JP4661433B2 - 無線送受信機 - Google Patents

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Description

本発明は、無線送受信機に関し、特に、太陽電池を用いて構成されたセンサ内蔵発電装置を備えた無線送受信機に関するものである。
最近、センサで検知した温度や湿度といった情報を無線で飛ばして、これらの情報に基づいて各種対象を制御するシステムが利用されており、センサの情報を無線で送受信する回路(以下、無線送受信機と呼ぶ)の需要が高まっている。無線送受信機は比較的省電力な電子機器であることから、その電源としてはボタン電池が用いられることが多い。しかし最近は、環境問題への配慮から太陽電池のようなクリーンな電源が望まれている。太陽電池の発電効率はそれほど高くないが、送信無線通信ユニットのように微小信号を間欠的に送受信し、あまりエネルギーを必要としない用途には好適である。
図7は、従来の無線送受信機の一般的な回路構成を示すブロック図である。
図7に示すように、この無線送受信機600は、アンテナ601、RF回路602、ベースバンド回路603、送受信データ処理回路604、光センサや温度センサを含むセンサ回路605、電源駆動回路606及び電源607で構成されている。光センサや温度センサより得られたセンサ出力は、送受信データ処理回路604、ベースバンド回路603、RF回路602の順に処理されて、チップアンテナ601を介して無線で送信される。なお、各回路には電源607からの電力が電源駆動回路606を介して供給される。このように、無線送受信機600は、センサ出力をホストに送信するだけの場合もあるし、ホストからの制御信号を受信して種々の動作を行うといった応用もある。
図8及び9は、従来の無線送受信機の構成の一例を示す外観斜視図であり、図8はシールドケースがない状態、図9はシールドケースを取り付けた状態を示している。
図8に示すように、この無線送受信機700は、プリント基板610上に実装された各種電子部品で構成され、これにより、上述のRF回路602、ベースバンド回路603、送受信データ処理回路604、センサ回路605及び電源駆動回路606が構成されている。RF回路602にはアンテナ601としてのチップアンテナ611が含まれており、センサ回路605には光センサ605aや温度センサ605bが含まれている。また、電源607としては太陽電池パネル612が使用される。太陽電池パネル612はDCケーブル613を介して無線送受信機本体、詳細にはプリント基板610上のDCコネクタ614に接続される。図9に示すように、これらの各種電子部品はシールドケース615によって電磁的にシールドされ、物理的にも保護されるが、チップアンテナ611及び光センサ605aについては、ともに正しく動作するようにシールドケース615の外部に露出している。
図10は、従来の無線送受信機の他の例を示す外観斜視図であり、シールドケースを取り付けた状態を示している。
図10に示すように、この無線送受信機800では、チップアンテナ611の代わりに外部アンテナ616を用い、外部アンテナ616をプリント基板610上の同軸コネクタ617に同軸ケーブル618を介して接続している。その他の構成は上述の無線送受信機600と同様である。以上のような構成を有する場合には、チップアンテナによってプリント基板上の実装領域が広範囲に占有されることがなく、プリント基板上の実装領域の有効利用を図ることができる。
その他にも、イメージセンサと太陽電池とを一体に集積された半導体装置や、回路にエネルギーを供給するための太陽電池を搭載した物理量センサや、積雪・融雪検知用センサが組み込まれた太陽電池モジュールなど、本発明に関連する従来技術としては種々のものが存在している。(特許文献1乃至5参照)。
特開平10−242443号公報 特開平6−42983号公報 特開平10−273955号公報 特開平5−55886号公報 特開2002−373993号公報
図8及び9に示した従来の無線送受信機700は、太陽電池パネルと無線送受信機本体とが別体であるため、太陽電池パネルを含めた無線送受信機全体が大型化するという問題がある。また、光センサや温度センサといったセンサ素子が無線送受信機本体のプリント基板上に実装されているため、プリント基板全体をシールドしつつセンサを露出させるためには、シールドケースの一部を切り欠くといった手間も必要となる。
したがって、本発明の目的は、太陽電池パネルとセンサとが容易に一体化されたセンサ内蔵発電装置を備えた無線送受信機を提供することにある。
本発明の上記目的は、太陽電池パネルと、前記太陽電池パネルと一体的に形成された送受信回路部と、前記太陽電池パネル内に組み込まれたセンサとを少なくとも備え、前記太陽電池パネルは、支持基板と、前記支持基板の表面に形成された下地電極と、前記下地電極上に形成された発電層と、前記発電層上に形成された透明電極とを備え、前記センサは光センサ及び温度センサを含み、前記光センサ及び前記温度センサはいずれも、前記支持基板の表面に形成された前記下地電極と、前記下地電極上に形成された前記発電層と同一構造を有するセンサ層と、前記センサ層上に形成された前記透明電極と、前記透明電極上に形成されたリード電極とを少なくとも備え、前記温度センサは、前記センサ層への光の入射を遮断する遮光手段をさらに備え、前記送受信回路部は、前記支持基板の裏面に形成され、前記太陽電池パネルの前記下地電極を接地面として使用しており、前記太陽電池パネルから得られる直流電力によって駆動され、前記光センサ及び前記温度センサの出力を無線送信することを特徴とする無線送受信機によって達成される。ここに、「送受信」とは、送信若しくは受信又は送信及び受信の両方という意味であり、送信及び受信の両方のみならず、送信のみの場合や受信のみの場合も含まれる。
本発明において、太陽電池パネル内に組み込まれたセンサは、光センサ、およびセンサ層への光の入射を遮断する遮光手段をさらに備えることにより構成された温度センサである。これらのセンサであれば、太陽電池パネルの製造プロセスをそのまま利用して形成することができるため、太陽電池パネルとセンサとの一体化がきわめて容易である。
本発明において、送受信回路部は、太陽電池パネルから得られる直流電力によって駆動され、センサの出力を送信する。これによれば、無線送受信機の主要部である送受信回路部と太陽電池パネルとが一体化しているので、太陽電池パネルと送受信回路部の回路基板とをそれぞれ別個に用意する場合に比べて無線送受信機全体の大幅な小型軽量化を図ることができる。さらに、太陽電池パネルの一方の出力電極を送受信回路部の接地面として使用し、当該接地面の周辺に送受信回路部が構成されているので、太陽電池と送受信回路部との電気的な干渉を抑えることができる。



本発明においては、太陽電池パネル自身がセンサとして機能してもよい。このような構成であれば、独立したセンサ素子が不要となるため、センサを太陽電池パネルから切り離す必要がなくなり、製造プロセスをさらに容易にすることができる。
本発明によれば、太陽電池パネルが太陽光を受けて発電するので、これを無線送受信機の電源として用いた場合には、無線送受信機に対して所定の電源電力を供給することができる。したがって、無線送受信機を駆動するためのボタン電池が不要となり、電池の寿命がくるたびに交換しなければならないという不便さを解消することができる。また、太陽電池パネルとセンサとが一体化しているので、このセンサを無線送受信機に用いた場合には、無線送受信機本体のプリント基板上にセンサを実装する必要がなくなり、無線送受信機の小型軽量化、低背化が可能となる。また、これらのセンサを露出させるためにシールドケースの一部を切り欠くといった手間を省くことも可能となる。また、センサ層が太陽電池パネルの発電層と同一構造を有しており、太陽電池パネルとセンサとが透明電極及び下部電極を共用しているため、センサと太陽電池パネルとを同時に形成することができ、特別な製造プロセスを必要とせずに太陽電池パネル内にセンサを組み込むことができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るセンサ内蔵発電装置の表面側の構成を示す略平面図である。また、図2は、図1のA−A線に沿った断面図であり、図3は、図1のB−B線に沿った断面図である。
図1乃至図3に示すように、このセンサ内蔵発電装置100は、略矩形状の支持基板101と、支持基板101の表面に形成された太陽電池パネル本体102と、太陽電池パネル本体と同一平面上に形成されたセンサ部109とで構成されている。太陽電池パネル本体102は、支持基板101上に形成された下地電極103と、下地電極103上に形成された発電層104と、発電層104上に形成された透明電極105とを備えている。また、太陽電池パネル本体102の右側には、下地電極103に接続されたマイナス側リード電極106が設けられており、太陽電池パネル本体102の左側には、透明電極105に接続された略くし型のプラス側リード電極107が設けられている。そして、太陽電池パネル本体102の全面は保護膜(コーティング樹脂)108で覆われている。
支持基板101は、太陽電池パネル本体102の機械的強度を確保する役割を果たす。支持基板101の材料としては、特に限定されるものではないが、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン、ポリイミド等を用いることができ、可撓性のあるフィルム状の基板を用いることが好ましい。また、高周波特性の良好なアルミナ基板、LTCC(低温焼成セラミック)多層基板、ガラス基板、樹脂基板、樹脂多層基板等を用いることもできる。
下地電極103は、太陽電池パネル本体102のマイナス側の出力電極(接地電極)としての役割を果たすとともに、発電層104を透過した光を反射して発電層104に戻すことで発電効率を向上させる役割も果たす。そのため、下地電極103は「反射電極」とも呼ばれる。特に限定されるものではないが、下地電極の材料としては銀(Ag)やアルミニウム(Al)といった導体を用いることが好ましい。
発電層104は、リン等のN型不純物がドープされたアモルファスシリコン膜(N層)、不純物がドープされていないアモルファスシリコン膜(I層)、ホウ素等のP型不純物がドープされたアモルファスシリコン膜(P層)がこの順で積層された多層膜からなり、I層をP層とN層とで挟み込んだPIN接合構造を有している。そして、本実施形態においては、N層が下地電極103側を向いている。発電層104に光が当たると、I層の価電子帯の電子が励起されて電子とホールのペアが発生し、これらの電子とホールはPIN接合による内部電界に応じてそれぞれN層とP層とに拡散するので、電位差が発生し、電流を取り出すことが可能となる。つまり、発電層が活性化している状態においてN層とP層とを結線した場合には、P層からN層に向けて電流が流れることになる。なお、発電層104は多数のセルで構成されていてもよく、この場合に個々のセルが直列接続されてもよく、あるいは並列接続されてもよい。
透明電極105は、太陽電池パネル本体102のプラス側の出力電極としての役割を果たすとともに、光の入射側の電極としての役割も果たすため、一定の光透過性を有している。透明電極105は発電層から見て光の入射方向に近い(光の入射面側に設けられている)ことから「表面電極」と呼ばれることがある。これに対し、下地電極103は光の入射方向から遠いことから「裏面電極」と呼ばれることがある。透明電極の材料としては、特に限定されるものではないが、二酸化亜鉛(SnO)、酸化インジウム錫(ITO)、酸化シリコン(SiO)等の導体を用いることが好ましい。
本実施形態においては、マイナス側リード電極106の形成領域を確保するため、発電層104及び透明電極105を下地電極103の全面に形成せず、Y方向に沿った右側端部に広めのマージンを持たせて、下地電極103の露出領域を形成している。そして、マイナス側リード電極106は、下地電極103の右側端部の露出領域に形成されており、このマイナス側リード電極106とは反対側に位置するプラス側リード電極107は、透明電極105上の左側端部に形成されている。
本実施形態のセンサ部109は2種類のセンサで構成されている。一つは光センサ109aであり、もう一つは温度センサ109bである。光センサ109a及び温度センサ109bはともに、太陽電池パネル本体102と共通の下地電極103と、この下地電極103上に形成されたセンサ層104Xと、センサ層104X上に形成された透明電極105Xと、透明電極105X上に形成されたリード電極110とで構成されている。さらに温度センサ109bについては、センサ層104Xへの光の入射を遮断する遮光膜111を有している。各々のセンサ層104Xは、太陽電池パネル本体の発電層104と同じくPIN接合構造を有しており、光センサ109aの場合には、センサ層104Xに入射した光の量に応じて得られる電流量から光量を検出する。また、温度センサ109bの場合には、センサ層104Xの温度特性を利用して温度を検出する。
上述の通り、センサ部109の下地電極103は太陽電池パネル本体102と共通しているが、センサ層104X及び透明電極105Xはともに太陽電池パネル本体の発電層104及び透明電極105から分離しており、それぞれ独立した積層体となっている。このようなセンサ部109のセンサ層104X及び透明電極105Xは、太陽電池パネル本体102の発電層104及び透明電極105と同時に形成される。これらはサブトラクティブ法で形成されてもよく、アディティブ法で形成されてもよい。サブトラクティブ法の場合には、下地電極103のほぼ全面にP層、I層、N層をCVD法により順次堆積させ、さらに透明電極材料を堆積させた後、発電層104とセンサ層104Xとをエッチングにより切り離す。アディティブ法の場合には、発電層104及びセンサ層104Xの形成領域以外をマスクした後、P層、I層、N層をCVD法により順次堆積させ、さらに透明電極材料を堆積させた後、マスクを除去する。その後、センサ層104X上の透明電極105Xの表面にリード電極110を形成する。さらに温度センサについては、光の入射によってセンサ出力が直接変化しないよう、センサ層104Xへの光の入射を遮断する遮光膜111が形成される。
以上のような構成を有するセンサ内蔵発電装置100は、通常の太陽電池として動作する。つまり、太陽光を受けて発電し、2つのリード電極106,107間に起電力を発生させるので、所定の電源電力を供給することができる。したがって、これを無線送受信機に用いた場合には、無線送受信機のボタン電池が不要となり、寿命がくるたびにボタン電池を交換しなければならないという不便さを解消することができる。また、太陽電池パネルに光センサや温度センサが組み込まれているので、無線送受信機本体のプリント基板上にこれらのセンサを実装する必要がなくなり、これらのセンサを露出させるためにシールドケースの一部を切り欠くといった手間を省くことも可能となる。また、センサ層104Xが太陽電池パネルの発電層104と同一構造を有しており、太陽電池パネルとセンサとが透明電極及び下部電極を共用しているため、センサと太陽電池パネルとを同時に形成することができ、特別な製造プロセスを必要とせずに太陽電池パネル内にセンサを組み込むことができる。
図4は、本発明の第2の実施形態に係るセンサ内蔵発電装置の裏面側の構成を示す略平面図であり、図5は、図4のC−C線に沿った断面図である。なお、第1の実施形態に係るセンサ内蔵発電装置100と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
図4及び図5に示すように、このセンサ内蔵発電装置200の特徴は、支持基板101の裏面に形成された送受信回路部201を備えている点にある。本実施形態の送受信回路部201は、RF回路202、ベースバンド回路203、送受信データ処理回路204、及び電源駆動回路205で構成されている。これらの回路は、支持基板101の裏面に配線パターン206を形成し、チップコンデンサ207やトランジスタ208といったチップ部品やIC209を実装することにより構成され、IC209がベースバンド回路203や送受信データ処理回路204の主要部を構成している。
特に限定されるものではないが、電源駆動回路205は、図6に示すように、3端子レギュレータ211と、逆流防止保護用ダイオード212と、平滑コンデンサ213とによって構成することができる。電源駆動回路205の入力端子107Xは支持基板101を貫通するビアホール電極214を介して太陽電池パネル本体のプラス側リード電極107に接続される。各回路ブロック間を接続する配線パターン206は、接地面に対して概ね50Ωのインピーダンスをもった伝送線路であるマイクロストリップ線路で構成されており、RF回路202内のマイクロストリップ線路の一部はRFコネクタ215を介して外部アンテナ(図13参照)に接続される。また、各回路ブロックのグランドラインは、支持基板101を貫通するビアホール電極216を介して太陽電池パネル本体の下地電極103に接続されることによって確保される。さらに、図5に示すように、センサ部109の出力信号はリード電極110及びビアホール電極217を介して送受信データ処理回路203に供給される。そして、送受信回路部201の全面は保護膜(コーティング樹脂)108bで覆われている。
本実施形態によれば、送受信回路部201は支持基板101の裏面に設けられており、太陽電池パネルの裏面のほぼ全面を利用して送受信回路部201を構成しているので、太陽電池パネルと送受信回路部とを一体化することができ、太陽電池パネルと送受信回路部の回路基板とをそれぞれ別個に用意する場合に比べて無線送受信機全体の大幅な小型軽量化を図ることができる。また、太陽電池パネルの一方の出力電極である下地電極103を送受信回路部201の接地面として使用し、当該接地面の周辺に送受信回路部201が構成されているので、太陽電池と送受信回路部201との電気的な干渉を抑えることができる。
本発明は、以上の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記各実施形態においては、マイナス側の出力電極である下地電極103を送受信回路部201の接地面として用いる場合について説明したが、透明電極105を送受信回路部201の接地面として用いてもかまわない。下地電極及び透明電極のどちらがマイナス側電極になるかは発電層(PIN層)の向きによることから、透明電極105がマイナス側の出力電極となる場合には、透明電極105を接地面として用いることができる。さらに、上記実施形態では太陽電池の発電層が非晶質(アモルファス)である場合について説明したが、結晶質のシリコンでもよいことは言うまでもない。
また、上記実施形態においては、センサ部として光センサ及び温度センサが一つずつ設けられている場合について説明したが、各センサの数はいくつであってもよく、その形成位置についても自由に決めることが可能である。
また、上記実施形態においては、温度センサ109のセンサ層104Xへの光の入射を遮断する手段として遮光膜111を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばセンサ層104Xに光が入射しないようにその周囲をリード電極で覆ってもよい。すなわち、センサ層104Xへの光の入射を遮断することができればどのような方法であってもかまわない。
また、上記実施形態においては、太陽電池パネルとセンサ素子とが独立して構成されている場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、太陽電池パネル自身をそのままセンサとして利用してもよい。太陽電池パネルは光量によって起電力が変化することから、これを検出することにより光量を求めることが可能である。より正確な測定を行う場合には、時分割制御が有効である。つまり、光量を測定したいときだけ太陽電池パネルを光センサとして利用する。このようにすれば、一定時間内は太陽電池パネル全体が光センサとして機能するので、より正確な光量の測定が可能となる。
また、上記各実施形態においては、無線送受信機が送信及び受信の両機能を備えている場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばセンサ出力を送信する機能のみを備えている場合や、データ表示装置への制御信号を受信する機能のみを備えている場合も含まれる。つまり、本発明において「送受信」とは、送信及び受信の両方又は送信のみ又は受信のみという意味である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るセンサ内蔵発電装置の表面側の構成を示す略平面図である。 図2は、図1のA−A線に沿った断面図である。 図3は、図1のB−B線に沿った断面図である。 図4は、本発明の第2の実施形態に係るセンサ内蔵発電装置の構成を示す略平面図である。 図5は、図4のC−C線に沿った略断面図である。 図6は、電源駆動回路の構成の一例を示す回路図である。 図7は、従来の無線送受信機の一般的な回路構成を示すブロック図である。 図8は、従来の無線送受信機の構成の一例を示す外観斜視図であり、シールドケースがない状態を示している。 図9は、従来の無線送受信機の構成の一例を示す外観斜視図であり、シールドケースを取り付けた状態を示している。 図10は、従来の無線送受信機の他の例を示す外観斜視図であり、シールドケースを取り付けた状態を示している。
符号の説明
100 センサ内蔵発電装置
101 支持基板
102 太陽電池パネル本体
103 下地電極
104 発電層
104X センサ層
105 透明電極
105X 透明電極
106 マイナス側リード電極
107 プラス側リード電極
107X 電源駆動回路の入力端子
109 センサ部
109a 光センサ
109b 温度センサ
110 リード電極
111 遮光膜
200 センサ内蔵発電装置
201 送受信回路部
202 RF回路
203 ベースバンド回路
204 送受信データ処理回路
205 電源駆動回路
206 配線パターン(マイクロストリップ線路)
207 チップコンデンサ
208 トランジスタ
211 3端子レギュレータ
212 逆流防止保護用ダイオード
213 平滑コンデンサ
214 ビアホール電極
215 RFコネクタ
216 ビアホール電極
217 ビアホール電極
600 無線送受信機
601 アンテナ
602 RF回路
603 ベースバンド回路
604 送受信データ処理回路
605 センサ回路
605a 光センサ
605b 温度センサ
606 電源駆動回路
607 電源
610 プリント基板
611 チップアンテナ
612 太陽電池パネル
613 DCケーブル
614 DCコネクタ
615 シールドケース
616 外部アンテナ
617 同軸コネクタ
618 同軸ケーブル
700 無線送受信機
800 無線送受信機

Claims (1)

  1. 太陽電池パネルと、前記太陽電池パネルと一体的に形成された送受信回路部と、前記太陽電池パネル内に組み込まれたセンサとを少なくとも備え、
    前記太陽電池パネルは、支持基板と、前記支持基板の表面に形成された下地電極と、前記下地電極上に形成された発電層と、前記発電層上に形成された透明電極とを備え、
    前記センサは光センサ及び温度センサを含み、
    前記光センサ及び前記温度センサはいずれも、前記支持基板の表面に形成された前記下地電極と、前記下地電極上に形成された前記発電層と同一構造を有するセンサ層と、前記センサ層上に形成された前記透明電極と、前記透明電極上に形成されたリード電極とを少なくとも備え、
    前記温度センサは、前記センサ層への光の入射を遮断する遮光手段をさらに備え
    前記送受信回路部は、前記支持基板の裏面に形成され、前記太陽電池パネルの前記下地電極を接地面として使用しており、前記太陽電池パネルから得られる直流電力によって駆動され、前記光センサ及び前記温度センサの出力を無線送信することを特徴とする無線送受信機
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