JP4666326B2 - 機器取り付けバネ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
箱体に各種機器を載置して成る分電盤における、箱体に取り付けられた取り付け台にブレーカを取り付けるための機器取り付けバネの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術における機器取り付けバネ21は、図4〜図6に示すように、板状のバネに取り付け台22に組み付けられる取り付け部23と、ブレーカ24を固定するための係合部25とを形成していた。係合部25は、断面略く字状に折曲形成され、折曲部26より先端にかけては誘い部27を形成していた。ブレーカ24の取り付け方法は、上からブレーカ24を押し下げて、機器取り付けバネ21の誘い部27上をブレーカ24を移動させ、折曲部26をブレーカ24に設けられた取り付け溝28に係合させて固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の機器取り付けバネ21にブレーカ24を取り付けるには、折曲部26をブレーカ24に設けられた取り付け溝28に係合させるが、取り付け溝28の寸法aによって規制されるため、誘い部27は緩やかな勾配でしか形成することができなかった。緩やかな勾配の誘い部27では、ブレーカ24を取り付けるのに、大きな力を加えなくてはならないため、ブレーカ24の上面をたたき入れる場合があった。そうすると、ブレーカが破損してしまう虞があるが、破損を避けるためには、取り付けにかなりの時間を要し、組み立て時間を増大させてしまうという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、取り付けが確実であると共に容易にできる機器取り付けバネを提供することを目的とし、その構造は、板状のバネに取り付け台に組み付ける取り付け部と、ブレーカに係合する係合部とを形成すると共に、係合部には、前記ブレーカに嵌合する嵌合部と、ブレーカに設けられた取り付け溝の下面を押さえる固定部と、
取り付け溝の上面に当接する当接角とを折曲形成し、
嵌合部と当接角とからなる誘い部の長さを固定部よりも長く設け、
固定部の角度を鋭角に形成したことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明に係る機器取り付けバネは、取り付け部と係合部とを形成し、取り付け部を箱体に設けられた取り付け台に嵌め込み固定させる。ブレーカを取り付け位置近傍に置き、上からブレーカを押し下げることにより、取り付けバネの誘い部をブレーカが移動する。ブレーカに設けられた取り付け溝を機器取り付けバネの嵌合部に嵌合させ、固定部を取り付け溝の下面に対向させて、ブレーカを取り付け台に固定する。
【0006】
【実施例】
本発明に係る機器取り付けバネの実施例を図1〜図3の添付図面に基づいて説明する。
【0007】
分岐ブレーカ1には取り付け溝2と引っ掛け部3が形成される。分電盤の箱体には取り付け台4を設け、取り付け台4には係止片5を形成すると共に、機器取り付けバネ6を取り付ける。
【0008】
機器取り付けバネ6は、取り付け部7と係合部8とを有している。取り付け部7の先端は係止部9を折曲形成し、取り付け台4に機器取り付けバネ6を嵌め込んで係止部9を係止させ、機器取り付けバネ6を取り付け台4に固定させる。一方、係合部8には、取り付け溝2に嵌合する嵌合部10と、取り付け溝2の下面を押さえる固定部11と、取り付け溝2の上面端部に当接する当接角12とを折曲形成する。係合部8は当接角12までの距離をある長さ以上に設けると、取り付け溝2の上端部に当たるため、取り付け溝2に入り込む嵌合部10が形成される。従来緩やかなテーパー状であった誘い部を、分岐ブレーカ1の取り付け溝2の大きさは変えず、
誘い部13の長さを固定部11よりも長く設け、固定部11の角度を鋭角に形成することで嵌合部10が急勾配に形成される。また、
【0009】
分岐ブレーカ1の取り付け方法は、引っ掛け部3を取り付け台4に設けられた係止片5に引っ掛け、当接角12のところで押し下げる。機器取り付けバネ6はたわみ、分岐ブレーカ1の下端部が機器取り付けバネ6の嵌合部10上を移動し、取り付け溝2の下面を係合部8の固定部11で押さえ込み分岐ブレーカ1を固定する。嵌合部10は、従来のものに比べ急勾配に形成されているので、分岐ブレーカを押し下げる力は、少なくて済み、特に多くの分岐ブレーカを組み付けたいときには、組み立て時間が大幅に削減できる。
【0010】
また、機器取り付けバネ6に形成される固定部11の折曲する角度を鋭角に形成する。分岐ブレーカ1を一旦機器取り付けバネ13に嵌め込んでしまえば、容易には外れないようになる。
【0011】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明に係る機器取り付けバネは、板状のバネに取り付け台に組み付ける取り付け部と、ブレーカに係合する係合部とを形成すると共に、係合部には、前記ブレーカに嵌合する嵌合部と、ブレーカに設けられた取り付け溝の下面を押さえる固定部と、取り付け溝の上面に当接する当接角とを折曲形成し、
嵌合部と当接角とからなる誘い部の長さを固定部よりも長く設け、
固定部の角度を鋭角に形成したため、ブレーカを取り付ける際に、ブレーカを押す力が少しで良くなるので、容易に取り付けができ、特に多くのブレーカを取り付ける場合には、大幅な組み立て時間の短縮が図れると共に、ブレーカをたたき入れるというようなことをする必要がなくなるので、破損することもなく、安定した品質の製品を提供することができる。また、固定部の角度を鋭角に形成したため、ブレーカを一旦取り付けた後は、しっかり機器取り付けバネに固定されるため、輸送時の振動や衝撃などによるブレーカの脱落がなくなり、品質の向上になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る機器取り付けバネを示す側面図である。
【図2】本発明に係る機器取り付けバネを示す側面図である。
【図3】本発明に係る機器取り付けバネを示す側面図である。
【図4】従来技術における機器取り付けバネを示す側面図である。
【図5】従来技術における機器取り付けバネを示す側面図である。
【図6】従来技術における機器取り付けバネを示す側面図である。
【符号の説明】
1 分岐ブレーカ
2 取り付け溝
3 引っ掛け部
4 取り付け台
5 係止片
6 機器取り付けバネ
7 取り付け部
8 係合部
9 係止部
10 嵌合部
11 固定部
12 当接角
13 誘い部
Claims (1)
- 箱体に各種機器を載置して成る分電盤における、前記箱体に取り付けられた取り付け台にブレーカを取り付けるための機器取り付けバネであって、
板状のバネに前記取り付け台に組み付ける取り付け部と、
前記ブレーカに係合する係合部とを形成すると共に、
前記係合部には、前記ブレーカに嵌合する嵌合部と、
前記ブレーカに設けられた取り付け溝の下面を押さえる固定部と、
前記取り付け溝の上面に当接する当接角とを折曲形成し、
前記嵌合部と前記当接角とからなる誘い部の長さを前記固定部よりも長く設け、
前記固定部の角度を鋭角に形成したことを特徴とする機器取り付けバネ。
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Family Applications (1)
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JP2001038598A Expired - Fee Related JP4666326B2 (ja) | 2001-02-15 | 2001-02-15 | 機器取り付けバネ |
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- 2001-02-15 JP JP2001038598A patent/JP4666326B2/ja not_active Expired - Fee Related
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