JP2007286516A - 投射型画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】投射レンズの入射瞳における、DMDのオン状態の反射光の有効領域に良好に光を集めることが可能であり、光の利用効率が高く、投射レンズから出射する光の照度が高い投射型画像表示装置を提供する。
【解決手段】投射型画像表示装置1は、ランプ2と、カラーホイール3と、集光レンズ5,6,10,11と、フライアイレンズ7,8と、ミラーアレイ9と、DMD13と、投射レンズ14とを備える。ミラーアレイ9は、一平面の一辺の両端部側から中央部奥側に向かって傾斜した状態で、他辺の延在方向に延びるミラー部91,92,93,94,95,96を内設する。フライアイレンズ8を出射した外側の光線は、ミラー部91(96)により反射され、内側に平行移動した状態で、ミラーアレイ9を出射する。
【選択図】図1

Description

本発明は、DMDのオン状態の反射光が投射レンズの入射瞳における有効領域に良好に集光され、光の利用効率が良好である投射型画像表示装置に関する。
従来、フロントプロジェクション方式として光源により生成した画像に係る変調光をスクリーンに投射してスクリーン上に画像表示を行うプロジェクタ(投射型画像表示装置)が存在する。また、このような投射型画像表示装置の構成は、リアプロジェクションテレビに代表されるリアプロジェクション方式にも適用されている。
投射型画像表示装置は光源としてランプを用いるものと、レーザ及びダイオード等の発光素子を用いるものとがあり、一方、投射対象の元画像を生成する空間光変調素子(ライトバルブ)の種類で区別した場合、DMD(Digital Mirror Device:登録商標)に代表されるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)を用いるものと、液晶表示パネルを用いたものとに分かれる。
図21は、光源にランプを用いると共に空間光変調素子にDMDを用いた従来の投射型画像表示装置(DLP方式:Digital Light Projector:登録商標)41の構成を示す概略図である。
投射型画像表示装置41は、光源のランプ42に対向するようにカラーホイール43を配置し、ランプ42から出射した光の進行方向においてカラーホイール43より下流となる側に集光レンズ45,46、フライアイレンズ47,48、集光レンズ49,50及び反射ミラー51を配置し、反射ミラー51で光をDMD52へ向くように反射させ、DMD52で生成された画像の変調光を投射レンズ53から投射する。
ランプ42は、HID(High Intensity Discharge Lamps)ランプで総称される放電ランプであり、ランプ42の中央に設けられた発光管42aから出射した光は、ガラス基材からなり、楕円面により形成されたリフレクタ(反射鏡)42bで反射して、カラーホイール43へ向かう。
カラーホイール43は、少なくとも赤(以下、Rと称す)色,緑色(以下、Gと称す),及び青色(以下、Bと称す)の光を透過させるダイクロイック膜が形成された3つのセグメントに分割されている。
カラーホイール43を出射した光は、カラーホイール43の出射側に配置された集光レンズ45,46により一旦略平行光にされた後、フライアイレンズ47,48へ入射する。フライアイレンズ47,48は、矩形の単レンズが縦横に配列されており、下流側に配置される集光レンズ49,50と共に機能することにより、DMD52の面上において、照度が均一化される。
次に、投射型画像表示装置41の投射制御を説明すると、図示しない制御部はDMD52の同期信号によりカラーホイール43の位相回転制御を行い、この制御により、例えば、DMD52へR色画像データが入力されている時間帯にランプ42の出射光線がカラーホイール43のR色セグメントを通過するようにカラーホイール43の回転が行われる。
そのため、ランプ42の出射光はカラーホイール43を通過することで、順にR色、G色、及びB色の光となり、それと同期してDMD52も順にR、G、B用の画像を形成するので、R、G、B光がDMD52に入出射されることにより順にR、G、B色に着色した画像が生成される。このR、G、B画像が投射レンズ53からスクリーン(図示せず)へ拡大投射される。このスクリーン上に表示されたR、G、B画像は、各々が180Hz以上の人間の色分解能以上の速さで切り替えられるため、錯覚的にカラー画像として視認される。
図22は、DMD52のマイクロミラーを示す模式図である。
DMD52は、入射光を受ける受光面である半導体基板の平面に、表示画像の画素数に対応する数のマイクロミラーが配列されて構成されている。マイクロミラーは、受光面の長辺及び短辺に対し45°傾斜した回動軸の周りに回動する。
画像情報によりオンとされた場合、マイクロミラーは例えば+12°傾き、DMD52に入射した照明光は、図中の矢印のようにマイクロミラーで反射する。
画像情報によりオフとされた場合、マイクロミラーは例えば−12°傾き、DMD52に入射した照明光は、図中の矢印のようにマイクロミラーで反射する。
図23は、投射レンズ53の入射瞳における、DMD52のオン状態の反射光の有効領域を示す模式図である。
図中、投射レンズ53の入射瞳は、DMD52側から見た入射瞳を示す。斜線で示した領域が、DMD52のオン状態における反射光の有効領域である。このように、DMD52の偏光角度で規定される同方向のNAに対し、投射レンズ53のNAが大きい場合、斜線で示した領域が入射瞳の有効領域となる。
図24は、フライアイレンズ47を示す正面図である。
図24に示すように、フライアイレンズ47の基板47aには、ランプ42側に凸である単レンズ47b,47b,…が縦横に配列されている。図中、「×」は、単レンズ47b,47b,…の頂点を示す。上述したように、DMD52のマイクロミラーは、受光面の一辺に対して45°傾斜した回動軸周りに回動するように構成されており、フライアイレンズ47の単レンズ47b,47b,…の中心を斜め方向に結ぶ直線は、フライアイレンズ47の基板47aの短辺及び長辺に対し45°傾斜している。フライアイレンズ48もフライアイレンズ47と同一の構成を有しており、フライアイレンズ47と48とは、それぞれ中心を光軸に一致させ、光軸に直交させて配置されている。
フライアイレンズ47,48を光が通過することにより、単レンズ47b,47b,…の数(フライアイレンズ48の単レンズの数)だけ二次光源像が生じる。
図25は、投射型画像表示装置41の投射レンズ53の入射瞳における二次光源像F,F…を示す模式図である。図25に示されるように、各二次光源像Fは、フライアイレンズ47,48の単レンズに対応して結像しており、図23で説明した有効領域から外れて結像する領域は無効領域となっている。このように、照明に寄与しない無効領域に多数の二次光源像Fが結像しているので、投射型画像表示装置41は光の利用効率が悪いという問題がある。
特許文献1には、一の光源が発した光を反射鏡により反射し、プリズムを透過させた後、フライアイレンズに入射させ、他の光源が発した光を反射鏡により反射し、凸レンズ及び凹レンズを透過させた後、反射ミラーで反射してフライアイレンズに入射させるものであって、各光源からの光を同心円状に分けてフライアイレンズに入射させるようにし、フライアイレンズの入光領域において均一な照度を容易に得ることを図った投射型画像表示装置の発明が開示されている。
特許文献2には、光源と、2枚のフライアイレンズと、集光光学系と、DMDとを備え、2枚のフライアイレンズとDMDとが略平行になるように配置した投射型画像表示装置の発明が開示されている。
特許文献3に開示されたフライアイレンズは、集光した光を光学系を通じてDMDの矩形の受光面に照射すべく、複数の矩形の単レンズを備えている。前記受光面の一辺に対して略45°の方位角を有して受光面に光を入射させる必要から、各単位レンズの一辺は、単レンズを配置し得る領域として光学系により定まる正方形の有効領域の一辺に対して45°傾斜している。
特許文献4に開示された投射型画像表示装置は、投射レンズの光軸と同軸で投射レンズの一部を構成し、正の焦点距離を有するフィールドレンズをDMDの前側に配し、かつ、フィールドレンズを通過する前の照明光の光軸がフィールドレンズによる屈折後に、所定角度でDMDの略中央に入射するように、フィールドレンズと照明光学系の配置を規定する。
特開2000−321529号公報 特開2004−29325号公報 特開2005−292293号公報 国際公開第00/73822号パンフレット
図21の投射型画像表示装置41は、上述したように投射レンズの入射瞳の無効領域に二次光源像が多数結像しており、光の利用効率が悪いという問題が生じていた。そして、特許文献1乃至4に係る投射型画像表示装置においても、この問題は解決されていない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、内設した反射部により、フライアイレンズの端部側を通過した光線を中央部側に反射させ、内側の反射部によりさらに反射させ、光線を平行移動させた状態で出射させる光収束手段を備えることにより、投射レンズの入射瞳における、DMDのオン状態の反射光の有効領域に良好に光を集めることが可能であり、光の利用効率が高く、投射レンズから出射する光の照度が高い投射型画像表示装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、光収束手段がミラー部を備え、ミラー部の少なくとも一部に反射部を有することにより、より確実に光が中央部側に反射され、光の利用効率が良好になるとともに、ミラー部の必要な部分にのみ反射部を設けることで、各二次光源像の位置的な干渉を避けることが出来る投射型画像表示装置を提供することを目的とする。
そして、本発明は、光収束手段がスリット部を備え、スリット部の一部に接着剤を充填することにより、接着剤が充填されていない部分が反射部とされ、容易に反射部が形成され、光収束手段が安価に製造される投射型画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る投射型画像表示装置は、発光体と、該発光体から出射した光が入射し、単レンズが縦横に配列されて集光スポットを配列するフライアイレンズと、該フライアイレンズから出射した光を集めて出射する集光レンズと、該集光レンズから出射した光を、画像情報に基づきオン状態とオフ状態とに切り替えて反射させるマイクロミラーを有するDMDと、該DMDが反射した光を被投射体へ投射する投射レンズとを備える投射型画像表示装置において、隣り合う、前記フライアイレンズと前記集光レンズとの間に、光透過性材料からなり、内設した反射部により、前記フライアイレンズの端部側を通る光線を中央部側に反射させ、内側の反射部によりさらに反射させ、前記光線を平行移動させた状態で出射させる光収束手段を備えることを特徴とする。
本発明においては、フライアイレンズの端部側を通る光線を光収束手段の反射部により中央部側に反射させ、該光線を平行移動させた状態で出射させるので、投射レンズの入射瞳における、DMDの反射光有効領域内に多数の二次光源像を結像させ、良好に集光することが出来る。従って、光の利用効率が良好であり、投射レンズから出射する光の照度が良好である。
本発明に係る投射型画像表示装置は、前記光収束手段は、略矩形板状であり、一平面の一辺の両端部側から中央部奥側に向かって傾斜した状態で、他辺の延在方向に延びるミラー部が複数並設され、該ミラー部の少なくとも一部に前記反射部が設けられ、前記平面を前記フライアイレンズ側に向け、光軸に直交させた状態で、前記フライアイレンズと前記集光レンズとの間に配置されていることを特徴とする。
本発明においては、より確実に光が中央部側に反射され、光が入射瞳における反射光有効領域内に良好に集光され、光の利用効率が良好になる。
また、ミラー部の必要な部分にのみ反射部を設けることで、各二次光源像の位置的な干渉を避け、光の利用効率を向上させることが可能になる。
本発明に係る投射型画像表示装置は、前記反射部は、前記ミラー部にアルミニウム又は誘電体多層膜がコーティングされてなることを特徴とする。
本発明においては、容易に反射部が形成され、該反射部により、光が良好に反射される。
本発明に係る投射型画像表示装置は、前記光収束手段は、略矩形板状であり、一平面の一辺の両端部側から中央部奥側に向かって傾斜した状態で他辺の延在方向に延びるスリット部が複数並設され、該スリット部の一部に接着剤が充填され、該接着剤が充填されていない部分が前記反射部とされ、前記平面を前記フライアイレンズ側に向け、光軸に直交させた状態で、前記フライアイレンズと前記集光レンズとの間に配置されていることを特徴とする。
本発明においては、容易に反射部が形成され、光収束手段が安価に製造される。そして、スリット部の必要な部分にのみ反射部を設けるので、各二次光源像の位置的な干渉を避け、光の利用効率を向上させることが可能になる。
本発明に係る投射型画像表示装置は、前記DMDのマイクロミラーが、該DMDの受光面の一辺に対して所定角度傾斜した回動軸周りに回動するように構成されている場合、前記光収束手段が光軸周りに前記所定角度回転させて配置されていることを特徴とする。
本発明においては、光収束手段により、光線がDMDのマイクロミラーの偏向方向に平行で、内向きの方向に移動されて出射されるので、二次光源像が、投射レンズの入射瞳における反射光有効領域内に平行移動し、反射光有効領域内に良好に集光する。
本発明に係る投射型画像表示装置は、前記反射部を光軸方向に複数列備えることを特徴とする。
本発明においては、フライアイレンズの単レンズの数が多い場合に、反射光有効領域内に効率良く集光することが出来る。
本発明に係る投射型画像表示装置は、前記フライアイレンズを複数備え、前記光源側の前記フライアイレンズは、前記単レンズの頂点が該単レンズの中心から偏芯していることを特徴とする。
本発明においては、各二次光源像の位置的な干渉を避け、二次光源像が大きくなって反射光有効領域を外れるのを抑制することが可能である。
本発明の投射型画像表示装置によれば、フライアイレンズの端部側を通過した光線を光収束手段の反射部により中央部側に反射させ、該光線を平行移動させた状態で出射させるので、投射レンズの入射瞳における、DMDのオン状態の反射光有効領域に良好に光を収束させることが出来る。従って、光の利用効率が良好であり、投射レンズから出射する光の照度が良好である。
本発明の投射型画像表示装置によれば、光収束手段がミラー部を備え、ミラー部の少なくとも一部に反射部を有するので、より確実に光が中央部側に反射され、光の利用効率が良好になる。
そして、ミラー部の必要な部分にのみ反射部を設けることで、投射レンズの入射瞳における各二次光源像の位置的な干渉を避けることが出来る。
本発明の投射型画像表示装置によれば、光収束手段がスリット部を備え、スリット部の一部に接着剤が充填され、接着剤が充填されていない部分が反射部とされるので、容易に反射部が形成され、光収束手段が安価に製造されるとともに、各二次光源像の位置的な干渉を避けることが出来る。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る投射型画像表示装置1の構成を示す概略図であり、図2は、投射型画像表示装置1の一部を示す斜視図である。
投射型画像表示装置1は、光源のランプ2に対向するようにカラーホイール3を配置し、ランプ2から出射した光の進行方向においてカラーホイール3より下流となる側に集光レンズ5,6、フライアイレンズ7,8、光収束手段としてのミラーアレイ9、集光レンズ10,11及び反射ミラー12を配置し、反射ミラー12で光をDMD13へ向くように反射させ、DMD13で生成された画像の変調光を投射レンズ14から投射する。
ランプ2は、HIDランプで総称される放電ランプであり、ランプ2の中央に設けられた発光管2aから出射した光は、ガラス基材からなり、楕円面により形成されたリフレクタ(反射鏡)2bで反射して、カラーホイール3へ向かう。
カラーホイール3は、R色,G色及びB色の光を透過させるダイクロイック膜が形成された3つのセグメントに分割されている。
カラーホイール3を出射した光は、集光レンズ5,6により略平行光にされ、フライアイレンズ7に入射する。
図3は、フライアイレンズ7を示す正面図である。
図3に示すように、フライアイレンズ7の基板71には、ランプ2側に凸である単レンズ72,72,…が縦横に配列されている。図中、「×」は、単レンズ72,72,…の中心を示す。単レンズ72の中心とレンズ頂点との基板71上の位置は一致する。DMD13のマイクロミラーは、受光面の一辺に対して45°傾斜した回動軸周りに回動するように構成されている。フライアイレンズ7の単レンズ72,72,…の中心を斜め方向に結ぶ直線は、フライアイレンズ7の基板71の短辺及び長辺に対し45°傾斜しており、マイクロミラーの回動軸の方向と一致している。前記直線間の距離をPとする。フライアイレンズ8もフライアイレンズ7と同一の構成を有しており、フライアイレンズ7と8とは、それぞれ中心を光軸に一致させ、光軸に垂直に配置されている。
フライアイレンズ7,8を光が通過することにより、単レンズ72,72,…の数(フライアイレンズ8の単レンズの数)だけ二次光源像が生じる。
ミラーアレイ9は、ガラス製の矩形板状である。ミラーアレイ9は、平面の正面視の一辺の端部側から中央部奥側に向かって傾斜した状態で、他辺の延在方向に延びるミラー部91,92,93,94,95,96を有する。ミラー部91,92,93,94,95,96の内側の面にはアルミニウムがコーティングされている。外側のミラー部91(96)とこれより内側のミラー部92(95)との間隔は前記Pに相当し、ミラー部92(95)とさらに内側のミラー部93(94)との間隔はPの略1/2である。
なお、ミラー部91,92,93,94,95,96には、増反射アルミニウムコーティング、誘電体多層膜コーティング等により反射面を形成することにしてもよい。
図2に示すように、ミラーアレイ9は、平面の長辺(短辺)がフライアイレンズ8の長辺(短辺)に平行である状態から光軸周りに45°回転させた状態で配置されている。
ミラーアレイ9の幅方向端部側に入射した光線は、ミラー部91(96)で反射され、反射した光線は、さらにミラー部92(95)の外側の面で反射してミラーアレイ9を出射する。また、より内側に入射した光線は、ミラー部92(95)で反射され、反射した光線は、さらにミラー部93(94)の外側の面で反射してミラーアレイ9を出射する。以上のように、フライアイレンズ7,8の端部側を通過した光線はミラーアレイ9により中央部側に反射され、平行移動した状態で出射される。
ミラーアレイ9を出射した光は、集光レンズ10,11により集光され、反射ミラー12で反射されて、DMD13へ向かう。
図示しない制御部はDMD13の同期信号によりカラーホイール3の位相回転制御を行い、例えばDMD13へR色画像データが入力されている時間帯にランプ2の出射光線がカラーホイール3のR色セグメントを通過するように、カラーホイール3を回転させる。
ランプ2の出射光はカラーホイール3を通過することで、順にR色、G色、及びB色の光となり、それと同期してDMD13も順にR、G、B用の画像を形成するので、R、G、B光がDMD13に入出射されることにより順にR、G、B色に着色した画像が生成される。このR、G、B画像が投射レンズ14からスクリーン(図示せず)へ拡大投射される。このスクリーン上に表示されたR、G、B画像は、各々が180Hz以上の人間の色分解能以上の速さで切り替えられるため、錯覚的にカラー画像として視認される。
図4は、投射型画像表示装置1の投射レンズ14の入射瞳における二次光源像F,F…を示す模式図である。各二次光源像Fは、フライアイレンズ7,8の各単位レンズ72等により結像されている。
本実施の形態においては、上述したように、ミラーアレイ9によりフライアイレンズ7,8の端部側を通る光線が内側に平行移動され、光線が収束されているので、図25に示した場合と異なり、二次光源像F,F…がDMD13の反射光の無効領域内に結像することがなく、有効領域内に全て結像していることが分かる。
従って、本実施の形態においては、従来と比較して光の利用効率が向上し、投射光の照度が高い。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2に係る投射型画像表示装置20の一部を示す斜視図である。図中、図2と同一部分は同一符号を付してある。
この投射型画像表示装置20においては、光源2側から順にフライアイレンズ17,18及びミラーアレイ19が、それぞれ中心を光軸に一致させ、互いに長辺(短辺)が平行である状態で配置されている。この投射型画像表示装置20においては、DMDのマイクロミラーの回動軸は、受光面の短辺(長辺)に対して傾斜しておらず、ミラーアレイ19をDMDのマイクロミラーの回動軸の傾斜角度だけ光軸周りに回転させる必要がない。
図6は、フライアイレンズ17を示す正面図である。
図6に示すように、フライアイレンズ17の基板17aには、ランプ2側に凸である単レンズ17b,17b,…が縦横に配列されている。図中、「×」は、単レンズ17b,17b,…の中心を示す。DMDのマイクロミラーは、受光面の短辺に平行である回動軸周りに回動するように構成されており、フライアイレンズ17の単レンズ17b,17b,…の中心を縦方向に結ぶ直線は、回動軸に平行である。前記直線間の距離をPとする。単レンズ17bの中心とレンズ頂点との基板17a上の位置は一致している。
フライアイレンズ18もフライアイレンズ17と同一の構成を有しており、フライアイレンズ17と18とは、それぞれ中心を光軸に一致させ、光軸に垂直に配置されている。
フライアイレンズ17,18を光が通過することにより、単レンズ17b,17b,…の数(フライアイレンズ18の単レンズの数)だけ二次光源像が生じる。
ミラーアレイ19は、ガラス製の矩形板状である。ミラーアレイ19は、平面の幅方向の端部側から中央部奥側に向かって傾斜した状態で、短辺の延在方向に延びるミラー部19a,19b,19c,19d,19e,19fを有する。ミラー部19a,19b,19c,19d,19e,19fの内側の面にはアルミニウムがコーティングされている。外側のミラー部19a(19f)と内側のミラー部19b(19e)との間隔は前記Pに相当する。
ミラーアレイ19の幅方向端部側に入射した光線は、ミラー部19a(19f)で内側に反射され、反射した光線は、さらにミラー部19b(19e)の外側の面で反射してミラーアレイ19を出射する。また、ミラーアレイ19のより内側に入射した光線は、ミラー部19b(19e)で内側に反射され、反射した光線は、さらにミラー部19c(19d)の外側の面で反射してミラーアレイ19を出射する。以上のように、フライアイレンズ17,18の幅方向端部側を通過した光線はミラーアレイ19により中央部側に反射され、平行移動した状態で出射される。
投射型画像表示装置20は、投射型画像表示装置1のフライアイレンズ7,8をフライアイレンズ17,18に変え、ミラーアレイ9をミラーアレイ19に変え、DMD13のマイクロミラーの回動軸が傾斜していないこと以外は、投射型画像表示装置1と同一の構成を有する。
図7は、投射型画像表示装置20の投射レンズ14の入射瞳における二次光源像F,F…を示す模式図である。各二次光源像Fは、フライアイレンズ17,18の各単位レンズ17b等により結像されている。
図8は、ミラーアレイ19を配置しないこと以外は投射型画像表示装置20と同一の構成にした場合の、投射レンズ14の入射瞳における二次光源像F,F…を示す模式図である。
図7及び図8より、投射型画像表示装置20においては、上述したように、ミラーアレイ19によりフライアイレンズ17,18の幅方向端部側を通る光線が内側に平行移動され、光線が収束されているので、二次光源像F、F…がDMDのオン状態の反射光有効領域内に良好に結像していることが分かる。
従って、本実施の形態においては、従来と比較して光の利用効率が向上し、投射光の照度が高い。
実施の形態3.
図9は、本発明の実施の形態3に係る投射型画像表示装置21の構成を示す概略図である。図中、図1と同一部分は同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
投射型画像表示装置21は、DMDを3枚有する3板式の投射型画像表示装置であり、光の分離系及び合成系として、TIRプリズム15及びフィリップスプリズム16を備え、R光用,G光用,B光用のDMD13R,DMD13G,DMD13Bを備える。
TIRプリズム15は、平面視が略直角三角形である第1プリズム15aと、平面視が鋭角三角形である第2プリズム15bと、全反射面15cとを備える。
集光レンズ11を出射し、第1プリズム15aに入射した光は、全反射面15cで全反射して、第1プリズム15aを出射する。
フィリップスプリズム16は、平面視が三角形状である第1プリズム16a,第2プリズム16eと、平面視が台形状である第3プリズム16iとを備える。
第1プリズム16aは、第1プリズム15aを出射した光が入射する第1面16bと、B光を反射させ、R光及びG光を透過させる第1ダイクロイック膜(誘電体多層膜)が形成された第2面16cと、B光が出射し、DMD13Bで反射して再度入射する第3面16dとを備える。ダイクロイック膜は、屈折率がそれぞれ異なる誘電体の多層膜からなり、2以上の波長域の光を分離するものである。
第2プリズム16eは、第2面16cに対向し、R光及びG光が入射する第4面16fと、R光を反射させ、G光を透過させる第2ダイクロイック膜(誘電体多層膜)が形成された第5面16gと、R光が出射し、DMD13Rで反射して再度入射する第6面16hとを備える。
第3プリズム16iは、第5面16gと対向し、G光が入射する第7面16jと、G光が出射し、DMD13Gで反射して再度入射する第8面16kとを備える。
なお、第1ダイクロイック膜が形成される面は、第2面16cに限定されるものではなく、第4面16fに設けてもよく、第2ダイクロイック膜が形成される面は、第5面16gに限定されるものではなく、第7面16jに設けてもよい。
TIRプリズム15の第1プリズム15aを出射し、フィリップスプリズム16の第1プリズム16aに入射した光のうちG光成分は、第2面16cの第1ダイクロイック膜を透過して、第2プリズム16eの第4面16fに入射し、第5面16gの第2ダイクロイック膜を透過して第3プリズム16iの第7面16jに入射し、第8面16kを出射してDMD13Gに入射する。
DMD13Gでオン状態で反射されたG光は、第3プリズム16iの第8面16kに、主光線が垂直となる状態で入射し、第7面16jを出射して第5面16gの第2ダイクロイック膜を透過し、第4面16fを出射して第2面16cの第1ダイクロイック膜を透過し、第1面16bから主光線が垂直となる状態で出射する。
TIRプリズム15の第1プリズム15aを出射し、フィリップスプリズム16の第1プリズム16aに入射した光のうちB光成分は、第2面16cの第1ダイクロイック膜で反射し、第1面16bで全反射して、第3面16dを出射してDMD13Bに入射する。
DMD13Bでオン状態で反射されたB光は、第3面16dに、主光線が垂直となる状態で入射し、第1面16bで全反射し、さらに第2面の第1ダイクロイック膜で反射し、光路が上述のG光の光路に一致した状態で、第1面16bを出射する。
TIRプリズム15の第1プリズム15aを出射し、フィリップスプリズム16の第1プリズム16aに入射した光のうちR光成分は、第2面16cの第1ダイクロイック膜を透過して、第2プリズム16eの第4面16fに入射し、第5面16gの第2ダイクロイック膜で反射し、さらに第4面16fで全反射して、第6面16hを出射し、DMD13Rに入射する。
DMD13Rでオン状態で反射されたR光は、第6面16hに主光線が垂直となる状態で入射し、第4面16fで全反射して第5面16gの第2ダイクロイック膜で反射し、第4面16fを出射して第2面16cの第1ダイクロイック膜を透過し、光路が上述のG光の光路に一致した状態で、第1面16bを出射する。
フィリップスプリズム16を出射した光は、TIRプリズム15の第1プリズム15aに入射し、第2プリズム15bから出射して、投射レンズ14に入射し、DMD13R,13G及び13Bで形成された画像がスクリーン(図示せず)へ拡大投射される。
本実施の形態においては、実施の形態1及び2と同様に、ミラーアレイ9によりフライアイレンズ7,8の端部側を通る光線が内側に平行移動し、光線が収束されているので、投射レンズ14の入射瞳において、DMD13R,13G及び13Bのオン状態の反射光が有効領域内に集光し、光の利用効率が向上し、投射光の照度が高い。
実施の形態4.
図10は、本発明の実施の形態4に係る投射型画像表示装置26のフライアイレンズ27,28、及びミラーアレイ29を示す概略平面図であり、図11はミラーアレイ29を示す背面側の斜視図である。
ミラーアレイ29は、3枚のガラス板を厚み方向に連設してなる。ミラーアレイ29は、平面の正面視の一辺の端部側から中央部側に向かって傾斜した状態で、他辺の延在方向に延び、フライアイレンズ28側の中央側に設けられたミラー部29a,29b,29c,29d,29e,29fと、厚み方向の中央部に設けられ、ミラー部29a,29fに連なるミラー部29h,29iと、ミラー部29h,29iより外側に設けられたミラー部29g,29jと、集光レンズ側に設けられ、ミラー部29g,29jより外側に設けられたミラー部29k,29pと、ミラー部29g,29h間、29i,29j間に設けられたミラー部29m,29nとを有する。
フライアイレンズ27,28を通り、ミラー部29a(29f)側に入射した光線はミラー部29a(29f)で内側に反射し、さらにミラー部29b(29e)で反射してミラーアレイ29を出射する。ミラー部29b(29e)側に入射した光線は、ミラー部29b(29e)で内側に反射し、さらにミラー部29c(29d)で反射してミラーアレイ29を出射する。
ミラー部29g(29j)側に入射した光線は内側に反射し、さらにミラー部29h(29i)で反射してミラーアレイ29を出射する。
ミラー部29k(29p)側に入射した光線は内側に反射し、さらにミラー部29m(29n)で反射してミラーアレイ29を出射する。
図12は、フライアイレンズ27を示す正面図である。
図12に示すように、フライアイレンズ27の基板27aには、ランプ側に凸である単レンズ27b,27b,…が縦横に配列されている。図中、「×」は、単レンズ27b,27b,…の中心を示す。単レンズ27bの中心とレンズ頂点との基板27a上の位置は一致している。DMDのマイクロミラーは、受光面の一辺に対して45°傾斜した回動軸周りに回動するように構成されており、フライアイレンズ27の単レンズ27b,27b,…の中心を斜め方向に結ぶ直線は、フライアイレンズ27の基板27aの短辺及び長辺に対し45°傾斜している。前記直線間の距離をPとする。この距離Pは、ミラー部29a,29b間、29e,29f間の距離に等しい。
フライアイレンズ27の単レンズ27bの数は、フライアイレンズ7及び17の単レンズ72及び17bの数より多い。フライアイレンズ28もフライアイレンズ27と同一の構成を有する。
投射型画像表示装置26は、フライアイレンズ7,8、及びミラーアレイ9をフライアイレンズ27,28,及びミラーアレイ29に変えたこと以外は、投射型画像表示装置1と同一の構成を有する。
図13は、投射型画像表示装置26を用いた場合の、投射レンズ14の入射瞳における二次光源像F,F…を示す模式図である。各二次光源像Fは、フライアイレンズ27,28の各単位レンズ27b等により結像されている。
図14は、ミラーアレイ29を配置しないこと以外は投射型画像表示装置26と同一の構成にした場合の、投射レンズ14の入射瞳における二次光源像F,F…を示す模式図である。
図13より、本実施の形態に係る投射型画像表示装置においては、フライアイレンズ27,28の単レンズ27b等の数が多数であっても、厚み方向に多数のミラー部を有するミラーアレイ29によりフライアイレンズ27,28の幅方向端部側を通る光線が効率良く内側に平行移動され、光線が収束されるので、二次光源像F、F…が有効領域内に良好に結像していることが分かる。
従って、本実施の形態においては、従来と比較して光の利用効率が向上し、投射光の照度が高い。
なお、本実施の形態においては、ミラー部を厚み方向に3列配した場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、2列、4列等でもよく、適宜の列数、配することが出来る。
実施の形態5.
図15は、本発明の実施の形態5に係る投射型画像表示装置に適用する光源側のフライアイレンズ30を示す正面図である。
フライアイレンズ30の基板30aには、光源側に凸である単レンズ30b,30b,…が縦横に配列されている。図中、「×」は、単レンズ30b,30b,…の中心を示す。DMDのマイクロミラーは、受光面の一辺に対して45°傾斜した回動軸周りに回動するように構成されており、フライアイレンズ30の単レンズ30b,30b,…の中心を斜め方向に結ぶ直線は、フライアイレンズ30の基板30aの短辺及び長辺に対し45°傾斜している。前記直線間の距離をPとする。
フライアイレンズ27は、単レンズ30b,30b…の頂点の基板30a上の位置が、それぞれ単レンズ30b,30b…の中心の基板30a上の位置から偏芯しており、頂点が前記直線からずれている。
本実施の形態の投射型画像表示装置は、光源側のフライアイレンズ27をフライアイレンズ30に変えたこと以外は、投射型画像表示装置26と同一の構成を有する。
図16は、本実施の形態に係る投射型画像表示装置を用いた場合の、投射レンズ14の入射瞳における二次光源像F,F…を示す模式図である。各二次光源像Fは、フライアイレンズ30,28の各単レンズ30b等により結像されている。
図17は、ミラーアレイ29を配置しないこと以外は本実施の形態に係る投射型画像表示装置と同一の構成にした場合の、投射レンズ14の入射瞳における二次光源像F,F…を示す模式図である。
図17に示されるように、フライアイレンズ30の単レンズ30bの頂点を単レンズ30bの中心より偏芯させることにより、二次光源像Fは内寄りに結像するが、ミラーアレイ29を配置することにより、さらに内側の有効領域内に結像することが分かる。本実施の形態に係る投射型画像表示装置においては、フライアイレンズ30,28の単レンズ30b等の数が多数であっても、厚み方向に多数のミラー部を有するミラーアレイ29によりフライアイレンズ30,28の幅方向端部側を通る光線が効率良く内側に平行移動され、光線が収束されるので、二次光源像F、F…が有効領域内に結像していることが分かる。
そして、本実施の形態のようにフライアイレンズ30の単レンズ30bの頂点を単レンズ30bの中心より偏芯させることで、各二次光源像Fの位置的な干渉が避けられ、二次光源像Fが大きくなって有効領域を外れるのを抑制することが可能になる。従って、本実施の形態においては、さらに、光の利用効率が向上し、投射光の照度が高くなっている。
なお、ランプ2のリフレクタ2bの形状を変えたり、ランプ2とランプ2側のフライアイレンズとの間に、凸レンズ、凹レンズ、凸シリンドリカルレンズ、凹シリンドリカルレンズ等を組み合わせて配置することによっても、本実施の形態と同様の効果が得られる。また、前記直線間の距離Pを等間隔にしないことによっても、本実施の形態と同様の効果が得られる。
実施の形態6.
図18(a)は、本発明の実施の形態6に係る投射型画像表示装置に適用する光収束板31を示す平面図、図18(b)は、光収束板31を示す正面図である。
ガラス製の光収束板31は、平面の正面視の短辺の端部側から中央部奥側に向かって傾斜した状態で、長辺の延在方向に延びるスリット部31a,31a…を有する。
図18(b)に示すように、光収束板31には、必要部分のみに反射部31c,31c…が形成されている。図18(a)の拡大図に示すように、スリット部31aの反射部31c,31c…を形成しようとする部分以外の部分に、接着剤が充填されて接着剤充填部31bが形成され、この接着剤充填部31bが形成されていない部分が反射部31c,31c…とされる。接着剤充填部31bは、屈折率が光収束板31のスリット部31a以外の部分と同等になり、光を透過させる。接着剤が充填されていない反射部31cはエアギャップであり、全反射面となって、入射した光線を内側に反射させる、又は内側に反射された光線をさらに反射させて出射面に向かわせる。反射部31cには、マイクロビーズ等を挿入することにしてもよい。また、接着剤は、シルク印刷、バブルジェット(登録商標)印刷等の印刷方法によりスリット部31aに塗布することにすれば、容易に所望の形状の反射部31c,31c…を形成することが可能である。
図19は、本実施の形態に係る投射型画像表示装置に適用するフライアイレンズ32を出射した直後の二次光源像F,F…を示す模式図である。フライアイレンズ32の基板32aには、光源側に凸である単レンズ32b,32b,…が縦横に配列されている。図中、「×」は、単レンズ32b,32b,…の中心を示す。単レンズ32bの中心とレンズ頂点との基板32a上の位置は一致している。
本実施の形態に係る投射型画像表示装置は、実施の形態1に係る投射型画像表示装置1のフライアイレンズ7,8及びミラーアレイ9を本実施の形態に係るフライアイレンズ32,32及び光収束板31に置き換えたこと以外は、投射型画像表示装置1と同一の構成を有する。
図20は、本実施の形態に係る投射型画像表示装置の投射レンズ14の入射瞳における二次光源像F,F…を示す模式図である。
図19及び図20より、本実施の形態においては、スリット部31aの必要な部分にのみ反射部31cが設けられているので、各二次光源像F,F…が重なって干渉するのが避けられつつ、良好に有効領域内に結像していることが分かる。従って、光の利用効率が向上する。そして、スリット部31aの接着剤が充填されていない部分が反射部31cとされるので、反射部31c,31c…を低コストに形成することが可能である。
なお、前記実施の形態1乃至6においては、光源としてHIDランプを用いた場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、LED等を用いてもよい。
また、前記実施の形態3において、光の分離・合成プリズムとしてフィリップスプリズムを用いた場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、クロスダイクロイックプリズム等を用いることにしてもよい。
そして、前記実施の形態1乃至6においては、フライアイレンズ7、8、17、18、27、28、30、32の光源側に単レンズを設けた場合につき説明しているが、これに限定されるものではなく、集光レンズ側に設けることにしてもよい。
本発明の実施の形態1に係る投射型画像表示装置の構成を示す概略図である。 図1の投射型画像表示装置の一部を示す斜視図である。 フライアイレンズを示す正面図である。 図1の投射型画像表示装置の投射レンズの入射瞳における二次光源像を示す模式図である。 本発明の実施の形態2に係る投射型画像表示装置の一部を示す斜視図である。 フライアイレンズを示す正面図である。 図5の投射型画像表示装置の投射レンズの入射瞳における二次光源像を示す模式図である。 ミラーアレイを配置しないこと以外は図5の投射型画像表示装置と同一の構成にした場合の、投射レンズの入射瞳における二次光源像を示す模式図である。 本発明の実施の形態3に係る投射型画像表示装置の構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態4に係る投射型画像表示装置のフライアイレンズ及びミラーアレイを示す概略平面図である。 ミラーアレイを示す背面側の斜視図である。 フライアイレンズを示す正面図である。 実施の形態4に係る投射型画像表示装置の投射レンズの入射瞳における二次光源像を示す模式図である。 ミラーアレイを配置しないこと以外は実施の形態4に係る投射型画像表示装置と同一の構成にした場合の、投射レンズの入射瞳における二次光源像を示す模式図である。 本発明の実施の形態5に係る投射型画像表示装置に適用する光源側のフライアイレンズを示す正面図である。 実施の形態5に係る投射型画像表示装置の投射レンズの入射瞳における二次光源像を示す模式図である。 ミラーアレイを配置しないこと以外は実施の形態5に係る投射型画像表示装置と同一の構成にした場合の、投射レンズの入射瞳における二次光源像を示す模式図である。 (a)は、本発明の実施の形態6に係る投射型画像表示装置に適用する光収束板を示す平面図、(b)は、光収束板を示す正面図である。 実施の形態6に係る投射型画像表示装置に適用するフライアイレンズを出射した直後の二次光源像F,F…を示す模式図である。 実施の形態6に係る投射型画像表示装置の投射レンズの入射瞳における二次光源像を示す模式図である。 従来の投射型画像表示装置の構成を示す概略図である。 DMDのマイクロミラーを示す模式図である。 DMDのオン状態の反射光の有効領域を示す模式図である。 フライアイレンズを示す正面図である。 図21の投射型画像表示装置の投射レンズの入射瞳における二次光源像F,F…を示す模式図である。
符号の説明
1、20、21、26 投射型画像表示装置
2 ランプ
3 カラーホイール
5、6、10、11 集光レンズ
7、8、17、18、27、28、30、32 フライアイレンズ
71、17a、27a、30a、32a 基板
72、17b、27b、30b、32b 単レンズ
9、19、29 ミラーアレイ
91、92、93、94、95、96、19a、19b、19c、19d、19e、19f、29a、29b、29c、29d、29e、29f、29g、29h、29i、29j、29k、29m、29n、29p ミラー部
12 反射ミラー
13、13R、13G、13B DMD
14 投射レンズ
15 TIRプリズム
16 フィリップスプリズム
31 光収束板
31a スリット部
31b 接着剤充填部
31c 反射部

Claims (7)

  1. 発光体と、該発光体から出射した光が入射し、単レンズが縦横に配列されて集光スポットを配列するフライアイレンズと、該フライアイレンズから出射した光を集めて出射する集光レンズと、該集光レンズから出射した光を、画像情報に基づきオン状態とオフ状態とに切り替えて反射させるマイクロミラーを有するDMDと、該DMDが反射した光を被投射体へ投射する投射レンズとを備える投射型画像表示装置において、
    隣り合う、前記フライアイレンズと前記集光レンズとの間に、光透過性材料からなり、内設した反射部により、前記フライアイレンズの端部側を通る光線を中央部側に反射させ、内側の反射部によりさらに反射させ、前記光線を平行移動させた状態で出射させる光収束手段を備えることを特徴とする投射型画像表示装置。
  2. 前記光収束手段は、略矩形板状であり、
    一平面の一辺の両端部側から中央部奥側に向かって傾斜した状態で、他辺の延在方向に延びるミラー部が複数並設され、該ミラー部の少なくとも一部に前記反射部が設けられ、
    前記平面を前記フライアイレンズ側に向け、光軸に直交させた状態で、前記フライアイレンズと前記集光レンズとの間に配置されている請求項1に記載の投射型画像表示装置。
  3. 前記反射部は、前記ミラー部にアルミニウム又は誘電体多層膜がコーティングされてなる請求項2に記載の投射型画像表示装置。
  4. 前記光収束手段は、略矩形板状であり、
    一平面の一辺の両端部側から中央部奥側に向かって傾斜した状態で他辺の延在方向に延びるスリット部が複数並設され、該スリット部の一部に接着剤が充填され、該接着剤が充填されていない部分が前記反射部とされ、
    前記平面を前記フライアイレンズ側に向け、光軸に直交させた状態で、前記フライアイレンズと前記集光レンズとの間に配置されている請求項1に記載の投射型画像表示装置。
  5. 前記DMDのマイクロミラーが、該DMDの受光面の一辺に対して所定角度傾斜した回動軸周りに回動するように構成されている場合、前記光収束手段が光軸周りに前記所定角度回転させて配置されている請求項1乃至4のいずれか1つに記載の投射型画像表示装置。
  6. 前記反射部を光軸方向に複数列備える請求項1乃至5のいずれか1つに記載の投射型画像表示装置。
  7. 前記フライアイレンズを複数備え、
    前記光源側の前記フライアイレンズは、前記単レンズの頂点が該単レンズの中心から偏芯している請求項1乃至6のいずれか1つに記載の投射型画像表示装置。
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