JP4042578B2 - キャップ移動機構及び液体噴射装置 - Google Patents

キャップ移動機構及び液体噴射装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャップ移動機構及び液体噴射装置に関する。特に本発明は、液体を噴射する液体噴射ヘッドを封止するキャップを移動するキャップ移動機構及び液体を噴射する液体噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液体噴射装置の一例として、インクジェット式記録装置は、記録ヘッドに設けられたノズルからインクを吐出することにより被記録物に印刷する。インクジェット式記録装置は、印刷を休止する場合にノズルを封止するキャップを備え、ノズルが乾燥することを抑える。キャップは、ノズルの清掃時にノズルから吸引されたインクを保持する。キャップをノズルから外すためにキャップを移動させる方法として、キャリッジの移動とは独立してキャップを移動する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−307700号公報(第5−6項、第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、キャップを、キャリッジとは独立して移動する方法の場合、キャップを、ノズルを有するヘッドから外したときに、キャップに残留したインクがキャップからこぼれて周囲を汚染することがあった。
【0005】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできるキャップ移動機構及び液体噴射装置を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0006】
即ち、本発明の第1の形態によると、ターゲットに液体を噴射する液体噴射ヘッドを封止するキャップを移動する機構であって、液体噴射ヘッドを搭載するキャリッジの走査方向と交差する方向に、キャリッジとは独立して移動することにより液体噴射ヘッドを封止するキャップと、キャリッジの走査軌道上に設けられ、キャリッジと係合してキャリッジに押圧されることによりキャップをキャリッジの走査方向へ移動する係合部と、キャリッジの走査方向において係合部が押圧される方向と反対の方向にキャップを付勢する付勢部と、係合部がキャリッジに押圧されていないときに付勢部により閉じるバルブとを備え、バルブは、キャップが液体噴射ヘッドを封止しているときに係合部がキャリッジに押圧されたことによりキャップがキャリッジの走査方向に移動した場合に、キャップを大気開放することを特徴とする。キャップがキャリッジと独立して移動する機構において、液体噴射ヘッドをキャップで封止した状態でキャップを大気開放した後に、インクをキャップから除去するので、キャップを液体噴射ヘッドから外したときにキャップからインクがこぼれることを防ぐことができる。また、付勢部を備えることにより、キャップからインクを除去した後で、キャップを待機場所に付勢して戻すとともにバルブを閉じることができる。更に、バルブは、キャップが液体噴射ヘッドを封止しているときにキャップを大気開放することが好ましい。液体噴射ヘッドがキャップにより封止されているので、キャップからインクを除去するときに、キャップからインクがこぼれることを防ぐことができる。
【0008】
また、バルブは、大気に開放された大気管と、大気管を開放又は封止する弁部と、弁部と連結され、キャリッジの走査方向に摺動することにより弁部を駆動するバルブ開閉ロッドとを有することが好ましい。バルブが、大気管、弁部、及びバルブ開閉ロッドを有するので、バルブ開閉ロッドをキャリッジの走査方向へ摺動することによりキャップを大気開放することができる。
【0009】
更に、バルブは、キャップに設けられ、キャップがキャリッジの走査方向へ摺動した場合に、キャップと共にキャリッジの走査方向へ移動することが好ましい。これにより、キャップがキャリッジの走査方向へ摺動した場合に、バルブのバルブ開閉ロッドがキャリッジの走査方向へ摺動してキャップを大気開放することができる。更に、キャップ移動機構は、バルブがキャリッジの走査方向へ移動した場合に、バルブ開閉ロッドを押圧して弁部を駆動する押圧部を更に備えることが好ましい。これにより、バルブのバルブ開閉ロッドがキャリッジの走査方向へ摺動したときに、押圧部によりバルブ開閉ロッドを押圧してキャップを大気開放することができる。
【0010】
本発明の第2の形態によると、ターゲットに液体を噴射する液体噴射装置であって、ターゲットに液体を噴射する液体噴射ヘッドと、液体噴射ヘッドを搭載するキャリッジの走査方向と交差する方向に、キャリッジとは独立して移動することにより液体噴射ヘッドを封止するキャップと、キャリッジの走査軌道上に設けられ、キャリッジと係合してキャリッジに押圧されることによりキャップをキャリッジの走査方向へ移動する係合部と、キャリッジの走査方向において係合部が押圧される方向と反対の方向にキャップを付勢する付勢部と、係合部がキャリッジに押圧されていないときに付勢部により閉じるバルブとを備え、バルブは、キャップが液体噴射ヘッドを封止しているときに係合部がキャリッジに押圧されたことによりキャップがキャリッジの走査方向に移動した場合に、キャップを大気開放する。キャップがキャリッジと独立して移動する機構を有する液体噴射装置において、液体噴射ヘッドをキャップで封止した状態でキャップを大気開放してインクをキャップから除去するので、キャップを液体噴射ヘッドから外したときにキャップからインクがこぼれることを防ぐことができる。
【0011】
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0013】
図1は、インクジェット式記録装置10の斜視図である。本実施形態のインクジェット式記録装置10は、キャップをキャリッジとは独立して移動する機構を備え、キャップをキャリッジから外したときに、キャップに保持されたインクがキャップからこぼれることを防ぐことができる液体噴射装置を提供することを目的とする。ここで、インクジェット式記録装置10は、液体噴射装置の一例である。また、インクジェット式記録装置10の記録ヘッドは、液体噴射装置の液体噴射ヘッドの一例である。記録ヘッドに設けられる吐出口は、液体噴射ヘッドの噴射口の一例である。また、被記録物11は、ターゲットの一例である。
【0014】
しかしながら、本実施形態はインクジェット式記録装置に限られない。液体噴射装置の他の例としては、液晶ディスプレイのカラーフィルタを製造するカラーフィルタ製造装置がある。この場合、カラーフィルタ製造装置の色材噴射ヘッドは、液体噴射ヘッドの一例である。液体噴射装置のさらに他の例としては、有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の電極を形成する電極形成装置がある。この場合、電極形成装置の電極材(電導ペースト)噴射ヘッドは、液体噴射ヘッドの一例である。液体噴射装置のさらに他の例としては、バイオチップを製造するバイオチップ製造装置がある。この場合、バイオチップ製造装置の生体有機物噴射ヘッドおよび精密ピペットしての試料噴射ヘッドは、液体噴射ヘッドの一例である。本発明の液体噴射装置は、産業用途を有するその他の液体噴射装置も含む。
【0015】
インクジェット式記録装置10は、印刷部40、クリーニング機構161、及びプラテン20を備える。印刷部40は、インクカートリッジを載置するキャリッジ42、キャリッジ42の被記録物11に対向する面に設けられた記録ヘッド44、キャリッジ42に設けられた係合部46、及び係合部46に係合し、キャリッジ42を給送方向に対して略垂直な方向にスライド可能に支持するガイド48を有する。なお、記録ヘッド44は、被記録物11の給送方向に沿って配列された複数の吐出口を有する。印刷部40は、更にタイミングベルト402、キャリッジモータ404、ブラックインクカートリッジ406及びカラーインクカートリッジ408を有する。
【0016】
キャリッジモータ404がタイミングベルト402を駆動することにより、キャリッジ42は、ガイド軸48に案内されて被記録物11の給送方向に対し略直角の走査方向に往復移動する。キャリッジ42の被記録物11に対向する側には、ブラックインク用吐出口及びカラーインク用吐出口を含む記録ヘッド44が搭載される。キャリッジ42の上部には、記録ヘッド44にインクを供給するブラックインクカートリッジ406及びカラーインクカートリッジ408が着脱可能に装着されている。プラテン20は、被記録物11を印刷部40へ給送し、印刷された被記録物11に排出方向の動力を伝える。
【0017】
クリーニング機構161は、記録ヘッド44を清掃する。クリーニング機構161は、記録ヘッド44のノズル形成面を払拭するワイパ80及び記録ヘッド44から排出されたインクを搬送するインク搬送部70を備える。インク搬送部70は、記録ヘッド44の吐出口を封止するキャップ72と、吐出口がキャップ72に吐出したインクを搬送するチューブ75と、チューブの一部を弾性変形させ、チューブ内部のインクを搬送するポンプ76と、ポンプ76が搬送したインクを蓄積する廃液ボックス79とをインクの搬送方向においてこの順に有する。インク搬送部70は、印刷領域(被記録物11の給送経路)外の非印刷領域(ホームポジション)に配置されている。ワイパ80は、弾性を有しており、キャップ72の印刷領域側の端部近傍に配置される。キャップ72は、モータ410により駆動される。
【0018】
以上の構成において、インクジェット式記録装置10が印刷を行わない場合に、キャリッジ42は、印刷領域から非印刷領域へ移動する。キャリッジ42に設けられた記録ヘッド44がキャップ72の直上に移動してきた場合に、キャップ72は、キャリッジ42側に上昇し、記録ヘッド44の吐出口を有する面を封止する。ここで、この封止状態において、ポンプ76が、記録ヘッド44とキャップ72により形成される内部空間の空気を吸引することにより、記録ヘッド44の吐出口からインクが強制的に吸引排出され、吐出口のクリーニングを行うことができる。
【0019】
更に、キャップ72は、記録ヘッド44の吐出口を有する面を封止することにより、吐出口の乾燥を抑えることができる。また、キャップ72は、記録ヘッド44からインク滴を空吐出させるフラッシング時に、空吐出されたインクを受け取る。このフラッシングは、印刷とは関係のない駆動信号を記録ヘッド44に印加して行い、印刷に使用されないノズル部の乾燥を防ぐ。キャリッジ42は、非印刷領域から印刷領域に戻る場合、キャップ72から離脱する。ワイパ80は、記録ヘッド44のノズル形成面のインクを払拭する。
【0020】
図2は、クリーニング機構161の外観の斜視図を示す。図2に示すクリーニング機構161では、キャップ72は、鉛直方向に対して斜めに設置されている。更に、クリーニング機構161は、モータ410と直結したモータ軸歯車410a、モータ軸歯車410aと係合する第1歯車412、第1歯車412と係合する第2歯車414、第2歯車414と係合する第3歯車416、及び第3歯車416と係合するキャップ駆動歯車418を有する。モータ軸歯車410a、第1歯車412、第2歯車414、及び第3歯車416は、モータ410の駆動力を、キャップ72を駆動するキャップ駆動歯車418に伝達する。
【0021】
キャップ72が鉛直方向に対して斜めに設置されているので、クリーニング動作終了後に、インクがキャップ72内に保持されている状態で、キャップ72を記録ヘッド44から外すと、キャップ72からインクがこぼれることがある。そこで、本実施形態のクリーニング機構161は、記録ヘッド44がキャップ72で封止されている状態においてキャップ72内に保持されているインクを除去する機構を有する。
【0022】
図3は、クリーニング機構161の内部構成の一例を示す。クリーニング機構161は、キャップ72を駆動するキャップ移動機構170を備える。キャップ移動機構170は、カム軸12、押し上げ部14、歯車群30、バルブ100、押圧部200、係合部202、及び付勢部204を有する。クリーニング機構161は、キャップ駆動歯車418を複数有し、複数のキャップ駆動歯車418は、キャップ駆動軸420により接続される。キャップ駆動歯車418は、キャップ移動機構170を構成する歯車群30の一部に係合し、モータ410の駆動力をキャップ移動機構170に伝達する。
【0023】
キャップ駆動歯車418から伝達されたモータ410の駆動力により歯車群30が回転するので、カム軸12及び押し上げ部14が回転する。カムの形状を有する押し上げ部14は、キャップ72と接触し、回転しながらキャップ72を押し上げることにより、キャップ72を上下動させる。従って、本実施形態のキャップ移動機構170は、記録ヘッド44を搭載するキャリッジ42の走査方向Aと交差する交差方向Bに、キャリッジ42とは独立してキャップ72を移動することにより記録ヘッド44を封止する。
【0024】
係合部202は、キャリッジ42の走査軌道上に設けられ、キャリッジ42と係合してキャリッジ42に押圧されることによりキャップ72をキャリッジ42の走査方向へ移動する。押圧部200は、バルブ100がキャリッジ42の走査方向へ移動した場合に、バルブ100の一部を押圧してバルブ100を開ける。そのため、バルブ100は、係合部202によりキャップ72がキャリッジ42の走査方向へ移動した場合にキャップ72を大気開放する。
【0025】
バルブ100の下部には不図示のポンプが設けられ、キャップ72に保持されたインクを吸引してキャップ72内から除去する。付勢部204は、キャリッジ42の走査方向Aにおいて係合部202が押圧される方向と反対の方向Cにキャップ72を付勢する。従って、キャップ72に保持されたインクが除去された後に、付勢部204によりキャップ72を待機場所へ付勢して戻すとともにバルブ100を閉じることができる。本実施形態では、記録ヘッド44をキャップ72で封止した状態でキャップ72を大気開放することによりキャップ72からインクを除去する。そのため、キャップ72を記録ヘッド44から外したときにキャップ72からインクがこぼれることを防ぐことができる。
【0026】
図4は、係合部202がキャリッジ42に係合したときにおけるクリーニング機構161の側断面を示す。バルブ100は、バルブ100を開閉するためのバルブ開閉ロッド102を有する。図4に示すように、記録ヘッド44がキャップ72により封止されている状態で、キャリッジ42が更にホームポジションへ走査方向Aに移動すると、キャリッジ42の端部が係合部202に係合する。係合部202がキャリッジ42に係合した直後の時点では、キャップ72は走査方向Aへ移動しておらず、押圧部200とバルブ100のバルブ開閉ロッド102との間は離れている。そのため、この時点でバルブ100は、閉じた状態にある。
【0027】
図5は、キャップ72がキャリッジ42の走査方向へ移動したときにおけるクリーニング機構161の側断面を示す。バルブ100は、キャップ72に設けられている。そのため、キャップ72が記録ヘッド44を封止しつつ、係合部202によりキャリッジ42の走査方向へ摺動すると、バルブ100は、キャップ72と共にキャリッジ42の走査方向へ移動する。
【0028】
一方、キャリッジ42の移動によりキャップ72が移動するときに、押圧部200の位置は変化しない。そのため、キャリッジ42が係合部202に係合して走査方向Aへ移動すると、キャップ72のキャリッジ42の走査方向への摺動に伴って、キャップ72に設けられたバルブ100のバルブ開閉ロッド102はキャリッジ42の走査方向へ摺動する。そのため、バルブ開閉ロッド102の先端が押圧部200に接触して押圧部200により押圧される。バルブ開閉ロッド100が押圧されると、バルブ100が開けられるので、キャップ72を大気開放することができる。
【0029】
以上説明したように、バルブ100は、キャップ72が記録ヘッド44を封止しているときにキャップ72を大気開放する。記録ヘッド44がキャップ72により封止された状態でキャップ72を大気開放してキャップ72からキャップ72に保持されたインクを除去するので、キャップ72を記録ヘッド44から外したときにキャップ72からインクがこぼれることを防ぐことができる。
【0030】
クリーニング動作が終了し、キャリッジ42が左方の印刷領域側へと移動すると、キャリッジ42と係合部202との係合が外れる。そのため、付勢部204の付勢力によりキャップ72は、図5の左方へ移動してキャップ72の待機位置に戻る。このように、キャップ移動機構170が付勢部204を有するので、キャップ72からインクを除去した後において、付勢部204によりキャップ72を待機場所に戻すことができる。
【0031】
図6は、バルブ100の一例を示す側断面である。バルブ100は、大気管110、弁部106、連結部104、及びバルブ開閉ロッド102を有する。大気管110は、鉛直下方へ延出し、下端が大気に開放された鉛直部112と、鉛直部112の上端に接続され、走査方向Aのうちの図6左方の印刷領域側に向けて突起した突起部108とを有する。バルブ開閉ロッド102は、連結部104により弁部106と連結され、キャリッジ42の走査方向Aに摺動することにより弁部106を駆動する。
【0032】
弁部106は、水平方向に延出する突起部108を封止することができるように、軸方向が走査方向Aに配された凹形状を有する。弁部106は、走査方向Aに往復移動することにより、突起部108を封止又は大気開放する。そのため、弁部106は、大気管110を開放又は封止することができる。上記のように、弁部106は、連結部104によりバルブ開閉ロッド102に接続されているので、バルブ開閉ロッド102を走査方向Aに往復移動することにより、弁部106を走査方向Aに往復移動してバルブ100を開閉することができる。従って、キャップ72がキャリッジ42の走査方向へ摺動したときに、キャップ72を大気開放することができる。
【0033】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、インクジェット式記録装置10の斜視図である。
【図2】図2は、クリーニング機構161の外観の斜視図を示す。
【図3】図3は、クリーニング機構161の内部構成の一例を示す。
【図4】図4は、クリーニング機構161の側断面を示す。
【図5】図5は、クリーニング機構161の側断面を示す。
【図6】図6は、バルブ100の一例を示す側断面である。
【符号の説明】
10 インクジェット式記録装置、11 被記録物、12 カム軸、14 押し上げ部、20 プラテン、30 歯車群、22 付勢部、40 印刷部、42 キャリッジ、44 記録ヘッド、70 インク搬送部、72 キャップ、75 チューブ、76 ポンプ、79 廃液ボックス、80 ワイパ、100 バルブ、102 バルブ開閉ロッド、104 連結部、106 弁部、108 突起部、110 大気管、112 鉛直部、161 クリーニング機構、170 キャップ移動機構、200 押圧部、202 係合部、204 付勢部、410 モータ、410a モータ軸歯車、412 第1歯車、414 第2歯車、416第3歯車、418 キャップ駆動歯車、420 キャップ駆動軸

Claims (5)

  1. ターゲットに液体を噴射する液体噴射ヘッドを封止するキャップを移動する機構であって、
    前記液体噴射ヘッドを搭載するキャリッジの走査方向と交差する方向に、前記キャリッジとは独立して移動することにより前記液体噴射ヘッドを封止するキャップと、
    前記キャリッジの走査軌道上に設けられ、前記キャリッジと係合して前記キャリッジに押圧されることにより前記キャップを前記キャリッジの走査方向へ移動する係合部と、
    前記キャリッジの走査方向において前記係合部が押圧される方向と反対の方向に前記キャップを付勢する付勢部と、
    前記係合部が前記キャリッジに押圧されていないときに前記付勢部により閉じるバルブと、
    を備え、
    前記バルブは、前記キャップが前記液体噴射ヘッドを封止しているときに前記係合部が前記キャリッジに押圧されたことにより前記キャップが前記キャリッジの走査方向に移動した場合に、前記キャップを大気開放することを特徴とするキャップ移動機構。
  2. 前記バルブは、
    大気に開放された大気管と、
    前記大気管を開放又は封止する弁部と、
    前記弁部と連結され、前記キャリッジの走査方向に摺動することにより前記弁部を駆動するバルブ開閉ロッドと
    を有することを特徴とする請求項1に記載のキャップ移動機構。
  3. 前記バルブは、前記キャップに設けられ、前記キャップが前記キャリッジの走査方向へ摺動した場合に、前記キャップと共に前記キャリッジの走査方向へ移動することを特徴とする請求項2に記載のキャップ移動機構。
  4. 前記バルブが前記キャリッジの走査方向へ移動した場合に、前記バルブ開閉ロッドを押圧して前記弁部を駆動する押圧部を更に備えたことを特徴とする請求項3に記載のキャップ移動機構。
  5. ターゲットに液体を噴射する液体噴射装置であって、
    ターゲットに液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドを搭載するキャリッジの走査方向と交差する方向に、前記キャリッジとは独立して移動することにより前記液体噴射ヘッドを封止するキャップと、
    前記キャリッジの走査軌道上に設けられ、前記キャリッジと係合して前記キャリッジに押圧されることにより前記キャップを前記キャリッジの走査方向へ移動する係合部と、
    前記キャリッジの走査方向において前記係合部が押圧される方向と反対の方向に前記キャップを付勢する付勢部と、
    前記係合部が前記キャリッジに押圧されていないときに前記付勢部により閉じるバルブと、
    を備え、
    前記バルブは、前記キャップが前記液体噴射ヘッドを封止しているときに前記係合部が前記キャリッジに押圧されたことにより前記キャップが前記キャリッジの走査方向に移動した場合に、前記キャップを大気開放することを特徴とする液体噴射装置。
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