JP4668114B2 - 気体清浄機 - Google Patents

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Description

本発明は、気体清浄機に関し、特に、付属装置を含む気体清浄機に関する。
気体清浄機は、オフィスビル、工場、病院、老人ホーム、映画館、一般家庭など大空間から小空間まで幅広い範囲で好適に用いられている。室内の汚染の特性が変化したことと技術の進歩とにより、従来のような粒子状物質のみを対象とする装置ばかりではなく、次に述べるフィルタを組み込んだ気体清浄機が市販されるようになってきている。そのフィルタとは、ガス状の有害物質を清浄化するためのフィルタである。ガス状の有害物質の例には、ホルムアルデヒド、VOC(Volatile Organic Compounds、揮発性有機化合物)、CO(一酸化炭素)、あるいは臭気などがある。このような有害物質の拡散のうち住宅での拡散が特に問題となっている。
ガス状の有害物質を浄化する方式として、物理吸着を利用した物理吸着方式や、ケミカル反応を利用した化学吸着方式や、分解方式などが知られている。物理吸着方式は、プレフィルタの後方に多孔質の無機物質または活性炭を含んだフィルタを設置し、そこを通ったガス状物質を吸着させることにより、ガス状の有害物質を除去する方式である。化学吸着方式は、中和、酸化還元、縮合反応、あるいはイオン交換反応といった活性炭表面の添着剤とガス状物質との反応を利用することにより、ガス状の有害物質を除去する方式である。分解方式は、フィルタにコーティングされた光触媒により、空気中の有害物質を分解する方式である。光触媒方式は、オゾンや酸化チタンなどの酸化作用を利用して空気中の有害物質を分解する方式である。
ところで、ガス状の有害物質を清浄化するフィルタは、使用した時間とともに吸着力または分解能力が低下する。吸着力または分解能力が低下するので、そのフィルタは定期的に新品に交換されなくてはならない。しかしながら、フィルタの交換は多大な労力と費用とを必要とする面倒な作業である。労力と費用とを必要とするので、フィルタが搭載された気体清浄機のランニングコストは高くなる。
気体清浄機のランニングコストが高くなるという問題を解決するために、特許文献1や特許文献2に記載されている発明が提案されている。
特許文献1は、空気中の塵埃を捕集する集塵フィルタと、空気中の臭気成分を吸着除去する脱臭フィルタと、これらの集塵フィルタおよび脱臭フィルタに空気を通すファンとを備えた空気清浄機を開示する。この空気清浄機は、脱臭フィルタが加熱により臭気成分を放出する性質を有するものであり、当該脱臭フィルタに近接して通気性を有するヒータを設けたことを特徴とする。
特許文献1に開示された発明によると、脱臭フィルタを再生可能とし、脱臭フィルタの交換を不要として、ランニングコストの低い空気清浄機を提供できる。
特許文献2は、幅が広いリング状のフィルタと、一部が空調機の空気流路を横断するようにフィルタを設置するとともに、フィルタを移動させるための機構と、フィルタの他の一部を浸すための洗浄再生液を収容する再生槽とを備えるフィルタ洗浄装置を開示する。
特許文献2に開示された発明によると、空調機のフィルタを取外すことなく装着状態で自動的に洗浄できて、フィルタの長寿命化および交換頻度の大幅な低減を達成できる上に、保守作業やコストも低減できる。
特開平10−15332号公報 特開2000−355216号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に開示された発明では、活性炭や多孔質の無機物質を含むフィルタなどには有効であるが、ケミカル(不可逆)反応を利用したフィルタその他多くのフィルタが使用される場合、フィルタの交換が不可欠であるという問題点がある。このような問題点が及ぼす悪影響は、2種類以上の有害物質の除去剤が1つのフィルタに担持されている場合、特に大きくなる。除去剤のうち1種類が劣化した場合、他の除去剤が劣化していないのにも関わらず、フィルタをまるごと新品に交換する必要が生じるためである。
本発明は上記の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ケミカル反応を利用したフィルタの交換を不要とする気体清浄機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、気体清浄機は、保持手段と、気体移送手段と、貯蔵手段と、固定手段と、制御手段と、第1検知手段と、第2検知手段と、除去能力判断手段と、使用環境選択手段とを含む。保持手段は、気体の中の物質である第1物質を除去する第2物質を保持する。気体移送手段は、保持手段に対して気体を移送する。貯蔵手段は、複数種類の2物質を貯蔵する。固定手段は、貯蔵手段が貯蔵した第2物質を保持手段に固定する。制御手段は、第2物質を保持手段に固定させる際に、固定手段を制御する。第1検知手段は、第2物質を固定した保持手段を通過する前の気体における第1物質の濃度を検知する。第2検知手段は、第2物質を固定した保持手段を通過した後の気体における第1物質の濃度を検知する。除去能力判断手段は、第1検知手段により検知された第1物質の濃度と第2検知手段により検知された第1物質の濃度とから第2物質による第1物質除去の程度を判断する。使用環境選択手段は、ユーザの指示により選択される。制御手段は、使用環境選択手段による選択結果と除去能力判断手段が判断した第1物質除去の程度とに基づき、第2物質の種類と量とを調節し、固定手段を制御して保持手段に固定させる。除去能力判断手段は、保持手段に固定させている第2物質による第1物質除去能力の高さを表わす値が閾値以下か否かを判断する。第1物質除去能力の高さを表わす値が閾値以下であると除去能力判断手段が判断すると、制御手段は、固定手段を制御して保持手段に第2物質を補充固定させる。
また、上述した固定手段は、複数種類の第2物質のいずれかを保持手段に固定することが望ましい。併せて、制御手段は、複数種類の第2物質のいずれかを固定させる際に、固定手段を制御することが望ましい。
もしくは、上述した制御手段は、固定手段を制御して保持手段の領域ごとに異なる第2物質を固定させることが望ましい。
もしくは、上述した気体清浄機は、保持手段が保持する第2物質の組合せを表わす指令を入力する入力手段をさらに含むことが望ましい。併せて、制御手段は、指令に応じて固定手段を制御することが望ましい。
もしくは、上述した気体清浄機は、第1物質除去能力の高さを表わす値が閾値以下であると除去能力判断手段が判断すると、情報を出力する出力手段をさらに含むことが望ましい。
また、上述した固定手段は、付加手段と、焼成手段とを含むことが望ましい。付加手段は、貯蔵手段が貯蔵した第2物質を保持手段に付加する。焼成手段は、付加手段が付加した第2物質を焼成する。
また、上述した気体清浄機は、記憶手段をさらに含むことが望ましい。記憶手段は、気体における第1物質の濃度と、気体移送手段による気体の移送量と、第2物質の量に対する第1物質の除去率とに対応付けられた情報を記憶する。併せて、制御手段は、記憶手段が記憶した情報のうち第1検知手段が検知した第1物質の濃度と、気体移送手段による気体の移送量とに対応す2物の量を、固定手段を制御して保持手段に固定させることが望ましい。
本発明に係る気体清浄機は、ケミカル反応を利用したフィルタの交換を不要とすることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
<第1の実施の形態>
図1は、本実施の形態にかかる気体清浄機の概略図である。図1を参照して、気体清浄機は、筐体10と、第1フィルタ12と、担持装置14と、第2フィルタ16と、送風機18と、汚染センサ20と、清浄センサ22と、処理装置24と、報知部26と、操作部28とを含む。
筐体10は、空気通路82を確保する。第1フィルタ12は、粉塵などの粒子状物質を吸着することによりそれらを除去する。担持装置14は、除去剤を第2フィルタ16に固定する。なお、本発明において「除去剤」とは気体の中の物質を除去する物質を意味する。本実施の形態の場合、除去剤は、気体に含まれたガス状の有害物質を吸着し、分解し、無害化する。これにより、その有害物質が含まれていた気体は清浄化される。第2フィルタ16は、除去剤を保持する。送風機18は、筐体10の空気通路82に空気を取込む。これにより、送風機18は、第2フィルタ16が保持する除去剤に対して気体を移送することとなる。汚染センサ20は、導入口30の近傍に設置され、除去剤が有害物質を除去する前の空気における、有害物質の濃度を検知する。清浄センサ22は、排出口32の近傍に設置され、除去剤が有害物質を除去した後の空気における有害物質の濃度を検知する。汚染センサ20と清浄センサ22との間での有害物質の濃度差に基づき、第2フィルタ16の性能劣化を評価することが可能となっている。処理装置24は、本実施の形態にかかる気体清浄機が稼動するために必要な処理を実施する。報知部26は、情報を出力する装置である。報知部26が出力する情報は、第2フィルタ16の能力が低下したことをユーザに報知するための情報である。操作部28は、本実施の形態にかかる気体清浄機を操作するためにユーザが指令を入力する装置である。
筐体10は、汚染物質を含有する空気を取り込む導入口30と、清浄化された空気を排出する排出口32とを含む。
本実施の形態の場合、第2フィルタ16には、2種類以上の除去剤がそれぞれ異なる領域に固定されている。それらの除去剤の組み合わせについての制限は特にない。本実施の形態の場合、比重が空気より軽い物質についての除去剤が第2フィルタ16の上半分に固着され、比重が空気より重い物質についての除去剤が第2フィルタ16の下半分に固定されていることとする。
担持装置14は、噴霧装置34と加熱装置36とから構成される。噴霧装置34は、第2フィルタ16に除去剤を含有した溶液を吹付ける。これにより、後述するタンク50が溶液80として貯蔵した除去剤は、噴霧装置34によって第2フィルタ16に付加される。加熱装置36は、除去剤が吹付けられた第2フィルタ16を加熱することにより、噴霧装置34が付加した除去剤を焼成する。
汚染センサ20はどのようなものでも良く、たとえば、半導体式センサ、電気化学式センサ、電磁気式センサ、化学発光式センサ、熱伝導式センサ、水素炎イオン化式センサ、非分散赤外線式センサ、紫外線パルス蛍光式、紫外線吸収式センサ、フォトイオン化式センサ、定電位電化式センサ、接触燃焼式センサ、合成二分子膜皮膜センサ、イオン交換樹脂センサ、クロマトグラフィー式センサなどが用いられる。
清浄センサ22はどのようなものでも良く、たとえば、半導体式センサ、電気化学式センサ、電磁気式センサ、化学発光式センサ、熱伝導式センサ、水素炎イオン化式センサ、非分散赤外線式センサ、紫外線パルス蛍光式、紫外線吸収式センサ、フォトイオン化式センサ、定電位電化式センサ、接触燃焼式センサ、合成二分子膜皮膜センサ、イオン交換樹脂センサ、クロマトグラフィー式センサなどが用いられる。
本実施の形態の場合、ガス状の有害物質を除去できるものであれば、除去剤はどのような薬剤であってもよい。除去剤の例は、ガス状の有害物質を中和する物質や、ガス状の有害物質を酸化する物質や、ガス状の有害物質を還元する物質や、縮合反応やイオン交換反応などによりガス状の有害物質を吸着する物質や、酸化作用などによりガス状の有害物質を分解する貴金属触媒や酸化チタン触媒である。これらの具体的な例は、硝酸、過マンガン酸塩、次クロム酸塩、次亜鉛素酸塩、塩素酸塩、カルボン酸系化合物、フェノール系化合物、燐酸系化合物ヒドラジン類、脂肪族アミン類、芳香族アミン類、尿素類などの有機化合物、亜硫酸塩、アルカリ金属あるいはアルカリ土類金属などの酸化物および水酸化物、ヨウ素、臭素およびそれらのアルカリ金属またはアルカリ土類金属との化合物、白金化合物、酵素などである。なお、これらの除去剤は、当該分野で公知の材料により構成することができ、公知の方法で形成することができる。
処理装置24は、汚染センサ20および清浄センサ22に連結された評価部38と、評価部38に連結された制御部40と、制御部40に連結された記憶部42とを含む。評価部38は、汚染センサ20および清浄センサ22の出力に基づき、汚染センサ20が検知した濃度と清浄センサ22が検知した濃度との差が閾値以上か否かを判断する装置である。制御部40は、担持装置14、送風機18、報知部26および評価部38の動作を制御する装置である。記憶部42は、制御用のパラメータを記憶する。本実施の形態の場合、制御用のパラメータは、噴霧装置34の各部を動作させるために必要な情報である。本実施の形態の場合、制御用のパラメータは、第2フィルタ16に固定される除去剤に対応付けられることとする。
報知部26の具体的な構成は、第2フィルタ16の再生が必要であることをユーザが認識できれば特に制限はない。本実施の形態の場合、報知部26は、LED(Light Emitting Diode)ランプと液晶画面と警報とを含むこととする。
図2は、図1の担持装置14の構成を表わす図である。図2を参照して、噴霧装置34は、除去剤が含有された溶液80をそれぞれ貯蔵する複数のタンク50と、噴霧される溶液80の種類を必要に応じて切替る切替バルブ52と、除去剤を含有した溶液80に圧力を加える第1ポンプ54と、溶液80を輸送する溶液管56と、溶液80を噴霧するスプレーノズル58と、レール方式やスクリューシャフト方式などの機構によりスプレーノズル58に第2フィルタ16の周囲を移動させる第1移動機60と、加圧された空気を輸送する空気管62と、空気に圧力を加える第2ポンプ64とを含む。複数のタンク50は、それぞれ互いに異なる種類の溶液80を貯蔵する。加熱装置36は、抵抗器などからなり、各種の除去剤に対応した適温に溶液80を加熱し、噴霧した除去剤を乾燥させたり焼成させたりするヒータ70と、レール方式やスクリューシャフト方式などの機構により第2フィルタ16に対しヒータ70を移動させる第2移動機72とを含む。なお、スプレーノズル58が空気の流れをさえぎるので、溶液80を噴霧しない期間には、スプレーノズル58を第2フィルタ16の表面から外れた位置に待機させた方がよい。
図3を参照して、本実施の形態にかかる気体清浄機で実行されるプログラムは、第2フィルタ16の再生に関し、以下のような制御を実行する。
ステップS200にて、制御部40は、ユーザが操作部28に入力した指令を検出する。本実施の形態の場合、ユーザが操作部28に入力した指令は、第2フィルタ16が保持する除去剤の組合せを表わす指令であることとする。
ステップS202にて、制御部40は、操作部28に入力された指令が第2フィルタ16の再生についての指令を表わす情報か否かを判断する。第2フィルタ16の再生についての指令と判断した場合には(ステップS202にてYES)、処理はステップS204へと移される。もしそうでないと(ステップS202にてNO)、処理はステップS216へと移される。
ステップS204にて、制御部40は、記憶部42から制御用のパラメータを読出す。制御部40は、記憶部42が記憶するパラメータのうちステップS200にて入力された指令が表す除去剤についてのパラメータを読出す。パラメータが読出されると、制御部40は、自らが内蔵するレジスタにそのパラメータを記憶させる。
ステップS206にて、第1移動機60は、制御部40の制御に応じて、第2フィルタ16上の所定の位置へスプレーノズル58を移動させる。この位置は制御部40のレジスタに記憶されたパラメータが表わす位置である。
ステップS208にて、切替バルブ52は、制御部40の制御に応じて溶液80の流れる経路を制御する。
ステップS210にて、第1ポンプ54と第2ポンプ64とは、制御部40の制御に応じて、駆動を開始する。これにより、タンク50が貯蔵した溶液80が含む除去剤は、第2フィルタ16に付加される。
ステップS212にて、第1移動機60は、制御部40の制御に応じて、予め定められた手順に従って溶液80を噴霧中のスプレーノズル58を移動させる。ステップS204からステップS212までの処理により、制御部40は、操作部28に入力された指令に応じて噴霧装置34を制御することとなる。上述したように、比重が空気より軽い物質についての除去剤が第2フィルタ16の上半分に固定され、比重が空気より重い物質についての除去剤が第2フィルタ16の下半分に固定されているので、制御部40は、領域ごとに異なる除去剤を固定するように、噴霧装置34を制御することとなる。
ステップS214にて、制御部40は、第2フィルタ16の除去剤を再生するための制御を終了するか否かを判断する。制御を終了すると判断した場合には(ステップS214にてYES)、処理は終了する。もしそうでないと(ステップS214にてNO)、処理はステップS200へと移される。
ステップS216にて、汚染センサ20は、評価部38の制御により、導入口30から流入する空気中の有害物質の、種類と濃度とを一定時間モニタする。併せて、清浄センサ22は、評価部38の制御により、排出口32から流出する空気中の有害物質の、種類と濃度とを一定時間モニタする。このとき、汚染センサ20と清浄センサ22と評価部38とは、除去剤が有害物質を除去する能力の高さを表わす値が閾値以下か否かを検知する装置として動作している。
ステップS218にて、評価部38は、汚染センサ20が送信する測定値と清浄センサ22が送信する測定値とを受信する。測定値は、第2フィルタ16が除去できる有害物質ごとに通信される。それらの測定値が受信されると、評価部38は、それらの測定値に基づいて、除去剤の劣化度を算出する。劣化度は、有害物質を除去する能力の高さを表わす値である。劣化度は、除去剤の種類ごとに算出される。劣化度が算出されると、評価部38は、劣化度が閾値を越えたか否かに基づいて、第2フィルタ16に担持された除去剤のうち少なくとも1種類の除去剤の再生が必要か否かを判断する。除去剤の再生が必要と判断した場合(ステップS218にてYES)、処理はステップS220へと移される。もしそうでないと(ステップS218にてNO)、処理はステップS214へと移される。
ステップS220にて、汚染センサ20が送信する測定値と清浄センサ22が送信する測定値とに応じて、制御部40は、制御用のパラメータを自らが内蔵するレジスタに記憶させる。このステップからステップS212までの処理により、制御部40は、劣化度が閾値以下であることを汚染センサ20と清浄センサ22と評価部38とが検知すると、噴霧装置34を制御することとなる。併せて、報知部26は、情報を出力する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、気体清浄機の動作について説明する。
[手動で第2フィルタ16を再生させる場合]
気体清浄機は、送風機18を運転する。送風機18が運転されると、有害物質を含有する空気は筐体10の内部の空気通路82に取込まれる。第1フィルタ12は、粉塵などの粒子状物質を吸着によりその空気から除去する。第2フィルタ16は、その空気に含まれたガス状の有害物質を除去剤により吸着したり分解したりする。これにより、空気は排出口32から排出されるまでに無害化されている。
制御部40は、操作部28にユーザが入力した指令を検出する(ステップS200)。指令が検出されると、制御部40は、操作部28に入力された指令が第2フィルタ16の再生についての指令を表わすか否かを判断する(ステップS202)。この場合、操作部28に入力された指令が第2フィルタ16の再生についての指令を表わすとすると(ステップS202にてYES)、制御部40は、ステップS200にて入力された指令に応じて制御用のパラメータをレジスタに記憶させる(ステップS204)。パラメータがレジスタに記憶されると、第1移動機60は、所定の位置へスプレーノズル58を移動させる(ステップS206)。スプレーノズル58が移動されると、切替バルブ52は、制御部40の制御に応じて、溶液80が流れる経路を切替える(ステップS208)。経路が切替えられると、制御部40は、第1ポンプ54と第2ポンプ64とは、駆動を開始する(ステップS210)。ポンプの駆動が開始されると、第1移動機60は、制御部40の制御に応じてスプレーノズル58を移動させる(ステップS212)。
スプレーノズル58が移動されると、制御部40は、第2フィルタ16の除去剤を再生するための制御を終了するか否かを判断する(ステップS214)。この場合、制御を終了することとすると(ステップS214にてYES)、処理は終了する。
[自動で第2フィルタ16を再生させる場合]
ステップS200の処理を経て、制御部40は、操作部28に入力された指令が第2フィルタ16の再生についての指令を表わすか否かを判断する(ステップS202)。この場合、指令はそのような再生についての指令でないこととすると(ステップS202にてNO)、評価部38は、汚染センサ20と清浄センサ22とに測定値を出力させる(ステップS216)。測定値が出力されると、評価部38は、その測定値に基づいて、第2フィルタ16の再生が必要か否かを判断する(ステップS218)。この場合、第2フィルタ16の再生が必要とすると(ステップS218にてYES)、制御部40は、汚染センサ20と清浄センサ22とが出力した値に応じてパラメータをレジスタに記憶させる(ステップS220)。
パラメータがレジスタに記憶されると、ステップS204〜ステップS212の処理が実施される。これにより、第2フィルタ16に除去剤が固定される。
以上のようにして、本実施の形態にかかる気体清浄機は、第2フィルタの性能が劣化していると認識したユーザのマニュアル操作により、除去剤を再度固定させることができる。これにより、第2フィルタの再生が可能となる。第2フィルタの再生が可能なので、本実施の形態に係る気体清浄機のユーザは、高額の費用と面倒で多大な労力とを必要とする第2フィルタの交換作業を省略できる。併せて、本実施の形態に係る気体清浄機は、除去特性が常に優れた状態で有害物質を除去できる。併せて、本実施の形態に係る気体清浄機は、実際には不適当なフィルタがユーザによって取り付けられることを防止できる。不適当なフィルタが取り付けられることが防止されると、本実施の形態に係る気体清浄機が本来の性能を発揮できる。
また、本実施の形態に係る気体清浄機は、第2フィルタの性能が劣化していると評価部によって評価された場合、除去剤を自動的に再固定する。第2フィルタの性能のうちある物質についての性能が劣化していると評価された場合、その物質を除去するための除去剤が再固定される。第2フィルタに再固定された除去剤は、有害物質を多く吸着したことや有害物質と反応できる官能基が減少することにより、経時的に劣化する。劣化した除去剤の上に新たな除去剤を固定することにより、第2フィルタの性能は回復する。
なお、本実施の形態の第1の変形例として、気体清浄機は、第1フィルタ12を備えなくてもよい。
また、本実施の形態の第2の変形例として、気体清浄機は、活性炭、紫外線発生装置、あるいはイオン発生装置などを第1フィルタ12に代えて含んでもよい。
また、本実施の形態の第3の変形例として、気体清浄機は、活性炭、紫外線発生装置、あるいはイオン発生装置などを第1フィルタ12に代えて含んでもよい。
また、本実施の形態の第4の変形例として、気体清浄機は、噴霧装置34に代え、インクジェット方式などの方式で溶液80を噴霧する装置を含んでもよい。
また、本実施の形態の第5の変形例として、ステップS216、ステップS218、およびステップS220の処理は実施されなくてもよい。この場合、ステップS202にて操作部28に入力された情報が第2フィルタ16の再生についての指令でなければ、処理はステップS214へと移される。処理がステップS202からステップS214へ直接移される場合、ステップS200からステップS214までの処理の間においてステップS216の処理が実施され、かつ除去剤の劣化度が閾値を越えると報知部26がそのことを報知するという処理が実施されてもよい。
また、本実施の形態の第6の変形例として、ステップS202からステップS204までの処理が実施されなくてもよい。この場合、ステップS200、ステップS216、ステップS218、ステップS220、およびステップS206からステップS214までの処理が定期的に実施されることとなる。
また、本実施の形態の第7の変形例として、担持装置14は、1つのタンク50のみを含んでもよい。この場合、第2フィルタ16に付加される除去剤は1種類であってもよい。
また、本実施の形態の第8の変形例として、噴霧装置34は、図2に示したタンク50のうちいずれか1つのタンクの溶液80のみを吹付けてもよい。この場合、担持装置14は、複数の種類の除去剤のいずれかを第2フィルタ16に固定することとなる。併せて、制御部40は、複数の種類の除去剤のいずれかを固定するように、担持装置14を制御することとなる。
<第2の実施の形態>
図4は、本実施の形態にかかる気体清浄機の概略図である。図4を参照して、本実施の形態に係る気体清浄機は、第1の実施の形態にかかる操作部28に代え、操作部90を含む。操作部90は、環境スイッチを含む。「環境スイッチ」は、本実施の形態に係る気体清浄機の使用環境にそれぞれ対応付けられたスイッチである。本実施の形態にかかる操作部90は、環境スイッチとして、建物の種別毎に区分されるスイッチを含む。建物の種別毎に区分されるスイッチには、工場の環境に対応する工場スイッチ、病院の環境に対応する病院スイッチ、美術館の環境に対応する美術館スイッチ、博物館の環境に対応する博物館スイッチ、学校の環境に対応する学校スイッチ、老人ホームの環境に対応する老人ホームスイッチ、集合住宅の環境に対応する集合住宅スイッチ、一戸建て住宅の環境に対応する一戸建て住宅スイッチ、事務所ビルの環境に対応する事務所ビルスイッチ、および食堂の環境に対応する食堂スイッチが含まれる。本実施の形態の場合、環境スイッチは、ボタン式スイッチとして実現される。
本実施の形態にかかる記憶部42は、環境スイッチ毎に条件データを記憶する。条件データは、除去剤の種類の情報と除去剤の量の情報とを含む。環境スイッチが有害物質の濃度と、空気の風量と、除去剤の量に対する有害物質の除去率とに対応付けられているので、条件データもそれらに対応付けられている。
なお、その他のハードウェア構成については前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
図5を参照して、本実施の形態にかかる気体清浄機で実行されるプログラムは、第2フィルタ16の再生に関し、以下のような制御を実行する。なお、図5に示すフローチャートの中で、前述の図3に示した処理は同じステップ番号を付してある。それらの処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
ステップS250にて、制御部40は、ユーザが操作部90に入力した指令を検出する。
ステップS252にて、制御部40は、操作部90に入力された情報が第2フィルタ16の担持についての指令か否かを判断する。本実施の形態の場合、「第2フィルタ16の担持」とは、除去剤が固定されていない第2フィルタ16に除去剤を固定することを意味する。第2フィルタ16の担持についての指令と判断した場合には(ステップS252にてYES)、処理はステップS204へと移される。もしそうでないと(ステップS252にてNO)、処理はステップS216へと移される。
ステップS254にて、評価部38は、汚染センサ20が出力した値と清浄センサ22が出力した値とを基に第2フィルタ16の担持が必要か否かを判断する。第2フィルタ16の担持が必要と判断した場合には(ステップS254にてYES)、処理はステップS256へと移される。もしそうでないと(ステップS254にてNO)、処理はステップS214へと移される。
ステップS256にて、制御部40は、汚染センサ20が出力した測定値に応じて、除去用の種類や量を決定する。
ステップS258にて、制御部40は、制御部40自身が決定した値に応じて制御用のパラメータをレジスタに記憶させる。
[ユーザの操作に応じて第2フィルタ16を形成する場合]
操作部90はユーザが入力した指令を検出する(ステップS250)。指令が検出されると、制御部40は、第2フィルタ16の担持についての指令か否かを判断する(ステップS252)。この場合、第2フィルタ16の担持についての指令であることとすると(ステップS252にてYES)、ステップS204の処理を経て、第1移動機60は、第2フィルタ16上の所定の位置へスプレーノズル58を移動させる(ステップS206)。スプレーノズル58が移動されると、ステップS208〜ステップS212の処理により、使用環境に即した第2フィルタが形成される。
[自動で第2フィルタ16を形成する場合]
ステップS216の処理を経て、評価部38は、第2フィルタ16の担持が必要か否かを判断する(ステップS254)。この場合、第2フィルタ16の担持が必要と判断したとすると(ステップS254にてYES)、制御部40は、汚染センサ20が出力した測定値に応じて、制御部40は除去剤の種類や量を決定する(ステップS256)。制御用のパラメータが記憶されると、制御部40は、自らが決定した値に応じてそのパラメータの値をレジスタに記憶させる(ステップS258)。その後、ステップS206〜ステップS212の処理により、使用環境に即した第2フィルタが形成される。これにより、制御部40は、記憶部42が記憶した情報のうち汚染センサ20と清浄センサ22とが検知した濃度に対応する情報が表わす量の除去剤を第2フィルタ16に固定するように、噴霧装置34を制御することとなる。
以上のようにして、本実施の形態に係る気体清浄機は、環境スイッチをユーザが選択すると、条件データに基づいて第2フィルタの所定の領域に除去剤を担持させる。これにより、使用環境に応じた最適な第2フィルタが形成される。使用環境に応じた最適な第2フィルタが形成されるので、本実施の形態に係る気体清浄機は、使用環境に適合した高性能な装置となる。
また、本実施の形態に係る気体清浄機は、有害物質の種類や濃度と、フラッシュメモリに記憶された条件データとに基づいて、第2フィルタの所定の領域に最適な除去剤を担持させる。これにより、使用環境に応じた最適な第2フィルタが自動的に作製される。併せて、本実施の形態に係る気体清浄機は、ユーザによって実際には不適当なフィルタが取り付けられることを防止できる。不適当なフィルタが取り付けられることが防止されると、本実施の形態に係る気体清浄機が本来の性能を発揮できる。
なお、本実施の形態の第1の変形例にかかる操作部90は、環境スイッチとして、建物の種類別に区分されるスイッチに代え、部屋の種別毎に区分されるスイッチを含んでもよい。部屋の種別毎に区分されるスイッチには、トイレの環境に対応するトイレスイッチ、台所の環境に対応する台所スイッチ、風呂の環境に対応する風呂スイッチ、喫煙所の環境に対応する喫煙所スイッチ、寝室の環境に対応する寝室スイッチ、居間の環境に対応する居間スイッチ、会議室の環境に対応する会議室スイッチ、クリーンルームの環境に対応するクリーンルームスイッチが含まれる。また、操作部90は、建物の種類別に区分されるスイッチと共に部屋の種別毎に区分されるスイッチを含んでもよい。この場合、建物の種類別に区分されるスイッチと部屋の種別毎に区分されるスイッチとをユーザは同時に操作してよい。建物の種類別に区分されるスイッチと部屋の種別毎に区分されるスイッチとが同時に操作される場合、ステップS206にて、制御部40は、予め記憶された条件データのうち操作されるスイッチの組合せに対応するデータを読出すこととなる。
また、本実施の形態の第2の変形例にかかる操作部90は、環境スイッチとして、建物の種類別に区分されるスイッチに代え、有害物質が発生する要因毎に区分されるスイッチを含んでもよい。有害物質が発生する要因毎に区分されるスイッチには、内装材の近傍という環境に対応する内装材スイッチ、家具の近傍という環境に対応する家具スイッチ、電化製品の近傍という環境に対応する電化製品スイッチ、工場地帯の近傍という環境に対応する工場地帯スイッチ、および幹線道路の近傍という環境に対応する幹線道路スイッチが含まれる。また、操作部90は、建物の種類別に区分されるスイッチと共に有害物質が発生する要因毎に区分されるスイッチを含んでもよい。この場合、建物の種類別に区分されるスイッチと有害物質が発生する要因毎に区分されるスイッチとをユーザは同時に操作してよい。建物の種類別に区分されるスイッチと有害物質が発生する要因毎に区分されるスイッチとが同時に操作される場合、ステップS206にて、制御部40は、予め記憶された条件データのうち操作されるスイッチの組合せに対応するデータを読出すこととなる。
また、本実施の形態の第3の変形例にかかる操作部90の環境スイッチは、液晶タッチパネル式のスイッチまたはテンキーとして実現されてもよい。
また、本実施の形態の第4の変形例にかかる気体清浄機は、第2フィルタ16に固着された除去剤を除去する装置を含んでもよい。第2フィルタ16に何も担持されていない方が第2フィルタ16の再生のために好適だからである。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施の形態にかかる気体清浄機の概略図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる担持装置の構成を表わす図である。 本発明の第1の実施の形態に係る第2フィルタの再生処理の制御の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態にかかる気体清浄機の概略図である。 本発明の第2の実施の形態に係る第2フィルタの再生処理の制御の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 筐体、12 第1フィルタ、14 担持装置、16 第2フィルタ、18 送風機、20 汚染センサ、22 清浄センサ、24 処理装置、26 報知部、28,90 操作部、30 導入口、32 排出口、34 噴霧装置、36 加熱装置、38 評価部、40 制御部、42 記憶部、50 タンク、52 切替バルブ、54 第1ポンプ、56 溶液管、58 スプレーノズル、60 第1移動機、62 空気管、64 第2ポンプ、70 ヒータ、72 第2移動機、80 溶液、82 空気通路。

Claims (7)

  1. 気体の中の物質である第1物質を除去する第2物質を保持する保持手段と、
    前記保持手段に対して前記気体を移送する気体移送手段と、
    複数種類の前記第2物質を貯蔵する貯蔵手段と、
    前記貯蔵手段が貯蔵した前記第2物質を前記保持手段に固定する固定手段と、
    前記第2物質を前記保持手段に固定させる際に、前記固定手段を制御する制御手段と、
    前記第2物質を固定した前記保持手段を通過する前の前記気体における前記第1物質の濃度を検知する第1検知手段と、
    前記第2物質を固定した前記保持手段を通過した後の前記気体における前記第1物質の濃度を検知する第2検知手段と、
    前記第1検知手段により検知された前記第1物質の濃度と前記第2検知手段により検知された前記第1物質の濃度とから前記第2物質による前記第1物質除去の程度を判断する除去能力判断手段と、
    ユーザの指示により選択される使用環境選択手段とを含み、
    前記制御手段は、前記使用環境選択手段による選択結果と前記除去能力判断手段が判断した前記第1物質除去の程度とに基づき、前記第2物質の種類と量とを調節し、前記固定手段を制御して前記保持手段に固定させ、
    前記除去能力判断手段は、前記保持手段に固定させている前記第2物質による前記第1物質除去能力の高さを表わす値が閾値以下か否かを判断し、
    前記第1物質除去能力の高さを表わす値が前記閾値以下であると前記除去能力判断手段が判断すると、前記制御手段は、前記固定手段を制御して前記保持手段に前記第2物質を補充固定させる、気体清浄機。
  2. 記固定手段は、前記複数種の第2物質のいずれかを前記保持手段に固定
    前記制御手段は、前記複数種類の第2物質のいずれかを固定させる際に、前記固定手段を制御す、請求項1に記載の気体清浄機。
  3. 前記制御手段は、前記固定手段を制御して前記保持手段の領域ごとに異なる前記第2物質を固定させる、請求項1または2に記載の気体清浄機。
  4. 記保持手段が保持する前記第2物質の組合せを表わす指令を入力する入力手段をさらに含み、
    前記制御手段は、前記指令に応じて前記固定手段を制御す、請求項1〜3のいずれかに記載の気体清浄機。
  5. 前記第1物質除去能力の高さを表わす値が前記閾値以下である前記除去能力判断手段が判断すると、情報を出力する出力手段をさらに含む、請求項1〜4のいずれかに記載の気体清浄機。
  6. 前記固定手段は、
    前記貯蔵手段が貯蔵した前記第2物質を前記保持手段に付加する付加手段と、
    前記付加手段が付加した前記第2物質を焼成する焼成手段とを含む、請求項1〜5のいずれかに記載の気体清浄機。
  7. 前記気体における前記第1物質の濃度と、前記気体移送手段による前記気体の移送量と、前記第2物質の量に対する前記第1物質の除去率とに対応付けられた情報を記憶する記憶手段を、さらに含み、
    前記制御手段は、前記記憶手段が記憶した情報のうち前記第1検知手段が検知した前記第1物質の濃度と、前記気体移送手段による前記気体の移送量とに対応する前記第2物の量を、前記固定手段を制御して前記保持手段に固定させる、請求項1〜6のいずれかに記載の気体清浄機。
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