JP4664051B2 - スプレーガン - Google Patents

スプレーガン Download PDF

Info

Publication number
JP4664051B2
JP4664051B2 JP2004346990A JP2004346990A JP4664051B2 JP 4664051 B2 JP4664051 B2 JP 4664051B2 JP 2004346990 A JP2004346990 A JP 2004346990A JP 2004346990 A JP2004346990 A JP 2004346990A JP 4664051 B2 JP4664051 B2 JP 4664051B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paint
spray gun
discharge
tank
flow path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004346990A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006150285A (ja
Inventor
晶久 永野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa House Industry Co Ltd filed Critical Daiwa House Industry Co Ltd
Priority to JP2004346990A priority Critical patent/JP4664051B2/ja
Publication of JP2006150285A publication Critical patent/JP2006150285A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4664051B2 publication Critical patent/JP4664051B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Nozzles (AREA)

Description

本発明は、スプレーガンに関し、より詳細には、塗料タンクに蓄えられた塗料を圧縮空気の吐出圧によって特定箇所に吹き付けることができるスプレーガンに関するものである。
従来より、建築現場では、内壁や外壁等を塗料により塗装する作業が行なわれている。
このように、内壁や外壁等の面積の広い場所の塗装を行なう際には、作業員の労力を省力化すると共に、効率良く作業を行なうためにスプレーガンが用いられている。
しかし、塗装を行う現場は多様であり、そのため塗料の吐出角度を変えるために、作業員が移動したり、スプレーガンの部品を組換え直して塗装を行う必要があった。
そこで、スプレーガン本体部に対して塗料カップの角度を変化させることができるスプレーガンが開発された(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、塗料カップの角度が可変となる角度可変機構を有するエアースプレーガンが開示されている。
特許文献1に記載されたエアースプレーガンには、エアースプレーガン本体側に突出する塗料流入口に、内部に塗料流路が形成されたスリーブが固定され、このスリーブに塗料カップ本体の下端部が回動可能に取付けられている。
よって、従来使用されていたエアースプレーガンに比して、エアースプレーガンの本体部が塗料タンクに対して回動可能となるため、塗装角度を変えることが容易となっていた。
特開2001−276676号公報(第5欄第18行〜第6欄第5行、図5及び図6)
しかし、上記特許文献1の技術では、塗料タンクに対して、エアースプレーガン本体が円を描くように2次元的に回動可能となっているだけなので、狭小な空間やコーナ等を塗装する際には、ノズルをその適所に適切に向けることができず、塗装が困難になるという問題点があった。
本発明の目的は、上記各問題点を解決することにあり、塗料タンクに対してスプレーガン本体部が回動可能であると共に、スプレーガン本体部の塗料突出ノズルもまた360度回動可能とし、よりきめ細かく塗料の突出方向を調整することが可能なスプレーガンを提供することにある。
上記課題は、請求項1に係る発明によれば、塗料を保持するための塗料タンクと、該塗料タンクに接続部を介して接続され、塗料を吐出するためのスプレーガン本体部と、を有し、前記塗料を霧化して噴射するスプレーガンにおいて、前記スプレーガン本体部は、前記接続部と、圧縮気体が通過する流路となる気体流路と、塗料が通過する流路となる塗料流路と、前記塗料を吐出する塗料吐出部と、を有し、該塗料吐出部を含む部分は、前記接続部を含む部分に対し、前記スプレーガン本体部の長手方向の軸線回りに回動可能に構成されるとともに、前記塗料タンク側の塗料出口と、前記スプレーガン本体部側の塗料供給口とが回動可能に接続されており、前記塗料タンク側の塗料出口に対する前記スプレーガン本体部側の塗料供給口の回動方向は、前記接続部を含む部分に対する前記塗料吐出部を含む部分の回動方向と異なった方向であるとともに、前記塗料吐出部の吐出口は、前記スプレーガン本体部の軸線方向とは異なる方向を向いて設けられたことにより解決される。
このように、塗料吐出部がスプレーガン本体部に対して回動可能に構成されているため、塗装箇所を変更するときに、作業員が体の向きを変えたり、移動したりすることなく塗装を行なうことができる。
よって、簡易に塗装作業を行なうことが可能となり、作業効率が向上する。
このとき塗料吐出部を含む部分はスプレーガン本体部の長手方向の軸線回りに回動するよう構成されている。
また、このとき塗料吐出部を含む部分は塗料タンクに形成された接続部を含む部分に対して回動可能であるとともに塗料タンク側の塗料出口とスプレーガン本体部側の塗料供給口が回動可能に接続されている。
更に、このとき塗料タンク側の塗料出口に対するスプレーガン本体部側の塗料供給口の回動方向は接続部を含む部分に対する塗料吐出部を含む部分の回動方向と異なった方向である。
このように構成されていると、スプレーガン本体部が、塗料タンクに対して回動可能となるだけでなく、塗料吐出部もスプレーガン本体部とは異なる方向に回動するため、従来のようにスプレーガン本体部が単に2次元的に回動する構成に比して、きめ細かな塗料噴射方向の調整ができる。
よって、狭小な場所等、従来塗装が困難であった場所においても容易に塗装を行なうことが可能となり、塗装作業の効率が向上する。
また、このとき、前記スプレーガン本体部には、前記塗料タンクより前記塗料が流入する塗料室が備えられており、前記塗料流路の一端は前記塗料室に接続され、前記空気流路は、前記塗料室及び前記塗料流路内を貫通しており、前記塗料流路の他端及び前記気体流路の気体排出側端部は、前記塗料吐出部に配設され、前記塗料吐出部には、前記気体と前記塗料が接触する混合部が形成されており、該混合部において、前記塗料が前記気体と接触することによって、前記塗料が噴射されていると、簡易に、サイズの小さいスプレーガンを構成することができるため好適である。
更に、本発明においては、塗料吐出部の吐出口はスプレーガン本体部の軸線方向とは異なる方向を向いて設けられている。このため、作業員が体の向きを変えることなく、塗装場所の上面、下面、側面等を塗装できるため好適である。
本発明によれば、塗料タンクに対してスプレーガン本体部が回動可能となっているとともに、塗料吐出部がスプレーガン本体部に対して回動可能となっている。
また、スプレーガン本体部に対する塗料吐出部の回動方向は、塗料タンクに対するスプレーガン本体部の回動方向と異なる方向となっている。
よって、スプレーガン本体部が塗料タンクに対してのみ回動する従来のスプレーガンに比して、塗料の突出方向を3次元的に変えることができ、きめ細かに調整可能となる。
このため、塗装現場の作業員が体の向きを変えたり、頻繁に移動したりすることなく、塗装を行なうことができる。
このため、従来塗装が困難であった狭小な場所等においても、簡易に塗装を行なうことが可能となり、作業効率が向上する。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する構成は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本実施形態は、塗料タンクに対してスプレーガン本体部2が回動可能であるとともに、塗料突出ノズルもまた回動可能であり、きめ細かに塗料突出方向の調整を行なうことが可能なスプレーガンSに関するものである。
図1乃至図5は、本発明に係る一実施形態を示すものであり、図1はスプレーガンの斜視図、図2はスプレーガン本体部の斜視図、図3は図2のA−A線断面図、図4は塗料と空気の流路を示す説明図、図5はスプレーガン本体部の回動状態を示す説明図である。
図1は、本実施形態に係るスプレーガンSの斜視図である。
スプレーガンとは、圧縮空気を利用して塗料を霧状に変化させ、壁等に当該霧状の塗料を吹き付けるための機材である。
図1に示すように、本実施形態に係るスプレーガンSは、塗料タンク1及びスプレーガン本体部2で構成されている。
塗料タンク1は、塗料を保持するための容器であり、公知のスプレーガン用塗料タンクが用いられる。
例えば、塗料タンク1は、タンク本体1a、把手1b、押込部1c、支持板1d、支持部材1e、可動棒1f、軸支持部材1g、中心軸1h、L型ジョイント1i、第1ロックナット1j、直ジョイント1k、第2ロックナット1l、を有して構成される。
タンク本体1は、下部にコーン部を有する略円筒形状の容器であり、内部に塗料が充填される。
把手1bは、タンク本体1の側面に取付けられる略コ字状の部材であり、塗装を行う際に作業員がスプレーガンSを支持するためのものである。
押込部1cは、把手1bの上端部に配設される部材であり、その上端には後述する可動棒1fが接続されている。なお、把手1bの縦方向(図1のX−Y方向)に伸びる部分(作業員が把持する部分)は、筒状に形成されており、その内部には図示しないバネが縦方向(図1のX−Y方向)に固定されている。更に、そのバネの上端部は、押込み部1cの下端部に接合されている。
支持板1dは、塗料タンク1cの上端部の一部を覆うように配設される平板状の部材で
ある。
支持部材1eは、略角柱形状の部材であり、支持板1dの上面に載置されている。また、支持部材1eの上端には、図1のX−Y方向と略垂直な方向にスリットが形成されている。
可動棒1fは、棒状部材であり、その一端は、押込部1cの上端部に接合されている。
また、他端側には、後述する軸支持部材が配設されている。更に、可動棒1fの略中央部は、支持部材1eの上端部に形成されたスリット内に、回動可能に軸支されている。
軸支持部材1gは、円筒形状の部材であり、その上端部には、図1のX−Y方向と略垂直な方向にスリットが形成されている。このスリット内には、可動棒1fの、押込部1cが接合されている側の端部と反対側の端部が回動可能に軸支されている。
また、下端側は、後述する中心軸1hが固定されている。
中心軸1hは、棒状部材であり、その上端部は、軸支持部材1gの下端側に固定されている。
また、中心軸1hの下端側には、図示しない底蓋が固定されている。底蓋は、図1の状態では、塗料タンク1aのコーン部下端側を閉塞し、塗料を塗料タンク1aに充填した際に、塗料タンク1aより塗料が漏洩することを防止する。
図1の状態で、可動棒1fの押込部1c側端部にY方向の力を加えると、押込部1cが把手1bの円筒形部材内部に押込まれるとともに、可動棒1fの他端側がX方向へ上昇し、中心軸1h及びその下端側に固定された図示しない底蓋もまたX方向へ上昇する。よって、塗料タンク1aのコーン部を閉塞していた底蓋がX方向へ外れた状態となり、塗料タンク1aに充填されていた塗料が流出可能となる。
また、この状態で、Y方向へ力を加えることを中止すると、把手1bの円筒形部材内部に配設されている図示しないバネの復元力により、押込部1cはX方向へ上昇し、図1の状態へもどる。この動作にしたがって、底蓋は塗料タンク1aのコーン部下端側を閉塞した状態へと復帰する。
L型ジョイント1iは、L字型の筒状部材であり、一端が塗料タンク1aの下端部に固定される。
第1ロックナット1j及び第2ロックナット1lは、公知のロックナットであり、各ジョイントを接続する。
直ジョイント1kは、筒状の部材であり、一端が第1ロックナット1jによりL型ジョイント1lに固定される。他端側は、第2ロックナット1lにより、スプレーガン本体部2の塗料タンク連結部19aに、回動可能に固定される。
このように、直ジョイント1kは、第2ロックナット1lにより、スプレーガン本体部2に対して回動可能に固定されているため、スプレーガン本体部2は、図1のV−W方向へ回動可能となる。
次いで、図2及び図3により、スプレーガン本体部2について説明する
図2は、スプレーガンSから、スプレーガン本体部2を取出した斜視図である。
スプレーガン本体部2は、空気パイプ11、ボールコック12、パイプジョイント13、第3ロックナット14、ベースニップル15、蝶ナット16、Oリング18、塗料室19、塗料パイプ20、パイプベース21、第4ロックナット22、ベースナット23、ヘッド24、ノズルベース25、ネジ26、キャップナット27、吐出ノズル28、を有して構成される。
本実施形態に係る、気体流路としての空気パイプ11は、L字形状の筒状部材であり、圧縮空気が内部を通過する流路となる。
空気パイプの一端部にはネジ山が形成され、他端側はテーパ状に形成されている。
本実施形態に係るボールコック12は、長手方向両端部にネジ山が形成された接続部を有する公知のボールコックであり、圧縮空気の導入及び停止を制御するためのものである。
本実施形態に係るボールコック12は、ボール12a、エアーホース接続部12b、パイプジョイント接続部12c、コック12d、軸12e、を有して構成されている。
ボール12aは、略中央部に通孔を有する略球状体であり、上端部(図3のS方向端部)に軸12eが固定されている。軸12eは、コック12dに固定されており、コック12dをU方向へ回動させることにより、ボール12aが同方向へ回動するように構成されている。図3の状態では、ボール12aの通孔が圧縮空気流路と略垂直な方向に向いているため、圧縮空気は流路内に進入することができない(以下この状態を、「閉状態」と記す)。
図3の状態でコック12dをU方向へ約90度回動させると、ボール12aの通孔は圧縮空気通路と平行な方向へ向くため、圧縮空気は流路内に侵入することができる(以下この状態を、「開状態」と記す)。
エアーホース接続部12bは、筒状であり、その外側面にはネジ山が形成されている。このエアーホース接続部12bには、図示しないエアーホースが公知のクイックジョイント等を介して接続される。この図示しないエアーホースは、図示しないエアコンプレッサに連結され、圧縮空気をボールコック12まで誘導する。
パイプジョイント接続部12cは、筒状であり、その外側面にはネジ山が形成されている。このパイプジョイント接続部12cには、後述するパイプジョイント13が螺設される。
本実施形態に係るパイプジョイント13は、公知のジョイントであり、略六角柱状の筒状体である。このパイプジョイント13は、空気パイプ11とボールコック12を接続するためのものである。
パイプジョイント13に形成された内孔の両端部は、異なる口径を有しており、当該内孔の両端部には、各々ネジ溝が形成されている。
一方の内孔端部の口径は、パイプジョイント接続部12cの口径より若干大きく形成されており、パイプジョイント接続部12cが螺設される。
他方の内孔端部の口径は、空気パイプ11の口径より若干大きく形成されており、空気パイプ11の端部が螺設される。
本実施形態に係る第3ロックナット14は、公知のロックナットであり、空気パイプ11の端部に螺合され、パイプジョイント13を固定する。
本実施形態に係るベースニップル15は、空気ノズル11を回動可能に把持すると共に、後述する塗料室19と連結するための部材である。
ベースニップル15は、空気パイプ保持部15aと、塗料室接続部15bと、で構成されている。
空気パイプ保持部15aは、略円筒状の部材であり、一端側がコーン状に形成されている。コーン状に形成された部分には、図示しないスリットが、図3のT方向と略平行な方向に4本形成されている。また、直胴部(コーン状に形成された部分を除いた部分)の外側面にはネジ山が形成されている。
塗料室接続部15bは、略円筒状の部材であり、空気パイプ保持部15aのコーン部が形成されていない側の端部と連続している。
塗料室接続部15bの自由端側内部には、公知のOリング18が配設されている。
本実施形態に係るOリング18は公知のOリングであり、空気パイプ11とベースニップル15との緩衝となる。
塗料室接続部15bの自由端側の外側面には、ネジ山が形成されており、後述するシリンダキャップ17が螺合される。
また、空気パイプ保持部15aに形成された内孔と、塗料室接続部15bに形成された内孔とは、連通しており、空気パイプ11が挿入されている。
本実施形態に係る蝶ナット16は、公知の蝶ナットであり、ベースニップル15に把持された空気パイプ11をベースニップル15に回動可能に固定する。
本実施形態に係るシリンダキャップ17は、公知のシリンダキャップであり、後述する塗料室19にベースニップル15を螺設するための部材である。
シリンダキャップ17は、円筒状の頭部17aと、この頭部17aの内孔と連続した内孔を有し、頭部17aより若干小外径の脚部17bより構成されている。
頭部17aと脚部17bとに連続して形成されている内孔にはネジ溝が形成されており、ベースニップル15の塗料室接続部15b外側面に形成されたネジ山が螺合される。
脚部17b外側面にはネジ山が形成されており、後述する塗料室端部に形成されるネジ溝に螺合される。
このように、空気パイプ11は、ベースニップル15及びシリンダキャップ17を介して塗料室に導入される。
本実施形態に係る塗料室19は、筒状体であり、塗料タンク1から流入した塗料を保持するためのものである。
塗料室19の内孔部の端部19c(以下、「シリンダキャップ側端部19c」と記す)には、ネジ溝が形成されており、シリンダキャップ17の脚部17b外側面に形成されたネジ山が螺合される。
また、塗料室19の側面には、円筒状の塗料タンク連結部19aが形成されている。
塗料室19の側面には塗料を導入するための孔部19bが穿孔されており、塗料タンク連結部19aの内孔は、孔部19bと連通するように、塗料室19に溶接されている。
塗料室19のシリンダキャップ側端部19cと反対側の端部19d(以下、「ベースナット側端部19d」と記す)の外側面にはネジ山が形成されており、後述するベースナット21が螺設される。
また、ベースナット側端部19dの内孔部には、後述するパイプベース20が挿入される。
本実施形態に係る、塗料流路としての塗料パイプ20は、筒状体であり、塗料室19と後述するヘッド24とを連結するためのもので、その内孔部は塗料の通路となる。
塗料パイプ20の両端部の外側面にはネジ山が形成されている。なお、塗料室19に接続される側の端部を塗料室側端部20aと記し、反対側の端部をヘッド側端部20bと記す。
本実施形態に係るパイプベース21は、円筒状の頭部21aと、この頭部21aの内孔と連続した内孔を有し、頭部21aより若干小外径の脚部21bより構成されている。
頭部21aと脚部21bとに連続して形成されている内孔にはネジ溝が形成されており、塗料パイプ20の塗料室側端部20aに形成されたネジ山が螺合される。
また、脚部21bは、塗料室19の端部19dの内孔に回動可能に圧入される。
本実施形態に係る第4ロックナット22は、公知のロックナットであり、塗料パイプ23に螺合され、パイプベース21を固定する。
本実施形態に係るベースナット23は、公知のベースナットであり、パイプベースを覆った状態で、塗料室19の端部19dの外側面に形成されたネジ山に螺合される。
本実施形態に係るヘッド24は、圧縮空気と塗料を接触させて塗料を外部へ突出させるためのものであり、内部に空間を有する略角柱状のヘッド支持部24aと筒状の混合部24bとで構成されている。
混合部24bは、ヘッド支持部24a下部(図3のS方向と反対側の方向)側壁に形成されており、その内孔は、ヘッド支持部24a内に形成される空間と連通している。
また、混合部24bの下端側(図3のS方向と反対側の方向)の外側面には、ネジ山が形成されている。
更に、ヘッド支持部24aの図3のT方向側の側壁には、ネジ孔24cが形成されている。
また、ヘッド支持部24aの、ネジ孔24cが形成されている側壁と対向する側壁には、塗料パイプ挿入孔24dが穿孔されており、塗料パイプ挿入孔24dの内壁にはネジ溝が形成されている。この塗料パイプ挿入孔24dから塗料パイプ20のヘッド側端部20bが挿入されて、塗料パイプ挿入孔24dの内壁に形成されたネジ溝に、ヘッド側端部20bに形成されたネジ山が螺合される。
更に、ヘッド支持部24aの内部に形成される空間には、略角柱形状のノズルベース25が配設されている。
ノズルベース25のネジ孔24cと対向する側壁には、筒状で内孔にネジ溝が形成されたネジ固定部25aが形成されており、ネジ孔24cから挿入されたネジ26をこのネジ固定部25aに螺設することによって、ヘッド支持部24aの内部に形成される空間に、ノズルベース25を配設する。なお、ヘッド支持部24aの各側壁にネジ孔を更に設け、複数のネジでノズルベース25を固定してもよい。
ノズルベース25は、下端側に図示しないスリットを有しており、このスリットに空気パイプ11のL字に屈曲した部分を含んだ一部が挟持され、図示しないネジで固定される。
本実施形態に係るキャップナット27は、公知のキャップナットであり、円筒状の頭部27aと、この頭部27aの内孔と連続した若干小内径の内孔を有し、頭部27aより若干小外径の脚部27bより構成されている。
頭部27aに形成されている内孔と、脚部27bに形成されている内孔にはネジ溝が形成されており、頭部27aの内孔に形成されたネジ溝には、ヘッド24の混合部24b下端側(図3のS方向と反対側の方向)の外側面に形成されたネジ山が螺合される。
また、脚部27bの内孔に形成されたネジ溝には、後述する吐出ノズル28が螺合される。
本実施形態に係る吐出ノズル28は、円筒状の接続部28aと、この接続部28aの内孔と連続した内孔を有し、接続部28aより若干大径の略六角柱状の吐出部28bより構成されている。
接続部28aの外側面には、ネジ山が形成されており、キャップナット27の脚部27bに形成されたネジ溝と螺合されている。
接続部28aの内孔はコーン状に形成されており、吐出部28b方向に向かうに従って内径が小さくなっている。
吐出部28bの内孔は、接続部28aに形成された内孔の最小径部分(吐出部28bとの接続部分)とほぼ同径であり、接続部28aに形成された内孔の最小径部分(吐出部28bとの接続部分)と連続している。
なお、吐出部28b内孔の自由端側を吐出口28cと記す。
次いで、図4を参照し、空気及び塗料の流路及び塗料の吐出について説明する。
図4は、ボールコック12のコック12dを回動させ、開状態となった図である。
図示しないエアコンプレッサを可動させ、ボールコック12のコック12dを約90度回動させると、図4に示す開状態となり、圧縮空気がスプレーガン本体部2に導入される。
圧縮空気は、矢印で示すようにボールコック12d内部及びパイプジョイント13内部を順に通過し、空気パイプ11に導入される。圧縮空気は空気パイプ11内を矢印方向に移動し、導入側端部(パイプジョイント13に螺合されている側の端部)と反対側の端部(ヘッド内に配設される端部)から吐出される。
塗料は、塗料タンク1aから重力により落下し、塗料タンク連結部19aと連続する孔部19bより塗料室19に導入される。
ついで、塗料は、白抜き矢印に示すように、塗料パイプ20内部を移動し、ヘッド24のヘッド支持部24aに形成された空間に導入される。
ヘッド支持部24aに形成された空間に導入された塗料は、白抜き矢印に示すように重力によって混合部24bに移動する。
混合部24bに導入された塗料は、吐出ノズル28のコーン状の内孔部に一時的に保持され、ここで、空気パイプ11から吐出される圧縮空気と接触する。
このとき、圧縮空気の吐出圧によって、吐出ノズル28内の塗料は霧化され、吐出口28cより噴出される。
次いで、図5により、ヘッド24の回動について説明する。
図5の破線部分は、不動箇所であり、実線部が可動箇所である。
上述したとおり、空気パイプ11は、ベースニップル15及びOリング18に対して回動可能であり、パイプベース21は塗料室19に対して回動可能となっている。このため、内孔部に空気パイプ11が貫通している塗料パイプ20は、塗料室19に対して回動可能となる。
よって、図5の実線部分は、図5の矢印方向に360度回転可能となる。
以上より、本実施形態に係るスプレーガンSでは、従来例のように、タンク本体1aに対してスプレーガン本体部2が回動可能であり、更に、スプレーガン本体部2のヘッド24を、スプレーガン本体部2の長手方向の軸線回りに、360度回動させることができる。
よって、狭小な空間や、従来塗装が困難であったような場所においても、スプレーガン本体部2をタンク本体1aに対して回動させるとともに、ヘッド24を回動させることにより、所望の位置へ容易に塗装を行なうことが可能となる。
本発明の一実施形態に係るスプレーガンの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るスプレーガン本体部の斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 本発明の一実施形態に係る塗料と空気の流路を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るスプレーガン本体部の回動状態を示す説明図である。
符号の説明
1 塗料タンク
1a タンク本体
1b 把手
1c 押込部
1d 支持板
1e 支持部材
1f 可動棒
1g 軸支持部材
1h 中心軸
1i L型ジョイント
1j 第1ロックナット
1k 直ジョイント
1l 第2ロックナット
2 スプレーガン本体部
11 空気パイプ
12 ボールコック
12a ボール
12b エアーホース接続部
12c パイプジョイント接続部
12d コック
12e軸
13 パイプジョイント
14 第3ロックナット
15 ベースニップル
16 蝶ナット
17 シリンダキャップ
17a 頭部
17b 脚部
18 Oリング
19 塗料室
19a 塗料タンク連結部
19b 孔部
19c シリンダキャップ側端部
19d ベースナット側端部
20 塗料パイプ
20a 塗料室側端部
20b ヘッド側端部
21 パイプベース
21a 頭部
21b 脚部
22 第4ロックナット
23 ベースナット
24 ヘッド
24a ヘッド支持部
24b 混合部
24c ネジ孔
24d 塗料パイプ挿入孔
25 ノズルベース
25a ネジ固定部25a
26 ネジ
27 キャップナット
27a 頭部
27b 脚部
28 吐出ノズル
28a 接続部
28b 吐出部
28c 吐出口
S スプレーガン

Claims (2)

  1. 塗料を保持するための塗料タンクと、該塗料タンクに接続部を介して接続され、塗料を吐出するためのスプレーガン本体部と、を有し、前記塗料を霧化して噴射するスプレーガンにおいて、
    前記スプレーガン本体部は、前記接続部と、圧縮気体が通過する流路となる気体流路と、塗料が通過する流路となる塗料流路と、前記塗料を吐出する塗料吐出部と、を有し、
    該塗料吐出部を含む部分は、前記接続部を含む部分に対し、前記スプレーガン本体部の長手方向の軸線回りに回動可能に構成されるとともに、前記塗料タンク側の塗料出口と、前記スプレーガン本体部側の塗料供給口とが回動可能に接続されており、
    前記塗料タンク側の塗料出口に対する前記スプレーガン本体部側の塗料供給口の回動方向は、前記接続部を含む部分に対する前記塗料吐出部を含む部分の回動方向と異なった方向であるとともに、前記塗料吐出部の吐出口は、前記スプレーガン本体部の軸線方向とは異なる方向を向いて設けられたことを特徴とするスプレーガン。
  2. 前記スプレーガン本体部には、前記塗料タンクより前記塗料が流入する塗料室が備えられており、前記塗料流路の一端は前記塗料室に接続され、
    前記気体流路は、前記塗料室及び前記塗料流路内を貫通しており、
    前記塗料流路の他端及び前記気体流路の気体排出側端部は、前記塗料吐出部に配設され、
    前記塗料吐出部には、前記気体と前記塗料が接触する混合部が形成されており、
    該混合部において、前記塗料が前記気体と接触することによって、前記塗料が噴射されることを特徴とする請求項1に記載のスプレーガン。
JP2004346990A 2004-11-30 2004-11-30 スプレーガン Expired - Fee Related JP4664051B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004346990A JP4664051B2 (ja) 2004-11-30 2004-11-30 スプレーガン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004346990A JP4664051B2 (ja) 2004-11-30 2004-11-30 スプレーガン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006150285A JP2006150285A (ja) 2006-06-15
JP4664051B2 true JP4664051B2 (ja) 2011-04-06

Family

ID=36629194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004346990A Expired - Fee Related JP4664051B2 (ja) 2004-11-30 2004-11-30 スプレーガン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4664051B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101575904B (zh) * 2008-05-06 2011-01-12 朱登仁 一种墙壁挂灰用自动化砂浆喷射装置
KR200466858Y1 (ko) * 2011-04-04 2013-05-20 박주호 다각으로 회전되는 도장용 헤드
CN102704661A (zh) * 2012-05-14 2012-10-03 杨秀全 涂粉机喷枪
CN107700806B (zh) * 2017-10-09 2018-11-20 江苏统帅涂料集团有限公司 一种环保涂料设备

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0212464U (ja) * 1988-07-05 1990-01-25
JPH0261461U (ja) * 1988-10-29 1990-05-08
JP2000037643A (ja) * 1998-07-23 2000-02-08 Eko Seisakusho:Kk スプレーガン用の塗料カップ
JP2001190991A (ja) * 2000-01-12 2001-07-17 Anest Iwata Corp 建築塗材吹付用スプレーガン
JP2001276676A (ja) * 2000-03-30 2001-10-09 Hosoi Toso Kogyo Kk エアースプレーガン

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0724799B2 (ja) * 1988-02-05 1995-03-22 岩田塗装機工業株式会社 液体吹付方法およびその装置
JPH07265750A (ja) * 1994-03-28 1995-10-17 Tateno:Kk エアスプレーガン
JPH0938534A (ja) * 1995-07-25 1997-02-10 J Wagner Gmbh 噴射機
JPH10227121A (ja) * 1997-02-14 1998-08-25 Hama Cast:Kk 建築物用壁装材の吹き付け塗装装置
JPH10235233A (ja) * 1997-02-24 1998-09-08 Osada Giken Kk 吹付用ガン

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0212464U (ja) * 1988-07-05 1990-01-25
JPH0261461U (ja) * 1988-10-29 1990-05-08
JP2000037643A (ja) * 1998-07-23 2000-02-08 Eko Seisakusho:Kk スプレーガン用の塗料カップ
JP2001190991A (ja) * 2000-01-12 2001-07-17 Anest Iwata Corp 建築塗材吹付用スプレーガン
JP2001276676A (ja) * 2000-03-30 2001-10-09 Hosoi Toso Kogyo Kk エアースプレーガン

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006150285A (ja) 2006-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2570070C (en) Fluid atomizing system and method
TWI515049B (zh) 用於重力饋送噴霧裝置之流體供應系統
JPS61178054A (ja) 塗装材の噴射ガン
JP2005502462A (ja) 液体表面処理材スプレー装置
US6981659B1 (en) Liquid mist fire extinguisher
JP2008188505A (ja) 回転霧化塗布装置及び回転霧化塗布方法
US20060283985A1 (en) Ultra-fine spray-jetting nozzle
JPH0313661A (ja) 壁材等の材料の吹付け装置
JP4664051B2 (ja) スプレーガン
JP2002248383A (ja) スプレーガン
US6983899B2 (en) Handheld paint spraying apparatus with anti-sputter spray nozzle
KR100841406B1 (ko) 유체 혼합용 2상 유체 분사 노즐
KR101363553B1 (ko) 수용성 스프레이 건
US6773212B2 (en) Cutting-oil coater and cutting device
KR102220995B1 (ko) 분무 노즐
US5251822A (en) Spray paint gun
JP2001276676A (ja) エアースプレーガン
JP3220605U (ja) スプレーガン
JP2007021459A (ja) 自動スプレーガン
FR3106765B1 (fr) Buse de pulvérisation de liquide sous forme de brouillard
JP3955863B2 (ja) 吹付塗装用スプレーガン
US7036756B2 (en) Anti-sputter fluid flow control apparatus for paint sprayers
JP3083285B2 (ja) エアーブラシ
JPH07275744A (ja) 吹付け塗装装置
JP2020142183A (ja) 吹付けガン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees