態およびアンロック状態の検出時点が異なり、時間差が発生するように配設されており、その実際の時間差と、予め設定した許容時間範囲とに基づいて、位置検出手段の故障状態を判断するため、確実にその一作動中に故障状態を判断できる。そのため、位置検出手段の故障後の対応を迅速に行うことができるため、ロックボルトがロック位置で故障停止して走行不能となってしまうことを確実に防止できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1および図2は、本発明に係る実施形態のステアリングロック装置(以下「ロック装置」と略する。)を示す。このロック装置は、図示しないステアリングの回動操作に伴って回動する可動部材であるステアリングシャフト1の周囲に配設され、エンジンなどを始動または停止させるためのキー操作に連動して動作するものである。なお、このステアリングシャフト1には、従来と同様に係合凹部2が形成されている。
本実施形態のロック装置は、一端開口のケース10と、該ケース10の開口を閉塞するカバー16とを有するケーシングを備えている。そして、このケーシングの内部には、前記係合凹部2に係合するロックボルト23と、該ロックボルト23を進退駆動させる回転体33と、該回転体33の駆動手段である電動モータ40と、前記回転体33の回転に連動されるロータ42と、一対の位置検出手段である検出スイッチ48A,48Bと、制御基板49とが収容されている。
具体的には、前記ケース10は、図1および図2に示すように、内部に電動モータ40を配設するための固定枠11が設けられている。また、ロータ42の配設位置には、略円形状をなすように外向きに膨出した膨出部12が設けられている。この膨出部12の開口部分の縁には、回転体33の一端を位置決めするための筒状をなす第1位置決め部13が突設されている。また、膨出部12の内周面には、内周縁に軸方向に延びてロックボルト23をガイドする係合溝部14が設けられている。さらに、ケース10の一端の壁面には、制御基板49に実装したコネクタ50を露出させる切欠部15が設けられている。
前記カバー16は、周知の係合構造により前記ケース10に固定されるものである。このカバー16には、図1および図3(A)に示すように、一端の略半分の領域に制御基板49を配設するための凹部17が形成されている。この凹部17には、矩形状をなす底面の3隅から制御基板49を固定するためのボス18が設けられている。また、カバー16には、凹部17の反対側の領域に略矩形状をなす挿通孔19が設けられるとともに、その周囲に筒状をなす第2位置決め部20が突設されている。さらに、この第2位置決め部20の周囲には、C字形状をなすように凹状に窪んだ摺動溝21が設けられている。この摺動溝21を形成していない非窪み部分は、係止壁22を構成する。
前記ロックボルト23は、図1に示すように、後述する回転体33の内部に軸方向に沿って移動可能に配置されるもので、回転体33内に位置する円柱状部24と、該円柱状部24から突出する断面略矩形状の棒状部25とからなる。そして、このロックボルト23は、後述する回転体33が図2中、時計回りであるロック方向へ回転されると、前記棒状部25がカバー16の挿通孔19から外部に突出し、ステアリングシャフト1の係合凹部2に係合してロックする。一方、図2中、反時計回りであるアンロック方向へ回転されると、棒状部25が挿通孔19内に後退し、ステアリングシャフト1の係合凹部2と係合解除してアンロックする。
前記ロックボルト23において、前記円柱状部24の後端外周部には、前記ケース10の係合溝部14に係合してガイドされる一対の係合凸部26が設けられている。さらに、ロックボルト23の後端とケース10との間には、ステアリングシャフト1の側に付勢する付勢部材としてスプリング27が配置されている。
本実施形態では、ロックボルト23を回転体33に対して回転させることなく、軸方向に移動させるために、前記円柱状部24の外周面の対向位置に一対のカム溝28が形成されている。これらカム溝28の横断面は略半円形状をなし、後述するカムフォロワ38がそれぞれ回転体33の縦溝37との間に嵌り込んだ状態で保持される。具体的には、図4および図5の展開図に示すように、カム溝28は、周方向に延びる第1延設部29と、該第1延設部29の端から傾斜角を緩勾配として延びる緩傾斜部30と、該緩傾斜部30の端から傾斜角を急勾配として延びる急傾斜部31と、該急傾斜部31の端から周方向に延びる第2延設部32とからなる。なお、この図4および図5において、上側がロックボルト23の先端である棒状部25の側に相当し、下側がロックボルト23の後端である棒状部25の反対側に相当する。
前記回転体33は、外周部に複数の歯34を形成したウォームホイールからなり、その内部に前記ロックボルト23を内部に移動可能に収容し、電動モータ40により回転されることにより前記ロックボルト23を軸方向に移動させるものである。この回転体33の内部空間は、前記ロックボルト23の円柱状部24より若干大きい直径をなし、一端開口縁にはケース10の第1位置決め部13内に嵌め込まれる第1嵌合部35が設けられるとともに、他端開口縁にはカバー16の第2位置決め部20内に嵌め込まれる第2嵌合部36が設けられている。これにより、この回転体33は、ケース10の第1位置決め部13とカバー16の第2位置決め部20との間に挟み込まれることにより、軸方向に移動することなく、周方向に回転可能に保持される。なお、第1嵌合部35の先端面には第1位置決め部13が嵌合される段部が形成されている。
前記回転体33の内周部には、第1嵌合部35の開口縁から軸方向に沿って延びる一対の縦溝37が対向位置に設けられている。これら縦溝37は略半円形状をなし、球状のボール部材からなる一対のカムフォロワ38を、前記ロックボルト23のカム溝28とで形成する円形状の保持部に保持する構成としている。また、回転体33には、第2嵌合部36の側の面に、後述するロータ42を連動して回転させるための係合片39が突設されている。
前記電動モータ40は、制御基板49に端子を半田付けすることにより電気的に接続された正転および逆転が可能なものである。この電動モータ40の出力軸には、前記回転体33の歯34に噛み合わされる歯を有するウォーム41が取り付けられている。
前記ロータ42は、図1から図3(A)に示すように、カバー16の第2位置決め部20の外側に嵌め込まれる円筒状のもので、その外周部には、所定の角度範囲にかけて段状に膨出したスイッチ操作用段部43が設けられている。図3(B)に示すように、スイッチ操作用段部43は、その周方向両端面に回転体33の係合片39が当接する突出量とされている。そのため、回転体33が回転されると、その回転力が係合片39を介して伝導される。また、摺動溝21と対応する位置には、一端を閉塞した円筒状をなす収容部44が設けられ、この収容部44に付勢手段であるスプリング45と、先端を半球状とした摺動ピン46とが配設されている。なお、前記スイッチ操作用段部43の膨出する角度範囲、および、該スイッチ操作用段部43と前記収容部44との形成位置は、後述する検出スイッチ48A,48Bとの相関関係により設定されている。また、摺動ピン46の先端の半球部47の半径は、カバー16の摺動溝21の深さ、即ち、係止壁22の高さより大きく設定されている。
第1および第2の検出スイッチ48A,48Bは、それぞれ検出レバーの押圧によりオンされるマイクロスイッチであり、その押圧操作は、ロータ42のスイッチ操作用段部43の外周面で行われるものである。具体的には、図2に示すロック状態では、右側に位置する第1の検出スイッチ48Aがオン状態で、左側に位置する第2の検出スイッチ48Bがオフ状態をなす。逆に、アンロック状態では第1の検出スイッチ48Aがオフ状態で、第2の検出スイッチ48Bがオン状態をなす。そして、これら検出スイッチ48A,48Bは、それぞれオン状態でLOW信号を出力する一方、オフ状態でHI信号を出力する。そのため、これら検出スイッチ48A,48Bは、ロック状態ではLOW,HIの信号を出力し、アンロック状態ではHI,LOWの信号を出力する。そして、本実施形態では、ロータ42のスイッチ操作用段部43でオン、オフされる検出スイッチ48A,48Bの検出時点(操作時点)に、時間差が生じるように検出スイッチ48A,48Bおよびスイッチ操作用段部43の周方向の寸法を設定している。
前記制御基板49は、前記電動モータ40、電力および制御信号を入力するためのコネクタ50、および、制御手段であるマイコン51が実装され、このマイコン51が内蔵した記憶手段であるROMに記憶されたプログラムに従って前記電動モータ40を正転および逆転制御するものである。また、本実施形態のマイコン51は、前記検出スイッチ48A,48Bと接続されたポートへの入力信号に基づいてロックボルト23の作動状態を判定する位置判定手段の役割をなす。また、検出スイッチ48A,48Bの実際の検出時間差と、予め設定した許容時間差範囲とに基づいて、第1または第2の検出スイッチ48A,48Bの故障の有無を判断する故障判断手段の役割をなす。
また、第1または第2の検出スイッチ48A,48Bが故障していると判断すると、以後のロックボルト23によるロック状態への作動を禁止する。具体的には、ロックボルト23をロック状態からアンロック状態に作動させる工程で、第1または第2の検出スイッチ48A,48Bの故障を判断すると、アンロック作動の終了後にロック状態への作動を禁止する。また、ロックボルトをアンロック状態からロック状態に作動させる開始時に、第1または第2の検出スイッチ48A,48Bの故障を判断すると、そのロック状態への作動を禁止する。さらに、ロックボルトをアンロック状態からロック状態に作動させる開始後に、第1または第2の検出スイッチ48A,48Bの故障を判断すると、そのロック状態への作動が完了した後に、アンロック状態への作動が完了すると、次のロック状態への作動を禁止する。
次に、前記ロック装置のロック作動およびアンロック作動について説明する。
前記ロックボルト23をロック状態からアンロック状態にするには、図1に示すロック状態で、電動モータ40が正転駆動される。そうすると、図4に示すように、ウォーム41を介して回転体33が反時計回りに回転され、モータ停止位置A近傍にあったカムフォロワ38がカム溝28内を摺動または回転しながら移動する。しかし、カムフォロワ38は、回転体33の縦溝37に位置していて前方および周方向には移動できないので、回転体33の回転によってロックボルト23が後方に移動し始める。
なお、カムフォロワ38がカム溝28の緩傾斜部30に沿って移動するときには、ロックボルト23は、ロック位置から比較的ゆっくりと後退する。これにより、ロックボルト23の先端がステアリングシャフト1の係合凹部2から引き抜かれるときの引き抜き荷重を大きくすることができる。そのため、ステアリングシャフト1に据え切りトルクが加わっており、係合凹部2の内側面がロックボルト23の先端に圧接している状態でもロックボルト23を確実に引き抜くことができる。また、引き抜き荷重増大のための減速ギヤなどを廃止できるとともに、電動モータ40を小型化することができる。その結果、ロック装置全体の小型化を図ることができる。
引き続き、回転体33の回転にしたがってカムフォロワ38がカム溝28の急傾斜部31に沿ってモータ停止位置Bまで移動するときは、ロックボルト23は比較的速く後退する。このように、ステアリングシャフト1の係合凹部2から先端が引き抜かれた後はロックボルト23の動作を速くすることで、モータの作動時間を短くできる。さらに、ステアリングのロックを解除した後のエンジン始動までの時間を短くすることもでき、ユーザの利便性を向上することができる。
このようにして、ロックボルト23がロック位置からアンロック位置に移動することで、ステアリングシャフト1の係合凹部2に対するロックボルト23の係合が解除され、ステアリングシャフト1の回動規制が解除され、図6に示すステアリングがアンロック状態になる。
逆に、ロックボルト23をアンロック状態からロック状態にするには、図6に示すアンロック状態で、電動モータ40が逆転駆動される。そうすると、図5に示すように、ウォーム41を介して回転体33が時計回りに回転され、モータ停止位置B近傍にあったカムフォロワ38がカム溝28内に沿ってモータ停止位置Aまで移動する。これにより、ロックボルト23がスプリング27の付勢力によってアンロック位置から図1に示すロック位置まで前進する。これにより、ロックボルト23がステアリングシャフト1の係合凹部2内に進入して係合し、ステアリングシャフト1は回動規制されてステアリングがロック状態になる。
この際、図7に示すように、ステアリングシャフト1の係合凹部2がロックボルト23と一致していない場合が多い。そして、この場合には、ロックボルト23を係合凹部2に進入できないため、図1に示すロック状態とすることはできない。しかし、この状態でステアリングシャフト1が回転され、ロックボルト23に係合凹部2が一致すると、スプリング27の付勢力によって図1に示すロック状態とすることができる。
具体的には、係合凹部2がロックボルト23に一致してない状態でロック作動が行われると、回転体33の回転により前進したロックボルト23は、ステアリングシャフト1の外周面に当接した状態で途中停止する。そして、この状態で回転体33が更に回転されると、カムフォロワが回転体33の縦溝37に沿って後退移動することにより、回転体33および電動モータ40の回転を阻害することはなく、通常のロック位置まで回転される。その後、係合凹部2とロックボルト23とが一致すると、スプリング27の付勢力でロックボルト23が係合凹部2に進入してロック状態になる。
なお、回転体33を回転させることによるロック作動およびアンロック作動では、モータ停止位置A,Bにカムフォロワ38が至った状態で電動モータ40の駆動を停止しても、電動モータ40や回転体33が慣性回転し、直ちに停止しない場合がある。しかし、本実施形態では、傾斜部30,31の両端に延設部29,32をそれぞれ設けているため、カムフォロワ38が延設部29,32に入り込むことにより、電動モータ40の急激な停止を防止できる。その結果、電動モータ40への過負荷を防止できるとともに、モータ停止位置を誤差を含めたある程度の範囲で設定することができる。勿論、延設部29,32は、円柱状部24の周方向に延びているため、カムフォロワ38が移動してもロックボルト23は移動しない。
このように構成したロック装置は、ロックボルト23を内部に配設するとともに、該ロックボルト23の移動方向を軸として回転する回転体33によってロックボルト23を作動させるため、全体小型化することができる。また、ロックボルト23の外周面にカム溝28を形成しているため、カム溝28の形成が容易である。さらに、カム溝28およびカムフォロワ38をそれぞれ2つ設けているため、1つの場合に比べてガタツキなくロックボルト23を作動させることができる。さらにまた、球状のボール部材からなるカムフォロワ38を介してロックボルト23を作動させるため、カム溝28の摩耗や異音の発生を防止することができるとともに、カムフォロワ38がカム溝28内で移動する際の抵抗も小さくできる。
次に、前記ロック作動およびアンロック作動に伴う回転体33とロータ42との連動、および、ロータ42による検出スイッチ48A,48Bのオン、オフ動作について説明する。
図4に示すように、状態1−1のロック状態では、第1の検出スイッチ48Aがオン状態で、第2の検出スイッチ48Bがオフ状態をなす。そして、マイコン51がアンロック作動させ、電動モータ40を正転駆動させて回転体33を反時計回りに回転させると、回転体33とロータ42との間の摩擦により、ロータ42が回転体33の回転に連動して反時計回りに供回りする。このロータ42の回転は、状態1−2に示すように、摺動ピン46が摺動溝21に沿って移動し、該摺動溝21の一端の係止壁22に当接した時点で停止する。なお、この状態1−2では、第1の検出スイッチ48Aがオン状態で、第2の検出スイッチ48Bがオフ状態を維持する。
この摩擦によるロータ42の供回りが停止した後には、状態1−3に示すように、回転体33のみが回転し、該回転体33の係合片39がスイッチ操作用段部43の一端に達する。勿論、この状態では、ロータ42は回転していないため、検出スイッチ48A,48Bは、第1の検出スイッチ48Aがオン状態で、第2の検出スイッチ48Bがオフ状態を維持する。
その後、回転体33が回転すると、状態1−4に示すように、係合片39がスイッチ操作用段部43を押圧する。そうすると、摺動ピン46がスプリング45の付勢力に抗して収容部44内に後退し、係止壁22を乗り越える。この際、まず第2の検出スイッチ48Bがスイッチ操作用段部43の領域内に位置することによりオン状態になった後、第1の検出スイッチ48Aがスイッチ操作用段部43の領域外に位置することによりオフ状態となる。その後、電動モータ40や回転体33が慣性回転すると、状態1−5に示す状態になる。なお、この状態では、第1の検出スイッチ48Aがオフ状態で、第2の検出スイッチ48Bがオン状態を維持する。
逆に、図5に示すように、状態2−1のアンロック状態では、前述のように第1の検出スイッチ48Aがオフ状態で、第2の検出スイッチ48Bがオン状態をなす。そして、マイコン51がロック作動させ、電動モータ40を逆転駆動させて回転体33を時計回りに回転させると、摩擦によりロータ42が回転体33の回転に連動して時計回りに供回りする。このロータ42の回転は、状態2−2に示すように、摺動ピン46が摺動溝21の端の係止壁22に当接した時点で停止する。なお、この状態2−2では、第1の検出スイッチ48Aがオフ状態で、第2の検出スイッチ48Bがオン状態を維持する。
この摩擦によるロータ42の供回りが停止した後には、状態2−3に示すように、回転体33のみが回転し、該回転体33の係合片39がスイッチ操作用段部43の端部に達する。勿論、この状態では、ロータ42は回転していないため、検出スイッチ48A,48Bは、第1の検出スイッチ48Aがオフ状態で、第2の検出スイッチ48Bがオン状態を維持する。
その後、回転体33が回転すると、状態2−4に示すように、係合片39がスイッチ操作用段部43を押圧する。そうすると、摺動ピン46が係止壁22を乗り越えて回転する。その結果、まず第1の検出スイッチ48Aがスイッチ操作用段部43の領域内に位置することによりオン状態になった後、第2の検出スイッチ48Bがスイッチ操作用段部43の領域外に位置することによりオフ状態となる。その後、電動モータ40や回転体33が慣性回転すると、状態2−5に示す状態になる。なお、この状態では、第1の検出スイッチ48Aがオン状態で、第2の検出スイッチ48Bがオフ状態を維持する。
このように、本発明では、第1および第2の検出スイッチ48A,48Bによる検出時点に時差Tが生じるように、これら検出スイッチ48A,48Bの位置、および、スイッチ操作用段部43の周方向の寸法を設定している。そして、本実施形態では、検出時間差Tが約10msecになるように設定している。そのため、作動誤差を考慮した許容時間差範囲(約±5msec)を予め設定し、実際の時間差がその範囲外である場合、マイコン51は、その作動中にいずれかの検出スイッチ48A,48Bが故障したと判断する。即ち、一方の検出スイッチ48A,48Bのオン、オフ動作に基づいた信号変化を検出した後に、許容時間差範囲に至るまでに、または、許容時間差範囲を超えて他方の検出スイッチ48B,48Aの信号変化を検出した場合、いずれかの検出スイッチ48A,48Bが故障したと判断できる。
次に、マイコン51による制御について具体的に説明する。なお、以下のフローチャートにおいて、フラグFaは、アンロック処理において作動開始時に異常を検出したか否かを示し、フラグFbは、アンロック処理において作動中に異常を検出したか否かを示し、フラグFcは、アンロック処理において作動終了時に異常を検出したか否かを示し、フラグFdは、ロック処理において作動開始時に異常を検出したか否かを示し、フラグFeは、ロック処理において作動中に異常を検出したか否かを示し、フラグFfは、ロック処理において作動終了時に異常を検出したか否かを示す。そして、各フラグFa〜Ffは、それぞれ「1」が異常を検出したことを意味し、「0」が異常を検出していないことを意味する。また、第1設定時間は、両方の検出スイッチ48A,48Bが信号変化することなく(異常を検出できない状態で)故障した場合の安全タイマであり、第2設定時間は、一方の検出スイッチ48A,48Bの信号変化の検出後に異常を検出できない状態で故障した場合の安全タイマである。
前記マイコン51は、コネクタ50を介してアンロック作動指示またはロック作動指示を受信すると、図8および図9に示すアンロック処理または図10および図11に示すロック処理を実行する。または、コネクタ50を介して作動指示を受信すると、現状の作動位置を確認し、ロック状態である場合にはアンロック処理を実行し、アンロック状態である場合にはロック処理を実行する。
ステアリングアンロック処理では、マイコン51は、図8に示すように、まず、ステップS1で、前回のロック処理の開始後にいずれかの検出スイッチ48A,48Bの故障を検出したか否かを検出するために、FeおよびFfの両方が0であるか否かを検出する。そして、両方が0である場合、即ち、検出スイッチ48A,48Bの故障を検出していない場合にはステップS2に進む。また、FeおよびFfの一方でも0でない場合、即ち、いずれかの検出スイッチ48A,48Bの故障を検出している場合にはステップS5に進む。
ステップS2では、第1異常判定処理を行う。この第1異常判定処理では、検出スイッチ48A,48Bが接続されたポートを読み込み、通常のロック状態での検出スイッチ48A,48Bからの入力信号(LOW,HI)であるか否かにより、異常の有無を判断するものである。
ついで、ステップS3で、第1異常判定処理により異常と判断した場合にはステップS4に進み、アンロック処理の作動開始時に異常を検出したことを記憶するためにFaに1を入力してステップS5に進む。また、第1異常判定処理により異常を判断していない場合にはそのままステップS5に進む。
ステップS5では、電動モータ40の正転駆動を開始させた後、ステップS6で、停止状態の計測タイマをリセットしてスタートさせる。その後、ステップS7で、第2の検出スイッチ48Bがオフされることによる信号変化の有無を検出する。そして、第2の検出スイッチ48Bの信号変化を検出しない場合にはステップS8に進み、信号変化を検出した場合にはステップS11に進む。
ステップS8では、第1の検出スイッチ48Aがオンされることによる信号変化の有無を検出する。そして、第1の検出スイッチ48Aの信号変化を検出しない場合にはステップS9に進む。また、信号変化を検出した場合、即ち、第2の検出スイッチ48Bが先に信号変化する構成にも拘わらず、第1の検出スイッチ48Aの信号変化を先に検出した場合には、どちらかの検出スイッチ48A,48Bに異常が発生したと判断してステップS15に進み、アンロック処理の作動中に異常を検出したことを記憶するためにFbに1を入力して図9に示すステップS16に進む。なお、ステップS8とステップS15との間には、確実にアンロック作動を終えるために遅延タイマを設けてもよい。
ステップS9では、計測タイマの計測時間により、確実にアンロック作動を終えている時間である第1設定時間が経過したか否かを検出する。そして、第1設定時間が経過していない場合にはステップS10に戻り、第1設定時間が経過している場合にはステップS15に進み、Fbに1を入力して図9に示すステップS16に進む。
ステップS10では、前回のロック処理の開始後に異常を検出したか否かを示すFeおよびFfの両方が0であるか否かを検出する。そして、両方が0である場合にはステップS7に戻り、FeおよびFfの一方でも0でない場合にはステップS9に戻り、第1設定時間が経過したらステップS15に進む。
一方、ステップS7で第2の検出スイッチ48Bの信号変化を検出した場合には、ステップS11で、第1異常判定処理で異常と判断したか否かを検出するために、Faに0が入力されているか否かを検出する。そして、Faが0(異常判定なし)の場合にはステップS12に進み、Faが1(異常判定あり)の場合には図9に示すステップS16に進む。なお、ステップS11とステップS16との間には、確実にアンロック作動を終えるために遅延タイマを設けてもよい。
ステップS12では、計測中の計測タイマをリセットしてスタートした後、ステップS13で、第1の検出スイッチ48Aの信号変化の有無を検出する。そして、第1の検出スイッチ48Aの信号変化を検出した場合には図9に示すステップS16に進む。また、第1の検出スイッチ48Aの信号変化を検出しない場合にはステップS14に進む。
ステップS14では、計測タイマの計測時間により、第2の検出スイッチ48Bの信号変化の検出後に確実にアンロック作動を終えている時間である第2設定時間が経過したか否かを検出する。そして、第2設定時間が経過していない場合にはステップS13に戻り、第2設定時間が経過している場合にはステップS15に進み、Fbに1を入力して図9に示すステップS16に進む。
即ち、ステップS10,11を除くステップS7からステップS15までの各動作は、このアンロック処理において、検出スイッチ48A,48Bの信号変化の順番、および、信号変化の有無に基づいて検出スイッチ48A,48Bの異常の有無を判断する第2の異常判定処理の役割をなす。
以上の制御により確実にアンロック作動が完了すると、図9に示すように、ステップS16で、計測中の計測タイマをストップした後、ステップS17で、電動モータ40を停止する。
その後、ステップS18で、このアンロック作動中に異常を検出したか否かを判断するために、FaおよびFbの両方が0であるか否かを検出する。そして、両方が0である場合、即ち、このアンロック作動で検出スイッチ48A,48Bの異常を検出していない場合にはステップS19に進む。また、FaおよびFbの一方でも0でない場合、即ち、いずれかの検出スイッチ48A,48Bの異常を検出している場合にはそのままステアリングアンロック処理を終了する。
ステップS19では、第3異常判定処理を行う。この第3異常判定処理では、第1異常判定処理と同様に、検出スイッチ48A,48Bが接続されたポートを読み込み、通常のアンロック状態での検出スイッチ48A,48Bからの入力信号(HI,LOW)であるか否かにより、異常の有無を判断する。更に、第2の検出スイッチ48Bの信号変化から第1の検出スイッチ48Aの信号変化までに要した実際の検出時間差(ステップS12〜S16)と、予め設定した許容時間差範囲とに基づいて、第1または第2の検出スイッチ48A,48Bの故障の有無を判断するものである。具体的には、第1の検出スイッチ48Aに異常が発生した場合、実際の検出時間差が、通常時の時間差Tより短くなったり、長くなったりする。そのため、作動誤差を考慮した許容時間差範囲と、実際の検出時間差とを比較し、許容時間差範囲外である場合には異常が発生したと判断し、許容時間差範囲内である場合には異常が発生していないと判断する。
ついで、ステップS20で、第3異常判定処理により異常と判断した場合にはステップS21に進み、アンロック処理の作動終了時に異常を検出したことを記憶するためにFcに1を入力してステアリングアンロック処理を終了する。また、第3異常判定処理により異常を判断していない場合にはそのままステアリングアンロック処理を終了する。
次に、ステアリングロック処理では、マイコン51は、図10に示すように、まず、
ステップS30で、前回のロック処理およびアンロック処理の実行後にいずれかの検出スイッチ48A,48Bの故障を検出したか否かを検出するために、Fa〜Ffの全てが0であるか否かを検出する。そして、全てが0である場合、即ち、検出スイッチ48A,48Bの故障を検出していない場合にはステップS31に進む。また、全てのフラグFa〜Ffのうち1つでも0でない場合、即ち、いずれかの検出スイッチ48A,48Bの故障を検出している場合にはそのままリターンし、ロック処理を中止する。
ステップS31では、第4異常判定処理を行う。この第4異常判定処理では、第1異常判定処理と同様に、検出スイッチ48A,48Bが接続されたポートを読み込み、通常のアンロック状態での検出スイッチ48A,48Bからの入力信号(HI,LOW)であるか否かにより、異常の有無を判断するものである。
ついで、ステップS32で、第4異常判定処理により異常と判断した場合にはステップS33に進み、ロック処理の作動開始時に異常を検出したことを記憶するためにFdに1を入力してそのままリターンし、ロック処理を中止する。また、第4異常判定処理により異常を判断していない場合にはステップS34に進む。
ステップS34では、電動モータ40の逆転駆動を開始させた後、ステップS35で、停止状態の計測タイマをリセットしてスタートさせる。その後、ステップS36で、第1の検出スイッチ48Aがオンされることによる信号変化の有無を検出する。そして、第1の検出スイッチ48Aの信号変化を検出しない場合にはステップS37に進み、信号変化を検出した場合にはステップS39に進む。
ステップS37では、第2の検出スイッチ48Bがオフされることによる信号変化の有無を検出する。そして、第2の検出スイッチ48Bの信号変化を検出しない場合にはステップS38に進む。また、信号変化を検出した場合、即ち、第1の検出スイッチ48Aが先に信号変化する構成にも拘わらず、第2の検出スイッチ48Bの信号変化を先に検出した場合には、どちらかの検出スイッチ48A,48Bに異常が発生したと判断してステップS42に進み、ロック処理の作動中に異常を検出したことを記憶するためにFeに1を入力して図11に示すステップS43に進む。なお、ステップS37とステップS42との間には、確実にロック作動を終えるために遅延タイマを設けてもよい。
ステップS38では、計測タイマの計測時間により、確実にロック作動を終えている時間である第1設定時間が経過したか否かを検出する。そして、第1設定時間が経過していない場合にはステップS36に戻り、第1設定時間が経過している場合にはステップS42に進み、Feに1を入力して図11に示すステップS43に進む。
一方、ステップS36で第1の検出スイッチ48Aの信号変化を検出した場合には、ステップS39で、計測中の計測タイマをリセットしてスタートした後、ステップS40で、第2の検出スイッチ48Bの信号変化の有無を検出する。そして、第2の検出スイッチ48Bの信号変化を検出した場合には図11に示すステップS43に進む。また、第2の検出スイッチ48Bの信号変化を検出しない場合にはステップS41に進む。
ステップS41では、計測タイマの計測時間により、第1の検出スイッチ48Aの信号変化の検出後に確実にロック作動を終えている時間である第2設定時間が経過したか否かを検出する。そして、第2設定時間が経過していない場合にはステップS40に戻り、第2設定時間が経過している場合にはステップS42に進み、Feに1を入力して図11に示すステップS43に進む。
即ち、ステップS36からステップS42までの各動作は、このロック処理において、検出スイッチ48A,48Bの信号変化の順番、および、信号変化の有無に基づいて検出スイッチ48A,48Bの異常の有無を判断する第5の異常判定処理の役割をなす。
以上の制御により確実にロック作動が完了すると、図11に示すように、ステップS43で、計測中の計測タイマをストップした後、ステップS44で、電動モータ40を停止する。
その後、ステップS45で、このロック作動中に異常を検出したか否かを判断するために、Feが0であるか否かを検出する。そして、Feが0である場合、即ち、このロック作動で検出スイッチ48A,48Bの異常を検出していない場合にはステップS46に進む。また、Feが0でない場合、即ち、いずれかの検出スイッチ48A,48Bの異常を検出している場合にはそのままステアリングロック処理を終了する。
ステップS46では、第6異常判定処理を行う。この第6異常判定処理では、第3異常判定処理と同様に、検出スイッチ48A,48Bが接続されたポートを読み込み、通常のロック状態での検出スイッチ48A,48Bからの入力信号(LOW,HI)であるか否かにより、異常の有無を判断する。更に、第1の検出スイッチ48Aの信号変化から第2の検出スイッチ48Bの信号変化までに要した実際の検出時間差(ステップS39〜S43)と、予め設定した許容時間差範囲とに基づいて、第1または第2の検出スイッチ48A,48Bの故障の有無を判断するものである。
ついで、ステップS47で、第6異常判定処理により異常と判断した場合にはステップS48に進み、ロック処理の作動終了時に異常を検出したことを記憶するためにFfに1を入力してステアリングロック処理を終了する。また、第3異常判定処理により異常を判断していない場合にはそのままステアリングロック処理を終了する。
このように、本発明のロック装置では、2つの検出スイッチ48A,48Bにより、ロックボルト23のロック状態またはアンロック状態を確実に判断できる。しかも、第1および第2の検出スイッチ48A,48Bは、互いに検出時点が異なり、時間差が発生するように配設され、その実際の時間差と、予め設定した許容時間範囲とに基づいて、検出スイッチ48A,48Bの故障の有無を判断するため、確実にその一作動中にスイッチ故障の発生の有無を判断できる。その結果、その故障後の対応を迅速に行うことができる。
具体的には、図12に示すように、アンロック作動において、開始時に既に第1の検出スイッチ48Aがオープン(遮断)状態で故障している場合、その開始時の第1異常判定処理、および、開始後の第2異常判定処理で異常を検出できる。また、開始後に第1の検出スイッチ48Aがオープン状態で故障した場合、第2の検出スイッチ48Bの信号変化前であれば第2異常判定処理で異常を検出でき、第2の検出スイッチ48Bの信号変化後であれば終了時の第3異常判定処理で異常を検出できる。勿論、アンロック作動は、第2の検出スイッチ48Bおよび第2設定時間による信号変化により正常に終了できる。
また、アンロック作動において、開始時に既に第1の検出スイッチ48Aがショート(短絡)状態で故障している場合、その開始時の第1異常判定処理では異常を検出できない。しかし、開始後には、第2異常判定処理および第3異常判定処理で異常を検出できる。また、開始後に第1の検出スイッチ48Aがショート状態で故障した場合、第2の検出スイッチ48Bの信号変化前であれば第2異常判定処理および第3異常判定処理で異常を検出でき、第2の検出スイッチ48Bの信号変化後であれば第2異常判定処理または第3異常判定処理で異常を検出できる。勿論、アンロック作動は、第2の検出スイッチ48Bによる信号変化および第2設定時間により正常に終了できる。
さらに、アンロック作動において、開始時に既に第2の検出スイッチ48Bがオープン状態で故障している場合、その開始時の第1異常判定処理では異常を検出できない。しかし、開始後には、第2異常判定処理および第3異常判定処理で異常を検出できる。また、開始後に第2の検出スイッチ48Bがオープン状態で故障した場合、第1の検出スイッチ48Aの信号変化前であれば第2異常判定処理または終了時の第3異常判定処理で異常を検出でき、第1の検出スイッチ48Aの信号変化後であれば第3異常判定処理で異常を検出できる。勿論、アンロック作動は、第1検出スイッチ48Aによる信号変化により正常に終了できる。
さらにまた、アンロック作動において、開始時に既に第2の検出スイッチ48Bがショート状態で故障している場合、第1異常判定処理および第2異常判定処理で異常を検出できる。また、開始後に第2の検出スイッチ48Bがショート状態で故障した場合、第1の検出スイッチ48Aの信号変化前であれば第2異常判定処理または第3異常判定処理で異常を検出できる。一方、第1の検出スイッチ48Aの信号変化後であれば、正常に第2の検出スイッチ48Bおよび第1の検出スイッチ48Aの順番で作動し、正常にアンロック作動を完了した後の故障である。そのため、このアンロック作動では故障を検出できないが、後述するロック作動時に故障を検出することができる。勿論、アンロック作動は、第1の検出スイッチ48Aによる信号変化により正常に終了できる。
一方、図13に示すように、ロック作動において、開始時に既に第1の検出スイッチ48Aがオープン状態で故障している場合、その開始時の第4異常判定処理では異常を検出できない。しかし、開始後には、第5異常判定処理および終了時の第6異常判定処理で異常を検出できる。また、開始後に第1の検出スイッチ48Aがオープン状態で故障した場合、第2の検出スイッチ48Bの信号変化前であれば第5異常判定処理または第6異常判定処理で異常を検出でき、第2の検出スイッチ48Bの信号変化後であれば第6異常判定処理で異常を検出できる。勿論、ロック作動は、第2の検出スイッチ48Bによる信号変化により正常に終了できる。
また、ロック作動において、開始時に既に第1の検出スイッチ48Aがショート状態で故障している場合、第4異常判定処理および第5異常判定処理で異常を検出できる。また、開始後に第1の検出スイッチ48Aがショート状態で故障した場合、第2の検出スイッチ48Bの信号変化前であれば第5異常判定処理または第6異常判定処理で異常を検出できる。一方、第2の検出スイッチ48Bの信号変化後であれば、正常に第1の検出スイッチ48Aおよび第2の検出スイッチ48Bの順番で作動し、正常にロック作動を完了した後の故障である。そのため、このロック作動では故障を検出できないが、前述したアンロック作動時に故障を検出することができる。勿論、ロック作動は、第2の検出スイッチ48Bによる信号変化により正常に終了できる。
さらに、ロック作動において、開始時に既に第2の検出スイッチ48Bがオープン状態で故障している場合、第4異常判定処理および第5異常判定処理で異常を検出できる。また、開始後に第2の検出スイッチ48Bがオープン状態で故障した場合、第1の検出スイッチ48Aの信号変化前であれば第5異常判定処理で異常を検出でき、第1の検出スイッチ48Aの信号変化後であれば第6異常判定処理で異常を検出できる。勿論、アンロック作動は、第1の検出スイッチ48Aによる信号変化および第2設定時間により正常に終了できる。
さらにまた、ロック作動において、開始時に既に第2の検出スイッチ48Bがショート状態で故障している場合、開始時の第4異常判定処理では異常を検出できない。しかし、開始後には、第5異常判定処理および第6異常判定処理で異常を検出できる。また、開始後に第2の検出スイッチ48Bがショート状態で故障した場合、第1の検出スイッチ48Aの信号変化前であれば第5異常判定処理および第6異常判定処理で異常を検出でき、第1の検出スイッチ48Aの信号変化後であれば第5異常判定処理または第6異常判定処理で異常を検出できる。勿論、アンロック作動は、第1検出スイッチ48Aによる信号変化および第2設定時間により正常に終了できる。
このように、本発明では、アンロック作動およびロック作動の開始時に入力信号に基づいて異常の有無を判定する第1および第4異常判定処理と、検出スイッチ48A,48Bの信号変化の順番や第2設定時間に基づいて異常の有無を判定する第2および第5異常判定処理と、終了時の入力信号に基づいて異常の有無を判定する第3および第6異常判定処理とを行う。しかも、第3および第6異常判定処理では、2つの検出スイッチ48A,48Bの実際の検出時間差と、予め設定した許容時間範囲とに基づいて、更に異常の有無を判定する。そのため、確実にその一作動中に検出スイッチ48A,48Bの故障の有無を判断できる。その結果、その故障後の対応を迅速に行うことができる。
具体的には、ロック状態からアンロック状態への作動時に検出スイッチ48A,48Bの故障を検出した場合、ロックボルト23がロック位置へ再び作動することを防止する。また、アンロック状態からロック状態への作動開始時に検出スイッチ48A,48Bの故障を検出した場合、そのロック作動を直ちに中止する。さらに、アンロック状態からロック状態への作動開始後に検出スイッチ48A,48Bの故障を検出した場合、そのロック作動が終了した後、次にアンロック作動を実行すると、以後のロック作動を実行しない。その結果、ロックボルト23がロック位置で故障停止して走行不能となってしまうことを防止することができる。
なお、本発明のステアリングロック装置は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、アンロック作動時に検出スイッチ48A,48Bの異常を検出した場合には以後のロック作動を実行不可とし、ロック作動開始時に検出スイッチ48A,48Bの異常を検出した場合にはそのロック作動を含む以後のロック作動を実行不可としたが、実行可能な構成としてもよい。この場合、他の検出スイッチ48A,48Bにも異常が発生する可能性があるため、以後のロック作動およびアンロック作動は、第1設定時間に基づいて動作させることが好ましい。
さらに、前記実施形態では、エンジンを始動または停止するためのキー操作に連動させてロック装置をロックまたはアンロック作動させたが、ドアロック装置のキー操作に連動させてもよい。勿論、リモコンによってドアロック装置を開閉制御する車両である場合には、その開閉制御に連動させてもよい。さらに、電子的なキー照合を行うイモビライザーを搭載した車両である場合には、そのキー照合で認証した際にアンロック作動し、非認証状態になるとロック作動させてもよい。
本発明に係る実施形態のステアリングロック装置のロック状態を示す側方断面図である。 図1のカバーを外した状態の平面図である。 (A)はカバーと回転体とロータとの関係を示す分解斜視図、(B)はロータと回転体との組付状態を示す斜視図である。 アンロック作動時のロックボルトのカム溝、回転体、ロータ、および、位置検出手段の関係を示すタイムチャートである。 ロック作動時のロックボルトのカム溝、回転体、ロータ、および、位置検出手段の関係を示すタイムチャートである。 ステアリングロック装置のアンロック状態を示す側方断面図である。 ロック作動時にロックボルトが停止した状態を示す側方断面図である。 マイコンによるアンロック処理を示すフローチャートである。 図8の続きのフローチャートである。 マイコンによるロック処理を示すフローチャートである。 図10の続きのフローチャートである。 アンロック作動において位置検出手段の故障パターンの検出の可否状態を示す図表である。 ロック作動において位置検出手段の故障パターンの検出の可否状態を示す図表である。 従来の故障検出の可否状態を示す図表である。
符号の説明
1…ステアリングシャフト(可動部材)
2…係合凹部
10…ケース
16…カバー
19…挿通孔
21…摺動溝
22…係止壁
23…ロックボルト
33…回転体
37…縦溝
38…カムフォロワ
40…電動モータ
42…ロータ
43…スイッチ操作用段部
46…摺動ピン
48A,48B…検出スイッチ(位置検出手段)
51…マイコン(制御手段、位置判定手段、故障判断手段)

Claims (5)

  1. ステアリングシャフトに対して係合または係合解除されることにより前記ステアリングシャフトをロックまたはアンロックするロックボルトと、該ロックボルトの作動位置を検出する第1および第2の位置検出手段と、これら位置検出手段からの検出信号に基づいて前記ロックボルトの作動状態を判定する位置判定手段とを備えたステアリングロック装置において、
    前記第1および第2の位置検出手段は、前記ロックボルトがロック位置およびアンロック位置の作動位置となったときに動作し、互いにロック位置およびアンロック位置を検出する構成とし、
    前記第1の位置検出手段によるロック位置およびアンロック位置の検出時点と、前記第2の位置検出手段によるロック位置およびアンロック位置の検出時点とに、時間差を有するように第1および第2の位置検出手段を配設するとともに、
    前記第1の位置検出手段によるロック位置の検出時点から前記第2の位置検出手段によるロック位置の検出時点までの実際の検出時間差と、前記第2の位置検出手段によるアンロック位置の検出時点から前記第1の位置検出手段によるアンロック位置の検出時点までの実際の検出時間差と、予め設定した許容時間差範囲とに基づいて、前記第1または第2の位置検出手段の故障の有無を判断する故障判断手段を設けたことを特徴とするステアリングロック装置。
  2. 前記故障判断手段により第1または第2の位置検出手段が故障している判断すると、前記ロックボルトによるロック状態への作動を禁止することを特徴とする請求項1に記載のステアリングロック装置。
  3. 前記ロックボルトをロック状態からアンロック状態に作動させる工程で、前記第1または第2の位置検出手段が故障していると判断した場合、アンロック作動の終了後にロック状態への作動を禁止することを特徴とする請求項2に記載のステアリングロック装置。
  4. 前記ロックボルトをアンロック状態からロック状態に作動させる開始時に、前記第1または第2の位置検出手段が故障していると判断した場合、そのロック状態への作動を禁止することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のステアリングロック装置。
  5. 前記ロックボルトをアンロック状態からロック状態に作動させる開始後に、前記第1または第2の位置検出手段が故障していると判断した場合、そのロック状態への作動が完了した後に、アンロック状態への作動が完了すると、次のロック状態への作動を禁止することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載のステアリングロック装置。
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