JP4668114B2 - 気体清浄機 - Google Patents
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Description
図1は、本実施の形態にかかる気体清浄機の概略図である。図1を参照して、気体清浄機は、筐体10と、第1フィルタ12と、担持装置14と、第2フィルタ16と、送風機18と、汚染センサ20と、清浄センサ22と、処理装置24と、報知部26と、操作部28とを含む。
気体清浄機は、送風機18を運転する。送風機18が運転されると、有害物質を含有する空気は筐体10の内部の空気通路82に取込まれる。第1フィルタ12は、粉塵などの粒子状物質を吸着によりその空気から除去する。第2フィルタ16は、その空気に含まれたガス状の有害物質を除去剤により吸着したり分解したりする。これにより、空気は排出口32から排出されるまでに無害化されている。
ステップS200の処理を経て、制御部40は、操作部28に入力された指令が第2フィルタ16の再生についての指令を表わすか否かを判断する(ステップS202)。この場合、指令はそのような再生についての指令でないこととすると(ステップS202にてNO)、評価部38は、汚染センサ20と清浄センサ22とに測定値を出力させる(ステップS216)。測定値が出力されると、評価部38は、その測定値に基づいて、第2フィルタ16の再生が必要か否かを判断する(ステップS218)。この場合、第2フィルタ16の再生が必要とすると(ステップS218にてYES)、制御部40は、汚染センサ20と清浄センサ22とが出力した値に応じてパラメータをレジスタに記憶させる(ステップS220)。
図4は、本実施の形態にかかる気体清浄機の概略図である。図4を参照して、本実施の形態に係る気体清浄機は、第1の実施の形態にかかる操作部28に代え、操作部90を含む。操作部90は、環境スイッチを含む。「環境スイッチ」は、本実施の形態に係る気体清浄機の使用環境にそれぞれ対応付けられたスイッチである。本実施の形態にかかる操作部90は、環境スイッチとして、建物の種別毎に区分されるスイッチを含む。建物の種別毎に区分されるスイッチには、工場の環境に対応する工場スイッチ、病院の環境に対応する病院スイッチ、美術館の環境に対応する美術館スイッチ、博物館の環境に対応する博物館スイッチ、学校の環境に対応する学校スイッチ、老人ホームの環境に対応する老人ホームスイッチ、集合住宅の環境に対応する集合住宅スイッチ、一戸建て住宅の環境に対応する一戸建て住宅スイッチ、事務所ビルの環境に対応する事務所ビルスイッチ、および食堂の環境に対応する食堂スイッチが含まれる。本実施の形態の場合、環境スイッチは、ボタン式スイッチとして実現される。
操作部90はユーザが入力した指令を検出する(ステップS250)。指令が検出されると、制御部40は、第2フィルタ16の担持についての指令か否かを判断する(ステップS252)。この場合、第2フィルタ16の担持についての指令であることとすると(ステップS252にてYES)、ステップS204の処理を経て、第1移動機60は、第2フィルタ16上の所定の位置へスプレーノズル58を移動させる(ステップS206)。スプレーノズル58が移動されると、ステップS208〜ステップS212の処理により、使用環境に即した第2フィルタが形成される。
ステップS216の処理を経て、評価部38は、第2フィルタ16の担持が必要か否かを判断する(ステップS254)。この場合、第2フィルタ16の担持が必要と判断したとすると(ステップS254にてYES)、制御部40は、汚染センサ20が出力した測定値に応じて、制御部40は除去剤の種類や量を決定する(ステップS256)。制御用のパラメータが記憶されると、制御部40は、自らが決定した値に応じてそのパラメータの値をレジスタに記憶させる(ステップS258)。その後、ステップS206〜ステップS212の処理により、使用環境に即した第2フィルタが形成される。これにより、制御部40は、記憶部42が記憶した情報のうち汚染センサ20と清浄センサ22とが検知した濃度に対応する情報が表わす量の除去剤を第2フィルタ16に固定するように、噴霧装置34を制御することとなる。
Claims (7)
- 気体の中の物質である第1物質を除去する第2物質を保持する保持手段と、
前記保持手段に対して前記気体を移送する気体移送手段と、
複数種類の前記第2物質を貯蔵する貯蔵手段と、
前記貯蔵手段が貯蔵した前記第2物質を前記保持手段に固定する固定手段と、
前記第2物質を前記保持手段に固定させる際に、前記固定手段を制御する制御手段と、
前記第2物質を固定した前記保持手段を通過する前の前記気体における前記第1物質の濃度を検知する第1検知手段と、
前記第2物質を固定した前記保持手段を通過した後の前記気体における前記第1物質の濃度を検知する第2検知手段と、
前記第1検知手段により検知された前記第1物質の濃度と前記第2検知手段により検知された前記第1物質の濃度とから前記第2物質による前記第1物質除去の程度を判断する除去能力判断手段と、
ユーザの指示により選択される使用環境選択手段とを含み、
前記制御手段は、前記使用環境選択手段による選択結果と前記除去能力判断手段が判断した前記第1物質除去の程度とに基づき、前記第2物質の種類と量とを調節し、前記固定手段を制御して前記保持手段に固定させ、
前記除去能力判断手段は、前記保持手段に固定させている前記第2物質による前記第1物質除去能力の高さを表わす値が閾値以下か否かを判断し、
前記第1物質除去能力の高さを表わす値が前記閾値以下であると前記除去能力判断手段が判断すると、前記制御手段は、前記固定手段を制御して前記保持手段に前記第2物質を補充固定させる、気体清浄機。 - 前記固定手段は、前記複数種類の第2物質のいずれかを前記保持手段に固定し、
前記制御手段は、前記複数種類の第2物質のいずれかを固定させる際に、前記固定手段を制御する、請求項1に記載の気体清浄機。 - 前記制御手段は、前記固定手段を制御して前記保持手段の領域ごとに異なる前記第2物質を固定させる、請求項1または2に記載の気体清浄機。
- 前記保持手段が保持する前記第2物質の組合せを表わす指令を入力する入力手段を、さらに含み、
前記制御手段は、前記指令に応じて前記固定手段を制御する、請求項1〜3のいずれかに記載の気体清浄機。 - 前記第1物質除去能力の高さを表わす値が前記閾値以下であると前記除去能力判断手段が判断すると、情報を出力する出力手段を、さらに含む、請求項1〜4のいずれかに記載の気体清浄機。
- 前記固定手段は、
前記貯蔵手段が貯蔵した前記第2物質を前記保持手段に付加する付加手段と、
前記付加手段が付加した前記第2物質を焼成する焼成手段とを含む、請求項1〜5のいずれかに記載の気体清浄機。 - 前記気体における前記第1物質の濃度と、前記気体移送手段による前記気体の移送量と、前記第2物質の量に対する前記第1物質の除去率とに対応付けられた情報を記憶する記憶手段を、さらに含み、
前記制御手段は、前記記憶手段が記憶した情報のうち前記第1検知手段が検知した前記第1物質の濃度と、前記気体移送手段による前記気体の移送量とに対応する前記第2物質の量を、前記固定手段を制御して前記保持手段に固定させる、請求項1〜6のいずれかに記載の気体清浄機。
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