JP4662032B2 - 液体噴射装置 - Google Patents

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本発明は、液体貯留部と、液体被噴射媒体へ向かって吐出する液体噴射ヘッドと、前記液体貯留部と液体噴射ヘッドとを連通して液体を供給する液体供給路と、前液体供給路に設けられて該液体供給路の開閉を行うバルブ装置を備えた液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドから記録紙等の被記録材へインクを噴射して被記録材への記録を実行するインクジェット式記録装置、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えて特定の用途に対応する液体を前述した記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから、被記録材に相当する被噴射材に噴射して、液体を被噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。また、液体噴射ヘッドとしては、前述した記録ヘッド以外に、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料を噴射する試料噴射ヘッド等が挙げられる。
インクジェット式記録装置或いは液体噴射装置の一例としてインクジェットプリンタがある。インクジェットプリンタは、インクジェット記録ヘッドをキャリッジに備え、当該キャリッジは主走査方向に延びるガイド手段(例えば、ガイド軸)に案内されながら主走査方向に往復駆動される。
ここで、キャリッジには、インクカートリッジを搭載するものと、インクカートリッジを搭載しないものとがある。インクカートリッジを搭載するものは、インクカートリッジを搭載した状態で主走査方向に往復動し、キャリッジ内部で、インクジェット記録ヘッドへとインクを供給する。インクカートリッジを搭載しないものは、インクカートリッジがキャリッジから独立してインクジェットプリンタの本体(基体)側に設けられ、インクカートリッジとインクジェット記録ヘッドとは、インク供給用のチューブによって連通される。
従来は、インクカートリッジをインクジェット記録ヘッドの下方、例えばインクジェットプリンタの底部に配設した場合に、輸送の際や取り扱い時にインクジェットプリンタを大きく傾けると、水頭差によってインクが記録ヘッドから漏れ出すといった問題が生じることになる。従って、この様な問題を防止する為に、インクカートリッジとインクジェット記録ヘッドとの間にインク流路の開閉を行うバルブ装置が設けられていた(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のバルブ装置においては、移動することによって開口部を閉塞する弁体に対して、固定された開口部の入り口、即ち、閉塞したときに弁体と当接する部分に、確実に閉塞できるように弾性体が設けられていた(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−070668号公報 特開2003−343757号公報
しかしながら、弁が閉塞したときの弁体が弾性体に付与する押圧力、または、開口部側が弁体を吸引する吸引力等によって、弁体と弾性体との間に癒着が生じる虞がある。従って、単に閉塞される開口部側に弾性体を設けたのでは、弁の開閉運動、即ち、弁体の移動によって、弾性体が開口部から剥がされてしまう虞が生じる。これは、単に開口部側の部材と弾性体とを2色成形した場合であっても同様である。
また、図13に示すのは、移動する弁体側に弾性体226が設けられたバルブ装置の側断面図である。インク供給路ユニット212に設けられた弁開口部212cの中を弁軸223が、弁軸ガイド224に案内されながら弁開口部底面212fに設けられた供給路212bと連通する開口部250と当接可能に移動する。磁石228と磁石の磁力を増強させるバックヨーク227とを保持する磁石ホルダ229が矢印の方向へ移動することによって、弁体としての金属素材の弁軸223と磁石228との間の磁力を変化させる。その磁力がばね225のばね力より大きくなると図13(A)に示す如く弁が開放され、磁力がばね力より小さくなると図13(B)に示す如く弁が閉塞される。弁動作の詳しい原理については、後述する図8に示すバルブ装置の原理と同様なので、ここでの説明は省略する。
ここで、金属素材の弁軸223には、弾性体226を保持するために抜け止め部223aが形成され、抜け止め部223aが弾性体226と係合するように構成されている。
しかしながら、弁軸側に抜け止め部223aを設けた場合であっても、前述した癒着が生じたとき、弁が閉塞したときの弾性体226の変形によって前記係合がはずれ、弾性体226が弁軸223から離間する虞が生じる。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、弁の開口部側に設けられた弾性体が、弁の開閉運動によって開口部側から剥がされるといった耐久性に劣る問題があり、それを解決するバルブ装置を提供することである。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様は、インク貯留部と、インクを被記録材へ向かって吐出する記録ヘッドと、前記インク貯留部と記録ヘッドとを連通してインクを供給するインク供給路とを備えた記録装置において、前記インク供給路に設けられて該インク供給路の開閉を行うバルブ装置であって、インク供給路が形成された基体と、該基体に形成された第1および第2の貫通開口部と、インクが流入する前記第1の貫通開口部に対して接離移動することにより該供給路の開閉が可能な弁体と、前記第1の貫通開口部における前記弁体側に前記基体と一体に形成され、前記弁体と当接することによってインクの流れを遮断することが可能な弾性体で形成された弁座部とを備え、該弁座部は、前記第2の貫通開口部を介して基部と連結しているように構成されたことを特徴とするバルブ装置である。
前記弁体が、該弁座部と当接してインク供給路を閉塞した際、前記弁体と該弁座部とが癒着する虞が生じ、前記弁体が該弁座部から離間してインク供給路を開放する際、前記弁体が、該弁座部を前記基体から引き剥がしてしまう虞がある。
そこで、本発明の第1の態様によれば、該弁座部は、前記第2の貫通開口部を介して基部と連結しているので、該基部は、前記弁座部が引き剥がされるのを防止することができる。その結果、前記弁体が該弁座部に対して接離移動するときに、前記弁体によって該弁座部が前記基体から引き剥がされる虞がない。即ち、該基部によって前記基体は前記弁座部を保持する力を高めることができる。
本発明の第2の態様は、インク貯留部と、インクを被記録材へ向かって吐出する記録ヘッドと、前記インク貯留部と記録ヘッドとを連通してインクを供給する複数のインク供給路とを備えた記録装置において、前記複数のインク供給路に設けられて該インク供給路の開閉を行うバルブ装置であって、複数のインク供給路が形成された基体と、該基体に各インク供給路毎に形成された第1および第2の貫通開口部と、インクが流入する前記第1の貫通開口部に対して接離移動することにより該供給路の開閉が可能な複数の弁体と、前記第1の貫通開口部における前記弁体側に前記基体と一体に形成され、前記弁体と当接することによってインクの流れを遮断することが可能な弾性体で形成された複数の弁座部とを備え、該複数の弁座部は、前記第2の貫通開口部を介して基部と連結しているように構成されたことを特徴とするバルブ装置である。
本発明の第2の態様によれば、本発明の第1の態様と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記基部は、前記複数の弁座部に対して一つだけ設けられていることを特徴とするバルブ装置である。
本発明の第3の態様によれば、第2の態様と同様の作用効果に加え、前記基部は、前記複数の弁座部に対して一つだけ設けられているので、部品点数を低減でき、コストも低減することができる。
本発明の第4の態様は、第1から第3のいずれか一の態様において、前記基部は、前記弁体の接離移動の方向において前記弁座部に対して前記弁体と反対側に設けられていることを特徴とするバルブ装置である。
本発明の第4の態様によれば、第1から第3のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記基部は、前記弁体の接離移動の方向において前記弁座部に対して前記弁体と反対側に設けられている。従って、前記弁体が前記弁座部を前記基体から引き剥がそうとする力に、該基部は反対側から対抗することができる。例えば、基部が弁座部から接離移動の方向に直交する方向へ延びて該弁座部と連結された場合と比較すると、前記反対側に前記基部を設けると、前記弁体が前記弁座部に作用する力のベクトルと、前記基部が前記弁座部に作用するベクトルとが、一直線状、かつ、互いに反対方向となり相殺するように構成することが可能である。即ち、前記基部を前記反対側に設けることによって、より効果的に前記引き剥がそうとする力に対抗することができる。従って、前記反対側に設けられた該基部によって前記基体の前記弁座部に対する保持力をより一層高めることができる。
本発明の第5の態様は、第1から第4のいずれか一の態様において、前記弁体は金属素材であり、前記基体は樹脂素材で構成されていることを特徴とするバルブ装置である。
一般に樹脂素材は、弾性体と相性が良く癒着しやすい特性を有する。一方、金属素材は、弾性体と相性が悪く一体に形成した場合でも、分離しやすい特性を有する。従って、前記弁体が、樹脂素材で構成された場合、前記弁体が該弁座部に対して接離移動するときに、前記弁体が該弁座部と癒着し、前記弁体が前記基体から離間する際に、該弁座部を前記基体から剥がしてしまう虞が生じる。
そこで、本発明の第5の態様によれば、第1から第4のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記弁体は金属素材であり、前記基体は樹脂素材で構成されている。従って、前記弾性体である弁座部は、相性がよい樹脂素材の前記基体と癒着しやすく、一方の金属素材の前記弁体と癒着する虞を低減することができる。即ち、前記弁体が該弁座部に対して接離移動するときに、前記弁体が該弁座部と癒着する虞を低減することができる。さらに、該弁座部が、前記基体から引き剥がされる虞をより一層低減することができる。
本発明の第6の態様は、被記録材に記録を行う記録装置であって、上記第1から第5のいずれかに記載された前記バルブ装置を備えていることを特徴とする。
本発明の第6の態様によれば、記録装置は、上記第1から第5のいずれかに記載された前記バルブ装置を備えているので、記録装置において、上記第1から第5の態様のいずれかと同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第7の態様は、液体貯留部と、液体を被噴射媒体へ向かって吐出する液体噴射ヘッドと、前記液体貯留部と液体噴射ヘッドとを連通して液体を供給する液体供給路と、前記液体供給路に設けられて該液体供給路の開閉を行うバルブ装置と、を備えた液体噴射装置であって、前記バルブ装置は、液体供給路が形成された基体と、該基体に形成された第1および第2の貫通開口部と、液体が流入する前記第1の貫通開口部に対して接離移動することにより該供給路の開閉が可能な弁体と、前記第1の貫通開口部における前記弁体側に前記基体と一体に形成され、前記弁体と当接することによって液体の流れを遮断することが可能な弾性体で形成された弁座部とを備え、該弁座部は、前記第2の貫通開口部を介して基部と連結しているように構成されたことを特徴とする液体噴射装置である。
本発明の第8の態様は、インク貯留部と、インクを被記録材へ向かって吐出する記録ヘッドと、前記インク貯留部と記録ヘッドとを連通してインクを供給するインク供給路とを備えた記録装置において、インク供給路が形成された基体と、該基体に形成されインクが流入する第1の貫通開口部と、前記第1の貫通開口部に接離移動することにより該供給路の開閉が可能な弁体と、前記第1の貫通開口部における前記弁体側に前記基体と一体に形成され、前記弁体と当接することによってインクの流れを遮断することが可能な弾性体で形成された弁座部と、前記基体に形成され弾性体を注入可能な第2の貫通開口部とを備え、前記インク供給路に設けられて該インク供給路の開閉を行うバルブ装置における弁座部の製造方法であって、前記第2の貫通開口部の一端側から弾性体を注入して前記第2の貫通開口部の他端側に前記弁座部を成形する弁座部成形工程を具備したことを特徴とするバルブ装置における弁座部の製造方法である。
本発明の第8の態様によれば、前記バルブ装置における弁座部の製造方法は、前記第2の貫通開口部の一端側から弾性体を注入して前記第2の貫通開口部の他端側に前記弁座部を成形する弁座部成形工程を具備している。従って、前記弁座部の成形時にできる弾性体の注入口の跡、所謂ゲート跡は、弾性体を注入した上流側にできる。即ち、前記ゲート跡は、前記一端側にできるので、前記弁体と当接する虞がなく、確実にインク供給路を閉塞することができる。
本発明の第9の態様は、第8の態様において、前記弁座部成形工程と同時に、前記第2の貫通開口部の前記一端側に基部を成形する基部成形工程を具備したことを特徴とするバルブ装置における弁座部の製造方法である。
本発明の第9の態様によれば、第8の態様と同様の作用効果に加え、前記弁座部成形工程と同時に、前記第2の貫通開口部の前記一端側に基部を成形する基部成形工程を具備している。従って、前記弁座部と前記基部とを同時に一体に成形することが可能であり、作業効率が良い。さらに、複数の弁座部と一の基部とを一体に成形することも可能であり、より作業効率を上げることも可能である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すのは、本発明に係る記録装置の内部を示す全体斜視図である。記録装置100の本体の背面側には、被記録材としての用紙が積層される給紙カセット101が、着脱可能に設けられている。給紙カセット101の最上位に積層された用紙は、給送用モータ104によって駆動する給送ローラ(図示せず)によりピックアップされて、用紙案内ガイド103に案内されながら搬送方向の下流側の搬送ローラ(図示せず)へと給送される。搬送ローラまで給送された用紙は、搬送用モータ105によって駆動する搬送ローラにより、さらに搬送方向の下流側の記録部143へと搬送される。記録部143は、用紙を下方から支持するプラテン(図示せず)と、プラテンの上方側に対向するようにキャリッジ106とによって構成される。そのうち、キャリッジ106は、主走査方向へ延びたキャリッジガイド軸(図示せず)に案内されながらキャリッジモータ102によって駆動する。さらに、キャリッジ106の底面部131には、用紙へ向かってインクを吐出する記録ヘッド107が設けられている。記録部143で記録された用紙は、さらに下流側へと搬送され排紙ローラ(図示せず)によって記録装置100の正面側から排出される。
また、記録装置100の本体の下方には、インクカートリッジ108が装填され、インク供給針109を介してインク供給路144へとインクが供給される。具体的には、先ず、第1のインク供給路ユニット112へとインクが供給される。第1のインク供給路ユニット112には、インクの供給を遮断することが可能な弁ユニット115が設けられている。弁ユニット115は、例えば搬送用モータ105の動力を、ギアユニット116を介して利用して弁142(図8参照)の開閉をすることが可能に構成されている。弁ユニット115の詳しい構造については、後に説明する。続いて、第1のインク供給路ユニット内の弁142を通過したインクは、第2のインク供給路ユニット114まで供給され、さらに、インク供給チューブ110を介してキャリッジ106の記録ヘッド107まで供給される。そして、記録ヘッド107のクリーニング時には、1桁側に設けられたキャッピング装置111においてインクの吐出・吸引動作が行われる。
図2に示すのは、本発明に係る記録装置のインク供給路の斜視図である。即ち、図1に示した第1のインク供給路ユニット112、弁ユニット115、および第2のインク供給路ユニット114を拡大した図である。
弁ユニット115には、弁142を開閉することが可能な後述するレバー部材119が設けられている。
図3に示すのは、本発明に係る第1のインク供給路ユニットの斜視図である。
図3の向かって奥側には、インクカートリッジ108に刺さるインク供給針109が、第1のインク供給路ユニット112と一体に形成されている。インク供給針109は中空となっており、インクは、針穴112eを介して第1の溝112aへと供給される。ここで、図面手前側の面、即ち、第1のインク供給路ユニット112において第1の溝112aが形成された面には、フィルム材113a(図8参照)が一面に熱溶着されるので、インクは、第1の溝112aから漏洩する虞がない。さらに、第1の溝112aは、インク供給針毎に対してそれぞれ独立に設けられているので、各色のインクが混ざり合う虞もない。
インクは、さらに第1の溝112aを進み弁開口部112cへ入り接続部112dを介して、図2に示した第2のインク供給路ユニット114へと供給される。
図4に示すのは、本発明に係る第1のインク供給路ユニットの正面図および背面図である。同図(A)は、図3に示した第1のインク供給路ユニット112の手前側の面、即ち、第1の溝112aにフィルム材113aが張られた面である。一方、同図(B)は、図3に示した第1のインク供給路ユニット112の奥側の面、即ち、インク供給針109が設けられた面である。
図3の説明において前述したように、インク供給針109から入ったインクは、第1の溝112aに案内されて弁開口部112cへと入る。弁開口部112cへ入ったインクは、図4(A)に示す面から同図(B)に示す面へと進み、第2の溝112bに案内されて接続部112dを介して図2に示した第2のインク供給路ユニット114へと供給される。ここで、第2の溝112bが形成された面には、第1の溝112aが形成された面と同様に、フィルム材113b(図8参照)が熱溶着されているので、インクは、第2の溝112bから漏洩する虞がない。
図5に示すのは、80桁側から見た本発明に係る弁ユニットの周辺の斜視図である。
搬送用モータ105によって駆動する排出ローラ121の80桁側には、ギアユニット116が設けられており、そのうち歯車116aは排出ローラ軸122と直結に設けられている。従って、歯車116aに伝達された動力は、当接する歯車116b、116cを介して歯車116dへと伝達される。さらに、歯車116dが、レバー部材119を回動して弁ユニット115の弁142の開閉を制御する。レバー部材119が歯車116dによって回動する様子を図6、および図7を用いて説明する。
図6に示すのは、本発明に係る弁ユニットを除くその周辺の1桁側から見た斜視図である。
図6に示す如く、歯車116dの弁ユニット側には、カム部117が一体に設けられている。歯車116dの回動に伴いカム部117が回動して、カム部117に当接するレバー部材119を回動させる。レバー部材119は、回動支点となるレバー回動軸119aを有し、レバー回動軸119aの両側に第1のレバーアーム部119b、および第2のレバーアーム部119cとが対に設けられている。第1のレバーアーム部119b、および第2のレバーアーム部119cは、後述する弁軸ガイド124、弁軸123、および弁ばね125を有する弁ユニット115の磁力によって図中反時計回り方向へ付勢される。従って、第1のレバーアーム部119bは、常にカム部117と当接するように付勢されている。
図7に示すのは、本発明に係るギアユニットの平面図である。
図7に示す如く、常に、カム部117に当接するように付勢されるレバー部材119の第1のレバーアーム部119bは、歯車116dの回動に伴うカム部117の回動によって、レバー回動軸119aを支点に回動することができる。
続いて、弁ユニット115の構造について説明する。
図8に示すのは、本発明に係る弁ユニットの側断面図であり、同図(A)は、弁が開放した状態、同図(B)は、弁が閉塞した状態である。
図8に示す如く、弁142は、シール材126、弁軸123、弁軸ガイド124、および弁ばね125から構成され、弁ユニット115は、弁142と、弁142に磁力を作用させる磁石128、磁石128の磁力を増強させる部材であるバックヨーク127、および磁石ホルダ129とから構成され、バルブ装置160は、弁ユニット115と、弁ユニットの力を付与するレバー部材119とから構成される。そのうちの弁142について先に説明する。
第1のインク供給路ユニット112の弁開口部112cには、弁軸ガイド124が嵌合され、金属材質である弁軸123が、弁軸ガイド内を摺動するように設けられている。さらに、弁軸123は、第1のインク供給路ユニット112に固定された弁軸ガイド124に設けられた弁ばね125によって、弁開口部側から第2の溝側へ付勢される。付勢された弁軸123は、弁開口部底面112fに設けられたゴム弾性体157であるエラストマーやムンクス(ブリヂストン社の製品)のシール材126と当接・押圧して、インクの流通を遮断することができる。
尚、本明細書において弾性体としてのムンクスとは、ブリヂストン社の製品であり、その特徴は、熱可塑性材料であり、加硫工程が無く製造タクトが短くなる。その為、少ない型での大量生産が可能である。また、非常に流動性が良く、精密成形が可能である。また、低硬度領域での、硬度コントロールの幅が広いのも特徴である。
一方、フレーム部130には、磁石128と、磁石128の磁力を増強させる部材であるバックヨーク127とが、磁石ホルダ129と一体に設けられている。磁石ホルダ129は、フレーム部130に設けられた磁石ホルダガイド130bに案内され、弁軸123に対して接近・離間可能に摺動する。ここで、磁石ホルダ129に磁力以外の外力が付与されていない場合において、磁石ホルダ129は、弁軸123が金属材質であるので、磁力により互いに引き合う力が発生し、フレーム部内を弁軸123に接近するように摺動する。一方、弁軸123にも磁力が作用するので、弁軸123は、弁ばね125のばね力に対抗しながらシール材126から離間して磁石ホルダ側へ摺動する。従って、第1の溝112aから弁開口部112cと弁軸ガイド124の間の隙間(図示しない)を介して弁開口部112cへ案内されたインクを、弁軸123とシール材126との隙間を介して第2の溝112bへと流入させることができる。
また、磁石ホルダ129には、ホルダ突起部129aが形成され、フレーム部130の両側面に形成されたスリット130aを介して第1のレバーアーム部119b、および第2のレバーアーム部119cと当接するように設けられている。従って、前述したカム部117の回動により、レバー部材119がレバー回動軸119aを支点に回動して、第1のレバーアーム部119b、および第2のレバーアーム部119cが、ホルダ突起部129aと当接・押圧して磁石ホルダ129を弁軸123から離間する方向へ摺動させることができる。
即ち、同図(A)に示す如く、磁石ホルダ129に磁力以外の外力が付与されていない場合は、弁軸123と、磁石128を一体に保持する磁石ホルダ129とが、互いに磁力によって引き寄せられる。さらに、弁軸123の位置において、弁軸123に作用する磁力は、弁ばね125のばね力より大きく作用するように構成されている。従って、弁軸123がシール材126から離間して、弁142が開放状態となる。
それに対して、同図(B)に示す如く、磁力以外の外力、即ち、レバー部材119の回動により磁石ホルダ129が、弁軸123から離間する方向へ摺動した場合は、弁軸123と磁石128との距離が大きくなり、弁軸123の位置において、磁石128が弁軸123に作用する磁力が小さくなる。さらに、このとき、磁石128が弁軸123に作用する前記小さくなった磁力は、弁ばね125のばね力より小さく作用するように構成されている。従って、弁軸123がシール材126と当接・押圧して、弁142が閉塞状態となる。
ここで、同図(A)に示す弁軸123と磁石128とが、接近した状態において互いに引き合う力を磁力Fとし、同図(B)に示す弁軸123と磁石128とが、離間した状態において互いに引き合う力を磁力F’とし、弁ばね125のばね力をFとすると、

’ < F < F

の関係が成り立つように構成されている。
図9に示すのは、本発明に係る弁ユニットの正面図であり、図10に示すのは、本発明に係る弁ユニットの背面側から見た斜視図である。
図9に示す如く、磁石ホルダ129には左右両側に延びたホルダ突起部129aが設けられ、スリット130aを介して第1のレバーアーム部119b、および第2のレバーアーム部119cとそれぞれ当接している。従って、磁石ホルダ129は、弁軸123に対して左右方向に傾く虞がない。また、磁石ホルダ129は、磁石ホルダガイド130bに案内されるので、弁軸123に対して上下方向に傾く虞がない。即ち、図10に示す如く、磁石ホルダ129は、磁石128の面を4つの弁軸123に対して平行に保ちながらフレーム部内を摺動することができる。従って、4つの弁142の閉塞・開放の制御を同時に確実に実行することができる。
図11に示すのは、本発明に係るバルブ装置の弾性体の位置を示す正面図および背面図、即ち、図4に示す弁開口部とその周辺の拡大図である。同図(A)は、第1のインク供給路ユニットにおいて第1の溝が形成された面側であり、同図(B)は、第2の溝が形成された面側、即ち(A)と反対側の面側である。
図11(A)に示す如く、弁開口部112cの底面には、シール材126が設けられている。
一方、図11(B)に示す如く、凹部152には、基部151が設けられ、第2の貫通開口部156内の連結部153によってシール材126と基部151とが一体に形成されている。さらに、4つのシール材126に対して、基部151は1つのみ形成されている。ここで図11には、第1のインク供給路ユニット112と弾性体157のみが示されているが、X−X’の断面に、バルブ装置160の構成する他の部材を加えたものが図12である。
図12に示すのは、本発明に係るバルブ装置の弾性体、およびその周辺を示す側断面図である。
第1のインク供給路ユニット112において弁開口部底面112fには第1の貫通開口部155が第2の溝112bと連通するように設けられ、弁軸123は弁開口部底面112fに設けられたシール材126と当接することによって第1の貫通開口部155を閉塞するように設けられている。
また、第2の溝112bが形成されている面側には、凹部152が形成され、凹部152と各弁開口部底面112fとを繋ぐ第2の貫通開口部156が、弁軸123の移動方向と平行に形成されている。凹部152には、弾性体157であるムンクスによって基部151が設けられ、第2の貫通開口部内に形成される連結部153によって、基部151とシール材126と連結部153とが一体に設けられる。このとき、基部151とシール材126と連結部153は、同じ素材、例えばムンクスによって一体に形成される。その他の部材については、前述した図8についての説明と同じであるので、その説明は省略する。
本実施形態のバルブ装置160は、インク貯留部としてのインクカートリッジ108と、インクを被記録材へ向かって吐出する記録ヘッド107と、インクカートリッジ108と記録ヘッド107とを連通してインクを供給する複数のインク供給路144とを備えた記録装置100において、複数のインク供給路144に設けられてインク供給路144の開閉を行うバルブ装置160であって、複数のインク供給路144が形成された基体としての第1のインク供給路ユニット112と、第1のインク供給路ユニット112に各インク供給路144に形成された第1の貫通開口部155および第2の貫通開口部156と、インクが流入する第1の貫通開口部155に対して接離移動することにより供給路の開閉が可能な複数の弁体としての弁軸123と、第1の貫通開口部155における弁体側に基体としての第1のインク供給路ユニット112と一体に形成され、弁体としての弁軸123と当接することによってインクの流れを遮断することが可能な弾性体157で形成された複数の弁座部としてのシール材126とを備え、複数の弁座部としてのシール材126は、第2の貫通開口部156を介して基部151と連結しているように構成されている。
その結果、シール材126は、第2の貫通開口部156を介して基部151と連結しているので、基部151は、シール材126が引き剥がされるのを防止することができる。従って、弁軸123がシール材126に対して接離移動するときに、弁軸123によってシール材126が第1のインク供給路ユニット112の弁開口部底面112fから引き剥がされる虞がない。即ち、基部151によって第1のインク供給路ユニット112はシール材126を保持する力を高めることができる。
また、本実施形態の基部151は、複数の弁座部としてのシール材126に対して一つだけ設けられていることを特徴とする。
その結果、部品点数を低減でき、コストも低減することができる。
さらに、本実施形態の基部151は、弁軸123の接離移動の方向においてシール材126に対して弁軸123と反対側に設けられている。
その結果、弁軸123がシール材126を第1のインク供給路ユニット112から引き剥がそうとする力に、基部151は反対側から対抗することができる。例えば、基部151がシール材126から接離移動の方向に直交する方向へ延びてシール材126と連結された場合と比較すると、前記反対側に基部151を設けると、弁軸123がシール材126に作用する力のベクトルと、基部151がシール材126に作用するベクトルとが、一直線状、かつ、互いに反対方向となり相殺するように構成することが可能である。即ち、基部151を前記反対側に設けることによって、より効果的に前記引き剥がそうとする力に対抗することができる。従って、前記反対側に設けられた基部151によって第1のインク供給路ユニット112の前記シール材126に対する保持力をより一層高めることができる。
また、本実施形態において、弁体としての弁軸123は金属素材であり、基体としての第1のインク供給路ユニット112は樹脂素材で構成されている。
その結果、弾性体157であるシール材126は、相性がよい樹脂素材の第1のインク供給路ユニット112と癒着しやすく、一方の金属素材の弁軸123と癒着する虞を低減することができる。即ち、弁軸123がシール材126に対して接離移動するときに、弁軸123がシール材126と癒着する虞を低減することができる。さらに、シール材126が、第1のインク供給路ユニット112から引き剥がされる虞をより一層低減することができる。
続いて、第1のインク供給路ユニット112の製造方法について説明する。第1のインク供給路ユニット112と、弾性体157であるシール材126、連結部153、および基部151とは2色成形によって成形される。
まず、基体成形工程において、樹脂素材である第1のインク供給路ユニット112が型によって成形される。
次に、弁座部成形工程において、第1の溝112aが形成されている面側の型を外す方向へ僅かに移動させる。即ち、シール材126の厚み分だけ、弁開口部内の型を第1の溝112aの面側へ移動させる。そして、第2の溝112bが形成されている面側の凹部152より、第2の貫通開口部156を介して弁開口部底面112fへとムンクスを注入してシール材126を形成する。
このとき、ムンクスの注入によって空気は、逃げ場が必要になる。しかしながら、弁軸123と当接する面上に空気の逃げ口を設けたのでは、シール材126の弁軸123と当接する面に凹凸が生じて、弁142が完全に閉塞することができない虞が生じる。
そこで、空気の逃げ口を、弁軸123と当接しない面である第2の溝112bと面する箇所に第1の逃げ口154aを設けることで、シール材126の弁軸123と当接する面に余分な凹凸が生じる虞がない。その結果、弁142が完全に閉塞することができる。また、空気の逃げ口を、弁開口部底面112fにおいて第2の貫通開口部156と点対称となる位置に第2の逃げ口154bを設けてもよい。この場合、第2の貫通開口部156から点対称となる位置へ向かってムンクスが注入されるので、第2の貫通開口部156と点対称となる最後まで空気が残る位置に第2の逃げ口154bを設けることで、シール材126がエアー入りのまま成形される虞がない。さらに、第2の逃げ口154bにムンクスを注入させると、第1のインク供給路ユニット112はシール材126を保持する力をより一層高めることができる。
続いて、連結部成形工程において、ムンクスを第2の貫通開口部156まで注入して連結部153を成形する。
さらに、基部成形工程において、凹部152に基部151を形成する。このとき、ムンクスは従来の加硫ゴムのように、加硫工程を必要としない。さらに、非常に流動性が良いので、基体成形工程と基部成形工程とを同時に実行することができ、シール材126、連結部153、および基部151を、一度に成形することができる。またさらに、複数のシール材126に対して一の基部151のみを設けることができるのは、上記に説明したが、ムンクスの注入口を凹部152に当てて、第2の貫通開口部156を介して、全てのシール材126、連結部153、および基部151を一度に成形することができるのは勿論である。
本実施形態のバルブ装置160における弁座部であるシール材126の製造方法は、インク貯留部としてのインクカートリッジ108と、インクを被記録材へ向かって吐出する記録ヘッド107と、インクカートリッジ108と記録ヘッド107とを連通してインクを供給するインク供給路144とを備えた記録装置100において、インク供給路144が形成された基体としての第1のインク供給路ユニット112と、第1のインク供給路ユニット112に形成されインクが流入する第1の貫通開口部155と、第1の貫通開口部155に接離移動することにより供給路の開閉が可能な弁体としての弁軸123と、第1の貫通開口部155における弁体側に第1のインク供給路ユニット112と一体に形成され、弁軸123と当接することによってインクの流れを遮断することが可能な弾性体157で形成された弁座部としてのシール材126と、第1のインク供給路ユニット112に形成され弾性体157としてのムンクスを注入可能な第2の貫通開口部156とを備え、インク供給路144に設けられてインク供給路144の開閉を行うバルブ装置160における弁座部であるシール材126の製造方法であって、第2の貫通開口部156の一端側である凹部側から弾性体157を注入して第2の貫通開口部156の他端側である弁開口部底面112f側にシール材126を成形する弁座部成形工程を具備している。
その結果、シール材126の成形時にできるムンクスの注入口の跡、所謂ゲート跡は、ムンクスを注入した上流側にできる。即ち、ゲート跡は、第2の貫通開口部内、または凹部内にできるので、弁軸123と当接する虞がなく、確実にインク供給路144を閉塞することができる。
さらに、本実施形態のバルブ装置160における弁座部であるシール材126の製造方法は、弁座部成形工程と同時に、第2の貫通開口部156の前記一端側である凹部側に基部151を形成する基部成形工程を具備している。
その結果、シール材126と基部151とを同時に一体に成形することが可能であり、作業効率が良い。さらに、複数のシール材126と一の基部151とを同時に一体に成形することも可能であり、より作業効率を上げることも可能である。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
本発明に係る記録装置の内部を示す全体斜視図 本発明に係る記録装置のインク供給路を示す斜視図 本発明に係る第1のインク供給路ユニットを示す斜視図 図3に示す第1のインク供給路ユニットの正面図および背面図 本発明に係る弁ユニットの周辺の80桁側から見た斜視図 本発明に係る弁ユニットの周辺の1桁側から見た斜視図 本発明に係るギアユニットの平面図 本発明に係る弁ユニットの側断面図 本発明に係る弁ユニットの正面図 本発明に係る弁ユニットの背面側から見た斜視図 本発明に係るバルブ装置の弾性体の位置を示す正面図および背面図 本発明に係るバルブ装置の弾性体を示す側断面図 従来の弁ユニットの側断面図
符号の説明
100 記録装置、101 給紙カセット、102 キャリッジモータ、
103 用紙案内ガイド、104 給送用モータ、105 搬送用モータ、
106 キャリッジ、107 記録ヘッド、108 インクカートリッジ、
109 インク供給針、110 インク供給チューブ、111 キャッピング装置、
112 第1のインク供給路ユニット、112a 第1の溝、112b 第2の溝、
112c 弁開口部、112d 接続部、112e 針穴、112f 弁開口部底面、
113a フィルム材、114 第2のインク供給路ユニット、115 弁ユニット、
116 ギアユニット、117 カム部、119 レバー部材、119a レバー回動軸、
119b 第1のレバーアーム部、119c 第2のレバーアーム部、
121 排出ローラ、122 排出ローラ軸、123 弁軸、124 弁軸ガイド、
125 弁ばね、126 シール材、127 バックヨーク、128 磁石、
129 磁石ホルダ、129a ホルダ突起部、130 フレーム部、
130a スリット、130b 磁石ホルダガイド、142 弁、143 記録部、
144 インク供給路、151 基部、152 凹部、153 連結部、
154a 第1の逃げ口、154b 第2の逃げ口、155 第1の貫通開口部、
156 第2の貫通開口部、157 弾性体、160 バルブ装置

Claims (2)

  1. 液体貯留部と、
    液体を被噴射媒体へ向かって吐出する液体噴射ヘッドと、
    前記液体貯留部と液体噴射ヘッドとを連通して液体を供給する複数の液体供給路と、
    前記複数の液体供給路に設けられて該液体供給路の開閉を行うバルブ装置と、を備え、
    該バルブ装置は、
    複数の液体供給路が形成された基体と、
    該基体に各液体供給路毎に形成され、液体が流入する1の貫通開口部と、
    前記基体に各液体供給路毎に形成された第2の貫通開口部と、
    記第1の貫通開口部に対して接離移動することにより該供給路の開閉が可能な複数の弁体と、
    前記第1の貫通開口部における前記弁体側に前記基体と一体に形成され、前記弁体と当接することによって液体の流れを遮断することが可能な弾性体で形成された複数の弁座部とを備え、
    該複数の弁座部は、前記第2の貫通開口部を介して一つの基部と連結しており、該基部は、前記弁体の接離移動の方向において前記弁座部を基準とした前記弁体と反対側に設けられている液体噴射装置。
  2. 請求項1に記載の液体噴射装置において、前記弁体は金属素材であり、前記基体は樹脂素材である液体噴射装置。
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