JP4664336B2 - 棒状体結束装置 - Google Patents

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本発明は、例えば所定長さに形成された複数本のパスタ、素麺等の乾燥麺を含む棒状体に対して結束体を巻き付けて結束する棒状体結束装置に関する。
パスタ等の乾燥麺には、複数本ずつ結束テープ(結束体)によって結束されたものが市販されているものがある。このような乾燥麺の結束装置の一例として、例えば複数本の乾燥麺を内側に配置することができる第1〜第3チャックを備え、この第1チャックには結束テープの端部を固定することができるテープ固定部が設けられているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
この結束装置を使用して乾燥麺に結束テープを巻き付けるときは、複数本の乾燥麺を第1〜第3チャックの内側に配置して、結束テープの端部をテープ固定部に固定する。そしてこの状態で、第1〜第3チャック及びテープ固定部を同方向に回転させる。これによって、略所定本数の乾燥麺を結束テープによって結束することができる。そして、この乾燥麺に巻き付けられた結束テープは、溶着及び切断されて、結束作業が終了する。
特開2002−347711号公報
しかし、従来の結束装置によると、結束の作業効率を高めるために、第1〜第3チャックの回転速度を大きくすると(例えば約1,500rpm)、結束テープをその所定本数の乾燥麺に対して第1周目を巻き付けるときに、その結束テープに比較的大きい張力が発生し、この結束テープの比較的大きい張力によって、乾燥麺が第1〜第3チャック内で強い力で跳ね飛ばされて踊ることがある。このように、乾燥麺が比較的強い力で跳ね飛ばされて踊ると、乾燥麺が結束テープに衝突したときの衝撃が大きくなり、その結果、図12(a)、(b)に示すように、結束テープ1が比較的軟質の合成樹脂製である場合は、その一部が伸びて細くなってしまうことがあり、乾燥面2に巻き付けられた結束テープ1の見栄えが悪くなる。図12(b)は、その結束テープ1の部分拡大図である。
なお、結束テープ1は、簡単に引きちぎることができるように、比較的軟質の材料、例えば合成樹脂で形成されている。
そして、結束の作業効率を高めるために、第1〜第3チャックの回転速度を大きくすると、結束テープの端部がテープ固定部から外れることがある。このテープ固定部は、結束テープの端部を挟み込んで固定しているが、この挟み込む力を大きくすると、その挟み込む力によって結束テープが切断することがあるので、挟み込む力を大きくするにも或る一定の限界がある。
また、第1〜第3チャックの回転速度を大きくすると、結束テープの時間当たりの使用量が多くなり、例えば所定長さの結束テープが巻回されて形成されている1つの巻回体を使用することができる使用時間が短くなる。よって、巻回体を結束装置に補充するための作業時間の短縮が求められている。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、結束体を見栄えよく、しかも短時間で効率よく棒状体に巻き付けることができる棒状体結束装置を提供することを目的としている。
本発明に係る棒状体結束装置は、所定長さに形成された複数本の棒状体に対して結束体を巻き付けて結束する棒状体結束装置において、前記複数本の棒状体を内孔内に保持することができ、その内孔の中心軸を中心にして回転することができる回転ガイド部と、この回転ガイド部と共に回転するように設けられ前記結束体の端部を挟持することができる挟持機構と、この挟持機構に挟持されている前記結束体を、前記回転ガイド部の内孔内に保持されている前記複数本の棒状体に巻き付けた状態で、前記結束体を結合及び切断する結合切断機構と、前記回転ガイド部を回転させて前記結束体を前記棒状体に巻き付けるときに、前記回転ガイド部の回転速度を、第1周目よりも第2周目又は第3周目を速くするための速度制御部とを備え、前記挟持機構は、前記結束体を挟持することができる第1挟持部と第2挟持部とを備え、前記第1挟持部は、凹部と、この凹部の開口縁を形成するように互いに間隔を隔てて設けられた2つの外角部とを有し、前記第2挟持部は、前記2つの外角部の間に押し込まれて前記各外角部に押し当てられる2つのテーパ面を有することを特徴とするものである。
この発明に係る棒状体結束装置を使用して乾燥麺に結束体を巻き付けるときは、複数本の乾燥麺を回転ガイド部の内孔内に配置して、結束体の端部を挟持機構によって挟持させる。そしてこの状態で、回転ガイド部及び挟持機構を同方向に回転させる。これによって、結束体を略所定本数の乾燥麺に巻き付けることができ、この巻き付けた結束体を結合して切断することによって、結束作業が終了する。
そして、速度制御部によって、回転ガイド部を回転させて結束体を棒状体に巻き付けるときの回転ガイド部の回転速度を、第1周目よりも第2周目又は第3周目を速くすることができる。つまり、結束体を棒状体に巻き付ける第2周目又は第3周目の巻き付け速度を速くすることによって、結束体により棒状体を結束する作業効率を高めることができる。そして、このように第2周目又は第3周目の巻き付け速度を速くしても、複数本の棒状体は、第1周目で巻き付けられた結束体によって結束されているので、棒状体が回転ガイド部の内孔内で強い力で跳ね飛ばされて踊ることはない。よって、結束体が比較的軟質の合成樹脂製である場合でも、その一部が伸びて細くなることを抑制することができる。そして、結束体を棒状体に巻き付ける第1周目の巻き付け速度は、第2周目又は第3周目の巻き付け速度よりも遅くして、結束体の一部が伸びて細くならないようにすることができる。
また、この棒状体結束装置を使用して乾燥麺に結束体を巻き付けるときは、複数本の乾燥麺を回転ガイド部の内孔内に配置して、結束体の端部を挟持機構によって挟持させる。そしてこの状態で、回転ガイド部及び挟持機構を同方向に回転させる。これによって、結束体を略所定本数の乾燥麺に巻き付けることができ、この巻き付けた結束体を結合して切断することによって、結束作業が終了する。
そして、挟持機構は、その第1挟持部と第2挟持部との間に結束体を挟み込んで挟持することができる。つまり、第1挟持部に形成されている2つの外角部と、第2挟持部に形成されている2つのテーパ面との間に結束体を配置して、この状態で2つのテーパ面を、2つの外角部の間に押し込んで2つの各外角部に押し当てる。これによって、結束体を2組の外角部とテーパ面との間に挟み込んで保持することができる。そしてこのように、2組の外角部とテーパ面との間に結束体を挟み込んで保持するので、外角部とテーパ面との間に結束体を挟み込む力を比較的小さくしても、結束体を強力に保持することができるし、この挟み込む力によって結束体が切断されないようにすることができる。
この発明に係る棒状体結束装置において、前記回転ガイド部は、前記内孔が略短円筒形状である短筒状体であるものとすることができる。
このように、回転ガイド部の内孔を略短円筒形状とすると、回転ガイド部が回転したときに、棒状体が内孔の内面に沿って滑らかに移動することができ、棒状体が結束体に衝突したときの衝撃を比較的小さくすることができる。よって、結束体が比較的軟質の合成樹脂製である場合でも、その一部が伸びて細くなることを抑制することができる。
この発明に係る棒状体結束装置において、所定長さに形成された複数本の棒状体に対して巻き付けられる前記結束体を所定の送出し位置から送り出すことができる結束体送出し装置を備え、前記結束体送出し装置は、前記結束体が巻回されて形成された複数の円環状の巻回体の中心孔に装着されて前記複数の巻回体を保持するための保持部と、この保持部を前記複数の巻回体の中心孔方向に移動自在に支持する支持部と、前記保持部を前記支持部に対して前記中心孔方向に移動させて前記複数の巻回体のうちの使用される前記巻回体を前記送出し位置に配置したときに、前記保持部を前記支持部に位置決め固定するための位置決め固定部とを備えるものとすることができる。
このようにすると、結束体が巻回されて形成された複数の巻回体のうちのいずれかの巻回体の結束体を使用するときは、保持部を支持部に対して巻回体の中心孔方向に移動させて、その使用される巻回体を送出し位置に配置する。そして、位置決め固定部によって、保持部を支持部に位置決め固定する。これによって、結束体を所定の送出し位置から送り出すことができ、この結束体を使用して複数本の棒状体に巻き付ける作業を行うことができる。次に、例えば今使用している巻回体が使用済みとなって、別の巻回体を使用するときは、上記と同様にして、その別の巻回体を所定の送出し位置に移動させて位置決め固定して使用することができる。
この発明に係る棒状体結束装置において、前記位置決め固定部は、前記支持部に設けられた複数の位置決め凹部と、これらそれぞれの位置決め凹部に係脱自在なように前記保持部に設けられた位置決めピンとを備えるものとすることができる。
このようにすると、結束体が巻回されて形成された複数の巻回体のうちのいずれかの巻回体を使用するときは、保持部を支持部に対して巻回体の中心孔方向に移動させて、その使用される巻回体を送出し位置に配置する。そして、保持部に設けられた位置決めピンを、支持部に設けられた対応する位置決め凹部に係合させる。このようにして、使用しようとする巻回体を極めて簡単に送出し位置に位置決めして固定することができる。
この発明に係る棒状体結束装置において、前記棒状体が乾燥麺であるとすることができる。
このようにすると、乾燥麺に巻き付けられる例えば比較的軟質の合成樹脂製の結束体を、伸びて見栄えが悪くならないように、高速で結束作業を行うことができる。
本発明に係る棒状体結束装置によると、速度制御部によって、回転ガイド部を回転させて結束体を棒状体に巻き付けるときの回転ガイド部の回転速度を、第1周目よりも第2周目又は第3周目を速くすることができる構成、つまり、結束体を棒状体に巻き付ける第2周目又は第3周目の巻き付け速度を比較的速くする構成としたことによって、結束体により棒状体を結束する作業効率を高めることができる。そして、結束体を棒状体に巻き付ける第1周目の巻き付け速度は、第2周目又は第3周目の巻き付け速度よりも遅くした構成としたので、結束体が比較的軟質の合成樹脂製である場合でも、第1周目の巻き付けの際に、その一部が伸びて細くなることを抑制することができ、乾燥麺に巻き付けられた結束体の見栄えを良くすることができる。
そして、2組の外角部とテーパ面との間に結束体を挟み込んで保持する構成としたので、外角部とテーパ面との間に結束体を挟み込む力を比較的小さくしても、結束体を強力に保持することができるし、この挟み込む力によって結束体が切断されないようにすることができる。その結果、回転ガイド部を比較的に高速で回転させても、結束体が挟持機構から外れたり切断しないようにすることができ、よって、結束体により棒状体を結束する作業効率を高めることができる。
この発明に係る棒状体結束装置が備える結束体送出し装置によると、結束体が巻回されて形成された複数の巻回体のうちのいずれかの巻回体の結束体を使用するときは、保持部を支持部に対して中心孔方向に移動させて、その使用される巻回体を送出し位置に固定して使用できる構成としたので、送出し位置に固定されている巻回体が使用されてしまって、別の巻回体を送出し位置に固定するときに、保持部を支持部に対して移動させて固定すればよいので、その別の巻回体を送出し位置に固定する作業を極めて簡単に行うことができる。よって、結束体により棒状体を結束する作業効率を高めることができる。
以下、本発明に係る棒状体結束装置の一実施形態を、図1〜図11を参照して説明する。この棒状体結束装置4は、図1に示すように、例えば所定長さに形成された複数本のパスタ、素麺等の乾燥麺を含む棒状体6に対して結束体7を巻き付けて結束することができるものである。この結束体7は、簡単に引きちぎることができるように、比較的軟質の材料、例えば合成樹脂で形成されている帯状体である。結束体送出し装置5は、図11に示すように、結束体7を所定の送出し位置8から送り出すことができるようにするものであり、棒状体結束装置4に設けられている。
この棒状体結束装置4は、図2(a)に示すように、例えば所定本数ずつ、又は所定重量ずつ計量された棒状体6を、互いに平行する整列した状態で貯留することができる供給ホッパ9を備えている。この供給ホッパ9は、一対のゲート9a、9aを有し、このゲート9a、9aを開閉することによって、内側に収容する所定本数の棒状体6を下方に設けられている貯留部10に供給することができる。
貯留部10は、図2(a)、(b)及び図3(a)に示すように、底壁が略半円形の樋状体であり、略水平に設けられている。この貯留部10は、供給ホッパ9から供給された略所定本数の棒状体6を、互いに平行する整列した状態で保持することができるものである。そして、貯留部10の後部には、搬入プッシャー11が設けられており、貯留部10の前部には位置決めゲート12が設けられている。
位置決めゲート12は、図3(a)、(b)、(c)に示すように、貯留部10の前側開口部を開閉することができるものであり、位置決めゲート用昇降駆動部(図示せず)によって開閉駆動されるようになっている。この位置決めゲート用昇降駆動部は、例えば駆動シリンダである。
搬入プッシャー11は、図3(b)に示すように、位置決めゲート12が開いた状態で伸長動作して、貯留部10に保持されている略所定本数の棒状体6を、この貯留部10の前側開口部から前方に押し出すことができるものであり、搬入プッシャー用駆動部(図示せず)によって伸縮駆動されるようになっている。この搬入プッシャー用駆動部は、例えば駆動シリンダである。また、搬入プッシャー11の先端部には、略短円柱形の押出し部材11aが取り付けられている。
そして、搬入プッシャー11によって貯留部10から前方に押し出された棒状体6は、図3(b)、(c)に示すように、棒状体6の先端部が第1ストッパ13に当接して位置決めされて、回転ガイド部14及び第1案内ホルダ15に保持された状態となる。これら回転ガイド部14及び第1案内ホルダ15は、後述する結束機構16に含まれており、この結束機構16によって、回転ガイド部14及び第1案内ホルダ15に保持されている略所定本数の棒状体6に結束体7が巻き付けられる。
そして、図3(c)に示すように結束体7で結束された棒状体(結束済み棒状体17)6は、図4(a)に示すように第1ストッパ13が開いた状態で、回転ガイド部14及び第1案内ホルダ15に保持されている位置から、位置決めゲート12によって更に前方に押し出される。この前方に押し出された結束済み棒状体17は、その先端部が第2ストッパ18に当接して位置決めされて、第1案内ホルダ15及び第2案内ホルダ19に保持された状態となる。
なお、図4(a)に示すように、位置決めゲート12は、回転ガイド部14及び第1案内ホルダ15に保持されている結束済み棒状体17を前方に押し出すことができるものであり、この位置決めゲート12は、位置決めゲート用伸縮駆動部(図示せず)によって伸縮駆動されるようになっている。この位置決めゲート用伸縮駆動部は、例えば駆動シリンダである。
また、第1ストッパ13は、図4(a)、(b)に示すように、第1案内ホルダ15の出口を開閉することができるものであり、第1ストッパ用駆動部(図示せず)によって開閉駆動されるようになっている。この第1ストッパ用駆動部は、例えば駆動シリンダである。
更に、第1案内ホルダ15は、一対の第1案内部材を備え、それぞれの第1案内部材は、断面が略半円形の樋状に形成されたものである。そして、この一対の第1案内部材が互いに接合した状態で、全体として縦割りの略短円筒形状を成し、内側に結束済み棒状体17を保持できる構成となっている。また、この一対の第1案内部材が互いに引き離された状態で、内側に保持されている結束済み棒状体17を下方に排出できる構成となっている。
第2案内ホルダ19は、第1案内ホルダ15と同等の構成のものであり、一対の第2案内部材を備え、一対の第1案内部材と同様に作動することによって、内側に結束済み棒状体17を保持できるし、内側に保持されている結束済み棒状体17を下方に排出できるものである。
この第1案内ホルダ15の一対の第1案内部材、及び第2案内ホルダ19の一対の第2案内部材は、それぞれ互いに連動して互いに接合した状態(閉状態)、及び互いに引き離された状態(開状態)となるように駆動され、この開閉動作は、案内ホルダ用駆動部(図示せず)によって駆動されるようになっている。この案内ホルダ用駆動部は、例えば駆動シリンダである。
そして、図4(a)、(b)に示すように、第1及び第2案内ホルダ15、19内から下方に排出された結束済み棒状体17は、順次搬送コンベア20上に落下し、この搬送コンベア20によって後段に搬送される。
次に、図5〜図10を参照して結束機構16を説明する。結束機構16は、図7(a)、(b)に示すように、回転ガイド部14、挟持機構21、結合切断機構22、及び速度制御部(図示せず)を備えている。
回転ガイド部14は、図7(a)、(b)に示すように、外形が短筒状体であり、略短円筒形状の内孔14aを有し、この内孔14aは、少なくとも結束される所定本数の棒状体6を保持することができる大きさである。そして、回転ガイド部14は、その内孔14aの中心軸を中心にして回転できるように回動自在にこの棒状体結束装置4に設けられている。
挟持機構21は、図7(a)、(b)に示すように、結束体7の先端部を挟持することができる第1挟持部23と第2挟持部24とを備え、これら第1及び第2挟持部23、24は、回転ガイド部14と共に回転するように設けられている。つまり、第1挟持部23は、短い棒状部材であり、回転ガイド部14の内孔14aの内面に固着され、その内孔14aの開口縁から外側にその開口方向に突出している(図3(a))。そして、第2挟持部24は、挟持レバー25の下端部に固着されている。
挟持レバー25は、図7(a)に示すように、揺動軸26を中心に揺動自在に回転ガイド部14の前面に設けられており、その下端部には、引っ張りばね27の一端が連結している。そして、引っ張りばね27の他端は、固定ピン28を介して回転ガイド部14の前面と連結している。この引っ張りばね27は、挟持レバー25の下端部を、揺動軸26を中心にして反時計方向に付勢しており、これによって、挟持レバー25の下端部に設けられている第2挟持部24を第1挟持部23に押し付けることができ、これら第1挟持部23と第2挟持部24との間に結束体7の先端部を挟み込んで保持することができる。なお、引っ張りばね27は、内孔14aに保持されている棒状体6と接触しないように、回転ガイド部14の前面に形成された環状凸部14bの周縁に沿って配置されている。
また、図6(a)、(b)に示すように、第2挟持部24を第1挟持部23から引き離して、結束体7に対して非挟持状態とするときは、挟持レバー25を、揺動軸26を中心にして時計方向に揺動させ、これによって第2挟持部24を下方に揺動させることによって行う。このように、挟持レバー25を、揺動軸26を中心にして時計方向に揺動させるものが、図5に示す揺動駆動レバー29である。
揺動駆動レバー29は、所定のタイミングで所定方向に作動して挟持レバー25を揺動させて、第2挟持部24を第1挟持部23から引き離して結束体7に対して非挟持状態とすることができる。そして、揺動駆動レバー29が挟持レバー25から外れる方向に揺動すると、挟持レバー25が引っ張りばね27のばね力によって揺動軸26を中心にして反時計方向に揺動し、第2挟持部24が第1挟持部23に押し付けられる方向に移動する。このようにして第1及び第2挟持部23、24が結束体7を挟持する挟持状態にすることができる。
図10(a)は、第1挟持部23と第2挟持部24とが互いに引き離されており、両者の間に結束体7の先端部が配置されている状態を示す拡大正面図である。図10(b)は、第1挟持部23と第2挟持部24とがその間に結束体7の先端部を挟み込んで保持している状態を示す拡大正面図である。
第1挟持部23は、図10(a)、(b)に示すように、上面23aが円弧状に形成され、下面に凹部23bが形成されている。そして、この凹部23bの開口縁を形成するように、互いに間隔を隔てて2つの外角部23c、23cが設けられている。この外角部23c、23cは、結束体7に傷を付けないように、必要に応じて所定の大きさの丸味を持たせてある。また、第1挟持部23の上面23aが円弧状に形成されているのは、回転ガイド部14の内孔14aに保持されている多数の棒状体6が、この内孔14aの内周面の円周方向に移動して第1挟持部23と接触したときに、その整列した状態が乱されないようにするためである。
第2挟持部24は、図10(a)、(b)に示すように、上部に2つのテーパ面24a、24aが形成されており、この2つのテーパ面24a、24aは、第1挟持部23に設けられている2つの外角部23c、23cの間に押し込まれて、この2つの各外角部23c、23cに押し当てられるように配置されている。
結合切断機構22は、図8(a)、(b)に示すように、挟持機構21に挟持されている結束体7を、回転ガイド部14の内孔14a内に保持されている略所定本数の棒状体6に巻き付けた状態で、その結束体7を結合及び切断するためのものであり、溶着部(結合部)30と切断刃31とを備えている。
溶着部30は、同図に示すように、昇降台32に対して上下方向に伸縮自在に設けられ、切断刃31は、この昇降台32に固定して設けられている。図8(a)は、昇降台32が下降位置にあり、溶着部30及び切断刃31が待機位置にある状態を示している。このように、溶着部30及び切断刃31が待機位置にある状態で、結束体送出し部33から送り出される結束体7を、略所定本数の棒状体6に巻き付ける作業が行われる。
そして、図8(b)は、所定のタイミングで昇降台32が上昇位置に上昇して、溶着部30が棒状体6に巻き付けられている結束体7を溶着し、切断刃31がその結束された結束体7を切断する状態を示している。このように、昇降台32が上昇位置にある状態では、所定のタイミングで結束体送出し部33が枢支軸34を中心にして退避位置に揺動しており、この結束体送出し部33から送り出されている結束体7を、切断刃31によって切断することができる位置に配置することができる。
また、結束体送出し部33は、図8(a)に示すように、送出し台35を備え、この送出し台35の上面案内部35aと、案内部材36の下面案内部36aとの間に結束体7を通して、この結束体7を、回転ガイド部14に保持されている棒状体6側に送り出すようになっている。また、この送出し台35には、送りローラ37が設けられており、この送りローラ37が所定の回転数だけ回転駆動されて、結束体7を予め定めた速度で所定の長さだけ送り出すことができるようになっている。
速度制御部は、図7(a)、(b)に示すように、回転ガイド部14を回転させて、結束体7をこの回転ガイド部14に保持されている棒状体6に巻き付けるときに、回転ガイド部14の回転速度を、第1周目よりも第2周目を速くすることができるものである。この回転ガイド部14は、例えばサーボモータや、ステッピングモータ等の速度制御モータで回転駆動されており、この速度制御モータの回転速度制御を予め定めたプログラムに従って速度制御部が行っている。この実施形態では、回転ガイド部14に保持されている略所定本数の棒状体6に、結束体7を例えば2回巻き付けて結束している。そして、回転ガイド部14の第1周目の回転速度は、第1回転速度であり、第2周目の回転速度は、第2回転速度であり第1回転速度よりも速くなっている。
次に、図11(a)、(b)を参照して、結束体送出し装置5を説明する。この結束体送出し装置5は、回転ガイド部14に保持されている略所定本数の棒状体6に対して巻き付けられる結束体7を、図11(a)に示す所定の送出し位置8から送り出すことができるものであり、結束体7を保持するための保持部38を備えている。
保持部38は、図11(a)、(b)に示すように、短円筒状体であり、結束体7が巻回されて形成された例えば3つの円環状の第1、第2、及び第3巻回体39、40、41の中心孔45に装着されるものであり、これら第1〜第3の3つの巻回体39、40、41を保持できるものである。そして、保持部38には、この保持部38に保持されている3つの各巻回体39、40、41の各側面に対向するように保持板42が装着され、これら3つの巻回体39、40、41及び各保持板42が保持部38に対して軸方向に移動しないように、保持部38には鍔状部38a及び係止部材43が設けられている。この保持部38は、支持部44によって支持されている。
支持部44は、同図に示すように、保持部38を、その保持部38に保持されている巻回体39〜41の中心孔45方向(支持部44の延びる方向)に移動自在に支持する棒状部材である。この支持部44は、略水平に配置され、基端部が軸受部46を介して棒状体結束装置4に対して回動自在に設けられている。また、これら保持部38及び支持部44には、保持部38を支持部44に対して所定の位置に位置決めして固定するための位置決め固定部47が設けられている。
位置決め固定部47は、同図に示すように、保持部38を支持部44に対して巻回体39〜41の中心孔45方向(支持部44の延びる方向)に移動させて、3つの巻回体39〜41のうちの使用される1つの巻回体を所定の送出し位置8に配置したときに、保持部38を支持部44に位置決め固定するためのものであり、3つの第1、第2、及び第3位置決め凹部48、49、50と、位置決めピン51とを備えている。
第1、第2、及び第3位置決め凹部48、49、50は、同図に示すように、支持部44の表面部にその軸方向に沿って設けられ、隣合うものどうしの間隔は、保持部38に保持されている第1〜第3巻回体39〜41の隣合うものどうしの間隔と等しい。これら第1〜第3位置決め凹部48〜50は、支持部44の基端側から先端側に向かう順番で設けられている。そして、支持部44の先端側から基端側に向かう順番で第1〜第3巻回体39〜41が保持部38に保持されている。
位置決めピン51は、同図に示すように、先端部に係合部51aが形成され、略中央部分に雄ねじ部51bが形成されている。この係合部51aは、支持部44に設けられている第1〜第3位置決め凹部48〜50に係脱自在な形状であり、雄ねじ部51bは、保持部38に設けられた雌ねじ部に螺合している。そして、この雄ねじ部には、固定ナット52が螺合しており、この固定ナット52は、位置決めピン51を保持部38に固定して取り付けるためのものである。
また、図11(a)に示すように、送出し位置8には第1巻回体39が配置されており、この第1巻回体38から引き出されている結束体7は、図11(b)に示すように、例えば方向変更ローラ53、送りローラ54、テンションローラ55、及び方向変更ローラ53を経て、図5に示す結束体送出し部33に送り出されている。
次に、上記のように構成された棒状体結束装置4を使用して、例えばパスタ、素麺等の乾燥麺を含む棒状体6を、結束体7で結束する手順及び作動を説明する。図1は、棒状体結束装置4によって略所定本数の棒状体6を結束体7で結束した結束済み棒状体17を示す斜視図である。まず、図2(a)に示すように、例えば計量機又は計数機等によって、略所定本数となるように計量等された棒状体6を供給ホッパ9に供給する。すると、図2(b)に示すように、供給ホッパ9が開閉して、この略所定本数の棒状体6が排出されて下方の貯留部10に供給される。この状態を側面方向から見たものが図3(a)である。
次に、図3(b)に示すように、位置決めゲート12を開放して搬入プッシャー11を伸長動作させ、これによって、貯留部10に保持されている棒状体6を前方に配置されている結束機構16に供給する。棒状体6が結束機構16に供給されると、棒状体6は、第1案内ホルダ15及び回転ガイド部14に保持された状態となる。
次に、図3(c)に示すように、結束機構16によって、この略所定本数の棒状体6に結束体7を巻き付けて結束し、結束体7を溶着切断する。これによって、結束済み棒状体17を製造することができる。
次に、図4(a)に示すように、第1ストッパ13を開放して位置決めゲート12を前方向に移動させ、これによって、回転ガイド部14及び第1案内ホルダ15内に保持されている結束済み棒状体17を前方に配置されている第2案内ホルダ19に供給する。この結束済み棒状体17が第2案内ホルダ19に供給されると、結束済み棒状体17は、第1及び第2案内ホルダ15、19に保持された状態となる。
次に、図4(b)に示すように、第1及び第2案内ホルダ15、19を開閉する。これによって、この第1及び第2案内ホルダ15、19内に保持されている結束済み棒状体17を排出して、下方に配置されている搬送コンベア20上に供給することができる。搬送コンベア20は、順次供給されたそれぞれの結束済み棒状体17を後段に搬送することができ、これによって、棒状体6の結束作業が終了する。
次に、図5〜図10を参照して、結束機構16が回転ガイド部14に保持されている略所定本数の棒状体6に結束体7を結束する手順、及び結束機構16の動作を説明する。図5は、結束機構16が回転ガイド部14に保持されている略所定本数の棒状体6に結束体7を2回巻き付けた状態であり、結束体7が溶着及び切断される前の状態を示している。
図6(a)は、退避位置にある結束体送出し部33に結束体7が装着され、結束体7の先端部が送出し台35の先端部から引き出されている状態を示している。この送出し台35は、上側に揺動して退避位置にある。そして、結合切断機構22の昇降台32は、下降して待機位置にあり、挟持機構21の第2挟持部24は、第1挟持部23から少し引き離されたギャップ状態にある。
まず、図6(b)に示すように、挟持レバー25を更に時計方向に揺動させて、第2挟持部24を第1挟持部23から更に引き離すと共に、送出し台35を時計方向に揺動させて退避位置から送出し作動位置に移動させる。これによって、結束体7の先端部が第1挟持部23と第2挟持部24とにあてがわれる状態となり、その際に、結束体7の先端部に例えば加圧エアーを吹き付けることによって、結束体7の先端部を第1挟持部23と第2挟持部24との間の隙間に挿入することができる。
そして、図7(a)に示すように、第2挟持部24を上昇させて、第1挟持部23と第2挟持部24とで結束体7の先端部を挟持する状態にする。しかる後に、回転ガイド部14の内孔14a内に略所定本数の棒状体6を供給する。この状態が図3(b)に示す状態である。
次に、図7(b)に示すように、回転ガイド部14を反時計方向に第1回転速度で回転させて、第1及び第2挟持部23、24によって挟持されている結束体7の先端部を、回転ガイド部14に保持されている略所定本数の棒状体6、並びに第1及び第2挟持部23、24の回りを1周させて、結束体7を1周巻き付ける。
次に、図8(a)に示すように、回転ガイド部14を更に反時計方向に第2回転速度で更に1回転させる。これによって、第1及び第2挟持部23、24で挟持されている結束体7の先端部を、回転ガイド部14に保持されている略所定本数の棒状体6、並びに第1及び第2挟持部23、24の回りを更に1周させて、結束体7を1周巻き付けることができる。このようにして、結束体7を棒状体6に2周巻き付けた状態となる。
次に、図8(b)に示すように、送出し台35を退避位置に揺動させて、所定のタイミングで昇降台32を上昇位置に上昇させる。これによって、溶着部30が棒状体6に巻き付けられている結束体7を溶着し、切断刃31がその結束された結束体7の端部となる部分で切断することができる。
そして、図9に示すように、第2挟持部24を第1挟持部23から少し引き離してギャップ状態にする。この状態で、棒状体6を結束する結束体7が、第1及び第2挟持部23、24による挟持状態から開放される。これによって、図4(a)に示すように、回転ガイド部14及び第1案内ホルダ15内に保持されている結束済み棒状体17を前方に配置されている第2案内ホルダ19に供給することができる。
次に、棒状体結束装置4に設けられている速度制御部、挟持機構21、及び回転ガイド部14の特徴を説明する。この速度制御部によると、図7(b)及び図8(a)に示すように、回転ガイド部14を回転させて結束体7を棒状体6に巻き付けるときの回転ガイド部14の、第1周目の第1回転速度よりも第2周目の第2回転速度を速くしている。つまり、結束体7を棒状体6に巻き付ける第2周目の巻き付け速度(第2回転速度)を速くすることによって、結束体7により棒状体6を結束する作業効率を高めることができる。
そして、このように第2周目の巻き付け速度(第2回転速度)を速くしても、略所定本数の棒状体6は、第1周目で巻き付けられた結束体7によって結束されているので、棒状体6が回転ガイド部14の内孔14a内で強い力で跳ね飛ばされて踊ることはない。よって、結束体7が比較的軟質の合成樹脂製である場合でも、その一部が伸びて細くなることを抑制することができる。
そして、結束体7を棒状体6に巻き付ける第1周目の巻き付け速度(第1回転速度)は、第2周目の巻き付け速度(第2回転速度)よりも遅くして、結束体7の一部が伸びて細くならないようにすることができる。これによって、図1に示すように、棒状体6に巻き付けられた結束体7の見栄えを良くすることができる。その結果、例えば乾燥麺に巻き付けられる比較的軟質の合成樹脂製の結束体7を、伸びて見栄えが悪くならないように、高速で結束作業を行うことができる。
そして、挟持機構21によると、図10(a)、(b)に示すように、第1挟持部23に形成されている2つの外角部23c、23cと、第2挟持部24に形成されている2つのテーパ面24a、24aとの間に結束体7を配置して、この状態で2つのテーパ面24a、24aを、2つの外角部23c、23cの間に押し込んで2つの各外角部23c、23cに押し当てることによって、結束体7を2組の外角部23c、23cとテーパ面24a、24aとの間に挟み込んで保持することができる。そしてこのように、2組の外角部23c、23cとテーパ面24a、24aとの間に結束体7を挟み込んで保持するので、外角部23c、23cとテーパ面24a、24aとの間に結束体7を挟み込む力を比較的小さくしても、結束体7を強力に保持することができるし、この挟み込む力によって結束体7が切断されないようにすることができる。その結果、回転ガイド部14を比較的に高速で回転させても、結束体7が挟持機構21から外れたり、切断しないようにすることができ、よって、結束体7により棒状体6を結束する作業効率を高めることができる。
また、回転ガイド部14は、図7(b)及び図8(a)に示すように、その内孔14aを略短円筒形状としたので、回転ガイド部14が回転したときに、棒状体6が内孔14aの内面に沿って滑らかに移動することができ、棒状体6が結束体7に衝突したときの衝撃を比較的小さくすることができる。よって、結束体7が比較的軟質の合成樹脂製である場合でも、その一部が伸びて細くなることを抑制することができる。
次に、図11(a)、(b)を参照して、結束体送出し装置5の使用手順、及びその作用を説明する。まず、結束体7の第1、第2、及び第3巻回体39〜41を結束体送出し装置5の保持部38に装着する。そして、このように保持部38に装着された第1、第2、及び第3巻回体39〜41のうちのいずれの巻回体でも使用することができ、例えば第1巻回体39を使用するときは、保持部38を支持部44に沿って移動させて、第1巻回体39を所定の送出し位置8に配置する。そして、位置決めピン51を第1位置決め凹部48に係合させて固定ナット52で保持部38に固定する。これによって、第1巻回体39の結束体7を所定の送出し位置8から送り出すことができ、この送り出された結束体7は、略所定本数の棒状体6に巻き付けられる。次に、例えば今使用している第1巻回体39が使用済みとなって、別の第2又は第3巻回体40、41を使用するときは、上記と同様にして、その別の2又は第3巻回体40、41を所定の送出し位置8に移動させて位置決め固定して使用することができる。
このように、送出し位置8に固定されている第1巻回体39が使用されてしまって、別の第2又は第3巻回体40、41を送出し位置8に固定するときに、保持部38を支持部44に対して移動させて固定すればよいので、その別の第2又は第3巻回体40、41を送出し位置8に固定する作業を極めて簡単に行うことができる。よって、結束体7により棒状体6を結束する作業効率を高めることができる。
ただし、上記実施形態では、結束体7の材質を合成樹脂としたが、これ以外の例えば紙を使用することができる。このように、結束体7を紙製としたときは、結合切断機構22は、例えば接着剤を使用して結束体7を結合するようにすればよい。
そして、上記実施形態では、略所定本数の棒状体6に結束体7を2回巻き付けて結束したが、3回以上巻き付けて結束してもよい。
また、上記実施形態の保持部38は、図11(a)、(b)に示すように、結束体7が巻回されて形成された例えば3つの円環状の巻回体39〜41を保持できる構成としたが、3つ以外の複数の巻回体を保持できる構成としてもよい。
そして、上記実施形態の位置決め固定部47は、図11(a)に示すように、位置決めピン51を例えば第1位置決め凹部48に係合させて固定ナット52で保持部38に固定し、これによって保持部38を支持部44に固定する構成としたが、これに代えて、位置決めピン51をばねの力で例えば第1位置決め凹部48に押し込んで係合させ、これによって保持部38を支持部44に固定する構成としてもよい。そして、保持部38を移動させるときは、作業者がばねの力に抗して位置決めピン51を第1位置決め凹部48等から離脱させて、保持部38を支持部44に対して移動させる。
以上のように、本発明に係る棒状体結束装置、及び結束体送出し装置は、結束体を見栄えよく、しかも短時間で効率よく棒状体に巻き付けることができる優れた効果を有し、このような棒状体結束装置、及び結束体送出し装置に適用するのに適している。
この発明の一実施形態に係る棒状体結束装置によって結束された結束済み棒状体を示す斜視図である。 同実施形態に係る棒状体結束装置によって結束される所定本数の棒状体を収容する貯留ホッパ及び保持部を示す図であり、(a)は棒状体が貯留ホッパに貯留されている状態を示す図であり、(b)は保持部に保持されている状態を示す図である。 同実施形態に係る棒状体結束装置によって所定本数の棒状体を結束する手順を示す模式図であり、(a)は棒状体が保持部に保持されている状態を示す側面模式図、(b)は棒状体が結束機構に装着されている状態を示す側面模式図、(c)は棒状体が結束されている状態を示す側面模式図である。 同実施形態に係る棒状体結束装置によって所定本数の棒状体を結束する手順を示す側面模式図であり、(a)は結束済み棒状体が第2案内ホルダに保持されている状態を示す側面模式図、(b)は結束済み棒状体が搬送コンベアによって搬送される状態を示す側面模式図である。 同実施形態に係る棒状体結束装置によって所定本数の棒状体に結束体を巻き付けている状態を示す部分拡大斜視図である。 同実施形態に係る棒状体結束装置によって所定本数の棒状体を結束する手順を示す部分拡大正面図であり、(a)は結束体の先端部が挟持機構によって挟持される前の状態を示す部分拡大正面図、(b)は結束体の先端部が第1挟持部と第2挟持部との間に配置された状態を示す部分拡大正面図である。 同実施形態に係る棒状体結束装置によって所定本数の棒状体を結束する手順を示す部分拡大正面図であり、(a)は回転ガイド部の内孔に所定本数の棒状体が供給された状態を示す部分拡大正面図、(b)は回転ガイドが第1周目を回転する状態を示す部分拡大正面図である。 同実施形態に係る棒状体結束装置によって所定本数の棒状体を結束する手順を示す部分拡大正面図であり、(a)は回転ガイドが第2周目を回転した状態を示す部分拡大正面図、(b)は結束体を溶着及び切断する状態を示す部分拡大正面図である。 同実施形態に係る棒状体結束装置によって所定本数の棒状体を結束する手順を示す部分拡大正面図であり、第2挟持部が第1挟持部から少し離れたギャップ状態を示す部分拡大正面図である。 同実施形態に係る棒状体結束装置によって所定本数の棒状体を結束する手順を示す部分拡大正面図であり、(a)は第2挟持部が第1挟持部から少し離れたギャップ状態を示す部分拡大正面図、(b)は第1及び第2挟持部によって結束体を挟持した状態を示す部分拡大正面図である。 同実施形態に係る棒状体結束装置に設けられている結束体送出し装置を示す図であり、(a)はその拡大縦断面図、(b)はその拡大側面図である。 (a)は従来の棒状体結束装置によって結束された結束済み棒状体を示す拡大斜視図、(b)は図12(a)に示す結束体の部分拡大図である。
符号の説明
4 棒状体結束装置
5 結束体送出し装置
6 棒状体
7 結束体
8 送出し位置
9 供給ホッパ
9a ゲート
10 貯留部
11 搬入プッシャー
11a 押出し部材
12 位置決めゲート
13 第1ストッパ
14 回転ガイド部
14a 内孔
14b 環状凸部
15 第1案内ホルダ
16 結束機構
17 結束済み棒状体
18 第2ストッパ
19 第2案内ホルダ
20 搬送コンベア
21 挟持機構
22 結合切断機構
23 第1挟持部
23a 上面
23b 凹部
23c 外角部
24 第2挟持部
24a テーパ面
25 挟持レバー
26 揺動軸
27 引っ張りばね
28 固定ピン
29 揺動駆動レバー
30 溶着部
31 切断刃
32 昇降台
33 結束体送出し部
34 枢支軸
35 送出し台
35a 上面案内部
36 案内部材
36a 下面案内部
37 送りローラ
38 保持部
38a 鍔状部
39 第1巻回体
40 第2巻回体
41 第3巻回体
42 保持板
43 係止部材
44 支持部
45 中心孔
46 軸受部
47 位置決め固定部
48 第1位置決め凹部
49 第2位置決め凹部
50 第3位置決め凹部
51 位置決めピン
51a 係合部
51b 雄ねじ部
52 固定ナット
53 方向変更ローラ
54 送りローラ
55 テンションローラ

Claims (5)

  1. 所定長さに形成された複数本の棒状体に対して結束体を巻き付けて結束する棒状体結束装置において、
    前記複数本の棒状体を内孔内に保持することができ、その内孔の中心軸を中心にして回転することができる回転ガイド部と、この回転ガイド部と共に回転するように設けられ前記結束体の端部を挟持することができる挟持機構と、この挟持機構に挟持されている前記結束体を、前記回転ガイド部の内孔内に保持されている前記複数本の棒状体に巻き付けた状態で、前記結束体を結合及び切断する結合切断機構と、前記回転ガイド部を回転させて前記結束体を前記棒状体に巻き付けるときに、前記回転ガイド部の回転速度を、第1周目よりも第2周目又は第3周目を速くするための速度制御部とを備え、
    前記挟持機構は、前記結束体を挟持することができる第1挟持部と第2挟持部とを備え、
    前記第1挟持部は、凹部と、この凹部の開口縁を形成するように互いに間隔を隔てて設けられた2つの外角部とを有し、
    前記第2挟持部は、前記2つの外角部の間に押し込まれて前記各外角部に押し当てられる2つのテーパ面を有することを特徴とする棒状体結束装置。
  2. 前記回転ガイド部は、前記内孔が略短円筒形状である短筒状体であることを特徴とする請求項1記載の棒状体結束装置。
  3. 所定長さに形成された複数本の棒状体に対して巻き付けられる前記結束体を所定の送出し位置から送り出すことができる結束体送出し装置を備え、
    前記結束体送出し装置は、前記結束体が巻回されて形成された複数の円環状の巻回体の中心孔に装着されて前記複数の巻回体を保持するための保持部と、この保持部を前記複数の巻回体の中心孔方向に移動自在に支持する支持部と、前記保持部を前記支持部に対して前記中心孔方向に移動させて前記複数の巻回体のうちの使用される前記巻回体を前記送出し位置に配置したときに、前記保持部を前記支持部に位置決め固定するための位置決め固定部とを備えることを特徴とする請求項1又は2記載の棒状体結束装置。
  4. 前記位置決め固定部は、前記支持部に設けられた複数の位置決め凹部と、これらそれぞれの位置決め凹部に係脱自在なように前記保持部に設けられた位置決めピンとを備えることを特徴とする請求項3記載の棒状体結束装置。
  5. 前記棒状体が乾燥麺であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の棒状体結束装置。
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