JP4670863B2 - 熱処理装置及び熱処理方法並びに記憶媒体 - Google Patents

熱処理装置及び熱処理方法並びに記憶媒体 Download PDF

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本発明は、例えば半導体ウエハ等の基板を保持具に搭載して縦型熱処理炉に搬入し、所定の熱処理を行う熱処理装置において、前記保持具をボートエレベータ、基板移載用ステージ及び退避用ステージ上に保持具搬送手段により移載する技術に関する。
半導体製造装置の一つとして、多数の半導体ウエハ(以下「ウエハ」という)に対して一括(バッチ)で熱処理を行う縦型熱処理装置がある。この熱処理装置は、例えば図11に示すように、熱処理炉11の下方側にて、ボートエレベータ12に設けられた断熱材13上に多数枚のウエハWが棚状に保持されるウエハボート14を載置し、前記ボートエレベータ12を上昇させることによってウエハWを熱処理炉11に搬入し、こうして多数枚のウエハWに対して同時に所定の熱処理が行われるように構成されている。なお図中12aは、熱処理炉11の蓋体である。
この際、例えば図に示すように、ウエハボート14をボートエレベータ12に載置する前に基板移載用ステージ15上に載置し、移載アームAにより、複数枚のウエハWを収納したキャリア10内のウエハWを、このウエハボート14に対して移載することが行われる。そしてウエハWが移載されたウエハボート14は、ボート搬送手段16により、前記ボートエレベータ12の断熱材13上に移載される。
このようなボート搬送手段16によるウエハボート14の移載について簡単に説明すると、前記ウエハボート14の底板14aの下方側には、支持棒17aを介して平板状の支持板17bが設けられている。一方、前記ボート搬送手段16は、昇降自在、水平軸周りに回転自在、進退自在に構成されると共に、平面形状が略U字型のアーム部16aにより(図12参照)、前記底板14aを持ち上げて移動させることにより、ウエハボート14を搬送するようになっている。
また、前記縦型熱処理装置では、熱処理工程のスループットを高めるために、ウエハボート14を2基用意し、一方のウエハボート14Aに対して所定の熱処理を行っている間に、他方のウエハボート14Bに対してウエハWの移載を行うことが行われており、このため、図12に示すように、ウエハボート14(14A,14B)を載置するための退避用ステージ18が設けられている。
そして処理の際には、例えば図13(a)に示すように、一方のウエハボート14Aを熱処理炉11内に搬入出して熱処理を行なう間に、他方のウエハボート14Bを基板移載用ステージ15上に載置して、当該ウエハボート14Bに対してウエハWの移載を行い、前記一方のウエハボート14Aに対する熱処理が終了した後、図13(b)に示すように、このウエハボート14Aを熱処理炉11から搬出し、ボート搬送手段16により退避用ステージ18上に移載する。一方、ボート搬送手段16により、基板移載用ステージ15上の他方のウエハボート14Bをボートエレべータ12の断熱材13上に移載して、当該他方のウエハボート14Bに対して熱処理を行ない、この間に、ボート搬送手段16により退避用ステージ18上の一方のウエハボート14Aを基板移載用ステージ15に移動し、さらに熱処理後のウエハボート14Bを退避用ステージ18上に移載することが行われている(図13(c)参照)。
この際、既述のように、ウエハボート14は、ボート搬送手段16により、ボートエレベータ12の断熱材13、基板移載用ステージ15、退避用ステージ18の3箇所に搬送される。ここで予めボートエレベータ12等におけるウエハボート14の載置位置は決められており、この載置位置にボート搬送手段16によりウエハボート14を載置するときのボート搬送手段16の軌道についても設定されている。また基板移載用ステージ15には、当該ステージ15の基準載置位置にウエハボート14を合わせるための位置合わせ手段19が設けられており、当該ステージ15では必ずウエハボート14の位置合わせが行なわれるようになっている。従って理論的にはウエハボート14をボートエレベータ12や退避用ステージ18に高い位置精度を確保した状態で搬送することができる。
しかしながら実際には、ボートエレベータ12、基板移載用ステージ15、退避用ステージ18からボート搬送手段16によりウエハボート14を受け取ったり、受け渡したりする際に、当該ウエハボート14が僅かに傾いてしまい、多少の位置ずれが発生してしまう。このように位置ずれが発生する理由について、ウエハボート41を受け取る場合を例にして説明する。つまりボートエレベータ12の断熱材13、基板移載用ステージ15、退避用ステージ18の夫々の載置面の水平度は互いに僅かに異なっている。従って前記アーム部16aはウエハボート14の底板14aに対して始めから面状に接触した状態で受け取ることができず、先ずある点に接触してから前記底板14a全体を持ち上げることになる。このためアーム部16aがウエハボート14を受け取る際に、当該ウエハボート14が僅かに傾いてしまい、多少の位置ずれが発生してしまうものと考えられる。
この位置ずれ量は、ボート搬送手段16によるウエハボート14の移載回数が多くなるにつれて累積していき、大きくなってくる。従って移載回数がある程度までであれば、位置ずれ量は許容値以内に収まるが、移載回数が許容回数例えば6回を越えると、位置ずれ量の許容値を越えてしまい、ボート搬送手段16がウエハボート14を受け取ることができなくなったり、ボートエレベータ12上にウエハボート14を搭載して、このウエハボート14に対してキャリアCとの間でウエハWの受け渡しを行う構成では、このウエハWの受け渡し作業ができなくなるおそれがある。
ところで通常の熱処理においては、既述のように、ウエハボート14は、基板移載用ステージ15→ボートエレベータ12→退避用ステージ18→基板移載用ステージ15の経路で搬送されるので、常に基板移載用ステージ15にて位置合わせを行なうようにすれば、移載回数が6回を越えることはないが、実際の熱処理においては、他方のウエハボート14が基板移載用ステージ15に載置されたままであって、一方のウエハボート14をボートエレベータ12と退避用ステージ18との間で繰り返して搬送しなければならない状態が発生することがあり、この場合には一方のウエハボート14の位置合わせを行なうことができないので、当該ウエハボート14の移載回数が許容回数を超えてしまう場合がある。
しかしながら現状では、ウエハボート14の移載回数をカウントしていないため、移載回数が前記許容回数を越えても、移載作業を続行してしまうことがあり、そのためボート搬送手段16や移載アームAがウエハボート14に衝突したり、ウエハボート14が転倒したりという事故が発生し、ウエハボート14やボート搬送手段16等の熱処理装置の構成部材にダメージを与える可能性がある。
このような問題を解決するために、基板移載用ステージ15のみならず、退避用ステージ18や、これらステージ以外の領域にウエハボートの位置合わせ手段19を設け、位置合わせの頻度を多くして、ウエハボートの位置ずれ量の累積を抑えることも考えられるが、位置合わせ手段19を増加するには、新たに装置や構成部材を設計する必要があり、得策ではない。このため本発明者らは、装置の構成部材を変更せずに、ウエハボートの移載の際の位置ずれ量を許容範囲内に抑える手法について検討している。
なお2基のウエハボートを備えた構成の縦型熱処理装置において、ウエハボートの移載の際の転倒を防止する技術については特許文献1に記載されているが、この技術は、ボートエレベータに対してウエハボートの移載を行わないことにより、ウエハボートの転倒を防止しており、ウエハボートの移載自体を行わないので、この技術によっても本発明の課題の解決を図ることはできない。
特開平9−289173号公報(請求項1、図5)
本発明は、このような事情の下になされたものであり、その目的は、複数の基板が保持される保持具を、ボートエレベータ、基板移載用ステージ及び退避用ステージの間で移載するときに発生する位置ずれ量の累積を抑えることができる技術を提供することにある。
このため本発明は、複数の基板が棚状に保持される保持具を2基備えると共に、前記保持具の一方をボートエレベータ上のステージに載置して、このボートエレベータを上昇させることにより、前記一方の保持具を熱処理炉内に下方側から搬入し、前記基板に対して熱処理を行う熱処理装置において、
その上部に前記保持具が載置され、基板移載手段によりこの保持具に対して基板の移載を行うための基板移載用ステージと、
その上部に前記保持具が載置される退避用ステージと、
前記ボートエレベータ、基板移載用ステージ及び退避用ステージの間で前記保持具を搬送して載置する保持具搬送手段と、
その上に前記保持具を載置して、当該保持具を前記ステージの基準載置位置に位置させるための位置合わせ手段と、
前記保持具が各ステージのいずれかに載置されたときを1回として、保持具毎にその載置回数を計数すると共に、前記位置合わせ手段に前記保持具が載置されたときに前記載置回数を0にする計数手段と、
前記載置回数が予め設定された載置許容回数と一致したときに、アラームを出力する手段と、
前記載置回数と前記載置許容回数とが一致したときに、当該保持具を前記位置合わせ手段に載置し、この保持具の位置合わせを行なうように、前記保持具搬送手段を制御する手段と、を備えたことを特徴とする。
また他の発明は、複数の基板が棚状に保持される保持具を2基備えると共に、前記保持具の一方をボートエレベータ上のステージに載置して、このボートエレベータを上昇させることにより、前記一方の保持具を熱処理炉内に下方側から搬入し、前記基板に対して熱処理を行う熱処理装置において、
その上部に前記保持具が載置され、基板移載手段によりこの保持具に対して基板の移載を行うための基板移載用ステージと、
その上部に前記保持具が載置される退避用ステージと、
前記ボートエレベータ、基板移載用ステージ及び退避用ステージの間で前記保持具を搬送して載置する保持具搬送手段と、
その上に前記保持具を載置して、当該保持具を前記ステージの基準載置位置に位置させるための位置合わせ手段と、
前記保持具が各ステージのいずれかに載置されたときを1回として、保持具毎にその載置回数を計数すると共に、前記位置合わせ手段に前記保持具が載置されたときに前記載置回数を0にする計数手段と、
前記載置回数が予め設定された載置許容回数と一致したときに、アラームを出力する手段と、を備え、
前記位置合わせ手段は、基板移載用ステージ又は退避用ステージに設けられることを特徴とする
また前記載置回数と前記載置許容回数とが一致したときに、当該保持具が次のステージに移動することを禁止する手段を含むものであってもよい。
また本発明の熱処理方法は、複数の基板が棚状に保持される保持具を2基備えると共に、前記保持具の一方をボートエレベータ上のステージに載置して、このボートエレベータを上昇させることにより、前記一方の保持具を熱処理炉内に下方側から搬入し、前記基板に対して熱処理を行う熱処理方法において、
この保持具の一方を基板移載用ステージの上に載置して、当該保持具に対して基板の移載を行なう工程と、
次いでこの保持具をボートエレベータのステージの上に移載して熱処理炉内に搬入し、当該保持具に搭載された基板に対して熱処理を行なう工程と、
次いで保持具を熱処理炉から搬出し、退避用ステージの上に移載する工程と、
前記保持具が各ステージのいずれかに載置されたときを一回として、保持具毎にその載置回数を計数する工程と、
前記載置回数が予め設定された載置許容回数と一致したときに、アラームを出力する工程と、
前記載置回数と前記載置許容回数とが一致したときに、前記保持具を位置合わせ手段に搬送して、当該保持具を前記ステージの基準載置位置に位置させるための位置合わせ工程と、
前記保持具の位置合わせが行なわれたときに前記載置回数を0にする工程と、を含むことを特徴とする。
更に他の熱処理方法は、複数の基板が棚状に保持される保持具を2基備えると共に、前記保持具の一方をボートエレベータ上のステージに載置して、このボートエレベータを上昇させることにより、前記一方の保持具を熱処理炉内に下方側から搬入し、前記基板に対して熱処理を行う熱処理方法において、
この保持具の一方を基板移載用ステージの上に載置して、当該保持具に対して基板の移載を行なう工程と、
次いでこの保持具をボートエレベータのステージの上に移載して熱処理炉内に搬入し、当該保持具に搭載された基板に対して熱処理を行なう工程と、
次いで保持具を熱処理炉から搬出し、退避用ステージの上に移載する工程と、
前記保持具が各ステージのいずれかに載置されたときを一回として、保持具毎にその載置回数を計数する工程と、
前記保持具を、基板移載用ステージ又は退避用ステージに設けられた位置合わせ手段に搬送して、当該保持具を前記ステージの基準載置位置に位置させるための位置合わせ工程と、
前記保持具の位置合わせが行なわれたときに前記載置回数を0にする工程と、
前記載置回数が予め設定された載置許容回数と一致したときに、アラームを出力する工程と、を含むことを特徴とする。
また本発明は、前記載置回数と前記載置許容回数とが一致したときに、当該保持具が次のステージに移動することを禁止する工程を含むものであってもよい。

さらに本発明の記憶媒体は、複数の基板が棚状に保持される保持具をボートエレベータ上に載置して、このボートエレベータを上昇させることにより、前記保持具を熱処理炉内に下方側から搬入し、前記基板に対して熱処理を行う熱処理装置に用いられ、コンピュータ上で動作するコンピュータプログラムを格納した記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、前記熱処理方法を実施するようにステップが組まれていることを特徴とする。
本発明によれば、複数の基板が保持される保持具を、ボートエレベータ、基板移載用ステージ及び退避用ステージの間で移載するときに、前記保持具が各ステージに載置される回数を計数し、この載置回数が前記保持具の位置合わせを行なわずに各ステージに載置できる許容回数である載置許容回数と一致するときにアラームを発生させるようにしているので、作業者が前記保持具の位置合わせを行なうタイミングを認識することができ、前記保持具を前記ステージの間で移載するときに発生する位置ずれ量の累積を抑えることができる。
以下に本発明に係る縦型熱処理装置の一実施の形態について説明する。図1は前記縦型熱処理装置の内部を示す縦断側面図であり、図2はその平面図である。図中2は装置の外装体を構成する筐体であり、この筐体2内には、基板であるウエハWを収納したキャリアCが装置に対して搬入、搬出されるための搬入搬出領域S1と、キャリアC内のウエハを搬送して後述の熱処理炉内に搬入するための移載領域であるローディングエリアS2とが設けられている。搬入搬出領域S1とローディングエリアS2とは隔壁21により仕切られており、搬入搬出領域S1は大気雰囲気とされ、ローディングエリアS2は不活性ガス雰囲気例えば窒素(N)ガス雰囲気又は清浄乾燥気体雰囲気(パーティクル及び有機成分が少なく、露点−60℃以下の空気)とされている。
前記搬入搬出領域S1は、装置の正面側から見て手前側に位置する第1の領域22と、奥側に位置する第2の領域23とからなる。第1の領域22には、例えば2個のキャリアCを載置するための第1の載置台24が設けられている。キャリアCとしては、基板である例えば直径300mmのウエハWが複数枚例えば25枚棚状に所定の配列間隔で配列されて収納され、前面の図示しない取り出し口が蓋体により塞がれた例えば樹脂からなる密閉型のキャリアが用いられる。
搬入搬出領域S1における第2の領域23には第2の載置台25が配置されている。また第2の領域23の上部側にはキャリアCを保管するキャリア保管部26が設けられると共に、キャリアCを第1の載置台24、第2の載置台25並びにキャリア保管部26の間で搬送するキャリア搬送機構27が設けられている。このキャリア搬送機構27は、昇降自在に設けられると共に、左右に伸びるガイドレールを備えた昇降部27aと、前記ガイドレールにガイドされながら左右に移動する移動部27bと、この移動部27bに設けられ、キャリアCの上面のフランジ部20を保持具27dにより保持してキャリアCを水平方向に搬送する2本のアーム27cとを備えている。
前記隔壁21には、第2の載置台25に載置されたキャリアCが当該隔壁21に当接したときに、キャリアC内とローディングエリアS2とを連通する開口部20が形成されている。また隔壁21におけるローディングエリアS2側には、前記開口部20を開閉する扉28が設けられると共に、この扉28を閉じたままでキャリアCの蓋体を開閉する蓋開閉機構29が設けられている。前記扉28は、キャリアCの蓋体が開かれた後、図示しない扉開閉機構により蓋開閉機構29と蓋体とを共にウエハWの移載の邪魔にならないように例えば上方側又は下方側に退避するように構成される。また隔壁21の開口部20における側縁部側には不活性ガス供給管(図示せず)、開口部20の下端側には排気路(図示せず)が夫々設けられており、これらにより蓋体が開かれたキャリアC内に不活性ガス例えば窒素ガスを供給して内部の空気と置換するためのガス置換手段が構成されている。
前記ローディングエリアS2には、多数枚のウエハWを棚状に所定の配列間隔(例えば上下方向に隣接するウエハWの互いの上面同士の距離が8〜16mm程度)に配列保持する保持具である2基のウエハボート4、つまり第1のウエハボート4Aと第2のウエハボート4Bが設けられている。ここでウエハボート4の構成について図3に基づいて簡単に説明すると、天板41と底板42との間に例えば4本の支柱43が設けられており、この支柱43に形成された図示しない溝部にウエハWの周縁部が保持されて、例えば100枚のウエハWを所定の間隔で上下に配列して保持できるように構成されている。前記底板42の下部には、支持部44が設けられており、この支持部44は底板42よりも平面形状が小さい支持棒45と、支持棒45の下端側に設けられた板状の載置板46とを備えている。
そしてローディングエリアS2内には、前記ウエハボート4を載置するためのステージが3箇所に用意されている。このステージの一つは、下端が炉口として開口する縦型の熱処理炉31の下方側に設けられたボートエレベータ51の上に設けられている。このボートエレベータ51は昇降自在に構成され、その上には、前記熱処理炉31の蓋体32と前記ステージをなす断熱材33とがこの順序で設けられている。前記断熱材33は例えば石英等により構成されており、その上にウエハボート4が搭載されるようになっている。そしてこのボートエレベータ51によりウエハボート4が熱処理炉31に対して搬入あるいは搬出されるように構成されている。
またステージとしてはさらに基板移載用ステージ52と退避用ステージ53とが設けられている。前記基板移載用ステージ52は、ウエハボート4と第2の載置台25上のキャリアCとの間でウエハの移載を行なう際に、当該ウエハボート4が載置されるステージであり、後述するウエハボートの位置合わせ手段6を備えている。また退避用ステージ53は、熱処理炉31にて熱処理を行なう前後のウエハボート4を仮置きするために用いられるステージであり、位置合わせ手段6を設けない以外は基板移載用ステージ52と同様に構成されている。
さらにローディングエリアS2には、ボートエレベータ51と、基板移載用ステージ52と、退避用ステージ53との間でウエハボート4の移載を行うボート搬送手段7が設けられている。このボート搬送手段7は保持具搬送手段をなすものであり、図2及び図3に示すように、アーム駆動部71により、昇降自在、水平軸周りに回転自在、進退自在に構成される多間接アーム72を備え、その多間接アーム72の先端には、平面形状が略U字型であって、開口部73aが前記ウエハボート4の支持棒45よりも大きく、底板42及び載置板46よりも小さい保持アーム73を備えている。
そして図4に、基板移載用ステージ52からボートエレベータ51に対してウエハボート4を移載する例を示すように、前記保持アーム73を前記ウエハボート4の支持棒45の側方から、前記開口部73aが当該支持棒45の周囲を囲むように移動させ(図4(a)参照)、次いで上昇させることにより、底板42を持ち上げて移動させ(図4(b)参照)、その反対の動作にて、ボートエレベータ51の断熱材33に載置板46を載置することにより(図4(c)参照)、ウエハボート4の搬送を行なうように構成されている。この際、このボート搬送手段7は、後述する制御部100の指令に基づいて、所定の搬送動作を行なうように構成され、ボートエレベータ51、基板移載用ステージ52及び退避用ステージ53の各ステージにウエハボート4を載置する動作を行ったことを制御部100が認識できるようになっている。なお第1のウエハボート4A,第2のウエハボート4Bのどちらを使用するかについてや、これらウエハボート4A,4Bの移載順序については、オペレータが所定の処理レシピを選択するときに指定するようにしてもよいし、当該縦型熱処理装置を管理するホストコンピュータにより指定するようにしてもよい。また当該縦型熱処理装置における後述する制御部100により指定するようにしてもよい。
また基板移載用ステージ52と隔壁21の開口部20との間には、基板移載手段をなすウエハ搬送機構54が設けられていて、このウエハ搬送機構54により基板移載用ステージ52上のウエハボート4と第2の載置台25上のキャリアCとの間でウエハの移載が行われる。また前記ウエハ搬送機構54は、ボートエレベータ51上のウエハボート4に対しても、ウエハWの移載を行うことができるように構成されている。このウエハ搬送機構54は、ウエハWを保持する複数枚例えば5枚のフォーク55と、これらフォーク55を進退自在に支持する搬送基体56とを備えており、この搬送基体56は、図示しない駆動機構によって鉛直軸回りに回動自在及び昇降自在、およびキャリアCの配列方向に沿って左右に伸びるガイドレール57に沿って左右方向に移動自在に構成されている。
続いて前記位置合わせ手段6について説明する。この位置合わせ手段6は、その上に前記ウエハボート4を載置して、当該ウエハボート4をステージにおける基準載置位置に位置させるための手段であり、この例では基板移載用ステージ52の上面が位置合わせ手段6として構成されている。ここで既述のように、ボートエレベータ51の断熱材33と退避用ステージ53におけるウエハボート4の載置位置は予め決められており、この載置位置にボート搬送手段7によりウエハボート4を載置するときの、当該ボート搬送手段7の軌道についても設定されているので、基板移載用ステージ52においてウエハボート4が基準載置位置に位置するように位置合わせを行なうことにより、ウエハボート4をボートエレベータ51や退避用ステージ53に高い位置精度を確保した状態で搬送することができる。
このような位置合わせ手段6の構成について図5を用いて簡単に説明すると、図中61は固定プレートであり、この例では当該固定プレート61が基板移載用ステージ52の載置面に相当する。前記固定プレート61の上部にはボール部材62を介して可動プレート63が設けられており、こうして可動プレート63は固定プレート61に対して水平方向に移動自在に設けられるようになっている。図中64A,64Bは押圧部材であり、これらはスライド機構65A,65Bにより、水平方向にスライド自在に設けられ、可動プレート63上にウエハボート4が載置されたときに、例えばウエハボート4の載置板46を両外側から押圧して、ウエハボート4を可動プレート63と共に、基板移載用ステージ52(固定プレート61)の基準載置位置に位置合わせするようになっている。また固定プレート61及び可動プレート63には、押圧部材64A,64Bの移動領域を形成するために細長い形状の孔部61a,63aが形成されている。
また図中66は可動プレート63の裏面側中央部に支持棒66aを介して接続された固定部材であり、この固定部材66は可動プレート63と共に移動するようになっている。前記固定部材66の上面には、固定棒66bが昇降自在に設けられていて、この固定棒66bを上昇させ、当該固定棒66bの先端を固定プレート61の裏面に接続させることにより、固定プレート61を可動プレート62に対して固定し、両者を位置決めするように構成されている。また図中61bは前記支持棒66aを貫通させるための孔部であり、可動プレート63の移動の程度を見込んでその大きさが設定されている。
そして図中67は、前記スライド機構65A,65Bや固定部材66の駆動を制御するためのコントローラであり、このコントローラ67により、ウエハボート4が可動プレート63上に載置されたときに、押圧部材64A,64Bを移動させて、ウエハボート4の位置合わせ動作を行うと共に、一連の位置合わせ動作が終了したとき、例えばウエハボート4の位置合わせ後に固定部材66の固定棒66aが上昇して、固定プレート61と可動プレート63とが固定されたときに、後述する制御部100に対してウエハボート4の位置合わせを終了した旨の指令が出力されるようになっている。
このような位置合わせ手段6では、先ず図5(a)に示すように、押圧部材64A,64Bを外側に位置させておき、位置合わせ対象となるウエハボート4を可動プレート63上にボート搬送手段7により載置する。次いで図5(b)に示すように、押圧部材64A,64Bを内側にスライド移動させて、当該押圧部材64A,64Bによりウエハボート4を外側から押圧して、ウエハボート4の位置合わせを行ない、次いで固定棒66aを上昇させて固定プレート61を固定し、こうしてウエハボート4を固定プレート61(基板移載用ステージ52)の基準載置位置に位置させる位置合わせを行なう。続いて図5(c)に示すように、押圧部材64A,64Bを外側に移動させてから、位置合わせ後のウエハボート4をボート搬送手段7により次のステージに向けて搬送する。
続いて前記縦型熱処理装置に設けられる制御部100について図2を参照して説明する。この制御部100は、例えばコンピュータからなり、プログラム、メモリ、CPU101からなるデータ処理部を備えていて、前記プログラムには制御部100から縦型熱処理装置の各部に制御信号を送り、後述の搬送順序を進行させるように命令(各ステップ)が組み込まれている。前記メモリには、例えば熱処理のレシピが記載された処理レシピが格納されている。また前記コンピュータの画面は表示手段81をなすものであり、この表示手段81によって、オペレータが前記処理レシピを選択すると共に、この処理に使用するウエハボート4A,4Bや、移載順序を指定したり、各処理におけるパラメータの入力操作を行うことができるように構成される。前記プログラムは、コンピュータ記憶媒体例えばフレキシブルディスク、コンパクトディスク、ハードディスク、MO(光磁気ディスク)等の記憶部に格納されて制御部100にインストールされる。
また制御部100には、計数手段102や、判断手段103、ボート搬送手段制御部104も含まれており、コンピュータの表示手段81、アラーム発生手段82、位置合わせ手段6との間においても、所定の制御信号の送受信が行われるように構成されている。
前記計数手段102とは、第1又は第2のウエハボート4A,4Bがステージ、つまりボートエレベータ51の断熱材33、基板移載用ステージ52及び退避用ステージ53に載置される載置回数を、各ステージに載置されたときを1回としてウエハボート4A,4B毎に計数する手段である。この載置回数は、既述のように、ボート搬送手段7が各ステージにウエハボート4の載置動作を行ったことを認識して計数されるようになっており、ボート搬送手段7がウエハボート4を同じステージに対して、移載し直した場合にも載置回数が1回加算される。またこの計数手段102では、ウエハボート4が基板移載用ステージ52上に載置されて、位置合わせ手段6により位置合わせを行なった旨の指令を受けたときには、前記載置回数を0に設定するように構成されている。
例えば載置回数は、ウエハボート4がボート搬送手段7により、前のステージ例えば基板移載用ステージ52から次のステージ例えばボートエレベータ51の断熱材33上に移載され、当該断熱材33上に載置されたときに、載置回数を1回とカウントし、前のステージ例えば退避用ステージ53から次のステージ例えば基板移載用ステージ51にウエハボート4が移載され、当該基板移載用ステージ52にて位置合わせが行なわれたときに、載置回数を0にリセットするようになっている。
前記判断手段103とは、前記計数手段102により計数された載置回数と予め設定された載置許容回数とを比較し、これら回数が一致したときに、所定のアラーム表示指令と、装置の停止指令とを出力する手段である。ここでアラーム表示とは、この例ではアラーム発生手段82例えばランプの点灯やアラーム音の発生、コンピュータの表示手段81へのアラーム表示をいう。また前記載置許容回数は、例えばオペレータによりコンピュータの表示手段81から入力されるようになっている。さらにコンピュータの表示手段81では、アラーム指令と装置の停止指令が出力されたときに、オペレータがボート搬送手段7によるウエハボート4の移載を続行させるか、ウエハボート4を基板移載用ステージ52に強制的に移載し、ウエハボート4の位置合わせを行なうか否かを選択できるように構成されている。
さらに前記ボート搬送手段制御部104は、ボート搬送手段7によるウエハボート4の搬送を制御する手段であり、オペレータにより使用するウエハボート4が指定されていない場合にはウエハボート4を指定し、またウエハボート4の搬送先を選択して、この搬送先にウエハボート4を搬送したりするように構成されている。
続いてこのような縦型熱処理装置における正常時のウエハWの流れについて、図6を用いて簡単に説明する。先ずオペレータにより目的の処理レシピが選択されると共に、使用するウエハボート4A,4Bが指定される。そしてクリーンルームの天井部に沿って移動する図示しない自動搬送ロボットによりキャリアCが第1の載置台24に載置される。続いてキャリア搬送機構27により前記キャリアCが第2の載置台25に搬送され、このキャリアCは図示しない機構により隔壁21の開口部20に気密に当接される。なおキャリアCは、一旦キャリア保管部26に収納された後、第2の載置台25に搬送される場合もある。
この後蓋開閉機構29によりキャリアCから蓋体が取り外され、続いて図示しないガス供給管から不活性ガス例えば窒素ガスがキャリアC内に向けて吹き出されて、キャリアC内及びキャリアCと扉28との間の空間が窒素ガスにより置換される。その後、扉28、蓋開閉機構29及び蓋体が例えば上昇して開口部20から退避し、キャリアC内とローディングエリアS2とが連通した状態となる。
一方ローディングエリアS2では、第1のウエハボート4Aを基板移載用ステージ52に、第2のウエハボート4Bを退避用ステージ53に夫々載置しておき、基板移載用ステージ52では第1のウエハボート4Aの位置合わせを行なうと共に、ウエハ搬送機構54により、前記第1のウエハボート4Aに対してキャリアC内のウエハWを順次取り出して移載し(ステップS1)、キャリアC内のウエハWが空になると、上述と逆の動作でキャリアCの蓋体が閉じられ、第2の載置台25が後退してキャリアCが隔壁21から離れ、キャリア搬送機構27によりキャリア保管部26に搬送されて一時的に保管される。
前記第1のウエハボート4Aに所定枚数のウエハWが搭載されると、当該ウエハボート4Aは、ボート搬送手段7により、基板移載用ステージ52からボートエレベータ51の断熱材33上に移載され(ステップS2)、次いでボートエレベータ51が上昇して熱処理炉31に搬入されて当該ウエハボート4に搭載されたウエハWに対して熱処理例えばCVD、アニール処理、酸化処理などが行われる(ステップS3)。この際、第1のウエハボート4Aがボートエレベータ51の断熱材33上に移載された後、ボート搬送手段7により、第2のウエハボート4Bが退避用ステージ53から基板移載用ステージ52に移載され、このウエハボート4Bに対してキャリアCとの間で、ウエハ搬送機構54により既述のようにウエハWの移載が行われる。
熱処理後の第1のウエハボート4Aは、ボートエレベータ51が下降して熱処理炉31から搬出された後、ボート搬送手段7により退避用ステージ53に搬送され(ステップS4)、次いで第2のウエハボート4Bがボート搬送手段7によりボートエレベータ51の断熱材33上に搬送される。こうして基板移載用ステージ52が空いた後、ボート搬送手段7により第1のウエハボート4Aが基板移載用ステージ52に移載され、ここで熱処理後のウエハWを、上述と逆の動作でキャリアC内に戻す移載作業が行われる(ステップS5)。また引き続いて例えば処理前のウエハWをキャリアCからウエハボート4Aに移載する作業が行われる。この際、ウエハボート4Aが基板移載用ステージ52に載置されると、位置合わせ手段6により当該ウエハボート4Aの位置合わせが行なわれる。また第2のウエハボート4Bについても、ボート搬送手段7により、所定の熱処理後に退避用ステージ53→基板移載用ステージ52の経路で搬送される。
このような正常の流れでは、第1及び第2のウエハボート4A,4Bは基板移載用ステージ52→ボートエレベータ51の断熱材33→退避用ステージ53→基板移載用ステージ52の経路で搬送される。従って載置回数は、各ウエハボート4A,4B共に、基板移載用ステージ52からボートエレベータ51の断熱材33上に移載されるときに1回、次いでボートエレベータ51から退避用ステージ53に載置されることにより2回、次いで退避用ステージ53から基板移載用ステージ52に載置されることにより、常にウエハボート4A,4Bの位置合わせが行なわれるので、載置回数が0にリセットされる。
続いて本発明の作用について説明するが、本発明は、例えば制御手段100によりウエハボート4の移載先が選択される場合に適用され、ウエハボート4の載置回数がオペレータにより予め設定された載置許容回数と一致した場合には、アラームを出力して、ウエハボート4の位置合わせ作業が必要であることを通知すると共に、当該熱処理装置を停止するというものである。ここで熱処理装置を停止するとは、熱処理炉31においては、そのとき実施している所定の熱処理はそのまま遂行して、所定の熱処理後ウエハボート4のアンロードまでは通常通りに行うが、その後の動作は停止することをいい、ウエハボート4が次のステージに移載されることを禁止したり、ウエハボート4に対してウエハWの移載を行うことを禁止したりするというものである。
以下に図7を参照して具体的に説明するが、ここでは説明の煩雑化を避けるために、1基のウエハボート4の搬送を例にして説明する。先ずオペレータがコンピュータの表示画面81にて載置許容回数を入力する(ステップS10)。ここで載置許容回数とは、前記ウエハボート4がステージに載置できる許容回数として設定される回数であり、オペレータの経験に基づいてウエハボート4の位置ずれ量を考慮して決定される。この例では載置許容回数は6回とする。そしてウエハボート4をボート搬送手段7により基板移載用ステージ52に載置して、キャリアC内のウエハWを当該ウエハボート4に移載する。この基板移載用ステージ52にウエハボート4が載置されると、既述のようにウエハボート4の位置合わせが行なわれ、載置回数が0にリセットされる(ステップS11)。
次いでウエハボート4をボート搬送手段7によりボートエレベータ51の断熱材33上に移載し、載置回数に1を加算する(ステップS12)。続いてボートエレベータ51を上昇させて、当該ウエハボート4を熱処理炉31に搬入し、ウエハWに対して所定の熱処理を行った後、ボートエレベータ51を下降させて、ウエハボート4を熱処理炉31から搬出する。この後ウエハボート4をボート搬送手段7により次のステージに移載し(ステップS13)、次いでステップS14にて当該ステージが基板移載用ステージ52か否かを判断する。そして基板移載用ステージ52であるときには、当該ステージにウエハボート4が移載されると、ウエハボートの位置合わせが行なわれるので、ステップS15に進んで載置回数を0にリセットし、さらにステップS13に進む。
一方基板移載用ステージ52ではないときには、ステップS16に進み、載置回数に1を加算し、次いでステップS17にて当該載置回数が載置許容回数と一致するか否かを判断する。前記回数が一致する場合にはステップS18に進み、アラーム発生手段82にアラーム発生指令を出力して、所定のアラーム表示を行い、次いでステップS19にて熱処理装置に停止指令を出力する。この停止指令では、既述のようにウエハボート4を次のステージへ移載することを禁止し、又はウエハボート4へのウエハWの移載を禁止する。
続いてステップS20に進んで、オペレータがボート搬送手段7を続行させるか、ウエハボート4をボート搬送手段7により基板移載用ステージ52に強制的に移載し、ウエハボート4の位置合わせを行なうか否かを選択する。なおステップS17にて前記載置回数と載置許容回数とが一致しない場合には、ステップS13に進み、処理を続行する。
続いて載置回数が6回になり、アラーム指令が出力される場合の具体例について、図8及び図9を用いて説明するが、このような例は、処理の途中で何らかのトラブルが発生して、第1及び第2のウエハボート4A,4Bのいずれかが基板移載用ステージ52に載置されたままの状態となって、通常のウエハボート4の移載作業を行えない場合等に発生する。
例えば図8(a)に示すように、基板移載用ステージ52にてウエハが移載された第1のウエハボート4Aをボートエレベータ51に移載することにより、載置回数が1回となり、次いで図8(b)に示すように、熱処理が終了した第1のウエハボート4Aを退避用ステージ53に移載することによって、載置回数が2回となる。ここで第2のウエハボート4Bが基板移載用ステージ52に載置されたままの状態が発生したと仮定すると、基板移載用ステージ52に第1のウエハボート4Aが移載できないので、図8(c)に示すように、第1のウエハボート4Aはボートエレベータ51上に再び戻されて、例えばここで処理済みのウエハWをキャリアCに戻す移載作業が行われ、これにより載置回数が3回となる。そして再び第1のウエハボート4Aを退避用ステージ53に移載すると、載置回数が4回となる(図9(a)参照)。
この時点でも未だに第2のウエハボート4Bが基板移載用ステージに載置されたままの状態であって、引き続いて第1のウエハボート4Aについて熱処理を行うとすると、図9(b)に示すように、当該ウエハボート4Aは再びボートエレベータ51上に載置されるので、載置回数が5回となり、次いで熱処理後のウエハボート4を退避用ステージ53に移載することにより載置回数が6回となる(図9(c)参照)。またこのようなケースではなくても、ボート搬送手段7が同じステージにウエハボート4を載置し直したときにも、載置回数は1回加算される。
このような構成では、ウエハボート4をボート搬送手段7により、ボートエレベータ51、基板移載用ステージ52及び退避用ステージ53の各ステージに移載するときに、載置回数を計数し、当該載置回数が予め設定された載置許容回数と一致した場合に、アラームを出力しているので、作業者にウエハボート4の位置合わせが必要であることが通知される。このため作業者がウエハボート4の位置合わせを行なうタイミングを認識することができ、ウエハボート4を前記ステージの間で移載するときに発生する位置ずれ量の累積を抑えることができる。
また前記載置回数が予め設定された載置許容回数と一致した場合に、装置を停止しているので、位置ずれ量の許容値を越えた状態でウエハボート4を搬送することが抑えられる。従ってウエハボート4は必ず位置ずれ量が許容される状態で各ステージに搬送されるので、ボート搬送手段7がウエハボート4を受け取ることができずに、ボート搬送手段7がウエハボート4に衝突して、ウエハボート4が転倒したり、ウエハボート4やボート搬送手段7が破損するといったことが抑えられる。
さらにボートエレベータ51上にウエハボート4を搭載して、このウエハボート4に対してキャリアCとの間でウエハWの受け渡しを行う際に、当該ウエハWの移載作業を行うことができなくなり、ウエハボート4にウエハ搬送機構4が衝突するといった事故の発生が抑えられ、ウエハボート4やウエハ搬送機構4の破損などの事故を防止することができる。
さらにまたウエハボート4がボートエレベータ51や退避用ステージ53に搬送されたときにも、位置ずれ量が許容範囲にあり、これらステージにおけるウエハボート4の位置精度が高いので、これらに載置されたウエハボート4に対しても、キャリアCとの間でウエハWの移載作業を行なうことができ、運用の自由度が高まるという利点も得られる。なお図2は基板移載用ステージ52とボートエレベータ51上のウエハボート4に対して、ウエハ搬送機構54によりキャリアCとの間でウエハWの移載作業を行なう場合の構成例であり、図10は基板移載用ステージ52とボートエレベータ51と退避用ステージ53上のウエハボート4に対して、ウエハ搬送機構54によりキャリアCとの間でウエハWの移載作業を行なう場合の構成例である。図10の構成例では、ボート搬送手段7はウエハボート4におけるウエハWの移載領域の下方側を支持して搬送するので、例えばウエハ搬送機構54の下方側に配置されている。
以上において、本発明では、前記判断手段103により載置回数と載置許容回数とが一致すると判断したときに、当該ウエハボート4を位置合わせ手段6に強制的に移載し、当該ウエハボート4の位置合わせを行なうように、ボート搬送手段制御部104により前記ボート搬送手段7を制御するようにしてもよい。また位置合わせ手段6は、退避用ステージ53と組み合わせて設けるようにしてもよいし、基板移載用ステージ52や退避用ステージ53と別個に設けてもよい。
また本発明は、熱処理装置においてウエハWに対して処理を行う場合のみならず、装置の組み立て段階においてウエハボート4を熱処理装置内に設置する場合にも適用できる。この場合についてのウエハボート4の移載フローについて説明すると、先ずオペレータによりウエハボート4を退避用ステージ53上に載置する。そしてボート搬送手段7によりウエハボート4の搬送を行なう際に、次の搬送先が基板移載用ステージ52であるか否かを判断し、基板移載用ステージ52であれば搬送を行ない、次の搬送先が基板移載用ステージ52ではなくボートエレベータ51であれば、ボート搬送手段7を停止する。そして例えばオペレータによりボート搬送手段7に対してウエハボート4を基板移載用ステージ52に搬送するように指令を出力し、ウエハボート4を基板移載用ステージ52に搬送して、当該基板移載用ステージ52にて、ウエハボート4の位置合わせを行なう。 このような構成では、ウエハボート4を熱処理装置内に設置した直後であって、ウエハボート4の位置合わせが行なわれていない場合でも、必ず次の搬送先が基板移載用ステージ52となり、ここでウエハボート4の位置合わせを行うことができる。従ってボートエレベータ51に対しては、位置合わせ後のウエハボート4を搬送することができるので、位置合わせが行なわれていないウエハボート4をボートエレベータ51上に搬送してしまい、ウエハボート4とボートエレベータ51や断熱材31との衝突やウエハボート4の落下等の発生を抑えることが抑えられる。ボートエレベータ5の断熱材33は石英により構成されており、ここにウエハボート4を移載するときには高い位置精度が要求されるため、ボートエレベータ51に搬送する前にウエハボート4の位置合わせを行なうようにすることは有効である。
さらに本発明では、例えばメンテナンス時や装置の調整時などに、オペレータによりウエハボート4を位置合わせ手段6に載置し、ウエハボート4の位置合わせ作業をマニュアル動作で行った場合においても前記載置回数が0にリセットされ、制御部100における計数手段102が当該載置回数を0と認識するように構成してもよい。
本発明にかかる縦型熱処理装置の一実施の形態の全体構成を示す断面図である。 前記縦型熱処理装置を示す平面図である。 前記縦型熱処理装置に設けられるウエハボートと、ボート搬送手段とを示す概略斜視図である。 前記ボート搬送手段によるウエハボートの搬送を説明するための工程図である。 基板移載用ステージに設けられる位置合わせ手段を示す断面図である。 本発明におけるウエハWの流れを説明するための工程図である。 本発明における作用を説明するためのフローチャートである。 ボート搬送手段によるウエハボートの各ステージへの移載例を説明するための工程図である。 ボート搬送手段によるウエハボートの各ステージへの移載例を説明するための工程図である。 本発明にかかる縦型熱処理装置の他の例を示す平面図である。 従来の縦型熱処理装置の一部を示す側面図である。 従来の縦型熱処理装置の一部を示す側面図と平面図である。 従来の縦型熱処理装置におけるウエハボートの搬送を説明するための工程図である。
符号の説明
W 半導体ウエハ
C キャリア
31 熱処理炉
33 断熱材
4A,4B ウエボート
51 ボートエレベータ
52 基板移載用ステージ
53 退避用ステージ
6 位置合わせ手段
7 ボート搬送手段
81 表示手段
82 アラーム発生手段
100 制御部
102 計数手段
103 判断手段
104 ボート搬送手段制御部

Claims (7)

  1. 複数の基板が棚状に保持される保持具を2基備えると共に、前記保持具の一方をボートエレベータ上のステージに載置して、このボートエレベータを上昇させることにより、前記一方の保持具を熱処理炉内に下方側から搬入し、前記基板に対して熱処理を行う熱処理装置において、
    その上部に前記保持具が載置され、基板移載手段によりこの保持具に対して基板の移載を行うための基板移載用ステージと、
    その上部に前記保持具が載置される退避用ステージと、
    前記ボートエレベータ、基板移載用ステージ及び退避用ステージの間で前記保持具を搬送して載置する保持具搬送手段と、
    その上に前記保持具を載置して、当該保持具を前記ステージの基準載置位置に位置させるための位置合わせ手段と、
    前記保持具が各ステージのいずれかに載置されたときを1回として、保持具毎にその載置回数を計数すると共に、前記位置合わせ手段に前記保持具が載置されたときに前記載置回数を0にする計数手段と、
    前記載置回数が予め設定された載置許容回数と一致したときに、アラームを出力する手段と、
    前記載置回数と前記載置許容回数とが一致したときに、当該保持具を前記位置合わせ手段に載置し、この保持具の位置合わせを行なうように、前記保持具搬送手段を制御する手段と、を備えたことを特徴とする熱処理装置。
  2. 複数の基板が棚状に保持される保持具を2基備えると共に、前記保持具の一方をボートエレベータ上のステージに載置して、このボートエレベータを上昇させることにより、前記一方の保持具を熱処理炉内に下方側から搬入し、前記基板に対して熱処理を行う熱処理装置において、
    その上部に前記保持具が載置され、基板移載手段によりこの保持具に対して基板の移載を行うための基板移載用ステージと、
    その上部に前記保持具が載置される退避用ステージと、
    前記ボートエレベータ、基板移載用ステージ及び退避用ステージの間で前記保持具を搬送して載置する保持具搬送手段と、
    その上に前記保持具を載置して、当該保持具を前記ステージの基準載置位置に位置させるための位置合わせ手段と、
    前記保持具が各ステージのいずれかに載置されたときを1回として、保持具毎にその載置回数を計数すると共に、前記位置合わせ手段に前記保持具が載置されたときに前記載置回数を0にする計数手段と、
    前記載置回数が予め設定された載置許容回数と一致したときに、アラームを出力する手段と、を備え
    前記位置合わせ手段は、基板移載用ステージ又は退避用ステージに設けられることを特徴とする熱処理装置。
  3. 前記載置回数と前記載置許容回数とが一致したときに、当該保持具が次のステージに移動することを禁止する手段を含むことを特徴とする請求項1または2記載の熱処理装置。
  4. 複数の基板が棚状に保持される保持具を2基備えると共に、前記保持具の一方をボートエレベータ上のステージに載置して、このボートエレベータを上昇させることにより、前記一方の保持具を熱処理炉内に下方側から搬入し、前記基板に対して熱処理を行う熱処理方法において、
    この保持具の一方を基板移載用ステージの上に載置して、当該保持具に対して基板の移載を行なう工程と、
    次いでこの保持具をボートエレベータのステージの上に移載して熱処理炉内に搬入し、当該保持具に搭載された基板に対して熱処理を行なう工程と、
    次いで保持具を熱処理炉から搬出し、退避用ステージの上に移載する工程と、
    前記保持具が各ステージのいずれかに載置されたときを一回として、保持具毎にその載置回数を計数する工程と、
    前記載置回数が予め設定された載置許容回数と一致したときに、アラームを出力する工程と、
    前記載置回数と前記載置許容回数とが一致したときに、前記保持具を位置合わせ手段に搬送して、当該保持具を前記ステージの基準載置位置に位置させるための位置合わせ工程と、
    前記保持具の位置合わせが行なわれたときに前記載置回数を0にする工程と、を含むことを特徴とする熱処理方法。
  5. 複数の基板が棚状に保持される保持具を2基備えると共に、前記保持具の一方をボートエレベータ上のステージに載置して、このボートエレベータを上昇させることにより、前記一方の保持具を熱処理炉内に下方側から搬入し、前記基板に対して熱処理を行う熱処理方法において、
    この保持具の一方を基板移載用ステージの上に載置して、当該保持具に対して基板の移載を行なう工程と、
    次いでこの保持具をボートエレベータのステージの上に移載して熱処理炉内に搬入し、当該保持具に搭載された基板に対して熱処理を行なう工程と、
    次いで保持具を熱処理炉から搬出し、退避用ステージの上に移載する工程と、
    前記保持具が各ステージのいずれかに載置されたときを一回として、保持具毎にその載置回数を計数する工程と、
    前記保持具を、基板移載用ステージ又は退避用ステージに設けられた位置合わせ手段に搬送して、当該保持具を前記ステージの基準載置位置に位置させるための位置合わせ工程と、
    前記保持具の位置合わせが行なわれたときに前記載置回数を0にする工程と、
    前記載置回数が予め設定された載置許容回数と一致したときに、アラームを出力する工程と、を含むことを特徴とする熱処理方法。
  6. 前記載置回数と前記載置許容回数とが一致したときに、当該保持具が次のステージに移動することを禁止する工程を含むことを特徴とする請求項4または5記載の熱処理方法。
  7. 複数の基板が棚状に保持される保持具をボートエレベータ上に載置して、このボートエレベータを上昇させることにより、前記保持具を熱処理炉内に下方側から搬入し、前記基板に対して熱処理を行う熱処理装置に用いられ、コンピュータ上で動作するコンピュータプログラムを格納した記憶媒体であって、
    前記コンピュータプログラムは、請求項4ないし6のいずれかに記載された熱処理方法を実施するようにステップが組まれていることを特徴とする記憶媒体。
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