JP4661021B2 - 太陽電池モジュール、太陽電池モジュールの設置構造、及びその設置構造を有した発電機能付き屋根 - Google Patents

太陽電池モジュール、太陽電池モジュールの設置構造、及びその設置構造を有した発電機能付き屋根 Download PDF

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Description

技術分野
本発明は、太陽光発電システムに好適な太陽電池モジュール、これを屋根本体上に設置する際の設置構造、及びその設置構造を有した発電機能付き屋根、並びに太陽電池モジュールを屋根本体上に設置する際の設置方法に関する。
背景技術
電気エネルギーを得る手段の1つとして太陽電池を備えた太陽電池モジュールが知られており、この太陽電池モジュールは建物の屋根などの太陽エネルギーを受け易い場所に設置されることが多い。
太陽電池モジュールは、それ自体を屋根パネルとして利用することが考えられており、その場合、上記太陽電池モジュールを建物の屋根本体の下地材上に葺くことで、発電機能付き屋根が構成される。
これら太陽電池モジュールの太陽光発電システムは、例えば第17図に示すように、所定個数の太陽電池モジュール101、・・・をその裏面側出力部104を介して互いに直列接続し、且つ当該直列接続の始端及び末端に位置する各太陽電池モジュールをそれぞれ屋内へ延びる引込みケーブル108、108に接続してなる直列一系統を多数連設し、屋内のインバータを通じて商用電力系統と連系して、屋内の電気配線に供給するシステムが一般的である。
ところで、屋根本体上に太陽電池モジュールを葺設する場合、隣り合う太陽電池のパネルの隙間から裏面側へ雨水が浸入しない液密構造を実現し、且つ、その施工が容易であることが要求されるが、従来の施工方法によれば、太陽電池モジュールを屋根パネルとして利用する場合、軒と棟とに沿う屋根の上下方向に対して交差する幅方向においては、隣り合う太陽電池モジュールの端部間にシール部材を設けながら葺くということが行われていた。
しかしながら、このようにして隣り合う太陽電池モジュールの端部間にシール部材を設けながら屋根パネルを葺くようにすると、その施工に手間が掛かるばかりか、シール部材が劣化し易いために防水状態が早期に損われ易いということがあった。
また、野地板上に下地シートを設けた屋根本体上に直接敷設される建材一体型の太陽電池モジュールは、特に裏面側に雨水が浸入しないよう雨仕舞を考慮して敷設されているが、屋根上の激しい寒暖差に適応するため、各部材の熱膨張を考慮して各モジュールの間、例えば隣り合う太陽電池や支持台の間には2mm程度の隙間が設定されることが好ましい。
したがって、風雨の激しい状況下では、前記隙間やシールの劣化部分から大量の雨水が浸入する可能性があり、このようにして浸入した雨水は太陽電池モジュールの裏面側において様々なトラブルを引き起こす原因となる。例えば屋根本体上における雨水の長期の滞留により当該箇所で屋内への漏水が生じたり、漏電や、滞留した湿気が太陽電池モジュールの故障原因になる可能性もあった。
発明の開示
本発明の提供する太陽電池モジュールは、屋根材を構成する太陽電池と、該太陽電池の裏面側の軒側端部に設けられ、該太陽電池を屋根本体に固定する支持台とを備え、屋根本体上において複数が互いに隣接配置される一の太陽電池モジュールであって、前記支持台に、軒側に隣接配置される太陽電池モジュールの太陽電池の棟側端部を受け入れる取付け溝を形成するとともに、太陽電池モジュールの左右一側端に、棟側から軒側に沿って延びる凹部を形成し、太陽電池モジュールの他側端に、前記凹部に入り込む形状の突出部を形成し、前記突出部に、側方に隣接配置される太陽電池モジュールの対応する凹部に挿入された状態で、この突出部の上面に浸入した雨水が下面側に回り込むのを阻止する防水手段を設けたことを特徴としている。
前記凹部は、好ましくは太陽電池とその下面側に設けられる裏受け用の断熱支持材との間に形成される。
具体的には、前記太陽電池モジュールは、屋根材を構成する太陽電池と、太陽電池の下面にその上面を接合して設けられる取付け部材と、弾性材料より形成され、前記取付け部材の下面にその上面を接合して設けられる裏受け用の断熱支持材と、前記取付け部材の下面の軒側端部に設けられ、前記太陽電池を屋根本体に固定する支持台とを備え、屋根本体上において複数が互いに隣接配置される一の太陽電池モジュールであって、前記支持台に、軒側に隣接配置される太陽電池モジュールの太陽電池の棟側端部を受け入れる取付け溝を形成するとともに、太陽電池モジュールの左右一側端には、前記取付け部材の一側端が臨む空隙であって、前記太陽電池の下面と断熱支持材の上面との間を棟側から軒側に沿って延びる空隙により凹部を形成し、太陽電池モジュールの他側端には、前記取付け部材の他側端となる部位であって、前記太陽電池及び断熱支持材よりも外方に突出する部位により前記凹部に入り込む形状の突出部を形成し、前記突出部には、側方に隣接配置される太陽電池モジュールの対応する凹部に挿入された状態で、この突出部の上面に浸入した雨水が下面側に回り込むのを阻止する防水手段を設けたことを特徴とする。
このような本発明の太陽電池モジュールでは、前記突出部が凹部に挿入されることで、互いに隣接配置された太陽電池モジュールの隙間等から雨水が浸入しても、前記突出部の防水手段により当該取付け部材の下面側、すなわちモジュールの裏面側への雨水の回り込みが防止される。
したがって、左右幅方向に隣り合う屋根パネルの液密構造が確保され、モジュール間の雨仕舞いを実現できるばかりか、隣り合うモジュールの端部間にシール部材を設ける工程が省略でき、組立作業が容易となる。
前記防水手段は、好ましくは、前記取付け部材の突出端部を他の部分よりも上面側に高くした樋構造からなり、隣り合う一対の太陽電池の左右幅方向の接合面間から雨水が入り込んでも、その雨水は、前記樋構造によってモジュール裏面側への回り込みを阻止され、当該上面に形成される通水溝に沿って軒側へ通水され、軒側に隣接配置される太陽電池モジュールの上面へスムーズに排出されることになる。
特に、前記防水手段が、前記取付け部材の突出端部を上面側にほぼU字状に折り曲げて前記樋構造を形成したものでは、前記雨水の回り込みを阻止する機能がより向上する。
また、前記支持台の屋根本体に面する底部に、複数の下駄材(嵩上げ材)を配設し、且つ各下駄材の厚みは、当該太陽電池モジュールを屋根本体のケラバ下地水切り上側に覆設するとき、これら下駄材で浮かされた支持台の底部が前記ケラバ下地水切りの返し部をつぶさないよう設定されているものでは、屋根本体上のケラバ下地水切りの上側に当該太陽電池モジュールを覆設する場合であっても、雨水を止水する返し部を潰すことなく、当該ケラバ下地水切りの通水部を通じて雨水をスムーズに排出させ、その機能を維持させることができる。
下駄材の厚みは、一般的なケラバ下地水切りにおける返し部の高さを考慮して、好ましくは4〜5mmに設定される。
弾性を有する下駄材を、支持台の底部に穿設したネジ孔の開口部を覆う位置に設けた場合には、前記下駄材が当該支持台を取付けネジや釘で屋根本体に固定する際、支持台の底部、ネジ孔、および屋根本体の下地シートと密着する防水シール材として機能し、従来から施工時に必要であった固定部のコーキング処理を省略できる。
下駄材は、硬質の成形体でも使用することが出来るが、弾性を有する成形体であることが好ましく、段差を介した厚肉部を設け、該厚肉部にネジ孔の開口部を位置させた場合には、屋根本体い支持台を固定する際、これら厚肉部が屋根本体に圧着し、当該部位の面圧を増加させることで、防水シール性がより向上する。
下駄材は、EPDM(エチレンプロピレンジエン共重合体)或いはクロロプレンからなるものが好ましく、JISA硬度で50〜70であることが好ましい。
また、これら下駄材は、異型押出し成形品であることが好ましい。
特に、下駄材の底面における棟側の先端部位を滑面となしたものでは、各下駄材が支持台から外れることなく、下地シート上をスムーズに滑動し、当該太陽電池モジュールの軒側端部を前記支持台の取付け溝にスムーズに嵌め込むことが可能となり、施工効率の低下が防止される。この場合、下駄材の先端部位に表面の滑り性がよい片面粘着テープを張り付け、且つ、当該粘着テープの連続した残部を支持台に張り付けてなるものが好ましく、このような片面粘着テープとして、例えば表面に蝋引きがある片面粘着テープが好適である。
また、本発明は、屋根本体上において複数の太陽電池モジュールを配列設置してなる太陽電池モジュールの設置構造であって、各太陽電池モジュールが、屋根材を構成する太陽電池と、該太陽電池の裏面側の軒側端部に設けられ、該太陽電池を屋根本体に固定する支持台とを備え、前記支持台に、軒側に隣接配置される太陽電池モジュールの太陽電池の棟側端部を受け入れる取付け溝を形成するとともに、太陽電池モジュールの左右一側端には、棟側から軒側に沿って延びる凹部を形成し、太陽電池モジュールの他側端には、前記凹部に入り込む形状の突出部を形成し、前記突出部には、側方に隣接配置される太陽電池モジュールの対応する凹部に挿入された状態で、この突出部の上面に浸入した雨水が下面側に回り込むのを阻止する防水手段を設けてなり、所定の長さに形成され、前記軒側に隣接配置される太陽電池モジュールの太陽電池の棟側端部に冠着されるガスケットを、前記支持台の取付け溝の内部に装着し、左右側方に互いに隣接配置される各太陽電池モジュールのガスケットにおける隣り合う端部の継ぎ目の部分を、これら太陽電池モジュールの軒側に隣接配置される太陽電池モジュールの突出部又は前記凹部に挿入される突出部の上面に対応して位置させたことを特徴とする太陽電池モジュールの設置構造をも提供する。
前記凹部は、好ましくは太陽電池とその下面側に設けられる裏受け用の断熱支持材との間に形成される。
より具体的には、屋根本体上において複数の太陽電池モジュールを配列設置してなる太陽電池モジュールの設置構造であって、各太陽電池モジュールが、屋根材を構成する太陽電池と、太陽電池の下面にその上面を接合して設けられる取付け部材と、弾性材料より形成され、前記取付け部材の下面にその上面を接合して設けられる裏受け用の断熱支持材と、前記取付け部材の下面の軒側端部に設けられ、前記太陽電池を屋根本体に固定する支持台とを備え、前記支持台に、軒側に隣接配置される太陽電池モジュールの太陽電池の棟側端部を受け入れる取付け溝を形成するとともに、太陽電池モジュールの左右一側端には、前記取付け部材の一側端が臨む空隙であって、前記太陽電池の下面と断熱支持材の上面との間を棟側から軒側に沿って延びる空隙により凹部を形成し、太陽電池モジュールの他側端には、前記取付け部材の他側端となる部位であって、前記太陽電池及び断熱支持材よりも外方に突出する部位により前記凹部に入り込む形状の突出部を形成し、前記突出部には、側方に隣接配置される太陽電池モジュールの対応する凹部に挿入された状態で、この突出部の上面に浸入した雨水が下面側に回り込むのを阻止する防水手段を設けてなり、所定の長さに形成され、前記軒側に隣接配置される太陽電池モジュールの太陽電池の棟側端部に冠着されるガスケットを、前記支持台の取付け溝の内部に装着し、左右に互いに隣接配置される各太陽電池モジュールのガスケットにおける隣り合う端部の継ぎ目の部分を、これら太陽電池モジュールの軒側に隣接配置される太陽電池モジュールの突出部又は前記凹部に挿入される突出部の上面に対応して位置させたことを特徴とする。
このような本発明の設置構造では、突出部を凹部に挿着することで上述の如く隣り合う各モジュール間の雨仕舞いが確保されるとともに、強い吹き降りに際し、太陽電池の上面を棟側へ流れた雨水がガスケットの継ぎ目から内部(太陽電池の裏面側)に浸入しても、そこから上記突出部の上面に至り、それ以降、前記防水手段により下面側への回り込みが阻止されることになる。
ここで、前記取付け溝における、前記ガスケット端部の継ぎ目の部分が位置する部位に、これら継ぎ目をシールするためのシール部材を設ければ、当該継ぎ目からの雨水の浸入が阻止され、取付け部材の裏面側への雨水の回り込みがより一層確実に防止される。
前記シール部材は、隣り合う双方のガスケット端部によって、これらガスケットの長手方向に沿って圧縮される状態に設けることが好ましく、これによりシール部材とガスケット端部とが密着し、シール性の向上により雨水の浸入がより確実に阻止される。また、このようにシール部材が圧縮状態にあれば、ガスケットが温度変化によって伸縮しても、上記シール部材が弾性的に伸縮するため、シール部材による継ぎ目部分のシール状態が損なわれることなく、隣り合うガスケットの継ぎ目の部分が当該シール部材によって確実にシールされる。
前記ガスケットは、好ましくは、前記取付け溝に予め装着されるシール部材の間に装着され、このガスケットに、軒側に隣接配置される太陽電池モジュールの太陽電池の棟側端部が挿着されることになる。
このように、ガスケットを予め取付け溝に装着した上で、軒側の太陽電池モジュールを組み付けるようにすれば、隣り合うガスケットの端部間にシール部材を幅方向に圧縮させた状態で介在させることが容易となり、特に、前記取付け溝に予め装着されるシール部材の間に、これらシール部材の対向する側面間の間隔よりも大きな長さ寸法のガスケットを湾曲変形させて装着し、両端で前記シール部材をガスケットの長手方向に沿って圧縮してなるものでは、前記ガスケットによりシール部材を確実に圧縮できる。
ここで、左右側方に互いに隣接配置される太陽電池モジュールの両支持台にわたって、当該支持台間の隙間を隠蔽して雨水の浸入を防止する止水手段を設け、これら止水手段により各支持台を連結したことを特徴とする設置構造にあっては、隙間を隠蔽する止水手段により強い吹き降りに際しても太陽電池モジュール裏面側への多量の雨水の浸入が防止され、屋内への漏水や滞留した湿気による太陽電池モジュールの故障等が未然に回避される。
止水手段を、耐久性を有した金属製の構造材である止水金具より構成し、これにより該止水金具を通じて、各太陽電池モジュールの支持台が互いに電気的に接続されるものでは、上記浸水防止の作用効果に加え、施工時や点検時の安全性も向上する。
止水金具は、耐久性を有する金属製の板状構造材から構成し、その長手方向両端部に、それぞれ隣接した支持台に固定されるネジ止め部を設けたものが、浸水防止機能並びに支持台間の電気的接続機能が長期間維持され、取り付け作業も容易となる点で好ましく、特に、一端側のネジ止め部に、支持台に対して長手方向に沿ってスライド可能に仮止めされる長孔を設けるとともに、他端側のネジ止め部に、前記支持台に隣接した支持台において、緩めた取付けネジの軸部を受け入れる平面視Cの字状の開放孔が設けられ、前記開放孔に受け入れた取付けネジにより他端側のネジ止め部が固定された後、前記長孔を有する一端側のネジ止め部が固定されるものでは、前記長孔で一方の支持台に仮止めされた当該止水金具をスライド移動させることで、前記緩めたネジにより他端を隣接した支持台に容易に固定することができ、作業性が著しく向上する。
また、一端側のネジ止め部近傍に、スライド時に作業者の指が係止される係止部を設けてなるものでは、当該止水金具の取り付け、取外しの際の作業性がより向上する。
これら止水金具は、表面をカラー塗装又は化学発色したステンレス板からなり、各ネジ止め部の取付けネジ固定位置にカラー塗装又は化学発色のない通電部を設けたものが好ましい。
また、ネジ止め部が、太陽電池を支持台に固定している取付けネジを用いて固定されるものでは、支持台に新たなネジ孔を設けたり専用の取付けネジを用意する必要がなく、便利である。
各支持台間の電気抵抗は、0.1Ω以下であることが好ましい。
少なくとも1つの支持台を、アース機能を備えた止水金具により大地に接地してなるものでは、上記安全性を確実に維持できる。
尚、上記突出部の防水手段は、好ましくは、前記取付け部材の突出端部を他の部分よりも上面側に高くした樋構造からなり、隣り合う一対の太陽電池の左右幅方向の接合面間から雨水が入り込んでも、また、ガスケットの隣り合う隙間から雨水が入り込んでも、それら雨水は、前記樋構造によってモジュール裏面側への回り込みを阻止され、当該上面に形成される通水溝に沿って軒側へ通水され、軒側に隣接配置される太陽電池モジュールの上面へスムーズに排出されることになる。特に、前記防水手段が、前記取付け部材の突出端部を上面側にほぼU字状に折り曲げて前記樋構造を形成したものでは、前記雨水の回り込みを阻止する機能がより向上する。
前記支持台の屋根本体に面する底部に、複数の下駄材を配設してなり、且つ、各下駄材の厚みは、当該太陽電池モジュールを屋根本体のケラバ下地水切り上側に覆設するとき、これら下駄材で浮かされた支持台の底部が前記ケラバ下地水切りの返し部をつぶさないよう設定してなる設置構造にあっては、ケラバ下地水切りの防水機能が維持され、屋内への漏水や滞留した湿気による太陽電池モジュールの故障が未然に回避され、長期間の発電能力および信頼性が維持される。
また、本発明は、以上説明した太陽電池モジュールの設置構造を有した発電機能付き屋根をも提供する。
このような発電機能付き屋根にあっては、左右側方に隣接する太陽電池モジュールの隙間から浸入した雨水やガスケットの隙間から浸入した雨水が、突出部の上面で阻止され、取付け部材下面側への回り込みが防止され、また、支持台の隙間を隠蔽する止水手段により強い吹き降りに際しても太陽電池モジュール裏面側への多量の雨水の浸入が防止されるため、屋内への漏水や滞留した湿気による太陽電池モジュールの故障等を未然に回避でき、当該屋根の発電能力および信頼性が長期にわたって維持される。また、前記止水金具を用いたものでは、施工や点検作業を安全に行うことができる。
特に、アース機能を備えた止水金具により大地に接地させる場合には、該止水金具の一端をケラバ下地水切りの上側に覆設される太陽電池モジュールの支持台に接続し、且つ、他端を前記ケラバ下地水切りに接続してなるものが、屋根上にアース線を配線する必要がなく、コストを削減できるとともに施工する上でも好ましい。
また、本発明は、屋根本体上において複数の太陽電池モジュールを配列設置してなる太陽電池モジュールの設置方法であって、各太陽電池モジュールは、屋根材を構成する太陽電池と、該太陽電池の裏面側の軒側端部に設けられ、該太陽電池を屋根本体に固定する支持台とを備え、前記支持台に、軒側に隣接配置される太陽電池モジュールの太陽電池の棟側端部を受け入れる取付け溝を形成するとともに、太陽電池モジュールの左右一側端に、棟側から軒側に沿って延びる凹部を形成し、太陽電池モジュールの他側端に、前記凹部に入り込む形状の突出部を形成し、前記突出部に、側方に隣接配置される太陽電池モジュールの対応する凹部に挿入された状態で、この突出部の上面に浸入した雨水が下面側に回り込むのを阻止する防水手段を設けてなり、側方に隣接配置される太陽電池モジュールの両支持台にわたって、当該支持台間の隙間を隠蔽して雨水の浸入を防止する止水手段を設け、この止水手段により各支持台を連結する工程と、既に設置した太陽電池モジュールの支持台における取付け溝の内部に、所定の長さに形成されたガスケットを、長手方向に隣接して配置される各ガスケットの隣り合う端部の継ぎ目の部分が、軒側に隣接配置する太陽電池モジュールの前記突出部又は前記凹部に挿入される突出部の上面に対応して位置するように装着する工程と、軒側に隣接配置する太陽電池モジュールの太陽電池の棟側端部を、前記ガスケットに挿入する工程と、軒側に隣接配置する太陽電池モジュールの前記突出部又は凹部を、その側方に隣接配置される太陽電池モジュールの対応する凹部又は突出部に装着する工程と、を備えたことを特徴とする太陽電池モジュールの設置方法をも提供する。
ここで、前記取付け溝における、前記ガスケット端部の継ぎ目の部分が位置する部位に、これら継ぎ目をシールするためのシール部材を、これらの対向する側面間の間隔を前記ガスケットの長さ寸法よりも小さくして設ける工程を備え、取付け溝内部にガスケットを装着する工程が、当該ガスケットを湾曲変形させ、その両端で前記シール部材をガスケットの長さ方向に沿って圧縮するように装着する工程からなるものが好ましい。
また、前記止水手段が、耐久性を有する金属製の構造材である止水金具より構成され、支持台を連結する工程により、該止水金具を通じて各太陽電池モジュールの支持台が互いに電気的に接続されることが好ましい。
特に、前記止水金具が、一端側のネジ止め部に、支持台に対して長手方向に沿ってスライド可能に仮止めされる長孔を設けるとともに、他端側のネジ止め部に、前記支持台に隣接した支持台において、緩めた取付けネジの軸部を受け入れる平面視Cの字状の開放孔を設けてなり、前記支持台を連結する工程は、前記長孔で一方の支持台に仮止めされた当該止水金具をスライド移動させ、開放孔に受け入れた取付けネジにより他端側のネジ止め部を固定した後、前記長孔を有する一端側のネジ止め部を固定してなることが好ましい。
発明を実施するための最良の形態
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。第1図〜第16図は本発明の代表的な実施形態を示し、図中符号1は太陽電池、2は取付け部材、3は支持台、Mは太陽電池モジュール、Sはその設置構造をそれぞれ示している。
太陽電池モジュールMは、第1図に示すように、屋根材を構成する太陽電池1と、太陽電池の裏面側の軒側端部1bに設けられ、太陽電池1を屋根本体10に固定する支持台3とを備え、独立して屋根本体上に直接葺設可能な建材一体型の太陽電池モジュールである。
これら太陽電池モジュールMは屋根パネルとして利用され、屋根本体10上において、棟側から軒側に向かう前後方向および左右の幅方向に沿って、複数が互いに隣接配置されて発電機能付き屋根Rが構成される。
前記支持台3には、第7図及び第10図に示すように、軒側に隣接配置される太陽電池モジュールの太陽電池の棟側端部1aを受け入れる取付け溝34が形成されており、また、太陽電池モジュールMの左右一側端1cには、第4図(a)に示すように、棟側から軒側に沿って延びる凹部20が形成されている。
また、太陽電池モジュールの他側端1dには、第4図(b)に示すように、前記凹部20に入り込む形状の突出部21が形成されており、更に、前記突出部21には、側方に隣接配置される太陽電池モジュールの対応する凹部20に挿入された状態で、この突出部21の上面21aに浸入した雨水が下面側に回り込むのを阻止する防水手段2aが設けられている。
そして、上記構成を備える各太陽電池モジュールMは、第10図に示すように、棟側に既に固定されている支持台3の取付け溝34に棟側端部を支持され、且つ、太陽電池1の裏面側に固定された自らの支持台3により軒側端部を支持することにより、屋根本体10上に順次固定され、また、第4図(c)に示すように、側方に既に固定された太陽電池モジュールの突出部21を、自らの対応する凹部20に挿着させることで、各太陽電池モジュールM、Mが互いに隣接配置されている。
左右側方に隣接配置される太陽電池モジュールM、M間、特に隣り合う太陽電池の間や、隣り合う支持台の間には、屋根上の激しい寒暖差に適応できるように、各部材の熱膨張を考慮して通常2mm程度の隙間が設定されるが、本発明では、前記突出部21が凹部20に挿入されるため、前記隙間等から雨水が浸入しても、前記突出部の防水手段2aにより当該取付け部材の下面側、すなわちモジュールの裏面側への雨水の回り込みが防止される。
そして、これにより左右幅方向に隣り合う屋根パネルの液密構造が確保され、モジュール間の雨仕舞いを実現できるばかりか、隣り合うモジュールの端部間にシール部材を設けるコーキング工程を省略することができ、屋根上での施工効率を向上できるのである。
また、各太陽電池モジュールMは、太陽電池1の裏面側において出力部4を構成する端子ボックス42を備えており、該端子ボックス42から側方に導出された出力ケーブル41を、既に側方に隣接固定された太陽電池モジュールMから同じく導出されている出力ケーブル41に結線することで互いに直列接続され、当該直列接続の始端或いは終端に位置する太陽電池モジュールMにおいては、始端或いは終端の出力ケーブル41が自らの支持台3に設けられた挿通溝31を通じて屋内から延びる引込みケーブル15に接続されている。
このような配線形態は、従来からの太陽電池モジュールの接続形態と差異はなく、本例では、屋根の側方に向かって直列接続されているが、これ以外に屋根の上下方向に接続したものや、その他太陽電池モジュールの発電能力や屋根本体の形状等に合わせて適宜最適な配線形態が採用される。
第2図に示すように、太陽電池1裏面における端子ボックス42が設置された部位を除く略全面には、ガルバニウム鋼鈑等の板金加工された金属プレート7からなる取付け部材2が、その上面を接合することで覆設されており、この金属プレート7裏面の軒側端部、つまり太陽電池の陽極となるバスバー16側に位置する端部に、前記支持台3が固定されている。
太陽電池1の裏面に、前記取付け部材2としての金属プレート7を接合する手段としては、接着剤や両面粘着テープ等を用いることができ、本例では、第3図に示すように、端子ボックスが突出する部分を囲繞するようにシリコン接着剤23を無端状に連続して設けるとともに、その部分に沿って両面粘着テープ24を設け、更に、太陽電池1の左右及び軒側の端縁に沿ってEPDM発泡体からなる封止テープ25が設けられている。この封止テープは黒色であり、太陽電池1と金属プレート7との間の隙間を閉塞をし、雨水や太陽光線の浸入を阻止することで前記粘着テープ等の光による劣化や雨水の浸入を防止するとともに、内部に設けた白色等の前記粘着テープを見えなくする目隠しとして、太陽電池モジュールの美的外観を維持する機能をも奏するものである。また、太陽電池とともに支持台のガスケットに装着される棟側の端縁には、ガスケットに装着した際の当該端部の嵌合抵抗を保持する弾性スペーサ部材として、好ましくは弾性アクリルスペーサ26が設けられている。
このようにして太陽電池1の裏面に接合される取付け部材2としての金属プレート7は、該太陽電池1の幅寸法と略同じ幅の寸法を有しており、両者が接合することにより、太陽電池の左右一側端には、前記金属プレート7の一側端が臨む空隙であって当該金属プレート7の存在しない凹部20が上下にわたり形成され、且つ、太陽電池1の他側端には、当該金属プレート7の他側端となる部位であって、前記太陽電池1よりも外方に突出する部位により、前記凹部20に入り込む形状の突出部21が同じく上下にわたって形成されている。
すなわち、これら凹部20及び突出部21は、前記金属プレート7を太陽電池1の裏面において前記他側端の側へ所定長さずらして接合したように構成されており、第4図(c)に示すように、側方に隣接配置される太陽電池モジュールの対応する凹部20に突出部21が挿入され、太陽電池1の隣り合う隙間から浸入した雨水を突出部21の上面で確実に受けられることになる。
また、前記突出部21の突出端部には、前記上面で受けた雨水が当該端部より下面側に回り込むのを阻止する防水手段2aとして、当該突出端部を他の部分よりも上面側に高くした樋構造が上下方向にわたって設けられ、例えば、第5図(a)〜(c)に示す構成がある。
第5図(a)は、金属プレート7の突出端部を上面側にほぼU字状に折り曲げてその上面に接合させた接合折り曲げ部73からなる。第5図(b)は、金属プレート7の端部を上面側にほぼU字状に折り曲げるという点では同じであるが、その上面に接合させずに離間させた離間折り曲げ部74からなる。第5図(c)は、金属プレート7の端部上面に所定の厚さのテープ状部材75を接着固定したものである。
何れの構造であっても、これら防水手段により雨水が確実に止水されるのであり、特に、第5図(b)に示す離間折り曲げ部74によれば、金属プレート7の上面からの高さ寸法を大きく取れるため、金属プレート7の上面側の雨水が下面側に流れるのを阻止する効果が大きくなる。なお、本実施形態では、防水手段として第5図(a)に示す接合折り曲げ部73が採用されている。
つまり、防水手段2aは、金属プレート7の幅方向の端部を他の部分よりも上面側に高くする構造であればよく、例えば図示しないが、端部にプレス加工で突条を前後方向に沿って形成するなどしてもよい。
このように防水手段2aを設けることにより、突出部21の基端側で太陽電池1裏面との隙間に介在される上述の封止テープ25と、前記防水手段2aとの間には、当該突出部21の上面により通水溝22が形成され、この通水溝22を通じて雨水が軒側の太陽電池の上面へ確実に排水されることになる。
尚、図示しないが、第4図(a)で示される前記凹部20の空隙に臨む金属プレート7の一側端にも、上記防水手段2aと同様の構造を設けておけば、仮に、前記通水溝22を形成する封止テープ25から、太陽電池1と金属プレート7との間の隙間に雨水が浸入しても、前記一側端から断熱支持材6の裏面側へ雨水が浸入することを未然に阻止できることになる。
また、この金属プレート7の裏面には、第6図にも示すように、前記端子ボックス42を挟む両側方にわたって一体成型された横長な断熱支持材6が、接着剤で接合して固定されている。この断熱支持材6は、本例のように一体成型されたものに何ら限定されず、例えば端子ボックス42を挟む両側方に、互いに独立した一対の断熱支持材を設けることなど、適宜太陽電池1の裏面側に別体構成された複数の断熱支持材を設けることができる。
前記断熱支持材6は、太陽電池1の幅寸法と略同じ幅の寸法を有し、側端面がそれぞれ太陽電池1と略面一となるよう固定されている。これにより前記凹部20は、第4図(a)〜(c)で示したように、金属プレート7の一側端が臨む空隙であって、太陽電池1の下面と断熱支持材6の上面との間を棟側から軒側に沿って延びる空隙により形成され、前記突出部21は、金属プレート7の他端側において、太陽電池1及び断熱支持材6よりも外方に突出する部位により形成されている。
尚、変形例として、断熱支持材が、太陽電池モジュールの一方の側方、好ましくは前記凹部が形成される一側端に突出する凸部を有し、且つ他側端には、この凸部に対応する凹部を形成し、互いに段部を介して接合するように構成してなるものでは、屋根本体上において隣接配置した際、前記凸部と凹部の嵌合によって、これらの接合面が、太陽電池モジュールの幅方向に対して複数回にわたって蛇行する迂回路を構成し、上述の突出部21上面の通水溝22から仮に雨水が漏れても、前記迂回路に導かれるため、モジュール裏面側への雨水の回り込みを困難ならしめる効果を奏する。
太陽電池1は、結晶シリコン型、多結晶シリコン型、非晶質シリコン型(アモルファス型)の半導体の何れのものも使用可能であり、何ら限定されるものではないが、多結晶型、アモルファス型等の薄膜光電変換装置が好ましく、中でもアモルファス型や、アモルファス型と多結晶型を重ね合わせたタンデム型あるいはハイブリッド型と呼ばれている形式がより好ましい。
また、その形状も矩形その他の方形、多角形など、屋根本体の形状や全体の意匠に合わせて適宜な形状が採用できるが、本例では、一例として、表面に位置する450mm×900mm程度の横長な矩形状のガラス基板裏面に、酸化スズ等の透明電極層、光半導体層、及び金属等の裏面電極層を順次形成し、これら各層をレーザ加工等でパターニングすることで発電部、配線部が形成された太陽電池素子を構成した後、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)などの充填材やテドラーフィルム等で前記素子形成面側を封止保護して、薄膜系の太陽電池が構成されている。即ち、ガラス基板の長手方向に沿う複数のセルがその長手方向と直交する前後方向に所定間隔で形成されているとともに、前後方向前端側には陽極側のバスバー16が設けられ、後端側には陰極側のバスバー17が設けられている。
なお、前記光半導体層には、非晶質シリコンa−Si、水素化非晶質シリコンa−Si:H、水素化非晶質シリコンカーバイドa−SiC:H、非晶質シリコンナイトライド等のほか、シリコンと炭素、ゲルマニウム、スズなどの他の元素との合金からなる非晶質シリコン系半導体の非晶質あるいは微結晶を、pin型、nip型、ni型、pn型、MIS型、ヘテロ接合型、ホモ接合型、ショットキバリア型あるいはこれらを組み合わせた型などに合成した半導体層が用いられる。
出力部を構成している端子ボックス42は、太陽電池1の裏面側に突設した図示しない出力取出用電極材を受け入れる筐体の内部に、前記電極材と出力ケーブル41、41との間を中継する2本の中継端子を備えており、この中継端子間にはバイパスダイオードが接続され、太陽電池1のセルの一部が影になっているときや夜間などに該モジュールへ逆方向電流が流入することを未然に阻止するためのバイパス回路が形成されている。
端子ボックス42から延出される互いに極性の異なる2本の出力ケーブル41、41は、その外被部分に合成樹脂からなる防水被覆層を有しており、それぞれ太陽電池1の裏面側に固定された端子ボックス筐体の軒側壁部から外部に延出され、その先端にはプラグ又はソケットを内装した同じく防水被覆層を有する防水コネクタが設けられている。
支持台3は、アルミニウムの押し出し成形により太陽電池の幅寸法と略同じ長さ寸法に形成された筒状の一体成形品であり、第7図に示すように、その上部には、金属プレート7裏面の軒側端部に沿って当着する平板状の内向きフランジ32が太陽電池モジュールMの幅方向、即ち長手方向に沿って突出形成され、同じく上部には、前記金属プレート7の軒側端縁を下方に折曲形成してなる折曲部71に穿設された取付けネジ72用の図示しない貫通孔に対応して、外方に開口する螺孔が設けられている。
すなわち当該支持台3は、この取付けネジ72を用いて、前記折曲部71を介し、金属プレート7及び太陽電池1に固定されている。
また、支持台3の上段中程には、長手方向に沿って外方に開口し且つ軒側に隣接配置される太陽電池モジュールMの棟側端部を、その金属プレート7並びに合成樹脂や金属等の弾性材料によって形成された防水用のガスケット38とともに受け入れ咬合する取付け溝34が形成されている。
前記ガスケット38は、太陽電池の幅寸法と略同じ長さ寸法を有し、前記取付け溝34の内部において長手方向にわたり太陽電池の棟側端部1aと金属プレート7を液密状態で受け入れるシール部材であり、シリコーンやポリソブチレン、ブチルゴム系樹脂、EPDM(エチレン−プロピレン樹脂)、アクリル、ABS(アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン樹脂)、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン、PET、ポリ塩化ビニル、その他ポリオレフィン系樹脂等からなるものが好ましい。
一方、支持台3の底部3aには、取付けネジや釘等により当該支持台3を屋根本体10に固定するためのネジ孔33aが複数箇所に穿設される平板状の外向きフランジ33が、同じく長手方向に沿って突出形成され、この外向きフランジ33の下面には、複数の下駄材5が配設されている。
これら下駄材5は、第8図に示すように、当該太陽電池モジュールMを屋根本体縁部のケラバ下地水切り12上側に覆設するとき、これら下駄材により浮かされる外向きフランジ33下面がケラバ下地水切りの返し部12aをつぶさないように、該外向きフランジ33を所定高さ浮かすスペーサとして機能されるものである。その形状および素材を問わないが、好ましくはシリコーンやポリソブチレン、ブチルゴム系樹脂、EPDM、アクリル、ABS、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン、PET、ポリ塩化ビニル、その他ポリオレフィン系樹脂等の硬質或いは弾性を有する成形体が用いられ、より好ましくは、優れた耐久性(耐熱性や耐候性など)が得られるEPDM或いはクロロプレンを用いて成形したJISA硬度50〜70の弾性体が用いられる。
このような下駄材5は、外向きフランジ33に穿設されたネジ孔の開口部を覆う位置に配設されていることで、当該外向きフランジ33を取付け取付けネジ35を用いて下地シート上に固定する際には、外向きフランジ33、ネジ孔、および下地シートと密着する防水シール材として機能し、従来から施工時に必要であった固定部の煩雑なコーキング処理を省略可能ならしめるものである。
また、これら下駄材5は、あらかじめ外向きフランジ33の下面に接着剤等で固定されたものや、屋根本体10に支持台3設置する際、前記下面と下地シート14との間に挟み込むものであってもよいが、より好ましくは、第9図(a)〜(c)に示すように、前記外向きフランジ33の突出端縁をコの字状に嵌合保持する抱持部51と、前記外向きフランジ33の基端側より上方に突出して、当該支持台3の内壁に係止される突出部52とを備え、巾約30mmにカットされた異型押出し成形品からなり、前記抱持部51と突出部52を用いて、外向きフランジ33の前後に挟持させることにより、該フランジにワンタッチで装着され、太陽電池モジュールが屋根上に設置される前から、あらかじめ外向きフランジ33に密着保持されている。
前記下駄材5において、支持台のネジ孔33aの開口部が位置する部位には、段差53を介して厚肉部54が設けられており、屋根本体10に支持台3を固定する際には、これら厚肉部54が屋根本体に圧着し、当該部位の面圧を増加させることで、前述の防水シール性をより向上させている。
また、前記段差53から反対側の突出部52に至る部位には、第7図に示すように、表面蝋引きした片面粘着テープ36が張り付けられ、その残部を支持台の前記内壁に張りつけることで、当該下駄材5が支持台3に安定保持されている。
下駄材5の厚みは、一般的なケラバ下地水切り返し部12aの高さを考慮して、該返し部12aを潰さない程度、すなわち該返し部12aを圧接しないか、圧接しても返し部12aによる止水効果を維持しうるように設定され、好ましくは4〜5mmに設定される。
また、断熱支持材6は、第6図に示すように、端子ボックス42を挟む両側方にわたって連続した横長矩形状の板状本体部60と、該板状本体部60から屋根本体10側に立設配置される互いに独立した複数の扁平な円柱状の脚体61、・・・とが発泡合成樹脂等により一体成型された、弾性体からなる裏受け材であり、太陽電池1の裏面側に面的に固定される板状本体部60により屋内の断熱効果並びにアモルファスシリコン太陽電池を採用した場合のアニール効果が十分発揮され、この板状本体部60と屋根本体側に立設配置した複数の脚体61、・・・とからなる断熱支持材6は、太陽電池1と屋根本体10との間のスペーサとしての緩衝効果も十分に発揮される。
前記複数の脚体61、・・・のうち、適当な位置に存する脚体61には、屋根本体への当接面6bに開口し、且つその深さがケーブル径よりも深く、挿入されたケーブル41を前記開口から突出させることなく収納状態で保持するケーブル保持溝61aが当該脚体61の側方に連通して設けられている。
このケーブル保持溝によれば、各太陽電池モジュールMの出力ケーブル41が収納状態で保持されるため、当該太陽電池モジュールMを屋根本体上に設置する際には、断熱支持材6による出力ケーブル41の挟み込み、すなわち脚体61の当接面6bに出力ケーブル41が挟み込まれるといった不都合が未然に回避されるとともに、該太陽電池モジュールを固定した後に前記出力ケーブル41が再び裏面側に入り込んでしまうといった不測の事態が回避され、優れた作業性が維持されるといった効果を奏し、また、各出力ケーブルがケーブル保持溝61aの内部に下地シートから浮いた状態で保持されるため、出力ケーブル41のブリードが防止され、長期間の発電能力および信頼性が維持されるのである。
このような断熱支持材6は、好ましくはスチレン、プロピレン、エチレン、ウレタン等の単独重合体あるいはそれらを主成分とする共重合体、または前記の単独重合体あるいは共重合体の混合物からなる発泡合成樹脂を用いて一体成形され、中でもスチレン、プロピレン、エチレンの単独重合体あるいはそれらを主成分とする共重合体の発泡合成樹脂がより好ましく、スチレン、プロピレン、エチレンの単独重合体がさらに好ましい。
また、断熱支持材6は太陽電池1の裏面側において人力で容易に外れる程度の強度で固定され、メンテナンス時にこれら断熱支持材6が簡単に外れることで、屋根本体10から太陽電池モジュールMを容易に取り外しできるように構成されている。例えば、接合面積が0.3mの断熱支持材を太陽電池裏面側に固定する場合には、5kg程度の引き剥がし力で太陽電池裏面から簡単に外れるように接着剤を用いて接合されることが好ましい。
これら各太陽電池モジュールMは、上述したように、棟側に既に固定されている支持台の取付け溝34に棟側端部を支持され、且つ、太陽電池1の裏面側に固定された自らの支持台3により軒側端部を支持することにより、屋根本体10上に順次固定されるが、前記棟側端部を支持する取付け溝34には、予め所定長さのガスケット38が装着され、これらガスケット38は、左右側方に互いに隣接配置される各太陽電池モジュールのガスケットにおける隣り合う端部の継ぎ目の部分が、第11図(b)に示すように、軒側に隣接配置される太陽電池モジュールにおける突出部21又は凹部20に挿入される突出部の上面に対応する位置、より詳しくは、突出部21の端部に所定の幅寸法で形成された接合折り曲げ部73よりも内方の通水溝22に対応する位置となるように配設される。
つまり、前記継ぎ目の部分が突出部21と対応しない位置にあると、継ぎ目の部分に到達した雨水はその継ぎ目の部分に沿って太陽電池モジュールの裏面側に流れてしまうことになるが、本例の如く配設することにより、これらガスケットの継ぎ目から浸入した雨水は前記突出部21の上面で受け止められ、当該通水溝22を通じて排水されることになる。
ここで本例では、第12図及び第13図に示すように、前記取付け溝34の内部における、前記ガスケット端部の継ぎ目の部分が位置する部位に、これら継ぎ目をシールするためのシール部材が設けられ、当該継ぎ目からの雨水の浸入自体を阻止し、取付け部材の裏面側への雨水の回り込みをより一層確実に防止している。
このシール部材37には、上記ガスケット38と同じく、シリコーンやポリソブチレン、ブチルゴム系樹脂、EPDM、アクリル、ABS、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン、PET、ポリ塩化ビニル、その他ポリオレフィン系樹脂等からなるものが好ましく、より好ましくは、EPDM発泡テープやシリコン樹脂テープ、ポリイソブチレン(PIB)樹脂テープ等の粘着テープが用いられ、その粘着面が取付け溝34の内面に沿って貼着されるとともに、一端部は、支持台前面の取付け溝34の下方に貼着される。
これらシール部材37は、最初に一端部を取付け溝34の下方に貼着してから、取付け溝内部の下面、背面及び上面の順に接着し、残りの部分を切断する。そうすることにより、取付け溝34内部への貼着を、一端部を保持しながら行なえるから、その作業を確実かつ容易に行なうことが可能となる。
各シール部材37は、第12図に示すように、隣り合う双方のガスケット端部38a、38aによって、これらガスケットの長手方向に沿って圧縮されるように設けられ、これによりガスケットの温度変化による伸縮を許容しつつ、シール部材とガスケット端部との密着状態が常に維持され、シール性を損なうことなく雨水の浸入が阻止される。
ところで、支持台3を用いて各太陽電池モジュールを順次屋根本体上に配列設置した場合、棟側の太陽電池モジュールMと軒側の太陽電池モジュールMとの間において、金属プレート7の折曲部71を固定している支持台3上部が、強い吹降りの場合には軒側の太陽電池モジュール表面を屋根上方に流れた多量の雨水に曝される可能性が多分にあり、当該箇所に設けられた支持台3、3間の隙間からモジュール裏面側に多量の雨水が浸入する恐れがあった。本発明では、これら隙間から浸入した雨水が突出部21の上面の通水溝22を通じて排水されることになるが、これら隙間は可能な限りあらかじめ塞いでおくことがより好ましい。
そこで本実施形態の太陽電池モジュールの設置構造においては、前記折曲部71を支持台3に固定している取付けネジ72を用い、第11図(a)に示すように、隣接する支持台3、3間にこれら隙間を隠蔽する止水手段80として止水金具8が設けられ、これにより隣接する支持台3、3を互いに連結してなる太陽電池モジュールの連結体Pが構成される。
止水金具8は、詳しくは耐久性を有する金属製の板状構造材からなり、第14図(a)〜(c)にも示すように、その長手方向両端部には、それぞれ隣接した支持台の前記取付けネジ72、72により、これら支持台3、3に固定されるネジ止め部8a、8bが備えられ、一端側のネジ止め部8aには、第13図に示すように、当該止水金具8を支持台3に対して長手方向に沿ってスライド可能に仮止めさせるための長孔81が設けられ、且つ、他端側のネジ止め部8bには、前記支持台3に隣接した支持台3において、緩めた取付けネジ72の軸部72aを受け入れる平面視略Cの字形状の開放孔82が設けられ、前記スライド作業にもとづいて前記開放孔82に受け入れた取付けネジ72で他端側のネジ止め部8bが固定された後、前記長孔81を有する一端側のネジ止め部8aが固定される。
尚、前記長孔81の長さは、支持台3、3間に当該止水金具8を固定した状態で、前記隙間に位置しないように設定される。また、前記ネジ止め部3aの近傍には、スライド時に作業者の指が係止される係止部83が設けられ、狭い部位でのスライド作業並びに取付け作業を容易にしている。
なお、前記止水金具8は、スライド作業により開放孔82に取付けネジの軸部72aを挿入する前から、あらかじめ一端側から他端側沿って屋根の軒側、すなわち隠蔽する隙間から離れる方向に曲げておくことが好ましく、これによれば取付けネジ72、72で固定された際、当該止水金具8を前記隙間により強く密着させ、止水機能を向上させることができるのである。
また、止水金具8は、金属プレート7の折曲部71或いは太陽電池1の表面の色と近似した色であると、止水金具8が取り付けられていることがわかりにくく、外観上好ましい。
さらに詳しくは、止水金具8は、表面をカラー塗装又は化学発色した0.4mm厚のステンレス板からなり、各ネジ止め部8a、8bのネジ固定位置には、それぞれカラー塗装又は化学発色のない通電部80a、80bが設けられている。これら通電部80a、80bは、取付けネジ72、72を通じて当該止水金具8と支持台3、3とを電気的に接続するためのものであり、このような通電部を備えた止水金具8は、カラーステンレス板を用いて金具構造を形成した後、前記ネジ固定位置のみ研磨処理することや、ステンレス板を用いて金具構造を形成した後、前記ネジ固定位置をマスクして全体を塗装することにより実現されている。
止水金具8の形状は、第14図(a)〜(c)に示すものに何ら限定されず、例えば第14図(d)に示すように、長孔81Aの端部側が開放孔82と同じく開放され、支持台3への仮止め作業を容易とした止水金具8Aなども好ましい実施例である。
また、本実施形態においては、止水手段として耐久性を備えた金属製構造材である上記止水金具8が用いられているが、本発明はこれに限らず、導電性を有しない合成樹脂や合成ゴム等からなる部材を用いることもできる。
そして、各太陽電池モジュールを屋根本体上に設置する際には、先ず、第13図に示すように、左右側方に隣接配置される太陽電池モジュールの両支持台3、3にわたって前記止水金具8を設け、この止水金具8により各支持台3、3が連結されるが、この支持台を連結する工程は、前記長孔で一方の支持台に仮止めされた当該止水金具8をスライド移動させ、開放孔に受け入れた取付けネジにより他端側のネジ止め部を固定した後、前記長孔を有する一端側のネジ止め部を固定する。
次に、屋根本体上において幅方向に沿って既に設置された太陽電池モジュールの支持台3、・・・における取付け溝34の内部に、所定の長さに形成されたガスケット38、・・・をそれぞれ装着する。
これらガスケットの隣り合う端部の継ぎ目の部分は、軒側に隣接配置する太陽電池モジュールの前記突出部又は前記凹部に挿入される突出部の上面に対応して位置するように装着され、本例では、これら継ぎ目にシール部材37が挿入される。
これらシール部材37は、ガスケットを装着する前に、工場或いは屋根本体上にて予め取付け溝34の継ぎ目の位置に装着されるが、第12図に示すように、幅方向に複数のモジュールを配置させた際、これらシール部材37の対向する側面間の間隔Lが前記ガスケットの長さ寸法Lよりも小さくなるようにシール部材37の幅又は装着位置が設定され、これら側面間にガスケット38を弾性的に湾曲変形させて装着する。つまり、ガスケットの見かけ上の長さがLよりも短くなるよう湾曲させ、その両端部38a、38aでシール部材37を圧縮しながらガスケット38を取付け溝の内部に装着する。装着後、ガスケット38が直線状に復元すれば、シール部材37が幅方向に圧縮されることになる。
すなわち、太陽電池の棟側端部にガスケットを装着した状態で、その端部を取付け溝34に嵌合させるようにしたのでは、シール部材37が厚さ方向に圧縮されるだけで、隣り合うガスケットの端部間にシール部材37を幅方向に圧縮させた状態で介在させることができないが、予め上記の如く、ガスケット38を取付け溝34に装着するようにしたことで、隣り合うガスケットの端部38a、38a間にシール部材37を幅方向に圧縮された状態で介在させることができるのである。
こうして、屋根本体10上の幅方向に沿って既に設置された太陽電池モジュールの支持台3、・・・における取付け溝34の内部のガスケット38、・・・には、軒側に隣接配置する太陽電池モジュールの太陽電池の棟側端部が液密な状態で挿入される。このように太陽電池モジュールMを棟側から軒側に向って葺くことができると、作業者は屋根の棟側を向いた楽な姿勢で作業を行うことができ、しかも棟側に位置する支持台の取付け溝34に、軒側に位置する太陽電池の棟側端部1aを挿入するだけでよいため、施工も容易に行うことができ、さらには、その接続部分からの雨水の浸入を確実に防止することができる。
尚、このように太陽電池モジュールMの太陽電池の棟側端部1aをガスケット38に挿入する際には、自らの支持台3を屋根本体の下地シート14上で滑らす必要があるが、下地シート14に直接当接する各下駄材5には、その嵌め込み方向の先端側に粘着テープ36が張り付けてあるため、弾性を有する成形体であっても、各下駄材5は支持台3から外れることなく、下地シート14上をスムーズに滑動することができる。したがって、当該太陽電池モジュールMの棟側端部は、前記取付け溝34にスムーズに嵌め込まれ、施工効率の低下が防止されている。このように下駄材5を下地シート14上で下駄材5を滑らす手段としては、上記のような表面蝋引きした粘着テープ36を下駄材5に張り付けておくこと以外に、パラフィン紙を張り付けたり、滑材を表面に付着させたりすることも有効であり、更には、当該下駄材5が付設される外向きフランジ33の下面、或いは下駄材5の下面を、前記フランジの突出端側、或いは下駄材5の抱持部51側に向けて、屋根本体上面に対して上方へ2°程度傾斜させておくことも好ましい実施例である。
ここで、太陽電池の棟側端部1aの上部は面取りされていることが、ガスケット38への装着が容易となる点で好ましい実施例である。
そして、これと同時に、軒側に隣接配置する太陽電池モジュールの前記突出部又は凹部は、その側方に隣接配置される太陽電池モジュールの対応する凹部又は突出部に装着される。
第15図は、屋根側方に向けて隣接配置される各太陽電池モジュールMの支持台3を、上述の止水金具8を用いて互いに電気的に接続した太陽電池モジュールの連結体P、並びにこれを屋根本体上に設けた発電機能付き屋根Rを示す概念図であり、前記止水金具8により横一列が略同電位とされた複数の支持台3、・・・からなる各列は、屋根側縁に設けられたケラバ下地水切り12にそれぞれ前記止水金具を用いて接続されることにより、発電機能付き屋根Rの全ての太陽電池モジュールの支持台が、略同電位とされている。ケラバ下地水切り12への接続は、第16図に示すように、同じく支持台3の取付けネジ72により止水金具1の長孔を備えた一端側が固定され、他端側は、ケラバ下地水切り12を貫通して防腐調整材11の側壁部に固定される取付けネジ13を介して、該ケラバ下地水切り12と電気的に接続されている。
そして、前記ケラバ下地水切り12が屋根頂部等で屋内から延びたアース線に接続されることにより、発電機能付き屋根Rを構成している全ての支持台3、・・・が大地に接地されることになる。本実施例の太陽電池モジュールM及び止水金具8においては、該止水金具8で連結された各支持台間の電気抵抗は0.1Ω程度以下であり、施工或いは点検作業時の安全性が充分に維持されている。
このケラバ下地水切り12の上側に設置される太陽電池モジュールMは、支持台の底部3aに配設した各下駄材5によって返し部12aを潰すことなく設置され、防腐調整材11と当該太陽電池モジュールMの隙間から進入した雨水は、ケラバ下地水切りの通水溝12bを通じて、軒側に向けてスムーズに排水される。なお、このようにケラバ下地水切り12の上側に設置される太陽電池モジュールMは、雨仕舞いの関係上、ケラバ下地水切り12の通水溝12bにネジ孔が位置しないように、当該支持台3の端部より90〜100mm離れた位置にネジ孔が穿設されており、本例では当該ネジ孔の位置に合わせて下駄材5が設けられるが、本発明の下駄材はネジ孔の開口部を覆う位置に設けることに何ら限定されるものではなく、支持台底部のネジ孔が開口していない位置に適宜設けることもでき、このようにして設けた下駄材は、通水を著しく妨げないものであれば、ケラバ下地水切りの通水溝12bの内部に当着するものであってもよい。
尚、本実施形態では、太陽電池モジュールを屋根パネルとして利用した場合について説明したが、たとえば外壁材など屋根パネル以外の用途にも利用することができる。
また、太陽電池モジュールの左右側端部に形成される凹部、突出部及び防水手段は、太陽電池1の裏面に接合される略同じ幅の寸法の金属プレート7により形成されているが、本発明はこれに限定されず、他の部材、例えば断熱支持材により凹部や突出部、防水手段等を構成することも可能であり、前記凹部及び突出部を、太陽電池の下面側の左右側端部において、互いに別部材で構成しても良い。
さらに、屋根本体10の幅方向両端部においては、太陽電池モジュールの幅方向一端部の凹部20又は突出部21に嵌合する突出部又は凹部を有した屋根用端部材を設けるようにすれば、屋根の幅方向全体の液密状態を確保することができる。
産業上の利用可能性
本発明の太陽電池モジュールは、左右の一側端に棟側から軒側に沿って延びる凹部が形成され、他側端に前記凹部に入り込む形状の突出部が形成され、前記突出部に、側方に隣接配置される太陽電池モジュールの対応する凹部に挿入された状態で、この突出部の上面に浸入した雨水が下面側に回り込むのを阻止する防水手段が設られるので、互いに隣接配置された太陽電池モジュールの隙間等から雨水が浸入しても、前記突出部の防水手段によって、当該取付け部材の下面側、すなわちモジュールの裏面側への雨水の回り込みが防止される。
これにより、左右幅方向に隣り合う屋根パネルの液密構造が確保され、モジュール間の雨仕舞いを実現できるだけでなく、隣り合うモジュールの端部間にシール部材を設ける工程を省略することができ、施工作業が容易になる。
前記防水手段が、前記取付け部材の突出端部を他の部分よりも上面側に高くした樋構造からなる場合は、隣り合う一対の太陽電池の左右幅方向の接合面間から雨水が入り込んでも、その雨水は、前記樋構造によってモジュール裏面側への回り込みを阻止され、当該上面に形成される通水溝に沿って軒側へ通水され、軒側に隣接配置される太陽電池モジュールの上面へスムーズに排出される。
前記防水手段として、前記取付け部材の突出端部を上面側にほぼU字状に折り曲げることにより前記樋構造を形成すれば、前記雨水の回り込みを阻止する機能がより向上する。
支持台の屋根本体に面する底部に複数の下駄材を配設し、且つ、各下駄材の厚みが、当該太陽電池モジュールを屋根本体のケラバ下地水切り上側に覆設するとき、これら下駄材で浮かされた支持台の底部が前記ケラバ下地水切りの返し部をつぶさないよう設定されたものでは、屋根本体上のケラバ下地水切りの上側に当該太陽電池モジュールを覆設する場合であっても、雨水を止水する返し部を潰すことなく、当該ケラバ下地水切りの通水部を通じて雨水をスムーズに排出させ、その機能を維持できる。
弾性を有する下駄材を支持台の底部に穿設したネジ孔の開口部を覆う位置に設けた場合は、前記下駄材が当該支持台を取付けネジや釘で屋根本体に固定する際、支持台の底部、ネジ孔、および屋根本体の下地シートと密着する防水シール材として機能し、従来から施工時に必要であった固定部のコーキング処理を省略できる。
下駄材に、段差を介した厚肉部を設け、該厚肉部にネジ孔の開口部を位置させた場合には、屋根本体に支持台を固定する際、これら厚肉部が屋根本体に圧着され、当該部位の面圧を増加させることで防水シール性がより向上する。
下駄材の底面における棟側の先端部位を滑面とすれば、各下駄材が支持台から外れることなく、下地シート上をスムーズに滑動し、当該太陽電池モジュールの軒側端部を前記支持台の取付け溝にスムーズに嵌め込むことが可能となり、施工効率の低下が防止される。
屋根本体上において、これら複数の太陽電池モジュールを配列設置した設置構造であって、前記支持台に、軒側に隣接配置される太陽電池モジュールの太陽電池の棟側端部を受け入れる取付け溝を形成するとともに、所定の長さに形成され、前記軒側に隣接配置される太陽電池モジュールの太陽電池の棟側端部に冠着されるガスケットを、前記支持台の取付け溝の内部に装着し、左右側方に互いに隣接配置される各太陽電池モジュールのガスケットにおける隣り合う端部の継ぎ目の部分を、これら太陽電池モジュールの軒側に隣接配置される太陽電池モジュールの突出部又は前記凹部に挿入される突出部の上面に対応して位置させたものでは、強い吹き降りの際、太陽電池の上面を棟側へ流れた雨水がガスケットの継ぎ目から内部(太陽電池の裏面側)に浸入しても、そこから上記突出部の上面に至り、それ以降、前記防水手段により下面側への回り込みが阻止されることになる。
前記取付け溝における、前記ガスケット端部の継ぎ目の部分が位置する部位に、これら継ぎ目をシールするためのシール部材を設けた場合は、当該継ぎ目からの雨水の浸入が阻止され、取付け部材の裏面側への雨水の回り込みがより一層確実に防止される。
前記シール部材を、隣り合う双方のガスケット端部によって、これらガスケットの長手方向に沿って圧縮される状態に設けた場合には、前記シール部材とガスケット端部とが密着し、シール性の向上により雨水の浸入がより確実に阻止される。また、このようにシール部材が圧縮状態にあれば、ガスケットが温度変化によって伸縮しても、上記シール部材が弾性的に伸縮するため、シール部材による継ぎ目部分のシール状態が損なわれることなく、隣り合うガスケットの継ぎ目の部分が当該シール部材によって確実にシールされることになる。
ガスケットを予め取付け溝に装着した上で、軒側の太陽電池モジュールを組み付ける設置方法によれば、隣り合うガスケットの端部間にシール部材を幅方向に圧縮させた状態で介在させることが容易となり、特に、前記取付け溝に予め装着されるシール部材の間に、これらシール部材の対向する側面間の間隔よりも大きな長さ寸法のガスケットを湾曲変形させて装着し、両端で前記シール部材をガスケットの長手方向に沿って圧縮してなるものでは、前記ガスケットによりシール部材を確実に圧縮できる。
左右側方に互いに隣接配置される太陽電池モジュールの両支持台にわたって、当該支持台間の隙間を隠蔽して雨水の浸入を防止する止水手段を設け、これら止水手段により各支持台を連結しておけば、強い吹き降りに際しても前記止水手段により太陽電池モジュール裏面側への多量の雨水の浸入が防止され、屋内への漏水や滞留した湿気による太陽電池モジュールの故障等が未然に回避される。
前記止水手段を、耐久性を有した金属製の構造材である止水金具より構成し、これにより該止水金具を通じて、各太陽電池モジュールの支持台を互いに電気的に接続しておけば、上記浸水防止の作用効果に加え、施工時や点検時の安全性も向上する。
止水金具は、その一端側のネジ止め部に、支持台に対して長手方向に沿ってスライド可能に仮止めされる長孔を設けるとともに、他端側のネジ止め部に、前記支持台に隣接した支持台において、緩めた取付けネジの軸部を受け入れる平面視Cの字状の開放孔が設けられ、前記開放孔に受け入れた取付けネジにより他端側のネジ止め部が固定された後、前記長孔を有する一端側のネジ止め部を固定するようにすれば、前記長孔で一方の支持台に仮止めされた当該止水金具をスライド移動させることで、前記緩めたネジにより他端を隣接した支持台に容易に固定することができ、作業性が著しく向上する。
一端側のネジ止め部近傍に、スライド時に作業者の指が係止される係止部を設けておけば、当該止水金具を支持台間に取り付ける際の作業性がより向上する。
ネジ止め部は、太陽電池を支持台に固定している取付けネジを用いて固定すれば、支持台に新たなネジ孔を設けたり専用の取付けネジを用意する必要がなく、便利である。
少なくとも1つの支持台を、アース機能を備えた止水金具により大地に接地すれば、上記安全性を確実に維持できる。
これら太陽電池モジュールの設置構造を有した発電機能付き屋根にあっては、左右側方に隣接する太陽電池モジュールの隙間から浸入した雨水やガスケットの隙間から浸入した雨水が、突出部の上面で阻止され、取付け部材下面側への回り込みが防止される。
また、支持台の隙間を隠蔽する止水手段により強い吹き降りに際しても太陽電池モジュール裏面側への多量の雨水の浸入が防止されるため、屋内への漏水や滞留した湿気による太陽電池モジュールの故障等を未然に回避でき、当該屋根の発電能力および信頼性が長期にわたって維持される。また、前記止水金具を用いたものでは、施工や点検作業を安全に行うことができる。
特に、アース機能を備えた止水金具により大地に接地させる場合、該止水金具の一端をケラバ下地水切りの上側に覆設される太陽電池モジュールの支持台に接続し、且つ、他端を前記ケラバ下地水切りに接続するようにすれば、屋根上にアース線を配線する必要がなく、コストを削減できるとともに施工する上でも好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の代表的実施形態における太陽電池モジュールの設置構造及び発電機能付き屋根を示す説明図、第2図は太陽電池モジュールの分解斜視図、第3図は太陽電池裏面に金属プレートを接合する封止テープ等の構造を示す説明図、第4図(a)は太陽電池モジュールの一側端に形成される凹部を示す要部の説明図、(b)は太陽電池モジュールの他側端に形成される突出部を示す要部の説明図、(c)は隣り合う太陽電池モジュールの凹部と突出部とを嵌合した状態を示す説明図、第5図(a)〜(c)はそれぞれ金属プレートの端部に形成される防水手段を示す要部の説明図、第6図は太陽電池モジュールを裏面側からみた斜視図、第7図は支持台の取付け溝に軒側の太陽電池の端部を装着した状態を示す要部の説明図、第8図は太陽電池モジュールをケラバ下地水切り上側に覆設した様子を示す説明図、第9図(a)は支持台に配設される下駄材を示す正面図、(b)は同じく下駄材を示す平面図、(c)は同じく下駄材を示す斜視図、第10図は屋根の上下方向に設置された太陽電池モジュールを示す説明図、第11図(a)は左右側方に互いに隣接配置された太陽電池モジュールの設置構造を示す一部破断斜視図、(b)はガスケットの継ぎ目が突出部の上面に形成される通水溝に対応して位置されている様子を示す設置構造の説明図、第12図はガスケットとシール部材の配置関係、並びにその寸法と間隔の関係を示す説明図、第13図は左右側方に隣接配置される太陽電池モジュールの両支持台を止水金具を用いて連結する様子を示す一部破断斜視図、第14図(a)は止水金具を示す正面図、(b)は同じく止水金具を示す平面図、(c)は同じく止水金具を示す斜視図、(d)は止水金具の変形例を示す斜視図、第15図は屋根本体上において全ての支持台を大地に接地させた太陽電池モジュールの連結体及び発電機能付き屋根を示す概念図、第16図は止水金具を用いて支持台をケラバ下地水切りに接続した状態を示す要部の斜視図、第17図は従来の建材一体型の太陽電池モジュールを屋根上に葺設する様子を示す説明図。

Claims (33)

  1. 屋根材を構成する太陽電池と、太陽電池の下面にその上面を接合して設けられる取付け部材と、弾性材料より形成され、前記取付け部材の下面にその上面を接合して設けられる裏受け用の断熱支持材と、前記取付け部材の下面の軒側端部に設けられ、前記太陽電池を屋根本体に固定する支持台とを備え、屋根本体上において複数が互いに隣接配置される一の太陽電池モジュールであって、
    前記支持台に、軒側に隣接配置される太陽電池モジュールの太陽電池の棟側端部を受け入れる取付け溝を形成するとともに、
    太陽電池モジュールの左右一側端に、前記取付け部材の一側端が臨む空隙であって、前記太陽電池の下面と断熱支持材の上面との間を棟側から軒側に沿って延びる空隙により凹部を形成し、
    太陽電池モジュールの他側端に、前記取付け部材の他側端となる部位であって、前記太陽電池及び断熱支持材よりも外方に突出する部位により前記凹部に入り込む形状の突出部を形成し、
    前記突出部に、側方に隣接配置される太陽電池モジュールの対応する凹部に挿入された状態で、この突出部の上面に浸入した雨水が下面側に回り込むのを阻止する防水手段を設けたことを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記防水手段は、前記取付け部材の突出端部を他の部分よりも上面側に高くした樋構造からなる請求項記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記防水手段は、前記取付け部材の突出端部を上面側にほぼU字状に折り曲げて前記樋構造を形成してなる請求項記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記支持台の屋根本体に面する底部に、複数の下駄材を配設してなり、且つ、各下駄材の厚みは、当該太陽電池モジュールを屋根本体のケラバ下地水切り上側に覆設するとき、これら下駄材で浮かされた支持台の底部が前記ケラバ下地水切りの返し部をつぶさないよう設定してなる請求項記載の太陽電池モジュール。
  5. 下駄材の厚みが、4〜5mmに設定されている請求項記載の太陽電池モジュール。
  6. 下駄材を、支持台底部に穿設したネジ孔の開口部を覆う位置に設けてなる請求項記載の太陽電池モジュール。
  7. 下駄材に、段差を介した厚肉部を設け、該厚肉部にネジ孔の開口部を位置させてなる請求項記載の太陽電池モジュール。
  8. 下駄材が、弾性を有する成形体である請求項記載の太陽電池モジュール。
  9. 下駄材が、JISA硬度50〜70である請求項記載の太陽電池モジュール。
  10. 下駄材が、EPDM或いはクロロプレンからなる請求項記載の太陽電池モジュール。
  11. 下駄材が、異型押出し成形品である請求項記載の太陽電池モジュール。
  12. 下駄材の底面における棟側の先端部位を、滑面となした請求項記載の太陽電池モジュール。
  13. 下駄材の底面における棟側の先端部位に片面粘着テープを張り付け、且つ、当該粘着テープの連続した残部を、支持台に張り付けてなる請求項12記載の太陽電池モジュール。
  14. 前記片面粘着テープが、滑り性を有する表面を備えた請求項13記載の太陽電池モジュール。
  15. 屋根本体上において複数の太陽電池モジュールを配列設置してなる太陽電池モジュールの設置構造であって、
    各太陽電池モジュールが、
    屋根材を構成する太陽電池と、太陽電池の下面にその上面を接合して設けられる取付け部材と、弾性材料より形成され、前記取付け部材の下面にその上面を接合して設けられる裏受け用の断熱支持材と、前記取付け部材の下面の軒側端部に設けられ、前記太陽電池を屋根本体に固定する支持台とを備え、
    前記支持台に、軒側に隣接配置される太陽電池モジュールの太陽電池の棟側端部を受け入れる取付け溝を形成するとともに、
    太陽電池モジュールの左右一側端に、前記取付け部材の一側端が臨む空隙であって、前記太陽電池の下面と断熱支持材の上面との間を棟側から軒側に沿って延びる空隙により凹部を形成し、
    太陽電池モジュールの他側端に、前記取付け部材の他側端となる部位であって、前記太陽電池及び断熱支持材よりも外方に突出する部位により前記凹部に入り込む形状の突出部を形成し、
    前記突出部に、側方に隣接配置される太陽電池モジュールの対応する凹部に挿入された状態で、この突出部の上面に浸入した雨水が下面側に回り込むのを阻止する防水手段を設けてなり、
    所定の長さに形成され、前記軒側に隣接配置される太陽電池モジュールの太陽電池の棟側端部に冠着されるガスケットを、前記支持台の取付け溝の内部に装着し、
    左右側方に互いに隣接配置される各太陽電池モジュールのガスケットにおける隣り合う端部の継ぎ目の部分を、これら太陽電池モジュールの軒側に隣接配置される太陽電池モジュールの突出部又は前記凹部に挿入される突出部の上面に対応して位置させたことを特徴とする太陽電池モジュールの設置構造。
  16. 前記取付け溝における、前記ガスケット端部の継ぎ目の部分が位置する部位に、これら継ぎ目をシールするためのシール部材を設けた請求項15記載の太陽電池モジュールの設置構造。
  17. 前記シール部材を、隣り合う双方のガスケット端部によって、これらガスケットの長手方向に沿って圧縮される状態に設けた請求項16記載の太陽電池モジュールの設置構造。
  18. 前記取付け溝に予め装着されるシール部材の間にガスケットを装着し、このガスケットに、軒側に隣接配置される太陽電池モジュールの太陽電池の棟側端部を挿着してなる請求項17記載の太陽電池モジュールの設置構造。
  19. 前記取付け溝に予め装着されるシール部材の間に、これらシール部材の対向する側面間の間隔よりも大きな長さ寸法のガスケットを湾曲変形させて装着し、両端で前記シール部材をガスケットの長手方向に沿って圧縮してなる請求項17又は18記載の太陽電池モジュールの設置構造。
  20. 左右側方に互いに隣接配置される太陽電池モジュールの両支持台にわたって、当該支持台間の隙間を隠蔽して雨水の浸入を防止する止水手段を設け、これら止水手段により各支持台を連結したことを特徴とする請求項15記載の太陽電池モジュールの設置構造。
  21. 止水手段を、耐久性を有した金属製の構造材である止水金具より構成し、これにより該止水金具を通じて、各太陽電池モジュールの支持台が互いに電気的に接続される請求項20記載の太陽電池モジュールの設置構造。
  22. 止水金具を、耐久性を有する金属製の板状構造材から構成し、その長手方向両端部に、それぞれ隣接した支持台に固定されるネジ止め部を設けた請求項21記載の太陽電池モジュールの設置構造。
  23. 止水金具の一端側のネジ止め部に、支持台に対して長手方向に沿ってスライド可能に仮止めされる長孔を設けるとともに、他端側のネジ止め部に、前記支持台に隣接した支持台において、緩めた取付けネジの軸部を受け入れる平面視Cの字状の開放孔が設けられ、前記開放孔に受け入れた取付けネジにより他端側のネジ止め部が固定された後、前記長孔を有する一端側のネジ止め部が固定される請求項22記載の太陽電池モジュールの設置構造。
  24. 止水金具の一端側のネジ止め部近傍に、スライド時に作業者の指が係止される係止部を設けてなる請求項23記載の太陽電池モジュールの設置構造。
  25. 止水金具を、その表面をカラー塗装又は化学発色したステンレス板から構成し、各ネジ止め部の取付けネジ固定位置にカラー塗装又は化学発色のない通電部を設けた請求項2224の何れか1項に記載の太陽電池モジュールの設置構造。
  26. ネジ止め部が、太陽電池を支持台に固定している取付けネジを用いて固定される請求項22記載の太陽電池モジュールの設置構造。
  27. 各支持台間の電気抵抗が、0.1Ω以下である請求項21記載の太陽電池モジュールの設置構造。
  28. 少なくとも1つの支持台を、アース機能を備えた止水金具により大地に接地してなる請求項21記載の太陽電池モジュールの設置構造。
  29. 前記防水手段は、前記取付け部材の突出端部を他の部分よりも上面側に高くした樋構造からなる請求項15記載の太陽電池モジュールの設置構造。
  30. 前記防水手段は、前記取付け部材の突出端部を上面側にほぼU字状に折り曲げて前記樋構造を形成してなる請求項29記載の太陽電池モジュールの設置構造。
  31. 前記支持台の屋根本体に面する底部に、複数の下駄材を配設してなり、且つ、各下駄材の厚みは、当該太陽電池モジュールを屋根本体のケラバ下地水切り上側に覆設するとき、これら下駄材で浮かされた支持台の底部が前記ケラバ下地水切りの返し部をつぶさないよう設定してなる請求項15記載の太陽電池モジュールの設置構造。
  32. 請求項1531の何れか1項に記載の太陽電池モジュールの設置構造を有した発電機能付き屋根。
  33. 請求項28記載の太陽電池モジュールの設置構造を有した発電機能付き屋根であって、アース機能を備えた止水金具は、その一端を、ケラバ下地水切りの上側に覆設される太陽電池モジュールの支持台に接続し、他端を、前記ケラバ下地水切りに接続してなる発電機能付き屋根。
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