JP4663137B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池に係わり、特に、複数の固体電解質燃料電池セルを電気的に接続する際の導電部材を改良した燃料電池に関する。
【0002】
【従来技術】
図1は、円筒型の固体電解質型燃料電池セルを示すもので、円筒型燃料電池セル1は、例えば、LaMnO3系空気極2の支持管に、Y23安定化ZrO2からなる固体電解質3と、LaCrO3系よりなるインターコネクタ5の緻密質な膜を形成し、固体電解質3の上面にNi−ジルコニア系の燃料極4を設けて形成されている。
【0003】
そして、燃料電池セル1は、図2に示すように、上下方向の燃料電池セル1同士が導電部材10を介することにより接続され、図2における左右方向に隣接する燃料電池セル1の燃料極4同士が導電部材13を介することにより電気的に接続されている。
【0004】
即ち、図2における上下方向の燃料電池セル1同士は、上に位置する燃料電池セル1の燃料極4と、下に位置する燃料電池セル1のインターコネクタ5との間に、Niを主成分とする金属繊維の集合体からなる導電部材10が配置され、この導電部材10により、上に位置する燃料電池セル1の燃料極4と、下に位置する燃料電池セル1のインターコネクタ5とが電気的に導通している。
【0005】
導電部材10、13は、燃料電池セル1相互間の電気的な導通と、燃料電池セル1相互間の機械的な応力緩和にある。このため、導電部材10、13は、ガスの透過性があり、弾力性のある金属繊維の集合体が用いられている。また導電部材10、13の金属繊維の材料としては、雰囲気が水素雰囲気から発電によって生じた水蒸気を含む雰囲気まで安定であるという理由から、Ni金属が利用されている。
【0006】
燃料電池は、図2に示すような燃料電池セル1同士が電気的に接続されたスタックを作製し、これらを複数組み合わせるとともに、その集合体の両端(正極側および負極側)に集電部材(図示せず)を配置して構成される。燃料電池は、燃料電池セル1の空気極2側に酸素を含有するガス、たとえば空気を流し、燃料極4側に燃料、例えば水素を流しながら、1000℃近傍の温度で発電する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
導電部材10、13は、セル間の電気的な導通を行うことが一つの役割であるため、導電部材10、13の電気抵抗による損失は小さい方がよく、本来なら緻密質であることが望まれる。一方、発電時においては燃料極に十分な水素ガスを効率よく供給しなければならず、導電部材10、13は水素ガスが十分に透過できるように、ポーラスであることが望まれる。このように相反する要求のため、スタック化した場合には、燃料電池セルの性能を十分に発揮できないという問題があった。
【0008】
また、導電部材10、13は金属繊維を主成分としているため変形しやすく、インターコネクタ5と当接している導電部材10が変形し、変形した導電部材10が同一セルの燃料極と接触し、インターコネクタ5と燃料極4とが電気的にショートするという問題があった。
【0009】
本発明は、導電部材の電気抵抗を小さくできるとともに、導電部材の燃料ガスの透過率を大きくでき、さらにはインターコネクタと燃料極等との電気的なショートを防止できる燃料電池を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の燃料電池は、円筒状の固体電解質の片面に空気極を、他面に燃料極を形成してなり、前記空気極または前記燃料極に電気的に接続されるインターコネクタを有する複数の燃料電池セルと、一方の前記燃料電池セルの前記インターコネクタと他方の前記燃料電池セルの前記空気極または前記燃料極とを電気的に接続する導電部材とを具備してなる燃料電池において、前記導電部材が密度の異なる二層以上からなるとともに、前記インターコネクタに当接する第1導電部材の密度が、前記空気極または前記燃料極に当接する第2導電部材の密度よりも高く、前記第1導電部材と前記第2導電部材との間には、Niを主成分とする金属板が配置されていることを特徴とする。
【0011】
燃料電池セルをスタック化する上で最も重要なことは、セル間を電気的な損失がなく接続することである。そのために導電部材にはそれ自身の電気抵抗が小さいことと、セル間の接続界面において接触抵抗が小さいことが要求される。導電部材の電気抵抗を小さくするためには、抵抗率の小さい緻密質な部材を用いるべきである。
【0012】
しかしながら、燃料電池セルでは燃料ガスの固体電解質への供給がその性能を大きく左右するので、空気極や燃料極を介して固体電解質に供給される燃料ガスの透過を遮断してはならない。また、燃料電池セル間の応力緩和のために、導電部材は弾力性を有していなければならない。
【0013】
本発明では、導電部材が密度の異なる二層以上からなり、インターコネクタに当接する第1導電部材の密度を、空気極または燃料極に当接する第2導電部材の密度よりも高くしたので、導電部材の電気抵抗による出力低下と燃料ガスの不透過による出力低下を最小限に抑制できる。
【0014】
即ち、密度の低い第2導電部材を空気極または燃料極に当接させたので、燃料ガス(空気または水素ガス)が第2導電部材を透過して空気極または燃料極内に十分に侵入することができ、これにより、この第2導電部材に当接する空気極または燃料極を介して十分な燃料ガスを供給できる。また、空気極または燃料極側の第2導電部材の密度が低いために変形しやすく、空気極または燃料極との接触面積が大きくなり電気抵抗による出力低下を抑えることができる。
【0015】
また、第2導電部材よりも密度の高い第1導電部材をインターコネクタに当接させたので、第1導電部材の変形を抑制でき、この第1導電部材が変形して同一セルの燃料極に接触することを抑制できるとともに、密度が小さい導電部材のみを用いた場合と比較して、導電部材の電気抵抗による損失を小さくできる。また、本発明では、第1導電部材と第2導電部材の間には、Niを主成分とする金属板が配置されている。これにより、燃料ガスの不透過による出力低下を最小限に抑制できるとともに、電気抵抗の小さい金属板が介装されているため導電部材全体の電気抵抗を抑えて、導電部材の電気抵抗による出力低下をさらに抑制できる。さらに、第1導電部材、第2導電部材、金属板が一体となっているため、インターコネクタ側の第1導電部材の変形をさらに抑制でき、第1導電部材が同一セルの燃料極とショートすることもない。
【0016】
また、本発明では、第1導電部材および第2導電部材は、Niを主成分とする金属繊維の集合体からなることが望ましい。弾力性のある金属繊維の集合体を用いることにより、燃料電池セル相互間の機械的な応力を緩和できるとともに、ガスの透過性を向上でき、また、Niを用いることにより、雰囲気が水素雰囲気から発電によって生じた水蒸気を含む雰囲気まで安定であるため、高温という環境下でも耐久性に優れる。
【0018】
また、本発明では、複数の燃料電池セルの空気極同士または燃料極同士を電気的に接続する導電部材が、空気極同士または燃料極同士に当接する一対の低密度導電部材と、これらの低密度導電部材の間に配置された高密度導電部材とから構成されていることが望ましい。
【0019】
空気極同士または燃料極同士に当接する一対の低密度導電部材により、燃料ガス(空気または水素ガス)が低密度導電部材を透過し、空気極または燃料極を介して十分に侵入することができ、これにより、この低密度導電部材に当接する空気極または燃料極を介して十分な燃料ガスを供給できる。また、低密度導電部材は密度が低いために変形しやすく、空気極または燃料極との接触面積が大きくなり電気抵抗による出力低下を抑えることができる。
【0020】
また、一対の低密度導電部材の間に高密度導電部材を配置したので、密度が小さい低密度導電部材のみを用いた場合と比較して、導電部材の電気抵抗による損失を小さくできる。
【0021】
さらに、本発明では、燃料電池セルの外径は10mm以下であることが望ましい。このような外径が10mm以下の燃料電池セルでは、特に、燃料極側の導電部材は変形量が大きくなりやすいため、インターコネクタと燃料極がショートしやすいが、本発明では、インターコネクタに密度の高い第1導電部材を設けたので、第1導電部材が変形しにくくなり、外径が10mm以下の燃料電池セルの場合であっても同一セルのインターコネクタと燃料極のショートを抑制できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の燃料電池は、図1に示すような複数の燃料電池セル1を、図2に示すように電気的に接続して構成されている。燃料電池セル1は、図1に示すように、円筒状の固体電解質3の内面に空気極2が、外面に燃料極4が形成されており、空気極2に電気的に接続されたインターコネクタ5が、燃料極4と導通せずに、外部に露出して構成されている。
【0023】
図2における上下方向の燃料電池セル1同士は、上側の燃料電池セル1の燃料極4と、下側の燃料電池セル1のインターコネクタ5との間に、導電部材10が配置され、この導電部材10により、上側の燃料電池セル1の燃料極4と、下側の燃料電池セル1のインターコネクタ5とが電気的に導通している。
【0024】
また、図2における左右方向の隣接する燃料電池セル1同士は、その燃料極4同士が導電部材13により電気的に接続されている。
【0025】
そして、図3に示すように、下側の燃料電池セル1bのインターコネクタ5と、上側の燃料電池セル1aの燃料極4とを電気的に接続する導電部材10が、インターコネクタ5に当接する第1導電部材10aと燃料極4に当接する第2導電部材10bの2層構造とされ、第1導電部材10aの密度が第2導電部材10bの密度よりも高く設定されている。
【0026】
第1導電部材10a、第2導電部材10bは、Niを主成分とする金属繊維の集合体から構成されている。Niを主成分とする金属繊維の集合体は嵩密度0.44〜2.21g/cm3が望ましい。嵩密度が0.44g/cm3よりも小さい場合には導電部材10a、10bの電気抵抗が大きくなる傾向があり、燃料電池セルをスタック化した場合に出力が低下する傾向がある。嵩密度が2.21g/cm3を越えると燃料ガスの透過性が悪くなり、接触している燃料極4に燃料ガスを供給しにくく、発電性能が低下する傾向がある。また、弾力性も低下し易く、セル間の応力を吸収できなくなる傾向がある。
【0027】
導電部材10a、10bの嵩密度は、導電部材10a、10bの電気抵抗を小さくし、燃料ガスの透過性を向上するという観点から、導電部材10a、10bの嵩密度は0.44〜1.33g/cm3であることが望ましい。ここで、導電部材10a、10bの嵩密度は0.44〜2.21g/cm3である場合には、導電部材10a、10bがNi金属である場合の比重の5〜25%である。つまり、導電部材10a、10bがNi金属の塊からなる場合の比重をρ1、導電部材10a、10bが金属繊維の集合体からなる場合の嵩密度をρ2とした時、ρ2/ρ1が5〜25%であることを意味する。
【0028】
導電部材10a、10bの嵩密度を高くするためには、Ni金属繊維の集合体(フェルト等)をプレス機により所定圧力により押圧することにより達成できる。ちなみに、Ni金属である場合の比重は8.845であり、通常のNiフェルトの嵩密度は0.35g/cm3であり、導電部材10a、10bの嵩密度は、導電部材10a、10bがNi金属である場合の比重の4%程度である。金属繊維は、Niを主成分とし、Fe、CoおよびCrのうち少なくとも一種を含有しても良い。
【0029】
第1導電部材10aの嵩密度は1.5〜2.0g/cm3、第2導電部材10bの嵩密度は0.5〜1.5g/cm3であることが望ましい。
【0030】
なお、導電部材10a、10bは、上述した導電部材10a、10b自身の電気的な問題以外に、インターコネクタ5や燃料極4、集電部材との接触界面の抵抗を減少させるため、Niからなる金属繊維の線径が5〜80μmであることが望ましい。Niを主成分とする金属繊維の線径が5μmより小さいと導電部材10a、10b自身が発電時に収縮し、接触界面から剥離し易く、電気抵抗が増大する傾向にある。この値が80μmより大きいと界面での接触面積が小さいことや表面エネルギーの減少によって界面での接触が悪くなる。Niからなる金属繊維の線径は、接触抵抗の低下という観点から20〜30μmの範囲が良い。
【0031】
また、上述した導電部材10a、10bと他の部材との接触界面の電気抵抗を減少させる別の方法として、Niを主成分とする金属繊維中に平均粒径10μm以下のNi金属を主成分とする金属粒子を重量比40%以下含むこともできる。Ni金属粒子の平均粒径が10μmより大きいと界面の接触抵抗を低減する効果がなく、40%より多いと導電部材10自身が収縮し、接触抵抗が増大し、電気抵抗が増大する傾向がある。
【0032】
Niを主成分とする金属繊維の平均粒径、重量比は、接触抵抗を低下し電気抵抗を低下するという観点から、平均粒径が1〜3μmであり、重量比は5〜30%であることが望ましい。ここで、重量比とは、導電部材10a、10b全体の重量に対する金属粒子の重量比である。金属粒子としては、Niあるいは、Niと他のFe、Co、Crとの合金の粒子、あるいは金属粒子のコンポジットがある。
【0033】
発明では、図4に示すように、第1導電部材10aと第2導電部材10bの間には、Niを主成分とする金属板15が配置されている。このような構成を採用することにより、図3に示す燃料電池と同様の効果を得ることができるとともに、電気抵抗の小さい金属板15が介装されているため導電部材10a、10b全体の電気抵抗を抑えて、導電部材10a、10bの電気抵抗による出力低下をさらに抑制できる。さらに、第1導電部材10a、第2導電部材10b、金属板15が一体となっているため、インターコネクタ5側の第1導電部材10aの変形をさらに抑制でき、第1導電部材10aが同一セルの燃料極4とショートすることもない。
【0034】
さらに本発明では、図3に示すように、左右方向の隣接する燃料電池セル1同士は、その燃料極4同士が導電部材13により電気的に接続されており、この導電部材13が、燃料極4同士に当接する一対の低密度導電部材13aと、これらの低密度導電部材13aの間に配置された高密度導電部材13bとから構成されている。
【0035】
低密度導電部材13a、高密度導電部材13bは、Ni金属繊維の集合体とされている。高密度導電部材13bはNi金属板であってもよい。このような構成を採用することにより、燃料ガスが燃料極を十分に透過することができ、これにより、この低密度導電部材13aに当接する燃料極4に十分な燃料ガスを供給できる。また、低密度導電部材13aは密度が低いために変形しやすく、燃料極4との接触面積が大きくなり電気抵抗を小さくできる。さらに、一対の低密度導電部材13aの間に高密度導電部材13bを配置したので、密度が小さい低密度導電部材のみを用いた場合と比較して、導電部材13の電気抵抗による損失を小さくできる。
【0036】
以上のように構成された本発明の燃料電池では、インターコネクタ5と接する第1導電部材10aは密度が高く変形しにくいが、燃料極4と接する第2導電部材10bは密度が低く、変形しやすいため、燃料極4の曲面に沿って変形して接触する。このため燃料極4への導電部材10の接触面積が増え、性能の低下が小さい。また、燃料ガスである水素ガスが燃料極4を十分に透過することができ、第2導電部材10bが当接する燃料極4に十分な燃料ガスを供給できる。
【0037】
また、第1導電部材10aは密度が高く変形しにくいため、燃料電池セル1bの燃料極4との接触を防止できるとともに、導電部材10全体の電気抵抗を小さくすることができる。
【0038】
本発明の燃料電池は、セルの外径が10mm以下である場合に好適に用いることができる。即ち、セルの外径が10mm以下である場合には、特に、燃料極側の導電部材は変形量が大きくなりやすいため、インターコネクタと燃料極がショートしやすいが、本発明では、インターコネクタに当接した密度の高い第1導電部材が変形しにくいため、外径が10mm以下の燃料電池セルの場合であっても同一セルのインターコネクタと燃料極のショートを抑制できる。
【0039】
また、第2導電部材10bの変形によって燃料極を覆う面積が増加するので、セルの集電性が向上し発電性能を向上できる。導電部材の変形量の観点から8mm以下が望ましい。
【0040】
【発明の効果】
本発明の燃料電池では、密度の低い第2導電部材を空気極または燃料極に当接させたので、燃料ガス(空気または水素ガス)が空気極または燃料極を十分に透過することができ、これにより、この第2導電部材に当接する空気極または燃料極に十分な燃料ガスを供給できる。また、空気極または燃料極側の第2導電部材の密度が低いために変形しやすく、空気極または燃料極との接触面積が大きくなり電気抵抗による出力低下を抑えることができる。
【0041】
また、第2導電部材よりも密度の高い第1導電部材をインターコネクタに当接させたので、第1導電部材の変形を抑制でき、この第1導電部材が変形して同一セルの燃料極に接触することを抑制できるとともに、密度が小さい導電部材のみを用いた場合と比較して、導電部材の電気抵抗による損失を小さくできる。また、本発明では、第1導電部材と第2導電部材の間には、Niを主成分とする金属板が配置されている。これにより、燃料ガスの不透過による出力低下を最小限に抑制できるとともに、電気抵抗の小さい金属板が介装されているため導電部材全体の電気抵抗を抑えて、導電部材の電気抵抗による出力低下をさらに抑制できる。さらに、第1導電部材、第2導電部材、金属板が一体となっているため、インターコネクタ側の第1導電部材の変形をさらに抑制でき、第1導電部材が同一セルの燃料極とショートすることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】円筒型燃料電池セルを説明するための横断面図である。
【図2】燃料電池セルを9個接続したスタックを示す説明図である。
【図3】図2の一部を拡大して示す断面図である。
【図4】第1導電部材と第2導電部材の間に、金属板を介装した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1、1a、1b・・・燃料電池セル
2・・・空気極
3・・・固体電解質
4・・・燃料極
5・・・インイターコネクタ
10、13・・・導電部材
10a・・・第1導電部材
10b・・・第2導電部材
13a・・・低密度導電部材
13b・・・高密度導電部材
15・・・金属板

Claims (4)

  1. 円筒状の固体電解質の片面に空気極を、他面に燃料極を形成してなり、前記空気極または前記燃料極に電気的に接続されるインターコネクタを有する複数の燃料電池セルと、一方の前記燃料電池セルの前記インターコネクタと他方の前記燃料電池セルの前記空気極または前記燃料極とを電気的に接続する導電部材とを具備してなる燃料電池において、前記導電部材が密度の異なる二層以上からなるとともに、前記インターコネクタに当接する第1導電部材の密度が、前記空気極または前記燃料極に当接する第2導電部材の密度よりも高く、前記第1導電部材と前記第2導電部材との間には、Niを主成分とする金属板が配置されていることを特徴とする燃料電池。
  2. 前記第1導電部材および前記第2導電部材は、Niを主成分とする金属繊維の集合体からなることを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
  3. 複数の前記燃料電池セルの前記空気極同士または前記燃料極同士が導電部材で電気的に接続されており、該導電部材が、前記空気極同士または前記燃料極同士に当接する一対の低密度導電部材と、これらの低密度導電部材の間に配置された高密度導電部材とから構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の燃料電池。
  4. 燃料電池セルの外径は10mm以下であることを特徴とする請求項1乃至のうちいずれかに記載の燃料電池。
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