JP4666072B2 - 電子写真用トナー及びその製造方法 - Google Patents
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Description
ポリ乳酸は、乳酸がエステル結合により結合したポリマーであり、近年、環境に優しい生分解性プラスティックとして注目を集めている。即ち、自然界には、エステル結合を切断する酵素(エステラーゼ)が広く分布していることから、ポリ乳酸は環境中でこのような酵素により徐々に分解されて、単量体である乳酸に変換され、最終的には二酸化炭素と水になる。
ポリ乳酸樹脂(三井化学(株)製:Tg:61℃、Tm:170℃、Mn:160000)100質量部、電荷制御剤「LR−147」(日本カーリット(株)製)1質量部、着色剤PR−57.1「ECR−101」(大日精化(株)製)5質量部、離型剤「カルナバワックス」3質量部、及び解重合剤としてネオペンチルグリコール1質量部をヘンシェルミキサーで予備混合した。
ネオペンチルグリコールの量を5質量部としたことを除いて、実施例1と同様にして、トナーを得た。
ネオペンチルグリコールの量を0.5質量部とし、混練をオープンロール型連続混練機(三井鉱山(株)製、商品名:ニーデックス)の代わりに連続押出混練機(池貝(株)製、商品名:PCM−43)により行ったことを除いて、実施例1と同様にしてトナーを得た。
ネオペンチルグリコールの量を5質量部とし、混練をオープンロール型連続混練機(三井鉱山(株)製、商品名:ニーデックス)の代わりに連続押出混練機(池貝(株)製、商品名:PCM−43)により行ったことを除いて、実施例1と同様にしてトナーを得た。
解重合剤としてネオペンチルグリコールの代わりに1,6−ヘキサンジオールとしたことを除いて、実施例1と同様にして、トナーを得た。
解重合剤としてネオペンチルグリコールの代わりにエチレングリコールとしたことを除いて、実施例1と同様にして、トナーを得た。
解重合剤としてネオペンチルグリコールの代わりにトリメチロールプロパンとしたことを除いて、実施例1と同様にして、トナーを得た。
解重合剤としてネオペンチルグリコールの代わりにグリセリンとしたことを除いて、実施例1と同様にして、トナーを得た。
解重合剤としてネオペンチルグリコールの代わりにペンタエリスロトールとしたことを除いて、実施例1と同様にして、トナーを得た。
ネオペンチルグリコールの量を0質量部とし実施例1と同様にしてトナーを得た。
ネオペンチルグリコールの量を0.2質量部とし実施例1と同様にしてトナーを得た。
ネオペンチルグリコールの量を5.5質量部とし実施例1と同様にしてトナーを得た。
試料1gについて、装置としてフローテスター(島津製作所(株)製、CFT−500D)を用いて、1/2法により試料の半分が流出した温度を軟化点とした。測定条件は、下記の通りである。
荷重:20kg
ノズル:直径1mm、長さ1mm
2.分子量の測定
装置:GPC(島津製作所(株)製)、検出器RI
分子量Mnは、分子量既知のポリスチレン試料によって作成した検量線を標準としてGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)にて測定される数平均分子量である。
上記カラープリンターにトナーを実装し、通常環境(25℃、50%RH)において、印字率5%画像を連続印字し、10000枚印字した後、ベタ画像を印字したときのトナーがドクターブレードに融着することに起因する白スジの発生を目視で評価した。プロセス速度は34.1mm/sec、定着温度は150℃で行った。
○:白スジ発生なし。
上記カラープリンターの定着部分の温度を可変できるように改造し、定着試験器とする。試験1で用いた装置で未定着画像を得た後、前記定着試験器にて上ロールの定着温度を100〜200℃の範囲で10℃毎に可変し、未定着画像を定着器に通した。その際、下ロールの温度を上ロールの設定温度に対し10℃低い温度に設定した。画像サンプルのコールドオフセット、ホットオフセット、剥離爪跡を目視で観察し、非オフセット領域を求め、下記のように評価した。
○:非オフセット領域が20℃以上である。
測定した軟化点により、下記の基準で評価した。
○:軟化点140℃以下
×:軟化点140℃を越える。
Claims (2)
- 所定の軟化点および分子量のポリ乳酸を結着樹脂として含む原料に、1つ以上の水酸基を有する化合物であるネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、エチレングリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスロトールの中から選ばれた少なくとも1種の解重合剤を前記ポリ乳酸100質量部に対し0.5〜5質量部混合し該混合物を混練する混練工程、及び得られた混練物を粉砕及び分級する工程を経て得られたトナーであって、
前記混練工程において前記解重合剤により前記ポリ乳酸が解重合されて、少なくとも軟化点が低減されている
ことを特徴とする電子写真用トナー。 - 所定の軟化点および分子量のポリ乳酸を結着樹脂として含む原料に、1つ以上の水酸基を有する化合物であるネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、エチレングリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスロトールの中から選ばれた少なくとも1種の解重合剤を前記ポリ乳酸100質量部に対し0.5〜5質量部混合し該混合物を混練する混練工程、及び得られた混練物を粉砕及び分級する工程を具備し、
前記混練工程において前記解重合剤により前記ポリ乳酸を解重合させて、少なくとも軟化点を低減させる
ことを特徴とする電子写真用トナーの製造方法。
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