JP4668717B2 - 投射型表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、投射型表示装置に関する。
DMD(Digital Micromirror Device)素子により形成される像をスクリーン等の投射面に拡大して投射する反射型の投射型表示装置は一般に知られているが、その構造は概ね次のようになっている。
すなわち、係る反射型の投射型表示装置は、主に超高圧水銀ランプ等から構成される白色光源、カラーホイール、DMD素子、投射レンズから構成されている。
カラーホイールは、周方向に、例えば、赤色の波長域の光である赤色光を透過するフィルタ部と、緑色の波長域の光である緑色光を透過するフィルタ部と、青色の波長域の光である青色光を透過するフィルタ部とを有し、このカラーホイールは、回転モータにより回転させられ、白色光源から照射された照明光の光路中に、各フィルタ部が順次配設されるようになっている。つまり、白色光源からの照明光は、照明光の光路中に配設されたフィルタ部の透過波長域に応じた波長域の光、つまり、赤色光と緑色光と青色光の照明光に時分割されて変調される。そして、各色光の照明光は、DMD素子により光変調され、投射レンズを介して投射面に投射される。
このようにして投射された投射面上の投射像は、色光毎に別々に時分割で投射されるが、各色光の投射像を高速で切り替えることにより、投射像を観察する人間の眼の残像効果により、あたかも各色光の投射像が合成された1枚の映像として視認できるようになっている。
しかしながら、投射レンズの倍率色収差のため、各色光の照明光についての投射倍率は互いに異なっている。そのため、投射面における投射像は、色光毎に像の大きさが異なり、投射像の輪郭部において色に分かれる、いわゆる色ずれの現象が起こる。
そこで、投射レンズに分散の異なる凸レンズと凹レンズを組み合わせて倍率色収差の発生を抑える色収差補正用のレンズを備え、このような色ずれ現象を抑える手段が一般に採られる(例えば、特許文献1)。
特開2002−122782号公報(第4頁第6行から第17行)
しかしながら、色収差補正用のレンズによる場合は、2色の色光までについては比較的容易に色収差を補正することができるが、3色の色光全てについての補正を行うためには、非常に高価な低分散ガラスを用いてレンズを構成する必要があり、また、レンズの設計も難しく、いきおい投射型表示装置のコストも高くなってしまうという問題点がある。
そこで、本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、比較的安価でしかも高度なレンズ設計を行うことなく、複数の色光の投射像の大きさの差を小さくするようにすることにより、投射像の輪郭部において色に分かれる、いわゆる色ずれの現象を抑えた投射型表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、光源と、この光源から照射された照明光が入射し、この入射した照明光に対し画像信号に応じた変調を行う光変調手段と、透過する光の波長域が異なる複数のフィルタ部を円周方向に配設したカラーホイールと、このカラーホイールを回転し、フィルタ部を光源と光変調手段との間の照明光の光路中に時分割で切り換えて配設する回転手段と、光変調手段により変調された照明光を投射面に投射する投射光学系とを備える投射型表示装置において、フィルタ部を透過した各波長域の照明光の投射面における投射像の大きさの差が小さくなるように波長域毎に設定される変位位置に変位する変位レンズと、この変位レンズを各変位位置に変位させる変位レンズ変位手段と、光路中に配設されるフィルタ部を透過する照明光の波長域と変位レンズの変移位置とが互いに対応するように回転手段と変位レンズ変位手段とを制御する制御手段と、を備えることとしたものである。このように構成した場合には、波長特性が異なる波長変調フィルタを透過した波長域が異なる照明光の投射像の大きさの差を小さくすることができ、投射像の輪郭部において色に分かれる、いわゆる色ずれを防止することができる。
また、他の発明は、制御手段は、カラーホイールの1回転に対し変位レンズが1往復するように回転手段と変位レンズ変位手段を制御し、カラーホイールは、変位レンズの変位位置に対応した周方向の位置に、変位レンズの変位位置に対応した波長域の照明光を透過するフィルタ部を備えることとしたものである。このように構成した場合には、カラーホイールの1回転と変位レンズの1往復とを同期させることにより、変位レンズの変位位置と変位レンズを透過する照明光の波長域とを一致させることができる。
また、他の発明は、光源と、光源から照射された照明光が入射し、この入射した照明光に対し画像信号に応じた変調を行う光変調手段と、透過する光の波長域が異なる複数のフィルタ部を有するカラーフィルタと、このカラーフィルタを変位させ、フィルタ部を光源と光変調手段との間の照明光の光路中に時分割で切り換えて配設する変位手段と、光変調手段により変調された照明光を投射面に投射する投射光学系とを備える投射型表示装置において、フィルタ部を透過した各波長域の照明光の投射面における投射像の大きさの差が小さくなるように波長域毎に設定される変位位置に変位する変位レンズと、この変位レンズを各変位位置に変位させる変位レンズ変位手段とを備えることとしたものである。このように構成した場合には、波長特性が異なる波長変調フィルタを透過した波長域が異なる照明光の投射像の大きさの差を小さくすることができ、投射像の輪郭部において色に分かれる、いわゆる色ずれを防止することができる。
また、他の発明は、上記発明に加えて、変位レンズは、投射光学系の絞り部に隣接する位置に配設されていることとしたものである。このように構成した場合には、変位レンズの変位による光学収差の変動を少なくすることができる。
また、他の発明は、上記発明に加えて、光変調手段をDMD素子とし、変位レンズ変位手段を、超音波モータとすることとした。このように構成した場合には、明るい投射像を得ることができることに加えて、変位レンズの変位を微細にかつ高速で行うことができる。
本発明によると、波長特性が異なる波長変調フィルタを透過した波長域が異なる照明光の投射像の大きさの差を小さくすることができ、投射像の輪郭部において色に分かれる、いわゆる色ずれを防止することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る投射型表示装置の実施の形態について、図1から図7を参照しながら説明する。
まず、図1を参照しながら、この実施の形態に係る投射型表示装置10の全体的な構成について説明する。
投射型表示装置10は、光源としてのランプ20と、カラーホイール(以下、CWと記載する)30と、照明光学系40と、光変調手段としてのDMD素子50と、変位レンズ60を備える投射光学系としての投射レンズ70と、制御手段80等が不図示の筐体内に収容されて構成されている。投射型表示装置10は、反射型の光変調手段であるDMD素子50を用いた、いわゆる反射型の投射型表示装置として構成されている。
ランプ20は、超高圧水銀ランプ等から構成され、白色の光を出射する。このランプ20は楕円反射鏡21を有し、ランプ20の輝点、つまりフィラメント部あるいは放電部が、楕円反射鏡21の第一焦点位置に配置され、輝点から照射された照明光は、楕円反射鏡21の第二焦点に集光させられる。
ランプ20と照明光が集光する位置との間には、CW30が配設される。このCW30は、図3に示すように、CW30の中心30Pを中心とするそれぞれ扇形状のフィルタ部30G1,30B,30G2,30Rを有している。フィルタ部30G1,30G2は、ともに緑色の波長域の光である緑色光を透過する波長透過特性を有し、フィルタ部30Bは、青色の波長域の光である青色光を透過する波長透過特性を有する。また、フィルタ部30Rは、赤色の波長域の光である赤色光を透過する波長透過特性を有する。
各フィルタ部30G1,30B,30G2,30RをCW30の周方向のどの位置に配設するかについては後述する。
なお、フィルタ部30G1,30G2が透過する緑色光とは、例えば、500nmから580nmの波長域の光であり、フィルタ部30Bが透過する青色光とは、例えば、420nmから500nmの波長域の光であり、また、フィルタ部30Rが透過する赤色光とは、例えば、600nmから700nmの波長域の光となっている。
また、CW30は、例えばガラス板等の透明な薄い円板状の基材表面に、各フィルタ部30G1,30B,30G2,30Rの対応した箇所に、所定の波長透過特性を持たせるように誘電多層膜が蒸着されている。
このCW30は、中心30Pが、回転手段としての回転モータ31の回転軸部31Pに取り付けられていて、回転モータ31により中心30Pを回転中心として回転可能になっている。そして、CW30は、フィルタ部30G1,30B,30G2,30Rが配設される面を、照明光の光軸Mに直交するように配設されている。また、回転モータ31は、照明光の光束外に回転軸部31Pが位置するように配設させている。
したがって、回転モータ31によってCW30を回転させると、各フィルタ部30G1,30B,30G2,30Rが順次に照明光の光路内に入り込むことになる。各フィルタ部30G1,30B,30G2,30Rが、順次に照明光の光路内に配設されると、照明光は、各フィルタ部30G1,30B,30G2,30Rの波長透過特性に応じた波長域の照明光に時分割されて変調されることになる。
すなわち、フィルタ部30G1が、ランプ20から照射された白色の照明光の光路内に配設されると、白色の照明光は、緑色光の照明光に変調される。そして、フィルタ部30Bが、ランプ20からの白色の照明光の光路内に配設されると、青色光の照明光に変調される。そしてさらに、フィルタ部30G2が、ランプ20から照射された白色の照明光の光路内に配設されると、白色の照明光は、緑色光の照明光に変調される。さらにその後、フィルタ部30Rが、ランプ20からの白色の照明光の光路内に配設されると、赤色光の照明光に変調されることになる。
CW30の照明光の出射側には、照明光学系40を構成するロッドインテグレータ41と集光レンズ42が配設されている。ロッドインテグレータ41は、その入射側の開口部41Aを、楕円反射鏡21の第二焦点位置、つまり、ランプ20から出射された照明光が集光する位置に一致させて配設される。そのため、楕円反射鏡21により反射された照明光は全てロッドインテグレータ41内に入射させられる。ロッドインテグレータ41に入射した照明光は、内部の反射面で複数回の反射を繰り返すことにより照度分布が均一な照明光としてロッドインテグレータ41の出射側の開口部41Bから出射する。ロッドインテグレータ41から出射した照明光は、集光レンズ42を透過し、DMD素子50に入射する。
集光レンズ42は、ロッドインテグレータ41の開口部41BとDMD素子50の光変調面である反射面とを光学的に共役な関係にする役目を果たし、そのため、DMD素子50の反射面には開口部41Bにおける光像が結像される。
DMD素子50は、不図示のDMD制御回路からの画像信号に基づいて駆動制御され、ランプ20からの照明光を画像信号に基づいて変調して投射レンズ70に向けて反射する。
投射レンズ70は、DMD素子50の反射面と投射面Sとを光学的に共役な関係にする役目を果たしている。そのため、投射面Sには、DMD素子50の反射面に形成される画像が拡大投射され投射像として結像させられる。
DMD素子50には、CW30により変調された緑色光、赤色光および青色光の照明光が時分割で入射し、DMD素子50は、色光毎に画像信号に基づいて変調を行う。したがって、投射面Sには、色光毎の投射像が時分割で投射されることになる。
CW30は、回転モータ31により毎分数千回転から毎分1万回転を超える高速で回転させられるため、投射面S上に投射される各色光の投射像もCW30の回転速度に対応して非常に高速で切り換わる。したがって、投射面Sに投射される投射像を観る人間の目には、目の残像効果により、各色光の投射像が合成された色調の画像として視認されることになる。
ところで、上述した背景技術において述べたように、投射レンズ70は倍率色収差を有するため、投射面Sにおける各色光の投射像の大きさが相違することになる。そのため、各色光の投射像が残像効果により合成されて視認できる投射像は、輪郭部において色ずれを生ずることになる。
そこで、以下に説明する構成により、この反射型の投射型表示装置10は、投射面Sにおける各色光の投射像の大きさの差を小さくし、人間の目の残像効果により合成されて視認される投射像の色ずれの量を小さくする。
先ず、図1および図2を参照しながら投射レンズ70の構成について説明する。
投射レンズ70は、投射光の投射方向、つまり投射面Sの側を前方とし、また、DMD素子50からの照明光が入射する側を後方として、前方から順に、前方に凸面を向けたメニスカスレンズ70A、両凸レンズ70B、両凹レンズである変位レンズ60、絞り部70Cおよび両凸レンズ70Dが配設されて構成される。
変位レンズ60は、変位レンズ変位手段としての超音波(ピエゾ)モータ61により、図2の(A)に示される変位位置60Gと、図2の(B)に示される変位位置60Bと、図2の(C)に示される変位位置60Rの3箇所に変位できるようなっている。図2の(B)(C)において、点線は、変位レンズ60の変位位置60Gの位置を示している。
また、図2の(A)から図2の(C)に示される投射レンズ70の構成を図5から図7に示す。図5は、図2の(A)の投射レンズ70の構成を示した表であり、図6は、図2の(B)の投射レンズ70の構成を示した表であり、また、図7は、図2の(C)の投射レンズ70の構成を示した表である。各図で示す表(表1,表2,表3)において、「R」は各レンズの曲率を示し、「D」は各レンズ間の間隔、各レンズの肉厚および絞り部に前後するレンズとの間隔を示し、「硝材」は各レンズを形成する硝材を示し、そして「有効半径」は各レンズ面における照明光の有効光束の光軸からの高さを示している。
図2の(A)から図2の(C)の違いは、変位レンズ60が変位位置60G,60B,60Rの3箇所に変位するのみであるので、各表に示される投射レンズ70の構成は、変位レンズ60の前方に配設される凸レンズ70Bと変位レンズ60の後方に配設される絞り70Cとの間隔を除く他の部分は、表1から表3では互いに同一となっている。
変位レンズ60が、各変位位置60G,60B,60Rに変位することにより、投射レンズ70の各色光についての焦点距離は次のように変化する。
変位レンズ60が変位位置60Gにあるときは、緑色光についての投射レンズ70の焦点距離は29.8928mmであり、青色光については、29.8583mm、そして赤色光については、29.9469mmとなっている。
また、変位レンズ60が、変位位置60Gから0.0079mm後方の位置となる変位位置60Bにあるときは、青色光についての投射レンズ70の焦点距離は29.8767mmであり、緑色光については、29.9108mm、そして赤色光については、29.9646mmとなっている。
さらに、変位レンズ60が、変位位置60Gから0.0072mm前方の位置となる変位位置60Rにあるときは、赤色光についての投射レンズ70の焦点距離は29.9307mmであり、緑色光については、29.8764mm、そして青色光については、29.8414mmとなっている。
つまり、変位レンズ60が変位位置60Gにあるときの緑色光についての投射レンズ70の焦点距離と、変位レンズ60が変位位置60Bにあるときの青色光についての投射レンズ70の焦点距離と、変位レンズ60が変位位置60Rにあるときの赤色光についての投射レンズ70の焦点距離との相互間の差は次ぎのようになっている。
(1)緑色光と青色光については、29.8928mm−29.8767mm=0.0161mmであり、また、(2)赤色光と緑色光については、29.9307mm−29.8928mm=0.0379mmであり、そして、(3)赤色光と青色光については、29.9307mm−29.8768mm=0.054mmとなっている。
これらの差は、変位レンズ60が、各変位位置60G,60B,60Rにおける各色光についての投射レンズ70の焦点距離の差よりも小さくなっている。
例えば、変位レンズ60が変位位置60Gにあるときの、各色光についての投射レンズ70の焦点距離について見れば、上述したように、緑色光については29.8928mmであり、青色光については29.8583mm、そして、赤色光については29.9469mmとなっている。
すなわち、(1’)緑色光と青色光については、29.8928mm−29.8583mm=0.0345mmであり、また、(2’)赤色光と緑色光については、29.9469mm−29.8928mm=0.0541mmであり、そして(3’)赤色光と青色光については、29.9469mm−29.8583mm=0.0886mmとなっている。
つまり、上記(1)(2)(3)の方が各色光間の焦点距離の差は小さい。したがって、変位レンズ60が変位位置60Gにあるときの緑色光の投射面Sにおける投射像と、変位レンズ60が変位位置60Bにあるときの青色光の投射面Sにおける投射像と、変位レンズ60が変位位置60Rにあるときの赤色光の投射面Sにおける投射像との大きさの差は、変位レンズ60の各変位位置60G,60B,60Rにおける各色光についての投射像の大きさの差よりも小さいものとなる。
次に、図3を参照しながらCW30に形成される各フィルタ部30G1,30B,30G2,30RをCW30のどの位置に配設するかについて説明する。なお、この図3は、CW30のランプ20の側から見た図である。
緑色光、青色光および赤色光の内で、一番波長の短い青色光を透過するフィルタ部30Bを配設する基準の位置となる基準位置30BBと、緑色光、青色光および赤色光の内で一番波長の長い赤色光を透過するフィルタ部30Rを配設する基準の位置となる基準位置30RBとを、CW30の直径方向にとる。そして、基準位置30BBを含むようにフィルタ部30Bを配設し、また、基準位置30RBを含むようにフィルタ部30Rを配設する。
また、この基準位置30BBと基準位置30RBに対する周方向の距離の比率が、79:72となる位置に基準位置30GB1と30G2Bをとる。そして、基準位置30G1Bを含むようにフィルタ部30G1を配設し、また基準位置30G2Bを含むようにフィルタ部30G2を配設する。
なお、基準位置30BBと基準位置30RBをCW30の直径方向にとり、また、基準位置30G1Bと30G2Bを、基準位置30BBと基準位置30RBに対する周方向の距離の比率が、79:72の位置となる位置にとることの根拠については後述する。
周方向に隣接する各フィルタ部同士は、各フィルタ部30G1,30B,30G2,30Rの基準位置間の周方向における中間位置まで、それぞれのフィルタ部30G1,30B,30G2,30Rが形成されている。したがって、各フィルタ部30G1,30B,30G2,30Rの周方向に占める割合の比率は、順に75.5:79:75.5:72となっている。
なお、各フィルタ部30G1,30B,30G2,30Rは、上記のような比率で形成する必要はなく、投射像の色調に応じて、各フィルタ部30G1,30B,30G2,30RのCW30の周方向に占める割合を適宜に変えてもよい。
次に、制御手段80について説明する。
この制御手段80は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等を有するマイクロコンピュータ装置として構成され、CW30の回転と変位レンズ60の変位に関し、回転モータ31と超音波(ピエゾ)モータ61を次のように制御する。
制御手段80は、CW30と変位レンズ60がともに一定の速さで回転および変位することに加えて、CW30の1回転に対し、変位レンズ60が変位位置60G,60B,60Rを1往復するように、回転モータ31と超音波(ピエゾ)モータ61とを制御する。
変位レンズ60の各変位位置60G,60B,60Rへの変位と、CW60の回転により各フィルタ部30G1,30B,30G2,30Rのそれぞれの基準位置30G1B,30BB,30G2B,30RBが光軸Mに交差するタイミングとを、図4を参照しながら説明する。
この図4は、変位レンズ60が往復する変位と、CW60の回転による基準位置30G1B,30BB,30G2B,30RBの光軸Mとの交差のタイミングを直線上に展開し、変位レンズ60の変位位置60G,60B,60Rと、CW60の基準位置30G1B,30BB,30G2B,30RBが光軸Mと交差するタイミングとの対応を解りやすく示したものである。Xで示す範囲が、変位レンズ60の1往復の変位であるとともにCW30の1回転となっている。
CW30の基準位置30G1Bが、照明光の光軸Mに交差する位置と、変位レンズ60が変位位置60Gに変位している位置とを初期位置として、CW30をランプ20の側から見て反時計方向に回転し、また、変位レンズ60を変位位置60Bの側に変位するように、CW30の回転と変位レンズ60の変位を開始する。
まず、初期位置においては、CW30の基準位置30G1Bが照明光の光軸Mに交差し、フィルタ部30G1がランプ20からの照明光の光路内に配設され、投射レンズ70に緑色光の照明光が入射することになる。そして、このとき変位レンズ60は変位位置60Gに位置している。
そして、CW30が、基準位置30BBが照明光の光軸Mに交差する位置まで回転すると、フィルタ部30Bがランプ20からの照明光の光路内に配設され、投射レンズ70に青色光の照明光が入射することになる。そして、このとき変位レンズ60は変位位置60Bに位置している。
次いで、CW30がさらに回転して、基準位置30G2Bが照明光の光軸Mに交差する位置まで回転すると、フィルタ部30G2がランプ20からの照明光の光路内に配設され、投射レンズ70に緑色光の照明光が入射することになる。そして、このとき変位レンズ60は変位位置60Gに位置している。
さらに、CW30が回転して、基準位置30RBが照明光の光軸Mに交差するまで回転すると、フィルタ部30Rがランプ20からの照明光の光路内に配設され、投射レンズ70に赤色光の照明光が入射することになる。そして、このとき変位レンズ60は変位位置60Rに位置している。
その後、さらにCW30が回転して、再び、CW30の基準位置30G1Bが照明光の光軸Mに交差する位置となると、フィルタ部30G1がランプ20からの照明光の光路内に配設され、投射レンズ70に緑色光の照明光が入射することになる。そして、このとき変位レンズ60は再び変位位置60Gに位置していることになる。
CW30と変位レンズ60は、上記の動作を繰り返し行う。したがって、CW30から緑色光が透過するときには、変位レンズ60が変位位置60Gに位置し、青色光が透過するときには、変位レンズ60が変位位置60Bに位置し、赤色光が透過するときには、変位レンズ60が変位位置60Rに位置することになる。
CW30の回転を例えば毎分数千回転から毎分1万回転の高速で回転し、変位レンズ60の1往復をCW30の1回転に対応させて高速で変位させているので、投射面S上の各色光の投射像は、人の眼の残像効果により合成された投射像として視認される。
各色光の投射像は、変位レンズ60が、各色光に対応する変位位置60G,60B,60Rにあるときの投射像であるため、各色光の投射像の大きさの差は、変位レンズ60を固定した状態で各色光を投射面Sに投射した場合における各色光の投射像の大きさの差に比べて小さいものとなっている。
つまり、変位レンズ60を色光に対応する変位位置60G,60B,60Rに変位させて投射される投射像が目の残像効果により合成されて視認される投射像は、色ずれの少ない投射像として視認することができる。
なお、CW30の回転速度と回転位置の検出は、CW30の表面に投射光の光束を避けた位置にマーク30Mを設け、このマーク30Mをセンサ81により検出して行う。また、センサ62において、変位レンズ60の変位速度と変位位置を検出する。そして、センサ81からのCW30の回転速度と回転位置の情報と、センサ62からの変位速度と変位位置の情報とに基づき、回転モータ31と超音波(ピエゾ)モータ61は駆動制御される。
なお、変位レンズ60は、絞り部70Cの前方に隣接して配設されている。絞り部70Cにおいては、投射レンズ70を透過する照明光の主光線が投射レンズ70の光軸と交差する。そのため、変位レンズ60と絞り部70Cの間隔が狭くなるように隣接させて配設することにより、変位レンズ60の変位による光学諸収差の変動を小さくすることができる。
ここで、上記した基準位置30G1B,30BB,30G2B,30RBについて、説明する。
基準位置30BBと基準位置30RBを直径方向にとるのは次の理由による。
変位位置60Bと変位位置60Rは、変位レンズ60が往復する変位をするときの両端の位置となっているため、変位レンズ60の1往復とCW60の1回転とを対応させると、変位レンズ60の往路、あるいは、復路がCW30の半回転に対応する。したがって、CW30の半回転に対応する直径方向に基準位置30BBと基準位置30RBをとることにより、変位位置60Bと基準位置60Rに変位レンズ60が変位したときに、CW60の基準位置30BBと基準位置30RBが光軸Mに交差することになる。
次に基準位置30G1Bと基準位置30G2Bを、基準位置30BBと基準位置30RBに対して、79:72の距離関係になるようにとるのは次の理由による。
変位位置60Gと変位位置60Bとの間隔が0.079mmであり、また変位位置60Gと変位位置60Rとの間隔が0.072mmであるため、変位位置60Bと変位位置60Gとの間隔と、変位位置60Gと変位位置60Rとの間隔の比率は79:72になっている。したがって、基準位置30G1Bと30G2Bについても、基準位置30BBと基準位置30RBに対して、79:72の距離関係になるようにとることにより、変位位置60Gに変位レンズ60が変位したときに、CW60の基準位置30G1Bと30G2Bが光軸Mに交差することになる。
つまり、変位レンズ60の1往復につきCW30を1回転させるとともに、変位レンズ60の変位とCW30の回転とを一定の速さで行ったときに、変位レンズ60が変位位置60Bに位置するときに、CW30の光軸Mと交差する位置が、基準位置30G1Bであり、また、変位レンズ60が変位位置60Rに位置するときに、CW30の光軸Mと交差する位置が、基準位置30RBであり、さらに、変位レンズ60が変位位置60R側から変位位置60B側に向かって変位する際に、変位レンズ60が変位位置60Gに位置するときに、CW30の光軸Mと交差する位置が、基準位置30G1Bであり、さらに、変位レンズ60が変位位置60B側から変位位置60R側に変位する際に、変位レンズ60が変位位置60Gに位置するときに、CW30の光軸Mと交差する位置が、基準位置30G2Bである。
なお、基準位置30G1B,30BB,30G2B,30RBは、各フィルタ部30G1,30B,30G2,30Rを形成する位置を説明するための便宜的なものであって、例えば、CW30に対しマーキングを施す等により物理的に設ける必要があるものではない。しかしながら、CW30を照明光が透過する位置を外した位置に基準位置30G1B,30BB,30G2B,30RBを物理的にマーキングすることにより、各フィルタ部30G1,30B,30G2,30RをCW30に形成する際の目印とすることができ、CW30を製造する際の作業の効率化を図ることができる。
上述の本実施の形態においては、隣接するフィルタ部の間には隙間が形成されていないが、少なくとも1組の隣接するフィルタ部の間に、フィルタ部を設けない透明部を形成するようにしてもよい。このように透明部を設けると、照明光は、この透明部を白色のまま透過し投射面Sに投射されることになるため、投射面Sの明るさを高くすることができる。 また、フィルタ部30G1,30G2については、同じ波長透過特性であるので、いずれか一方のフィルタ部を省略し透明部とし、この透明部に白色のままの照明光を透過させ、投射面Sの明るさを高くするようにしてもよい。
また、上述の本実施の形態においては、ランプ20からの白色の照明光を緑色光、青色光および赤色光の3つの色光に分ける場合について説明したが、例えば、この3つの色光に加えてマゼンダ色を含めた、4つの色光に分けたり、あるいはそれ以上の色光に分ける場合にあっても、上述と同様の関係で、変位レンズ60の変位位置と、フィルタ部のCW30への配設を行えばよい。
例えば、マゼンダ色の色光の波長域は、緑色光と赤色光の間の波長域であるため、変位位置60Gと60Rの間に、マゼンダ色光に対する変位レンズ60の変位位置が設定される。そして、CW30にマゼンダ色光に対応したフィルタ部を配設するための基準位置は、
この基準位置の基準位置30Bと基準位置30Rとに対する距離の比率を、変位レンズ60のマゼンダ色光に対応した変位位置の、変位位置60Bと変位位置60Rとに対する距離の比率と同じにすることになる。
本実施の形態においては、光変調手段として、反射型の光変調手段であるDMD素子を用いたが、他に、反射型液晶表示素子を用いることができ、さらに透過型の光変調手段である透過型液晶表示素子を用いることもできる。また変位レンズ変位手段としては、超音波(ピエゾ)モータの他にボイスコイルを用いることもできる。また、本実施の形態は、いわゆるスクリーン投射型の反射型の投射型表示装置として示されているが、本発明は、いわゆるリアプロジェクタにも当然に利用することができる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態について、図8に基づいて説明する。なお、上述の第1の実施の形態において述べたのと同様の構成については、その説明を省略する。また、第1の実施の形態と同一の符号については、同一の符号を用いて説明する。
上述の第1の実施の形態は、変位レンズ60の変位とCW30の回転とを一定の速さで行うとともに、変位レンズ60の1往復につきCW30を1回転させ、変位レンズ60が各変位位置60G,60B,60Rにあるときに、各変位位置60G,60B,60Rに対応した波長透過特性のフィルタ部30G1,30B,30G2,30Rが照明光の光路内に配設されるようにCW30を構成している。
このような第1の実施の形態の構成に対し、例えば次のように構成してもよい。
先ず、CW30を図8に示すように構成する。つまり、緑色光を透過するフィルタ部30G、青色光を透過するフィルタ部30B、および赤色光を透過するフィルタ部30Rをこの順序で時計周りに配設し、また、各フィルタ部30G,30B,30Rを、中心30Pに対し中心角120度の扇型に形成する。図8は、CW30をランプ20の側から見た図である。
そして、このCW30を一定の速さで反時計周りに回転する。そうすると、ランプ20から出射した照明光は、CW30により、緑色光、青色光、赤色光、そして再び緑色光…の順序で、各色光について同じ時間間隔に時分割されて波長域が変調される。
一方、変位位置60Gと変位位置60B間との間隔は0.079mmであり、変位位置60Gと変位位置60R間との間隔は0.072mmであり、変位位置60Bと変位位置60Rとの間隔は、0.151mmである。つまり、各変位位置60G,60B,60Rの相互の間隔は、互いに等しくない。
また、変位レンズ60が往復する変位をするときの変位位置60G,60B,60Rへの変位順序は、変位位置60G、変位位置60B、変位位置60G、変位位置60R、変位位置60G、変位位置60B、そして再び変位位置60G…というように、ランプ20から出射した照明光がCW30により緑色光、青色光、赤色光の各色光に変調される順序にも一致していない。
したがって、変位レンズ60を、第1の実施の形態のように、一定の速さで変位させた場合には、変位レンズ60の各変位位置60G,60B,60RとCW30の各フィルタ部30G、30B,30Rを透過する緑色光、青色光、赤色光とを対応させることができない。
そこで、変位レンズ60が変位する速さを、変位位置60G,60B,60Rの相互間で変えて、CW30の各フィルタ部30G,30B,30Rを透過する色光に対応する変位位置60G,60B,60Rに変位レンズ60が変位できるようにする。
すなわち、変位レンズ60が変位する速さを次のように変える。
CW30により、照明光は緑色光、青色光、赤色光、そして再び緑色光…の順序で同じ時間間隔で変調されるのに対し、変位レンズ60は、変位位置60Gから変位位置60Bに変位した後、再び変位位置60Gに変位し、その後、変位位置60Rに変位する。つまり、緑色光から青色光に変わる時間間隔と青色光から赤色光に変わる時間間隔が同じであるのに対し、変位位置60Gと変位位置60Bとの間隔は0.079mmであり、変位位置60Bと変位位置60Rとの間隔は0.151mmである。そのため、変位レンズ60を、変位位置60Gから変位位置60Bに変位するときの速さよりも速い速さで、変位位置60Bから変位位置60Rまで変位させて、フィルタ部30Rが、照明光の光路内に配設されるときに、変位位置60Rに位置するようにする。
また、赤色光から緑色光に変わる時間間隔についても、緑色光から青色光、あるいは青色光から赤色光に変わる時間間隔と同じであるのに対し、変位位置60Rと変位位置60Gとの間隔は0.072mmであるため、変位レンズ60を、変位位置60Gから変位位置60Bに変位するよりも遅い速さで変位させて、フィルタ部30Gが、照明光の光路内に配設されるときに、変位位置60Gに位置するようにする。
このように、各フィルタ部30G,30B,30Rが、照明光の光路内に配設されるのに対応して、変位レンズ60が、照明光の光路内に配設された各フィルタ部30G,30B,30Rと対応する変位位置60G,60B,60Rに変位するように超音波(ピエゾ)モータ61を駆動する。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について、図9に基づいて説明する。なお、上述の第1の実施の形態において述べたのと同様の構成については、その説明を省略する。また、第1の実施の形態と同一の符号については、同一の符号を用いて説明する。
上述の第1の実施の形態および第2の実施の形態はいずれも、カラーホイールを用いていたが、図9に示すようにカラーフィルタとして矩形を呈した矩形フィルタ90を用いてもよい。
このフィルタ90は、変位位置60B,60G,60Rの配設順序に合わせて、左から順に、青色光を透過させるフィルタ部90B、緑色光を透過させるフィルタ部90G、および赤色光を透過させるフィルタ部90Rを有している。なお、この図9は、フィルタ90をCW30のランプ20の側から見た図である。
フィルタ部90Bは、基準位置90BBを含むように形成され、またフィルタ部90Gは、基準位置90GBを含むように形成され、さらに、フィルタ部90Rは、基準位置90RBを含むように形成されている。
基準位置90BB,90GB,90RBは、基準位置90BBと基準位置90GBの間隔と基準位置90GBと基準位置90RBの間隔に関し、それぞれの間隔の比率が、変位位置60Bと変位位置60Gの間隔と変位位置60Gと変位位置60Rの間隔との比率である、79:72となるようにとられている。
そして、フィルタ90は、不図示の超音波(ピエゾ)モータ等の変位手段により、フィルタ部90B,90G,90Rの配設方向に往復する変位をさせられ、照明光の光路内に各フィルタ部90B,90G,90Rが順次配設されることにより、照明光を時分割で青色光、緑色光、赤色光に変調させる。
このように構成されるフィルタ90のフィルタ部90Bが照明光の光路内に配設され、かつ、変位レンズ60が変位位置60Bに位置しているときを初期状態として、フィルタ90の1往復と変位レンズ60の1往復とが同期するように、フィルタ90と変位レンズ60とを変位する。
そうすると、フィルタ部90Bが照明光の光路内に配設されているときは、変位レンズ60が変位位置60Bに位置し、フィルタ部90Gが照明光の光路内に配設されているときは、変位レンズ60が変位位置60Gに位置し、フィルタ部90Rが照明光の光路内に配設されているときは、変位レンズ60が変位位置60Rに位置し、そして再びフィルタ部90Bが照明光の光路内に配設されているときは、変位レンズ60が変位位置60Bに位置することになる。
つまり、フィルタ部90B,90G,90Rが、変位位置60Bと変位位置60Gの間隔と変位位置60Gと変位位置60Rの間隔の比率に合わせてとられた基準位置90BB,90GB,90RBを基準にフィルタ90に形成されているため、フィルタ90と変位レンズ60を、上記の初期状態から一定の速さで往復する変位をさせると、照明光の光路中に配設されるフィルタ部90B,90G,90Rにそれぞれ対応する変位位置60B,60G,60Rに変位レンズ60を変位させることができる。
本発明の反射型の投射型表示装置は、光学機器、および映像機器の分野において、利用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る投射型表示装置の全体構成を示す構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係る投射型表示装置に使用される変位レンズの変位を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る投射型表示装置に使用されるカラーホイールの構成を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る投射型表示装置に使用される変位レンズの変位位置とカラーホイールの基準位置との関係を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る投射型表示装置に使用される投射レンズの構成を示す表である。 本発明の第1の実施の形態に係る投射型表示装置に使用される投射レンズの構成を示す表である。 本発明の第1の実施の形態に係る投射型表示装置に使用される投射レンズの構成を示す表である。 本発明の第2の実施の形態に係る投射型表示装置に使用されるカラーホイールの構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る投射型表示装置に使用されるフィルタの構成を示す図である。
符号の説明
10…投射型表示装置
20…ランプ(光源)
30…カラーホイール
30G1,30B,30G2,30R…フィルタ部
31…回転モータ(回転手段)
50…DMD(光変調手段)
60…変位レンズ
60G,60B,60G…変位位置
61…超音波(ピエゾ)モータ(変位レンズ変位手段)
70…投射レンズ(投射光学系)
80…制御手段
90…矩形フィルタ

Claims (5)

  1. 光源と、
    上記光源から照射された照明光が入射し、この入射した照明光に対し画像信号に応じた変調を行う光変調手段と、
    透過する光の波長域が異なる複数のフィルタ部を円周方向に配設したカラーホイールと、
    このカラーホイールを回転し、上記フィルタ部を上記光源と上記光変調手段との間の照明光の光路中に時分割で切り換えて配設する回転手段と、
    上記光変調手段により変調された照明光を投射面に投射する投射光学系と、
    を備える投射型表示装置において、
    上記フィルタ部を透過した各波長域の照明光の投射面における投射像の大きさの差が小さくなるように波長域毎に設定される変位位置に変位する変位レンズと、
    この変位レンズを上記各変位位置に変位させる変位レンズ変位手段と、
    上記光路中に配設される上記フィルタ部を透過する照明光の波長域と前記変位レンズの変移位置とが互いに対応するように上記回転手段と上記変位レンズ変位手段とを制御する制御手段とを備えることを特長とする投射型表示装置。
  2. 前記制御手段は、前記カラーホイールの1回転に対し前記変位レンズが1往復するように前記回転手段と前記変位レンズ変位手段を制御し、
    前記カラーホイールは、前記変位レンズの前記変位位置に対応した周方向の位置に、前記変位レンズの前記変位位置に対応した波長域の照明光を透過するフィルタ部を備えることを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。
  3. 光源と、
    上記光源から照射された照明光が入射し、この入射した照明光に対し画像信号に応じた変調を行う光変調手段と、
    透過する光の波長域が異なる複数のフィルタ部を有するカラーフィルタと、
    このカラーフィルタを変位させ、上記フィルタ部を上記光源と上記光変調手段との間の照明光の光路中に時分割で切り換えて配設する変位手段と、
    上記光変調手段により変調された照明光を投射面に投射する投射光学系と、
    を備える投射型表示装置において、
    上記フィルタ部を透過した各波長域の照明光の投射面における投射像の大きさの差が小さくなるように波長域毎に設定される変位位置に変位する変位レンズと、
    この変位レンズを上記各変位位置に変位させる変位レンズ変位手段とを備えることを特徴とする投射型表示装置。
  4. 前記変位レンズは、投射光学系の絞り部に隣接する位置に配設されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
  5. 前記光変調手段をDMD素子とし、前記変位レンズ変位手段を、超音波モータとする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
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