JP4666079B2 - 係留部材付き膝カバー弾性保護具。 - Google Patents

係留部材付き膝カバー弾性保護具。 Download PDF

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本発明は、昇降時の膝蓋部周辺の靭帯や筋肉の柔軟性を向上して障害を予防し、膝蓋部周辺を保護する弾性保護具に関する。
従来の膝用サポーターで、着用者の膝蓋部に対応する位置に開口を有するとともに、前面側に止着部を有する展開可能なサポーター本体と、扁平な概略V字状に延設されるとともに、その屈曲部および各端部にそれぞれ第一および第2の止着部を有し、前記第1の止着部が前記サポーター本体の前面側および後面側の下腿部対応箇所に着脱自在に設けられ、前記第2の止着部が前記サポーター本体の前面側の大腿対応箇所に着脱自在に設けられた伸縮自在なストラップ部材と、を備えた膝用サポーターがある。(例えば特許文献1参照。)。
また、関節の周囲に装着され、関節の曲がりの外側、内側の一方又は両方に、関節の曲げを容易化する孔部を有し、関節の側面の一方又は両方に、転倒時の衝撃を緩和する保護部材を有して運動性を阻害することが少ない膝、肘用サポーターがある。(例えば特許文献2参照。)。
また、膝の上部に巻き付け固定される上部固定部、膝の下部に巻き付け固定される下部固定部、上部固定部及び下部固定部が所定位置に固定されるとき膝蓋骨の前面側において上下方向に配置される第1補助部材、基部が第1補助部材の一方側において上部固定部及び下部固定部に取付けられ、端部が第1補助部材の他方側まで伸びて上部固定部に取付自在とされた略V字状の第2補助部材、基部が第1補助部材の前記一方側において上部固定部及び下部固定部に取付けられ、端部が第1補助部材の前記他方側まで伸びて下部固定部に取付自在とされた略V字状の第3補助部材からなり、かつ上部固定部、下部固定部及び第1〜第3補助部材はすべて伸縮性を有する膝装着用サポーターがある。(例えば特許文献3参照。)。
体型あるいは患部の位置に応じて異なるツボ位置へ健康促進部材を任意に取着でき、また関節等の屈伸に影響を与えず、装着状態もスマートとなるサポーターとして、伸縮性を有する両面パイル生地からなるサポーター主体の一端部片面に、表面を面ファスナー雄面とした止着片を取付けるとともに、該止着片の取着面側の任意の位置に、磁石等の健康促進部材を固定した単一又は複数の面ファスナー雄片を脱着自在に重着した考案がある。(例えば特許文献4参照。)。
また、腹帯であるため常に巻着・締着が出来て、又、着脱が簡単であり巻着・締着した儘で寝返りをしても、駒器具は壷(急所)から、はずれて移動することがないことを課題として、本体となる腹帯は、適当な厚サ・巾・長サで伸縮する素材Aを使用した、その腹帯と駒器具で構成する。腹帯の背面側の腰及び背筋が当たる部位は、外側と内側の二重層の袋状とする。外側の層は伸縮する素材として、内側の層は肌側は伸縮する素材として、内側の層は肌側全面にマジック布を施した素材Bを、素材Aに縫着したことを、特徴とする腰・背筋の壺を自在に選び押圧する腹帯・駒器具がある。(例えば特許文献5参照。)。
また、強力な磁力線を腰等の患部に放射でき、身体への着用性の改善を図ることのできる磁気ベルトとして、ネオジ磁石を複数有し、隣り合うネオジ磁石の磁極の向きが反対になるように配列した磁石パットと、該磁石パットを着脱自在に取り付ける取付手段を内面に有する当該支持部と、該当接支持部の両側に延長する伸縮部と、両方の伸縮部の先端側に延長しかつ外面に雌型面ファスナーを有する先端係合部と、一方の先端係合部の内面に設けられて他方の先端係合部の雌型面ファスナーに係合自在な雄型面ファスナーを有するベルト本体と、前記当該支持部に接続されて両側に延長し、先端部分の内面に前記雌型面ファスナーに係合自在な雄型面ファスナーを有する締付弾性バンド部とを備えたことを特徴とする磁気ベルトがある。(例えば特許文献6参照。)。
また、身体の腰部の背中側に位置する硬性の背面部と、この背面部の両側に伸縮自在に連結される調整部と、これら調整部の各端部に接続されて互いを連結する一対の止着部とにより、身体の腰部に巻き掛け装着する腰ベルトを形成し、上記背面部の内側面には適宜数の圧迫体を着脱自在かつ移動自在に付着したことを特徴とする指圧ベルトがある。(例えば特許文献7参照。)。
特開2002−88534号公報 特開平11−192333号公報 特開2002−191629号公報 実開平6−038947号公報 特開平11−276546号公報 特開2002−136609号公報 実開62−92827号公報
従来の膝用サポーターは、着用者のパンツやズボンの上から膝蓋部周辺の窪み部に圧縮力を加えて保持することが困難であるという問題があった。
また、従来の膝用サポーターは、両側から相対して捲着する構成であるため、着用者の膝蓋部表面や膝蓋部周辺の窪み部に、着用者の個人差や症状に応じた締付力を強弱調節して圧力を加えることができないという問題があった。
また、従来の膝用サポーターは、その捲着方式のため、必然的に膝カバー弾性部材の上下部裏面の肌面に対する締着力の調節機能がないので、膝の屈折時に生ずる膝カバー弾性部材の引張力を、膝蓋部表面や膝蓋部周辺に有効に利用することができないという問題があった。
本発明は、従来の膝用サポーターの前記問題を解決して、着用者の膝蓋部周辺の靭帯や筋肉の柔軟性を向上して保護し、膝関節部位の障害を予防する弾性保護具を提供することを目的とする。
本発明は、押圧部を立設した接縁型複数押圧部付き楕円形係留部材、中央型複数押圧部付き楕円形係留部材、接縁型単数押圧部付き楕円形係留部材、接縁型単数押圧部付き円形係留部材、中央型単数押圧部付き円形係留部材、中央型単数押圧部付き楕円形係留部材の内の同種、または、異種の複数の組合せからなる係留部材のいずれかを、膝カバー弾性部材の裏面にとりつけるが、押圧部は、前記膝カバー弾性部材の中央の膝蓋部の周縁部に対面する肌面の窪み部や、前記膝蓋部の表面の窪み部を圧着するように取り付ける。
第1の課題解決手段は、着用者の大腿下部、膝蓋部、脛上部に対面するように形成された膝カバー弾性部材と、前記膝カバー弾性部材の裏面に取付けて、膝蓋部の上縁部と下縁部に近接する窪み部に当接する押圧部を立設した係留部材と、前記膝カバー弾性部材の上端部の表面に取付けて、前記押圧部が当接する膝蓋部の上縁部の窪み部に圧縮力を加えて締着する上部主拘束弾性部材と、前記膝カバー弾性部材の下端部の表面に取付けて、前記押圧部が当接する膝蓋部の下縁部の窪み部に圧縮力を加えて締着する下部主拘束弾性部材と、を備えた係留部材付き二本拘束膝カバー弾性保護具を、大腿下部、膝蓋部、脛上部に着用することを特徴とする係留部材付き膝カバー弾性保護具である。
第2の課題解決手段は、着用者の大腿部、大腿下部、膝蓋部、脛上部、脛部に対面するように形成された膝カバー弾性部材と、前記膝カバー弾性部材)の裏面に取付けて、膝蓋部の上縁部と下縁部に近接する窪み部に当接する押圧部を立設した係留部材と、前記膝カバー弾性部材の上端部の表面に取付けて、前記押圧部が当接する膝蓋部の上縁部の窪み部に圧縮力を加えて締着する上部主拘束弾性部材と、前記膝カバー弾性部材の下端部の表面に取付けて、前記押圧部が当接する膝蓋部の下縁部の窪み部に圧縮力を加えて締着する下部主拘束弾性部材と、前記膝カバー弾性部材の上端部の表面に取付けて大腿部を締着する上部副拘束弾性部材と、前記膝カバー弾性部材の下端部の表面に取付けて脛部を締着する下部副拘束弾性部材を備えた係留部材付き四本拘束膝カバー弾性保護具、
又は、着用者の大腿部、大腿下部、膝蓋部、脛上部、脛部に対面するように形成された膝カバー弾性部材と、前記膝カバー弾性部材)の裏面に取付けて、膝蓋部の上縁部と下縁部に近接する窪み部に当接する押圧部を立設した係留部材と、前記膝カバー弾性部材の上端部の表面に取付けて、前記押圧部が当接する膝蓋部の上縁部の窪み部に圧縮力を加えて締着する上部主拘束弾性部材と、前記膝カバー弾性部材の下端部の表面に取付けて、前記押圧部が当接する膝蓋部の下縁部の窪み部に圧縮力を加えて締着する下部主拘束弾性部材と、前記膝カバー弾性部材の上端部の裏面に取付けて大腿部の窪み部に圧縮力を加える押圧部を立設した係留部材と、前記膝カバー弾性部材の上端部の表面に取付けて、前記係留部材を経て大腿部を締着する上部副拘束弾性部材と、前記膝カバー弾性部材の下端部の裏面に取付けて、脛部の窪み部に圧縮力を加える押圧部を立設した係留部材と、前記膝カバー弾性部材の下端部の表面に取付けて、前記係留部材を経て脛部を締着する下部副拘束弾性部材を備えた係留部材付き四本拘束膝カバー弾性保護具のいずれかを、大腿部、大腿下部、膝蓋部、脛上部、脛部に着用することを特徴とする係留部材付き膝カバー弾性保護具。
本発明は、膝カバー弾性部材の裏面に先端が凸状の押圧部を立設した係留部材を取付けて、膝カバー弾性部材の表面から、裏面の係留部材を各拘束主弾性部材で締め付ける構成により、着用者の膝蓋部周辺の窪み部に直接、または、着用者のパンツやズボンの上から、凸状の押圧部で押圧できるので、従来の膝用サパーターよりも、膝カバー弾性部材を確実に取り付けることができる。
本発明は、表面に取り付けた多重捲き可能な上部主拘束弾性部材と下部主拘束弾性部材を取付けた膝カバー弾性部材、または、上部主拘束弾性部材、下部主拘束弾性部材、上部副拘束弾性部材、下部副拘束弾性部材を取付けた膝カバー弾性部材のいずれかを使用したことにより、各種の係留部材を活用することが可能となり、かつ、各拘束弾性部材を一方捲きにて、膝カバー弾性部材の裏面に取付けられた係留部材に立設した押圧部で、肌面の窪み部に直下型の圧縮力を加える場合に、着用者の年齢、性別、肥満度合い、症状等の個人差に応じて、捲き締め力を加減して前記圧縮力を強弱調整ができるので、膝の屈折時の膝カバー弾性部材の伸縮効果と相乗して、着用者の肌面の窪み部付近の靭帯や筋肉の柔軟性を容易に向上することができる。
従来の膝用サポーターの構成は、締め付け力の強弱調整が極めて困難なことから、仮に腰帯用の健康促進部材や磁石パットや駒器具を使用したとしても、使用感に支障のないように取付けたとしても、膝の屈折時に生ずる膝カバー弾性部材の大きな引張力で、窪み部に嵌着している健康促進部材や磁石パットや駒器具が引き寄せられて窪み部から外に浮きでたり、または、膝カバー弾性部材全体がずれ動くという問題があったが、本発明の多重捲き可能な上下部主拘束弾性部材や、上下部副拘束弾性部材は、一方捲きのため相互に増す締めが可能なため、使用感を悪くすることなく、膝カバー弾性部材の裏面と着用者の肌面との密着力を大きくでき、また、多重捲きにて膝カバー弾性部材の上から強弱調節された直下型の圧縮力で、各係留部材の押圧部を、着用者の年齢、性別、肥満の度合い、症状等の個人差に応じて、着用者に支障なく肌面の窪み部に押し圧できるので、従来の膝用サポーターよりも窪み部に対する保持性が極めて優れている。
また、本発明は、着用者の膝関節部位に架けた膝カバー弾性部材裏面の上下両端部の係留部材に立設された押圧部を、着用者の膝蓋部の周りの相対する複数の窪み部に直接、または、パンツやズボンを介する間接のいずれかでも、確実に保持することができるので、係留部材と膝カバー弾性部材の相乗効果を奏することができる。
また、着用者が使用中に膝を屈折する度に生ずる膝蓋部の両側の窪み部に架けた膝カバー弾性部材の伸縮により、着用者の膝関節部位に架けた膝カバー弾性部材の両端部の押圧部が、当接した窪み部に対して肌面に平行な圧縮力と、膝カバー弾性部材の裏面に取り付けた複数の押圧部に及ぼす各拘束弾性部材の一方捲きによる圧着作用による肌面に直角な圧縮力が複合された加圧方向を肌面に直下から斜め下方向とする合成圧縮力によって、押圧部が当接された窪み部付近の靭帯や筋肉の柔軟性を向上できるので、本発明を毎日着用することで関節部位の障害の予防を図ることができる。
第1実施形態の1の係留部材付き二本拘束膝カバー弾性保護具の平面図である。 図1の側面図である。 図1の正面図である。 図1の裏面図である。 第1実施形態の1の係留部材付き二本拘束膝カバー弾性保護具の使用状態を示す正面図である。 接縁型複数押圧部付き楕円形係留部材の平面図である。 図6の側面図である。 図6の正面図である。 中央型複数押圧部付き楕円形係留部材の平面図である。 図9の正面図である。 接縁型単数押圧部付き楕円形係留部材の平面図である。 図11の側面図である。 図11の正面図である。 接縁型単数押圧部付き円形係留部材の平面図である。 図14の側面図である。 図14の正面図である。 中央型単数押圧部付き円形係留部材の平面図である。 図17の側面図である。 図17の正面図である。 中央型単数押圧部付き楕円形係留部材の平面図である。 図20の側面図である。 図20の正面図である。 第2実施形態の1の係留部材付き四本拘束膝カバー弾性保護具の平面図である。 図23の側面図である。 図23の正面図である。 図23の裏面図である。 第2実施形態の1の使用状態を示す正面図である。 第1実施形態の2の係留部材を取り付けた係留部材付き二本拘束膝カバー弾性保護具の裏面図である。 第2実施形態の2の係留部材を取り付けた係留部材付き四本拘束膝カバー弾性保護具の裏面図である。
本発明の第1実施形態は、押圧部4を立設した係留部材3を裏面に取付け、着用者の大腿下部6、膝蓋部8、脛上部10に対面するように形成された膝カバー弾性部材20と、前記膝カバー弾性部材20の上部表面に片方の端部を取付けて、他方の端部の上部主係止端部29を外方向に伸ばして配置した上部主拘束弾性部材25と、前記上部主拘束弾性部材25と平行で、反対方向に前記膝カバー弾性部材20の下部表面に片方の端部を取付けて、他方の端部の下部主係止端部30を外方向に伸ばして配置した下部主拘束弾性部材26と、前記上部主係止端部29、下部主係止端部30の裏面に取り付けた面フアスナー雄(鍵)片23と、前記上部主拘束弾性部材25、下部主拘束弾性部材26の表面に取り付けた面フアスナー雌(輪)片24と、を備えたことを特徴とする係留部材付き二本拘束膝カバー弾性保護具1である。
本発明の第1実施形態の1において、図1は、第一実施形態の1の係留部材付き二本拘束膝カバー弾性保護具1の平面図、図2は、図1の側面図、図3は図1の正面図、図4は、図1の裏面図、図5は、第1実施形態の1の使用状態を示す正面図、第28は、第1実施形態の2の係留部材付き二本拘束膝カバー弾性保護具の裏面図である。
本発明の第1実施形態の1は、着用者の大腿下部6、膝蓋部8、脛上部10に対面するように形成された膝カバー弾性部材20と、前記膝カバー弾性部材20の上部表面に片方の端部を取付けて、他方の端部の上部主係止端部29を外方向に伸ばして配置した上部主拘束弾性部材25と、前記上部主拘束弾性部材25と平行で、反対方向に前記膝カバー弾性部材20の下部表面に片方の端部を取付けて、他方の端部の下部主係止端部30を外方向に伸ばして配置した下部主拘束弾性部材26と、前記上部主拘束弾性部材25の片方の端部を取り付けた前記膝カバー弾性部材20の上部表面の直下の裏面に取付けた上部係留部材21と、前記下部主拘束弾性部材26の片方の端部を取り付けた前記膝カバー弾性部材20の下部表面の直下の裏面に取付けた下部係留部材22と、前記上部主係止端部29、下部主係止端部30の裏面に取り付けた面フアスナー雄(鍵)片23と、前記上部主拘束弾性部材25、下部主拘束弾性部材26の表面に取り付けた面フアスナー雌(輪)片24と、を備えたことを特徴とする係留部材付き二本拘束膝カバー弾性保護具1である。
膝カバー弾性部材20は、図1〜図5に示すように、上方に大腿部5を配し、下方に足部11の上の脛部9を配した大腿下部6と膝蓋部8と脛上部10の前側肌面に取り付けて使用するもので、上部裏面に取り付けられた上部係留部材21(例えば、図示では接縁型複数押圧部付き楕円形係留部材12)と、下部裏面に取り付けられた下部係留部材22(例えば、図示では接縁型複数押圧部付き楕円形係留部材12)に、それぞれ立設した各押圧部4を、膝蓋部8上部の大腿下部6の肌面の複数の窪み部と、膝蓋部8の下部の脛上部10の肌面の複数の窪み部に当接して、前記上部係留部材21と前記下部係留部材22を膝カバー弾性部材20の裏面に取り付ける。なお膝カバー弾性部材20の材質としては、樹脂発泡体、汎用ゴム材料、汎用樹脂、汎用エンプラ、形状記憶樹脂、形状記憶繊維、超弾性合金、形状記憶合金、形状記憶複合材料等を使用する。
上部拘束弾性部材25は、膝カバー弾性部材20の裏面に上部係留部材21を取付けた直上の、膝カバー弾性部材20の上部表面に一方の端部を取付けて、他方の端部の上部主係止端部29を外方向に伸ばして配置し、前記上部主係止端部29の裏面に面フアスナー雄(鍵)片23を取り付け、前記面フアスナー雄(鍵)片23と係止する面フアスナー雌(輪)片24を前記上部主拘束弾性部材25の表面に取付けてある。
また、下部主拘束弾性部材26は、膝カバー弾性部材20の裏面に下部係留部材22を取付けた直上の膝カバー弾性部材20の下部表面に、前記上部主拘束弾性部材25の一方の端部を取付けた方向とは逆方向に、一方の端部を取付けて、他方の端部の下部主係止端部30を外方向に伸ばして配置し、前記下部主係止端部30の裏面に面フアスナー雄(鍵)片23を取り付け、前記下部主拘束弾性部材26の表面には前記面フアスナー雄(鍵)片23と係止する面フアスナー雌(輪)片24が取付けてある。
なお、図5から明らかのように、上部係留部材21や下部係留部材22の各押圧部4の形状は、着用者の年齢、性別、身体の大小等の個人差があるので、例えば、押圧部4の高さを大腿部下部6や大腿部5用のものは低くし、膝蓋部8の下方の脛上部10用ものは形状を高く製作するとよい。
本発明の使用に際しては、図5に示すように、着用者の大腿下部6と膝蓋部8と脛上部10に対面した膝カバー弾性部材20の裏面下端部に取付けた下部係留部材22に立設した押圧部4を、膝蓋部8の下側の脛上部10の肌面の窪み部に当接して、膝カバー弾性部材20の下部表面に、片方の端部を取付けた下部主拘束弾性部材26を、脛部上部10に左捲きに2回捲きつけて、前記膝カバー弾性部材20を経て着用者の個人差に応じた圧力で脛上部10の肌面の窪み部に圧縮力を負荷し、前記下部主拘束弾性部材26の下部主係止端部30の裏面に取付けた面フアスナー雄(鍵)片23を、下部主拘束弾性部材26の表面に取付けた面フアスナー雌(輪)片24に係止して固定する。
次に、前記膝カバー弾性部材20の上端部を大腿部5の方に引き上げて、上部主拘束弾性部材25で大腿下部10に右捲きに2回捲きつけて、前記膝カバー弾性部材20の裏側に取付けた上部係留部材21に立設した押圧部4にて、着用者の膝蓋部8の上方の大腿下部6の表面の窪み部に、着用者の個人差に応じて強弱調整された圧力を加えて、上部主係止端部29の裏面に取付けた面フアスナー雄(鍵)片23を、上部主拘束弾性部材25の表面に取付けた面フアスナー雌(輪)片24に係止して、着用中に膝カバー弾性部材20の肌面への取り付けと前記押圧部4の窪み部との嵌合が緩まないようにする。なお各主拘束弾性部材の材質は、汎用エンプラ、汎用ゴム材料、汎用樹脂、形状記憶樹脂、形状記憶繊維等が使用される。
本発明の第1実施形態の1は、従来の膝用サポーターでは極めて困難であったズボンやパンツの上からの着用を、押圧部付き膝カバー弾性部材を使用したことにより容易に解決することができる。
また、表面に立設した押圧部4の底面の面積よりも大きな底面積を形成した係留部材3を、膝カバー弾性部材20の裏面の上下部に複数取り付けて、その上から一方捲着方式とした主拘束弾性部材25,26の一方の端部を、膝カバー弾性部材20の裏面に取り付けた係留部材3の上から捲き締め力が負荷できるようにして、主拘束弾性部材25,26の取付位置を膝カバー弾性部材の表面に横方向にして取り付ける。このことにより、押さえ台のように、一方捲着する主拘束弾性部材25,26が横置きされた一方の端部を押さえながら捲着されることから、押圧部4を捲付ける力を十分に集中でき圧縮力の強弱調整が容易にできる。
本発明は、図1〜図5に示すように、膝カバー弾性部材20の上部裏面の上部係留部材21と、膝カバー弾性部材20の下部裏面の下部係留部材22に、接縁型複数押圧部付き楕円形係留部材12が双方に取り付けて使用されているが、本発明は、接縁型複数押圧部付き楕円形係留部材12だけでなく、接縁型複数押圧部付き楕円形係留部材12を含めて、図9〜図22に示すような中央型複数押圧部付き楕円形係留部材13、接縁型単数押圧部付き楕円形係留部材14、接縁型単数押圧部付き円形係留部材15、中央型単数押圧部付き円形係留部材16、中央型単数押圧部付き楕円形係留部材17の内の同種、または、異種の複数の組合せからなる形係留部材のいずれかを、第一実施形態のみならず第二実施形態の膝カバー弾性部材20の裏面に使用してもよい。なお、係留部材3の材質は、押圧部4の硬度を指先の硬さ程度にした汎用ゴム材料、汎用エンプラ、汎用樹脂等が使用される。
また、単数の押圧部4を立設した接縁型単数押圧部付き楕円形係留部材14、接縁型単数押圧部付き円形係留部材15、中央型単数押圧部付き円形係留部材16、中央型単数押圧部付き楕円形係留部材17は、通常は、単独で使用され、例えば、膝蓋部表面に対面する膝カバー弾性部材20の裏面に取り付けて、両端部を大腿下部6や脛上部に固定された膝カバー弾性部材20が、着用者の行動で膝が屈折される毎に生ずる膝カバー弾性部材20の引張力で、膝蓋部の表面に当接する係留部材3に立設した押圧部の分力の圧縮力で、膝蓋部の上面を繰返し押し圧して膝関節部位の障害を予防する効果を奏するが、取付ける位置を更に膝蓋部8の両側の窪み部にも取付けて使用すると、本発明の奏する係留部材3と膝カバー弾性部材20との相乗効果にて膝関節部周辺の障害を一層予防することができる。
次は、本発明の第1実施形態のみならず第2実施形態にも使用される係留部材3として、図6は、接縁型複数押圧部付き楕円形係留部材12の平面図、図7は、図6の側面図、図8は、図6の正面図である。
接縁型複数押圧部付き楕円形係留部材12は、着用者の膝蓋部8付近の靭帯や筋肉を柔らかにするために、膝蓋部8の上下縁部に接近して足軸に直角な方向に並んだ二箇所の窪み部に、上部主拘束弾性部材25と下部主拘束弾性部材26の弾力を、膝カバー弾性部材20を介して押圧部4にて、直下型の圧縮力を集中するが、裾野を広くした2個の押圧部4の周縁部を図6〜図7に示すように、膝蓋部8の周縁部や脛部9などの骨部分に接触しないように、楕円形係留部材18の周縁部に接円して大きな底面積の楕円形係留部材18に一体に形成して、前記膝カバー弾性部材20と、上部主拘束弾性部材25と、下部主拘束弾性部材26の捲着による圧縮力を窪み部に集中できるように形成してある。
接縁型複数押圧部付き楕円形係留部材12は、図6に示すように、2個の押圧部4を側縁部に接して形成した楕円形状係留部材18の周縁部に、膝カバー弾性部材20の裏面に縫着できるようにした係留部材取付孔33を設けて、周縁部には着用者の肌面や、ズボンやパンツの上から装着する際に負傷や、引っ掛からないように丸みを形成し、押圧部4の形状は、図7〜図8では円錐形に作図されてあるが、これに限定されるものではなく球形や楕円形などでもよい。なお、楕円形状係留部材18の前記膝カバー弾性部材20の裏面への取り付けは粘着剤による貼着でも差し支えない。
接縁型複数押圧部付き楕円形係留部材12は、図28や、図29に示すように使用されるが、図28の上部係留部材21に使用される場合には、楕円形係留部材18に押圧部4を3個立設して使用することがある。
図9は、中央型複数押圧部付き楕円形係留部材13の平面図、図10は、図9の正面図である。
中央型複数押圧部付き楕円形係留部材13は、押圧部4の底部面積よりも広く形成した楕円形係留部材18の中央部に押圧部4を立設し、押圧部4が加圧する窪み部として、着用者の膝蓋部の周りで足軸に直角な方向に並んだ窪み部を選定し、その窪み部に上部拘束弾性部材38と下部拘束弾性部材39の弾力で押圧を加える。
この中央型複数押圧部付き楕円形係留部材13は、図9〜図10に示すように着用者の骨部の周縁部に対面して2個の押圧部4で囲むように片側に凹部を形成し、主として大腿下部5の窪み部の加圧や、膝蓋部8よりも離れた脛部9の窪み部の加圧に使用され、楕円形係留部材18の周縁部に係留部材取付孔33を設けて伸縮可能な膝カバー弾性部材20の裏面に縫着するためのもので、また周縁部には着用者の肌面や、ズボンやパンツの上から装着する際に負傷や、引っ掛からないように丸みを形成し、なお、中央型複数押圧部付き楕円形係留部材13を前記膝カバー弾性部材20の裏面に取り付ける方法としては、粘着剤による貼着でも差し支えない。
図11は、接縁型単数押圧部付き楕円形係留部材14の平面図、図12は、図11の側面図、図13は、図11の正面図である。
接縁型単数押圧部付き楕円形係留部材14は、円形の単数押圧部4に楕円形係留部材18の片側を接円して一体化した係留部材3で、図11〜図13に示すように、単数の円錐状の押圧部4を楕円形係留部材18の縦端部に接して立設して、狭い位置でも容易に取り付けられるようにし、通常、大腿下部6や膝蓋部8の両側の窪み部で間隔が大きい位置に使用されるもので、着用者の年齢、性別、身体の大小等と個人差が大きい場合に取付けて使用するのに便利である。
接縁型単数押圧部付き楕円形係留部材14は、図29に示すように狭い位置に取り付けて肌面の窪み部に押圧部4を当接するに便利な係留部材3で、楕円形係留部材18の周縁部に係留部材取付孔33を設けてあるが、これは伸縮可能な膝カバー弾性部材20の裏面に縫着して、係留部材3の底面積に掛かる圧縮力を押圧部4に集中するためのもので、また、周縁部には着用者の肌面や、ズボンやパンツの上から装着する際に負傷や、引っ掛からないように丸みを形成し、なお、接縁型単数押圧部付き楕円形係留部材14を前記膝カバー弾性部材20の裏面への取り付ける方法としては粘着剤による貼着でも差し支えない。
図14は、接縁型単数押圧部付き円形係留部材15の平面図、図15は、図14の側面図、図16は、図14の正面図である。
接縁型単数押圧部付き円形係留部材15は、図14〜図16に示すように、円錐状の単数の押圧部4の底面積よりも大きな底面積の円形係留部材19の片縁部に接触して立設したもので、伸縮可能な膝カバー弾性部材20の裏面に縫着するために周縁部に係留部材取付孔33を設け、周縁部には着用者の肌面や、ズボンやパンツの上から装着する際に負傷や、引っ掛からないように丸みを形成し、なお、接縁型単数押圧部付き円形係留部材15の前記膝カバー弾性部材52の裏面への取り付けは、粘着剤による貼着でもよい。
接縁型単数押圧部付き円形係留部材15は、図28、図29に示すように、主として膝蓋部8の表面や周縁部、脛部9の骨部の周りの狭い位置の窪み部や、着用者の膝蓋部8周辺の複数の窪み部に当接して使用する場合に、着用者の個人差に応じて複数の押圧部4の間隔を自由に調節して取り付けられるので極めて便利である。
図17は、中央型単数押圧部付き円形係留部材16の平面図、図18は、図17の側面図、図19は、図17の正面図である。
中央型単数押圧部付き円形係留部材16は、中央部に円錐形の単数の押圧部4を形成し、押圧部4の底面積よりも遥かに大きな取付面積の円形係留部材19に押圧部4を立設して、主として、大腿下部6や大腿部5のような肉厚が大きく広い位置や、図28、図29に示すように膝蓋部8の中央部や、複数の窪み部の間隔が広い肌面に使用される。この中央型単数押圧部付き円形係留部材16は、図17〜図19に示すように円形係留部材19の周縁部に係留部材取付孔33を設けてあるが、これも伸縮可能な膝カバー弾性部材20の裏面に縫着するためのもので、周縁部には着用者の肌面や、ズボンやパンツの上から装着する際に負傷や、引っ掛からないように丸みを形成し、なお、中央型単数押圧部付き円形係留部材16の前記膝カバー弾性部材20の裏面への取り付けは、粘着剤による貼着でもよい。
図20は、中央型単数押圧部付き楕円形係留部材17の平面図、図21は、図20の側面図、図22は、図20の正面図である。
中央型単数押圧部付き楕円形係留部材17は、図20〜面22に示すように、中央部に円錐状の単数の押圧部4を立設した楕円形係留部材18で、周縁部に係留部材取付孔33を設けてあるが、これも伸縮可能な膝カバー弾性部材20の裏面に縫着するためのものである。なお、周縁部には着用者の肌面や、ズボンやパンツの上から装着する際に負傷や、引っ掛からないように丸みを形成してある。
中央型単数押圧部付き楕円形係留部材17は、膝蓋部8の中央部や脛部9のように設置幅が狭い位置や、図29に示すように幅が狭い拘束弾性部材に取り付け易いので便利である。なお、中央型単数押圧部付き楕円形係留部材17を、前記膝カバー弾性部材20の裏面への取り付けは粘着剤による貼着でもよい。
第1実施形態の2として、図28は、第1実施形態の2の係留部材を取り付けた係留部材付き二本拘束膝カバー弾性保護具の裏面図である。
本発明の第1実施形態の2は、図28に示すように、着用者の大腿下部6、膝蓋部8、脛上部10に対面するように形成された膝カバー弾性部材20と、前記膝カバー弾性部材20の上部表面に片方の端部を取付けて、他方の端部の上部主係止端部29を外方向に伸ばして配置した上部主拘束弾性部材25と、前記上部主拘束弾性部材25と平行で、反対方向に前記膝カバー弾性部材20の下部表面に片方の端部を取付けて、他方の端部の下部主係止端部30を外方向に伸ばして配置した下部主拘束弾性部材26と、前記上部主拘束弾性部材25の片方の端部を取り付けた前記膝カバー弾性部材20の上部表面の直下の裏面に取付けた3個の押圧部4を立設した接縁型複数押圧部付き楕円形係留部材12と、前記下部主拘束弾性部材26の片方の端部を取り付けた前記膝カバー弾性部材20の下部表面の直下の裏面に取付けた2個の押圧部4を立設した接縁型複数押圧部付き楕円形係留部材12と、前記膝カバー弾性部材20の両側縁部上方の肌面の窪み部に当接する押圧部4を立設した接縁型単数押圧部付き円形係留部材15と、前記膝カバー弾性部材20の表面の窪み部に当接する中央型単数押圧部付き円形係留部材と、下部係留部材22と、前記上部主係止端部29、下部主係止端部30の裏面に取り付けた面フアスナー雄(鍵)片23と、前記上部主拘束弾性部材25、下部主拘束弾性部材26の表面に取り付けた面フアスナー雌(輪)片24と、を備えたことを特徴とする係留部材付き二本拘束膝カバー弾性保護具1である。
本発明の第1実施形態の2は、着用者の大腿下部6、膝蓋部8、脛上部10に対面して取付けた膝カバー弾性部材20の裏面に取付けた係留部材3に立設した押圧部4を、膝蓋部8周縁部の上方の大腿下部6、膝蓋部8周縁部、脛部9の肌面の窪み部にそれぞれ当接して、着用者の年齢、性別、肥満の程度、病状の程度、好みなどによる個人差を配慮して締め付けて加えた直下型の圧縮力と、大腿下部6と脛部9の肌面の窪み部に嵌着された両押圧部4によって、両窪み部に架かる膝カバー弾性部材の弾力の生ずる膝の屈折作用時の引張力の強弱で、反作用として両側の押圧部4の当接する窪み部にかかる横方向の圧縮力の往復作用によって、着用者の膝蓋部8周辺の靭帯や筋肉の柔軟性を向上して、膝関節部位の障害を予防することができるが、これとは別に、膝蓋部8の両縁部上方の肌面の窪み部と膝蓋部8の表面の窪み部が、膝の屈折時の膝カバー弾性部材20の伸縮で繰り返し直下型の圧縮力を、膝蓋部8や、膝蓋部周縁部に与えるので、更に、膝蓋部周辺の靭帯や筋肉の柔軟性が向上される。
なお、図28に示すように、係留部材3の各押圧部4の形状は、着用者の年齢、性別、身体の大小等の個人差があるので、例えば、押圧部4の高さを大腿部下部6や大腿部5用や膝蓋部表面用のものは低くし、膝蓋部8の下方の脛上部10用ものは形状を高く製作し、或いは押圧部4の接触する肌面の硬さに応じて押圧部4の硬度を硬軟調整し、例えば膝蓋部表面用のものは若干柔らかに製作するとよい。
以上、本発明の第1実施形態は、第1実施形態の1と第1実施形態の2共に優れた効果を奏するが、その他に、膝カバー弾性部材20に取付ける多種類の係留部材3と膝カバー弾性部材20と上部主拘束弾性部材25と下部主拘束弾性部材26を主要部材とすることから、着用者の個人差に応じられるように、予め、共通部品として製作した係留部材3の押圧部4を、各種ピッチに配置した膝カバー弾性部材20や、形状記憶機能や細孔数設定にて引張強度の調整された膝カバー弾性部材20を別個に各種製作して在庫し、ユーザーの要望や体質に応じて最適な膝カバー弾性部材20に、各種の主拘束弾性部材を取付けて出荷できるので、製作費の低減と優れた品質保証体制を確立することができる。
本発明の第2実施形態は、押圧部を立設した係留部材を裏面に取り付け、着用者の大腿部、大腿下部、膝蓋部、脛上部、脛部に対面するように形成された膝カバー弾性部材と、大腿下部に対面する前記膝カバー弾性部材の上部表面に片方の端部を取付けて、他方の端部の上部主係止端部を外方向に伸ばして配置した上部主拘束弾性部材と、脛上部に対面する前記膝カバー弾性部材の下部表面に、前記上部主拘束弾性部材と平行で反対方向に、片方の端部を取付けて、他方の端部の下部主係止端部を外方向に伸ばして配置した下部主拘束弾性部材と、裏面が大腿部に接触する前記膝カバー弾性部材の上端部表面に、前記上部主拘束弾性部材と並行で、反対方向に片方の端部を取付けて、他方の端部の上部副係止端部を外方向に伸ばして配置した上部副拘束弾性部材と、裏面が脛部に接触する前記膝カバー弾性部材の下端部表面に、前記下部主拘束弾性部材と並行で、反対方向に片方の端部を取付けて、他方の端部の下部副係止端部を外方向に伸ばして配置した下部副拘束弾性部材と、前記上部主係止端部、前記下部主係止端部、前記上部副係止端部、前記下部副係止端部の裏面に取り付けた面フアスナー雄(鍵)片と、前記上部主拘束弾性部材、前記下部主拘束弾性部材、前記上部副拘束弾性部材、前記下部副拘束弾性部材の表面に取り付けた面フアスナー雌(輪)片と、を備えたことを特徴とする係留部材付き四本拘束膝カバー弾性保護具である。
本発明の第2実施形態は、効果を必要とする窪み部の範囲を基にして、第2実施形態の1と第2実施形態の2が使用される。先ず、第2実施形態の1は、着用者の大腿部5、大腿下部6、膝蓋部8、脛上部10、脛部9に対面して取付けた膝カバー弾性部材20の裏面から、着用者の年齢、性別、肥満の程度、病状の程度、好みなどにより、個人差を配慮した肌面の窪み部に圧縮力を加えるために、膝蓋部8の上縁部と下縁部の肌面の窪み部を中心に、負荷する直下型の圧縮力と両縁部に架かる膝カバー弾性部材の弾力の有する膝の屈折作用時の引き寄せ力の強弱による横方向の圧縮力の往復作用によって、着用者の膝蓋部周辺の靭帯や筋肉の柔軟性を向上して、膝関節部位の障害を予防することを目的とし、また、第2実施形態の2は、膝蓋部周辺の靭帯や筋肉の柔軟性を向上する効果の範囲を広げて、大腿部5から膝蓋部8周辺を経て脛部9に至る肌面に存在する窪み部を支持基点として、係留部材の押圧部にて圧縮力を加えることにより、着用者の膝蓋部周辺の靭帯や筋肉の柔軟性を向上して、大腿部5から膝関節部位を含めた脛部9の範囲の障害を広く予防することを目的としている。
次に、本発明の第2実施形態の1において、図23は、第2実施形態の1を示す係留部材付き四本拘束膝カバー弾性保護具2の平面図、図24は、図23の側面図、図25は、図23の正面図、図26は、図23の裏面図、図27は、第2実施形態の1の係留部材付き四本拘束膝カバー弾性保護具2を着用者の膝蓋部8に捲着した取付状態を示す正面図、図29は、第2実施形態の2の係留部材付き四本拘束膝カバー弾性保護具の裏面図である。
本発明の第2実施形態の1は、着用者の大腿部5、大腿下部6、膝蓋部8、脛上部10、脛部9に対面するように形成された膝カバー弾性部材20と、大腿下部6に対面する前記膝カバー弾性部材20の上部表面に片方の端部を取付けて、他方の端部の上部主係止端部29を外方向に伸ばして配置した上部主拘束弾性部材25と、脛上部10に対面する前記膝カバー弾性部材20の下部表面に、前記上部主拘束弾性部材25と平行で、反対方向に片方の端部を取付けて、他方の端部の下部主係止端部30を外方向に伸ばして配置した下部主拘束弾性部材26と、前記上部主拘束弾性部材25の片方の端部を取り付けた前記膝カバー弾性部材20の上部表面の直下の裏面に取付け、前記大腿下部6に対面して肌面の窪み部に当接する押圧部4を立設した上部係留部材21と、前記下部主拘束弾性部材26の片方の端部を取り付けた前記膝カバー弾性部材20の下部表面の直下の裏面に取付け、前記脛上部10に対面して肌面の窪み部に当接する押圧部4を立設した下部係留部材22と、裏面が大腿部5に接触する前記膝カバー弾性部材20の上端部表面に、前記上部主拘束弾性部材25と平行で、反対方向に片方の端部を取付けて、他方の端部の上部副係止端部31を外方向に伸ばして配置した上部副拘束弾性部材27と、裏面が脛部9に接触する前記膝カバー弾性部材20の下端部表面に、前記下部主拘束弾性部材26と並行で、反対方向に片方の端部を取付けて、他方の端部の下部副係止端部32を外方向に伸ばして配置した下部副拘束弾性部材28と、前記上部主係止端部29、前記下部主係止端部30、前記上部副係止端部31、前記下部副係止端部32の裏面に取り付けた面フアスナー雄(鍵)片23と、前記上部主拘束弾性部材25、前記下部主拘束弾性部材26、前記上部副拘束弾性部材27、前記下部副拘束弾性部材28の表面に取り付けた面フアスナー雌(輪)片24と、を備えたことを特徴とする係留部材付き四本拘束膝カバー弾性保護具2である。
膝カバー弾性部材20は、上方に大腿部5を配し、下方に足部11の上の脛部9を配して、大腿部5、大腿下部6、膝蓋部8、脛上部10、脛部9に対面して取り付けて使用するもので、図23、図26、図27において、仮想線で示す膝蓋部8の上縁肌面である大腿下部6の複数の窪み部と当接する押圧部4を立設する上部係留部材21(例えば、図示では中央型複数押圧部付き楕円形係留部材13)と、膝蓋部8の下縁肌面である脛上部10の複数の窪み部と当接する押圧部4を立設する下部係留部材22(例えば、図示では接縁型複数押圧部付き楕円形係留部材12)を膝カバー弾性部材20の裏面に取り付ける。なお膝カバー弾性部材20の材質としては、樹脂発泡体、汎用ゴム材料、汎用樹脂、汎用エンプラ、形状記憶樹脂、形状記憶繊維、超弾性合金、形状記憶合金、形状記憶複合材料等を使用する。
なお、図5から明らかのように、上部係留部材21と下部係留部材22の各押圧部4の形状は、着用者の年齢、性別、身体の大小等の個人差があるので、例えば、押圧部4の高さを大腿部下部6や大腿部5用のものは低くし、膝蓋部8の下方の脛上部10用のものは形状を高く製作するとよい。
なお、本発明の第2実施形態に使用する係留部材3としては、第2実施形態の1の図23〜図27に示すように、上部係留部材21に中央型複数押圧部付き楕円形係留部材13、また下部係留部材22に接縁型複数押圧部付き楕円形係留部材12がそれぞれ使用されてあるが、これに限定されるものではなく、前記接縁型複数押圧部付き楕円形係留部材12、中央型複数押圧部付き楕円形係留部材13を含めて、図11〜図22に示すような接縁型単数押圧部付き楕円形係留部材14、接縁型単数押圧部付き円形係留部材15、中央型単数押圧部付き円形係留部材16、中央型単数押圧部付き楕円形係留部材17の内の同種、または、異種の複数の組合せからな係留部材3のいずれかでも使用できるものである。なお係留部材3の材質は、押圧部4の硬度を、指先の硬さ程度にした汎用ゴム材料、汎用エンプラ、汎用樹脂等が使用される。
裏面に取り付けた上部係留部材21の押圧部を、前記膝蓋部8の周りの肌面の窪み部に圧着する拘束部材として、上部主拘束弾性部材25は、裏面に上部係留部材21を取付けた膝カバー弾性部材20の上部表面に一方の端部を横置きに取付けて、他方の端部の上部主係止端部29を外方向に伸ばして配置し、一方捲き方式で、前記一方の端部の上から大腿下部6に数回捲き付けることにより、窪み部に対する押圧力を強弱調整して、最後に固定するために、前記上部主係止端部29の裏面に面フアスナー雄(鍵)片23を取り付け、前記面フアスナー雄(鍵)片23と係止する面フアスナー雌(輪)片24を前記上部主拘束弾性部材25の表面に取付けてある。
また、下部主拘束弾性部材26は、前記膝カバー弾性部材20の裏面に取り付けた下部係留部材22に立設した押圧部4を一方締めにて、脛上部10の肌面の窪み部に加圧する部材で、前記膝カバー弾性部材20の上方表面に取り付けた前記上部主拘束弾性部材25の取付け方向とは逆方向に、一方の端部を前記膝カバー弾性部材20の下部表面に取り付け、下部主拘束弾性部材26の下部主係止端部30を外方向に伸ばして配置し、着用者の年齢、性別、肥満の程度、病状の程度、好みなどにより、脛上部10の肌面の窪み部に対する押圧力を強弱調整して一方向捲きで脛上部10に数回捲き付けて後に固定するが、そのために、前記下部主係止端部30の裏面に面フアスナー雄(鍵)片23を取り付け、前記下部主拘束弾性部材26の表面には前記面フアスナー雄(鍵)片23と係止する面フアスナー雌(輪)片24が取付けてある。
次に、上部副拘束弾性部材27は、前記膝カバー弾性部材20の上部端部の表面に、図23、図27に示すように、前記上部主拘束弾性部材25に並行で反対方向に一方の端部を取付け、他方の上部副係止端部31を外方向に伸ばした一方捲着方式にして、着用者が膝を屈折する際の前記膝カバー弾性部材20の引張力で、押圧部4による横方向の圧縮力を窪み部に繰返し負荷することによる大きな作用効果を確実にするために、前記上部副係止端部31の裏面には、前記上部副拘束弾性部材26の表面に取付けた面フアスナー雌(輪)片24と係止する面フアスナー雄(鍵)片23を取り付け、前記膝カバー弾性部材20の上部端部を大腿部5に確実に固定できるようにする。
また、下部副拘束弾性部材28には、前記膝カバー弾性部材20の下部端部の表面に、図23、図27に示すように、前記下部主拘束弾性部材26に平行で反対方向に一方の端部を取付け、他方の端部の下部副係止端部32を外方向に伸ばして配置し、前記下部副拘束弾性部材28にて、前記膝カバー弾性部材20の下部端部を脛部9に確実に保持するために、前記下部副係止端部32の裏面には、前記下部副拘束弾性部材28の表面に取付けた面フアスナー雌(輪)片24と係止する面フアスナー雄(鍵)片23が取り付けてある。
本発明の第2実施形態の1の使用に際しては、図27に示すように、先ず、前記膝カバー弾性部材20の下端部に取付けた前記下部副拘束弾性部材28を脛部9に右捲きに2回捲きつけて、下部副係止端部32の裏面に取付けた面フアスナー雄(鍵)片23を、下部副拘束弾性部材28の表面に取付けた面フアスナー雌(輪)片24に係止して仮締めし、次に、下部主拘束弾性部材26を着用者の個人差に応じた圧力調節が容易な一方捲きで脛上部10に左捲きに2回捲きつけて、下部係留部材22に立設した押圧部4を膝蓋部8の下側の脛上部10肌面の窪み部に圧縮力を加えて保持するが、その際、前記膝カバー弾性部材20を経て脛上部10に下部主係止端部31の裏面に取付けた面フアスナー雄(鍵)片23を、下部主拘束弾性部材27の表面に取付けた面フアスナー雌(輪)片24に係止して確実に固定できるようにし、前記下部副拘束弾性部材28を最後に増す締めして前記膝カバー弾性部材20の下端部に取付ける。
次に、前記膝カバー弾性部材20の上端部を大腿部5の方に引き上げて、上部副拘束弾性部材26で大腿部5に左捲きに2回捲きつけて上部副係止端部31の裏面に取付けた面フアスナー雄(鍵)片23を、上部副拘束弾性部材27の表面に取付けた面フアスナー雌(輪)片24に係止して仮締めした後に、上部主拘束弾性部材25で、大腿下部6に右捲きに2回捲きつけて、前記膝カバー弾性部材20の裏側の取付けた上部係留部材21に立設した押圧部4で、当接する着用者の膝蓋部8の上方の大腿下部6の窪み部に、着用者の個人差に応じて強弱調整された圧力を加えて、上部主係止端部29の裏面に取付けた面フアスナー雄(鍵)片23を、上部主拘束弾性部材25の表面に取付けた面フアスナー雌(輪)片24に係止して確実に固定してから、前記上部副拘束弾性部材27を増す締めして、着用中に膝カバー弾性部材20の肌面への取り付けと、前記押圧部4の窪み部との嵌合が緩まないようにする。なお各拘束弾性部材の材質は、汎用エンプラ、汎用ゴム材料、汎用樹脂、形状記憶樹脂、形状記憶繊維等が使用される。
本発明の第2実施形態の1は、従来の伸縮可能な膝用サポーターでは極めて困難であったズボンやパンツの上からの着用を容易にする押圧部付き膝カバー弾性部材20を使用したことにより、何時でも何処でも、ズボンやパンツの上から自由に装着できて、係止端部の碇作用で確実に保持されることから、着用者の膝関節部位の障害を緩和することができる。
また、表面に立設した押圧部の底面の面積よりも大きな底面積を形成した係留部材3を、膝カバー弾性部材20の裏面に複数取り付けて、限られた弾性部材の引張力を押圧部4に集中して活用し、上部主拘束弾性部材25や下部主拘束弾性部材26の一方捲きの押圧調整方式による直下型の圧縮力を、着用者の肌面の窪み部に圧着することができる。
また、前記直下型の圧縮力による効果の他に、膝カバー弾性部材20の上端部を多重捲き可能な上部副拘束弾性部材27で、また、膝カバー弾性部材20の下端部を多重捲き可能な下部部副拘束弾性部材28で、それぞれ確実に肌面に固定できるので、着用者の動作時における膝の屈折作用で生ずる引張力によって、反力として、膝蓋部8の周りの肌面に平行な横方向の圧縮力が着用者の窪み部に作用するが、本発明の係留部材付き四本拘束膝カバー弾性保護具2では、上部主拘束弾性部材25と下部主拘束弾性部材26の肌面への締付力を、膝カバー弾性部材20の上下両端部を基点とする上部副拘束弾性部材27や下部副拘束弾性部材28の肌面への締付力よりも若干弱く調節して使用すれば、前記窪み部内にて往復移動する押圧部4の圧縮力で前記窪み部周辺の靭帯や筋肉を更に柔軟にできる。
図29は、第2実施形態の2の係留部材を取り付けた係留部材付き四本拘束膝カバー弾性保護具の裏面図である。
本発明の第2実施形態の2は、図29に示すように、着用者の大腿部5、大腿下部6、膝蓋部8、脛上部10、脛部9に対面するように形成された膝カバー弾性部材20と、大腿下部6に対面する前記膝カバー弾性部材20の上部表面に片方の端部を取付けて、他方の端部の上部主係止端部29を外方向に伸ばして配置した上部主拘束弾性部材25と、脛上部10に対面する前記膝カバー弾性部材20の下部表面に、前記上部主拘束弾性部材25と平行で、反対方向に片方の端部を取付けて、他方の端部の下部主係止端部30を外方向に伸ばして配置した下部主拘束弾性部材26と、前記上部主拘束弾性部材25の片方の端部を取り付けた前記膝カバー弾性部材20の上部表面の直下の裏面に取付け、前記大腿下部6に対面して肌面の窪み部に当接する押圧部4を立設した上部係留部材21(図では中央型複数押圧部付き楕円係留部材13)と、前記下部主拘束弾性部材26の片方の端部を取り付けた前記膝カバー弾性部材20の下部表面の直下の裏面に取付け、前記脛上部10に対面して肌面の窪み部に当接する押圧部4を立設した下部係留部材22(図では接縁型複数押圧部付き楕円係留部材12)と、裏面が大腿部5に接触する前記膝カバー弾性部材20の上端部表面に、前記上部主拘束弾性部材25と平行で、反対方向に片方の端部を取付けて、他方の端部の上部副係止端部31を外方向に伸ばして配置した上部副拘束弾性部材27と、裏面が脛部9に接触する前記膝カバー弾性部材20の下端部表面に、前記下部主拘束弾性部材26と並行で、反対方向に片方の端部を取付けて、他方の端部の下部副係止端部32を外方向に伸ばして配置した下部副拘束弾性部材28と、前記上部副拘束弾性部材27の片方の端部を取り付けた前記膝カバー弾性部材20の上端部表面の直下の裏面に取付け、前記大腿部5に対面して肌面の窪み部に当接する押圧部4を立設した係留部材3(図では中央型単数押圧部付き楕円係留部材17)と、前記下部副拘束弾性部材28の片方の端部を取り付けた前記膝カバー弾性部材20の下端部表面の直下の裏面に取付け、前記脛部9に対面して肌面の窪み部に当接する押圧部4を立設した係留部材3(図では接縁型単数押圧部付き円係留部材15)と、前記膝カバー弾性部材20の前記膝蓋部の両側縁部の肌面の窪み部に当接する押圧部4を立設した係留部材3(図では接縁型単数押圧部付き楕円係留部材14)と、前記膝カバー弾性部材20の前記膝蓋部8の表面の窪み部に当接する押圧部4を立設した係留部材3(図では中央型単数押圧部付き円係留部材16)と、前記上部主係止端部29、前記下部主係止端部30、前記上部副係止端部31、前記下部副係止端部32の裏面に取り付けた面フアスナー雄(鍵)片23と、前記上部主拘束弾性部材25、前記下部主拘束弾性部材26、前記上部副拘束弾性部材27、前記下部副拘束弾性部材28の表面に取り付けた面フアスナー雌(輪)片24と、を備えたことを特徴とする係留部材付き四本拘束膝カバー弾性保護具2である。
本発明の第2実施形態の2は、膝カバー弾性部材20を経て直接に加圧されない着用者の肌面の窪み部用の係留部材3である前記膝カバー弾性部材20の前記膝蓋部8の両側縁部の肌面の窪み部に当接する押圧部4を立設した係留部材3(図では接縁型単数押圧部付き楕円係留部材14)と、前記膝カバー弾性部材20の前記膝蓋部8の表面の窪み部に当接する押圧部4を立設した係留部材3(図では中央型単数押圧部付き円係留部材16)の各押圧部4は、膝の屈折時に生ずる膝カバー弾性部材20の引張力で押圧部4が引き寄せられて、前記押圧部4が当接する窪み部に圧縮力を増減することにより、窪み部周辺の靭帯や筋肉を柔軟化できるもので、他の係留部材3の押圧部4は、各拘束弾性部材の捲き締め力によって、当接する窪み部に直下型の圧縮力を強弱調節して負荷できるという効果がある。
本発明の第2実施形態の2は、膝カバー弾性部材20の裏面に、押圧部4を立設した係留部材3の及ぼす拘束機能により、パンツやズボンの上から、本発明を着装できるが、膝カバー弾性部材20がずれることがなく、膝蓋部8の周縁部の肌面の窪み部に、膝の屈折時に往復繰り返し生ずる横方向の圧縮力と、前記直下型の圧縮力との合成圧縮力が、前記窪み部に垂直から斜め下方向の合成圧縮力として作用し、窪み部付近の靭帯や筋肉の柔軟性を向上するので、毎日使用することにより着用者の膝関節部位周辺の障害の予防を図ることができる。
なお、本発明の第2実施形態の2は、膝カバー弾性部材20に取付ける多種類の係留部材3と膝カバー弾性部材20と拘束弾性部材を主要部材とすることから、着用者の個人差に応じて、共通部品として製作した係留部材3の押圧部4を各種ピッチに配置した膝カバー弾性部材20や、形状記憶機能や細孔設定等の各種材料にて引張強度の調整された膝カバー弾性部材20を個別に製作して在庫し、ユーザーの要望や体質に応じて最適な膝カバー弾性部材20に、各種の拘束弾性部材を取付けて出荷できるので、製作費の低減と優れた品質保証体制が確立できる。
1 係留部材付き二本拘束膝カバー弾性保護具
2 係留部材付き四本拘束膝カバー弾性保護具
3 係留部材
4 押圧部
5 大腿部
6 大腿下部
7 膝部
8 膝蓋部
9 脛部
10 脛上部
11 足部
12 接縁型複数押圧部付き楕円形係留部材
13 中央型複数押圧部付き楕円形係留部材
14 接縁型単数押圧部付き楕円形係留部材
15 接縁型単数押圧部付き円形係留部材
16 中央型単数押圧部付き円形係留部材
17 中央型単数押圧部付き楕円形係留部材
18 楕円形係留部材
19 円形係留部材
20 膝カバー弾性部材
21 上部係留部材
22 下部係留部材
23 面フアスナー雄(鍵)片
24 面フアスナー雌(輪)片
25 上部主拘束弾性部材
26 下部主拘束弾性部材
27 上部副拘束弾性部材
28 下部副拘束弾性部材
29 上部主係止端部
30 下部主係止端部
31 上部副係止端部
32 下部副係止端部
33 係留部材取付孔

Claims (2)

  1. 着用者の大腿下部(6)、膝蓋部(8)、脛上部(10)に対面するように形成された膝カバー弾性部材(20)と、
    表面に立設した押圧部(4)の底面積よりも大きな底面積を形成し、かつ、押圧部(4)の立設位置を着用者の膝蓋部(8)の骨部の上下縁部や、脛部(9)の骨部の周りに近接する窪み部を押圧する接縁型や、または、前記膝蓋部(8)の上縁部や下縁部から離れた窪み部を押圧する中央型の、いずれかに形成して、前記膝カバー弾性部材(20)の裏面に取付ける係留部材(3)と、
    前記膝カバー弾性部材(20)の上端部の表面に取付けて、前記押圧部(4)が当接する膝蓋部(8)の上縁部の窪み部に圧縮力を加えて締着する上部主拘束弾性部材(25)と、
    前記膝カバー弾性部材(20)の下端部の表面に取付けて、前記押圧部(4)が当接する膝蓋部(8)の下縁部の窪み部に圧縮力を加えて締着する下部主拘束弾性部材(26)と、
    を備えた係留部材付き二本拘束膝カバー弾性保護具(1)を、大腿下部(6)、膝蓋部(8)、脛上部(10)に着用して、着用当初の上部主拘束弾性部材(25)と、下部主拘束弾性部材((26)の締着による前記膝蓋部(8)の上下縁部の窪み部に掛かる直下型の圧縮力と、使用中における膝の屈折動作で、前記膝カバー弾性部材(20)の引き寄せ力による前記膝蓋部(8)の上下縁部の窪み部に掛かる横方向の圧縮力とで、前記膝蓋部(8)の上下縁部周辺の靭帯や筋肉を柔軟化して、着用者の膝関節部位の障害を予防することを特徴とする係留部材付き膝カバー弾性保護具。
  2. 請求項1において、
    膝蓋部(8)の上下縁部と両側縁部や、脛上部(10)等の肌面に存在する窪み部に圧縮力を加える押圧部(4)を立設した係留部材、または、大腿下部(6)や、膝蓋部(8)の上下縁部と両側縁部や、脛上部(10)等の肌面に存在する窪み部に圧縮力を加える押圧部(4)を立設した係留部材(3)のいずれかを裏面に取付けた着用者の大腿部(5)、大腿下部(6)、膝蓋部(8)、脛上部(10)、脛部(9)に対面するように形成された膝カバー弾性部材(20)と、
    前記膝カバー弾性部材(20)の上端部の表面に取付けて、大腿部(5)を締着する上部副拘束弾性部材(27)と、前記膝カバー弾性部材(20)の下端部の表面に取付けて、脛部(9)を締着する下部副拘束弾性部材(28)を備えた係留部材付き四本拘束膝カバー弾性保護具(2)、又は、
    大腿部(5)や、大腿下部(6)や、膝蓋部(8)の上下縁部と両側縁部や、脛部(9)等の肌面に存在する窪み部に圧縮力を加える押圧部(4)を立設した係留部材(3)を裏面に取付けた着用者の大腿部(5)、大腿下部(6)、膝蓋部(8)、脛上部(10)、脛部(9)に対面するように形成された膝カバー弾性部材(20)と、
    前記膝カバー弾性部材(20)の上端部の裏面に取付けて、大腿部(5)の窪み部に圧縮力を加える押圧部(4)を立設した係留部材(3)と、前記膝カバー弾性部材(20)の上端部の表面に取付けて、前記係留部材(3)を経て大腿部(5)を締着する上部副拘束弾性部材(27)と、前記膝カバー弾性部材(20)の下端部の裏面に取付けて、脛部(9)周辺の窪み部に圧縮力を加える押圧部(4)を立設した係留部材(3)と、前記膝カバー弾性部材(20)の下端部の表面に取付けて、前記係留部材(3)を経て脛部(9)を締着する下部副拘束弾性部材(27)と、
    を備えた係留部材付き四本拘束膝カバー弾性保護具(2)のいずれかを、大腿部(5)、大腿下部(6)、膝蓋部(8)、脛上部(10)、脛上部(9)に被せて着用し、着用当初の上部主拘束弾性部材(25)と下部主拘束弾性部材((26)や、上部副拘束弾性部材(27)と下部副拘束弾性部材(27)の締着による前記膝蓋部(8)の上縁部と下縁部の肌面の窪み部と、大腿部(5)と脛部(9)の窪み部に当接する押圧部(4)による直下型の圧縮力と、使用中における膝の屈折動作で、前記膝カバー弾性部材(20)の引き寄せ力による前記膝蓋部(8)の上下縁部の窪み部に掛かる横方向の圧縮力や、前記大腿部(5)の窪み部、前記膝蓋部(8)の両側縁部、前記脛部(9)の窪み部に掛かる横方向の圧縮力とで、
    前記膝蓋部(8)の上下縁部周辺の靭帯や筋肉を柔軟化して、着用者の大腿部(5)〜脛部(9)の障害を予防することを特徴とする係留部材付き膝カバー弾性保護具。



    以上。
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