JP4662710B2 - 改良された印象採得のための構成要素 - Google Patents

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Description

本発明は、歯移植部位でのピックアップ印象採得のための改良されたシステム用の構成要素であって、橋脚歯、橋脚歯レプリカおよび印象コーピングを含む構成要素に関する。本発明は、また、一連の橋脚歯、並びに橋脚歯および印象コーピングからなるセットにも関係する。
損傷した自然歯や抜けた自然歯を補填するために歯科インプラント・システムが広く用いられている。このようなシステムにおいては、インプラントが患者の顎内に設置されて自然歯の歯根の代わりとなる。次ぎに、1つまたはいくつかの部分からなる橋脚歯構造をインプラントに取り付けて、骨組織から柔らかい歯茎組織を貫いて患者の口中に突き出る人工歯の部分のためのコアを構築できる。最終的に、前記橋脚歯上に、義歯または歯冠を着座させることができる。
最終的な義歯は、機能上でも美観上でも患者の残っている歯と自然に適合するような寸法、形状でなければならない。このために、歯科技工士は、個々の患者の顎の模型を使ってその患者に正しく合った義歯を試してみる必要がある。模型は、インプラントと、おそらく橋脚歯構造とを含む。このような模型を得るためには、いわゆる作業模型作製技術が使用される。
このような模型作製技術の1つのカテゴリは、いわゆる「ピックアップ」法である。ピックアップ法は、順次に以下の段階を経て行われ得る。
印象キャップをインプラントおよび/または橋脚歯上に置く。
印象材を顎にあてがい、前記印象キャップを印象材内に埋め込む。
印象材を顎から外し、印象材に埋め込まれたままで印象キャップを取り出す。こうして、印象材が顎の反転形態となり、インプラント/橋脚歯の部位に印象キャップがあることになる。
当初のインプラントおよび/または橋脚歯を印象キャップに連結したように、同じ要領で、インプラントおよび/または橋脚歯の形状を複製するレプリカを、埋め込まれた状態の印象キャップに挿入する。
次に、印象材から作った顎の反転形態内、そして、レプリカのまわりに成形材料を注入し、硬化させる。
次いで、印象材を硬化した成形材料から取り出す。このとき、成形材料が顎の本当の模型、すなわち、非反転模型を形成し、レプリカがインプラント/橋脚歯の代わりとなる。
以下、ピックアップ法またはそれに用いるようになっている構成要素を記載しているいくつかの先行技術文献を参照する。
米国特許第6068478号(Grande等)が、人体に装着されるインプラント(可能性のある上部構造を含む)の、人体組織構造から突出する端部を作業模型に転写するための印象キャップを含む印象システムを開示している。外側に向いたインプラント端は、その外面にアンダカットされた輪郭を有し、そして、印象キャップは、このアンダカット輪郭を補完し、係合する形状寸法を有する。アンダカット輪郭は、インプラント床に向かって
トランペット形に先細りとなっているインプラント幾何学形状か、または、インプラント端部付近にあるくぼみのいずれかによって形成される。
前記米国特許第6068478号(Grande等)には、上部構造の橋脚歯がインプラント肩部上方へ突出するように上部構造の一部をインプラントに螺合させることが記載されている。完成した作業模型に口内状況の印象を採取するために、まず、スライド・スリーブを円錐形部構造に押しつける。次いで、印象キャップをスライド・スリーブにかぶせて押しつける。印象キャップの底部には、インプラント肩部に対して相補的であるキャップ肩部がある。キャップ肩部の外面は、内向きの弾力的なスナップ要素によって囲まれており、インプラント肩部にスナップ嵌合し、インプラント頭部にあるアンダカット輪郭を取り外し自在に把持できるようになっている。次ぎに、印象化合物を満たした印象トレイを移植部位へ押しつける。印象トレイを抜き取った後に、印象キャップおよびスライド・スリーブが印象化合物内に埋め込まれて残り、印象を得ることができる。次ぎに、円錐形の上部構造に対応する形状を有する類似した操作インプラントをスライド・スリーブ内に押し込む。最後に、操作肩部が印象キャップのスナップ要素によって保持されるまでインプラント肩部に対応する操作肩部を有する操作肩部スリーブを操作インプラントにかぶせて押しつける。最終的に、模型作製用化合物を印象上に注入し、作業模型が得られる。
前記米国特許第6068478号(Grande等)では、別のタイプの上部構造、たとえば、角度付き上部構造をインプラントに取り付ける場合に、別の印象方法を使用する。この場合、印象シリンダを上部構造へ螺合させてから、側方に開口する印象キャップを上部構造に押しつけ、インプラント肩部を把持する。印象化合物で満たした印象トレイを使用して印象を採取し、この印象が、印象トレイを引き抜いた後に得られる。そして、印象キャップおよび印象シリンダ、円錐形上部構造に類似する中空空間が後に残る。次の段階で、印象シリンダをその中空空間内に押し込み、操作肩部スリーブを取り付け、そして、操作肩部スリーブを通して模型作製用化合物を注入し、中空空間全体を満たす。次ぎに、模型作製用化合物を印象上に注ぎ、印象シリンダが残っている印象トレイを取り出した後に完成した作業模型を得る。
この米国特許には、さらに、印象キャップ内に残っており、そして、印象キャップ内部で選択された橋脚歯によって残された中空空間を印象化合物で満たす場合には、スライド・スリーブを省略できることも記載されている。また、スライド・スリーブおよび印象キャップを結合して一体片として設計することもできる。
米国特許第6159010(Rogers等)が、歯科用インプラントに取り付け、その上方に突き出る橋脚歯ポストを覆って配置するための歯科用コーピングを開示している。このコーピングは、インプラントの支持面と係合する内向きにテーパの付いた表面を有する基部を含む。基部から離れる方向に壁が延びていて橋脚歯ポストを取り囲んでいる。この壁は、少なくとも1つの孔を有し、移植部位の印象を採取するときにこの孔を通してワックス材を流入させることができるようになっている。
米国特許第5688123号(Meiers等)が、作業模型を形成するために印象を採取するときに使用する歯科用インプラント用の転写キャップを開示している。この転写キャップは、インプラントの組み立て済みの部分または橋脚歯に形、寸法が適合しており、組み立て済みの部分の円錐形領域の肩部を覆って延びる1つまたはそれ以上の弾力的なフラップを支持している。
WO99/29255(Morgan)が、環状溝のような保持手段を形成したヘッド部分を有する橋脚歯類似物を開示している。
EP0190670(Lustig)が、ポストに入れ子式に係合させる組み立て式スリーブ状コーピングと組み合わせて使用できる組み立て式橋脚歯を開示している。
本発明の目的は、ピックアップ印象方法を使用するときの機能を改善したシステム用の構成要素およびこれらの構成要素を使用する方法を提供することにある。
本発明の第1の態様において、上記目的は、インプラントに歯科用構成要素を連結するための橋脚歯であって、インプラント接触領域および構成要素支持領域を含み、前記構成要素支持領域が、最大直径部を有し、この最大直径部の歯冠方向へ歯冠端まで延びている橋脚歯によって達成される。前記構成要素支持領域は、前記橋脚歯に対する前記歯科用構成要素の線状変位によって前記構成要素と取り外し自在に係合できるように配置した構成要素係合手段を備えている。前記構成要素係合手段は、構成要素支持領域の歯冠端よりも前記最大直径部に近い位置に位置する。
本願を通じて使用する「歯冠」という用語は、ここで論議している構成要素のヘッド端または後端に向かう方向を示すのに用いられる。たとえば、橋脚歯がインプラントに連結された状況では、歯冠方向とは、インプラントから離れる方向に向いた橋脚歯部分に向かう方向である。同様に、「根尖」という用語は、構成要素の挿入端部に向かう方向を示す。インプラントと連結した橋脚歯の場合、根尖方向とは、インプラントに向かう方向となる。したがって、根尖方向および歯冠方向は、互いに反対の方向である。
しかしながら、構成要素またはシステムの部分が互いに関して傾斜している場合には、異なった部分の根尖方向、歯冠方向が、それぞれ、一致しないこともあり得る。たとえば、橋脚歯の構成要素支持領域がインプラント接触領域に関して傾斜している場合、いわゆる傾斜橋脚歯の場合がそうである。ここで、構成要素支持領域の根尖方向を議論するとき、構成要素支持領域の最大直径部に向かう方向を謂う。構成要素支持領域の歯冠方向とは、前記最大直径部から離れる方向、構成要素支持領域の自由端に向かう方向である。
構成要素係合手段は、前記構成要素との取り外し自在な係合ができるように配置してあり、この係合は、前記橋脚歯に関する前記歯科用構成要素の線状変位によって達成される。特に、この係合は、構成要素支持領域に関する構成要素の線状変位によってのみ取り外し自在でなければならない。これは、構成要素係合手段が、他の機能の中でも特に、ピックアップ印象採得のための印象コーピングを橋脚歯にロックするのに使用できるので、有利である。ピックアップ印象採得に際して、印象コーピングを橋脚歯から取り外すときに印象コーピングと橋脚歯との間のいかなる回転移動も避けるのが好ましい。
橋脚歯と構成要素との係合の保持力は、異なった用途に合わせて選ぶことができる。ピックアップ印象採得用の印象コーピングの橋脚歯への連結のためには、保持力は、明確な位置において、橋脚歯上に印象コーピングをしっかりと保持するのに充分でなければならないが、印象コーピングを埋め込んだ印象材と共に橋脚歯から容易に取り外せないほど大きくてはならない。
さらに、構成要素係合手段は、橋脚歯上の明確な位置のところで橋脚歯へ構成要素を安定してロックできると好ましい。印象コーピングについての上記用途の場合、作業模型を作った先の印象製作中に印象コーピングが取り付けられた位置と同じ位置において、作業模型製作後に製作した義歯を橋脚歯に取り付けることができるということは有利である。
構成要素係合手段は、橋脚歯の構成要素支持領域に設けられる。この構成要素支持領域は、橋脚歯の構成要素支持領域の最大直径部の歯冠方向へ延びている。この配置は、橋脚歯またはインプラントの最大直径部となる部分が印象構成要素を保持するためのロック手段として使用されている、従来技術以上の利点を与える。したがって、この従来技術では、ロック手段に取り付けられるべき構成要素は、橋脚歯またはインプラントに着座させるために、これらの最大直径部より大きい最大外径を有する必要がある。これらの従来技術システムでは、最大直径部が、歯科用インプラントが位置している骨組織上に位置する柔らかい歯肉組織内の下方位置にあるので、このことは、橋脚歯に構成要素を取り付けるときに歯肉組織を押し除けなければならず、損傷を与える危険があることを意味する。また、構成要素の直径が大きいことにより、前記構成要素がインプラントに隣接している可能性のある歯と衝突することなく構成要素を橋脚歯に取り付けたり、または、そこから外したりするのが難しくなる可能性もある。隣り合った歯が非常に接近している場合、構成要素の直径は、構成要素が橋脚歯上にセットしようとしているこれらの歯の間を通過するには大きすぎるかもしれない。しかしながら、上記で開示される配置は、比較的小さい外径を有する構成要素を橋脚歯に取り付ける可能性を与えることで、これらの問題を軽減する。
さらに、当該橋脚歯の構成要素係合手段は、構成要素支持領域の歯冠端よりも該領域の最大直径部に近いところに設けられる。これは、構成要素支持領域の比較的大きい部分が構成要素係合手段の歯冠方向へ延びることになるという点で利点を与える。したがって、構成要素支持領域の前記部分は、構成要素係合手段の機能を犠牲にすることなく、歯科技工士が修正することができる。このような修正は、時には、個々の患者の必要性に合わせて標準の橋脚歯を特注製作するのに行われる。したがって、構成要素係合手段の指定位置により、橋脚歯が修正されてしまっているか、または、当初の標準外観のままであるかどうかに関わらず、構成要素を橋脚歯に取り付けることが可能となる。
橋脚歯の歯冠端よりも前記最大直径部近くに構成要素係合手段を設けるということは、それが、橋脚歯の前記最大直径部と前記歯冠端との間の距離の50%未満の、前記最大直径部からの距離のところに設けられるということを意味する。構成要素係合手段を、橋脚歯の前記最大直径部と前記歯冠端との間の距離の35%未満、最も好ましくは、25%未満の、前記最大直径部から離れた距離のところに設けると有利である。
本発明の第1態様の第2変形例によれば、インプラントに歯科用構成要素を連結するための橋脚歯が提供される。この橋脚歯は、インプラント接触領域および構成要素支持領域を含み、この構成要素支持領域は、最大直径部を有し、外面を備える肩部分と、この肩部分から橋脚歯の歯冠端まで歯冠方向へ延びるポスト部分とを備え、このポスト部分は、前記肩部分の前記外面と180度未満の角をなす外面を備える。構成要素係合手段は、前記橋脚歯に関して前記構成要素を線状変位させることによって前記橋脚歯に前記構成要素を取り外し自在に連結できるように配置してある。前記構成要素係合手段は、ポスト部分のところで橋脚歯の前記歯冠端よりも肩部分に近い位置に設けてある。
構成要素支持領域の「肩部分」という用語には、構成要素を少なくとも「下方」から、すなわち、根尖方向から支持するように構成、適合させなければならないという意味がある。換言すれば、肩部分の外面に対する法線の、構成要素支持領域の長手軸線上への投影が歯冠方向に延びることになる。
対照的に、構成要素支持領域のポスト部分は、橋脚歯の長手軸線に対して平行な外面を有し得る。すなわち、前記外面の法線が前記長手軸線に対して横方向に向いているということである。しかしながら、他の代替案もあり、おそらくそれらの方がより有利である。その場合、ポスト部分の外面が長手軸線と角をなす。
橋脚歯の第1変形例に関して説明した定義および従来技術以上の利点は、橋脚歯のこの第2変形例にも同等に適用できる。
それに加えて、この第2の変形例では、橋脚歯のポスト部分が修正されているかどうかに関わりなく、構成要素係合手段の根尖方向に存在する肩部分は、前記構成要素を支持するための安定した基部となる。このことは、構成要素を支持する機能を損なうやり方でポスト部分を修正した場合に、特に有利である。たとえば、ポスト部分および肩部分を密接にたどる内面を有する構成要素を橋脚歯に適用した場合、当初の形状を有する橋脚歯上にセットしたならば、ポスト部分および肩部分の両方と接触することになる。しかしながら、ポスト部分を特注製作した場合、橋脚歯に着座した構成要素は、ポスト部分の新しい特注製作された外側輪郭をたどることがない。いずれにせよ、このような構成要素は、肩部分が未修正のままであり、必要な支持を与えることができるので、橋脚歯にしっかりと着座させることができる。
橋脚歯上に構成要素を安定して再現可能に設置することは、正確な作業模型および正しく位置した義歯を得るために、ピックアップ印象技術を使用するときに特に重要である。
構成要素係合手段は、橋脚歯の歯冠端よりも前記肩部分の近くに設けられ、構成要素係合手段が、橋脚歯の前記最大直径部と前記歯冠端との間の距離の50%未満の、前記肩部分からの距離のところに設けられるようになっている。構成要素係合手段が、橋脚歯の前記最大直径部と前記根尖端間の距離の30%未満、最も好ましくは、20%未満である、前記肩部分からの距離のところに設けられると有利である。
好ましくは、前記肩部分の外面と前記ポスト部分の外面との間の角度は、100〜160度、好ましくは、120〜150度、最も好ましくは、130〜140度の範囲にある。
前記構成要素係合手段が、前記ポスト部分と前記肩部分との間の移行部に設けてあると有利である。この位置は、構成要素係合手段の歯冠方向へ延びているポスト部分の一部分を最大化し、したがって、歯科技工士が橋脚歯の部分を修正のために利用することができる。
次ぎに、前記ポスト部分および肩部分の形状に戻るならば、ポスト部分の外面は、橋脚歯の歯冠方向において内向きにテーパが付いていると有利である。このテーパは、たとえば、印象キャップでは普通であるように、ポスト部分に構成要素を取り付ける初期段階でより多くの横動を得ることができるという利点を有する。ポスト部分が前記長手軸線に対して平行な外面を有する場合、ポスト部分に螺合されるべき任意の構成要素は、ポスト部分と軸線方向に整合させなければならない。しかしながら、ポスト部分が円錐形の外面を有する場合、取り付け開始時に或る種の不整合が生じる可能性がある。また、テーパは、前記構成要素との係合機能を与えるのに貢献することができる。
特に、橋脚歯の長手軸線と、好ましくは20度未満、より好ましくは15度未満、最も好ましくは6度である角をなすポスト部分の外面が有用であることがわかっている。
また、肩部分は、橋脚歯の歯冠方向において内向きにテーパを付けてあると有利であるかもしれない。特に、肩部分の円錐形外面は、橋脚歯の長手軸線に対して40〜60度の範囲、好ましくは50度の角をなすとよい。
上記した本発明の第1態様の2つの変形例のいずれかによる橋脚歯の一実施例は、さら
に、前記インプラント接触領域と前記構成要素支持領域との間に設けた拡張領域を有する。このような拡張領域は、インプラントを設置する骨組織上に位置する柔らかい歯肉組織を貫通するように橋脚歯の高さを拡張するのに役立つ。
前記拡張領域の外面は、橋脚歯の長手軸線に対して平行であってもよいし、または、歯冠方向において外向きにテーパが付けてあってもよい。
ポスト部分および肩部分も含めてこの実施例による橋脚歯においては、拡張領域は、それと前記肩部分の間の移行部が橋脚歯の最大直径部を定めるように配置されていると有利である。
本発明の前記第1態様による橋脚歯の場合、前記構成要素係合手段は、前記構成要素支持領域の外面において、少なくとも1つの突起またはくぼみを含むと有利であるかもしれない。このような突起またはくぼみは、たとえば、前記構成要素支持領域の外面の円周まわりに少なくとも部分的に延びているリブまたは溝であってもよい。これらの形状は、構成要素がスナップ・ロックされ得る係合手段を与えるのに特に役立つ。
本発明の第2態様において、前記本発明の第1態様による一連の橋脚歯が設けてあり、各橋脚歯が、前記構成要素支持領域の最大直径部を有し、そして、この最大直径部が、前記一連のすべての橋脚歯に対して一定である。
別法として、本発明の第1態様の前記第2変形例に従って一連の橋脚歯を設け、そこにおいて、ポスト部分の前記外面と肩部分の前記外面とのなす前記角度が、前記一連のすべての橋脚歯に対して一定であってもよい。この特徴は、同じ形状を有する構成要素を使用することを可能にするが、必ずしも前記一連のうちの異なった橋脚歯に対して同じサイズではない。
また、前記第2の変形例に従って一連の橋脚歯が設けられ、各橋脚歯が、長手軸線を有し、また、インプラント接触領域、およびこのインプラント接触領域と前記構成要素支持領域との間に延在する拡張領域を含み、
- 前記拡張領域が、前記長手軸線と角度(Ψ)をなす外面を備え、
- 前記肩部分が、歯冠方向において内向きにテーパを付けた外面を備え、この外面が前記長手軸線と角度(χ)をなし、
- 前記ポスト部分が、前記肩部分から歯冠方向へ延びており、歯冠方向において内向きにテーパが付いていて、長手軸線と角度(φ)をなす外面を備え、この角度(φ)が、前記長手軸線と肩部分の外面とがなす角度(χ)より小さくなっており、ここで、
肩部分の外面と長手軸線との間の前記角度(χ)とポスト部分の外面と長手軸線との間の前記角度(φ)が、前記一連のすべての橋脚歯に対して一定であり、
その一方、前記拡張領域の外面と前記長手軸線との間の角度(Ψ)が、前記一連のうちの異なった橋脚歯間では異なっている。
この実施例によれば、構成要素支持領域の角度は一定であり、異なった橋脚歯について適用する構成要素の形状における整合性を可能にするという利点を与える。
本発明の第3の態様においては、橋脚歯レプリカが提供され、この橋脚歯レプリカは、構成要素係合手段を含めて、本発明の前記第1態様による橋脚歯の構成要素支持領域の外形と同様の外形を有する構成要素支持領域を有する。
前記レプリカの実施例において、このレプリカは、さらに、その根尖端から少なくとも前記構成要素係合手段の歯冠方向の位置まで延びているボアを含む。本実施例においては
、構成要素支持領域の少なくとも一部を切り離し、残りの根尖方向領域と支持領域の構成要素係合手段とを含み、貫通内孔を備えたレプリカとしてもよい。この可能性は、修正橋脚歯の作業模型を作るときに使用される。これについては、本明細書の特別な部分でより詳しく説明する。この実施例によるレプリカは、橋脚歯をその標準的な外観(その最初の状態)で残す状況、また、橋脚歯を(切り離し状態で)修正する状況の両方に対して使用できるので、有利である。
前記発明の第4態様によれば、歯科用インプラントに取り付けた橋脚歯のピックアップ印象採得のための印象コーピングが提供される。この印象コーピングは、前記橋脚歯を取り囲むための橋脚歯取り囲み領域を含み、この橋脚歯取り囲み領域は、根尖端および歯冠端を有し、また、前記橋脚歯に関する前記印象コーピングの線状変位によって前記橋脚歯と取り外し自在に係合できるように配置された橋脚歯係合手段を備える内壁を有し、前記構成要素係合手段は、前記歯冠端よりも前記根尖端に接近して位置する。
従来技術システムにおいて、フラップのようなロック手段が、時には、橋脚歯を覆って、また、そのまわりに係合するための印象キャップの端に設けられる。これらの構造において、ロック手段は、印象キャップの根尖端に拡大した外径を与える原因となり、橋脚歯を取り囲んでいる柔らかい歯肉組織の不必要な圧縮の原因となる。さらに、印象キャップの端にロック手段を設けることにより、しばしば、患者の歯肉組織下方に低いキャップ取り付けレベルを招く可能性がある。
他の従来のシステムにおいては、印象キャップの歯冠端付近にロック手段が設けられる。これらのシステムは、印象キャップをその後も橋脚歯に取り付けられるようにしなければならない場合は、印象キャップを着座させる橋脚歯は、前記歯冠端より下方を修正することはできないという欠点を有する。
上述した欠点は、本発明のこの第3態様に従って前記歯冠端よりも前記根尖端に接近して印象コーピングの内壁面上に前記橋脚歯係合手段を設置することによって回避できる。
前記印象コーピングの第1変形例において、印象コーピングの橋脚歯取り囲み領域は、内壁面を有する肩部接触部分と、この肩部接触部分から歯冠方向へ延びており、前記肩部接触部分の前記内壁面と180度より大きい角をなす内壁面を備えるポスト取り囲み部分とを含み、そこにおいて、前記橋脚歯係合手段が、ポスト取り囲み部分のところで、橋脚歯取り囲み領域の歯冠端よりも肩部接触部分近い位置に設けられる。
肩部接触部分は、対応する橋脚歯の肩部分と接触することを意図している。したがって、前記肩部接触部分の内壁面に対する法線の、構成要素取り囲み領域の長手軸線への投影は、根尖方向に延びることになる。
ポスト取り囲み部分は、さまざまな形状を有する内壁面を有し得る。ポスト取り囲み部分は、内壁面全体が橋脚歯のポスト部分と接触するように形成してもよい。しかしながら、ポスト取り囲み部分は、また、前記内壁面の一部とのみ橋脚歯のポスト部分を接触させるように形成してもよい。このような実施例のいくつかを以下に説明する。
印象コーピングの第1の変形例において、肩部接触部分から延びているポスト取り囲み部分の内壁面上に橋脚歯係合手段を設けることにより、印象コーピングを着座させようとしている橋脚歯の直径が、橋脚歯の肩部分の直径に比べて、比較的小さい部位にロック手段を位置させることになる。したがって、ロック手段のこの位置により、ロック手段のところで前記橋脚歯の最大直径部を越えて印象コーピングの外径を大きくする必要なしに、より多くのロック手段構造変更を行うことができる。
さらに、肩部接触部分は、前記橋脚歯と相互作用するときに接触性および安定性を向上させるのに役立つ。これは、印象コーピングをピックアップ印象方法で使用するときに特に重要であり、その場合、印象コーピングは、まず、インプラントに固定されている橋脚歯に取り付けられ、その後、印象材に埋め込まれ、前記印象材と共に橋脚歯から取り出され、そして、最後に、橋脚歯レプリカが、前記印象コーピング内に挿入されることになる。この方法を成功させるには、橋脚歯および橋脚歯レプリカの両方が精度良く印象コーピング内に固着できなければならない。これには、前記肩部接触部分が貢献する。
好ましくは、前記橋脚歯係合手段は、前記肩部分と前記歯冠端との間の距離の50%未満、好ましくは30%未満、最も好ましくは20%未満である、前記肩部接触部分からの距離のところに設ける。
橋脚歯係合手段は、前記ポスト取り囲み部分と前記肩部接触部分との間の移行部に設けてもよい。さらに、橋脚歯係合手段は、前記橋脚歯取り囲み領域の内壁面に、少なくとも1つの突起またはくぼみ(たとえば、リブまたは溝)を含み得る。
好ましくは、印象コーピングは、印象コーピングの歯冠端から根尖端まで延びている貫通路を有する。この貫通路は、歯冠端を通して印象材を印象コーピング内に導入でき、したがって、印象材内での印象コーピングの固定力を増大させることができるので、有利である。また、本実施例においては、印象コーピングに導入された印象材は、橋脚歯の一部と接触することになり、したがって、前記橋脚歯部分を複製するオープンスペースを提供することになる。このオープンスペースは、橋脚歯レプリカを後に導入するときの案内として使用してもよいし、または、本明細書の詳細な部分において後に説明するように、特注製作した橋脚歯の模型を形成する型として使用してもよい。
印象コーピングの第2変形例によれば、貫通路、長手軸線および橋脚歯取り囲み領域を有し、前記橋脚歯取り囲み領域の内壁面が、前記橋脚歯と接触する少なくとも1つの橋脚歯接触面と、前記橋脚歯から隔たっており、前記橋脚歯との間にスペースを設ける少なくとも1つのスペース形成面とを含み、前記ポスト接触領域の横断面において、前記長手軸線から前記ポスト接触面までの半径方向距離が、前記長手軸線から前記スペース形成面までの半径方向距離より短くなっている印象コーピングが提供される。
印象コーピングのこの第2変形例によれば、印象材は、前記スペース形成面と前記橋脚歯との間の前記スペース内へ導入することができる。しかしながら、橋脚歯と接触し、したがって、安定した接触面となる橋脚歯接触面もある。この実施例は、後述するように、標準、修正両方の橋脚歯の印象を採取するのに有利に使用され得るという点で、特に有用である。
標準の橋脚歯の印象を採取するとき、橋脚歯接触面は標準の橋脚歯と接触することになる。印象材は、場合により、スペース形成面によって形成されるスペースに導入されてもよいが、これは必ずしも必要ではない。橋脚歯が印象コーピング内部にあるので、橋脚歯接触面は、通常は、橋脚歯レプリカを後に同じ位置へ正確に挿入するときにそれを案内するのに充分な表面となる。
しかしながら、修正橋脚歯の印象を採取するときには、おそらく橋脚歯接触面のすべてが修正橋脚歯と接触することはない。橋脚歯接触面の少なくとも一部は、おそらく、その修正形状の故に、特注製作した橋脚歯と接触することはない。この場合、橋脚歯と印象コーピングの内壁面との間に複合スペースが形成される。この複合スペースは、橋脚歯接触面と修正橋脚歯との間に作り出されたスペース、および前記スペース形成面と前記橋脚歯
との間の前記スペースによって構成される。印象材は、印象コーピング内へ、そして、前記印象コーピングと修正橋脚歯との間に形成された複合スペース内へ導入できる。したがって、橋脚歯から取り出すとき、印象材は、印象コーピングと共に、修正橋脚歯の形状に一致する内側「修正」形状を有する空のスペースを形成することになり、次いで、前記修正橋脚歯の模型を成形するのに前記内側形状を使用する。
好ましくは、前記スペース形成面は、前記複合スペースから空気を抜くための通気孔を備えているとよい。したがって、印象材を前記複合スペースに導入したとき、空気が、前記スペース形成面と前記橋脚歯との間に形成されたスペースを通り、通気孔を通って外に流出できる。それによって、気泡の発生を避けることができ、印象材を適切かつ確実に導入できる。したがって、スペース形成面は、前記複合スペースから空気を排出させるためのエアダクトを与える。
この通気孔は、スペース形成面に設けた開口、またはおそらくは、パーホレーションまたは他の適切な通気手段によって、得ることができる。
当然、橋脚歯を修正して、橋脚歯接触面のすべてがなお修正橋脚歯と接触し、複合スペースがスペース形成面にのみ関係するようにしてもよい。前記複合スペースを印象材で満たす必要のある程度は、橋脚歯について行った修正に依存する。しかしながら、通常は、完全な充填は、印象材を複合スペース全体に満たし、前記通気孔から流出させることによって確保することができる。
少なくとも1つの橋脚歯接触面が、歯冠方向において内向きのテーパ付きであると有利である。このことは、印象コーピングをテーパ付きの外形を有する橋脚歯上に着座させようとしているときに、特に有用である。
印象コーピングの前記第1および第2の変形例を組み合わせると有利であるかもしれない。肩部接触部分およびポスト接触面の組み合わせは、印象コーピングを橋脚歯上に確実に正しく設置することを可能にする。
少なくとも1つの橋脚歯接触面が、前記橋脚歯上に前記印象コーピングを回転ロックするための回転ロック手段を備えていてもよい。この特徴は、インプラントに固定した橋脚歯の回転方向を、印象採得を経て作業模型に確実かつ適切に転写するのに有用である。
印象材への取り付けを強化するために、印象コーピングが、橋脚歯取り囲み領域の歯冠方向へ延びる拡張領域を備えていてもよい。このような拡張領域は、また、印象コーピングの取り扱いをも容易にする。この拡張領域が、さらに、印象材内に印象コーピングを保持するための保持要素を備えていてもよい。
最後に、本発明の第5態様では、橋脚歯および印象コーピングからなるセットが提供される。
本発明のさらなる適用範囲は、以下に示す詳細な説明から明らかとなろう。しかしながら、この詳細な説明および特定の実施例は、本発明の好ましい実施態様を示してはいるが、ほんの例示のために与えられたものであることは了解されたい。本発明の精神および範囲内の様々な変更および修正は、当業者であれば、この詳細な説明から明らかとなろう。
本発明は、実施例を例示するにすぎず、本発明を限定する意図のない以下の詳細な説明および添付図面からより充分に理解して貰えよう。
図1a〜1eは、橋脚歯の第1実施例を示す。
図2a〜2bは、橋脚歯の第2実施例を示す。
図3は、橋脚歯の第3実施例を示す。
図4は、橋脚歯の第4実施例を示す。
図5a〜5hは、一連の橋脚歯の実施例を示す。
図6a〜6bは、橋脚歯レプリカの実施例を示す。
図7a〜7fは、印象コーピングの実施例を示す。
図8a〜8bは、歯科用インプラントに取り付けた橋脚歯の実施例を示すと共に、前記橋脚歯に取り付けた印象コーピングの実施例を示す。
図9a〜9bは、橋脚歯キャリアの実施例を示す。
図10a〜10hは、標準の橋脚歯のピックアップ印象採得方法を示す。
図11a〜11hは、修正した標準の橋脚歯のピックアップ印象採得方法を示す。
図1aは、橋脚歯の第1実施例の斜視図であり、図1b〜1eは、図1aと同じ橋脚歯の側面図である。
まず図1aおよび1bを参照して、ここには、インプラントへ歯科用構成要素を連結するための橋脚歯が示してある。この橋脚歯は、歯科用インプラントに連結するためのインプラント接触領域2と、このインプラント接触領域2の歯冠方向に延びていて、歯科用構成要素を連結するための構成要素支持領域3とを含む。
代表的には、橋脚歯は、インプラントに義歯または歯冠を連結するのに使用される。しかしながら、最終的な義歯を製造する処置の間、橋脚歯は、インプラントに他の構成要素、たとえば、印象コーピング、治癒キャップまたは仮義歯を連結するのに使用されることになる。橋脚歯1は、口腔内に恒久的にすえ付けられる歯科用構成要素用の適切な材料、たとえば、チタンおよび或る種のセラミック材料(たとえば、酸化ジルコニウム)から作ることができる。
構成要素接触領域3は、最大直径部A(図1c参照)から歯冠方向へ歯冠端6まで延びている。構成要素接触領域の最大直径部Aは、この場合、全体的に、橋脚歯の最大直径部と一致している。
構成要素係合手段9が、最大直径部Aの歯冠方向で、構成要素支持領域3のところに設けてある。この構成要素係合手段は、前記橋脚歯に関して前記構成要素を線状変位させることによって構成要素と取り外し自在に係合できるように構成され、適合されている。
構成要素係合手段9の、最大直径部Aの歯冠方向における位置により、橋脚歯が比較的細い直径を有するところで構成要素の取り付けが行われる。このことは、構成要素係合手段9に取り付けることになっている構成要素を比較的小さい外径で構成できるので、有利である。外径が小さいということにより、隣接した歯によって妨げられることなく、または、すえ付け時に橋脚歯1を取り囲んでいる歯肉組織をわきに押しやって損傷を与えることなく、構成要素を橋脚歯上にすえ付けるのが容易になる。
構成要素係合手段9は、橋脚歯の最大直径部Aと歯冠端6との間の距離の50%未満である、前記最大直径部Aからの距離のところに設ける。好ましくは、この距離は、35%未満であり、そして、図1a〜1eの実施例におけるように、構成要素係合手段9は、橋脚歯の最大直径部Aと歯冠端6との間の距離の25%未満の距離のところに設ける。
構成要素支持領域3は、この第1実施例においては、肩部分4と、この肩部分から歯冠方向へ延びているポスト部分5とからなる。ポスト部分5の外面8は、肩部分の外面7と180度未満の角度αをなす(図1e参照)。肩部分4およびポスト部分5の外面7、8のなす角度αは、好ましくは、100度〜160度であり、好ましくは、120〜150度であり、最も好ましくは、130〜140度である。本実施例においては、角度αは、136度である。
本実施例において、構成要素係合手段9は、前記肩部分4とポスト部分5との間の移行部に設けてある。この配置は、構成要素係合手段9の機能を損なうことなくポスト部分5の主要部分を修正することを可能にする。構成要素係合手段9は、ポスト部分5の円周の一部に沿って延びている溝の形を有する。この溝は、ポスト部分5の外面と角δをなす外面8’を有する、ポスト部分5の移行部分5’によって形成されるものとして説明できる。角度δは、好ましくは、10〜40度、より好ましくは、10〜30度の範囲、最も好ましくは、12度である。構成要素が前記移行部分5’によって形成されている溝上へスナップ・ロックされ得ると有利である。上述した角度δは、構成要素を橋脚歯1から取り外すことが、なお可能でありながら、橋脚歯1上に構成要素をしっかりと保持するための好ましい保持力を有するこのようなスナップ・ロックを形成するのに適している。
肩部分4に関連して、構成要素係合手段9は、好ましくは、肩部分4から橋脚歯の歯冠端6までの距離の50%未満、好ましくは、30%未満、本実施例では20%未満の、肩部分4からの距離のところに設ける。構成要素係合手段9は、肩部分4と歯冠端6との間の距離の50%に対応する橋脚歯の歯冠部分を切断した場合に構成要素係合手段9がなお構成要素保持機能を備えているならば、肩部分4からの距離が、肩部分4と歯冠端6との間の距離の50%未満であるところに設けられると考えてもよい。(同じ定義が、構成要素係合手段9の位置が最大直径部Aに関係している状況に当てはまる。)
ポスト部分5は、さらに、橋脚歯1に取り付けられた構成要素の回転ロックを行うための回転ロック手段15を備えている。この場合、回転ロック手段15は、ポスト部分5の外面8の平らな部分から作られる。しかしながら、回転ロック手段15の他の形態も考えられる。構成要素を橋脚歯上にすえ付けたときに、滑らかなロックによって遊びを多くすることができるので、比較的滑らかな回転ロック機能の方が、厳格で明確なロック手段よりも好ましいと考えられる。
ポスト部分の根尖端6は、場合により、多角形の盲孔19を備える。これは、インプラント上へ橋脚歯を螺合するためのスパナ用のアタッチメントとして役立つ。
構成要素支持領域3とインプラント接触領域2との間には、拡張領域11が設けてあり、この拡張領域は、橋脚歯1をインプラントにすえ付けたときに、このインプラント上方に延びる高さを大きくするのに役立つ。骨組織と面一にインプラントにすえ付けたとき、拡張領域11は、代表的には、歯肉組織を貫いて延びる。
インプラント接触領域2は、歯冠方向接触部分12とねじ軸16とからなる。それによって、インプラント接触領域2は、円錐形の歯冠方向開口を有し、橋脚歯1の取り付け用の雌ねじを備えているインプラントに連結するのに用いる。インプラント接触領域2の円錐形形状およびインプラント開口は、それぞれ、インプラントと橋脚歯を螺合したときに円錐形のシールを確立するように適用できるので、特に有利である。
図1dにおいて、橋脚歯1の異なる部分の外面が橋脚歯の長手軸線Lとなす角度が示してある。
ポスト部分5の外面8は、橋脚歯の歯冠方向に向かってテーパが付いている。これは、ポスト部分5の外面8が長手軸線Lに対して平行である場合よりも、橋脚歯1に構成要素を取り付ける初期段階において横動を多くすることができるため、有利であると考えられ
る。ポスト部分5の外面8が長手軸線Lとなす角度φは、好ましくは、20度未満であり、より好ましくは、15度未満である。この場合、角度φは6度である。
角度φの上記の値は、ポスト部分5と構成要素との間の保持機能を与えるように構成要素と協働できるポスト部分5を得るのに特に適している。
次ぎに前述したような構成要素係合手段9に戻るならば、この構成要素係合手段9は、外面8’を有するポスト部分5の移行部分5’によって形成され、外面8’は、ポスト部分5の外面と角度δをなす。この角度δは、さらに、長手軸線とポスト部分の外面8との間の角度φに関して、2φ±10度であると有利であると説明できる。角度δについてのこの特別な選択により、橋脚歯に取り付けた構成要素を、本質的に前記構成要素係合手段
に構成要素を取り付けるのに必要とした力と同じ力で線状変位させることによって、前記橋脚歯から解放させることが可能になる。長手軸線Lから見て、ポスト部分の移行部分5’の外面8’は、φ±10度となり、同時に、ポスト部分5の外面8は、全体的に、前記長手軸線Lと角度φをなす。
橋脚歯の外形に対応する少なくともいくつかの内面を有する内形を有する構成要素を使用する場合、橋脚歯へ構成要素を取り付けるのに必要な力は、ポスト部分5の外面8が前記長手軸線Lとなす角度φに依存する。橋脚歯から構成要素を取り外すのに必要な力は、前記移行部分5’の外面8’が前記長手軸線Lとなす角度に依存する。角度δが2φ±10度であるとき、この角度はφ±10度となる。このことは、前記橋脚歯から前記構成要素を取り外すのに必要とされる力が、前記橋脚歯1に前記構成要素を取り付けるのに必要とされる力とほぼ同じであることを意味する。
肩部分4の外面7も、同様に、歯冠方向において内向きにテーパが付いている。肩部分4の外面7が長手軸線Lとなす角度χは、好ましくは、40〜60度の範囲にある。この場合、角度χは50度である。
肩部分4の外面7とポスト部分5の外面8のなす上記角度αは、(180度+φ−χ)に等しくなる。
拡張領域11の外面13は、橋脚歯1の長手軸線に対して平行であってもよいし、橋脚歯1の歯冠方向において外向きにテーパが付いていてもよい。拡張領域11の外面13が前記長手軸線Lとなす角度(Ψ)は、所望の最大直径Aを達成するように有利に変化してよい。好ましくは、この角度(Ψ)は、90度〜180度である。
最後に、橋脚歯1のインプラント接触領域2の歯冠方向接触部分12の外面14がなす角度ωは、好ましくは、165度〜170度であり、この場合、169度である。
図1cを参照して、橋脚歯1の最大直径Aは、好ましくは、3〜7mm、最も好ましくは、3〜6mmの範囲にある。ポスト部分5の最大直径Bは、2〜5mmの範囲にある。本実施例においては、肩部分4の外面7によって形成される棚が、橋脚歯の前記最大直径Aと最大直径Bの差の半分に一致する幅を有する。この幅は、好ましくは、0.2〜1mmの範囲にあり、最も好ましくは、0.5mmであるとよい。
肩部分4の軸線方向延長部は、構成要素支持領域3全体の軸線方向延長部と比較して、10〜40%の範囲、好ましくは、20%であるとよい。拡張領域11の軸線方向延長部は、橋脚歯の所望の高さを達成するように有利に選ぶことができる。通常、拡張領域11は、構成要素支持領域3の軸線方向延長部の約10%〜50%の軸線方向延長部を有する。
場合により、橋脚歯1が、その短縮レベルを示す1つまたはいくつかのマーキング20を備えていてもよい。
図2aは、橋脚歯の第2実施例の斜視図である。図2bは、図2aの橋脚歯の断面図である。図1a〜1eの上述した第1実施例の構成部分に対応する構成部分には、図1a〜1eで用いた数字と同じ参照数字が付けてある。この第2実施例の、第1実施例と異なる部分のみを以下に説明する。
インプラント接触領域2がねじ軸16を備えていないという点で、第2実施例は第1実施例と異なる。その代わりに、第2実施例は、インプラントに回転ロックするための六角形ロック構造21を有する。橋脚歯1は、さらに、内部出張り18を有する貫通孔17を備えている。インプラントに橋脚歯1を連結するために、貫通孔17にねじを挿入し、ねじ頭を出張り18上に着座させてもよい。この種の橋脚歯は、特に、単歯修復状況に役立つ。
図3は、橋脚歯の第3実施例の側面図である。図1a〜1eの上述した第1実施例の構成部分に対応する構成部分には、図1a〜1eで用いた数字と同じ参照数字が付けてある。この第3実施例の、第1実施例と異なる部分のみを以下に説明する。
橋脚歯の第3実施例は、主としてポスト部分5の高さおよび形状の点で、第1実施例と異なる。ポスト部分5の高さは、第1実施例と比較して、短くなっており、構成要素支持領域3の軸線方向延長部のほぼ75〜80%となっている。(これは、肩部分4までの軸線方向延長部の約20〜25%を残す)。前記ポスト部分の実際の長さは、約2mmである。ポスト部分5の外面8が長手軸線Lとなす角度φは、11度である。
短いポスト部分5と共に橋脚歯1を使用する有利な点は、橋脚歯1を頻繁に修正する必要がないということにある。その代わりに、義歯をその当初の形状でポスト部分5上につくることができる。
図4は、橋脚歯1の第4実施例の側面図である。図1a〜1eの上述した第1実施例の構成部分に対応する構成部分には、図1a〜1eで用いた数字と同じ参照数字が付けてある。第1実施例と異なる部分だけを以下に説明する。
第4の実施例は、拡張領域11が非常に短くなっており、その外面13が前記長手軸線Lと非常に大きな角度(Ψ)をなすという点で、第1実施例と異なる。
図5a〜5hは、図1a〜4に示すタイプの一連の橋脚歯の実施例を示す。図5a〜5hについての以下の説明における参照符号は、図1a〜4に記載した構成部分を示している。
図5a〜5hは、ポスト部分5の外面8と肩部分4の外面7とのなす角度αが、すべての橋脚歯に対して一定である一連の橋脚歯を示している。さらに、構成要素支持領域3の長手方向延長部分は、前記一連の橋脚歯のすべてに対して一定である。
図5a〜5cのみを参照して、これらの3つの橋脚歯は、さらに、最大直径Aがすべての橋脚歯に対して一定となっている。同様に、図5d〜5fの3つの橋脚歯は、共通の最大直径を有し、そして、図5g〜5hの2つの橋脚歯は、共通の最大直径を有する。図5a〜5cの橋脚歯は、4mmの最大直径を有し、図5d〜5fの橋脚歯は、5mmの最大直径を有し、そして、図5g〜5hの橋脚歯は、6mmの最大直径を有する。
図5a〜5hは、インプラントに歯科用構成要素を連結するための一連の橋脚歯1を示しており、各橋脚歯は、長手軸線Lを有し、そして、インプラント接触領域2と、構成要素支持領域3と、それらの間の拡張領域11とを含む。ここで、
前記拡張領域11は、前記長手軸線Lと角度(Ψ)をなす外面13を備え、
前記肩部分4は、歯冠方向において内向きにテーパが付けてあり、前記長手軸線Lと角度χをなす外面7を備え、
前記ポスト部分5は、前記肩部分4から歯冠方向へ延びており、歯冠方向において内向きにテーパが付けてあって、肩部分4の外面7が前記長手軸線Lとなす角度χよりも小さい角度φを長手軸線Lとなす外面8を備えており、ここで、
肩部分4の外面7と長手軸線Lとのなす前記角度χおよびポスト部分5の外面8と長手軸線Lのなす前記角度φは、一連の橋脚歯のうちすべての橋脚歯に対して一定であり、
それに対し、前記拡張領域11の外面13と前記長手軸線Lとのなす角度(Ψ)は、前記一連の橋脚歯のうち異なる橋脚歯間で変化する。
図6aは、橋脚歯レプリカ101の実施例の斜視図であり、図6bは、同じ橋脚歯レプリカ101の側面図である。
この橋脚歯レプリカ101は、構成要素支持領域103、拡張領域111および根尖方向領域102を含む。構成要素支持領域103は、橋脚歯1の構成要素支持領域を模写しており、この場合、橋脚歯1は図1a〜1eに示したタイプである。したがって、構成要素支持領域103は、外面107を有する肩部分104、および外面108を有するポスト部分105を有する。
特に、橋脚歯レプリカ101は、橋脚歯1の構成要素係合手段9を模写した構成要素係合手段109を備える。
また、橋脚歯レプリカ101は、根尖方向部分102の根尖端から前記構成要素係合手段109の歯冠方向の位置まで延びているボア130を備えている。本実施例においては、ボア130は盲孔であるが、レプリカ101を完全に貫いて延びるボアを有することも考えられる。
ボア130は、図11a〜11hに関連して以下により詳しく説明するように、橋脚歯レプリカ101を、修正した標準橋脚歯模型製作のために使用しなければならない状況では役立つようになる。
このような状況においては、橋脚歯レプリカ101のポスト部分105の歯冠方向部分が切り離され、貫通孔130を有する橋脚歯レプリカ101が残る。貫通孔130は、修正橋脚歯の成形を作るためにレプリカ101の根尖端から成形材料を注入するのに使用できる。
したがって、標準の橋脚歯を使用するか修正した橋脚歯を使用するかに関係なく、橋脚歯レプリカ101は、ピックアップ印象採得に役立つ。
図1a〜1eの橋脚歯1のマーキング20および橋脚歯レプリカ101上のマーキング120の使用について以下に説明する。好ましくは、歯冠方向橋脚歯端6を有する橋脚歯1および歯冠方向レプリカ端106を有する対応したレプリカ101からなるセットを用意し、前記橋脚歯1が、歯冠方向橋脚歯端6から第1の距離のところに橋脚歯1の場合による短縮のためのマーキングを備えており、ここで、前記レプリカ101は、前記第1距離と等しいかまたは僅かに短い、歯冠方向レプリカ端106からの第2の距離のところにマーキングを備える。
このようなセットは、橋脚歯の他の変形例に対する代替となる。橋脚歯1の短縮のみが望ましい場合には、歯科技工士は、マーキング20のところで橋脚歯1を短くすることができる。レプリカ101は、橋脚歯1のマーキングとほぼ同じ高さのところに対応するマーキング120を備える。したがって、短縮するときには、歯科技工士は、橋脚歯1の修正した形状を取り込むための特別の印象技術を使用する必要はなく、その代わりに、橋脚歯1の位置を取り込むためだけの標準の技術を使用すればよい。作業模型を作るとき、レプリカ101は、橋脚歯1と同じ程度まで短縮され、口腔内の状況を忠実に模写することになる。
マーキングのところで正確に橋脚歯1およびレプリカ101を切断するのは難しいので、レプリカ101のマーキングは、橋脚歯1上の対応する距離よりも僅かに短い、レプリカ端106からの距離のところに設けるとよい。これにより、構成要素の切断時に歯科技工士にとって余裕は少なくなるが、橋脚歯レプリカ101が橋脚歯1より短くなってしまうという危険はなくなる。
レプリカ101および橋脚歯1は、各々、いくつかのマーキングを備えていてもよい。
図7aおよび7bは、歯科用インプラントに取り付けた橋脚歯のピックアップ印象採得のための印象コーピングの実施例の斜視図である。図7cは、同じ印象コーピングの底面図であり、図7dは、図7aの平面d−dから見た断面図であり、図7eは、図7aの平面e−eから見た断面図であり、図7fは、図7aの平面f−fから見た断面図である。
図7a〜7fに示す印象コーピングは、橋脚歯1上に着座するための橋脚歯取り囲み領域203を含む。この橋脚歯取り囲み領域203は、歯冠端206および根尖端240を有し、内壁面207、208を備える。
本実施例においては、橋脚歯取り囲み領域203は、内壁面207を有する肩部接触部分204と、内壁面208を有するポスト取り囲み部分205とを含む。肩部接触部分204は、対応する橋脚歯の肩部分に着座させることを意図しており、それに対して、ポスト取り囲み部分205は、前記橋脚歯のポスト部分を取り囲むことになる。
ちょうどポスト取り囲み部分205と肩部接触部分204との間の移行部のところで、ポスト取り囲み部分205の内壁面208上には、前記橋脚歯に関して前記印象コーピングを線状変位させることによって橋脚歯と取り外し自在に係合することができる橋脚歯係合手段209が設けてある。
この橋脚歯係合手段209は、歯冠端206よりも橋脚歯接触部分203の根尖端240近くに設けてある。好ましくは、前記根尖端240と橋脚歯係合手段209との距離は、根尖端240と橋脚歯取り囲み領域203の歯冠端206の距離の50%未満、より好ましくは、35%未満、最も好ましくは、25%未満である。
肩部接触部分204に関連して、この肩部接触部分204と橋脚歯係合手段209との距離は、好ましくは、肩部接触部分204と橋脚歯取り囲み領域203の歯冠端206との距離の50%未満、より好ましくは、30%未満、もっとも好ましくは、20%未満である。
本実施例において、橋脚歯係合手段109は、ポスト取り囲み部分205の内壁面208の内周の一部に沿って延びているリブを含む。このリブは、ポスト部分205の内壁面208上に延在する回転ロック215として機能する平らな表面のために中断している。リブは、さらに、スペース形成面244が設けてあるところでも中断しており、このスペース形成面244についてはさらに後述する。
リブは、橋脚歯1上の係合手段9の対応する溝と協働するとき、スナップ・ロック手段として機能し、橋脚歯1上で軸方向に印象コーピング201を取り外し自在にロックする。
ポスト接触領域205の内壁面208は、異なる目的を有する表面領域を含む。第1の表面領域は、着座時に橋脚歯1と接触する橋脚歯接触面243である。第2の表面領域は、スペース形成面244であり、これは、着座時に、橋脚歯1から隔たって位置し、橋脚歯1とスペース形成面244との間にオープンスペースを形成する。
橋脚歯接触面243は、橋脚歯1上に着座したときに、印象コーピング201を安定させると共に、印象コーピング201を確実に正しい位置に合わせるのに役立つ。
スペース形成面244は、橋脚歯1と印象コーピング201の内壁面208との間にオープンスペース設けるのに役立つ。このことは、図11a〜11hに関連して以下に説明するように、修正した標準の橋脚歯の印象を採取するときに、特に役立つ。
橋脚歯取り囲み領域203の横断面において、印象コーピング201の長手軸線Lから橋脚歯接触面243までの距離r1は、前記長手軸線Lからスペース形成面244までの距離r2より短くなっている。この差異は、橋脚歯1が、通常、長手軸線まわりに対称的、またはほぼ対称的であるために可能となる。印象コーピング201の内面が非対称的であるということは、一般的に、印象コーピング201を橋脚歯1に取り付けたときに印象コーピング201内面と橋脚歯1との間のスペースが設けられることになることを意味する。
換言すれば、スペース形成面244は、対応する橋脚歯の外側輪郭から外れている表面であり、一方、橋脚歯接触面243は、前記外側輪郭をたどる表面である。
好ましくは、前記スペース形成面244は、印象コーピング201が橋脚歯に着座したとき、スペース形成面244と対応する橋脚歯との間に形成された前記スペースから空気が通過する通気孔245を備えているとよい。印象材を前記スペースの少なくとも一部に導入したとき、空気は、通気孔245を通って前記スペースから流出できる。それによって、気泡の発生が避けられ、印象コーピングの適切な充填が確保される。
図7a〜7fの実施例において、通気孔245は、前記印象コーピングの壁に設けた開口である。この通気孔は、また、たとえば、パーホレーションによっても得られる。
スペース形成面244がポスト取り囲み部分の内壁面208に沿って長手方向に延びていると有利である。このようにして、空気、時には印象材が通過して流れるダクトを形成することができる。通気孔245をこのようなダクトの根尖端に設けてもよい。この位置は、印象材を印象コーピング201の歯冠端から満たす場合に空気を確実に引き出すのに最も有利な位置である。また、通気孔245は、スペース形成面上に分散して設けてもよい。
「スペース形成面」244および「橋脚歯接触面」243という用語は、印象コーピング201が未修正の橋脚歯上に着座したときに関連する言い回しである。しかしながら、修正した橋脚歯の印象を採取するときには、おそらく橋脚歯接触面243のすべてが修正橋脚歯と接触することはない。橋脚歯接触面243の少なくとも一部は、おそらく、その修正形状の故に、特注製作した橋脚歯と接触することはない。この場合、橋脚歯と印象コ
ーピング201の内壁面との間に複合スペースが形成される。この複合スペースは、橋脚歯接触面243と修正橋脚歯との間のスペースと、前記スペース形成面244と前記修正橋脚歯との間のスペースとにより構成される。印象材は、印象コーピング201内へ、そして、前記印象コーピング201と修正橋脚歯との間に形成された複合スペース内へ導入できる。したがって、橋脚歯から取り出すとき、印象材は、印象コーピングと共に、修正橋脚歯の形状に一致する内側「修正」形状を有する空のスペースを形成することになり、ついで、この内側形状を、前記修正橋脚歯の模型を成形するのに使用する。
印象材を前記複合スペースに導入するとき、空気は、前記スペース形成面244と前記橋脚歯との間に形成されたスペースを通り、通気孔245を通って流出できる。それによって、気泡の発生が避けられ、印象コーピングの適切な充填が確保される。したがって、スペース形成面244は、前記複合スペースから空気を排出させるためのエアダクトとなる。
当然別法として、橋脚歯接触面のすべてがなお修正橋脚歯と接触するように、橋脚歯を修正してもよく、その場合、複合スペースはスペース形成面だけに関係する。
橋脚歯接触面243は、歯冠方向において内向きにテーパが付けてあり、長手軸線と、好ましくは、20度未満、より好ましくは、15未満の角度をなす。この場合、前記角度は6度である。さらに、橋脚歯接触面は、肩部接触部分204とも角度(α’)をなし、この角度(α’)は180度より大きく、好ましくは220〜230度である
印象コーピング201は、さらに、橋脚歯取り囲み領域203から後端方向に設けられている拡張領域241を備えている。この拡張領域241は、印象材を印象コーピング201に取り付けるためのより大きい領域を与えるのに役立つ。さらに、この拡張領域241は、印象コーピング201の取扱いを容易にする。印象材をより良好に保持するために、拡張領域241は、側方に延びる保持要素242を備えている。
印象コーピングは、好ましくは、プラスチック材料で作ってあるとよい。このようなプラスチック材料は、スナップ・ロック手段を形成するのに充分な弾力性が得られるが、印象採得中に橋脚歯の安定した位置転写を妨げないように容易に変形しないものを選ぶことができる。
図8a、8bにおいて、橋脚歯1を、骨組織500に移植した歯科用インプラント401に取り付けた状態で示してある。印象コーピング201が、橋脚歯1に連結してある。図8aおよび図8bは、共に、断面図であるが、図8bは、図8aの平面b−bを通る断面である。
橋脚歯1は、図1a〜1eに示したタイプのものであり、印象コーピング201は、図7a〜7fに示したタイプのものである。橋脚歯1および印象コーピング201の説明で使用した参照数字を以下でも使用するが、スペースが無いために図8a、8bには示してない。
橋脚歯1は、そのインプラント接触領域2を介して歯科用インプラント401に連結される。ねじ軸16が、インプラントの歯冠方向ボアの雌ねじに螺合される。インプラント接触領域2の歯冠方向接触部分12は、インプラント401の前記歯冠方向ボアの円錐形部分とシール接触する。
橋脚歯の拡張領域11は、歯肉組織501を貫いてインプラント歯冠端から突出する。橋脚歯の外径は、拡張領域11の歯冠端のところで、インプラント接触領域2から最大直
径部Aまで大きくなる。
肩部分4およびポスト部分5を有する構成要素支持領域3が、歯肉組織501上方に延在する。構成要素係合手段9が、肩部分4とポスト部分5との間の移行部に、したがって、橋脚歯1の最大直径部A、および肩部分4の両方の歯冠方向に設けられる。
印象コーピング201は、それ自体の橋脚歯係合手段209によって、橋脚歯1の構成要素係合手段9に取り外し自在にロックされる。図8aおよび8bでわかるように、印象コーピング201の最大直径部は、橋脚歯1の最大直径Aとほぼ同じ大きさである。したがって、印象コーピング201は、橋脚歯を取り囲んでいる歯肉組織に損害を与える危険なしに橋脚歯1に容易に連結可能である。これは、また、歯肉組織がいくぶん厚く、さらに橋脚歯上で歯冠方向へ延びている場合にも当てはまる。
図8aにおいて、印象コーピング201のスペース形成面244が橋脚歯1から隔たっていることがわかる。こうして得られるスペースは、印象コーピング201の貫通路217の歯冠端から橋脚歯の脇に沿って通気孔245まで延びるダクトを形成する。図8bにおいて、橋脚歯接触面243が橋脚歯1と接触して、前記印象コーピング201のための支持および案内を行うことがわかる。
図9a〜9bは、図1a〜1eに示すように橋脚歯に連結できる別の構成要素の斜視図である。この構成要素は、橋脚歯キャリア301であり、根尖方向橋脚歯接触部分と、構成要素の把持を容易にするためのリブ付き外面を有する歯冠方向延長部分とを含む。橋脚歯キャリア301は、橋脚歯の取り扱い、移植された治具への橋脚歯の取り付けを容易にするように橋脚歯に取り付けることができる。
図10a〜10bは、標準の橋脚歯1を使用するときのピックアップ印象採得および模型形成を示している。
図10aにおいて、2つの歯科用インプラント401が、隣り合った歯の間の移植部位で骨組織500と面一に移植された状態で示してある。
図10bにおいて、橋脚歯キャリア301を使用して橋脚歯1をインプラント401の各々に螺合させる方法が示してある。橋脚歯1は、移植部位にもって行く前にキャリア301に取り付ける。歯科医は、最初に、橋脚歯1をインプラント401に螺合させてキャリア301を保持する。その後、キャリア301を取り出し、場合により、橋脚歯1を、スパナを使用して、インプラント401にさらに締め付けてもよい。
図10cにおいて、橋脚歯1の構成要素係合手段9および印象コーピング201の橋脚歯係合手段209を使用して印象コーピング201を橋脚歯1上へ取り付ける方法が示してある。場合により、印象材を印象コーピング201内へ導入してもよい。しかしながら、標準の橋脚歯1が使用されているので、これは必要ない。
図10dにおいて、印象材600を使用しており、印象コーピング201を印象材600に埋め込んでいる。印象材600は、印象部位に隣接した歯の形状を模写するように硬化させ、印象コーピング201に取り付ける。
図10eにおいて、印象材600が移植部位から取り出されており、印象コーピング201が印象材600に埋め込まれている。
図10fにおいて、標準の橋脚歯レプリカ101を、印象材に取り付けた印象コーピン
グ201内に導入する方法が示してある。橋脚歯レプリカ101および印象コーピング201上のそれぞれの係合手段および回転ロック手段により、橋脚歯レプリカ101は、印象コーピング201内の橋脚歯1の初期位置に対応する位置で印象コーピング201内に設置される。
図10gにおいて、成形材料700が印象材600に用いられている。
最後に、図10hにおいて、印象材600および印象コーピング201が取り出されている。こうして、成形材料700が、隣り合った歯、および実際の移植部位で橋脚歯1に対応する橋脚歯レプリカ101を有する移植部位の模型を形成する。この模型を用いることによって、後に、すえ付け部位で適切な橋脚歯1にすえ付けるために、適切な義歯または歯冠を製造し、調節できる。
図11a〜11hは、修正した橋脚歯1を使用するときのピックアップ印象採得および模型形成を示している。
図11aにおいて、2つの歯科用インプラント401が、隣り合った歯の間の移植部位で骨組織500と面一に移植された状態で示してある。
図11bにおいて、橋脚歯キャリア301を使用して橋脚歯1をインプラント401に螺合する方法が示してある。橋脚歯1は、移植部位に持って行く前にキャリア301に取り付ける。歯科医は、最初に、橋脚歯1をインプラント401に螺合させてキャリア301を保持する。その後、キャリア301を取り出し、場合により、スパナを使用して橋脚歯1をインプラント401にさらに締め付けてもよい。
その後、標準の橋脚歯1を、たとえば、橋脚歯1の歯冠方向部分の一部を取り除くことによって、図のように修正する。残りの部分が修正した橋脚歯1’である。
図11cにおいて、それぞれ、修正橋脚歯1’の構成要素係合手段および印象コーピング201の橋脚歯係合手段とを使用して、印象コーピング201を修正橋脚歯1’に取り付ける方法が示してある。橋脚歯1’が修正してあるので、印象コーピング201に印象材600’を導入する必要がある。印象材600’は、コーピングの貫通路の歯冠端を通して導入すると有利である。印象材600’を貫通路の歯冠端を通して導入したとき、空気は、印象コーピング201のスペース形成面244によって形成されるスペースを通り、通気孔245から流出できる。それによって、気泡形成または印象コーピング201の不充分な充填を避けることができる。適切に導入したならば、印象材600’は、印象コーピング201の橋脚歯接触面243の一部と共に、修正橋脚歯1’の形状に対応するオープンスペースを形成することになる。
図11dにおいて、印象材600を用いて印象コーピング201を埋め込んでいる。印象材600は、印象部位に隣接した歯の形状を模写するように硬化させ、印象コーピング201に取り付ける。
図11eにおいて、印象コーピング201と共に印象材600移植部位から取り出している。
図11fにおいて、レプリカ101’の残りの部分を貫通するボアを形成するように、歯冠方向部分を標準の橋脚歯レプリカ101から切り取る方法が示してある。残りの部分は、切り取りレプリカ101’と呼ぶ。この切り取りレプリカ101’は、構成要素係合手段109を使用して印象材に埋め込んだ印象コーピング201に導入する。その後、印
象コーピング201’および印象コーピング201の橋脚歯接触面243の一部の内部に印象材600’によって形成されたオープンスペース内に、切り取りレプリカ101’にあるボアを通して型材料700を満たす。
図11gにおいて、さらに別の成形材料700を印象材600に適用している。
最後に、図11hにおいて、印象材600および印象コーピング201を取り出す。こうして、成形材料700が、隣接した歯を有する移植部位の模型を形成する。切り取りレプリカ101’を通して充填した成形材料700’は、当初の修正橋脚歯1’の上部を模写する。しかしながら、切り取りレプリカ101’の肩部分は、移植部位での当初の橋脚歯1の肩部分と一致する。
この模型を用いることによって、後に、すえ付け部位で適切な橋脚歯1にすえ付けるために、適切な義歯または歯冠を製造し、調節できる。
同じ橋脚歯、印象コーピングおよび橋脚歯レプリカを標準の、および修正した処置の両方について使用できる方法に留意されたい。
他の代替例および実施例も、同封の特許請求の範囲内にあると考えることができる。たとえば、1つより多くの構成要素係合手段を橋脚歯上に配置してもよい。その場合、おそらく、第1の構成要素係合手段の歯冠方向に、第2の構成要素係合手段を設けることができるが、橋脚歯を修正するとき、この第2の構成要素係合手段を壊してもよい。これは、なお、機能的な代替案であり、前記第1の構成要素係合手段を設けることで、必要な構成要素連結機能を与えることになる。同じことが、印象キャップの橋脚歯係合手段にも当てはまる。
また、ここに記載した構成要素は、2つまたはそれ以上の相互に連結した部分からなっているかもしれない。しかしながら、本明細書に説明した一体的な実施例が好ましい。
係合手段および回転ロック手段の構造もまた、たとえば印象コーピングの外形、橋脚歯のインプラントへの連結または橋脚歯レプリカの根尖方向部分のように、変えることができる。
したがってここに説明した発明は、多くの方法で変更できることは明らかである。このような変形例は、本発明の精神および範囲から逸脱しないと考えられるべきであり、当業者にとって明白なこれらの変形例すべてを添付の特許請求の範囲内に含むことが意図されている。
橋脚歯の第1実施例を示す。 橋脚歯の第1実施例を示す。 橋脚歯の第1実施例を示す。 橋脚歯の第1実施例を示す。 橋脚歯の第1実施例を示す。 橋脚歯の第2実施例を示す。 橋脚歯の第2実施例を示す。 橋脚歯の第3実施例を示す。 橋脚歯の第4実施例を示す。 一連の橋脚歯の実施例を示す。 一連の橋脚歯の実施例を示す。 一連の橋脚歯の実施例を示す。 一連の橋脚歯の実施例を示す。 一連の橋脚歯の実施例を示す。 一連の橋脚歯の実施例を示す。 一連の橋脚歯の実施例を示す。 一連の橋脚歯の実施例を示す。 橋脚歯レプリカの実施例を示す。 橋脚歯レプリカの実施例を示す。 印象コーピングの実施例を示す。 印象コーピングの実施例を示す。 印象コーピングの実施例を示す。 印象コーピングの実施例を示す。 印象コーピングの実施例を示す。 印象コーピングの実施例を示す。 歯科用インプラントに取り付けた橋脚歯の実施例を示すと共に、この橋脚歯に取り付けた印象コーピングの実施例を示す。 歯科用インプラントに取り付けた橋脚歯の実施例を示すと共に、この橋脚歯に取り付けた印象コーピングの実施例を示す。 橋脚歯キャリアの実施例を示す。 橋脚歯キャリアの実施例を示す。 標準の橋脚歯のピックアップ印象採得方法を示す。 標準の橋脚歯のピックアップ印象採得方法を示す。 標準の橋脚歯のピックアップ印象採得方法を示す。 標準の橋脚歯のピックアップ印象採得方法を示す。 標準の橋脚歯のピックアップ印象採得方法を示す。 標準の橋脚歯のピックアップ印象採得方法を示す。 標準の橋脚歯のピックアップ印象採得方法を示す。 標準の橋脚歯のピックアップ印象採得方法を示す。 修正した標準の橋脚歯のピックアップ印象採得方法を示す。 修正した標準の橋脚歯のピックアップ印象採得方法を示す。 修正した標準の橋脚歯のピックアップ印象採得方法を示す。 修正した標準の橋脚歯のピックアップ印象採得方法を示す。 修正した標準の橋脚歯のピックアップ印象採得方法を示す。 修正した標準の橋脚歯のピックアップ印象採得方法を示す。 修正した標準の橋脚歯のピックアップ印象採得方法を示す。 修正した標準の橋脚歯のピックアップ印象採得方法を示す。

Claims (61)

  1. インプラントに歯科用構成要素を連結するための橋脚歯(1)であって、前記橋脚歯(1)が、インプラント接触領域(2)と、構成要素支持領域(3)とを含み、前記構成要素支持領域(3)が、最大直径部(A)を有し、前記最大直径部から歯冠方向へ歯冠端(6)まで延びており、および外面(7)を備える肩部分(4)、および
    スト部分(5)を含み、
    前記肩部分(4)の前記外面(7)、最大直径部(A)から前記肩部分(4)の歯冠方向において内向きにテーパが付けてあり、
    前記ポスト部分(5)前記肩部分(4)から橋脚歯の歯冠端(6)まで歯冠方向へ延びていて、かつ前記肩部分(4)の前記外面(7)と180度未満の角度(α)をなす外面(8)を備えており、
    そして、前記構成要素支持領域(3)が前記橋脚歯(1)に関して前記歯科用構成要素を線状変位させることによって、前記構成要素と取り外し自在に係合できるように配置した構成要素係合部(9)を備えており、前記構成要素係合部(9)が、前記構成要素支持領域(3)の前記歯冠端(6)よりも前記最大直径部(A)に近い位置に位置している橋脚歯(1)。
  2. 前記構成要素係合部(9)が、前記最大直径部(A)と前記歯冠端(6)との距離の50%未満、好ましくは、35%未満、最も好ましくは、25%未満の、前記最大直径部からの距離のところに設けてある、請求項1に記載の橋脚歯。
  3. インプラントに歯科用構成要素を連結するための橋脚歯(1)であり、インプラント接触領域(2)と、構成要素支持領域(3)とを含み、前記構成要素支持領域(3)が、最大直径部(A)を有し、そして、
    外面(7)を備える肩部分(4)、および
    スト部分(5)を含み、
    前記肩部分(4)の前記外面(7)、最大直径部(A)から前記肩部分(4)の歯冠方向において内向きにテーパが付けてあり、
    前記ポスト部分(5)が、前記肩部分(4)から橋脚歯の歯冠端(6)まで歯冠方向へ延びていて、かつ前記肩部分(4)の前記外面(7)と180度未満の角度(α)をなす外面(8)を備えており、ここで、
    構成要素係合部(9)が、前記橋脚歯(1)に関して前記構成要素を線状変位させることによって、前記橋脚歯(1)に前記構成要素を取り外し自在に連結できるように配置してあり、前記構成要素係合部(9)が、橋脚歯の前記歯冠端(6)より前記肩部分(4)に近い位置のところで前記ポスト部分(5)に設けてある橋脚歯(1)。
  4. 前記構成要素係合部(9)が、前記肩部分(4)と前記歯冠端(6)との距離の50%未満、好ましくは30%未満、最も好ましくは20%未満の、前記肩部分(4)からの距離のところに設けてある、請求項1〜3のいずれか1項に記載の橋脚歯。
  5. 前記角度(α)が、100〜160度、より好ましくは、120〜150度、最も好ましくは、130〜140度の範囲にある、請求項1〜4のいずれか1項に記載の橋脚歯。
  6. 前記構成要素係合部(9)が、前記ポスト部分(5)と前記肩部分(4)との間の移行部に設けてある、請求項1〜5のいずれか1項に記載の橋脚歯。
  7. 前記構成要素係合部(9)が、ポスト部分の外面(8)と角度(δ)をなす外面(8’)を有する、前記ポスト部分(5)の移行部(5’)によって形成してある、請求項1〜5のいずれか1項に記載の橋脚歯(1)。
  8. 前記角度(δ)が、10〜40度、より好ましくは、10〜30度の範囲にあり、最も好ましくは、12度である、請求項7に記載の橋脚歯(1)。
  9. 前記ポスト部分(5)の外面(8)が、最大ポスト直径部(B)から前記ポスト部分(5)の歯冠方向において内向きにテーパが付けてある、請求項1〜8のいずれか1項に記載の橋脚歯(1)。
  10. 前記ポスト部分(5)が、長手軸線(L)を有し、ポスト部分(5)の前記外面(8)が、前記長手軸線(L)に関して、20度未満、好ましくは15度未満、最も好ましくは、6度である角度(φ)をなす、請求項9に記載の橋脚歯(1)。
  11. 前記ポスト部分(5)の移行部(5’)の外面(8’)が前記ポスト部分(5)の外面(8)となす前記角度(δ)が、2φ±10度であり、ここで、φが、前記ポスト部分(5)の前記外面(8)が前記長手軸線(L)となす角度である、請求項7または8に記載の橋脚歯(1)。
  12. 前記橋脚歯(1)が、長手軸線(L)を有し、肩部分(4)の外面(7)が、前記長手軸線(L)に対して、40〜60度の範囲、好ましくは、50度である角度(χ)をなす、請求項1〜11のいずれか1項に記載の橋脚歯(1)。
  13. ポスト部分(5)が、2〜5mmの範囲の最大直径(B)を有する、請求項1〜12のいずれか1項に記載の橋脚歯(1)。
  14. 前記肩部分(4)が、最大直径(A)を有し、前記ポスト部分(5)が、肩部分(4)の前記最大直径(A)より小さい最大直径(B)を有し、これら最大直径(AおよびB)の差が、0.2〜1mmの範囲、好ましくは0.5mmである、請求項1〜13のいずれか1項に記載の橋脚歯(1)。
  15. 前記肩部分(4)の軸線方向延長部が、前記構成要素支持領域(3)の軸線方向延長部の10%〜40%、好ましくは、20%〜30%の範囲にある、請求項1〜14のいずれか1項に記載の橋脚歯(1)。
  16. 構成要素支持領域(3)の前記最大直径部(A)が橋脚歯(1)の最大直径部と一致している、請求項1〜15のいずれか1項に記載の橋脚歯(1)。
  17. 前記構成要素係合部(9)がスナップ・ロック装置の一部をなす、請求項1〜16のいずれか1項に記載の橋脚歯。
  18. 前記構成要素係合部(9)が、前記構成要素支持領域(3)の外面(7、8)に設けた少なくとも1つの突起またはくぼみからなる、請求項1〜17のいずれか1項に記載の橋脚歯。
  19. 前記構成要素係合部(9)が、少なくとも部分的に前記構成要素支持領域(3)の前記外面(7、8)の円周にそって延びている溝またはリブからなる、請求項18に記載の橋脚歯(1)。
  20. 前記橋脚歯(1)が、さらに、前記インプラント接触領域(2)と前記構成要素支持領域(3)との間に設けた拡張領域(11)を有する、請求項1〜19のいずれか1項に記載の橋脚歯(1)。
  21. 前記拡張領域(11)が、その長手軸線(L)に対して平行であるか、または、前記歯冠方向において外向きにテーパが付けてある外面(13)を有する、請求項20に記載の橋脚歯(1)。
  22. 前記拡張領域(11)と前記構成要素支持領域(3)との間の移行部が、前記構成要素支持領域(3)の前記最大直径部(A)を定めている、請求項20または21に記載の橋脚歯(1)。
  23. 前記橋脚歯(1)が、長手軸線(L)を有し、前記拡張領域(11)の外面(13)が、前記長手軸線と90度〜180度の範囲にある角度(Ψ)をなしている、請求項20〜22のいずれか1項に記載の橋脚歯(1)。
  24. 前記拡張領域(11)の軸線方向延長部が、前記構成要素支持領域(3)の軸線方向延長部と比較して、10%〜50%の範囲にある、請求項20〜23のいずれか1項に記載の橋脚歯(1)。
  25. 前記インプラント接触領域(2)が、前記橋脚歯(1)の歯冠方向において外向きにテーパが付けてある外面(14)を有する歯冠方向接触部分(12)を含む、請求項1〜24のいずれか1項に記載の橋脚歯(1)。
  26. 前記橋脚歯(1)が、長手軸線(L)を有し、前記歯冠方向接触部分(12)の前記外面(14)が、前記長手軸線(L)と角度(ω)をなし、前記角度(ω)が、165〜170度の範囲にあり、好ましくは169度である、請求項25に記載の橋脚歯(1)。
  27. 構成要素支持領域(3)の前記最大直径部(A)が、3〜7mm、好ましくは、3〜6mmの範囲にある、請求項1〜26のいずれか1項に記載の橋脚歯(1)。
  28. 前記構成要素支持領域(3)が、前記橋脚歯(1)上に前記歯科用構成要素を回転ロックするための少なくとも1つの回転ロック(15)を備えている、請求項1〜27のいずれか1項に記載の橋脚歯(1)。
  29. 前記回転ロック(15)が、前記構成要素支持領域(3)の外面(7、8)に形成してある、請求項28に記載の橋脚歯(1)。
  30. 前記回転ロック手段(15)が、前記構成要素支持領域(3)の前記外面(7、8)の平らな部分によって形成してある、請求項29に記載の橋脚歯(1)。
  31. 前記インプラント接触領域(2)が、インプラントの雌ねじに螺合する根尖方向ねじ軸(16)を含む、請求項1〜30のいずれか1項に記載の橋脚歯(1)。
  32. 前記橋脚歯(1)が、橋脚歯をインプラントに連結するためのねじを着座させるための出張り(18)を定める貫通孔(17)を備えている、請求項1〜31のいずれか1項に記載の橋脚歯(1)。
  33. 前記歯冠端(6)から橋脚歯(1)内へ多角形の盲孔(19)が延びており、前記多角形の盲孔(19)が、インプラントに橋脚歯(1)を取り付けるときにスパナ・ツールを着座させるのに役立つ、請求項1〜32のいずれか1項に記載の橋脚歯(1)。
  34. 前記橋脚歯が、橋脚歯を場合により短縮させることができるように前記構成要素係合手段(9)の歯冠方向に位置した少なくとも1つのマーキング(20)を備えている、請求項1〜33のいずれか1項に記載の橋脚歯(1)。
  35. 請求項1〜34のいずれか1項に記載の一連の橋脚歯(1)であり、各橋脚歯が、前記構成要素支持領域(3)の最大直径部(A)を有し、前記最大直径部(A)が、前記一連のすべての橋脚歯について一定である一連の橋脚歯(1)。
  36. 請求項1〜34のいずれか1項に記載の一連の橋脚歯(1)であり、ポスト部分の外面(8)と肩部分(4)の外面(7)とのなす角度(α)が、一連のすべての橋脚歯について一定である、一連の橋脚歯(1)。
  37. 請求項1〜34のいずれか1項に記載の一連の橋脚歯(1)であり、各橋脚歯が、長手軸線(L)を有し、さらに、インプラント接触領域(2)と、前記インプラント接触領域(2)と構成要素支持領域(3)との間に延在する拡張領域(11)とを含み、前記構成要素支持領域(3)の長手方向延長部分が、前記一連のすべての橋脚歯で一定であり、それに対して、前記拡張領域(11)の長手方向延長部分が、前記一連の橋脚歯における異なった橋脚歯間で異なっている、一連の橋脚歯。
  38. 請求項1〜34のいずれか1項に記載の一連の橋脚歯(1)であり、各橋脚歯が、長手軸線(L)を有し、さらに、インプラント接触領域(2)、および前記インプラント接触領域(2)と構成要素支持領域(3)との間に延在する拡張領域(11)を含み、
    - 前記拡張領域(11)が、前記長手軸線(L)と角度(Ψ)をなす外面(13)を備え、
    - 肩部分(4)が、歯冠方向において内向きにテーパが付けてあり、前記長手軸線(L)と角度(χ)をなす外面(7)を備え、
    - ポスト部分(5)が、前記肩部分(4)から歯冠方向へ延びていて、そして歯冠方向において内向きにテーパが付けてある外面(8)を備え、前記外面(8)は、肩部分(4)の外面(7)と前記長手軸線(L)とのなす角度(χ)よりも小さい角度(φ)を、前記長手軸線(L)となし、
    肩部分(4)の外面(7)と前記長手軸線(L)との間の前記角度(χ)、およびポスト部分(5)の外面(8)と前記長手軸線(L)との間の前記角度(φ)が、前記一連のすべての橋脚歯において一定であり、
    それに対して、前記拡張領域(11)の外面(13)と前記長手軸線(L)との間の角度(Ψ)が、前記一連における異なった橋脚歯間で異なっている、一連の橋脚歯(1)。
  39. 請求項1〜34のいずれか1項に記載の一連の橋脚歯(1)であり、各橋脚歯が、構成要素支持領域(3)を有し、前記構成要素支持領域(3)が、外面(8)を有するポスト部分(5)と、前記ポスト部分(5)の前記外面(8)と180度未満の角度(α)をなす外面(7)を有する肩部分(4)とを含み、180度未満の前記角度(α)が、前記一連のすべての橋脚歯について一定である、一連の橋脚歯(1)。
  40. 請求項1〜34のいずれか1項に記載の一連の橋脚歯(1)であり、各橋脚歯が、長手軸線(L)を有し、さらに、インプラント接触領域(2)、および構成要素支持領域(3)、および前記インプラント接触領域(2)と前記構成要素支持領域(3)との間に延在する拡張領域(11)を含み、ここで、
    前記構成要素支持領域(3)の長手方向延長部分が、前記一連のすべての橋脚歯で一定であり、それに対して、前記拡張領域(11)の長手方向延長部分が、前記一連における異なった橋脚歯間で異なっている、一連の橋脚歯。
  41. インプラントに歯科用構成要素を連結するための請求項1〜34のいずれか1項に記載の一連の橋脚歯(1)であり、各橋脚歯が、長手軸線(L)を有し、インプラント接触領域(2)、構成要素支持領域(3)、およびこれらの間の拡張領域(11)を含み、ここで、
    - 前記拡張領域(11)が、前記長手軸線(L)と角度(Ψ)をなす外面(13)を備え、
    - 前記構成要素支持領域(3)が、歯冠方向において内向きにテーパが付けてあり、前記長手軸線(L)と角度(χ)をなす外面(7)を備えている肩部分(4)、
    および前記肩部分(4)から歯冠方向へ延びていて、歯冠方向において内向きにテーパが付けてあり、肩部分(4)の外面(7)が前記長手軸線(L)となす角度(χ)より小さい角度(φ)を前記長手軸線(L)となす外面(8)を備えているポスト部分(5)とを含み、ここで、
    肩部分(4)の外面(7)と長手軸線(L)との間の前記角度(χ)、およびポスト部分(5)の外面(8)との間の前記角度(φ)が、前記一連のすべての橋脚歯において一定であり、
    それに対して、前記拡張領域(11)の外面(13)と前記長手軸線(L)との間の角度(Ψ)が、前記一連における異なった橋脚歯間で異なっている、一連の橋脚歯(1)。
  42. 橋脚歯レプリカ(101)であり、請求項1〜33のいずれか1項に記載の橋脚歯(1)の構成要素支持領域(3)の外形を有する構成要素支持領域(103)(模写された構成要素係合手段(109)を含む)を含む、橋脚歯レプリカ(101)。
  43. ボア(130)が、前記橋脚歯レプリカ(101)の根尖端から橋脚歯レプリカ(101)内へ、少なくとも前記構成要素係合手段(109)の歯冠方向の位置まで延びている、請求項42に記載の橋脚歯レプリカ(101)。
  44. 前記ボア(130)が、前記構成要素係合手段(109)の歯冠方向の位置で終わる盲孔である、請求項42または43に記載の橋脚歯レプリカ(101)。
  45. 前記橋脚歯レプリカ(101)が、橋脚歯レプリカを場合により短縮できるように、前記構成要素係合手段(109)の歯冠方向に位置したマーキング(120)を備えている、請求項42〜44のいずれか1項に記載の橋脚歯レプリカ(101)。
  46. 歯科用インプラントに取り付ける橋脚歯(1)のピックアップ印象採得を行うための印象コーピング(201)であり、前記橋脚歯(1)を取り囲む橋脚歯取り囲み領域(203)を含み、前記橋脚歯取り囲み領域(203)が、歯冠端(206)と根尖端(240)とを有し、前記橋脚歯(1)に関して前記印象コーピングを線状変位させることによって前記橋脚歯(1)との取り外し自在の係合を行えるように配置した橋脚歯係合部(209)を備えた内壁面(207、208)を有し、前記橋脚歯係合部(209)が、前記歯冠端(206)よりも前記根尖端(240)近くに位置している印象コーピング(201)であって、
    前記印象コーピング(201)が、歯冠端から印象コーピング(201)の根尖端まで延びている貫通路(217)を有し、また
    長手軸線(L)を有し、前記橋脚歯取り囲み領域(203)の内壁面(208)が、前記橋脚歯(1)と接触するための少なくとも2つの橋脚歯接触面(243)を含み、前記橋脚歯から隔たっていて、前記スペース形成面(244)と前記橋脚歯(1)との間にスペースを設ける少なくとも1つのスペース形成面(244)とを含み、前記橋脚歯取り囲み領域(203)の横断面において、前記長手軸線(L)から前記橋脚歯接触面(243)までの距離(r1)が、前記長手軸線(L)から前記スペース形成面(244)までの距離(r2)より短くなっている、
    互いに対面するように配置した少なくとも2つの橋脚歯接触面(243)を有し、前記橋脚歯接触面(243)間に、同様に互いに対面して配置した2つのスペース形成面(244)を有する前記印象コーピング(201)。
  47. 前記橋脚歯取り囲み領域(203)が、内壁面(207)を有する肩部接触部分(204)と、前記肩部接触部分(204)から歯冠方向へ延びていて、前記肩部接触部分(204)の前記内壁面(207)と180度より大きい角度(α’)をなす内壁面(208)を備えるポスト取り囲み部分(205)とを含み、前記橋脚歯係合部(209)が、橋脚歯取り囲み領域(203)の歯冠端(206)よりも肩部接触部分(204)に近い位置でポスト取り囲み部分(205)に設けてある、請求項46に記載の印象コーピング(201)。
  48. 前記橋脚歯係合手段(209)が、前記肩部接触部分(204)と前記歯冠端(206)との間の距離の50%未満、好ましくは、30%未満、最も好ましくは、20%未満の、肩部接触部分(204)からの距離のところに設けてある、請求項47に記載の印象コーピング。
  49. 前記角度(α’)が、200〜260度、好ましくは、210〜240度、最も好ましくは、220〜230度の範囲にある、請求項47または48に記載の印象コーピング。
  50. 前記橋脚歯係合部(209)が、前記ポスト取り囲み部分(205)と前記肩部接触部分(204)との間の移行部に設けてある、請求項47〜49のいずれか1項に記載の印象コーピング。
  51. 前記橋脚歯係合部(209)が、スナップ・ロック装置の一部をなす、請求項46〜50のいずれか1項に記載の印象コーピング。
  52. 前記橋脚歯係合部(209)が、前記橋脚歯取り囲み領域(203)の内壁面(207、208)における少なくとも1つの突起またはくぼみを含む、請求項46〜51のいずれか1項に記載の印象コーピング(201)。
  53. 前記橋脚歯係合部(209)が、少なくとも部分的に前記橋脚歯取り囲み領域(203)の内壁面(207、208)の円周に沿って延びる溝またはリブを含む、請求項52に記載の印象コーピング(201)。
  54. 前記スペース形成面(244)が、空気および/または印象材が通過するための通気孔(245)を備えている、請求項46〜53のいずれか1項に記載の印象コーピング(201)。
  55. 少なくとも1つの橋脚歯接触面(243)が、前記印象コーピング(201)の歯冠方向において内向きにテーパが付けてある、請求項46〜53のいずれか1項に記載の印象コーピング(201)。
  56. 前記少なくとも1つの橋脚歯接触面(243)が、前記印象コーピング(201)の長手軸線に対して、20度未満、好ましくは15度未満、最も好ましくは、6度のテーパ角をなしている、請求項55に記載の印象コーピング(201)。
  57. 少なくとも1つの橋脚歯接触面(243)が、前記橋脚歯(1)上に前記印象コーピング(201)を回転ロックするための回転ロック手段(215)を備えている、請求項46〜56のいずれか1項に記載の印象コーピング(201)。
  58. 前記回転ロック手段(215)が、前記橋脚歯接触面(243)の平らな部分によって形成してある、請求項57に記載の印象コーピング(201)。
  59. 少なくとも1つのスペース形成面(244)が、前記橋脚歯係合手段(209)の歯冠方向に設けてある、請求項46〜58のいずれか1項に記載の印象コーピング(201)。
  60. 印象材内に延びるように前記橋脚歯取り囲み領域(203)の歯冠方向に設けた拡張領(241)を有する、請求項46〜59のいずれか1項に記載の印象コーピング(201)。
  61. 前記拡張領域(241)が、印象材内に印象コーピング(201)を保持するための保持要素(242)を備えている、請求項60に記載の印象コーピング(201)。
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