JP4665326B2 - 光学フィルム - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、光学用途に利用される光学フィルムに関し、特に、プラズマディスプレイ等の表示装置に用いられる前面フィルタ等に用いるのに適した赤外線吸収性を有し、かつ、耐久性に優れた光学フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ等の多くのディスプレイが用いられてきており、これらディスプレイには様々な機能を持たせた層、例えば、帯電防止機能を持たせるための帯電防止層、表面硬度を向上させるためのハードコート層、膜付き性を向上させるための下引き層、カールを防止するためのアンチカール層などを設けた光学フィルムが用いられている。
さらに、プラズマディスプレイでは、近赤外線(波長800〜1100nm)も放出されるため、家電製品などのリモコンを誤動作させる恐れがあり、その対策も求められていた。
上記問題点を解決するために、プラズマディスプレイの前面フィルタには赤外吸収染料が用いられているが、プラズマディスプレイからは上記の電磁波、熱線、近赤外線以外にも紫外線が放射されており、また、外気に曝されるために、前面フィルタは劣化しやすく、従来の前面フィルタでは耐久性が十分であるとはいえなかった。
そこで、本発明者が検討したところ、支持体上に少なくとも1層が赤外吸収染料を含有する層を設け、かつ、該赤外吸収染料を含有する層を表面層以外とした簡単な構造の光学フィルムが上記の問題点を解決することができることを見出した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の目的は、赤外線吸収性を有し、かつ、耐久性に優れた光学フィルム及びプラズマディスプレイ用前面フィルタを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、
(1)支持体上に少なくとも2層の積層された層を有する光学フィルムにおいて、表面層以外の少なくとも1層が下記一般式(2)で表される赤外吸収染料を含有する層であることを特徴とする光学フィルム。
【0006】
【化4】
Figure 0004665326
[式中、R21、R22、R23、R24、R25、R26は各々1価の置換基を表す。また、R21、R22、R23、R24、R25、R26は協同して環を形成するものであってもよい。m、nは各々0〜4の整数を表す。
よって達成される。
【0007】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の光学フィルムは、支持体上に少なくとも2層の積層された層を有するが、支持体は特に制限はなく如何なるものであってもよい。本発明の光学フィルムの支持体として用いることができるフィルムとしては、例えば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、セロファン、セルロースジアセテートフィルム、セルロースアセテートブチレートフィルム、セルロースアセテートプロピオネートフィルム、セルロースアセテートフタレートフィルム、セルローストリアセテート、セルロースナイトレート等のセルロースエステル類又はそれらの誘導体からなるフィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム等のポリエステルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、エチレンビニルアルコールフィルム、シンジオタクティックポリスチレン系フィルム、ポリカーボネートフィルム、ノルボルネン樹脂系フィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリエーテルケトンフィルム、ポリエーテルスルホンフィルム、ポリスルホン系フィルム、ポリエーテルケトンイミドフィルム、ポリアミドフィルム、フッ素樹脂フィルム、ナイロンフィルム、アクリル系フィルムあるいはポリアリレート系フィルム等が挙げられる。
本発明の支持体としては、これらの中でも、流延法により製膜ができるセルローストリアセテートフィルム(TACフィルム)、セルロースアセテートプロピオネートフィルム等のセルロースエステルフィルム、透明性、機城的性質に優れるポリエチレンテレフタレートフィルム(PETフィルム)、ポリカーボネートフィルム(PCフィルム)等の熱可塑性樹脂のフィルムが好ましく、TACフィルム、PCフィルム、PETフィルムが加工性に優れているために好ましい。特に、二軸延伸ポリエステルフィルムが好ましい。
【0008】
セルロースエステルフィルムとしては、低級脂肪酸エステルが好ましい。ここで低級脂肪酸とは、炭素原子数が6以下の脂肪酸をいい、例えば、セルロースアセテート、セルロースプロピオネート、セルロースブチレー卜等がセルロースの低級脂肪酸エステルの好ましい例として挙げられる。
また、上記以外にも、特開平10−45804号公報、同8−231761号公報、米国特許第2,319,052号明細書等に記載のセルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート等の混合脂肪酸エステルを用いることができる。
上記記載の中でも、特に好ましく用いられるセルロースの低級脂肪酸エステルはセルローストリアセテートである。
ベース強度の観点からすると、重合度250〜400、結合酢酸量が54〜62.5%のセルロースの低級脂肪酸エステルが好ましく用いられ、さらに好ましいのは、結合酢酸量が58〜62.5%のセルローストリアセテートである。
セルロースの低級脂肪酸エステルを用いた支持体の膜厚は30μm〜300μm程度のものが好ましく用いられる。
【0009】
また、本発明の支持体に用いるポリエステルフィルムは特に限定されるものではないが、ジカルボン酸成分とジオール成分を主要な構成成分とするフィルム形成性を有するポリエステルのフィルムが好ましい。
主要な横成成分のジカルボン酸成分としては、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、ジフェニルエタンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルチオエーテルジカルボン酸、ジフェニルケトンジカルボン酸、フェニルインダンジカルボン酸などを挙げることができる。また、ジオール成分としては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、テトラメチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビスフェノ−ルフルオレンジヒドロキシエチルエーテル、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ハイドロキノン、シクロヘキサンジオール等を挙げることができる。
これらを構成成分としたポリエステルの中でも、透明性、機械的強度、寸法安定性等の点からすると、ジカルボン酸成分として、テレフタル酸及び/または2,6−ナフタレンジカルボン酸を、ジオール成分として、エチレングリコール及び/またはジエチレングリコールを主要な構成成分とするポリエステルが好ましい。中でも、ポリエチレンテレフタレートまたはポリエチレン2,6−ナフタレートを主要な構成成分とするポリエステルや、テレフタル酸及び2,6−ナフタレンジカルボン酸からなるジカルボン酸成分とエチレングリコールからなる共重合ポリエステル、及びこれらのポリエステルの2種以上の混合物を主要な構成成分とするポリエステルが好ましい。
【0010】
ポリエステルにおいて、エチレンテレフタレートユニット(成分)またはエチレン2,6−ナフタレンユニット(成分)が70質量%以上含有されていると、透明性、機械的強度、寸法安定性などに高度に優れたフィルムを得ることができる。
ポリエステルフィルムを構成するポリエステルは、本発明の効果を阻害しない範囲であれば、更に他の共重合成分が共重合されていてもよいし、また、他のポリエステルが混合されていてもよい。
ポリエステルフィルムを構成するポリエステルには、スルホネート基等の親水性基を有する芳香族ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体、ポリオキシアルキレン基を有するジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体、ポリオキシアルキレン基を有するジオールなどを共重合したものであってもい。
ポリエステルの耐熱性を向上する目的では、ビスフェノール系化合物、ナフタレン環またはシクロヘキサン環を有する化合物を共重合することができる。
ポリエステルフィルムには、酸化防止剤を含有させることができる。酸化防止剤としては、例えば、ヒンダードフェノール系化合物、ホスファイト系化合物、チオエーテル系化合物などの酸化防止剤を挙げることができる。中でも透明性の点でヒンダードフェノール系化合物が好ましい。酸化防止剤は、通常、ポリエステルに対して0.01〜2質量%、好ましくは0.1〜0.5質量%の範囲で使用される。
また、合成の各過程で耐熱安定剤、着色防止剤、酸化防止剤、結晶核剤、滑り剤、安定剤、ブロッキング防止剤、紫外線吸収剤、粘度調節剤、消泡剤、透明化剤、帯電防止剤、pH調製剤、染料、顔料などを添加させてもよい。
【0011】
本発明において用いられるポリエステルフィルムは、一方向の延伸倍率が1.0〜2.0倍に、それと直交する方向の延伸倍率が2.3〜7.0倍に二軸延伸され製膜されたポリエステルフィルムであることが好ましく、より好ましくは、縦方向の延伸倍率が1.0〜2.0倍に、横方向の延伸倍率が2.3〜7.0倍に二軸延伸され製膜されたポリエステルフィルムであり、さらに好ましくは、縦方向の延伸倍率が1.1〜1.8倍に、横方向の延伸倍率が3.0〜6.0倍に二軸延伸され製膜されたポリエステルフィルムである。
また、ポリエステルフィルムには、延伸の前及び/または後に、クリアハードコート層、帯電防止層、易滑性層、接着層、バリアー層などの機能性層を塗設してもよい。この際、コロナ放電処理、プラズマ放電処理、薬液処理などの各種表面処理を必要に応じて施すことができる。
本発明において、ガラス転移温度Tg、結晶化温度Tc及び融点Tmは次のように定義される。
フィルムあるいはペレット10mgを、毎分300mlの窒素気流中、300℃で溶融し、直ちに液体窒素中で急冷する。この急冷サンプルを示差走査型熱量計(理学電器社製、DSC8230型)にセットし、毎分100mlの窒素気流中で毎分10℃の昇温速度で昇温し、Tg、Tc及びTmを検出する。Tgはベースラインが偏奇し始める温度と、新たにベースラインに戻る温度との平均値であり、Tcはその発熱ピークのピーク温度であり、Tmはその吸熱ピークのピーク温度である。なお、測定開始温度は、測定されるTgより50℃以上低い温度とする。
【0012】
本発明においては、支持体に、上記赤外吸収染料を含む層を設け、その上層として少なくとも1層の層を設けることによって、赤外吸収能を有し、耐久性に優れたフィルムを得ることができたのである。
次に、本発明の赤外吸収染料を含む層に用いられる赤外吸収染料について説明する。
【0017】
本発明の赤外吸収染料、前記一般式(2)で表されるクロコニウム染料が挙げられる。
一般式(2)において、R21、R22、R23、R24、R25、R26は各々1価の置換基を表す。また、R21、R22、R23、R24、R25、R26は協同して環を形成してもよい。m、nは各々0〜4の整数を表す。
これらの一般式(2)についてさらに説明する。R21、R22、R23、R24、R25、R26で各々表される1価の置換基に制限されるものではないが、例えば、アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、イソプロピル基、t−ブチル基、メトキシエチル基、メトキシエトキシエチル基、2−エチルヘキシル基、2−ヘキシルデシル基、ベンジル基等)、アリール基(例えば、フェニル基、4−クロロフェニル基、2,6−ジメチルフェニル基等)、ヒドロキシル基、アシル基(例えば、アセチル基等)が挙げられるが、中でも、炭素数5以上の置換基、エーテル結合を有する置換基、ヒドロキシル基を有する置換基が好ましい。さらに、アルキル基であることが最も好ましい。特に、R21、R22、R23、R24が炭素数5以上の置換基またはエーテル結合をもつ置換基であると、有機溶媒に対する溶解度が改良されて好ましい。また、R21、R22、R23、R24、R25、R26は協同して環を形成してもよく、例えば、R21とR22、R23とR24が協同してモルホリン基を、R21、R22、R25が協同してジュロリジル基を形成してもよい。m、nは各々0〜4の整数を表すが、0または1である赤外吸収染料は合成しやすく好ましい。
以下に本発明に用いられる一般式(2)で表される赤外吸収染料を例示するが、本発明に用いられる赤外吸収染料はこれらに限定されるものではない。
【0018】
【化8】
Figure 0004665326
【0019】
【化9】
Figure 0004665326
【0020】
【化10】
Figure 0004665326
【0021】
クロコニウム染料は、特願平10−236522号明細書に記載の方法により容易に合成することができる。
上記の染料は可視領域に実質的に吸収がなく、本発明に用いる赤外吸収染料として尤も好ましいものである。
赤外吸収染料の使用量は化合物の種類、使用条件や要求される赤外吸収性能などにより一様ではないが、通常は、光学フィルム1m2当り、0.01g〜2gが好ましい。
【0022】
赤外吸収染料を含有する層はバインダーを用いることによって形成することができる。ここで用いるバインダとしては、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ニトロセルロース、アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、フェノキシ系樹脂、ノルボルネン系樹脂、エポキシ系樹脂及び紫外線硬化樹脂等が好ましいが、更に好ましくは、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂である。
本発明のバインダに用いられるアクリル系樹脂としては、下記一般式(3)で表される(メタ)アクリル酸エステル単位を10質量%以上含む重合体もしくは共重合体が好ましい。
【0023】
【化11】
Figure 0004665326
[式中、R31は水素原子またはメチル基を表し、R32は−Cn2n+1(nは1〜10の整数)を表す。]
これらのバインダーの例としては、例えば、ポリメチルメタアクリレート、ポリエチルメタアクリレート、ポリブチルメタアクリレート、ポリメタアクリル酸、ポリメチルアクリレート、ポリエチルアクリレート、ポリブチルメタアクリレート及びこれらポリマーを構成するモノマーと他のモノマーとの共重合体が挙げられる。
アクリル系樹脂としては、例えば、アクリペットMD、VH、MF、V(三菱レーヨン(株)製)、ハイパールM−4003、M−4005、M−4006、M−4202、M−5000、M−5001、M−4501(根上工業株式会社製)、ダイヤナールBR−50、BR−52、BR−53、BR−60、BR−64、BR−73、BR−75、BR−77、BR−79、BR−80、BR−82、BR−83、BR−85、BR−87、BR−88、BR−90、BR−93、BR−95、BR−100、BR−101、BR−102、BR−105、BR−106、BR−107、BR−108、BR−112、BR−113、BR−115、BR−116、BR−117、BR−118(三菱レーヨン(株)製)等のアクリル及びメタクリル系モノマーを原料として製造した各種ホモポリマー並びにコポリマーなどが市販されており、この中から好ましい樹脂を適宜選択することもできる。
上記のバインダーは、他のバインダーと混合して用いてもよい。このようなバインダーとしては、例えば、ゼラチン、ポリビニルアルコール、ポリアルギン酸(塩)のような水溶性ポリマー、セルロースエステル(例えば、トリアセチルセルロース、ジアセチルセルロース、プロピオニルセルロース、ブチリルセルロース、アセチルプロピオニルセルロース、ニトロセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース)、ポリスチレン及びポリエーテルケトン及びこれらの共重合体が挙げられる。
【0024】
また、本発明のバインダに用いられるポリエステル系樹脂としては、溶剤溶解性のポリエステルが好ましく、例えば、東洋紡(株)のバイロン103、バイロン200、バイロン300、バイロン630、ユニチカ(株)のエリーテルUE−3210、UE−3300、東レ(株)のエステルレジン100、住友化学(株)のスミカスーパーS200、S300等が挙げられる。
赤外吸収染料を含有する層の成分は、その上に塗設される層の塗布溶剤に対して溶解または膨潤するものであることが好ましい。また、赤外吸収染料を含有する層の厚みは0.1μm以上、15μm以下が好ましく、0.2μm以上、10μm以下が特に好ましい。
赤外吸収染料を含有する層は赤外吸収染料を含有する層を構成する成分を含む塗布液を塗設によって設けることができる。赤外吸収染料を含有する層を構成する成分を含む塗布液を調製する際に使用する溶媒は、各成分を溶解あるいは分散することができる溶媒であればいかなる溶媒であってもよく、例えば、炭化水素類、アルコール類、ケトン類、エステル類、グリコールエーテル類が挙げられる。これらの溶媒は、2種以上を併用してもよい。
赤外吸収染料を含有する層を構成する成分を含む塗布液の塗布には、例えば、グラビアコーター、スピナーコーター、ワイヤーバーコーター、ロールコーター、リバースコーター、押出コーター、エアードクターコーター等公知の方法を用いることができる。
【0025】
本発明においては、上記赤外吸収染料を含有する層の上には、少なくとも1層の層が設けられる。赤外吸収染料を含有する層の上に設ける層としては、各種の機能を有する層であってもよく、また、特別の機能を有していない層であってもよい。
上記各種の機能を有する層としては、耐擦傷性を向上させるためのハードコート層、表面反射を防止する反射防止層、導電性層、防眩層、粘着層等の層が挙げられる。これらの層は、赤外吸収染料を含有する層の上層とすることも下層とすることもできる。
耐擦傷性を向上させるためのハードコート層は赤外吸収染料を含有する層の上に設けることが好ましい。ハードコート層は活性線硬化樹脂(例えば、活性線硬化樹脂)、熱硬化樹脂等を含む塗布組成物を塗設することことにより形成することができる。
活性線硬化性樹脂とは紫外線や電子線のような活性線照射により架橋反応などを経て硬化する樹脂であり、紫外線硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂などが代表的なものとして挙げられる。
紫外線硬化性樹脂としては、例えば、紫外線硬化型アクリルウレタン系樹脂、紫外線硬化型ポリエステルアクリレート系樹脂、紫外線硬化型エポキシアクリレート系樹脂、紫外線硬化型ポリオールアクリレート系樹脂、紫外線硬化型エポキシ樹脂等を挙げることができる。
活性線硬化樹脂層の塗布組成物は固形分濃度は10〜95質量%であることが好ましく、塗布方法により適当な濃度が選ばれる。
【0026】
塗布には、例えば、グラビアコーター、スピナーコーター、ワイヤーバーコーター、ロールコーター、リバースコーター、押出コーター、エアードクターコーター等公知の方法を用いることができる。塗布量はウェット膜厚で0.1〜30μmが適当で、好ましくは、0.5〜15μmである。塗布速度は好ましくは10〜100m/minで行われる。
紫外線硬化樹脂組成物は塗布乾燥された後、紫外線を光源より照射するが、照射時間は0.5秒〜5分がよく、紫外線硬化樹脂の硬化効率、作業効率等からすると3秒〜2分がより好ましい。
活性線硬化性樹脂を光硬化反応させ硬化皮膜層を形成するために用いる光源は、紫外線を発生する光源であればいずれでも使用することができ、例えば、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、カーボンアーク灯、メタルハライドランプ、キセノンランプ等を用いることができる。照射条件はそれぞれのランプによって異なるが、照射光量は20〜10000mJ/cm2程度あればよく、好ましくは、50〜2000mJ/cm2である。近紫外線領域から可視光線領域にかけての光源を使用するときには、その領域に吸収極大のある増感剤を用いる。
これらのハードコート層は中心線平均表面粗さ1〜50nmのクリアハードコート層であることが好ましく、紫外線硬化樹脂組成分に微粒子を添加して、中心線平均表面粗さRaを0.1〜0.5μmとして防眩層であってもよい。
【0027】
本発明において、反射防止層としては公知の反射防止層を用いることができる。反射防止層はいずれでもよく特に限定されるものではなく例えば、蒸着によって設けることもでき、塗設によって設けることもできる。反射防止層は多層構成とすることができ、例えば、支持体側から中屈折率層、高屈折率層、低屈折率層を順次設けた層構成とすることができる。また、例えば、特願2000−23906号明細書に記載の反射防止層も用いることができる。反射防止層はハードコート層の上に設けることができ、光学フィルムの表面層として設けることが好ましい。
【0028】
導電性層としては、表面比抵抗(23℃、25%RH)が1×1012Ω/□以下とする導電性層が好ましい。より好ましくは、1×1011Ω/□以下、更に好ましくは、1×1010Ω/□以下である。
導電性を付与させる物質としては、例えば、導電性ポリマー、導電性微粒子を挙げることができる。
用いる導電性ポリマーは特に限定されず、アニオン性、カチオン性、両性及びノニオン性のポリマーのいずれでもよいが、その中でも好ましいものは、アニオン性、カチオン性のポリマーである。より好ましいアニオン性のポリマーとしては、例えば、スルホン酸系のポリマー、カルボン酸系のポリマーが挙げられ、カチオン性としては、3級アミン系のポリマー、4級アンモニウム系のポリマーが挙げられる。
導電性ポリマーの具体例としては、例えば、特公昭52−25251号公報、特開昭51−29923号公報、特公昭60−48024号公報に記載のアニオン性ポリマー、特公昭57−18176号公報、同57−56059号公報、同58−56856号公報、米国特許第4,118,231号明細書などに記載のカチオン性ポリマー又はラテックスを挙げることができる。
また、用いる導電性微粒子は特に限定されず、導電性微粒子の例としては導電性を有する金属酸化物が挙げられる。金属酸化物の例としては、ZnO、TiO2、SnO2、Al23、In23、SiO2、MgO、BaO、MoO2、V25等、或いはこれらの複合酸化物が好ましく、特にZnO、TiO2及びSnO2が好ましい。異種原子を含む例としては、例えばZnOに対してはAl、In等の添加、TiO2に対してはNb、Ta等の添加、又SnO2に対しては、Sb、Nb、Fなどハロゲン元素等の添加が効果的である。これら異種原子の添加量は0.01mol%〜25mol%の範囲が好ましいが、0.1mol%〜15mol%の範囲が特に好ましい。
また、これらの導電性を有する金属酸化物粉体の体積抵抗率は107Ωcm以下特に105Ωcm以下であって、1次粒子径が100Å以上0.2μm以下で、高次構造の長径が300Å以上6μm以下である特定の構造を有する粉体を導電層に体積分率で0.01%以上20%以下含んでいることが好ましい。
特に好ましい導電性層は、特開平9−203810号公報に記載されているアイオネン導電性ポリマーあるいは分子間架橋を有する第4級アンモニウムカチオン導電性ポリマーなどを含有する導電性層である。
【0029】
本発明の光学フィルムには、プラズマディスプレイ等の他の素子に貼り付けるために、粘着剤層あるいは接着剤層を設けることもできる。
粘着剤層を形成する粘着剤としては特に制限はなく、従来公知の材料、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤,シリコーン系粘着剤などを使用することができる。
アクリル系粘着剤としては、主成分として、例えば、アクリル酸エステル単独重合体、アクリル酸エステル単位を2種以上を含む共重合体及びアクリル酸エステルと他の官能性単量体との共重合体から選ばれた少なくとも一種を含有するものが用いられる。上記アクリル酸エステルとしては、例えば、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸デシルなどが挙げられる。また、上記官能性単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピルなどのヒドロキシル基含有単量体、(メタ)アクリルアミド、ジメチル(メタ)アクリルアミドなどのアミド基含有単量体などが挙げられる。
アクリル系粘着剤は、一般に、溶剤型とエマルジョン型に大別され、溶剤型は、通常、前記アクリル系ポリマー、溶剤、架橋剤及び所望に応じて用いられる粘着付与剤などから構成されている。架橋システムとしてはメチロール基縮合、イオン架橋、ウレタン架橋、エポキシ架橋などが利用されている。一方、エマルジョン型は、通常、前記アクリル系ポリマー、乳化剤、水性溶媒、所望に応じて用いられる粘着付与剤などから構成されている。
ゴム系粘着剤としては、主成分として、例えば、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリイソブチレン、ポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体などの中から選ばれた少なくとも一種を含有するものが用いられる。このゴム系粘着剤には、所望に応じ、粘着付与剤、可塑剤、老化防止剤、充填剤などを配合することできる。また、ゴム系粘着剤の形態としては、通常、溶剤型やゴムのラテックスを用いたエマルジョン型のものがあり、これらはどちらも好ましく用いられる。
シリコーン系粘着剤としては、例えば、主成分としてポリジメチルシロキサンやポリジフェニルシロキサンを含有し、さらに所望に応じて粘着付与剤、可塑剤、充填剤などを含有する溶剤型のものが好ましく用いられる。
この粘着剤層の厚さは、通常5〜100μm、好ましくは10〜60μmの範囲である。
【0030】
本発明の光学フィルムにおいては、支持体に各層を形成する場合、支持体との、あるいは、各層間の接着性を改善するために、コロナ放電処理、プラズマ放電処理等の処理を行ない、接合表面を改質することができる。これらの処理によって塗布液の濡れ性を改善したり、接着性をより高めることもできる。また、支持体との、あるいは、各層間の接着性を改善するために、下引き層等の易接着層を設けることも好ましい。
【0031】
また、本発明の光学フィルムには、紫外線吸収剤を含有させることができる。
紫外線吸収剤は光学フィルムの支持体、支持体上に設けられたいずれの層に添加してもよい。
本発明に用いる有用な紫外線吸収剤は、サリチル酸誘導体(例えば、サリチル酸フェニル、4−t−チルフェニルサリチル酸等)、ベンゾフェノン誘導体(例えば、2−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン等)、ベンゾトリアゾール誘導体(例えば、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)−ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−5′−ジ−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール等)、アクリロニトリル誘導体(例えば、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3′−ジフェニルアクリレート、メチル−α−シアノ−β−(p−メトキシフェニル)アクリレート等)、安息香酸誘導体(例えば、、レゾルシノール−モノベンゾエート、2′,4′−ジ−t−ブチルフェニル−3,5−t−ブチル−4−ヒドロキシべンゾエート等)または有機金属錯塩(例えば、ニッケルビス−オクチルフェニルサルファミド、エチル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシべンジルリン酸のニッケル塩等)等である。
本発明で好ましく用いられる上記記載の紫外線吸収剤は、透明性が高く、光学装置の劣化を防ぐ効果に優れたベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤やベンゾフェノン系紫外線吸収剤が好ましく、不要な着色がより少ないベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤が特に好ましい。
紫外線吸収剤の使用量は化合物の種類、使用条件などにより一様ではないが、通常、光学フィルム1m2当り、0.1g〜2.0gとするのが好ましく、0.3g〜1.5gがさらに好ましく、0.5g〜1.0gが特に好ましい。
【0032】
また、本発明の光学フィルムには表面の滑り性を付与するために微粒子(マット剤)を添加することができる。微粒子としては、無機物及び/または有機物が単独であるいは適宜組み合わされて用いられる。
無機粒子としては、例えば、二酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、酸化錫、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、タルク、カオリン、硫酸カルシウム等の微粒子を挙げることができ、また、有機粒子としては、例えば、アクリル樹脂、有機シリコーン樹脂、ポリスチレン、尿素樹脂、ホルムアルデヒド縮合物、ポリメタアクリル酸メチルアクリレート樹脂、アクリルスチレン系樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、シリコーン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ベンゾグアナミン系樹脂、メラミン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、あるいはポリ弗化エチレン系樹脂等からなる微粒子を挙げることができる。しかし、用いることができるマット剤はこれらに限定されるものではない。
上記二酸化珪素の微粒子の具体例としては、例えば、アエロジルR972、R974、R812、200、300、R202、OX50、TT600(以上日本アエロジル(株)製)等の商品名を有する市販品が挙げられ、本発明においてはこれら市販の二酸化珪素の微粒子を使用できる。
また、酸化ジルコニウムの微粒子の具体例としては、例えば、アエロジルR976及びR811(以上日本アエロジル(株)製)等の商品名を有する市販品が挙げられ、本発明においてはこれら市販の酸化ジルコニウムの微粒子を使用できる。
有機化合物の微粒子としては、例えば、シリコーン樹脂、弗素樹脂及びアクリル樹脂等の微粒子が好ましく、中でも、シリコーン樹脂の微粒子が好ましく用いられる。シリコーン樹脂は三次元の網状構造を有するものが好ましく、例えば、トスパール103、同105、同108、同120、同145、同3120及び同240(以上東芝シリコーン(株)製)等の商品名を有する市販品が挙げられ、本発明においてはこれら市販のシリコーン樹脂の微粒子を使用できる。
これらの微粒子の体積平均粒径としては、0.01μm〜0.5μmが好ましい。添加の割合は、固形分あたり0.01〜0.5質量%となるように添加されていることが望ましい。
【0033】
表面の滑り性は動摩擦係数によって表現されるが、JIS−K−7125(1987)に準じて測定した場合に、本発明の光学フィルムは、フィルム表面と裏面間の動摩擦係数が2以下であることが好ましく、さらに1.5以下であることが好ましく、特に1.0以下であることが好ましい。0.5以下であることが最も好ましい。マット剤の添加量を増やすことによって動摩擦係数は低くすることができる。また、表面の滑り性は、鋼球での測定で、動摩擦係数0.4以下、好ましくは0.2以下である。
本発明の光学フィルムを、プラズマディスプレイ用前面フィルタとして用いた場合、高い耐久性が得られる。
【0034】
以下に、本発明の光学フィルムの具体的層構成を図により説明するが、本発明の光学フィルムの層構成はこれら図1〜5に示された層構成に限定されるものではない。
図1〜5において、1は支持体、2は赤外吸収染料を含有する層、3はハードコート層、4は反射防止層、5は粘着剤層、6は導電性層、7は導電性を有する赤外吸収染料を含有する層を示す。反射防止層4は中屈折率層4a、高屈折率層4b、低屈折率層4cの3層から構成されている。
図1に示された光学フィルムでは、支持体1の一方の面には赤外吸収染料を含有する層2、ハードコート層3、反射防止層4が順次設けられ、支持体1の反対の面には粘着剤層5が設けられている。
図2に示された光学フィルムでは、支持体1の一方の面には赤外吸収染料を含有する層2、ハードコート層3、反射防止層4が順次設けられ、支持体1の反対の面には導電性層6、粘着剤層5が順次設けられている。
図3に示された光学フィルムでは、支持体1の一方の面には導電性を有する赤外吸収染料を含有する層7、ハードコート層3、反射防止層4が順次設けられ、支持体1の反対の面には粘着剤層5が設けられている。
図4に示された光学フィルムでは、支持体1の一方の面には導電性層6、ハードコート層3、反射防止層4が順次設けられ、支持体1の反対の面には赤外吸収染料を含有する層2、ハードコート層3、粘着剤層5が順次設けられている。
図5に示された光学フィルムでは、支持体1の一方の面には赤外吸収染料を含有する層2、導電性層6、ハードコート層3、反射防止層4が順次設けられ、支持体1の反対の面には粘着剤層5が設けられている。
【0035】
【実施例】
以下に、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
実施例1
(二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムの作製)
テレフタル酸ジメチル100質量部、エチレングリコール65質量部、ジエチレングリコール2質量部にエステル交換触媒として酢酸マグネシウム水和物0.05質量部を添加し、常法に従ってエステル交換反応を行った。得られた生成物に、三酸化アンチモン0.05質量部、リン酸トリメチルエステル0.03質量部を添加した。次いで、徐々に昇温、減圧にし、280℃、0.5mmHgで重合を行い、固有粘度0.70、融点(Tm)261℃、ガラス転移温度(Tg)76℃のポリエチレンテレフタレートを得た。
得られたポリエチレンテレフタレートを150℃で8時間真空乾燥した後、昇温して溶融し、押出機を用いて285℃で溶融押出し、30℃の冷却ドラム上に静電印加して密着させ、冷却固化させ、未延伸シートを得た。この未延伸シートをロール式縦延伸機を用いて、85℃で縦方向に1.2倍延伸した。表裏面の温度差は5℃以内であった。
得られた一軸延伸フィルムをテンター式横延伸機を用いて、95℃で横方向に4.5倍延伸した。次いで、70℃で2秒間熱処理し、更に熱固定ゾーン180℃で25秒間熱固定した。次いで、150℃で横(幅手)方向に弛緩処理し巻き取り、横方向の幅1500mm、厚さ60μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(支持体)を作製した。
【0036】
《光学フィルム1(本発明)の作製》
光学フィルム1の層構成は以下のとおりである。
二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム/赤外線吸収染料含有層1(導電性)/ハードコート層(紫外線硬化樹脂層)/中屈折率層/高屈折率層/低屈折率層(層構成において、「/」は隣接して積層されていることを意味する。以下同じ。)
光学フィルム1において、中屈折率層/高屈折率層/低屈折率層は反射防止層として機能している。
二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(支持体)の片面に、下記赤外線吸収染料含有層塗布組成物1を塗布し、80℃で5分間乾燥し、膜厚0.3μmの赤外線吸収染料含有導電性層1(導電性)を設けた。
〈赤外線吸収染料含有層塗布組成物1〉
導電性樹脂(平均粒径0.1μm) 0.8kg
【0037】
【化12】
Figure 0004665326
例示化合物1−1 0.2kg
ポリエステル樹脂(バイロン#200 東洋紡(株)製) 1kg
メチルエチルケトン 30kg
トルエン 63kg
次に、この上層に下記ハードコート塗布組成物を15ml/m2となるように塗布し、80℃で5分間乾燥後、UV(高圧水銀ランプ)で90mJ/cm2の照射をしてハードコート層を設けた。ハードコート層の膜厚は5μmで、中心線平均表面粗さRaは0.03μmであった。
〈ハードコート塗布組成物〉
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート単量体 20.0kg
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート2量体 7.5kg
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート3量体以上の成分 7.5kg
ジエトキシベンゾフェノン(UV開始剤) 0.5kg
メチルエチルケトン 38l
プロピレングリコールモノメチルエーテル 38l
【0038】
次に、ハードコート層の上に、下記中屈折率層塗布液を10ml/m2となるように塗布し、80℃で5分乾燥し、UV(高圧水銀ランプ)で300mJ/cm2の照射をして中屈折率層を設けた。中屈折率層の膜厚は0.1μm、屈折率は1.65であった。
〈中屈折率層塗布液〉
チタンテトラブトキシド 9.5g
γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン 0.9g
カチオン性硬化樹脂(KR−566 旭電化工業社製) 0.9g
2−プロパノール 75ml
ジメチルホルムアミド 8ml
10%塩酸水溶液 2.6ml
さらに、中屈折率層の上に、下記高層折率塗布液を10ml/m2となるように塗布し、80℃で5分乾燥し、UV(高圧水銀ランプ)で300mJ/cm2の照射をして高屈折率層を設けた。高層折率層の膜厚は0.1μm、屈折率は1.85であった。
〈高屈折率層塗布液〉
チタンテトラブトキシド 14.5g
γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン 0.25g
カチオン性硬化樹脂(KR566 旭電化工業社製) 0.25g
1−ブタノール 75ml
ジメチルホルムアミド 3ml
10%塩酸水溶液 3ml
次に、高屈折率層の上に、下記低屈折率層塗布液(1)を10ml/m2となるように塗布し、80℃で5分乾燥後、100℃で10分間加熱し低屈折率層を設け、光学フィルム1を得た。
なお、低屈折率層の膜厚は0.1μm、屈折率は1.45であった。
〈低屈折率層塗布液(1)〉
テトラエトキシシラン加水分解物* 27g
γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン 0.8g
アルミニウムトリスエチルアセトアセテート 0.8g
2%アセトン分散微粒子シリカ(商品名:アエロジル200V、日本アエロジル
(株)製)(超音波分散) 30ml
シクロヘキサノン 50ml
フッ素系界面活性剤(メガファックF−172 大日本インキ社製) 0.1g
* テトラエトキシシラン加水分解物の調製方法
テトラエトキシシラン250gにエタノール380gを加え、この溶液に3gの塩酸(12N)を235gの水に溶解した塩酸水溶液を室温で、ゆっくり滴下した。滴下後、3時間室温で撹拌して調製した。
【0039】
《光学フィルム2(本発明)の作製》
光学フィルム2の層構成は以下のとおりである。
導電層/二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム/赤外線吸収染料含有層2/ハードコート層(紫外線硬化樹脂層)/中屈折率層/高屈折率層/低屈折率層
赤外線吸収染料含有導電性層1に代え、下記赤外線吸収染料含有層塗布組成物2を二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(支持体)上に押し出しコートし、80℃で乾燥させて乾燥膜厚3μmの赤外線吸収染料含有層2を設けた以外は、光学フィルム1と同様にしてハードコート層、反射防止層(中屈折率層、高屈折率層、低屈折率層)を設けた。また、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(支持体)の反対側に、下記導電性層塗布液(1)を乾燥膜厚で0.2μmとなるように塗設し、導電層を形成し光学フィルム2を得た。
〈赤外線吸収染料含有層塗布組成物2〉
例示化合物1−1 0.5kg
ポリエステル樹脂(バイロン#200 東洋紡(株)製) 5kg
メチルエチルケトン 30kg
トルエン 60kg
〈導電性層塗布液(1)〉
酸化スズ・酸化アンチモン複合微粒子(平均粒径0.05μm) 1.4kg
ポリエステル樹脂(バイロン#200東洋紡(株)製) 1kg
メチルエチルケトン 60kg
トルエン 30kg
【0040】
《光学フィルム3(本発明)の作製》
光学フィルム2の層構成は以下のとおりである。
導電層/二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム/赤外線吸収染料含有層3/ハードコート層(紫外線硬化樹脂層)/中屈折率層/高屈折率層/低屈折率層
赤外線吸収染料含有導電性層1に代え、下記赤外線吸収染料含有層塗布組成物3を二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(支持体)上に押し出しコートし、80℃で乾燥させて乾燥膜厚1μmの赤外線吸収染料含有層3を設けた以外は、光学フィルム1と同様にしてハードコート層、反射防止層(中屈折率層、高屈折率層、低屈折率層)を設けた。また、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(支持体)の反対側に、上記導電性層塗布液(1)を乾燥膜厚で0.2μmとなるように塗設し、導電層を形成し光学フィルム3を得た。
〈赤外線吸収染料含有層塗布組成物3〉
例示化合物2−1 1kg
ポリエステル樹脂(バイロン#200 東洋紡(株)製) 5kg
メチルエチルケトン 30kg
トルエン 60kg
【0041】
《比較光学フィルム1(比較)の作製》
比較光学フィルム1の層構成は以下のとおりである。
比較赤外線吸収染料含有層1/二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム/ハードコート層(紫外線硬化樹脂層)/中屈折率層/高屈折率層/低屈折率層
二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(支持体)の片面に、下記比較赤外線吸収染料含有層塗布組成物1を塗布し、80℃で5分間乾燥し、膜厚は0.3μmの比較赤外線吸収染料含有層1を設けた。また、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(支持体)の反対の面に、前記ハードコート塗布組成物を塗布し、80℃で5分間乾燥後、UV(高圧水銀ランプ)で90mJ/cm2の照射をしてハードコート層を設けた。ハードコート層の膜厚は5μmであった。次いで、このハードコート層の上に、光学フィルム1と同様にして中屈折率層、高屈折率層、低屈折率層を設け、比較光学フィルム1を得た。
〈比較赤外線吸収染料含有層塗布組成物1〉
赤外吸収染料H 1.0kg
【0042】
【化13】
Figure 0004665326
ポリエステル樹脂(バイロン#200東洋紡(株)製) 5kg
メチルエチルケトン 30kg
トルエン 60kg
【0043】
《光学フィルム4(本発明)の作製》
光学フィルム4の層構成は以下のとおりである。
トリアセチルセルロースフィルム/赤外線吸収染料含有層4(導電性)/ハードコート層(紫外線硬化樹脂層)/中屈折率層/高屈折率層/低屈折率層
トリアセチルセルロースフィルム(コニカタック KC8UX2MW 膜厚80μm)(支持体)の片面に、下記赤外線吸収染料含有層塗布組成物4を塗布し、80℃で5分間乾燥し、膜厚0.3μmの赤外線吸収染料含有層4(導電性)を設けた。次に、この上層に前記ハードコート塗布組成物を塗布し、80℃で5分間乾燥後、UV(高圧水銀ランプ)で90mJ/cm2の照射をしてハードコート層を設けた。ハードコート層の膜厚は5μmで、中心線平均表面粗さRaは0.01μmであった。
Figure 0004665326
【0044】
【化14】
Figure 0004665326
例示化合物1−1 0.1kg
プロピレングリコールモノメチルエーテル 65l
メチルエチルケトン(MEK) 20l
MeOH 10l
乳酸エチル 5l
次に、ハードコートの上に、前記中屈折率層塗布液を10ml/m2となるように塗布し、80℃で5分乾燥し、UV(高圧水銀ランプ)で300mJ/cm2の照射をして中屈折率層を設けた。中屈折率層の膜厚は0.1μm、屈折率は1.65であった。
さらに、中屈折率層の上に、前記高屈折率塗布液を10ml/m2となるように塗布し、80℃で5分乾燥し、UV(高圧水銀ランプ)で300mJ/cm2の照射をして高屈折率層を設けた。高屈折率層の膜厚は0.1μm、屈折率は1.85であった。
次に、高屈折率層の上に、下記低屈折率層塗布液(2)を10ml/m2となるように塗布し、80℃で5分乾燥後、100℃で10分間加熱し低屈折率層を設け、光学用フィルム4を得た。低屈折率層の膜厚は0.1μm、屈折率は1.45であった。
Figure 0004665326
* テトラエトキシシラン加水分解物の調製方法
テトラエトキシシラン250gにエタノール380gを加え、この溶液に3gの塩酸(12N)を235gの水に溶解した塩酸水溶液を室温で、ゆっくり滴下した。滴下後、3時間室温で撹拌して調製した。
【0045】
《光学フィルム5(本発明)の作製》
光学フィルム5の層構成は以下のとおりである。
導電層/トリアセチルセルロースフィルム/赤外線吸収染料含有層5/ハードコート層(紫外線硬化樹脂層)/中屈折率層/高屈折率層/低屈折率層
赤外線吸収染料含有層4(導電性)に代え、下記赤外線吸収染料含有層塗布組成物5をトリアセチルセルロースフィルム(コニカタック KC8UX2MW 膜厚80μm)(支持体)上に押し出しコートし、80℃で乾燥させて乾燥膜厚3μmの赤外線吸収染料含有層5を設けた以外は、光学フィルム4と同様にしてハードコート層、反射防止層(中屈折率層、高屈折率層、低屈折率層)を設け、トリアセチルセルロースフィルム(コニカタック KC8UX2MW 膜厚80μm)(支持体)の反対側に、下記導電性層塗布液(2)を乾燥膜厚で0.2μmとなるように塗設し、導電層を形成し光学フィルム5を得た。
Figure 0004665326
《光学フィルム6(本発明)の作製》
光学フィルム6の層構成は以下のとおりである。
導電層/TACフィルム(支持体)/赤外線吸収染料含有層6/ハードコート層(紫外線硬化樹脂層)/中屈折率層/高屈折率層/低屈折率層
赤外線吸収染料含有導電性層4に代え、下記赤外線吸収染料含有層塗布組成物6をトリアセチルセルロースフィルム(コニカタック KC8UX2MW 膜厚80μm)(支持体)上に押し出しコートし、80℃で乾燥させて乾燥膜厚1μmの赤外線吸収染料含有層6を設けた以外は、光学フィルム4と同様にしてハードコート層、反射防止層(中屈折率層、高屈折率層、低屈折率層)を設け、トリアセチルセルロースフィルム(コニカタック KC8UX2MW 膜厚80μm)(支持体)の反対側に、上記導電性層塗布液(2)を乾燥膜厚で0.2μmとなるように塗設し、導電層を形成し光学フィルム6を得た。
Figure 0004665326
【0046】
《比較光学フィルム2(比較)の作製》
比較光学フィルム2の層構成は以下のとおりである。
比較赤外線吸収染料含有層1/トリアセチルセルロースフィルム/ハードコート層(紫外線硬化樹脂層)/中屈折率層/高屈折率層/低屈折率層
トリアセチルセルロースフィルム(コニカタック KC8UX2MW 膜厚80μm)(支持体)の片面に、上記比較赤外線吸収染料含有層塗布組成物1を塗布し、80℃で5分間乾燥し膜厚0.3μmの比較赤外線吸収染料含有層1を設け、トリアセチルセルロースフィルム(コニカタック KC8UX2MW 膜厚80μm)(支持体)の反対の面に、前記ハードコート塗布組成物を塗布し、80℃で5分間乾燥後、UV(高圧水銀ランプ)で90mJ/cm2の照射をしてハードコート層を設けた。ハードコート層の膜厚は5μmであった。
この上に、光学フィルム4と同様にして中屈折率層、高屈折率層、低屈折率層を順次設け、比較光学フィルム2を得た。
【0047】
得られた光学フィルム試料について下記の耐久性試験を行った。
《耐久性試験》
試料に、アイスーパーUVテスター SUV−F1(岩崎電気(株)製)を用い、紫外線強度100mW/cm2の強度で、20℃で50時間照射した後、23℃、55%RHの室内に24時間放置した。この試料を赤外線式テレビ用リモコンの受信窓部に配置して、リモコンから発せられる赤外線を遮蔽することができるか確認したところ、本発明の光学フィルム1〜6は前記赤外線を遮蔽することが確認されたが、比較光学フィルム1及び2は前記赤外線を遮蔽することができなくなっていることが確認され、本発明の光学フィルムは耐久性に優れていることが確認された。
【0048】
【発明の効果】
本発明の光学フィルムは、耐久性に優れており、長期にわたって初期の性能を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学フィルムの一実施態様を示した説明図である。
【図2】本発明の光学フィルムの一実施態様を示した説明図である。
【図3】本発明の光学フィルムの一実施態様を示した説明図である。
【図4】本発明の光学フィルムの一実施態様を示した説明図である。
【図5】本発明の光学フィルムの一実施態様を示した説明図である。
【符号の説明】
1:支持体
2:赤外吸収染料を含有する層
3:ハードコート層
4:反射防止層
5:粘着剤層
6:導電性層
7:導電性を有する赤外吸収染料を含有する層

Claims (1)

  1. 支持体上に少なくとも2層の積層された層を有する光学フィルムにおいて、表面層以外の少なくとも1層が下記一般式(2)で表される赤外吸収染料を含有する層であることを特徴とする光学フィルム。
    Figure 0004665326
    [式中、R 21 、R 22 、R 23 、R 24 、R 25 、R 26 は各々1価の置換基を表す。また、R 21 、R 22 、R 23 、R 24 、R 25 、R 26 は協同して環を形成するものであってもよい。m 、n は各々0〜4の整数を表す。]
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